JP6743065B2 - プライミング機構を備えた薬剤送達装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザーが、注射可能な液剤の単一のまたは複数の用量を選択することを可能にし、製品の設定用量を投薬することを可能にし、好ましくは注射によって、前記製品を患者に適用することを可能にする、薬剤送達装置のためのコンポーネントの組み立てに関する。とりわけ、本発明は、そのような薬剤送達装置を組み立てる方法に関する。
本発明の開示においては、たとえば、インスリンの送達による糖尿病の治療において使用される薬剤送達装置について主に述べているが、しかし、これは、単なる本発明の例示的な使用である。
必要とされる投与量の液体医薬品(たとえば、液剤など)の複数の投与を可能にし、さらに、患者への液体の投与を提供する、薬剤送達装置が、そのようなものとして、当技術分野で周知である。一般的に、そのような装置は、通常のシリンジのものと実質的に同じ目的を有している。この種類の薬剤送達装置は、複数のユーザー特有の要求を満たさなければならない。たとえば、糖尿病患者の場合、多くのユーザーは、身体的に虚弱となり、また、低下した視力を有する可能性がある。したがって、これらの装置は、パーツの操作およびユーザーによるその動作の理解の両方の観点から、構造がロバストであるが、使用しやすい必要がある。さらに、用量設定は、容易で明確でなければならず、装置が再使用型ではなく使い捨てされることになる場合は、装置は、製造するのに安価であり、容易に処分できるべきである。これらの要求を満たすために、装置を組み立てるために必要とされるパーツおよびステップの数、ならびに、装置が作製される材料タイプの全体の数が、最小に維持されなければならない。
典型的に、投与されることとなる液剤は、カートリッジの中に提供されており、カートリッジは、薬剤送達装置の吐出機構のピストンロッドと機械的に相互作用する移動可能なピストンまたはバング(bung)を有している。遠位方向にスラストをピストンに加えることによって、所定の量の液剤がカートリッジから吐出される。避けられない製造公差に起因して、たとえば、カートリッジのピストンとピストンロッドとの間に、軸方向のクリアランスが存在している可能性がある。典型的に、装置の最初の使用の前に、エンドユーザーは、初期用量設定および第1の後続の用量投薬ステップがすでに行われた状態で、正確な量の液剤が所定の方式で投薬されることを確実にするために、吐出機構のいわゆるプライミングを行わなければならない。
初期用量設定および少ない用量の吐出は、特定の状況において、カートリッジおよび/または接続された針の中に存在する空気をすべて除去するため、ならびに、フローチェックを実施するために必要とされ得る。
文献WO99/38554A1は、注射装置のいくつかの実施形態を開示しており、それぞれが、使い捨ての装置を形成するのに適切であり、ここでは生産ラインにおける組み立ての間に液剤カートリッジが装置の中へ挿入される。
用量設定特徴を組み込んでいる従来技術のペンタイプ薬剤送達装置は、ユーザーが装置のカートリッジの中に残っている液剤の量を超える用量のサイズを選択することを防止するために、いわゆる内容物終了リミッターを含むことが多い。参照文献WO01/19434A1、WO2006/128794A2およびWO2010/149209A1、WO2007/017052A1およびWO2013/156224A1は、そのような内容物終了リミッターの開示を含む。
生産ラインにおいて、装置の最終的な組み立て動作の間に、プライミングの少なくとも一部が、典型的に、用量設定および吐出機構を使用して実施されるため、ユーザーは、公差から生じるピストンロッドとピストンとの間の初期ギャップに関係なく、個々のペンサンプルにわたって、プライミング動作に関する事実上一貫した要件を経験することになる。参照文献WO2009/095332A1は、ピストンロッド手段の遠位端部とプランジャーとの間の距離が最小化されるかまたはゼロまで低減される装置を開示している。
本発明の目的は、改善されおよび促進されたクリアランス低減またはクリアランス排除を特徴とする薬剤送達装置を提供することである。本発明のさらなる目的は、薬剤送達装置の中のクリアランスを排除する簡易化されたロバストな方法を提供することである。最後に、本発明の目的は、保持されているカートリッジから、一貫して均一で予測可能な総投与可能量の液剤を提供する薬剤送達装置の製造を提供することである。
本発明の開示において、実施形態および態様が説明されることとなり、それらは、上記の目的のうちの1つまたは複数に対処することとなり、または、下記の開示および例示的な実施形態の説明から明らかな目的に対処することとなる。
第1の態様では、本発明は、保持されているカートリッジから一用量の薬剤を吐出するための薬剤送達装置であって、薬剤送達装置は、遠位薬剤出口端部および反対側の近位端部を画定しており、薬剤送達装置は、
− その中に軸方向に配置されてスライド可能なピストンと液剤を備えるカートリッジを保持する、遠位ハウジングコンポーネントと、
− 一用量を吐出するためにカートリッジのピストンに対して遠位方向に力を及ぼすためのピストンロッドを備え、少なくとも部分的に用量設定および吐出機構を収容する近位ハウジングコンポーネントと
を備え、
遠位ハウジングコンポーネントおよび近位ハウジングコンポーネントが、ピストンロッドとカートリッジのピストンとの間の軸方向距離を低減するために、互いに対して軸方向に変位可能に配置されており、
遠位ハウジングコンポーネントの第1の幾何学形状部は、近位ハウジングコンポーネントの第2の幾何学形状部と協働し、相対的な軸方向の変位を可能にするが、相対的な回転を防止し、
遠位ハウジングコンポーネントおよび近位ハウジングコンポーネントのうちの一方が、ネジ山付きの調節コンポーネントを含み、ネジ山付きの調節コンポーネントは、遠位ハウジングコンポーネントおよび近位ハウジングコンポーネントのうちの前記一方の上の軸方向の固定位置において保持されると共に、第1のネジ山を画定しており、第1のネジ山は、遠位ハウジングコンポーネントおよび近位ハウジングコンポーネントのうちの他方によって画定されている第2のネジ山とネジ式の係合をしており、
ネジ山付きの調節コンポーネントは、調節コンポーネントがツールの使用なしでは回転できないように、回転可能に定着させられている、
薬剤送達装置に関する。
第1の態様によれば、本発明は、組み立て動作の間に、ピストンロッドと保持されているカートリッジのピストンとの間のクリアランスを調節または排除する効果的な手段を提供する。簡単な調節手順によって、遠位ハウジングコンポーネントと近位ハウジングコンポーネントとの間の軸方向の位置が調節され、したがって、初期クリアランスが、所定の大きさに低減され得、または、代替的に完全に排除され得る。
いくつかの実施形態では、ネジ山付きの調節コンポーネントは、近位ハウジングコンポーネントに対して軸方向の固定位置に、軸方向に保持されており、遠位ハウジングコンポーネントは、前記第2のネジ山を画定している。
他の実施形態では、ネジ山付きの調節コンポーネントは、遠位ハウジングに対して軸方向の固定位置に、軸方向に保持されており、近位ハウジングコンポーネントは、前記第2のネジ山を画定している。
いくつかの実施形態では、用量設定および吐出機構は、用量設定エレメントと、ピストンロッドを遠位方向に駆動するように構成されているドライバーとを含む。
用量設定および吐出機構は、用量設定エレメントを含むことが可能であり、用量設定エレメントは、用量の設定の間にドライバーに対して回転し、用量設定エレメントおよびドライバーは、設定用量の吐出の間に一緒に回転する。
本発明の特定の実施形態では、薬剤送達装置は、内容物終了リミッターをさらに含み、内容物終了リミッターは、カートリッジの中に残っている液剤の投与可能な量を超える用量を設定することを防止する。本発明の第1の態様による調節手順を使用するときに、装置の異なるパーツの公差が合計の投与可能な体積が装置ごとに変化することを潜在的に引き起こすこととなるとしても、それぞれの装置によって吐出可能な合計の投与可能な体積が一定またはほぼ一定であることを確実にするために、調節手順が利用され得る。
いくつかの実施形態では、内容物終了リミッターは、薬剤送達装置のピストンロッドと用量設定エレメントとの間に配置され得る。いくつかの形態では、内容物終了リミッターは、ピストンロッド、および、用量設定エレメントまたは用量設定エレメントに関連付けられているエレメントに係合している。そのような実施形態では、用量設定エレメントが、用量をダイヤルアップするためにピストンロッドに対して回転させられるときに、内容物終了リミッターが、内容物終了ストップ幾何学形状部に向けて移動する。内容物終了ストップ幾何学形状部は、たとえば、ピストンロッドおよび用量設定エレメントのうちの一方によって提供され得る。
他の実施形態では、内容物終了リミッターは、薬剤送達装置のドライバーと用量設定エレメントとの間に配置され得る。例示的な実施形態では、内容物終了リミッターは、ドライバーおよび用量設定エレメントに係合している。そのような実施形態では、用量設定エレメントが、用量をダイヤルアップするためにドライバーに対して回転させられるときに、内容物終了リミッターは、たとえば、ドライバーおよび用量設定エレメントのうちの一方によって提供される内容物終了ストップ幾何学形状部に向けて移動する。
本明細書で使用されているように、「インスリン」という用語は、たとえば、人間のインスリンおよびその類似物、ならびにGLP−1およびその類似物などのような非インスリンなど、血糖制御効果を有している液体、溶液、ゲル、または微細な懸濁液などのような、カニューレまたは中空の針などのような送達手段を制御された様式で通過することができる任意の薬剤含有流動性医薬を包含することを意味する。例示的な実施形態の説明では、インスリンの使用について述べている。
以下では、本発明は、図面を参照してさらに説明されることとなる。
先行技術のペン装置の斜視図である。 図1のペン装置のコンポーネントを分解図で示す図である。 図1のペン装置の吐出機構のある状態を示す断面図である。 図1のペン装置の吐出機構の別の状態を示す断面図で示す図である。 図1のペン装置のコンポーネントを示す図である。 図1のペン装置のコンポーネントを示す図である。 図1のペン装置のコンポーネントを示す図である。 本発明によるペン装置100のための主要コンポーネントの斜視図である。 ペン装置100の組み立て中の組み立て状態を示す図である。 ペン装置100の組み立て中の組み立て状態を示す図である。 ペン装置100の組み立て中の組み立て状態を示す図である。 ペン装置100の組み立て中の組み立て状態を示す図である。 ペン装置100の組み立て中の組み立て状態を示す図である。 ペン装置100の組み立て中の組み立て状態を示す図である。
一般的に、図では、同様の構造体は、主に、同様の参照番号によって特定されており、たとえば、図2の中の参照番号「220」を持つパーツは、図4から図5Fの中の参照番号「120」に対応するようになっている。
以下では、「上側」および「下側」、「右側」および「左側」、「水平方向」および「垂直方向」などのような用語、または、同様の相対的な表現が使用されるときに、これらは、添付の図について述べているだけであり、必ずしも、実際の使用の状況を述べているわけではない。示されている図は、概略的な代表図であり、その理由のために、異なる構造体の構成、および、それらの相対的な寸法は、単に例示目的の役割を果たすことが意図されている。部材またはエレメントという用語が、所与のコンポーネントに関して使用されるときには、それは、一般的に、説明されている実施形態において、コンポーネントが単一コンポーネントであるということを示しているが、しかし、同じ部材またはエレメントは、代替的に、複数のサブコンポーネントを含むことが可能であり、それは、説明されているコンポーネントのうちの2つ以上が、単一コンポーネントとして提供され得、たとえば、単一の注射成形パーツとして製造され得るというようになっている。「組み立て」という用語は、説明されているコンポーネントが、所与の組み立て手順の間に、単一のまたは機能的なアセンブリを提供するように組み立てられ得るということを必ずしも暗示しているわけではなく、単に、より機能的に緊密に関連付けされているものとして、一緒にグループ化されたコンポーネントを説明するために使用されている。
図1は、ペンの形態をした自動注射装置200、すなわち、ばねドライブを組み込む吐出機構を含む、いわゆる「注射ペン」の形態の先行技術の薬剤送達装置を示している。図2は、図1に示されている先行技術の自動注射装置200の分解図を示している。図3Aおよび図3Bは、図1および図2に示されている先行技術の自動注射装置200の吐出機構の断面図を示しており、図3Aは、用量設定状態の装置を示しており、図3Bは、用量吐出状態の装置を示している。
本発明自身の実施形態を見てみる前に、充填済みの薬剤送達200の例が説明されることとなり、そのような装置は、本発明の例示的な実施形態に関する可能性のある基礎を提供している。
先行技術のペン装置200は、キャップ部207および主要部を含み、主要部は、ハウジング201を備えた近位本体部またはドライブアセンブリ部分と、遠位カートリッジホルダー部分とを有しており、ハウジング201の中には、薬剤吐出機構が配置または一体化されており、遠位カートリッジホルダー部分の中には、針が貫通可能な遠位隔壁を備えた、薬剤が充填された透明なカートリッジ213が、近位部分に取り付けられている除去不可能なカートリッジホルダーによって、適切な場所に配置および保持されており、カートリッジホルダーは、カートリッジの一部分が検査されることを可能にする開口部と、針アセンブリが解放可能に装着されることを可能にする遠位カップリング手段215とを有している。カートリッジには、ピストンが設けられており、ピストンは、吐出機構の一部を形成するピストンロッドによって駆動され、また、カートリッジは、たとえば、インスリン、GLP−1、または成長ホルモン製剤を含有することが可能である。最も近位の回転可能な用量ダイヤル部材280は、所望の用量の薬剤を手動で設定する役割を果たし、所望の用量の薬剤は、ディスプレイウィンドウ202の中に示されており、次いで、リリースボタン290が作動させられるときに、所望の用量の薬剤が吐出され得る。薬剤送達装置の中に具現化されている吐出機構のタイプに応じて、吐出機構は、示されている実施形態のものと同様のばねを含むことが可能であり、ばねは、用量設定の間に引っ張られ、次いで、リリースボタン290が作動させられるときに、ピストンロッドを駆動するために解放される。
見えているように、図1は、充填済みタイプの薬剤送達装置を示している。すなわち、プレマウント型のカートリッジが供給され、カートリッジが空になったときに廃棄されることとなるタイプのものである。代替的な実施形態および本発明によれば、薬剤送達装置は、ロードされたカートリッジが交換されることを可能にするように設計され得、たとえば、「後面装填式」の薬剤送達装置の形態になっており、「後面装填式」の薬剤送達装置では、カートリッジホルダーが、装置主要部分から除去されるように適合されており、また代替的には、「前面装填式」の装置の形態になっており、「前面装填式」の装置では、カートリッジが、装置の主要部に除去不可能に取り付けられているカートリッジホルダーの遠位開口部を通して挿入される。
より具体的には、図2を参照すると、ペンは、ウィンドウ開口部202を備えたチューブ状のハウジング201を含み、チューブ状のハウジング201の上に、カートリッジホルダー210が固定して装着されており、薬剤が充填されたカートリッジ213が、カートリッジホルダーの中に配置されている。カートリッジホルダーには、遠位カップリング手段215と、近位カップリング手段と、突起212とが設けられており、遠位カップリング手段215は、針アセンブリ216が解放可能に装着されることを可能にし、2つの対向する突起211の形態の近位カップリング手段は、カートリッジホルダーおよび装着される針アセンブリをカバーするキャップ207が解放可能に装着されることを可能にし、突起212は、ペンが、たとえば、テーブルトップの上で転がることを防止する。ハウジング遠位端部において、ナットエレメント225が、固定して装着されており、ナットエレメントは、中央ネジ穴226を含み、また、ハウジング近位端部において、中央開口部を備えたばねベース部材208が固定して装着されている。ドライブシステムは、ネジ山付きピストンロッド220と、リング形態のピストンロッドドライブエレメント230と、リング形態のクラッチエレメント240とを含み、ネジ山付きピストンロッド220は、2つの対向する長手方向溝部を有しており、ナットエレメントネジ穴の中に受け入れられており、リング形態のピストンロッドドライブエレメント230は、ハウジングの中に回転方向に配置されており、リング形態のクラッチエレメント240は、ドライブエレメント(下記参照)と回転係合しており、その係合は、クラッチエレメントの軸方向の移動を可能にする。クラッチエレメントは、外側スプラインエレメント241が設けられており、外側スプラインエレメント241は、ハウジング内側表面の上の対応するスプラインに係合するように適合されており、クラッチエレメントが回転方向にロックされた近位位置と回転方向に自由な遠位位置との間で移動させられることを可能にし、回転方向にロックされた近位位置では、スプラインは係合状態になっており、回転方向に自由な遠位位置では、スプラインは係合が外れた状態になっている。たった今述べたように、両方の位置において、クラッチエレメント240は、ドライブエレメント230に回転方向にロックされている。ドライブエレメントは、2つの対向する突起231を備えた中央穴を含み、2つの対向する突起231は、ピストンロッドの上の溝部と係合しており、それによって、ドライブエレメントの回転が、ピストンロッドとナットエレメントとの間のネジ式の係合に起因して、ピストンロッドの回転、および、それによって、ピストンロッドの遠位軸方向移動を結果として生じさせる。ドライブエレメントは、1対の対向する円周方向に延在する可撓性のラチェットアーム235をさらに含み、ラチェットアーム235は、ハウジング内側表面の上に配置されている対応するラチェット歯205に係合するように適合されている。ドライブエレメントおよびクラッチエレメントは、協働するカップリング構造体を含み、カップリング構造体は、それらを一緒に回転方向にロックするが、クラッチエレメントが軸方向に移動させられることを可能にし、これは、クラッチエレメントがその遠位位置まで軸方向に移動させられることを可能にし、その遠位位置において、回転することを可能にし、それによって、ダイヤルシステム(下記参照)からドライブシステムへ回転移動を伝達する。クラッチエレメント、ドライブエレメント、およびハウジングの間の相互作用が、図3Cおよび図3Dを参照して、より詳細に示されて説明されることとなる。
ピストンロッドの上には、内容物終了(EOC)部材228(内容物終了リミッター)が、ネジ式に装着されており、また、遠位端部の上には、ワッシャー227が回転方向に装着されている。EOC部材は、リセットチューブ(下記参照)との係合のための1対の対向する半径方向の突き出し部229を含む。
ダイヤルシステムは、ラチェットチューブ250と、リセットチューブ260と、外側に螺旋状に配置された用量数字の列を備えたスケールドラム270と、吐出されることとなる一用量の薬剤を設定するための、ユーザーによって動作させられる用量ダイヤル部材280と、リリースボタン290と、トルクばね255とを含む(図3Aおよび図3Bを参照)。リセットチューブは、ラチェットチューブの内側で軸方向にロックされて装着されているが、数度回転することが許容される(下記参照)。リセットチューブは、その内側表面において、2つの対向する長手方向溝部269を含み、2つの対向する長手方向溝部269は、EOC部材の半径方向の突き出し部229に係合するように適合されており、それによって、EOCは、リセットチューブによって回転させられ得るが、軸方向に移動することが可能となる。クラッチエレメントは、ラチェットチューブ250の外側遠位端部部分の上に軸方向にロックされて装着されており、クラッチエレメントを介して、ハウジングと回転係合するように、およびハウジングとの回転係合が外れるように、ラチェットチューブが軸方向に移動させられ得るということを提供する。用量ダイヤル部材280は、ハウジング近位端部において、軸方向にロックされているが回転方向には自由に装着されており、用量ダイヤル部材は、通常動作時には、リセットチューブに回転方向にロックされており(下記参照)、それによって、用量ダイヤル部材の回転が、リセットチューブの対応する回転、および、それによって、ラチェットチューブの対応する回転を結果として生じさせる。リリースボタン290は、リセットチューブに軸方向にロックされているが、自由に回転することができる。リターンばね295は、ボタン、およびボタンに装着されたリセットチューブに、近位に方向付けられた力を提供する。スケールドラム270は、ラチェットチューブとハウジングとの間の円周方向のスペースの中に配置されており、ドラムは、協働する長手方向のスプライン251、271を介して、ラチェットチューブに回転方向にロックされており、また、協働するネジ山構造体203、273を介して、ハウジングの内側表面と回転ネジ式の係合状態になっており、それによって、ドラムがラチェットチューブによってハウジングに対して回転させられるときに、数字の列は、ハウジングの中のウィンドウ開口部202を通る。トルクばねが、ラチェットチューブとリセットチューブとの間の円周方向のスペースの中に配置されており、また、その近位端部において、ばねベース部材208に固着されており、その遠位端部において、ラチェットチューブに固着されており、それによって、ダイヤル部材の回転によってラチェットチューブがハウジングに対して回転させられるときに、ばねが引っ張られる。可撓性のラチェットアーム252を備えたラチェット機構が、ラチェットチューブとクラッチエレメントとの間に設けられており、クラッチエレメントには、内側の円周方向の歯構造体242が設けられており、それぞれの歯は、ラチェットストップを提供し、ラチェットチューブが所定の位置に保持されるようになっており、ラチェットチューブは、用量が設定されるときに、リセットチューブを介してユーザーによってその位置まで回転させられる。設定用量が低減されることを可能にするために、ラチェットリリース機構262が、リセットチューブの上に設けられ、ラチェットチューブに対して作用し、これは、ダイヤル部材を反対方向に回すことによって、設定用量が1つまたは複数のラチェットインクリメントだけ低減されることを可能にし、リセットチューブがラチェットチューブに対して上述の数度だけ回転させられるときに、リリース機構が作動させられる。
吐出機構の異なるコンポーネント、および、それらの機能的な関係を説明してきたので、次に、機構の動作が、主に図3Aおよび図3Bを参照して説明されることとなる。
ペン機構は、2つの相互作用するシステム、上記に説明されているような投与システムおよびダイヤルシステムとして考慮され得る。用量設定の間に、ダイヤル機構が回転し、ばねドライブのねじりばねがロードされる。投与機構は、ハウジングにロックされており、移動することができない。プッシュボタンが押し下げられると、投与機構は、ハウジングから解放され、また、ここで、ダイヤルシステムとの係合に起因して、ねじりばねは、ダイヤルシステムを回転させて出発点まで戻し、ダイヤルシステムとともに投与システムを回転させることとなる。
投与機構の中央部は、ピストンロッド220であり、プランジャーの実際の変位が、ピストンロッドによって実施される。用量送達の間に、ピストンロッドが、ドライブエレメント230によって回転させられ、また、ハウジングに固定されているナットエレメント225とのネジ式の相互作用に起因して、ピストンロッドが遠位方向に前方に移動する。ゴムピストンとピストンロッドとの間に、ピストンワッシャー227が設置されており、ピストンワッシャー227は、回転するピストンロッドのための軸方向の支持部としての役割を果たし、ゴムピストンにかかる圧力を均一にする。ピストンロッドドライブエレメントがピストンロッドと係合している場所において、ピストンロッドは非円形断面を有しているので、ドライブエレメントは、ピストンロッドに回転方向にロックされるが、ピストンロッド軸に沿って自由に移動することができる。結果的に、ドライブエレメントの回転は、ピストンの線形前方移動を結果として生じさせる。ドライブエレメントには、小さいラチェットアーム235が設けられており、ラチェットアーム235は、ドライブエレメントが(プッシュボタン端部から見て)時計回りに回転することを防止する。したがって、ドライブエレメントとの係合に起因して、ピストンロッドは、前方にだけ移動することが可能である。用量送達の間に、ドライブエレメントは反時計回りに回転し、ラチェットアーム235は、ラチェット歯205との係合に起因して、たとえば、吐出されるインスリンの1単位当たり1回のクリック音で、小さいクリック音をユーザーに提供する。
ダイヤルシステムを見てみると、用量ダイヤル部材280を回すことによって、用量が設定およびリセットされる。ダイヤルを回すと、リセットチューブ260、EOC部材228、ラチェットチューブ250、およびスケールドラム270が、すべてダイヤルとともに回る。ラチェットチューブがトルクばね255の遠位端部に接続されているので、ばねがロードされる。用量設定の間に、ラチェットのアーム252は、クラッチエレメントの内側歯構造体242との相互作用に起因して、ダイヤルされるそれぞれのユニットに関してダイヤルクリックを実施する。示されている実施形態では、クラッチエレメントには、24個のラチェットストップが設けられており、ハウジングに対して、完全な360度の回転に関して24個のクリック音(インクリメント)を提供する。ばねは、組み立ての間にプリロードされており、それは、機構が、許容可能な速度インターバルの中で、小さい用量および大きい用量の両方を送達することを可能にする。スケールドラムがラチェットチューブと回転方向に係合されているが、軸方向に移動可能であり、スケールドラムがハウジングとネジ式の係合をしているので、スケールドラムは、ダイヤルシステムが回されるときに、螺旋状パターンで移動することとなり、設定用量に対応する数が、ハウジングウィンドウ202に示される。
ラチェットチューブとクラッチエレメント240との間のラチェット252、242は、ばねがパーツを回して戻すことを防止する。リセットする間に、リセットチューブはラチェットアーム252を移動させ、それによって、クリック音ごとにラチェットを解放し、説明されている実施形態では、1つのクリック音は、1つのインスリンの単位IUに対応している。より具体的には、ダイヤル部材が時計回りに回されるときに、リセットチューブは、単純にラチェットチューブを回転させ、ラチェットのアームがクラッチエレメントの中の歯構造体242と自由に相互作用することを可能にする。ダイヤル部材が反時計回りに回されるときに、リセットチューブは、ラチェットクリックアームと直接的に相互作用し、クラッチの中の歯から離れるようにペンの中心に向けてクリックアームを押し、したがって、ロードされたばねによって引き起こされるトルクに起因して、ラチェットの上のクリックアームが「1つのクリック音」だけ後方に移動することを可能にする。
設定用量を送達するために、リリースボタン290が、図3Bに示されているように、ユーザーによって遠位方向に押される。リセットチューブ260がダイヤル部材から切り離され、それに続いて、クラッチエレメント240がハウジングスプライン204を解除する。ここで、ダイヤル機構が、ドライブエレメント230とともに「ゼロ」に戻り、これは、一用量の薬剤が吐出されることにつながる。薬剤送達の間にいつでも、プッシュボタンを解放するかまたは押すことによって、任意のときに投与を停止および開始することが可能である。5IU未満の一用量は、通常、休止されることができない。その理由は、ゴムピストンが非常に急速に圧縮され、それは、ゴムピストンの圧縮につながり、それに続いて、ピストンが元の寸法に戻るときに、インスリンの送達につながるからである。
EOC特徴は、ユーザーがカートリッジの中に残されているよりも大きい用量を設定することを防止する。EOC部材228は、リセットチューブに回転方向にロックされており、それは、用量設定、リセット、および用量送達の間に、EOC部材を回転させ、その間に、EOC部材は、ピストンロッドのネジ山にしたがって、軸方向に前後に移動させられ得る。EOC部材がピストンロッドの近位端部に到達するときに、ストップが提供され、ダイヤル部材を含むすべての接続されたパーツが用量設定方向にさらに回転させられることを防止し、すなわち、ここでの設定用量は、カートリッジの中に残っている薬剤内容物に対応する。
スケールドラム270には、遠位ストップ表面274が設けられており、遠位ストップ表面274は、ハウジング内側表面の上の対応するストップ表面に係合するように適合されており、スケールドラムに関する最大用量ストップを提供し、ダイヤル部材を含むすべての接続されたパーツが用量設定方向にさらに回転させられることを防止する。示されている実施形態では、最大用量は、80IUに設定されている。それに対応して、スケールドラムには、近位ストップ表面が設けられており、近位ストップ表面は、ばねベース部材の上の対応するストップ表面に係合するように適合されており、これは、ダイヤル部材を含むすべての接続されたパーツが用量吐出方向にさらに回転させられることを防止し、それによって、吐出機構全体に関する「ゼロ」ストップを提供する。以下では、設定用量の吐出の完了の後にダイヤル部材がとる位置は、「ゼロ用量位置」と称されることとなる。
ダイヤリング機構において何かが故障し、スケールドラムがそのゼロ位置を越えて移動することが可能なる場合に、偶発的な過量投与を防止するために、EOC部材は、安全システムを提供する役割を果たしている。より具体的には、充填したカートリッジを伴う初期状態では、EOC部材が、ドライブエレメントと接触した状態で、最も遠位の軸方向の位置に位置決めされている。所与の用量が吐出された後に、EOC部材は、再び、ドライブエレメントと接触した状態に位置決めされることとなる。それに対応して、EOC部材は、機構がゼロ位置を越えて用量を送達しようとする場合には、ドライブエレメントに接触してロックすることとなる。機構の異なるパーツの公差およびフレキシビリティーに起因して、EOCは、短い距離を動くこととなり、少しだけ「過大用量」の薬剤、たとえば、3〜5IUのインスリンが吐出されることを可能にする。
吐出機構は、投与終了(EOD)クリック特徴をさらに含み、投与終了(EOD)クリック特徴は、吐出される用量の終わりに明確なフィードバックを提供し、薬剤の全量が吐出されたことをユーザーに知らせる。より具体的には、EOD機能は、ばねベースとスケールドラムとの間の相互作用によって果たされる。スケールドラムがゼロに戻るとき、ばねベースの上の小さいクリックアーム206が、進行するスケールドラムによって後方に押し込まれる。「ゼロ」の直前に、アームが解放され、アームがスケールドラムの上のカウンターサンク(countersunk)表面を叩く。
用量ダイヤル部材を介してユーザーによって加えられる過大荷重から機構を保護するために、示されている機構には、トルクリミッターがさらに設けられている。この特徴は、上記に説明されているように、互いに回転方向にロックされている、用量ダイヤル部材とリセットチューブとの間のインターフェースによって提供される。より具体的には、用量ダイヤル部材には、円周方向の内側歯構造体281が設けられており、円周方向の内側歯構造体281は、リセットチューブの可撓性のキャリア部分261の上に配置されている対応する複数の歯に係合する。リセットチューブ歯は、所与の特定の最大サイズのトルク、たとえば、150〜300Nmmを伝達するように設計されており、それを超えるときには、可撓性のキャリア部分および歯は、内向きに屈曲し、ダイヤル機構の残りの部分を回転させることなく、用量ダイヤル部材を回すこととなる。したがって、ペンの内側の機構は、トルクリミッターが歯を通して伝達するものよりも高い荷重で応力をかけられることはできない。
図3Cでは、クラッチエレメント、ドライブエレメント、およびハウジング(一部)が、用量設定状態で示されており、図3Dでは、同じコンポーネントが、吐出状態で示されている。見えているように、ドライブエレメントがその上に配置されているピストンロッド、および、クラッチエレメントがその上に装着されているラチェットチューブは、示されていない。ハウジングの内側表面に設けられている構造体をより良好に示すために、図3Eは、ハウジング201の中に配置されている部分的なクラッチエレメント240を示している。
ハウジング201の内側表面は、それぞれが先の尖った遠位端部209を有する、内部へ突出する軸方向に配向されたスプラインエレメント204の円周方向のリング形態のアレイを含み、また、一方向ラチェット歯205の円周方向のリング形態のアレイを含む。内側表面は、雄型螺旋状ネジ山203をさらに含み、雄型螺旋状ネジ山203は、スケールドラム270の上の雌型螺旋状ネジ山273に係合するように適合されている。遠位の円周方向溝部は、ナットエレメント225に係合して装着するように形成されている。クラッチエレメント240は、内側円周方向のリング形態のアレイのラチェット歯242と、外側円周方向のリング形態のアレイの軸方向に配向されたスプラインエレメント241とを含み、ラチェット歯242は、ラチェットチューブ250の上のラチェットアーム252に係合するように適合されており、スプラインエレメント241は、ハウジングのスプラインエレメント204、およびドライブエレメントの中のカップリングスロット(下記参照)に係合するように適合されており、それぞれのスプラインが、先の尖った近位端部243を有している。ドライブエレメント230は、それぞれが2つの近位に延在するスカート部分232を含む、1対の対向するカップリング部分を含み、スカート部分232同士の間に、軸方向に延在するカップリングスロット233が形成されており、スロットは、クラッチエレメントスプラインエレメントの一部分に係合するように適合されている。このように、係合表面は、吐出状態において、クラッチエレメントからドライブエレメントへ、回転力、および、それによって、トルクを伝達する役割を果たす。ドライブエレメントは、リング形態のアレイの一方向ラチェット歯205に係合するように適合されている、1対の対向する円周方向に延在する可撓性のラチェットアームをさらに含む。用量送達の間に、ドライブエレメントは反時計回りに回転し、また、ラチェットアーム235は、ラチェット歯205との係合に起因して、たとえば、吐出されるインスリンの1単位当たり1回のクリック音で、小さいクリック音をユーザーに提供する。示されている実施形態では、24個のラチェット歯が設けられており、インスリンの1単位当たり15度の回転に対応する。ドライブエレメントの中央穴は、2つの対向する突起231を含み、2つの対向する突起231は、ピストンロッドの上の軸方向に配向された溝部と係合するように適合されている。
図3Cに示されている用量設定状態では、クラッチエレメントのスプラインエレメント241は、ハウジングのスプラインエレメント204と係合しており、それによって、ハウジングに対してクラッチエレメントを回転方向にロックしている。図3Cから見ることができるように、クラッチスプラインエレメントのグループは、わずかな回転方向の遊びを伴って、対応するカップリングスロットの中に受け入れられる。図3Dに示されている吐出状態では、クラッチエレメントのスプラインエレメント241は、ハウジングのスプラインエレメント204との係合が外れるように遠位に移動させられ、それによって、ハウジングに対するクラッチエレメントの回転を可能にする。図3Dから見ることができるように、クラッチスプラインエレメントのグループは、ここで、回転方向の遊びなしに、対応するカップリングスロットの中に受け入れられる。
図3Cは、クラッチエレメント240を示しており、上述の内側円周方向のリング形態のアレイのラチェット歯242と、外側円周方向のリング形態のアレイの軸方向に配向されたスプラインエレメント241とを示している。見えているように、スプラインエレメントは、リングの上に等距離に配置されているのではなく、グループで配置されており、グループは、カップリングスロット233に係合するカップリング手段としての役割を果たす、2つの対向するカップリンググループ245を含む。したがって、スプラインエレメントのうちのいくつかだけが、クラッチエレメントとドライブエレメントとの間のカップリング手段としての役割を果たすが、それらは、すべて、クラッチエレメントとハウジングスプライン204との間のカップリング手段としての役割を果たす。
ピストンロッド、吐出機構、カートリッジ本体部、カートリッジ充填レベル、および他のコンポーネントに関する生産公差は、組み立ての間に、それぞれの装置の中のピストンロッド位置およびピストン位置の変化を結果として生じさせる。
機械的な装置生産において、ピストンロッドとカートリッジのピストンとの間の可能性のあるクリアランスを最小化するために、最初にピストンロッド220を公称位置に位置決めすることによって、位置決めが実施され得る。それぞれのサンプルの遠位サブアセンブリおよび近位サブアセンブリが恒久的に一緒に固着されているときに、公差に起因して、ピストンとピストンロッドとの間のさまざまな異なるクリアランスギャップが示されることとなる。組み立てプロセスの異なるステップにおいて実施され得る、測定または推定に基づいて、それぞれのサンプルの中の実際のギャップが、用量設定および吐出機構を動作させることによって、排除されるかまたは少なくとも部分的に低減され得る。用量設定および吐出機構を動作させることは、異なるサブアセンブリの最終的な組み立ての後、または、最終的な組み立ての前のいずれかに、実施され得る。しかし、そのような補償手順は、装置がユーザーに出荷される前でも、内容物終了機構が、より小さい程度またはより大きい程度まで動作させられることとなるということを意味しており、経験される合計の投与可能な体積がサンプルごとに変化するということを意味している。一般的に、サンプルごとのそのような変化および不一致は、回避されるべきである。その理由は、これが、装置の品質がいくらか欠陥のある可能性があるという印象を提供し得るからである。
図4を見てみると、本発明による自動注射装置100の例示的な第1の実施形態の主要コンポーネントが示されている。自動注射装置100は、近位ハウジングコンポーネント101を画定しており、近位ハウジングコンポーネント101は、ばねドライブを含む吐出機構を収容している。吐出機構の動作原理は、図1から図3Eに関連して説明されている先行技術の吐出機構にしたがって設計され得る。しかし、他の実施形態では、他の動作原理を有する吐出機構によって駆動される代替的なばねドライブが用いられ得る。また、用量吐出の間にピストンロッドを手動で前方に押すように構成されている手動注射装置も用いられ得る。
遠位ハウジングコンポーネント110は、その中に軸方向に配置されてスライド可能なピストンと液剤を備えるカートリッジ113を保持している。キャップ部107が示されている。さらにネジ山付きの調節コンポーネント103が示されている。
示されている実施形態では、ネジ山付きの調節コンポーネント103は、近位ハウジングコンポーネント101に対して軸方向の固定位置において、軸方向に保持されるように構成されている。ネジ山付きの調節コンポーネント103には、近位ハウジングコンポーネント101の中に形成された円周方向溝部101aの中に受け入れられることとなる円周方向のビード(bead)103aが設けられている。
ネジ山付きの調節コンポーネント103は、内側ネジ山103bを画定している。遠位ハウジングコンポーネント110は、内側ネジ山103bに係合するように構成された外側ネジ山110bを画定している。
半径方向内向きに突出する軸方向に延在する複数のリブ101cが、近位ハウジングコンポーネント101の中に形成されている。リブ101cは、遠位ハウジングコンポーネント110の中に近位端部面に形成されたそれぞれの長手方向に延在するスリット110cの中にスライド可能に受け入れられるように構成されている。したがって、遠位ハウジングコンポーネント110は、近位ハウジングコンポーネント101と協働し、相対的な軸方向の変位を可能にするが、相対的な回転を防止する。
図5Aでは、サブコンポーネントを含む上記のコンポーネントが、軸方向に整合させられて示されている。図5Bでは、第1の組み立てステップとして、ネジ山付きの調節コンポーネント103が、近位ハウジングコンポーネント101の溝部101aの中へ挿入されている。
図5Cでは、遠位ハウジングコンポーネント110は、近位ハウジングコンポーネント101とスライド係合するように移動させられている。ネジ山110bおよび103bは、未だ係合されていない。
図5Dは、遠位ハウジングコンポーネント110がさらに近位に移動させられ、近位ハウジングコンポーネント101とスライド係合したことを示している。ネジ山110bおよび103bは、未だ係合されていない。
図5Eでは、ネジ山110bおよび103bは、ちょうど係合されたところである。ピストンロッド120の遠位端部は、カートリッジ113のピストンの隣に位置しているピストンワッシャーから所定の距離に位置している。示されていないツールを使用することによって、ネジ山付きの調節コンポーネント103が回転させられ、遠位ハウジングコンポーネント110がさらに近位に移動させられることを引き起こすことが可能である。これは、図5Fの中で実施されており、図5Fでは、ピストンワッシャーがピストンロッド120の遠位端部と当接するようになることが引き起こされている。移動は、位置決めフィードバックを提供する任意のタイプの測定の制御の下で実施され得る。適切な方法は、光学的な測定、力測定、または、同様の方法を含むことが可能である。所定の大きさのクリアランスを目的としている場合には、当接を確実にするために、光学的な測定が使用され得、または、代替的に、力測定が使用され得、その後の所定の軸方向の移動が所望のクリアランスを生成させる。
いくつかの実施形態では、ネジ式の係合110b/103bは、特別なツールによってのみ回転させられ得、ツールの使用なしに人間の手によって回転させられることはできない。したがって、適正な締め付け方法が取得され得る。代替的に、または、組み合わせで、他の締め付け方法が使用され得る。たとえば、ネジ山付きの調節コンポーネント103の移動は、他の手段によって、たとえば、ネジ山付きの調節コンポーネント103に関して、遠位ハウジングコンポーネント110に対する、近位ハウジングコンポーネント101に対する、またはコンポーネント110および101の両方に対する、レーザー放射による接合、超音波溶接、溶媒溶接、接着、または、同様の締め付けプロセスなどによって、固定化され得る。
組み立て方法は、遠位ハウジングコンポーネント110および近位ハウジングコンポーネント101が互いに対して適正な回転配向を有するように提供されており、必要な場合には、スケールドラムのためのウィンドウ開口部とカートリッジホルダーの検査開口部との間の意図した回転アライメントが確保されるようになっている。ここで、組み立てられた注射装置100は、ラベリングおよび他の後続の完結ステップの準備ができている。上記の組み立て方法の間に、用量設定および吐出機構は使用されていないということが留意されるべきである。したがって、EOC部材228は、組み立てプロセスの全体を通して同じ状態に維持されている。
いくつかの実施形態では、上記の組み立て方法は、図5Aに示されている状態の前またはその後のいずれかにおいて実施されるべき「標準的な用量設定および吐出手順」を含むことが可能である。「標準的な用量設定および吐出手順」は、生産ラインの個々の装置にわたって同じであることが可能である。そのような用量設定および吐出手順は、たとえば、用量設定および吐出機構に関する機能チェックを実施するために、ならびに/または、以前に確立された固定された「標準的なギャップ」の排除のために、実施され得る。
説明されている設計および組み立て方法を使用することによって、それぞれの個々のペン装置のクリアランスが、個々のペン装置の間で均一なレベルまで、効果的に排除され、または、代替的に低減され得る。内容物終了機構が装置の中に組み込まれている状況では、ペン製造および組み立ては、ピストンロッドとピストンとの間のギャップを均一にするために用量設定および吐出機構を使用することなく実施され得、したがって、それぞれの個々の装置の内容物終了機構が、それぞれの個々のペン装置からの一貫したおよび予測可能な合計の投与可能な量を提供することをさらに可能にする。
図1〜図3に示されている注射装置は、本明細書で説明されているクリアランス排除手順に適合するのに適切な設計を有するペン注射器の非限定的な例を提供する。本発明の特定の特徴が、本明細書で図示および説明されてきたが、多くの修正例、置換例、変更例、および均等物が、ここで当業者に考え付くこととなる。したがって、添付の特許請求の範囲は、本発明の真の精神の中に入るものとして、すべてのそのような修正例および変更例をカバーするように意図されているということが理解されるべきである。
示されている内容物終了リミッターは、図4から図5Fに示されている注射装置に関連して使用されることとなる適切な内容物終了リミッターの非限定的な例だけを提供する。WO2006/128794A2、WO2010/149209A1、WO2007/017052A1、およびWO2013/156224A1に開示されている内容物終了リミッターなどのような、他の公知の内容物終了リミッターが、代替的に、注射装置の中で使用され得る。そのような内容物終了機構によれば、ナット部材として形成された内容物終了リミッターの代わりに、必ずしも「ナット」として形成されていない対応するトラックフォロワーが代わりに使用され得、トラックフォロワーは、ドライバーに連結されている第1のトラックカップリングと、用量設定エレメントに連結されている第2のトラックカップリングとを含むことが可能である。本開示の中で使用されるときに、「ナット部材」および「内容物終了リミッター」という用語は、いかなるタイプの内容物終了リミッターをも包含することとなる。

Claims (10)

  1. 保持されているカートリッジから一用量の薬剤を吐出するための薬剤送達装置であって、前記薬剤送達装置は、遠位薬剤出口端部および反対側の近位端部を画定しており、前記薬剤送達装置は、
    に軸方向に配置されてスライド可能なピストンと液剤を備えるカートリッジ(113)を保持する、遠位ハウジングコンポーネント(110)と、
    − 一用量を吐出するために前記カートリッジ(113)の前記ピストンに対して遠位方向に力を及ぼすためのピストンロッドを備え、少なくとも部分的に用量設定および吐出機構を収容する近位ハウジングコンポーネント(101)と
    を備え、
    前記遠位ハウジングコンポーネント(110)および前記近位ハウジングコンポーネント(101)が、前記ピストンロッド(120)と前記カートリッジ(113)の前記ピストンとの間の軸方向距離を低減するために、互いに対して軸方向に変位可能に配置されており、
    前記遠位ハウジングコンポーネント(110)の第1の幾何学形状部(110c)は、前記近位ハウジングコンポーネント(101)の第2の幾何学形状部(101c)と協働し、相対的な軸方向の変位を可能にするが、相対的な回転を防止し、
    前記遠位ハウジングコンポーネント(110)および前記近位ハウジングコンポーネント(101)のうちの一方が、ネジ山付きの調節コンポーネント(103)を含み、前記ネジ山付きの調節コンポーネント(103)は、前記遠位ハウジングコンポーネント(110)および前記近位ハウジングコンポーネント(101)のうちの前記一方の上の軸方向の固定位置において保持されると共に、第1のネジ山(103b)を画定しており、前記第1のネジ山(103b)は、前記遠位ハウジングコンポーネント(110)および前記近位ハウジングコンポーネント(101)のうちの他方によって画定されている第2のネジ山(110b)とネジ式の係合をしており、
    前記ネジ山付きの調節コンポーネント(103)は、前記調節コンポーネント(103)がツールの使用なしでは回転できないように、前記軸方向の固定位置において回転可能に定着させられている、
    薬剤送達装置。
  2. 前記ネジ山付きの調節コンポーネント(103)は、前記近位ハウジングコンポーネント(101)に対して軸方向の固定位置に、軸方向に保持されており、前記遠位ハウジングコンポーネント(110)は、前記第2のネジ山(110b)を画定している、請求項1に記載の薬剤送達装置。
  3. 前記ネジ山付きの調節コンポーネント(103)は、前記遠位ハウジングコンポーネント(110)に対して軸方向の固定位置に、軸方向に保持されており、前記近位ハウジングコンポーネント(101)は、前記第2のネジ山を画定している、請求項1に記載の薬剤送達装置。
  4. 前記用量設定および吐出機構は、用量設定エレメント(250、260、270)と、前記ピストンロッド(120)を前記遠位方向に駆動するように構成されているドライバー(230)とを含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の薬剤送達装置。
  5. 前記用量設定エレメント(250、260、270)は、用量の設定の間に前記ドライバー(230)に対して回転し、前記用量設定エレメント(250、260、270)および前記ドライバー(230)は、設定用量の吐出の間に一緒に回転する、請求項4に記載の薬剤送達装置。
  6. 前記薬剤送達装置は、内容物終了リミッター(228)をさらに含み、前記内容物終了リミッター(228)は、前記カートリッジ(113)の中に残っている液剤の投与可能な量を超える用量を設定することを防止する、請求項1から5のいずれか一項に記載の薬剤送達装置。
  7. 前記内容物終了リミッター(228)は、前記ピストンロッド(120)および前記用量設定エレメント(250、260、270)に連結されている、請求項6に記載の薬剤送達装置。
  8. 前記内容物終了リミッター(228)は、前記ピストンロッド(120)および前記用量設定エレメント(250、260、270)に係合しており、前記用量設定エレメントが、用量をダイヤルアップするために前記ドライバー(230)に対して回転させられるときに、前記内容物終了リミッター(228)は、前記ピストンロッド(228)および前記用量設定エレメント(250、260、270)のうちの一方によって提供される内容物終了ストップ幾何学形状部に向けて移動する、請求項7に記載の薬剤送達装置。
  9. 前記内容物終了リミッターは、前記ドライバーおよび前記用量設定エレメントに連結されており、前記内容物終了リミッターは、前記カートリッジの中に残っている液剤の投与可能な量を超える用量の設定を防止するように構成されている、請求項6に記載の薬剤送達装置。
  10. 前記内容物終了リミッターは、前記ドライバーおよび前記用量設定エレメントに係合しており、前記用量設定エレメントが、用量をダイヤルアップするために前記ドライバーに対して回転させられるときに、前記内容物終了リミッター(228)は、前記ドライバーおよび前記用量設定エレメントのうちの一方によって提供される内容物終了ストップ幾何学形状部に向けて移動する、請求項9に記載の薬剤送達装置。
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