JP6762902B2 - Steamer - Google Patents
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Description
本発明は、衣類などの繊維製品にスチームを噴出するスチーマに関する。 The present invention relates to a steamer that ejects steam onto textile products such as clothing.
従来この種のスチーマは多数報告されており、例えばスチーマと同様にスチームを噴出するスチームアイロンとして、本体の下部にスチームの噴出孔を有するベースを設け、この本体の上部にハンドルを設けて当該ハンドルの後端を本体から開放したオープンハンドル形状に形成し、噴出孔から衣類等の対象物にスチームを噴出して、しわ伸ばしを行なうものが報告されている(例えば、特許文献1)。 Many conventional steamers of this type have been reported. For example, as a steam iron that ejects steam like a steamer, a base having a steam ejection hole is provided at the lower part of the main body, and a handle is provided at the upper part of the main body. It has been reported that the rear end is formed in an open handle shape open from the main body, and steam is ejected from an ejection hole to an object such as clothing to smooth out wrinkles (for example, Patent Document 1).
特許文献1のスチームアイロンは載置台にアイロン本体を載置して給電する構成となっているが、給電なしではスチーマまたはアイロンとして長時間使用できず、使い勝手が悪いという使用者の潜在的な不満があった。この問題を解決するために、ベースの上部に設けられたカバー後部から、給電するための電源コードを延在して設けているスチームアイロンが知られている。
The steam iron of
従来のスチームアイロンの例を図7に基づき説明すると、101はアイロン本体、102はアイロン本体101の下部に設けられるベースであり、ベース102は図示しない噴出孔を有して構成される。また103はベース102の上部に設けられたカバーであり、104はカバー103の上方に設けられたハンドルであり、ハンドル104の前方には、水タンクに相当する容器たるカセットタンク105が、アイロン本体101に対して設けられている。ここでのハンドル104は、前端がアイロン本体101に連結する一方で、後端がアイロン本体101のどの部位にも連結せずに、開放したオープンハンドル形状を有する。また、106はアイロン掛けをする際の掛け面を形成する掛け面部材であり、ベース102の底面に配設して構成されている。
Explaining an example of a conventional steam iron based on FIG. 7, 101 is an iron main body, 102 is a base provided in the lower part of the iron
107は、電源プラグ108を先端側に備えた電源コードである。ここで図7のアイロン本体101は、カバー103背面から電源コード107を延在すると当該電源コード107の基端部が邪魔になってアイロン本体101が自立できないので、巻き取り式コードリール仕様で構成している。
しかしながら、使用時に操作したい部位である掛け面部材106の近傍にカバー103の後部側面があり、このカバー103の後部側面から電源コード107が引き出されるため、スチーマまたはアイロンとして使用する時に電源コード107が気になり、また電源コード107が踏まれることがあるなど使い勝手が悪かった。さらにベース下面を水平から垂直方向に起立させた状態で使用している時に電源コード107からアイロン本体101に荷重が加わると、その時の力はカバー103の後部側面に伝わるためアイロン本体101のバランスを容易に崩して使用者の手首の負担になり、特にハンガーに衣服等を吊るしてスチームを噴出している時はアイロン本体101が前かがみになる傾向が強く、取り回しが悪くなる虞があった。
However, since the rear side surface of the
そこで、本発明は上記事情に鑑み、本体の取り回しが容易で使いやすいスチーマを提供することを目的とする。 Therefore, in view of the above circumstances, an object of the present invention is to provide a steamer that is easy to handle and easy to use.
請求項1の発明は、本体の下部にスチームの噴出孔を有するベースを設け、前記ベースの上部にカバーを設け、前記本体の上部にハンドルを設け、前記ハンドルの後端を前記本体から開放したスチーマにおいて、前記本体に給電するための電源コードを、前記ハンドルの後端から延在して設け、前記ハンドルに対して、前記電源コードの基端部を俯仰方向に回動自在に設け、前記ハンドルの後端と前記カバーの後端とを平坦面に載せることで、当該平坦面に自立可能に構成されることを特徴とする。
In the invention of
請求項2の発明は、前記ハンドルの後部に、前記電源コードの接続部を設けたことを特徴とする。 The invention of claim 2 is characterized in that the connection portion of the power cord is provided at the rear portion of the handle.
請求項1の発明によれば、使用者がグリップするハンドルの後端に電源コードが延在するため、使用中に電源コードから本体に荷重が加わったとしても、その時の力はハンドルに直接伝わって、使用者は本体のバランスを崩すことなく容易に対応することができる。したがって、実際の使用時において、従来よりも電源コードを気にすることなく本体の取り回しが容易になり、使いやすいスチーマを提供できる。
According to the invention of
請求項1の発明によれば、ハンドルに対して電源コードの基端部を適宜回転させることで、ハンドルの後端を床面などへの載置部とすることができ、本体を容易に自立させることが可能になる。また、使用の際にハンドルひいては本体がどの俯仰方向にあっても、ハンドルに対する電源コードの引き出し方向を一定に保つことができ、本体の取り回しがさらに容易で使いやすいスチーマを提供できる。
According to the invention of
請求項2の発明によれば、ハンドルの後部スペースを有効利用して、そこに電源コードの接続部を配設することにより、例えば従来よりも水タンクの容量を増やすことが可能になる。 According to the second aspect of the present invention, by effectively utilizing the rear space of the handle and arranging the connection portion of the power cord there, for example, the capacity of the water tank can be increased as compared with the conventional case.
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の好ましいスチーマの実施例について説明する。ここでいうスチーマとは、衣類などの繊維製品に向けてスチームを噴出できるあらゆる製品を含む。 Hereinafter, examples of the preferred steamer of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. The term "steamer" as used herein includes any product capable of ejecting steam toward textile products such as clothing.
まず図1〜図3に基づき、一般的なスチーマの内部構成について、スチームアイロンを例にして説明すると、1はスチーマの本体に相当するアイロン本体1であり、このアイロン本体1は加熱手段としてのヒータ2を埋設したベース3を下部に備えている。ベース3は、ダイキャスト成形品による基体3Aの底面に、アイロン掛けをする際の掛け面を形成するプレート状の掛け面部材3Bを具備して構成され、掛け面部材3Bに固着されたナット等の締結部材5により基体3Aと密着している。
First, based on FIGS. 1 to 3, the internal configuration of a general steamer will be described by taking a steam iron as an example.
ベース3の内部には、ヒータ2の近傍に位置して蒸気室すなわち気化室6が形成され、この気化室6に連通するスチームの噴出孔7がベース3の下面に設けられる。なお、気化室6はベース3に形成されず別体であってもよい。
Inside the
また、8はベース3の上部に設けられた樹脂製のカバーであり、9はカバー8の上方に設けられたハンドルであり、ハンドル9の前方には、水タンクに相当する容器たるカセットタンク10が、アイロン本体1に対して着脱自在に設けられる。カセットタンク10は、例えば合成樹脂で形成され、上面から見た形状が略U字状で、その両側がハンドル9の前端部側から後端部側の両端にかけて跨るように配置されている。
Further, 8 is a resin cover provided on the upper part of the
11は、カセットタンク10の前部に設けられた開閉自在な注水口蓋であり、ここからカセットタンク10内に水を収容し、かつカセットタンク10内の不要水を破棄できるようになっている。
カセットタンク10のロック機構について説明すると、カセットタンク10の一側面には、やや突出してタンクロック釦12が設けられており、このタンクロック釦12を操作することにより上下動する昇降体13が、弾性部材たるスプリング14により常時上方に付勢されている。そして、昇降体13の上部に突設したロック部15が、ハンドル9の前面に形成した孔部16に係止する構成になっている。
Explaining the locking mechanism of the
カセットタンク10の内部には、弁装置17が設けられており、この弁装置17の下部には、気化室6に連通する導水路たる通水継手18が設けられている。
A
弁装置17は、支持体19により、直立状態かつ摺動自在に支持されたスチーム開閉棒20と、支持体19の凹部底面上に設けられたパッキン21と、このパッキン21を常時、支持体19の凹部底面側に付勢して、密着状態を保護する付勢部材としてのスプリング22とを備え、スチーム開閉棒20の下端部に形成した弾性を有する弁体23は、カセットタンク10の底面に形成した流出孔24の中心部に臨んで設けられている。またスチーム開閉棒20は、下端を流出孔24に対向させており、後述するスチーム/ドライ切換えレバー51に連動して、スチーム開閉棒20が上昇位置または下降位置に切替わり、弁体23が流出孔24を開閉するようになっている。
The
また、通水継手18とベース3との間には、ベース3からの熱を遮断する遮熱板25が介在している。この遮熱板25の下方には、気化室6の上部開口部を覆うようにして、蓋体26が設けられている。
Further, a
27は、通水継手18の途中に設けられたノズルであり、このノズル27を開閉する開閉弁28が、前記遮熱板25及び蓋体26に共通して設けられた開口部29より、ベース3の凹部30に向けて下方に突出している。このベース3の凹部30には、感熱応動体に相当する反転式のバイメタル31が収容されており、凹部30の近傍にある気化室6が所定の温度に達すると、バイメタル31が凹部30の内部で反転し、スプリング32の付勢に抗して開閉弁28を押し上げることにより、ノズル27を開くように構成されている。
アイロン本体1の最上部に位置して前方から後方に延びるレバー状のハンドル9は、使用者がアイロン本体1を手で持つ際に把持される把手部33の他に、この把手部33の下方に位置するアイロン本体1の腹部34と把手部33との間に、手を入れるための空洞35を形成してある。つまり、ここでのハンドル9は、前端がアイロン本体1に連結する一方で、後端がアイロン本体1のどの部位にも連結せずに、開放したオープンハンドル形状を有する。なお、ここでいう腹部34とは、カセットタンク10の両側を除く把手部33に対向したアイロン本体1の平坦状の中央上面部を指すものである。
The lever-shaped
ハンドル9の上部には、ベース3の設定温度を変えるための設定釦36が配設されており、ハンドル9の内部には、ヒータ2を適宜通断電することにより、ベース3を所定の温度に制御する温度制御装置37が設けられる。この温度制御装置37は、具体的には、前記設定釦36のスイッチ部38や複数の発光ダイオードすなわちLED39の他に、現在の設定温度を記憶保持し、設定釦36の受付を可能にするコンデンサなどの蓄電装置40などを基板41の上面に実装して構成される。LED39の光は、把手部33に貼付された温度表示銘板42を透過し、現在の設定温度を表示するようになっている。
A
カセットタンク10には、一時的に多量の水を気化室6へ送り込むポンプ装置44が設けられている。このポンプ装置44は、カセットタンク10の内部に設けたシリンダー45と、シリンダー45の内部で上下動するピストン46と、ピストン46を連動させる手動操作部としてのショットボタン47とを備えている。そして、ショットボタン47を下方に押す毎に、カセットタンク10内からシリンダー45の内部に吸込まれていた水が、ピストン46によりポンプ装置44から押し出されて、一時的に多量に気化室6へ供給され、気化室6と連通する噴出孔7からスチームを一時的に多量に噴出させるようになっている。
The
カセットタンク10の上部には、前述のショットボタン47の他に、弁装置17の手動操作部となるスチーム/ドライ切換えレバー51と、ミスト噴出装置52の手動操作部となるミスト(霧吹き)ボタン53がそれぞれ配設される。スチーム/ドライ切換えレバー51は、噴出孔7からスチームを噴出させる「スチーム」機能と、噴出孔7からスチームを噴出させない「ドライ」機能とを切替えるための操作部である。また、ミストボタン53は噴出口54を備えたミスト噴出装置52と連動して設けられ、ミストボタン53を押動操作する毎に、カセットタンク10内の水をミスト噴出装置52から押し出して、注水口蓋11の下方に設けた噴出口54から霧状のミストを噴出させる構成となっている。
On the upper part of the
次に、本発明のスチーマについて、上述したスチームアイロンに適用した一実施例を、図4に基づき詳しく説明する。なお、参考例と同一機能を有する構成や部位には同一の符号を付し、共通する説明は重複を避けるため極力省略する。 Next, an embodiment of the steamer of the present invention applied to the steam iron described above will be described in detail with reference to FIG. The same reference numerals are given to the configurations and parts having the same functions as those of the reference example, and common explanations are omitted as much as possible to avoid duplication.
同図において、61はアイロン本体1の各部へ給電するために、電源プラグ62を先端側に備えた可撓性の電源コードである。電源プラグ62は周知のように、一般家庭用のコンセント(図示せず)に挿抜自在に接続される。本実施例では、電源コード61がカバー8の後端からではなく、ハンドル9の後端となる把手部33の後端33Aから延在して設けられており、ハンドル9からの電源コード61の引出し部分には、電源コード61と同等の可撓性を有する保護用のブッシング63が被覆される。また、電源コード61の基端部は、ハンドル9の後部内に設けた例えば端子台などの接続部64に接続され、電源プラグ62をコンセントに挿入した状態では、電源コード61から接続部64を経由して、上述の温度制御装置37や蓄電装置40、およびヒータ2に所定の電圧が供給されるようになっている。その他の構成は、図1〜図3に示す参考例のスチームアイロンと共通する。
In the figure,
次に、上記構成においてその作用を説明すると、予め注水口蓋11から水をカセットタンク10内に収容するとともに、このカセットタンク10をハンドル9の前部から差し込むと、カセットタンク10の上面がスプリング14に抗してロック部15を押し下げ、最終的に孔部16にロック部15が係止することで、カセットタンク10がアイロン本体1の所定位置にセットされる。
Next, to explain the operation in the above configuration, when water is previously stored in the
次いで、電源プラグ52を付近のコンセントに差し込むと、電源コード61から接続部64を経由して、アイロン本体1内の温度制御装置37や蓄電装置40に所定の電圧が供給される。温度制御装置37においては、初期状態として安全のためにヒータ2への通電を行なわない切状態の設定モードが先ず設定される。その後、設定釦36を押動操作する毎に、設定モードは「切」から「低」、「中」、「高」の順に切換わり、これに対応するLED39が点灯する。そして、「切」以外の設定モードに切換わると、温度制御装置37により図示しないリレーを介してヒータ2が通電され、ベース3が加熱される。
Next, when the
このとき温度制御装置37は、ベース3の温度が設定温度に近い適温範囲内であるか否かを、温度検知手段(図示せず)からの検知出力により判断する。そして、ベース3の温度が適温範囲を外れているときは、設定温度に対応する温度表示銘板42のLED39を点滅状態にし、ブザー(図示せず)による報知は行なわないようにして、ベース3が不適温状態であることを使用者に知らせる。一方、ベース3の温度が適温範囲内にあるときには、設定温度に対応する温度表示銘板42のLED39を点灯状態にするとともに、ブザー(図示せず)を一定時間鳴動させて、使用者にスチーム噴出が可能なことを報知する。そして温度制御装置37は、アイロン本体1のベース3の温度が適温範囲内に維持されるように、ヒータ2を通断電制御する。
At this time, the
また、スチーム/ドライ切換えレバー51を「スチーム」側に切換え操作すると、カセットタンク10内のスチーム開閉棒20が上昇して、弁体23が流出孔24を開き、カセットタンク10内に貯留した水が、流出孔24を通ってベース3の気化室6に滴下供給される。これにより、気化室6内ではベース3の熱により水が蒸発して蒸気すなわちスチームが発生し、噴出口7から衣類などの繊維製品にスチームを噴出させながら、加熱したベース3によるアイロン掛けを行なうことができる。
Further, when the steam /
一方、スチーム/ドライ切換えレバー51を「ドライ」側に切換え操作すると、カセットタンク10内のスチーム開閉棒20が降下して、弁体23が流出孔24を閉じ、カセットタンク10内から気化室6への水の供給は遮断される。したがってこの場合は、噴出口7から繊維製品にスチームを噴出させずに、加熱したベース3によるアイロン掛けを行なうことができる。
On the other hand, when the steam /
こうしたアイロン掛けでは、必要に応じてミストボタン53を下方へ押動操作することで、カセットタンク10の前部に配設した噴出口54から繊維製品に向けて、スチームよりも水の粒子が大きいミストを噴射して、繊維製品のしわを効果的に伸ばすことも可能となる。
In such ironing, by pushing the
さらに、例えばハンガーに吊るした状態の衣服のしわ伸ばしや、衣服の頑固なしわ伸ばしや、ミスト機能の代替などで、各種の繊維製品にスチームを一時的に多量に噴出させる場合には、スチーム/ドライ切換えレバー51の位置に拘らず、ショットボタン47を下方へ押動操作すると、ポンプ装置44によりカセットタンク10内の水が一時的に多量に気化室6へ供給され、気化室6と連通する噴出孔7からスチームが一時的に多量に噴出する。このように本実施例のスチームアイロンは、スチーマとしての使用用途に応じて、スチーム噴出量の切換えができ、掛け面部材3Bを繊維製品に当てて、若しくは掛け面部材3Bを繊維製品から離して、噴出孔7から繊維製品にスチームを噴出することが可能となる。
Furthermore, if you want to temporarily spout a large amount of steam on various textile products, for example, by smoothing the wrinkles of clothes hanging on a hanger, smoothing the stubborn wrinkles of clothes, or replacing the mist function, steam / When the
本実施例のアイロン本体1は、ハンドル9の後端33Aを開放し、腹部34と把手部33との間に空洞35を形成した、いわゆるオープンハンドルであるため、空洞35から手を差し入れた後、ハンドル9の把手部33を掌で抱えるように握ることで、スチームの噴出時にアイロン本体1を任意の方向に動かして使用することができる。また、使用者がグリップする把手部33の後端33Aに電源コード51が延在するため、使用中に電源コード51が物に引っ掛かるなどして、電源コード51からアイロン本体1に荷重が加わったとしても、その時の力は把持部33に直接伝わって、使用者はアイロン本体1のバランスを崩すことなく容易に対応することが可能となる。したがって、実際の使用時に電源コード51を気にする必要が少なくなり、従来と比較してアイロン本体1の取り回しが容易になる。
Since the
次に、本実施例の変形例を図5と図6に基づき説明する。本変形例では、ハンドル9に対して電源コード61の基端部が俯仰方向に回動自在となるように、ハンドル9ひいては把持部33の後部にコードスイング機構71を備えている。コードスイング機構71は、把持部33の後部に形成した凹部72の両側面より向い合うように突出させた軸73,73と、電源コード61の基端部に設けられ、両方の軸73,73に回動自在に軸支される引出部74とにより構成され、軸73,73を中心に引出部74を適宜回動させることで、ブッシング63を含む電源コード61の基端部を、ハンドル9の延出方向に対して上下にスイング可能にするものである。また本変形例では、軸73,73の内部を中空に形成し、そこに電源コード61内の基端部の配線を引き回して、ハンドル9の後部内に設けた接続部64に接続する構成となっている。それ以外の構成は、上記実施例と共通する。
Next, a modified example of this embodiment will be described with reference to FIGS. 5 and 6. In this modification, the
これにより、例えばハンガーに吊した衣類を噴出孔7からのスチームでしわ伸ばしする際に、ハンドル9をグリップしたままベース3の下面を水平方向から垂直方向に起立させた場合でも、ハンドル9に対する電源コード61の引き出し方向はコードスイング機構71により一定に保たれる。そのため、電源コード61を介してハンドル9に加わる力の方向も、ハンドル9ひいてはアイロン本体1の俯仰方向に拘らず一定となり、使用時におけるアイロン本体1の取り回しがさらに容易になる。
As a result, for example, when the clothes hung on the hanger are wrinkled with steam from the
また、本変形例では図6に示すように、コードスイング機構71を利用してブッシング63を含む電源コード61の基端部を適宜回転させるだけで、把持部33の後端33Aとベース3を覆うカバー8の後端8Aを、何れも平坦な床面GLに載せることができ、加熱したベース3の底面が床面GLから離れて起立するように、アイロン本体1を容易に自立させることが可能となる。
Further, in this modified example, as shown in FIG. 6, the
さらに、ハンドル9の後部スペースを利用して、そこに電源コード61の接続部64を配設することにより、従来のようなカバー8の後部に電源コードの接続部を設ける必要がなくなる。したがってその分、カバー8の上部に装着されるカセットタンク10の容量が増加し、噴出孔7からのスチームの噴出能力を高めることが可能となる。
Further, by using the rear space of the
以上のように、本実施例のスチーマとなるスチームアイロンは、本体となるアイロン本体1の下部にスチームの噴出孔7を有するベース3を設け、ベース3の上部にカバー8を設け、アイロン本体1の上部に使用者がグリップするハンドル9を設け、ハンドル9の後端となる把持部33の後端33Aをアイロン本体1から開放したオープンハンドル形状を有しており、ここでは特にアイロン本体1に給電するための電源コード61を、把持部33の後端33Aから延在して設けている。
As described above, in the steam iron serving as the steamer of the present embodiment, a
この場合、使用者がグリップする把持部33の後端33Aに電源コード61が延在するため、使用中に電源コード61からアイロン本体1に何らかの荷重が加わったとしても、その時の力はハンドル9の把持部33に直接伝わって、使用者はアイロン本体1のバランスを崩すことなく容易に対応することができる。したがって、実際の使用時において、従来よりも電源コード61を気にすることなくアイロン本体1の取り回しが容易になり、使いやすいスチーマとしてのスチームアイロンを提供できる。
In this case, since the
また本実施例では、ハンドル9の把持部33に対して、電源コード61の基端部を俯仰方向に回転自在とするために、当該電源コード61の基端部にコードスイング機構71を配設し、ハンドル9の把持部33の後端33Aとカバー8の後端8Aとを平坦面としての平坦な床面GLに載せることで、本実施例のスチームアイロンが当該平坦な床面GLに自立可能に構成されている。
Further, in this embodiment, a
このように、コードスイング機構71を利用して、ハンドル9に対して電源コード61の基端部を適宜回転させることで、ハンドル9の後端となる把持部33の後端33Aおよびカバー8の後端8Aを、床面GLなどに載置可能な載置部とすることができ、アイロン本体1を容易に自立させることが可能になる。また、使用の際にハンドル9ひいてはアイロン本体1がどの俯仰方向にあっても、ハンドル9に対する電源コード61の引き出し方向を一定に保つことができ、アイロン本体1の取り回しがさらに容易で使いやすいスチーマとしてのスチームアイロンを提供できる。
In this way, by appropriately rotating the base end portion of the
また本実施例では、ハンドル9の後部に電源コード61の接続部64を設けている。この場合、ハンドル9の後部スペースを有効利用して、そこに電源コード61の接続部64を配設することができ、例えば従来よりも水タンクとなるカセットタンク10の容量を増やすことが可能になる。
Further, in this embodiment, a
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更可能である。例えば上記変形例では、軸73,73そのものを、電源コード61の接続部64となる導電性の接続ピンとして構成してもよく、引出部74を軸73,73に沿ってR面取りしてもよい。
The present invention is not limited to the above embodiment, and various modifications can be made without departing from the spirit of the present invention. For example, in the above modification, the
1 アイロン本体(本体)
3 ベース
7 噴出孔
8 カバー
9 ハンドル
51 電源コード
64 接続部
GL 平坦な床面(平坦面)
1 Iron body (main body)
3
8
GL Flat floor (flat surface)
Claims (2)
前記ベースの上部にカバーを設け、
前記本体の上部にハンドルを設け、
前記ハンドルの後端を前記本体から開放したスチーマにおいて、
前記本体に給電するための電源コードを、前記ハンドルの後端から延在して設け、
前記ハンドルに対して、前記電源コードの基端部を俯仰方向に回動自在に設け、
前記ハンドルの後端と前記カバーの後端とを平坦面に載せることで、当該平坦面に自立可能に構成されることを特徴とするスチーマ。 A base with a steam ejection hole is provided at the bottom of the main body,
A cover is provided on the top of the base.
A handle is provided on the upper part of the main body.
In a steamer with the rear end of the handle open from the main body
A power cord for supplying power to the main body is provided extending from the rear end of the handle .
The base end of the power cord is rotatably provided in the elevation direction with respect to the handle.
A steamer characterized in that the rear end of the handle and the rear end of the cover are placed on a flat surface so as to be self-supporting on the flat surface .
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