JP6757165B2 - 移動式検査機 - Google Patents

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Description

本発明は、地表面側の検査対象空気を導入口から導入して検査する検査部と、作動状態を制御する制御部とを備えた検査機本体と、前記検査機本体から外方に延び、検査機本体を地表面に沿って移動操作自在なハンドルとが備えられている移動式検査機に関する。
この種の移動式検査機は、検査結果等の情報を表示する指示計や液晶画面等の表示部が備えられ、例えば、地中に埋設されたガス導管からのガス漏洩を検査するのに用いられている。この場合、作業者がハンドルを押して検査機本体を地表面に沿って移動操作することで、地表面側の検査対象空気が導入口を通じて検査部に導入されて検査が行われ、その検査結果が表示部に表示される。
ところで、従来、検査結果等の情報を表示する表示部は、検査機本体から外方に延びるハンドルの外端側(手元端側)に配設されていた(例えば、特許文献1、2参照)。
実開昭63−152546号公報 実開昭50−123382号公報
上記従来の移動式検査機では、表示部が、ハンドルを押して検査作業を行っている作業者の近傍に存在するので、作業者は検査結果等を容易且つ迅速に確認することができ、効率良く検査作業を行うことができる。反面、検査部や制御部を備えた検査機本体と表示部とが離間した部位に配設されるので、検査機本体と表示部とを配線等で接続する必要があり、構造が複雑化する不都合がある。
特に、近年では、利便性の面から、表示部が、検査結果だけでなく制御部の設定状態等の各種の情報を表示可能で、更に、制御部の操作を行う操作部を一体的に又は近接位置に備えた表示操作部として構成されている。そのため、上述した構造の複雑化が顕著になり、製造コストが大幅に増加する問題を招いていた。
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、構造の簡素化を図りながら、実用的な作業性も確保することのできる移動式検査機を提供する点にある。
本発明の第1特徴構成は、地表面側の検査対象空気を導入口から導入して検査する検査部と、作動状態を制御する制御部とを備えた検査機本体と、
前記検査機本体から方に延び、検査機本体を地表面に沿って移動操作自在なハンドルとが備えられている移動式検査機であって、
前記検査機本体が、走行部を備えた走行フレーム部と、当該走行フレーム部の上方側に支持される本体部とから構成され、
前記検査機本体の前記本体部と前記ハンドルとが、前記検査機本体の前記走行フレーム部に対して上下方向に同調して揺動自在に構成され、
前記検査部による検査に関する情報を表示する表示部、及び、前記制御部を操作する操作部を備えた表示操作部が、前記検査機本体の前記本体部に備えられ、当該本体部が前記ハンドルの下方に配置されている点にある。
本発明の第2特徴構成は、地表面側の検査対象空気を導入口から導入して検査する検査部と、作動状態を制御する制御部とを備えた検査機本体と、
前記検査機本体から上方に延び、検査機本体を地表面に沿って移動操作自在なハンドルとが備えられている移動式検査機であって、
前記検査機本体が、走行部を備えた走行フレーム部と、当該走行フレーム部の上方側に支持された本体部とから構成され、
前記検査機本体の前記本体部と前記ハンドルとが、前記検査機本体の前記走行フレーム部に対して上下方向に同調して揺動自在に構成され、
前記検査機本体の前記本体部が、前記検査部による検査に関する情報を表示する表示部、及び、前記制御部を操作する操作部を備えた表示操作部と、前記検査部と、前記制御部とを含む本体ボックスとして一体に構成され、前記ハンドルの下方に配置されている点にある。
本発明の第3特徴構成は、地表面側の検査対象空気を導入口から導入して検査する検査部と、作動状態を制御する制御部とを備えた検査機本体と、
前記検査機本体から外方に延び、検査機本体を地表面に沿って移動操作自在なハンドルとが備えられている移動式検査機であって、
前記検査機本体が、走行部を備えた走行フレーム部と、当該走行フレーム部の上方側に支持される本体部とから構成され、
前記検査機本体の前記本体部と前記ハンドルとが、前記検査機本体の前記走行フレーム部に対して上下方向に同調して揺動自在に構成され、
前記検査部による検査に関する情報を表示する表示部、及び、前記制御部を操作する操作部を備えた表示操作部が、前記検査機本体の前記本体部に備えられ、前記ハンドルは、作業者の手元側となる外端側の把持部を前記本体部に対して離間または近接するように伸縮可能に構成される点にある。
本構成によれば、表示部と操作部とを備えた表示操作部が、検査機本体の本体部に備えられているので、検査機本体と表示操作部とを離間した部位に配設して配線等で接続するのに比べて、構造の簡素化を図ることができる。
しかも、検査機本体の本体部とハンドルとが、検査機本体の走行フレーム部に対して上下方向に同調して揺動自在に構成されており、表示操作部が、ハンドルと同調して揺動する側の本体部に備えられている。そのため、上下方向への揺動によるハンドルの高さ位置の変化にかかわらずハンドルと表示操作部とが一定の位置関係に維持されることになる。よって、ハンドルの高さ位置を変更可能として、利便性の向上を図るとともに、作業者が表示操作部の位置を常に把握し易い状態となり、実用的な作業性も確保することができる。
また、前記表示操作部が、それの正面部を前記ハンドルが延びる側に向けた姿勢で、前記検査機本体の前記本体部の外面部における前記ハンドルが延びる側の部位に備えられていると好適である
本構成によれば、作業者がハンドルを押して作業するとき、表示操作部の正面部が作業者側に向き、更に、表示操作部が本体部の外面部における作業者に近い部位に位置することになる。そのため、作業中における表示操作部の視認性と操作性を高めることができ、作業性を一層向上させることができる。
本発明の第特徴構成は、前記検査機本体の前記本体部には、更に前記検査部と前記制御部とが備えられ、
前記検査機本体の前記走行フレーム部には、前記検査機本体の前記本体部を稼働させるための電池が備えられている点にある。
つまり、走行フレーム部の上方側に支持される本体部は、地表面との間に走行フレーム部を介在させる分、地表面を走行移動する際の振動や衝撃を直接的に受けないので、制御部や当該制御部の作動制御により検査作業時に作動する作動部は走行フレーム部よりも本体部に備えさせ、故障や誤作動等を抑制するのが望ましい。しかしながら、本発明では、第1特徴構成で説明したように、作業性を確保しながら構造の簡素化を図るために制御部と作動部としての表示操作部を本体部に備えさせるので、その分、本体部の設置スペースが小さくなり、制御部、及び、作動部としての表示操作部と検査部を本体部に適切に備えさせるのが難しくなることも考えられる。
これに対し、本構成によれば、本体部を稼働させるための電池が走行フレーム部に備えられているので、本体部において電池の設置スペースが不要となり、本体部の設置スペースを大きくすることができる。したがって、制御部と表示操作部と検査部とを本体部に無理なく適切に備えさせることができる。
また、前記検査機本体の前記本体部には、前記表示操作部を上方側から覆う状態で突出する庇部が備えられていると好適である
本構成によれば、庇部により光を遮ることができるので、屋外等での作業中において視認性の低下を招く太陽光等が表示操作部に侵入するのを抑制することができる。よって、作業中における表示操作部の視認性を一層高めて、表示操作部の表示部に表示された情報が正確且つ容易に把握できるようになり、作業性を更に向上させることができる。
移動式検査機の検査時の状態を示す斜視図 移動式検査機の概略構成を示すブロック図 (a)移動式検査機の検査時の状態を示す側面図、(b)移動式検査機の収納時の状態を示す側面図 電力供給部の概略構成を示すブロック図
本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図1、図2に示すように、本実施形態の移動式検査機1には、地表面g側の検査対象空気を検査する検査機本体Aと、検査機本体Aから後方上方(外方の一例)に延びて検査機本体Aを地表面gに沿って移動操作自在なハンドルHとが備えられている。作業者が地表面gを歩行する状態で検査機本体Aを地表面gに沿って移動操作することで、地表面g下方の地中に埋設されたガス導管(図示省略)からのガス漏洩を検査することができる。
前記検査機本体Aは、走行部の一例である走行用車輪42,43を前後夫々に有する走行フレーム部4と、当該走行フレーム部4の上方側に支持される本体ボックス(本体部の一例)2とから構成されている。
本体ボックス2には、作動状態を制御する制御部21と、当該制御部21の作動制御により作動する各種の作動部Kが備えられている。本体ボックス2に備えられる作動部Kとしては、地表面g側の検査対象空気を走行フレーム部4側の導入口54(図2参照)から導入して検査する検査部Bと、検査に関する情報の表示や制御部21に対する操作等を行う表示操作部Cと、警報音等を発生する音量発生部25がある。また、図示は省略するが、GPS部や無線通信部や記憶媒体通信部等もある。
図2に示すように、走行フレーム部4の下面側には、検査機本体Aの底面側で外部開放される空気捕集部53を形成するためのゴム製シート製のシール部材5が設けられている。このシール部材5は、中央部を下方側に撓ました状態で前方端部及び後方端部が走行フレーム部4の前方及び後方に固定されている。シール部材5の中央部の下面側には、上方側に凹む凹部52が形成され、この凹部52の内部空間が空気捕集部53として形成されている。
そして、検査機本体Aの姿勢を地表面gに走行用車輪42,43を接地させた検査姿勢とした状態では、シール部材5の空気捕集部53の周囲部51が地表面gに接することで、空気捕集部53の開放部が地表面gにより覆われ、空気捕集部53が外気に対して略密閉状態となる。このシール部材5の凹部52には、空気捕集部53に臨む導入口54が形成されており、この導入口54と本体ボックス2側の検査部Bとが吸引路27により接続されている。
このような構成により、検査機本体Aを空気捕集部53の周囲部51が地表面gに接する検査姿勢とし、その検査姿勢の検査機本体Aを地表面gに沿って移動させることで、空気捕集部53内に存在する地表面g側の空気を検査対象空気として吸引路27を通じて検査部Bに導入することができる。
前記検査部Bは、図2に示すように、ガスセンサ22や吸引ポンプ23等が備えられ、吸引路27を通じて導入口54から検査対象空気を吸引ポンプ23で吸引してガスセンサ22に導入し、ガスセンサ22にて検査対象空気中の特定成分の濃度に応じた信号を後述する制御部21に出力するように構成されている。なお、ガスセンサ22は、特定成分として可燃性ガス(水素、メタン、プロパン等)に感応する各種の公知のセンサ素子を利用して構成されている。
前記表示操作部Cは、図1に示すように、検査部Bによる検査に関する情報を表示する表示部24、及び、制御部21を操作する操作部26を一体的に備えたパネル状に構成されている。作業者は、表示操作部Cを目視確認して検査結果や設定情報等の検査に関する各種の情報を取得することができる。また、表示操作部Cを操作して検査項目や検査精度や警報作動等に関する設定を変更したり、警報作動等を解除したりすることができる。
表示部24は、表示操作部Cの正面部Caの中央側に配置された液晶ディスプレイ等から構成されている。操作部26は、表示操作部Cの正面部Caの外周側に配置された電源のON・OFFやレンジ切替や音量調整等を行うための各種スイッチ類から構成されている。なお、表示操作部Cは、タッチパネル式のディスプレイ等から構成することもできる。
前記制御部21は、図2に示すように、マイクロコンピュータ等から本体ボックス2の作動状態を制御するように構成されている。例えば、制御部21は、表示操作部Cの操作部26や検査部B等からの出力信号に基づき各種演算処理を行い、その演算結果に基づき、表示操作部Cの表示部24やその近傍に備えられた音量発生部25等を制御して、所望の情報表示や音声出力等を行う。
本体ボックス2とハンドルHは、走行フレーム部4に対して上下方向に同調して揺動自在に構成されている。具体的には、図1に示すように、本体ボックス2は、前方側に設けられたヒンジ構造32により、走行フレーム部4に対して所定の揺動範囲内で上下方向に沿って揺動自在に接続されている。ハンドルHは、本体ボックス2の後端部に連設されることにより、走行フレーム部4に対して所定の揺動範囲内で上下方向に沿って揺動自在に構成されている。このハンドルHは、本体ボックス2の本体フレーム部28の後端部に一体的に備えられている。
本実施形態では、このような構成を利用して、図3(a)に示すように、本体ボックス2とハンドルHを走行フレーム部4から上方側に離間させた移動操作姿勢と、図3(b)に示すように、本体ボックス2とハンドルHを走行フレーム部4に近接させた収納姿勢とに姿勢変更可能に構成されている。また、作業者は、ハンドルHに対する保持力により移動操作姿勢と収納姿勢との間の作業し易い任意の姿勢にハンドルHを保持しながら検査作業を行うことができる。この図3(b)に示す収納姿勢は、走行フレーム部4の前方に装備されたバンパー兼用のスタンド35を利用して、表示操作部Cの正面部Caが上を向く縦姿勢で自立させた収納姿勢であるが、勿論、横姿勢の収納姿勢にすることもできる。
移動式検査機1の移動操作姿勢では、空気捕集部53の周囲部51が地表面gに接するので、検査機本体Aが検査姿勢で地表面gを移動する際の振動や衝撃が走行フレーム部4に直接的に伝達されるが、制御部21や各種の作動部Kを備えた本体ボックス2を走行フレーム部4から離すことで、検査機本体Aが検査姿勢で地表面gを移動する際の振動や衝撃が制御部21や作動部Kに伝達され難くなり、制御部21や作動部Kの故障や誤作動を抑制することができる。他方、収納姿勢においては、コンパクトな形態となり、保管場所に効率的に収納することができる。
また、このことに関連して、図2に示すように、本体ボックス2の稼働電源となる電池6が走行フレーム部4に備えられ、走行フレーム部4側の電池6から電力供給部8により本体ボックス2に電力を供給するように構成されている。
このように稼働電源となる電池6を走行フレーム部4に備えさせることで、本体ボックス2側において、電池6の設置スペースを不要になり、その分、設置スペースが大きくなる。そのため、振動や衝撃が伝達され難い本体ボックス2に制御部21と各作動部Kを無理なく適切に備えさせることができる。
走行フレーム部4には、電池6を収容する電池収容部9が形成されている。この電池収容部9は、平面視で走行フレーム部4における導入口54よりも後方側に配置されている。電池収容部9の上面側には、電池6の着脱操作を可能にする開閉蓋9aが備えられている。
なお、ハンドルHには、手元側となる外端側(走行フレーム部4との接続部とは反対側)の把持部Haを本体ボックス2に対して離間(図3(a)参照)又は近接(図3(b)参照)させる形態で伸縮可能な伸縮構造が備えられている。
次に、本発明の移動式検査機1における表示操作部Cの配置について説明を加える。
この移動式検査機1では、図1に示すように、表示操作部Cが、それの正面部Ca(正面側の一例)をハンドルHが延びる側に向けた姿勢で、本体ボックス2の外面部におけるハンドルHが延びる側の部位に備えられている。換言すれば、この図1に示す移動操作姿勢において、表示操作部Cが、それの正面部Caは上方後方側に向けた姿勢で、本体ボックス2の上方後方側部位となる後面部2Aに備えられている。
そのため、作業者がハンドルHを押して作業する検査作業中(図3(a)参照)では、表示操作部Cの正面部Caが作業者側を向き、更に、表示操作部Cが本体ボックス2の外面部における作業者に近い部位に位置することになり、検査作業中において表示操作部Cの良好な視認性と操作性を得ることができる。
また、この表示操作部Cは、図3(a)に示すように、本体ボックス2におけるハンドルHに沿う線Lよりも上方側に位置する状態で備えられている。そのため、作業者は、ハンドルHを押しながら歩行する検査作業中においてハンドルHに視線を遮られることなく表示操作部Cを視認することができる。
また、図1に示すように、本体ボックス2の後面部2Aの左右両辺部には、表示操作部Cの操作部26への操作用の操作用口2aが形成されているとともに、本体ボックス2の後面部2Aの上辺側には、表示操作部Cを上方側から覆う庇部2bが備えられている。
操作用口2aは、本体ボックス2の上面部と左右の両側面部の略全体を覆う本体カバー2Dの後端左右両辺部の上下中間部を、表示操作部Cの正面部Ca側となる前方側に切り欠いて構成されている。庇部2bは、操作用口2aを構成する切り欠きにより本体カバー2Dの上辺側に残された突出片から構成されている。つまり、庇部2bは本体カバー2Dに一体形成されている。
前記庇部2bは、表示操作部Cの上辺部の全体、及び、表示操作部Cの左右側辺部の上方側部位を外側から覆う状態で、本体ボックス2の後面部2Aにおける表示操作部Cの上方側部位の周囲に突出形成されている。この庇部2bは、表示操作部Cの上辺部の全幅に亘る上壁部2dと、当該上壁部2dの左右の両端部から下方側に延びる左右の側壁部2eとから扁平な門型状に構成されている。
また、図3(a)に示すように、庇部2bの上壁部2dの少なくとも先端側は、光を遮る範囲を拡げるべく、先端側ほど表示操作部Cの表示面Ca側に位置する被り側の傾斜姿勢とされている。具体的には、庇部2bの上壁部2dの先端側は、ハンドルHに沿う線Lの平行線HLに対して設定角度αだけ表示操作部Cの表示面Ca側に傾けた傾斜姿勢に構成されている。なお、このことに関連して、表示操作部C(特に、表示操作部Cの表示部24)と庇部2bの先端側との相対的な位置関係は、庇部2bの先端側が検査作業中の作業者の表示操作部Cへの視線を遮らないように調整されている。
このように本体ボックス2の後面部2Aの左右の両側辺部に操作用口2aを形成することで、作業者の左右の手指による操作性を向上させることができる。また、本体ボックス2の後面部2Aの上辺側に庇部2bを形成することで、太陽光等の侵入が効果的に抑制され、表示操作部Cの視認性を向上させることができる。
次に、本発明の移動式検査機1の電力供給部8について説明を加える。
図4は、電力供給部8の概略構成を示すブロック図である。同図4に示すように、この電力供給部8には、電池6からの電力を各作動部Kに供給する電力供給路81と、当該電力供給路から分岐して電池6からの電力を制御部21に供給する分岐電力供給路86と、電力供給路81の上流端と電池6とを電気接続自在な電池接続部82とが備えられている。
また、電力供給部8には、制御部21への電力供給状態をON状態とOFF状態とに切り替えるとともに、本体ボックス2を稼働状態と非稼働状態とに切り替える電源スイッチ87が備えられている。
電源スイッチ87がON操作されると、電池6から制御部21に電力が供給されて電力供給状態がON状態となり、本体ボックス2を稼動状態とする。また、電源スイッチ87がOFF操作されると、電池6から制御部21への電力供給が停止されて電力供給状態がOFF状態となり、本体ボックス2を非稼動状態とする。
なお、電池6から制御部21に電力を供給する分岐電力供給路86には、制御部21用の電力の一時的な低下時や停止時のバックアップ部を兼ねた電力安定化部88が備えられ、電池6からの電力供給が一時的に断たれた程度であれば、消費電力の比較的小さい制御部21の作動状態を継続できるように構成されている。この電力安定化部88は、例えば、逆流防止用ダイオード88aと、その下流側の分岐電力供給路86と接地部Gとの間に接続された平滑用コンデンサ88b等から適宜に構成することができる。また、分岐電力供給路86における電力安定化部88の下流側には、電圧レギュレータ89が備えられている。
そして、この電力供給部8には、当該電池接続部82での電力供給路81と電池6との接続が断たれたときに電池6の代替部となる蓄電部83が備えられている。この蓄電部83は、電力供給路81における分岐電力供給路86の分岐箇所よりも下流側として、電力供給路81における分岐箇所と各作動部Kとの間に備えられている。
前記蓄電部83は、例えば、電力供給路81における電池接続部82と各作動部Kとの間の部位と接地部Gとの間に接続された比較的容量の大きな蓄電用コンデンサ83aから構成されている。蓄電部83は、電池6から電力供給路81を通じて各作動部Kに電力を供給している間に電池6から充電し、電力供給路81と電池6との接続が断たれて電池6から各作動部Kに電力が供給されなくなると放電して電力供給路81を通じて各作動部Kに電力を供給するように構成されている。
このような構成により、当該電力供給部8は、本体ボックス2を稼働させている状態で、電池6と電力供給路81との接続が一時的に断たれたとき、蓄電部83が電池6の代替部として機能して消費電力の比較的大きい各作動部Kに電力を適切に供給することで、本体ボックス2の稼働状態を継続させることができる。よって、検査作業時に不意に本体ボックス2が停止する不都合を防止することができる。
更に、この電力供給部8には、本体ボックス2を稼働させていない状態で電池6と蓄電部83との間を遮断するための遮断部84が備えられている。この遮断部84は、例えば、電力供給路81における電池接続部82と蓄電部83との間に備えられたFET(電界効果トランジスタ)等の適宜のスイッチング素子から構成されている。遮断部84は、電力供給路81における分岐電力供給路86の分岐箇所よりも下流側として、電力供給路81における分岐箇所と蓄電部83との間に備えられている。遮断部84は、電力供給方向で蓄電部83の蓄電用コンデンサ83aと作動部Kとの間の経路よりも上流側に備えられ、遮断部84にて電池6と蓄電部83との間を遮断しても、蓄電部83と作動部Kとの間は遮断せず導通状態を維持するように構成されている。
前記制御部21は、遮断部84を制御して電池6と蓄電部83との間を遮断状態と導通状態とに切り替えるように構成されている。具体的には、制御部21は、電源スイッチ87にて電力供給状態がON状態からOFF状態に切り替わったときに遮断部84にて電池6と蓄電部83との間を遮断する遮断状態に切り替え、電源スイッチ87にて電力供給状態がOFF状態からON状態に切り替わったときに遮断部84にて電池6と蓄電部83との間を導通させる導通状態に切り替えるように構成されている。
このような構成により、当該電力供給部8は、本体ボックス2を稼働させていない状態では、遮断部84で電池6と蓄電部83との間を遮断することで、蓄電部83にて生じる電力漏れに対して、本体ボックス2を稼働させていない状態で電池6の電力で随時に蓄電部83を充電するのを回避することができ、無駄な電池6の消耗を抑制することができる。
〔別実施形態〕
(1)前述の実施形態では、ハンドルHとして、検査機本体Aから後方上方に延びるハンドルを例に示したが、検査機本体Aから上方又は前方上方に延びるハンドルなど、検査機本体から外方に延びる各種のハンドルを用いることができる。
(2)前述の実施形態では、本体ボックス2とハンドルHを走行フレーム部4に対して上下方向に同調して揺動自在に構成するのに、本体ボックス2とハンドルHとが一体化されている場合を例に示したが、一体化するのに代えて、本体ボックス2とハンドルHとを連動して上下方向に揺動させる連動機構等が設けられていてもよい。
(3)前述の実施形態では、表示操作部Cが、本体ボックス2に固定状態で備えられている場合を例に示したが、本体ボックス2に姿勢変更や着脱が可能な状態で備えられていてもよい。
(4)前述の実施形態では、本体ボックス2を稼働させるための電池6が、走行フレーム部4だけに備えられている場合を例に示したが、本体ボックス2と走行フレーム部4とに分けて備えられていてもよく、場合によっては本体ボックス2だけに備えられていてもよい。
(5)前述の実施形態では、電力供給部8に電力供給路81と分岐電力供給路86の二系統の電力供給路が備えられている場合を例に示したが、電力供給系統は一系統だけであってもよい。また、前述の実施形態では、電力供給部8に蓄電部83や遮断部84や電力安定化部88や電圧レギュレータ89等が備えられている場合を例に示したが、場合によっては省略してもよい。要するに、電力供給部8の回路構造等の具体的構成は、移動式検査機1の使用環境等の種々の事情に応じて適宜に変更すればよい。
(6)蓄電部83や遮断部84の個数や位置や構造等の具体的構成も、移動式検査機1の使用環境等の種々の事情に応じて適宜に変更すればよい。
1 移動式検査機
2 本体ボックス(本体部)
2b 庇部
4 走行フレーム部
6 電池
8 電力供給部
21 制御部
24 表示部
26 操作部
54 導入口
83 蓄電部
84 遮断部
A 検査機本体
B 検査部
C 表示操作部
H ハンドル
g 地表面

Claims (4)

  1. 地表面側の検査対象空気を導入口から導入して検査する検査部と、作動状態を制御する制御部とを備えた検査機本体と、
    前記検査機本体から方に延び、検査機本体を地表面に沿って移動操作自在なハンドルとが備えられている移動式検査機であって、
    前記検査機本体が、走行部を備えた走行フレーム部と、当該走行フレーム部の上方側に支持される本体部とから構成され、
    前記検査機本体の前記本体部と前記ハンドルとが、前記検査機本体の前記走行フレーム部に対して上下方向に同調して揺動自在に構成され、
    前記検査部による検査に関する情報を表示する表示部、及び、前記制御部を操作する操作部を備えた表示操作部が、前記検査機本体の前記本体部に備えられ、当該本体部が前記ハンドルの下方に配置されている移動式検査機。
  2. 地表面側の検査対象空気を導入口から導入して検査する検査部と、作動状態を制御する制御部とを備えた検査機本体と、
    前記検査機本体から上方に延び、検査機本体を地表面に沿って移動操作自在なハンドルとが備えられている移動式検査機であって、
    前記検査機本体が、走行部を備えた走行フレーム部と、当該走行フレーム部の上方側に支持された本体部とから構成され、
    前記検査機本体の前記本体部と前記ハンドルとが、前記検査機本体の前記走行フレーム部に対して上下方向に同調して揺動自在に構成され、
    前記検査機本体の前記本体部が、前記検査部による検査に関する情報を表示する表示部、及び、前記制御部を操作する操作部を備えた表示操作部と、前記検査部と、前記制御部とを含む本体ボックスとして一体に構成され、前記ハンドルの下方に配置されている移動式検査機。
  3. 地表面側の検査対象空気を導入口から導入して検査する検査部と、作動状態を制御する制御部とを備えた検査機本体と、
    前記検査機本体から外方に延び、検査機本体を地表面に沿って移動操作自在なハンドルとが備えられている移動式検査機であって、
    前記検査機本体が、走行部を備えた走行フレーム部と、当該走行フレーム部の上方側に支持される本体部とから構成され、
    前記検査機本体の前記本体部と前記ハンドルとが、前記検査機本体の前記走行フレーム部に対して上下方向に同調して揺動自在に構成され、
    前記検査部による検査に関する情報を表示する表示部、及び、前記制御部を操作する操作部を備えた表示操作部が、前記検査機本体の前記本体部に備えられ、前記ハンドルは、作業者の手元側となる外端側の把持部を前記本体部に対して離間または近接するように伸縮可能に構成される移動式検査機。
  4. 前記検査機本体の前記本体部には、更に前記検査部と前記制御部とが備えられ、
    前記検査機本体の前記走行フレーム部には、前記検査機本体の前記本体部を稼働させるための電池が備えられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の移動式検査機。
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