JP6755449B1 - 雪崩予防柵 - Google Patents

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Abstract

【課題】支持機構の機能として、斜面に対する柵本体の角度を自在に変更できる雪崩予防柵を提供する。【解決手段】斜面1に設置される柵本体11と、柵本体11を斜面1上で支持する支持機構30とを備え、支持機構30が、柵本体11を回転可能に斜面1上で支持する第1支持脚31と、回転可能に柵本体11に支持され、柵本体11から斜面1に向かって延びる支持材40と、支持材40を回転可能に斜面1上で支持する第2支持脚33と、を有し、柵本体11と支持材40の接続位置と、支持材40と第2支持脚33の接続位置との間の距離が変更可能となるように支持機構30が構成されていることにより、斜面1に対する柵本体11の角度を変更可能である。【選択図】図8

Description

本発明は、斜面に設置される雪崩予防柵に関する。
従来、降雪地における自然斜面および法面に、雪崩が発生するのを予防する雪崩予防柵が設置されることがある。この雪崩予防柵において、斜面に対する柵の角度を調整できるように構成されているものがある。このような雪崩予防柵として、例えば特許文献1には、アンカーとサポート支柱によって斜面に固定される下部支柱と、下部支柱の上方に設けられる上部支柱とから構成される雪崩予防柵が記載されている。特許文献1では、斜面に対する上部支柱の角度が調整可能となっている。これによって、上部支柱及び下部支柱を鉛直方向に沿うように雪崩予防柵を斜面に設置することができ、もって、雪崩予防柵の上端に雪庇が形成されるのを抑制できる。
特開2016-006278号公報
しかし、特許文献1に記載の雪崩予防柵では、上部支柱と下部支柱の間に接続部材を設けることで斜面に対する上部支柱の角度を調整可能としている。したがって、斜面に対する上部支柱の角度を所望の大きさにするための接続部材を別に用意する必要がある。
そこで、この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、支持機構の機能として、斜面に対する柵本体の角度を自在に変更できる雪崩予防柵を提供することを目的とする。
本発明の雪崩予防柵は、斜面に設置される柵本体と、前記柵本体を前記斜面上で支持する支持機構とを備え、前記支持機構が、前記斜面に接地しつつ、前記柵本体を回転可能に前記斜面上で支持する第1支持脚と、一端側が回転可能に前記柵本体に支持され、前記柵本体から前記斜面に向かって延びる支持材と、前記斜面に接地しつつ、前記支持材の他端側を回転可能に前記斜面上で支持する第2支持脚と、を有し、前記柵本体と前記支持材の接続位置と、前記支持材と前記第2支持脚の接続位置との間の距離が変更可能となるように前記支持機構が構成されていることにより、前記斜面に対する前記柵本体の角度を変更可能であり、前記第2支持脚が、前記斜面の地中に埋設されるアンカーに支持されており、前記アンカーが前記第2支持脚に対して回転可能である
本発明によれば、支持機構の機能として、斜面に対する柵本体の角度を自在に変更できる。したがって特許文献1のような接続部材を用いることなく、雪崩予防柵を斜面に設置する際、例えば斜面の勾配に関わらず柵本体を鉛直方向に沿って設置したり、同じ斜面に対する柵本体の角度を調整して所望の姿勢に柵本体を設置できる。また、アンカーが第2支持脚に対して回転可能であるため、アンカーを地中に埋設する前に、地中におけるアンカーの姿勢を任意に決定できる。
本発明において、前記第2支持脚及び前記支持材の両方が前記アンカーの頂部を挟んでおり、前記第2支持脚における前記アンカーの頂部を挟んだ部分、前記支持材における前記アンカーの頂部を挟んだ部分、及び、前記アンカーの頂部からなる3つの部分を貫通する接続部材によって、前記接続部材を中心に前記3つの部分が互いに回転可能に接続されていることが好ましい。
本発明の雪崩予防柵において、前記支持材が伸縮可能であっても良い。
この発明では、支持材を伸縮することで、柵本体と支持材の接続位置と、支持材と第2支持脚の接続位置との間の距離を変更することができる。
本発明の実施形態に係る雪崩予防柵を斜面に設置した状態を示す斜視図である。 柵本体の側面図である。 図2AのB-B線断面図である。 図2AのC-C線断面図である。 ベース部材を示す平面図である。 ベース部材を示す側面図である。 支持材の平面図である。 支持材の側面図である。 アンカーの側面図である。 柵本体と支持材との接続状態および柵本体と第1支持脚との接続状態を示す側面図である。 支持材と第2支持脚とアンカーとの接続状態を示す側面図である。 支柱が鉛直方向に沿うように柵本体を斜面に設置した状態を示す側面図である。 図8と勾配が異なる斜面に対して支柱が鉛直方向に沿うように柵本体を設置した状態を示す側面図である。 図8と同じ斜面において支柱が鉛直方向に対して所定の角度をなすように柵本体を設置した状態を示す側面図である。 柵本体の変形例を示す側面図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の雪崩予防柵10は、法面および自然斜面などの斜面1に設置される。斜面1は鉛直方向(図中、上下方向)に対し、傾斜して形成されている。雪崩予防柵10は、柵本体11と、柵本体11を斜面1上で支持する支持機構30とを備えている。
柵本体11は、等間隔に並設された支柱12と、支柱12と直交するように架設された梁材17とを有する。梁材17は、長さ方向である水平方向に延びる円形断面の鋼材からなる。図2Aおよび図2Bに示すように、支柱12はH型鋼からなり、一方の面部(図中、内側の面部)13にはU字型の金具16によって複数の梁材17が固定されている。以下、図中の内側とは、斜面1に鉛直に設置された柵本体11が、その下端部を中心に斜面1に近づくように傾斜する方向の水平方向成分である。図中の外側とは、斜面1に鉛直に設置された柵本体11が、その下端部を中心に斜面1から離れるように傾斜する方向の水平方向成分である。なお、図3A、図3B、図4A又は図4Bについては、内側及び外側は、図6に示すようにベース部材37及び支持材40がそれぞれ支柱12に対して垂直な方向に沿った状態における方向を示すものとする。
また支柱12には、後述する支持材40に接続される支柱面側接続部21と、後述する第1支持脚31に接続される支柱端側接続部25とが形成されている。支柱面側接続部21は、隣り合う一対の梁材17の間に設けられた突出片である。支柱面側接続部21の断面を図2Bに示す。一対の支柱面側接続部21は、支柱12の一方の面部13から、この面部13と垂直に突出する平板形状である。支柱面側接続部21には、その厚さ方向に貫通する支柱面側接続孔22が設けられている。
図2Aに戻ると、支柱端側接続部25は支柱12の端部(図中、下端部)に形成されている。この端部における支柱12の断面を図2Cに示す。端部において支柱12の断面の外形は四角形状であり、一方の面部13と、一方の面部13と対向する他方の面部(図中、外側の面部)14と、両者の先端同士を繋ぐように一体成形された2つの側面部25とから構成されている。側面部25は、支柱12の下端部に形成されており、この側面部25が支柱端側接続部25を構成している。支柱端側接続部25の側面視中央付近には、支柱端側接続孔26が形成されている。
支持機構30は、以下で説明する第1支持脚31と支持材40と第2支持脚33とアンカー50とを有する。図3Aに示すように、一対の第1支持脚31と一対の第2支持脚33とは矩形板状の支持プレート35に一体に形成されている。支持プレート35の2つの第2支持脚33の間に形成された平面視で半円形状の縁が、一対の第2支持脚33の間における支持プレート35の縁36を構成している。これら支持プレート35と第1支持脚31と第2支持脚33とがベース部材37を構成している。
図3Bに示すように、第1支持脚31は、支持プレート35の一方の端部(図中、外側の端部)に形成されている。第1支持脚31は、支持プレート35の上面から上方に立ち上がる平板形状であり、その厚さ方向に貫通する第1支持孔32が設けられている。
第2支持脚33は、支持プレート35の第1支持脚31と反対側の端部(図中、内側の端部)に形成されている。第2支持脚33は、支持プレート35の上面から上方に立ち上がる平板形状であり、その厚さ方向に貫通する第2支持孔34が設けられている。
図6に示すように、ボルト61を介して第1支持脚31と支柱端側接続部25とが接続されている。これにより、ベース部材37と柵本体11とが、互いに対して中心C1の周りに回転可能となっている。
図4Aおよび図4Bに示す支持材40はターンバックル47から構成されることで、長さ方向に伸縮する。支持材40は、柵本体11に接続される柵本体接続部41と、第2支持脚33に接続される第2支持脚接続部44と、柵本体接続部41と第2支持脚接続部44とを連結するターンバックル47とを有する。
柵本体接続部41は、ターンバックル47の一端(図中、外側端部)に連結され、板状に形成されている。柵本体接続部41の先端部には、その厚さ方向に貫通する柵本体接続孔42が設けられている。
第2支持脚接続部44は、ターンバックル47の他端(図中、内側端部)に連結され、平面視でコの字型に形成されている。第2支持脚接続部44の先端部には、その厚さ方向に貫通する第2支持脚接続孔45が設けられている。
ターンバックル47は、雌ねじが内表面に形成された胴体48と、雄ねじが外表面に形成され、胴体48の両側にねじ込まれたねじ棒49a,49bとを有する。一方のねじ棒49aに右ねじが切られ、他方のねじ棒49bに左ねじが切られている。したがって、胴体48を一方に回転させるとねじ棒49a及び49bがいずれも胴体48内に向かって進み、胴体48を他方に回転させるとねじ棒49a及び49bがいずれも胴体48外に向かって進む。これにより、胴体48を軸周りに回転させることでターンバックル47の長さを調整できる。
図5に示すように、アンカー50は円筒形状である。アンカー50の頂部(図中、上端部)には、長さ方向と直交する方向にアンカー50を貫通するアンカー孔51が設けられている。
図6に示すように、ボルト62を介して柵本体接続部41と支柱面側接続部21とが接続されている。これにより、支持材40と柵本体11とが、互いに対して中心C2の周りに回転可能となる。つまり支持材40は、回転可能に柵本体11に支持されている。また図7に示すように、ボルト63を介して第2支持脚33と第2支持脚接続部44とアンカー50とが接続されている。これにより、ベース部材37と支持材40とアンカー50とが、互いに対して中心C3の周りに回転可能となる。
次に、本実施形態の雪崩予防柵10を斜面1に設置する手順について説明する。
まず、雪崩予防柵10を設置しようとする斜面1において、雪崩予防柵10を設置する位置出しを行う。これによって決定した設置位置に応じて、アンカー50を鉛直方向に、その頂部を除いて地中に埋設する(図8参照)。アンカー50の埋設後に、アンカー50の地表に出ている頂部が2つの第2支持脚33の間に位置するように支持プレート35を斜面上1に位置決めする。このとき、支持プレート35の長さ方向が斜面1の傾斜方向に沿っているので、第2支持脚33は第1支持脚31よりも斜面1の上方に位置する。
そして、アンカー50の頂部と第2支持脚33の間に、第2支持脚接続部44の先端部が挟まれるように支持材40を保持する。この状態で、第2支持孔34の中心と第2支持脚接続孔45の中心とアンカー孔51の中心とを一致させ、これらの孔34,45,51にボルト63を挿通してナット(不図示)で仮止めする。これにより、ボルト63を介して第2支持脚33と第2支持脚接続部44とアンカー50とが接続され、地中に埋設されたアンカー50と斜面1に位置決めされたベース部材37に対して支持材40が中心C3の周りに回転可能となる。言い換えれば、第2支持脚33は支持材40を回転可能に斜面1上で支持する。なお、支持材40と第2支持脚33の接続位置とは中心C3を指す。
次に、一対の第1支持脚31の間に柵本体11の支柱端側接続部25をはめ込み、第1支持孔32の中心と支柱端側接続孔26の中心を一致させる。これらの孔32,26にボルト61を挿通してナットで仮止めする。これにより第1支持脚31と柵本体11とが接続され、第1支持脚31は、中心C1の周りに柵本体11を回転可能に斜面1上で支持する。この状態で柵本体11を回転させ、支柱12が鉛直方向に起立するように柵本体11を保持し、ナットを増し締めしてボルト61に締結する。
第2支持脚接続部44がアンカー50および第2支持脚33に回転可能に支持された支持材40において、ターンバックル47の胴体48を軸周りに回転させて支持材40の長さを調整する。このとき、アンカー50に接続された支持材40が適度な力で柵本体11を支持するように、支持材40の長さを決定する。この後、一対の支柱面側接続部21の間に柵本体接続部41を挟み込み、支柱面側接続孔22の中心と柵本体接続孔42の中心とを一致させ、これらの孔22,42にボルト62を挿通してナットで締結する。これにより、柵本体11と支持材40とが接続され、支持材40は柵本体11から斜面1に向かって延びることとなる。なお、柵本体11と支持材40の接続位置とは、中心C2を指す。
最後に、第2支持脚33と第2支持脚接続部44とアンカー50との接続箇所で仮止めされたナットを増し締めしてボルト63に締結する。これにより、アンカー50とベース部材37と柵本体11と支持材40との位置関係が固定され、雪崩予防柵10の設置が完了する。以上のように、柵本体11が鉛直に起立するように斜面1に設置されるので、柵本体11と斜面1との間に雪を堆積する。このとき、柵本体11の上端を内側から外側に向かって乗り越える雪庇が形成されるのを抑制し、雪庇の崩落に起因する雪崩の発生を抑制することができる。
前述した通り、図8に示す柵本体11は、その支柱12が鉛直方向に沿うように設置された。このとき、接続位置C2と接続位置C3との間の距離がL1となるように支持材40の長さを調整した。また、斜面1に対する柵本体11の角度はθ1である。
本実施形態の雪崩予防柵10では、支持材40が伸縮して長さを調整できる。これにより、柵本体11と支持材40の接続位置C2と、支持材40と第2支持脚33の接続位置C3との間の距離Lを変更することができる。これにより支持機構30の機能として、斜面11に対する柵本体11の角度を自在に変更できる。したがって雪崩予防柵10を斜面1に設置する際、例えば斜面1の勾配に関わらず柵本体11を鉛直方向に沿って設置したり、同じ斜面1に対する柵本体11の角度を調整して所望の姿勢に柵本体11を設置できる。
1つ目の例として、斜面1の勾配に関わらず柵本体11を鉛直方向に沿って設置する場合について説明する。図9に示すように、図8の斜面1よりも勾配が大きな斜面2に対して支柱12が鉛直方向に沿うように柵本体11を設置する場合、斜面2に対する柵本体11の角度θ2は角度θ1よりも小さくなる。このため、接続位置C2と接続位置C3との間の距離L2が距離L1よりも短くなるように支持材40の長さを調整する。なお、斜面1よりも勾配が小さな斜面に対して支柱12が鉛直方向に沿うように柵本体11を設置することもできる。
2つ目の例として、図8と同じ斜面1に対する柵本体11の角度を調整して所望の姿勢に柵本体11を設置する場合について説明する。角度θ1よりも大きな角度θ3で柵本体11を斜面1に設置する場合、図10に示すように接続位置C2と接続位置C3との間の距離L3が距離L1よりも長くなるように支持材40の長さを調整する。これにより鉛直方向に対して、柵本体11が中心C1の周りに斜面1から離れる方向に回転した状態で、第1支持脚31と支持材40とが柵本体11を支持する。なお、雪庇の形成を抑制する観点からは、鉛直方向に対して中心C1の周りに柵本体11が傾斜する角度が45度未満であることが好ましい。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明だけではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
前記実施形態では、支持材40を伸縮することで、接続位置C2と接続位置C3との間の距離Lを変更し、斜面1に対する柵本体11の角度θを変更したがこれに限定されない。例えば図11に示すように柵本体11が、支柱12の一方の面部13に支柱12の長さ方向に間隔を隔てて形成された複数の支柱面側接続部21a,21b,21cを有してもよい。そして、これら複数の支柱面側接続部21a〜21cの中から、支持材40の柵本体接続部41を接続する支柱面側接続部21a〜21cを任意に選択することで、接続位置C2と接続位置C3との間の距離Lを変更し、斜面1に対する柵本体11の角度θを変更することができる。
前記実施形態では、第1支持脚31と第2支持脚33とを一体に形成したベース部材37を用いたがこれに限定されず、第1支持脚31と第2支持脚33とを別部材としても同様の効果を得ることができる。
前記実施形態では、アンカー50を鉛直方向に地中に埋設した。しかし、第2支持脚33が、斜面1の地中に埋設されるアンカー50に支持されており、アンカー50が第2支持脚33に対して回転可能である。したがって、アンカー50を地中に埋設する前に、地中におけるアンカー50の姿勢を任意に決定できる。このため、例えば斜面1と垂直になるようにアンカー50を地中に埋設してもよい。
前記実施形態では、支持材40と第2支持脚33とに接続され、これらを支持する1つのアンカー50を地中に埋設したが、これに限定されない。アンカーに関する1つ目の変形例として、アンカー50に加え、柵本体11と第1支持脚31とに接続され、これらを支持するアンカー(不図示)を支柱12が延びる方向に沿って地中に埋設してもよい。これによりアンカーが、柵本体11と第1支持脚31とをより強固に支持できる。
アンカーに関する2つ目の変形例として、前述したアンカー50に代えて、アンカー50よりも斜面1の上方にアンカー(不図示)を埋設し、このアンカーの頂部と第2支持脚33とを図示しないワイヤーで連結することで第2支持脚33を斜面1に支持する構造を採用してもよい。このとき更に、アンカーの頂部と柵本体11とを別のワイヤーで連結することで、柵本体11をより強固に支持することができる。
前記実施形態では、一部材からなる支柱12を用いたがこれに限定されない。図11に示すように、支柱12が上部支柱12aと下部支柱12bの2本の支柱からなり、これらの各支柱12a、12bをボルト66を用いて長さ方向に連結することで1本の支柱12としてもよい。これにより、一部材からなる支柱12より、分割された2本の支柱12a、12bの方がコンパクトになり、持ち運びが容易になる。
梁材17に関しても同様に前記実施形態では、一部材からなる梁材17を用いたがこれに限定されない。梁材17が2本の梁材(不図示)からなり、これら2本の梁材をジョイント部材を用いて長さ方向に連結することで1本の梁材17としてもよい。これにより、一部材からなる梁材17より、分割された2本の梁材の方がコンパクトになり、持ち運びが容易になる。
前記実施形態では、予め支柱12に梁材17を取り付けた柵本体11を第1支持脚31と支持材40に接続し、斜面に設置した。しかしこれに限定されず、支柱12と梁材17とが分離した状態で支柱12を第1支持脚31と支持材40に接続し、支柱12を斜面に設置した後、支柱12に梁材17を取り付けてもよい。
1 斜面
10 雪崩予防柵
11 柵本体
30 支持機構
31 第1支持脚
33 第2支持脚
40 支持材
50 アンカー

Claims (3)

  1. 斜面に設置される柵本体と、前記柵本体を前記斜面上で支持する支持機構とを備え、
    前記支持機構が、
    前記斜面に接地しつつ、前記柵本体を回転可能に前記斜面上で支持する第1支持脚と、
    一端側が回転可能に前記柵本体に支持され、前記柵本体から前記斜面に向かって延びる支持材と、
    前記斜面に接地しつつ、前記支持材の他端側を回転可能に前記斜面上で支持する第2支持脚と、
    を有し、
    前記柵本体と前記支持材の接続位置と、前記支持材と前記第2支持脚の接続位置との間の距離が変更可能となるように前記支持機構が構成されていることにより、前記斜面に対する前記柵本体の角度を変更可能であり、
    前記第2支持脚が、前記斜面の地中に埋設されるアンカーに支持されており、前記アンカーが前記第2支持脚に対して回転可能であることを特徴とする雪崩予防柵。
  2. 前記第2支持脚及び前記支持材の両方が前記アンカーの頂部を挟んでおり、
    前記第2支持脚における前記アンカーの頂部を挟んだ部分、前記支持材における前記アンカーの頂部を挟んだ部分、及び、前記アンカーの頂部からなる3つの部分を貫通する接続部材によって、前記接続部材を中心に前記3つの部分が互いに回転可能に接続されていることを特徴とする請求項1に記載の雪崩予防柵。
  3. 前記支持材が伸縮可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の雪崩予防柵。
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