JP6743771B2 - ネットワークスイッチ - Google Patents

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Description

この明細書における開示は、異なるVLANを接続し、車載ネットワークを構成するネットワークスイッチに関する。
車載ネットワークではリアルタイム性が求められる。このため、通信規格として、CAN(登録商標)やLINよりも高速通信が可能なイーサネット(登録商標)が検討されている。イーサネットの場合、ノード間にネットワークスイッチを設け、ネットワークスイッチを介してイーサネットフレームを転送することとなる。
このようなネットワークスイッチは、スイッチIC及びマイクロコンピュータ(以下、マイコンと示す)を備えている。また、特許文献1に開示されるように、マイコンが、ソフトウェア制御によりIPルーティングを実行する。
特開2010−183421号公報
異なるVLAN間でフレームを転送する場合にも、ネットワークスイッチを介して通信することとなる。上記したように、従来のネットワークスイッチでは、スイッチICが受信したフレームをマイコンに転送し、マイコンがソフトウェア制御によりIPルーティングを実行するため、遅延が問題となる。
遅延を低減するために、たとえばマイコンの処理能力を高速化すること、スイッチICとマイコンとの間の通信速度を高速化することが考えられる。しかしながら、高性能なマイコンや高速通信I/Fのいずれも、高速なクロックを必要とするため、発熱が大きくなるという問題が生じる。
本開示はこのような課題に鑑みてなされたものであり、車載ネットワークを構成するネットワークスイッチにおいて、遅延を低減し、且つ、発熱を抑制することを目的とする。
本開示は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。なお、括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、技術的範囲を限定するものではない。
本開示のひとつであるネットワークスイッチは、複数のポート(21)を有するスイッチIC(20)及びマイクロコンピュータ(30)を備え、異なるVLANを接続して車載ネットワークを構成するネットワークスイッチであって、
スイッチICは、
ポートを通じて受信したフレームからMACアドレスを抽出し、MACアドレスのうちの宛先MACアドレスが自身のアドレスか否かを判定するL2受信部(22)と、
MACアドレステーブルを記憶する第1記憶部(23)と、
宛先MACアドレスが自身のアドレスではないと判定された場合に、MACアドレステーブルに基づいて、宛先MACアドレスに対応するポートを決定し、決定したポートを通じてフレームを送信するL2処理部(24)と、
ルーティングテーブルを記憶する第2記憶部(25)と、
宛先MACアドレスが自身のアドレスであると判定された場合に、フレームのIPアドレスを抽出し、IPアドレスのうちの送信元IPアドレスが、ルーティングテーブルに登録されている登録済アドレスであるか否かを判定するL3受信部(26)と、
送信元IPアドレスが登録済アドレスであると判定された場合に、ルーティングテーブル及びIPアドレスのうちの宛先IPアドレスに基づいて、出力するポート及び転送先の宛先MACアドレスを決定し、フレームのMACアドレスを付け替えて決定したポートを通じて送信するL3処理部(27)と、を有し、
マイクロコンピュータは、
MACアドレステーブル及びルーティングテーブルの登録内容を書き換える書換部(31)と、
送信元IPアドレスが登録済アドレスではないと判定された場合に、送信元のノードが通信を許可された正規装置であるか否かを判断する判断部(32)と、
を有する。
本開示のひとつであるネットワークスイッチは、複数のポート(21)を有するスイッチIC(20)及びマイクロコンピュータ(30)を備え、異なるVLANを接続して車載ネットワークを構成するネットワークスイッチであって、
スイッチICは、
ポートを通じて受信したフレームからMACアドレスを抽出し、MACアドレスのうちの宛先MACアドレスが自身のアドレスか否かを判定するL2受信部(22)と、
MACアドレステーブルを記憶する第1記憶部(23)と、
宛先MACアドレスが自身のアドレスではないと判定された場合に、MACアドレステーブルに基づいて、宛先MACアドレスに対応するポートを決定し、決定したポートを通じてフレームを送信するL2処理部(24)と、
ルーティングテーブルを記憶する第2記憶部(25)と、
宛先MACアドレスが自身のアドレスであると判定された場合に、フレームのIPアドレスを抽出し、IPアドレスのうちの送信元IPアドレスが、ルーティングテーブルに登録されている登録済アドレスであるか否かを判定するL3受信部(26)と、
送信元IPアドレスが登録済アドレスであると判定された場合に、ルーティングテーブル及びIPアドレスのうちの宛先IPアドレスに基づいて、出力するポート及び転送先の宛先MACアドレスを決定し、フレームのMACアドレスを付け替えて決定したポートを通じて送信するL3処理部(27)と、を有する
第1実施形態に係るネットワークスイッチが適用された車載ネットワークを示す図である。 スイッチICが実行する処理を示すフローチャートである。 イーサネットフレームの中継例を示す図である。 比較例において、IPルーティング処理の通信経路を示す図である。 IPルーティング処理の通信経路を示す図である。 IPルーティング処理のタイミングチャートを示す図である。 車載ネットワークの変形例を示す図である。 第2実施形態に係るネットワークスイッチにおいて、スイッチICが実行する処理を示すフローチャートである。 起動時におけるイーサネットフレームの転送例を示す図である。 第3実施形態に係るネットワークスイッチを示す図である。 スイッチICのポート制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 起動時における通信量の変化を示す図である。 その他の例を示す図である。
図面を参照しながら、複数の実施形態を説明する。複数の実施形態において、機能的に及び/又は構造的に対応する部分には同一の参照符号を付与する。
(第1実施形態)
先ず、図1に基づき、本実施形態に係るネットワークスイッチについて説明する。
図1に示すネットワークスイッチ10は、車両に搭載されている。ネットワークスイッチ10は、異なるVLAN(Virtual LAN)を接続し、車載ネットワークの一部を構成している。ネットワークスイッチ10を介したネットワークは、イーサネット(登録商標)を通信規格とするネットワークである。
車載ネットワークは、イーサネットを含む複数の通信規格よりなるネットワークである。その中でも、イーサネットは、CAN(登録商標)やLINなどよりも通信速度が高速の通信規格である。イーサネットは、通信速度が10Mbps以上の通信規格である。イーサネットでは、PtoP(1対1)の接続形態となる。以下では、ネットワークスイッチ10を介したネットワークを、車載ネットワークと示す。
ネットワークスイッチ10は、スイッチIC20及びマイクロコンピュータ30を備えている。以下、マイクロコンピュータ30を、単にマイコン30と示す。さらに、ネットワークスイッチ10は、波形成形回路などが形成された図示しない物理層IC(PHYチップ)を備えている。
スイッチIC20は、イーサネットフレーム中のMACアドレスを基に中継するL2回路と、IPアドレスを基に中継するL3回路を有している。スイッチIC20は、IPルーティング機能の一部を備えるイーサネットスイッチである。スイッチIC20は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)などを用いて構成されている。スイッチIC20は、論理回路やメモリを有して構成されている。なお、イーサネットフレームがフレームに相当する。
スイッチIC20は、複数のポート21、L2受信部22、第1記憶部23、L2処理部24、第2記憶部25、L3受信部26、L3処理部27、及び第3記憶部28を有している。L2受信部22、第1記憶部23、及びL2処理部24が、L2回路に相当する。第2記憶部25、L3受信部26、L3処理部27、及び第3記憶部28が、L3回路に相当する。
ポート21には、物理層ICを介して、ノード100が接続されている。本実施形態では、スイッチIC20が、ポート21として、6つのポート21a〜21fを有している。そして、ポート21a〜21fには、ノード100a〜100fがそれぞれ接続されている。たとえばポート21aにはノード100aが接続され、ポート21dにはノード100dが接続されている。
また、ポートVLANにより、ネットワークが分割されている。本実施形態では、ポート21a〜21cにVLAN ID=1が設定され、ポート21d〜21fにVLAN ID=2が設定されている。このように、2つのVLANに分割されている。たとえば、VLANの一方が車両の制御系、他方がインフォティメント系とされている。このように、系統ごとにVLANが分類されている。制御系とは、エンジン、ステアリング、ブレーキ等の車の基本性能に関する系統である。
L2受信部22は、ポート21を通じてイーサネットフレームを受信する。L2受信部22は、受信したイーサネットフレームのチェックを行い、イーサネットフレームを正常に受信したか否かを判断する。
正常に受信できた場合、L2受信部22は、受信したイーサネットフレームのMACアドレスのうち、宛先MACアドレスが自身(ネットワークスイッチ10)のMACアドレスであるか否かを判定する。
第1記憶部23は、MACアドレステーブルを記憶している。MACアドレステーブルには、ポート21と、ポート21に接続されたノード100のMACアドレスとが対応付けられている。MACアドレステーブルは、スイッチIC20によって自律的に書き換えられる(更新される)のではなく、マイコン30によって書き換えられる。第1記憶部23は、RAMなどのメモリによって構成されている。
L2処理部24は、宛先MACアドレスが自身のMACアドレスでない場合に、MACアドレステーブルに基づいて、宛先MACアドレスに対応するポート21を決定する。L2処理部24は、送信元と宛先のVLANが同一であるか否かを判定し、VLANが同一である場合に、決定したポート21を通じてイーサネットフレームを送信する。一方、VLANが異なる場合には、イーサネットフレームを破棄する。
第2記憶部25は、ルーティングテーブルを記憶している。ルーティングテーブルには、VLANごとの経路情報がまとめられている。具体的には、ポート21、ネットワークアドレス、ネクストホップアドレスなどが含まれている。ルーティングテーブルには、ネクストホップアドレスとして、ネクストホップ(転送先)のIPアドレスと、このIPアドレスに対応するMACアドレスがまとめられている。車載ネットワークの場合、ノード数が少ないため、MACアドレスまで含めたテーブルとなっている。ルーティングテーブルは、スイッチIC20によって自律的に書き換えられる(更新される)のではなく、マイコン30によって書き換えられる。第2記憶部25は、RAMなどのメモリによって構成されている。
L3受信部26は、L2受信部22が受信したイーサネットフレームの宛先MACアドレスが自身のMACアドレスの場合に、所定の処理を実行する。L3受信部26は、受信したイーサネットフレームからL3ヘッダ情報であるIPアドレスを抽出し、第3記憶部28に保存する。そして、IPアドレスのうちの送信元IPアドレスが登録済みのアドレスであるかをチェックする。L3受信部26は、ルーティングテーブルに基づいて、送信元IPアドレスが登録済みのアドレスであるかをチェックする。
L3受信部26は、送信元IPアドレスが登録済ではないと判定すると、後述する第3記憶部28に記憶されたIPアドレスを、マイコン30に送信する。
L3処理部27は、送信元IPアドレスが登録済であると判定された場合に、ルーティングテーブル及び宛先IPアドレスに基づいて、出力するポート21及び転送先の宛先MACアドレスを決定する。そして、イーサネットフレームを再構築し、決定したポート21を通じて送信する。
宛先IPアドレスに対応する宛先MACアドレスとは、出力するポート21のVLANにおける宛先のノード100のMACアドレスである。たとえばネクストホップが直接接続の場合、宛先IPアドレスが設定されているノード100のMACアドレスである。また、ネクストホップが他のネットワークスイッチ、すなわち宛先のノード100が他のネットワークスイッチの場合、他のネットワークスイッチのMACアドレスである。
L3処理部27は、MACアドレスの付け替え及びIPヘッダの修正により、イーサネットフレームを再構築し、再構築したイーサネットフレームを、ポート21を通じて送信する。
第3記憶部28は、L3受信部26により抽出されたIPアドレスを、一時的に記憶する。第3記憶部28は、レジスタ等によって構成されている。
マイコン30は、CPU、ROM、RAM、及びレジスタなどを備えて構成されている。マイコン30において、CPUが、RAMやレジスタの一時記憶機能を利用しつつ、ROMに予め記憶された制御プログラムにしたがって、所定の処理を実行する。マイコン30は、ソフトウェア制御により、所定の処理を実行する。マイコン30は、機能部(ソフトウェア実行部)として、書換部31及び判断部32を有している。
書換部31は、スイッチIC20の第1記憶部23に記憶されるMACアドレステーブル、及び、第2記憶部25に記憶されるルーティングテーブルの登録内容を書き換える。たとえば、判断部32によって、新たなノードがイーサネットにおける通信を許可された正規装置であると判断された場合に、このノードを追加するよう登録内容を書き換える。書換部31は、ネットワークスイッチ10の電源が投入される起動時に実行する初期処理として、第1記憶部23にMACアドレステーブルの登録内容を書き込むとともに、第2記憶部25にルーティングテーブルの登録内容を書き込む。
判断部32は、L3受信部26によって送信元IPアドレスが登録済のアドレスではないと判定された場合に、送信元IPアドレスのノードが、イーサネットにおける通信を許可された正規装置であるか否かを判断する。正規装置リストは、予めメモリに記憶されている。判断部32は、スイッチIC20からIPアドレスを受信すると、正規装置であるか否かを判断する。
次に、図2及び図3に基づき、スイッチIC20が実行する処理(中継処理)について説明する。スイッチIC20は、電源が投入された状態で、以下に示す処理を繰り返し実行する。
先ず、スイッチIC20のL2受信部22が、ポート21を通じてイーサネットフレームを受信する(ステップS10)。
次いで、L2受信部22は、イーサネットフレームのチェックを行い、正常の受信したか否かを判定する(ステップS20)。L2受信部22は、イーサネットフレーム中のCRCフィールドの値に基づいて、イーサネットフレームのエラーチェックを行う。また、受信したイーサネットフレームからL2ヘッダ情報であるMACアドレスを抽出し、MACアドレスのうちの送信元MACアドレスが登録済みのアドレスであるかをチェックする。L2受信部22は、第1記憶部23に記憶されているMACアドレステーブルに基づいて、送信元MACアドレスが登録済みのアドレスであるかをチェックする。
上記したエラーチェックにより、イーサネットフレームの受信が異常である判定すると、L2受信部22は、イーサネットフレームを破棄し(ステップS30)、一連の処理を終了する。
一方、イーサネットフレームを正常に受信したと判定すると、L2受信部22は、宛先MACアドレスが、自身のMACアドレスであるか否かを判定する(ステップS40)。すなわち、L3回路への処理の引き渡しが必要か否かを判定する。
ステップS40において、宛先MACアドレスが自身のMACアドレスでない、すなわちL3回路への引き渡しが不要であると判定されると、L2処理部24が、MACアドレステーブルに基づいて、宛先MACアドレスに対応するポート21を決定する。すなわち、イーサネットフレームを出力するポート21を決定する(ステップS50)。
次いで、L2処理部24は、送信元と宛先のVLANが同一であるか否かを判定する(ステップS60)。本実施形態では、上記したようにポートVLANを採用している。そこで、イーサネットフレームを受信するポート21、すなわち送信元のポート21と、イーサネットフレームを出力するポート21、すなわち宛先のポート21のVLAN IDによって、VLANが同一であるか否かを判定する。
VLANが異なると判定すると、L2処理部24は、ステップS30の処理、すなわちイーサネットフレームの破棄を実行し、一連の処理を終了する。
一方、VLANが同一であると判定すると、L2処理部24は、ステップS50で決定したポート21へイーサネットフレームを出力し、このポート21を通じて宛先MACアドレスのノード100にイーサネットフレームを送信する(ステップS70)。たとえば、図3に一点鎖線で示すように、ノード100aからノード100cにイーサネットフレームを転送する場合、スイッチIC20が上記したステップS10,S20,S40,S50,S60,S70の処理を実行することにより、ネットワークスイッチ10を介してイーサネットフレームが転送される。
ステップS40において、宛先MACアドレスが自身のMACアドレスである、すなわちL3回路への引き渡しが必要であると判定されると、L3回路側の処理に移る。先ずL3受信部26が、受信したイーサネットフレームからIPアドレスを抽出し、IPアドレスを第3記憶部28に保存するとともに、送信元IPアドレスが登録済みのアドレスであるか否かを判定する(ステップS80)。L3受信部26は、第2記憶部25に記憶されているルーティングテーブルに基づいて、送信元IPアドレスが登録済みのアドレスであるかをチェックする。
ステップS80において、登録済みのアドレスではないと判定すると、L3受信部26は、第3記憶部28に記憶されたIPアドレスを、マイコン30に送信する(ステップS90)。そして、一連の処理を終了する。これにより、マイコン30の判断部32にて、送信元IPアドレスのノードが正規装置であるか否かの判断がなされる。
ステップS80において、登録済みのアドレスであると判定されると、L3処理部27が、第2記憶部25に記憶されたルーティングテーブルに基づいて、宛先IPアドレスに対応する経路、その経路に出力するポート21、及び転送先(ネクストホップ)のMACアドレスである宛先MACアドレスを決定する(ステップS100)。
次いで、L3処理部27は、イーサネットフレームを再構築する(ステップS110)。L3処理部27は、MACアドレスを付け替える。具体的には、ステップS100で決定した宛先MACアドレスと、送信元MACアドレスを付け替える。このとき、自身(ネットワークスイッチ10)のMACアドレスを送信元MACアドレスとして設定する。また、IPヘッダを修正する。具体的には、TTL(Time To Live)及びチェックサムの値を変更する。
そして、L3処理部27は、再構築したイーサネットフレームを、ステップS100で決定したポート21へ出力し、このポート21を通じて宛先MACアドレスのノード100にイーサネットフレームを送信する(ステップS120)。たとえば、図3に二点鎖線で示すように、ノード100aからノード100dにイーサネットフレームを転送する場合、スイッチIC20が上記したステップS10,S20,S40,S80,S100,S110,S120の処理を実行することにより、ネットワークスイッチ10を介してイーサネットフレームが転送される。
次に、本実施形態に係るネットワークスイッチ10の効果について説明する。
本実施形態では、スイッチIC20が、第2記憶部25、L3受信部26、及びL3処理部27を有している。これにより、スイッチIC20は、イーサネットフレーム中の送信元IPアドレスが登録済みのアドレスか否かを判断することができる。また、登録済みであることを判断した上で、ルーティングテーブルに基づき、出力するポート21及び転送先の宛先MACアドレスを決定し、イーサネットフレームを再構築して、決定したポートから送信することができる。
このように、ICスイッチ20にIPルーティングの主たる機能をもたせている。したがって、ソフトウェア制御によりマイコン30がIPルーティングを実行する構成に較べて、遅延を低減することができる。また、高性能なマイコンや高速通信I/Fを採用しなくてもよいため、発熱を抑制することができる。以上により、遅延を低減しつつ発熱を抑制することができる。さらには、スイッチIC20とマイコン30との間の通信量を低減し、ひいてはエミッション(電磁ノイズの放射)の増大を抑制することができる。
図4〜図6は、上記効果を説明するための図である。図4は、比較例におけるIPルーティング処理時の通信経路を示している。比較例では、本実施形態の要素と共通乃至関連する要素に対し、本実施形態の要素の符号末尾にrを加算した符号を付与している。
図4に示す比較例のネットワークスイッチ10rも、スイッチIC20r及びマイコン30rを備えている。しかしながら、スイッチIC20rがL2回路のみを有しており、L3回路を有していない。マイコン30rが、ソフトウェア制御により、IPルーティングを実行する。図4に示すように、VLAN IDが互いに異なるポート21ar,21drで中継する場合、ポート21arを通じて受信したイーサネットフレームを、スイッチIC20rでL2処理した後、マイコン30rに転送する。そして、マイコン30rでL3処理した後、マイコン30rからスイッチIC20rにイーサネットフレームを転送し、ポート21drから送信することとなる。
これに対し、本実施形態によれば、図5に示すように、ポート21aを通じて受信したイーサネットフレームを、スイッチIC20でL2処理及びL3処理し、ポート21dから送信することができる。すなわち、イーサネットフレームをマイコン30に転送することなく、中継することができる。このため、図6に示すように、IPルーティングが必要な場合に、イーサネットフレームの中継にかかる処理時間を比較例に較べて短縮することができる。なお、フレーム受信とはステップS10での処理に相当し、L2処理とはステップS20,S40の処理に相当する。L3処理とはステップS80,S100,S110の処理に相当し、フレーム送信とはステップS120の処理に相当する。
なお、ステップS60の処理を省略し、ステップS50の次にステップS70の処理を実行するよう、スイッチIC20のL2処理部24を構成してもよい。これに対し、本実施形態では、ステップS60の処理を実行するように、L2処理部24が構成されている。このため、L2処理部24は、送信元と宛先のVLANが同じ場合にのみ、MACアドレステーブルに基づき決定したポート21を通じて、イーサネットフレームを送信する。送信元と宛先のVLANが一致しない場合には、イーサネットフレームを破棄する。特に、制御系とインフォティメント系のように、系統ごとにVLANを分類した場合には、通常、VALN内でのデータ転送で事足りるため、セキュリティ性を高めることができる。
また、送信元IPアドレスが登録済アドレスではないと判定すると、マイコン30に対してイーサネットフレームを送信するように、スイッチIC20を構成してもよい。これに対し、本実施形態では、L3受信部26が抽出したIPアドレスを第3記憶部28に一時的に記憶させ、登録済アドレスではないと判定すると、マイコン30に対してIPアドレスを送信する。したがって、遅延をさらに低減することができる。
なお、ネットワークスイッチ10の適用は、上記例に限定されない。たとえば図7に示す変形例では、2つのネットワークスイッチ10a,10bが接続されている。各ネットワークスイッチ10a,10bは、それぞれネットワークスイッチ10と同じ構成とされている。ネットワークスイッチ10aの複数のポート21の一部にはVLAN ID=1が設定され、残りのポート21にはVLAN ID=2が設定されている。また、ネットワークスイッチ10bの複数のポート21の一部にはVLAN ID=2が設定され、残りのポート21にはVLAN ID=3が設定されている。
ノード100a,100b,100cは、ネットワークスイッチ10aにおけるVLAN ID=1のポート21に接続され、ノード100d,100eは、ネットワークスイッチ10aにおけるVLAN ID=2のポート21に接続されている。ノード100gは、ネットワークスイッチ10bにおけるVLAN ID=2のポート21に接続され、ノード100h,100iは、ネットワークスイッチ10bにおけるVLAN ID=3のポート21に接続されている。
図7に二点鎖線で示すように、イーサネットフレームをノード100aからノード100iに転送する場合、送信元IPアドレスにはノード100aのIPアドレスが設定され、宛先IPアドレスにはノード100iのIPアドレスが設定される。また、送信元MACアドレスにはノード100aのMACアドレスが設定され、宛先MACアドレスにはネットワークスイッチ10aのMACアドレスが設定される。
ネットワークスイッチ10aのスイッチIC20は、ノード100aに対応するポート21を通じてイーサネットフレームを受信し、上記した処理を実行する。この処理により、送信元MACアドレスがネットワークスイッチ10aのMACアドレスに付け替えられ、宛先MACアドレスがネットワークスイッチ10bのMACアドレスに付け替えられる。そして、ネットワークスイッチ10bに対応するポート21からイーサネットフレームが送信される。
ネットワークスイッチ10bのスイッチIC20は、ネットワークスイッチ10aに対応するポート21を通じてイーサネットフレームを受信し、上記した処理を実行する。この処理により、送信元MACアドレスがネットワークスイッチ10bのMACアドレスに付け替えられ、宛先MACアドレスがノード100iのMACアドレスに付け替えられる。そして、ノード100iに対応するポート21からイーサネットフレームが送信される。
(第2実施形態)
本実施形態は、先行実施形態を参照できる。このため、先行実施形態に示したネットワークスイッチ10と共通する部分についての説明は省略する。
図8は、ICスイッチ20が実行する処理を示している。本実施形態では、L3受信部26が、ステップS72,S74の処理を実行可能に構成されている。
ステップS40において、宛先MACアドレスが自身のMACアドレスであると判定されると、L3受信部26は、スイッチIC20の起動時であるか否かを判定する(ステップS72)。起動時とは、電源投入によりスイッチIC20が立ち上がり、処理開始となってから所定の期間である。
ステップS72において起動時であると判定すると、L3受信部26は、イーサネットフレームを破棄し(ステップS74)、一連の処理を終了する。これにより、L3受信部26は、起動時において、ステップS80の処理を実行することはない。
ステップS72において起動時ではないと判定すると、L3受信部26はステップS80の処理を実行する。以降の処理については、先行実施形態と同じである。
このように本実施形態では、L3受信部26が、起動時において、送信元IPアドレスの判定をせずに、イーサネットフレームを破棄する。起動時にIPルーティングを停止するため、起動時における処理負荷(すなわち、通信量)を低減することができる。通信量とスイッチIC20の回路の発熱量はほぼ比例関係にあるため、発熱を低減することができる。発熱の低減により、スイッチIC20の回路規模を小さくすることもできる。
また、本実施形態では、起動時において、MACアドレステーブル及びルーティングテーブルのうち、MACアドレステーブルのみ、対応するメモリ(第1記憶部23)に書き込めばよい。マイコン30から第2記憶部25への書き込みが完了しなくても、通信を開始できるため、ネットワークスイッチ10の起動時間を短縮することもできる。
図9は、具体例を示している。図9では、車載ネットワークが2つのVLANに分けられている。第1のVLAN(VLAN ID=1)には、ノード100として外部I/F100j及びHMI端末100kが含まれ、第2のVLAN(VLAN ID=2)には、ノード100としてセンサ100m,100n及びECU100pが含まれている。ECU100pは、たとえばエンジンECUである。第1のVLANはインフォティメント系、第2のVLANは制御系とされている。外部I/F100jが、外部インターフェースに相当する。
ECU100pをリプログする場合、外部I/F100jからネットワークスイッチ10を介してECU100pに、リプログデータを含むイーサネットフレームを転送することとなる。しかしながら、1つの系統(システム)が1つのVLAN内で完結している。したがって、起動時には、図9に二点鎖線で示すように、ネットワークスイッチ10において、外部I/F100jからECU100pへの転送するイーサネットフレームを破棄する。
このように、ネットワークスイッチ10は、外部I/F100jを含む第1のVLANと、第2のVLANとの間で転送されるイーサネットフレームを、起動時において破棄する。起動時において、外部I/F100jから入力されたイーサネットフレームのIPルーティングを停止するため、起動時セキュリティを高めることができる。
(第3実施形態)
本実施形態は、先行実施形態を参照できる。このため、先行実施形態に示したネットワークスイッチ10と共通する部分についての説明は省略する。
図10に示すように、本実施形態では、スイッチIC20がポート制御部29を有している。ポート制御部29は、起動時において、VLANに応じて設定された優先度の順でポート21の電源を投入する。すなわち、ポート制御部29は、VLANごとにポート21の電源投入のタイミングを制御する。
図10では、ネットワークが3つのVLANに分けられている。ポート21のうち、VLAN ID=1が設定されたポート21a,21bの優先度は1とされている。VLAN ID=2が設定されたポート21c,21dの優先度は2とされ、VLAN ID=3が設定されたポート21e,21fの優先度は3とされている。たとえば、ポート21a,21bを含むVLANが制御系、ポート21c,21dを含むVLANがボディ系、ポート21e,21fを含むVLANがインフォティメント系とされている。ボディ系とは、ウインドウ、ミラー、ドア、ワイパー等に関する系統である。
図11は、スイッチIC20のうち、ポート制御部29が実行する処理を示している。ポート制御部29はスイッチIC20の起動時に、以下に示す処理を実行する。
起動時において、ポート制御部29は、先ず優先度1のポート21a,21bの電源を投入する(ステップS200)。これにより、同じVLAN内のノード100a,100b間でのイーサネットフレームの転送が可能となる。
次いで、ポート制御部29は、ステップS200の実行から所定時間t1が経過したか否かを判定し(ステップS210)、所定時間t1が経過すると、優先度2のポート21c,21dの電源を投入する(ステップS220)。これにより、ノード100c,100dもイーサネットフレームの転送が可能となる。たとえば、ノード100aからノード100dへのイーサネットフレームの転送が可能となる。
次いで、ポート制御部29は、ステップS220の実行から所定時間t2が経過したか否かを判定し(ステップS230)、所定時間t2が経過すると、優先度3のポート21e,21fの電源を投入する(ステップS240)。そして、一連の処理を終了する。これにより、ノード100e,100fもイーサネットフレームの転送が可能となる。たとえば、ノード100fからノード100aへのイーサネットフレームの転送が可能となる。
図12は、起動時における通信量の変化を示している。二点鎖線は、ポート制御部29を有さず、起動時においてすべてのポート21が同時に電源投入される比較例を示している。実線は、ポート制御部29が優先度の順にポート21の電源を投入する本実施形態の例(本例)を示している。本実施形態では、起動直後の時刻T1でポート21a,21bのみ電源投入し、時刻T1から所定時間t1経過後の時刻T2でポート21c,21dの電源を投入する。さらに時刻T2から所定時間t2経過後の時刻T3でポート21e,21fの電源を投入する。
本実施形態によれば、優先度に応じてポート21の電源投入タイミングをずらすため、通信負荷が分散される。このため、図12に示すように、比較例に較べてピークの通信量を低減することができる。発熱量は通信量にほぼ比例するため、ピークの通信量を低減することで、発熱を低減することができる。また、ピークの通信量を低減できるので、スイッチIC20の回路規模を小さくすることもできる。
この明細書の開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。たとえば、開示は、実施形態において示された要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むものと解されるべきである。
VLANとして、ポートVLANの例を示したが、これに限定されない。タグVLANなどにも適用できる。
スイッチIC20は、少なくともステップS10,S40,S50,S70,S80,S90,S100,S110,S120の処理を実行するように構成されればよい。なお、ステップS90の処理は、IPアドレスに限定されず、送信元IPアドレスを含む情報であればよい。
スイッチIC20のL3処理部27は、ルーティングテーブルに基づいて、ネクストホップのIPアドレスを求め、ARP(Address Resolution Protocol)により、ネクストホップのIPアドレスからMACアドレスを求めて、宛先のMACアドレスとしてもよい。
第3実施形態において、ポート制御部29が、起動時において、VLANに応じて設定された優先度の順でポート21の電源を投入する例を示した。これに対し、図13に示す例では、VLANに関係なく、ポート21に優先度が設定されている。そして、ポート制御部29は、優先度の順に、ポート21の電源を投入する。
図13では、車載ネットワークが、スイッチIC20に接続されるノード100として、ECU100q、センサ100r、ECU100s、センサ100t、HMI端末100u、及び外部I/F100vを含んでいる。そして、制御系のECU100q及びセンサ100rがそれぞれ接続されるポート21が優先度1とされ、ボディ系のECU100s及びセンサ100tがそれぞれ接続されるポート21が優先度2とされている。また、インフォティメント系のHMI端末100u及び外部I/F100vがそれぞれ接続されるポート21が優先度3とされている。
そして、スイッチIC20のポート制御部29が、起動時において、優先度1,2,3の順にポート21の電源を投入する。これによれば、優先度に応じてポート21の電源投入タイミングをずらすため、通信負荷が分散される。このため、ピークの通信量を低減し、ひいては発熱を低減することができる。また、ピークの通信量を低減できるので、スイッチIC20の回路規模を小さくすることもできる。
10,10a,10b…ネットワークスイッチ、20…スイッチIC、21…ポート、22…L2受信部、23…第1記憶部、24…L2処理部、25…第2記憶部、26…L3受信部、27…L3処理部、28…第3記憶部、29…ポート制御部、30…マイクロコンピュータ(マイコン)、31…書換部、32…判断部、100…ノード

Claims (8)

  1. 複数のポート(21)を有するスイッチIC(20)及びマイクロコンピュータ(30)を備え、異なるVLANを接続して車載ネットワークを構成するネットワークスイッチであって、
    前記スイッチICは、
    前記ポートを通じて受信したフレームからMACアドレスを抽出し、前記MACアドレスのうちの宛先MACアドレスが自身のアドレスか否かを判定するL2受信部(22)と、
    MACアドレステーブルを記憶する第1記憶部(23)と、
    前記宛先MACアドレスが自身のアドレスではないと判定された場合に、前記MACアドレステーブルに基づいて、前記宛先MACアドレスに対応する前記ポートを決定し、決定した前記ポートを通じて前記フレームを送信するL2処理部(24)と、
    ルーティングテーブルを記憶する第2記憶部(25)と、
    前記宛先MACアドレスが自身のアドレスであると判定された場合に、前記フレームのIPアドレスを抽出し、前記IPアドレスのうちの送信元IPアドレスが、前記ルーティングテーブルに登録されている登録済アドレスであるか否かを判定するL3受信部(26)と、
    前記送信元IPアドレスが前記登録済アドレスであると判定された場合に、前記ルーティングテーブル及び前記IPアドレスのうちの宛先IPアドレスに基づいて、出力する前記ポート及び転送先の宛先MACアドレスを決定し、前記フレームの前記MACアドレスを付け替えて決定した前記ポートを通じて送信するL3処理部(27)と、を有するネットワークスイッチ。
  2. 前記マイクロコンピュータは、前記MACアドレステーブル及び前記ルーティングテーブルの登録内容を書き換える書換部(31)を有する請求項1に記載のネットワークスイッチ。
  3. 前記マイクロコンピュータは、前記送信元IPアドレスが前記登録済アドレスではないと判定された場合に、送信元のノードが通信を許可された正規装置であるか否かを判断する判断部(32)を有する請求項2に記載のネットワークスイッチ。
  4. 前記スイッチICは、前記L3受信部により抽出された前記IPアドレスを一時的に記憶する第3記憶部(28)をさらに備え、
    前記L3受信部は、前記送信元IPアドレスが前記登録済アドレスではないと判定すると、前記第3記憶部に記憶された前記IPアドレスを前記マイクロコンピュータに送信し、
    前記マイクロコンピュータの前記判断部は、前記IPアドレスに基づいて、前記正規装置であるか否かを判断する請求項3に記載のネットワークスイッチ。
  5. 前記L2処理部は、前記MACアドレステーブルに基づき前記宛先MACアドレスに対応する前記ポートを決定して、送信元と宛先のVLANが同じ場合に、決定した前記ポートへ前記フレームを送信し、送信元と宛先のVLANが異なる場合に、前記フレームを破棄する請求項1〜4いずれか1項に記載のネットワークスイッチ。
  6. 前記L3受信部は、起動時において、前記送信元IPアドレスの判定をせずに、前記フレームを破棄する請求項1〜5いずれか1項に記載のネットワークスイッチ。
  7. 前記L3受信部は、起動時において、ノードとして外部インターフェースを含む第1のVLANと、前記外部インターフェースを含まない第2のVLANとの間で転送される前記フレームを破棄する請求項6に記載のネットワークスイッチ。
  8. 前記スイッチICは、起動時において、VLANに応じて設定された優先度の順で前記ポートに電力を投入するポート制御部(29)をさらに備える請求項1〜7いずれか1項に記載のネットワークスイッチ。
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