JP6751954B2 - 制御弁 - Google Patents

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Description

本発明は、制御弁に関する。
例えば、空調機器の冷媒の循環流路に配置される流量制御弁等の制御弁において、弁室を含む弁本体と、弁駆動部を収容するキャンとを連結して制御弁を組み立てることが知られている。
関連する技術として、特許文献1には、ステッピングモータ駆動式の制御弁が開示されている。特許文献1に記載の制御弁では、キャンの下端にフランジが設けられている。そして、当該フランジが、リングねじと弁本体との間で挟まれることによって、キャンが弁本体に固定される。
特許文献2には、制御弁用弁ハウジングの製造方法が開示されている。特許文献2に記載の製造方法では、金属製の弁ケーシングユニットの周囲を、モールド材で一体成形することにより、モールド本体部を形成している。また、特許文献2に記載の製造方法では、プランジャケースの下端に蓋部材が固着されている。そして、プランジャケースを、モールド本体部に固定するに際しては、金属製の弁ケーシングユニットの端部を加締めることにより、プランジャケースの下端の蓋部材を、モールド本体部に固着している。
特開2014−196810号公報 特許第5465686号公報
特許文献1および特許文献2に記載の制御弁では、制御弁を構成するユニット同士を接続するための専用部品が多い。換言すれば、特許文献1および特許文献2に記載の制御弁では、ユニット間の接続構造が、制御弁の小型軽量化に対応していない。
そこで、本発明の目的は、小型軽量化を可能にする制御弁を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明による制御弁は、内部に弁室が形成された弁本体と、前記弁本体に固着された接続部材と、前記弁本体に固着されたキャンとを具備する。前記接続部材は、樹脂製である。前記接続部材は、配管部品を接続するための締結部を備える。前記接続部材は、前記弁本体の第1配管が通過する穴部と、前記締結部に設けられ締結部材を受け入れる穴部とを有する。
上述の制御弁において、前記弁本体はステンレス鋼製であってもよい。また、前記キャンはステンレス鋼製であってもよい。
上述の制御弁において、前記弁本体と前記キャンとは、溶接固着されていてもよい。
上述の制御弁において、前記弁本体と前記接続部材とは、インサート成形により一体化されていてもよい。
上述の制御弁において、前記弁本体は、第1フランジ部を備えた第1配管を有していてもよい。また、前記接続部材は、前記第1配管の周囲に配置された第1フランジ受け部を有していてもよい。
上述の制御弁において、前記締結部の数は1個であってもよい。
上述の制御弁は、前記キャン内に配置されたロータ部材と、前記キャン外に配置されたステータ部材とを更に具備していてもよい。
本発明により、小型軽量化を可能にする制御弁を提供することができる。
図1は、実施形態における制御弁1の概略側面図である。 図2は、実施形態における制御弁1の概略正面図である。 図3は、図1のA−A矢視断面図である。 図4は、図2のB−B矢視断面図である。 図5は、接続部材と配管部品との間の連結構造の一例を示す概略断面図である。 図6は、制御弁の製造方法の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、実施形態における制御弁およびその製造方法について説明する。なお、以下の実施形態の説明において、同一の機能を有する部位、部材については同一の符号を付し、同一の符号が付された部位、部材についての繰り返しとなる説明は省略する。以下、制御弁1が電動弁である例について説明するが、制御弁は、電磁弁であってもよい。
(実施形態)
図1乃至図4を参照して、実施形態における制御弁1について説明する。図1は、実施形態における制御弁1の概略側面図である。図2は、実施形態における制御弁1の概略正面図である。図3は、図1のA−A矢視断面図である。図4は、図2のB−B矢視断面図である。
図1および図2を参照して、制御弁1は、流路および弁室を規定するバルブ側ユニット2と、弁体を駆動する駆動ユニット3とを備える。バルブ側ユニット2には、弁本体10および接続部材20が含まれ、駆動ユニット3には、キャン30が含まれる。
図3を参照して、実施形態における制御弁1は、内部に弁室VSが形成された弁本体10と、弁本体10に固着された接続部材20と、弁本体10に固着されたキャン30とを具備する。
弁本体10は、金属製である。このため、弁本体10の強度は高く、かつ、弁本体10からの液漏れのリスクは小さい。
キャン30は、金属製である。弁本体10とキャン30とは、同一の金属材料を含む。より具体的には、弁本体10の主材料(すなわち、最も含有比率の高い元素)と、キャン30の主材料(すなわち、最も含有比率の高い元素)とが一致している。このため、キャン30を弁本体10に直接固定することが容易である。例えば、弁本体10とキャン30とを、溶接により固着することが可能である。図3に記載の例では、弁本体10と、キャンの下端部30aとが、溶接により固着されている。なお、弁本体10の主材料と、キャン30の主材料とが同一であることにより、電蝕リスクも低減される。弁本体10の材料と、キャン30の材料とが、完全に同一であってもよい。
弁本体10は、例えば、SUS304等のステンレス鋼製であり、かつ、キャン30は、SUS304等のステンレス鋼製である。弁本体10およびキャン30をステンレス鋼製とすることにより、弁本体10およびキャン30の腐食リスクが低減される。
図3に記載の例では、弁本体10とキャン30とは、Oリング等のシール部材を介在させることなく、互いに固着されている。このため、部品点数が削減される。また、溶接により弁本体10とキャン30とを固着する場合には、例えば、加締め加工等により弁本体10とキャン30とを固着する場合と比較して、液漏れのリスクが低い。
図4に示されるように、接続部材20は、配管部品(例えば、後述の第1接続管811、第2接続管831、あるいは、接続管を備えたブロック部品)を接続するための締結部22を備える。図4に記載の例では、締結部22は、ねじまたはボルト等の締結部材を受け入れる穴部22h(締結用穴部)を含む。穴部22hは、貫通穴を含んでいてもよいし、非貫通穴を含んでいてもよい。
接続部材20は、樹脂製である。このため、接続部材20の重量が低減される。接続部材20を構成する樹脂は、例えば、ポリフェニレンスルファイド樹脂(PPS樹脂)である。
金属製の弁本体10と、樹脂製の接続部材20との間の連結は、インサート成形により行われることが好ましい。換言すれば、弁本体10と接続部材20とは、インサート成形により一体化されていることが好ましい。例えば、成形型内に金属製の弁本体10を配置した後、成形型内に、樹脂材料を流し込む。樹脂材料が固化することにより、弁本体10と樹脂製の接続部材20とが一体化された複合部品がインサート成形される。インサート成形された複合部品は、弁本体10と、弁本体10の一部の周囲に配置された接続部材20とを備える。
金属製の弁本体10と、樹脂製の接続部材20との間の連結をインサート成形によって行う場合には、弁本体10と接続部材20との間を連結する専用の締結部材が不要である。また、図3に記載の例では、弁本体10と接続部材20とは、Oリング等のシール部材を介在させることなく、互いに固着されている。このため、制御弁1の部品点数が削減され、制御弁1の重量が低減され、制御弁1が小型化される。金属製の弁本体10と、樹脂製の接続部材20との間の連結をインサート成形によって行う場合には、弁本体10と接続部材20との間からの液漏れリスクが小さい。
実施形態では、制御弁1が、金属製の弁本体10と樹脂製の接続部材20とを備えたバルブ側ユニット2を含む。当該バルブ側ユニット2は、後述の配管部品が締結される締結部22と、流体が流れる弁室VSとの両方を含む。そして、バルブ側ユニット2の組み立てに要する部品、および、工数が少ない。部品数の低減により、制御弁1の重量が低減され、制御弁1が小型化される。また、実施形態では、弁本体10とキャン30とが、同一の金属材料を含むため、キャン30を弁本体10に直接固定することが容易である。さらに、実施形態では、接続部材20が樹脂製であるため、制御弁1の重量が低減される。
また、実施形態において、弁本体10およびキャン30がステンレス鋼製である場合には、弁本体10およびキャン30が腐食しにくい。
さらに、実施形態において、弁本体10とキャン30とが、溶接固着されている場合には、弁本体10とキャン30との間の連結構造が強固となり、かつ、液漏れが発生しにくい。また、弁本体10とキャン30とが、溶接固着される場合には、弁本体10とキャン30との間を連結する専用の締結部材および専用のシール部材が不要である。このため、更に、制御弁1の部品点数が削減され、制御弁1の重量が低減され、制御弁1が小型化される。
なお、弁本体10に樹脂製の部材が連結されている場合には、弁本体10とキャン30との溶接時に、樹脂製の部材が溶けるおそれがある。しかし、実施形態では、樹脂製の接続部材20は、溶接部からは、離間した位置にあるため、弁本体10とキャン30との溶接時に、樹脂製の接続部材20が溶けるリスクはない。
また、実施形態において、弁本体10と接続部材20とが、インサート成形により一体化されている場合には、弁本体10と接続部材20との間を連結する専用の締結部材および専用のシール部材が不要である。このため、更に、制御弁1の部品点数が削減され、制御弁1の重量が低減され、制御弁1が小型化される。
(実施形態のより詳細な説明)
図1乃至図4を参照して、実施形態における制御弁1の各構成についてより詳細に説明する。
(弁本体10)
図3に記載の例では、弁本体10は、第1流路FP1を規定する第1配管11と、第2流路FP2を規定する第2配管13と、弁室VSと、弁座14とを備える。そして、第1流路FP1と弁室VSとが連通し、弁室VSと第2流路FP2とが連通している。弁座14は、弁室VSと第2流路FP2とを仕切る隔壁15の壁面に設けられている。
弁本体10は、弁軸70の移動を案内するガイドユニット50が接続される第1接続部16を備えていてもよい。
図3に記載の例では、第1配管11の端部には、第1フランジ部113が設けられている。また、第2配管13の端部には、第2フランジ部133が設けられている。第1フランジ部113には、後述の第1シール部材91に接触する第1受け面113aが設けられていてもよく、第2フランジ部133には、後述の第2シール部材93に接触する第2受け面133aが設けられていてもよい。
なお、図3に記載の例では、弁本体10は、一体的に形成された1個の金属部材であるが、弁本体10は、別々に用意された複数の金属部品を結合することにより形成されてもよい。
弁本体10は、鍛造、プレス加工、鋳造等により形成された金属ブロックに、切削加工および研磨加工等を施すことにより形成されてもよい。
(接続部材20)
接続部材20は、第1配管11(より具体的には、第1フランジ部113)の周囲に配置される第1フランジ受け部213を備える。第1フランジ受け部213には、第1配管11が通過する穴部213hが設けられている。
また、接続部材20は、第2配管13(より具体的には、第2フランジ部133)の周囲に配置される第2フランジ受け部233を備える。第2フランジ受け部233には、第2配管13が通過する穴部233hが設けられている。
図4に記載の例では、第1フランジ受け部213と第2フランジ受け部233とは、締結部22を介して連結されている。代替的に、第1フランジ受け部213と第2フランジ受け部233とは互いに分離されていてもよい。
図4に記載の例では、締結部22は、第1方向側(第1フランジ受け部213側)の第1締結部22aと、第2方向側(第2フランジ受け部233側)の第2締結部22bとを有する。また、締結部22は、穴部22hを有し、穴部22hは、締結部材(ねじまたはボルト等)の雄ねじ部と螺合する雌ねじ部22cを有する。なお、締結部22と、後述の配管部品80とを、ボルトおよびナットを用いて結合する場合には、穴部22hは、ねじ無し穴部であってもよい。図4に記載の例では、穴部22hは、締結部22の第1端面22−1から、締結部22の第2端面22−2に達する1個の穴部であるが、穴部22hは、中央部分で2つに分離されていてもよい。換言すれば、矢印ARで示される部分に、隔壁が配置されていてもよい。
図4に記載の例では、接続部材20は、第1配管11の中心軸AXから偏心した位置に、ただ1個の締結部22を備える。このため、締結部22が2個以上ある場合と比較して、制御弁1の部品点数が低減される。また、締結部22が1個のみである場合には、締結部22と、第1配管11および第2配管13との間の位置関係を調整し易く、制御弁1の設計の自由度が向上する。しかし、実施形態において、締結部22の数は、1個に限定されず、締結部22の数は2個以上であってもよい。なお、本明細書では、締結部22の数に関し、第1配管11の中心軸AXからの距離および中心軸AXからの方位の両方が一致している締結部は、同一の締結部としてカウントされる。このため、図4に記載の例では、第1締結部22aと第2締結部22bとで1個の締結部22が構成されている。
(キャン30)
図3に記載の例では、キャン30は、円筒状の側壁32と、端壁34とを備える。端壁34は、上側に凸であるドーム形状を有する。また、側壁32は、端壁34の外周部から下方に向かって延在している。側壁32の下端部30aは環状であり、環状の下端部30aと弁本体10とが互いに溶接されている。
(ロータ部材64およびステータ部材62)
図3に記載の例では、制御弁1は、キャン30内に配置されたロータ部材64と、キャン30外に配置されたステータ部材62とを備える。
ステータ部材62は、ボビン622と、ボビンに巻き付けられたコイル620を含む。コイル620には、電源に接続された電線からパルス信号が入力される。そして、コイル620にパルス信号が入力されると、ロータ部材64は、パルス信号のパルス数に対応する回転角度だけ回転する。すなわち、図3に記載の例では、ステータ部材62と、ロータ部材64とにより、ステッピングモータが構成されている。
図3に記載の例では、ステータ部材62は、キャン30の側壁32に取り付けられている。加えて、ステータ部材62は、樹脂製のハウジング4内に収容されている。
ロータ部材64は、キャン30の側壁32の内側に、キャン30に対して回転自在に配置されている。ロータ部材64の少なくとも一部は、磁性材料によって形成され、ロータ部材64は磁石を備える。
ロータ部材64の一例についてより詳細に説明する。ロータ部材64は、磁石を含む外筒641と、第1ねじ部640cを含む内筒640とを有する。外筒641に含まれる磁石は、例えば、プラスチックマグネットである。
内筒640の材質は、例えば、金属である。内筒640の第1ねじ部640cは、雌ねじ部である。第1ねじ部640cは、ガイドユニット50の第2ねじ部50c(雄ねじ部)と螺合する。
図3に記載の例では、ロータ部材64は、連結部材643を含む。そして、外筒641の上端部と、内筒640の上端部とが、連結部材643を介して連結されている。連結部材643は、例えば、リング形状を有する。連結部材643の材質は、例えば、真鍮等の金属である。連結部材643と外筒641(プラスチックマグネット)とは、インサート成形により一体的に形成されてもよい。連結部材643と内筒640とは、かしめ加工により固着されてもよい。
図3に記載の例では、ロータ部材64は、位置決め部材646を含む。位置決め部材646は、ロータ部材64の移動下限位置を規定する。具体的には、ロータ部材64が、回転しつつ下方に移動すると、位置決め部材646と、ストッパ58とが接触する。位置決め部材646とストッパ58とが接触する位置が、ロータ部材64の移動下限位置である。
ストッパ58は、ロータ部材64とともに回転しない任意の部材に設けることができる。図3に記載の例では、ストッパ58はガイドユニット50に設けられている。代替的に、ストッパ58は、キャン30に設けられてもよい。
図3に記載の例では、ロータ部材64と、ガイドユニット50とが、第1ねじ部640cと第2ねじ部50cとを介して、螺合している。このため、ロータ部材64は、回転とともに上下動する。代替的に、ロータ部材64は、上下動しないロータ部材であってもよい。
(弁駆動部)
弁駆動部は、ロータ部材64の回転によって、弁軸70を介して弁体75を昇降させる機構であり、キャン30に収容されている。弁軸70(弁シャフト)は、弁体75を支持する棒状の部材である。弁軸70の第1端部70aには弁体75が配置されている。そして、弁軸70が下方向に移動することにより、弁体75が弁座14に着座し、弁軸70が上方向に移動することにより、弁体75が弁座14から離間する。
図3に記載の例では、弁軸70の第2端部70bは、ロータ部材64によって支持されている。図3に記載の例では、弁軸70の第2端部70bの下面が、ロータ部材64の上面(より具体的には、内筒640の上面)によって支持されている。
図3に記載の例では、弁軸70の第2端部70bは、ロータ部材64の弁軸支持部648(例えば、凹部)によって支持される。弁軸70は、付勢部材76によって下方に付勢されている。このため、弁体75が弁座14から離間している状態においては、弁軸70の第2端部70bは、ロータ部材64の弁軸支持部648に接触している。よって、弁軸70は、ロータ部材64とともに上下動する。また、弁軸70の第2端部70bと弁軸支持部648とは、付勢部材76による付勢力により、互いに圧接されている。このため、弁体75が弁座14から離間している状態においては、弁軸70は、ロータ部材64とともに回転する。
弁体75が弁座14に接触した後、ロータ部材64が回転しつつ更に下方に移動すると、付勢部材76は収縮し、弁体75は、弁座14に押し付けられる。そして、弁体75と弁座14との間の摩擦力により弁軸70(および弁体75)は、回転を停止する。
なお、図3に記載の例では、弁軸70の移動(上下動および中心軸まわりの回転移動)は、ガイドユニット50の内周面によってガイドされる。換言すれば、弁軸70の外周面とガイドユニット50の内周面との間の隙間は微小隙間である。また、図3に記載の例では、弁軸70の外面には、他の部材と螺合するねじ部は設けられていない。
図3に記載の例では、付勢部材76は、ロータ部材64と、弁軸70(より具体的には弁軸70の段差部)との間に配置されている。
付勢部材76は、弁軸70を下方に付勢して、弁体75が弁座14に着座している時に、弁体75を弁座14に向けて押し付ける機能を有する。加えて、付勢部材76は、ロータ部材64を上方に付勢して、ロータ部材64と弁軸70とを互いに圧接させ、弁軸70の移動をロータ部材64の移動に追従させる機能を有する。
図3に記載の例では、弁軸70は、軸方向に移動する。すなわち、制御弁1は、弁体75が弁座シート面に対して垂直方向に移動する形式のポペットバルブである。代替的に、制御弁1は、ポペットバルブ以外のバルブ、例えば、ボールバルブ、バタフライバルブ等であってもよい。
(配管部品)
図5を参照して、接続部材20の締結部22に連結される配管部品80の一例について説明する。図5は、接続部材20と配管部品80との間の連結構造の一例を示す概略断面図である。
図5に記載の例では、配管部品80は、締結部22(第1締結部22a)に連結される第1配管部品81を備える。
第1配管部品81は、第1接続管811が配置された配管接続部810と、締結部22(第1締結部22a)に締結される配管部品側締結部815とを備える。
第1接続管811内の流路は、第1配管11内の流路と連通する。図5に記載の例では、配管接続部810の表面と、第1フランジ受け部213の表面とが互いに接触している。また、配管接続部810と第1フランジ受け部213と、第1配管11とによって形成される空間内には、第1シール部材91(Oリング等)が、配置されている。第1シール部材91は、配管接続部810と、第1フランジ部113の第1受け面113aとによって挟まれている。
図5に記載の例では、配管部品側締結部815には、ボルト、ねじ等の締結部材F1が挿入される穴部815hが形成されている。
図5に記載の例では、配管部品80は、締結部22(第2締結部22b)に連結される第2配管部品83を備える。
第2配管部品83は、第2接続管831が配置された配管接続部830と、締結部22(第2締結部22b)に締結される配管部品側締結部835とを備える。
第2接続管831内の流路は、第2配管13内の流路と連通する。図5に記載の例では、配管接続部830の表面と、第2フランジ受け部233の表面とが互いに接触している。また、配管接続部830と第2フランジ受け部233と、第2配管13とによって形成される空間内には、第2シール部材93(Oリング等)が、配置されている。第2シール部材93は、配管接続部830と、第2フランジ部133の第2受け面133aとによって挟まれている。
図5に記載の例では、配管部品側締結部835には、ボルト、ねじ等の締結部材F2が挿入される穴部835hが形成されている。
配管部品80は、例えば、金属製である。図5に記載の例では、配管部品80は、ブロック状のブロック部品であるが、配管部品80は、配管自体(例えば、第1接続管811、第2接続管831)であってもよい。
(実施形態における制御弁の製造方法)
図6を参照して、実施形態における制御弁の製造方法の一例について説明する。図6は、制御弁の製造方法の一例を示すフローチャートである。
第1ステップST1において、金属製の弁本体10と樹脂製の接続部材20とを含むバルブ側ユニット2が用意される。例えば、第1に、弁室VSを備えた弁本体10が、成形型内に挿入される。そして、第2に、成形型内に樹脂材料が流し込まれる。こうして、金属製の弁本体10と樹脂製の接続部材20とを含むバルブ側ユニット2がインサート成形される。
なお、第1ステップST1により作製されたバルブ側ユニット2に含まれる接続部材20は、配管部品80を接続するための締結部22を備える。
第2ステップST2において、金属製の弁本体10と、金属製のキャン30とが直接的に固着される。例えば、弁本体10とキャン30とが溶接されることにより、弁本体10と、キャン30とが直接的に固着される。
なお、第2ステップST2において、弁本体10に連結されるキャン30の内部には、ロータ部材64等の弁駆動部が収容されていてもよい。なお、制御弁1が電磁弁である場合には、弁駆動部は、プランジャ(例えば、可動鉄片)であり、エネルギー付与部は、ソレノイド(コイル)である。
第1ステップST1と第2ステップST2との間に、弁軸70の移動を案内するガイドユニット50を、弁本体10に固着するステップが実行されてもよい。ガイドユニット50を、弁本体10に固着するステップは、例えば、ガイドユニット50を弁本体10の第1接続部16に螺合することにより実行される。この場合、ガイドユニット50と弁本体10との間には、Oリング等のシール部材が配置されてもよい。
以上のとおり、実施形態では、制御弁1を、複雑な作業を要することなく容易に製造することが可能である。
(制御弁1と配管部品80との連結)
図6を参照して制御弁1と配管部品80を連結する方法の一例について説明する。
第3ステップST3において、第1配管部品81の配管接続部810と、弁本体10の第1配管11とが位置合わせされた状態で、配管接続部810と、接続部材20の第1フランジ受け部213とを互いに接触させる。このとき、配管接続部810と第1配管11との間には、第1シール部材91が配置されていてもよい。
第4ステップST4において、第1配管部品81の配管部品側締結部815と、接続部材20の締結部22とを互いに接触させる。第4ステップST4は、第3ステップST3より前に実行されてもよいし、第3ステップST3よりも後に実行されてもよいし、第3ステップST3と同時に実行されてもよい。
第5ステップST5において、第1配管部品81の配管部品側締結部815と、接続部材20の締結部22とが締結される。配管部品側締結部815と、締結部22との間の締結は、配管部品側締結部815の穴部815hと締結部22の穴部22hに締結部材F1を挿入することにより行われてもよい。
第6ステップST6において、第2配管部品83の配管接続部830と、弁本体10の第2配管13とが位置合わせされた状態で、配管接続部830と、接続部材20の第2フランジ受け部233とを互いに接触させる。このとき、配管接続部830と第2配管13との間には、第2シール部材93が配置されていてもよい。
第7ステップST7において、第2配管部品83の配管部品側締結部835と、接続部材20の締結部22とを互いに接触させる。なお、第7ステップST7は、第6ステップST6より前に実行されてもよいし、第6ステップST6よりも後に実行されてもよいし、第6ステップST6と同時に実行されてもよい。
第8ステップST8において、第2配管部品83の配管部品側締結部835と、接続部材20の締結部22とが締結される。配管部品側締結部835と、締結部22との間の締結は、配管部品側締結部835の穴部835hと締結部22の穴部22hに締結部材F2を挿入することにより行われてもよい。
以上のとおり、実施形態では、制御弁1と配管部品との間の連結を、複雑な作業を要することなく容易に実行することが可能である。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されない。また、本発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは各実施の形態において任意の構成要素の省略が可能である。
1 :制御弁
2 :バルブ側ユニット
3 :駆動ユニット
4 :ハウジング
10 :弁本体
11 :第1配管
13 :第2配管
14 :弁座
15 :隔壁
16 :第1接続部
20 :接続部材
22 :締結部
22−1 :第1端面
22−2 :第2端面
22a :第1締結部
22b :第2締結部
22c :雌ねじ部
22h :穴部
30 :キャン
30a :下端部
32 :側壁
34 :端壁
50 :ガイドユニット
50c :第2ねじ部
58 :ストッパ
62 :ステータ部材
64 :ロータ部材
70 :弁軸
70a :第1端部
70b :第2端部
75 :弁体
76 :付勢部材
80 :配管部品
81 :第1配管部品
83 :第2配管部品
91 :第1シール部材
93 :第2シール部材
113 :第1フランジ部
113a :第1受け面
133 :第2フランジ部
133a :第2受け面
213 :第1フランジ受け部
213h :穴部
233 :第2フランジ受け部
233h :穴部
620 :コイル
622 :ボビン
640 :内筒
640c :第1ねじ部
641 :外筒
643 :連結部材
646 :位置決め部材
648 :弁軸支持部
810 :配管接続部
811 :第1接続管
815 :配管部品側締結部
815h :穴部
830 :配管接続部
831 :第2接続管
835 :配管部品側締結部
835h :穴部
F1 :締結部材
F2 :締結部材
FP1 :第1流路
FP2 :第2流路
VS :弁室

Claims (7)

  1. 内部に弁室が形成された弁本体と、
    前記弁本体に固着された接続部材と、
    前記弁本体に固着されたキャンと、
    を具備し、
    前記接続部材は、樹脂製であり、
    前記接続部材は、配管部品を接続するための締結部を備え、
    前記接続部材は、前記弁本体の第1配管が通過する穴部と、前記締結部に設けられ締結部材を受け入れる穴部とを有する制御弁。
  2. 前記弁本体はステンレス鋼製であり、
    前記キャンはステンレス鋼製である請求項1に記載の制御弁。
  3. 前記弁本体と前記キャンとは、溶接固着されている請求項1または2に記載の制御弁。
  4. 前記弁本体と前記接続部材とは、インサート成形により一体化されている請求項1乃至3のいずれか一項に記載の制御弁。
  5. 前記弁本体は、第1フランジ部を備えた第1配管を有し、
    前記接続部材は、前記第1配管の周囲に配置された第1フランジ受け部を有する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の制御弁。
  6. 内部に弁室が形成された弁本体と、
    前記弁本体に固着された接続部材と、
    前記弁本体に固着されたキャンと、
    を具備し、
    前記接続部材は、樹脂製であり、
    前記接続部材は、配管部品を接続するための締結部を備え、
    前記締結部の数は1個である制御弁。
  7. 前記キャン内に配置されたロータ部材と、
    前記キャン外に配置されたステータ部材とを更に具備する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の制御弁。
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