JP6759416B1 - ポリウレタン発泡体 - Google Patents

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Abstract

【課題】バットの打球部に用いられるポリウレタン発泡体であって、優れた耐久性を有し、軽量なポリウレタン発泡体の提供を目的とする。【解決手段】バット10の打球部15に用いられるポリウレタン発泡体であって、イソシアネート成分と、発泡剤と、触媒とを含むポリウレタン発泡体用組成物から得られ、イソシアネート成分が、ポリオール成分と、活性水素基を有する環状分子を構成体に含むポリロタキサンと、イソシアネートと、から得られたイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーであることにより、優れた耐久性を有し、軽量なポリウレタン発泡体を得た。【選択図】図1

Description

本発明は、バットの打球部に用いられるポリウレタン発泡体に関する。
野球・ソフトボール等のバットには、FRPや金属等からなる芯材の一部を、ポリウレタン発泡体で被覆して打球部を構成したものがある(特許文献1、2)。
ポリウレタン発泡体は、ポリオールとイソシアネートの反応により形成される。バットの打球部に用いられる高反発性のポリウレタン発泡体として、ポリオールに、エチレングリコール及び1,4−ブタンジオールを原料として得られた2官能ポリオールを用い、反発弾性率(JIS K 6301)が41〜51%のものがある(特許文献3)。
また、高反発性を有するポリウレタン発泡体として、イソシアネート成分に、数平均分子量が2500〜5600で水酸基価が20〜45mgKOH/gのポリテトラメチレングリコールと、官能基数が3で水酸基価が500〜2000mgKOH/gの架橋剤と、1,5−ナフタレンジイソシアネートとから得られたNCO%が4.0〜5.0%のイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを使用するものがある。(特許文献4)。
特開2000−153013号公報 特開2003−19236号公報 特開2004−169017号公報 特開2018−150460号公報
バットの打球部に用いられるポリウレタン発泡体は、軽量なものが好ましい。
しかし、従来のポリウレタン発泡体は、密度(JIS K7222:2005に基づく)を0.25〜0.45g/cmに下げて軽量化を図ると、耐久性が悪くなる問題がある。
本発明は前記の点に鑑みなされたものであり、バットの打球部に用いられるポリウレタン発泡体であって、軽量で優れた耐久性を有するポリウレタン発泡体の提供を目的とする。
請求項1の発明は、バットの打球部に用いられるポリウレタン発泡体であって、前記ポリウレタン発泡体は、イソシアネート成分と、発泡剤と、触媒とを含むポリウレタン発泡体用組成物から得られ、前記イソシアネート成分は、ポリオール成分と、活性水素基を有する環状分子を構成体に含むポリロタキサンと、イソシアネートと、から得られたイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーであり、前記ポリオール成分は、ポリテトラメチレングリコール及びポリカプロラクトンポリオールを含み、前記ポリテトラメチレングリコールと前記ポリカプロラクトンポリオールの配合比率(重量比率)は、ポリテトラメチレングリコール:ポリカプロラクトンポリオール=10〜90:90〜10であることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1において、前記イソシアネートは、1,5−ナフタレンジイソシアネートであることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2において、前記イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーのNCO%が2.5〜5.5%であることを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1から3の何れか一項において、前記ポリロタキサンは、前記イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー100重量部に対し、0.5〜6重量部であることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1から4の何れか一項において、前記ポリテトラメチレングリコールは、平均官能基数が2、水酸基価が25〜125mgKOH/gであり、前記ポリカプロラクトンポリオールは、平均官能基数が2〜3、水酸基価が25〜187mgKOH/gであることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1からの何れか一項において、前記ポリウレタン発泡体からなる外径30mm、内径10mm、高さ30mmの環状のテストピースの上方110mmの位置から、50kgの重りを1分間に6回の間隔で自然落下させて前記テストピースの上面に衝突させ、前記テストピースが破損するまでの衝突回数を測定する落すい衝撃試験の結果が300回以上であることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1からの何れか一項において、次式から求められる前記ポリウレタン発泡体の反発性が、55%以上であることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載のポリウレタン発泡体。
反発性(%)=跳ね返されたボールの速度/衝突前のボールの速度×100
衝突前のボールの速度及び跳ね返されたボールの速度は、以下の条件で算出する。
・ボールは、全日本軟式野球連盟公認球 M号を使用する。
・ボールの直径よりも面積の大きいポリウレタン発泡体を壁に固定する。
・壁とピッチングマシーンの発射口との距離を1mに設定する。
・ポリウレタン発泡体の表面にボールがぶつかる際の速度が、時速100km/hとなるようにピッチングマシーンからの発射速度を調整する。
・ボールの先端が、壁から500mm離れた位置から200mm離れた位置までの距離(300mm)を通過するまでの時間から衝突前のボール速度を算出する。
・壁に固定されたポリウレタン発泡体にボールが衝突し、跳ね返されたボールの先端が、壁から200mm離れた位置から500mm離れた位置までの距離(300mm)を通過するまでの時間から跳ね返されたボール速度を算出する。
請求項の発明は、請求項1からの何れか一項において、前記ポリウレタン発泡体の密度(JIS K7222:2005に基づく)が0.25〜0.45g/cmであることを特徴とする。
請求項の発明は、請求項1からの何れか一項において、前記ポリウレタン発泡体の引張強度(JIS K6251:2017(ダンベル状2号形)に準拠)が2.5MPa以上であることを特徴とする。
本発明におけるバットの打球部に用いられるポリウレタン発泡体は、イソシアネート成分と、発泡剤と、触媒とを含むポリウレタン発泡体用組成物から得られたものであり、イソシアネート成分は、ポリオール成分と、活性水素基を有する環状分子を構成体に含むポリロタキサンと、イソシアネートと、から得られたイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーである。
図2の模式図に示すように、ポリロタキサン20は、環状分子21の開口部に軸状分子23が串刺し状に挿通され、軸状分子23の両端に封鎖基25を有する。封鎖基25は環状分子21が軸状分子23から離脱するのを防ぐ。本発明によれば、イソシアネート基を有するウレタンポリマーの作製時に、ポリオール成分の水酸基及びポリロタキサン20の環状分子21における活性水素基がイソシアネートと反応してウレタン結合を形成する。その後、少なくともイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーと発泡剤とによる発泡硬化反応により、ポリウレタン発泡体が形成される。
ポリロタキサン20は、環状分子21が軸状分子23に沿ってある程度自由に移動することができ、ポリウレタン発泡体は、ポリロタキサン20の環状分子21の部分に形成されたウレタン結合(架橋点)も軸状分子23に沿って動くことができる(滑車効果)。滑車効果の存在により、ポリウレタン発泡体に外部から大きな荷重を繰返し受けても、受けた荷重を分散させることができるため、架橋点が破壊されることを防ぐことができる。また、軸状分子23上で環状分子21同士が接近した場合、環状分子21同士が距離を一定に保とうとする空気バネ効果が発現し、空気バネ効果によりポリウレタン発泡体は優れた復元性を有する。これらの作用により、本発明のポリウレタン発泡体は機械的強度が高まったり、外部から加わる動的エネルギーを低減し、破壊やへたり等に対する耐久性を向上させることができる。また、本発明のポリウレタン発泡体は軽量であっても耐久性に優れるため、バットの打球部に好適である。
本発明のポリウレタン発泡体が打球部に用いられたバットの一実施形態を示す断面図である。 活性水素基を有する環状分子を構成体に含むポリロタキサンの構造を示す模式図である。 参考例1〜4、実施例5、参考例6、実施例7〜10のポリウレタン発泡体の配合と物性値を示す表である。 実施例11〜18のポリウレタン発泡体の配合と物性値を示す表である。 比較例1〜6のポリウレタン発泡体の配合と物性値を示す表である。
図1に示すバット10は、打球部15に本発明のポリウレタン発泡体が用いられている。ポリウレタン発泡体は、筒状に形成されており、金属製等のバット本体11のグリップエンド12側からバット本体11の外表面を打球部15までスライドさせて装着されている。なお、バット本体11は先端部分13を脱着可能に構成し、先端部分13を外した状態で、打球部15の先端側からポリウレタン発泡体を打球部15に装着し、その後に先端部分13を取り付けるようにしてもよい。
本発明のポリウレタン発泡体は、イソシアネート成分と、発泡剤と、触媒とを含むポリウレタン発泡体用組成物から、イソシアネート成分と発泡剤との反応により得られる。
本発明で使用するイソシアネート成分は、ポリオール成分と、活性水素基を有する環状分子を構成体に含むポリロタキサンと、イソシアネートとから得られたイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーからなる。イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーの製造は、ポリオール成分と、活性水素基を有する環状分子を構成体に含むポリロタキサンとを溶融状態で混合した後に、イソシアネートを配合することにより行われる。
ポリオール成分は、公知のエーテル系ポリオールまたはエステル系ポリオールの何れか一方又は両方を用いることができる。
エーテル系ポリオールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパン、ソルビトール、シュークロース等の多価アルコール、またはその多価アルコールにエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド等のアルキレンオキサイドを付加したポリエーテルポリオールやテトラヒドロフランを開環重合させたポリテトラメチレングリコール等のポリエーテルポリオールを挙げることができる。
エステル系ポリオールとしては、マロン酸、コハク酸、アジピン酸等の脂肪族カルボン酸やフタル酸等の芳香族カルボン酸と、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール等の脂肪族グリコール等とから重縮合して得られたポリエステルポリオールやε-カプロラクトンを開環重合させたポリカプロラクトンポリオール等のポリエステルポリオール等を挙げることできる。
特に本発明では、ポリオールとして、ポリテトラメチレングリコール(PTMG)及び/又はポリカプロラクトンポリオール(PCL)が好ましく、より好ましくはポリテトラメチレングリコールとポリカプロラクトンポリオールの併用である。
ポリテトラメチレングリコールは、平均官能基数が2、数平均分子量が900〜4500、水酸基価が25〜125mgKOH/gが好ましく、より好ましくは数平均分子量が1800〜3500、水酸基価が32〜62mgKOH/gである。
ポリテトラメチレングリコールの数平均分子量が前記範囲よりも小さく、水酸基価が大であると、架橋密度が高くなり、柔軟性が低くなることでポリウレタン発泡体の反発性が劣るようになる。一方、ポリテトラメチレングリコールの数平均分子量が前記範囲よりも大きく、水酸基価が小であると、架橋密度が低くなり、十分な強度(引張強度)が得られ難くなり、耐久性が劣るようになる。
ポリカプロラクトンポリオールは、例えば、ε−カプロラクトンを、開始剤と触媒の存在下で開環重合することにより得られる。
ポリカプロラクトンポリオールの製造時に使用される開始剤としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ネオペンチルグリコール、テトラメチレングリコール等の2価のアルコールや、トリメチロールプロパン、グリセリン等の3価のアルコールが挙げられる。
ポリカプロラクトンポリオールの製造時に使用される触媒としては、テトラブチルチタネート、テトラプロピルチタネート、テトラエチルチタネート等の有機チタン系化合物、オクチル酸スズ、ジブチルスズオキシド、ジブチルスズラウレート、塩化第1スズ、臭化第1スズ等のスズ系化合物等が挙げられる。
ポリカプロラクトンポリオールは、平均官能基数が2〜3、数平均分子量が900〜4500、水酸基価が25〜187mgKOH/gが好ましく、より好ましくは平均官能基数が2、数平均分子量が1800〜3500、水酸基価が32〜62mgKOH/gである。
ポリカプロラクトンポリオールの数平均分子量が前記範囲よりも小さく、水酸基価が大であると、架橋密度が高くなり、柔軟性が低くなることでポリウレタン発泡体の反発性が劣るようになる。一方、ポリカプロラクトンポリオールの数平均分子量が前記範囲よりも大きく、水酸基価が小であると、架橋密度が低くなり、十分な強度(引張強度)が得られ難くなり、耐久性が劣るようになる。
ポリテトラメチレングリコールとポリカプロラクトンポリオールの両方を使用することで、ポリウレタン発泡体を構成するソフトセグメントにおいて、両ポリオール同士の分子間力(分子間相互作用)を下げることができる。具体的には、ポリテトラメチレングリコールの繰返し単位は、(―CH2―CH2―CH2―CH2―O―)であり、その溶解度パラメータ(SP値)は、9.0である。一方、ポリカプロラクトンポリオールの繰返し単位は、(―C(=O)―CH2―CH2―CH2―CH2―CH2―O―)であり、SP値は、10.7である。ここで、SP値は両者の数値の差が小さい程、特に、1以下であれば溶解性がよいと言われている。ポリテトラメチレングリコールの繰返し単位のSP値(9.0)とポリカプロラクトンポリオールの繰返し単位のSP値(10.7)とは、1以上の差があり、相容性が悪いと言える。換言すれば、ポリテトラメチレングリコールとポリカプロラクトンポリオールとの相溶性を悪くすることで、両ポリオールの分子運動の自由度(運動性)が高くなる。これにより、ポリウレタン発泡体の反発性が向上すると考えられる。ポリテトラメチレングリコールとポリカプロラクトンポリオールの配合比率(重量比率)は、ポリテトラメチレングリコール:ポリカプロラクトンポリオール=10〜90:90〜10が好ましく、20〜80:80〜20がより好ましく、40〜60:60〜40が更に好ましい。
活性水素基を有する環状分子を構成体に含むポリロタキサンは、図2の模式図に示したとおりであり、活性水素基を有する環状分子21の開口部に軸状分子23が串刺し状に挿通され、軸状分子23の両端の封鎖基25で環状分子21の離脱を防ぐ構造からなる。環状分子21の活性水素基としては、水酸基、アミノ基等を挙げることができ、特に水酸基が好適である。活性水素基を有する環状分子を構成体に含むポリロタキサンは、水酸基価が60〜100mgKOH/g、軸状分子の分子量が1万〜4万、全体の分子量が15万〜80万のものが好ましい。活性水素基を有する環状分子を構成体に含むポリロタキサンの配合量は、前記イソシアネート基を有するウレタンプレポリオール100重量部に対して0.5〜6重量部が好ましく、1〜6重量部がより好ましく、1.5〜6重量部が更に好ましい。0.5重量部未満の場合、物性向上効果が得られなくなる。6重量部を超える場合、イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーの粘度が高くなりすぎ、成形が難しくなる。
イソシアネートは、ポリウレタン発泡体の製造に用いられる公知の芳香族イソシアネート、脂環族イソシアネート、脂肪族イソシアネートを用いることができる。
芳香族イソシアネートとしては、トリレンジイソシアネート(TDI)、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、ポリメリックMDI(クルードMDI)、キシリレンジイソシアネート、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)、ジメチルビフェニルジイソシアネート(TODI)等が挙げられる。
脂環族イソシアネートとしては、シロヘキサン−1,4−ジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水添MDI等が挙げられる。
脂肪族イソシアネートとしては、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソプロピレンジイソシアネート、メチレンジイソシアネート等が挙げられる。
特に本発明では、1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)が好ましい。1,5−ナフタレンジイソシアネート(NDI)を用いることにより、ポリウレタン発泡体の耐久性を高めることができる。
イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーのNCO%は、2.5〜5.5%が好ましく、より好ましくは3.0〜4.5%である。NCO%が2.5%未満の場合には、十分な強度が得られず、耐久性も悪くなる。一方、NCO%が5.5%を超えると、ポリウレタン発泡体の柔軟性が悪くなり、耐久性も悪くなる。
ポリウレタン発泡体用組成物に含まれる発泡剤は、水が好ましい。発泡剤が水の場合は、イソシアネート成分の反応時に炭酸ガスを発生し、その炭酸ガスによって発泡がなされる。なお、発泡剤には、乳化剤を含むことがより好ましい。乳化剤としては、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリエチレングリコールエステル等のノニオン系乳化剤、ヒマシ油のナトリウム塩、スルホン化ヒマシ油のナトリウム塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩等のアニオン系乳化剤、アルキルアミン塩、アルキルトリメチルアンモニウム塩等のカチオン系乳化剤が挙げられ、単独又は2種類以上を併用してもよい。
水の配合量は、イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー100重量部に対して0.3〜5重量部が好ましい。一方、乳化剤の配合量は、イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー100重量部に対して0.01〜10重量部が好ましい。
ポリウレタン発泡体用組成物に含まれる触媒は、公知のウレタン化触媒を併用することができる。例えば、トリエチルアミン、トリエチレンジアミン、ジエタノールアミン、テトラメチルグアニジン等のアミン触媒や、スタナスオクトエートやジブチルチンジラウレート等のスズ触媒やオクテン酸鉛等の金属触媒(有機金属触媒とも称される。)を挙げることができる。触媒の配合量は、イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー100重量部に対して0.001〜0.5重量部が好ましい。
なお、前記ポリウレタン発泡体用組成物には、発泡剤の他に発泡助剤を配合してもよい。発泡助剤としては、ハイドロフルオロオレフィン(HFO)等の代替フロンあるいはペンタンなどの炭化水素を、単独または組み合わせて使用できる。
さらに、前記ポリウレタン発泡体用組成物には、酸化防止剤や光安定剤等の合成樹脂安定剤、整泡剤、充填材(フィラー)、着色剤、可塑剤、難燃剤等を配合してもよい。
イソシアネートインデックス(INDEX)は、100〜120が好ましい。イソシアネートインデックスが100未満の場合は十分な強度(引張強度)が得られなくなり、一方120を超える場合は反発弾性率が小さくなる。より好ましいイソシアネートインデックスは105〜115である。イソシアネートインデックスは、ポリウレタン発泡体の分野で使用される指数であって、ポリウレタン発泡体用組成物中の活性水素基に対するイソシアネート基の当量比を百分率で表した数値[NCO基の当量/活性水素基の当量×100]である。
本発明のポリウレタン発泡体は、前記ポリウレタン発泡体用組成物のイソシアネート成分と発泡剤とを反応させ、発泡させることにより製造される。
発泡は、スラブ発泡あるいはモールド発泡のいずれでもよい。スラブ発泡は、混合したポリウレタン発泡体用組成物をベルトコンベア上に吐出し、大気圧下、常温で発泡させる方法であり、一方、モールド発泡は、混合したポリウレタン発泡体用組成物をモールド(金型)に充填してモールド内で発泡させる方法である。
本発明のポリウレタン発泡体は、以下の落すい衝撃試験における破損までの回数(耐久性)が300回以上である。破損までの回数の上限は特に限定されない。落すい試験は、外径30mm、内径10mm、高さ30mmの環状からなるテストピースを金属板から突設されたシャフトに差し込み、テストピースの上からスリーブをシャフトに沿って被せる。スリーブの上方110mmの位置から、50kgの重りを1分間に6回の間隔で自然落下させてテストピースの上面に衝突させ、テストピースが破損するまでの衝突回数を測定する。重りは、内部が密な状態(内部が中空では無い)の金属製で直径がテストピースの外形より大の円板状からなる。
落すい衝撃試験における重りの落下高さの設定は、次の理由による。全日本軟式野球連盟公認球 M号の重さは約138g(0.138kg)であり、バットの打球部に対し速度100km/hで衝突した場合の運動エネルギーは、約53Jとなる。一方、50kgの重りを自由落下させ、位置エネルギーが約53Jとなる落下距離(高さ)は、約110mm(0.110m)となり、落すい衝撃試験の落下高さをスリーブの上方110mmと設定した。ただし、本落すい衝撃試験は、金属製の重りを使用しており、軟質かつ内部が中空である全日本軟式野球連盟公認球に比べ、テストピースへの落すい時の衝撃は大きくなる。
また、本発明のポリウレタン発泡体は、反発性が55%以上、好ましくは60%以上、更に好ましくは70%以上である。反発性の上限は特に限定されないが、85%が挙げられる。反発性の測定は、市販のピッチングマシーンを使用し、垂直のコンクリート壁に固定したテストピース(横幅200mm×縦幅110mm×厚み30mm)へ、ピッチングマシーンから発射させたボール(全日本軟式野球連盟公認球 M号)が、テストピースから逸れないように(より好ましくは、テストピースの中心部付近へ)ぶつけ、テストピースへの衝突前のボールの速度と衝突により跳ね返されたボールの速度を測定し、次式で反発性を算出することにより行った。
反発性(%)=跳ね返されたボールの速度/衝突前のボールの速度×100
なお、ピッチングマシーンの発射口とコンクリート壁との距離は1m、ボールがテストピースの表面に衝突する際の速度は100km/hである。
テストピースへの衝突前のボールの速度と衝突により跳ね返されたボールの速度の測定は、テストピース近くにおけるボールの通り道(球道)の側方に、コンクリート壁から500mmの位置から200mmの位置まで100mm間隔で縦線が引かれた速度測定ボードを設置し、ボールの先端が速度測定ボードの縦線を横切ってテストピースに衝突し、跳ね返されたボールの先端がコンクリート壁から500mmの位置を通過するまでを高速撮影カメラで撮影し、ボールの先端がテストピースに衝突する前の300mmの距離(コンクリート壁から500mmの位置から200mmの位置までの距離)を通過するのに要した時間と、テストピースで跳ね返されてテストピースから300mmの距離(コンクリート壁から200mmの位置から500mmの位置までの距離)を通過するのに要した時間を、高速撮影カメラの再生時に計測し、通過距離300mmと要した時間から速度を計算する。
テストピース(ポリウレタン発泡体)の厚みは、15mm以上が好ましく、25mm以上とすることがより好ましい。テストピースの厚みの上限は特に限定されないが、50mm未満が好ましく、40mm未満がより好ましい。テストピースの厚みが15mm未満の場合、ボールがテストピースにぶつかった際に、底付く可能性があり、テストピース自体の反発性を正しく評価できないおそれがある。本発明のポリウレタン発泡体の反発性は、テストピースの厚みを30mmとして評価を行った。
本発明のポリウレタン発泡体は、密度(JIS K7222:2005に基づく)が0.25〜0.45g/cmであるのが好ましく、より好ましくは0.30〜0.40g/cmである。密度を前記範囲とすることにより、ポリウレタン発泡体を、バットの打球部に好適な軽量なものにできる。
また、引張強度(JIS K6251:2017(ダンベル状2号形)に準拠)は、2.5MPa以上が好ましく、より好ましくは3.0MPa以上であり、上限は特に限定されないが、5MPaが挙げられる。
<NCO末端ウレタンプレポリマー(B液)の作製>
・PO−1(ポリオール);ポリエステルポリオール、官能基数2、水酸基価56mgKOH/g、数平均分子量2000、品番;ポリライトODX−102、DIC社製
・PTMG−1(ポリオール);ポリテトラメチレングリコール、官能基数2、水酸基価56mgKOH/g、数平均分子量2000、品番;PTG2000、保土谷化学工業社製
・PTMG−2(ポリオール);ポリテトラメチレングリコール、官能基数2、水酸基価37mgKOH/g、数平均分子量3000、品番;PTG3000、保土谷化学工業社製
・PCL−1(ポリオール);ポリカプロラクトンポリオール、官能基数2、水酸基価56mgKOH/g、数平均分子量2000、品番;プラクセル220、ダイセル社製
・ポリロタキサン;水酸基を有する環状分子を構成体に含むポリロタキサン、分子量;180000、水酸基価;85mgKOH/g、品名;スーパーポリマー SH1300P(融点;約40℃)、アドバンスト・マテリアル社製
・イソシアネート(NDI);1,5−ナフタレンジイソシアネート、NCO%;40%、品番;コスモネートND、三井化学社製
・イソシアネート(MDI);ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート、NCO%;33%、品番;ミリオネートMT、東ソー社製
前記のポリオール、ポリロタキサン及びイソシアネートを、図3〜図5に示す参考例1〜4、実施例5、参考例6、実施例7〜18及び比較例1〜6の配合量とし、次のようにしてNCO末端ウレタンプレポリマー(イソシアネート基を末端に有するウレタンプレポリマー)を作製した。なお、参考例1〜4、実施例5、参考例6,実施例7〜18は、NCO末端ウレタンプレポリマー中にポリロタキサンを含み、比較例1〜6は、NCO末端ウレタンプレポリマー中にポリロタキサンを含んでいない。
20Lの金属製反応釜に、各参考例及び各実施例に応じた配合量のポリオール(あらかじめ100℃程度に加熱し、溶融状態とした)を投入し、投入後、130℃で加熱し、その状態で各実施例に応じた配合量のポリロタキサン(固体状態)を反応釜に投入し、130℃に保持したまま10分間混合してポリロタキサンを溶融させつつ、ポリオール中に均一に分散させる。反応釜を130℃に維持した状態で、各参考例及び各実施例に応じた配合量のイソシアネート(NDIの場合、固体状態)を投入し、更に20分間混合する。その後、反応釜を室温で放置し、徐冷することにより参考例1〜4、実施例5、参考例6、実施例7〜18のNCO末端ウレタンプレポリマーを作製する。なお、比較例1〜6のNCO末端ウレタンプレポリマーは、各比較例に応じた配合量のポリオールとイソシアネートから作製し、ポリロタキサンを反応釜に投入しない。
<テストピースの作製>
作製したNCO末端ウレタンポリマー(B液)と次の発泡液(A液)を用い、各参考例、各実施例及び各比較例のテストピースを後述の方法で作製した。
発泡液は、発泡剤:可塑剤:触媒=300:300:1の割合で配合・混合することで作製した。
・発泡剤:水と乳化剤(スルホン化ヒマシ油のナトリウム塩、高スルホン化脂肪酸のナトリウム塩等の混合物)とを含む混合液、品番;アドベードSV(水と乳化剤の重量比50:50)、ラインケミージャパン社製)
・可塑剤:ジイソノニルアジペート(DINA)、大八化学社製
・触媒:アミン触媒、品番;Addocat PP、ラインケミージャパン社製
なお、可塑剤は、NCO末端ウレタンポリマーと発泡液の配合比率を適切にし、安定して混合・撹拌するために添加されている。
80℃に温調したNCO末端ウレタンポリマー(B液)と、40℃に温調した発泡液(A液)を、図3〜図5に示す各参考例、各実施例及び各比較例の配合量で配合してポリウレタン発泡体用組成物を作製し、そのポリウレタン発泡体用組成物を混合した後、80℃に温調したテストピース用金型内に配合量注入する。テストピース用金型は、200×110×30mmのキャビティを有する。各参考例、各実施例及び各比較例の注入量は、図3〜図5に示す。ポリウレタン発泡体用組成物をテストピース用金型内で発泡させ、80℃で30分キュア(一次キュア)した後に得られたポリウレタン発泡体を脱型する。脱型後のポリウレタン発泡体を、更に100℃で12時間キュア(二次キュア)し、各参考例、各実施例および各比較例のテストピースを得る。
各参考例、各実施例及び各比較例のテストピースについて、密度、反発性、引張強度、耐久性を測定した。テストピースは、測定に必要な数を作製した。
密度は、テストピース(200×110×30mm)をそのまま使用し(上下面及び側面全てスキン層有り)、JIS K7222:2005に準拠して測定した。
反発性は、テストピース(200×110×30mm)をそのまま使用し(上下面及び側面全てスキン層有り)、前記のようにして測定した。
引張強度は、テストピース(200×110×30mm)から、2号ダンベル×厚み2mm(上下面及び側面全てスキン層無し)の測定用テストピースを、スライス等で作製し、JIS K6251:2017に準拠して測定した。
耐久性は、テストピース(200×110×30mm)から、外径30mm、内径10mm、高さ30mmの環状(上下面のみスキン層有り)をした測定用テストピースを作製し、前記の落すい衝撃試験を行った。
測定結果は図3〜図5に示す。反発性、引張強度及び耐久性については、測定結果に対する判定と、それらの判定に基づく総合判定を行った。
反発性の判定は、反発性の測定結果が70%以上の場合に「◎」、60%〜70%未満の場合に「〇」、55%〜60%未満の場合に「△」、55%未満の場合に「×」とした。
引張強度の判定は、引張強度の測定結果が3MPa以上の場合に「◎」、2.5〜3MPa未満の場合に「〇」、2.5MPa未満の場合に「×」とした。
耐久性の判定は、測定用テストピースの少なくとも一部が破損するまでの回数が360回以上の場合に「◎」、330回〜360回未満の場合に「〇」、300回〜330回未満の場合に「△」、300回未満の場合に「×」とした。
総合判定は、反発性、引張強度及び耐久性の何れの判定も「◎」の場合に総合判定を「◎」とし、反発性、引張強度及び耐久性の何れかの判定が「〇」で他の判定が「◎」の場合、または全ての判定が「〇」の場合に総合判定を「〇」とし、反発性、引張強度及び耐久性の判定に「×」がなく、かつ少なくとも一つの判定に「△」がある場合に総合判定を「△」とし、反発性、引張強度及び耐久性の判定の一つにでも「×」がある場合に総合判定を「×」とした。
参考例1は、ポリオールとしてPO−1を10000g、ポリロタキサンを300g、イソシアネートしてNDIを2180g配合して、NCO%が3.47のNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)を作製した。そのNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)100重量部に対し、発泡液(A液)を2.71重量部配合して、イソシアネートインデックスを110にしたポリウレタン発泡体用組成物を、テストピース用金型に231g注入し、発泡させることにより、ポリウレタン発泡体(テストピース)を作製した。
参考例1のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性61.5%、反発性の判定「〇」、引張強度3.8MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性340回、耐久性の判定「〇」、総合判定「〇」である。参考例1は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものである。
参考例2は、参考例1におけるNDIに代えてMDIを2650g配合してNCO%が3.48%のNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)を作製し、イソシアネートインデックスが110になるようにNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)と発泡液(A液)を配合した以外、参考例1と同様である。
参考例2のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性58.0%、反発性の判定「△」、引張強度3.4MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性300回、耐久性の判定「△」、総合判定「△」である。参考例2は、反発性、引張強度及び耐久性の何れも参考例1と比べて低下しているが、それでも軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものである。
参考例3は、参考例1におけるPO−1に代えてPTMG−1を使用し、NCO末端ウレタンプレポリマー(B液)のNCO%が3.47%となるようにNDIの量を調整し、イソシアネートインデックスが110になるようにNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)と発泡液(A液)を配合した以外、参考例1と同様である。
参考例3のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性65.5%、反発性の判定「〇」、引張強度4.0MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性350回、耐久性の判定「〇」、総合判定「〇」である。参考例3は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものであり、ポリオールとして参考例1のPO−1に代えてPTMG−1を使用したことにより、参考例1よりも反発性、引張強度及び耐久性の何れも向上した。
参考例4は、参考例3におけるPTMG−1の10000gに代えて、PTMG−1の5000gとPTMG−2の5000gを使用し、NCO末端ウレタンプレポリマー(B液)のNCO%が3.47%となるように、NDIの量を調整し、イソシアネートインデックスが110になるようにNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)と発泡液(A液)を配合した以外、参考例3と同様である。
参考例4のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性70.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.1MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性330回、耐久性の判定「〇」、総合判定「〇」である。参考例4は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものであり、ポリオールとしてPTMG−1とPTMG−2を併用したことにより、参考例3よりも反発性が高くなった反面、引張強度と耐久性については幾分低下した。
実施例5は、参考例4におけるPTMG−2をPCL−1に代えてポリオールをPTMG−1とPCL−1の併用とし、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%が3.47%となるように、NDIの量を調整し、イソシアネートインデックスが110になるようにNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)と発泡液(A液)を配合した以外、参考例4と同様である。
実施例5のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性71.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.7MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性360回、耐久性の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例5は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものであり、ポリオールとしてPTMG−1とPCL−1を併用したことにより、参考例4よりも反発性、引張強度及び耐久性の何れも向上した。
参考例6は、ポリオールをPCL−1の単独使用とし、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%が3.47%となるように、NDIの量を調整し、イソシアネートインデックスが110になるようにNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)と発泡液(A液)を配合した以外、実施例5と同様である。
参考例6のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性65.0%、反発性の判定「〇」、引張強度4.1MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性350回、耐久性の判定「〇」、総合判定「〇」である。実施例6は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものであり、ポリオールとしてPTMG−1とPCL−1を併用する実施例5と比べて反発性が幾分低下し、ポリオールとしてPTMG−1を単独使用する参考例3と同程度となった。
実施例7は、実施例5におけるポリロタキサンの配合量を300gから50gに減らし、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%が3.46%となるように、NDIの量を調整し、イソシアネートインデックスが110になるようにNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)と発泡液(A液)を配合した以外、実施例5と同様である。
実施例7のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性71.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.5MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性300回、耐久性の判定「△」、総合判定「△」である。実施例7は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものであり、ポリロタキサンの配合量を実施例5の300gから50gに減らしたことにより、実施例5と比べて引張強度及び耐久性が低下した。
実施例8は、実施例7におけるポリオロキサンの配合量を50gから100gに増やし、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%が3.48%となるように、NDIの量を調整し、イソシアネートインデックスが110になるようにNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)と発泡液(A液)を配合した以外、実施例7と同様である。
実施例8のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性71.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.6MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性330回、耐久性の判定「〇」、総合判定「〇」である。実施例8は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものであり、ポリロタキサンの配合量を実施例7の50gから100gに増やしたことにより、実施例7と比べて引張強度及び耐久性が向上した。
実施例9は、実施例8におけるポリロタキサンの配合量を100gから500gに増やし、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%が3.46%となるように、NDIの量を調整し、イソシアネートインデックスが110になるようにNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)と発泡液(A液)を配合した以外、実施例8と同様である。
実施例9のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性71.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.8MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性370回、耐久性の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例9は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものであり、ポリロタキサンの配合量を実施例8の100gから500gに増やしたことにより、実施例8と比べて引張強度及び耐久性が向上した。
実施例10は、実施例9におけるポリロタキサンの配合量を500gから550gに増やし、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%が3.48%となるように、NDIの量を調整し、イソシアネートインデックスが110になるようにNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)と発泡液(A液)を配合した以外、実施例9と同様である。
実施例10のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性71.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.9MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性380回、耐久性の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例10は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものであり、ポリロタキサンの配合量を実施例9の500gから550gに増やしたことにより、実施例9と比べて引張強度及び耐久性が幾分向上した。
実施例11は、実施例5におけるNCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%が3.47%から2.84%となるように、NDIの配合量を調整し、イソシアネートインデックスが110になるようにNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)と発泡液(A液)を配合した以外、実施例5と同様である。
実施例11のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性73.5%、反発性の判定「◎」、引張強度3.4MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性330回、耐久性の判定「〇」、総合判定「〇」である。実施例11は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものであり、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を実施例5の3.47%から2.84%に下げたことにより、実施例5と比べて反発性が向上し、引張強度及び耐久性が低下した。
実施例12は、実施例11におけるNCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%が2.84%から3.02%となるように、NDIの配合量を調整し、イソシアネートインデックスが110になるようにNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)と発泡液(A液)を配合した以外、実施例11と同様である。
実施例12のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性72.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.6MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性360回、耐久性の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例12は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものであり、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を実施例11の2.84%から3.02%に上げたことにより、実施例11と比べて反発性が低下し、引張強度及び耐久性が向上した。
実施例13は、実施例12におけるNCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%が3.02%から4.04%となるように、NDIの配合量を調整し、イソシアネートインデックスが110になるようにNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)と発泡液(A液)を配合した以外、実施例12と同様である。
実施例13のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性70.5%、反発性の判定「◎」、引張強度3.8MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性370回、耐久性の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例13は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものであり、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を実施例12の3.02%から4.04%に上げたことにより、実施例12と比べて反発性が低下し、引張強度及び耐久性が向上した。
実施例14は、実施例13におけるNCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%が4.04%から4.49%となるように、NDIの配合量を調整し、イソシアネートインデックスが110になるようにNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)と発泡液(A液)を配合した以外、実施例13と同様である。
実施例14のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性70.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.9MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性380回、耐久性の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例14は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものであり、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を実施例13の4.04%から4.49%に上げたことにより、実施例13と比べて反発性が低下し、引張強度及び耐久性が向上した。
実施例15は、実施例14におけるNCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%が4.49%から5.20%となるように、NDIの配合量を調整し、イソシアネートインデックスが110にNCO末端ウレタンプレポリマー(B液)と発泡液(A液)を配合した以外、実施例14と同様である。
実施例15のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性67.0%、反発性の判定「〇」、引張強度4.1MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性390回、耐久性の判定「◎」、総合判定「〇」である。実施例15は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものであり、NCO末端ウレタンプレポリマーのNCO%を実施例14の4.49%から5.20%に上げたことにより、実施例14と比べて反発性が低下し、引張強度及び耐久性が向上した。
実施例16は、実施例5におけるテストピース用金型への注入量を231gから172gに減らした以外、実施例5と同様である。
実施例16のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.26g/cm、反発性73.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.1MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性320回、耐久性の判定「△」、総合判定「△」である。実施例16は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものであり、密度が実施例5の0.35g/cmから0.26g/cmに低下したことにより、実施例5と比べて反発性が向上し、引張強度及び耐久性が低下した。
実施例17は、実施例16におけるテストピース用金型への注入量を172gから198gに増やした以外、実施例16と同様である。
実施例17のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.30g/cm、反発性72.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.9MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性360回、耐久性の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例17は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものであり、密度が実施例16の0.26g/cmから0.30g/cmに増加したことにより、実施例16と比べて反発性が低下し、引張強度及び耐久性が向上した。
実施例18は、実施例17におけるテストピース用金型への注入量を198gから264gに増やした以外、実施例17と同様である。
実施例18のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.40g/cm、反発性70.0%、反発性の判定「◎」、引張強度4.0MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性370回、耐久性の判定「◎」、総合判定「◎」である。実施例18は、軽量で良好な反発性を有し、引張強度が高く、耐久性に優れるものであり、密度が実施例17の0.30g/cmから0.40g/cmに増加したことにより、実施例17と比べて反発性が低下し、引張強度及び耐久性が向上した。
比較例1は、イソシアネートとしてNDIを使用する参考例1におけるポリロタキサンの配合量を、300gから0gにした以外、参考例1と同様である。
比較例1のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性61.5%、反発性の判定「〇」、引張強度3.3MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性280回、耐久性の判定「×」、総合判定「×」である。比較例1は耐久性に劣るものであり、ポリロタキサンが配合されていないため、参考例1に比べて耐久性が大きく低下した。
比較例2は、イソシアネートとしてMDIを使用する参考例2におけるポリロタキサンの配合量を、300gから0gにした以外、参考例2と同様である。
比較例2のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性58.0%、反発性の判定「△」、引張強度3.0MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性220回、耐久性の判定「×」、総合判定「×」である。比較例2は耐久性に劣るものであり、ポリロタキサンが配合されていないため、参考例2と比べて耐久性が大きく低下した。
比較例3は、ポリオールにPTMG−1を単独で使用する参考例3におけるポリロタキサンの配合量を、300gから0gにした以外、参考例3と同様である。
比較例3のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性64.5%、反発性の判定「〇」、引張強度3.5MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性270回、耐久性の判定「×」、総合判定「×」である。比較例3は耐久性に劣るものであり、ポリロタキサンが配合されていないため、参考例3と比べて耐久性が大きく低下した。
比較例4は、ポリオールにPTMG−1とPTMG−2を併用する参考例4におけるポリロタキサンの配合量を、300gから0gにした以外、参考例4と同様である。
比較例4のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性70.0%、反発性の判定「◎」、引張強度2.6MPa、引張強度の判定「〇」、耐久性250回、耐久性の判定「×」、総合判定「×」である。比較例4は耐久性に劣るものであり、ポリロタキサンが配合されていないため、参考例4と比べて耐久性が大きく低下した。
比較例5は、ポリオールにPTMG−1とPCL−1を併用する実施例5におけるポリロタキサンの配合量を、300gから0gにした以外、実施例5と同様である。
比較例5のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性71.0%、反発性の判定「◎」、引張強度3.4MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性270回、耐久性の判定「×」、総合判定「×」である。比較例5は耐久性に劣るものであり、ポリロタキサンが配合されていないため、実施例5と比べて耐久性が大きく低下した。
比較例6は、ポリオールにPCL−1を単独で使用する実施例6におけるポリロタキサンの配合量を、300gから0gにした以外、参考例6と同様である。
比較例6のポリウレタン発泡体の物性は、密度0.35g/cm、反発性64.0%、反発性の判定「〇」、引張強度3.6MPa、引張強度の判定「◎」、耐久性270回、耐久性の判定「×」、総合判定「×」である。比較例6は耐久性に劣るものであり、ポリロタキサンが配合されていないため、参考例6と比べて耐久性が大きく低下した。
このように本発明のポリウレタン発泡体は、軽量であっても優れた耐久性を有するものであり、バットの打球部に好適である。
10 バット
11 バット本体
12 グリップエンド
13 先端部分
15 打球部

Claims (9)

  1. バットの打球部に用いられるポリウレタン発泡体であって、
    前記ポリウレタン発泡体は、イソシアネート成分と、発泡剤と、触媒とを含むポリウレタン発泡体用組成物から得られ、
    前記イソシアネート成分は、ポリオール成分と、活性水素基を有する環状分子を構成体に含むポリロタキサンと、イソシアネートと、から得られたイソシアネート基を有するウレタンプレポリマーであり、
    前記ポリオール成分は、ポリテトラメチレングリコール及びポリカプロラクトンポリオールを含み、
    前記ポリテトラメチレングリコールと前記ポリカプロラクトンポリオールの配合比率(重量比率)は、ポリテトラメチレングリコール:ポリカプロラクトンポリオール=10〜90:90〜10である
    ことを特徴とするポリウレタン発泡体。
  2. 前記イソシアネートは、1,5−ナフタレンジイソシアネートであることを特徴とする請求項1に記載のポリウレタン発泡体。
  3. 前記イソシアネート基を有するウレタンプレポリマーのNCO%が2.5〜5.5%であることを特徴とする請求項1または2に記載のポリウレタン発泡体。
  4. 前記ポリロタキサンは、前記イソシアネート基を有するウレタンプレポリマー100重量部に対し、0.5〜6重量部であることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載のポリウレタン発泡体。
  5. 前記ポリテトラメチレングリコールは、平均官能基数が2、水酸基価が25〜125mgKOH/gであり、
    前記ポリカプロラクトンポリオールは、平均官能基数が2〜3、水酸基価が25〜187mgKOH/gであることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載のポリウレタン発泡体。
  6. 前記ポリウレタン発泡体からなる外径30mm、内径10mm、高さ30mmの環状のテストピースの上方110mmの位置から、50kgの重りを1分間に6回の間隔で自然落下させて前記テストピースの上面に衝突させ、前記テストピースが破損するまでの衝突回数を測定する落すい衝撃試験の結果が300回以上であることを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載のポリウレタン発泡体。
  7. 次式から求められる前記ポリウレタン発泡体の反発性が、55%以上であることを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載のポリウレタン発泡体。
    反発性(%)=跳ね返されたボールの速度/衝突前のボールの速度×100
    衝突前のボールの速度及び跳ね返されたボールの速度は、以下の条件で算出する。
    ・ボールは、全日本軟式野球連盟公認球 M号を使用する。
    ・ボールの直径よりも面積の大きいポリウレタン発泡体を壁に固定する。
    ・壁とピッチングマシーンの発射口との距離を1mに設定する。
    ・ポリウレタン発泡体の表面にボールがぶつかる際の速度が、時速100km/hとなるようにピッチングマシーンからの発射速度を調整する。
    ・ボールの先端が、壁から500mm離れた位置から200mm離れた位置までの距離(300mm)を通過するまでの時間から衝突前のボール速度を算出する。
    ・壁に固定されたポリウレタン発泡体にボールが衝突し、跳ね返されたボールの先端が、壁から200mm離れた位置から500mm離れた位置までの距離(300mm)を通過するまでの時間から跳ね返されたボール速度を算出する。
  8. 前記ポリウレタン発泡体の密度(JIS K7222:2005に基づく)が0.25〜0.45g/cm であることを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載のポリウレタン発泡体。
  9. 前記ポリウレタン発泡体の引張強度(JIS K6251:2017(ダンベル状2号形)に準拠)が2.5MPa以上であることを特徴とする請求項1から8の何れか一項に記載のポリウレタン発泡体。
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