JP6765357B2 - 走行制御装置、走行制御方法およびプログラム - Google Patents

走行制御装置、走行制御方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、他の車両の挙動に応じて自車両の走行を制御する走行制御装置、走行制御方法およびプログラムに関する。
従来、車車間通信により、他車両の存在をドライバに報知する技術が知られている。特許文献1には、自車両と衝突する可能性があると判定された他車両の存在を報知した後、その他車両との衝突を回避するための運転操作が行われるまでは、検出された他車両の存在を報知する情報を第1の報知レベルで出力させ、衝突を回避する運転操作が行われた後、その情報を第1の報知レベルよりも高い第2の報知レベルで出力させることが記載されている。また、特許文献1では、衝突を回避する運転操作として、アクセル開度の減少、自車両のブレーキ操作が記載されている。
特開2016−110199号公報
しかしながら、特許文献1では、自車両の存在により生じる死角領域に起因して、他車両がまた別の他車両と接触してしまう状況を回避することについては言及されていない。
本発明は、自車両に接近する移動物が、自車両の存在により生じる死角領域に起因して、他車両に接触する可能性を低減させる走行制御装置、走行制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明に係る走行制御装置は、車両の走行を制御する走行制御装置であって、車両の外界情報を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記車両の外界情報に基づいて、前記車両の縦方向および横方向の移動を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記車両が交差点付近に位置し、且つ、前記取得手段により取得された前記車両の外界情報に基づいて、前記車両が走行する車線上で前記車両の側方、且つ後方に位置する移動物と、前記車両に対する対向右折車両と交差車両の少なくともいずれかと、が存在すると認識された場合、前記移動物と、前記対向右折車両と前記交差車両の少なくともいずれかと、の接触の可能性を判定し、該判定の結果に基づいて、前記車両の横方向の移動の制御を異ならせ、前記車両の横方向は、前記車両が走行する車線の路側帯への方向を含む、ことを特徴とする。
また、本発明に係る走行制御方法は、車両の走行を制御する走行制御装置において実行される走行制御方法であって、車両の外界情報を取得する取得工程と、前記取得工程において取得された前記車両の外界情報に基づいて、前記車両の縦方向および横方向の移動を制御する制御工程と、を有し、前記制御工程は、前記車両が交差点付近に位置し、且つ、前記取得工程において取得された前記車両の外界情報に基づいて、前記車両が走行する車線上で前記車両の側方、且つ後方に位置する移動物と、前記車両に対する対向右折車両と交差車両の少なくともいずれかと、が存在すると認識された場合、前記移動物と、前記対向右折車両と前記交差車両の少なくともいずれかと、の接触の可能性を判定し、該判定の結果に基づいて、前記車両の横方向の移動の制御を異ならせ、前記車両の横方向は、前記車両が走行する車線の路側帯への方向を含む、ことを特徴とする。
本発明によれば、自車両に接近する移動物が、自車両の存在により生じる死角領域に起因して、他車両に接触する可能性を低減させることができる。
車両用制御システムのブロック図である。 車両用制御システムのブロック図である。 車両用制御システムのブロック図である。 アクチュエータの制御までのブロック構成を示す図である。 アクチュエータの制御までの処理を示すフローチャートである。 条件判定の処理を示すフローチャートである。 リスク判定の処理を示すフローチャートである。 オフセット走行を説明するための図である。
[第1の実施形態]
図1〜図3は、本実施形態における車両用制御システム1のブロック図である。制御システム1は、車両Vを制御する。図1および図2において、車両Vはその概略が平面図と側面図とで示されている。車両Vは一例としてセダンタイプの四輪の乗用車である。制御システム1は、制御装置1Aと制御装置1Bとを含む。図1は制御装置1Aを示すブロック図であり、図2は制御装置1Bを示すブロック図である。図3は主に、制御装置1Aと制御装置1Bとの間の通信回線ならびに電源の構成を示している。
制御装置1Aと制御装置1Bとは、車両Vが実現する一部の機能を多重化ないし冗長化したものである。これによりシステムの信頼性を向上することができる。制御装置1Aは、例えば、自動運転制御や、手動運転における通常の動作制御の他、危険回避等に関わる走行支援制御も行う。制御装置1Bは、主に危険回避等に関わる走行支援制御を司る。走行支援のことを運転支援と呼ぶ場合がある。制御装置1Aと制御装置1Bとで機能を冗長化しつつ、異なる制御処理を行わせることで、制御処理の分散化を図りつつ、信頼性を向上できる。
本実施形態の車両Vはパラレル方式のハイブリッド車両であり、図2には、車両Vの駆動輪を回転させる駆動力を出力するパワープラント50の構成が模式的に図示されている。パワープラント50は、内燃機関EG、モータMおよび自動変速機TMを有している。モータMは、車両Vを加速させる駆動源として利用可能であると共に減速時等において発電機としても利用可能である(回生制動)。
<制御装置1A>
図1を参照して制御装置1Aの構成について説明する。制御装置1Aは、ECU群(制御ユニット群)2Aを含む。ECU群2Aは、複数のECU20A〜29Aを含む。各ECUは、CPUに代表されるプロセッサ、半導体メモリ等の記憶デバイス、外部デバイスとのインタフェース等を含む。記憶デバイスには、プロセッサが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。各ECUはプロセッサ、記憶デバイスおよびインタフェース等を複数備えていてもよい。なお、ECUの数や、担当する機能については適宜設計可能であり、本実施形態よりも細分化したり、あるいは、統合することが可能である。なお、図1および図3においては、ECU20A〜29Aの代表的な機能の名称を付している。例えば、ECU20Aには「自動運転ECU」と記載している。
ECU20Aは、車両Vの走行制御として自動運転に関わる制御を実行する。自動運転においては車両Vの駆動(パワープラント50による車両Vの加速等)、操舵または制動の少なくとも一つを、運転者の運転操作に依らず自動的に行う。本実施形態では、駆動、操舵および制動を自動的に行う場合も含む。
ECU21Aは、車両Vの周囲状況を検知する検知ユニット31A、32Aの検知結果に基づいて、車両Vの走行環境を認識する環境認識ユニットである。ECU21Aは、周辺環境情報として物標データを生成する。
本実施形態の場合、検知ユニット31Aは、撮像により車両Vの周囲の物体を検知する撮像デバイス(以下、カメラ31Aと表記する場合がある。)である。カメラ31Aは、車両Vの前方を撮影可能なように、車両Vのルーフ前部に設けられている。カメラ31Aが撮影した画像の解析により、物標の輪郭抽出や、道路上の車線の区画線(白線等)を抽出可能である。
本実施形態の場合、検知ユニット32Aは、光により車両Vの周囲の物体を検知するライダ(LIDAR: Light Detection and Ranging)(レーザレーダ)であり(以下、ライダ32Aと表記する場合がある)、車両Vの周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距する。本実施形態の場合、ライダ32Aは、5つ設けられており、車両Vの前部の各隅部に1つずつ、後部中央に1つ、後部各側方に1つずつ設けられている。ライダ32Aの数や配置は、適宜選択可能である。
ECU29Aは、検知ユニット31Aの検知結果に基づいて、車両Vの走行制御として走行支援(換言すると運転支援)に関わる制御を実行する走行支援ユニットである。
ECU22Aは、電動パワーステアリング装置41Aを制御する操舵制御ユニットである。電動パワーステアリング装置41Aは、ステアリングホイールSTに対する運転者の運転操作(操舵操作)に応じて前輪を操舵する機構を含む。電動パワーステアリング装置41Aは、操舵操作をアシストしたり、あるいは、前輪を自動操舵するための駆動力を発揮するモータや、モータの回転量を検知するセンサや、運転者が負担する操舵トルクを検知するトルクセンサ等を含む。
ECU23Aは、油圧装置42Aを制御する制動制御ユニットである。ブレーキペダルBPに対する運転者の制動操作はブレーキマスタシリンダBMにおいて液圧に変換されて油圧装置42Aに伝達される。油圧装置42Aは、ブレーキマスタシリンダBMから伝達された液圧に基づいて、四輪にそれぞれ設けられたブレーキ装置(例えばディスクブレーキ装置)51に供給する作動油の液圧を制御可能なアクチュエータであり、ECU23Aは、油圧装置42Aが備える電磁弁等の駆動制御を行う。本実施形態の場合、ECU23Aおよび油圧装置23Aは、電動サーボブレーキを構成し、ECU23Aは、例えば、4つのブレーキ装置51による制動力と、モータMの回生制動による制動力との配分を制御する。
ECU24Aは、自動変速機TMに設けられている電動パーキングロック装置50aを制御する停止維持制御ユニットである。電動パーキングロック装置50aは、主としてPレンジ(パーキングレンジ)選択時に自動変速機TMの内部機構をロックする機構を備える。ECU24Aは、電動パーキングロック装置50aによるロックおよびロック解除を制御可能である。
ECU25Aは、車内に情報を報知する情報出力装置43Aを制御する車内報知制御ユニットである。情報出力装置43Aは、例えばヘッドアップディスプレイ等の表示装置や音声出力装置を含む。更に、振動装置を含んでもよい。ECU25Aは、例えば、車速や外気温等の各種情報や、経路案内等の情報を情報出力装置43Aに出力させる。
ECU26Aは、車外に情報を報知する情報出力装置44Aを制御する車外報知制御ユニットである。本実施形態の場合、情報出力装置44Aは、方向指示器(ハザードランプ)であり、ECU26Aは、方向指示器として情報出力装置44Aの点滅制御を行うことで車外に対して車両Vの進行方向を報知し、また、ハザードランプとして情報出力装置44Aの点滅制御を行うことで車外に対して車両Vへの注意力を高めることができる。
ECU27Aは、パワープラント50を制御する駆動制御ユニットである。本実施形態では、パワープラント50にECU27Aを一つ割り当てているが、内燃機関EG、モータMおよび自動変速機TMのそれぞれにECUを一つずつ割り当ててもよい。ECU27Aは、例えば、アクセルペダルAPに設けた操作検知センサ34aやブレーキペダルBPに設けた操作検知センサ34bにより検知した運転者の運転操作や車速等に対応して、内燃機関EGやモータMの出力を制御したり、自動変速機TMの変速段を切り替える。なお、自動変速機TMには、車両Vの走行状態を検知するセンサとして、自動変速機TMの出力軸の回転数を検知する回転数センサ39が設けられている。車両Vの車速は、回転数センサ39の検知結果から演算可能である。
ECU28Aは、車両Vの現在位置や進路を認識する位置認識ユニットである。ECU28Aは、ジャイロセンサ33A、GPSセンサ28b、通信装置28cの制御および検知結果あるいは通信結果の情報処理を行う。ジャイロセンサ33Aは、車両Vの回転運動を検知する。ジャイロセンサ33の検知結果等により車両Vの進路を判定することができる。GPSセンサ28bは、車両Vの現在位置を検知する。通信装置28cは、地図情報や交通情報を提供するサーバと無線通信を行い、これらの情報を取得する。データベース28aには、高精度の地図情報を格納することができ、ECU28Aは、この地図情報等に基づいて、車線上の車両Vの位置をより高精度に特定可能である。また、通信装置28cは、車車間通信や路車間通信にも用いられ、例えば他の車両の情報を取得可能である。
入力装置45Aは、運転者が操作可能に車内に配置され、運転者からの指示や情報の入力を受け付ける。
<制御装置1B>
図2を参照して制御装置1Bの構成について説明する。制御装置1Bは、ECU群(制御ユニット群)2Bを含む。ECU群2Bは、複数のECU21B〜25Bを含む。各ECUは、CPUやGPUに代表されるプロセッサ、半導体メモリ等の記憶デバイス、外部デバイスとのインタフェース等を含む。記憶デバイスにはプロセッサが実行するプログラムやプロセッサが処理に使用するデータ等が格納される。各ECUはプロセッサ、記憶デバイスおよびインタフェース等を複数備えていてもよい。なお、ECUの数や、担当する機能については適宜設計可能であり、本実施形態よりも細分化したり、あるいは、統合することが可能である。なお、ECU群2Aと同様、図2および図3においてはECU21B〜25Bの代表的な機能の名称を付している。
ECU21Bは、車両Vの周囲状況を検知する検知ユニット31B、32Bの検知結果に基づいて、車両Vの走行環境を認識する環境認識ユニットであると共に、車両Vの走行制御として走行支援(換言すると運転支援)に関わる制御を実行する走行支援ユニットである。ECU21Bは、周辺環境情報として物標データを生成する。
なお、本実施形態では、ECU21Bが環境認識機能と走行支援機能とを有する構成としたが、制御装置1AのECU21AとECU29Aのように、機能毎にECUを設けてもよい。逆に、制御装置1Aにおいて、ECU21Bのように、ECU21AとECU29Aの機能を一つのECUで実現する構成であってもよい。
本実施形態の場合、検知ユニット31Bは、撮像により車両Vの周囲の物体を検知する撮像デバイス(以下、カメラ31Bと表記する場合がある。)である。カメラ31Bは、車両Vの前方を撮影可能なように、車両Vのルーフ前部に設けられている。カメラ31Bが撮影した画像の解析により、物標の輪郭抽出や、道路上の車線の区画線(白線等)を抽出可能である。本実施形態の場合、検知ユニット32Bは、電波により車両Vの周囲の物体を検知するミリ波レーダであり(以下、レーダ32Bと表記する場合がある)、車両Vの周囲の物標を検知したり、物標との距離を測距する。本実施形態の場合、レーダ32Bは5つ設けられており、車両Vの前部中央に1つ、前部各隅部に1つずつ、後部各隅部に一つずつ設けられている。レーダ32Bの数や配置は、適宜選択可能である。
ECU22Bは、電動パワーステアリング装置41Bを制御する操舵制御ユニットである。電動パワーステアリング装置41Bは、ステアリングホイールSTに対する運転者の運転操作(操舵操作)に応じて前輪を操舵する機構を含む。電動パワーステアリング装置41Bは、操舵操作をアシストしたり、あるいは、前輪を自動操舵するための駆動力を発揮するモータや、モータの回転量を検知するセンサや、運転者が負担する操舵トルクを検知するトルクセンサ等を含む。また、ECU22Bには、後述する通信回線L2を介して操舵角センサ37が電気的に接続されており、操舵角センサ37の検知結果に基づいて電動パワーステアリング装置41Bを制御可能である。ECU22Bは、運転者がステアリングハンドルSTを把持しているか否かを検知するセンサ36の検知結果を取得可能であり、運転者の把持状態を監視することができる。
ECU23Bは、油圧装置42Bを制御する制動制御ユニットである。ブレーキペダルBPに対する運転者の制動操作は、ブレーキマスタシリンダBMにおいて液圧に変換されて油圧装置42Bに伝達される。油圧装置42Bは、ブレーキマスタシリンダBMから伝達された液圧に基づいて、各車輪のブレーキ装置51に供給する作動油の液圧を制御可能なアクチュエータであり、ECU23Bは、油圧装置42Bが備える電磁弁等の駆動制御を行う。
本実施形態の場合、ECU23Bおよび油圧装置23Bには、四輪それぞれに設けられた車輪速センサ38、ヨーレートセンサ33B、ブレーキマスタシリンダBM内の圧力を検知する圧力センサ35が電気的に接続され、これらの検知結果に基づき、ABS機能、トラクションコントロールおよび車両Vの姿勢制御機能を実現する。例えば、ECU23Bは、四輪それぞれに設けられた車輪速センサ38の検知結果に基づき各車輪の制動力を調整し、各車輪の滑走を抑制する。また、ヨーレートセンサ33Bが検知した車両Vの鉛直軸回りの回転角速度に基づき各車輪の制動力を調整し、車両Vの急激な姿勢変化を抑制する。
また、ECU23Bは、車外に情報を報知する情報出力装置43Bを制御する車外報知制御ユニットとしても機能する。本実施形態の場合、情報出力装置43Bは、ブレーキランプであり、制動時等にECU23Bは、ブレーキランプを点灯可能である。これにより後続車に対して車両Vへの注意力を高めることができる。
ECU24Bは、後輪に設けられている電動パーキングブレーキ装置(例えばドラムブレーキ)52を制御する停止維持制御ユニットである。電動パーキングブレーキ装置52は、後輪をロックする機構を備える。ECU24Bは、電動パーキングブレーキ装置52による後輪のロックおよびロック解除を制御可能である。
ECU25Bは、車内に情報を報知する情報出力装置44Bを制御する車内報知制御ユニットである。本実施形態の場合、情報出力装置44Bは、インストルメントパネルに配置される表示装置を含む。ECU25Bは、情報出力装置44Bに車速、燃費等の各種の情報を出力させることが可能である。
入力装置45Bは、運転者が操作可能に車内に配置され、運転者からの指示や情報の入力を受け付ける。
<通信回線>
ECU間を通信可能に接続する、制御システム1の通信回線の例について図3を参照して説明する。制御システム1は、有線の通信回線L1〜L7を含む。通信回線L1には、制御装置1Aの各ECU20A〜27A、29Aが接続されている。なお、ECU28Aも通信回線L1に接続されてもよい。
通信回線L2には、制御装置1Bの各ECU21B〜25Bが接続されている。また、制御装置1AのECU20Aも通信回線L2に接続されている。通信回線L3は、ECU20AとECU21Aを接続する。通信回線L5は、ECU20A、ECU21AおよびECU28Aを接続する。通信回線L6は、ECU29AとECU21Aを接続する。通信回線L7は、ECU29AとECU20Aを接続する。
通信回線L1〜L7のプロトコルは同じであっても異なっていてもよいが、通信速度、通信量や耐久性等、通信環境に応じて異ならせてもよい。例えば、通信回線L3およびL4は、通信速度の点でEthernet(登録商標)であってもよい。例えば、通信回線L1、L2、L5〜L7は、CANであってもよい。
制御装置1Aは、ゲートウェイGWを備えている。ゲートウェイGWは、通信回線L1と通信回線L2を中継する。このため、例えば、ECU21Bは、通信回線L2、ゲートウェイGWおよび通信回線L1を介してECU27Aに制御指令を出力可能である。
<電源>
制御システム1の電源について図3を参照して説明する。制御システム1は、大容量バッテリ6と、電源7Aと、電源7Bとを含む。大容量バッテリ6は、モータMの駆動用バッテリであると共に、モータMにより充電されるバッテリである。
電源7Aは、制御装置1Aに電力を供給する電源であり、電源回路71Aとバッテリ72Aとを含む。電源回路71Aは、大容量バッテリ6の電力を制御装置1Aに供給する回路であり、例えば、大容量バッテリ6の出力電圧(例えば190V)を、基準電圧(例えば12V)に降圧する。バッテリ72Aは、例えば12Vの鉛バッテリである。バッテリ72Aを設けたことにより、大容量バッテリ6や電源回路71Aの電力供給が遮断あるいは低下した場合であっても、制御装置1Aに電力の供給を行うことができる。
電源7Bは、制御装置1Bに電力を供給する電源であり、電源回路71Bとバッテリ72Bとを含む。電源回路71Bは、電源回路71Aと同様の回路であり、大容量バッテリ6の電力を制御装置1Bに供給する回路である。バッテリ72Bは、バッテリ72Aと同様のバッテリであり、例えば12Vの鉛バッテリである。バッテリ72Bを設けたことにより、大容量バッテリ6や電源回路71Bの電力供給が遮断あるいは低下した場合であっても、制御装置1Bに電力の供給を行うことができる。
<冗長化>
制御装置1Aと、制御装置1Bとが有する機能の共通性について説明する。同一機能を冗長化することで制御システム1の信頼性を向上できる。また、冗長化した一部の機能については、全く同じ機能を多重化したのではなく、異なる機能を発揮する。これは機能の冗長化によるコストアップを抑制する。
[アクチュエータ系]
〇操舵
制御装置1Aは、電動パワーステアリング装置41Aおよびこれを制御するECU22Aを有している。制御装置1Bもまた、電動パワーステアリング装置41Bおよびこれを制御するECU22Bを有している。
〇制動
制御装置1Aは、油圧装置42Aおよびこれを制御するECU23Aを有している。制御装置1Bは、油圧装置42Bおよびこれを制御するECU23Bを有している。これらは、いずれも車両Vの制動に利用可能である。一方、制御装置1Aの制動機構は、ブレーキ装置51による制動力と、モータMの回生制動による制動力との配分を主要な機能としたものであるのに対し、制御装置1Bの制動機構は、姿勢制御等を主要な機能としたものである。両者は制動という点では共通するものの、互いに異なる機能を発揮する。
〇停止維持
制御装置1Aは、電動パーキングロック装置50aおよびこれを制御するECU24Aを有している。制御装置1Bは、電動パーキングブレーキ装置52およびこれを制御するECU24Bを有している。これらはいずれも車両Vの停車を維持することに利用可能である。一方、電動パーキングロック装置50aは、自動変速機TMのPレンジ選択時に機能する装置であるのに対し、電動パーキングブレーキ装置52は、後輪をロックするものである。両者は車両Vの停止維持という点では共通するものの、互いに異なる機能を発揮する。
〇車内報知
制御装置1Aは、情報出力装置43Aおよびこれを制御するECU25Aを有している。制御装置1Bは、情報出力装置44Bおよびこれを制御するECU25Bを有している。これらは、いずれも運転者に情報を報知することに利用可能である。一方、情報出力装置43Aは、例えばヘッドアップディスプレイであり、情報出力装置44Bは、計器類などの表示装置である。両者は車内報知という点では共通するものの、互いに異なる表示装置を採用可能である。
〇車外報知
制御装置1Aは、情報出力装置44Aおよびこれを制御するECU26Aを有している。制御装置1Bは、情報出力装置43Bおよびこれを制御するECU23Bを有している。これらはいずれも車外に情報を報知することに利用可能である。一方、情報出力装置43Aは、方向指示器(ハザードランプ)であり、情報出力装置44Bは、ブレーキランプである。両者は車外報知という点では共通するものの、互いに異なる機能を発揮する。
〇相違点
制御装置1Aは、パワープラント50を制御するECU27Aを有しているのに対し、制御装置1Bは、パワープラント50を制御する独自のECUは有していない。本実施形態の場合、制御装置1Aおよび1Bのいずれも、単独で、操舵、制動、停止維持が可能であり、制御装置1Aまたは制御装置1Bのいずれか一方が性能低下あるいは電源遮断もしくは通信遮断された場合であっても、車線の逸脱を抑制しつつ、減速して停止状態を維持することが可能である。また、上記のとおり、ECU21Bは、通信回線L2、ゲートウェイGWおよび通信回線L1を介してECU27Aに制御指令を出力可能であり、ECU21Bは、パワープラント50を制御することも可能である。制御装置1Bがパワープラント50を制御する独自のECUを備えないことで、コストアップを抑制することができるが、備えていてもよい。
[センサ系]
〇周囲状況の検知
制御装置1Aは、検知ユニット31Aおよび32Aを有している。制御装置1Bは、検知ユニット31Bおよび32Bを有している。これらはいずれも車両Vの走行環境の認識に利用可能である。一方、検知ユニット32Aはライダであり、検知ユニット32Bはレーダである。ライダは、一般に形状の検知に有利である。また、レーダは、一般にライダよりもコスト面で有利である。特性が異なるこれらのセンサを併用することで、物標の認識性能の向上やコスト削減を図ることができる。検知ユニット31A、31Bは共にカメラであるが、特性が異なるカメラを用いてもよい。例えば、一方が他方よりも高解像度のカメラであってもよい。また、画角が互いに異なっていてもよい。
制御装置1Aと制御装置1Bとの比較でいうと、検知ユニット31Aおよび32Aは、検知ユニット31Bおよび32Bと検知特性が異なってもよい。本実施形態の場合、検知ユニット32Aはライダであり、一般に、レーダ(検知ユニット32B)よりも物標のエッジの検知性能が高い。また、レーダにおいては、ライダに対して一般に、相対速度検出精度や対候性に優れる。
また、カメラ31Aをカメラ31Bよりも高解像度のカメラとすれば、検知ユニット31Aおよび32Aの方が検知ユニット31Bおよび32Bよりも検知性能が高くなる。これらの検知特性およびコストが異なるセンサを複数組み合わせることで、システム全体で考えた場合にコストメリットが得られる場合がある。また、検知特性の異なるセンサを組み合わせることで、同一センサを冗長させる場合よりも検出漏れや誤検出を低減することもできる。
〇車速
制御装置1Aは、回転数センサ39を有している。制御装置1Bは、車輪速センサ38を有している。これらはいずれも車速を検知することに利用可能である。一方、回転数センサ39は、自動変速機TMの出力軸の回転速度を検知するものであり、車輪速センサ38は、車輪の回転速度を検知するものである。両者は車速が検知可能という点では共通するものの、互いに検知対象が異なるセンサである。
〇ヨーレート
制御装置1Aは、ジャイロ33Aを有している。制御装置1Bは、ヨーレートセンサ33Bを有している。これらはいずれも車両Vの鉛直軸周りの角速度を検知することに利用可能である。一方、ジャイロ33Aは、車両Vの進路判定に利用するものであり、ヨーレートセンサ33Bは、車両Vの姿勢制御等に利用するものである。両者は車両Vの角速度が検知可能という点では共通するものの、互いに利用目的が異なるセンサである。
〇操舵角および操舵トルク
制御装置1Aは、電動パワーステアリング装置41Aのモータの回転量を検知するセンサを有している。制御装置1Bは操舵角センサ37を有している。これらはいずれも前輪の操舵角を検知することに利用可能である。制御装置1Aにおいては、操舵角センサ37については増設せずに、電動パワーステアリング装置41Aのモータの回転量を検知するセンサを利用することでコストアップを抑制できる。尤も、操舵角センサ37を増設して制御装置1Aにも設けてもよい。
また、電動パワーステアリング装置41A、41Bがいずれもトルクセンサを含むことで、制御装置1A、1Bのいずれにおいても操舵トルクを認識可能である。
〇制動操作量
制御装置1Aは、操作検知センサ34bを有している。制御装置1Bは、圧力センサ35を有している。これらはいずれも、運転者の制動操作量を検知することに利用可能である。一方、操作検知センサ34bは、4つのブレーキ装置51による制動力と、モータMの回生制動による制動力との配分を制御するために用いられ、圧力センサ35は、姿勢制御等に用いられる。両者は制動操作量を検知する点で共通するものの、互いに利用目的が異なるセンサである。
[電源]
制御装置1Aは、電源7Aから電力の供給を受け、制御装置1Bは、電源7Bから電力の供給を受ける。電源7Aまたは電源7Bのいずれかの電力供給が遮断あるいは低下した場合でも、制御装置1Aまたは制御装置1Bのいずれか一方には電力が供給されるので、電源をより確実に確保して制御システム1の信頼性を向上することができる。電源7Aの電力供給が遮断あるいは低下した場合、制御装置1Aに設けたゲートウェイGWが介在したECU間の通信は困難となる。しかし、制御装置1Bにおいて、ECU21Bは、通信回線L2を介してECU22B〜24B、44Bと通信可能である。
[制御装置1A内での冗長化]
制御装置1Aは、自動運転制御を行うECU20Aと、走行支援制御を行うECU29Aとを備えており、走行制御を行う制御ユニットを二つ備えている。
<制御機能の例>
制御装置1Aまたは1Bで実行可能な制御機能は、車両Vの駆動、制動、操舵の制御に関わる走行関連機能と、運転者に対する情報の報知に関わる報知機能と、を含む。
走行関連機能としては、例えば、車線維持制御、車線逸脱抑制制御(路外逸脱抑制制御)、車線変更制御、前走車追従制御、衝突軽減ブレーキ制御、誤発進抑制制御を挙げることができる。報知機能としては、隣接車両報知制御、前走車発進報知制御を挙げることができる。
車線維持制御とは、車線に対する車両の位置の制御の一つであり、車線内に設定した走行軌道上で車両を自動的に(運転者の運転操作によらずに)走行させる制御である。車線逸脱抑制制御とは、車線に対する車両の位置の制御の一つであり、白線または中央分離帯を検知し、車両が線を超えないように自動的に操舵を行うものである。車線逸脱抑制制御と車線維持制御とはこのように機能が異なっている。
車線変更制御とは、車両が走行中の車線から隣接車線へ車両を自動的に移動させる制御である。前走車追従制御とは、自車両の前方を走行する他車両に自動的に追従する制御である。衝突軽減ブレーキ制御とは、車両の前方の障害物との衝突可能性が高まった場合に、自動的に制動して衝突回避を支援する制御である。誤発進抑制制御は、車両の停止状態で運転者による加速操作が所定量以上の場合に、車両の加速を制限する制御であり、急発進を抑制する。
隣接車両報知制御とは、自車両の走行車線に隣接する隣接車線を走行する他車両の存在を運転者に報知する制御であり、例えば、自車両の側方、後方を走行する他車両の存在を報知する。前走車発進報知制御とは、自車両およびその前方の他車両が停止状態にあり、前方の他車両が発進したことを報知する制御である。これらの報知は、上述した車内報知デバイス(情報出力装置43A、情報出力装置44B)により行うことができる。
ECU20A、ECU29AおよびECU21Bは、これらの制御機能を分担して実行することができる。どの制御機能をどのECUに割り当てるかは適宜選択可能である。
図4は、車両Vにおいて、外界情報の取得からアクチュエータの制御までのブロック構成を示す図である。図4のブロック401は、例えば、図1のECU21Aにより実現される。ブロック401は、車両Vの外界情報を取得する。ここで、外界情報とは、例えば、車両Vに搭載された検知ユニット31A、32A、32A、32B(カメラ、レーダ、ライダ)により取得された画像情報や検知情報である。若しくは、外界情報は、車車間通信や路車間通信により取得される場合もある。ブロック401は、ガードレールや分離帯等の障害物や標識等を認識し、その認識結果をブロック402及びブロック408に出力する。ブロック408は、例えば、図1のECU29Aにより実現され、ブロック401により認識された障害物、歩行者、他車両等の情報に基づき、最適経路判断の上でのリスクポテンシャルを算出し、その算出結果をブロック402に出力する。
ブロック402は、例えば、図1のECU29Aにより実現される。ブロック402は、外界情報の認識結果、速度や加速度等の車両運動情報、ドライバ409からの操作情報(操舵量やアクセル量等)に基づいて最適経路を判断する。その際、走行モデル405やリスク回避モデル406が考慮される。走行モデル405やリスク回避モデル406は、例えば、予めエキスパートドライバによるテスト走行によりサーバに収集されたプローブデータに基づき、学習の結果、生成された走行モデルである。特に、走行モデル405は、カーブや交差点等の各シーンについて生成されたモデルであり、リスク回避モデル406は、例えば、先行車両の急ブレーキ予測や、歩行者等の移動物の移動予測のモデルである。サーバで生成された走行モデルやリスク回避モデルは、車両Vに走行モデル405やリスク回避モデル406として実装される。車両Vにおいて自動運転支援システムを構成する場合には、ブロック402は、ドライバ409からの操作情報と目標値とに基づいて支援量を決定し、その支援量をブロック403に送信する。
ブロック403は、例えば、図1のECU22A、23A、24A、27Aにより実現される。例えば、ブロック402で判断された最適経路や支援量に基づいて、アクチュエータの制御量を決定する。アクチュエータ404は、操舵、制動、停止維持、車内報知、車外報知のシステムを含む。ブロック407は、ドライバ409とのインタフェースであるHMI(ヒューマンマシンインタフェース)であり、入力装置45Aや45Bとして実現される。ブロック407では、例えば、自動運転モードとドライバ運転モードとの切り替えの通知や、車両Vが上述のエキスパートドライバにより運転される場合にはプローブデータの送信に際してのドライバからのコメントを受け付ける。
図5は、アクチュエータ制御までの処理を示すフローチャートである。S101において、ブロック401は、車両Vの外界情報を取得する。ここで、車両Vの外界情報は、例えば、検知ユニット31A、32A、32A、32B(カメラ、レーダ、ライダ)や、車車間通信や路車間通信により取得されるものが含まれる。S102において、ブロック401は、ガードレールや分離帯等の障害物や標識等、外界環境を認識し、その認識結果をブロック402及びブロック408に出力する。また、S103において、ブロック402は、アクチュエータ404から車両運動情報を取得する。
S104において、ブロック402は、ブロック401の認識結果およびGPS位置情報に基づいて、自車両が特定シーンに位置するか否かを判定する。ここで、特定シーンとは、十字路や三叉路、T字路などの複数の道路が交差する場所に接近した状況をいう。例えば、ブロック401により、はみ出し禁止を表す白線実線を認識した場合、その白線実線の曲がりによって、複数の道路が交差する場所を認識するようにしても良い。若しくは、標識や路面標示を認識することによって、複数の道路が交差する場所を認識するようにしても良い。S104で自車両が特定シーンに位置すると判定された場合、S105へ進み、自車両が特定シーンに位置しないと判定された場合は、S110へ進む。
S110において、ブロック402は、各取得した情報と走行モデル405及びリスク回避モデル406とに基づいて、最適経路を判断する。例えば、車両Vに自動運転支援システムが構成されている場合には、ドライバ409からの操作情報に基づいて支援量を決定する。その後、図5の処理を終了し、ブロック402は、S110で判断された最適経路に基づいて、アクチュエータ404を制御する。
S105において、ブロック402は、ブロック401の認識結果に基づいて、自車両後方若しくは側方に移動物を認識しているか否かを判定する。ここで、移動物とは、例えば、歩行者や自動二輪車、自転車であり、図8の移動物802に対応する。S105で移動物を認識していないと判定された場合、S111へ進み、移動物を認識していると判定された場合、S106へ進む。
S111において、ブロック402は、各取得した情報と走行モデル405及びリスク回避モデル406とに基づいて、最適経路を判断する。S111では、例えば、ブロック402は、交差点の停止線を目標位置として減速、停止させるためのアクチュエータ制御量を決定する。その後、図5の処理を終了し、ブロック402は、S111で判断された最適経路に基づいて、アクチュエータ404を制御する。
S106において、ブロック402は、ブロック401の認識結果に基づいて、移動物との距離を測定する。距離の測定は、例えば、車両Vに搭載された検知ユニット31A、32A、32A、32B(カメラ、レーダ、ライダ)により行われても良い。そして、S107において、ブロック402は、後述するように、オフセット走行の条件を満たすか否かを判定する。ここでのオフセット走行とは、特定シーン、即ち、複数の道路が交差する場所に接近する状況における縦方向および横方向の移動制御をいう。S107でオフセット走行の条件を満たすと判定された場合、S108へ進み、オフセット走行の条件を満たさないと判定された場合、S111へ進む。S111では、上述のような処理が行われる。
S108において、ブロック402は、縦方向及び横方向それぞれのアクチュエータ制御量を決定する。ここで、縦方向のアクチュエータ制御量とは、例えば、加速量、減速量であり、横方向のアクチュエータ制御量とは、例えば、操舵量である。S109において、ブロック403は、S108で決定されたアクチュエータ制御量に基づいてアクチュエータ404を制御する。
本実施形態では、S108において、左側通行の場合、図8(B)に示すように、移動物802が閾値以上の距離分、後方に認識しているのであれば、自車両801が路側帯側に寄るように横方向のアクチュエータ制御量が決定される。但し、横方向のアクチュエータ制御量の決定においては、自車両801の側方を移動物802が通過可能な幅、例えば幅60cmを残すように決定される。そのような構成により、例えば、自転車である移動物802の操作者に対して、自車両801の側方の通過について慎重さを抱かせることができ、右直事故等の可能性を低減させることができる。
また、移動物802を自車両801の側方に認識しているのであれば、自車両801が移動物802から離れるように横方向のアクチュエータ制御量が決定される。そのような構成により、移動物802と、対向右折車両や交差車両とが互いに死角領域の位置関係となってしまう状況を低減させ、右直事故等の可能性を低減させることができる。
図6は、S107の条件判定の処理を示すフローチャートである。S201において、ブロック402は、認識した移動物は自車両の側方であるか若しくは後方であるかを判定する。側方であると判定された場合、S203へ進み、後方であると判定された場合、S202へ進む。
S202において、ブロック402は、S106で測定された移動物との距離は閾値以上であるか否かを判定する。ここで、閾値とは、例えば20mであるが、認識した移動物が何であるかによって閾値を変更するようにしても良い。例えば、移動物の移動速度が速いほど閾値を大きくするように、閾値を「自動二輪>自転車>歩行者」のような関係として定めても良い。S202で閾値以上であると判定された場合、S203へ進み、閾値以上でないと判定された場合、S208へ進む。S208において、ブロック402は、オフセット走行の条件を満たさないと判定し、図6の処理を終了してS111の処理が行われる。
S203において、ブロック402は、ブロック401の認識結果に基づいて、対向右折車両と交差車両の少なくともいずれかが存在するか否かを判定する。対向右折車両とは、図8の対向車両803である。また、交差車両は、図示されていないが、図8の十字路のうち、図中左側から右側へ交差点を横断する車両である。S203の判定は、例えば、車車間通信や路車間通信、若しくは、GPSを介して、他車両の情報を取得して行われても良い。対向右折車両と交差車両の少なくともいずれかが存在すると判定された場合、S204へ進み、いずれも存在しないと判定された場合、S208において、ブロック402は、オフセット走行の条件を満たさないと判定する。S204において、ブロック402は、後述のリスク判定を行う。
S205において、ブロック402は、S204でのリスク判定結果に基づいて、オフセット走行することによりリスクを低減可能であるか否かを判定する。本実施形態でのリスクとは、S105で認識した移動物が対向右折車両や交差車両に接触する可能性である。S205でリスクを低減可能であると判定された場合、S206において、ブロック402は、オフセット走行の条件を満たすと判定する。S206の後、図6の処理を終了してS108の処理が行われる。一方、S205でリスクを低減可能でないと判定された場合、S207において、ブロック402は、オフセット走行の条件を満たさないと判定する。S207の後、図6の処理を終了してS111の処理が行われる。
リスクポテンシャルが低減しないとS205で判定された場合、S111では、本実施形態でのオフセット走行が行われない状況において予測されるリスクについては、リスク回避モデル406に基づいて最適経路判断が行われることになる。つまり、本実施形態では、リスクポテンシャルが低減しないと判定された場合、オフセット走行を行わないので、オフセット走行を行うことによる新たな接触の可能性が生じてしまうことを防ぐことができる。
図7は、S204のリスク判定の処理を示すフローチャートである。S301において、ブロック402は、自車両がオフセット走行しないと仮定した場合の移動物の位置の変化を予測する。ここでの移動物の位置の変化とは、移動物を後方に認識した場合に、自車両が路側帯側に寄る所定のオフセット走行をしなかった場合に予測される移動物の位置の変化である。もしくは、移動物を側方に認識した場合に、自車両が移動物から離れるようなオフセット走行をしなかった場合に予測される移動物の位置の変化である。S302において、ブロック402は、自車両がオフセット走行しない場合の対向右折車両若しくは交差車両の位置の変化を予測する。なお、S301及びS302での位置の変化とは、例えば、走行軌道である。
S303において、ブロック402は、S301及びS302での予測結果に基づいて、自車両がオフセット走行しないと仮定した場合の、対向右折車両若しくは交差車両と、移動物との間で生じる死角領域の変化を予測する。そして、S304において、ブロック402は、S303で予測された死角領域の変化に基づいて、リスクポテンシャルを予測する。ここでのリスクポテンシャルは、対向右折車両若しくは交差車両と、移動物との間で生じる死角領域に比例するように導出される。リスクポテンシャルは、例えば、予測された各走行軌道と、自車両の車幅、車高、車両長さとに基づいて導出される。また、その際、対向右折車両若しくは交差車両の車幅、車高、車両長さがさらに考慮されても良い。例えば、対向右折車両若しくは交差車両が大型車両の場合には、移動物の運転者の視野に入る確率が大きくなり、リスクポテンシャルが減少する。
S305において、ブロック402は、自車両がオフセット走行すると仮定した場合の移動物の位置の変化を予測する。そして、S306において、ブロック402は、自車両がオフセット走行すると仮定した場合の対向右折車両若しくは交差車両の位置の変化を予測する。なお、S305及びS306での位置の変化とは、例えば、走行軌道である。
S307において、ブロック402は、S305及びS306での予測結果に基づいて、自車両がオフセット走行する場合の、対向右折車両若しくは交差車両に対する移動物からの死角領域の変化を予測する。そして、S308において、ブロック402は、S307で予測された死角領域の変化に基づいて、リスクポテンシャルを予測する。ここでのリスクポテンシャルは、対向右折車両若しくは交差車両と、移動物との間に生じる死角領域に比例するように導出される。リスクポテンシャルは、例えば、予測された各走行軌道と、自車両の車幅、車高、車両長さとに基づいて導出される。また、その際、対向右折車両若しくは交差車両の車幅、車高、車両長さがさらに考慮されても良い。例えば、対向右折車両若しくは交差車両が大型車両の場合には、移動物の運転者の視野に入る確率が大きくなり、リスクポテンシャルが減少する。S308の後、図7の処理を終了してS205の処理が行われる。S205では、S304とS308それぞれで予測されたリスクポテンシャルが比較される。
以上のように、本実施形態によれば、自車両が例えば交差点に接近したときに後方や側方に移動物を認識した場合、自車両と移動物との位置関係に応じて、自車両をオフセット走行させる。例えば、閾値以上の距離をとって自車両の後方に移動物を認識した場合には、自車両を路側帯側にオフセット走行させる。そのような構成により、例えば、自転車である移動物の操作者に対して、自車両の側方の通過について慎重さを抱かせることができ、右直事故等の可能性を低減させることができる。また、自車両の側方に移動物を認識した場合には、自車両を移動物と離れる方向にオフセット走行させる。そのような構成により、対向右折車両や交差車両と、移動物との間で生じる死角領域を低減させ、右直事故等の可能性を低減させることができる。
<実施形態のまとめ>
本実施形態の走行制御装置は、車両の走行を制御する走行制御装置であって、車両の外界情報を取得する取得手段と(検知ユニット31A、32A、32A、32B、S101)、前記取得手段により取得された前記車両の外界情報に基づいて、前記車両の縦方向および横方向の移動を制御する制御手段と(S108、ブロック402)、を備え、前記制御手段は、前記車両が特定シーンに位置し、且つ、前記取得手段により取得した前記車両の外界情報に基づいて前記車両の側方および後方の少なくともいずれかに移動物を認識した場合と、前記車両が特定シーンに位置し、且つ、前記取得手段により取得した前記車両の外界情報に基づいて前記車両の側方および後方のいずれにも移動物を認識しなかった場合との間で、前記特定シーンにおける前記車両の縦方向および横方向の移動の制御を異ならせる、(S108、S111)ことを特徴とする。
そのような構成により、自車両の側方および後方の少なくともいずれかに移動物を認識した場合と、自車両の側方および後方のいずれにも移動物を認識しなかった場合との間で、車両の縦方向および横方向の移動の制御を異ならせることができる。
また、走行制御装置は、前記車両の位置情報や前記車両の外界情報の少なくともいずれかに基づいて、前記車両が特定シーンに位置するか否かを判定する判定手段(S104)、をさらに備えることを特徴とする。そのような構成により、車両の位置情報や車両の外界情報の少なくともいずれかに基づいて、車両が特定シーンに位置するか否かを判定することができる。
また、前記特定シーンにおいて、前記取得手段により取得された前記車両の外界情報に基づいて前記車両の側方および後方の少なくともいずれかに移動物を認識し、さらに、前記車両の進行方向が遮られる可能性を認識した場合に、前記制御手段は、前記車両の縦方向および横方向の移動を制御することを特徴とする(S105:Yes、S203:Yes)。そのような構成により、車両の進行方向が遮られる可能性がある場合に、車両の縦方向および横方向の移動を制御することができる。
また、前記特定シーンは、複数の道路が交差する場所であり、前記車両の進行方向が遮られる可能性は、前記複数の道路が交差する場所を走行する対向右折車両と交差車両の少なくともいずれかの存在であることを特徴とする(図8)。そのような構成により、例えば、交差点や三叉路において、車両の進行方向が遮られる可能性がある場合に、車両の縦方向および横方向の移動を制御することができる。
また、前記制御手段は、前記移動物と、前記対向車両と前記交差車両の少なくともいずれかとの接触の可能性に基づいて、前記車両の縦方向および横方向の移動を制御することを特徴とする(S204、図7)。そのような構成により、接触の可能性に基づいて、車両の縦方向および横方向の移動を制御することができる。
また、前記制御手段は、前記車両の縦方向および横方向の移動を制御することで前記接触の可能性が低減すると予測した場合に、前記車両の縦方向および横方向の移動を制御することを特徴とする(S205)。そのような構成により、接触の可能性が低減すると予測した場合に、車両の縦方向および横方向の移動を制御することができる。
また、前記接触の可能性は、前記移動物と、前記対向車両と前記交差車両の少なくともいずれかとの間に前記車両が存在するために発生する死角領域に基づくことを特徴とする(図7)。そのような構成により、例えば、死角領域が低減するように、車両の縦方向および横方向の移動を制御することができる。
前記制御手段は、前記車両の後方に前記移動物を認識した場合、車両幅方向上で、前記車両を前記移動物側に接近するように前記車両の横方向の移動を制御することを特徴とする(S105、S108)。そのような構成により、例えば、車両を移動物側に接近させて、移動物の操作者に対して、自車両の側方の通過について慎重さを抱かせることができ、接触の可能性を低減させることができる。
また、前記制御手段は、前記車両の後方に前記移動物を認識した場合、前記移動物が通過可能な幅を確保するように車両幅方向上で、前記車両が前記移動物側に接近するように前記車両の横方向の移動を制御することを特徴とする(S105、S108)。そのような構成により、例えば、移動物の操作者に対して、自車両の側方の通過について慎重さを抱かせることができる。
また、前記制御手段は、前記車両の側方に前記移動物を認識した場合、車両幅方向上で、前記車両を前記移動物側から離れるように前記車両の横方向の移動を制御することを特徴とする(S105、S108)。そのような構成により、例えば、移動物の操作者からの死角領域を低減することができる。
また、前記走行制御装置は、前記車両に構成されていることを特徴とする(図4)。そのような構成により、本実施形態におけるオフセット走行を実現する走行制御装置を車両に構成することができる。
1A、1B 制御装置: 2A、2B ECU群: 20A 自動運転ECU: 21A 環境認識ECU: 22A、22B 操舵ECU: 23A、23B 制動ECU: 24A、24B 停止維持ECU: 25A 情報ECU: 26A ライトECU: 27A 駆動ECU: 28A 位置認識ECU: 29A、21B 走行支援ECU: 25B 計器類表示ECU

Claims (11)

  1. 車両の走行を制御する走行制御装置であって、
    車両の外界情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記車両の外界情報に基づいて、前記車両の縦方向および横方向の移動を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記車両が交差点付近に位置し、且つ、前記取得手段により取得された前記車両の外界情報に基づいて、前記車両が走行する車線上で前記車両の側方、且つ後方に位置する移動物と、前記車両に対する対向右折車両と交差車両の少なくともいずれかと、が存在すると認識された場合、
    前記移動物と、前記対向右折車両と前記交差車両の少なくともいずれかと、の接触の可能性を判定し、該判定の結果に基づいて、前記車両の横方向の移動の制御を異ならせ、
    前記車両の横方向は、前記車両が走行する車線の路側帯への方向を含む、
    ことを特徴とする走行制御装置。
  2. 前記車両の位置情報や前記車両の外界情報の少なくともいずれかに基づいて、前記車両が前記交差点付近に位置するか否かを判定する判定手段、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の走行制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記車両の縦方向および横方向の移動を制御することで前記接触の可能性が低減すると予測した場合に、前記車両の縦方向および横方向の移動を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の走行制御装置。
  4. 前記接触の可能性は、前記移動物と、前記対向右折車両と前記交差車両の少なくともいずれかとの間に前記車両が存在するために発生する死角領域に基づくことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の走行制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記車両の側方且つ後方に前記移動物を認識した場合、前記車両の横方向上で、前記車両を前記路側帯側に接近するように前記車両の横方向の移動を制御することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の走行制御装置。
  6. 前記制御手段は、前記車両の側方且つ後方に前記移動物を認識した場合、前記移動物が通過可能な幅を確保するように前記車両の横方向上で、前記車両が前記路側帯側に接近するように前記車両の横方向の移動を制御することを特徴とする請求項5に記載の走行制御装置。
  7. 前記制御手段は、前記車両の側方に前記移動物を認識した場合、前記車両の横方向上で、前記車両を前記路側帯側から離れるように前記車両の横方向の移動を制御することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の走行制御装置。
  8. 前記制御手段は、前記移動物と、前記対向右折車両と前記交差車両の少なくともいずれかと、の接触の可能性が低いと判定された場合、前記車両の横方向の移動を行わないことを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の走行制御装置。
  9. 前記走行制御装置は、前記車両に構成されていることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の走行制御装置。
  10. 車両の走行を制御する走行制御装置において実行される走行制御方法であって、
    車両の外界情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された前記車両の外界情報に基づいて、前記車両の縦方向および横方向の移動を制御する制御工程と、を有し、
    前記制御工程は、
    前記車両が交差点付近に位置し、且つ、前記取得工程において取得された前記車両の外界情報に基づいて、前記車両が走行する車線上で前記車両の側方、且つ後方に位置する移動物と、前記車両に対する対向右折車両と交差車両の少なくともいずれかと、が存在すると認識された場合、
    前記移動物と、前記対向右折車両と前記交差車両の少なくともいずれかと、の接触の可能性を判定し、該判定の結果に基づいて、前記車両の横方向の移動の制御を異ならせ、
    前記車両の横方向は、前記車両が走行する車線の路側帯への方向を含む、
    ことを特徴とする走行制御方法。
  11. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の走行制御装置の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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