JP6746415B2 - 電子部品実装機 - Google Patents

電子部品実装機 Download PDF

Info

Publication number
JP6746415B2
JP6746415B2 JP2016142082A JP2016142082A JP6746415B2 JP 6746415 B2 JP6746415 B2 JP 6746415B2 JP 2016142082 A JP2016142082 A JP 2016142082A JP 2016142082 A JP2016142082 A JP 2016142082A JP 6746415 B2 JP6746415 B2 JP 6746415B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
feeder cassette
slot
component supply
electronic component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016142082A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018014380A (ja
Inventor
弘規 近藤
弘規 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2016142082A priority Critical patent/JP6746415B2/ja
Publication of JP2018014380A publication Critical patent/JP2018014380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6746415B2 publication Critical patent/JP6746415B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)

Description

本発明は、基板に電子部品を実装する電子部品実装機に関する。
特許文献1の電子部品実装機の部品供給台には、複数の部品供給ユニットが、着脱可能に並置されている。部品供給台には、部品供給ユニットの位置に対応して、第一の表示装置が配置されている。一方、ユニットストッカにも、待機中の複数の部品供給ユニットが、着脱可能に並置されている。ユニットストッカには、部品供給ユニットの位置に対応して、第二の表示装置が配置されている。部品供給ユニットの取り付け作業を行う際、作業者は、第一の表示装置および第二の表示装置を見比べながら、ユニットストッカの任意の部品供給ユニットを、部品供給台における当該部品供給ユニットの正規の取り付け位置に、取り付ける。
特開平3−124100号公報
しかしながら、同文献記載の電子部品実装機によると、部品供給ユニットの取り付け作業を行う際、第一の表示装置および第二の表示装置は、取り付け対象となる部品供給ユニットに対応する照明具を、点灯させているに過ぎなかった。このため、取り付け作業を正確に行うためには、作業者が、点灯している照明具、および当該照明具に対応する部品供給ユニットを、正確に視認する必要があった。このように、電子部品供給ユニットの取り付け作業は、決して簡単ではなかった。そこで、本発明は、部品供給ユニットの着脱作業が簡単な電子部品実装機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の電子部品実装機は、実装機本体と、前記実装機本体に配置され複数のユニット配置部を有する部品供給台と、前記ユニット配置部に着脱可能に配置される部品供給ユニットと、を備える電子部品実装機であって、前記部品供給台は、前記ユニット配置部に対する前記部品供給ユニットの着脱作業を補助する補助部を有し、前記補助部は、前記部品供給ユニットの動作を誘導または規制することにより、前記着脱作業を補助することを特徴とする。ここで、「着脱作業」には、ユニット配置部への部品供給ユニットの取り付け作業、ユニット配置部からの部品供給ユニットの取り外し作業が含まれる。
本発明の電子部品実装機の部品供給台は、補助部を備えている。補助部は、部品供給ユニットの動作を誘導または規制することにより、ユニット配置部に対する部品供給ユニットの着脱作業を補助する。このため、本発明の電子部品実装機によると、部品供給ユニットの着脱作業が簡単である。
第一実施形態の電子部品実装機の前側部分の透過斜視図である。 同電子部品実装機の部品供給装置の透過右面図である。 同電子部品実装機のブロック図である。 同電子部品実装機の部品供給ユニットの取り付け作業前段の模式図である。 同取り付け作業中段の模式図である。 同取り付け作業後段の模式図である。 同電子部品実装機の部品供給ユニットの取り外し作業の模式図である。 第二実施形態の電子部品実装機の部品供給ユニットの取り付け作業中段の模式図である。 同部品供給ユニットの取り外し作業の模式図である。
<第一実施形態>
[電子部品実装機の機械的構成]
まず、本実施形態の電子部品実装機の機械的構成について説明する。図1に、本実施形態の電子部品実装機の前側部分の透過斜視図を示す。図1においては、モジュールのハウジングを透過して示す。図1に示すように、電子部品実装機1は、部品供給装置4と、実装機本体5と、を備えている。実装機本体5は、ベース2と、モジュール3と、を備えている。モジュール3は、ベース2の上面に着脱可能に配置されている。部品供給装置4は、多数のフィーダカセット40と、デバイスパレット41と、を備えている。フィーダカセット40は、本発明の「部品供給ユニット」の概念に含まれる。デバイスパレット41は、本発明の「部品供給台」の概念に含まれる。
デバイスパレット41は、モジュール3の前部開口に装着されている。デバイスパレット41は、多数のスロット410と、多数のガイドリブ411と、多数(スロット410と同数)の電磁石412と、多数(スロット410と同数)のピン挿入凹部413と、を備えている。スロット410は、本発明の「ユニット配置部」の概念に含まれる。電磁石412は、本発明の「補助部」(「誘導部」および「規制部」)の概念に含まれる。スロット410は、前後方向に延在するレール状を呈している。ガイドリブ411は、隣り合う一対のスロット410間を仕切っている。電磁石412は、スロット410の前端(入口)に埋設されている。ピン挿入凹部413は、スロット410の後端(奥端)に凹設されている。
多数のフィーダカセット40は、各々、スロット410に着脱可能に装着されている。フィーダカセット40がスロット410に取り付けられると、コネクタ(図略)を介して、フィーダカセット40がデバイスパレット41に、電気的に接続される。
図2に、本実施形態の電子部品実装機の部品供給装置の透過右面図を示す。図1、図2に示すように、フィーダカセット40は、テープ400と、リール401と、本体フレーム403と、ロック部404と、入力部405と、表示部406と、を備えている。
本体フレーム403は、鉄(磁性材料)製であって、箱状を呈している。本体フレーム403の上面の後端(基板搬送ライン側の端)には、部品供給位置Aが配置されている。モジュール3の吸着ノズルNは、部品供給位置Aから電子部品を搬出し、基板(図略)に装着する。
リール401は、本体フレーム403の前側に、着脱可能に配置されている。テープ400は、リール401の軸部に巻装されている。テープ400には、長手方向に沿って、多数の電子部品が収容されている。テープ400は、リール401の上部から、後側に引き出されている。引き出されたテープ400は、本体フレーム403の上面に沿って、前後方向に延在している。テープ400は、スプロケット(図略)により、前後両方向に移動可能である。
ロック部404は、レバー404aと、ロックピン404bと、ケーブル404cと、スプリング座404dと、スプリング404eと、を備えている。レバー404aは、本体フレーム403の上面の前端(作業エリア(電子部品実装機1に対して作業者が所定の作業(例えば、フィーダカセット40の交換作業(着脱作業)など)を行うエリア)側の端)に、揺動可能に配置されている。ロックピン404bは、本体フレーム403の下面の後端に配置されている。ロックピン404bは、デバイスパレット41のピン挿入凹部413に、上側から進入可能である。ケーブル404c、スプリング座404d、スプリング404eは、本体フレーム403の内部に配置されている。ケーブル404cは、レバー404aとロックピン404bとを連結している。スプリング座404dは、ロックピン404bの上側に配置されている。スプリング座404dは、本体フレーム403に固定されている。スプリング404eは、ロックピン404bとスプリング座404dとの間に介装されている。スプリング404eは、ロックピン404bを下側(ピン挿入凹部413側)に付勢している。
入力部405および表示部406は、レバー404aの上面に配置されている。入力部405は、複数のボタンを供えている。表示部406は、LED(Light−Emitting Diode)である。
図2に示すように、レバー404aを上側に揺動させると、ケーブル404cを介して、ロックピン404bが、スプリング404eの付勢力に抗して、上側(本体フレーム403側)に移動する。このため、ロックピン404bがピン挿入凹部413から引き抜かれる。レバー404aの揺動を停止すると、スプリング404eの付勢力により、ロックピン404bが、下側に移動する。このため、ロックピン404bがピン挿入凹部413に挿入される。また、レバー404aが下側に揺動する。
[電子部品実装機の電気的構成]
次に、本実施形態の電子部品実装機の電気的構成について説明する。図3に、本実施形態の電子部品実装機のブロック図を示す。図3に示すように、フィーダカセット40は、前出の入力部405および表示部406と、通信部407と、演算部408と、を備えている。演算部408は、CPU(Central Processing Unit)である。通信部407、演算部408は、本体フレーム403の内部に配置されている。入力部405と、表示部406と、通信部407と、演算部408と、は電気的に接続されている。
デバイスパレット41は、前述の多数の電磁石412と、演算部416と、を備えている。演算部416は、CPUである。演算部416と電磁石412とは、励磁回路(図略)を介して、電気的に接続されている。演算部416は、多数の電磁石412を、個別に励磁可能である。
実装機本体5は、通信部50と、演算部51と、記憶部52と、を備えている。演算部51は、CPUである。記憶部52は、RAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)である。記憶部52には、基板の生産プログラムが格納されている。また、記憶部52には、任意のフィーダカセット40のフィーダID(フィーダカセット40識別用の符号)と、当該フィーダカセット40の正規の取り付け位置であるスロット410のスロットID(スロット410識別用の符号)と、を関連付ける、ID対応データが格納されている。通信部50と、演算部51と、記憶部52と、は電気的に接続されている。また、演算部51と、デバイスパレット41の演算部416と、は電気的に接続されている。通信部50と、フィーダカセット40の通信部407と、は無線で双方向通信可能である。
[部品供給ユニットの取り付け作業]
次に、部品供給ユニットの取り付け作業について説明する。図4に、部品供給ユニットの取り付け作業前段の模式図を示す。図5に、同取り付け作業中段の模式図を示す。図6に、同取り付け作業後段の模式図を示す。なお、図4〜図6においては、説明の便宜上、テープ400を省略して示す。
図4に示すように、取り付け作業においては、まず、作業者が、所望のフィーダカセット40を、デバイスパレット41付近まで搬送する。次に、作業者が、入力部405の所定のボタン(例えば、図4に太線ハッチングで示す四角ボタン)を押す。作業者がボタンを押すと、図3に示す演算部408、通信部407、通信部50を介して、入力部405から演算部51に、補助要求コマンド(作業者がボタンを押したフィーダカセット40が取り付けられるスロット410の位置を、実装機本体5に照会するコマンド)が伝送される。補助要求コマンドは、本発明の「部品供給ユニットからの駆動指示」の概念に含まれる。ここで、補助要求コマンドには、作業者保有のフィーダカセット40のフィーダIDが添付されている。一方、記憶部52には、ID対応データが格納されている。演算部51は、当該ID対応データを基に、補助要求コマンドに添付されているフィーダIDに対応するスロットIDを探す。続いて、演算部51は、演算部416、励磁回路を介して、当該スロットIDに対応するスロット410の電磁石412を、励磁する。すなわち、図4に太線ハッチングで示すように、所定の電磁石412に、磁気吸引力を発生させる。また、図3に示す通信部50、通信部407を介して、演算部51から演算部408に、補助準備完了信号が伝送される。図4に太線ハッチングで示すように、補助準備完了信号を受信した演算部408は、表示部406を点灯させる。作業者は、表示部406を目視することにより、補助準備が完了したことを確認する。すなわち、作業者は、自身が保有するフィーダカセット40に対応するスロット410の電磁石412が、励磁されていることを確認する。
それから、作業者は、図4に示すように、入力部405のボタンを押したまま、デバイスパレット41の前縁に沿って、フィーダカセット40の後端(先端)を、動かす。ここで、フィーダカセット40の本体フレーム403は鉄製である。このため、図5に透過して示すように、フィーダカセット40の本体フレーム403の下面は、励磁されている電磁石412に吸着する。すなわち、フィーダカセット40の本体フレーム403は、当該フィーダカセット40の正規の取り付け位置であるスロット410(以下、「当該フィーダカセット40用のスロット410」と称する)の入口に配置されている電磁石412に、吸着する。
その後、作業者は、入力部405のボタンを押すのを止める。作業者が入力部405のボタンを押すのを止めると、入力部405から演算部51に伝送されていた補助要求コマンドが、停止する。このため、電磁石412の励磁、および表示部406の点灯も停止する。したがって、フィーダカセット40の本体フレーム403が、当該フィーダカセット40用のスロット410の入口に配置されている電磁石412から、解放される。
最後に、作業者は、図6に示すように、スロット410にフィーダカセット40を挿入する。ここで、図2に示すように、ロックピン404bは、スプリング404eにより、常に、下側に付勢されている。このため、ロックピン404bがピン挿入凹部413の上空に差し掛かると、スプリング404eの付勢力により、ロックピン404bがピン挿入凹部413に落ち込む。このようにして、スロット410にフィーダカセット40がロックされる。
[部品供給ユニットの取り外し作業]
次に、部品供給ユニットの取り外し作業について説明する。まず、作業者が、取り外し禁止状態(例えば、図2に示すように、吸着ノズルNが部品供給位置Aから電子部品を搬出中の状態や、吸着ノズルNが部品供給位置Aに向かって移動中の状態)のフィーダカセット40を、誤って取り外そうとしている場合について説明する。図7に、部品供給ユニットの取り外し作業の模式図を示す。図3に示す記憶部52には、基板の生産プログラムが格納されている。このため、演算部51は、吸着ノズルNの動きを把握している。演算部51は、取り外し禁止状態のフィーダカセット40に対応するスロット410の電磁石412に対して、駆動指示を出す。すなわち、図7に太線ハッチングで示すように、所定の電磁石412を励磁することにより、当該電磁石412に磁気吸引力を発生させる。このため、当該スロット410の電磁石412に、取り外し禁止状態のフィーダカセット40が吸着する。したがって、作業者が、当該フィーダカセット40をスロット410から取り外そうとしても(具体的には、図2に示すレバー404aを上側に揺動させ、ロックピン404bをピン挿入凹部413から引き抜き、スロット410に対するフィーダカセット40のロックを解除しても)、作業者は、当該フィーダカセット40を取り外すことができない。このようにして、取り外し禁止状態のフィーダカセット40が、誤ってスロット410から取り外されるのを、抑制することができる。
なお、当該フィーダカセット40から電子部品が搬出された後は、図3に示す演算部51が、当該フィーダカセット40に対応する電磁石412の励磁を停止する。すなわち、演算部51が、当該フィーダカセット40の取り外し禁止状態を解除する。
次に、作業者が、取り外し禁止状態ではないフィーダカセット40を、取り外そうとしている場合について説明する。この場合、当該フィーダカセット40が取り外されても、図2に示す吸着ノズルNと干渉するおそれが小さい。このため、演算部51は、取り外し禁止状態ではないフィーダカセット40に対応するスロット410の電磁石412を、励磁しない。したがって、作業者は、スロット410に対するフィーダカセット40のロックを解除し、当該フィーダカセット40をスロット410から取り外すことができる。
[作用効果]
次に、本実施形態の電子部品実装機の作用効果について説明する。本実施形態の電子部品実装機1のデバイスパレット41は、電磁石412を備えている。電磁石412は、フィーダカセット40の動作を誘導することにより、スロット410に対するフィーダカセット40の取り付け作業を補助する。具体的には、スロット410にフィーダカセット40を取り付ける際、作業者がフィーダカセット40の入力部405のボタンを押すと、当該フィーダカセット40用のスロット410の電磁石412が励磁され、磁気吸引力を発生する。そして、当該電磁石412が、入力部405のボタンが押されたフィーダカセット40を引き付ける。このため、作業者は、多数のスロット410の中から、自身の保有するフィーダカセット40用のスロット410を、簡単に選出することができる。このように、本実施形態の電子部品実装機1によると、作業者が、自身の行う取り付け作業の妥当性を、電磁石412からの誘導力(磁気吸引力)により、簡単に確認することができる。このため、本実施形態の電子部品実装機1によると、フィーダカセット40の取り付け作業が簡単である。
また、電磁石412は、フィーダカセット40の動作を規制することにより、スロット410に対するフィーダカセット40の取り外し作業を補助する。具体的には、取り外し禁止状態のフィーダカセット40が配置されているスロット410の電磁石412は、励磁され、磁気吸引力を発生する。このため、作業者が、当該フィーダカセット40を取り外そうとしても、フィーダカセット40が電磁石412に吸着しているため、取り外すことができない。あるいは、作業者が、当該フィーダカセット40を取り外そうとすると、磁気吸引力に起因する抵抗力を感じる。このため、作業者は、自身が取り外そうとしているフィーダカセット40が取り外し禁止状態にあることを、簡単に確認することができる。
一方、取り外し禁止状態ではないフィーダカセット40が配置されているスロット410の電磁石412は、磁気吸引力を発生しない。このため、作業者が、当該フィーダカセット40を取り外そうとしても、何等、抵抗力を感じない。したがって、作業者は、自身が取り外そうとしているフィーダカセット40が取り外し禁止状態にないことを、簡単に確認することができる。このように、本実施形態の電子部品実装機1によると、作業者が、自身の行う取り外し作業の妥当性を、電磁石412からの誘導力(磁気吸引力)により、簡単に確認することができる。このため、フィーダカセット40の取り外し作業が簡単である。
また、フィーダカセット40の取り付け作業において、電磁石412は、磁力によりフィーダカセット40を誘導している。このため、作業者は、デバイスパレット41付近(電磁石412付近)でフィーダカセット40を動かすだけで、多数のスロット410の中から適切なスロット410を、簡単に選出することができる。
また、本実施形態の電子部品実装機1によると、フィーダカセット40の取り付け作業において、作業者が入力部405のボタンを押すことにより、電磁石412を励磁することができる。すなわち、電子部品実装機1は、作業者の意思に基づいて、フィーダカセット40の取り付け作業を誘導することができる。
また、フィーダカセット40の取り外し作業において、電磁石412は、磁力により取り外し禁止状態のフィーダカセット40を規制している。このため、作業者は、任意のフィーダカセット40を動かそうとするだけで、当該フィーダカセット40が取り外し禁止状態にあるか否かを、確認することができる。
また、フィーダカセット40の取り外し作業において、電磁石412は、実装機本体5の演算部51からの駆動指示により、フィーダカセット40を規制している。すなわち、演算部51は、吸着ノズルNの動きを把握している。演算部51が駆動指示(フィーダカセット40の取り外し禁止指示)を出すことにより、フィーダカセット40の誤った取り外しを、確実に抑制することができる。また、作業者の意思に優先して、実装機本体5主導で、フィーダカセット40の誤った取り外しを、抑制することができる。
また、フィーダカセット40の取り付け作業において、作業者が入力部405のボタンを押すのを止めると、電磁石412の励磁が停止する。このため、フィーダカセット40をスロット410にスムーズに挿入することができる。
<第二実施形態>
本実施形態の電子部品実装機と、第一実施形態の電子部品実装機との相違点は、電磁石ではなくガイドピンが、フィーダカセットの取り付け作業を誘導している点である。並びに、電磁石ではなくロックピンが、フィーダカセットの取り外し作業を規制している点である。ここでは、相違点についてのみ説明する。図8に、本実施形態の電子部品実装機の部品供給ユニットの取り付け作業中段の模式図を示す。図9に、同部品供給ユニットの取り外し作業の模式図を示す。なお、図5、図7と対応する部位については、同じ符号で示す。
図8に示すように、任意のスロット410の前端(入口)には、左右一対のガイドピン414が配置されている。ガイドピン414は、本発明の「誘導部」の概念に含まれる。ガイドピン414は、モータ(図略)の駆動力により、デバイスパレット41の上面から突出可能である。
フィーダカセット40の取り付け作業においては、作業者が、図3に示す入力部405の所定のボタンを押すことにより、演算部51に補助要求コマンドが伝送される。図8に太線で示すように、演算部51は、ボタンが押されたフィーダカセット40に対応するスロット410の一対のガイドピン414を、デバイスパレット41の上面から突出させる。作業者は、一対のガイドピン414を目視することにより、自身の保有するフィーダカセット40用のスロット410を確認する。作業者は、自身の保有するフィーダカセット40を一対のガイドピン414の内側に差し込むことにより、当該フィーダカセット40をスロット410に挿入する。
図9に示すように、任意のスロット410の前端(入口)には、ロックピン415が配置されている。ロックピン415は、本発明の「規制部」の概念に含まれる。ロックピン415は、モータ(図略)の駆動力により、デバイスパレット41の上面から突出可能である。また、ロックピン415は、フィーダカセット40下面のピン挿入凹部(図略)に、下側から進入可能である。
フィーダカセット40の取り外し作業においては、図9に太線で示すように、演算部51が、取り外し禁止状態のフィーダカセット40に対応するスロット410のロックピン415を、デバイスパレット41の上面から突出させ、フィーダカセット40のピン挿入凹部に、挿入させる。このため、作業者が、当該フィーダカセット40をスロット410から取り外そうとしても(具体的には、図2に示すレバー404aを上側に揺動させ、ロックピン404bをピン挿入凹部413から引き抜き、スロット410に対するフィーダカセット40のロックを解除しても)、作業者は、当該フィーダカセット40を取り外すことができない。
本実施形態の電子部品実装機と、第一実施形態の電子部品実装機とは、構成が共通する部分に関しては、同様の作用効果を有する。図8に示すように、本実施形態の電子部品実装機の一対のガイドピン414によると、作業者が、一対のガイドピン414を目視することにより、自身の保有するフィーダカセット40用のスロット410を、簡単に確認することができる。また、作業者は、一対のガイドピン414に接触させながら、自身の保有するフィーダカセット40をスロット410に挿入することができる。このため、スロット410の入口に対するフィーダカセット40の挿入作業が簡単である。
また、図9に示すように、本実施形態の電子部品実装機のロックピン415によると、作業者が、取り外し禁止状態のフィーダカセット40をスロット410から前側に引き抜く行為を、規制することができる。
<その他>
以上、本発明の電子部品実装機の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
誘導部(電磁石412、ガイドピン414)がフィーダカセット40を誘導する機構は特に限定しない。例えば、スロット410の前端(例えば、図9に示すロックピン415の位置)に吸入孔を設け、負圧源(例えば真空ポンプ)により当該吸入孔に負圧を発生させることにより、フィーダカセット40を吸引してもよい。
また、任意のフィーダカセット40と、当該フィーダカセット40用のスロット410以外のスロット410の電磁石412と、の間に磁気反発力(この場合、フィーダカセット40に、磁石(永久磁石または電磁石)を配置する)を発生させることにより、当該フィーダカセット40の誤取り付けを妨害してもよい。すなわち、当該フィーダカセット40を当該フィーダカセット40用のスロット410に誘導してもよい。
また、任意のフィーダカセット40用のスロット410以外のスロット410の吸入孔から、気体(例えば空気など)を噴射することにより、当該フィーダカセット40の誤取り付けを妨害してもよい。すなわち、任意のフィーダカセット40を、当該フィーダカセット40用のスロット410に誘導してもよい。
また、任意のフィーダカセット40用のスロット410以外のスロット410のロックピン415(図9参照)を突出させることにより、当該フィーダカセット40の誤取り付けを妨害してもよい。すなわち、任意のフィーダカセット40を、当該フィーダカセット40用のスロット410に誘導してもよい。
規制部(電磁石412、ロックピン415)がフィーダカセット40を規制する機構は特に限定しない。例えば、スロット410の前端(図9のロックピン415の位置)に吸入孔を設け、負圧源(例えば真空ポンプ)により当該吸入孔に負圧を発生させることにより、フィーダカセット40を吸引してもよい。
また、電子部品実装機1は、誘導部と規制部とを併有しなくてもよい。すなわち、電子部品実装機1は、誘導部だけを備えていてもよい。この場合、フィーダカセット40の取り付け作業が簡単になる。同様に、電子部品実装機1は、規制部だけを備えていてもよい。この場合、フィーダカセット40の取り外し作業が簡単になる。また、入力部405のボタンは、他の機能(例えば、テープ400の送り機能)と兼用であっても、補助(誘導または規制)要求専用であってもよい。表示部406についても同様である。
また、フィーダカセット40の取り付け作業において、作業者が複数のフィーダカセット40各々の入力部405のボタンを押した場合(例えば、作業者が、二つのフィーダカセット40を両脇に抱え、各々の入力部405のボタンを押した場合)、図3に示す演算部51は、先に押したボタンに対応するスロット410の電磁石412を励磁すればよい。すなわち、演算部51は、排他処理を実行すればよい。なお、作業者は、表示部406を目視することにより、複数のフィーダカセット40のうち、どのフィーダカセット40に対応する電磁石412が励磁されたのかを、確認することができる。
また、図3に示す記憶部52には、基板の生産プログラム、およびID対応データが格納されている。このため、演算部51は、交換対象(着脱対象)となるフィーダカセット40およびスロット410を、全て把握している。したがって、フィーダカセット40の取り付け作業において、作業者からの補助要求コマンドなしで、演算部51からの駆動指示により、自動的に所望の電磁石412を励磁してもよい。
また、フィーダカセット40が、自身の情報(例えばフィーダID)および自身用のスロット410に関する情報(例えばスロットID)が格納されたチップ(例えばRFID(Radio Frequency Identification)など)を、備えていてもよい。こうすると、フィーダカセット40の取り付け作業において、作業者が、当該フィーダカセット40をデバイスパレット41に近づけるだけで、フィーダカセット40自身からの駆動指示により、実装機本体5の演算部51が、当該フィーダカセット40に対応するスロット410の電磁石412を、自動的に励磁することができる。
また、フィーダカセット40の取り外し作業において、作業者がレバー404aを上側に揺動させ(この場合、レバー404aと通信部407とは電気的に接続されている)、かつ当該フィーダカセット40が取り外し禁止状態にある場合に限って、演算部51が電磁石412を励磁してもよい。すなわち、作業者からの補助要求コマンド(作業者がレバー404aを揺動させたフィーダカセット40が、取り外し禁止状態にあるか否かを、実装機本体5に照会するコマンド)に応じて、演算部51が電磁石412を励磁してもよい。なお、フィーダカセット40は、作業者が入力部405のボタンを押した場合に、補助要求コマンド(作業者がボタンを押したフィーダカセット40が、取り外し禁止状態にあるか否かを、実装機本体5に照会するコマンド)を送信してもよい。
スロット410と補助部(誘導部、規制部)とは、一対一に対応していなくてもよい。例えば、スロット410の配置数よりも、補助部の配置数の方が、少数であってもよい。この場合、複数のスロット410に亘って単一の補助部が配置されることになる。この場合であっても、補助部が全く配置されていない場合と比較して、フィーダカセット40の着脱作業を簡単にすることができる。
フィーダカセット40がロック部404を備えていなくてもよい。すなわち、規制部(電磁石412、ロックピン415)がロック部404を兼ねてもよい。こうすると、フィーダカセット40の構造が簡単になる。
フィーダカセット40の本体フレーム403の材質は特に限定しない。電磁石412との間に、本体フレーム403を経由する磁気回路を形成できればよい。例えば、ニッケル、鉄、コバルト、ガドリニウム、およびこれらを一種類以上を含む合金のような、強磁性材料であればよい。また、励磁された際に磁化が発生し、励磁が解除された際に磁化が0(あるいは本体フレーム403の取り扱いに支障がない程度の残留磁化が残ってもよい)になるような、軟磁性材料であればよい。
1:電子部品実装機、2:ベース、3:モジュール、4:部品供給装置、5:実装機本体、40:フィーダカセット(部品供給ユニット)、41:デバイスパレット(部品供給台)、50:通信部、51:演算部、52:記憶部、400:テープ、401:リール、403:本体フレーム、404:ロック部、404a:レバー、404b:ロックピン、404c:ケーブル、404d:スプリング座、404e:スプリング、405:入力部、406:表示部、407:通信部、408:演算部、410:スロット(ユニット配置部)、411:ガイドリブ、412:電磁石(補助部、誘導部、規制部)、413:ピン挿入凹部、414:ガイドピン(誘導部)、415:ロックピン(規制部)、416:演算部、A:部品供給位置、N:吸着ノズル

Claims (2)

  1. 実装機本体と、
    前記実装機本体に配置され複数のユニット配置部を有する部品供給台と、
    前記ユニット配置部に着脱可能に配置される部品供給ユニットと、
    を備える電子部品実装機であって、
    前記部品供給台は、前記ユニット配置部に、取り付け対象である前記部品供給ユニットを、誘導する誘導部を有し、
    前記誘導部は、前記部品供給ユニットからの駆動指示により、前記部品供給ユニットを誘導することにより、前記ユニット配置部への前記部品供給ユニットの取り付け作業を補助することを特徴とする電子部品実装機。
  2. 前記誘導部は、磁力により前記部品供給ユニットを誘導する請求項1に記載の電子部品実装機。
JP2016142082A 2016-07-20 2016-07-20 電子部品実装機 Active JP6746415B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016142082A JP6746415B2 (ja) 2016-07-20 2016-07-20 電子部品実装機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016142082A JP6746415B2 (ja) 2016-07-20 2016-07-20 電子部品実装機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018014380A JP2018014380A (ja) 2018-01-25
JP6746415B2 true JP6746415B2 (ja) 2020-08-26

Family

ID=61021304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016142082A Active JP6746415B2 (ja) 2016-07-20 2016-07-20 電子部品実装機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6746415B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7361245B2 (ja) * 2019-01-09 2023-10-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 部品実装装置および部品実装装置におけるパーツフィーダの挿入防止方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018014380A (ja) 2018-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6467496B2 (ja) 段取り支援装置
US20170049014A1 (en) Tape feeder and method for moving a carrier tape towards a picking position in a component mounting machine
WO1997024912A1 (fr) Dispositif d'alimentation en elements
JP4545488B2 (ja) 実装機
JP6746415B2 (ja) 電子部品実装機
WO2017072829A1 (ja) 部品保持具および部品実装装置
JP2012043886A (ja) 部品照合方法および装置
JP2017103374A (ja) 部品供給方法および部品実装システム
JP2005347352A (ja) フィーダ交換台車およびそれを備えた実装機
JPWO2015140896A1 (ja) パネル装置、および作業機
JP6049741B2 (ja) フィーダ型部品供給装置
JP4710813B2 (ja) トレイフィーダ
JP4840820B2 (ja) トレイ保持装置
WO2017038804A1 (ja) 端子挿入誘導装置、ワイヤーハーネス製造治具、及び端子挿入方法
JP2017220613A (ja) 部品実装装置
JP2019083263A (ja) テープ装着管理装置及びそれを備えた部品実装システム
JP5374401B2 (ja) 電子部品装着装置、部品供給装置及び電子部品装着方法
JP2006332090A (ja) 電子部品実装装置および電子部品実装装置における部品情報管理方法
JP6115443B2 (ja) 物品抜去治具及び物品収容体
JP4780047B2 (ja) 部品実装装置及び部品実装装置の部品回収方法
JP6815116B2 (ja) 電子部品供給装置及び電子部品実装装置
JP6825146B2 (ja) フィーダ
JP2013118241A (ja) マニピュレータの抜け防止機構
JP2018122380A (ja) 部品保持装置
JP7129590B2 (ja) 部品実装装置及び部品実装装置における部品供給方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190627

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200221

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200310

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200420

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200721

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200805

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6746415

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250