JP6763004B2 - ピッキングシステム - Google Patents

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本発明は、例えば各種物流センター等におけるピッキングシステムに関し、特に、保管棚に収納された多種多様な物品のうち、指示された物品がベルトコンベヤ等によって搬送されてくる集品箱に投入するピッキングシステムに関する。
仕分け、すなわち、ピッキングシステムにおいては、例えば物品の配送センター等において、作業員が、保管棚に収納された多種多様な物品からベルトコンベヤ等のような搬送手段に沿って置かれた集品箱に顧客の注文に応じて仕分けする。
消費形態が多種多様化し、従来の同一品目の大量生産から、消費者の志向に合わせた多品種少量生産へと変化するに伴い、ピッキングシステムも進歩してきた。これは、顧客の欲しいときに欲しい量だけ入手したいという要求を満足させるために、物流が少品種大量輸送から多品種小口輸送へと変化し、ピッキングが複雑化する中でも利益を確保することができなければならないからである。
その結果、例えば物品の配送センター等において、作業員が、保管棚に収納された多種多様な物品から、ベルトコンベヤ等のような搬送手段に沿って置かれた集品箱へ顧客の注文に応じて仕分けする場合に、保管棚の物品ごとに設置されるデジタル表示器の表示に従ってピッキングするデジタルピッキングシステムが誕生した。
しかし、近年、取り扱う物品や消費者の多様化、インターネットやTV等を用いた通信販売の急増、及び、物流コストの削減等に一層拍車がかかり、最小限の在庫で行う効率的な物流や物流の多頻度小口化への要請が高まってきている。従って、単一物品を、正確かつ迅速に、しかも、高い作業効率でピッキングする技術が求められている。
そこで、特開平4−354704号公報のように、ピッキング対象となる集品箱を容易に認識し得る移動位置表示方法や、正確かつ迅速にピッキングできる指示装置が提案されている。
しかし、このタイプのシステムでは、先行する作業者の状況によっては、投入対象となる集品箱が到着しないアイドリングタイムが生じ、効率が低下する。そのため、投入対象となる集品箱が到着しない場合には、先行してピッキングを行って準備しておくという仮置方式が開発されている(実開昭63−169502号公報)。この仮置方式に対しても、システム上の様々な改良が加えられてきた。例えば、特開平7−165311号公報では、保管棚から物品を仮置棚に移動させる作業者と仮置棚からコンベヤ上の集品箱に物品を投入する作業者とを配置するシステムを構築し、作業の単純化、簡略化、及び、負担軽減、また、ピッキングミスの低減、作業効率の向上を図っている。更に、特開2000-1203号公報では、保管棚から仮置棚への取出しの完了が、保管棚の取出表示器のリセットによって明確となるオーダー表示灯を設けることを特徴としており、ピッキング作業の負担低減と共に、ピッキング作業の状況把握を実現している。
一方、仮置方式以外にも、集品箱を搬送する手段の改良も検討されている。特開2005−247554号公報においては、出荷頻度毎に物品を保管しているピッキングゾーンを設けると共に、ピッキング情報に基づいて、集品箱が所定のピッキングゾーンだけを通過させることによって、高頻度で出荷される物品は、低頻度で出荷されるピッキングゾーンを通過する必要がなく、効率よいピッキングを実現させている。
特開平4−354704号公報 実開昭63−169502号公報 特開平7−165311号公報 特開2000-1203号公報 特開2005−247554号公報
このように、最小限の在庫で行う効率的な物流や物流の多頻度小口化への要請の高まりに対応できるピッキングシステムの開発が進められているが、次のような課題がある。特開平4−354704号公報に開示されたピッキングシステムでは、集品表示対象範囲が作業者の守備範囲内の集品箱に限定され、アイドリングタイムを削減することは困難である。そのため、仮置方式(例えば、上記特開平7−165311号公報や特開2000-1203号公報等)によって、ピッキング頻度が低い低負荷時作業に生じるアイドリングタイムを、予測されうるピッキング頻度が高い高負荷時作業の負荷を低減させるための先行仮置作業に割り当て、効率の改善を図っている。しかし、必ず保管棚から仮置棚を経由して集品箱に投入しなければならず、高頻度でピッキングする物品が続いたり、高負荷時作業の場合には、直接投入よりもタイムロスが大きくなるという問題点がある。一方、特開2005−247554号公報のように、ピッキング頻度の異なる物品を分類して保管し、物品に応じた集品箱の搬送経路を設定することは、特殊な物品のピッキングには効力を発揮するが、近年求められているデジタルピッキングシステムへの要請、すなわち、最小限の在庫で行う効率的な物流や物流の多頻度小口化を満足することは困難である。
本発明は、上記のような従来技術上の問題点を解決することを意図されたものであり、正確かつ迅速に、しかも、アイドリングタイムが短縮され、効率のよいピッキングが可能なピッキングシステム、より具体的には、直接搬入可能なピッキングシステムを提供することを課題とする。
上述した課題を解決するために、本発明は、ガイドランプ式デジタルピッキングシステムにおいて、保管棚から仮置棚を経由しないで集品箱に物品を直接投入するピッキングプロセスと、保管棚から仮置棚を経由して集品箱に物品を投入するピッキングプロセスと、状況に応じて変換可能な制御システムとを有することを特徴としている。
すなわち、本発明は、仮置棚をガイドランプゾーンに配置し、ピッキング担当範囲内に対象集品箱が連続するような、高頻度でピッキングしなければならない状況においては、仮置棚を経由することなく、保管棚から集品箱に物品を直接投入する一方、ピッキング担当範囲内に対象集品箱がない状況においては、高負荷時作業の負荷を低減させるための先行仮置作業に割り当てるという使い分けが可能な制御システムであることを特徴としている。
より具体的には、本発明のピッキングシステムを構成する設備では、指示された物品を投入する集品箱を搬送するコンベヤに沿って、作業員のピッキング担当範囲毎にピッキングゾーンを設定し、各種物品を格納する保管棚とコンベヤとの間にピッキング作業を行う空間を配置すると共に、コンベヤ側上部に物品毎に仮置きする仮置棚が設けられる。
この設備において、保管棚は物品毎に棚状に仕切られ、その前面の物品取出面には、上記設定されたピッキングゾーンに対応して物品毎に取出表示器が設置されている。この取出表示器には、少なくとも、取り出すべき物品の個数の表示器、集品箱への直接投入か仮置棚への仮置きかを指示する表示器、及び、集品箱への直接投入ないしは仮置き完了後に、それぞれの表示をクリアする完了ボタンを備えている。
一方、仮置棚も物品毎に仕切られ、その前面の物品取出面に仮置表示器が設置されている。この仮置表示器には、少なくとも、集品箱に投入すべき物品を指示する表示器、取り出すべき物品の個数を指示する表示器、及び、集品箱への投入が完了した後にそれぞれの表示をクリアする完了ボタンを備えている。
更に、コンベヤ上部には、物品が投入されるべき集品箱を指示するガイドランプが備えられている。
上記設備は、コンピュータで管理された物品のピッキング情報に基づいて、上記各ピッキングゾーンの作業員の担当範囲内に物品を投入する対象集品箱がある場合、保管棚の取出表示器の指示に従って、対象となる物品を表示された個数だけ集品箱に直接投入するように制御されている。逆に、上記各ピッキングゾーンの作業員の担当範囲内に物品を投入する対象集品箱がない場合、コンピュータで管理された物品のピッキング情報に基づいて発信される保管棚の取出表示器の指示に従って、対象となる物品を表示された個数だけ仮置棚に仮置きするように制御されている。このように、ピッキングゾーンの作業員の担当範囲内に対象集品箱が連続し、高頻度でピッキングしなければならない状況においては、仮置棚を経由することなく保管棚から直接集品箱に物品を投入し、ピッキングする頻度が少ないアイドリングタイムの際には、物品を仮置きするという使い分けが可能なシステムである。
本発明によれば、ピッキング頻度の高い高負荷時には、保管棚から直接投入が可能であり、作業時間のロスがない上、ピッキング頻度の高い他のピッキングゾーンのライン停滞を抑制することができる一方、ピッキング頻度の低い低負荷時には、ピッキング頻度の高い高負荷時の負荷を低減するための仮置作業にアイドリングタイムを使用することができ、生産性が向上する。
更に、従来の仮置棚を配置した既存のガイドランプ式デジタルピッキングシステムを改造して用いることができ、少ない設備投資で生産性を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るピッキング装置の要部構成を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る仮置棚の要部構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る保管棚の要部構成を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係る仮置棚に設置される取出表示器の要部構成図である。 本発明の一実施形態に係る保管棚に設置される仮置表示器の要部構成図である。 本発明の一実施形態に係るピッキングシステム構成の概要を示す図である。 本発明の一実施形態に係るピッキングシステムの動作を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
本発明の一実施形態に係るピッキングシステムを構成するピッキング装置は、図1に示されるように、各種物品を保管しピッキング位置に供給するための保管棚1と、集品箱4を搬送するためのコンベヤ3と、この保管箱1から取り出した物品を一時的に仮置きしておくための仮置棚5とを少なくとも備えている。そして、保管棚1とコンベヤ3との空間が、作業員2のピッキングを行う作業空間Pとなる。集品箱の搬送方向Cに従って、例えば、各作業員2k、2l、2m、及び、2nのピッキング担当範囲をPk、Pl、Pm、及び、Pn、ピッキングゾーンをZk、Zl、Zm、及び、Znと設定し、それに対応した保管棚1及び仮置棚5を配置する。
更に、保管棚1を正面から見ると、例えば図2に示すように、ピッキングゾーン毎に4列3段の棚に分けられて物品が保管されており、上記棚毎に取出表示器6が設けられ、取出す物品の存在する棚が指示されると共に、状況に応じて、直接投入及び直接投入する数量の指示と、仮置き及び仮置きする数量の指示とが(後述する)表示器制御部6220によってなされ、取出しの完了が表示される。また、図2には示されていないが、迅速な作業のためには、取出す物品が存在する棚を指示するだけの集中ベイランプを設けることが好ましい。
一方、仮置棚5を正面から見ると、例えば図3に示すように、集品箱4を搬送するコンベヤ3の上に、物品を投入する集品箱を指示するガイドランプ7を配置し、その上に仮置棚5が設けられる。仮置棚5毎に仮置表示器8が設けられ、保管棚1で仮置きの指示が出された場合に仮置きする場所が(後述する)表示器制御部6220によって指示されたり、仮置棚5から集品箱4に投入する物品が仮置きされている場所と共に、投入する数量が(後述する)表示器制御部6220によって指示され、更に投入の完了が表示される。また、ガイドランプ7は、投入する対象たる集品箱4を、(後述する)表示器制御部6220の制御に基づいて指示する。更に、図3に示されていないが、このガイドランプ近辺に、次の物品を投入する集品箱4がどこまできているのかを予め知らせるピッキング予告表示器があるとより効率的な作業ができる。
上述した取出表示器6及び仮置表示器8の作業指示は、それぞれ、例えば、図4及び5に示したような表示器によって行われる。これら表示器の表示動作は(後述する)表示器制御部6220によって制御される。
まず、取出表示器6は、作業員2の担当範囲に物品を投入する対象集品箱がある場合に、直接投入することを指示する直接投入取出表示器63と直接投入する数量を指示する直接投入取出数量表示器64と、作業員2の担当範囲に物品を投入する対象集品箱がない場合に、仮置きを指示する仮置取出表示器61と仮置きする数量を指示する仮置取出数量表示器62と、仮置き及び直接投入のいずれであっても取出す物品の置かれている場所を示す取出場所表示器(ベイランプ)65と、仮置き及び直接投入のいずれであっても物品の取出しが完了したことを表示する保管棚取出完了リセットボタン66とを備えて構成されうる。
次に、仮置表示器8は、取出表示器6で仮置きの指示が出された場合、仮置棚5のどの棚に仮置きするのかを指示する仮置場所表示器(ベイランプ)81と、仮置棚5から集品箱4への物品の投入を指示する仮置投入表示器82と、仮置棚5から集品箱4に投入する数量を指示する仮置投入数量表示器83と、仮置きされている物品の投入が完了したことを表示する仮置投入完了リセットボタン84とを備えて構成されうる。
上述したようなピッキング作業をシステム面から支えるピッキングシステムの構成について、図6を用いて説明する。同図に一例として示されるように、上位情報システム6000は、例えば、データ管理コンピュータ6100とデータ制御側コンピュータ6200とを備えて構成される。上記管理コンピュータ6100は、在庫管理部6110、入庫管理部6120、出庫管理部6130を備え、上記制御側コンピュータ6200は、コンベヤ制御部6210、表示器制御部6220、物品補充制御部6230、集品制御部6240を備える。コンベヤ制御部6210は投入ラインを制御し、表示器制御部6220は取出表示器6、仮置表示器8、ガイドランプ7を制御する。集中ベイランプやピッキング予告表示器等を備える場合は、表示制御部6220がこれらも制御する。物品補充制御部6230は補充ライン及び保管庫を制御し、集品制御部6240は集品ライン及び保管庫を制御する。このように、上位情報システムに保存されている莫大な物品情報に基づきコンピュータで制御され、コンベヤ3、上記各表示器6及び8、及び、ガイドランプ7が機能的に連動するような公知のアルゴリズムによってプログラミングされて行うことができる。
上述したピッキングシステムは、ガイドランプ式デジタルピッキングシステムにおいて、保管棚庫から仮置棚を経由しないで集品箱に物品を直接投入するピッキングプロセスと、保管棚から仮置棚を経由して集品箱に物品を投入するピッキングプロセスとを、状況に応じて変換可能な制御システムを実現する一例であり、これに限定されるものではない。
上記一実施形態を用いてピッキングを行う場合の各表示器6及び8の指示と作業員2の動作の一例を、図1のZkのピッキングゾーンの作業空間Pkにいる作業員2kを中心にして一連のピッキング作業を説明する。図7は本発明の一実施形態に係るピッキングシステムの動作を説明するためのフローチャートである。
まず、ピッキングに先立ち、作業員2kは、作業空間Pkにおいて保管棚1の方向を見て、取出表示器6は動作していないことを確認してスタートする(ステップS700)。
作業員2kの担当範囲のピッキングゾーンZkに搬送されてくる集品箱402〜406が、物品を連続して投入する対象集品箱である場合、(図示しない)情報票及びそれを読み取る(図示しない)センサ等によって、直接投入モードであることが認識され(ステップS701のYes)、表示器制御部6220の制御によって、保管棚102〜106の取出表示器602〜606にピッキングオーダーとして取出場所表示器65及び保管棚取出完了リセットボタン66が点灯すると共に、直接投入することを指示する直接投入取出表示器63と直接投入する数量を指示する直接投入取出数量表示器64が順次点灯する(ステップS720)。その点灯に従って表示器制御部6220の制御によってガイドランプ7が順次点灯する(ステップS721)ので、作業員2kはこれらの指示に則って保管棚102〜106の物品を集品箱402〜406に順次直接投入することができる。
このように、物品102〜106の仮置棚5を経由しない直接投入が完了すると、次に保管棚取出完了リセットボタン66が作業員2kによって順次押下され、上記と同様にシステム側で認識される(ステップS722)と、これを認識したシステム6000側では、表示器制御部6220の制御によって、直接投入取出表示器63、直接投入取出数量表示器64、取出場所表示器65、及び、保管棚取出完了リセットボタン66を順次消灯させ、物品102〜106の投入作業の完了が認識される(ステップS723)。ピッキングオーダーは終了しておらず(ステップS724のNo)、次のピッキング作業に進む。
次に作業員2kの担当範囲であるピッキングゾーンZkに搬送されてくる集品箱407〜409は、物品を投入する対象集品箱ではない(ステップS701のNo)が、ピッキングゾーンZm及びZnに、作業員2kが物品を投入する対象集品箱410〜412があるので、コンピュータ6200においてそれらに投入する物品が保管されている保管棚107〜109の取出表示器607〜609にピッキングオーダーとして、取出場所表示器65及び保管棚取出完了リセットボタン66を点灯させると共に、表示器制御部6220が仮置きを指示する仮置取出表示器61及び仮置きする数量を指示する仮置取出数量表示器62を同時に順次点灯させる(ステップS710)。
作業員2kは、取出表示器607〜609に従って、保管棚107〜109から仮置棚501〜503に順次物品を移動させる。これらが例えば図示しないセンサによってシステム側で確認される(ステップS711)と、表示器制御部6220の制御によって仮置表示器801〜803がどの棚に仮置きするのかを指示する仮置場所表示器81と仮置投入完了リセットボタン84が点灯する。そのため作業員2kは、その指示に従って仮置きしていくことができる。
仮置きが完了したら、作業員2kは、取出表示器607〜609の保管棚取出完了リセットボタン66を完了した順に押す。これらが例えば図示しないセンサによってシステム側で確認される(ステップS711)と、表示器制御部6220の制御によって仮置取出表示器61、仮置取出数量表示器62、取出場所表示器65、及び、保管棚取出完了リセットボタン66が順次消灯し、仮置き作業の完了が認識される(ステップS712)。
この仮置き作業を行っている内に、作業員2kの担当範囲であるピッキングゾーンZkへ、コンベヤ制御部6210の制御によって仮置棚501〜503の物品を投入する集品箱410〜412が順次到着する。これが図示しないセンサ等によってシステム側で認識される(ステップS713)と、表示器制御部6220の制御によってガイドランプ7が順次点灯する(ステップS714)。同時に、表示器制御部6220の制御によって仮置棚501〜503から集品箱410〜412への物品の投入を指示する仮置投入表示器82及び仮置棚501〜503から集品箱410〜412に投入する数量を指示する仮置投入数量表示器83が順次点灯する。作業員2kはこの指示/表示にもとづいて集品箱410〜412への物品の投入を完了させることができる。
物品107〜109の仮置棚501〜503を経由した投入が完了し、その順に、仮置表示器801〜803の仮置投入完了リセットボタン84が作業員2kによって押下される。これらを上記と同様にシステム側で認識し(ステップS715)、仮置場所表示器81、仮置投入表示器82、仮置投入数量表示器83、及び、仮置投入完了リセットボタン84が表示器制御部6220の制御によって順次消灯し(ステップS716)、物品107〜109の投入作業の完了が図示しないセンサ等によってシステム側で認識され、次のピッキングオーダーの指示に従う(ステップS717、S718)。
このような、搬送されてくる集品箱4の順に従って、保管棚1から仮置棚5を経由しないで集品箱4に物品を直接投入するピッキングプロセスと、保管棚1から仮置棚5を経由して集品箱4に物品を投入するピッキングプロセスとが使い分けられる本発明の一態様によれば、物品を投入すべき対象集品箱と物品を投入すべきではない集品箱とが一定の頻度で搬送されてくる場合に、アイドリングタイムのない効率的なピッキング作業を実現することができる。
特に、物品を投入すべき対象集品箱が連続して搬送されてくる場合、直接投入時の負荷が極めて高くなるため、その負荷を低減すると共に、ピッキング作業全体の負荷を均一化するように、搬送されてくる集品箱4の順にかかわらず、コンベヤ3、上記各表示器6及び8、及び、ガイドランプ7が機能的に連動するように、上位情報システムに保存されている莫大な物品情報をコンピュータで制御し、プログラミングすることが好ましい。
例えば、作業員2kの担当範囲であるピッキングゾーンZkに搬送されてくる集品箱401〜406は物品を投入する対象集品箱ではないが、ピッキングゾーンZl、Zm、及びZnにわたり、作業員2kが物品を投入する対象集品箱が407〜413と長く続き、直接投入時のピッキング頻度が極めて高くなる場合がある。この場合、直接投入の負荷を低減させるため、対象集品箱407〜413に投入する物品を、搬送されてくる集品箱4の順に仮置きするのではなく、対象集品箱408、410、及び、412に投入すべき物品を仮置きし、保管棚1から仮置棚5を経由しないで集品箱4に物品を直接投入するピッキングプロセスと、保管棚1から仮置棚5を経由して集品箱4に物品を投入するピッキングプロセスとに使い分け、作業員のピッキング業務の均一化を図ることができる。
以上から明らかなように、本発明のピッキングシステムは、上位情報システムに保存されている莫大な物品情報をコンピュータで制御し、プログラミングすることによって、コンベヤ3、上記各表示器6及び8、及び、ガイドランプ7が機能的に連動している。すなわち、保管棚1から仮置棚5を経由しないで集品箱に物品を直接投入するピッキングプロセスと、保管棚1から仮置棚5を経由して集品箱4に物品を投入するピッキングプロセスとが、物品情報に基づき使い分けられる。従って、物品情報により数々のピッキングプログラムがコンピュータで制御され、組み込まれるのであって、特に制限されるものではない。
従って、本発明のピッキングシステムによれば、ピッキング頻度の高い高負荷時には、保管棚から直接投入が可能であり、作業時間のロスがない上、ピッキング頻度の高い他のピッキングゾーンのライン停滞を抑制することができ、ピッキング頻度の低い低負荷時には、ピッキング頻度の高い高負荷時の負荷を低減するための仮置作業にアイドリングタイムを使用することができる。
C 搬送方向
1 保管棚
101〜112 Zkのピッキングゾーンに設けられた保管棚
2 作業員(・・・2k2l2n2m・・・)
3 ベルトコンベヤ
4 集品箱(・・・401〜414・・・)
5 仮置棚
501〜504 Zkのピッキングゾーンに設けられた仮置棚
Z 作業員の担当ピッキングゾーン(・・・ZkZlZmZn・・・)
P 作業空間(・・・PkPlPmPn・・・)
6 取出表示器
61 仮置取出表示器
62 仮置取出数量表示器
63 直接投入取出表示器
64 直接投入取出数量表示器
65 取出場所表示器(ベイランプ)
66 保管棚取出完了リセットボタン
601〜612 Zkのピッキングゾーンに設けられた取出表示器
7 ガイドランプ
8 仮置表示器
81 仮置場所表示器(ベイランプ)
82 仮置投入表示器
83 仮置投入数量表示器
84 仮置投入完了リセットボタン
801〜804 Zkのピッキングゾーンに設けられた仮置表示器

Claims (3)

  1. 指示された物品を投入する集品箱を搬送するコンベヤであって該コンベアの上部には物品が投入されるべき集品箱を指示するガイドランプが備えられたコンベアと、
    各種物品を格納する保管棚と、
    物品毎に仮置きするための仮置棚と、
    前記保管棚に備えられ、ピッキング対象の物品が前記集品箱へ直接投入されるべきことを指示する第1表示部と前記仮置棚に仮置きされるべきことを指示する第2表示部とを有する表示器と、
    前記保管棚から前記仮置棚を経由しないで前記集品箱に前記物品を直接投入する第一のピッキングプロセスと、前記保管棚から前記仮置棚を経由して前記集品箱に前記物品を投入する第二のピッキングプロセスとを、前記コンベヤに沿って作業員のピッキング担当範囲毎に設定されたピッキングゾーンのうちの特定ピッキングゾーンに搬送されてくる集品箱が物品を連続して投入すべき対象集品箱である場合には前記第一のピッキングプロセスをとり、前記特定ピッキングゾーンに搬送されてくる集品箱が前記対象集品箱ではないが前記特定ピッキングゾーンより2もしくは3ゾーン上流にあるピッキングゾーンに搬送されてくる集品箱が前記対象集品箱である場合には前記第二のピッキングプロセスをとるように制御し、前記第一もしくは第二のピッキングプロセスの状況に応じて前記表示器に対して前記第1表示部もしくは前記第2表示部を表示させつつこれと連動させて前記ガイドランプを点灯させるように制御する制御部と
    を備えることを特徴とするピッキングシステム。
  2. 指示された物品を投入する集品箱を搬送するコンベヤであって該コンベアの上部には物品が投入されるべき集品箱を指示するガイドランプが備えられた、コンベアと、
    各種物品を格納する保管棚と、
    物品毎に仮置きするための仮置棚と、
    前記保管棚に備えられ、ピッキング対象の物品が前記集品箱へ直接投入されるべきことを指示する第1表示部と前記仮置棚に仮置きされるべきことを指示する第2表示部とを有する表示器と、
    前記保管棚から前記仮置棚を経由しないで前記集品箱に前記物品を直接投入する第一のピッキングプロセスと、前記保管棚から前記仮置棚を経由して前記集品箱に前記物品を投入する第二のピッキングプロセスとを、前記コンベヤに沿って作業員のピッキング担当範囲毎に設定されたピッキングゾーンのうちの特定ピッキングゾーンに搬送されてくる集品箱が物品を連続して投入すべき対象集品箱ではないが前記特定ピッキングゾーンより1〜3ゾーン上流にあるピッキングゾーンそれぞれに搬送されてくる集品箱が前記対象集品箱である場合には、前記2ゾーン以上の上流にあるピッキングゾーンの前記対象集品箱について前記第一のピッキングプロセス及び前記第二のピッキングプロセスを交互にとるように制御し、前記第一もしくは第二のピッキングプロセスの状況に応じて前記表示器に対して前記第1表示部もしくは前記第2表示部を表示させつつこれと連動させて前記ガイドランプを点灯させるように制御する制御部と
    を備えることを特徴とするピッキングシステム。
  3. 前記保管棚と前記コンベヤとの間にピッキング作業を行う空間が設けられたことを特徴とする請求項1もしくは2に記載のピッキングシステム。
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