JP6760608B2 - 給電発光システム - Google Patents

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Description

本発明は、給電発光システム、発光素子パネル、および給電装置に関し、特には有機電界発光素子を用いた発光素子パネルに対してワイヤレス給電による発光を行うための給電発光システム、これに用いる発光素子パネル、及び給電装置に関する。
携帯電話機や携帯音楽プレーヤー等の小型電子機器においては、ワイヤレス給電システムが注目を集めている。ワイヤレス給電システムでは、例えば、給電装置のプレート上に携帯電話機などの受電装置を載置することにより、給電装置と受電装置とをケーブルなどで互いに接続することなく、受電装置に対して給電を行うことが可能である。
このようなワイヤレス給電システムの一例として、給電装置は給電面に給電コイル部を備え、これに対応して受電装置は受電コイル部を備え、磁気結合によって給電装置から受電装置側に電力を伝送する構成が開示されている(例えば下記特許文献1参照)。
特開2015−80302号公報
ところで、近年、画像表示や照明に用いるための装置として、有機電界発光素子を用いた発光素子パネルが注目されている。有機電界発光素子は、陽極層と陰極層との間に有機発光機能層を挟持させた構成であって、パネルの薄型化に対して有利である。しかしながら、このような発光素子パネルに対して、上述した磁気結合によるワイヤレス給電システムを適用すると、受電コイルによってパネルの薄型化が損なわれると言った問題がある。
そこで本発明は、発光素子パネルの薄型化を維持することが可能な給電発光システム、この給電発光システムに用いる発光素子パネル、および給電装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明は、一対の電極間に有機発光機能層が挟持された有機電界発光素子を有する発光素子パネルと、交流電源に接続された給電電極を有する給電装置とを備え、前記発光素子パネルは、前記一対の電極に接続された電極層からなる一対の受電電極を備え、前記給電装置は、前記受電電極に対応して前記給電電極が配置されたもので、当該受電電極と当該給電電極との間の電界結合により、前記有機電界発光素子に電力を供給する給電発光システムである。
本発明によれば、発光素子パネルの薄型化を維持することが可能な給電発光システム、この給電発光システムに用いる発光素子パネル、および給電装置を提供することが可能である。
第1実施形態の給電発光システムを示す回路図である。 第1実施形態の給電発光システムを示す断面模式図である。 第1実施形態の給電発光システムに用いる発光素子パネルの平面模式図である。 第1実施形態の給電発光システムに用いる給電装置の平面模式図である。 第1実施形態の給電発光システムにおける発光特性を示すグラフである。 第1実施形態の給電発光システムの変形例を示す平面模式図である。 第2実施形態の給電発光システムを示す回路図である。 第2実施形態の給電発光システムに用いる発光素子パネルの平面模式図である。 第2実施形態の給電発光システムによる発光素子パネルの発光特性を示すグラフである。 第2実施形態の給電発光システムの変形例を示す断面模式図である。 第2実施形態の給電発光システムに用いる発光素子パネルの変形例を示す平面模式図である。 第3実施形態の給電発光システムを示す回路図である。 第3実施形態の給電発光システムに用いる発光素子パネルの平面模式図である。 第4実施形態の給電発光システムを示す回路図である。 第4実施形態の給電発光システムに用いる発光素子パネルの平面模式図である。 第4実施形態の給電発光システムの変形例を示す回路図である。 第5実施形態の給電発光システムを示す断面模式図である。 第5実施形態の給電発光システムに用いる発光素子パネルの平面模式図である。 第6実施形態の給電発光システムを説明する平面模式図である。 第7実施形態の給電発光システムを説明する平面模式図である。 第8実施形態の給電発光システムを説明する平面模式図である。
以下、本発明の給電発光システム、発光素子パネル、および給電装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において共通の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
≪第1実施形態≫
図1は、第1実施形態の給電発光システム1を示す回路図である。また図2は第1実施形態の給電発光システム1を示す断面模式図である。これらの図に示す給電発光システム1は、有機電界発光素子ELを用いた発光素子パネル10に対して、ワイヤレス給電を行うためのシステムであり、発光素子パネル10と給電装置100とで構成される。以下、これらの構成要素の詳細を説明し、その後、給電発光システム1による給電を説明する。
<発光素子パネル10>
図3は、第1実施形態の給電発光システム1に用いる発光素子パネル10の平面模式図であり、先の図2は図3のA−A断面に相当する断面模式図となっている。図1〜図3に示す第1実施形態の発光素子パネル10は、透明基板11の一主面上に、有機電界発光素子ELと、有機電界発光素子ELから取り出された1対の受電電極ELa,ELbとを備えている。また有機電界発光素子ELは、透明基板11と、封止層15およびシールド層16との間に封止されている。
[有機電界発光素子EL]
有機電界発光素子ELは、透明基板11側から順に、透明電極12、有機発光機能層13、および対向電極14を積層した構成である。一対の電極である透明電極12と対向電極14とは、これらの間に挟持された有機発光機能層13によって絶縁されている。このような有機電界発光素子ELは寄生容量Celを有する。
また透明電極12および対向電極14は、有機発光機能層13に対して何れか一方がアノードとして用いられ、何れか他方がカソードとして用いられる電極層である。例えばここでは、透明電極12がアノード、対向電極14がカソードとして構成されていることとして説明を行うが、逆であってもよい。
これらの透明電極12および対向電極14は、有機電界発光素子ELから透明基板11の周縁側に、端子12a,14aとして延設されている。この場合、図3の平面模式図に示すように、透明電極12には、より導電性の高い材料で構成された別体の電極層からなる端子12aが接続されていてもよい。
以上のような構成の有機電界発光素子ELは、透明電極12と対向電極14との間に有機発光機能層13が挟持された部分が発光領域となり、この発光領域で発生した光が透明電極12および透明基板11を透過して外部に取り出される。
[受電電極ELa,ELb]
受電電極ELa,ELbは、有機電界発光素子ELの透明電極12および対向電極14から透明基板11の周縁側に延設された端子12a,14aのうち、特に次に説明するシールド層16から露出している部分によって構成される。図3の平面模式図に示すように、これらの受電電極ELa,ELbは、平面視的に等しい面積を有していることが好ましく、例えば透明基板11上に一対の受電電極ELaと受電電極ELbとが、平行に配置されていることとする。
[封止層15]
封止層15は、有機電界発光素子ELの有機発光機能層13を覆う状態で設けられている。この封止層15は、透明電極12と対向電極14とを短絡させることのないように、少なくとも最下層が絶縁性材料で構成されていればよい。尚、封止層15が電磁波遮蔽効果の小さい材料のみで構成されている場合、封止層15は、受電電極ELa,ELbを覆って設けられていてもよい。
[シールド層16]
シールド層16は、封止層15を介して有機電界発光素子ELの上部に設けられた電磁波遮蔽用の層である。このシールド層16は、受電電極ELa,ELbを露出させる状態で設けられており、端子12a,14aのうち、このシールド層16で覆われていない部分が受電電極ELa,ELbとなる。
以上のようなシールド層16は、封止層15の一部を構成していてもよい。この場合、一例としてアルミニウムのような金属フィルム材料で構成されることがこのましい。
<給電装置100>
図4は、第1実施形態の給電発光システム1に用いる給電装置100の平面模式図である。図1、図2および図4に示す第1実施形態の給電装置100は、先に説明した発光素子パネル10と組み合わせて用いられるものである。この給電装置100は、装置基体100a、交流電源101、マッチング回路103、および一対の給電電極105a,105bを備えている。
[装置基体100a]
装置基体100aは、発光素子パネル10に対して給電を行う際に、発光素子パネル10が載置される程度の大きさの載置面を有する。この装置基体100aには、交流電源101およびマッチング回路103が搭載され、また載置面上には給電電極105a,105bが配置される。
[交流電源101]
交流電源101は、例えば13.56MHzの高周波(RF)電源であり、アース側電極とホット側電極とを有する。
[マッチング回路103(図1参照)]
マッチング回路103(図1参照)は、交流電源101と、交流電源101に接続された一対の給電電極105a,105bとの間に設けられている。このマッチング回路103は、伝送線路の特性インピーダンスと給電電極105a,105b以降の回路インピーダンスを整合させるためのインピーダンスマッチング回路であって、図1に示すように例えば2つのコンデンサーC1,C2と、1つのインダクタLとで構成されている。
[給電電極105a,105b]
給電電極105a,105bは、マッチング回路103を介して交流電源101の両極に接続されている。これらの給電電極105a,105bは、交流電源101のホット側電極(ホット側の給電電極105a)と、アース側電極(アース側の給電電極105b)である。これらのホット側の給電電極105aとアース側の給電電極105bとは、発光素子パネル10の受電電極ELa,ELbに対応し、互いに平行を保って装置基体100aの載置面上に設けられている。
また給電電極105a,105bは、受電電極ELa,ELbの配置ピッチと同程度の配置ピッチで平行に配置されていることとする。尚、給電電極105a,105bは、平面視的に等しい幅および面積を有していることが好ましいが、これに限定されることはない。
<給電発光システム1による給電>
以上のような構成の発光素子パネル10および給電装置100で構成された給電発光システム1においては、次のようにして発光素子パネル10への給電がなされる。
すなわち、給電装置100を用いて発光素子パネル10への給電を実施するには、給電装置100の交流電源101をオンの状態とする。そして、図2に示すように、給電装置100の給電電極105a,105bと、発光素子パネル10の受電電極ELa,ELbとが、一対一で対向するように、給電装置100の装置基体100a上に発光素子パネル10を載置する。
これにより、給電装置100の給電電極105a,105bと、発光素子パネル10の受電電極ELa,ELbとの間に電界Eが発生し、有機電界発光素子ELに対して順方向の電界が発生した場合に、有機電界発光素子ELが発光する。
図5は、給電発光システム1における発光特性を示すグラフであり、横軸が時間[t]、縦軸が発光強度[I]である。図5に示すように、給電発光システム1においては、交流電源101からの電圧の供給が、有機電界発光素子ELに対して順方向となった場合に、有機電界発光素子ELが発光する。
<第1実施形態の効果>
以上説明した第1実施形態の給電発光システム1、発光素子パネル10、および給電装置100は、有機電界発光素子ELを構成する透明電極12と対向電極14の端子12a,14aを受電電極ELa,ELbとして用い、電界結合によるワイヤレス給電によって有機電界発光素子ELを発光させる構成である。このため、発光素子パネル10側および給電装置100側に、コイル等を設ける必要がなく、発光素子パネル10および給電装置100の薄型化、さらには給電発光システム1の薄型化を維持することが可能である。
≪第1実施形態の変形例≫
図6は、第1実施形態の給電発光システム1の変形例を示す平面模式図である。図6に示す変形例の給電発光システム1’は、給電装置100’の構成が特徴的である。
<給電装置100’>
給電装置100’は、装置基体100a上に、ホット側の給電電極105aと、アース側の給電電極105bとを、交互に複数配置した構成であり、交流電源101およびマッチング回路103の構成は第1実施形態と同様である。
この場合であっても、各給電電極105a,105bは、受電電極ELa,ELbの配置ピッチと同程度の配置ピッチで平行に配置されていることとする。また、給電電極105a,105bは、平面視的に等しい幅および面積を有していることが好ましいが、これに限定されることはない。
このような給電装置100’を用いることにより、第1実施形態で説明したと同様の構成を有する複数の発光素子パネル10a〜10に対して給電を実施して各有機電界発光素子ELを発光させることができる。この場合、図示した発光素子パネル10a,10bのように、それぞれの受電電極ELa,ELbを、給電装置100’の給電電極105a,105bに対して、一対一で対応させる状態で、給電装置100’上に載置する。これにより、これら複数の発光素子パネル10を発光させることができる。一方、発光素子パネル10c,10dのように、受電電極ELa,ELbが、給電装置100’の給電電極105a,105bに対して、一対一で対応していない場合、給電装置100’上の発光素子パネル10c,10dは発光しない。
尚、この変形例は、以降に説明する各実施形態との組み合わせも可能である。
≪第2実施形態≫
図7は、第2実施形態の給電発光システム2を示す回路図である。この図に示す給電発光システム2が、図1を用いて説明した給電発光システム1と異なるところは、発光素子パネル20の構成にあり、他の構成は同様である。このため、ここでは発光素子パネル20の構成を説明する。
<発光素子パネル20>
図8は、第2実施形態の給電発光システム2に用いる発光素子パネル20の平面模式図である。図7および図8に示す第2実施形態の発光素子パネル20は、透明基板11の一主面上に、2つの有機電界発光素子EL1、EL2と、これらの有機電界発光素子EL1,EL2から取り出された1対の受電電極ELa,ELbとを備えている。これらの有機電界発光素子EL1,EL2が、透明基板11と、封止層15およびシールド層16との間に封止されていることは、第1実施形態と同様である。
[有機電界発光素子EL1,EL2]
有機電界発光素子EL1,EL2は、それぞれが第1実施形態で説明した有機電界発光素子ELと同様の積層構成であり、透明基板11側から順に、透明電極12、有機発光機能層13、および対向電極14を積層した構成である。透明電極12と対向電極14とは、有機発光機能層13によって絶縁された状態で配置されており、寄生容量Celを有する。
これらの有機電界発光素子EL1,EL2は、接続された状態で設けられている。すなわち図7の回路図に示すように、有機電界発光素子EL1のアノードと、有機電界発光素子EL2のカソードとが接続され、2つの受電電極ELa,ELbのうちの何れか一方、ここでは受電電極ELaに接続されている。また有機電界発光素子EL1のカソードと、有機電界発光素子EL2のアノードとが、2つの受電電極ELa,ELbのうちの何れか他方、ここでは受電電極ELbに接続されている。
また、図8の平面図に示すように、これらの有機電界発光素子EL1,EL2の透明電極12および対向電極14は、何れか一方がアノードとして用いられ、何れか他方がカソードとして用いられることは第1実施形態と同様であり、それぞれの透明電極12がアノード、対向電極14がカソードとして構成されていることとする。
この場合、有機電界発光素子EL1の透明電極12と、有機電界発光素子EL2の対向電極14とが接続された状態となる。また、有機電界発光素子EL1の対向電極14と有機電界発光素子EL2の透明電極12とが接続された状態となる。尚、この場合、図8のA−A断面は、第1実施形態で説明した図2と同様である。
以上のような有機電界発光素子EL1,EL2の透明電極12および対向電極14は、透明基板11の周縁側に、端子12a,14aとして引き出されており、各透明電極12には、より導電性の高い材料で構成された別体の端子12aが接続されていてもよいことは、第1実施形態と同様である。
[受電電極ELa,ELb]
受電電極ELa,ELbは、各有機電界発光素子EL1,EL2の透明電極12および対向電極14から透明基板11の周縁側に延設された端子12a,14aのうち、シールド層16から露出している部分によって構成されこと、および平面視的に等しい面積を有していることが好ましく、例えば透明基板11上に平行に配置されていることは、第1実施形態と同様である。ただし、接続状態にある有機電界発光素子EL1のアノードと有機電界発光素子EL2のカソードとが、一方の受電電極ELaを構成し、また接続状態にある有機電界発光素子EL1のカソードと有機電界発光素子EL2のアノードとが、他方の受電電極ELbを構成するところが、第1実施形態とは異なる。
<給電発光システム2による給電>
以上のような構成の発光素子パネル20および給電装置100で構成された給電発光システム2における発光素子パネル20への給電は、第1実施形態と同様に実施される。すなわち、給電装置100の交流電源101をオンの状態とする。そして、図7に示すように、給電装置100の給電電極105a,105bと、発光素子パネル20の受電電極ELa,ELbとが、一対一で対向するように、給電装置100の装置基体100a上に発光素子パネル20を載置する。
これにより、給電装置100の給電電極105a,105bと、発光素子パネル20の受電電極ELa,ELbとの間に電界Eが発生し、有機電界発光素子EL1,EL2のそれぞれに対して順方向の電界が発生した場合に、有機電界発光素子EL1,EL2が発光する。ここで、有機電界発光素子EL1と有機電界発光素子EL2とは、受電電極ELa,ELbに対してアノードとカソードとを逆方向に接続した構成である。このため、これらの有機電界発光素子EL1,EL2は、交互に発光することになる。
図9は、給電発光システム1における発光特性を示すグラフであり、横軸が時間[t]、縦軸が発光強度[I]である。図9に示すように、給電発光システム2においては、有機電界発光素子EL1,EL2が、13.56MHzの周期で交互に発光する。
<第2実施形態の効果>
以上説明した第2実施形態の給電発光システム2、発光素子パネル20、および給電装置100は、有機電界発光素子EL1,EL2を構成する透明電極12と対向電極14の端子12a,14aを、受電電極ELa,ELbとして用いている。これにより第1実施形態と同様に、ワイヤレス給電による有機電界発光素子EL1,EL2の発光を実現するに際し、発光素子パネル20側および給電装置100側に、コイル等を設ける必要がなく、発光素子パネル20および給電装置100の薄型化、さらには給電発光システム2の薄型化を維持することが可能である。
さらに、有機電界発光素子EL1,EL2のアノードとカソードとを、受電電極ELa,ELbに対して逆方向に接続した構成であるため、交流電源101からの交流電圧の極性の入れ替わりに応じて、有機電界発光素子EL1,EL2を交互に発光させることができる。このため、交流電源101から供給される電力を効率的に利用した発光が可能になる。
≪第2実施形態の変形例≫
図10は、第2実施形態の給電発光システムの変形例を示す断面模式図である。また図11、第2実施形態の給電発光システムに用いる発光素子パネルの変形例を示す平面模式図である。尚、図10は、図11におけるA−A断面に相当する部分の断面模式図である。
これらの図に示す給電発光システム2’は、図7および図8を用いて説明した第2実施形態の変形例であり、発光素子パネル20’の構成に特徴がある。
<発光素子パネル20’>
すなわち発光素子パネル20’は、2つの有機電界発光素子EL1,EL2における透明電極12の端子12a(アノード)が、それぞれの有機電界発光素子EL1,EL2に対して独立して設けられたシールド層16に接続されたものである。これにより、端子12aとシールド層16とで、受電電極ELa”,ELb”が構成されている。この場合、シールド層16は、有機電界発光素子EL1,EL2をそれぞれ独立に覆う形状であると共に、それぞれが対向電極14から引き出された端子14aまでを覆う形状であることとする。
<給電発光システム2’による給電>
以上のような構成の発光素子パネル20’および給電装置100で構成された給電発光システム2’における発光素子パネル20’への給電は、第1実施形態と同様に実施される。すなわち、給電装置100の交流電源101をオンの状態とする。そして、図10に示すように、給電装置100の給電電極105a,105bと、発光素子パネル50の受電電極ELa”,ELb”とが、一対一で対向するように、給電装置100の装置基体100a上に発光素子パネル20’を載置する。
これにより、第2実施形態と同様に、2つの有機電界発光素子EL1,EL2から、絶え間なく連続的な発光を得ることができる。
<第2実施形態の変形例の効果>
以上説明した第2実施形態の変形例の給電発光システム2’、発光素子パネル20’、および給電装置100は、発光素子パネル20’において、2つの有機電界発光素子EL1,EL2間を接続する端子12a,14aと、シールド層16とを接続して受電電極ELa”,ELb”とした構成である。このため、発光素子パネル50の受電電極ELa”,ELb”の電極面を広くし、受電電極ELa”,ELb”と給電電極105a,105bとの間に生じる電界Eの強度を高めることができる。これにより高輝度で有機電界発光素子EL1,EL2を発光させることが可能になる。
≪第3実施形態≫
図12は、第3実施形態の給電発光システム3を示す回路図である。この図に示す給電発光システム3が、図1を用いて説明した給電発光システム1と異なるところは、発光素子パネル30の構成にあり、他の構成は同様である。このため、ここでは発光素子パネル30の構成を説明する。
<発光素子パネル30>
図13は、第3実施形態の給電発光システム3に用いる発光素子パネル30の平面模式図である。図12および図13に示す第3実施形態の発光素子パネル30は、有機電界発光素子ELの他に、2つのダイオードD1,D2を備えている。また有機電界発光素子ELから取り出された1対の受電電極ELa,ELb’の一方が、有機電界発光素子ELとは別体の電極層として構成されているところが特徴的である。有機電界発光素子ELの構成は、第1実施形態と同様であるためここでは、受電電極ELa,ELb’および2つのダイオードD1,D2について説明する。
[受電電極ELa,ELb’]
受電電極ELa,ELb’は、何れか一方が、有機電界発光素子ELの透明電極12または対向電極14から透明基板11の周縁側に延設された一方の端子によって構成されたものである。ここでは一例として、透明電極12から引き出された端子12aにおいて、シールド層16から露出している部分によって受電電極ELaが構成されている。
また受電電極ELa,ELb’は、何れか他方が、有機電界発光素子ELの透明電極12または対向電極14から透明基板11の周縁側に延設された他方の端子に、ダイオードD1を介して接続された電極層部分によって構成されたものである。ここでは一例として、対向電極14から引き出された端子14aに対して、ダイオードD1を介して接続された電極層によって受電電極ELb’が構成されている。このような受電電極ELb’は、有機電界発光素子ELが設けられた透明基板11上に、電極層としてパターン形成されものである。
これらの受電電極ELa,ELb’は、平面視的に等しい面積を有していることが好ましい。また、有機電界発光素子ELの対向電極14から引き出された端子14aは、受電電極として用いられることはない。このため、シールド層16は、有機電界発光素子ELの対向電極14から引き出された端子14aまでを覆う形状であることが好ましい。
[ダイオードD1,D2]
発光素子パネル30を構成するダイオードD1,D2は、有機電界発光素子ELと2つの受電電極ELa,ELb’との間に配置されている。例えば、一方のダイオードD1は、有機電界発光素子ELの対向電極14によって構成されたカソードと、受電電極ELb’との間に、有機電界発光素子ELに対して順方向に接続される状態で設けられている。また他方のダイオードD2は、2つの受電電極ELaと受電電極ELb’との間に、有機電界発光素子ELおよびダイオードD1に対して順方向に接続された状態で設けられている。
以上のようなダイオードD1,D2は、ショットキーダイオードであり、透明基板11上に形成された配線層によって、有機電界発光素子ELおよび2つの受電電極ELa,ELb’に対して接続された状態となっている。またこれらのダイオードD1,D2は、有機電界発光素子ELが設けられた透明基板11上に形成されたものであってもよく、また有機電界発光素子ELが設けられた透明基板11に対して外付けされたものであってもよい。
<給電発光システム3による給電>
以上のような構成の発光素子パネル30および給電装置100で構成された給電発光システム3における発光素子パネル30への給電は、第1実施形態と同様に実施される。すなわち、給電装置100の交流電源101をオンの状態とする。そして、図12に示すように、給電装置100の給電電極105a,105bと、発光素子パネル30の受電電極ELa,ELb’とが、一対一で対向するように、給電装置100の装置基体100a上に発光素子パネル30を載置する。
これにより、給電装置100の給電電極105a,105bと、発光素子パネル30の受電電極ELa,ELb’との間に、13.56MHzの周期で交互に逆向きの電界Eが発生する。この際、発光素子パネル30に設けた2つのダイオードD1,D2の整流作用により、受電電極ELa,ELb’に対して順方向電圧が印加された場合と、逆方向電圧が印加された場合の両方において、有機電界発光素子ELに対して順方向の電圧が印加されて有機電界発光素子ELが発光する。
これにより、先の図9のグラフに示されるように、1つの有機電界発光素子ELから、連続的な発光を得ることができる。
<第3実施形態の効果>
以上説明した第3実施形態の給電発光システム3、発光素子パネル30、および給電装置100は、第1実施形態の構成において、有機電界発光素子ELを2つのダイオードD1,D2で構成された整流回路に組み込んだ構成である。このため、第1実施形態の効果に加えて、交流電源101から供給される電力を効率的に利用した発光を可能とする効果を得ることができる。
≪第4実施形態≫
図14は、第4実施形態の給電発光システム4を示す回路図である。この図に示す給電発光システム4は、図12を用いて説明した第3実施形態の変形例であり、発光素子パネル40に2つの有機電界発光素子EL1,EL2を設けたものである。他の構成は第3実施形態と同様である。このため、ここでは発光素子パネル40の構成を説明する。
<発光素子パネル40>
図15は、第4実施形態の給電発光システム4に用いる発光素子パネル40の平面模式図である。図14および図15に示す第4実施形態の発光素子パネル40は、2つの有機電界発光素子EL1,EL2と、2つのダイオードD1,D2を備えている。有機電界発光素子EL1,EL2の構成は、第1実施形態で説明した有機電界発光素子ELと同様の構成である。また2つのダイオードD1,D2は、第3実施形態で説明したダイオードD1,D2と同様の構成である。
そして発光素子パネル40において、これらの有機電界発光素子EL1,EL2およびダイオードD1,D2は、透明電極11上に形成された配線層によって、整流回路を構成するように接続されている。すなわち、有機電界発光素子EL1,EL2およびダイオードD1,D2は、2つの有機電界発光素子EL1,EL2間を、ダイオードD1,D2によって順方向に直列接続させることにより整流回路を構成している。詳しくは、有機電界発光素子EL1のアノードと有機電界発光素子EL2のカソードとの間に順方向にダイオードD2が直列に接続されている。また有機電界発光素子EL2のカソードと有機電界発光素子EL1のアノードとの間に順方向にダイオードD1が直列に接続されている。
そして、有機電界発光素子EL1のアノードとダイオードD2のカソードとを、一方の受電電極ELaとしている。一方、有機電界発光素子EL2のアノードとダイオードD1のカソードとを、他方の受電電極ELbとしている。
一例として、有機電界発光素子EL1,EL2のアノードが、透明電極12で構成されている場合、有機電界発光素子EL1,EL2の透明電極12から引き出された端子12aにおいて、シールド層16から露出している部分によって受電電極ELa,ELbが構成されている。
この場合であっても、図15の平面模式図に示すように、これらの受電電極ELa,ELbは、平面視的に等しい面積を有していることが好ましい。
また、有機電界発光素子EL1,EL2の対向電極14から引き出された端子14aは、受電電極として用いられることはない。このため、シールド層16は、有機電界発光素子EL1,EL2の対向電極14から引き出された端子14aまでを覆う形状であることが好ましい。
<給電発光システム4による給電>
以上のような構成の発光素子パネル40および給電装置100で構成された給電発光システム4における発光素子パネル40への給電は、第1実施形態と同様に実施される。すなわち、給電装置100の交流電源101をオンの状態とする。そして、図14に示すように、給電装置100の給電電極105a,105bと、発光素子パネル40の受電電極ELa,ELbとが、一対一で対向するように、給電装置100の装置基体100a上に発光素子パネル40を載置する。
これにより、給電装置100の給電電極105a,105bと、発光素子パネル40の受電電極ELa,ELbとの間に、13.56MHzの周期で交互に逆向きの電界Eが発生する。この際、発光素子パネル40に設けた2つのダイオードD1,D2の整流作用により、受電電極ELa,ELbに対して順方向電圧が印加された場合と、逆方向電圧が印加された場合の両方において、有機電界発光素子EL1,EL2に対して順方向の電圧が印加されて有機電界発光素子EL1,EL2が発光する。
これにより、先の図9のグラフに示されるように、2つの有機電界発光素子EL1,EL2から、連続的な発光を得ることができる。
<第4実施形態の効果>
以上説明した第4実施形態の給電発光システム4、発光素子パネル40、および給電装置100は、2つの有機電界発光素子EL1,EL2と2つのダイオードD1,D2とで整流回路を構成している。このため、第3実施形態と同様に、交流電源101から供給される電力を効率的に利用した発光を可能とする効果を得ることができ、さらに第3実施形態の給電発光システム3と比較して、有機電界発光素子EL1,EL2の合計で高輝度の発光を得ることができる。
≪第4実施形態の変形例≫
図16は、第4実施形態の給電発光システム4の変形例を示す回路図である。図16に示す変形例の給電発光システム4’は、2つの有機電界発光素子EL1,EL2のカソード側の電極を、受電電極ELa,ELbとした構成である。そして、有機電界発光素子EL1,EL2およびダイオードD1,D2は、2つの有機電界発光素子EL1,EL2間を、ダイオードD1,D2によって順方向に直列接続させることにより整流回路を構成していることは第4実施形態と同様である。
このような構成の給電発光システム4’であっても、第4実施形態の給電発光システム4と同様の効果を得ることができる。
≪第5実施形態≫
図17は、第5実施形態の給電発光システム5を示す断面模式図である。また図18は、第5実施形態の給電発光システム5に用いる発光素子パネル50の平面模式図である。尚、図17は、図18におけるA−A断面に相当する部分の断面模式図である。
これらの図に示す給電発光システム5は、図14および図15を用いて説明した第4実施形態の変形例であり、発光素子パネル50の構成に特徴がある。
<発光素子パネル50>
すなわち発光素子パネル50は、2つの有機電界発光素子EL1,EL2における透明電極12の端子12a(アノード)が、それぞれの有機電界発光素子EL1,EL2に対して独立して設けられたシールド層16に接続されたものである。これにより、端子12aとシールド層16とで、受電電極ELa”,ELb”が構成されている。この場合、シールド層16は、有機電界発光素子EL1,EL2をそれぞれ独立に覆う形状であると共に、それぞれが対向電極14から引き出された端子14aまでを覆う形状であることが好ましい。
<給電発光システム5による給電>
以上のような構成の発光素子パネル50および給電装置100で構成された給電発光システム5における発光素子パネル50への給電は、第1実施形態と同様に実施される。すなわち、給電装置100の交流電源101をオンの状態とする。そして、図17に示すように、給電装置100の給電電極105a,105bと、発光素子パネル50の受電電極ELa”,ELb”とが、一対一で対向するように、給電装置100の装置基体100a上に発光素子パネル50を載置する。
これにより、第4実施形態と同様に、2つの有機電界発光素子EL1,EL2から、絶え間なく連続的な発光を得ることができる。
<第5実施形態の効果>
以上説明した第5実施形態の給電発光システム5、発光素子パネル50、および給電装置100は、発光素子パネル50において端子12aとシールド層16とを接続して受電電極ELa”,ELb”とした構成である。このため、発光素子パネル50の受電電極ELa”,ELb”の電極面を広くし、受電電極ELa”,ELb”と給電電極105a,105bとの間に生じる電界Eの強度を高めることができる。これにより高輝度で有機電界発光素子EL1,EL2を発光させることが可能になる。
≪第6実施形態≫
図19は、第6実施形態の給電発光システム6を説明する平面模式図である。この図に示す第6実施形態の給電発光システム6が、図1を用いて説明した給電発光システム1と異なるところは、発光素子パネル60の構成および給電装置100”の構成にある。以下、発光素子パネル60の構成と、これに対応する給電装置100”の構成を説明する。
<発光素子パネル60>
図19に示す第6実施形態の発光素子パネル60は、2つの有機電界発光素子EL1,EL2と、4つのダイオードD1〜D4を備えている。有機電界発光素子EL1,EL2の構成は、第1実施形態で説明した有機電界発光素子ELと同様の構成である。また4つのダイオードD1〜D4は、第3実施形態で説明したダイオードD1,D2と同様の構成である。
そして発光素子パネル60において、これらの有機電界発光素子EL1,EL2およびダイオードD1〜D4は、透明電極11上に形成された配線層によって、整流回路を構成するように接続されている。すなわち、有機電界発光素子EL1,EL2およびダイオードD1〜D4は、2つの有機電界発光素子EL1,EL2間を、ダイオードD1〜D4によって順方向に直列接続させることにより、整流回路を構成している。
詳しくは、有機電界発光素子EL1のアノードと有機電界発光素子EL2のカソードとの間に、順方向に2つのダイオードD1,D2が直列に接続されている。さらに有機電界発光素子EL1のカソードと有機電界発光素子EL2のアノードとの間に順方向に2つのダイオードD3,D4が直列に接続されている。
そして、有機電界発光素子EL1,EL2のアノードに接続された各電極層が受電電極ELa,ELcを構成している。さらに2つのダイオードD1,D2の間に接続された電極層が受電電極ELbを構成し、他の2つのダイオードD3,D4間に接続された電極層が受電電極ELdを構成している。ここでは、給電装置100”に設けられたホット側の給電電極105aとアース側の給電電極105bとに対応する一対の受電電極が、4つの受電電極ELa〜ELdに分割されているのである。
これらの受電電極ELa〜ELdは、一方向の幅が同程度の電極層によって構成され、一方向に配列されている。その配置状態は、有機電界発光素子EL1,EL2のアノードに接続された受電電極ELa,ELcと、各2つのダイオードD1,D2の間およびダイオードD3,D4の間に接続された受電電極ELb,ELdとが、一方向に対して交互に配置された状態である。尚、図面においては、受電電極ELa〜ELdを一方向に配列した構成を図示したが、これらの受電電極ELa〜ELdは、一方向にずらして配置されていればよく、素子のレイアウトによっては、多方向にもずらして配置されていてもよい。
<給電装置100”>
図19に示す給電装置100”は、装置基体100a上に、ホット側の給電電極105aと、アース側の給電電極105bとを、交互に複数配置した構成であり、交流電源101およびマッチング回路103の構成は第1実施形態と同様である。
ここで特徴的なことは、各給電電極105a,105bの配置ピッチである。各給電電極105a,105bの配置ピッチは、受電電極ELa〜ELdの配置ピッチの2倍程度であることとする。また、各給電電極105a,105bは、平面視的に等しい幅を有していることが好ましい。
<給電発光システム6による給電>
以上のような構成の発光素子パネル60および給電装置100”で構成された給電発光システム6における発光素子パネル60への給電は、第1実施形態と同様に実施される。すなわち、給電装置100”の交流電源101をオンの状態とする。そして、図19に示すように、給電装置100”の装置基体100a上に発光素子パネル60を載置する。
この場合、給電装置100”における給電電極105a,105bの配列方向と、発光素子パネル60における受電電極ELa〜ELdの配列方向とを一致させることが重要である。これにより、給電装置100”の給電電極105a,105bと、発光素子パネル60の受電電極ELa〜Edとの間に電界Eが発生し、交流電源101から供給される交流電圧の周期にあわせて、有機電界発光素子EL1,EL2の何れかに対して順方向の電流が流れた場合に発光が生じる。
図19には、一例としてホット側の給電電極105aにマイナス(−)、アース側の給電電極105bに(+)が印加されている状態を示す。この図に示すように、給電電極105a,105bの配列方向と受電電極ELa〜ELdの配列方向とが一致していれば、図中の破線で示すルートで整流回路に電流が流れ、有機電界発光素子EL1,EL2の何れか一方が発光する。
この場合、図中の破線で示すルート以外にも電流が流れる場合があるが、ルート間の抵抗の差により、より抵抗が大きい破線で示したルートで放電が持続するため、破線のルートがメインの電流ルートとなる。例えば、表示素子パネル60bの場合、受電電極ELcと受電電極ELdとの間にも電流が流れる。また表示素子パネル60dの場合、受電電極ELaと受電電極ELbとの間にも電流が流れる。しかしながら、これらの電流ルートは、破線で示したルートよりも抵抗が小さいため、放電が早く終了して電流が流れなくなるのである。
<第6実施形態の効果>
以上説明した第6実施形態の給電発光システム6、発光素子パネル60、および給電装置100”であっても、他の実施形態と同様に発光素子パネル60側および給電装置100”側に、コイル等を設ける必要がなく、発光素子パネル60および給電装置100”の薄型化、さらには給電発光システム6の薄型化を維持することが可能である。さらに、この給電発光システム6では、給電装置100”対する発光素子パネル60の載置状態の自由度が高い。
≪第7実施形態≫
図20は、第7実施形態の給電発光システム7を説明する平面模式図である。この図に示す第7実施形態の給電発光システム7が、図19を用いて説明した第6実施形態の給電発光システム6と異なるところは、発光素子パネル70に有機電界発光素子ELを1つのみ設けたところにあり、他の構成は第6実施形態と同様である。このため、ここでは発光素子パネル70の構成を説明する。
<発光素子パネル70>
図20に示す第7実施形態の発光素子パネル70は、1つの有機電界発光素子ELと、4つのダイオードD1〜D4を備えている。有機電界発光素子ELの構成は、第1実施形態で説明した有機電界発光素子ELと同様の構成である。また4つのダイオードD1〜D4は、第3実施形態で説明したダイオードD1,D2と同様の構成である。
これらの有機電界発光素子ELおよびダイオードD1〜D4は、透明電極11上に形成された配線層によって、整流回路を構成するように接続されている。すなわち、有機電界発光素子ELの一対の電極、すなわちアノードとカソードとの間を、ダイオードD1〜D4によって順方向に直列接続させることにより、整流回路を構成している。
そして、ダイオードD1〜D4の間に接続された4つの電極層が、受電電極ELa〜ELdを構成している。ここでは、給電装置100”に設けられたホット側の給電電極105aとアース側の給電電極105bとに対応する一対の受電電極が、4つの受電電極ELa〜ELdに分割されているのである。4つの電極層のうちの1つは、有機電界発光素子ELのアノードまたはカソードのうち何れか一方であり、図示した例ではアノードである。
これらの受電電極ELa〜ELdは、一方向の幅が同程度の電極層によって構成され、一方向に配列されている。その配置状態は、有機電界発光素子ELのカソードに接続された受電電極ELcと、有機電界発光素子ELのアノード側に接続された2つのダイオードD1,D2間に接続された受電電極ELbとを、他の受電電極ELa,ELdで挟むように一方向に配置された状態である。尚、図面においては、受電電極ELa〜ELdを一方向に配列して構成を図示したが、これらの受電電極ELa〜ELdは、一方向にずらして配置されていればよく、素子のレイアウトによっては、多方向にもずらして配置されていてもよい。
<給電発光システム7による給電>
以上のような構成の発光素子パネル70および給電装置100”で構成された給電発光システム7における発光素子パネル70への給電は、第6実施形態と同様に実施される。
<第7実施形態の効果>
以上説明した第7実施形態の給電発光システム7、発光素子パネル70、および給電装置100”であっても、第6実施形態と同様の効果を得ることができる。
≪第8実施形態≫
図21は、第8実施形態の給電発光システム8を説明する平面模式図である。この図に示す第8実施形態の給電発光システム8が、図19を用いて説明した第6実施形態の給電発光システム6と異なるところは、発光素子パネル80に2つの有機電界発光素子EL1,EL2と、2つのダイオードD1,D2を設けたところにあり、他の構成は第6実施形態と同様である。このため、ここでは発光素子パネル80の構成を説明する。
<発光素子パネル80>
図21に示す第8実施形態の発光素子パネル80は、2つの有機電界発光素子EL1,EL2と、2つのダイオードD1,D2を備えている。有機電界発光素子EL1,E2の構成は、第1実施形態で説明した有機電界発光素子ELと同様の構成である。また2つのダイオードD1,D2は、第3実施形態で説明したダイオードD1,D2と同様の構成である。
これらの有機電界発光素子EL1,EL2およびダイオードD1,D2は、透明電極11上に形成された配線層によって、整流回路を構成するように接続されている。すなわち、2つの有機電界発光素子EL1,EL2間を、ダイオードD1,D2によって順方向に直列接続させることにより、整流回路を構成している。
詳しくは、有機電界発光素子EL1のアノードと有機電界発光素子EL2のカソードとの間に、順方向にダイオードD1が直列に接続されている。さらに有機電界発光素子EL1のカソードと有機電界発光素子EL2のアノードとの間に順方向にダイオードD2が直列に接続されている。
そして、有機電界発光素子EL1,EL2およびダイオードD1,D2の間に接続された4つの電極層が、受電電極ELa〜ELdを構成している。ここでは、給電装置100”に設けられたホット側の給電電極105aとアース側の給電電極105bとに対応する一対の受電電極が、4つの受電電極ELa〜ELdに分割されているのである。
そして、有機電界発光素子EL1,EL2のアノードに接続された各電極層が受電電極ELa,ELcを構成している。さらに有機電界発光素子EL1,EL2のカソードに接続された各電極層が受電電極ELb,ELdを構成している。ここでは、給電装置100”に設けられたホット側の給電電極105aとアース側の給電電極105bとに対応する一対の受電電極が、4つの受電電極ELa〜ELdに分割されているのである。
これらの受電電極ELa〜ELdは、一方向の幅が同程度の電極層によって構成され、一方向に配列されている。その配置状態は、有機電界発光素子EL1,EL2のアノードに接続された受電電極ELa,ELcと、カソードに接続された受電電極ELb,ELdとが、一方向に対して交互に配置された状態である。尚、図面においては、受電電極ELa〜ELdを一方向に配列した構成を図示したが、これらの受電電極ELa〜ELdは、一方向にずらして配置されていればよく、素子のレイアウトによっては、多方向にもずらして配置されていてもよい。
<給電発光システム8による給電>
以上のような構成の発光素子パネル80および給電装置100”で構成された給電発光システム8における発光素子パネル80への給電は、第6実施形態と同様に実施される。
<第8実施形態の効果>
以上説明した第8実施形態の給電発光システム8、発光素子パネル80、および給電装置100”であっても、第6実施形態と同様の効果を得ることができる。
1,1’,2,2’,3,4,4’,5,6,7,8…給電発光システム
10〜80,60a〜60d,70a〜70d,80a〜80d…発光素子パネル
12…透明電極
13…有機発光機能層
14…対向電極
15…封止層
16…シールド層
D1〜D4…ダイオード
EL,EL1,EL2…有機電界発光素子
ELa〜ELd,ELb’,ELa”,ELb”…受電電極
100,100’,100”…給電装置
101…交流電源
103…マッチング回路
105a…給電電極(ホット側電極)
105b…給電電極(アース側電極)

Claims (8)

  1. 一対の電極間に有機発光機能層が挟持された有機電界発光素子を有する発光素子パネルと、交流電源に接続された給電電極を有する給電装置とを備え、
    前記発光素子パネルは、前記一対の電極に接続された電極層からなる一対の受電電極を備え、
    前記給電装置は、前記受電電極に対応して前記給電電極が配置されたもので、当該受電電極と当該給電電極との間の電界結合により、前記有機電界発光素子に電力を供給し、
    前記発光素子パネルは、前記一対の電極のうちの一方をアノードとし他方をカソードとした2つの前記有機電界発光素子を有し、
    前記有機電界発光素子のうち一方の有機電界発光素子のアノードと他方の有機電界発光素子のカソードとの間に順方向に2つのダイオードが直列に接続され、
    前記有機電界発光素子のうち一方の有機電界発光素子のカソードと他方の有機電界発光素子のアノードとの間に順方向に2つのダイオードが直列に接続され、
    前記一対の受電電極は、前記2つの有機電界発光素子のアノードまたはカソードの何れかに接続された2つの電極層と、前記各2つのダイオードの間に接続された2つの電極層との4つに分割され、一方向に対してずらした位置に配置されている
    給電発光システム。
  2. 前記2つの有機電界発光素子のアノードまたはカソードの何れかに接続された2つの電極層と、前記各2つのダイオードの間に接続された2つの電極層とは、前記一方向に交互に配置されている
    請求項記載の給電発光システム。
  3. 一対の電極間に有機発光機能層が挟持された有機電界発光素子を有する発光素子パネルと、交流電源に接続された給電電極を有する給電装置とを備え、
    前記発光素子パネルは、前記一対の電極に接続された電極層からなる一対の受電電極を備え、
    前記給電装置は、前記受電電極に対応して前記給電電極が配置されたもので、当該受電電極と当該給電電極との間の電界結合により、前記有機電界発光素子に電力を供給し、
    前記発光素子パネルは、前記有機電界発光素子の一対の電極間に、順方向に直列に接続された4つのダイオードを備え、
    前記一対の受電電極は、前記4つのダイオード間に接続された4つの電極層に分割され、一方向に対してずらした位置に配置され、
    前記4つの電極層のうちの1つは、前記有機電界発光素子の一対の電極のうち何れか一方である
    給電発光システム。
  4. 一対の電極間に有機発光機能層が挟持された有機電界発光素子を有する発光素子パネルと、交流電源に接続された給電電極を有する給電装置とを備え、
    前記発光素子パネルは、前記一対の電極に接続された電極層からなる一対の受電電極を備え、
    前記給電装置は、前記受電電極に対応して前記給電電極が配置されたもので、当該受電電極と当該給電電極との間の電界結合により、前記有機電界発光素子に電力を供給し、
    前記発光素子パネルは、前記一対の電極のうちの一方をアノードとし他方をカソードとした2つの前記有機電界発光素子を有し、
    前記有機電界発光素子のうち一方の有機電界発光素子のアノードと他方の有機電界発光素子のカソードとの間に順方向にダイオードが直列に接続され、
    前記有機電界発光素子のうち一方の有機電界発光素子のカソードと他方の有機電界発光素子のアノードとの間に順方向にダイオードが直列に接続され、
    前記一対の受電電極は、前記2つの有機電界発光素子のアノードおよびカソードのそれぞれに接続された4つの電極層に分割され、一方向に対してずらした位置に配置されている
    給電発光システム。
  5. 前記ダイオードは、ショットキーダイオードである
    請求項1〜4の何れか1項に記載の給電発光システム。
  6. 前記発光素子パネルは、前記有機電界発光素子を覆って設けられた封止層と、当該封止層上に設けられたシールド層とを有し、
    前記有機電界発光素子を構成する前記一対の電極のうちの何れかが、前記シールド層に接続され、当該シールド層と共に前記一対の受電電極のいずれか一方を構成している
    請求項1〜の何れか1項に記載の給電発光システム。
  7. 前記交流電源と前記給電電極との間に、マッチング回路が設けられた
    請求項1〜の何れか1項に記載の給電発光システム。
  8. 前記給電電極は、前記交流電源のホット側電極とアース側電極とであり、
    前記給電装置は、複数の前記ホット側電極と複数の前記アース側電極とを交互に複数配置してなる
    請求項1〜の何れか1項に記載の給電発光システム。
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