JP6743998B1 - コネクタ用端子材及びコネクタ用端子 - Google Patents

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Abstract

耐摩耗性及び耐熱性を向上できるコネクタ用端子材及びコネクタ用端子の製造方法を提供すること。本発明のコネクタ用端子材は、少なくとも表層が銅又は銅合金からなる基材と、該基材の表面の少なくとも一部を被覆する膜厚0.5μm以上50μm以下の銀ニッケル合金層と、を備え、銀ニッケル合金層のニッケル含有量が0.05at%以上2.0at%以下である。また、基材と銀ニッケル合金層との間には、ニッケル又はニッケル合金からなるニッケル層が設けられ、該ニッケル層の膜厚は0.5μm以上5μm以下であるとよい。

Description

本発明は、微摺動が発生する自動車や民生機器等において電気配線の接続に使用される、有用な皮膜が設けられたコネクタ用端子材及びコネクタ用端子に関する。本願は、2019年1月24日に出願された特願2019−010102号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
従来、自動車等の電気配線の接続に用いられる車載用コネクタが知られている。この車載用コネクタ(車載用端子)に用いられる端子対は、メス端子に設けられた接触片が、メス端子内に挿入されたオス端子に所定の接触圧を有して接触することで、電気的に接続されるように設計されている。
このようなコネクタ(端子)として、一般的に銅または銅合金板上に錫めっき処理を施し、リフロー処理を行った錫めっき付き端子が多く用いられていた。しかし、近年、自動車の高電流・高電圧化に伴い、より電流を多く流すことができる耐熱・耐摩耗性に優れた貴金属めっきを施した端子の用途が増加している。
このような耐熱性及び耐摩耗性が求められる車載用端子として、例えば、特許文献1に記載のコネクタ用銀めっき端子が知られている。このコネクタ用銀めっき端子においては、銅又は銅合金からなる母材の表面が銀めっき層により被覆されている。この銀めっき層は、下層側(母材側)に位置する第1の銀めっき層と、第1の銀めっき層の上層側に位置する第2の銀めっき層を有し、第1の銀めっき層の結晶粒径が第2の銀めっき層の結晶粒径よりも大きく形成されている。
すなわち、特許文献1の構成では、第1の銀めっき層の結晶粒径を第2の銀めっき層の結晶粒径よりも大きく形成することで、母材からCu成分が第2の銀めっき層に拡散するのを抑制している。
特許文献2には、銅又は銅合金の母材の表面の少なくとも一部に、アンチモン濃度が0.1質量%以下の銀又は銀合金からなる中間層が形成され、この中間層の上にビッカース硬度HV140以上の銀合金層(最表層)が形成された部材が開示されている。母材と中間層との間にはニッケル又はニッケル合金の下地層が形成されている。
すなわち、特許文献2の構成では、アンチモンを銀又は銀合金の中間層に添加することで硬度を上昇させて、銅又は銅合金の母材の耐摩耗性を向上させている。
特開2008−169408号公報 特開2009−79250号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、母材の表面を被覆する銀めっき層は、加熱によって銀の結晶径が大きくなって硬度が低下するので、高温環境下での耐摩耗性が低下する。この耐摩耗性の低下を補うため、銀めっき層の膜厚を厚くすることが考えられるが、コスト面での問題がある。
一方、特許文献2の構成では、中間層に含まれるアンチモンが加熱によって最表層の表面に濃化した後、酸化して接触抵抗が増大する。また、ニッケルまたはニッケル合金からなる下地層を用いていた場合、加熱によって下地層(ニッケルまたはニッケル合金)と中間層(銀または銀合金)との間にニッケル酸化物が生成され、このニッケル酸化物が原因となり中間層が剥離する問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、耐摩耗性及び耐熱性を向上できるコネクタ用端子材及びコネクタ用端子を提供することを目的とする。
本発明のコネクタ用端子材は、少なくとも表層が銅又は銅合金からなる基材と、該基材の表面の少なくとも一部を被覆する膜厚0.5μm以上50μm以下、ニッケル含有量0.05at%以上1.0at%以下の銀ニッケル合金層と、を備える。
本発明では、基材の最表面に形成された銀ニッケル合金層がニッケルを含んでいるので、基材の最表面の硬度を高め、耐摩耗性を向上できる。銀とニッケルとの間には金属間化合物が生成されないので、銀ニッケル合金層の硬度が高くなりすぎることを抑制できる。また、ニッケルはアンチモンに比べて融点が高いので、耐熱性を向上でき、加熱によって硬度が低下することを抑制できる。
銀とニッケルとの原子半径差は、銀とアンチモンとの原子半径差に比べて大きいため、銀ニッケル合金層内におけるニッケル含有量を0.05at%以上2.0at%以下として、銀とニッケルとを僅かに共析させるだけで硬度を確実に上昇させることができる。
銀ニッケル合金層のニッケル含有量が、0.05at%未満であると、耐熱性及び耐摩耗性が低下し、2.0at%を超えると銀ニッケル合金層が硬くなりすぎて、プレス加工等により割れが生じる。また、接触抵抗も高くなる。
このコネクタ用端子材をコネクタ用端子として用いる場合、該端子の接点部分の表面が銀ニッケル合金層であることにより、凝着摩耗の発生を抑制でき、耐摩耗性を向上できる。
銀ニッケル合金層の膜厚が0.5μm未満であると、耐熱性及び耐摩耗性を向上できず、50μmを超えると、銀ニッケル合金層が厚すぎてプレス加工等により割れが生じる。
本発明のコネクタ用端子材の好ましい態様としては、前記基材と前記銀ニッケル合金層との間には、ニッケル又はニッケル合金からなるニッケル層が設けられ、該ニッケル層の膜厚は0.5μm以上5μm以下であるとよい。
上記態様では、銀ニッケル合金層がニッケル層上に形成されているので、銀ニッケル合金層が基材から剥離することを抑制できる。なお、ニッケル層の膜厚が0.5μm未満であると、高温環境下では銅又は銅合金からなる基材からCu成分が銀ニッケル合金層内に拡散して銀ニッケル合金層の抵抗値が大きくなり、耐熱性が低下する可能性がある。一方、ニッケル層の膜厚が5μmを超えると、プレス加工時等に割れが発生する可能性がある。
本発明のコネクタ用端子は、上記コネクタ用端子材からなるコネクタ用端子であって、接点部分の表面に前記銀ニッケル合金層が位置している。
本発明によれば、コネクタ用端子材及びコネクタ用端子の耐摩耗性及び耐熱性を向上できる。
本発明の実施形態に係るコネクタ用端子材を模式的に示す断面図である。 実施例における加熱前のコネクタ用端子材の断面のSIM(Scanning Ion Microscope)像である。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。
[コネクタ用端子材の構成]
本実施形態のコネクタ用端子材1は、図1に断面を模式的に示したように、少なくとも表層が銅又は銅合金からなる板状の基材2と、基材2の上面全域を被覆するニッケル又はニッケル合金からなるニッケル層3と、ニッケル層3の上面全域を被覆する銀ニッケル合金層4と、を備えている。基材2は、表層が銅または銅合金からなるものであれば、特に、その組成が限定されるものではない。
本実施形態では、図1に示すように、基材2は銅又は銅合金からなる板材により構成されているが、母材の表面に銅めっき処理又は銅合金めっき処理が施されためっき材により構成されてもよい。この場合、母材としては、無酸素銅(C10200)やCu−Mg系銅合金(C18665)等の金属を適用できる。
ニッケル層3は、基材2上にニッケル又はニッケル合金めっきを施すことにより形成される。ニッケル層3は、基材2のCu成分がニッケル層3上を被覆する銀ニッケル合金層4へ拡散するのを抑制する機能を有する。ニッケル層3の厚さ(膜厚)は、0.5μm以上5μm以下であることが好ましく、より好ましくは0.5μm以上2μm以下であるとよい。
ニッケル層3の厚さが0.5μm未満であると、高温環境下では銅又は銅合金からなる基材2からCu成分が銀ニッケル合金層4内に拡散して、銀ニッケル合金層4の接触抵抗値が大きくなり、耐熱性が低下する可能性がある。一方、ニッケル層3の厚さが5μmを超えると、曲げ加工時に割れが発生する可能性がある。ニッケル層3は、ニッケル又はニッケル合金からなるものであれば、特に、その組成が限定されるものではない。
銀ニッケル合金層4は、ニッケル層3上に銀ストライクめっき処理が施された後、その上面に銀ニッケル合金めっき処理を施すことにより形成される。銀ニッケル合金層4は、ニッケル層3上でコネクタ用端子材1の最表面に形成される。銀ニッケル合金層4は、銀とニッケルとの合金により構成されている。銀とニッケルとの間には金属間化合物が生成されないので、コネクタ用端子材1の最表面の硬度が高くなりすぎることを抑制している。
銀ニッケル合金層4のニッケル含有量は、0.05at%以上2.0at%以下であり、より好ましくは0.1at%以上1.0at%以下であるとよい。銀ニッケル合金層4は、ニッケル含有量が0.05at%未満であると銀ニッケル合金層4の硬さが低下するため、耐摩耗性が低下し、ニッケル含有量が2.0at%を超えると銀ニッケル合金層4が硬くなりすぎて、プレス加工等により割れが生じる。
ニッケルは銀よりも電気伝導率が悪いので、銀ニッケル合金層4はニッケル含有量が2.0at%を超えると接触抵抗が高くなる。上記範囲のニッケルを含むことにより、銀ニッケル合金層4の硬度を高め、耐摩耗性を向上させる。具体的には、銀ニッケル合金層4のビッカース硬さは150HV〜250HVの範囲内となる。
銀ニッケル合金層4の膜厚は、0.5μm以上50μm以下に設定され、より好ましくは、1μm以上10μm以下であるとよい。銀ニッケル合金層4は、膜厚が0.5μm未満であると耐熱性及び耐摩耗性を向上できず、膜厚が50μmを超えると銀ニッケル合金層4が厚すぎて、プレス加工等により割れが生じる。
次に、このコネクタ用端子材1の製造方法について説明する。コネクタ用端子材1の製造方法は、基材2となる少なくとも表層が銅又は銅合金からなる板材を洗浄する前処理工程と、ニッケル層3を基材2に形成するニッケル層形成工程と、ニッケル層3上に銀ストライクめっき処理を施して銀ストライクめっき層を形成する銀ストライクめっき工程と、銀ストライクめっき層の上に銀ニッケル合金めっき処理を施して銀ニッケル合金層を形成する銀ニッケル合金層形成工程と、を備える。
[前処理工程]
まず、基材2として少なくとも表層が銅又は銅合金からなる板材を用意し、この板材に脱脂、酸洗等をすることによって表面を清浄する前処理を行う。
[ニッケル層形成工程]
基材2の表面の少なくとも一部に対して、ニッケルめっき処理又はニッケル合金めっき処理を施して、ニッケル層3を基材2上に形成する。ニッケル層3は例えば、スルファミン酸ニッケル300g/L、塩化ニッケル30g/L、ホウ酸30g/Lからなるニッケルめっき浴を用いて、浴温45℃、電流密度3A/dmの条件下でニッケルめっき処理を施して形成される。
ニッケル層3を形成するニッケルめっき処理は、緻密なニッケル主体の膜が得られるものであれば特に限定されず、公知のワット浴を用いて電気めっきにより形成してもよい。基材2の表面に直接銀ニッケル合金層4を形成する場合には、ニッケル層形成工程は実行しない。
[銀ストライクめっき工程]
ニッケル層3に対して5〜10質量%の水酸化カリウム水溶液を用いて活性化処理を行った後、ニッケル層3上に銀ストライクめっき処理を施し、銀ストライクめっき層を形成する。この銀ストライクめっき処理は、ニッケル層3上に形成される銀ニッケル合金層4とニッケル層3との密着性を高めるために実行される。
銀ストライクめっき処理を施すためのめっき浴の組成は、特に限定されないが、例えば、シアン化銀(AgCN)1g/L〜5g/L、シアン化カリウム(KCN)80g/L〜120g/Lからなる。この銀めっき浴に対してアノードとしてステンレス鋼(SUS316)を用いて、浴温25℃、電流密度1A/dmの条件下で銀めっき処理を30秒程度施すことにより銀ストライクめっき層が形成される。
[銀ニッケル合金層形成工程]
銀ストライクめっき層上に銀ニッケル合金めっき処理を施して、銀ニッケル合金層4を形成する。銀ニッケル合金層4を形成するためのめっき浴の組成は、例えば、シアン化銀(AgCN)30g/L〜50g/L、シアン化カリウム(KCN)100g/L〜150g/L、炭酸カリウム(KCO)15g/L〜40g/L、テトラシアノニッケル(II)酸カリウム一水和物(K[Ni(CN)]・HO)80g/L〜150g/L、銀めっき層を平滑に析出させるための添加剤からなる。この添加剤は、アンチモンを含まないものであればよく、一般的な添加剤で構わない。
この銀めっき浴に対してアノードとして純銀板を用いて、浴温25℃、電流密度4A/dm〜10A/dmの条件下で銀ニッケル合金めっき処理を0.1分〜23分程度施すことにより、膜厚0.5μm以上50μm以下の銀ニッケル合金層4が形成される。
電流密度が4A/dm未満であるとニッケルの共析が妨げられ、電流密度が15A/dmを超えると銀ニッケル合金層4の外観が損なわれる。銀ニッケル合金層4を形成するためのめっき浴は、シアン浴であり、かつ添加剤にアンチモンが含まれていなければよく、その組成は特に限定されない。
このようにして基材2の表面にニッケル層3及び銀ニッケル合金層4が形成されたコネクタ用端子材1が形成される。そして、コネクタ用端子材1に対してプレス加工等を施すことにより、接点部分に銀ニッケル合金層4が位置するコネクタ用端子が形成される。
本実施形態のコネクタ用端子材1は、基材2の最表面に形成された銀ニッケル合金層4がニッケルを含んでいるので、基材2の最表面の硬度を高め、耐摩耗性を向上できる。銀とニッケルとの間には金属間化合物が生成されないので、基材2の最表面の硬度が高くなりすぎることを抑制できる。ニッケルはアンチモンに比べて融点が高いので、耐熱性を向上でき、硬度が低下することを抑制できる。
銀とニッケルとの原子半径差は、銀とアンチモンとの原子半径差に比べて大きいため、銀ニッケル合金層4内におけるニッケル含有量を0.05at%以上2.0at%以下と、僅かに共析させるだけで硬度を確実に上昇させることができる。銀ニッケル合金層4がニッケル層3上に形成されているので、銀ニッケル合金層4が基材から剥離することを抑制できる。
その他、細部構成は実施形態の構成のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記実施形態では基材2と銀ニッケル合金層4との間にニッケル層3が設けられているが、これに限らず、ニッケル層3は含まれていなくてもよい。すなわち、基材2上に直接銀ニッケル合金層4が形成されてもよく、この場合、ニッケル層形成工程を行わなくてもよい。
また、上記実施形態では基材2の上面全域にニッケル層3及び銀ニッケル合金層4が形成されているが、これに限らず、例えば、基材2の上面の一部にニッケル層3及び銀ニッケル合金層4が形成されていてもよいし、ニッケル層3の上面の一部に銀ニッケル合金層4が形成されていてもよい。
[第1実験例]
実施例1〜5及び比較例1〜5の各試料を以下の方法により製造した。実施例1〜5については、銅合金板からなる厚さ0.3mmの基材を用意し、この基材に脱脂、酸洗等をすることによって表面を清浄した(前処理工程)。その後、基材の表面の一部に対してニッケルめっき処理を施して(ニッケル層形成工程)、表1に示す厚さのニッケル層を基材に形成した。
そして、5質量%の水酸化カリウム水溶液を用いてニッケル層の表面を清浄化する活性化処理を行った。この活性化処理後に、ニッケル層に被覆された基材に対して、銀ストライクめっき処理を施し(銀ストライクめっき工程)、銀ストライクめっき層を形成した。
そして、表1に示す膜厚の銀ニッケル合金めっき層が得られるようにめっき時間を調整して、銀ストライクめっき層上に銀ニッケル合金めっき処理を施して銀ニッケル合金層を形成し(銀ニッケル合金層形成工程)、実施例1〜5の各試料を得た。
各めっきの条件は以下のとおりとした。
<ニッケルめっき処理条件>
・めっき浴組成
スルファミン酸ニッケル300g/L
塩化ニッケル30g/L
ホウ酸30g/L
・浴温45℃
・電流密度3A/dm
<銀ストライクめっき処理条件>
・めっき浴組成
シアン化銀2g/L
シアン化カリウム100g/L
・アノード
SUS316
・浴温25℃
・電流密度1A/dm
<銀ニッケル合金めっき処理条件>
・めっき浴組成
シアン化銀35g/L
シアン化カリウム120g/L
炭酸カリウム35g/L
テトラシアノニッケル(II)酸カリウム一水和物130g/L
添加剤5ml/L
・アノード
純銀板
・浴温25℃
比較例1〜3については、上記実施例1〜5と同様の方法により、表1に示す膜厚のニッケル層及び銀ニッケル合金層を有する各試料を形成した。
比較例4については、実施例1〜5と同様に基材の表面にニッケルめっき処理及び銀ストライクめっき処理を実施後、銀ニッケル合金めっき処理は行わず、光沢銀めっき処理を実行した。光沢銀めっき処理は、アンチモンを含有するめっき浴(AgCN:55g/L,NaCN:120g/L,NaCO:15g/L,ニッシンブライトN(日進化成株式会社製):40ml/L)を用いて、浴温25℃、電流密度1A/dmとし、アノードとして純銀板を用いて行い、銀合金層(AgSb層)を形成して試料を得た。
比較例5については、実施例1〜5と同様に基材の表面にニッケルめっき処理及び銀ストライクめっき処理を実施後、銀ニッケル合金めっき処理は行わず、銀めっき処理を行って試料を得た。銀めっき処理は、シアン化銀40g/L、シアン化カリウム120g/L、炭酸カリウム15g/L、添加剤AgO−56(アトテックジャパン社製)4ml/Lのめっき浴を用いて、浴温25℃、電流密度1A/dmの条件下で、アノードとして純銀板を用いて行い、膜厚3μmの銀層を形成した。すなわち、比較例5の試料は、最表面が銀層により形成された。
そして、これらの実施例1〜5及び比較例1〜5の各試料について、各種評価を行った。
[ニッケル層及び銀ニッケル合金層の膜厚(μm)の測定]
ニッケル層及び銀ニッケル合金層の各膜厚は、セイコーインスツル株式会社製の集束イオンビーム装置:FIB(型番:SMI3050TB)を用いて断面加工を行い、傾斜角60°の断面SIM(Scanning Ion Microscopy)像における任意の3箇所の膜厚を測長し、その平均を求めた後、実際の長さに変換した。
[ニッケル含有量(at%)の測定]
銀ニッケル合金層のニッケル含有量は、日本電子株式会社製の電子線マイクロアナライザー:EPMA(型番JXA−8530F)を用いて、加速電圧10kV、ビーム径φ30μmとし、各試料の表面の任意の3箇所を測定し、その平均を求めた。
[ビッカース硬さ(加熱前後)]
各試料ついて150℃で240時間の加熱前後に、マイクロビッカース硬さ試験機HMマイナス200(株式会社ミツトヨ製)を用いて、荷重0.005Nの条件下で10回ずつビッカース硬さを測定し、その平均を求めた。
[硬さ低下量]
硬さ低下量は、上記ビッカース硬さの測定によって得られた加熱前のビッカース硬さの値から150℃で加熱後のビッカース硬さの値を引くことにより算出した。
[接触抵抗(mΩ)]
上記加熱前後の各試料から60mm×10mmの平板を切り出してオス端子の代用試験片を形成し、同じ平板に曲率半径1.0mmの凸加工を行ってメス端子の代用試験片を形成した。ブルカー・エイエックスエス株式会社の摩擦摩耗試験機(UMT−Tribolab)を用い、水平に設置したオス端子試験片にメス端子試験片の凸面を接触させ、オス端子試験片を荷重負荷速度1/15N/secで、0Nから2Nまで荷重をかけた時の接触抵抗値を測定した。
[耐熱剥離]
耐熱剥離試験は、大気加熱炉にて175℃で1000時間加熱後、JIS(日本工業規格)K5600−5−6に記載のクロスカット法にて試験を行い、皮膜が剥がれなかったものを「A」、1マスでも剥がれたものを「B」とした。
Figure 0006743998
Figure 0006743998
表1及び表2に示すように、実施例1〜5では、基材の最表面に形成された銀ニッケル合金層の膜厚が0.5μm以上50μm以下であり、銀ニッケル合金層のニッケル含有量が0.05at%以上2at%以下であった。このため、加熱前のビッカース硬さが215HV以上であり、加熱後の低下量も16HV以下と小さく、加熱後のビッカース硬さが208HV以上であったため、実施例1〜5では耐摩耗性が高いことが示された。
実施例1〜5では、接触抵抗値が加熱前後のいずれの場合においても最大で1.9mΩ以下と小さく、耐熱性が高いことが示された。さらに、実施例1〜5では、耐熱剥離試験の結果が「A」であり、ニッケル層から銀ニッケル合金層が剥離することがなかった。
図2は、加熱前の実施例3の試料のSIM像であって、基材(銅合金層)上のニッケル層上に銀ニッケル合金層が形成されていることがわかる。
比較例1では、銀ニッケル合金層の膜厚が0.2μmと小さいため、加熱後の接触抵抗値が2.5mΩとなり、耐熱性が低いことが示された。比較例2では、銀ニッケル合金層のニッケル含有量が2.5at%と高かったため、加熱後の接触抵抗値が3.4mΩとなり、耐熱性が低いことが示された。
比較例3では、銀ニッケル合金層のニッケル含有量が0.01at%と低かったため、加熱前のビッカース硬さが112HVと低く、加熱後の硬さ低下量も22HVと大きくなり、かつ、耐熱剥離試験の評価も「B」であり、耐摩耗性及び耐剥離性が低いことが示された。
比較例4では、アンチモンが添加されためっき浴を用いた光沢銀めっき処理を行ったことにより、最表層がアンチモンを含有する銀合金層(AgSb)により構成されているため、加熱前のビッカース硬さが195HVと高いものの、加熱後の硬さ低下量が54HVと大きく、加熱後の接触抵抗も20mΩを超えており、耐熱剥離試験の結果も「B」となり、耐摩耗性、耐熱性及び耐剥離性が低いことが示された。
最後に銀めっき処理を施した比較例5では、最表層が銀層により構成されているため、加熱前後のビッカース硬さがいずれも109HV以下であり、硬さ低下量も34HVと大きく、耐熱剥離試験の結果も「B」であり、耐摩耗性及び耐剥離性が低いことが示された。
[第2実験例]
実施例6〜8及び比較例6〜8の各試料を以下の方法により製造した。実施例6〜8については、銅合金板からなる厚さ0.3mmの基材を用意し、この基材に脱脂、酸洗等をすることによって表面を清浄(前処理工程)した後、基材の表面の一部に対して、銀ストライクめっき処理を施し(銀ストライクめっき工程)、銀ストライクめっき層を形成した。
そして、銀ストライクめっき層上に、表3の銀ニッケル合金層の膜厚となるようにめっき時間を調整して、銀ニッケル合金めっき処理を施し(銀ニッケル合金層形成工程)、銀ニッケル合金層を形成して、実施例6〜8の試料とした。すなわち、実施例6〜8の試料では、基材上に直接銀ニッケル合金層を形成した。なお、銀ストライクめっき浴及び銀ニッケル合金めっき浴の組成等については、上記第1実験と同様のものを用いた。
比較例6については、上記実施例6〜8と同様に基材の表面に銀ストライクめっき処理を実施した後(銀ストライクめっき工程)、表3の銀ニッケル合金層の膜厚となるようにめっき時間を調整して、銀ニッケル合金めっき処理を施し(銀ニッケル合金層形成工程)、銀ニッケル合金層を形成した。
比較例7については、実施例6〜8および比較例6と同様に基材の表面に銀ストライクめっき処理を実施した後、銀ニッケル合金めっき処理は施さず、光沢銀めっき処理を実行し、銀合金層(AgSb層)を形成して、比較例6の試料を得た。光沢銀めっき処理には、アンチモンを含有するめっき浴(AgCN:55g/L,NaCN:120g/L,NaCO:15g/L,ニッシンブライトN(日進化成株式会社製):40ml/L)を用いて、浴温25℃、電流密度1A/dmとし、アノードとして純銀板を用いた。
比較例8については、実施例6〜8および比較例6,7と同様に基材の表面に銀ストライクめっき処理を実施後、銀ニッケル合金めっき処理は施さず、銀めっき処理を施し、膜厚3μmの銀層を形成した。銀めっき処理は、シアン化銀40g/L、シアン化カリウム120g/L、炭酸カリウム15g/L、添加剤AgO−56(アトテックジャパン社製)4ml/Lのめっき浴を用いて、浴温25℃、電流密度1A/dmの条件下で、アノードとして純銀板を用いて行、った。すなわち、比較例8の試料は、最表面が銀層により形成されたものとした。そして、これらの実施例6〜8及び比較例6〜8について、各種評価を行った。
Figure 0006743998
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表3及び表4に示すように、実施例6〜8では、基材の最表面に形成された銀ニッケル合金層の膜厚が3〜5μmであり、銀ニッケル合金層のニッケル含有量が0.5〜1.6at%であったため、加熱前のビッカース硬さが222HV以上であり、加熱後の硬さ低下量も16HV以下と小さく加熱後のビッカース硬さが218HV以上であったため、耐摩耗性が高いことが示された。
実施例6〜8では、加熱前後のいずれの場合においても、基材と銀ニッケル合金層との間にニッケル層が設けられている場合に比べて接触抵抗値が大きいものの、最大で1.8mΩ以下と小さく、耐熱性が高いことが示された。さらに、実施例6〜8では、銀ニッケル合金層が基材に直接形成されているため剥離することがなく、耐熱剥離試験の結果も「A」であった。
一方、比較例6では、銀ニッケル合金層の膜厚が0.3μmと小さいため、加熱後の接触抵抗値が4.5mΩとなり、耐熱性が低いことが示された。比較例7では、最表層がアンチモンを含有する銀合金層(AgSb)により構成されているため、加熱前のビッカース硬さが193HVと高いものの、加熱後の硬さ低下量が54HVと大きく、加熱後の接触抵抗も20mΩを超えており、耐摩耗性及び耐熱性が低いことが示された。
比較例8では、最表層が銀層により構成されているため、加熱前後のビッカース硬さがいずれも110HV以下であり、硬さ低下量も36HVと大きく耐摩耗性が低いことが示された。なお、比較例6〜8においても、銀合金層及び銀層のそれぞれが基材に直接形成されているので、耐熱剥離試験の結果はいずれも「A」であった。
[第3実験例]
実施例9,10の各試料は、実施例1〜5と同様の方法により作成したが、実施例1〜5よりもニッケル層の膜厚を小さくした。
Figure 0006743998
Figure 0006743998
表5及び表6に示すように、ニッケル層の膜厚が小さい実施例9,10では、同じ銀ニッケル合金層の膜厚及びニッケル含有量を有する実施例3と比較すると加熱後の接触抵抗値が大きいものの、加熱前後において十分な硬度が得られた。
コネクタ用端子材及びコネクタ用端子の耐摩耗性及び耐熱性を向上できる。
1 コネクタ用端子材
2 基材
3 ニッケル層
4 銀ニッケル合金層

Claims (3)

  1. 少なくとも表層が銅又は銅合金からなる基材と、
    前記基材の表面の少なくとも一部を被覆する、膜厚0.5μm以上50μm以下、ニッケル含有量が0.05at%以上1.0at%以下の銀ニッケル合金層と、を備えることを特徴とするコネクタ用端子材。
  2. 前記基材と前記銀ニッケル合金層との間に設けられ、ニッケル又はニッケル合金からなり、膜厚が0.5μm以上5.0μm以下であるニッケル層をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ用端子材。
  3. 請求項1又は2に記載のコネクタ用端子材からなるコネクタ用端子であって、接点部分の表面に前記銀ニッケル合金層が位置していることを特徴とするコネクタ用端子。
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