JP6743474B2 - 搬送装置、収容容器および画像形成装置 - Google Patents

搬送装置、収容容器および画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、搬送装置、収容容器および画像形成装置に関する。
特許文献1には、粉体収容容器に収容された粉体を排出口へ向けて搬送する搬送装置が開示されている。この搬送装置は、粉体収容容器内に配置された回転部材と回転部材に取り付けられた板部材(フィルム)とを備え、この板部材は、展開した状態で、搬送部の外縁の搬送方向下流側の部分が、外縁の搬送方向上流側の部分に対して回転部材から離れるように傾斜している。
特開2015−118229号公報
粉状物の収容部の排出口が閉じられているときに粉状物の搬送が継続して行われると、排出口付近において粉状物の圧力が高まり、押し固められて排出し難くなったり、排出口を閉じる蓋部を破ったりする場合がある。
本発明は、現像剤等の画像形成に用いられる粉状物を搬送する搬送装置において、粉状物の圧力が高まり過ぎることを抑制することを目的とする。
本発明の請求項1に係る搬送装置は、
画像形成に用いられる粉状物を収容する収容部と、
この収容部内の粉状物を搬送する搬送部材と、を備え、
搬送部材は、
収容部内で粉状物の搬送方向に沿って設けられた回転軸と、
この回転軸に設けられ、回転軸に沿って見たときに、回転軸と同心の円の円周の一部とこの円の2本の半径とに対応する輪郭を有してこの円の一部に重なり、粉状物を搬送する方向に対して予め定められた角度の傾きを有する作用面を備えた複数の翼片と、
を備え
前記翼片の前記作用面は、粉状物の搬送方向および前記回転軸の回転方向を向くように傾き、当該翼片の輪郭のうち2本の前記半径に対応する部分の少なくともいずれか一方に重なる直線を仮想軸とし、当該仮想軸が当該回転軸に対して、角度θ1(0°<θ1<90°)で傾き
前記翼片の前記作用面は、前記仮想軸を軸として、粉状物の搬送方向の反対側へ倒れるように傾き、当該仮想軸と前記回転軸とが作る平面を当該平面に対する垂直方向から見たときに当該回転軸と重なる当該作用面の部分が作る直線が当該回転軸に対して、角度θ2(0°<θ2<90°)で傾く。
本発明の請求項2に係る搬送装置において、複数の翼片は、回転軸に沿って見たときに円の一部に翼片が一つも存在しない箇所があるように配置される。
本発明の請求項に係る搬送装置において、円の一部に重なる翼片の輪郭のうち円の半径に重なる2本の直線部分の間の角度が、180°である。
本発明の請求項に係る収容容器は、
画像形成装置に対して着脱可能であり、画像形成に用いられる粉状物を収容すると共に当該粉状物を排出する排出口を有する収容部と、
前記収容部内に収容された前記粉状物を前記排出口へ向けて搬送する搬送部材と、を備え、
前記搬送部材は、
前記収容部内で粉状物の搬送方向に沿って設けられた回転軸と、
前記回転軸に設けられ、当該回転軸に沿って見たときに、当該回転軸と同心の円の円周の一部と当該円の2本の半径とに対応する輪郭を有して当該円の一部に重なり、粉状物を搬送する方向に対して予め定められた角度の傾きを有する作用面を備えた複数の翼片と、
を備え
前記翼片の前記作用面は、粉状物の搬送方向および前記回転軸の回転方向を向くように傾き、当該翼片の輪郭のうち2本の前記半径に対応する部分の少なくともいずれか一方に重なる直線を仮想軸とし、当該仮想軸が当該回転軸に対して、角度θ1(0°<θ1<90°)で傾き
前記翼片の前記作用面は、前記仮想軸を軸として、粉状物の搬送方向の反対側へ倒れるように傾き、当該仮想軸と前記回転軸とが作る平面を当該平面に対する垂直方向から見たときに当該回転軸と重なる当該作用面の部分が作る直線が当該回転軸に対して、角度θ2(0°<θ2<90°)で傾く
本発明の請求項に係る画像形成装置は、
像保持体と、
前記像保持体に現像剤像を形成するのに用いられる粉状物を収容する収容部と、
前記収容部内の粉状物を搬送する搬送部材と、
前記像保持体に形成された現像剤像を記録媒体に転写する転写部と、を備え、
前記搬送部材は、
前記収容部内で粉状物の搬送方向に沿って設けられた回転軸と、
前記回転軸に設けられ、当該回転軸に沿って見たときに、当該回転軸と同心の円の円周の一部と当該円の2本の半径とに対応する輪郭を有して当該円の一部に重なり、粉状物を搬送する方向に対して予め定められた角度の傾きを有する作用面を備えた複数の翼片と、
を備え
前記翼片の前記作用面は、粉状物の搬送方向および前記回転軸の回転方向を向くように傾き、当該翼片の輪郭のうち2本の前記半径に対応する部分の少なくともいずれか一方に重なる直線を仮想軸とし、当該仮想軸が当該回転軸に対して、角度θ1(0°<θ1<90°)で傾き
前記翼片の前記作用面は、前記仮想軸を軸として、粉状物の搬送方向の反対側へ倒れるように傾き、当該仮想軸と前記回転軸とが作る平面を当該平面に対する垂直方向から見たときに当該回転軸と重なる当該作用面の部分が作る直線が当該回転軸に対して、角度θ2(0°<θ2<90°)で傾く
請求項1の発明によれば、粉状物を搬送する搬送装置において、螺旋状の翼部を有する搬送部材を備える構成に比べて、粉状物の圧力が高くなることを抑制することができる。
請求項2の発明によれば、回転軸に沿って見た場合における翼片が存在しない箇所において、粉状物が搬送方向の反対方向へ逃げる余地ができるため、粉状物の圧力が高くなることを抑制することができる。
請求項の発明によれば、直線部分の間の角度が他の角度である場合と比べて、粉状物の搬送効率を向上させることができる。
請求項の発明によれば、粉状物を収容する収容容器において、収容容器内部で粉状物を搬送する手段として、螺旋状の翼部を有する搬送部材を備える構成に比べて、粉状物の圧力が高くなることを抑制することができる。
請求項の発明によれば、粉状物の搬送手段として螺旋状の翼部を有する搬送部材を備える構成に比べて、粉状物の圧力が高くなることを抑制することにより、粉状物の搬送や供給が不安定となることに起因する画像不良を抑制することができる。
本実施形態が適用される画像形成装置の全体構成図である。 現像装置の構成を示す図である。 図2のIII−III断面を示す図である。 現像装置のハウジングの構成を示す図である。 収容容器の断面図である。 搬送路の断面図である。 搬送部材を回転軸の一端側から軸方向に沿って見た図である。 搬送部材を図7の矢印Aの方向に見た状態を拡大して示す図である。 搬送部材を図7の矢印Bの方向に見た状態を拡大して示す図である。 搬送部材が回転軸の周りに回転することにより現像剤を搬送する様子を示す図である。 搬送部材が回転軸の周りに回転することにより現像剤を搬送する様子を示す図である。
<画像形成装置の構成>
図1は、本実施形態が適用される画像形成装置の構成例を示す図である。
図1に示す画像形成装置10は、筐体11と、用紙Pを搬送する搬送部12と、トナー像TZを形成する4つの画像形成ユニット20と、用紙Pにトナー像TZを転写する転写部30と、トナー像TZを用紙Pに定着する定着部40とを有する。4つの画像形成ユニット20は、同様の構成であり、使用するトナーの色(例えば、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色)が異なっている。また、画像形成装置10は、各部および各ユニットの動作を制御する制御部50を有する。ここで、用紙Pは、記録媒体の一例であり、トナー像TZは、現像剤像の一例である。
画像形成ユニット20は、像保持体の一例としての感光体22と、感光体22を帯電させる帯電ロール24と、帯電した感光体22を露光して潜像を形成する露光部26と、感光体22にトナー像TZを形成する現像装置100とを有する。さらに、画像形成ユニット20は、感光体22をクリーニングするクリーニングブレード28を有する。このように、画像形成ユニット20は、帯電、露光、現像、清掃の各工程を行う電子写真方式のユニットである。
現像装置100は、現像剤G(図3参照)を用いて現像を行うことによりトナー像TZを形成する。現像剤Gは、図3に示すように、例えば、負極性に帯電する非磁性のトナーTおよび正極性に帯電し磁性を有するキャリアCを主成分として、さらに、添加剤を含んで構成される。
転写部30は、感光体22からトナー像TZが転写される転写ベルト32と、転写ベルト32が巻き掛けられた駆動ロール33および従動ロール34と、4本の一次転写ロール36と、二次転写ロール38とを有する。一次転写ロール36は、接地された感光体22との電位差により、感光体22上のトナー像TZを転写ベルト32へ一次転写させる。二次転写ロール38は、接地された駆動ロール33との電位差により、転写ベルト32上のトナー像TZを搬送されてきた用紙Pへ二次転写させる。
<現像装置>
図2は、現像装置100の構成を示す図、図3は、図2のIII−III断面を示す図である。
図2および図3に示すように、現像装置100は、収容部の一例としてのハウジング102と、保持部材の一例としての現像ロール104と、撹拌部材の一例としての第1撹拌部材106と、第2撹拌部材108とを有する。また、図2に示すように、現像装置100は、変更手段の一例としての速度切替部110と、滞留手段の一例としての軸太部106Bとを有する。また、現像装置100には、搬送路300を介して、粉状物であるトナーTを収容する収容容器200(トナーカートリッジ)が接続されている。収容容器200に収容されているトナーTは、収容容器200から排出されると、搬送路300にて搬送されて現像装置100へ供給される。
また、図3に示すように、現像装置100は、現像ロール104の外周面に保持された現像剤Gの層の厚みを規制する層規制部材109と、搬送路300を介して供給されるトナーTをハウジング102内へ受け入れるための開口部119とを有する。ハウジング102には、ハウジング102を覆うカバー部材115が設けられている。なお、図3では、各部材を見やすくするために、一部の部材における断面のハッチングを省略している。
図3に示すように、ハウジング102は、底壁102Aと、底壁102Aの中央部に立つ壁部の一例としての第1仕切壁102Bと、底壁102Aの周囲の縁部で立つ側壁102Dとを有する。また、ハウジング102の一側(図2では下側、図3では右側)は開放されている。そして、ハウジング102は、粉状物である現像剤Gを内部に収容している。
<ハウジング>
図4は、現像装置100のハウジング102の構成を示す図である。
図4に示すように、ハウジング102は、矩形状に形成されている。第1仕切壁102Bは、ハウジング102の短辺方向中央部で長辺方向に沿って延びている。また、ハウジング102の内部には、第1仕切壁102Bによって仕切られることにより、第1撹拌室103および第2撹拌室105が形成されている。図4に示す構成例において、第1撹拌室103および第2撹拌室105は、ハウジング102の長辺方向の略全体にわたって形成されている。
第1撹拌室103は、第1仕切壁102Bおよび長辺側の側壁102Dの間(すなわち、開放されていない側)に位置する。また、第1撹拌室103は、ハウジング102の一方の短辺側の側壁102Dから他方の短辺側の側壁102Dまで形成されている。図3に示すように、第1撹拌室103は、底壁102Aと、第1仕切壁102Bと、側壁102Dと、カバー部材115と、流路部材102Eとに囲まれ、断面円形に形成されている。第1撹拌室103には、棒状の第1撹拌部材106が、ハウジング102の長辺方向に沿う方向を軸方向として、回転可能に設けられている。第1撹拌部材106は、軸部106A、軸太部106Bおよび第1翼部106Cを有する。第1撹拌部材106の詳細については後述する。また、図3に示すように、第1撹拌室103の底面103Aは、ハウジング102の長辺方向(図3において紙面に垂直な方向)に沿って見た場合に、半円状に湾曲した湾曲面となっている。
流路部材102Eは、ハウジング102の長辺方向を長手方向とする長尺な部材であり、第1仕切壁102B、側壁102Dおよびカバー部材115と接触した状態でハウジング102に取り付けられている。流路部材102Eは、ハウジング102に取り付けられた状態で第1撹拌部材106と対向する面に、湾曲面102Fが形成されている。この流路部材102Eの湾曲面102Fと底面103Aとで、断面円形の流路が形成される。
第2撹拌室105は、図4に示すように、第1仕切壁102Bを挟んで第1撹拌室103の反対側(図4において下側)に位置する。第2撹拌室105は、第1撹拌室103と同様に、ハウジング102の一方の短辺側の側壁102Dから他方の短辺側の側壁102Dまで形成されている。第2撹拌室105には、棒状の第2撹拌部材108が、ハウジング102の長辺方向に沿う方向を軸方向として、回転可能に設けられている。また、ハウジング102の内部には、第2撹拌室105の一側(図4において下側)に現像ロール104が収容される現像室111が形成されている。第2撹拌室105と現像室111とは、仕切部材が無く連続している。
第1仕切壁102Bは、図4に示すように、両端が開口されている。両端の開口のうち一方(図4において左側に位置する開口)を入口116とし、他方(図4において右側に位置する開口)を出口118とする。したがって、第1撹拌室103と第2撹拌室105とは、入口116および出口118を介してつながっている。ハウジング102の内部に収容された現像剤G(図3参照)は、第1撹拌部材106が回転することにより、入口116側から出口118側(図4において右方向)へ搬送される。また、現像剤Gは、第2撹拌部材108が回転することにより、出口118側から入口116側(図4において左方向)へ搬送される。そして、現像剤Gは、第1撹拌部材106および第2撹拌部材108による搬送にしたがって、出口118を介して第1撹拌室103から第2撹拌室105へ移動し、入口116を介して第2撹拌室105から第1撹拌室103へ移動する。これにより、現像剤Gは、白抜きの矢印で示すように、図4において時計回り方向に循環する。そして、第2撹拌室105内の現像剤Gの一部は、現像ロール104に供給される。
現像ロール104は、図3に示すように、ハウジング102の長辺方向に沿う方向を軸方向として固定されたマグネットロール104Aと、マグネットロール104Aの外側でマグネットロール104Aと同心で回転可能に支持された現像スリーブ104Bとを有する。マグネットロール104Aは、周方向に沿って、複数の磁極が設けられており、現像剤Gを引き付ける、もしくは、退ける磁力を発生する。
現像スリーブ104Bは、現像剤Gを外周面に保持し、感光体22の潜像をトナーTで現像してトナー像TZを形成するようになっている。なお、図4には、現像ロール104の現像剤Gが吸着される範囲が二点鎖線で示されている。また、図4には、現像剤Gの使用領域Kが矢印で示されている。使用領域Kとは、現像ロール104における現像剤Gが保持された領域で、かつ感光体22(図3参照)の潜像を現像するときに使用される現像剤Gの領域を表している。
第1撹拌部材106および第2撹拌部材108について、さらに説明する。
第1撹拌部材106は、図4に示すように、ハウジング102の長辺方向に沿う方向を軸方向とする円柱状の軸部106Aと、軸部106Aの一部の径を太くして設けられた軸太部106Bと、軸部106Aおよび軸太部106Bの外周に形成された螺旋状の第1翼部106Cとを有する。そして、第1撹拌部材106は、自軸中心に回転して現像剤Gを撹拌しながら一定方向(図4において白抜きの矢印で示された左から右へ向かう方向)に搬送する。
軸太部106Bは、軸部106Aの径方向に張り出された円柱状の部位である。軸太部106Bの直径は、軸部106Aの直径よりも大きく、かつ第1翼部106Cの直径よりも小さい。軸太部106Bが設けられた位置では、軸太部106Bでない軸部106Aの部分と比較して、第1撹拌室103における現像剤Gの流路の断面積が小さくなる。そのため、軸太部106Bに対して現像剤Gの搬送方向の上流側において、第1撹拌室103内に現像剤Gが滞留するようになっている。
第2撹拌部材108は、図4に示すように、ハウジング102の長辺方向に沿う方向を軸方向とする円柱状の軸部108Aと、軸部108Aの外周に形成された螺旋状の第2翼部108Bとを有する。そして、第2撹拌部材108は、自軸中心に回転して現像剤Gを撹拌しながら、第1撹拌部材106による搬送方向とは反対の方向(図4において白抜きの矢印で示された右から左へ向かう方向)に搬送する。
第2撹拌部材108における第2翼部108Bの間隔と、第1撹拌部材106における第1翼部106Cの間隔とは同程度である。したがって、第1撹拌部材106による現像剤Gの搬送速度と第2撹拌部材108による現像剤Gの搬送速度は同程度である。
<現像剤の循環>
ここで、現像装置100の内部における現像剤Gの循環(流れ)について説明する。
図4に示すように、駆動部70により第1撹拌部材106および第2撹拌部材108が回転されると、第1撹拌室103内の現像剤Gは、第1撹拌部材106により図示の白抜きの矢印方向(図4において右方向)に搬送される。このとき、現像剤G中のトナーTとキャリアCとが撹拌される。そして、第1撹拌室103内の下流側端部に到達した現像剤Gは、出口118を通って第2撹拌室105内へ流入する。
第2撹拌室105内へ流入した現像剤Gは、第2撹拌部材108により図示の白抜きの矢印方向(図4において左方向)に搬送される。これにより、現像剤Gは、トナーTとキャリアCとが撹拌されつつ使用領域Kに搬送される。使用領域Kでは、搬送中の現像剤Gの一部が、現像ロール104に供給され、磁力により現像ロール104の外周面に保持される。現像ロール104に保持されなかった現像剤Gは、第2撹拌室105内の下流側端部に到達し、入口116を通って第1撹拌室103内へ流入する。このようにして、現像剤Gは、第1撹拌室103内および第2撹拌室105内を循環する。
ここで、第1撹拌室103内における軸太部106Bの周囲では、現像剤Gが通過可能な流路断面積が、軸太部106Bが形成されていない部位に比べて小さい。このため、軸太部106B付近でかつ軸太部106Bよりも上流側の位置では、現像剤Gが滞留し、第1撹拌室103内に現像剤Gが満ちた状態となる。
軸太部106Bよりも上流側で第1撹拌室103内に現像剤Gが満ちた状態となることで、第1撹拌室103内における軸太部106Bの周囲での現像剤Gの量が変化することが抑制される。これにより、第1撹拌部材106が単位時間当たりに搬送方向に搬送する現像剤Gの体積が一定に近い状態となる。さらに、軸太部106Bの周囲では、現像剤Gが圧縮された状態で搬送されるので、現像剤Gに作用する抵抗力が一定に近い状態となる。
このように、現像装置100では、軸太部106Bにより、現像剤Gを搬送する搬送力および現像剤Gに作用する抵抗力が一定に近い状態となるため、軸太部106Bよりも下流側へ搬送される現像剤Gの搬送量の変動が抑制される。また、図4に示す例では、第1撹拌室103内の中央付近に軸太部106Bが配置されている。このため、軸太部106Bが第1撹拌室103の下流側端部付近に配置される場合に比べて、軸太部106Bよりも下流側で現像剤Gの搬送量の変動が抑制される搬送経路が長くなる。これにより、トナーTの帯電量が必要とされる帯電量よりも低下することが抑制される。
<収容容器および搬送路の構成>
図5は、収容容器200の断面図である。
収容容器200は、画像形成装置10の筐体11に対して着脱可能に設けられる。図5に示すように、収容容器200は、画像形成装置10に対して着脱可能な収容筒210と、収容筒210内に設けられる搬送部材230とを備える。収容筒210は、収容部の一例であり、内部に粉状物であるトナーT(不図示)を収容して両端が塞がれた円筒で、一端(図示の例では左端)側の側面に内部のトナーTを排出する排出口220が設けられている。排出口220には、トナーTの排出を調整するための蓋部221が設けられている。搬送部材230は、収容容器200の収容筒210内に、収容筒210の長手方向に沿う方向を軸方向として、回転可能に設けられている。詳しくは後述するが、搬送部材230が回転することにより、収容筒210内に収容されたトナーTが排出口220へ向けて(図示の矢印の方向へ)搬送される。したがって、収容容器200は、搬送装置の一例でもある。
図6は、搬送路300の断面図である。
搬送路300は、搬送装置の一例であり、収容容器200から現像装置100へ供給されるトナーTを搬送する。搬送路300は、両端が塞がれた円筒の搬送筒310と、搬送筒310内に設けられる搬送部材112とを備える。搬送筒310は、収容容器200から排出されたトナーTを一時的に収容する収容部の一例であり、一端(図示の例では左端)側の側面にトナーT(不図示)を受け入れる流入口330が設けられ、他端(図示の例では右端)側の側面にトナーTを排出する排出口340が設けられている。排出口340には、トナーTの排出を調整するための蓋部341が設けられている。搬送部材112は、搬送路300の搬送筒310内に、搬送筒310の長手方向に沿う方向を軸方向として、回転可能に設けられている。詳しくは後述するが、搬送部材112が回転することにより、搬送路300内に流入したトナーTが排出口340へ向けて(図示の矢印の方向へ)搬送される。
図3に示したように、収容容器200の排出口220と搬送路300の流入口330とは接続されている。また、搬送路300の排出口340は、現像装置100の開口部119に接続されている。したがって、収容容器200に収容されているトナーTは、まず、収容容器200の内部を搬送されて収容容器200の排出口220から搬送路300の流入口330を介して搬送路300内へ流入し収容される。そして、搬送路300内に収容されたトナーTは、搬送路300内を搬送されて、搬送路300の排出口340から開口部119を介して現像装置100の第1撹拌室103へ供給される。
搬送路300の排出口340に設けられた蓋部341は、現像装置100の第1撹拌室103および第2撹拌室105に収容されている現像剤Gの嵩の変動量(現像剤Gに含まれるトナー量(トナー濃度)の変化)に応じて自律的に開閉する。具体的には、例えば、トナー濃度が低下すると、トナーTを補充する必要があるので、搬送路300の排出口340の蓋部341が開いて搬送路300から現像装置100へトナーTが供給される。収容容器200の排出口220に設けられた蓋部221は、搬送路300内のトナーTの嵩の変動量に応じて自律的に開閉する。具体的には、例えば、搬送路300内のトナーTが現像装置100へ供給されて、予め定められた閾値よりも少なくなると、蓋部221が開いて収容容器200から搬送路300へトナーTが流入する。蓋部341、221の自律的に開閉する仕組みに関しては、既存の種々の構成を適用して良い。
<駆動制御部および駆動部>
図2および図4に示すように、速度切替部110は、駆動制御部60と、駆動制御部60により動作が制御される駆動部70とを有する。この駆動制御部60は図1に示した制御部50に含まれる。駆動部70は、図示しないモータおよびギヤを有しており、第1撹拌部材106、第2撹拌部材108、現像ロール104、搬送部材230および搬送部材112を回転駆動する。
駆動制御部60は、現像ロール104、搬送部材230および搬送部材112が、それぞれに設定された回転速度で回転するように制御を行う。また、駆動制御部60は、制御部50の制御により、画像形成装置10(図1参照)において、画像形成速度(トナー像TZ(図1参照)が形成される用紙Pの搬送速度)が変更された場合に、第1撹拌部材106および第2撹拌部材108の回転速度を変更する制御を行う。なお、画像形成装置10の画像形成速度には、基準となる速度(例えば、通常動作時の速度)が設定されており、このときの第1撹拌部材106および第2撹拌部材108の回転速度が基準となる回転速度とする。画像形成装置10において、現像剤G中のトナーTの比率(トナー濃度)が低下して、トナー像TZの濃度(画像濃度)が低下すると、画像形成速度を増加する制御が行われる。
本実施形態では、収容容器200の搬送部材230および搬送路300の搬送部材112を回転させるための独立した駆動手段を備えず、現像装置100の駆動源である駆動部70を共用して駆動される。そのため、本実施形態において、搬送部材230、112は、常時駆動される。
一方、搬送路300の排出口340の蓋部341は、現像装置100内のトナーTの量が減少してトナーTの補充を要するときに開放され、トナーTの量が補充を要しないときは閉鎖されている。また、収容容器200の排出口220の蓋部221は、搬送路300内のトナーTの量が減少してトナーTの補充を要するときに開放され、トナーTの量が補充を要しないときは閉鎖されている。したがって、本実施形態において、搬送部材230、112は、排出口220、340の蓋部221、341が閉じているときにも動作し続けることになる。
ここで、収容容器200の排出口220の蓋部221が閉じているにも関わらず搬送部材230がトナーTを排出口220へ向けて搬送し続けると、収容容器200の排出口220付近にトナーTが滞留し、圧力が高まっていく。そして、排出口220付近において、トナーTが押し固められて収容筒210内に固着し、排出口220から排出され難くなったり、搬送部材230を駆動するギヤを歯飛びさせたり、蓋部221を突き破ってしまったりする恐れがある。同様に、搬送路300の排出口340の蓋部341が閉じているにも関わらず搬送部材112がトナーTを排出口340へ向けて搬送し続けると、搬送路300の排出口340付近にトナーTが滞留し、圧力が高まっていく。そして、排出口340付近において、トナーTが押し固められて搬送路300内に固着し、排出口340から排出され難くなったり、搬送部材112を駆動するギヤを歯飛びさせたり、蓋部341を突き破ってしまったりする恐れがある。
<搬送部材の構成>
次に、収容容器200の搬送部材230および搬送路300の搬送部材112の構成を説明する。本実施形態の搬送部材230、112は、上記のように蓋部221、341が閉じているときに動作し続けても、排出口220、340付近でのトナーTの圧力が高まることを抑制するように構成される。なお、本実施形態において、収容容器200の搬送部材230と搬送路300の搬送部材112とは同様に構成される。そこで、以下では、搬送路300の搬送部材112の構成についてのみ説明する。
搬送部材112は、収容容器200の収容筒210内に、収容筒210の長手方向に沿う方向を軸方向として、回転可能に設けられている。この搬送部材112は、図6に示すように、円柱状の回転軸112Aと、回転軸112Aの外周に設けられた複数の板状の翼片112Bとを有する。翼片112Bは、回転軸112Aの回転に伴って回転軸の周りに回転しながらトナーTに接触して搬送方向へ移動させるための作用面112Cを有し、この作用面112Cを回転軸112Aに対して特定の角度をつけるようにして設けられている。そのため、翼片112Bは、回転軸112Aの回転に伴って、トナーTを搬送路300の流入口330側から排出口340側へ(図6において左方から右方へ)搬送する。これによって、トナーTは、流入口330から搬送路300内へ入り、搬送部材112により搬送された後、排出口340から搬送路300の外へ排出され、現像装置100の第1撹拌室103へ供給される。
搬送部材112の構成について、さらに詳細に説明する。
図6に示したように、搬送部材112において翼片112Bは、回転軸112Aに対して複数設けられている。図6に示す例において、各翼片112Bは、同一形状であり、回転軸112A上で等間隔かつ平行に並んでいる。
図7は、搬送部材112を回転軸112Aの一端側から軸方向に沿って見た図である。
図7に示すように、翼片112Bは、回転軸112Aの一端側から軸方向に沿って見た(投影した)ときに、回転軸112Aと同心の円として想定される円Oの一部に、輪郭が重なる形状である。言い換えれば、回転軸112Aに沿う方向に投影された翼片112Bの形状は、円Oの円周の一部に対応する曲線部分CLと、円Oの半径に対応する2本の直線部分SLとを含む輪郭を有している。図7に示す例においては、直線部分SLの間の角度は180°であり、回転軸112Aに沿う方向に投影された翼片112Bの形状は、半円形となっている。
また、各翼片112Bは、回転軸112Aの一端側から軸方向に沿って見たときに、円Oの一部に翼片112Bが一つも存在しない箇所があるように(すなわち、回転軸112Aの軸方向に沿って、一端側から他端側まで見通せる(貫く)隙間があるように)配置される。このように、翼片112Bが一つも存在しない箇所があることにより、搬送路300の排出口340側の端部で搬送されてきたトナーTが滞留した場合、トナーTが搬送方向の反対方向へ押し戻される(逃げる)余地ができる。そのため、搬送路300の排出口340が閉じられている状態で搬送部材112が駆動されても、トナーTが次々と搬送されて搬送筒310の排出口340側の端部で押し固められてしまうことを抑制することができる。図7に示す例において、各翼片112Bは、回転軸112Aの一端側から軸方向に沿って見たときに、各々の作用面112Cが重なり合うように配置されている。したがって、図7に示す例では、回転軸112Aの一端側から軸方向に沿って見たときに、翼片112Bは、円Oの一部である半円部分(図において左側半分)のみに位置しており、残りの半円部分(図において破線で表示)には存在していない。
ここで、円Oの直径は、搬送路300における搬送筒310(円筒)の内径と同程度とする。したがって、搬送部材112が搬送筒310に収められた状態で、翼片112Bの曲線部分CL(円Oに重なる円弧形状の輪郭部分)をなす縁が搬送筒310の内面に近接する。これにより、搬送部材112が回転軸112Aを軸として回転すると、翼片112Bが搬送筒310の内面付近のトナーTにまで接触するため、搬送漏れが抑制される。
図8は、搬送部材112を図7の矢印Aの方向に見た状態を拡大して示す図である。
図8に示すように、翼片112Bは、直線部分SL(図7参照)が回転軸112Aの軸方向に対して0度から90度の間の角度θ1を有するように設けられている(0°<θ1<90°)。これは、角度θ1が0度(θ1=0°)の場合と、角度θ1が90度(θ1=90°)の場合には、回転軸112Aを軸として搬送部材112を回転させてもトナーTが搬送されないためである。すなわち、角度θ1が0度(θ1=0°)の場合、回転軸112Aを軸として搬送部材112を回転させても翼片112BはトナーTを円周方向に沿って掃くだけであり、回転軸112Aに沿う方向へ搬送しない。また、角度θ1が90度(θ1=90°)の場合、翼片112Bの作用面112Cが回転軸112Aの回転方向と平行になるため、トナーTに対して回転軸112Aに沿う方向の推力を与えられない。
また、図8に示すように、各翼片112Bの間の間隔(ピッチ)p1は、各翼片112Bの直線部分SLが回転軸112Aに対して角度θ1を有することによって、回転軸112Aに沿う方向で一部が重なり合う程度の間隔である。図8に示す例において、一つの翼片112Bは、回転軸112Aに沿う方向の長さd1の分だけ、隣り合う他の翼片112Bと重なっている。本実施形態の搬送部材112は、後述するように、回転軸112Aが回転することにより、複数の翼片112Bが次々とトナーTを回転軸112Aに沿った搬送方向へ押し出すことによりトナーTを搬送する。そのため、搬送方向において翼片112Bどうしの間に隙間があると、この隙間にトナーTが滞留してしまう。これを抑制するために、本実施形態では、隣り合う翼片112Bの一部が重なり合うように、各翼片112Bが配置されている。
図9は、搬送部材112を図7の矢印Bの方向に見た状態を拡大して示す図である。
図9に示すように、翼片112Bは、回転軸112Aに対し、トナーTの搬送方向の逆方向へ倒れるように、0度から90度の間の角度θ2で傾けて設けられている(0°<θ2<90°)。これは、翼片112Bが回転軸112Aに対してトナーTの搬送方向へ傾くように(すなわち、角度θ2>90°)設けられると、翼片112Bの作用面112Cと回転軸112Aとの間の角度が鋭角になるため、トナーTを搬送する際に、作用面112Cと回転軸112Aとの間にトナーTが挟まり、作用面112C上をすべりにくくなるため、搬送効率を低下させてしまう可能性が生じるためである。なお、角度θ2が0度の場合は、翼片112Bの作用面112Cが回転軸112Aに対して立上らないため、トナーTを搬送することができない。
<搬送部材によるトナーの搬送>
図10−1および図10−2は、搬送部材112が回転軸112Aの周りに回転することによりトナーTを搬送する様子を示す図である。
図10−1(A)に示す状態において、搬送部材112における搬送方向(図示の白抜きの矢印方向)の先頭の翼片112B(図10−1及び図10−2において、左端の翼片112B)に対応する位置にトナーTが存在している。なお、図10−1および図10−2では、搬送筒310は省略されているが、トナーTは、図10−1(A)において搬送筒310内の底に堆積している状態である。
図10−1(A)に示す状態から回転軸112Aが回転すると、これに伴って翼片112Bが回転軸112Aの周りを移動し、図10−1(A)〜(D)に示すように、翼片112Bが回転軸112Aの下側を移動する際に、作用面112CがトナーTを押す。さらに回転軸112Aが回転すると、図10−1(E)に示すように、翼片112Bの作用面112CがトナーTを救い上げようとする。しかし、翼片112Bが回転軸112Aに対して角度θ1、θ2を有していることにより、図10−2(F)〜(I)に示すように、トナーTは作用面112C上を滑り、搬送方向前方へ落ちていく。これにより、トナーTは、図10−1(A)に示した位置から図10−2(I)に示した位置へ移動する。図10−1、2に示す例では、搬送部材112が1回転する間にトナーTが移動する様子を示したが、搬送部材112が継続的に回転することにより、搬送方向前方に位置する翼片112Bが次々とトナーTを搬送方向に沿って移動させていく。
<搬送部材の変形例>
図6〜図10−2を参照して説明した本実施形態に係る搬送部材112において、翼片112Bの輪郭形状のうち、2つの直線部分SLの間の角度を180°とした。これに対し、2つの直線部分SLの間の角度を180°より小さくしても良いし、反対に180°より大きくしても良い。いずれの場合でも、回転軸112Aを回転させることによりトナーTを搬送することが可能である。ただし、搬送部材112は、上記のように、回転軸112Aの周りに翼片112Bを回転させることにより、翼片112Bの作用面112CによりトナーTを押し運ぶ。したがって、作用面112Cの面積が広いほど、1回転の間に運ぶトナーTの量が多くなる。しかし、直線部分SLの間の角度が180°を超えると、搬送方向後方の翼片112Bにより運ばれたトナーTの一部が搬送方向前方の翼片112Bの裏側に当たってしまい、搬送方向の反対方向へ戻されることが起こり得る。そのため、図7に示したように、2つの直線部分SLの間の角度を180°とした形状(半円形)の翼片112Bが、最も搬送効率が良い。
また、図6〜図10−2に示した搬送部材112では、各翼片112Bを、回転軸112Aの一端側から軸方向に沿って見たときに、各々の作用面112Cが重なり合うように配置した。しかしながら、各翼片112Bは、回転軸112Aの一端側から軸方向に沿って見たときに、円Oの一部に翼片112Bが一つも存在しない箇所があるように配置されていれば良く、図示の構成には限定されない。例えば、隣り合う翼片112Bどうしの作用面が完全に重ならず、相互にずれるように配置しても構わない。
また、図6〜図10−2に示した搬送部材112では、翼片112Bを板状の部材としたが、翼片112Bに設けられた作用面112Cが回転軸112Aに対して特定の角度を有していれば良く、翼片112Bは板状部材でなくても良い。さらに、翼片112Bの作用面112Cは、平面には限定されず、湾曲面であっても良い。
以上、搬送路300に設けられる搬送部材112について説明したが、収容容器200に設けられる搬送部材230も同様に構成される。すなわち、回転軸231と、回転軸231の外周に設けられた複数の翼片232とを有し(図5参照)、翼片232は、上述した搬送路300の搬送部材112における翼片112Bと同様に構成される。したがって、収容容器200の排出口220が閉じられている状態で搬送部材230が駆動されてもトナーTが次々と搬送されて収容筒210の排出口220側の端部で押し固められてしまうことを抑制することができる。
また、上記の実施形態では、搬送路300に設けられる搬送部材112に関して、図6〜図10−2に示した、回転軸112Aおよび翼片112Bを含む構成とした。また、収容容器200に設けられる搬送部材230は、搬送部材112と同様に構成されることとした。しかしながら、本実施形態の適用対象は、搬送路300および収容容器200の搬送部材112、230には限定されず、現像剤Gのような粉状物を搬送する種々の構成において本実施形態の搬送部材112を適用可能である。例えば、回転軸の周りに螺旋状の翼部を設けた撹拌部材と比較すると粉状物を撹拌する作用は低下するが、第1撹拌室103の第1撹拌部材106や第2撹拌室105の第2撹拌部材108に対して本実施形態の搬送部材112と同様の構成を適用することも可能である。
その他、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲の様々な実施態様や変形例が、本発明に含まれる。
10…画像形成装置、20…画像形成ユニット、22…感光体、30…転写部、100…現像装置、102…ハウジング、102B…第1仕切壁、104…現像ロール、106…第1撹拌部材、106A…軸部、106B…軸太部、110…速度切替部、112…搬送部材、112A…回転軸、112B…翼片、112C…作用面、200…収容部、210…容器、220…排出口、221…蓋部、230…搬送部材、300…搬送路、310…搬送筒、330…流入口、340…排出口、341…蓋部、C…キャリア、G…現像剤、T…トナー、TZ…トナー像

Claims (5)

  1. 画像形成に用いられる粉状物を収容する収容部と、
    前記収容部内の粉状物を搬送する搬送部材と、を備え、
    前記搬送部材は、
    前記収容部内で粉状物の搬送方向に沿って設けられた回転軸と、
    前記回転軸に設けられ、当該回転軸に沿って見たときに、当該回転軸と同心の円の円周の一部と当該円の2本の半径とに対応する輪郭を有して当該円の一部に重なり、粉状物を搬送する方向に対して予め定められた角度の傾きを有する作用面を備えた複数の翼片と、
    を備え
    前記翼片の前記作用面は、粉状物の搬送方向および前記回転軸の回転方向を向くように傾き、当該翼片の輪郭のうち2本の前記半径に対応する部分の少なくともいずれか一方に重なる直線を仮想軸とし、当該仮想軸が当該回転軸に対して、角度θ1(0°<θ1<90°)で傾き
    前記翼片の前記作用面は、前記仮想軸を軸として、粉状物の搬送方向の反対側へ倒れるように傾き、当該仮想軸と前記回転軸とが作る平面を当該平面に対する垂直方向から見たときに当該回転軸と重なる当該作用面の部分が作る直線が当該回転軸に対して、角度θ2(0°<θ2<90°)で傾く
    ことを特徴とする、搬送装置。
  2. 複数の前記翼片は、前記回転軸に沿って見たときに前記円の一部に当該翼片が一つも存在しない箇所があるように配置されることを特徴とする、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記円の一部に重なる前記翼片の輪郭のうち前記円の半径に重なる2本の直線部分の間の角度が、180°であることを特徴とする、請求項1又は2のいずれかに記載の搬送装置。
  4. 画像形成装置に対して着脱可能であり、画像形成に用いられる粉状物を収容すると共に当該粉状物を排出する排出口を有する収容部と、
    前記収容部内に収容された前記粉状物を前記排出口へ向けて搬送する搬送部材と、を備え、
    前記搬送部材は、
    前記収容部内で粉状物の搬送方向に沿って設けられた回転軸と、
    前記回転軸に設けられ、当該回転軸に沿って見たときに、当該回転軸と同心の円の円周の一部と当該円の2本の半径とに対応する輪郭を有して当該円の一部に重なり、粉状物を搬送する方向に対して予め定められた角度の傾きを有する作用面を備えた複数の翼片と、
    を備え
    前記翼片の前記作用面は、粉状物の搬送方向および前記回転軸の回転方向を向くように傾き、当該翼片の輪郭のうち2本の前記半径に対応する部分の少なくともいずれか一方に重なる直線を仮想軸とし、当該仮想軸が当該回転軸に対して、角度θ1(0°<θ1<90°)で傾き
    前記翼片の前記作用面は、前記仮想軸を軸として、粉状物の搬送方向の反対側へ倒れるように傾き、当該仮想軸と前記回転軸とが作る平面を当該平面に対する垂直方向から見たときに当該回転軸と重なる当該作用面の部分が作る直線が当該回転軸に対して、角度θ2(0°<θ2<90°)で傾くことを特徴とする、収容容器。
  5. 像保持体と、
    前記像保持体に現像剤像を形成するのに用いられる粉状物を収容する収容部と、
    前記収容部内の粉状物を搬送する搬送部材と、
    前記像保持体に形成された現像剤像を記録媒体に転写する転写部と、を備え、
    前記搬送部材は、
    前記収容部内で粉状物の搬送方向に沿って設けられた回転軸と、
    前記回転軸に設けられ、当該回転軸に沿って見たときに、当該回転軸と同心の円の円周の一部と当該円の2本の半径とに対応する輪郭を有して当該円の一部に重なり、粉状物を搬送する方向に対して予め定められた角度の傾きを有する作用面を備えた複数の翼片と、
    を備え
    前記翼片の前記作用面は、粉状物の搬送方向および前記回転軸の回転方向を向くように傾き、当該翼片の輪郭のうち2本の前記半径に対応する部分の少なくともいずれか一方に重なる直線を仮想軸とし、当該仮想軸が当該回転軸に対して、角度θ1(0°<θ1<90°)で傾き
    前記翼片の前記作用面は、前記仮想軸を軸として、粉状物の搬送方向の反対側へ倒れるように傾き、当該仮想軸と前記回転軸とが作る平面を当該平面に対する垂直方向から見たときに当該回転軸と重なる当該作用面の部分が作る直線が当該回転軸に対して、角度θ2(0°<θ2<90°)で傾くことを特徴とする、画像形成装置。
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