JP6748997B2 - 介護支援システム - Google Patents

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本発明は、複数の被介護者を介護する複数の介護者が利用する介護支援システムに関するものである。
少子高齢化時代が到来し、介護業界は、サービスの担い手である人材の確保が急務になっている。介護の仕事は、重労働であり、人材の確保のためには、介護者の負担の軽減が課題の1つである。介護者の負担の軽減を目的として、介護支援システムの開発が進められている。
例えば、特開2015−58030号公報(特許文献1)や特開2015−216565号公報(特許文献2)に記載の介護支援システムでは、被介護者に異常が生じた場合に、介護者が保持する端末に警報を送信し、介護者が適切な動きを行うことを可能にしている。
特開2015−58030号公報 特開2015−216565号公報
しかしながら、介護の現場においては、早期に被介護者の異常に気付く一部の介護者が率先して対処してしまうことが多く、介護者による仕事の偏重が生じやすいという問題がある。このことは特開2015−58030号公報(特許文献1)等に記載の介護支援システムを利用しても変わらず、警報に対して率先して被介護者に駆けつける介護者が一部の介護者に偏重してしまうことが予想される。これでは、結局は、介護者の負担の軽減につながらない。
本発明の目的は、被介護者の介護の必要性に応じたアラートを通知しつつ、複数の介護者の労務管理も行うことが可能な介護支援システムを提供することにある。
本発明の介護支援システムは、複数のセンサと、管理サーバと、複数の携帯端末とから構成されている。複数のセンサは、複数の被介護者の状態をそれぞれ検知し、得られた検知情報を出力するものである。例えば、被介護者のベッドに取り付けられ離床行動を検知するセンサ、人の動きを検知するセンサ、ドアの開閉を検知するセンサ等である。センサは、単独で使用されるものでもよく、組み合わされて使用されるものでもよい。
管理サーバは、複数のセンサからの複数の検知情報を受信し、複数の検知情報に基づいて複数の被介護者の状態を監視し、1以上の検知情報から介護の必要性を判断すると、1以上の検知情報に対応する1以上の被介護者の状態に関するアラート情報を出力するものである。介護の必要性については、施設の規模や要望に応じて、様々に設定を行うことが考えられる。例えば、被介護者のバイタル情報を監視する必要がある場合には、ベッドに被介護者の心拍・呼吸を検知するセンサを配置し、心拍・呼吸に大幅な変動があった場合に、アラート情報を出力することができる。また、離床行動を監視する必要がある場合には、ベッドに被介護者の心拍・呼吸・体動を検知するセンサを配置し、且つ、ベッドの足下に被介護者の動きを検知するモーションセンサを配置しておき、心拍・呼吸・体動の変化があった後、モーションセンサが被介護者の存在を検知した場合に、被介護者が離床行動を行っていると判断し、アラート情報を出力することができる。
複数の携帯端末は、複数の被介護者を介護する複数の介護者にそれぞれ保持され、管理サーバからアラート情報を受信すると、1以上の被介護者の存在情報を複数の介護者に通知するものである。複数の携帯端末は、汎用性を有するいわゆるスマートフォンにアプリケーションをインストールしたものや、介護者が装着できるリストバンド、ネックストラップ形式のものでもよく、また、専用端末でもよいのはもちろんである。介護者への通知は、携帯端末の表示画面への表示、音声、振動等、どのような形態によって行われるものでもよい。また、アラート情報の内容によって、通知方法及び内容が変わってもよい。
複数の携帯端末のそれぞれは、アラート情報を受信した後、複数の介護者のうち1以上の介護者が1以上の被介護者の介護に対応するとき又は対応しているときに、対応通知を管理サーバに通知する機能を有している。対応通知を通知する方法は、例えば、携帯端末のスイッチを押し下げたり、表示画面に表示されたタッチボタンをタッチしたり、被介護者のベッドに取り付けた近距離無線通信機器に携帯端末を近づけて交信を行ったりして、通知をするようにしてもよい。
本発明は、管理サーバが、複数の携帯端末からの対応通知の履歴を記録する履歴記憶部と、履歴に基づいて複数の介護者の労務管理を実施する労務管理実施部を備えている。このように管理サーバを構成することで、複数の介護者それぞれが被介護者の対応を行った件数を把握することが可能となり、介護者の労務管理を行って、特定の介護者に負担が集中することを防止し、且つ、複数の介護者の負担割合が極端に不平等になることを防止することができる。
複数の介護者がそれぞれ履歴を参照して、相互に労務管理を行うようにしてもよいが、介護者の労務管理を行う管理者を設定してもよい。この場合には、管理者に、管理者が使用する管理者端末を保持させることができる。1以上の管理者端末は、複数の携帯端末の中で管理者端末として設定されたものであってもよいし、また、複数の携帯端末とは別に用意して管理者端末として設定されたものでもよい。1以上の管理者端末は、管理サーバの履歴記憶部から履歴を読み出す機能を有していてもよい。
管理サーバの労務管理実施部は、様々な労務管理を行うことができる。例えば、履歴に基づいて、単位時間内に所定回数以上、1以上の被介護者の対応を行っている1以上の介護者が存在すると判断した場合、管理者端末に対して、1以上の介護者の過剰労働情報または過労情報を出力してもよい。単位時間内に所定回数以上とは、例えば、1時間毎に集計を行い、6回以上(平均して10分に1回以上)等である。このような情報を管理者端末に対して通知すれば、管理者は、一部の介護者に負担が偏っている可能性を知ることができ、業務の負担の見直しが可能となる。
また、例えば、履歴に基づいて、単位時間内に1以上の被介護者の対応を行っていない1以上の介護者が存在すると判断した場合、管理者端末に対して、1以上の介護者の怠慢情報を出力してもよい。このような情報を管理者端末に対して通知すれば、管理者は、次に発生する業務を優先して対応させるべき1以上の介護者を指名することもでき、業務の負担の見直しが可能となる。
本実施の形態の介護支援システムの一例を示すブロック図である。 介護支援システムを導入した介護施設の一例を示す平面図である。 (A)乃至(C)は、介護支援システムで使用するセンサの例を示す図である。 心拍センサ及びマルチセンサの設置例を示す図である。 離床行動の模式図である。 (A)乃至(C)は、携帯端末に表示される情報の例である。 介護支援システムをコンピュータを利用して実現する場合に用いるソフトウェアのアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。 介護支援システムをコンピュータを利用して実現する場合に用いるソフトウェアのアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。 第2の実施の形態の介護支援システムの一例を示すブロック図である。 介護支援システムを導入した介護施設の一例を示す平面図である。 携帯端末に付与されている所属エリア情報のツリー構造を示す図である。 介護支援システムをコンピュータを利用して実現する場合に用いるソフトウェアのアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の介護支援システムの実施の形態を詳細に説明する。
<第1の実施の形態>
[全体構成]
図1は、本実施の形態の介護支援システムの一例を示すブロック図であり、図2は、介護支援システムを導入した介護施設の一例を示す平面図であり、図3(A)乃至(C)は、介護支援システムで使用するセンサの例を示す図であり、図4は、心拍センサ及びマルチセンサの設置例を示す図であり、図5は、離床行動の模式図であり、図6(A)乃至(C)は、携帯端末に表示される情報の例であり、図7及び図8は、介護支援システムをコンピュータを利用して実現する場合に用いるソフトウェアのアルゴリズムの一例を示すフローチャートである。
図1に示すように、介護支援システム1は、複数のセンサ3(3a,3b,3c・・・)と、1以上のゲートウェイ5(5a,5b,5c・・・)と、管理サーバ7と、複数の携帯端末9(9a,9b,9c・・・)とから構成されている。
本実施の形態では、介護施設は、101号室〜106号室を有しているが、全てが同じエリアに属するものとしている。
[センサ及びゲートウェイ]
複数のセンサ3は、複数の被介護者の状態をそれぞれ検知し、得られた検知情報を出力するものである。本実施の形態では、図3(A)乃至(C)に示す、3種類のセンサを複数組み合わせて用いている。図3(A)のセンサは、被介護者のベッドに取り付けられるものであり、被介護者に対してマイクロ波を照射し、心臓や肺の動きでわずかに振動する体表面から反射するマイクロ波の変化をもとに、心拍や呼吸数などの生体情報を検知する、ランプ一体型の心拍センサS1である。図3(B)のセンサは、人の動き、温度、湿度、明るさを検知できるマルチセンサS2である。心拍センサS1及びマルチセンサS2は、図4に示すように、被介護者のベッドの周りに配置することで、図5に示すような離床行動及び完全離床を検知することができる。すなわち、被介護者の上部に取り付けた心拍センサS1によって、被介護者が起床中、または、座位にあることまでを検知した後(離床行動)、ベッドの足下に取り付けたマルチセンサS2が被介護者の足を検知した場合に、被介護者の完全離床を検知することができる。図3(C)のセンサは、一方をドア側、他方を壁側に設置して、ドアの開け閉めを検知するドアセンサS3である。ドアセンサS3も、マルチセンサS2同様、温度、湿度、明るさも検知することができるものである。以下の説明では、特に明示する場合を除いて、各センサについて、区別せずに、総称して「センサ」と呼ぶものとする。
1以上のゲートウェイ5は、複数のセンサ3からの検知情報を管理サーバ7に送信する中継器の役割を果たすものであり、電気通信回線NWと常時接続されている。
本実施の形態では、介護施設は、4人部屋の101号室及び102号室、個室の103号室〜106号室となっており、各ベッド及び各トイレに上記のセンサが備え付けられている。その他、各ベッドには、被介護者が介護者を呼び出すために操作可能なコールボタン(図示せず)も配置されている。
[管理サーバ]
管理サーバ7は、1以上のゲートウェイ5を介して送信された複数のセンサ3からの複数の検知情報を受信し、複数の検知情報に基づいて複数の被介護者の状態を監視し、1以上の検知情報から介護の必要性を判断すると、1以上の検知情報に対応する1以上の被介護者の状態に関するアラート情報を出力するものである。管理サーバ7は電気通信回線NWと接続された通信部11と、記憶部13と、制御部15から構成されている。記憶部13は、検知情報記憶部17と、通知情報記憶部19と、履歴記憶部21と、設定記憶部23とを備えており、制御部15は、介護要否判断部25と、労務管理実施部27と、情報閲覧部29と、応援要請部31とを備えている。
検知情報記憶部17は、複数のセンサ3からの複数の検知情報を記憶している。通知情報記憶部19は、介護要否判断部25と労務管理実施部27が出力した通知内容を記憶している。履歴記憶部21は、複数の携帯端末9の操作履歴を記憶している。設定記憶部23は、複数の携帯端末9の権限情報や、介護施設に設置した複数のセンサ3の設定情報、エリア情報等を記憶している。
介護要否判断部25は、検知情報記憶部17に記憶された検知情報に基づいて、被介護者の状態を監視し、1以上の検知情報から介護の必要性を判断する。具体的には、介護要否判断部25は、検知情報が予め設定した「シナリオ」を満たすか否かの判断を行い、介護の必要性を判断する。本実施の形態では、介護要否判断部25は、下記のシナリオに基づいて、アラート情報を出力できる:
(1)離床行動 被介護者がベッドから離床しようとする行動を検知した場合。シナリオ内容は、上述の通りである
(2)完全離床 被介護者がベッドから完全に離床した場合。シナリオ内容は、上述の通りである
(3)トイレ長時間使用 被介護者がトイレを長時間使用していた場合。トイレ内に設置したマルチセンサS2、及び、トイレのドアに設置したドアセンサS3で検知する。ドアセンサS3でドアの開閉を検知後、所定時間経過後もマルチセンサS2で人の存在を検知する場合である
(4)熱中症 室内の熱中危険状態を検知した場合。マルチセンサS2またはドアセンサS3で検知した温度が、所定の温度以上になった場合である
(5)コール 被介護者がコールボタンを押した場合
(6)生活反応 被介護者の生活反応が確認できない場合。心拍センサS1、マルチセンサS2、ドアセンサS3で、所定時間、介護者の動きを検知しなかった場合である
(7)心拍・呼吸異常 被介護者の心拍・呼吸に急激な変動が見られた場合。心拍センサS1で、被介護者の心拍・呼吸に急激な変動を検知した場合である。
上記(1)乃至(7)のいずれのシナリオに基づいてアラート情報を出力するか、また、閾値をどうするか等については、施設の規模や要望に応じて、設定を行うことが可能である。介護要否判断部25は、検知情報がシナリオを満たしたと判断すると、通信部11を介して、複数の携帯端末9に対して、アラート情報を出力し、且つ、通知情報記憶部19にアラート情報を出力する。
[携帯端末]
複数の携帯端末9は、介護支援システム用のアプリケーションをインストールしたスマートフォンである。複数の携帯端末9は、保持している介護者が「勤務中」であるか、「勤務外」であるかの設定が可能になっており、「勤務中」に設定している場合に、アラート情報等を受信可能になっている。管理サーバ7の履歴記憶部21には、「勤務中」「勤務外」の設定日時が記憶されている。また、複数の携帯端末9には、保持する介護者が所属する所属エリア情報が付与されている。なお、本実施の形態では、エリア分けされていないため、全ての携帯端末9に同じ所属エリア情報が付与されている。
アラート情報を受信すると、各携帯端末9の表示画面には、図7(A)に示すように、介護を必要とする被介護者を特定する情報と、そのアラート情報の理由を示す情報(シナリオの内容を示す情報)がポップアップ表示33により表示される。ポップアップ表示33には、介護者がタッチパネルにより操作可能なボタン35,37が表示されており、介護者は、状況に応じて、ボタン35,37を操作する。「対応する」ボタン37を操作すると、管理サーバ7には、対応通知が通知され、履歴記憶部21に履歴として記録される。労務管理実施部27は、履歴記憶部19に記憶された履歴に基づいて介護者の労務管理を行う。
携帯端末9の「対応する」ボタン37が操作されると、複数の携帯端末9の表示画面は、図7(B)のように遷移し、アラート一覧に、介護者が「対応中」である旨、及び、該介護者の氏名が表示される。その後、「対応中」ボタン39を操作することで、携帯端末9の表示画面は、図7(C)のように遷移し、ポップアップ表示41が表示される。ポップアップ表示41には、ボタン43,45が表示されており、介護者は、状況に応じて、ボタン43,45を操作する。介護者の手に負えないような状況で、応援要請を行いたい場合には、「ヘルプ要請」ボタン43を操作することで、管理サーバ7には、応援要請通知が通知され、応援要請部31から複数の携帯端末9に対して、応援要請情報が出力される。対応を完了した場合には、「完了」ボタン45を操作する。
複数の携帯端末9は、アラート情報を閲覧する機能を有しており、閲覧要求をすることで、情報閲覧部29が通知情報記憶部19からアラート情報を読み出し、アラート情報の一覧を閲覧することができる。さらに、複数の携帯端末9のうち、管理者が保持する携帯端末9は、管理者端末として設定されている。本実施の形態では、携帯端末9aが管理者端末として設定されており、管理用端末9a(携帯端末9a)は、対応通知の履歴を閲覧することが可能である。管理用端末9aから閲覧要求をすることで、情報閲覧部29が履歴記憶部21から履歴を読み出し、履歴を閲覧することができる。
[フローチャート]
次に、図7のフローチャートを用いて、本実施の形態の介護支援システムの管理サーバによる処理の流れを説明する。複数のセンサ3は、常時、被介護者の状態を検知しており、管理サーバ7に対して、定期的に検知情報を出力している。管理サーバ7は、複数のセンサ3からの検知情報を受信して(ステップST1)、介護要否判断部25は、設定されたシナリオを満たす検知情報が存在するか、すなわち、介護の必要性がある被介護者がいるかを監視している(ステップST2)。介護要否判断部25は、介護の必要性を判断すると、複数の携帯端末9に対してアラート情報を出力する(ステップST3)。アラート情報を受信すると、携帯端末9のそれぞれの表示画面には、図6(A)に示すようなポップアップ表示33がなされるので、介護者は、表示画面を見ることによって、介護等の必要性があることを認識できる。介護者は、個々の状況に応じて、アラート情報に対して対応を行うことになる。複数の介護者のうち、最初の1人が、保持している携帯端末の「対応する」ボタン37を操作すると、管理サーバ7に対して、対応通知が送信され(ステップST4)、管理サーバ7の履歴記憶部21に、対応を行う介護者に関する情報が記憶される(ステップST5)。すると、各携帯端末9の表示画面は、図6(B)に示すような表示画面に遷移する。
対応することになった介護者は、アラート情報に基づいて被介護者等のところに駆けつけ、業務を行う。対応を完了した場合には、「対応中」ボタン39を操作し、携帯端末9の表示画面を図6(C)に示すような表示画面に遷移させ、ポップアップ表示41を表示させ、「完了」ボタン45を操作する(ステップST6)。これにより、アラート情報の対象となった案件が解決したということで、アラート情報の一覧から当該アラート情報が消去される。
介護者の手に負えないような状況で、応援要請を行いたい場合には、「ヘルプ要請」ボタン43を操作する(ステップST6)。すると、管理サーバ7には、応援要請通知が通知され、応援要請部31は、複数の携帯端末9に対して、応援要請情報を出力する(ステップST7)。応援要請情報を受信した介護者のうち、最初の1人が、保持している携帯端末の「対応する」ボタン(図6(A)同様)を操作すると、管理サーバ7に対して、対応通知である応援受諾通知が送信され(ステップST8)、管理サーバ7の履歴記憶部21に、対応を行う介護者に関する情報が記憶される(ステップST9)。その後、最初の介護者及び応援で駆けつけた介護者の双方から対応完了が通知されると、アラート情報の対象となった案件が解決したということで、アラート情報の一覧から当該アラート情報が消去される(ステップST10)。
図8は、本実施の形態の介護支援システムを用いて、介護者の労務管理を行う流れを示すフローチャートである。管理サーバ7の労務管理実施部27は、定期的に、履歴記憶部21から履歴を読み出し、労務管理を行う。具体的には、単位時間内に所定の回数以上対応を行っている介護者がいるかの確認を行う(ステップST21)。本実施の形態では、毎時0分に集計を行い、6回以上(平均して10分に1回以上)対応を行っている介護者がいるかの確認を行っている。該当する介護者が存在する場合には、労務管理実施部27は、管理者端末に対して、該介護者の過労情報(または過剰労働情報)を出力する(ステップST22)。さらに、労務管理実施部27は、単位時間内に1以上の被介護者の対応を行っていない1以上の介護者が存在するかの確認を行う(ステップST23)。本実施の形態では、毎時0分に集計を行い、勤務中にも関わらず、被介護者の対応を行っていない介護者がいるかの確認を行っている。該当する介護者が存在する場合には、労務管理実施部27は、管理者端末に対して、該介護者の怠慢情報を出力する(ステップST24)。
<第2の実施の形態>
図9は、第2の実施の形態の介護支援システムの一例を示すブロック図である。第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同じ部材には、図1に付した符号の数に100の数を加えた数の符号を付して説明を省略する。
図10に示すように、第2の実施の形態では、介護施設が、4人部屋の101号室及び102号室が属するエリアAと、個室の103号室〜106号室が属するエリアBとに分けられている。さらに、101号室、102号室は、それぞれスペースA01、A02に区分けされ、103号室〜106号室は、それぞれスペースB01〜B04に区分けされている。さらに、部屋内の各ベッドや各ドアに設置したセンサには、ユニット番号が付与されている。ユニット番号は、それぞれ、エリア及びスペースに属するものとして設定されている。エリア、スペース、ユニット番号に関する情報は、管理サーバ107の設定記憶部123に記憶されている。
また、図11に示すように、第2の実施の形態では、介護者が保持する携帯端末109に、上述のエリアに対応する所属エリア情報が付与されている。本実施の形態では、具体的には、携帯端末109a乃至109dには、エリアAの所属エリア情報が付与されており、エリアAを担当する介護者が保持する。また、携帯端末109e乃至109gには、エリアBの所属エリア情報が付与されており、エリアBを担当する介護者が保持する。
図12を用いて、第2の実施の形態の介護支援システムの管理サーバによる処理の流れを説明する。第1の実施の形態と同様、複数のセンサ103は、常時、被介護者の状態を検知しており、管理サーバ107に対して、定期的に検知情報を出力している。管理サーバ107は、複数のセンサ103からの検知情報を受信して(ステップST101)、介護要否判断部125は、設定されたシナリオを満たす検知情報が存在するか、すなわち、介護の必要性がある被介護者がいるかを監視している(ステップST102)。介護要否判断部125は、介護の必要性を判断すると、その検知情報を出力したセンサ103で状態を検知した1以上の被介護者がいるエリアの所属エリア情報が付与された携帯端末109に対して、アラート情報を出力する(ステップST103)。例えば、エリアAにあるセンサ103からの検知情報であれば、携帯端末109a乃至109dに対して、アラート情報を出力する。アラート情報を受信した介護者のうち、最初の1人が、保持している携帯端末の「対応する」ボタン137を操作すると、管理サーバ107に対して、対応通知が送信され(ステップST104)、管理サーバ107の履歴記憶部121に、対応を行う介護者に関する情報が記憶される(ステップST105)。本実施の形態では、所定時間経過後も対応通知を受信しない場合には、介護要否判断部125は、他のエリアの所属エリア情報が付与された携帯端末109に対して、アラート情報を出力する(ステップST106)。
対応することになった介護者は、アラート情報に基づいて被介護者等のところに駆けつけ、業務を行う。対応を完了した場合には、「対応中」ボタン139を操作し、ポップアップ表示141を表示させ、「完了」ボタン145を操作する(ステップST107)。これにより、アラート情報の対象となった案件が解決したということで、アラート情報の一覧から当該アラート情報が消去される。
介護者の手に負えないような状況で、応援要請を行いたい場合には、「ヘルプ要請」ボタン143を操作する(ステップST107)。すると、管理サーバ107には、応援要請通知が通知され、応援要請部131は、介護の必要性を判断する根拠となった検知情報を出力したセンサ103が属するエリアの所属エリア情報が付与された携帯端末109に対して、応援要請情報を出力する(ステップST108)。応援要請情報を受信した介護者のうち、最初の1人が、保持している携帯端末の「対応する」ボタンを操作すると、管理サーバ107に対して、対応通知である応援受諾通知が送信され(ステップST109)、管理サーバ107の履歴記憶部121に、対応を行う介護者に関する情報が記憶される(ステップST110)。本実施の形態では、所定時間経過後も応援受諾通知を受信しない場合には、応援要請部131は、他のエリアを示す所属エリア情報が付与された携帯端末109に対して、応援要請情報を出力する(ステップST111)。その後、最初の介護者及び応援で駆けつけた介護者の双方から対応完了が通知されると、アラート情報の対象となった案件が解決したということで、アラート情報の一覧から当該アラート情報が消去される(ステップST112)。
以上、本発明の実施の形態について具体的に説明したが、本発明はこれらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で変更が可能であるのは勿論である。
本発明によれば、被介護者の介護の必要性に応じたアラートを通知しつつ、複数の介護者の労務管理も行うことが可能な介護支援システムを得ることができる。
1 介護支援システム
3 センサ
5 ゲートウェイ
7 管理サーバ
9 携帯端末
11 通信部
13 記憶部
15 制御部
17 検知情報記憶部
19 通知情報記憶部
21 履歴記憶部
23 設定記憶部
25 介護要否判断部
27 労務管理実施部
29 情報閲覧部
31 応援要請部

Claims (3)

  1. 複数の被介護者の状態をそれぞれ検知し、得られた検知情報を出力する複数のセンサと、
    前記複数のセンサからの複数の前記検知情報を受信し、前記複数の検知情報に基づいて前記複数の被介護者の状態を監視し、1以上の前記検知情報から介護の必要性を判断すると、前記1以上の検知情報に対応する1以上の前記被介護者の状態に関するアラート情報を出力する管理サーバと、
    前記複数の被介護者を介護する複数の介護者にそれぞれ保持され、前記管理サーバから前記アラート情報を受信すると、前記1以上の被介護者の存在情報を前記複数の介護者に通知する複数の携帯端末とを備え、
    前記複数の携帯端末のそれぞれが、前記アラート情報を受信した後、前記複数の介護者のうち1以上の前記介護者が前記1以上の被介護者の介護に対応するとき又は対応しているときに、対応通知を前記管理サーバに通知する機能を有している介護支援システムにおいて、
    前記管理サーバは、前記複数の携帯端末からの前記対応通知の履歴を記録する履歴記憶部と、前記履歴に基づいて前記複数の介護者の労務管理を実施する労務管理実施部を備えており、
    前記複数の携帯端末には、前記複数の介護者の労務管理を行う管理者が使用する端末として設定された1以上の管理者端末が含まれており、
    前記1以上の管理者端末は、前記履歴記憶部から前記履歴を読み出す機能を有しており、
    前記労務管理実施部は、前記履歴に基づいて、単位時間内に前記1以上の被介護者の対応を行っていない前記1以上の介護者が存在すると判断した場合、前記管理者端末に対して、前記1以上の介護者の怠慢情報を出力することを特徴とする介護支援システム。
  2. 複数の被介護者の状態をそれぞれ検知し、得られた検知情報を出力する複数のセンサと、
    前記複数のセンサからの複数の前記検知情報を受信し、前記複数の検知情報に基づいて前記複数の被介護者の状態を監視し、1以上の前記検知情報から介護の必要性を判断すると、前記1以上の検知情報に対応する1以上の前記被介護者の状態に関するアラート情報を出力する管理サーバと、
    前記複数の被介護者を介護する複数の介護者にそれぞれ保持され、前記管理サーバから前記アラート情報を受信すると、前記1以上の被介護者の存在情報を前記複数の介護者に通知する複数の携帯端末とを備え、
    前記複数の携帯端末のそれぞれが、前記アラート情報を受信した後、前記複数の介護者のうち1以上の前記介護者が前記1以上の被介護者の介護に対応するとき又は対応しているときに、対応通知を前記管理サーバに通知する機能を有している介護支援システムにおいて、
    前記管理サーバは、前記複数の携帯端末からの前記対応通知の履歴を記録する履歴記憶部と、前記履歴に基づいて前記複数の介護者の労務管理を実施する労務管理実施部を備えており、
    前記複数の介護者の労務管理を行う管理者が使用する端末として設定された1以上の管理者端末をさらに備えており、
    前記1以上の管理者端末は、前記履歴記憶部から前記履歴を読み出す機能を有しており、
    前記労務管理実施部は、前記履歴に基づいて、単位時間内に前記1以上の被介護者の対応を行っていない前記1以上の介護者が存在すると判断した場合、前記管理者端末に対して、前記1以上の介護者の怠慢情報を出力することを特徴とする介護支援システム。
  3. 前記労務管理実施部は、前記履歴に基づいて、単位時間内に所定回数以上、前記1以上の被介護者の対応を行っている前記1以上の介護者が存在すると判断した場合、前記管理者端末に対して、前記1以上の介護者の過剰労働情報または過労情報を出力する請求項またはに記載の介護支援システム。
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