JP6741617B2 - 発電装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バッテリーに供給する電力を発電する発電装置に関する。
例えば特許文献1のように、エンジンの排気ガスが有する熱、すなわちエンジンの廃熱を回収する廃熱回収システムが知られている。こうした廃熱回収システムは、作動媒体が循環する循環回路にポンプ、蒸発器、膨張機、および、凝縮器を備えている。ポンプは、液相状態の作動媒体を循環回路に圧送し、蒸発器は、液相状態の作動媒体をエンジンの廃熱で蒸発させることにより気相状態へ相転移させる。膨張機は、気相状態の作動媒体を膨張させることにより作動媒体の熱エネルギーを該膨張機の出力軸を回転させる力学的エネルギーに変換し、凝縮器は、膨張機を通過した気相状態の作動媒体を凝縮して液相状態へ相転移させる。そして、廃熱回収システムにおいては、上記膨張機の出力軸の回転を利用して発電装置の永久磁石同期発電機を駆動することによりバッテリーに供給する電力を発電することが可能である。
特開2014−126031号公報
ところで、永久磁石同期発電機は、最大効率が得られる回転数よりも低回転領域では回転数が高いほど効率が高くなり、反対に、最大効率が得られる回転数よりも高回転領域では回転数が高いほど効率が低くなるという特性を有している。同様に、膨張機も、最大効率が得られる回転数よりも低回転領域では回転数が高いほど効率が高くなり、反対に、最大効率が得られる回転数よりも高回転領域では回転数が高いほど効率が低くなるという特性を有している。また、膨張機の出力軸には、永久磁石同期発電機の回転軸を介して、バッテリーの電圧が高いほど大きな抵抗が作用する。そのため、上述した廃熱回収システムにおいては、その時々のバッテリーの電圧に応じた回転数で出力軸が回転するように膨張機が駆動されることとなり、バッテリーの電圧によっては永久磁石同期発電機の効率と膨張機の効率との合成効率である発電効率が低い場合があった。
本発明は、バッテリーに供給する電力をより高い発電効率のもとで発電することができる発電装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決する発電装置は、エンジンの廃熱を利用してバッテリーに供給する電力を発電する発電装置であって、回転軸の回転方向に第1永久磁石と第2永久磁石とが交互に配設されたロータと、複数のステータコイルを有して前記ロータの外周部を取り囲むステータと、前記回転軸の軸方向の一方から前記第1永久磁石と前記第2永久磁石とに対向し、前記回転軸周りに駆動電流が流れる第1界磁コイルと、前記回転軸の軸方向の他方から前記第1永久磁石と前記第2永久磁石とに対向し、前記回転軸周りに前記第1界磁コイルと同じ方向に駆動電流が流れる第2界磁コイルと、最大効率回転数における出力電圧がバッテリー電圧となるように前記第1界磁コイルの駆動電流および前記第2界磁コイルの駆動電流を制御する制御部と、を備え、前記第1永久磁石は、前記ステータに向けて正極が設定されているとともに前記第2界磁コイルよりも前記第1界磁コイルとのギャップが狭く、前記第2永久磁石は、前記ステータに向けて負極が設定されているとともに前記第1界磁コイルよりも前記第2界磁コイルとのギャップが狭い。
上記構成によれば、第1界磁コイルおよび第2界磁コイルにおける駆動電流の向きおよび大きさを制御することによって第1永久磁石および第2永久磁石の各々が形成する磁界の磁束密度を変化させることができる。これにより、発電効率が最大となる最大効率回転数における発電装置の出力電圧をバッテリーの電圧に合わせることができる。その結果、より高い発電効率のもとで発電することができる。
上記構成の発電装置において、前記制御部は、前記回転軸の回転数を取得し、前記取得した回転数が前記最大効率回転数よりも大きいときには前記最大効率回転数における出力電圧が大きくなるように前記第1界磁コイルの駆動電流と前記第2界磁コイルの駆動電流とを制御し、前記取得した回転数が前記最大効率回転数よりも小さいときには前記最大効率回転数における出力電圧が小さくなるように前記第1界磁コイルの駆動電流と前記第2界磁コイルの駆動電流とを制御することが好ましい。
上記構成によれば、回転軸の回転数に基づいて第1界磁コイルの駆動電流および第2界磁コイルの駆動電流が制御されることから、最大効率回転数により近い回転数で発電装置を駆動させることができる。
上記構成の発電装置は、発電した電力の一部を前記第1界磁コイルおよび前記第2界磁コイルに供給する供給回路を備えることが好ましい。
上記構成によれば、発電装置が発電した電力の一部を用いて第1界磁コイルおよび第2界磁コイルに駆動電流を供給することができる。
上記構成の発電装置は、前記第1界磁コイルと前記第2界磁コイルとが電気的に直列に接続されていることが好ましい。
上記構成によれば、第1界磁コイルにおける駆動電流と第2界磁コイルにおける駆動電流とを等しくすることができる。
上記構成の発電装置は、前記第1界磁コイルおよび前記第2界磁コイルに駆動電流が供給されていない状態において、前記最大効率回転数における出力電圧が前記バッテリー電圧の下限値あるいは上限値に設定されていることが好ましい。
上記構成によれば、回転軸の回転数を最大効率回転数に合わせるうえで駆動電流の向きを変更する必要がない。その結果、第1界磁コイルおよび第2界磁コイルに駆動電流を供給する回路を簡素化することができる。
発電装置の一実施形態を搭載した廃熱回収システムの概略構成を示す図。 回転機の断面構造の一例を模式的に示す部分断面図。 ロータ、第1界磁コイル、および、第2界磁コイルの斜視構造の一例を模式的に示す分解斜視図。 発電装置における電気回路の一例を示す電気回路図。 (a)膨張機と永久磁石同期発電機の組合せにおける永久磁石同期発電機の回転数との発電効率との関係の一例を示すグラフ、(b)永久磁石同期発電機における回転数と出力電圧との関係の一例を示すグラフ。 制御回路における制御信号の関係の一例を模式的に示すグラフ。 デューティ比に応じた磁束密度の一例を示すグラフ。 デューティ比と出力電圧との関係の一例を示すグラフ。 変形例における制御回路の一部を示す電気回路図。
図1〜図8を参照して、発電装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、発電装置を搭載した廃熱回収システム20は、ランキンサイクルを利用した廃熱回収システムであり、エンジン10の排気通路11における排気浄化装置12の下流を流れる排気ガスからエンジン10の廃熱を回収する。エンジン10は、排気通路11に配設されたタービン13と吸気通路14に配設されたコンプレッサー15とを有するターボチャージャー16を備えている。廃熱回収システム20は、作動媒体(例えば水)が循環可能に構成された循環回路21を備えており、この循環回路21にポンプ22、開閉弁23、蒸発器24、膨張機25、凝縮器27を備えている。
ポンプ22は、例えばエンジン10のクランクシャフトの回転に連動する機械式のポンプであり、液相状態にある作動媒体を所定の吐出圧で循環回路21に圧送する。開閉弁23は、循環回路21における作動媒体の流路を開閉する電子制御弁である。開閉弁23は、開状態にあるときに循環回路21における作動媒体の循環を許可し、閉状態にあるときに循環回路21における作動媒体の循環を禁止する。
蒸発器24は、開閉弁23を通過した作動媒体をエンジン10の廃熱で加熱することにより液相状態の作動媒体を気相状態へ相転移させる。膨張機25は、気相状態の作動媒体を膨張させることにより作動媒体の熱エネルギーを出力軸26を回転させる力学的エネルギーへと変換する。凝縮器27は、膨張機25を通過した気相状態の作動媒体を凝縮することにより液相状態に相転移させる。
また、廃熱回収システム20は、膨張機25の出力軸26の回転によって発電し、その発電した電力をバッテリー17に供給する発電装置30を備えている。廃熱回収システム20は、作動媒体が相転移を繰り返しながら循環回路21を循環することにより膨張機25を介して発電装置30を駆動し、排気ガスの熱エネルギーを電気エネルギーに変換することでエンジン10の廃熱を回収する。
図2および図3に示すように、発電装置30を構成する回転機31は、膨張機25の出力軸26に連結されて中心軸Aを回転中心として回転する回転軸32と、回転軸32とともに回転するロータ33と、ロータ33の外周部を取り囲むように配設された複数のステータコイル34を有するステータ35とを備えている。なお、図3においては、極数が4の場合を例示している。
回転機31は、略等しい磁力を有する複数の永久磁石がロータ33に埋め込まれた所謂IPM(Interior Permanent Magnet)構造の永久磁石同期発電機をベースに構成されている。複数の永久磁石は、ステータ35側に正極(N極)が位置する平板状の第1永久磁石36とステータ35側に負極(S極)が位置する平板状の第2永久磁石37とを有している。第1永久磁石36と第2永久磁石37は、略同一形状を有して回転軸32の回転方向に交互に配設されており、回転軸32の回転により回転軸32周りを周回する。第1永久磁石36の磁気回路となる鉄芯は、回転軸32の軸方向における一方側へ第2永久磁石37に対してギャップ差L1だけずれた位置に位置しており、反対に、第2永久磁石37の磁気回路となる鉄芯は、回転軸32の軸方向における他方側へ第1永久磁石36に対してギャップ差L1だけずれた位置に位置している。そして、回転軸32の軸方向におけるロータ33の両側面には、第1永久磁石36と第2永久磁石37とのギャップ差L1に応じた高さの段差38が形成されている。
また、回転機31は、回転軸32の軸方向においてロータ33を挟む一対の界磁コイルである第1界磁コイル41と第2界磁コイル51とを備えている。第1界磁コイル41および第2界磁コイル51は、図示されないハウジングに固定されている。第1界磁コイル41は、ロータ33に対して回転軸32の軸方向における一方側に位置しており、第2永久磁石37の磁気回路となる鉄芯とのギャップよりも第1永久磁石36の磁気回路となる鉄芯とのギャップがギャップ差L1の分だけ小さく設定されている。すなわち、第1永久磁石36の磁気回路となる鉄芯は、回転軸32の軸方向において第2永久磁石37の磁気回路となる鉄芯よりもギャップ差L1だけ第1界磁コイル41に近い位置に位置している。同様に、第2界磁コイル51は、ロータ33に対して回転軸32の軸方向における他方側に位置しており、第1永久磁石36の磁気回路となる鉄芯とのギャップよりも第2永久磁石37の磁気回路となる鉄芯とのギャップがギャップ差L1の分だけ小さく設定されている。すなわち、第2永久磁石37の磁気回路となる鉄芯は、回転軸32の軸方向において第1永久磁石36の磁気回路となる鉄芯よりもギャップ差L1だけ第2界磁コイル51に近い位置に位置している。
第1界磁コイル41は、第1本体部42と第1コイル部43とを備えている。第1本体部42は、例えば金属などの磁性体からなり、回転軸32が挿通される第1挿通孔44を有する環状の形状を有している。第1本体部42は、回転軸32の軸方向において第1永久磁石36および第2永久磁石37に対向する位置に、ロータ33側に開口する第1溝部45を有している。また、第1本体部42は、第1溝部45によって形成される第1内側突部46と第1外側突部47とを有している。第1内側突部46は、ロータ33のうちで第1永久磁石36および第2永久磁石37よりも回転軸32の径方向における内側の部位に対向している。第1外側突部47は、ロータ33のうちで第1永久磁石36および第2永久磁石37よりも回転軸32の径方向における外側の部位に対向している。第1コイル部43は、回転軸32を周回するように巻き回されて第1本体部42の第1溝部45に配設された導線で構成される。第1コイル部43は、回転軸32の軸方向において第1永久磁石36および第2永久磁石37に対向する位置において、図2の紙面における手前側から奥側へ駆動電流が流れるように構成されている。第1界磁コイル41は、駆動電流の供給により、第1内側突部46を正極、第1外側突部47を負極とする磁界を形成する。第1界磁コイル41の形成する磁界は、第1界磁コイル41に対する磁気抵抗の小さい第1永久磁石36に作用して第1永久磁石36の形成する磁界の磁束密度を大きくする。
第2界磁コイル51は、第2本体部52と第2コイル部53とを備えている。第2本体部52は、例えば金属などの磁性体からなり、回転軸32が挿通される第2挿通孔54を有する環状の形状を有している。第2本体部52は、回転軸32の軸方向において第1永久磁石36および第2永久磁石37に対向する位置に、ロータ33側に開口する第2溝部55を有している。また、第2本体部52は、第2溝部55によって形成される第2内側突部56と第2外側突部57とを有している。第2内側突部56は、ロータ33のうちで第1永久磁石36および第2永久磁石37よりも回転軸32の径方向における内側の部位に対向している。第2外側突部57は、ロータ33のうちで第1永久磁石36および第2永久磁石37よりも回転軸32の径方向における外側の部位に対向している。第2コイル部53は、回転軸32を周回するように巻き回されて第2本体部52の第2溝部55に配設される導線であって、第1コイル部43を構成する導線に対して電気的に直列に接続された導線で構成される。すなわち、第1界磁コイル41と第2界磁コイル51とは電気的に直列に接続されている。第2コイル部53は、回転軸32の軸方向において第1永久磁石36および第2永久磁石37に対向する位置において、第1界磁コイル41と同じように図2の紙面における手前側から奥側へ駆動電流が流れるように構成されている。第2界磁コイル51は、駆動電流の供給により、第2内側突部56を負極、第2外側突部57を正極とする磁界を形成する。第2界磁コイル51の形成する磁界は、第2界磁コイル51に対する磁気抵抗の小さい第2永久磁石37に作用して第2永久磁石37の形成する磁界の磁束密度を大きくする。
図4に示すように、発電装置30は、回転機31のステータ35から出力された交流電流を整流器61にて直流電流に整流するとともにその直流電流を平滑コンデンサ62で平滑化したうえで出力回路63を通じてバッテリー17に供給する。また、発電装置30は、出力回路63から分岐する供給回路64を通じて、バッテリー17に供給する直流電流の一部を駆動電流として第1界磁コイル41および第2界磁コイル51に供給する。発電装置30は、第1界磁コイル41および第2界磁コイル51の駆動電流をPWM制御により制御する制御部である制御回路65を有している。制御回路65は、FVコンバーター66、基準電圧生成部67、増幅器68、搬送波生成部69、比較器70、スイッチング素子71とを備えている。制御回路65は、スイッチング素子71のオンオフを制御することで第1界磁コイル41の駆動電流および第2界磁コイル51の駆動電流を制御する。
ここで、図5を参照して廃熱回収システムにおける発電効率、および、永久磁石同期発電機の特性について説明する。
永久磁石同期発電機は、最大効率が得られる回転数よりも低回転領域では回転数が高いほど効率が高くなり、反対に、最大効率が得られる回転数よりも高回転領域では回転数が高いほど効率が低くなるという特性を有している。同様に、膨張機も、最大効率が得られる回転数よりも低回転領域では回転数が高いほど効率が高くなり、反対に、最大効率が得られる回転数よりも高回転領域では回転数が高いほど効率が低くなるという特性を有している。そして、廃熱回収システムには、これら永久磁石同期発電機の効率と膨張機の効率との合成効率が発電効率として与えられる。そのため、永久磁石同期発電機の回転数と廃熱回収システムの発電効率との関係の一例は、図5(a)のように示される。
図5(a)に示すように、廃熱回収システムでは、永久磁石同期発電機の回転数Nが最大効率回転数N1にあるときに最大発電効率η1が得られる。また、廃熱回収システムでは、最大効率回転数N1よりも低回転領域では回転数Nが高いほど発電効率ηが高くなり、最大効率回転数N1よりも高回転領域では回転数Nが高いほど発電効率ηが低下する。また、図5(b)に示すように、永久磁石同期発電機は、回転数Nが高くなるほど出力電圧Voutが高くなる特性を有している。そして、永久磁石同期発電機の回転軸には、その時々のバッテリー17の電圧であるバッテリー電圧Vbatが抵抗として作用する。そのため、永久磁石同期発電機は、バッテリー電圧Vbatが下限値である最小電圧Vminにあるときには最小回転数Nminで駆動され、バッテリー電圧Vbatが上限値である最大電圧Vmaxにあるときには最大回転数Nmaxで駆動される。すなわち、永久磁石同期発電機は、その時々のバッテリー電圧Vbatに応じて最小回転数Nminと最大回転数Nmaxとの間の回転数Nで回転軸32が回転するように駆動される。
上述した回転機31は、最大効率回転数N1における出力電圧Voutがバッテリー電圧Vbatの最小電圧Vminに設定された永久磁石同期発電機をベースとして設計されている。すなわち、回転機31は、第1界磁コイル41および第2界磁コイル51に駆動電流が供給されていない状態において、最大効率回転数N1における出力電圧Voutが最小電圧Vminに設定されている。そのため、回転機31においては、第1界磁コイル41および第2界磁コイル51の駆動電流を大きくすることにより、第1永久磁石36および第2永久磁石37が形成する磁界の磁束密度を大きくすること、すなわち各回転数Nにおける出力電圧Voutを大きくすることが可能である。制御回路65は、第1界磁コイル41の駆動電流および第2界磁コイル51の駆動電流を制御することにより最大効率回転数N1における出力電圧Voutを制御する回路である。
図6に示すように、制御回路65のFVコンバーター66は、ステータコイル34が出力する交流電流の周波数faに基づき、回転軸32の回転数Nに対応する電圧値Vfを有する回転数信号S1を生成し、その生成した回転数信号S1を増幅器68に出力する。
基準電圧生成部67は、定電圧電源であり、最大発電効率η1が得られる最大効率回転数N1を示す電圧値V1を有する基準信号S2を生成し、その生成した基準信号S2を増幅器68に出力する。
増幅器68は、回転数信号S1の電圧値Vfから基準信号S2の電圧値V1を減算した差分電圧値ΔVに増幅率αを乗じて増幅させた増幅信号S3を生成し、その生成した増幅信号S3を比較器70に出力する。
搬送波生成部69は、三角波や鋸波といった搬送波を生成する。搬送波生成部69は、三角波からなる三角波信号S4を生成し、その生成した三角波信号S4を比較器70に出力する。搬送波の周波数fcは、第1界磁コイル41および第2界磁コイル51の電気的時定数の逆数となる周波数よりも格段に大きな周波数、例えば5〜10倍以上の周波数である。こうした構成によれば、第1界磁コイル41および第2界磁コイル51に供給される駆動電流を高い精度で制御することができる。
比較器70は、増幅信号S3の示す差分電圧値ΔVと三角波信号S4におけるその時々の電圧値とを比較し、増幅信号S3の差分電圧値ΔVが三角波信号S4の電圧値よりも大きい部分をオン区間とする周波数の駆動信号S5を生成し、その生成した駆動信号S5をスイッチング素子71に出力する。
スイッチング素子71は、駆動信号S5の示す波形信号に基づくデューティ比Dで駆動されることにより、バッテリー17に供給される直流電流の一部を駆動電流として供給回路64を通じて第1界磁コイル41および第2界磁コイル51に供給する。
図7および図8を参照して、上述した発電装置30の作用について説明する。
図7に示すように、駆動信号S5に応じてスイッチング素子71が駆動されることにより、第1界磁コイル41および第2界磁コイル51に駆動電流が供給され、第1界磁コイル41および第2界磁コイル51が励磁される。第1界磁コイル41は第1永久磁石36の形成する磁界の磁束密度B1を大きくし、第2界磁コイル51は第2永久磁石37の形成する磁界の磁束密度B2を大きくする。そして、上述した駆動信号S5は、いま現在の回転数Nと最大効率回転数N1との差が大きいほどデューティ比Dが高くなる信号である。そのため、各ステータコイル34に作用する磁界の磁束密度Bは、回転数Nと最大効率回転数N1との差が大きいほど大きくなる。
図8に示すように、第1界磁コイル41および第2界磁コイル51に駆動電流が供給されることにより、各回転数Nにおける出力電圧Voutが高められる。これにより、例えば、バッテリー電圧Vbatが最大電圧Vmaxであったとしても、デューティ比Dがデューティ比D1に設定されて最大効率回転数N1における出力電圧Voutを最大電圧Vmaxに設定することが可能である。
上記実施形態の発電装置30によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1)発電装置30は、予め設定される設定回転数における出力電圧Voutを所望の電圧に制御することができる。その結果、発電装置30は、最大効率回転数N1における出力電圧Voutをバッテリー電圧Vbatに近づけることが可能であることから、回転機31をより高い発電効率ηのもとで駆動することができる。また、回転機31が最大効率回転数N1で駆動されやすくなることで回転軸32の過回転を抑えることもできる。
(2)制御回路65は、バッテリー電圧Vbatに応じて変化する回転軸32の回転数Nを取得し、その取得した回転数Nが最大効率回転数N1になるように第1界磁コイル41の駆動電流および第2界磁コイル51の駆動電流を制御する。こうした構成によれば、制御対象としている回転軸32の回転数Nに基づいて直接的に駆動電流が制御されることから、最大効率回転数N1により近い回転数Nで回転機31を駆動することができる。
(3)第1界磁コイル41および第2界磁コイル51には、バッテリー17に供給される直流電流の一部が供給回路64を通じて駆動電流として供給される。こうした構成によれば、第1界磁コイル41および第2界磁コイル51に対して駆動電流を供給する電源を別途用意する必要がないことから、発電装置30に関わる回路構成の簡素化を図ることができる。
(4)また、供給回路64において、第1界磁コイル41と第2界磁コイル51とが電気的に直列に接続されている。こうした構成によれば、第1界磁コイル41および第2界磁コイル51における駆動電流の大きさを等しくすることができる。これにより、発電装置30に関わる回路構成のさらなる簡素化を図ることができる。また、各界磁コイル41,51に駆動電流が供給されている場合に、第1永久磁石36の形成する磁界の磁束密度の大きさと第2永久磁石37の形成する磁界の磁束密度の大きさとの誤差を小さくすることができる。
(5)回転機31は、最大効率回転数N1における出力電圧Voutがバッテリー電圧Vbatの最小電圧Vminに設定された永久磁石同期発電機をベースとして構成されている。そのため、最大効率回転数N1における出力電圧Voutを制御するうえで、第1界磁コイル41および第2界磁コイル51に供給する駆動電流の向きを変更する必要がない。これにより、制御回路65の簡素化を図ることができる。
(6)回転軸32の軸方向におけるロータ33の両側面には、第1永久磁石36と第2永久磁石37との位置ずれに応じた段差38が形成されている。すなわち、回転機31においては、第1界磁コイル41と第2永久磁石37との間には、第1界磁コイル41と第1永久磁石36との間の空気層よりも厚い空気層が形成されている。また、第2界磁コイル51と第1永久磁石36との間には、第2界磁コイル51と第2永久磁石37との間の空気層よりも厚い空気層が形成されている。こうした構成によれば、第1界磁コイル41と第2永久磁石37との間の透磁率、および、第2界磁コイル51と第1永久磁石36との間の透磁率を簡単な構成のもとで小さくすることができる。
なお、上記実施形態は、以下のように適宜変更して実施することもできる。
・回転機31は、最大効率回転数N1における出力電圧Voutがバッテリー電圧Vbatの最大電圧Vmaxに設定された永久磁石同期発電機をベースとして構成されてもよい。こうした構成において、制御回路65は、第1界磁コイル41および第2界磁コイルに駆動電流を供給することによって最大効率回転数N1における出力電圧Voutを低くする。こうした構成であっても上記(1)〜(6)に記載された効果に準ずる効果を得ることができる。
・回転機31は、最大効率回転数N1における出力電圧Voutが滞在確率の最も高いバッテリー電圧Vbatに設定された永久磁石同期発電機をベースとして構成されてもよい。こうした構成において、制御回路65は、例えば図9に示すように、4つのスイッチング素子76A,76B,77A,77Bを用いたHブリッジ回路を含む回路構成とすることができる。
例えば、回転軸32の回転数Nが最大効率回転数N1よりも大きい場合には、スイッチング素子76Aがオン状態、かつ、スイッチング素子77A,77Bがオフ状態に維持された状態で、回転数Nと最大効率回転数N1との差分値(プラス値)が大きいほど高いデューティ比Dでスイッチング素子76Bが駆動される。これにより、第1界磁コイル41および第2界磁コイル51によって第1永久磁石36および第2永久磁石37の形成する磁界の磁束密度が大きくなり、各回転数Nにおける出力電圧Voutが高くなる。その結果、最大効率回転数N1における出力電圧Voutをバッテリー電圧Vbatに近づけることができる。
一方、例えば、回転軸32の回転数Nが最大効率回転数N1よりも小さい場合には、スイッチング素子76A,76Bがオフ状態、かつ、スイッチング素子77Aがオン状態に維持された状態で、回転数Nと最大効率回転数N1との差分値(マイナス値)が大きいほど高いデューティ比Dでスイッチング素子77Bが駆動される。このとき、回転軸32の回転数Nが最大効率回転数N1よりも大きい場合とは駆動電流の向きが反対になる。そのため、第1界磁コイル41および第2界磁コイル51によって第1永久磁石36および第2永久磁石37の形成する磁界の磁束密度が小さくなり、各回転数Nにおける出力電圧Voutが低くなる。これにより、最大効率回転数N1における出力電圧Voutをバッテリー電圧Vbatに近づけることができる。
すなわち、滞在確率の最も高いバッテリー電圧Vbatに最大効率回転数N1における出力電圧Voutが設定された永久磁石同期発電機をベースとして回転機31が構成されることにより、第1界磁コイル41および第2界磁コイル51の駆動にともなう消費電力を低減することができる。
・発電装置30は、第1界磁コイル41および第2界磁コイル51への駆動電流が例えばバッテリー17などから供給される構成であってもよい。
・制御回路65は、バッテリー電圧Vbatを取得し、その取得したバッテリー電圧Vbatに基づいて第1界磁コイル41および第2界磁コイル51の駆動電流を制御してもよい。すなわち、制御回路65は、ベースとなる永久磁石同期発電機の最大効率回転数N1における出力電圧Voutとバッテリー電圧Vbatとの差分電圧値に基づいて駆動電流を制御してもよい。
・制御部は、プロセッサ、メモリ、入力インターフェース、および、出力インターフェース等がバスを介して互いに接続されたマイクロコントローラーを中心に構成されてもよい。こうした構成の制御部は、例えば、入力インターフェースを介して取得する回転数Nを用いたフィードバック制御により駆動信号S5のデューティ比Dを設定することが可能である。すなわち、制御部は、入力インターフェースを介して取得した回転数Nから最大効率回転数N1を減算した偏差ΔNが0より大きいほどデューティ比Dを大きくする補正値を演算し、偏差ΔNが0より小さいほどデューティ比Dを小さくする補正値を演算する。そして制御部は、現在のデューティ比Dを前記補正値で補正した新たなデューティ比Dの駆動信号S5を生成し、その生成した駆動信号S5を出力インターフェースを介してスイッチング素子71に出力する。
・回転機31は、回転軸32、ロータ33、ステータ35、第1界磁コイル41、および、第2界磁コイル51を備えた電動機として機能することも可能である。電動機として機能する回転機31では、例えばインバータを介してステータコイル34に供給される電流の一部を第1界磁コイル41および第2界磁コイル51に供給して第1永久磁石36および第2永久磁石37の磁束密度を大きくすることにより、回転軸32のトルクを大きくすることができる。
・回転機31においては、第1永久磁石36の形成する磁界の磁束密度を制御するうえで、第1界磁コイル41と第2永久磁石37との間に透磁率の低いものが存在していればよい。そのため、第1界磁コイル41と第2永久磁石37との間には、空気層に代えて銅やアルミニウムなど透磁率の低い金属が配設されていてもよい。なお、第2界磁コイル51と第1永久磁石36との間についても同様である。
・第1界磁コイル41と第2界磁コイル51とにおいては、駆動電流の向きが同じ方向に設定されていればよい。そのため、第1界磁コイル41と第2界磁コイル51とが直列に接続されていなくともよい。例えば、第1コイル部43と第2コイル部53とが供給回路64に対して並列に接続され、第1コイル部43における駆動電流と第2コイル部53における駆動電流とが制御部によって各別に制御されてもよい。
・回転機31は、永久磁石同期発電機をベースに構成されていればよく、各永久磁石がロータ33の外周面に固定されたSPM(Surface Permanent Magnet)構造の永久磁石同期発電機をベースに構成されてもよい。また、回転機31の極数も、4に限らず、例えば6や12であってもよい。
・発電装置30が適用される廃熱回収システム20において、エンジン10は、ディーゼルエンジンであってもよいし、ガソリンエンジンであってもよいし、ガスエンジンであってもよい。
10…エンジン、11…排気通路、12…排気浄化装置、13…タービン、14…吸気通路、15…コンプレッサー、16…ターボチャージャー、17…バッテリー、20…廃熱回収システム、21…循環回路、22…ポンプ、23…開閉弁、24…蒸発器、25…膨張機、26…出力軸、27…凝縮器、30…発電装置、31…回転機、32…回転軸、33…ロータ、34…ステータコイル、35…ステータ、36…第1永久磁石、37…第2永久磁石、38…段差、41…第1界磁コイル、42…第1本体部、43…第1コイル部、44…第1挿通孔、45…第1溝部、46…第1内側突部、47…第1外側突部、51…第2界磁コイル、52…第2本体部、53…第2コイル部、54…第2挿通孔、55…第2溝部、56…第2内側突部、57…第2外側突部、61…整流器、62…平滑コンデンサ、63…出力回路、64…供給回路、65…制御回路、66…FVコンバーター、67…基準電圧生成部、68…増幅器、69…搬送波生成部、70…比較器、71,76A,76B,77A,77B…スイッチング素子。

Claims (5)

  1. エンジンの廃熱を利用してバッテリーに供給する電力を発電する発電装置であって、
    回転軸の回転方向に第1永久磁石と第2永久磁石とが交互に配設されたロータと、
    複数のステータコイルを有して前記ロータの外周部を取り囲むステータと、
    前記回転軸の軸方向の一方から前記第1永久磁石と前記第2永久磁石とに対向し、前記回転軸周りに駆動電流が流れる第1界磁コイルと、
    前記回転軸の軸方向の他方から前記第1永久磁石と前記第2永久磁石とに対向し、前記回転軸周りに前記第1界磁コイルと同じ方向に駆動電流が流れる第2界磁コイルと、
    最大効率回転数における出力電圧がバッテリー電圧となるように前記第1界磁コイルの駆動電流および前記第2界磁コイルの駆動電流を制御する制御部と、を備え、
    前記第1永久磁石は、前記ステータに向けて正極が設定されているとともに前記第2界磁コイルよりも前記第1界磁コイルとのギャップが狭く、
    前記第2永久磁石は、前記ステータに向けて負極が設定されているとともに前記第1界磁コイルよりも前記第2界磁コイルとのギャップが狭い
    発電装置。
  2. 前記制御部は、
    前記回転軸の回転数を取得し、
    前記取得した回転数が前記最大効率回転数よりも大きいときには前記最大効率回転数における出力電圧が大きくなるように前記第1界磁コイルの駆動電流と前記第2界磁コイルの駆動電流とを制御し、
    前記取得した回転数が前記最大効率回転数よりも小さいときには前記最大効率回転数における出力電圧が小さくなるように前記第1界磁コイルの駆動電流と前記第2界磁コイルの駆動電流とを制御する
    請求項1に記載の発電装置。
  3. 前記発電装置は、発電した電力の一部を前記第1界磁コイルおよび前記第2界磁コイルに供給する供給回路を備える
    請求項1または2に記載の発電装置。
  4. 前記第1界磁コイルと前記第2界磁コイルとが電気的に直列に接続されている
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の発電装置。
  5. 前記第1界磁コイルおよび前記第2界磁コイルに駆動電流が供給されていない状態において、前記最大効率回転数における出力電圧が前記バッテリー電圧の下限値あるいは上限値に設定されている
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の発電装置。
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