JP6757428B2 - ギガビットイーサネットテレメトリデータの二方向自由空間レーザー通信システム - Google Patents

ギガビットイーサネットテレメトリデータの二方向自由空間レーザー通信システム Download PDF

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Description

本開示は、概して、自由空間レーザー通信システム(free-space laser communication
systems)に関する。より詳しくは、本開示は、エラー制御回路を有する自由空間大気レーザー通信システムに関する。
テレメトリ(telemetry)は、遠隔地又はアクセス不可能な地点で測定を行い、測定デ
ータ及び収集した他のデータを、監視用の受信装置に送信するのに用いられる自動通信プロセスである。例えば、航空機内でテレメトリデータを取得し、当該データを、地上からのテレコマンドに応じて、地上の受信機に送信することが知られている。既存の方法の1つでは、無線周波数(RF)リンクを用いて、飛行機と地上局との間でテレメトリデータを送信する。RFリンクを用いることの欠点として、データレートが低いことと、電磁干渉を受けやすいこととがある。
自由空間大気レーザー光通信システムは、大気中を伝播する光ビームによって、情報を送受信する。既存のRFリンクの代わりに自由空間光通信リンクを用いることの利点には、少なくとも以下のものがある。すなわち、より高速のテレメトリデータ送信が可能なこと、及び、自由空間光信号が電磁干渉の影響を受けないことである。
高データレート送信機、高出力光増幅器、及び、高感度受信機に具現化される技術が十分に発達し市場で入手可能なため、自由空間レーザー光通信は、航空機と地上局との間の長距離(>1km)テレメトリリンクに実用可能な手段である。しかしながら、テレメトリデータの光送信には3つの大きな問題点がある。(1)自由空間レーザー通信は、送信機位置と受信機位置との間で光ビームを放散させる(wander)大気乱流の影響を受ける。(2)自由空間内の光信号は、自由空間内の他の物体から受信機に届く反射信号による衰弱化干渉に起因するフェージング(fading)作用を受ける。衰弱化干渉の結果、受信機における光信号は、デジタル光データストリームにおいて、信号ビットを喪失したり、誤った信号ビットを形成したりする。(3)自由空間高速光通信のための基準が存在しないため、一般的なギガビットイーサネット(GBE)プロトコルが、高速テレメトリデータに好ましい。これによって、高速のシンクロナスオプティカルネットワーク(Synchronous Optical Network: SONET)プロトコル用に設計された既存のレーザー通信装置との非互換性の問題が生じうる。問題点(1)及び(2)は、自由空間光通信自体の問題であり、問題点(3)は、光学システムコンポーネントの設計上の問題である。
本開示は、上記の問題のうち1つ又は複数に対処することができる自由空間レーザー通信システムに向けたものである。
以下に詳しく開示する要旨は、二重の大気影響緩和策を採用した、GBEプロトコルにおけるテレメトリデータ二方向送信のための、自由空間レーザー通信システムに向けたものである。この自由空間二方向GBEレーザー通信システムは、光通信受信機アレイ(optical communications receiver array:OCRA)と、フレーマー/前方誤り訂正/イ
ンターリーバー(framer/forward error correction/interleaver:FFI)装置とを用
いることによって、大気乱流の影響(例えば、大気の局所的な屈折率のランダムな不均一性に起因するビームの放散)、及び、チャネルフェージング(例えば、自由空間内の他の物体から受信機に届く反射信号の衰弱化干渉)を緩和する。FFI装置は、SONETプ
ロトコル用に設計されるため、インテリジェント(又はスマート)メディアコンバータを用いて、SONETフレームをGBEテレメトリデータに又はその逆に変換し、これによって、FFI装置は、誤り訂正アルゴリズムを実行し、1キロメートルを超える距離用のシームレスで誤りのないGBEレーザー通信リンクを提供することができる。この二方向レーザー通信システムは、低コストの市販の(すなわち在庫の)コンポーネントで実施することができる。
以下に詳しく開示する自由空間レーザー通信システムは、ビームへの大気乱流の影響を緩和するためのOCRAと、フェージング作用を緩和するためのFFI装置とを用いることによって、「背景技術」の欄で述べた3つの問題を解消する。3つめの問題は、市販のインテリジェントなスモールフォームファクタプラガブル(small form-factor pluggable:SFP)トランシーバーを用いて、GBEデータを、FFI装置によって処理される
SONET OC−3光データストリーム(155.52Mbit/sまでの光搬送送信レートを有する)に変換することによって、対処される。
本明細書において、「光接続部」とは、1つの光ファイバーもしくはその他の導波路、又は、1つもしくは複数のコネクタによって直列に接続された2つ以上の光ファイバーもしくはその他の導波路、を含む任意の接続を含むが、これに限定されない。以下に詳しく開示する実施形態において、すべての光ファイバーは、単モードファイバーである。
以下に詳しく開示する要旨の一態様は、レンズのアレイと、レンズのアレイに光学的に接続されるとともに、レンズのアレイに入射する光を差分電気信号に変換するように構成された光通信受信機アレイと、差分電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた再生光信号に変換するように構成された再生器と、再生器からの再生光信号を、データビットストリームである電気信号に変換し、データビットストリームである電気信号に前方誤り訂正を行うことによって、訂正されたデータビットストリームである電気信号を生成し、訂正されたデータビットストリームである電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、訂正されたデータビットストリームである光信号に変換するように構成された誤り訂正サブシステムと、誤り訂正サブシステムによって送信された光信号を、訂正されたデータビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号に変換するように構成されたメディアコンバータと、メディアコンバータから受信したGBEフォーマットの電気信号を処理するようにプログラムされたデータプロセッサと、を含むシステムである。開示の実施形態において、特定のネットワークプロトコルは、シンクロナスオプティカルネットワーキング(Synchronous Optical Networking)であり、データプロセッサは、少なくとも毎秒1ギガビットの速度でイーサネットフレームを送信するテレメトリプロセッサである。当該システムは、入射する自由空間光信号をレンズのアレイに向かわせるように構成されたテレスコープをさらに含む。
詳しく開示する要旨の別の態様は、第1及び第2のテレスコープと、データビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号を送信するようにプログラムされた第1のデータプロセッサと、第1のデータプロセッサから受信したGBEフォーマットの電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、送信されたデータビットストリームである、一の波長の光信号に変換するように構成された第1のメディアコンバータと、第1のメディアコンバータから受信した一の波長の光信号を別の波長の光信号に変換するように構成された波長コンバータと、上記別の波長の光信号を増幅するための光増幅器と、増幅された光信号を第1のテレスコープに搬送する光接続部と、第2のテレスコープから光を受信するように配置された第1のレンズのアレイと、第1のレンズのアレイに光学的に接続されるとともに、第1のレンズのアレイに入射する光を差分電気信号に変換するように構成された第1の光通信受信機アレイと、差分電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた再生光信号に変換するように構成された
第1の再生器と、第1の再生器からの再生光信号を、データビットストリームである電気信号に変換し、データビットストリームである電気信号に前方誤り訂正を行うことによって、訂正されたデータビットストリームである電気信号を生成し、訂正されたデータビットストリームである電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、訂正されたデータビットストリームである光信号に変換するように構成された第1の誤り訂正サブシステムと、第1の誤り訂正サブシステムからの訂正された光信号を、訂正されたデータビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号に変換するように構成された第2のメディアコンバータと、第2のメディアコンバータから受信したGBEフォーマットの電気信号を処理するようにプログラムされた第2のデータプロセッサと、を含む通信システムである。この通信システムは、第1のテレスコープから光を受信するように配置された第2のレンズのアレイと、第2のレンズのアレイに光学的に接続されるとともに、第2のレンズのアレイに入射する光を差分電気信号に変換するように構成された第2の光通信受信機アレイと、第2の光通信受信機アレイからの差分電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた再生光信号に変換するように構成された第2の再生器と、第2の再生器からの再生光信号を、データビットストリームである電気信号に変換し、データビットストリームである電気信号に前方誤り訂正を行うことによって、訂正されたデータビットストリームである電気信号を生成し、訂正されたデータビットストリームである電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、訂正されたデータビットストリームである光信号に変換するように構成された第2の誤り訂正サブシステムと、をさらに含み、第1のメディアコンバータは、第2の誤り訂正サブシステムからの訂正された光信号を、訂正されたデータビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号に変換するように構成されている。また、当該通信システムは、第1のテレスコープと第2のレンズのアレイとの間に配置されるとともに、第1の波長を中心とする第1のバンドパスフィルターと、第2のテレスコープと第1のレンズのアレイとの間に配置されるとともに、第1の波長とは異なる第2の波長を中心とする第2のバンドパスフィルターと、をさらに含みうる。
さらなる態様は、テレスコープと、テレスコープから光信号を受信するように配置された複数のレンズと、レンズによって受信した光信号を電気信号に変換するための複数の光検出器と、光検出器からの電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた再生光信号に変換するように構成された電子回路と、再生光信号を、データビットストリームである電気信号に変換し、データビットストリームである電気信号に前方誤り訂正を行うことによって、訂正されたデータビットストリームである電気信号を生成し、訂正されたデータビットストリームである電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、訂正されたデータビットストリームである光信号に変換するように構成された誤り訂正サブシステムと、訂正された光信号を、訂正されたデータビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号に変換するように構成されたメディアコンバータと、メディアコンバータから受信したGBEフォーマットの電気信号を処理するようにプログラムされたデータプロセッサと、を含むシステムである。
開示の要旨のさらに別の態様は、大気中を伝播する光信号を用いてデータプロセッサ間でデータ通信を行う方法であって、(a)第1のデータプロセッサから、GBEフォーマットの電気信号の形態のデータビットストリームを送信することと、(b)第1のデータプロセッサから受信したGBEフォーマットの電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、送信されたデータビットストリームである光信号に変換することと、(c)工程(b)で生成した光信号を、第1のテレスコープから大気を介して送信することと、(d)第1のテレスコープによって送信された光信号を第2のテレスコープで受信することと、(e)第2のテレスコープで受信した光信号を電気信号に変換することと、(f)工程(e)で生成された電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた再生光信号に変換することと、(g)再生光信号をデータビ
ットストリームである電気信号に変換することと、(h)工程(g)で生成された電気信号に前方誤り訂正を行うことによって、訂正されたデータビットストリームである電気信号を生成することと、(i)訂正されたデータビットストリームである電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、訂正されたデータビットストリームである光信号に変換することと、(j)工程(i)で生成された光信号を、訂正されたデータビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号に変換することと、(k)訂正されたデータビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号を、第2のデータプロセッサで受信することと、を含む方法である。
自由空間レーザー通信のためのシステム及び方法の他の態様は、以下に開示され、特許請求されている。
上述のセクションに記載した特徴、機能、利点は、開示の様々な実施形態によって個別に達成することができ、あるいは、さらに他の実施形態と組み合わせることもできる。様々な実施形態を、上述及びその他の態様を例示する目的で、図面を参照して以下に説明する。
一実施形態による、GBEテレメトリデータ用の二方向自由空間レーザー通信システムであって、OCRAとFFIの組み合わせによる二重の大気影響緩和法を用いるシステムのコンポーネントを示すブロック図である。 図1に示したシステムの一実施態様による、光受信機構造を示すブロック図である。 図1に示したシステムに組み込むことができる1つのタイプの波長変換装置の構造を示すブロック図である。 図1に示したシステムに組み込むことができる1つのタイプの光信号再生器の構造を示すブロック図である。 図1に示したシステムに組み込まれたフレーマー/前方誤り訂正/インターリーバー装置のいくつかのハードウェアコンポーネント及び機能を示すハイブリッド図である。 一実施形態による、大気中を伝播する光信号を用いてデータプロセッサ間でデータ通信を行う方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照するが、複数の図面において同様の要素には同じ参照符号を付している。
GBEテレメトリデータの自由空間レーザー通信用システムの様々な実施形態を、例示を目的として詳しく説明する。以下に開示の詳細の少なくとも一部は、光学的な特徴または態様に関するものであり、これらは、いくつかの実施形態において、本明細書に添付の特許請求の範囲から逸脱することなく省くことができる。
図1は、一実施形態による、GBEテレメトリデータ用の二方向自由空間レーザー通信システムのコンポーネントを示す。図1に示したシステムは、地上の第1のレーザー通信システム100と、航空機などの可動プラットフォームに搭載された第2のレーザー通信システム200とを含む。ただし、当業者であればわかるように、レーザー通信システム100及び200をそれぞれ航空機に設置することによって、空対空通信を行えるようにすることも可能であろう。
さらに図1を参照すると、レーザー通信システム100は、照準/追跡/捕捉(pointi
ng/tracking/acquisition:PTA)テレスコープ122を含む一方、レーザー通信システム200は、PTAテレスコープ222を含む。PTAテレスコープ122及び222のそれぞれは、ジンバルアセンブリ(gimbal assembly)に取り付けられた光学テレスコー
プアセンブリを含む。一般に、この照準捕捉追跡システムは、数百マイクロラジアンの精度までの粗な照準制御のための二軸ジンバルと、照準をマイクロラジアン以内に維持する緻密な照準制御のための高速ステアリングミラーとを用いる。図1に太い破線矢印で示したように、テレスコープは、大気を通して自由空間光信号を送受信することができる。大気中の乱流の影響を、図1に一対の破線の波線で示している。図1は、さらに、PTAテレスコープ122からの自由空間光信号の送信中にフェージング作用を発生させた大気中の自由空間物体、及び、PTAテレスコープ222による、減衰された信号の受信の様子も示している。このフェージング作用は、一対の点線矢印によって図1に示されており、一方の矢印は、PTAテレスコープ122からの自由空間物体に入射した光信号を示しており、他方の矢印は、自由空間物体によって反射されてPTAテレスコープ222に向かう光信号を示している。
レーザー通信システム100及び200の機能を説明する前に、これらのシステムの様々なコンポーネント及び接続を説明する。
レーザー通信システム100のPTAテレスコープ122は、レーザー通信システム200から受信した自由空間光信号を光受信機に向かわせる。レーザー通信システム100の光受信機は、マイクロレンズアレイ124と、マイクロレンズアレイ124に取り付けられたバンドパス光フィルターF1と、光接続部126によってマイクロレンズアレイ124の各マイクロレンズにそれぞれ光学的に接続された光検出器(図1には図示せず)を有する光通信受信機アレイ(OCRA)128とを含む。
OCRA128の光検出器には、電気アナログ加算増幅ネットワーク(electrical analog summing-amplifying network)(図1には図示せず)が繋がっており、これが1つの差分出力110を与え、この出力が制限増幅器(limiting amplifier:LA)130に接続されている。制限増幅器130の出力は、同軸ケーブル132によって、再生器(regenerator)134の入力に接続されており、当該再生器が、光信号を再生し、再生された
光信号を、SFPトランシーバー136(再生器134のコンポーネントとして考えてもよい)を介して出力する。SFPトランシーバー136は、特定のネットワークプロトコルに従って、再生された光信号をフォーマットする。好ましい実施態様においては、この特定のネットワークプロトコルは、SONETプロトコルである。SFPトランシーバー136の送信機は、光接続部138によって、フレーマー/前方誤り訂正/インターリーバー(framer/forward error correction/interleaver:FFI)装置140に組み込ま
れたデジタル処理サブシステム(DPS)SFPトランシーバー(図1には図示していないが、図5を参照して後述する)の受信機に、光学的に接続されている。また、FFI装置140のレーザー通信端末(LCT)SFPトランシーバー(図1には図示していないが、図5を参照して後述する)の送信機が、光接続部66によって、同じLCT SFP
トランシーバーの受信機に光学的に接続されている。FFI装置140は、コントローラ142の制御下で動作する。FFI装置140のDPS SFPトランシーバーの送信機
は、光接続部144によって、メディアコンバータ(media converter)108のSFP
トランシーバー108bの受信機(図1及び他の図面において「Rx」として示す)に光
学的に接続されている。メディアコンバータ108は、イーサネットデマケーション装置(Ethernet demarcation device)108aをさらに含み、当該装置が、カテゴリ6のイ
ーサネットケーブル104及び RJ45コネクタ106によって、テレメトリプロセッ
サ102に電気的に接続されている。メディアコンバータ108のSFPトランシーバー108bの送信機(図1及び他の図面では「Tx」として示す)は、光接続部112によって、波長変換装置114に光学的に接続されており、当該変換装置が、メディアコンバ
ータ108からの光信号を、より長い波長に変換する。さらに、波長変換装置114が、光接続部116によって、エルビウムドープファイバー増幅器(EDFA)118に光学的に接続されている。最後に、FDFA118が、光接続部120によって、PTAテレスコープ122に光学的に接続されている。
同様に、レーザー信システム200のPTAテレスコープ222は、レーザー通信システム100から受信した自由空間光信号を光受信機に向かわせる。レーザー通信システム200の光受信機は、マイクロレンズアレイ224と、マイクロレンズアレイ224に取り付けられたバンドパス光フィルターF2と、光接続部226によってマイクロレンズアレイ224の各マイクロレンズにそれぞれ光学的に接続された光検出器(図1には図示せず)を有するOCRA228とを含む。
OCRA228の光検出器には、電気アナログ加算増幅ネットワーク(図1には図示せず)が繋がっており、これが1つの差分出力210を与え、この出力が制限増幅器230に接続されている。制限増幅器230の出力は、同軸ケーブル232によって、再生器234の入力に接続されており、当該再生器が、光信号を再生し、再生された光信号をSFPトランシーバー236(再生器234のコンポーネントとして考えてもよい)を介して出力する。SFPトランシーバー236は、特定のネットワークプロトコルに従って、再生された光信号をフォーマットする。好ましい実施態様においては、この特定のネットワークプロトコルは、SONETプロトコルである。SFPトランシーバー236の送信機は、光接続部238によって、FFI装置240(FFI装置140と同一の構造を有しうる)に組み込まれたデジタル処理サブシステム(DPS)SFPトランシーバー(図1には図示せず)の受信機に、光学的に接続されている。また、FFI装置240のレーザー通信端末(LCT)SFPトランシーバー(図1には図示していないが、図5を参照して後述する)の送信機が、光接続部66によって、同じLCT SFPトランシーバーの
受信機に光学的に接続されている。FFI装置240は、コントローラ242の制御下で動作する。FFI装置240のDPS SFPトランシーバーの送信機は、光接続部24
4によって、メディアコンバータ208のSFPトランシーバー208bの受信機に光学的に接続されている。メディアコンバータ208は、イーサネットデマケーション装置208aをさらに含み、当該装置が、カテゴリ6のイーサネットケーブル204及び RJ
45コネクタ206によって、テレメトリプロセッサ202に電気的に接続されている。メディアコンバータ208のSFPトランシーバー208aの送信機は、光接続部212によって、波長変換装置214に光学的に接続されており、当該変換装置が、メディアコンバータ208からの光信号を、より長い波長に変換する。さらに、波長変換装置214が、光接続部216によって、エルビウムドープファイバー増幅器(EDFA)218に光学的に接続されている。最後に、FDFA218が、光接続部220によって、PTAテレスコープ222に光学的に接続されている。
図1に示した実施態様によれば、メディアコンバータ108は、 ETX−203AX
キャリアイーサネットデマケーション装置108a及びMiRICi−155 SFPコンバータ108bによって構成されている一方、メディアコンバータ208は、 ETX−203AXキャリアイーサネットデマケーション装置208a及びMiRICi−155 SFPコンバータ208bによって構成されている。これらのコンポーネントは、いずれもニュージャージー州MahwahのRAD Data Communications, Inc., から市販されてい
る。同じ実施態様において、FFI装置は、オハイオ州Cuyahoga HeightsのEfficient Channel Coding, Inc.によって製造されたものである。
図1に示した実施形態によれば、マイクロレンズアレイ124、224のそれぞれは、3×3のアレイ状に配置された9個のマイクロレンズを有し、OCRA128、228のそれぞれは、対応するマイクロレンズアレイの9個のマイクロレンズにそれぞれ光学的に
接続された9個の受信チャネルを有している。図2は、レーザー通信システム100の光受信機構造を示している。レーザー通信システム200の光受信機構造も、同一でありうる。
図2は、マイクロレンズアレイ124の9個のマイクロレンズ10のうちの3個を示している。損失を最小限に抑えるため、図2に示した構造は、マイクロレンズアレイ124からの光を、光検出器としての役割を行うアバランシェフォトダイオード(avalanche photodiode:APD)14のアレイに直接結合させる。それぞれの光ファイバー12を用いることによって、各マイクロレンズ10からの光を対応するアバランシェフォトダイオード14に結合させることができる。これは、光ファイバーコネクタ内に終端が配置されたコリメータファイバーアレイ(collimating fiber array)を用いて実現することができ
る。各アバランシェフォトダイオード14の出力は、TIAアレイアセンブリ16のトランスインピーダンス増幅器(TIA)の各入力に接続されている。APD/TIAの各ペアが、OCRA128の各APD受信機を形成している。APD受信機からのアナログ光電流出力は、加算増幅器アセンブリ18の電子加算増幅器によって、非干渉的に(incoherently)加算される。加算増幅器アセンブリ18は、APD受信機の電気出力を結合して一対の電気的な差分出力信号にする。
レーザー通信システム100及び200のそれぞれは、OCRAとFFIの組み合わせによる二重の大気影響緩和技術を採用しており、これについて、以下に図1を参照して詳しく述べる。例示を目的として、地上のレーザー通信システム100から航空機搭載のレーザー通信システム200にテレメトリデータを送信するプロセスについて説明する。
図1の左側には、地上局のテレメトリプロセッサ102が示されている。テレメトリプロセッサ102は、カテゴリ6イーサネットケーブル104を介して、メディアコンバータ108に対して電気GBEデータを送受信し、当該メディアコンバータは、電気GBE信号をSONET OC−3光信号に変換する。図1に示した実施態様においては、メデ
ィアコンバータ108は、1300nmレーザーを有する。波長変換装置114を用いることによって、光信号を、1537nmの波長に変換する。この1537nmの光信号が、EDFA118に入力されて、マルチワットの出力範囲に増幅される。(典型的な出力パワーは37dBmで、>4ワットである。)EDFA118は、1500〜1600nmの波長範囲で動作する。従って、メディアコンバータ108のSFPトランシーバー108bの送信機からの光信号をEDFA118に入力するには、波長変換装置114が必要である。EDFA118の増幅出力は、PTAテレスコープ122に接続されており、これによって、1537nmの光信号が、自由空間を介して、可動プラットフォーム(例えば飛行機)のPTAテレスコープ222に送信される。自由空間を介して送信された光信号は、図1の中央に示したように、大気乱流及びフェージングの影響を受けることになる。大気乱流の影響によって光ビームが放散し、これによって可動プラットフォームによって受信される信号光子が減少する。
図1に示したレーザー通信システム200は、高感度OCRA構成を用いることによって、光の放散によって喪失されるであろう信号光子を保持する。上述したように、OCRAの構成は、PTAテレスコープからの自由空間光信号を受信するための、密な間隔で配置されたマイクロレンズのアレイを有する。乱流によって光が放散する時、広がった信号光子がマイクロレンズアレイによって集められる。各マイクロレンズアレイは、OCRAボード上の高感度アバランシェフォトダイオード(APD)受信機に接続されている。図1の例では、マイクロレンズアレイ224には9個のマイクロレンズがあり、関連付けられたOCRAボードには9個のAPD受信機がある。各APD受信機は、33dBmの感度を有する。これによって、37dBmであるEDFAからの出力パワーに対して、少なくとも70dBの自由空間光出力がもたらされる。
マイクロレンズアレイ224からの光信号は、OCRA228のAPD受信機に接続される。OCRA228は、APD受信機の電気出力を結合して一対の電気差分出力信号にする。OCRA228からの差分出力信号は、制限増幅器230に接続され、当該制限増幅器は、OCRAの差分出力を、十分な振幅及び波形に調整して、再生器234の差分送信機入力に供給する。再生器234は、市場にて入手可能な標準的な商用SFPトランシーバー236を含む。SFPトランシーバー236の送信機(図1には「Tx」として示す)からの再生光信号は、FFI装置240のDPS受信機に入力される。FFI装置240は、再生器234からの光信号を受信すると、クロック&データリカバリを行い、復元されたクロック&データ信号を用いて、LCT SFPトランシーバー(FFI装置2
40の一部である)の送信機を駆動する。図1に示すように、LCT送信機からの光信号は、LCT受信機にループバックされる。FFI装置240は、(図1の中央に示すように)自由空間を介して送信されてきたデータストリーム内の欠落ビット及び/又は誤りビットのための誤り訂正アルゴリズムを実行する。訂正されたビットストリームは、次に、別のクロック&データリカバリ回路を通ることによって、 SONET OC−3フォーマットの波形に変更されて、FFI装置240内のDPS送信機を駆動する。DPS送信機出力は、(単モードファイバーを用いた)光接続部244を介して、光信号をメディアコンバータ208の受信機に送信し、当該コンバータが、SONET OC−3信号を、G
BEテレメトリプロセッサ202(図1における右側)と通信するためのGBEデータに変換する。
同様のプロセスによって、航空機搭載のテレメトリプロセッサ202は、図1の中央に示した自由空間光リンクを介して、地上局のテレメトリプロセッサ102と通信することができ、従って、テレメトリプロセッサ102と202との通信は二方向性であり、これはすなわち、自由空間光信号の送信と受信とが同時に行えることを意味する。これは、複信方式(duplex operation)ともよばれる。マイクロレンズアレイでのクロストークを最小限に抑えるため、各マイクロレンズアレイに狭帯域バンドパス光フィルターを設けることによって、関連付けられたEDFAによって生成される送信機信号を除去するようになっている。図1に示すように、波長変換装置214(航空機搭載)は、EDFA218の入力に対して1569nmの光信号を生成する一方、波長変換装置114(地上局)は、EDFA118の入力に対して1537nmの光信号を生成する。従って、2つの自由空間光信号は、32nmの波長差を有する。バンドパス光フィルターF1(マイクロレンズアレイ124に取り付けられている)は、約4nmの帯域幅及び1569nmの中心波長を有する一方、狭帯域バンドパス光フィルターF2(マイクロレンズアレイ224に取り付けられている)は、約4nmの帯域幅及び1537nmの中心波長を有する。2つのフィルターは、中心波長が32nm離れており、帯域幅が4nmであるため、フィルターF1は、EDFA218からの光信号を通過させる一方でEDFA118からの光信号を除去し、フィルターF2は、EDFA118からの光信号を通過させる一方でEDFA218からの光信号を除去するので、各マイクロレンズアレイにおける、自らに関連付けられたEDFA光出力からの光信号のクロストークを排除することができる。
OCRAが大気乱流による光の放散作用を緩和する一方、信号のフェージング作用(大気中の信号反射物体による光信号の衰弱化干渉に起因する)は、FFI装置によって緩和される。さらに、各 ETX−203AX/ MiRICi155メディアコンバータ108、208は、155Mbit/sの速度で、電気GBE信号をSONET OC−3光
信号に、又はその逆に変換するための特別なクロックレート同期メカニズム(clock rate
synchronization mechanism)を有する、市場にて入手可能な商用インテリジェント(又はスマート)トランシーバーである。ETX−203AX/ MiRICi155メディ
アコンバータによって、テレメトリプロセッサは、SONETデータプロトコル用に設計されたFFI装置と通信することができる。ETX−203AX/ MiRICi155
の構成は、スタンダードな電気通信 OC−3データレート用に設計されており、これは
、ローカルエリアネットワークのための低コスト量販マーケットを有するものである。本明細書に開示した自由空間レーザー通信システムは、この特徴の利点を利用したものである。ETX−203AX/ MiRICi155メディアコンバータは、FFI装置と直
接インターフェイスすることによって、テレメトリプロセッサ用のGBE光リンクを実現している。これは、FFI装置が、155Mbit/sの倍数のSONETのデータレートで動作する内部クロックデータリカバリシステムを有しているため、実現可能である。FFI装置は、フェージング作用による光信号エラーを訂正するように設計されている。フェージング作用によって自由空間光データストリーム内に欠落ビット又は誤りビットが発生すると、FFI装置は、光データストリーム内の欠落ビットを埋める又は誤りビットを訂正するためのアルゴリズムを備えており、訂正した光信号を単モードファイバーを介して光出力ポートから再送信する。ただし、FFI装置は、作動のためにはSONET信号を必要とする。GBEとSONETとの間のクロックレートの非互換性のため、これらの装置は、GBE入力データフォーマットでは作動できない。ETX−203AX/ M
iRICi155インテリジェントメディアコンバータを使用することによって、この問題を克服することができ、テレメトリプロセッサ用の自由空間光リンク動作を実現することができる。
図3は、低コストの波長変換装置の一構成を示している。なお、波長変換装置114について図3を参照して説明するが、波長変換装置214(図1参照)の構成も同じでありうる。
図3に示した実施態様によれば、波長変換装置114は、印刷回路基板(PCB)30に実装された市場にて入手可能な商用SFPトランシーバー32を含み、当該印刷回路基板は、SFPトランシーバー32用の二対の差分電気コネクタ(PCB30には図示せず)及びDC電源コネクタ(PCB30には図示せず)を有するものである。受信機の差分出力コネクタ対の電気信号は、送信機の差分入力コネクタ対に接続されている。1300nmの光信号がSFPトランシーバー32の受信機に入力されると、受信機の出力が送信機の入力として供給される。SFPトランシーバー32の送信機は、1537nmのレーザー(波長変換装置114の場合)又は1569nmのレーザー(波長変換装置214の場合)を搭載している。SFPトランシーバー32は、変調された光信号を、図1に示したEDFA118(又は218)の入力側に出力する。波長変換装置が用いられるのは、トランシーバー208b(又は108b)の送信機が1300nmの波長で動作し、EDFAが1500〜1600nmの波長範囲において最大のゲイン及び効率で動作するからである。
図4は、図3に示した波長コンバータの設計に類似する低コストの再生器の構成を示している。なお、再生器134について図4を参照して説明するが、再生器234(図1参照)の構成も同じでありうる。
図4に示した実施態様によれば、再生器134は、PCB40に実装された市場にて入手可能な商用SFPトランシーバー136を含み、PCBは、SFPトランシーバー136用の二対の差分電気コネクタ(PCB40には図示せず)及びDC電源コネクタ(PCB40には図示せず)を有するものである。制限増幅器130(又は230)(図1参照)からの差分出力が、送信機の差分入力コネクタ対に接続されている。受信機の差分出力コネクタは、接続がなされず、オープンのままとされている。SFPトランシーバー136(又は236)が始動して、OCRA128(又は228)(図1参照)の制限増幅器130(又は230)からの差分出力信号が差分入力に供給されると、OCRA入力信号は、SFPトランシーバー136(又は236)の送信機によって、光出力として再生される。再生信号の波長は、SFPトランシーバー136の送信機のレーザーの選択に依存
する。1300nmから1600nmの波長範囲が、FFI装置140(及び240)のDPS受信機と互換性がある。
図5は、図1に示したシステムに組み込まれたFFI装置140のいくつかのハードウェアコンポーネント及び他の電子回路の機能を示す。なお、FFI装置140について図5を参照して説明するが、FFI装置240(図1参照)の構成も同じでありうる。
図5に示した実施態様によれば、FFI装置140は、電源46及びUSB PCインターフェイス48とともにPCB50に実装された、市場にて入手可能な一対の商用SFPトランシーバー42、44を含む。前述したように、FFI装置140は、クロックデータリカバリを行い、復元されたクロックデータ信号を用いて、LCT SFPトランシ
ーバー42の送信機を駆動する。LCT SFPトランシーバー42の送信機からの光信
号は、光接続部56を介して、LCT SFPトランシーバー42の受信機にループバッ
クされる。光接続部56は、一対のファイバーコネクタ52、54を含み、これらは、それぞれの光ファイバーによって、互いに対して、ならびに、SFPトランシーバー42の送信機及び受信機に対して、光学的に接続されている。FFI装置140は、ループバックされたLCT受信機信号を、DPSトランシーバー44の受信機における(SONETフォーマットの)入力信号と比較して、データストリーム内の欠落ビット及び/又は誤りビットのための誤り訂正アルゴリズムを実行する。訂正されたビットストリームは、次に、別のクロックデータリカバリ回路を通ることによって、SONET OC−3フォーマ
ットの波形に変更され、DPSトランシーバー44の送信機を駆動する。
LCTは、FFI装置内において、OCRA無しで1つの大気影響緩和を行うための、自由空間レーザー通信用送信チャネルとして動作するように設計されている。本明細書に開示したシステムは、OCRAと共に二重の緩和策を採用しているため、LCTは、FFI装置内の電気的ハードウェアを変更する必要なく二重の大気影響緩和(FFI装置のOCRAとの統合)を実現するループバックファイバーで接続されている。
基本的に、前方誤り訂正中の電気信号のフォーマットは、SONETフォーマットであり、すなわち、FFI装置は、内部ではSONETフォーマットの電気信号で動作する。誤り訂正プロセス自体は、入力信号及び出力信号のビットストリームを操作している。このプロセスは、SONETフォーマット又は他の信号フォーマットのいずれでも動作すべきであるが、FFI装置用のハードウェアは、SONETに基づいている。このため、誤り訂正用ハードウェアは、SONETの入出力フォーマットとインターフェイスするように設計されている。
PCB50上の電子回路は、以下を含む。すなわち、(a)SFPトランシーバー44の受信機によって出力された電気信号を処理して、入力光信号からデータビットストリームを復元する第1のクロックデータリカバリ回路22、(b)データビットストリームのデータをインターリーブするインターリーブエレクトロニクス(interleaving electronics)24、(c)第1の前方誤り訂正機能を実行する前方誤り訂正(FEC)エレクトロニクス26、(d)訂正されたデータビットストリームを整理してフレームを形成するフレーミングエレクトロニクス(framing electronics)28、(e)フレーミングエレク
トロニクス28によって出力された電気信号を処理して、処理された電気信号をSFPトランシーバー42の送信機に送信する第2のクロックデータリカバリ回路30、である。SFPトランシーバー42の送信機と受信機は、光接続部56によって光学的に接続されている。PCB50上の電子回路は、さらに以下を含む。すなわち、(f)SFPトラン
シーバー42の受信機によって出力された電気信号を処理して、光信号からデータビットストリームを復元する第3のクロックデータリカバリ回路58、(g)インターリーブをアンドゥーするデインターリーブエレクトロニクス(de-interleaving electronics)6
0(h)第2の前方誤り訂正機能を実行するFECエレクトロニクス62(誤り訂正を二度実行することによって、訂正された信号ビットストリームに高い整合性を与えることができる)、(i)フレーミングをアンドゥーするデフレーミングエレクトロニクス(de-framing electronics)64、(j)デフレーミングエレクトロニクス64によって出力された電気信号を処理して、誤り訂正されたデータビットストリームをSONETフォーマットの光信号に変換するSFPトランシーバー44の送信機に、このように処理した電気信号を送信する、第4のクロックデータリカバリ回路66、である。
図6は、大気中を伝播する光信号を用いてデータプロセッサ間でデータ通信を行う方法300を示すフローチャートである。一実施形態による方法300は、以下の工程を含む。第1のデータプロセッサから、GBEフォーマットの電気信号の形態のデータビットストリームを送信する(工程302)。第1のデータプロセッサから受信したGBEフォーマットの電気信号をSONETフォーマットの一の波長の光信号に変換する(工程304)。上記一の波長の光信号を別の波長の光信号に変換する(工程306)。上記別の波長の光信号を増幅する(工程308)。増幅した光信号を単モードファイバーを介して第1のテレスコープに送信する(工程310)。工程310で生成した光信号を第1のテレスコープから大気を介して送信する(工程312)。第1のテレスコープによって送信された光信号を第2のテレスコープで受信する(工程314)。第2のテレスコープで受信した光信号を電気信号に変換する(工程316)。工程316で生成された電気信号をSONETフォーマットの再生光信号に変換する(工程318)。再生光信号をデータビットストリームである電気信号に変換する(工程320)。工程320で生成された電気信号に前方誤り訂正を行うことによって、訂正されたデータビットストリームである電気信号を生成する(工程322)。訂正されたデータビットストリームである電気信号を、訂正されたデータビットストリームであるSONETフォーマットの光信号に変換する(工程324)。工程324で生成された光信号を、訂正されたデータビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号に変換する(工程326)。訂正されたデータビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号を、第2のデータプロセッサで受信する(工程328)。
このように、上述のシステムは、飛行機と地上局との間のGBEテレメトリデータの自由空間二方向レーザー通信のための二重の大気影響緩和法を採用している。このシステムは、データレートの増大に限界があるとともに電磁干渉の影響を受けやすいRFリンクを用いた手法に対する、実用可能な改善策である。
種々の実施形態に言及して自由空間レーザー通信システムを説明したが、当業者であればわかるように、本明細書の教示を逸脱することなく、様々な変更が可能であり、システムの要素は、均等の要素で代用することが可能である。また、本明細書に開示した概念及び実施態様を特定の状況に適合させるために、多くの改変を行うことができる。従って、特許請求の範囲によってカバーされる要旨は、開示の実施形態に限定されないことを意図している。
以下に述べる方法クレームは、記載された工程がアルファベット順に行われること(特許請求の範囲におけるあらゆるアルファベット順は、前述した工程に言及する目的のみで使用されている)、又は記載した順に行われることを要件とすると解釈されるべきではない。また、2つ又はそれ以上の工程が同時にあるいは異なる順序で行われることを排除すると解釈されるべきではない。
以下の項は、本開示のさらなる態様を記載している。
付記A1.テレスコープと、
前記テレスコープから光信号を受信するように配置された複数のレンズと、
前記レンズによって受信した光信号を電気信号に変換するための複数の光検出器と、
前記光検出器からの前記電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた再生光信号に変換するように構成された電子回路と、
前記再生光信号を、データビットストリームである電気信号に変換し、データビットストリームである前記電気信号に前方誤り訂正を行うことによって、訂正されたデータビットストリームである電気信号を生成し、前記訂正されたデータビットストリームである前記電気信号を、前記特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、前記訂正されたデータビットストリームである光信号に変換するように構成された誤り訂正サブシステムと、
前記訂正された光信号を、前記訂正されたデータビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号に変換するように構成されたメディアコンバータと、
前記メディアコンバータから受信したGBEフォーマットの電気信号を処理するようにプログラムされたデータプロセッサと、を含むシステム。
A2.前記特定のネットワークプロトコルは、シンクロナスオプティカルネットワーキング(Synchronous Optical Networking)である、項A1に記載のシステム。
A3.前記データプロセッサは、少なくとも毎秒1ギガビットの速度でイーサネットフ
レームを送信するテレメトリプロセッサである、項A1又はA2に記載のシステム。
A4.前記データプロセッサは、データビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号を前記メディアコンバータに送信するようにさらにプログラムされており、前記メディアコンバータは、前記データプロセッサから受信した前記電気信号を、前記特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、一の波長の光信号に変換するようにさらに構成されており、前記システムは、
前記メディアコンバータから受信した前記一の波長の光信号を別の波長の光信号に変換するように構成された波長コンバータと、
前記別の波長の光信号を増幅するための光増幅器と、
前記増幅された光信号を前記テレスコープに搬送する光接続部と、をさらに備える、項A3に記載のシステム。

Claims (20)

  1. ジンバルアセンブリに取り付けられたテレスコープと、
    前記テレスコープと協働するレンズのアレイと、
    前記レンズのアレイに光学的に接続されるとともに、前記レンズのアレイに入射する光を差分電気信号に変換するように構成された光通信受信機アレイと、
    前記差分電気信号を処理して所望の差分電気信号を出力するように構成された制限増幅器と、
    前記制限増幅器からの前記所望の差分電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた再生光信号に変換するように構成された再生器と、
    前記再生器からの前記再生光信号を、データビットストリームである電気信号に変換し、データビットストリームである前記電気信号に前方誤り訂正を行うことによって、訂正されたデータビットストリームである電気信号を生成し、前記訂正されたデータビットストリームである前記電気信号を、前記特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、前記訂正されたデータビットストリームである光信号に変換するように構成された誤り訂正サブシステムと、
    前記誤り訂正サブシステムによって送信された光信号を、前記訂正されたデータビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号に変換するように構成されたメディアコンバータと、
    前記メディアコンバータから受信したGBEフォーマットの電気信号を処理するようにプログラムされたデータプロセッサと、を含むシステム。
  2. 前記特定のネットワークプロトコルは、シンクロナスオプティカルネットワーキング(Synchronous Optical Networking)である、請求項1に記載のシステム。
  3. 前記データプロセッサは、少なくとも毎秒1ギガビットの速度でイーサネットフレームを送信するテレメトリプロセッサである、請求項1又は2に記載のシステム。
  4. 前記テレスコープは、入射する自由空間光信号を前記レンズのアレイに向かわせるように構成されている、請求項1〜3のいずれか1つに記載のシステム。
  5. 前記データプロセッサは、データビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号を前記メディアコンバータに送信するようにさらにプログラムされており、前記メディアコンバータは、前記データプロセッサから受信した前記電気信号を、前記特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、前記データビットストリームである、一の波長の光信号に変換するようにさらに構成されており、前記システムは、
    前記メディアコンバータから受信した前記一の波長の光信号を別の波長の光信号に変換するように構成された波長コンバータと、
    前記別の波長の光信号を増幅するための光増幅器と、
    前記増幅された光信号を前記テレスコープに搬送する光接続部と、をさらに備える、請求項4に記載のシステム。
  6. 前記特定のネットワークプロトコルは、シンクロナスオプティカルネットワーキングである、請求項1〜5のいずれか1つに記載のシステム。
  7. 前記データプロセッサは、テレメトリデータを処理するようにプログラムされている、請求項1〜6のいずれか1つに記載のシステム。
  8. 第1のジンバルアセンブリおよび第2のジンバルアセンブリにそれぞれ取り付けられた第1及び第2のテレスコープと、
    データビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号を送信するようにプログラムされた第1のデータプロセッサと、
    前記第1のデータプロセッサから受信したGBEフォーマットの電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、前記送信されたデータビットストリームである、一の波長の光信号に変換するように構成された第1のメディアコンバータと、
    前記第1のメディアコンバータから受信した前記一の波長の光信号を別の波長の光信号に変換するように構成された波長コンバータと、
    前記別の波長の光信号を増幅するための光増幅器と、
    前記増幅された光信号を前記第1のテレスコープに搬送する光接続部と、
    前記第2のテレスコープから光を受信するように配置され且つ前記第1のテレスコープと協働するように構成された第1のレンズのアレイと、
    前記第1のレンズのアレイに光学的に接続されるとともに、前記第1のレンズのアレイに入射する光を差分電気信号に変換するように構成された第1の光通信受信機アレイと、
    前記差分電気信号を処理して所望の差分電気信号を出力するように構成された第1の制限増幅器と、
    前記第1の制限増幅器からの前記所望の差分電気信号を、前記特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた再生光信号に変換するように構成された第1の再生器と、
    前記第1の再生器からの前記再生光信号を、データビットストリームである電気信号に変換し、データビットストリームである前記電気信号に前方誤り訂正を行うことによって、訂正されたデータビットストリームである電気信号を生成し、前記訂正されたデータビットストリームである前記電気信号を、前記特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、前記訂正されたデータビットストリームである光信号に変換するように構成された第1の誤り訂正サブシステムと、
    前記第1の誤り訂正サブシステムからの前記訂正された光信号を、前記訂正されたデータビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号に変換するように構成された第2のメディアコンバータと、
    前記第2のメディアコンバータから受信したGBEフォーマットの電気信号を処理するようにプログラムされた第2のデータプロセッサと、を含む通信システム。
  9. 前記第1のテレスコープ、前記第1のデータプロセッサ、及び前記第1のメディアコンバータは、可動プラットフォーム及び地上局のうちの一方に配置されており、前記第2のテレスコープ、前記第2のデータプロセッサ、及び前記第2のメディアコンバータは、前記可動プラットフォーム及び前記地上局のうちの他方に配置されている、請求項8に記載の通信システム。
  10. 前記特定のネットワークプロトコルは、シンクロナスオプティカルネットワーキングである、請求項8又は9に記載の通信システム。
  11. 前記第1及び第2のデータプロセッサのそれぞれは、少なくとも毎秒1ギガビットの速度でイーサネットフレームを送信及び受信可能なテレメトリプロセッサである、請求項10に記載の通信システム。
  12. 前記第1のテレスコープから光を受信するように配置され且つ前記第2のテレスコープと協働するように構成された第2のレンズのアレイと、
    前記第2のレンズのアレイに光学的に接続されるとともに、前記第2のレンズのアレイに入射する光を差分電気信号に変換するように構成された第2の光通信受信機アレイと、
    前記第2の光通信受信機アレイからの前記差分電気信号を処理して所望の差分電気信号を出力するように構成された第2の制限増幅器と、
    前記第2の制限増幅器からの前記所望の差分電気信号を、前記特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた再生光信号に変換するように構成された第2の再生器と、
    前記第2の再生器からの前記再生光信号を、データビットストリームである電気信号に変換し、データビットストリームである前記電気信号に前方誤り訂正を行うことによって、訂正されたデータビットストリームである電気信号を生成し、前記訂正されたデータビットストリームである前記電気信号を、前記特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、前記訂正されたデータビットストリームである光信号に変換するように構成された、第2の誤り訂正サブシステムと、をさらに含み、
    前記第1のメディアコンバータは、前記第2の誤り訂正サブシステムからの前記訂正された光信号を、前記訂正されたデータビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号に変換するように構成されている、請求項9〜11のいずれか1つに記載の通信システム。
  13. 前記第1のテレスコープと前記第2のレンズのアレイとの間に配置されるとともに、第1の波長を中心とする第1のバンドパスフィルターと、
    前記第2のテレスコープと前記第1のレンズのアレイとの間に配置されるとともに、前記第1の波長とは異なる第2の波長を中心とする第2のバンドパスフィルターと、をさらに含む、請求項12に記載の通信システム。
  14. ジンバルアセンブリに取り付けられたテレスコープと、
    前記テレスコープから光信号を受信するように配置された複数のレンズと、
    前記レンズによって受信した光信号を電気信号に変換するための複数の光検出器と、
    前記複数の光検出器からの前記電気信号に基づき差分電気信号を出力するように構成された第1の電子回路と、
    前記差分電気信号を処理して所望の差分電気信号を出力するように構成された制限増幅器と、
    前記制限増幅器からの前記所望の差分電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた再生光信号に変換するように構成された第2の電子回路と、
    前記再生光信号を、データビットストリームである電気信号に変換し、データビットストリームである前記電気信号に前方誤り訂正を行うことによって、訂正されたデータビットストリームである電気信号を生成し、前記訂正されたデータビットストリームである前記電気信号を、前記特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、前記訂正されたデータビットストリームである光信号に変換するように構成された誤り訂正サブシステムと、
    前記訂正された光信号を、前記訂正されたデータビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号に変換するように構成されたメディアコンバータと、
    前記メディアコンバータから受信したGBEフォーマットの電気信号を処理するようにプログラムされたデータプロセッサと、を含むシステム。
  15. 前記特定のネットワークプロトコルは、シンクロナスオプティカルネットワーキングである、請求項14に記載のシステム。
  16. 前記データプロセッサは、少なくとも毎秒1ギガビットの速度でイーサネットフレームを送信するテレメトリプロセッサである、請求項14又は15に記載のシステム。
  17. 前記データプロセッサは、データビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号を前記メディアコンバータに送信するようにさらにプログラムされており、前記メディアコンバータは、前記データプロセッサから受信した前記電気信号を、前記特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、一の波長の光信号に変換するようにさらに構成されており、前記システムは、
    前記メディアコンバータから受信した前記一の波長の光信号を別の波長の光信号に変換するように構成された波長コンバータと、
    前記別の波長の光信号を増幅するための光増幅器と、
    前記増幅された光信号を前記テレスコープに搬送する光接続部と、をさらに備える、請求項16に記載のシステム。
  18. 大気中を伝播する光信号を用いてデータプロセッサ間でデータ通信を行う方法であって、
    (a)第1のデータプロセッサから、GBEフォーマットの電気信号の形態のデータビットストリームを送信することと、
    (b)前記第1のデータプロセッサから受信したGBEフォーマットの電気信号を、特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、前記送信されたデータビットストリームである光信号に変換することと、
    (c)工程(b)で生成した前記光信号を、第1のジンバルアセンブリに取り付けられた第1のテレスコープから大気を介して送信することと、
    (d)前記第1のテレスコープによって送信された前記光信号を、第2のジンバルアセンブリに取り付けられた第2のテレスコープで受信することと、
    (e)前記第2のテレスコープで受信した前記光信号を電気信号に変換することと、
    (e1)工程(e)で生成された前記電気信号に基づき差分電気信号を生成することと、
    (e2)前記差分電気信号を処理して所望の差分電気信号を生成することと、
    (f)工程(e)で生成された前記所望の差分電気信号を、前記特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた再生光信号に変換することと、
    (g)前記再生光信号をデータビットストリームである電気信号に変換することと、
    (h)工程(g)で生成された電気信号に前方誤り訂正を行うことによって、訂正されたデータビットストリームである電気信号を生成することと、
    (i)前記訂正されたデータビットストリームである前記電気信号を、前記特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、前記訂正されたデータビットストリームである光信号に変換することと、
    (j)工程(i)で生成された光信号を、前記訂正されたデータビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号に変換することと、
    (k)前記訂正されたデータビットストリームであるGBEフォーマットの電気信号を、第2のデータプロセッサで受信することと、を含む方法。
  19. 前記工程(b)は、
    前記第1のデータプロセッサから受信したGBEフォーマットの電気信号を、前記特定のネットワークプロトコルに従ってフォーマットされた、一の波長の光信号に変換することと、
    前記一の波長の光信号を別の波長の光信号に変換することと、
    前記別の波長の光信号を増幅することと、
    前記増幅した光信号を単モードファイバーを介して前記第1のテレスコープに送信することと、を含む請求項18に記載の方法。
  20. 前記特定のネットワークプロトコルは、シンクロナスオプティカルネットワーキングであり、前記第1及び第2のデータプロセッサのそれぞれは、少なくとも毎秒1ギガビットの速度でイーサネットフレームを送信及び受信可能なテレメトリプロセッサである、請求項18又は19に記載の方法。
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