JP6744150B2 - マイクロ波管、およびマイクロ波管のコレクタ - Google Patents

マイクロ波管、およびマイクロ波管のコレクタ Download PDF

Info

Publication number
JP6744150B2
JP6744150B2 JP2016123739A JP2016123739A JP6744150B2 JP 6744150 B2 JP6744150 B2 JP 6744150B2 JP 2016123739 A JP2016123739 A JP 2016123739A JP 2016123739 A JP2016123739 A JP 2016123739A JP 6744150 B2 JP6744150 B2 JP 6744150B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
collector
microwave tube
collector electrode
electron beam
outer periphery
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016123739A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017228424A (ja
Inventor
英雄 白井
英雄 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Network and System Integration Corp
Original Assignee
NEC Network and System Integration Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Network and System Integration Corp filed Critical NEC Network and System Integration Corp
Priority to JP2016123739A priority Critical patent/JP6744150B2/ja
Publication of JP2017228424A publication Critical patent/JP2017228424A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6744150B2 publication Critical patent/JP6744150B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Microwave Tubes (AREA)

Description

本発明は、マイクロ波管、およびマイクロ波管のコレクタに関するものである。
マイクロ波管(microwave tube)は、電子銃部、高周波回路部、およびコレクタ(collector)によって構成される。電子銃部は、電子ビーム(beam)を発生させる。高周波回路部は、電子ビームとの相互作用によりマイクロ波を増幅する。また、コレクタは、高周波回路部でマイクロ波の増幅に寄与した電子ビームを捕捉する。
図9は一般的な内部絶縁型のコレクタ900の構成の断面図である。図9において、電子ビームはコレクタの右側から突入してくる。
コレクタ900は、無酸素銅等を材料とする円筒状の真空外囲器901の内側に円筒状の絶縁セラミック(ceramic)902が固定されている。絶縁セラミック902の内側には、円筒状の銅パイプ(pipe)903が固定され、銅パイプ903の内側には、電子ビームを捕捉するための無酸素銅等を材料として外形が円柱状のコレクタ電極904が配置されている。
また、コレクタ900はコレクタ電極904で捕捉した電子ビームを熱にかえ外部に逃がす役目がある。そのため、コレクタ電極904と銅パイプ903の接触部、銅パイプ903と絶縁セラミック902の接触部、及び絶縁セラミック902と真空外囲器901の接触部は、ろう付けにより接合されている。
ここで、無酸素銅の熱膨張率は19.6×10-6/K、絶縁セラミックは8×10-6/Kであり、内部の方が熱膨張率が大きいため、動作時のコレクタ電極の熱膨張時の応力に絶縁セラミックが耐えられなくなってしまうことがある。その結果、絶縁セラミックが割れてコレクタ電極と真空外囲器の耐電圧が低くなり、マイクロ波管が動作しなくなる不具合が発生し信頼性が低下する問題が生じていた。
また、マイクロ波管の動作時だけでなく、マイクロ波管の製造時にも絶縁セラミックが割れることがあった。即ち、製造時にコレクタ電極をろう付する際に生じた熱により、コレクタ電極が膨張し、絶縁セラミックが割れることがあった。
特許文献1では、この様な不具合を改善するために、絶縁セラミックとコレクタ電極の間に、円筒形上で円筒の円周に沿って波型の形状をもつ波型金属薄板を配置する構成が提示されている。
特開平8−306320号公報
しかし、特許文献1に示されるコレクタの構成では、絶縁セラミックとコレクタ電極の間に波型金属薄板が配置されるため、絶縁セラミックの内径と比べて、コレクタ電極の外形は波型金属薄板の波の高低差の分だけ小さい外形になる。
即ち、図9に示される構成と同じ外形のコレクタ電極を用いて、特許文献1の構成でコレクタを設計すると、コレクタ全体の外形は波型金属薄板の波の高低差の分だけ大きくなってしまう問題があった。
本発明は、小形で信頼性の高いマイクロ波管のコレクタを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明のマイクロ波管のコレクタは、電子ビームを放射する電子銃部と電子ビームとの相互作用により高周波増幅を行う高周波回路部と電子ビームを捕捉するコレクタからなるマイクロ波管に用いられるコレクタは、円筒状の導電性材料で形成される真空外囲器と、前記真空外囲器に内接する円筒状の絶縁セラミックと、前記絶縁セラミックに内接する円筒状の導電性パイプと、外形が略円柱で前記略円柱の外周の半分より小さい範囲の溶着部で前記導電性パイプと溶着され、前記溶着部以外の前記外周が、前記マイクロ波管が非動作時には前記導電性パイプと接触せず、前記マイクロ波管が動作時には前記溶着部以外の前記外周の少なくとも一部が前記導電性パイプと接触する導電性のコレクタ電極とを備える。
上記の目的を達成するために、本発明のマイクロ波管は、電子ビームを放射する電子銃部と電子ビームとの相互作用により高周波増幅を行う高周波回路部と電子ビームを捕捉するコレクタからなるマイクロ波管は、円筒状の導電性材料で形成される真空外囲器と、前記真空外囲器に内接する円筒状の絶縁セラミックと、前記絶縁セラミックに内接する円筒状の導電性パイプと、外形が略円柱で前記略円柱の外周の半分より小さい範囲の溶着部で前記導電性パイプと溶着され、前記溶着部以外の前記外周が、前記マイクロ波管が非動作時には前記導電性パイプと接触せず、前記マイクロ波管が動作時には前記溶着部以外の前記外周の少なくとも一部が前記導電性パイプと接触する導電性のコレクタ電極とを有するコレクタを備える。
本発明によれば、小形で信頼性の高いマイクロ波管、およびマイクロ波管のコレクタを提供することが可能となる。
第1の実施形態の構成例を示す図である。 第2の実施形態の構成例を示す図である。 第3の実施形態の構成例を示す図である。 第3の実施形態の構成例を示す図である。 第3の実施形態の構成例を示す図である。 第3の実施形態の構成例を示す図である。 第3の実施形態の構成例を示す図である。 第2の実施形態の変形例を示す図である。 関連技術の構成を示す図である。 第4の実施形態の構成例を示す図である。
[第1の実施形態]
次に、本発明の実施の形態について図1を参照して詳細に説明する。
[構成の説明]
図1に第1の実施形態の構成を示す。
図1はコレクタ100の構成を示す。図1の上の図において、電子ビームはコレクタ100の右側から突入してくる。
コレクタ100は、無酸素銅等を材料とする円筒状の真空外囲器101の内側に円筒状の絶縁セラミック102が固定されている。絶縁セラミック102の内側には、無酸素銅等を材料とする円筒状の銅パイプ103が固定されている。銅パイプ103の内側には、電子ビームを捕捉するための無酸素銅等を材料として外形がほぼ円柱状のコレクタ電極110が配置されている。
コレクタ電極110の外形は、円柱形状である。
図1のA−A’断面を参照すると、コレクタ電極104と銅パイプ103は、図で黒く塗られた、ろう付部111でろう付される。コレクタ電極の外周の内、ろう付部111の範囲はコレクタ電極104の軸に対する中心角が約90度の範囲である。この中心角は90度である必要は無く、180度より小さくてもよい。但し、ろう付部111の中心角が90度以下になると、強度的な問題が生じる可能性があるので、通常、中心角は90度から180度の範囲でろう付される。
コレクタ電極104の軸を中心として、ろう付部111と対向する外周(以下、ろう付対向部)は、マイクロ波管が非動作時でコレクタ電極104の温度が常温である時は銅パイプ103と接触しない。そして、マイクロ波管が動作してコレクタ電極104の温度が高温になって膨張すると、ろう付対向部は銅パイプ103の内周と接触する寸法に設計されている。
更に、銅パイプ103と絶縁セラミック102の接触部、及び絶縁セラミック102と真空外囲器101の接触部は、ろう付けにより接合されている。
[動作の説明]
次に本実施形態の動作について図1を参照して説明する。
マイクロ波管の動作中は、電子ビームがコレクタ電極104に衝突することで、コレクタ電極104に熱が発生する。本実施形態のコレクタ電極104等はろう付部111で外側の銅パイプ103とろう付けされているので、コレクタ電極104で発生した熱は、ろう付部111から銅パイプ103に伝導する。
また、ろう付対向部は、マイクロ波管が動作していない時には銅パイプ103と接触していない。しかし、マイクロ波管が動作して、コレクタ電極104が動作中の熱によって膨張すると、ろう付対向部と銅パイプ103の内周が接触する。そして、コレクタ電極104の熱は、ろう付部111だけでなく、ろう付対向部からも銅パイプ103に伝導する。
尚、コレクタ電極104は、マイクロ波管の通常の動作時におけるコレクタ電極104の熱膨張程度で、銅パイプ103および絶縁セラミック102に対する大きな応力を発生するほどには設計しない。即ち、通常動作時にコレクタ電極104が熱膨張しても、コレクタ電極104のろう付対向部が銅パイプ103の内周と接触する程度に設計する。この様にすることで、マイクロ波管の通常動作時には、銅パイプ103を介して絶縁セラミック102へ与える応力を適切に抑制して、絶縁セラミック102の耐久性を維持する。
以上説明した様に、本実施形態のマイクロ波管のコレクタ100はコレクタ電極110等の過剰な熱膨張を抑制することにより、絶縁セラミック102の破損を回避するので、図2に示す関連技術のマイクロ波管のコレクタより信頼性が高い。
また、本実施形態のコレクタ100は、特許文献1に示される様な波型金属薄板を使用していないため、特許文献1のコレクタと内部空間が同等の形状でも、小さい外形で高い信頼性を実現可能である。
この様に、本実施形態のマイクロ波管のコレクタ100は、小形で信頼性の高いマイクロ波管のコレクタを実現する。
[第2の実施形態]
次に第2の実施形態について図2を参照して説明する。
[構成の説明]
図2に第2の実施形態の構成を示す。
第2の実施形態のコレクタ200は、図1に示した第1の実施形態のコレクタ100のコレクタ電極104がコレクタ電極210に変更されている。コレクタ200の他の構成要素は、第1の実施形態のコレクタ100と同一である。
コレクタ電極210は、その金属体の一部にスリット(slit;空隙)212を有する。また、コレクタ電極210は、第1の実施形態のコレクタ電極110のろう付部111と同様に、ろう付部211で銅パイプ103と、ろう付されている。
スリット212は、コレクタ電極210の外円周に沿ったろう付部211の中央(以下、ろう付中央)を通る円柱の直径上で、ろう付中央から前記直径の略4分の3の位置に前記直径に垂直に設けられている。更に、スリット212は、コレクタ電極210の一部を残すように設けられている。
尚、スリット212は、必ずしもろう付部211の中央(以下、ろう付中央)を通る円柱の直径上で、ろう付中央から前記直径の略4分の3の位置に前記直径に垂直に設けられる必要はない。スリット212は、コレクタ電極の円周上で、ろう付部211以外の任意の位置を開口としてコレクタ電極の一部を残して設けられても良い。
尚、コレクタ電極210の軸を中心として、ろう付部211と対向する外周(前述、ろう付対向部)は、マイクロ波管が非動作時でコレクタ電極210の温度が常温である時は銅パイプ103と接触しない。そして、マイクロ波管が動作してコレクタ電極210の温度が高温になって膨張すると、ろう付対向部は銅パイプ103の内周と接触する寸法に設計されていることは、第1の実施形態のコレクタ電極104と同様である。
[動作の説明]
次に、本実施形態の動作について図2を参照して説明する。
マイクロ波管のコレクタを製造する際のろう付け時には、コレクタ200全体の温度が動作時よりも高い摂氏800度に及び、コレクタ電極210はマイクロ波管の動作中の熱膨張よりさらに大きく膨張する。すると銅パイプ103を押し広げる力が働き、ひいては絶縁セラミック102の破損につながる恐れがある。しかし、コレクタ電極210はスリット212を有しているので、コレクタ電極210の過剰な熱膨張が生じてもスリット212が変形して熱膨張による応力を効果的に吸収するため、絶縁セラミック102の破損を防ぐ。
以上説明した様に、本実施形態のコレクタ200は、第1の実施形態のコレクタ100と同様に、マイクロ波管の動作時における絶縁セラミックの破損防止の効果を有する。更に、本実施形態のコレクタ200は、コレクタを製造する際のろう付時の高温による絶縁セラミックの破損防止の効果を有するので、第1の実施形態のコレクタ100と比べて製造時の信頼性が向上する。
[第3の実施形態]
次に、第3の実施形態について図3乃至図8を参照して説明する。
[構成の説明]
第3の実施形態のコレクタ300は、図2に示した第2の実施形態のコレクタ200のコレクタ電極210がコレクタ電極3110、3120、3130、および3140(以下、コレクタ電極3110等)に変更されている。コレクタ300の他の構成要素は、第1の実施形態のコレクタ100、および第2の実施形態のコレクタ200と同一である。
コレクタ電極3110等は、第2の実施形態のコレクタ電極210をコレクタ電極の円柱軸方向に沿って4つの円柱状に分割した形状をしている。
そして、コレクタ電極3110等の、ろう付部3111、3121、3131および3141(以下、ろう付部3111等)は、コレクタ電極3110等の配置の順番に、コレクタ電極の軸の中心に対して90度ずつずらして配置されている。また、図3では作図上、コレクタ電極3110等はそれぞれ軸方向に接している様に描かれているが、実際にはろう材でつながらないように銅パイプ103の中心軸方向に間隔をあけて配置されている。
[動作の説明]
更に、コレクタ電極3110等のそれぞれの、ろう付部3111等の位置は、コレクタ電極3110等の配置の順に、銅パイプ103の円周方向に沿って90度おきの位置に、0度、90度、180度、270度の様に順番にずらして配置している。ろう付部3111等をこの様にすることで、熱の伝導箇所が銅パイプ103の内径の局所に偏らず、内径円周に沿って分散して熱が伝導する。そのため、熱膨張による銅パイプ103を押し広げる力は分散され、絶縁セラミック102の破損を防ぐ。
尚、コレクタ電極3110等の配置の順に対して、銅パイプ103の円周方向に沿ってろう付部3111等の位置をずらす順は、例えば0度、180度、90度、270度の様に、90度おきの位置の任意の順にずらしてもよい。
また、ろう付部3111等の位置は、360度をコレクタ電極の数で等分せずに、隣接したコレクタ電極のろう付部が同じ位置にならないように配置することでも良い。例えば、4つのコレクタ電極であっても、例えば、0度、180度、0度、180度の様な順にろう付部を配置しても良い。
更に、本実施形態のコレクタ電極は4つに分割されていたが、2つ以上に分割されて、隣接したコレクタ電極のろう付部が同じ位置にならないように配置されても良い。
以上の様にすることで、本実施形態のコレクタ300は、第1の実施形態のコレクタ100、および第2の実施形態のコレクタ200と比べて、コレクタ電極から銅パイプへの熱の伝導を局所に集中せずに内径全体に分散することができる。そのため、本実施形態のコレクタ300は、第1の実施形態のコレクタ100、および第2の実施形態のコレクタ200と比べて、絶縁セラミック102の破損をより効果的に防止できる。
[第4の実施形態]
次に、第4の実施形態について、図10を参照して説明する。
本実施形態のマイクロ波管のコレクタ1000は、電子ビームを放射する電子銃部と電子ビームとの相互作用により高周波増幅を行う高周波回路部と電子ビームを捕捉するコレクタ1000からなるマイクロ波管に用いられる。コレクタ1000は、円筒状の導電性材料で形成される真空外囲器1001と、前記真空外囲器に内接する円筒状の絶縁セラミック1002と、前記絶縁セラミックに内接する円筒状の導電性パイプ1003と、コレクタ電極1010とを備える。コレクタ電極1010は、外形が略円柱で前記略円柱の外周の半分より小さい範囲の溶着部1011で前記導電性パイプ1003と溶着される。そして、前記溶着部1011以外の前記外周が、前記マイクロ波管が非動作時には前記導電性パイプ1003と接触せず、前記マイクロ波管が動作時には前記溶着部1011以外の前記外周の少なくとも一部が前記導電性パイプ1003と接触する。
以上の様にすることで、本実施形態のマイクロ波管のコレクタ1000は、小形で信頼性の高いマイクロ波管のコレクタを実現することが出来る。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、上記実施形態に限定されるものではなく、次のように拡張または変形できる。
第1乃至第3の実施形態における、ろう付けは、溶接などの他の溶着手段であっても良い。
第1および第2の実施形態のコレクタ電極の外形は円柱形状であったが、コレクタ電極の外形を、軸に垂直断面の外周形状が、2箇所の大径部と2箇所の小径部からなる形状とすることも出来る。図8は、第2の実施形態に示したスリット付きのコレクタ電極の変形例のA−A’断面図である。コレクタ電極810の外周の大径部の片側がろう付部811であり、銅パイプ103とろう付けされる。スリット812は、コレクタ電極810の外円周に沿ったろう付部811の中央(以下、ろう付中央)を通る円柱の直径上で、ろう付中央から前記直径の略4分の3の位置に前記直径に垂直に設けられている。更に、スリット812は、コレクタ電極810の一部を残すように設けられている。この様にすると、コレクタ電極8001が熱膨張した時に、ろう付対向部(前述)が銅パイプ103と接触する箇所が限定されることで、より確実に接触可能となる。
また、第1および第2のコレクタ電極の別の形状として、次の形状としても良い。即ち、コレクタ電極の外形は、ほぼ円柱形状であり、円柱状の軸に対する垂直断面の外形を楕円とする。そして、楕円の長径は銅パイプ103より小さく、楕円の長径と楕円の外形の片側の交点を含む楕円周囲の半分より小さい範囲をろう付部とする。そして、マイクロ波管が動作時にコレクタ電極が高温となって膨張すると、コレクタ電極のろう付部と反対側の楕円周囲部分が銅パイプ103の内周に接触するように設計しても良い。
100 コレクタ
101 真空外囲器
102 絶縁セラミック
103 銅パイプ
104 コレクタ電極
110 コレクタ電極
111 ろう付部
200 コレクタ
210 コレクタ電極
211 ろう付部
212 スリット
300 コレクタ
700 コレクタ
810 コレクタ電極
811 ろう付部
812 スリット
900 コレクタ
901 真空外囲器
902 絶縁セラミック
903 銅パイプ
904 コレクタ電極
1000 コレクタ
1001 真空外囲器
1002 絶縁セラミック
1003 導電性パイプ
1010 コレクタ電極
1011 溶着部
3110 コレクタ電極
3111 ろう付部
3120 コレクタ電極
3121 ろう付部
3130 コレクタ電極
3131 ろう付部
8001 コレクタ電極

Claims (10)

  1. 電子ビームを放射する電子銃部と電子ビームとの相互作用により高周波増幅を行う高周波回路部と電子ビームを捕捉するコレクタからなるマイクロ波管に用いられるコレクタは、
    円筒状の導電性材料で形成される真空外囲器と、
    前記真空外囲器に内接する円筒状の絶縁セラミックと、
    前記絶縁セラミックに内接する円筒状の導電性パイプと、
    外形が略円柱で、前記電子ビームが入射する側に向かって径が広がる開口を備え、前記略円柱の外周の半分より小さい範囲の溶着部で前記導電性パイプと溶着され、前記溶着部以外の前記外周が、前記マイクロ波管が非動作時には前記導電性パイプと接触せず、前記マイクロ波管が動作時には前記溶着部以外の前記外周の少なくとも一部が前記導電性パイプと接触する導電性のコレクタ電極とを備えることを特徴とするマイクロ波管のコレクタ。
  2. 前記外周は真円であることを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波管のコレクタ。
  3. 前記外周は楕円であり、前記溶着部は前記楕円の長径と前記外周の交点の1つを含むことを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波管のコレクタ。
  4. 前記外周は前記略円柱の軸に垂直な断面の中心に対して相対する2つの大径部と前記略円柱の軸に垂直な断面の中心に対して相対する2つの小径部からなり、前記溶着部は前記大径部の1つの外周であることを特徴とする請求項1に記載のマイクロ波管のコレクタ。
  5. 前記溶着部以外の前記外周の一部を開口とし前記コレクタ電極の一部を残して前記略円柱の軸に対して略平行に貫通するスリットを有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のマイクロ波管のコレクタ。
  6. 前記スリットは、前記溶着部の前記略円柱の前記外周に沿った中央と前記略円柱の軸に垂直な断面の中心を通る直線上で、前記直線に垂直であることを特徴とする請求項5に記載のマイクロ波管のコレクタ。
  7. 前記スリットは、前記溶着部の前記外周に沿った中央から前記直線上で前記直線と前記外周の交点同士の距離の略4分の3の位置に配置されることを特徴とする請求項6に記載のマイクロ波管のコレクタ。
  8. 前記コレクタ電極は前記略円柱の軸に沿った複数のコレクタ電極からなり、前記複数のコレクタ電極の前記溶着部は、前記軸を中心とする中心角の位置が隣接する前記コレクタ電極どうしで異なることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のマイクロ波管のコレクタ。
  9. 前記複数のコレクタ電極の前記溶着部は、前記軸を中心とする中心角の位置が前記外周に沿って360度を前記複数のコレクタ電極の数で割った角度ずつずれた位置に配置されることを特徴とする請求項8に記載のマイクロ波管のコレクタ。
  10. 電子ビームを放射する電子銃部と電子ビームとの相互作用により高周波増幅を行う高周波回路部と電子ビームを捕捉するコレクタからなるマイクロ波管は、
    円筒状の導電性材料で形成される真空外囲器と、
    前記真空外囲器に内接する円筒状の絶縁セラミックと、
    前記絶縁セラミックに内接する円筒状の導電性パイプと、
    外形が略円柱で、前記電子ビームが入射する側に向かって径が広がる開口を備え、前記略円柱の外周の半分より小さい範囲の溶着部で前記導電性パイプと溶着され、前記溶着部以外の前記外周が、前記マイクロ波管が非動作時には前記導電性パイプと接触せず、前記マイクロ波管が動作時には前記溶着部以外の前記外周の少なくとも一部が前記導電性パイプと接触する導電性のコレクタ電極とを有するコレクタを備えることを特徴とするマイクロ波管。
JP2016123739A 2016-06-22 2016-06-22 マイクロ波管、およびマイクロ波管のコレクタ Active JP6744150B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016123739A JP6744150B2 (ja) 2016-06-22 2016-06-22 マイクロ波管、およびマイクロ波管のコレクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016123739A JP6744150B2 (ja) 2016-06-22 2016-06-22 マイクロ波管、およびマイクロ波管のコレクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017228424A JP2017228424A (ja) 2017-12-28
JP6744150B2 true JP6744150B2 (ja) 2020-08-19

Family

ID=60892136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016123739A Active JP6744150B2 (ja) 2016-06-22 2016-06-22 マイクロ波管、およびマイクロ波管のコレクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6744150B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017228424A (ja) 2017-12-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2020026908A1 (ja) ベーパーチャンバー
JP6527296B2 (ja) 構造的に支持される平面放射体を有するx線管
US3293480A (en) Pole piece and collector assembly for high frequency electron discharge device with cooling ribs
JP2014031909A (ja) 太陽熱集熱管
JP6744150B2 (ja) マイクロ波管、およびマイクロ波管のコレクタ
CN114023617A (zh) 一种基于冷阴极的环形多电子注辐射源
US3412279A (en) Electromagnetic wave energy absorbing elements for use in high frequency electron discharge devices having traveling wave tube sections
JP2019023958A (ja) 電子銃
JP2018530895A (ja) 冷却特性が向上した3d印刷マグネトロン
JP4826613B2 (ja) 放電ランプ
US3717787A (en) Compact depressed electron beam collector
JP2009245727A (ja) X線源
JPH0487138A (ja) 伝導冷却形多段コレクタ
US3193003A (en) Heat exchange apparatus having additional conducting paths
US20190035998A1 (en) Electrical connector for connecting thermoelectric elements and absorbing the stress thereof
JP6452533B2 (ja) 電子管用コレクタ
JP5074666B2 (ja) マグネトロン
CN103990929A (zh) 一种行波管螺旋线焊接夹具
US20140191656A1 (en) Magnetron and device using microwaves related applications
JP2007287501A (ja) 透過型x線管
JP2013030377A (ja) ヘリックス型進行波管およびヘリックス型進行波管の製造方法
JP3067699B2 (ja) 輻射冷却形進行波管
JP4742672B2 (ja) マグネトロン
JP2019032073A (ja) 真空断熱材
JP6316160B2 (ja) マグネトロン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190515

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200313

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200407

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200527

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200707

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200730

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6744150

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150