JP6747890B2 - 車両用緩衝部品 - Google Patents

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本発明は、車両用緩衝部品に関する。
例えば車両のドアには、その車室内側を覆う内貼りとしてドアトリムが設けられている。このドアトリムは、ドアの車室内側に設けられる対向部材(例えばインナーパネル)のさらに車室内側を覆う形で配置され、対向部材との間に一定の厚みの空間を形成している(特許文献1参照)。ところが、この空間が存在することにより、車室内の運転者の膝が押し当てられると凹み、変形する問題がある。このため、ドアトリムには、対向部材側に向かって突出し、その先端が対向部材に当接するボス(突出部)を設け、ドアトリムの凹みを防いでいる。
特開平8−238931号公報
しかしながら、車両の走行中の走行振動により、ボス(突出部)の先端と対向部材とが接触と離間を繰り返して、異音を発生する可能性がある。
本発明の課題は、車両の内装部品に設けられたボスと対向部材との接触による異音の発生を抑制でき、かつボスへの取り付け作業が容易となる車両用緩衝部品を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、本発明の車両用緩衝部品は、
車両において車室内側を覆う内装部品とその車両外側に対向配置される対向部材との間に空間を保つために前記内装部品から前記対向部材に向かって突出形成された突出部の先端に組み付けられる弾性部品として配置され、
前記突出部に所定位置まで組み付けられた際に、前記突出部の突出側先端面に被さるように位置して前記対向部材と当接する当接部と、その当接部に設けられて前記突出部の突出側先端面の一部を露出させる開口と、その開口を取り囲む開口外周部に設けられて前記突出側先端面に対し同一平面をなして隣接する位置合わせ面と、を備えることを特徴とする。
なお、本発明の内装部品とは、ドア開時あるいはドア閉時において車室内に露出する形で配置される板状(パネル状)の部品(パネル部材)であり、かつ空間を挟む形で車外側に対向配置される対向部材が存在する部品であればよく、上述のドアトリムの他にも、例えば、スカッフプレートや、パッケージトレイ、ピラーガーニッシュ、バックドアガーニッシュ、デッキサイドトリム等であってもよい。また、本発明の対向部材は、内装部品に対し空間を挟む形で車外側に対向して配置される板状の部材であればよい。
上記本発明の構成によれば、ドアトリム等の内装部品から突出する突出部(例えばボス等)の先端に、キャップのような弾性体が緩衝部品として取り付けられる。これにより、突出部の先端と、対向部材との間には、緩衝部品として弾性体が介在することとなるため、異音の発生を防ぐことができる。
しかしながら、内装部品の突出部先端に有底筒状のキャップを取り付ける場合、本発明の緩衝部品が突出部に対しどの程度差し込まれたかを確認することができず、差し込み不足であるか否かを判断することが難しい。この課題に対し、本発明の車両用緩衝部品は、内装部品の突出部の先端面を露出させる開口が設けられており、その開口から差し込み状態を確認することが可能となっている。さらに、本発明の車両用緩衝部品は、その開口を取り囲む開口外周部の一部に、内装部品の突出部先端に対し正常に組み付けられたときにその突出部の先端面と面一となる部分を設けたことで、正常な差し込み状態であるか否かを目視確認することができる。また、その面一となる部分が突出部の先端面に隣接していることで、正常な差し込み状態であるか否かの目視判断が容易となっている。
本発明の車両用緩衝部品は、内装部品の筒状の突出部に所定位置まで組み付けられた際に、その突出部の突出先端側を被覆するように形成され、対向部材に当接する部位となる当接部と、その突出部の突出先端側の外周を囲む筒状外周部と、を一体に有したキャップ状をなすものとすることができる。この場合、その当接部に上述の開口を設けることができる。内装部品の突出部が筒状をなす場合、その先端部を覆うように取り付けるためには、有底筒状をなすキャップ形状とすることができる。ところが、組み付けに際して、キャップ形状の車両用緩衝部品は、内部の空気によって組み付け方向とは逆向きの圧力を受けて、組み付けが妨げられ、所定位置まで組み付けることができなくなる可能性がある。本発明の車両用緩衝部品には、内装部品の筒状の突出部の先端を覆う当接部に開口が設けられているから、組み付けに際して内部の空気を逃がすことができ、所定位置まで組み付け可能である。
本発明の車両用緩衝部品において、上記当接部は、突出部の外周面を取り囲む筒状外周部における環状端面の周方向複数個所から、筒状の突出部の先端開口上をその中心部に向かって延出し、かつ該中心部において互いが連結する複数の頂上延出部により形成され、それら頂上延出部は、該中心部ほど内装部品の突出部開口(即ち突出部の先端開口)から離間して位置する湾曲形状をなすように形成できる。この構成によれば、車両用緩衝部品の当接部は、中心部ほど内装部品の突出部開口から離間するドーム状をなすから、対向部材に対しそのドーム状の中心部で滑らかに当接できるとともに、その中心部が内装部品の突出部開口に接近する弾性変形を生じやすい形状でもあるから、振動等を確実に吸収し、異音の発生防止に貢献できる。
本発明の車両用緩衝部品は、内装部品の板状の突出部の先端側を被覆して対向部材に当接する当接部と、その先端の表裏双方の主表面側で挟む対向部と、を一体に有したU字状をなし、その当接部を切り欠く形で開口を有して構成できる。この場合、内装部品の板状の突出部の先端面と、その先端面を露出させる開口を取り囲む開口外周部の一部と、が面一となっているか否かを、その開口から目視確認できる。
本発明の車両用緩衝部品が配置される車両ドアの構造の一例を示した断面図。 図1の車両用緩衝部品の第一実施例であって、その取り付け前状態を示した斜視図。 図2の車両用緩衝部品の取り付け後状態を示した斜視図。 図2の車両用緩衝部品の平面図。 図2の車両用緩衝部品の底面図。 図2の車両用緩衝部品の正面図。 図2の車両用緩衝部品の斜視図。 図3の平面図。 図8のIX−IX断面図。 図8のX−X断面図。 本発明の車両用緩衝部品の第二実施例であって、その取り付け前状態を示した斜視図。 図11の車両用緩衝部品の取り付け後状態を示した斜視図。 本発明の車両用緩衝部品の第三実施例であって、その取り付け前状態を示した斜視図。 図13の車両用緩衝部品の取り付け後状態を示した斜視図。 図13の車両用緩衝部品の平面図。 図13の車両用緩衝部品の底面図。 図13の車両用緩衝部品の正面図。 図13の車両用緩衝部品の斜視図。 図14の平面図。 図19のXX−XX断面図。 図19のXXI−XXI断面図。 本発明の車両用緩衝部品の第四実施例であって、その取り付け前状態を示した斜視図。 図22の車両用緩衝部品の取り付け後状態を示した斜視図。
以下、本発明の実施の形態につき図面に示す実施例を参照して説明する。
本発明の車両用緩衝部品1は、車両の車室内側を覆う内装部品101とその車両外側に対向配置される対向部材102との間に空間105を保つために内装部品101から対向部材102に向かって突出形成された突出部120の先端に組み付けられる弾性部品として配置される部品である。
本実施例における内装部品101は、車両ドア100の車室内側を覆う内装パネル101であって、ここではドアトリム101としている。また、対向部材102は、内装部品101に対向配置されるものであればよく、ここではドアインナーパネル102としている。車両のドア100は、例えば図1に示すように、車外側にドアアウターパネル103が、車室内側にドアインナーパネル102が設けられ、そのドアインナーパネル102のさらに車室内側にドアトリム101が設けられており、車両用緩衝部品1は、そのドアトリム101から突出形成された突出部120に取り付けて使用される。なお、ドアインナーパネル102及びドアアウターパネル103には、鉄やアルミニウム、CFRP(carbon-fiber-reinforced plastic)等の材料を採用できる。また、ドアトリム101には、ポリプロピレン等の材料を採用できる。なお、これらの材料については、他の材料を用いてもよい。
車両用緩衝部品1は、図1に示すように、車両ドア100の車室内側を覆うドアトリム101とその車両外側に対向配置される対向部材(ここではインナーパネル)102との間に空間105を保つために、ドアトリム101から対向部材102に向かって突出形成された突出部120の先端121に組み付けられる弾性部品である。なお、ここでいう弾性部品とは、車両用緩衝部品1の取付対象よりも柔らかい(即ちヤング率が低い)ものを対象とする。弾性部品である車両用緩衝部品1は、車両ドア100において、ドアトリム101の突出部120と対向部材102との間で双方に当接する形で配置され、双方の振動を吸収し、異音の発生を抑制する。本実施例の車両用緩衝部品1は、エラストマーからなる射出成形体である。なお、車両用緩衝部品1の材料についてはエラストマー以外の弾性材を用いてもよい。
突出部120は、図2に示すように、ドアトリム101の本体(板状部)110側となる基端側から突出先端側に向かって突出する。車両用緩衝部品1は、その突出部120の先端121に対し、その突出方向120Xとは逆向きに向かう形で組み付けられる。本実施例の突出部120は有底筒状(ここでは有底円筒状)のボスである(図8〜図10参照)。
車両用緩衝部品1は、図3に示すように、その突出部120の突出先端121(図2参照)側に被さる。つまり、車両用緩衝部品1は、ドアトリム101から突出する突出部120の先端121に、キャップのように取り付けられる弾性部品である。これにより、ドアトリム101の突出部120の先端121と、対向部材102との間には、弾性部品をなす緩衝部品1が接触する形で介在することとなり、異音の発生を防ぐことができる。
また、車両用緩衝部品1は、突出部120に対しその突出方向120Xとは逆向きに所定位置まで組み付けられた際に、組み付いた突出部120の突出側先端面121Aの一部121aを露出させる開口2Hと(図10参照)、その開口2Hを取り囲む開口外周部としての頂上延出部3A,3A、環状端面4A(詳細は後述する)の一部をなし、突出部120の突出側先端面121Aの一部121aに面一(同一平面)となって隣接する位置合わせ面2aと、を備える。開口2Hを備えることにより、突出部120に組み付けられた時に、開口2H内を覗くことで突出部120に対しどの程度差し込まれたかを目視確認でき、また、位置合わせ面2aを備えることにより、位置合わせ面2aと突出部120の先端面121Aの一部121aとが面一であるか否かの目視判断から、正常に組み付けられたか否かを判定できる。さらにいえば、位置合わせ面2aと突出部120の先端面121Aの一部121aとが互いに隣接する位置関係にあることが、面一であるか否かの目視判断をより容易にしている。
本実施例の車両用緩衝部品1は、ドアトリム101における筒状の突出部120の突出先端121側の外周を囲む筒状外周部4と、筒状の突出部120の先端開口121H(図2参照)に被さるように位置し、対向部材102に当接する部位となる当接部3と、を一体に有したキャップ状をなす。上記開口2Hは、当接部3に形成される。
当接部3は、図4に示すように、筒状外周部4における当接部3側の環状端面4Aの周方向複数個所から内向きに延出し、ドアトリム101の筒状の突出部120の先端開口121H上を通過する頂上延出部3Aにより形成される。それら各頂上延出部3Aは、突出部120の先端開口121Hの中心部上で互いが連結し、その連結部が対向部材102に当接する頂上部3Bを形成する。また、それら各頂上延出部3Aは、先端開口121Hの中心部側(頂上部3B側)ほど、先端開口121Hから離間して位置する湾曲形状をなす(図6参照)。即ち、当接部3はドーム状に形成されており、対向部材102に対しそのドーム状の中心部(頂上部3B)にて滑らかに当接することができる。また、その中心部(頂上部3B)は、突出部120の先端開口121H側に接近する弾性変形を生じやすい形状でもあるから、振動等を確実に吸収し、異音の発生防止に貢献する。
開口2Hは、頂上部3Bの周りの周方向(即ち、筒状外周部4の軸線120x(図9参照)の周りの周方向)において互いに隣接する頂上延出部3A,3Aの間に、筒状の突出部120における先端面121Aを被覆せず、外部に露出させる貫通孔として形成される。この開口(貫通孔)2Hは、車両用緩衝部品1を突出部120に組み付けられる際に、部品1内部の空気を外に逃がす空気孔として機能する。これにより、緩衝部品1は、突出部120に対し所定位置まで容易に組み付けることができる。
頂上延出部3Aは、図4〜図7に示すように、筒状外周部4における当接部3側の環状端面4Aにおいて等間隔おきに複数個所(ここでは4か所)から上記頂上部3Bに向かって延出形成される。そして、互いに隣接する頂上延出部3A,3Aの間に挟まれる形で、上記開口2Hが形成される。さらにいえば、上記開口2Hは、頂上部3Bで連結する形で互いが隣接する頂上延出部3A,3Aと、それら頂上延出部3A,3Aにおける頂上部3B側とは逆の外周側端部3C,3Cに挟まれる環状端面4Aとにより取り囲まれて形成されている。即ち、これらの頂上延出部3A,3A及び環状端面4Aが、上記開口2Hを取り囲む開口外周部を形成している。なお、ここでいう外周側端部3C,3Cに挟まれる環状端面4Aとは、上記の位置合わせ面2aのことである。
なお、図6は、車両用緩衝部品1の正面図であるが、背面図及び左右側面図もこれと同様に現れる。
以上、本発明の一実施例を説明したが、これはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づいて、追加及び省略等の種々の変更が可能である。
以下、上記実施例とは異なる別の実施例や変形例について説明する。なお、上記実施例と共通の機能を有する部位には同一符号を付して詳細な説明を省略する。また、上記実施例と下記変形例とは、技術的な矛盾を生じない範囲において適宜組み合わせて実施できる。
上記実施例においては、内装部品101としてドアトリムを、対向部材102としてドアインナーパネルを用いているが、これらは他の部品でもよい。内装部品101は、ドア開時あるいはドア閉時において車室内に露出する形で配置される板状の部品であり、かつ空間を挟む形で車外側に対向配置される対向部材102が存在する部品であればよく、例えば、スカッフプレートや、パッケージトレイ、ピラーガーニッシュ、バックドアガーニッシュ、デッキサイドトリム等であってもよい。対向部材102は、内装部品101に対し空間を挟む形で車外側に対向して配置される部材であればよい。
また、上記実施例では、ドアトリム101の筒状の突出部120に対し車両用緩衝部品1が組み付けられているが、突出部120は他の形状でもよく、車両用緩衝部品1もそれに応じて形成されていればよい。
例えば図11及び図12に示すように、突出部120を板状とした場合、車両用緩衝部品1は、その板状の突出部120の突出先端121側で被さるように位置し、対向部材102に当接する部位となる当接部3と、その突出先端121の表裏双方の主表面121b,121bを挟む形で位置する対をなす対向部14,14(図11参照)と、を一体に有したU字状をなす。そして、当接部3を切り欠く形で開口2Hが形成される。具体的にいえば、当接部3は、図12に示すように、対をなす対向部14,14を板状の突出部120の突出先端121側で連結するように湾曲した連結部をなすとともに、板状の突出部120をその突出先端121側において板厚方向に貫通するよう切り欠かれる。この切り欠き部として形成される開口2Hは、対をなす対向部14,14の間に挟まれる突出部120の突出側先端面121Aの一部121aを露出させる。
なお、この開口2Hを取り囲む開口外周部は、切り欠き部をなす開口2Hが形成されることにより露出した対をなす対向部14,14の当接部3側の先端面14A,14Aと、当接部3における当該切り欠き部2Hを挟む対向端部(対向部)4D,4Dとにより形成される。この実施例では、車両用緩衝部品1は、突出部120に対し所定位置まで組み付けられた際に、図12に示すように、開口2Hから突出部120の突出側先端面121Aの一部121aを露出させるとともに、その面121aと、対向部14,14の当接部3側の先端面14A,14Aとが面一(同一平面)をなして隣接する。したがって、先端面14A,14Aが既に述べた実施例と同様の位置合わせ面2a,2aとして機能している。
また、上記実施例の車両用緩衝部品1は、図13〜図21に示すように、その筒状外周部4に、その内外を貫通し、開口2Hへとつながる切り欠き部4Uを設けることができる。これにより、その切り欠き部4Uを側方から覗くことで、位置合わせ面2aと突出部120の先端面121Aの一部121aとが面一であるか否かを、より容易に判断できる。ここでの切り欠き部4Uは、筒状外周部4における環状端面4Aのうち、当接部3の外周回りにおいて隣接する外周側端部3C,3Cの間に、下方に切り欠かれる形でそれぞれ形成されている。
また、上記実施例の車両用緩衝部品1は、図13〜図21に示すように、当接部3の頂上部3Bに上下に貫通する貫通孔3Hを設けることができる。この貫通孔3Hは、車両用緩衝部品1を突出部120に組み付けられる際に、開口2Hと共に、部品1内部の空気を外に逃がす空気孔として機能する。
また、車両用緩衝部品1は、上記のような切り欠き部4Uや貫通孔3Hといった肉抜き部が設けられることで、全体が弾性変形しやすくなる。これにより、突出部120に対する組み付けがより容易となる。また、弾性変形しやすい形状となったことで、車両用緩衝部品1の材料をより硬い材料に変更することも可能になる。
また、切り欠き部4Uは、図11に示すような板状の突出部120の先端121に被さる車両用緩衝部品1にも適用できる。即ち、図11の車両用緩衝部品1は、当接部3と、対向部14,14と、を一体に有したU字状をなし、その当接部3を切り欠く形で開口2Hを有する。そして、対向部14,14は、その長手方向における開口2Hの形成区間において、例えば図22及び図23に示すように、その開口2Hへとつながる切り欠き部4Uを形成することができる。この場合も、その切り欠き部4Uを側方から覗くことで、位置合わせ面2aと突出部120の先端面121Aの一部121aとの位置関係(即ち、高さの違い)を直接視認することができるから、それらが面一であるか否かの判断がより容易となる。ここでの切り欠き部4Uは、開口2Hの形成区間における中間位置において下方に切り欠かれる形で形成されている。
1 車両用緩衝部品
100 車両ドア
101 ドアトリム(内装部品)
102 ドアインナーパネル(対向部材)
120 突出部

Claims (4)

  1. 車両において車室内側を覆う内装部品とその車両外側に対向配置される対向部材との間に空間を保つために前記内装部品から前記対向部材に向かって突出形成された突出部の先端に組み付けられる弾性部品として配置され、
    前記突出部に所定位置まで組み付けられた際に、前記突出部の突出側先端面に被さるように位置して前記対向部材と当接する当接部と、その当接部に設けられて前記突出部の突出側先端面の一部を露出させる開口と、その開口を取り囲む開口外周部に設けられて前記突出側先端面に対し同一平面をなして隣接する位置合わせ面と、を備えることを特徴とする車両用緩衝部品。
  2. 筒状の前記突出部に所定位置まで組み付けられた際に、その突出部の先端開口に被さるように位置し、前記対向部材に当接する前記当接部と、その突出部の突出先端側の外周を囲む筒状外周部と、を一体に有したキャップ状をなす請求項1に記載の車両用緩衝部品。
  3. 前記当接部は、前記筒状外周部における該当接部側の環状端面の周方向複数個所から、筒状の前記突出部の先端開口上を通過する形で内向きに延出し、かつ該先端開口の中心部上で互いが連結する複数の頂上延出部により形成され、それら各頂上延出部は、その中心部側ほど前記先端開口から離間して位置する湾曲形状をなす請求項2に記載の車両用緩衝部品。
  4. 板状の前記突出部の突出先端側で被さるように位置し、前記対向部材に当接する前記当接部と、その突出先端側の表裏双方の主表面を挟む形で位置する対をなす対向部と、を一体に有したU字状をなし、その当接部を切り欠く形で前記開口が形成された請求項1に記載の車両用緩衝部品。
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