JP6763662B2 - Bathroom floor structure - Google Patents
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Description
本発明は、浴室の床構造に関する。 The present invention relates to a bathroom floor structure.
従来、躯体から所定の高さに調整されるフレーム上に防水パンが載置され、フレームに防水パンが固定される浴室の床構造が知られている。浴室の床構造においては、使用者の体重による防水パンの撓みの抑制のために、防水パンを裏側から補強する必要がある。ここで、防水パンを補強する技術としては、防水パンの裏側に複数本の支持脚を設ける構造(特許文献1参照)やフレームの中央付近に桟を設ける構造(特許文献2参照)が知られている。 Conventionally, there is known a bathroom floor structure in which a waterproof pan is placed on a frame adjusted to a predetermined height from the skeleton and the waterproof pan is fixed to the frame. In the floor structure of the bathroom, it is necessary to reinforce the waterproof pan from the back side in order to suppress the bending of the waterproof pan due to the weight of the user. Here, as a technique for reinforcing the waterproof pan, a structure in which a plurality of support legs are provided on the back side of the waterproof pan (see Patent Document 1) and a structure in which a crosspiece is provided near the center of the frame (see Patent Document 2) are known. ing.
しかしながら、上記特許文献1に記載の構造では、現場において防水パンの裏面に複数の支持脚を取り付けた後、各支持脚の長さを調整しなければならず、作業の効率化にむけて、支持脚の数を減らしたいとの要望があった。
また、上記特許文献2に記載の構造では、防水パンと、桟との接触による音鳴りを防止するため、フレームの搬入に先駆けて防水パンの裏側と、桟とをボルトで締結するが、この場合、その後のフレーム搬入作業や、排水トラップ取付作業等において、防水パンが邪魔になり、施工作業全体の効率が悪い。
However, in the structure described in
Further, in the structure described in Patent Document 2, in order to prevent noise due to contact between the waterproof pan and the crosspiece, the back side of the waterproof pan and the crosspiece are fastened with bolts prior to carrying in the frame. In this case, the waterproof pan becomes an obstacle in the subsequent frame loading work, drain trap installation work, etc., and the efficiency of the entire construction work is poor.
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、防水パンの強度を確保しつつ、作業効率が向上した浴室の床構造を提供することを目的とする。 The present invention has been made in view of the above problems, and an object of the present invention is to provide a bathroom floor structure in which work efficiency is improved while ensuring the strength of a waterproof pan.
上記目的を達成するため本発明は、躯体(例えば、後述する床スラブ100)上に配置されるフレーム(例えば、後述するフレーム20)と、該フレーム上に載置される防水パン(例えば、後述する防水パン30)と、を備える浴室の床構造(例えば、後述する浴室の床構造10)であって、前記フレームは、少なくとも1つの桟(例えば、後述する桟部23)と、該桟の上面に形成された被係合部(例えば、後述する被係合部25)と、を有し、前記防水パンは、その裏面に設けられ、前記被係合部に係合する係合部(例えば、後述する係合部37)を有する浴室の床構造を提供する。
In order to achieve the above object, the present invention presents a frame (for example, a
また、前記桟は、中空状に形成され、前記被係合部は、前記桟の上面に形成された開口部(例えば、後述する開口部25A,25B)で構成され、前記係合部は、前記開口部に係合する爪状部材(例えば、後述する爪状部材38A,38B)で構成されることが好ましい。
Further, the crosspiece is formed in a hollow shape, and the engaged portion is composed of openings (for example,
また、前記爪状部材は、前記防水パンの裏面(例えば、後述する裏面35)に固定される基部(例えば、後述する基部381)と、該基部の下部から前記防水パンの裏面に沿って延びる係合爪(例えば、後述する係合爪382)と、を有し、前記防水パンは、前記フレーム上に載置された状態で前記係合爪が延びる方向にスライド移動されることで、前記係合爪が前記開口部の開口縁(例えば、後述する開口縁251)に係合して前記フレームに固定されることが好ましい。
Further, the claw-shaped member extends from a base portion (for example, a
また、前記防水パンは、矩形状に形成され、その一側辺近傍に形成された排水口部(例えば、後述する排水口部32)を有し、前記係合爪は、前記排水口部が形成された防水パンの一側辺側から、前記一側辺に対向する他側辺に向かって延びていることが好ましい。
Further, the waterproof pan is formed in a rectangular shape and has a drainage port portion (for example, a
また、前記桟は、前記フレームの外周部(例えば、後述する外周部21)の下側に配置されることが好ましい。
Further, it is preferable that the crosspiece is arranged on the lower side of the outer peripheral portion (for example, the outer
また、前記係合爪は、その延びる方向に直交する方向の一方側に前記基部に対してずれた位置に配置され且つ上下方向に所定の幅を有する板状部材(例えば、後述する板状部材383)で構成され、その基端側に形成されて基端側ほど上方に傾斜する第1傾斜部(例えば、後述する第1傾斜部385)と、その下端側に形成されて下端側ほど他方側に傾斜する第2傾斜部(例えば、後述する第2傾斜部386)と、を有することが好ましい。
Further, the engaging claw is a plate-shaped member (for example, a plate-shaped member described later) which is arranged at a position deviated from the base portion on one side in a direction orthogonal to the extending direction and has a predetermined width in the vertical direction. A first inclined portion (for example, a first
本発明によれば、防水パンの強度を確保しつつ、作業効率が向上した浴室の床構造を提供できる。 According to the present invention, it is possible to provide a bathroom floor structure with improved work efficiency while ensuring the strength of the waterproof pan.
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。
図1は、本実施形態に係る浴室1を示す平面図であり、図2は、本実施形態に係る浴室の床構造10の斜視図である。
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a plan view showing the
本実施形態の浴室の床構造10(洗い場2)は、マンションや戸建て住宅の浴室1を構成する。浴室1は、洗い場2と、浴槽3と、カウンター4と、収納棚5と、鏡6と、水栓7と、シャワー部8と、ドア部9と、を有している。図1に示すように、浴槽3は洗い場2に隣接して設けられ、カウンター4、収納棚5、鏡6、水栓7、シャワー部8及びドア部9は、洗い場2の上部に設けられる。
The bathroom floor structure 10 (washing area 2) of the present embodiment constitutes a
図2に示すように、浴室の床構造10は、フレーム20と、防水パン30と、排水トラップ40と、を備えている。
As shown in FIG. 2, the
フレーム20は、フレーム20の外周部21に接続される桟部23に設けられる支持脚部22を調整することにより、躯体としての床スラブ100上に配置される。また、防水パン30の表面31は洗い場2の床となっており、防水パン30はフレーム20上に載置されることで、防水パン30はフレーム20に支持される。防水パン30の裏面35は、フレーム20の桟23の上面に支持される。これにより、防水パン30は桟23により補強される。また、防水パン30は、その裏面35に係合部37が設けられ、この係合部37は桟部23の上面に形成された被係合部25に係合される。これにより、桟部23と防水パン30の裏面35との間での音鳴りを防止すると共に、防水パン30の設置作業を容易に行い得る。また、排水トラップ40は、フレーム20の取付部24に取り付けられると共に、床スラブ100とフレーム20との隙間に設置される排水パイプ44に接続される。排水トラップ40の洗い場用流入口41は、防水パン30の排水口部32に接続される。
The
以下、フレーム20について、図3A〜図3Cを参照しながら詳しく説明する。図3Aは、本実施形態に係る浴室の床構造10が備えるフレーム20の平面図であり、図3Bは、本実施形態に係る浴室の床構造が備えるフレーム20の側面図であり、図3Cは、本実施形態に係る浴室の床構造が備えるフレーム20の斜視図である。
Hereinafter, the
図3に示すように、フレーム20は、外周部21と、支持脚部22と、桟部23と、取付部24と、被係合部25と、を備えている。
As shown in FIG. 3, the
外周部21は、長方形状に形成されており、対向する一対の長辺梁21A,21B及び対向する一対の短辺梁21C,21Dを有している。長辺梁21Aは浴槽3側に位置する。長辺梁21Aの長手方向における長辺梁21Aの中央部は、長辺梁21Aの側面部及び底面部により構成される取付部24を構成しており、取付部24には排水トラップ40が取り付けられる。短辺梁21Cの一端は、長辺梁21Aの一端(図3における長辺梁21Aの下端)に接続されており、短辺梁21Cの他端は、長辺梁21Bの一端(図3における長辺梁21Bの下端)に接続されている。短辺梁21Dの一端は、長辺梁21Aの他端(図3における長辺梁21Aの上端)に接続されており、短辺梁21Dの他端は、長辺梁21Bの他端(図3における長辺梁21Bの上端)に接続されている。
The outer
桟部23は、中空状に形成される3つの桟、即ち、第1桟23A、第2桟23B及び第3桟23Cを有している。第1桟23Aの一端は、短辺梁21Cの下面(図3における短辺梁21Cの下面)に接続されており、第1桟23Aの他端は、短辺梁21Dの下面(図3における短辺梁21Dの下面)に接続されている。また、第2桟23B及び第3桟23Cの一端は、それぞれ長辺梁21Aに設けられた支持脚22A、支持脚22Bの側面に接続されており、第2桟23B及び第3桟23Cの他端はそれぞれ第1桟23Aの側面(図3における第1桟23Aの中間部)に接続されている。桟部23は外周部21に比べて一段下に設けられている。
The
支持脚部22は、4つの支持脚22A〜22Dを有しており、支持脚22A〜22Dは、それぞれ高さ(長さ)調整機構を備えている。本実施形態では、図3に示すように、4本の支持脚22A〜22Dを用いて、フレーム20の高さ調整が行われる。4本の支持脚のうち、2本の支持脚22A,22Bは、長辺梁21Aの下端に設置され、下方に向けて延び、また、残りの2本の支持脚22C,22Dは、第1桟23Aの下端に設置され、下方に向けて延びる。これら支持脚22A〜22Dによる外周部21の高さ調整が終わった後は、床スラブ100上に載置され、接着剤等により床スラブ100に固定される。
The
被係合部25は、第2桟23B及び第3桟23Cの上面に形成される開口部25A,25Bを有しており、後述する防水パン30の係合部37が挿通可能な穴により構成されている。係合部37を開口部25A,25Bに挿通した後に、前記防水パン30をスライドすることにより、開口部25A,25Bの開口縁251(図7B参照)が、上記係合部37の先端と裏面35の間に挟まれ、係合される。
The engaged
また、排水トラップ40は、上面に開口する洗い場用流入口41と、上面に開口する浴槽用流入口42と、浴槽側とは反対方向に開口する流出口43と、を有する。洗い場用流入口41は、防水パン30の排水口部32に接続され、浴槽用流入口42は、浴槽3中の排水口3A(図1参照)に接続される。流出口43は排水パイプ44に接続される。
Further, the
以下、防水パン30について、図4等を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る浴室の床構造が備える防水パン30の裏面35の平面図である。
Hereinafter, the
防水パン30は全体として一枚の板状をなす。防水パン30は、矩形状に形成され、洗い場2の領域全体をカバーする表面31と、フレーム20の外周部21の内側の領域において所定方向にスライド可能な大きさで成形される裏面35と、を備える。防水パン30の周縁部はフレーム20の外周部21の全体に亘り載置され、外周部21に固定される。
The
防水パン30の外周近傍の表面31には、裏面35へ連通する貫通形態の円形の排水口部32が形成される(図2参照)。表面31は表面31上の4つの隅から排水口部32に向かって、それぞれ下り勾配で傾斜している。この排水口部32は、防水パン30の表面31において最も低い位置にあり、排水口部32の周辺には上面を浅く凹ませた形態の収容凹部33が形成される。この収容凹部33には、収容凹部33の形状にほぼ整合し、取り外し可能な目皿が収容される。
On the
図4に示す防水パン30の裏面35には、防水パン30の表面31に作用する負荷に対する剛性を高める手段として、防水パン30と略直角に下方へ突出する複数のリブ36が裏面35全域に亘って形成されている。リブ36は、裏面35の各辺に沿って格子状に設けられる。リブ36の突出高さは、周縁部と中央部とで異なる。具体的には該周縁部でのリブ36の突出高さは低く、それに比べて、該中央部のリブ36の突出高さは高い。該周縁部の突出高さと、該中央部の突出高さとの差によって形成される段差は、上記フレーム20の外周部21と、桟部23によって形成される段差と一致する。そのため、該周縁部のリブ36の下端が該外周部21の上端に当接すると同時に、該中央部のリブ36の下端は桟部23の上面に当接して支持される。従って、防水パン30はリブ36を介して、桟部23により補強される。よって、防水パン30の補強のために、防水パン30の裏面35に対して支持脚を取り付ける必要が無い。
On the
また、裏面35のリブ36の交差する位置には、係合部37が取り付けられる。係合部37は、後述する2つの爪状部材38A,38Bを有しており、第2桟23Bに設けられる開口部25Aには爪状部材38Aが係合し、第3桟23Cに設けられる開口部25Bには爪状部材38Bが係合する。これにより、防水パン30の裏面35と桟部23とが締結し、防水パン30の裏面35と、桟部23との接触による音鳴りを抑制できる。
Further, an engaging
以下、上述の爪状部材38A,38Bの構造について、図5を参照して説明する。図5Aは、本実施形態に係る浴室の床構造10が備える爪状部材38A,38Bの側面図であり、図5Bは、本実施形態に係る浴室の床構造が備える爪状部材38A,38Bの裏側の平面図である。
Hereinafter, the structures of the above-mentioned claw-shaped
爪状部材38A,38Bは、防水パン30の裏面35に固定される基部381と、基部381の下部から水平方向に延びる係合爪382と、を有する。
The claw-shaped
基部381には、互いに交差するリブ36に取り付けるための足部381Aが、4つ設けられている。なお、図5Aにおいては、足部381Aは、手前側の2つのみ現われており、奥側の2つの足部381Aは、現われていない。この基部381の足部381A間に、格子状の縦のリブ36と横のリブ36とが配置される。そして、係合爪382は、ボルト387によって基部381に固定され、爪状部材38A,38Bは防水パン30の裏面35により強固に固定される。
The
係合爪382の延びる方向は、第2桟23B、第3桟23Cの延びる方向に一致している。防水パン30は、フレーム20上に載置された状態でこの係合爪382が延びる方向にスライドされることで、係合爪382が開口部25A,25Bの開口縁251に係合してフレーム20に固定される。
より具体的には、係合爪382の延びる方向は、排水口部32が形成された防水パン30の一側辺側から、該一側辺に対向する他側辺に向かって延びている。即ち、図1において、排水口部をまたいで浴槽とは反対側の方向(図1中、左から右)に延びている。
The extending direction of the engaging
More specifically, the engaging
図5Aに示すように係合爪382は、板状部材383と、先端部384と、第1傾斜部385と、第2傾斜部386と、を有する板状部材383を備えている。
As shown in FIG. 5A, the engaging
図5Bに示すように係合爪382の板状部材383は、基部381に対して、係合爪382の延びる方向に直交する方向の一方側(図5Bに示す左側)にずれた位置に配置され、図5Aに示すように、上下方向に所定の幅を有している。
As shown in FIG. 5B, the plate-shaped
先端部384は、係合爪382の延びる方向における板状部材383の先端部を構成しており、開口部25A,25Bのそれぞれの開口縁251に係合する爪が形成される。
The
第1傾斜部385は、係合爪382の基端側に形成されて、基端側ほど上方に傾斜する。即ち、基端から下方へ離間した位置においては、第1傾斜部385は、鉛直方向に対して傾斜しているが、基端に近づく程、鉛直方向に近づき、ボルト387の頭部よりも上方の位置においては、鉛直方向に平行をなしている。第1傾斜部385は、開口部25A,25Bに爪状部材38A,38Bを挿通する際に、爪状部材38A,38Bを開口部25A,25Bに案内するガイドとして利用される。
具体的には、第1傾斜部385の下端部はそれぞれ開口部25A,25Bの中心方向に傾斜しているため、爪状部材38A,38Bをそれぞれ開口部25A,25Bの上方から挿通させる際に、開口部25,25Bに、第1傾斜部385の一部が当ると、開口部25,25Bに対する第1傾斜部385の摺動により、防水パン30の自重によって、爪状部材38A,38Bがそれぞれ開口部25A,25B内に滑り落ちる。これにより、爪状部材38A,38Bは、それぞれ開口部25A,25Bに挿通される。
The first
Specifically, since the lower end of the first
第2傾斜部386は、防水パン30の排水口部32側から板状部材383の中央に向かうに従い、即ち、図1における左から右へ向かうに従い、下方に向って傾斜しており、下方側ほど図5Bに示す右方向へ傾斜する。この第2傾斜部386も、開口部25A,25Bに爪状部材38A,38Bを挿通する際のガイドとして利用される。
具体的には、爪状部材38A,38Bをそれぞれ開口部25A,25Bの上方から挿通させる際に、開口部25に、第2傾斜部386の一部が当ると、第2傾斜部386と開口部25との摺動により、防水パン30の自重によって、爪状部材38A,38Bはそれぞれ開口部25A,25B内に滑り落ちる。これにより、爪状部材38A,38Bを開口部25A,25Bにそれぞれ挿通できる。
The second
Specifically, when the claw-shaped
以下、本実施形態の浴室の床構造10の施工工程について図6及び図7を用いて説明する。本実施形態に係る浴室の床構造10の防水パン30の設置作業についての説明するための図である。図6は、本実施形態に係る浴室の床構造10の防水パン30の設置作業についての説明するための図であり、図7Aは、本実施形態に係る浴室の床構造10の係合部37を開口部25A,25Bにそれぞれ挿通する前の様子を説明するための図であり、図7Bは、本実施形態に係る浴室の床構造10の係合部37を開口部25A,25Bにそれぞれ挿通した後の様子を説明するための図であり、図7Cは、本実施形態に係る浴室の床構造10の係合部37とそれぞれの開口部25A,25Bとの係合時の様子を説明するための図である。
Hereinafter, the construction process of the
第1施工工程では、床スラブ100上にフレーム20を固定する。具体的には、施工前の浴室1内にフレーム20を搬入し、長辺梁21B、短辺梁21C,Dを浴室1の内壁に当接させた状態で床スラブ100上に載置する。その後、長辺梁21Bに設けられる支持脚22A,22B、第2桟23Bに設けられる支持脚22C及び第3桟23Cに設けられる支持脚22Dの長さを調整することにより、外周部21の上端を水平に調整する。フレーム20の高さ調整後は、すべての支持脚部22を床スラブ100上に接着剤等により固定する。
従って、第1施工工程では、まずフレーム20のみを浴室1内に設置する。
In the first construction step, the
Therefore, in the first construction step, only the
第2施工工程では、排水トラップ40をフレーム20に取付た後、排水パイプ44を接続する。具体的には、排水トラップ40を所定の向きに調整した後、上記フレーム20の取付部24に排水トラップ40を取り付ける。次いで、排水パイプ44を流出口43に接続する。
従って、フレーム20の上部が解放された領域となっているため、排水トラップ40の取付作業や排水パイプ44の接続作業が容易に行える。
In the second construction step, after the
Therefore, since the upper portion of the
第3施工工程では、防水パン30の係合部37を、桟部23の開口部25A,25Bに挿通する。具体的には、先ず、フレーム20の短辺梁21C,21Dを、防水パン30の裏面35の嵌め込み時のガイドに利用して、防水パン30の裏面35を外周部21で囲まれる領域内側に嵌めこむ。これにより、防水パン30の係合部37は、第2桟23B及び第3桟23Cの上端面に配置される。続いて、第2桟23B及び第3桟23Cの上端面上を、防水パン30のスライド時のガイドとして利用して、防水パン30を排水口部32側から防水パン30の中央方向、即ち、図6、図7Aにおいて矢印で示す方向に向けてスライドさせる。これにより、係合部37が桟部23の開口部25A,25Bの一端に差し掛かると、係合部37に設けた第1傾斜部385及び第2傾斜部386の傾斜に従い係合部37が滑り、係合部37は開口部25A,25Bに挿通される(図7B参照)。
従って、第3施工工程では、短辺梁21C,21Dを嵌めこみ作業のガイドに利用できる。また、第2桟23B及び第3桟23Cをスライド作業のガイドに利用できる。更に、係合部37の第1傾斜部385(図5A参照)及び第2傾斜部386を利用することで、挿通作業を一層簡単に行い得る。
In the third construction step, the engaging
Therefore, in the third construction step, the
第4施工工程では、係合部37と開口部25の端部を係合する。具体的には、図7B及び図7Cに示すように、係合部37を開口部25に挿通した状態のまま、上記防水パン30を、排水口部32側とは反対の方向(図7Bにおいて矢印で示す方向)にスライドさせる。これにより、開口部25A,25Bの端部が係合部37の先端部384と基部381(即ち、防水パン30の裏面35)の間に把持され、桟部23と、防水パン30の裏面35と、は締結される。
従って、防水パン30の裏面35は桟部23に支持されると共により補強されるため、本実施形態では補強のためだけに防水パン30の裏面35に支持脚部22を取り付ける必要はない。また、本発明は、桟23と防水パン30の裏面35とを係合するため、桟23と防水パン30による音鳴りを抑制できる。
In the fourth construction step, the engaging
Therefore, since the
本実施形態によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態では、躯体である床スラブ100上に配置されるフレーム20と、該フレーム上に載置される防水パン30と、を備える浴室の床構造10において、フレーム20は、少なくとも1つの桟である桟部23と、該桟の上面に形成された被係合部と、を有する。防水パン30は、その裏面35に設けられ、開口部25A,25Bに係合する係合部37を有する。
According to this embodiment, the following effects are achieved.
In the present embodiment, in the
これにより、フレーム20上に載置される防水パン30の裏面35は、フレーム20の桟部23に係合し、防水パン30の表面31は桟部23により補強され、防水パン30の強度を確保できる。また、防水パン30は係合部をスライドさせるだけで係合できるため、作業効率を向上できる。また、桟部23と、防水パン30の裏面35との接触による音鳴りの防止も可能である。
As a result, the
また、本実施形態によれば、桟部23は、中空状に形成され、被係合部は、桟部23の上面に形成された開口部25A,25Bで構成され、係合部37は、開口部25A,25Bに係合する爪状部材38A,38Bで構成されることとした。
これにより、爪状部材38A,38Bを桟部23の開口部25A,25Bから桟部23内に挿通することで、その開口部25A,25Bと、爪状部材38A,38Bと、をそれぞれ係合できる。その結果、フレーム20及び防水パン30の係合をより容易に行うことができ、施工作業を効率的なものにできる。
Further, according to the present embodiment, the
As a result, the claw-shaped
また、本実施形態によれば、爪状部材38A,38Bは、防水パン30の裏面に固定される基部381と、この基部381の下部から防水パン30の裏面に沿って延びる係合爪382と、を有し、防水パン30は、フレーム20上に載置された状態で係合爪382が延びる方向にスライド移動されることで、係合爪382が開口部25A,25Bの開口縁251に係合してフレーム20に固定される構成とした。
これにより、防水パン30を係合爪382の延びる方向にスライドすることで、爪状部材38A,38Bによる開口部25A,25Bの係合が具体的に行なわれる。その結果、浴室の床構造の施工作業を効率的なものにできる。
Further, according to the present embodiment, the claw-shaped
As a result, by sliding the
また、本実施形態によれば、係合爪382の延びる方向は、桟部23の延びる方向に一致させる構成とした。
これにより、係合爪382の延びる向きと、桟部23の延出方向とを一致させた状態で、防水パン30を係合爪382の延びる方向にスライドさせることで、係合部37を被係合部に挿通させ、係合することができる。その結果、桟部23の上端部を係合爪382のスライドガイドに利用できる。その結果、浴室の床構造の施工作業を効率的なものにできる。
Further, according to the present embodiment, the extending direction of the engaging
As a result, the
また、本実施形態によれば、防水パン30は、矩形状に形成され、その一側辺近傍に形成された排水口部32を有し、係合爪382は、排水口部32が形成された防水パン30の一側辺側から、該一側辺に対向する他側辺に向かって延びている構成とした。
これにより、係合爪382の延びる方向が防水パン30をスライドさせる方向に一致し、防水パン30を排水口部32側からその中央に向かってスライドさせることにより、係合部37と被係合部の係合が可能となる。このスライドは、浴槽が浴室に施工される前に行なわれるため、浴槽が配置される前における浴槽のスペースから防水パン30をスライドさせることができ、浴室の床構造の施工作業を効率的なものにできる。
Further, according to the present embodiment, the
As a result, the extending direction of the engaging
また、本実施形態によれば、桟部23は、フレーム20の外周部21の下側に配置される構成とした。
これにより、フレーム20の外周部21(短辺梁21C,21D)の内側を防水パン30の裏面35の嵌め込み時や防水パン30のスライド時のガイドに利用することができ、浴室の床構造の施工作業を効率的なものにできる。
Further, according to the present embodiment, the
As a result, the inside of the outer peripheral portion 21 (
また、本実施形態によれば、係合爪382は、その延びる方向に直交する方向の一方側に基部に対してずれた位置に配置され且つ上下方向に所定の幅を有する板状部材383で構成され、その基端側に形成されて基端側ほど上方に傾斜する第1傾斜部385と、その下端側に形成されて下端側ほど他方側に傾斜する第2傾斜部386と、を有する構成とした。
これにより、第1傾斜部385の傾斜及び第2傾斜部386傾斜を、それぞれ係合部37を開口部25A,25Bに挿通する際のガイドに利用できるため、防水パン30をスライドさせるだけで係合部37と被係合部との係合が容易に可能となり、浴室の床構造の施工作業を効率的なものにできる。
Further, according to the present embodiment, the engaging
As a result, the inclination of the first
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
本実施形態では支持脚部22の数を4本で説明したが、別段これに限られず、3本以上であれば、その数を適宣変更できる。
また、桟部23を3つの桟(第1桟23A、第2桟23B及び第3桟23C)からなる構成を説明したが、例えば、洗い場2の領域が小さい場合、第1桟23Aを不要であり、第2桟23B及び第3桟23Cの他端を、長辺梁21Bの下端まで伸ばして接続してもよい。また、フレーム20の中央付近において、長辺梁21A,21Bにそれぞれ接続される1つの桟を設ける構成としてもよい。
The present invention is not limited to the above embodiment, and modifications, improvements, and the like within the range in which the object of the present invention can be achieved are included in the present invention.
In the present embodiment, the number of
Further, the structure in which the
1…浴室
2…洗い場
3…浴槽
10…浴室の床構造
20…フレーム
21…外周部
21A,21B…長辺梁
21C,21D…短辺梁
22…支持脚部
23…桟部(桟)
24…取付部
25…被係合部
25A,25B…開口部
251…開口縁
30…防水パン
31…表面
32…排水口部
35…裏面
37…係合部
38A,38B…爪状部材
381…基部
382…係合爪
383…板状部材
385…第1傾斜部
386…第2傾斜部
40…排水トラップ
100…床スラブ(躯体)
1 ... Bathroom 2 ...
24 ... Mounting
Claims (7)
前記フレームは、少なくとも1つの桟と、該桟の上面に形成された被係合部と、を有し、
前記防水パンは、その裏面に格子状に交差するリブが設けられ、前記リブが交差する位置に、前記被係合部に係合する係合部を有する浴室の床構造。 A bathroom floor structure including a frame arranged on the skeleton and a waterproof pan placed on the frame.
The frame has at least one crosspiece and an engaged portion formed on the upper surface of the crosspiece.
The waterproof pan has a bathroom floor structure in which ribs that intersect in a grid pattern are provided on the back surface thereof , and an engaging portion that engages with the engaged portion is provided at a position where the ribs intersect .
前記被係合部は、前記桟の上面に形成された開口部で構成され、
前記係合部は、前記開口部に係合する爪状部材で構成される請求項1に記載の浴室の床構造。 The crosspiece is formed in a hollow shape.
The engaged portion is composed of an opening formed on the upper surface of the crosspiece.
The bathroom floor structure according to claim 1, wherein the engaging portion is composed of a claw-shaped member that engages with the opening.
前記防水パンは、前記フレーム上に載置された状態で前記係合爪が延びる方向にスライド移動されることで、前記係合爪が前記開口部の開口縁に係合して前記フレームに固定される請求項2に記載の浴室の床構造。 The claw-shaped member has a base portion fixed to the back surface of the waterproof pan, and an engaging claw extending from the lower portion of the base portion along the back surface of the waterproof pan.
The waterproof pan is slid and moved in the direction in which the engaging claws extend while being placed on the frame, so that the engaging claws engage with the opening edge of the opening and are fixed to the frame. The floor structure of the bathroom according to claim 2.
前記係合爪は、前記排水口部が形成された防水パンの一側辺側から、前記一側辺に対向する他側辺に向かって延びている請求項4に記載の浴室の床構造。 The waterproof pan has a rectangular shape and has a drainage port formed in the vicinity of one side thereof.
The bathroom floor structure according to claim 4, wherein the engaging claw extends from one side of the waterproof pan on which the drainage port is formed toward the other side facing the one side.
その延びる方向に直交する方向の一方側に前記基部に対してずれた位置に配置され且つ上下方向に所定の幅を有する板状部材で構成され、
その基端側に形成されて基端側ほど上方に傾斜する第1傾斜部と、
その下端側に形成されて下端側ほど他方側に傾斜する第2傾斜部と、を有する請求項3から6いずれかに記載の浴室の床構造。 The engaging claw
It is composed of a plate-shaped member arranged at a position deviated from the base on one side in a direction orthogonal to the extending direction and having a predetermined width in the vertical direction.
The first inclined portion formed on the base end side and inclined upward toward the base end side,
The floor structure of a bathroom according to any one of claims 3 to 6, further comprising a second inclined portion formed on the lower end side and inclined toward the other side toward the lower end side.
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