JP6753653B2 - 近接センサ及びそれを用いた電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子と受光素子により被検出物を非接触で検知する近接センサ及びそれを用いた電子機器に関する。
物体の有無の検出、被検出物までの距離の検出等のために、近接センサが用いられている。近接センサは、発光素子及び受光素子を有する。発光素子により被検出物に光が照射され、被検出物からの反射光が受光素子により受光される。近接センサの発光素子としては発光ダイオード(LED)が一般的に用いられている。多くの近接センサにおいては、発光ダイオードの拡散光によるクロストークを低減するパッケージ構造が採用されている。
特許文献1に記載されたフォトリフレクタ装置においては、透光性の樹脂により個別に封止された発光素子及び受光素子がさらに遮光樹脂により封止され光学的に分離されている。それにより、クロストークが低減される。
特許文献2に記載された近接センサにおいては、光学的に不透明な金属の筐体により発光体と光検出器との間が光学的に分離されている。また、発光素子の上方に設けられたレンズにより拡散された光が集光される。それらにより、クロストークが低減される。
特許文献3には、発光素子としてVCSEL(垂直共振器面発光レーザ)を用いた近接センサが開示されている。近接センサにおいては、VCSEL及び受光素子が基板上に設けられている。
特許文献4には、発光素子及び受光素子を用いた光学式測定装置が開示されている。図14(a)及び図14(b)は、特許文献4に開示された従来の光学式測定装置の一例を示す断面図及び平面図である。図14に示される光学式測定装置100においては、透光性樹脂により個別に封止された発光素子101及び受光素子102がさらに遮光樹脂103により封止され光学的に分離されている。また、2つのレンズ104間は遮光壁106で光学的に分離されている。そのため、発光素子101から出射した光が、レンズ104又はケース105の内壁により反射して直接受光素子102に入射することを防止する。また、ケース105の内部には、レンズ間距離制御部107が設けられている。さらに、受光素子102の内部に温度センサ108が設けられている。
特開2007―201360号公報 特開2011―180121号公報 米国特許出願公開2015/0083900A1号公報 特開2012―37276号公報
上記の特許文献1に記載されたフォトリフレクタ装置においては、発光素子と受光素子とを光学的に分離するために発光素子と受光素子との間に遮光樹脂が形成されるため、構造が複雑化し、大型化する。
また、上記の特許文献2に記載された近接センサにおいては、発光体と光検出器とを光学的に分離するために、発光体と光検出器との間に光学的に不透明な金属で壁が形成されかつ球面レンズが設けられるため、構造が複雑化し、大型化する。
さらに、特許文献3に記載された近接センサにおいては、VCSEL及び受光素子を光透過性樹脂により保護するための具体的な構成が設けられていない。
特許文献4に開示されかつ図14に示された光学式測定装置100においては、発光素子101と受光素子102とを光学的に分離するために発光素子101と受光素子102との間に遮光樹脂103が形成される。また、レンズ104が2つ設けられ、2つのレンズ104間は遮光壁106が形成されている。そのため、構造が複雑化し、大型化する。
本発明は、簡単な構造でクロストークを低減しつつ、小型化が可能な近接センサ及びそれを用いた電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係る近接センサは、支持基板と、面発光レーザと、受光部と、樹脂体とを備える。支持基板は、面発光レーザ及び受光部が配置される主面及び、裏面を有し、面発光レーザは、支持基板の裏面から遠ざかる方向に光を出射するように主面に設けられる。樹脂体は、面発光レーザからの出射光を透過する光透過性樹脂からなり、面発光レーザと受光部とを一体的に覆うように支持基板の主面上に設けられ、樹脂体のうち面発光レーザと受光部との間の部分は、他の部分と同一の光透過性樹脂により形成される。受光部は、面発光レーザからの出射光が被検出物で反射され、その反射光が入射する位置に設けられる。
面発光レーザは、発光ダイオードに比べ光の直進性が高く、光がほとんど拡散しない。そのため、クロストークが低減される。また、面発光レーザと受光部との間に遮光樹脂又は金属で遮光壁を形成する必要がなく、同一の透光性樹脂体で面発光レーザと受光部とを一体的に覆うだけでよい。したがって、近接センサの構造が単純になり、かつ、低コスト化が可能となる。また、面発光レーザと受光部との間に遮光壁を形成する必要がないため、面発光レーザと受光部とを近づけることができる。その結果、近接センサの小型化が可能となる。
面発光レーザからの出射光は、一定の広がり角を有し、第1の方向の中心光と、第1の方向から受光部側に傾斜する第2の方向の傾斜光とを含んでもよい。樹脂体の外面には、傾斜面が形成され、傾斜面は、面発光レーザからの出射光のうち第2の方向の傾斜光を第2の方向よりも第1の方向に近い方向に屈折させるように形成されてもよい。受光部は、傾斜面により屈折された第2の方向の傾斜光が被検出物で反射され、その反射光が入射する位置に設けられてもよい。
樹脂体の外面に傾斜面を設けることにより、面発光レーザから出射される光の方向を適切な方向に制御することができる。これにより、クロストークを容易に低減することができる。また、傾斜面を設けることにより、面発光レーザと受光部とをさらに近づけることができる。その結果、近接センサの小型化及び低コスト化が可能となる。
樹脂体の外面に切欠部が形成されてもよく、切欠部は、傾斜面を有してもよい。
切欠部の断面形状は、逆三角形状、逆台形状又は円弧形状であってもよい。
樹脂体の外面に凸部が形成されてもよく、凸部は、傾斜面を有してもよい
凸部の断面形状は、三角形状、台形状又は円弧形状であってもよい。
樹脂体の外面に段差部が形成されてもよく、段差部は、傾斜面を有してもよい。
面発光レーザは、垂直共振器面発光レーザであってもよい。
面発光レーザは、外部共振器型面発光レーザであってもよい。
また、本発明に係る電子機器は、上記の近接センサを用いたものである。
この電子機器には、上記の近接センサが用いられているため、小型化が可能で、製造が容易になる。
上記の電子機器は、例えば、携帯電話又はデジタルカメラである。
本発明に係る電子機器は、近接センサを収容する筐体を備え、筐体は窓部を有し、面発光レーザにより出射された光が窓部を通して被検出物に到達し、被検出物からの反射光が窓部を通して受光部に入射するように近接センサが配置される。
この場合、発光部と受光部とが共通の窓部を通して、被検出物に光を出射し、かつ、被検出物からの光を受光することができる。そのため、窓部の小型化及び低コスト化が可能となる。
本発明によれば、簡単な構造でクロストークを低減しつつ、近接センサの小型化が可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る近接センサの模式図を示し、(a)は平面図であり、(b)は図1(a)のA−A線における断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る近接センサを用いた電子機器の一部分を示す模式図であり、(a)は平面図であり、(b)は図2(a)のB−B線における断面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る近接センサの窓部の他の例を示す模式的平面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る近接センサの窓部のさらに他の例を示す模式的平面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る近接センサの模式図を示し、(a)は斜視図であり、(b)は図5(a)のC−C線における断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る近接センサを用いた電子機器の一部分を示す模式的断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る近接センサの切欠部の他の例を示す模式的斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る近接センサの切欠部のさらに他の例を示す模式的斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る近接センサの切欠部のさらに他の例を示す模式的斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る近接センサの模式図であり、(a)は平面図であり、(b)は図10(a)のD−D線における断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る近接センサを用いた電子機器の一部分を示す模式的断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る近接センサの凸部の他の例を示す模式的斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る近接センサの凸部のさらに他の例を示す模式的斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る近接センサの凸部のさらに他の例を示す模式的斜視図である。 本発明の第4の実施の形態に係る近接センサの模式的斜視図である。 本発明の第5の実施の形態に係る近接センサの模式的斜視図である。 従来の光学式測定装置の断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る近接センサ及びそれを用いた電子機器について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a)は、本発明の第1の実施の形態に係る近接センサ40の構成を示す模式的平面図である。図1(b)は、図1(a)のA−A線における模式的断面図である。
第1の実施の形態に係る近接センサ40は、発光部であるVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER;垂直共振器面発光レーザ)10、受光部11、支持基板13及び、樹脂体14から構成される。支持基板13は、主面13a及び裏面13bを有する。VCSEL10及び受光部11は、支持基板13の主面13a上に形成され、一体的に同じ樹脂体14により封止される。
VCSEL10は、光の共振方向がVCSEL10の基板面に対して垂直であるため、VCSEL10の基板面に対して略垂直に光を出射する。第一の実施の形態では、VCSEL10は、支持基板13の裏面13bから遠ざかる方向かつ支持基板13にほぼ垂直な方向に光を出射するように支持基板13の主面13a上に設けられる。VCSEL10からの出射光は、一定の広がり角を有し、支持基板13に対して、垂直方向の中心光31と、垂直方向の中心光31から受光部11側に傾斜する傾斜光30と、垂直方向の中心光31から受光部11から遠ざかる方向に傾斜する傾斜光とを含む。VCSEL10から出射される光は、VCSEL10の基板面に垂直な方向に対し5度〜20度広がる。VCSEL10から出射される光の波長は、例えば、650nm〜1300nmの範囲にある。
受光部11は、受光素子12及び信号処理回路(図示せず。)を含む。受光素子12としては、例えば、フォトダイオードが用いられる。信号処理回路には、A/D変換器(アナログ・デジタル変換器)等が含まれる。受光素子12は、受光部11の上面に露出するように設けられる。受光部11は、上面が支持基板13の主面13aと平行になるように、支持基板13の主面13a上に配置される。受光素子12は、光が入射すると、受光素子12から光の強度に応じたアナログ信号が出力される。受光素子12は、VCSEL10から出射される光の波長に対して大きな受光感度を有する。
支持基板13は、リジッド基板又はフレキシブル基板である。リジッド基板の材料としては、例えば、ガラスエポキシ等の硬質樹脂又はセラミックが用いられる。フレキシブル基板の材料としては、ポリイミド等の軟質材料が用いられる。第1の実施の形態では、支持基板13は、矩形形状を有する。
VCSEL10と受光部11とは、間隔をおいて支持基板13の主面13a上に配置される。第1の実施の形態では、VCSEL10と受光部11とを結ぶ線と、支持基板13の長辺とが略平行に配列される。
樹脂体14は、VCSEL10及び受光部11を水分、大気、汚染、衝撃等から保護するために設けられる。樹脂体14のうち、VCSEL10と受光部11との間の部分は、他の部分と同一の樹脂により形成される。樹脂体14の材料としては、VCSEL10から出射された光を透過する光透過性樹脂が用いられる。光透過性樹脂としては、例えば、透明又は半透明な樹脂が用いられる。透明又は半透明な樹脂としては、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、シリコーン変性エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、ユリア樹脂等が挙げられる。エポキシ樹脂としては、例えば、ビスフェノールA型、ビスフェノールF型又はビスフェノールS型がある。
VCSEL10は、VCSELの代わりにVECSEL(Vertical External Cavity Surface Emitting LASER;外部共振器型垂直面発光レーザ)が用いられてもよい。この場合、樹脂体14において、VECSELからの光が通過する位置に外部反射鏡が形成される。
図2(a)は、図1の近接センサ40を用いた電子機器50の一部分を示す模式的平面図である。図2(b)は、図2(a)のB−B線における模式的断面図である。
電子機器50は、筐体20及び図1の近接センサ40を有する。筐体20には、窓部21が設けられている。VCSEL10は、筐体20に向かって光を出射する。電子機器50は、例えば、携帯電話又はデジタルカメラである。
筐体20には、例えば、タッチパネル(図示せず)が設けられる。近接センサ40の受光素子12からの出力信号により、タッチパネルの一部の動作が制御される。
第1の実施の形態では、窓部21は、円形の平面形状を有する。窓部21の材料としては、VCSEL10から出射された光を透過する光透過性樹脂材料が用いられる。光透過性樹脂としては、例えば、透明又は半透明な樹脂が用いられる。透明又は半透明な材料としては、ガラス、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、等が用いられる。
近接センサ40では、筐体20の内部でVCSEL10及び受光部11の一部が窓部21に対向するように設けられる。VCSEL10から出射された傾斜光30は、窓部21と空気との界面で反射され、反射光34及び反射光35が近接センサ40に入射する。筐体20と近接センサ40の距離は、反射光34及び反射光35が受光素子12に入射しないように設定される。
VCSEL10は、一定の時間間隔で光を出射するように駆動される。VCSEL10から出射された中心光31は、窓部21を通して筐体20の外部に出射される。傾斜光32は、筐体20の内面で受光部11から離れる方向に反射される。傾斜光30は、筐体20の窓部21を通して筐体20の外部に出射される。筐体20の外部における窓部21の付近に被検出物22が存在する場合、傾斜光30は、被検出物22で反射される。被検出物22からの反射光33が筐体20の窓部21を通して受光部11の受光素子12に入射する。受光素子12は、入射した光の強度に応じたアナログ信号を出力する。受光素子12から出力されるアナログ信号は、A/D変換器によりデジタル値に変換される。デジタル値に基づいて被検出物22が検出される。
被検出物22が窓部21から離れると、VCSEL10から出射された傾斜光30は、筐体20の窓部21を通して筐体20の外部に直進する。それにより、受光素子12への反射光33の入射がなくなり、被検出物22の検出状態が解除される。
太陽、蛍光灯等からの光が受光素子12に入射した場合には、受光素子12の出力信号にノイズが生じる。VCSEL10が光を出射しているときの受光素子12の出力信号からVCSEL10が光を出射していないときの受光素子12の出力信号を減算することにより、ノイズが除去される。
VCSEL10は、発光ダイオードに比べ光の直進性が高く、光がほとんど拡散しない。そのため、クロストークを低減することができる。また、VCSEL10と受光部11との間に遮光樹脂又は金属で遮光壁を形成する必要がなく、同一の光透過性樹脂でVCSEL10と受光部11とを一体的に覆うだけでよい。したがって、近接センサ40の構造が単純になり、かつ、低コスト化が可能となる。また、VCSEL10と受光部11との間に遮光壁を形成する必要がないため、VCSEL10と受光部11とを近づけることができる。その結果、近接センサ40の小型化が可能となる。さらに、窓部21と空気との界面からの反射光34及び35は、受光素子12には入射しない。すなわち、クロストークが生じない。
従来の近接センサを用いた電子機器は、発光素子から出射される光が通過する窓部と、被検出物からの反射光が通過する別の窓部とを有する。これに対して、第1の実施の形態では、VCSEL10から出射された傾斜光30と被検出物22からの反射光33が1つの窓部21を共有することができる。従来の電子機器では、2つの窓部のうち一方の窓部の端部から他方の窓部の端部までの距離は、2〜3mmが一般的である。これに対して、第1の実施の形態によると、電子機器50の窓部21の直径は、1〜2mmに抑えることができる。これらの結果、窓部21の小型化及び低コスト化が可能となる。
一般的に、電子機器の製造時において、近接センサと窓部との間の距離にはばらつきが存在する。従来の近接センサでは、発光素子からの光が拡散するため、窓部と空気との界面からの反射光が受光素子に入射しないように近接センサと窓部との間の距離を厳密に調整する必要がある。これに対して、第1の実施の形態に係る近接センサ40によると、VCSEL10から直進性の高い光が出射されるので、近接センサ40と窓部21との距離にばらつきがあっても、窓部21と空気との界面からの反射光34及び反射光35は、VCSEL10と受光素子12との間に入射する。したがって、第1の実施の形態に係る電子機器50の製造時には、近接センサ40と窓部21との距離のばらつき調整の負担を軽減することができる。
電子機器50が携帯電話又はデジタルカメラの場合、被検出物22は、例えば、使用者の顔である。近接センサ40による被検出物22の検出範囲は、例えば、窓部21から5cm以内である。
携帯電話においては、通話中に被検出物22が検出されると、携帯電話のタッチパネルの画面の表示がオフするとともに、タッチパネルの機能がオフする。一方、窓部21から被検出物22が離れると、近接センサ40により被検出物22が検出されなくなる。この場合、タッチパネルの表示がオンするとともに、タッチパネルの機能がオンする。
このように、携帯電話を使用する場合、通話時に使用者の顔の一部がタッチパネルに接触し、通話が終了する等の誤動作を防ぐことができる。また、通話中にタッチパネルの表示がオフするため、消費電力が低減され、経済的である。
デジタルカメラにおいては、被写体の撮影の際に、被検出物22が検出されると、デジタルカメラのタッチパネルの画面の表示がオフするとともに、タッチパネルの機能がオフする。一方、窓部21から被検出物22が離れると、近接センサ40により被検出物22が検出されなくなる。この場合、タッチパネルの表示がオンするとともに、タッチパネルの機能がオンする。
このように、デジタルカメラを使用する場合、被写体の撮影時に使用者の顔の一部がタッチパネルに接触し、誤動作することを防ぐことができる。また、被写体の撮影中にタッチパネルの表示がオフするため、消費電力が低減され、経済的である。
図3は、図1の近接センサ40を用いた電子機器50の窓部21の他の例を示す模式的平面図である。図3の例では、窓部21aは、長方形状を有する。この場合、窓部21aの面積を円形の平面形状の窓部21に対して小さくすることができる。なお、図3には、図2に示したVCSEL10、受光部11、受光素子12、樹脂体14及び筐体20を示している。
図4は、図1の近接センサ40を用いた電子機器50の窓部21のさらに他の例を示す模式的平面図である。図4の例では、窓部21bは、楕円形状を有する。この場合、窓部21bの面積を円形の平面形状の窓部21に対して小さくすることができる。なお、図4には、図2に示したVCSEL10、受光部11、受光素子12、樹脂体14及び筐体20を示している。
窓部21の形状は、上記の例に限定されない。VCSEL10から出射される光及び被検出物22からの反射光が通過可能であれば多角形状、半円形状等の他の任意の形状であってもよい。
この場合、窓部21のデザインの多様化が可能となる。
(第2の実施の形態)
図5(a)は、本発明の第2の実施の形態に係る近接センサの構成を示す模式的斜視図である。図5(b)は、図5(a)のC−C線における模式的断面図である。第2の実施の形態に係る近接センサが本発明の第1の実施の形態の近接センサと異なるのは以下の点である。
図5に示すように、樹脂体14の外面のうちVCSEL10から出射された傾斜光30が通過する位置に切欠部15が設けられている。図5の例では、切欠部15の断面形状は、逆三角形状である。切欠部15は、支持基板13の主面13aに対して、傾斜した一対の傾斜面150及び151を有する。傾斜面150及び151は、VCSEL10及び受光部11が並ぶ方向とほぼ垂直な方向に延びるように形成される。傾斜面150及び151のうち一方の傾斜面151は、VCSEL10から出射光された傾斜光30が入射し、傾斜光30をその方向よりも中心光31の方向に近い方向に屈折させるように形成される。樹脂体14及び切欠部15は、例えば、金型により同時に成形される。なお、切欠部15は、切削加工又はエッチングで成形されてもよい。
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る近接センサ41を用いた電子機器51の一部分を示す模式的断面図である。
電子機器51は、筐体20及び近接センサ41を有する。筐体20には、窓部21が設けられている。電子機器51は、例えば、携帯電話又はデジタルカメラである。
VCSEL10は、一定の時間間隔で光を出射するように駆動される。VCSEL10から出射された中心光31は、窓部21を通して筐体20の外部に出射される。傾斜光32は、筐体20の内面で受光部11から離れる方向に反射される。傾斜光30は、切欠部15の傾斜面151で屈折され、筐体20の窓部21を通して筐体20の外部に出射される。筐体20の外部における窓部21の付近に被検出物22が存在する場合、傾斜光30は、被検出物22で反射される。被検出物22からの反射光33が筐体20の窓部21を通して受光部11の受光素子12に入射する。受光素子12は、入射した光の強度に応じたアナログ信号を出力する。受光素子12から出力されるアナログ信号は、A/D変換器によりデジタル値に変換される。デジタル値に基づいて被検出物22が検出される。
被検出物22が窓部21から離れると、VCSEL10から出射された傾斜光30は、切欠部15の傾斜面151で屈折され、筐体20の窓部21を通して筐体20の外部に直進する。それにより、受光素子12への反射光33の入射がなくなり、被検出物22の検出状態が解除される。
第2の実施の形態に係る近接センサ41においては、切欠部15の傾斜面151によりVCSEL10から出射された傾斜光30の方向を適切な方向に制御することができる。これにより、クロストークを容易に低減することができる。また、切欠部15を設けることにより、VCSEL10と受光部11とをさらに近づけることができる。その結果、近接センサ41及び窓部21の小型化及び低コスト化が可能となる。さらに、樹脂体14及び切欠部15を金型により同時に一体成形することで、製造工程の増加が抑えられる。
図7は、図5の近接センサ41の切欠部15の他の例を示す模式的斜視図である。図7の例では、切欠部15aは、樹脂体14の一方の側部から対向する他方の側部まで延びるようにVCSEL10及び受光部11が並ぶ方向とほぼ垂直な方向に形成される。切欠部15aの断面形状は、逆三角形状である。切欠部15aは、一対の傾斜面150及び151を有する。
図8は、図5の近接センサ41の切欠部15のさらに他の例を示す模式的斜視図である。図8の例では、切欠部15bは、樹脂体14の一方の側部から対向する他方の側部まで延びるようにVCSEL10及び受光部11が並ぶ方向とほぼ垂直な方向に形成される。切欠部15bの断面形状は、逆台形形状である。切欠部15bは、一対の傾斜面150及び151を有する。
図9は、図5の近接センサ41の切欠部15のさらに他の例を示す模式的斜視図である。図9の例では、切欠部15cは、樹脂体14の一方の側部から対向する他方の側部まで延びるようにVCSEL10及び受光部11が並ぶ方向とほぼ垂直な方向に形成される。切欠部15cの断面形状は、半円形状である。切欠部15cは、一対の傾斜面150及び151を有する。
図7、図8又は図9に示す切欠部15a、切欠部15b又は切欠部15cは、金型、切削又はエッチングにより比較的容易に成形することができる。
切欠部15a、切欠部15b又は切欠部15cの平面形状及び断面形状は、上記の例に限定されない。VCSEL10から出射される傾斜光30をその方向よりも中心光31の方向に近い方向に屈折可能であれば、多角形状、半楕円形状等の他の任意の形状であってもよい。また、切欠部15a、切欠部15b又は切欠部15cは、樹脂体14の一方の側部から対向する他方の側部まで延びるようにVCSEL10及び受光部11が並ぶ方向とほぼ垂直な方向に形成される必要はなく、VCSEL10から出射される傾斜光30をその方向よりも中心光31の方向に近い方向に屈折可能であれば、切欠部15a、切欠部15b又は切欠部15cは、樹脂体14の両方の側部から内側に一定の距離をおいて、VCSEL10及び受光部11が並ぶ方向とほぼ垂直な方向に延びるように形成されてもよい。
(第3の実施の形態)
図10(a)は、本発明の第3の実施の形態に係る近接センサの構成を示す模式的平面図である。図10(b)は、図10(a)のD−D線における模式的断面図である。第3の実施の形態に係る近接センサが第1の実施の形態の近接センサと異なるのは以下の点である。
図10に示すように、樹脂体14の上面に凸部16が設けられている。図10の例では、凸部16の断面形状は、半円形状である。凸部16は、支持基板13の主面13aに対して、傾斜した一対の傾斜面160及び161を有する。傾斜面160及び161は、球面形状を有する。傾斜面160及び161のうち一方の傾斜面161は、VCSEL10から出射された傾斜光30が入射し、傾斜光30をその方向よりも中心光31の方向に近い方向に屈折させるように形成される。凸部16は、樹脂体14と同じ材料で成形されることが好ましい。しかしながら、凸部16が樹脂体14と異なる材料で成形されてもよい。具体的な凸部16の材料としては、VCSEL10から出射された光を透過する光透過性材料が用いられる。光透過性材料としては、透明又は半透明な材料が用いられる。透明又は半透明な材料としては、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等が用いられる。凸部16は、例えば、金型により樹脂体14と一体的に成形される。なお、凸部16は、ポッティングで成形されてもよい。
凸部16が樹脂体14と同じ材料で金型により一体的に成形される場合、製造工程の増加が抑えられる。
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る近接センサ42を用いた電子機器52の一部分を示す模式的断面図である。
電子機器52は、筐体20及び近接センサ42を有する。筐体20には、窓部21が設けられている。電子機器52は、例えば、携帯電話又はデジタルカメラである。
VCSEL10は、一定の時間間隔で光を出射するように駆動される。VCSEL10から出射された中心光31は、窓部21を通して筐体20の外部に出射される。傾斜光32は、筐体20の内面で受光部11から離れる方向に反射される。傾斜光30は、凸部16の傾斜面161で屈折され、筐体20の窓部21を通して筐体20の外部に出射される。筐体20の外部における窓部21の付近に被検出物22が存在する場合、傾斜光30は、被検出物22で反射される。被検出物22からの反射光33が筐体20の窓部21を通して受光部11の受光素子12に入射する。受光素子12は、入射した光の強度に応じたアナログ信号を出力する。受光素子12から出力されるアナログ信号は、A/D変換器によりデジタル値に変換される。デジタル値に基づいて被検出物22が検出される。
被検出物22が窓部21から離れると、VCSEL10から出射された傾斜光30は、凸部16の傾斜面161で屈折され、筐体20の窓部21を通して筐体20の外部に直進する。それにより、受光素子12への反射光33の入射がなくなり、被検出物22の検出状態が解除される。
第3の実施の形態に係る近接センサ42においては、凸部16の傾斜面161によりVCSEL10により出射される傾斜光30の方向を適切な方向に制御することができる。これにより、クロストークを容易に低減することができる。また、凸部16を設けることにより、VCSEL10と受光部11とをさらに近づけることができる。その結果、近接センサ42及び窓部21の小型化及び低コスト化が可能となる。さらに、樹脂体14及び凸部16が金型により一体的に成形される場合、製造工程の増加が抑えられる。
図12は、図10の近接センサ42の凸部16の他の例を示す模式的斜視図である。図12の例では、凸部16aは、樹脂体14の一方の側部から対向する他方の側部まで延びるようにVCSEL10及び受光部11が並ぶ方向とほぼ垂直な方向に形成される。凸部16aの断面形状は、半円形状である。凸部16aは、支持基板13の主面13aに対して、傾斜した一対の傾斜面160及び傾斜面161を有する。傾斜面160及び161のうち一方の傾斜面161は、VCSEL10から出射された傾斜光30が入射し、傾斜光30をその方向よりも中心光31の方向に近い方向に屈折させるように形成される。
図13は、図10の近接センサ42を用いた電子機器52の凸部16のさらに他の例を示す模式的斜視図である。図13の例では、凸部16bは、樹脂体14の一方の側部から対向する他方の側部まで延びるようにVCSEL10及び受光部11が並ぶ方向とほぼ垂直な方向に形成される。凸部16bの断面形状は、逆台形形状である。凸部16bは、支持基板13の主面13aに対して、傾斜した一対の傾斜面160及び傾斜面161を有する。傾斜面160及び161のうち一方の傾斜面161は、VCSEL10から出射された傾斜光30が入射し、傾斜光30をその方向よりも中心光31の方向に近い方向に屈折させるように形成される。
図14は、図10の近接センサ42を用いた電子機器52の凸部16のさらに他の例を示す模式的斜視図である。図14の例では、凸部16cは、樹脂体14の一方の側部から対向する他方の側部まで延びるようにVCSEL10及び受光部11が並ぶ方向とほぼ垂直な方向に形成される。凸部16cの断面形状は、逆台形形状である。凸部16cは、支持基板13の主面13aに対して、傾斜した一対の傾斜面160及び傾斜面161を有する。傾斜面160及び161のうち一方の傾斜面161は、VCSEL10から出射された傾斜光30が入射し、傾斜光30をその方向よりも中心光31の方向に近い方向に屈折させるように形成される。
図12、図13又は図14に示す凸部16a、凸部16b又は凸部16cの平面形状及び断面形状は、図12、図13又は図14の例に限定されない。VCSEL10から出射された傾斜光30をその方向よりも中心光31の方向に近い方向に屈折させることが可能であれば、多角形状、楕円形状等の他の任意の形状であってもよい。また、凸部16a、凸部16b又は凸部16cは、樹脂体14の一方の側部から対向する他方の側部まで延びるようにVCSEL10及び受光部11が並ぶ方向とほぼ垂直な方向に形成される必要はなく、VCSEL10から出射された傾斜光30をその方向よりも中心光31の方向に近い方向に屈折させることが可能であれば、凸部16a、凸部16b又は凸部16cは、VCSEL10及び受光部11が並ぶ方向とほぼ垂直な方向に樹脂体14の両方の側部から内側に一定の距離をおいて延びるように形成されてもよい。
(第4の実施の形態)
図15は、本発明の第4の実施の形態に係る近接センサの構成を示す模式的斜視図である。第4の実施の形態に係る近接センサが第1の実施の形態の近接センサと異なるのは以下の点である。
図15に示すように、樹脂体14の上面に段差部17が設けられている。段差部17は、支持基板13の主面13aに対して傾斜した傾斜面17aを有する。傾斜面17aは、樹脂体14の一方の側部から対向する他方の側部まで延びるようにVCSEL10及び受光部11が並ぶ方向とほぼ垂直な方向に形成される。傾斜面17aは、VCSEL10から出射された傾斜光30が入射し、傾斜光30をその方向よりも中心光31の方向に近い方向に屈折させるように形成される。傾斜面の断面形状は、直線状又は曲線状である。段差部17は、樹脂体14と同じ材料で成形されることが好ましい。しかしながら、段差部17が樹脂体14と異なる材料で成形されてもよい。具体的な段差部17の材料としては、VCSEL10から出射された光を透過する光透過性材料が用いられる。光透過性材料としては、透明又は半透明な材料が用いられる。透明又は半透明な材料としては、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等が用いられる。段差部17は、例えば、金型により樹脂体14と一体的に成形される。なお、段差部17は、切削又はエッチングで成形されてもよい。
段差部17が樹脂体14と同じ材料で金型により一体的に成形される場合、製造工程の増加が抑えられる。
(第5の実施の形態)
図16は、本発明の第5の実施の形態に係る近接センサの構成を示す模式的斜視図である。第5の実施の形態に係る近接センサが第1の実施の形態の近接センサと異なるのは以下の点である。
図16に示すように、樹脂体14の上面に半円筒状の凸部18が設けられ、凸部18の下方には半円筒状の切欠部19が設けられる。凸部18及び切欠部19は、樹脂体14の一方の側部から対向する他方の側部まで延びるようにVCSEL10及び受光部11が並ぶ方向とほぼ垂直な方向に形成される。凸部18及び切欠部19は、VCSEL10から出射された傾斜光30が入射し、傾斜光30をその方向よりも中心光31の方向に近い方向に屈折されるように形成される。凸部18は、樹脂体14と同じ材料で成形されることが好ましい。しかしながら、凸部18が樹脂体14と異なる材料で成形されてもよい。具体的な凸部18の材料としては、VCSEL10から出射された光を透過する光透過性材料が用いられる。光透過性材料としては、透明又は半透明な材料が用いられる。透明又は半透明な材料としては、エポキシ樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等が用いられる。凸部18は、例えば、金型により樹脂体14と一体的に成形される。
凸部18が樹脂体14と同じ材料で金型により一体的に成形される場合、製造工程の増加が抑えられる。
(他の実施の形態)
上記第1〜5の実施の形態では、支持基板13上にVCSEL10が略水平に配置されているが、支持基板13上にVCSEL10を傾斜させた状態で配置してもよい。この場合、VCSEL10から出射された中心光31の反射光を受光素子12に入射させることできる。それにより、受光強度を高くすることができる。
上記第1〜5の実施の形態では、支持基板13上に受光部11が水平に配置されているが、支持基板13上に受光部11を傾斜させた状態で配置してもよい。この場合、受光素子12の受光面に反射光を略垂直に入射させることができる。それにより、受光強度を高くすることができる。
本発明は、被検出物の有無の検出等に利用することができる。また、本発明は、近接センサを用いた種々の電子機器に有効に利用することができる。そのため、本発明は、産業上の利用可能性は高い。
10 VCSEL
11 受光部
12 受光素子
13 支持基板
14 樹脂体
15,15a,15b,15c,19 切欠部
16,16a,16b,16c,18 凸部
17 段差部
20 筐体
21,21a,21b 窓部
22 被検出物
30,32 傾斜光
31 中心光
33,34,35 反射光
40,41,42 近接センサ
50,51,52 電子機器

Claims (8)

  1. 支持基板と、
    面発光レーザと、
    受光部と、
    樹脂体とを備え、
    前記支持基板は、前記面発光レーザ及び前記受光部が配置される主面、及び裏面を有し、
    前記面発光レーザは、前記支持基板の前記裏面から遠ざかる方向に光を出射するように前記主面に設けられ、
    前記樹脂体は、前記面発光レーザからの出射光を透過する光透過性樹脂からなり、前記面発光レーザと前記受光部とを一体的に覆うように前記支持基板の前記主面上に設けられ、前記樹脂体のうち前記面発光レーザと前記受光部との間の部分は、他の部分と同一の前記光透過性樹脂により形成され、
    前記受光部は、前記面発光レーザからの出射光が被検出物で反射され、その反射光が入射する位置に設けられ、
    前記樹脂体の外面に断面形状が半円形状の傾斜面を有する凸部が形成され、前記凸部の下方には半円筒状の切欠部が設けられる、近接センサ。
  2. 前記面発光レーザからの出射光は、一定の広がり角を有し、第1の方向の中心光と、前記第1の方向から前記受光部側に傾斜する第2の方向の傾斜光とを含み、
    前記傾斜面は、前記面発光レーザからの出射光のうち前記第2の方向の傾斜光を前記第2の方向よりも前記第1の方向に近い方向に屈折させるように形成され、
    前記受光部は、前記傾斜面により屈折された前記第2の方向の傾斜光が被検出物で反射され、その反射光が入射する位置に設けられる、請求項1に記載の近接センサ。
  3. 前記面発光レーザは、垂直共振器面発光レーザである、請求項1又は2に記載の近接センサ。
  4. 前記面発光レーザは、外部共振器型面発光レーザである、請求項1又は2に記載の近接センサ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の近接センサを用いた電子機器。
  6. 前記電子機器が携帯電話である、請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記電子機器がデジタルカメラである、請求項5に記載の電子機器。
  8. 前記近接センサを収容する筐体を備え、
    前記筐体は窓部を有し、前記面発光レーザにより出射された光が前記窓部を通して前記被検出物に到達し、前記被検出物からの反射光が前記窓部を通して前記受光部に入射するように前記近接センサが配置される、請求項5〜7のいずれか一項に記載の電子機器。
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