JP6751481B2 - アウトソール、及び、靴 - Google Patents

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Description

本発明は、アウトソールと、アウトソールを備えた靴とに関する。
従来、スポーツシューズなどの靴は多くの部材で構成されている。
例えば、靴底は、インナーソール、ソックライナー、ミッドソール、アウトソール等の部材で構成されている。
靴は、良好な履き心地を着用者に感じさせるだけでなく、走る、止まるといった着用者の動きをサポートする機能が求められる。
そのようなことから靴の接地面には、従来、複雑な凹凸形状が設けられている(下記特許文献1参照)。
また、このような接地面を構成するアウトソールは、優れたグリップ性を発揮させるべく、従来、非架橋ゴムシートや架橋ゴムシートなどといったエラストマーシートで構成されている。
日本国特表2001−510389号公報
接地面に凹凸を有する靴は、凸部のエッジによって地面に対して優れたグリップ性が発揮されるだけでなく凸部が変形し易いことで地面との間に比較的広い接触面積を確保しやすい点において優れたグリップ性能を発揮する。
例えば、アウトソールに凸条と凹溝とが交互に並んで設けられているような靴の場合、前記凸条のエッジを地面の凹部に突入させることができるとともに小石などによる突起が地面側に存在していても隣り合う凸条の間を押し広げて凹溝内に前記突起を侵入させることができて地面とアウトソールとが点接触な状態になることが抑制される。
上記のような効果は、通常、凸部をある程度の高さにすることで顕著に発揮される。
しかしながら、靴底に高い凸部や深い凹部を形成すると靴底が厚くなる結果を招いて靴が重たくなってしまうおそれがある。
また、接地面に深い凹部を設けると小石などが挟まりやすくなってしまう点で靴の履き心地を低下させるおそれがある。
上記のようなことから、本発明は、接地面の構造を単純化することに役立ち、靴の軽量化に有用なアウトソールを提供し、ひいては、着用者に軽快感を与え得る靴を提供することを課題としている。
上記課題を解決するための本発明は、接地面を構成する少なくとも1つのエラストマーシートを備えたアウトソールであって、前記エラストマーシートはエラストマーで構成されたシート本体と、該シート本体中に分散した複数のポリマー粒子とを備え、該複数のポリマー粒子が内部に複数の空隙を有する発泡粒子であるアウトソールを提供する。
また、本発明は、上記課題を解決すべく、このようなアウトソールを備えた靴を提供する。
一態様の靴を示した概略斜視図。 靴の接地面側からアウトソールを見た様子を示した概略平面図。
本発明について図を参照しつつ以下にその実施の形態を例示しつつ説明する。
図1に示すように本実施形態の靴1は、アッパー材2、ミッドソール3、及び、アウトソール4を有している。
本実施形態の靴1は、踵部末端HCと爪先部先端TCとを結ぶシューセンター軸Cxを有する。
尚、以下においては、シューセンター軸Cxに沿った方向Xにおける靴1や足などの寸法を「長さ」と称し、該方向Xにおいて爪先側に向かう方向X1については「前方」などと称し、踵側に向かう方向X2については「後方」などと称する。
また、靴1を水平面HPの上に自然状態で載置した際に該水平面HPと平行し、且つ、前記長さ方向Xに直交する方向Yを以下においては「幅方向」と称し、該方向Yにおいて内足側に向かう方向Y1については「内側」などと称し、外足側に向かう方向Y2については「外側」などと称する。
そして、前記水平面HPと直交する方向Zを「高さ方向」、「上下方向」、又は、「厚さ方向」と称し、該方向Zにおける上昇方向Z1については「上側」などと称し、下降方向Z2については「下側」などと称する。
本実施形態の靴1は、図2に示すように接地面1aの側から見た場合に、前記ミッドソール3の全体が下側から前記アウトソール4によって覆われている。
本実施形態の前記アウトソール4は、1枚のエラストマーシート40で構成されている。
前記エラストマーシート40は、略水平な状態となって上面側がミッドソール3の下面に接着し、下面側が靴の接地面1aとなっている。
前記エラストマーシート40には発泡状態となった複数のポリマー粒子が備えられており、該エラストマーシート40は、シート本体41と該シート本体中に分散した複数のポリマー粒子42とを備えている。
尚、ここでは前記アウトソール4が1枚のエラストマーシート40で構成されている場合を例にするが、前記アウトソール4は、複数枚のエラストマーシート40で構成されてもよい。
即ち、前記アウトソール4は、接地面1aを構成する少なくとも1つのエラストマーシート40を備えたアウトソール4であって、前記エラストマーシート40はエラストマーで構成されたシート本体41と、該シート本体中に分散した複数のポリマー粒子42とを備え、該複数のポリマー粒子42が内部に複数の空隙を有する発泡粒子となっているものである。
本実施形態のアウトソール4は、エラストマーシート40がポリマー粒子42を含み、前記接地面1aが上方に当該ポリマー粒子42の存在する第1領域1aと、上方に前記ポリマー粒子42の存在しない第2領域1aとを備えることで機械的特性が測定箇所によって異なる。
より詳しくは、本実施形態のアウトソール4は、接地面1aに上向きに圧力を加えた際のエラストマーシート40の圧縮変形の挙動がポリマー粒子42の存在する第1領域1aとポリマー粒子42の存在しない第2領域1aとで異なる。
そして、前記ポリマー粒子42がシート本体41よりも低弾性である場合、ポリマー粒子42の存在する箇所は、凹凸を有するアウトソールの凹部のように機能する。
一方で、前記ポリマー粒子42がシート本体41よりも高弾性である場合、ポリマー粒子42の存在する箇所は凹凸を有するアウトソールの凸部のように機能する。
尚、本実施形態のエラストマーシート40の下面側は、上向きに僅かに凹入した浅い溝40aを有しているものの略平坦な状態となっている。
本実施形態の靴1は、接地部分に大きな凹凸構造を有していないため、凹凸構造を形成するために靴底が厚くなってしまうことを抑制することができ、しかも、アウトソール4の一部を発泡状態のポリマー粒子42が構成しているために優れた軽量性を発揮する。
また、本実施形態の靴1は、接地面1aが過度に複雑な形状とはなっていない点において製造容易なものとなっている。
前記アウトソール4を構成するエラストマーシート40の厚さは、靴1に対して優れた軽量性を発揮させる上で、最も厚い箇所でも15mm以下であることが好ましい。
エラストマーシート40の最も厚い箇所の厚さは、10mm以下であることがより好ましい。
また、エラストマーシート40の平均厚さは、10mm以下であることが好ましく、8mm以下であることがより好ましい。
尚、エラストマーシート40の平均厚さ(t(mm))は、水平面HPにエラストマーシート40の輪郭形状を投影して得られる図形の面積(S(cm))でエラストマーシート40の体積(V(cm))を除して(t=V/S)求められる。
該平均厚さ(t(mm))は、通常、1mm以上である。
本実施形態のエラストマーシート40は、ミッドソール3との間に優れた接着性を発揮させるとともに接地面1aに優れたグリップ性を発揮させるべく上下両面とも前記ポリマー粒子が表面から突出していない。
従って、本実施形態においては、該エラストマーシート40の各部の厚さが原則的に前記シート本体41の厚さと共通している。
即ち、本実施形態のシート本体41は1〜15mm程度の厚さを有している。
前記ポリマー粒子42は、このシート本体41の内部に分散している。
本実施形態における前記ポリマー粒子42は、アウトソール全体に概ね均一に分散されている。
尚、前記ポリマー粒子42は、靴の前方と後方とで存在割合が異なっていても、幅方向内側と外側とで存在割合が異なっていてもよい。
前記ポリマー粒子42を確実にシート本体41の内部に存在させてエラストマーシート40の表面に露出させないようにする上で、前記ポリマー粒子42は、最も大きなものでも体積が100mm以下であることが好ましい。
前記複数のポリマー粒子42の平均体積は、75mm/個以下であることが好ましく、65mm/個以下であることがより好ましい。
前記複数のポリマー粒子は、一定以上の大きさを有する方が靴1の軽量化には有利である。
従って、複数のポリマー粒子42の平均体積は、0.5mm/個以上であることが好ましく、1mm/個以上であることがより好ましい。
ポリマー粒子の平均体積は、例えば、エラストマーシート40から無作為に選択した10〜20のポリマー粒子42について個々に体積を求め、得られた全ての体積の値を算術平均することによって求めることができる。
エラストマーシート40に占めるポリマー粒子42の割合は、特に限定されないが、アウトソール4に優れた強度を発揮させる上において20体積%以下であることが好ましく10体積%以下であることがより好ましく、5体積%以下であることがさらに好ましく、1体積%以下であることが最も好ましい。
一方で、エラストマーシート40に占めるポリマー粒子42の割合は、特に限定されないが、靴1の軽量性を考慮すると、0.01体積%以上であることが好ましく、0.05体積%以上であることがより好ましい。
エラストマーシート40におけるポリマー粒子42は、その機能を有効に発揮させる上において、シート本体中で凝集した状態になっておらず、ポリマー粒子42のそれぞれが孤立した状態になっていることが好ましい。
具体的には、エラストマーシート40におけるポリマー粒子42は、隣り合う粒子どうしの中心間距離(水平方向での距離:D,D,D・・・)の平均値が1mm以上確保されていることが好ましく、2mm以上確保されていることがより好ましく、5mm以上確保されていることが特に好ましい。
前記中心間距離の平均値は、30mm以下であることが好ましく、25mm以下であることがより好ましい。
複数のポリマー粒子42は、図2に示したような互いに接したポリマー粒子42aの割合が少なく、他のポリマー粒子と接していない孤立粒子42bを多く含み、前記エラストマーシート40におけるポリマー粒子42全体に対する前記孤立粒子42bの数割合が50%以上であることが好ましい。
孤立粒子42bの数割合は、60%以上であることが好ましく、75%以上であることが好ましい。
孤立粒子42bの中心間距離や数割合は、例えば、シート本体41が光透過性を有して直接的に内部のポリマー粒子42の存在を外側から確認できたり、一方の面から光を当てて他方の面から観察した際にポリマー粒子の存在を確認できたりするようであれば、そのままの状態で測定することができる。
もし、シート本体41が不透明であって外から内部のポリマー粒子42の存在が確認し難いようであれば、中心間距離や孤立粒子42bの数割合は、エラストマーシート40を厚さ方向中央部でスライスするなどして測定することができる。
上記のような好ましい状態のエラストマーシート40をより確実に作製するには、例えば、前記シート本体41となる2枚のエラストマーシートの間に複数のポリマー粒子42を挟み込んで熱プレスをし、2枚のエラストマーシートどうしを一体化させるようにすればよい。
この点について、シート本体41を熱可塑性エラストマーで形成する場合を例に具体的に説明すると、エラストマーシート40よりも面積の大きな2枚の熱可塑性エラストマーシートを用意し、これらの間に複数のポリマー粒子を挟み込んで積層体を作製し、該積層体からエラストマーシート40に対応した形状を有する予備成形体を切り出し、型を閉じた状態においてエラストマーシート40の形状に対応した内部空間が形成される雄型と雌型とを備えた成形型に前記予備成形体を挟み込んで熱可塑性エラストマーが熱融着する温度条件で熱プレスすることでエラストマーシート40を作製することができる。
シート本体41を架橋ゴムシートとする場合も同様の熱プレス法で作製することができる。
即ち、エラストマーシート40よりも大きな2枚の未架橋ゴムシートを用意し、これらの間に複数のポリマー粒子を挟み込んで積層体を作製し、該積層体からエラストマーシート40に対応した形状を有する予備成形体を切り出し、前記成形空間に前記予備成形体を収容させ、2枚の未架橋ゴムシートどうしが架橋して一体化する温度条件で雄型と雌型とで予備成形体を加圧してエラストマーシート40を作製することができる。
アウトソール4を耐摩耗性に優れたものとしうる点においては、シート本体を架橋ゴムで構成することが好ましい。
尚、ゴムの架橋に際しては、型内に比較的高い圧力を発生させないとゴムの一部がスポンジ状となって十分な強度を発揮しない場合がある。
シート本体とポリマー粒子42との圧縮変形における挙動の違いを明確にすべくシート本体を確実に非発泡な状態にするためには、高い圧力での熱プレスを実施することが好ましい。
しかし、エラストマーシート40の製造時に高圧でプレスするとポリマー粒子42が押し潰されて発泡度が低下したり、一部のポリマー粒子42が非発泡な状態になってしまったりするおそれがある。
このことを避ける意味で、本実施形態では、内部の空隙が1つだけのバルーン状の発泡粒子ではなく、複数の空隙を有する発泡粒子をポリマー粒子42として採用しているが、上記のような観点からは、優れた耐熱性を有する発泡粒子を前記ポリマー粒子42として採用することが好ましい。
前記ポリマー粒子42としては、熱可塑性エラストマーで構成されたものを採用することが好ましい。
なかでも前記ポリマー粒子42としては、耐熱性、耐摩耗性に優れている点で、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)で構成された発泡粒子が好適である。
ポリマー粒子42を構成するポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)は、その分子構造にポリオール由来の第1の構造単位とポリイソシアネート由来の第2の構造単位とを有し、前記第1の構造単位としてポリエーテルポリオール由来の構造単位を有するものが耐加水分解性に優れる点などにおいて好ましい。
前記ポリマー粒子42は、エラストマーシート40の製造前に予め発泡させておくことが好ましいが、エラストマーシート40の製造過程で押し潰されることを防止する意味においては、発泡力を残存した状態であることが好ましい。
即ち、前記ポリマー粒子42は、予め発泡状態とされる際に用いられた発泡剤の一部を残存し、エラストマーシート40の製造時に発泡剤による発泡力を発揮することが好ましい。
エラストマーシート40の製造に用いるポリマー粒子42は、例えば、炭化水素などの物理発泡剤を0.1質量%〜3質量%含有していることが好ましい。
前記ポリマー粒子42は、シート本体41との接着性を良好にしたり、外力によって変形し難くする目的で、他のポリマーでコーティングされてシート本体中に分散されてもよい。
主として前者の目的でポリマー粒子42に施されるコーティングは、例えば、ロジンなどの接着成分やシランカップリング剤などを含むコーティング剤を使って実施することができる。
主として後者の目的でポリマー粒子42に施されるコーティングは、例えば、エポキシ樹脂などの硬質な樹脂や、無機フィラーなどを含むコーティング剤を使って実施することができる。
本実施形態の前記ポリマー粒子42は、前記のようにポリウレタン系熱可塑性エラストマーを含むポリマー組成物によって形成されていることが好ましいが、このようなポリマー組成物以外で構成されていてもよい。
前記ポリマー粒子42は、例えば、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、ポリアミド系エラストマー(PA)、ポリエーテルブロックアミド(PEBA)、ポリスチレン(PS)、ポリオキシメチレン(POM)、ポリオキシエチレン(POE)及びポリエステル系エラストマー(PET,PBT)のうち一種又は複数種を含むポリマー組成物で構成されていてもよい。
前記ポリマー粒子42を形成するポリマー組成物は、アウトソールに求められる耐熱性、耐摩耗性や、前記シート本体41を構成するエラストマーとの親和性に基づいて、適宜選択することができる。例えば、アウトソール4に優れた耐熱性が求められる場合には、前記ポリマー粒子42を構成するポリマーは、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー、ポリプロピレン、ポリアミド系エラストマー、ポリエーテルブロックアミド及びポリエステル系エラストマーのうち一種又は複数種を好適に含むことができる。
前記シート本体41を構成するエラストマーは、架橋ゴムや熱可塑性エラストマー等、アウトソールの接地面を構成するエラストマーとして好適な任意のエラストマーであってもよい。
前記シート本体41を構成するエラストマーは、アウトソールに求められる硬度、耐久性などに基づいて、適宜選択することができる。例えば、アウトソール4がランニングシューズ用のアウトソールである場合には、前記シート本体41を構成するエラストマーのショアA硬度は、40〜90であることが好ましい。
アウトソール以外に前記靴1を構成するアッパー材2やミッドソール3については、従来公知のものを用いることができる。
前記靴1は、上記のようなアウトソール4を有することで、軽量性に優れ、着用者に軽快感を与えるのに有効なものである。
尚、本発明に係るアウトソール及び靴は、上記実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、本発明に係るアウトソールでは、シート本体の内部に分散されているポリマー粒子は、必ずしもアウトソール全体に均一に分散されていなくてもよい。例えば、前記ポリマー粒子は、アウトソールの踵部、前足部のようなアウトソールの一部分において偏在していてもよい。このように、アウトソール内のポリマー粒子を偏在させた場合には、アウトソールの所望の部位における機械的特性を効果的に調節することができる。
1:靴、2:アッパー材、3:ミッドソール、4:アウトソール、40:エラストマーシート、41:シート本体、42:ポリマー粒子、42b:孤立粒子

Claims (4)

  1. 接地面を構成する少なくとも1つのエラストマーシートを備えたアウトソールであって、
    前記エラストマーシートはエラストマーで構成されたシート本体と、該シート本体中に分散した複数のポリマー粒子とを備え、該複数のポリマー粒子が内部に複数の空隙を有する発泡粒子であり、前記複数のポリマー粒子の平均体積が0.5mm 3 /個以上75mm 3 /個以下であるアウトソール。
  2. 前記シート本体を構成するエラストマーが架橋ゴムであり、前記複数のポリマー粒子が熱可塑性ポリウレタン粒子である請求項1記載のアウトソール。
  3. 前記複数のポリマー粒子は、他のポリマー粒子と接していない孤立粒子を含み、
    前記エラストマーシートにおけるポリマー粒子全体に対する前記孤立粒子の数割合が50%以上である請求項1又は2記載のアウトソール。
  4. 請求項1乃至の何れか1項に記載のアウトソールを備えた靴。
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