JP6763026B2 - ワンピースの耐荷重壁ブロックで形成されたガラス炉熱交換器 - Google Patents

ワンピースの耐荷重壁ブロックで形成されたガラス炉熱交換器 Download PDF

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Description

関連出願との相互参照
[0001] 本出願は、2016年2月18日に出願された係属中の米国仮特許出願第62/296,858号に基づき且つそれの優先権を主張し、2016年2月18日に出願された同時係属中の米国意匠特許出願第29/555,096号に関し、そのような先願出願の各々の全内容は、参照により本書に明確に組み込まれる。
[0002] 本書に開示された実施形態は、概して、ガラス炉に関連する熱交換器構造体を構築するための、大型且つ耐荷重の予備成形された一体型(ワンピース)耐火部品に関する。
[0003] ガラスを製造するための製造工程では、砂、石灰、ソーダ灰及び他の成分を含む原料が、時としてガラスタンクと呼ばれる炉に供給される。原料は、ガラス炉において約2800°F(約1538°C)以上の温度にさらされ、それが原料を溶融させ、それによって、ガラス製品へとさらに下流処理するために、ガラス炉から出るガラスで溶融ベッドを形成させる。
[0004] ガラス炉を加熱する最も一般的な方法は、天然ガス又は石油のような炭化水素燃料源の燃焼によるものである。炭化水素燃料は、炉内の燃焼空気と混合され、燃焼されて、それによって、燃焼熱エネルギーを、炉から出る前のガラス融液及び原料へと伝達させる。
[0005] 燃焼処理の熱効率を向上させるために、燃料を燃焼させるために使用される燃焼空気は、熱交換器構造体によって予熱される。より具体的には、燃焼空気の供給源は、熱交換器構造体の内部に収容されたチェッカーブリックのハニカムパックにおいて予熱される。より具体的には、新しい燃焼空気が、熱交換器構造体において加熱されたチェッカーブリックのパックを通して引き出され、熱伝達によって予熱される。予熱された燃焼空気は、その後、燃料と混合され、燃焼され得る。排燃焼ガスは、ガラス炉から出て第2の熱交換器構造体を通過する。排ガスが第2の熱交換器を通過するとき、パックにおけるチェッカーは、排ガスから伝達された熱によって加熱される。所定の時間が経過した後(例えば、約15乃至30分後)、処理サイクルは逆転され、その結果、排ガスによる熱伝達により加熱されていた熱交換器構造体のうちの1つにおけるチェッカーブリックが、新しい燃焼空気を予熱するために使用され、一方で、燃焼空気を予熱するために使用された他の熱交換器構造体におけるチェッカーブリックは、その後、排燃焼ガスによる熱伝達によって再加熱される。この点に関しては、米国特許第3,326,541号(その全内容が参照により本書に明示的に組み込まれる)を参照されたい。
[0006] ガラス熱交換器構造体を構築するための現在のプロセスは、数十万個の耐火レンガの配置が、個々にモルタルで被覆して配置される必要があるため、何週間もかかり、非常に労働集約的である。ガラス製造業界ではよく知られているように、熱交換器構造体の壁に関連付けられたモルタルジョイントは、構造体の最も弱い部分であり、その故に、化学的付着による腐食及び熱交換器を通過する腐食性ホットガスによって生じる鉱物学的変化の影響をより受けやすい。ブリックジョイントが侵食し始めるのにつれて、腐食性ガスが凝縮し始めて壁の耐火材料と反応し、それによって構造体を弱らせるため、熱交換器構造体を形成している壁が受ける衝撃が増大する。構造体が弱体化するのにつれて、ガラス炉それ自体が損なわれ、故障する可能性があり、そして完全な停止及び再構築作業が必要となる可能性がある。
[0007] したがって、熱交換器構造体(例えば、熱交換器壁)をより大型の耐火ブロックから製造することができれば、より少ないモルタル接合部によって、熱交換器構造体の有用寿命を延長し、再構築によるダウンタイムを最小限に抑えることが確実になることが、理解され得る。
[0008] 概して、本書に開示される実施形態は、従来の耐火壁構造体と比較してより速い製造を可能にし、それによってガラス製造業者の生産ダウンタイムを減少させる、頑丈なインターロック式の耐火壁ブロックを有するガラス炉熱交換器を対象とする。特定の実施形態によれば、対向する対の側壁と端壁とは、耐火ブロックから形成され、熱交換器の側壁と端壁との少なくとも一方は、インターロック式の複数の耐火ブロックを備え、耐火ブロックは、耐火材料から成る自己支持型であり且つ耐荷重のワンピースプレキャスト構造体である。
[0009] 耐火ブロックの少なくともいくつかは、耐火材料の熱伝導率及び溶融温度の少なくとも1つが異なるブロックの縦方向に隣接する一体領域を確立するために、異種のプレキャスト耐火材料で形成され得る。いくつかの実施形態によれば、耐火ブロックの少なくともいくつかの隣接する一体領域を確立するプレキャスト耐火材料は、少なくとも約50°Cの溶融温度差を有し、及び/又は耐火ブロックの少なくともいくつかの一体領域を確立するプレキャスト耐火材料は、少なくとも約10%の熱伝導率差を有する。
[0010] 有利には、耐火ブロックは、インターロック式の舌部(tongue)及び溝部(grooves)を備える。
[0011] いくつかの実施形態によれば、複数の隣接する直立バックステーの各々は、隣接するバックステーの間に延びる複数のロッドを備えた、側壁の外側部分に対して配置された内側フランジを有し、ここにおいてロッドは、内側のフランジに対して摺動するようにバックステーの内側のフランジと係合された、対向する終端部を有する。かくして、タイバックバー(tie back bars)は、タイバックバーがロッドのそれぞれの1つに強固に接続された端部を有するように、耐火ブロックのうちの垂直に隣接する耐火ブロックの間で圧縮保持される(compressively held)。このような実施形態では、熱交換器壁の熱膨張が、使用中に壁の構造的完全性を危険にさらすことなく、順応され得る。耐火ブロックがインターロック式の舌部及び溝部を含む実施形態では、いくつかのブロックの舌部の少なくとも1つは、それぞれのタイバックバーの一部分をその中に収容するように、断続的であり得る。
[0012] 特定の実施形態によれば、耐火ブロックの少なくともいくつかは、中にタイバックバーをそれぞれ1つずつ収容するための、緯度方向に配向された凹状のチャネルを備える。チャネルは、タイバックバーの基端部から従属的に延びるピンを中に受け入れる大きさ及び構成を有する孔を画定し得る。それらの実施形態では、ブロックは、その上面に舌部を含み、舌部は、緯度方向に配向された凹状のチャネルによって中断され、それによって間隙を形成している。したがって、タイバックバーには、舌部に対応する断面プロファイルを有する中間突出部が、その中間突出部が間隙中に配置されるときに舌部と一直線になるようにして、さらに設けられている。
[0013] 本発明のこれら及び他の態様及び利点は、その好ましい例示的な実施形態の以下の詳細な説明を慎重に考慮した後、より明確になるであろう。
[0014] 本発明の開示された実施形態は、図面と併せて例としての非限定的な例示的実施形態の以下の詳細な説明を参照することにより、より良くより完全に理解されるであろう。
[0015] 図1は、本書でより完全に説明されているようなワンピースブロックを具体化する熱交換器構造体の非炉側の斜視図である。 [0016] 図2は、図1と同様であるが炉側から熱交換器構造体を示す斜視図である。 [0017] 図3は、図1及び図2に示される熱交換器の部分的に組み立てられた下壁部分の斜視図であり、それはさらに、それにおけるライダーアーチの配置を示す。 [0018] 図4は、図1及び図2に示される熱交換器の上壁部分の斜視断面立面図であり、それはさらに、それにおけるクラウンアーチの配置を示す。 [0019] 図5は、図1及び図2に示される熱交換器の部分的に組み立てられた壁部分の斜視図であり、そのような壁部分に関連する外側のバックステーを示す。 [0020] 図5Aは、図5に示される壁部分の拡大詳細斜視図である。 [0021] 図5Bは、図5に示される壁部分の、図5Aにおける線5B−5Bに沿った、拡大断面図である。 [0022] 図5Cは、代表的な壁ブロック及びタイバックバーの分解斜視図である。 [0023] 図6Aは、本書に開示される構造体に用いられ得るタイバックバーの別の実施形態を示す代表的な壁ブロックの部分的分解斜視図である。 [0024] 図6Bは、図6Aに示されるタイバックバーの実施形態の拡大詳細斜視図である。 [0025] 図7Aは、本書に開示される構造体に用いられ得るタイバックバーのさらに別の実施形態を示す壁部分の斜視図である。 [0026] 図7Bは、図7Aに示されるタイバックバーの実施形態の拡大詳細斜視図である。
[0027] 添付の図1及び図2は、対向する対の側壁16及び端壁18をそれぞれ形成する、大型のプレキャスト耐火ブロック(そのうちのいくつかは参照番号12で示されている)で構成された下壁部分10Lと、大型のプレキャスト耐火ブロック(そのうちのいくつかは参照符号14で示されている)で構成された上壁部分10Uと、を有する熱交換器構造体10の、非炉側及び炉側の斜視図をそれぞれ概略的に示している。熱交換器構造体10はガラス炉(図示せず)と動作可能に組み合わせて使用されること、及び、添付の図1及び図2に概して示されている熱交換器構造体10は横だきの(side-fired)ガラス炉に使用されるタイプのものであることが、理解されるだろう。しかしながら、本書に説明される本発明の実施形態の属性は、他のガラス炉設計、例えば正面吹出しの(end-fired)ガラス炉に等しく適用可能である。
[0028] 熱交換器構造体10は、予熱された燃焼空気をガラス炉(図示せず)に導入するために、又は動作サイクルに応じて炉から燃焼ガスを排出するために使用される一連のポート10−1を含む。熱交換器構造体10の上壁部分10Uは、一連の、隣接して配置されたクラウン(それらのうちの代表的ないくつかが参照番号30によって示されている)で覆われている。
[0029] 図1及び図2には示されていないが、壁16、18は、口語的にバックステー20(図5参照)として知られている外側の直立構造ビームによって構造的に支持されている。本技術分野で知られているように、バックステー20は、熱交換器構造体10に対して緯度方向及び長手方向の両方に、対向する対のバックステー20の間に延び且つこれらを相互に連結するタイロッド(tie rods)(図示せず)によって壁16、18に圧縮保持される。
[0030] 熱交換器構造体の底部分は、隣接して配置されたライダーアーチ40(図1及び図2には示されていないが、図3に示されている)を含む。かくして、ライダーアーチ40は、燃焼空気及びガスを熱交換器構造体10に出入りさせるためのチャネル10Cを確立するために、及び、その上に熱交換器構造体10の内部容積を占めるチェッカーブリック(図示せず)のための支持フロアを提供するために、設けられる。
[0031] クラウンアーチ30、ライダーアーチ40及び内側のチェッカーブリック(図示せず)、並びに壁16、18を形成する様々な一体型(ワンピース)耐火ブロック12、14は、2015年9月21日に出願された米国特許出願第14/859,820号(その全内容が参照により本書に明示的に組み込まれる)により完全に説明されているアセンブリ装置及び方法により、熱交換器10の建設及び/又は改修の間に、配置され得る。さらに、クラウンアーチ30及びライダーアーチ40は、2015年11月12日に出願された米国特許出願第14/939,210号(その全体の内容は、参照により本書に明示的に組み込まれる)により完全に開示されたものに対応し得る。
[0032] おそらく図3により良好に見られるように、熱交換器10の下側部分10Lの壁16、18は、比較的大きい一体型の圧縮ブロック12によって形成され、それらは、対である舌部及び溝構造体によって隣接するコースにおいて、及び同じコースにおいて、他のブロックとインターロックされる( 舌部及び溝部のそれぞれいくつかは、図3においてそれぞれ12a及び12bで識別される)。ブロック12は、ライダーアーチ40のための基礎支持を提供するそれぞれの舌部及び溝端部を有する基礎ストリンガブロック40aを収容するように、下壁10Lに所望の幅で組み上げられ得る。
[0033] 図4は、熱交換器10の上側部分10Uに関連づけられた壁16、18の一部分をより詳細に示す。示されているように、壁16、18の上側部分10Uのブロック14は、壁の下側部分10Lにおけるブロック12と比較して幅が小さい。かくして、熱交換器10の上側部分10Uにおける壁16、18の内部は、比較的小さい耐火レンガ(そのうちの代表的ないくつかは参照符号10bで識別されている)で裏打ちされ(lined with)得る。ブロック14は、ブロック12と同様に、対である舌部及び溝構造体によって、隣接するコースにおいて及び同じコースにおいて、他のブロックとインターロックされる(舌部及び溝部の代表的ないくつかは、図3において14a及び14bでそれぞれ識別される)。
[0034] ブロック12及び/又は14のいくつかは、バックステー20との構造的な相互接続を容易にするように製造され得る。この点に関して、タイバックバーは、(例えば、使用中に熱膨張を受けるブロックのために必要とされ得るように)バックステー及び壁を形成する耐火ブロックの間での相対運動を可能にするために、耐火ブロック12及び/又は14で形成された壁を外側に設けられたバックステー20に動作可能に接続するように設けられ得る。
[0035] 例として、図5は、建設中の熱交換器10の下側部分10Lのブロック12のうちのいくつかを示しており、これらには、緯度方向に配向された凹状のタイバックチャネル(tie back channels)20aが設けられており、それらの各々は、タイバックバー20bをそれぞれ1つずつ収容する(図5C参照)。タイバックバー20bは、それの基端部から従属的に延びるピン20cを含み、それは、バー20bをそれぞれの溝部20aに保持するようにブロック12の上部に形成された対応するサイズの孔12cに物理的に収容される。タイバックバー20bはまた、ブロック12の舌部12aの断面***プロファイルに対応する断面***プロファイルを有する中間突出部20dを含む。そのため、凹状のチャネル20a内に配置される場合、タイバックバー20bの中間突出部20dは、それによりチャネル20aによって舌部12aに形成された間隙12dを橋渡しし、それにより、断面に原則的に連続した舌部プロファイルをもたらす(図5B参照)。タイバックバー20bはまた、その上に積み重ねられた上方のブロック12の重量により、凹状のチャネル20aに物理的に保持される。
[0036] タイバックバー20bの露出した末端部は、横方向の調整アングルロッド22に(例えば、溶接によって)強固に接続される。調整アングルロッド22の各々は、隣接する対のバックステー20の間のブロック12(又は14)のコースに対して平行に、ほぼ水平に延びている。ロッド22の対向する終端部は、バックステー20に接続されず、バックステー20の(壁16及び18に対する)内側のフランジに摺動可能に係合される(図5B参照)。したがって、このようにして、ブロック12(又は14)が使用中に加熱されたときに寸法的に膨張すると、調整アングルロッド22がバックステー20の長手方向に摺動可能に移動することが可能となり、それにより壁16及び18が、そのような熱膨張に順応することが可能となる。
[0037] タイバックバー20b 'の別の形態が、ブロック12のチャネル20aに配置されほぼ三角形の突出部20d 'を形成している近位折返し湾曲端部(proximal turn-back bent end)を有するものとして、添付の図6A及び図6Bに示されている。突出部20d 'は、ブロック12の舌部12aと比較して小さい***したプロファイルを有しており、その結果、チャネル20aに配置されるとき、突出部20d'は、垂直方向に隣接するブロック12の底面における溝部12bによって収容される。前述したバー20bと同様に、バー20b’の末端部20e’は、同じように、(例えば、ブロック12の熱膨張に起因して起こり得るような)バックステー20に対するブロック12の垂直方向の配置移動を可能にするために、横方向のロッド22(図6には示されていないが、図5A及び図5Bを参照のこと)に(例えば溶接によって) 強固に接続され得る。
[0038] 図5B及び図6Bは、横断する溝部20aを有するものとしてブロック12のいくつかを示しているが、ブロック12から溝部20aが省略され得ることが企図され、このような場合、タイバックバー20b又は20b'は場合によっては、ブロック12の舌部の輪郭に適合する中間の湾曲部分を備える。したがって、このような実施形態によれば、タイバックロッド(tie back rods)20b、20b’が、それの湾曲部分が舌部12aの下側の部分を従順に収容するように、ブロック12の上面に配置されるようにして、ブロック12は、それの上面に沿って連続する(中断されていない)舌部を有する。上述したのと同様に、そのような交互に構成されたタイバックバー20b、20b’の終端部は、アングルロッド22に強固に接続され得る。さらに、タイバックバー20b及び20b'は、ブロック12が〜を含む場合、一緒に用いられ得る。
[0039] 本書に説明される実施形態で用いられ得るさらなる代替のタイバックバーアセンブリ30が、図7A及び図7Bに示されている。これに関して、タイバックアセンブリ30は、概して、断続的な舌部12aに平行かつ隣接して端から端までそれぞれ配置される一連の内側のタイバックプレート(tie back plates)32及び外側のタイバックプレート34から構成される。内側のタイバックプレート32及び外側タイバックプレート34はそれぞれ、断続的な舌部12aに形成されたそれぞれの間隙12dに収容される同一平面のブリッジプレート36によって、互いに(例えば、溶接によって)強固に接合される。したがって、このような方法で、内側のタイバックプレート32、外側のタイバックプレート34及び相互接続するブリッジプレート36から成る各タイバックアセンブリ30の各々は、ブロック12の上面に配置され、その上に積み重ねられるブロック12の重さによって固定された状態で圧縮保持される。
[0040] 外側のプレート34は、好ましくは、外縁部分34aがブロック12aの外面を越えて延びるように寸法決めされる(図7B参照)。外縁部分34aにはまた、対応する一連のコネクタ(例えば、ナット及びボルトアセンブリ、それらのうちの代表的ないくつかは、図7A及び図7Bにおいて参照番号38で示されている)によってすでに説明されたような目的のために、隣接する対のバックステー20の間に延びる横方向のアングルロッド22への接続を可能にするために、一連のアパーチャ(図7Bにおいて参照番号34bで示されているアパーチャの代表的な1つ)が設けられ得る。しかしながら、必要に応じて、外縁部分34aは言うまでもなく、代替的に又は追加的に溶接によってアングルロッド22に強固に接続され得る。
[0041] 「ブロック(block)」という用語は、本書で使用される場合、(例えば、適切なホイスト、リフトなどによる)取扱い及び操作に対する機械的補助を必要とする一般的に大きなサイズの中実の耐火部材に言及することが意図される。より具体的には、本書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合、耐火「ブロック(block)」とは、米国労働安全衛生局(OSHA)の一般的に受け入れられているガイドラインに従えば、単一個体によって手動でその重量が持ち上げられることができない耐火部材、例えば、典型的には、約50ポンドを超える重量の物体に言及することが意図される。したがって、耐火ブロックは、従来の耐火性の手動設置の(hand-laid)レンガと区別される。というのも、後者は、一般的に受け入れられているOSHAガイドラインに従えば、単一個体によって容易に取扱われ且つ操作され得る小型の中実の耐火部材、例えば、典型的には、重量が約50ポンド未満の物体であるからである。
[0042] 本書に開示される実施形態によって用いられる耐火ブロック12、14は、最も好ましくは、例えば、米国特許第2,599,236号、同第2,802,749号及び同第2,872,328号に説明されているように、高温(例えば、約1400°Cまで)で機械的にプレスされ、硬化される耐火材料(例えば、溶融シリカ)で形成される。このような各特許の内容全体は、参照により本書に明確に組み込まれる。耐火ブロック部材が非常に大きなサイズ(例えば、一般的に約650mm以上のサイズを有するブロック部材)である場合、そのようなブロックは、米国特許第5,277,106号及び第5,423,152号において説明されているように、耐火材料(例えば、溶融シリカ)を鋳造し、熱硬化させることによって形成され得る。このような各特許の全内容は、参照により本書に明確に組み込まれる。
[0043] 上述したように、本書に開示されるような大型の一体型(ワンピース)の耐火ブロック12、14は、鋳造可能な耐火材料で形成されたプレキャスト構造体である。鋳造可能な耐火材料は、British Standard(BS)1902−3.9:1981(その全内容は、参照により本明細書に明確に組み込まれる)に従って測定すると、典型的には、約5×10−15〜約5×10-14(すなわち、熱交換器の壁に現在使用されている従来の押し型れんが(pressed brick)に関わる通気性よりも約100倍低い)の通気性を有し得る。この比較的低い通気性は、熱交換器において気体成分による浸透をさらに減少させ、それによって壁の腐食の低減にも寄与する。
[0044] 熱交換器10の下壁部分12及び上壁部分14をそれぞれ形成するブロック12及び/又は14は、同一の溶融耐火材料から頑丈に形成され得るか、異なる耐火材料から形成された複数の部分を含み得る。例えば、一実施形態によれば、ブロックのいくつかは、図5Bのブロック12の異なる断面図によって概略的に示されているように、ブロックの厚み全体にわたって断熱性の勾配を提供するように、一体に融合された1つ(又は複数)の内側の長手方向に延びる部分と比較して、異種の耐火材料から成る外側の長手方向に延びる部分で形成され得る。したがって、このようにして、熱交換器10の上壁部分12及び/又は下壁部分14の特定の領域は、壁構造体における特定のブロックのロケーションに応じて特定の断熱性を有するブロックから製造され得る。
[0045] ブロック12及び/又は14が異なる耐火材料から形成された一体部分を含むそのような実施態様では、各部分を形成する溶融耐火材料が、融点及び/又は熱伝導率の少なくとも1つにおいて、一体的に隣接する部分を形成する溶融耐火材料と異なることが、目下好ましい。かくして、いくつかの好ましい実施形態によれば、ブロック12及び/又は14の一体的に隣接する部分を形成する溶融耐火材料の融点は、少なくとも50°C、時には少なくとも約100°C、又は少なくとも150°Cだけ、互いに対して異なる。代替的に又は追加的に、ブロック12及び/又は14の一体的に隣接する部分を形成する溶融耐火材料の熱伝導率は、少なくとも約10%、時には少なくとも約20%又はさらには少なくとも約30%だけ、互いに対して異なる。
[0046] したがって、壁におけるブロック12及び/又は14の特定のロケーションに応じて適切な断熱性を提供するために、下壁部分10L及び上壁部分10Uをそれぞれ形成するブロック12及び/又は14が、「設計され(engineered)」得る。かくして、ブロック12及び/又は14のうちのいくつかは、例えば、ブロックの露出された「加熱面(hot face)」により高い融点及び/又はより高い熱伝導率の材料を与えるように、且つ、同じブロックの裏面に比較的低い融点及び/又はより低い熱伝導率の材料を与えるように、異なる耐火材料で各々形成された隣り合った長手方向の部分で形成され得る。したがって、このような方法で、伝統的に熱交換器構造体の壁の厚みにわたって複数の層のレンガの存在を必要としてきた断熱機能を供給するワンピースの単一のブロック構造体として、一体型の耐火ブロック12及び/又は14が、提供され得る。
[0047] 本書に提供される説明は、本発明の最も実用的で好ましい実施形態であると目下考えられていることが理解されるであろう。かくして、本発明は、開示された実施形態に限定されるものではなく、むしろ、それの精神及び範囲内に含まれる様々な修正及び均等な構成を含むことが意図される。

以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[1] 対向する対の側壁及び端壁を具備するガラス炉熱交換器であって、ここにおいて前記熱交換器の前記側壁及び前記端壁の少なくとも1つは、インターロック式の複数の耐火ブロックを具備し、ここにおいて前記耐火ブロックは、耐火材料から成る自己支持型であり且つ耐荷重一体型のプレキャスト構造体である、ガラス炉熱交換器。
[2] 前記耐火材料の熱伝導率及び溶融温度の少なくとも一方が異なる前記耐火ブロックの縦方向に隣接する一体領域を確立するために、前記耐火ブロックの少なくともいくつかが異種のプレキャスト耐火材料で形成されている、[1]に記載のガラス炉熱交換器。
[3] 前記耐火ブロックの少なくともいくつかの隣接する前記一体領域を確立する前記プレキャスト耐火材料は、少なくとも約50℃の溶融温度差を有する、[2]に記載のガラス炉熱交換器。
[4] 前記耐火ブロックの少なくともいくつかの前記一体領域を確立する前記プレキャスト耐火材料は、少なくとも約10%の熱伝導率差を有する、[2]に記載のガラス炉熱交換器。
[5] 前記耐火ブロックは、インターロック式の舌部及び溝部を具備する、[1]に記載のガラス炉熱交換器。
[6] 前記側壁の外側部分に対して直立するバックステーをさらに具備する、[1]に記載のガラス炉熱交換器。
[7] 前記耐火ブロックのうち垂直に隣接する前記耐火ブロックの間に配置される複数のタイバックバーをさらに具備する、[6]に記載のガラス炉熱交換器。
[8] 前記耐火ブロックの少なくともいくつかは、中に前記タイバックバーをそれぞれ1つずつ収容するための緯度方向に配向された凹状のチャネルを具備する、[7]に記載のガラス炉熱交換器。
[9] 前記チャネルは、孔を画定し、前記タイバックバーは、前記孔に収容される従属ピンを具備する、[8]に記載のガラス炉熱交換器。
[10] 前記耐火ブロックは、上面に間隙を画定する断続的な舌部を含み、前記タイバックバーは、前記舌部と一直線になるように前記間隙に配置される***した横断面プロファイルを有する突出部をさらに具備する、[7]に記載のガラス炉熱交換器。
[11] 前記***した横断面プロファイルは、前記タイバックバーのほぼ三角形の近位折返し湾曲基端部によって形成される、[10]に記載のガラス炉熱交換器。
[12] 前記耐火ブロックは、その上面に間隙によって中断された舌部を含み、タイバックバーは、
(i)前記耐火ブロックの前記上面の前記舌部に平行かつ隣接して各々配置可能な内側及び外側のタイバックプレートと、
(ii)前記舌部の前記間隙に強固に配置され、前記内側及び外側のタイバックプレートを互いに強固に接続する少なくとも1つのブリッジプレートと、
を含むアセンブリを具備する、[7]に記載のガラス炉熱交換器。
[13] 前記側壁の外側部分に対して配置される内側フランジを各々有する複数の隣接する直立バックステーと、
前記隣接するバックステーの間に延びる複数のロッドと、ここにおいて、前記ロッドは、前記バックステーの内側フランジに摺動可能に係合する対向する終端部を有する、
前記耐火ブロックの垂直に隣接する前記耐火ブロックの間に配置される複数のタイバックバーと、ここにおいて、前記タイバックバーは、前記ロッドのそれぞれ1つに強固に接続される端部を有する、
をさらに備える、[1]に記載のガラス炉熱交換器。
[14] 前記耐火ブロックは、インターロック式の舌部及び溝部を具備する、[13]に記載のガラス炉熱交換器。
[15] 所定のブロックは、中に前記タイバックバーをそれぞれ1つずつ収容するための間隙を画定する少なくとも1つの断続的な舌部を含む、[14]に記載のガラス炉熱交換器。
[16] 前記耐火ブロックの少なくともいくつかは、中に前記タイバックバーをそれぞれ1つずつ収容するための前記舌部における前記間隙を画定する緯度方向に配向された凹状のチャネルを具備する、[15]に記載のガラス炉熱交換器。
[17] 前記チャネルは、孔を画定し、前記タイバックバーは、前記孔に収容される従属ピンを具備する、[15]に記載のガラス炉熱交換器。
[18] 前記タイバックバーは、前記舌部と一直線になるように前記間隙に配置される***した横断面プロファイルを有する突出部をさらに具備する、[15]に記載のガラス炉熱交換器。
[19] 前記***した横断面プロファイルが、前記タイバックバーのほぼ三角形の折返し湾曲基端部によって形成される、[18]に記載のガラス炉熱交換器。
[20] 前記タイバックバーは、
(i)前記ブロックの上面に前記舌部に対して平行且つ隣接して各々配置される内側及び外側のタイバックプレートと、
(ii)前記舌部の前記間隙に強固に配置され、前記内側及び外側のタイバックプレートを互いに強固に接続する少なくとも1つのブリッジプレートと、
を含むアセンブリを具備する、[15]に記載のガラス炉熱交換器。

Claims (16)

  1. 対向する対の側壁及び端壁を具備するガラス炉熱交換器であって、ここにおいて前記熱交換器の前記側壁及び前記端壁の少なくとも1つは、各々が約25.59インチ(650mm)以上の寸法を有し、約50ポンド(22.68キログラム)を越える重量のインターロック式の舌部及び溝部を具備する複数の耐火ブロックを具備し、ここにおいて前記耐火ブロックは、耐火材料から成る自己支持型であり且つ耐荷重一体型のプレキャスト構造体であり、前記耐火ブロックは、約5×10−15 から約5×10-14 の間の通気性を有し、
    前記耐火ブロックは、前記熱交換器の内側及び外側に隣接する、長手方向に隣接する内側及び外側ブロックの一体領域を備え、前記内側及び外側ブロック領域は、内側ブロック領域から外側ブロック領域へ断熱性の勾配を確立するように、少なくとも約10%だけ異なる熱伝導率をぞれぞれ有する異種のプレキャスト耐火材料で形成される、ガラス炉熱交換器。
  2. 前記耐火ブロックの少なくともいくつかの隣接する前記一体領域を確立する前記プレキャスト耐火材料は、少なくとも約50℃の溶融温度差を有する、請求項1に記載のガラス炉熱交換器。
  3. 前記側壁の外側部分に対して直立するバックステーをさらに具備する、請求項1に記載のガラス炉熱交換器。
  4. 前記耐火ブロックのうち垂直に隣接する前記耐火ブロックの間に配置される複数のタイバックバーをさらに具備する、請求項に記載のガラス炉熱交換器。
  5. 前記耐火ブロックの少なくともいくつかは、中に前記タイバックバーをそれぞれ1つずつ収容するための緯度方向に配向された凹状のチャネルを具備する、請求項に記載のガラス炉熱交換器。
  6. 前記チャネルは、孔を画定し、前記タイバックバーは、前記孔に収容される従属ピンを具備する、請求項に記載のガラス炉熱交換器。
  7. 前記耐火ブロックは、上面に間隙を画定する断続的な舌部を含み、前記タイバックバーは、前記舌部と一直線になるように前記間隙に配置される***した横断面プロファイルを有する突出部をさらに具備する、請求項に記載のガラス炉熱交換器。
  8. 前記***した横断面プロファイルは、前記タイバックバーのほぼ三角形の折返し湾曲基端部によって形成される、請求項に記載のガラス炉熱交換器。
  9. 前記耐火ブロックは、その上面に間隙によって中断された舌部を含み、タイバックバーは、
    (i)前記耐火ブロックの前記上面の前記舌部に平行かつ隣接して各々配置可能な内側及び外側のタイバックプレートと、
    (ii)前記舌部の前記間隙に強固に配置され、前記内側及び外側のタイバックプレートを互いに強固に接続する少なくとも1つのブリッジプレートと、
    を含むアセンブリを具備する、請求項に記載のガラス炉熱交換器。
  10. 前記側壁の外側部分に対して配置される内側フランジを各々有する複数の隣接するほぼ垂直方向に配向されたバックステーと、
    前記隣接するバックステーのそれぞれの間にほぼ水平方向に延びる複数のロッドと、ここにおいて、前記ロッドは、それの終端部が使用中に前記側壁の熱膨張に応答して前記バックステーの隣接する1つに関して移動することを可能にするように、前記バックステーの前記内側フランジに摺動可能に係合する対向する終端部を有する、
    前記耐火ブロックの垂直に隣接する前記耐火ブロックの間に配置される複数のタイバックバーと、ここにおいて、前記タイバックバーは、前記ロッドのそれぞれ1つに強固に接続される末端部を有する、
    をさらに備える、請求項1に記載のガラス炉熱交換器。
  11. 所定のブロックは、中に前記タイバックバーをそれぞれ1つずつ収容するための間隙を画定する少なくとも1つの断続的な舌部を含む、請求項10に記載のガラス炉熱交換器。
  12. 前記耐火ブロックの少なくともいくつかは、中に前記タイバックバーをそれぞれ1つずつ収容するための前記舌部における前記間隙を画定する緯度方向に配向された凹状のチャネルを具備する、請求項11に記載のガラス炉熱交換器。
  13. 前記チャネルは、孔を画定し、前記タイバックバーは、前記孔に収容される従属ピンを具備する、請求項12に記載のガラス炉熱交換器。
  14. 前記タイバックバーは、前記舌部と一直線になるように前記間隙に配置される***した横断面プロファイルを有する突出部をさらに具備する、請求項11に記載のガラス炉熱交換器。
  15. 前記***した横断面プロファイルが、前記タイバックバーのほぼ三角形の折返し湾曲基端部によって形成される、請求項14に記載のガラス炉熱交換器。
  16. 前記タイバックバーは、
    (i)前記ブロックの上面に前記舌部に対して平行且つ隣接して各々配置される内側及び外側のタイバックプレートと、
    (ii)前記舌部の前記間隙に強固に配置され、前記内側及び外側のタイバックプレートを互いに強固に接続する少なくとも1つのブリッジプレートと、
    を含むアセンブリを具備する、請求項11に記載のガラス炉熱交換器。
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