JP6758961B2 - 灯具 - Google Patents

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Description

本発明は複数のランプユニットを複合した灯具に関し、特にランプユニットの少なくとも一つが導光体で構成されている灯具における意匠的効果を高めた灯具に関するものである。
自動車等の車両に装備される灯具として、1つのランプハウジング内に複数のランプユニットを内装した複合型の灯具が提案されている。例えば、特許文献1には、自動車の前方領域を照明する前照灯としての照明灯ユニットと、自車両の存在を示すためのデイタイムランニングランプ(DRL)としての標識灯ユニットとを複合したコンビネーションヘッドランプが提案されている。
特許文献1の灯具では、その意匠的効果を高めるため、標識灯ユニットに、照明灯ユニットの外周側に位置された周辺部と、この周辺部に連続されて照明灯ユニットの後側に位置された後方配置部とを設けた構成が採用されている。このようにすることで、特に、後方配置部によって灯具の奥行感が得られ、良好な意匠性を確保することが可能とされている。
特開2014−75228号公報
特許文献1の灯具では、奥行感を得るために、標識灯ユニットを屈曲させた板状の導光体で構成し、この導光体の板厚方向の両面が灯具の上下方向に向くように、ほぼ水平方向に延設した構成がとられている。そのため、この導光体によって灯具の内部空間が上下方向、すなわち高さ方向に区画ないしは分断されてしまい、灯具を外部から観察したときに、灯具の高低感が得られ難く、意匠的観点から灯具の立体感を得ることが難しいものとなっている。
本発明の目的は、灯具の奥行感に加えて、高低感が得られ、三次元的な立体感のある意匠的効果が得られる灯具を提供するものである。
本発明は、ランプハウジング内に配設された第1と第2のランプユニットを備える灯具であって、第1ランプユニットはランプハウジング内の下面部に沿って配設されたエクステンションの上側位置に配設され、第2ランプユニットは、発光面が第1ランプユニットの側方から後方の領域にわたって立壁状に配設された導光体と、導光体に光を入射させる光源を備える。
本発明において、ランプハウジング内の下面部に配設された光軸偏向装置を備えており、第1ランプユニットは当該光軸偏向装置の上に搭載され、エクステンションに開設された開口を通してエクステンションの上側位置に配置される。
本発明において、第2ランプユニットは、導光体の灯具後側に向けられた外面に対向配置されたリフレクタを備え、導光体は、外面と、灯具前側に向けられた内面のそれぞれに、当該導光体の各反対側の面から光を出射させる光反射素子が設けられる。
本発明において、エクステンションはリフレクタを構成する部材の一部で構成される。あるいは、エクステンションは導光体と一体成形され。
本発明によれば、第2ランプユニットの導光体での発光によりランプハウジングの奥行感が得られる。また、第2ランプユニットの導光体の発光面が立壁状であり、第1ランプユニットはランプハウジングの下面部に沿って配設されたエクステンションの上側に配設されているので、ランプの高低感が得られる。これら奥行感と高低感により、灯具の三次元的な立体感のある意匠的効果が向上される。
本発明を自動車の左側の複合型ヘッドランプに適用した実施形態の正面図。 実施形態のヘッドランプの外観斜視図。 図1のIII-III線断面図。 図1のIV-IV線断面図。 CLユニットの概略部分分解図。 上ライトロッドとレンズロッドを説明する斜視図。 CLユニットの上ライトロッドから導光体に至る導光状態を説明する拡大図。 CLユニットの下ライトロッドでの導光状態を説明する拡大図。 一部の構成を変更した実施形態における図4と同様の断面図。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明を自動車CARの車体の左前部に装備される複合型のヘッドランプ(コンビネーションヘッドランプ)CHLに適用した実施形態の正面図、図2はその外観斜視図である。このヘッドランプCHLは、ランプボディ11と、このランプボディ11の開口部に取着された透光カバー12とでランプハウジング1が構成されている。このランプハウジング1内には、本発明の第1ランプユニットとして、照明灯を構成するヘッドランプユニット(以下、HLユニット)HL−Uと、本発明の第2ランプユニットとして、標識灯を構成するクリアランスランプユニット(以下、CLユニット)CL−Uが内装されている。
図2において、前記ランプハウジング1は、上面部1uと下面部1dはそれぞれほぼ平坦面に形成されているが、後面部1rから車幅方向内側の内側面部1iの領域は灯具方向に突出するように緩やかに連続する曲面に構成されている。これら上面部1u,下面部1d,後面部1r,内側面部1iは前記ランプボディ11により構成されている。また、前方に向けられた前面部1fないし車幅方向外側の外側面部1oは前記透光カバー12により構成されている。
図3と図4はそれぞれ図1のIII-III線断面図とIV-IV線断面図であり、図5は前記CLユニットCL−Uの概略構成を示す部分分解斜視図である。図3ないし図5において、前記ランプハウジング1の上面部1uの前端部、すなわち前記ランプボディ11の開口部の上縁に沿った部位には、所要長さの樋状をした上フリンジ部4が延設されており、前記ランプボディ11に取り付けられている。この上フリンジ部4と前記ランプボディ11の上縁部との間に、前記ランプハウジング1の上端部に沿って上ロッド室41が構成されている。この上ロッド室41の下面には、上フリンジ部4の延設方向に沿ってスリット42が開口されている。
前記ランプハウジング1内の前記外側面部1oを除く領域、すなわち後面部1rから内側面部1i、さらに下面部1dにわたる領域には、下方ないし後方に凸状の曲面に形成されたリフレクタ2が配設され、前記ランプボディ11の内面に固定されている。このリフレクタ2は不透光性樹脂の成形によって形成されており、その前面にはアルミニウムの蒸着等による鏡面処理が施され、光反射が可能に構成されている。そして、この前面のうち、前記ランプハウジング1の内側面部1iと後面部1rに沿って延設されている領域は光反射面21として構成されているが、前記ランプハウジング1の下面部1dに沿ってほぼ水平方向に延長されている領域は、実質的には光反射は殆ど行わない疑似光反射面、すなわちエクステンション22として構成されている。
前記ランプハウジング1内の上面部1uと下面部1dを除く内側面部1iから後面部1rないし外側面部1oにわたる領域には、CLユニットCL−Uの発光面を構成するための導光体3が配設され、前記ランプボディ11に支持されている。この導光体3は前記リフレクタ2の光反射面21に沿うように曲設されて上下方向(鉛直方向)に延びる立壁状に形成されており、後面部3rと、車幅方向内側の側面部である内側面部3iと、車幅方向外側の側面部である外側面部3oとにより構成されている。
前記導光体3の前記各面部3r,3i,3oは角部が生じないように連続した曲面に形成されている。特に、内側面部3iと後面部3rと外側面部3oは、後述するようにランプハウジング1内のほぼ中央に配設されている前記HLユニットHL−Uの両側から後側の領域を囲むような円弧状をしたカーテン状の立壁として形成されている。
前記導光体3の各面部の内面31は、前記透光カバー12を透して外部から観察されるようになっている。また、前記ランプハウジング1の外側面部1oには前記ランプボディ11と前記リフレクタ2は存在していないため、前記導光体3の外側面部3oはその外面32も透光カバー12を透して外部から観察可能とされている。ここで、導光体3の内面31はランプハウジング1の内側に向けられた面であり、外面32はランプハウジング1の外側に向けられた面である。
前記導光体3の後面部3r、内側面部3i、および外側面部3oには、それぞれの内面31と外面32に複数の光反射素子としての線刻35が形成されている。ここでは、内面31と外面32にそれぞれ上下方向に所要の間隔をおいて水平方向に延長された線刻35が形成されている。また、内面31と外面32の各線刻35は互いに上下方向の位置がずれている。いずれの線刻35も導光体3の内部を導光される光を反対側の面に向けて反射し、当該反対側の面から出射させる構成であり、ここでは、断面形状が内部に向けてV字状に凹設された凹溝からなる線刻35として構成されている。
前記導光体3の一縁面、すなわち導光体3の内側面部3iから後面部3rを経て外側面部3oにわたって連続形成されている上側の縁面33(厚み方向の面、以下同じ)は、前記上フリンジ部4に沿って延設されている。この導光体3の一縁面33は上方に向けられて光入射面として構成されており、前記スリット42を上方に臨む位置に配設されている。
前記導光体3の内側面部3iと外側面部3oの各前縁と、前記ランプハウジング1の下面部1dの前縁に沿った領域には、後面に凹溝51を有する帯状の下フリンジ部5が延設されている。この凹溝51は下ロッド室として構成され、またこの下フリンジ部5の前面はシボ加工により粗面、すなわち光拡散面52として形成されている。
図6に外観斜視図を示すように、前記上フリンジ部4に構成されている前記上ロッド室41には、第1光源部6の一部を構成する上ライトロッド61とレンズロッド62が内装されている。この上ライトロッド61は本発明の第1のライトロッドとして構成される。これら上ライトロッド61とレンズロッド62は前記スリット42に臨む位置において、前記上ライトロッド61が上側に、前記レンズロッド62がその直下となるように上下に配置されており、いずれも前記導光体3の光入射面33の長さに対応する長さで、前記上ロッド室41の長さ方向に延設されている。これら上ライトロッド61とレンズロッド62は、透明なアクリル、ポリカーボネート等の樹脂で構成され、所要の断面形状をした中実棒状に形成されたものである。
前記上ロッド室41の内部には、前記第1光源部6の光源を構成する第1発光素子60が配設されている。ここでは、前記上ロッド室41の両端部、すなわち前記上ライトロッド61の長さ方向両側の端面に対向する位置にそれぞれ対をなして第1LED60が配設されている。これらの第1LED60は、詳細な図示は省略するが、ヒートシンクを備える回路基板等に搭載された状態で配設されており、発光されたときに出射される光が前記上ライトロッド61の各端面に投射され、当該各端面からそれぞれ上ライトロッド61内に入射されるようになっている。
前記上ライトロッド61は長さ方向に直交する断面が円形をした透光ロッドで構成されている。あるいは断面が多角形をした透光ロッドで構成されてもよい。この上ライトロッド61は自身の長さ方向に光を導光する機能を有することからライトロッドと称される。この上ライトロッド61は長さ方向の複数箇所に一体形成された支持片63によって前記ランプボディ11に支持されている。レンズロッド62も同様であるが、ここでは支持片の構成は図示を省略している。
前記上ライトロッド61は上側に向けられている上周面に長さ方向にわたって光反射ステップ61aが形成されており、上ライトロッド61の長さ方向の端部から入射された光を長さ方向に導光するとともに、この導光される光の一部を前記光反射ステップ61aにおいて反射させ、当該上ライトロッド61の下側に向けられている下周面から出射させるようになっている。
前記光反射ステップ61aは、ここでは上ライトロッド61の延設方向に沿って微小ないし微細間隔に形成されている。あるいは、連続的に形成されてもよい。この光反射ステップ61aで反射されて出射される光は、上ライトロッド61に沿って長さ方向に連続したライン状とされる。ここで、ライン状とは、光が長さ方向に連続していることはもとより、長さ方向において部分的に不連続な部位が存在しても大略的に見て連続に近い状態をも含んでいる。
前記レンズロッド62は前記上ライトロッド61の直下において、当該上ライトロッド61に沿って延設されている。このレンズロッド62は、上周面と下周面がそれぞれ所要の曲率半径の円弧面に形成されており、長さ方向に直交する断面形状が凸レンズを構成するように形成されている。前記上周面は前記上ライトロッド61に向けられ、下面は前記スリット42に向けられている。したがって、上ライトロッド61から上周面に入射された光はレンズ作用によって集光されて下周面から下方に向けて出射される。
一方、図3〜図5に示したように、前記下ロッド室51、すなわち前記下フリンジ部5の凹溝51内には、第2光源部7の一部として、断面形状が横長楕円形をした透光ロッドからなる下ライトロッド71が内装されている。この下ライトロッド71は、前記導光体3の他縁面34に対向された状態で配置されている。また、この下ライトロッド71は、前記上ライトロッド61と同様に透明樹脂により形成されたものであり、前記下フリンジ部5に沿って延設配置され、下フリンジ部5のほぼ全長にわたって配設されている。
前記下ライトロッド71の車幅方向外側の端部に対向する位置に、前記第2光源部7の光源としての第2発光素子、ここでは第2LED70が配設されている。この第2LED70についても詳細な図示は省略するが、回路基板等に搭載された状態で前記ランプボディ11の一部に配設されており、発光されたときに出射される光が下ライトロッド71の車幅方向外側の端面に投射され、当該下ライトロッド71内に入射されるようになっている。この第2LED70は前記一方の第1LED60と一体化されたLEDモジュールとして構成されてもよい。
前記HLユニットHL−UはLEDを光源とするプロジェクタ型ランプユニットで構成されており、前記ランプハウジング1内のほぼ中央位置に配設されている。このプロジェクタ型ランプは既に知られている構成であるので、ここでは簡略して説明する。このHLユニットHL−Uは、図3に一部の構成が図示されているように、光源としてのLED80と、リフレクタ81と、投影レンズ82と、ヒートシンク83を備えており、これらはランプケーシング8内に一体的に組み付けられている。発光したLED80から出射された光はリフレクタ81で反射されて光源像を結像し、この光源像が投影レンズ82によりヘッドランプHLの前方領域に投影され、所要の配光パターンでの光照射が可能とされる。
前記HLユニットHL−Uは、図4に示すように光軸偏向装置84に搭載されている。この光軸偏向装置84はHLユニットHL−Uの光出射光軸を上下方向、左右方向に調整するものである。この光軸偏向装置84は、特許文献1に記載された照射方向変更機構を利用することができる。この特許文献1に記載の照射方向変更機構は、図示は省略するが、ベース部材に水平回動可能に載置された支持ベースと、この支持ベース上において前後方向に移動可能なスライダと、このスライダの前後移動によって前後方向に傾倒される回動ベースが支持されており、スライダをアクチュエータにより前後方向に移動させるようになっている。
前記HLユニットHL−Uはこの回動ベース上に搭載されており、アクチュエータ85によりスライダを前後方向に移動させると、回動ベースは前後方向に傾動され、HLユニットHL−Uは光軸が上下に偏向される。また、支持ベースに螺合されているエイミングスクリュ(図示せず)を操作することにより、支持ベースと共にスライダおよび回動ベースは左右方向に回動され、HLユニットHL−Uは光軸が左右偏向される。
前記HLユニットHL−Uは前記ランプハウジング1の下面部1dの略中央に配置されている。前記CLユニットCL−Uの前記リフレクタ2の一部で構成されているエクステンション22に所要寸法の開口23が設けられており、前記光軸偏向装置84は、この開口23内に内装された状態で前記ランプボディ11に支持されている。これにより、前記HLユニットHL−Uはエクステンション22よりも上側の位置に配設される。一方、前記光軸偏向装置84はその大部分が前記エクステンション22によって隠され、透光カバー12を透して外部に露見されない。
以上の構成のヘッドランプCHLによれば、CLユニットCL−Uの点灯時には、対をなす第1LED60が発光される。各第1LED60から出射された光は上ライトロッド61の各端面に入力され、それぞれ反対端に向けて上ライトロッド61内を導光される。図6及び図7に示すように、導光された光は上周面の光反射ステップ61aにおいて反射され、上ライトロッド61の下周面から下方に向けて出射される。光反射ステップ61aは微細ないしは連続的に形成されているので、この出射される光は上ライトロッド61の延設方向に沿って連続ないしほぼ連続したライン状となる。
上ライトロッド61から出射された光はレンズロッド62の上面に入力され、これを透過して下方に向けて出射される。このとき、出射された光はレンズロッド62の上面と下面において屈折され、そのレンズ作用により集光される。この集光される光は上フリンジ部4のスリット42を通り、導光体3の入射面33の直近の上方位置に集光される。この集光された光もレンズロッド62の延設方向に沿ったライン状となる。また、レンズロッド62によって集光されることにより、レンズロッド62と導光体3の光入射面33との対峙寸法が長い場合でも、レンズロッド62から出射される光の殆どが導光体3の光入射面33に入射され、光の入射効率が高められる。
図7に示すように、光入射面33に入射された光は導光体3の内部を主に下方に向けて導光される。このとき、一部の光は導光体3の内面31や外面32から漏光されるため、導光体3は僅かに発光した外観を呈することがある。特に、導光体3の内側面部3i、後面部3r、外側面部3oにおいてこのような外観を呈し易い。
導光体3に入射され、かつ導光体3の内部を導光された光は、導光体3の内面31と外面32に設けられている各線刻35においてそれぞれ反対側の面に向けて反射される。内面31の線刻35で反射された光は、外面32に向けて反射されて外面32から後方に向けて出射される。この出射された光はリフレクタ2において前方に向けて反射される。この反射光は導光体3の外面32から再度導光体3に入射され、導光体3の内面31から前方に向けて出射される。一方、導光体3の外面32の線刻35で反射された光は、内面31に向けて反射され、内面31から前方に向けて反射される。
さらに、第2LED70を発光させると、図8に示すように、発光された第2LED70から出射された光は、下ライトロッド71の一方の端面から下ライトロッド71内に入射されて長さ方向に導光される。この導光される光は下ライトロッド71の前面側の周面から洩れ出し下フリンジ部5に入射される。この入射された光は、下フリンジ部5の前面52から出射される。この前面52はシボ加工により粗面、すなわち光拡散面として形成されているので、出射光は拡散光として出射される。また、この出射される光は下ライトロッド71の内部において長さ方向に導光されているため、出射される光は下フリンジ部5の長さ方向に均一化される。
これにより、下フリンジ部5は均一な明るさで発光され、ヘッドランプCHLの下側の縁部の輪郭をより明確なものとし、意匠的効果が高められる。なお、図示は省略するが、下ライトロッド71の後面側の周面に光反射ステップを設けてもよく、当該後側の周面で反射されて前面側の周面から出射される光の光度を高めるようにしてもよい。
したがって、CLユニットCL−Uが点灯したときにヘッドランプCHLを前方から観察すると、導光体3の外面32の線刻35で反射された光、及び内面31の線刻35で反射され、かつリフレクタ2で反射された光によって明るく発光した状態の複数本の輝線が観察される。これにより、ランプハウジング1の内部は、後面部1rと内側面部1iと外側面部1oに沿った立壁状の面部が導光体3によって低輝度で発光されるとともに、これらの面部が導光体3の線刻35による多数本の高輝度で発光された輝線が観察される。さらに、HLユニットHL−Uは、立壁状をした導光体3において発光された複数本の輝線の前方位置に観察されるので、HLユニットHL−Uと導光体3との前後位置関係が顕著になり、へッドランプCHLの外観に奥行き感が得られる。
また、透光カバー12を透して観察されるランプハウジング1の内部は、導光体3が配設されている内側面部1i、後面部1r、外側面部1oにおいて、線刻35により複数ないし多数の横方向に延びる高輝度の輝線が観察される外観となる。これと同時にランプハウジング1の下縁ないし左右の側縁に沿った下フリンジ部5が曲線状に発光する外観となる。この曲線状の発光は下フリンジ部5の高さ寸法に相当する線幅であるので、線幅の太い線状に発光する外観となる。これらの細い複数本の輝線がランプハウジング1内の奥位置に観察され、下縁に沿った太い発光線がランプハウジング1の前側位置に観察されることでランプハウジング1の外観のさらなる奥行感が得られる。
一方、HLユニットHL−Uの下側には平坦なエクステンション22が存在しており、HLユニットHL−Uはこのエクステンション22に設けられた開口23を通して下側から上側に向けて突き出た状態に配設されているので、HLユニットHL−Uはエクステンション22上に浮かび上がった状態に観察される。このとき、図1に示すように、光軸偏向装置84の上部をエクステンション22の上面よりも幾分突出させることにより、この浮かび上がって見える効果を高めることができる。
その上で、導光体3の前縁部から一部の光が洩光したときには、この光がエクステンション22に投射され、エクステンション22が照明される。この照明による輝度は導光体3での発光による輝度よりも低輝度であるので、エクステンション22は相対的に低輝度に観察される。このエクステンション22が相対的に暗く観察されることにより、ランプハウジング1内の外観における高低感がさらに高められる。これら奥行感と高低感とにより、三次元的な立体感のある意匠的効果が高められる。
ここで、導光体3の光入射面33に入射される光は、上ライトロッド61およびレンズロッド62によってライン状に連続した状態で、しかも光入射面33に対して集光した状態で入射される。これにより、導光体3の全領域において均一な光量で、しかも光入射面33における入射効率を高めることができ、導光体3の広い領域を高い輝度で発光させることが可能になる。
なお、ヘッドランプCHLを観察する際の視線を車幅方向外側ないし斜め側方に移動すると、ランプハウジング1の外側面部1o、すなわちランプボディ11が存在せず透光カバー12のみが存在する面部では、導光体3の外側面部3oの外面32が直接的に観察される。この外側面部3oでは、内面31と外面32の各線刻35で発光された輝線が観察される。また、導光体3は透光性であるので、この輝線は後面部3rで発光された輝線と重なった状態で観察されることになり、これら輝線の重畳によって奥行感がさらに高められる。
上ライトロッド61とレンズロッド62は上フリンジ部4によって隠蔽されるので、これらが露見されることによる外観上の見栄えが低下されることはない。下ライトロッド71は下フリンジ部5により覆われており、下フリンジ部5は光拡散処理されているので下ライトロッド71が直接露見されることなく隠蔽されることになり、この面からも外観上の見栄えが低下されることはない。
CLユニットCL−Uの点灯に加えてHLユニットHL−Uを点灯すると、HLユニットHL−Uから照明光が出射される。この場合にはHLユニットHL−Uの投影レンズ82が明るく発光するが、この発光したHLユニットHL−Uの光の一部、すなわち配光には直接寄与しない光がHLユニットHL−Uの下側領域に存在しているエクステンション22を照明する。照明されたエクステンション22の輝度は幾分高くなるが、それでもHLユニットHL−Uに比較すれば極めて低輝度であるので、HLユニットHL−Uがランプハウジング1内において上方に浮かび上がって見える高低感は得られるので、この高低感によるヘッドランプの三次元的な立体感のある意匠的効果が高められる。
本発明の異なる実施形態として、図9に示すように、リフレクタ2は導光体3の内側面部3iと後面部3rに対応する領域にのみ配設されてもよく、エクステンション22はリフレクタ2と一体には構成されない。この場合には、ランプハウジング1の下面部1dに沿った領域には平板状の不透光部材、例えば不透光樹脂9が配設され、この不透光樹脂9によりエクステンション91が構成される。この不透光樹脂9は例えば二色成形法によって導光体3と一体に形成されている。また、エクステンション91は不透光樹脂9の表面にアルミニウム蒸着等による鏡面処理を施すことにより形成される。前記不透光樹脂9の一部に開口92を開設し、この開口92を通してHLユニットHL−Uを配設することにより、当該HLユニットHL−Uはエクステンション91の上方に配置される。
この構成によれば、不透光樹脂9により形成されたエクステンション91によってランプハウジング1の下面部1dに対応する領域の存在によりHLユニットHL−Uが浮かび上ったように観察され、高低感が得られる。また、この構成においても、HLユニットHL−Uの後面ないし側面の領域に立壁状に存在する導光体3での発光によってHLユニットHL−Uの奥行感が得られる。これにより、ヘッドランプCHLの奥行感と高低感が得られ、三次元的な立体感のある意匠的効果が高められる。
この実施形態では、リフレクタ2を小型に構成できる。一方、エクステンション92を構成する不透光部材9を導光体3と一体に形成できるので、部品点数を増大することなく、しかも製造工程が簡略化できる。
以上説明した実施形態では、ランプハウジング1の下面部1dに沿って設けられるエクステンション22,91を鏡面処理したエクステンションとして構成しているが、シボ加工等の光を拡散反射する光拡散面として構成してもよく、あるいは光反射率の低い低光反射面として構成してもよい。場合によっては、光を反射しない表面として形成してもよい。
以上説明した実施形態では、上ライトロッド61と導光体3の光入射面33との間にレンズロッド62を配設していたが、上ライトロッド61と光入射面33との距離が短く設計できる場合には、レンズロッド62を省略しても、上ライトロッド61から出射した光を導光体に入射させる際の入射効率を高めることができ、導光体3での発光、特に線刻の発光の輝度の均一化を図ることができる。
導光体3での発光は、導光体3の内面31や外面32に設けた凹溝等の光反射素子によるものであればよいので、この光反射素子としては、実施形態のような線刻に限られるものではなく、点状に凹部を設けた点刻であってもよく、あるいは任意のパターン形状をした光反射素子として形成してもよい。
本発明は第1ランプユニットとしての照明灯ユニットをHLユニットで構成し、第2ランプユニットとしての標識灯ユニットをCLユニットで構成した複合型のヘッドランプの例を示したが、照明灯ユニットと標識灯ユニットはこれら実施形態のユニットに限定されるものではない。標識灯ユニットを導光体で構成するヘッドランプであれば本発明を適用することは可能である。また、照明灯ユニットと標識灯ユニットの複合に限られるものではなく、2つ以上のランプユニットで構成され、そのうち少なくとも1つのランプユニットを導光体で構成するランプであれば本発明を適用することができる。
CHL 複合型ヘッドランプ
HL−U HLユニット(ヘッドランプ:第1ランプユニット)
CL−U CLユニット(クリアランスランプ:第2ランプユニット)
1 ランプハウジング
2 リフレクタ
3 導光体
4 上フリンジ部(第1フリンジ部)
5 下フリンジ部(第2フリンジ部)
6 第1光源部
7 第2光源部
8 ランプケーシング
9 不透光部材
21 光反射面
22 エクステンション
33 光入射面
35 線刻(光反射素子)
41 上ロッド室
42 スリット
51 下ロッド室(凹溝)
52 前面(拡散面)
60 第1発光素子(第1LED)
61 上ライトロッド
62 レンズロッド
70 第2発光素子(第2LED)
71 下ライトロッド
84 光軸偏向装置
91 エクステンション

Claims (5)

  1. ランプハウジング内に配設された第1と第2のランプユニットを備える灯具であって、前記第1ランプユニットは前記ランプハウジング内の下面部に沿って配設されたエクステンションの上側位置に配設され、前記第2ランプユニットは、発光面が前記第1ランプユニットの側方から後方の領域にわたって立壁状に配設された導光体と、前記導光体に光を入射させる光源を備えることを特徴とする灯具。
  2. 前記ランプハウジング内の下面部に配設された光軸偏向装置を備えており、前記第1ランプユニットは当該光軸偏向装置の上に搭載され、前記エクステンションに開設された開口を通して当該エクステンションの上側位置に配置されている請求項1に記載の灯具。
  3. 前記第2ランプユニットは、導光体の灯具後側に向けられた外面に対向配置されたリフレクタを備え、前記導光体は、前記外面と、灯具前側に向けられた内面のそれぞれに、当該導光体の各反対側の面から光を出射させる光反射素子が設けられている請求項1又は2に記載の灯具。
  4. 前記エクステンションは前記リフレクタを構成する部材の一部で構成されている請求項3に記載の灯具。
  5. 前記エクステンションは前記導光体と一体成形されている請求項1ないし3のいずれかに記載の灯具。
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