JP6757615B2 - 眼科装置 - Google Patents
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Description
図1には、眼底カメラ100が示されている。眼底カメラ100は、眼底112への照明光の照明を行うための照明光学系10と、眼底112からの反射光を撮像部であるイメージセンサ203に導く撮像光学系20を有している。なお図1には、レンズ系が簡略化されて記載されている。また、被検眼111の位置の調整に利用されるアライメント光学系、そしてフォーカスの調整に利用されるフォーカス光学系は記載が省略されている。
まず、照明光学系10について説明する。照明光学系10は、光源101を備えている。光源は、ハロゲンランプやLED等であり、眼底の動画観察に利用する波長域を含む光を発する。光源101で発せられた光は、凹面ミラー102で集光され、集光レンズ103を介して、光学フィルタ104に入射する。光学フィルタ104は、眼底の観察に行う波長域の光を選択する。通常、眼底の観察には、可視光から近赤外の領域の光が利用される。光学フィルタ104を通った照明光は、ミラー105で反射され、リレーレンズ106、可変遮光マスク107、リレーレンズ108を通って中央に孔109aが形成された孔付きミラーである孔鏡109に至る。なお、静止画撮影を行う場合は、図示しない可視のキセノン管などのフラッシュランプやLEDをパルス点灯しておこなう。
撮像光学系20は、フォーカスレンズ201を備えている。フォーカスレンズ201は、光軸上を移動可能な構造とされている。撮像した眼底画像が鮮明になるようにフォーカスレンズ201の光軸上における位置が調整される。フォーカスレンズ201を通った眼底反射光は、結像レンズ202で撮像部であるイメージセンサ203に結像する。イメージセンサ203は、例えばCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサが用いられる。イメージセンサは観察と撮影を共通のデバイスを使用してもよいし、個別のデバイスであっても良い。共通とする場合は観察光と撮影光双方の波長に感度を有するものを用いる。個別の場合は光路を分割するため、クイックリターンミラーや波長で分離するダイクロイックミラーを用いる。イメージセンサ203により眼底画像の画像データが得られる。また、イメージセンサ203は、後述する可変遮光マスクの黒点の位置を調整するモード「黒点位置補正モード」における撮像部としても機能する。
対物レンズ110の前(被検眼側)には、対物レンズ用遮光マスク113が配置されている。対物レンズ用遮光マスク113は、外部(被検眼側)からの光を遮光し、且つ、対物レンズ110の側から入射する光(この光は、光源101に起因する)を吸収する。例えば、対物レンズ遮光マスク113は、カーボンブラックを混合した塗料で塗装した部材やカーボンを含有した反射の生じない黒い部材で構成される。また、未使用時に対物レンズ110の表面を保護するキャップの内面が遮光マスク113を兼ねても良い。
以下、可変遮光マスク107について説明する。可変遮光マスク107は、眼底の観察に用いる可視光や近赤外光を遮蔽する遮光領域の形状、位置、大きさの制御が可能である。図2には、可変遮光マスク107の断面構造が示されている。光軸の方向から見た可変遮光マスク107の形状は、円形の外観を有している。可変遮光マスク107は、一対のガラス基板121と122を用いて構成されている。下側のガラス基板121上には、アクティブマトリクス電極層123が形成されている。
図6は、図1に示す眼底カメラ100における可変遮光マスク107の駆動制御に係る制御部600のブロック図である。眼底カメラ100は、その基本動作に係る制御部を備えるが、その機能は通常の眼底カメラと同じであるので説明は省略する。なお、制御部600を構成するハードウェアの一部または全部を図示および説明を省略する眼底カメラ100の基本動作に係る制御部のハードウェアと共用することができる。
以下、中心ゴースト防止用の黒点の位置ズレの補正を行う処理の一例を説明する。この処理は、ユーザの指示や予め定めたタイミングで黒点位置補正モードとして実行される。図7は、処理の手順の一例を示すフローチャートである。図7の処理を実行するプログラムは、制御部600の記憶領域に記憶され、制御部600のCPUにより制御されて実行される。このプログラムは、適当な記憶媒体に記憶させ、そこから提供される形態であってもよい。
何らかの理由により黒点の位置にズレが生じても、中心ゴーストが生じない位置に黒点の位置を移動させることで、黒点の位置ズレが解消され、中心ゴーストの発生が抑えられる。特に上記の処理は自動化されているので、保守要員やメーカーに戻しての再調整が不要であり、所定の性能を維持しつつ眼底カメラの維持に要するコストを抑えることができる。
上述した黒点の位置の変更だけでは、中心ゴーストのレベルが閾値以下にならない場合、次の段階として、ステップS105において、黒点の形状の変更(遮光する領域の形状の変更)を行い、再度ステップS102以下の処理を繰り返す。それでも黒点の最適位置が見つからない場合、更に遮光領域を別の形状に変更し、再度ステップS102以下の処理を繰り返す。こうすることで、黒点の面積(遮光領域の面積)の増大を抑えながら、中心ゴーストの発生を抑えることができる。
複数の探索点の設定、当該複数の探索点における中心ゴーストのレベルの取得、その中で最小な中心ゴーストのレベルが得られた探索点への黒点(遮光領域)の移動を行ってもよい。
複数の探索用黒点径の設定、当該複数の探索用黒点径における中心ゴーストのレベルの取得、その中で最小な中心ゴーストのレベルが得られた探索用黒点径への黒点の設定を行ってもよい。
複数の探索用遮光領域形状の設定、当該複数の探索用遮光領域形状における中心ゴーストのレベルの取得、その中で最小な中心ゴーストのレベルが得られた探索用遮光領域形状の採用を行う処理も可能である。また、以上述べた複数の態様の2以上を組み合わせた処理も可能である。
Claims (5)
- 対物レンズと、
前記対物レンズを介して被検眼の眼底に照明光を照射する照明光学系と、
前記照明光の前記眼底からの反射光を撮像部に導く撮像光学系と、
孔を有し、前記照明光を前記対物レンズの方向に反射し、且つ、前記眼底からの反射光を前記孔に通過させて前記撮像光学系に導く孔鏡と、
前記照明光学系における前記対物レンズからの反射光に於いて前記孔鏡と略共役な位置に配置され、遮光する領域を光軸に垂直な面内で移動可能な構造を有する第1の遮光マスクとを備え、
前記第1の遮光マスクは、エレクトロウェッティング現象を利用して遮光材料を含む液滴の位置を制御する光学素子であり、
該光学素子は、
一対の基板と、
前記一対の基板間における密閉空間内に満たされた透明な有極性液体および黒色の無極性のオイルと
を有し、
光軸の方向から見て、前記無極性のオイルを前記密閉空間内の全体に分布させることで、前記第1の遮光マスクを光透過状態とし、
光軸の方向から見て、前記無極性のオイルを前記密閉空間内の一部に集め、そこで水滴状とすることで、遮光層となる黒点が形成されることを特徴とする眼科装置。 - 前記対物レンズに外部からの光の入射がない状態において、前記照明光学系からの前記照明光の照射を行った状態で生じる前記対物レンズからの反射光に基づき、前記第1の遮光マスクにおける前記遮光する領域の位置を制御する制御部を備えることを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。
- 前記制御部は、前記反射光の強度が最小または規定の値以下となるように前記第1の遮光マスクにおける前記遮光する領域の位置の制御を行うことを特徴とする請求項2に記載の眼科装置。
- 前記制御部は、前記反射光の強度が最小または規定の値以下となるように前記第1の遮光マスクにおける前記遮光する領域の大きさの制御を行うことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の眼科装置。
- 前記制御部は、前記反射光の強度が最小または規定の値以下となるように前記第1の遮光マスクにおける前記遮光する領域の形状の制御を行うことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の眼科装置。
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JP2016149674A JP6757615B2 (ja) | 2016-07-29 | 2016-07-29 | 眼科装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016149674A JP6757615B2 (ja) | 2016-07-29 | 2016-07-29 | 眼科装置 |
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Family Applications (1)
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JP2016149674A Active JP6757615B2 (ja) | 2016-07-29 | 2016-07-29 | 眼科装置 |
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-
2016
- 2016-07-29 JP JP2016149674A patent/JP6757615B2/ja active Active
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