JP6752656B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6752656B2
JP6752656B2 JP2016162560A JP2016162560A JP6752656B2 JP 6752656 B2 JP6752656 B2 JP 6752656B2 JP 2016162560 A JP2016162560 A JP 2016162560A JP 2016162560 A JP2016162560 A JP 2016162560A JP 6752656 B2 JP6752656 B2 JP 6752656B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
image forming
heater
torque
torque information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016162560A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018031836A5 (ja
JP2018031836A (ja
Inventor
敬太 石黒
敬太 石黒
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2016162560A priority Critical patent/JP6752656B2/ja
Priority to US15/683,100 priority patent/US10274879B2/en
Publication of JP2018031836A publication Critical patent/JP2018031836A/ja
Publication of JP2018031836A5 publication Critical patent/JP2018031836A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6752656B2 publication Critical patent/JP6752656B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/20Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat
    • G03G15/2003Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat
    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2053Structural details of heat elements, e.g. structure of roller or belt, eddy current, induction heating
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/55Self-diagnostics; Malfunction or lifetime display

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、電子写真方式等を採用した複写機、プリンタ、ファクシミリ、あるいはこれらの機能を兼ね備えた複合機等の画像形成装置に関する。
従来、上記のような画像形成装置は、帯電、露光、現像、転写といった画像形成プロセスにより記録材(記録媒体)上に未定着トナー像を形成し、画像加熱装置である定着装置によって加熱加圧処理を施すことでトナー像を溶融定着している。
定着装置としては種々の方式が提案されている。代表的には、定着ローラと加圧ローラ等の回転ローラ対を互いに圧着させることで、定着ニップ部を形成する熱ローラ方式が挙げられる。また、加熱部材または加圧部材の少なくとも一方の部材に無端状のベルト(フイルム)を用いて、定着ニップ部を形成する加熱ベルト方式が挙げられる。
加熱ベルト方式は、熱ローラ方式に比べ、同程度の装置サイズにおいて定着ニップ幅を広く形成できるため、比較的小型な構成においても未定着トナー像を効果的に加熱加圧でき、未定着トナー量の多いフルカラー画像等の定着に適している。しかしながら、加熱ベルト方式は無端状ベルトがニップ形成部材により圧着されているため、無端状ベルト等の摺動部材の摺動負荷が熱ローラ方式に比べて大きくなってしまう課題がある。
そこで、無端状ベルトの摺動負荷を低減するために、無端状ベルトの内面摺動部にオイルやグリス等の潤滑剤を塗布した構成が提案されている。しかしながら、定着装置の稼働時間の経過に伴い、潤滑剤の経時劣化や内面摺動部への異物混入、ベルト内面の摩耗、ニップ形成部材表面・ベルト内面の変質等が起こることで、摺動負荷は徐々に増加する。そのため、安定した摺動状態を長期間保ち続けるためには課題が残っている。さらに、無端状ベルトの摺動負荷が増加し続けると、画像不良の発生や摺動に伴う異音が発生する他、ベルト破損等の事象が生じる場合もある。
そのため、加熱ベルト方式の定着装置では、無端状ベルトに前記のような事象が発生した時点を無端状ベルト等の摺動部材の寿命と判断して、前記摺動部材の交換を行なっている。そこで事前に部材交換の必要性(部材寿命)を予測し、サービスマンが定着装置のメンテナンスに行けるような仕組みが求められる。
従来はこの仕組みを実現するために、特許文献1、2のように、通紙枚数やベルト走行距離等のカウンタを活用する方法が主に用いられてきた。しかしながら、ユーザーごとの装置の設置環境や使用頻度、使用する紙種等の多様化に伴って、摺動部材が寿命を迎える要因は様々なケースに分類されるようになってきている。そのため、従来の通紙枚数やベルト走行距離等のカウンタによる判断のみでは、単純に寿命を予測できない事例が多発している。
そこで、摺動部材の寿命を予測する手段として、一般に以下のような提案がなされている。特許文献3では、摺動部で発生した異音または予兆音を検知し寿命を予測する手段、特許文献4では、定着摺動部で発生した振動を検知し寿命を予測する手段、特許文献5では、摺動部の摺動負荷(駆動回転トルク)を検知し寿命を予測する手段などがある。
特開2015−166796号公報 特開2016−075839号公報 特開2013−257377号公報 特開2012−155267号公報 特開2008−083091号公報
先行技術文献のように、摺動部材の寿命予測手段は様々提案されているが、これらの手段を無端状ベルト等の定着摺動部材の寿命予測へ適用するには課題がある。
特許文献3や特許文献4のような音・振動を検知して寿命を判断する予測手段は、少なくとも異音・異常振動が発生してからでなければ異常を検知できず、他の正常な駆動音や環境音による誤検知を避けるためには、使用できる周波数帯に制限が生じてしまう。また、検知手段として圧電素子や加速度センサ、レーザ等が必要となるためコストアップが懸念される。
特許文献5のような駆動トルクを検知して寿命を判断する予測手段は、潤滑剤を介した摺動部、または定着装置のような比較的高温下で作動する摺動構成においては、駆動トルクの絶対値に依らず異音が発生する場合がある。そのために、定着摺動部材の寿命を予測する有効な手段とは言えなかった。
そこで本発明の目的は、無端状ベルト等の摺動部材の交換時期を精度良く、且つ異常が発生する前に予測できる画像形成装置を提供することである。
発明に係る画像形成装置は記録材にトナー像を形成する画像形成部と、無端ベルトと、前記無端ベルトに当接して前記無端ベルトとの間に、前記画像形成部により記録材上に形成されたトナー像を記録材に定着するためのニップ部を形成する回転体と、前記無端ベルトを内側から前記回転体に向けて押圧する押圧部材と、記回体を回転させる駆動手段と、前記回転体が回転開始された時の起動トルクと、前記回転体が回転開始された後の定常回転時の定常トルクとを取得し、取得した前記起動トルクと前記定常トルクとの差分に基づいて前記無端ベルトの交換時期を判断する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、無端ベルトの交換時期を精度良く、且つ異常が発生する前に予測できる画像形成装置を提供できる。
実施形態における定着装置の要部の横断面模式図と制御系統のブロック図 同装置の要部の途中部分省略の縦断正面模式図 実施形態における画像形成装置の概略断面図 定常駆動時とスティックスリップ異音発生時におけるベルト搬送方向速度の比較図 ストライベック曲線の解説図 異物混入量と回転トルクの関係 実機耐久試験における回転トルクの推移事例 回転トルク情報取得の流れ 実施例1におけるベルトの推定残寿命の計算フロー 実施例2におけるベルトの推定残寿命の計算フロー 実施例3におけるベルトの推定残寿命の計算フロー 実施例4におけるベルトの推定残寿命の計算フロー 回転トルクの温度テーブル 推定寿命枚数に対する実際の寿命を迎えるまでに要した通紙枚数の割合を示した図
以下、本発明に係る実施形態について説明する。尚、以下の実施形態では画像形成装置として電子写真プロセスを利用したレーザービームプリンタを例に説明する。
≪実施形態≫
[画像形成装置]
図3は本実施形態におけるプリンタ1の概略断面図である。このプリンタ1は、タンデム方式−中間転写方式のフルカラープリンタであり、イエロ(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色、ブラック(Bk)色の各色トナーの画像(以後、トナー像)を形成する4つの画像形成部UY・UM・UC・UBkを有する。
各画像形成部は、それぞれ、感光ドラム2、帯電器3、レーザスキャナ4、現像器5、一次転写帯電器6、ドラムクリーナ7を有する。なお、図の煩雑を避けるため画像形成部UY以外の画像形成部UM・UC・UBkにおけるこれらの機器に対する符号の記入は省略した。また、これら画像形成部の電子写真プロセスや作像動作は公知であるからその説明は割愛する。
各画像形成部のドラム2から回動する中間転写ベルト8に対して各色のトナー像が所定に重畳されて一次転写される。これによりベルト8上に4色重畳のトナー像が形成される。一方、カセット9又は10、或いは手差しトレイ11から記録材(シート:以後、用紙)Pが一枚宛給送されて搬送路12を通って所定の制御タイミングでベルト8と二次転写ローラ13との圧接部である二次転写ニップ部に導入される。これにより、用紙Pに対してベルト8上の4色重畳のトナー像が一括して二次転写される。その用紙Pが定着装置40に導入されてトナー像の定着処理を受ける。
定着装置40を出た用紙Pは片面画像形成モードの場合はフラッパ14の制御により搬送路15の側に誘導されて排出トレイ16上にフェイスダウンで排出される。或いは、搬送路17の側に誘導されて排出トレイ18上にフェイスアップで排出される。
両面画像形成モードの場合は、定着装置40を出た用紙Pはフラッパ14の制御により搬送路15の側に一旦誘導された後にスイッチバック搬送されて両面搬送路19の側に導入される。そして、表裏反転された状態で再び搬送路12を通って二次転写ニップ部に導入されて他方の面にトナー像が形成される。以後は、片面画像形成の場合と同様に定着装置40に導入され、排出トレイ16又は18に両面画像形成物として排出される。
[定着装置]
次に、本実施例における定着装置40について説明する。図1は定着装置40の要部の横断面模式図と制御系統のブロック図である。図2は定着装置40の要部の途中部分省略の縦断正面模式図である。定着装置40の正面は用紙導入側から見た面である。
この定着装置40は加熱ベルト方式の画像加熱装置であり、大別して、ベルトユニット(フイルムユニット)60と、弾性加圧ローラ70と、これらをほぼ平行に配列して収容している装置筐体41と、を有する。
ベルトユニット60は、ニップ形成部材として機能するヒータ(加熱体)600と、このヒータ600を固定支持しているヒータホルダ601と、このヒータホルダ601を支持する支持ステー602を有する。また、これら部材のアセンブリに対してルーズに外嵌された、伝熱部材としての無端ベルト状(筒状)の可撓性を有する薄肉の定着ベルト(第1の回転体:以下、ベルトと記す)603を有する。ベルト603はヒータ600に対して摺動部材として内面が接して摺動しながら回転可能である。
加圧ローラ(第2の回転体)70は上記ベルトユニット60のヒータ600とベルト603を介して弾性に抗して当接してベルト603との間に画像Tを担持した用紙Pを挟持搬送して加熱するニップ部(定着ニップ部)Nを形成する。
本実施形態における定着装置40においては、ヒータ600はニップ部Nが用紙搬送方向(記録材搬送方向)aにおいて所定の幅となるように、ベルト603を加圧ローラ70の方向に押圧している。用紙Pがニップ部Nで挟持搬送される過程においてヒータ600で発生した熱がベルト603を介して用紙Pに付与され、用紙P上のトナー画像Tが用紙Pに熱と圧力で固着像として定着される。
本実施形態においては、ヒータ600は所謂セラミックヒータである。このヒータ600は、基板610と、基板610上に通電により発熱する抵抗発熱体(抵抗発熱層:以後、発熱体)620を有する。また、ヒータ600の温度を検知する温度センサ(温度検知部:温度検知手段)であるサーミスタ(TH)630を有している。ヒータ600はヒータホルダ601の下面に長手に沿って設けられている凹部601aに嵌め込まれて固定支持されている。
尚、本実施例では基板610の裏面側(ベルト603と当接しない側)に発熱体620を設けている。また、サーミスタ630はヒータ600の裏面側に設けられている。しかし、これに限定されるものでは無く、発熱体620は基板610の表面側(ベルト603と当接する側)に設けても良い。
基板610の表面側には固体成分(コンパウンド)と基油成分(オイル)からなる半固形状潤滑剤(以後、グリス)が塗布されている。このグリスによりベルト603とヒータ600との摺擦負荷が低減化され、ヒータ600とベルト603、更にはヒータホルダ601とベルト603との摺動性を確保している。
グリスのコンパウンドとしては、グラファイトや二硫化モリブデンなどの固体潤滑剤、酸化亜鉛やシリカなどの金属酸化物、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂などが挙げられる。またグリスのオイルとしては、シリコーンオイルやフルオロシリコーンオイルなど耐熱性のある高分子樹脂オイルが挙げられる。本実施例では、コンパウンドとしてPTFE粉体微粒子(粒径3μm)、オイルとしてフルオロシリコーンオイルを用いたグリスを使用している。
本実施形態においてベルト603は基材603a上に弾性層603bと離型層603cを設け、基材603aの内面には内面摺動層603dを設けている。具体的に、基材603aとしては外径が30mm、長さ(幅)が340mm、厚みが30μmのニッケル合金から成る円筒形状の部材を用いている。更に、基材603a上には弾性層603bとして厚みが400μmのシリコーンゴム層を形成し、更に弾性層603b上には離形層603cとして厚みが約20μmのフッ素樹脂チューブを被覆している。更に、内面摺動層603dとして厚みが約10μmのポリイミド層(PI層)を使用している。
ヒータホルダ601(以後、ホルダ601)はヒータ600をベルト603に向かって押圧した状態で保持する部材である。また、ホルダ601は断面形状がほぼ半円弧形状であり、ベルト603の回転軌道を規制する機能を備えている。ホルダ601には高耐熱性の樹脂等が用いられ、本実施例ではデュポン社のゼナイト7755(商品名)を使用している。
支持ステー(以後、ステー)602はホルダ601を介してヒータ600を支持する部材である。ステー602は大きな荷重をかけられても撓みにくい材質であることが望ましく、本実施形態においてはSUS304(ステンレス鋼)を使用している。
図2のように、ステー602はその長手方向の両端部において、フランジ411a、411bに支持されている。フランジ411a、411bを総称してフランジ411と呼ぶ。フランジ411はベルト603の長手方向の移動、および周方向の形状を規制している。フランジ411には耐熱性の樹脂等が用いられ、本実施例ではPPS(ポリフェニレンサルファイド)を使用している。
フランジ411(a、b)は装置筐体41の一端側と他端側の側板41(a、b)にそれぞれ設けられたガイドスリット43(a、b)に係合されており、加圧ローラ70に接近する方向と離間する方向にスライド移動する自由度を有している。そして、フランジ411(a、b)と加圧アーム414(a、b)との間には加圧バネ415(a、b)が縮められた状態で設けられる。
上記の構成により、フランジ411、ステー602、ホルダ601を介して、加圧バネ415の弾性力がヒータ600に伝わる。そして、ベルト603がヒータ600或いはヒータ600とホルダ601により加圧ローラ70に対して加圧ローラ70の弾性層72の弾性に抗して所定の押圧力で加圧される。これにより、ベルト603と加圧ローラ70との間に用紙搬送方向aにおいて所定幅のニップ部Nが形成される。本実施例に於ける加圧力は一端側と他端側がそれぞれ約156.8N、総加圧力が約313.6N(32kgf)である。
また、コネクタ500はヒータ600に電圧を印加するためにヒータ600と電気的に接続される給電部材であり、ヒータ600の長手方向片端側に着脱可能に取り付けられる。
本実施形態において加圧ローラ70はベルト603と協働して用紙上のトナー像Tを加熱するためのニップ部Nを形成するとともにベルト603を回転させる駆動回転体である。
加圧ローラ70は金属の芯金71上に弾性層72を設け、更に、弾性層72上に離型層73を設けた多層構造である。芯金71としてはステンレス鋼、SUM(硫黄及び硫黄複合快削鋼鋼材)、アルミニウムを用いることができる。弾性層72としてはシリコーンゴム、スポンジゴム層、あるいは弾性気泡ゴムを用いることができる。離型層73としてはテトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等のフッ素樹脂材料を用いることができる。
本実施形態において加圧ローラ70はステンレス製の芯金71と、シリコーンゴムの弾性層72と、PFAチューブの離型層73からなり、外径は約25mm、弾性層72の長手長さは330mmである。
加圧ローラ70の芯金71の両端部はそれぞれ装置筐体41の一端側と他端側の側板41a、41bとの間に軸受け42(a、b)を介して回転可能に保持されている。芯金71の一方側の端部にはギアGが設けられて、モータ(駆動部:駆動手段)Mの回転駆動力を芯金71に伝達する。
モータMは制御部(制御手段)90で制御されるモータ駆動回路93により駆動される。そして、モータMにより駆動される加圧ローラ70は図1において矢印R70の方向に回転し、ニップ部Nにてベルト603に駆動力を伝達してベルト603を矢印R603の方向に従動回転させる。尚、本実施例では加圧ローラ70の表面速度が200mm/secとなるように、モータ駆動回路93が制御部90によって制御される。
制御部90は各種制御に伴う演算を行うCPU91とROMやRAMの不揮発媒体・揮発媒体を有する記憶部95を備えた回路である。ROMには各種のプログラムや参照用の各種テーブルが記憶されており、CPU91はこれを読み出して各種制御を実行する。
ヒータ600には制御部90で制御されるヒータ駆動回路(電源)92からコネクタ500を介して通電される。この通電によりヒータ600の発熱体620が発熱してヒータ600の有効発熱幅領域が急峻に昇温する。そして、ヒータ600の温度がサーミスタ630により検知され、検知した温度情報に応じた出力がA/Dコンバータ80を介して制御部90に送信される。
制御部90はサーミスタ630から取得した温度情報をヒータ駆動回路92の通電制御に反映させ、ヒータ600へ供給する電力を制御している。本実施例ではヒータ駆動回路92の出力に対して波数制御または位相制御を行うことで、ヒータ600の発熱量を調整する方式を用いており、用紙上のトナー像を定着する際、ヒータ600は所定の温度に立ち上げられて維持(温調)される。
上記のように、モータMの駆動により加圧ローラ70が回転駆動される。これに伴いベルト603が、その内面がヒータ600の表面、或いはヒータ600の表面及びホルダ601の外面の一部に対して密着して摺動しながら従動回転する。また、ヒータ600に対する通電制御がなされ、かつヒータ600の発熱領域が所定の温度に立ち上げられて温調される。
この装置状態において、画像形成部側から定着装置40に未定着のトナー像Tを担持した用紙Pが導入されてニップ部Nに進入して挟持搬送される。これにより、ニップ部Nでトナー像が用紙に加熱加圧定着される。ニップ部Nを通過した用紙Pはベルト603の面から曲率分離して排出搬送されていく。
[スティックスリップ異音]
ベルト603の内面には基材保護のために前述のように内面摺動層(以下、ベルト内面層)603dが設けられており、さらに摺擦負荷の低減のためにグリスが塗布されている。しかしながら、ベルト内面層603dを設けグリスを塗布した場合においても、定着装置40の稼働時間の経過に伴って、ベルト603とヒータ600の間に介在するグリスが長期間高温にさらされる。そのため、グリス中のオイル成分が揮発してなくなってしまう、もしくはグリス中のオイル成分の低分子化によってグリス全体の粘度が低下してしまう。
さらに、グリス中のオイル成分の揮発及び粘度の低下に伴って、グリスがニップ部内からニップ部外へと流出すると、グリスにより形成される油膜厚が薄くなりベルト内面層603dとヒータ600との接触確率が高くなる。これにより、ベルト内面層603dの摩耗が促進される。
その結果、ベルト内面層603dとヒータ600との摺動性が低下して、最終的にはベルト内面層603dとヒータ600の2面間でスティック(張り付き)状態とスリップ(すべり)状態を繰り返すスティックスリップ現象が発生する。そして、これが顕著化することでスティックスリップ異音が発生する。さらに、ベルト内面層603dの摩耗が進行すると、ベルト基材603aが損傷しベルト破損が起こる場合がある。
図4に、定着装置40の定常駆動時(正常時)とスティックスリップ異音発生時とにおける、ベルト603の搬送方向速度の時間推移をデジタルレーザードップラー計で測定した結果を示す。
正常時は、(a)のように、搬送方向速度が設定したプロセス速度(50mm/s)の付近に安定して推移している。一方で、スティックスリップ異音発生時は、(b)のように、搬送方向速度が設定したプロセス速度を大きく上振れする範囲で振動している。ここで、搬送方向速度ゼロの状態はスティック状態を、速度ゼロから速度が大きく上振れしている状態はスリップ状態を示している。
[スティックスリップ異音発生までの残寿命推定手段の原理]
スティックスリップ異音の発生はベルト内面層603dとヒータ600との間に介在するグリスの油膜厚とベルト内面層603dの表面状態、ヒータ600の表面状態に大きく依存する。
油膜を介した2平面間のすべり摩擦において、そのすべり速度U、圧力P、粘度ηを組み合わせた係数η×U/Pと動摩擦係数μは、図5に示すストライベック曲線の関係で整理できる。
図5に示したとおり、2面間の摩擦状態は、すべり速度と圧力、潤滑油の粘度により3つの領域(I)〜(III)に分けることができる。領域(I)は、潤滑油が2面間に介在し十分に両者を分離し潤滑する流体潤滑領域である。領域(III)は、潤滑油膜が著しく薄くなり2面間に生じた接点が潤滑油の分子を十分に押し退けた状態である境界潤滑領域である。領域(II)は、流体潤滑と境界潤滑が混在した混合潤滑領域である。
ここで、ステッィクスリップ現象は混合潤滑領域(II)の状態で発生し易いことが知られている。またスティックスリップ現象は静止摩擦力と動摩擦力の差が大きくなるほど発生し易く、かつ発生する自励振動の振幅が大きくなり、スティックスリップ異音となって顕著化することが知られている。
定着装置40の稼働初期のベルト内面層603dとヒータ600との摺動部は、2面間に油膜が厚く形成され流体潤滑領域(III)で作動する。定着装置40の稼働時間の経過に伴って、グリス中のオイル量は徐々に減少し、同時にグリスの粘度が低下することでベルト内面層603dとヒータ600と間に形成される油膜厚は薄くなる。
さらに長期間定着装置が稼働すると、2面間に形成される油膜厚は極めて薄くなり、潤滑状態は流体潤滑領域(I)から混合潤滑領域(II)、そして境界潤滑領域(III)へと移行していく。これにより、ベルト内面層603dとヒータ600との接触確率が高くなり、摺動部にはベルト内面層603dの摩耗粉が混入し始め、ベルト内面層603d及びヒータ600の表面にはベルト内面層603dの摩耗粉(PI摩耗粉)が付着し始める。
ここで、図6にグリスへのPI摩耗粉の混入量と加圧ローラ70の駆動部(駆動手段)であるモータMの起動トルクと駆動トルクの関係を示す。起動トルクはモータMを停止させた状態から起動させた時におけるモータMの回転トルクである。駆動トルクはモータMが起動された後の回転トルクである。
本実施形態においては、モータMの回転トルク情報を次のようにして取得している。即ち、モータ駆動回路93で駆動されるモータMに流れるモータ電流値を検知するモータ電流検知部(電流値検知手段)94を具備させる。モータ電流検知部94で検知した電流値に応じた出力がA/Dコンバータ81を介して制御部90に入力する。制御部90はモータ電流検知部94から入力するモータ電流値情報から駆動部(駆動手段)であるモータMの回転トルク情報(トルク値)を算出して取得している。
駆動トルクは摺動面に少なくとも局所的にはグリスによる油膜が形成された状態での摩擦力を反映しているため、PI摩耗粉はグリスに混ざって流動的に振る舞い、PI摩耗粉の混入による影響は比較的小さくなっている。したがって、図6のように、PI摩耗粉の混入量が増加しても、グリスの粘度変化により駆動トルクは上昇するものの、その上昇率は比較的小さくなっている。
一方で、起動トルクは摺動面にグリスによる油膜が形成されていない状態での摩擦力を反映するため、ベルト内面層603d及びヒータ600の表面のPI摩耗粉の付着の影響を顕著に受ける。これにより、図6のように、PI摩耗粉の混入量が増加することで起動トルクの上昇率は比較的大きくなっている。
また、図7の(a)に実機耐久試験において、プロセス速度が80mm/sにおける、起動トルク及び駆動トルクとスティックスリップ異音の発生状況の関係図の一例を示す。図中の各プロットは各耐久時間に対する起動トルク及び駆動トルクを示しており、スティックスリップ異音が発生した条件(耐久時間、トルク値)には「×」の印を付けている。(a)より、耐久初期はスティックスリップ異音が発生しておらず、耐久時間の経過に伴い、起動トルク及び駆動トルクが増加している。また、起動トルクの上昇率は駆動トルクの上昇率に比べて高くなっている。
したがって、起動トルク及び駆動トルクは、定着装置40の稼働時間の経過に伴うPI摩耗粉の混入量の増加によって、共に値は上昇するものの、その上昇率は上記の理由のために差が生じる。よって、図7の(b)のように、定着装置40の稼働時間の経過に伴って、起動トルクと駆動トルクの差(静止摩擦力と動摩擦力の差)が大きくなり、スティックスリップ現象が顕著化しスティックスリップ異音が生じ始める。
以上より、スティックスリップ異音による寿命の予測手段としては、駆動トルクよりも起動トルクを用いて判断する方が摺動面の表面状態をより反映し易く有効である。また、起動トルクと駆動トルクの差分によって、スティックスリップの振幅の程度が判断できるため、スティックスリップ異音が発生する前に予兆を検知できる。
したがって、スティックスリップ異音が発生する起動トルク、または起動トルクと駆動トルクの差分を、製品設計の段階であらかじめ確認して閾値を設定しておく。そうすれば、その閾値に基づいたベルト(定着摺動部材)のスティックリップ異音に対する冗長度を正確に推定できるようになる。
[スティックスリップ異音発生までの残寿命推定シーケンス]
図9乃至図12は、それぞれ、実施例1乃至実施例4におけるベルトの推定残寿命を算出する残寿命推定シーケンスのフロー(ベルトの推定寿命の計算フロー)である。図8に回転トルク情報取得の流れを示す。
図8を参照して、まず、制御部90は、加圧ローラ70を駆動する駆動部であるモータMを停止させた状態から起動させた時の起動トルク情報を収集する制御を行う。ここで、起動トルク情報を収集するプロセス速度の選択としては、画像形成時に予め紙種毎に設定されているプロセス速度よりも低速である方が望ましい。これは起動トルク情報を瞬時値として取得するにあたり、測定精度を上げるためである。
次に、制御部90は加圧ローラ70を定常空回転させた時のモータMの駆動トルク情報を収集する制御を行う。ここで、駆動トルク情報を収集するプロセス速度の選択としては、画像形成時に予め紙種毎に設定されているプロセス速度と同期させる方が望ましい。これは実際に使用するプロセス速度でスティックスリップ異音発生による寿命を見積もることで、寿命予測の精度を上げるためである。
具体的に、実施例1(図9)では、ベルト603の残寿命推定シーケンスを実施すると、モータ駆動回路部93が制御部90により、加圧ローラ70が停止した状態から40mm/sで空回転するように駆動制御される。この時、制御部90は、モータ電流検知部94から得られたモータ電流値情報からモータMの回転トルク情報を算出し回転トルク情報の最大値(瞬時値)を起動トルク情報として収集(取得)する(S1)。
そして、制御部90はその取得した起動トルク情報に基づいてベルト603の推定残寿命(ベルト603の状態)を判断し、その判断に基づいた対応動作(フィードバック処理)を行う(S2〜S4)。
実施例2(図10)では、起動トルク情報の取得後(S1)、モータ駆動回路93が制御部90により、加圧ローラ70が200mm/sで3秒間空回転するように駆動制御される。そして、その間の駆動トルク情報(モータMの定常回転時の定常トルク情報)を収集する(S2)。即ち、制御部90は、その間においてモータ電流検知部94から得られたモータ電流値情報からモータMの回転トルク情報を算出しその回転トルク情報を駆動トルク情報として収集する。
そして、制御部90はその取得した起動トルク情報と駆動トルク情報の差分に基づいてベルト603の推定残寿命(ベルト603の状態)を判断し、その判断に基づいた対応動作(フィードバック処理)を行う(S3〜S6)。
ここで、200mm/sは普通紙上に画像形成する際のプロセス速度であるが、坪量違いの厚紙上に画像形成する際は120mm/s、80mm/sなどのプロセス速度としても良い。この際、スティックスリップ異音発生の寿命判定に用いる閾値は各速度で異なるため、閾値は別途速度毎に設けることとする。
上記の起動トルク及び駆動トルクは、制御部90がモータ電流検知部94からA/Dコンバータ81を介して送信されるモータ電流値をサンプリングすることにより算出される。起動トルクはモータMを停止状態から駆動状態に切り替えた時の最大トルク値を起動トルクと判断する。駆動トルクは回転3秒間のトルク平均値をそのプロセス速度での駆動トルクと判断する。
なお、実施例2では起動トルクを取得した後に、加圧ローラ70を回転させ駆動トルクを取得しているが、順序はこの逆でも構わない。この場合、加圧ローラ70が200mm/sで3秒間空回転するようにモータMを駆動制御し、その間の駆動トルク情報を取得する。その後、加圧ローラ70を1秒間停止させ、加圧ローラ70が停止した状態から40mm/sで空回転するようにモータMを駆動制御し、得られた回転トルクの最大値(瞬時値)を起動トルク情報として収集する。
さらに、実施例1や実施例2において、起動トルクは、モータMの停止状態と駆動状態を複数回繰り返す動作を行うことで複数回分の起動トルクを取得して、その平均値または中央値等の統計量を起動トルク情報として用いても良い。これにより起動トルク情報の取得回数を増やすことができ、測定誤差が抑えられるため、推定残寿命の予測精度を上げることが可能となる。
さらに、起動トルク情報の取得は次のようにしてもよい。即ち、実施例3(図11)のように新たに取得したトルク情報とそれ以前のジョブ間で取得されて記憶部95に記憶された複数回のトルク情報とを用いて、その平均値または中央値等の統計量を残寿命推定に用いる起動トルク情報としても良い(S1、S2)。これにより、ジョブ間の起動トルクの取得時間を短縮しつつ測定精度を上げられる。
そして、実施例3は、上記のようにして取得した起動トルク情報と、実施例2と同様にして取得した駆動トルク情報(S3)との差分に基づいてベルト603の推定残寿命(ベルト603の状態)を判断する(S4〜S6)。そして、その判断に基づいた対応動作(フィードバック処理)を行う(S7)。
また、実施例1乃至3において、ベルト603の状態判断に用いられる起動トルク情報は更に温度情報によって補正変換された補正起動トルク情報にすることができる。
即ち、定着装置40の装置構成部の温度情報を取得する温度検知手段を具備させる。また、モータMの回転トルクの温度テーブルを記憶部95に記憶させておく。装置構成部は、例えば、ベルト603、加圧ローラ70、ヒータ600、ニップ部Nなどがあげられる。本実施形態においては、ヒータ600の温度情報を取得するサーミスタ630を上記の温度検知手段としている。
制御部90は、モータMの回転トルク情報に関して、モータMを停止させた状態から起動させた時の起動トルク情報とサーミスタ630から温度情報を取得する。そして、取得した起動トルク情報を、取得した温度情報と温度テーブルにより、任意の温度における補正起動トルク情報に変換する。この補正起動トルク情報を、実施例1乃至3において、ベルト603の状態判断に用いられる起動トルク情報にすることができる。
また、実施例1乃至3において、ベルト603の状態判断に用いられる駆動トルク情報(定常トルク情報)は更に温度情報によって補正変換された補正駆動トルク情報(補正定常トルク情報)にすることができる。
即ち、上述した補正起動トルク情報の場合と同様に、制御部90は、モータMの定常回転時の駆動トルク情報(定常トルク情報)とサーミスタ630から温度情報を取得する。そして、取得し駆動トルク情報を、取得した温度情報と温度テーブルにより、任意の温度における補正駆動トルク情報(補正定常トルク情報)に変換する。この補正駆動トルク情報を、実施例1乃至3において、ベルト603の状態判断に用いられる起動トルク情報にすることができる。
実施例4(図12)は、実施例3(図11)において、ベルト603の状態判断に用いられる起動トルク情報と駆動トルクを上記のようにして取得した補正起動トルク情報と補正駆動トルク情報にしている。
このようにして、収集された各トルク情報によりベルト603の推定残寿命を算出する。ベルト603の残寿命推定シーケンスの実施タイミングは、実施例1乃至4のように画像形成開始動作と同じタイミングで行っても良く、異なるタイミングで行っても良い。
画像形成開始動作と異なるタイミングとしては、連続する画像形成動作間やトナー濃度調整の間等である。トナー濃度調整とは、用紙上に転写されるトナー濃度を所望の濃度に調整するために、ドラム2上に所定の大きさのパッチ画像を作像する。そして、このパッチ画像の濃度を濃度センサで読み取り、その測定結果に基づきレーザ光の出力や現像条件を変更し濃度を調整することである。また、紙種設定の変更に伴ってプロセス速度が変更される場合は、そのプロセス速度変更前後に残寿命推定シーケンスを実施しても良い。
起動トルク情報の取得タイミングは、実施例1乃至4のようにジョブ開始前の停止状態からジョブが開始され駆動状態へ遷移する間に取得しても良く、駆動中のベルト603を一時的に停止させ再度駆動させる動作間に取得しても良い。駆動トルク情報の取得タイミングは、実施例1乃至4のように通紙前の前回転時でも良く、通紙中でも良く、通紙後の後回転時でも良い。
起動トルク情報および駆動トルク情報取得時(回転トルク情報取得時)のベルト603とヒータ600の摺動部の温度は、特に制限を設ける訳ではない。しかし、ベルト603を空回転させながら加熱し、定着温度(記録材の加熱温度)に達した時点で取得することが望ましい。もしくは実施例4のようにトルク情報と同時にベルト603とヒータ600の摺動部の温度情報を取得し、別途用意した図13のような回転トルクの温度テーブルに従って各トルク情報を補正し、ベルト603の推定残寿命を計算しても良い。温度テーブルは記憶部95にメモリされている。
ベルト603の残寿命推定シーケンス後、制御部90は推定残寿命の計算結果に基づいた信号を送信する。信号は同じく制御部90内の別回路の受信部などで受信され、その結果に基づきフィードバック処理が行われる。即ち、制御部90はベルト603の状態判断に基づいた対応動作を行う。
例えば、別途設けた表示装置Dに推定残寿命を表示したり、別途設けた報知装置Aによりベルト603の交換を促すアラーム音を出すなどの警告動作がフィードバック処理の例として挙げられる。
また、スティックスリップ異音は高温及び低速時に発生しやすい。そのため、高温定着処理しなければ発現しない光沢(グロス)を付与する画像形成や、低速で画像形成しなければならない厚紙上への画像形成を制限するなどの禁止動作もフィードバック処理の例として挙げられる。
さらに、ニップ部Nの外部のベルト内面に付着している潤滑剤をニップ部Nの内部に循環供給させるための状態回復動作、例えば定着装置40の順回転動作や逆回転動作、加圧力の着脱動作などもフィードバック処理の例として挙げられる。
[実施例1の検証]
ベルト603を残寿命推定シーケンスが実施できるように改造した電子写真画像形成装置(キヤノン株式会社製、商品名:imageRUNNER−ADVANCE C5051)に定着装置40を搭載した。そして、A4普通紙(坪量68g/m2)、A4コート紙(坪量105g/m2)の2条件で通紙耐久試験を行う。
その際、毎ジョブ開始時に起動トルク情報を取得し、ベルト603の残寿命推定シーケンスを行う。残寿命推定シーケンスのフローを図9に示す。
具体的には、制御部90がジョブの開始を検知すると、加圧ローラ70を停止状態から40mm/sで回転させ、その間のモータMの最大モータ電流値(起動トルク情報)を制御部90により収集する(S1)。ここで、モータ電流値収集時のベルト603の温度は、25〜180℃となる。さらに、制御部90の通紙枚数カウンタ96で通紙枚数をカウント及びその数値を記憶部95で記録する。その後、収集した起動トルク情報よりベルト603の推定寿命を算出する(S2)。算出結果が予め設定したフィードバック処理実行閾値を超えているかの判断を行う(S3)。
本実施例では、フィードバック処理(S4)を残寿命表示とし、S3の分岐で推定残寿命が5万枚以下となった時にフィードバック処理(残寿命表示)を実行する。S2で算出された推定残寿命は、画像形成装置に設置された表示装置Dに表示されるようになっている。
表示装置Dに推定残寿命が5万枚以下と表示された時点から、制御部90は、実際にベルト603が寿命を迎えるまでの通紙枚数を計測し、通紙耐久試験中の残寿命の見積もり精度を確認する。また、ベルト内面へのグリス塗布量は1000mg、通紙時の到達ベルト表面温度は180℃とする。
[実施例2の検証]
実施例1の検証における通紙耐久試験において、毎ジョブ開始時に起動トルク情報と駆動トルク情報を取得し、ベルト603の残寿命推定シーケンスを行う。残寿命推定シーケンスのフローを図10に示す。
具体的には、制御部90がジョブの開始を検知すると、加圧ローラ70を停止状態から40mm/sで2秒間回転させ、その間のモータMの最大モータ電流値(起動トルク情報)を制御回路部90により収集する(S1)。
その後、加圧ローラ70を200mm/sで回転させ、モータMのモータ電流値が安定するよう、速度変更の2秒後から3秒間のモータ電流値を制御回路部90により収集し3秒間の平均値(駆動トルク情報)を求める(S2)。ここで、モータ電流値収集時のベルト603の温度は、25〜180℃となる。
さらに、制御部90の通紙枚数カウンタ96で通紙枚数をカウント及びその数値を記憶部95に記録する。その後、制御部90により、収集した起動トルク情報と駆動トルク情報の差分を計算する(S3)。S3の計算結果よりベルト603の推定寿命を算出する(S4)。算出結果が予め設定したフィードバック処理実行閾値を超えているかの判断を行う(S5)。
本実施例2ではフィードバック処理(S6)の内容を残寿命表示とし、推定残寿命が5万枚以下となった時にフィードバック処理(残寿命表示)を実行する。S4の計算結果より算出されたベルト603の推定残寿命は、画像形成装置に設置された表示装置Dに表示されるようになっている。
表示装置Dに推定残寿命が5万枚以下と表示された時点から、制御部90は、実際にベルト603が寿命を迎えるまでの通紙枚数を計測し、通紙耐久試験中の残寿命の見積もり精度を確認する。また、ベルト内面へのグリス塗布量は1000mg、通紙時の到達ベルト表面温度は180℃とする。
[実施例3の検証]
実施例1の検証における通紙耐久試験において、毎ジョブ開始時に起動トルク情報と駆動トルク情報を取得し、ベルト603の残寿命推定シーケンスを行う。残寿命推定シーケンスのフローを図11に示す。
具体的には、制御部90がジョブの開始を検知すると、加圧ローラ70を停止状態から40mm/sで2秒間回転させ、その間のモータMの最大モータ電流値(起動トルク情報)を制御回路部90により収集する(S1)。
その後、1〜4ジョブ前時に取得した最大モータ電流値との平均値を制御部90により算出する。
その後、加圧ローラ70を200mm/sで回転させ、モータMのモータ電流値が安定するよう、速度変更の2秒後から3秒間のモータ電流値を制御部90により収集し3秒間の平均値(駆動トルク情報)を求める(S3)。ここで、モータ電流値収集時のベルト603の温度は、25〜180℃となる。
さらに、制御部90の通紙枚数カウンタ96で通紙枚数をカウント及びその数値を記憶部95に記録する。その後、制御部90により、収集した起動トルク情報と駆動トルク情報の差分を計算する(S4)。S4の計算結果よりベルト603の推定寿命を算出する(S5)。算出結果が予め設定したフィードバック処理実行閾値を超えているかの判断を行う(S6)。
本実施例ではフィードバック処理(S6)の内容を残寿命表示とし、推定残寿命が5万枚以下となった時にフィードバック処理(残寿命表示)を実行する。S5の計算結果より算出されたベルト603の推定残寿命は、画像形成装置に設置された表示装置Dに表示されるようになっている。
表示装置Dに推定残寿命が5万枚以下と表示された時点から、制御部90は実際にベルト603が寿命を迎えるまでの通紙枚数を計測し、通紙耐久試験中の残寿命の見積もり精度を確認する。また、ベルト内面へのグリス塗布量は1000mg、通紙時の到達フイルム表面温度は180℃とする。
[実施例4の検証]
実施例1の検証における通紙耐久試験において、毎ジョブ開始時に起動トルク情報と駆動トルク情報を取得し、ベルト603の残寿命推定シーケンスを行う。残寿命推定シーケンスのフローを図12に示す。
具体的には、制御部90がジョブの開始を検知すると、加圧ローラ70を停止状態から40mm/sで2秒間回転させる。そして、その間のモータMの最大モータ電流値(起動トルク情報)を制御部90により収集し、さらにサーミスタ630よりヒータ600の温度を検出する(S1)。
制御部90は、検出したヒータ600の温度より、別途用意した温度テーブル(図13)に従って、取得した起動トルク情報の補正を行う(S2)。その後、1〜4ジョブ前時に取得した最大モータ電流値を同様の方法で補正した値との平均値を制御部90により算出する(S3)。
その後、加圧ローラ70を200mm/sで回転させ、モータMのモータ電流値が安定するよう、速度変更の2秒後から3秒間のモータ電流値を制御部90により収集し3秒間の平均値(駆動トルク情報)を求める。さらにサーミスタ(TH)630よりヒータ600の温度を検出する(S4)。検出したヒータ600の温度より、別途用意した温度テーブル(図13)に従って、取得した駆動トルク情報の補正を行う(S5)。この際、モータ電流値収集時のベルト603の温度は、25〜180℃となる。
さらに、制御部90の通紙枚数カウンタ96で通紙枚数をカウント及びその数値を記憶部95に記録する。その後、制御部90により、収集した平均起動トルク情報と駆動トルク情報の差分を計算し(S6)、S6の計算結果よりベルト603の推定寿命を算出し(S7)、算出結果が予め設定したフィードバック処理実行閾値を超えているかの判断を行う(S8)。
本実施例ではフィードバック処理(S9)の内容を残寿命表示とし、推定残寿命が5万枚以下となった時にフィードバック処理(残寿命表示)を実行する。S7の計算結果より算出されたベルト603の推定残寿命は、画像形成装置内に設置された表示装置Dに表示されるようになっている。
表示装置Dに推定残寿命が5万枚以下と表示された時点から、制御部90は、実際にベルト603が寿命を迎えるまでの通紙枚数を計測し、通紙耐久試験中の残寿命の見積もり精度を確認する。また、ベルト内面へのグリス塗布量は1000mg、通紙時の到達フイルム表面温度は180℃とする。
≪比較例1≫
実施例1〜4に対する比較として、ベルト603の残寿命推定シーケンスを搭載しない画像形成装置によって通紙耐久試験を行う。具体的には、公称寿命枚数(40万枚)に対する通紙枚数カウンタの値より残寿命を推定する電子写真画像形成装置(キヤノン株式会社製、商品名:imageRUNNER−ADVANCE C5051)によって通紙耐久試験を行う。
通紙耐久試験には、A4普通紙(坪量68g/m2)とA4コート紙(坪量105g/m2)の2種類の用紙を用い、ベルト内面へのグリス塗布量は1000mg、通紙時の到達ベルト表面温度は180℃とする。
≪通紙耐久試験における寿命推定精度の結果≫
通紙耐久試験の結果、実施例1〜4、比較例1のいずれの試験においても、ベルト603はスティックスリップ異音の発生により寿命を迎えた。実施例1〜4、比較例1において、推定寿命枚数に対する実際の寿命を迎えるまでに要した通紙枚数の割合を図14に示す。実施例1〜4では、普通紙、コート紙のどちらにおいても、残寿命推定シーケンスで得られた推定寿命より実際の寿命は長くなり、その誤差は約10〜20%となった。一方で比較例1では、普通紙は約40%推定寿命より実際の寿命が長くなり、コート紙では5%推定寿命より早くスティックスリップ異音が発生した。
以上より、本実施例によってベルト603のスティックスリップ異音による寿命を異音発生前に検知でき、ベルト603のスティックリップ異音に対する冗長度の推定精度が従来の通紙枚数カウンタよりも高いことが確認できた。
≪その他の事項≫
(1)ベルト603を複数のベルト張架部材間に懸回張設させて加圧ローラ70を駆動回転体として或いはベルト張架部材の1つを駆動回転体としてベルト603を回転させる装置構成にすることもできる。
(2)加圧ローラ70も、ニップ形成部材に対して内面が接して摺動しながら回転可能な無端ベルト状の部材にした装置構成にすることもできる。即ち、第1の回転体603と第2の回転体70の少なくとも1つをニップ形成部材に対して内面が接して摺動しながら回転可能な無端ベルト状の部材にした装置構成にすることができる。
(3)実施形態の定着装置40においてはニップ形成部材600をベルト加熱手段に兼用の部材としているが、この装置構成に限られない。ベルト加熱手段はニップ形成部材と別に配設されてもよい。ベルト加熱手段は、ニップ形成部材と別に配設されたヒータ、電磁誘導加熱手段、ハロゲンランプなどベルト603を内部加熱或いは外部加熱する適宜の構成の加熱手段とすることができる。
(4)画像加熱装置は、実施形態のように未定着のトナー像を用紙に定着する定着装置のみには限られない。例えば、半定着済みのトナー画像を用紙に定着させる装置や、定着済みの画像に対して加熱処理を施す装置であってもよい。したがって、画像加熱装置としての定着装置は、例えば、画像の光沢や表面性を調節する表面加熱装置であってもよい。
(5)プリンタ1を例に説明した画像形成装置は、フルカラーの画像を形成する画像形成装置に限られず、モノクロの画像を形成する画像形成装置でもよい。また画像形成装置は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、複写機、FAX、及び、これらの機能を複数備えた複合機等、種々の用途で実施できる。
40・・画像加熱装置(定着装置)、603・・第1の回転体(定着ベルト)、70・・第2の回転体(加圧ローラ)、600・・ニップ形成部材(ヒータ)、N・・ニップ部、P・・記録材、T・・画像(トナー像)、M・・駆動手段、90・・制御手段

Claims (4)

  1. 記録材にトナー像を形成する画像形成部と、
    端ベルトと、
    前記無端ベルトに当接して前記無端ベルトとの間に、前記画像形成部により記録材上に形成されたトナー像を記録材に定着するためのニップ部を形成する回転体と、
    前記無端ベルトを内側から前記回転体に向けて押圧する押圧部材と、
    記回体を回転させる駆動手段と、
    前記回転体が回転開始された時の起動トルクと、前記回転体が回転開始された後の定常回転時の定常トルクとを取得し、取得した前記起動トルクと前記定常トルクとの差分に基づいて前記無端ベルトの交換時期を判断する制御手段と、を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記押圧部材に設けられ、前記無端ベルトを加熱するヒータを備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記駆動手段は、モータであり、
    前記制御手段は、前記モータに流れる電流値に基づいて前記起動トルクと前記定常トルクとを取得する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段により判断された前記無端ベルトの交換時期に基づき、前記無端ベルトの交換を促す報知手段を備える、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
JP2016162560A 2016-08-23 2016-08-23 画像形成装置 Active JP6752656B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016162560A JP6752656B2 (ja) 2016-08-23 2016-08-23 画像形成装置
US15/683,100 US10274879B2 (en) 2016-08-23 2017-08-22 Image forming apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016162560A JP6752656B2 (ja) 2016-08-23 2016-08-23 画像形成装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2018031836A JP2018031836A (ja) 2018-03-01
JP2018031836A5 JP2018031836A5 (ja) 2019-10-03
JP6752656B2 true JP6752656B2 (ja) 2020-09-09

Family

ID=61242404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016162560A Active JP6752656B2 (ja) 2016-08-23 2016-08-23 画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10274879B2 (ja)
JP (1) JP6752656B2 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019159093A (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、および画像形成装置の制御プログラム
JP2019184951A (ja) * 2018-04-16 2019-10-24 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP2019215409A (ja) * 2018-06-12 2019-12-19 コニカミノルタ株式会社 寿命予測装置、画像形成装置、寿命予測プログラム
JP7113692B2 (ja) * 2018-07-25 2022-08-05 キヤノン株式会社 制御装置及び画像形成装置
JP7225592B2 (ja) * 2018-07-25 2023-02-21 株式会社リコー 搬送装置、検出方法およびプログラム
JP2020038313A (ja) * 2018-09-05 2020-03-12 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
JP7195877B2 (ja) * 2018-10-31 2022-12-26 キヤノン株式会社 定着部材、および加熱定着装置
JP2020086015A (ja) * 2018-11-20 2020-06-04 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システム、および予測用トルク値算出装置
JP7151409B2 (ja) * 2018-11-21 2022-10-12 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、トルク上昇ポイント予測方法、コンピュータプログラム、および制御システム
JP7225757B2 (ja) * 2018-12-14 2023-02-21 コニカミノルタ株式会社 定着装置、画像形成装置、および、ニップ幅の制御方法
JP7230548B2 (ja) * 2019-02-05 2023-03-01 コニカミノルタ株式会社 定着装置、画像形成装置、定着装置の制御方法、およびコンピュータプログラム
JP7306164B2 (ja) * 2019-08-29 2023-07-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 定着装置、画像形成装置
JP7294002B2 (ja) * 2019-09-04 2023-06-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、情報処理システム、および情報処理方法
JP7294001B2 (ja) * 2019-09-04 2023-06-20 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、情報処理システム、および情報処理方法
JP2022126347A (ja) 2021-02-18 2022-08-30 東芝テック株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001005353A (ja) * 1999-06-25 2001-01-12 Fuji Xerox Co Ltd 定着装置
JP5022629B2 (ja) * 2006-05-16 2012-09-12 キヤノン株式会社 定着装置および画像形成装置
JP2008083091A (ja) * 2006-09-25 2008-04-10 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP5171217B2 (ja) * 2007-11-12 2013-03-27 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2010097033A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
KR101335989B1 (ko) * 2008-11-12 2013-12-04 삼성전자주식회사 정착유닛, 이의 제어방법 및 이를 채용한 화상형성장치
JP5672540B2 (ja) * 2011-01-11 2015-02-18 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置並びに定着装置の使用方法
JP5929877B2 (ja) * 2013-12-05 2016-06-08 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置
KR102177997B1 (ko) * 2014-01-10 2020-11-12 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 정착기 및 이를 구비한 화상형성장치
JP6558913B2 (ja) * 2014-03-04 2019-08-14 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP6497147B2 (ja) * 2015-03-17 2019-04-10 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20180059593A1 (en) 2018-03-01
JP2018031836A (ja) 2018-03-01
US10274879B2 (en) 2019-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6752656B2 (ja) 画像形成装置
US9459569B2 (en) Image forming apparatus counting cumulative number of startups of fixing unit
US10303093B2 (en) Image forming apparatus that prompts exchange of a first rotatable member of a fixing portion based on a rotation time of the first rotatable member or a recording material length
US8295752B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
US20130202334A1 (en) Image heating apparatus
US11592770B2 (en) Pressing device, fixing device, and image forming apparatus incorporating fixing device
JP6525706B2 (ja) 画像加熱装置、ヒータ、およびベルトの交換方法
US11762317B2 (en) Pressing device and image forming apparatus incorporating same
US10254686B2 (en) Fixing apparatus the fixes an image on recording material and performs motor control after fixing the image
JP2020166083A (ja) 画像形成装置
US11635718B2 (en) Fixing device and image forming apparatus incorporating same
JP6579865B2 (ja) 画像加熱装置および画像形成装置
JP2017015969A (ja) 定着装置及び画像形成装置
US10691053B2 (en) Image forming apparatus
JP2006163017A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2018189764A (ja) 画像形成装置および定着装置
JP5538708B2 (ja) 定着装置、及びこの定着装置に用いられる加熱回転部材
JP6639157B2 (ja) 画像加熱装置および画像形成装置
JP6079419B2 (ja) 画像形成装置
JP2019012172A (ja) 定着部材、加熱定着装置及び画像形成装置
JP2004078251A (ja) 定着装置
JP7195877B2 (ja) 定着部材、および加熱定着装置
JP2019159266A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、および画像形成装置の制御プログラム
JP2006065363A (ja) 定着装置
JP7387301B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181108

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20181116

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190821

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190821

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20200206

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200721

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200819

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6752656

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151