JP6757707B2 - 硬貨計数機及び硬貨計数機に入金された硬貨の包装方法 - Google Patents

硬貨計数機及び硬貨計数機に入金された硬貨の包装方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6757707B2
JP6757707B2 JP2017187752A JP2017187752A JP6757707B2 JP 6757707 B2 JP6757707 B2 JP 6757707B2 JP 2017187752 A JP2017187752 A JP 2017187752A JP 2017187752 A JP2017187752 A JP 2017187752A JP 6757707 B2 JP6757707 B2 JP 6757707B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coin
pair
storage bag
coin storage
bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017187752A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019061616A (ja
Inventor
順二 岡野
順二 岡野
松本 啓
啓 松本
鈴木 義一
義一 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Musashi Engineering Inc
Original Assignee
Musashi Engineering Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Musashi Engineering Inc filed Critical Musashi Engineering Inc
Priority to JP2017187752A priority Critical patent/JP6757707B2/ja
Publication of JP2019061616A publication Critical patent/JP2019061616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6757707B2 publication Critical patent/JP6757707B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

この発明は、硬貨計数機及び硬貨計数機に入金された硬貨の包装方法に関する。
硬貨を計数した後に貯留する機械として一般的に、特許文献1に示すような硬貨計数機が知られている。特許文献1の硬貨計数機では、円筒形状のホッパ部に硬貨が投入され、硬貨計数通路に硬貨が送り出される。そして、硬貨は硬貨計数通路を搬送ベルトによって搬送され、シュート部へ送り込まれ、シュート部の下方に取り付けられた硬貨収容箱に貯留される。
特開2017−59145号公報
特許文献1に示すような従来の硬貨計数機には、硬貨選別入金部と硬貨一括入金部が有り、硬貨一括入金部に設置した金庫又は硬貨排出部に麻袋を装着して、硬貨を麻袋に移した後、麻袋を密閉していた。
しかしながら、硬貨計数機で計測した硬貨を別の場所に移送する際、人手により硬貨計数機から麻袋に硬貨を収納した後、袋を密閉する。そのため、硬貨の移し替えの前後で現金の金額が相違する、いわゆる現金相違のおそれがあった。
この発明は、このような問題を解決するためになされるもので、硬貨計数機に保管された硬貨をより安全で簡易に他の場所に移すことができる硬貨計数機及び硬貨計数機に入金された硬貨の包装方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係る硬貨計数機は、硬貨を入金する入金部と、入金部から入金された硬貨を計数する硬貨計数部と、硬貨計数部で計数された硬貨を排出する硬貨排出口と、硬貨排出口から排出された硬貨が収納される硬貨収納袋を保持可能な袋保持部と、硬貨収納袋を挟持するとともに熱溶着によって密封する熱溶着部とを備え、硬貨収納袋は絶縁性を有する樹脂材料で形成され、袋保持部は、筒状形状を有し内側部分が硬貨排出口を構成する樹脂製の硬貨排出部材と、硬貨排出部材の外側の周囲に設けられる金属製のストッパーリングとを有し、硬貨排出部材の外側且つストッパーリングの内側に、硬貨排出部材を挟んで対向するように設けられる金属製の一対の検出プレートを有し、一対の検出プレートは電流を流すことが可能であり、一対の検出プレートの両方がストッパーリングに接触することで、一対の検出プレートの間で電流が導通可能となるように設けられ、ストッパーリングは、硬貨排出部材との間に硬貨収納袋を挟んで保持し、硬貨収納袋が保持されたときに一対の検出プレートとストッパーリングとの間に硬貨収納袋が存在することで、一対の検出プレートの間が非導通となることによって硬貨収納袋が硬貨排出部材に装着されたことを検知し、熱溶着部は、回動可能に設けられる一対のアーム部と、一対のアーム部のそれぞれに取り付けられるとともに、一対のアーム部に連動する一対のヒータとを有するヒータアームとを備え、一対のヒータのうち一方のヒータは凹形状に形成された第1挟持面を有し、他方のヒータは凸形状に形成された第2挟持面を有し、第1挟持面と第2挟持面とは組み合う形状を有し、一対のアーム部が回動して、一対のヒータの第1挟持面と第2挟持面とが組み合って硬貨収納袋を挟持し熱溶着することによって硬貨収納袋を密封する
熱溶着部は、回動可能に設けられる一対のアーム部と、一対のアーム部のそれぞれに取り付けられるとともに、一対のアーム部に連動する一対のヒータとを有するヒータアームを備え、一対のアーム部が回動して、一対のヒータが硬貨収納袋を挟持し熱溶着することによって硬貨収納袋を密封してもよい。
袋保持部には、硬貨排出口を覆うための安全カバーが、開閉可能に設けられてもよい。
硬貨計数機は、硬貨収納袋に硬貨が収納される間、安全カバーを開閉不能にするロック機構部を備えてもよい。
この発明に係る硬貨計数機に入金された硬貨の包装方法は、硬貨計数部と、硬貨計数部で計数された硬貨を排出する硬貨排出口と、硬貨排出口から排出された硬貨を収納可能であり、絶縁性を有する樹脂材料で形成された硬貨収納袋を保持可能な袋保持部と、硬貨収納袋を挟持するとともに熱溶着によって密封する熱溶着部とを備え、袋保持部は、筒状形状を有し内側部分が硬貨排出口を構成する樹脂製の硬貨排出部材と、硬貨排出部材の外側の周囲に設けられる金属製のストッパーリングとを有し、硬貨排出部材の外側且つストッパーリングの内側に、硬貨排出部材を挟んで対向するように設けられる金属製の一対の検出プレートを有し、一対の検出プレートは電流を流すことが可能であり、一対の検出プレートの両方がストッパーリングに接触することで、一対の検出プレートの間で電流が導通可能となるように設けられ、熱溶着部は、回動可能に設けられる一対のアーム部と、一対のアーム部のそれぞれに取り付けられるとともに、一対のアーム部に連動する一対のヒータとを有するヒータアームとを備え、一対のヒータのうち一方のヒータは凹形状に形成された第1挟持面を有し、他方のヒータは凸形状に形成された第2挟持面を有し、第1挟持面と第2挟持面とは組み合う形状を有する硬貨計数機において、硬貨計数機は、硬貨収納袋を硬貨排出部材とストッパーリングとの間に挟んで保持し、硬貨収納袋が保持されたときに一対の検出プレートとストッパーリングとの間に硬貨収納袋が存在することで、一対の検出プレートの間が非導通となることによって硬貨収納袋が硬貨排出部材に装着されたことを検知し、硬貨計数部に入金された硬貨を計数し、計数された硬貨を硬貨収納袋に収納し、一対のアーム部を回動させて、一対のヒータの第1挟持面と第2挟持面とを組み合わせて硬貨収納袋を挟持し熱溶着することによって硬貨収納袋を密閉するものである。
この発明に係る硬貨計数機によれば、硬貨計数機に保管された硬貨をより安全で簡易に他の場所に移すことができる。
本発明の実施の形態1に係る硬貨計数機を示す斜視図である。 図1における硬貨計数機本体の斜視図であり、安全カバーが開かれた状態で示している。 図1における硬貨計数機の硬貨排出口周辺の構造を示す拡大図である。 硬貨収納袋の有無を検出する部分及び安全カバーのロック機構部を示す垂直方向の構造図である。 安全カバーのロック機構部を示す水平方向の構造図である。 硬貨収納袋を硬貨排出口に装着する工程についての説明図である。 硬貨を計数する工程についての説明図である。 ヒーティングを準備する工程についての説明図である。 ヒートシールを行う工程についての説明図である。 ヒーティングを終了する工程についての説明図である。 実施の形態2に係る硬貨計数機を示す斜視図である。
以下、この発明の硬貨計数機及び硬貨計数機に入金された硬貨の包装方法の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る硬貨計数機100を示す斜視図である。
硬貨計数機100は、硬貨計数機本体1と、硬貨計数機本体1に接続した外付けのラベルプリンタ20を備えている。
ラベルプリンタ20は、図示しないラベルを印刷する。ラベルプリンタ20は、図示しないラベルプリンタ排出部を備え、ラベルはラベルプリンタ排出部から排出される。ラベルには、硬貨計数機本体1で計数された硬貨の総金額、総枚数、及び計数時の日時等の硬貨に関する取引情報がラベルプリンタ20によって印刷される。ラベルプリンタ排出部には、図示しないセンサが設けられ、ラベルの有無を検出できるように構成されている。ここで、ラベルプリンタ20は、印刷機を構成する。
図2は、図1における硬貨計数機本体の斜視図を、安全カバーが開かれた状態で示している。
図2に示されるように、硬貨計数機本体1の上部には、モニタ2、操作部3及び硬貨を入金するための入金部4が設けられている。また、硬貨計数機本体1の内部には、入金部4から入金された硬貨を計数する硬貨計数部50が設けられている。さらに、硬貨計数機本体1の内部には、硬貨計数部50で計数された硬貨を排出する硬貨排出口5が設けられている。
また、硬貨排出口5の周辺の硬貨計数機本体1の内部には、熱溶着部60が設けられている。さらに、硬貨排出口5の周囲及び下方には、硬貨排出口5から排出された硬貨を収納する硬貨収納袋10(図3参照)を保持することが可能な袋保持部9が設けられている。なお、袋保持部9は、硬貨収納袋10が収納される袋収納ケース9a及び開閉可能な開閉扉である安全カバー8を備えている。袋収納ケース9aの底部9bは、硬貨が収納された硬貨収納袋10を支える支持部を構成する。安全カバー8は、袋収納ケース9aとともに、硬貨排出口5を覆うように設けられている。さらに、硬貨計数機本体1の内部には、安全カバー8を開閉不能にするロック機構部30が設けられている。
図3は、図1における硬貨計数機の硬貨排出口周辺の構造を示す拡大図である。
図3に示されるように、硬貨排出部材7は、下方向に開放された末広がりの筒状であって、樹脂製の材料で形成されている。硬貨排出部材7の内側部分は、硬貨計数部50で計数された硬貨を外部に排出する硬貨排出口5を構成する。
硬貨排出口5の周囲にある熱溶着部60は、硬貨収納袋10を挟持するとともに熱溶着によって密封する。
熱溶着部60は、回動可能に設けられた一対のヒータアーム11を有している。
一対のヒータアーム11は、それぞれ、腕部材12及びヒータ13、腕部材12及びヒータ14とで構成されている。ここで、腕部材12はアーム部を構成する。
腕部材12の一端側12aは、モータ駆動ギア16に固定されている。モータ駆動ギア16は、モータ18に連結されている(図4参照)。腕部材12は、モータ駆動ギア16に固定された一端側12aを中心に回転駆動が可能に構成されている。ヒータアーム11は、硬貨排出口5及びその周辺付近の側壁等に触れないように駆動できる構造である。ヒータアーム11のヒータ13、14は、図示しない制御装置によりモータ18が制御されることによって、図3に示される停止位置である元の位置から硬貨収納袋10を溶着する溶着位置まで回動するように構成されている。
このように、熱溶着部60は、一対のアーム部12のそれぞれに取り付けられるとともに、一対のアーム部12に連動する一対のヒータ13、14とを有するヒータアーム(11)を備えている。
さらに、ヒータ13の挟持面13aは凹形状に形成され、ヒータ14の挟持面14aは凸形状に形成されている。挟持面13aと挟持面14aとは、組み合う形状になっており、硬貨排出口5の下方で、硬貨収納袋10を両側から挟持するように構成されている。
なお、ヒータ13、14については、図示しない熱電対により検出された温度を基に制御装置により、温度管理が行われている。
挟持面13a、14aは硬貨収納袋10を挟持できれば、凹形状、凸形状でなくても良い。
また、硬貨排出口5の周囲及び下方に設けられる袋保持部9は、硬貨排出口5から排出された硬貨が収納される硬貨収納袋10を保持するものある。
硬貨排出部材7の外側の周囲には、ストッパーリング15が設けられている。ストッパーリング15は、硬貨排出口5を覆うように硬貨排出部材7に装着した硬貨収納袋10を、外部から挟み込んで硬貨排出口5に保持するための部材である。ストッパーリング15は弾性体でC字形状の金属製である。
なお、硬貨収納袋10の底の部分は、硬貨が収納された場合、袋収納ケース9aの底部9bにより硬貨の荷重を支えるように構成されている。
硬貨排出部材7に装着される硬貨収納袋10は、熱溶着性を有する樹脂材料であればよく、例えば塩化ビニールで形成されている。硬貨収納袋10は、絶縁材料からできている。
図4は、硬貨収納袋の有無の検出する部分及び安全カバーのロック機構部を示す垂直方向の構造図である。
硬貨排出部材7の外側には、硬貨排出部材7を挟んで一対の金属製の検出プレート25が対向して設けられている。
2つの検出プレート25は、ストッパーリング15の内側に配置され、弱電流が流れる構造となっている。ストッパーリング15と検出プレート25とが接触することにより、2つの検出プレート25間で、電流が導通状態になる構造である。したがって、硬貨収納袋10がストッパーリング15と検出プレート25との間に存在すると、2つの検出プレート25間が非導通となって、硬貨収納袋10が硬貨排出部材7に装着されたことを検知できるように構成されている。
また、図4のモータ18の奥側には、安全カバー8の開閉を不能にするロック機構部30が設けられている。ロック機構部30の構造は図5を用いて説明する。
図5は、安全カバーのロック機構部を示す水平方向の構造図である。
図5において、ロック機構部30が作動して、安全カバー8が袋収納ケース9aと開閉不能に係合された状態のときの、ロック機構部30の位置を破線で示す。また、ロック機構部30の係合状態が解除された状態を実線で示す。
安全カバー8には、係合プレート31が設けられている。安全カバー8の反対側には、安全カバー係合部材32及び安全カバー係合解除機構33が、袋収納ケース9aに取り付けて設けられている。係合プレート31には、係合開口31aが形成されており、この係合開口31aに安全カバー係合部材32が係合されている。
安全カバー係合部材32は、係合プレート31の係合開口31aに係合される爪部32aと、係合プレート31に当接される板部31bとを有する。
袋収納ケース9aの外部背面には、支持部材34が固定されている。安全カバー係合部材32の中間部と支持部材34との間には巻きバネからなる接続スプリング35が接続されている。接続スプリング35は、爪部32aが係合開口31aから離れる方向に回動するように安全カバー係合部材32を付勢している。
安全カバー係合部材32の後端部には、レバー37が設けられている。
安全カバー係合部材32の後端部にレバー37が係合されることで、爪部32bが係合プレート31から離れる方向への安全カバー係合部材32の回動が規制されている。
安全カバー係合解除機構33は、電気制御されるソレノイドアクチュエータ36とレバー37とを有している。ソレノイドアクチュエータ36は、支持部材34に固定されている。レバー37は、ソレノイドアクチュエータ36の図示しないプランジャに接続されている。
次に、図6〜10を用いて、硬貨が収納された硬貨収納袋10をパックする動作、即ち硬貨収納袋10を熱溶着して密封する動作について5つの工程に分けて説明する。
図6は、硬貨収納袋10を硬貨排出口5に装着する工程についての説明図である。
先ず、袋収納ケース9aの安全カバー8が閉じられていて、安全カバー8を手動で開く。
次に、ストッパーリング15を上方向にずらして、硬貨排出口5に硬貨収納袋10を装着する。ストッパーリング15を広げて、硬貨収納袋10を硬貨排出部材7と間に挟んで固定する。その後、安全カバー8を閉じる。
図7は、硬貨を計数する工程についての説明図である。
使用者が入金部4に硬貨を入れて、操作部3における作動スイッチを押下げすると、硬貨計数が開始されるとともに、ロック機構部30の動作により安全カバー8が開閉不能となる。
硬貨計数がすすむにつれて、硬貨17が硬貨排出口5から排出され、硬貨収納袋10内に落下する。硬貨収納袋10に硬貨17が収納され始めると、袋収納ケース9aの底部9bにより硬貨収納袋10内の硬貨17の荷重が支えられ、硬貨収納袋10に硬貨17の過度な荷重がかからないようになっている。
図8は、ヒーティングを準備する工程についての説明図である。
硬貨計数終了後、ヒータアーム11が下方向に回転駆動され、ヒータ13及びヒータ14が硬貨収納袋10を絞り込んでいく。
図9は、ヒートシールする工程についての説明図である。
硬貨収納袋10は、ヒータ13とヒータ14とで挟持され、ヒータ13、14の熱により、硬貨収納袋10は熱溶着される。これにより硬貨収納袋10は密封される。
図10は、ヒーティングを終了する工程について説明図する。
硬貨収納袋10をヒートシールした後、一対のヒータアーム11は駆動回転して元の位置に戻る。安全カバー8のロック機構部30の係合状態が解除される。
次に、安全カバー8を手動で開く。
硬貨の金額の情報がラベルプリンタ20で認識され、計数された硬貨の総金額、総枚数、及び計数時の日時等に関する取引情報をラベルに印字する。密封された硬貨収納袋10に、ラベルを貼付する。
ストッパーリング15を上方向にずらして、密封された硬貨収納袋10を硬貨排出口5から抜き取る。
以上、説明したように、硬貨計数終了後の硬貨について、硬貨収納袋10に収納してパック包装を行っているので、1取引毎に硬貨収納袋の上部を密閉し、取引情報を印字したラベルをその場で硬貨収納袋に貼り付けることができる。
また、パックした硬貨収納袋10を用いて現金輸送することができるので、勘定合わせ時に計算が合わないといういわゆる現金相違を解消することができる。
また、硬貨収納袋10にビニール袋等を用いるので、包装にかかるコストの削減を図ることができる。さらに、硬貨の包装に使用したビニール袋は再使用せずに使い捨てるので、麻袋使用時において発生していた麻袋の摩耗に起因する故障を防止することができる。
次に、プリンタにおけるラベルの有無の検出の作用について、図1を用いて説明する。
硬貨計数が終了すると、ラベルプリンタ20のラベルプリンタ排出部から印字されたラベルが排出される。
ラベルプリンタ排出部からラベルを取った場合、ラベル無しがセンサによって検出される。硬貨収納袋10にラベルを貼付し、硬貨収納袋10を硬貨排出口5から抜き取った後、次の硬貨計数を行うことができる。
一方、ラベルプリンタ排出部からラベルを取らない場合、ラベル有りがセンサによって検出される。
また、所定時間内にラベルプリンタ排出部から印字されたラベルを取らないと、センサにより検出されたラベル有りに基づいて警告音が鳴るように制御されている。
これにより、ラベルを、ラベルプリンタ排出部から取って、硬貨収納袋10に貼付していないので、次の硬貨計数を行うことができない。
以上により、印字されたラベルを、ラベルプリンタ排出部から取って、確実に硬貨収納袋10に貼付したことを確認できるので、硬貨収納袋10へのラベルの貼り付け忘れを防止できる。
硬貨収納袋10の装着の有無の検出部の作用について、図4を用いて説明する。
硬貨収納袋10が硬貨排出口5に装着されている場合、ストッパーリング15と検出プレート25との間に、硬貨収納袋10が挟まれているので、ストッパーリング15と検出プレート25が接触せず、導通しない状態となる。
一方、硬貨収納袋10が硬貨排出口5に装着されていない場合、ストッパーリング15と検出プレート25が接触し、導通する状態となる。これにより、硬貨収納袋10の有無の判定を行うことができる。また、硬貨排出口5に硬貨収納袋10が装着されない場合は、硬貨収納袋10の装着した状態が検知できないので、硬貨計数が開始されないように制御されている。
また、ロック機構部30の解除動作について、図5を用いて説明する。
電気制御によるソレノイドアクチュエータ36のプランジャの進退により、安全カバー係合部材32とレバー37との間の係合が解除され、接続スプリング35の付勢力によって安全カバー係合部材32が回動されて、安全カバー係合部材32と係合プレート31との間の係合が解除される。
このとき、安全カバー係合部材32から離れるように係合プレート31が板部31bによって押し出される。
以上により、安全カバー係合解除機構33は、制御により安全カバー係合部材32と係合プレート31との間の係合が解除される。すなわち、袋収納ケース9aと安全カバー8との間の係合が解除される。
このように、ロック機構部30により、硬貨収納袋10の装着からヒーティングの終了までの一連の工程時における、誤って安全カバー8が開いてしまうことがない。そのため、硬貨を硬貨収納袋に収納している間に、硬貨収納袋10に対する人為的な操作を防止できる。
実施の形態1による硬貨計数機100では、硬貨17を入金する入金部4と、入金部4から入金された硬貨を計数する硬貨計数部50と、記硬貨計数部で計数された硬貨を排出する硬貨排出口5と備えている。さらに、硬貨排出口5から排出された硬貨17が収納される硬貨収納袋10を保持可能な袋保持部9と、硬貨収納袋10を挟持するとともに熱溶着によって密封する熱溶着部60とを備えている。
これらの構成により、現金輸送時に予備金庫が必要なく、また人為的に袋を密閉しないために現金相違のおそれを削減することができる。したがって、硬貨計数機に保管された硬貨をより安全で簡易に他の場所に移すことができる。
熱溶着部60は、回動可能に設けられる一対の腕部材12と、一対のアーム部12のそれぞれに取り付けられるとともに、一対の腕部材12に連動する一対のヒータ13、14とを有するヒータアーム11を備えている。これら一対の腕部材12が回動して、一対のヒータ13、14が硬貨収納袋10を挟持し熱溶着することによって硬貨収納袋10を密封する。
これらの構成により、硬貨排出口5よりも、ヒータ13、14が待機している状態で、硬貨収納袋10を硬貨排出口5に装着できる。したがって、広い作業スペースが確保され、硬貨収納袋を装着する作業性が向上する。
一対のヒータ13、14は、それぞれ硬貨収納袋10を挟持する挟持面13a、14aを有している。一方の挟持面13aは凹形状に形成され、他方の挟持面14aは凸形状に形成されている。
これらの構成により、2つのヒータ13、14で硬貨収納袋10を確実に挟み込むことができ、溶着性が向上する。
袋保持部9は、硬貨排出部材7と、硬貨排出部材7の周囲に硬貨収納袋10を挟持可能なストッパーリング15を有している。
これにより、硬貨収納袋10を硬貨排出口5に装着する作業を容易に行うことができる。
袋保持部9は、硬貨収納袋10を支える支持部9bを有している。
これにより、硬貨収納袋10内に収納された硬貨17の荷重が支えられ、硬貨収納袋10に硬貨の過度な荷重がかかることがない。また、硬貨排出口5から落下する硬貨の衝撃力が硬貨収納袋10にかかることもない。さらに、硬貨収納袋10内の硬貨の重さによって、硬貨排出口5から硬貨収納袋10が外れて、硬貨収納袋10が摩耗や破損するのを防ぐこともできる。
袋保持部9には、硬貨排出口5を覆うための安全カバー8が、開閉可能に設けられている。これにより、硬貨排出口5が安全カバーに覆われているので、熱溶着時における不慮の事故を防止できる。
硬貨計数機100は、さらに、硬貨収納袋10に硬貨17が収納される間、安全カバー8を開閉不能にするロック機構部30を備えている。
これにより、ロック機構部30により、硬貨収納袋10の装着からヒーティングの終了までの一連の工程時における、誤って安全カバー8が開いてしまうことがない。そのため、硬貨17を硬貨収納袋10に収納している間に、硬貨収納袋10に対する人為的な操作を防止できる。
硬貨計数機100は、また、硬貨収納袋10に貼付するためのラベルに、計数された硬貨に関する取引情報を印字するラベルプリンタ20を備えている。
これにより、硬貨計数終了後、硬貨17が収納され、熱溶着により密封された硬貨収納袋10に、取引情報が印字されたラベルを貼り付けることが可能になる。したがって、硬貨収納袋10内の硬貨の金額及び計数時の日時等に関する情報の不一致を防止できる。
実施の形態1による硬貨計数機100に入金された硬貨の包装方法では、硬貨計数機100に入金された硬貨17を計数し、計数された硬貨を、熱溶着性を有する樹脂材料で形成される硬貨収納袋10に収納し、硬貨が収納される硬貨収納袋10を熱溶着によって密閉する。
これにより、現金輸送時に予備金庫が必要なく、また人為的に袋を密閉しないために現金相違のおそれを削減することができる。したがって、硬貨計数機に保管された硬貨をより安全で簡易に他の場所に移すことができる。
なお、硬貨収納袋10の材質は、熱溶着を有する樹脂材料であって、例えばポリプロピレン、フッ素樹脂等を用いてもよい。また、硬貨収納袋10の厚さは問わず、フィルム状に薄いものでも、シート状の厚いものでもよい。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る硬貨計数機200の構成を図11に示す。なお、図1〜10の参照符号と同一の符号は同一又は同様の構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
硬貨計数機200は、実施の形態1に係る硬貨計数機100に対して、袋保持部90の構造が異なり、他の構成は実施の形態1と同様である。
すなわち、モニタ2、操作部3及び硬貨を入金するための入金部4が設けられている。また、入金部4から入金された硬貨を計数する硬貨計数部50、及び硬貨計数部50で計数された硬貨を排出する硬貨排出口5が設けられている。硬貨排出口5の周辺には、熱溶着部60及びロック機構部30が設けられている。
一方、硬貨排出口5の周囲及び下方には、実施の形態1の袋保持部9の代わりに、袋保持部90が設けられている。袋保持部90は、実施の形態1の袋保持部9に対して、硬貨収納袋が全体的に覆う、袋収納ケース9a及び安全カバー8を有していない。
しかしながら、両端が垂直に曲げられた安全カバー40が硬貨排出口5の周辺に設けられている。安全カバー40は、蝶番39を用いて上下方向に回動可能に設けられている。
実施の形態2に係る硬貨計数機200の構成によっても、実施形態1と同様に、現金輸送時に予備金庫が必要なく、また人為的に袋を密閉しないために現金相違のおそれを削減することができる。したがって、硬貨計数機に保管された硬貨をより安全で簡易に他の場所に移すことができる。
4 入金部 5 硬貨排出口、8 安全カバー、9 袋保持部、10 硬貨収納袋、
11 ヒータアーム(熱溶着部)、12 腕部材(アーム部)、13 ヒータ、
17 硬貨、30 ロック機構部、50 硬貨計数部、60 熱溶着部、
100、200 硬貨計数機。

Claims (4)

  1. 硬貨を入金する入金部と、
    前記入金部から入金された硬貨を計数する硬貨計数部と、
    前記硬貨計数部で計数された硬貨を排出する硬貨排出口と、
    前記硬貨排出口から排出された前記硬貨が収納される硬貨収納袋を保持可能な袋保持部と、
    前記硬貨収納袋を挟持するとともに熱溶着によって密封する熱溶着部とを備え
    前記硬貨収納袋は絶縁性を有する樹脂材料で形成され、
    前記袋保持部は、
    筒状形状を有し内側部分が前記硬貨排出口を構成する樹脂製の硬貨排出部材と、
    前記硬貨排出部材の外側の周囲に設けられる金属製のストッパーリングとを有し、
    前記硬貨排出部材の外側且つ前記ストッパーリングの内側に、前記硬貨排出部材を挟んで対向するように設けられる金属製の一対の検出プレートを有し、
    前記一対の検出プレートは電流を流すことが可能であり、前記一対の検出プレートの両方が前記ストッパーリングに接触することで、前記一対の検出プレートの間で電流が導通可能となるように設けられ、
    前記ストッパーリングは、前記硬貨排出部材との間に前記硬貨収納袋を挟んで保持し、
    前記硬貨収納袋が保持されたときに前記一対の検出プレートと前記ストッパーリングとの間に前記硬貨収納袋が存在することで、前記一対の検出プレートの間が非導通となることによって前記硬貨収納袋が前記硬貨排出部材に装着されたことを検知し、
    前記熱溶着部は、
    回動可能に設けられる一対のアーム部と、
    前記一対のアーム部のそれぞれに取り付けられるとともに、前記一対のアーム部に連動する一対のヒータとを有するヒータアームとを備え、
    前記一対のヒータのうち一方の前記ヒータは凹形状に形成された第1挟持面を有し、他方の前記ヒータは凸形状に形成された第2挟持面を有し、前記第1挟持面と前記第2挟持面とは組み合う形状を有し、
    前記一対のアーム部が回動して、前記一対のヒータの前記第1挟持面と前記第2挟持面とが組み合って前記硬貨収納袋を挟持し熱溶着することによって前記硬貨収納袋を密封する硬貨計数機。
  2. 前記袋保持部には、前記硬貨排出口を覆うための安全カバーが、開閉可能に設けられる請求項に記載の硬貨計数機。
  3. 前記硬貨収納袋に前記硬貨が収納される間、前記安全カバーを開閉不能にするロック機構部を備える請求項に記載の硬貨計数機。
  4. 硬貨計数部と、
    前記硬貨計数部で計数された硬貨を排出する硬貨排出口と、
    前記硬貨排出口から排出された前記硬貨を収納可能であり、絶縁性を有する樹脂材料で形成された硬貨収納袋を保持可能な袋保持部と、
    前記硬貨収納袋を挟持するとともに熱溶着によって密封する熱溶着部とを備え、
    前記袋保持部は、
    筒状形状を有し内側部分が前記硬貨排出口を構成する樹脂製の硬貨排出部材と、
    前記硬貨排出部材の外側の周囲に設けられる金属製のストッパーリングとを有し、
    前記硬貨排出部材の外側且つ前記ストッパーリングの内側に、前記硬貨排出部材を挟んで対向するように設けられる金属製の一対の検出プレートを有し、
    前記一対の検出プレートは電流を流すことが可能であり、前記一対の検出プレートの両方が前記ストッパーリングに接触することで、前記一対の検出プレートの間で電流が導通可能となるように設けられ、
    前記熱溶着部は、
    回動可能に設けられる一対のアーム部と、
    前記一対のアーム部のそれぞれに取り付けられるとともに、前記一対のアーム部に連動する一対のヒータとを有するヒータアームとを備え、前記一対のヒータのうち一方の前記ヒータは凹形状に形成された第1挟持面を有し、他方の前記ヒータは凸形状に形成された第2挟持面を有し、前記第1挟持面と前記第2挟持面とは組み合う形状を有する硬貨計数機において、
    前記硬貨計数機は、
    前記硬貨収納袋を前記硬貨排出部材と前記ストッパーリングとの間に挟んで保持し、
    前記硬貨収納袋が保持されたときに前記一対の検出プレートと前記ストッパーリングとの間に前記硬貨収納袋が存在することで、前記一対の検出プレートの間が非導通となることによって前記硬貨収納袋が前記硬貨排出部材に装着されたことを検知し、
    前記硬貨計数部に入金された前記硬貨を計数し、
    計数された前記硬貨を、前記硬貨収納袋に収納し、
    前記一対のアーム部を回動させて、前記一対のヒータの前記第1挟持面と前記第2挟持面とを組み合わせて前記硬貨収納袋を挟持し熱溶着することによって前記硬貨収納袋を密閉する、硬貨計数機に入金された硬貨の包装方法。
JP2017187752A 2017-09-28 2017-09-28 硬貨計数機及び硬貨計数機に入金された硬貨の包装方法 Active JP6757707B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017187752A JP6757707B2 (ja) 2017-09-28 2017-09-28 硬貨計数機及び硬貨計数機に入金された硬貨の包装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017187752A JP6757707B2 (ja) 2017-09-28 2017-09-28 硬貨計数機及び硬貨計数機に入金された硬貨の包装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019061616A JP2019061616A (ja) 2019-04-18
JP6757707B2 true JP6757707B2 (ja) 2020-09-23

Family

ID=66178195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017187752A Active JP6757707B2 (ja) 2017-09-28 2017-09-28 硬貨計数機及び硬貨計数機に入金された硬貨の包装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6757707B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7178387B2 (ja) * 2020-06-23 2022-11-25 グローリー株式会社 貨幣処理装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60173697A (ja) * 1984-02-20 1985-09-07 株式会社東芝 検査装置
SE9904220D0 (sv) * 1999-11-22 1999-11-22 Scan Coin Ind Ab A device for packaging coins in plastic bags
JP2011118651A (ja) * 2009-12-03 2011-06-16 Glory Ltd 貨幣計数機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019061616A (ja) 2019-04-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW384267B (en) Tablet packing apparatus
JP6258038B2 (ja) 薬剤供給装置、並びに薬剤供給装置における薬剤鑑査方法
JP4220568B2 (ja) 薬剤包装装置
JP7249050B2 (ja) 貨幣処理装置
JP4469007B2 (ja) 薬剤包装装置
TW200400142A (en) Medicine supply apparatus
JP6757707B2 (ja) 硬貨計数機及び硬貨計数機に入金された硬貨の包装方法
JPH01240410A (ja) 受入れ品物の容積に合った慣用サイズの袋を要求に応じて製造するための集積装置を内蔵する完全セルフサービス・チェックアウトカウンタ
JP5527461B2 (ja) 薬剤包装装置
JP6788446B2 (ja) 紙葉類収納装置および紙葉類収納方法
EP3005323B1 (en) Device for the insertion of paper valuables in closable containers, with control and storage of valuables entering the container
KR101836460B1 (ko) 미회수 동전 포장 및 보관 장치
JP2019061426A (ja) 紙葉類処理装置および紙葉類処理方法
JP6741709B2 (ja) 硬貨計数機及び硬貨の包装方法
JP2019096194A (ja) 紙葉類処理装置および紙葉類処理方法
JP4290248B2 (ja) 薬剤包装装置
JPH10118159A (ja) 固形製剤包装装置
JP6805311B2 (ja) 硬貨計数機及び硬貨計数機に入金された硬貨の包装方法
JP6979505B2 (ja) 硬貨計数機
WO2022107711A1 (ja) 貨幣処理装置
JP6723311B2 (ja) 貨幣処理装置
JP2019079109A (ja) 紙葉類処理装置および紙葉類処理方法
JP6971530B2 (ja) 貨幣処理装置
JP6499483B2 (ja) 帯封装置および帯封方法
KR101477511B1 (ko) 정제포장장치의 포장모듈

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190801

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200423

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200526

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200708

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200825

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200831

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6757707

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150