JP6737715B2 - 復熱の方法、システム、及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、復熱の方法、システム、及び装置に関する。
米国政府のライセンス権
本発明は、米国科学財団によって与えられた契約1533939での米国政府支援にて行われた。米政府は、本発明の一定の権利を有する。
異種材料間の熱伝達は、様々な方法で実施可能である。例えば、1つ以上の流体同士の間で熱を伝達する場合は、熱交換器が利用されてよい。熱交換器は、暖房、冷却、空調などの広範な技術において利用可能である。例えば、復熱装置は、系の内側の熱伝達を促進して効率を高めることが可能な、特殊なタイプの熱交換器を実現することが可能である。
熱をあちこちに移動させることは、熱交換器などの幾つかの技術によって可能であると考えられるが、熱を復熱する新しいツール及び技術が一般的に必要であると考えられる。
本発明は、背景技術の課題を解決するためのものである。
復熱の方法、システム、及び装置が提供される。例えば、熱を復熱する方法が提供される。本方法は、固体を収容しているタンクの少なくとも一部分に第1の流体を導入するステップ、第1の流体が、タンク内に収容されている固体の少なくとも周囲又は中を通る際に、固体と第1の流体との間で熱を交換させるステップ、固体を収容しているタンクのその少なくとも一部分から、加熱された第1の流体を抽出するステップ、及び/又は、第2の流体と熱的に結合されている熱交換器に対して、加熱された第1の流体を通過させるステップを含んでよい。加熱された第1の流体は、熱交換器を通過する際に冷却されてよく、固体と第2の流体との間で熱が復熱されてよい。
本方法は、熱交換器を通過した後の冷却された第1の流体を、タンクに通して再循環させるステップを含んでよい。本方法は、第1の流体が固体の少なくとも周囲又は中を通った後に、固体の少なくとも一部を、タンクの下部の中を通るように動かすステップを含んでよい。固体のその少なくとも一部を、タンクの下部の中を通るように動かすステップは、重力を利用してよい。本方法は、固体のその少なくとも一部を、タンクの下部の中を通るように動かした後に、固体のその一部を凝固点抑制剤と組み合わせて、第2の流体を生成するステップを含んでよい。
本方法の実施例によっては、固体を収容しているタンクに第1の流体を導入するステップは、1つ以上の、垂直方向を向いた注入器を利用することを含む。本方法は更に、場合によっては、少なくともポンプ、コンプレッサ、又はブロワを利用して、少なくとも、導入するステップ、又は抽出するステップを促進することを含んでよい。
本方法の実施例によっては、固体を収容しているタンクに第1の流体を導入するステップは、熱交換器を利用して、第1の流体に対する浮力を発生させることを含む。本方法は更に、タンク内で1つ以上の間仕切りを利用して、固体を熱交換器から分離することを含んでよい。
本方法の実施例によっては、第1の流体は不活性流体を含む。不活性流体は、少なくとも不活性液体又は不活性気体を含んでよい。不活性流体は、場合によっては、少なくとも、水、合成油、天然油、空気、窒素、アルゴン、及び/又は二酸化炭素などを含んでよい。固体は、一般に、相転移材料を含んでよい。例えば、第1の流体は空気を含んでよく、固体は氷を含んでよい。第2の流体は、凝固点抑制剤と相転移材料との組み合わせの少なくとも一部を含んでよい。
熱を復熱するシステムが提供される。本システムは、固体を保持するように構成されたタンク、第1の流体が固体の少なくとも周囲又は中を通って固体と熱を交換するように、固体を保持するように構成されたタンクの少なくとも一部分に第1の流体を導入することを促進するように構成された第1の流体導入器、及び/又は、熱交換器であって、加熱された第1の流体が、熱交換器を通過する際に冷却されるように、タンクと結合するように、且つ/又は、固体と第2の流体との間で熱が復熱されるように、第2の流体と熱的に結合するように構成された熱交換器を含んでよい。
少なくとも、第1の流体が固体の少なくとも周囲又は中を通るとき、又は通った後に、固体の少なくとも一部がタンクの下部の中を通って動くように、流体導入器がタンクと結合するように構成されてよい。流体導入器は更に、固体のその少なくとも一部が、重力を利用して、タンクの下部の中を通って動くように、構成されてよい。システムの実施例によっては、流体導入器は、1つ以上の垂直方向注入器を含む。本システムは、少なくとも、流体導入器と結合されたポンプ、コンプレッサ、又はブロワを含んでよく、これらは、第1の流体がタンクの少なくとも一部分の中を動くことを促進することが可能である。
本システムの実施例によっては、熱交換器は、第1の流体に対して浮力を発生させるように、タンクに対して配置されてよい。流体導入器は、場合によっては、固体を熱交換器から分離するように構成された1つ以上の間仕切りを含んでよい。
本システムの実施例によっては、第1の流体は不活性流体を含む。不活性流体は、少なくとも不活性液体又は不活性気体を含んでよい。不活性流体は、場合によっては、少なくとも、水、合成油、天然油、空気、窒素、アルゴン、及び/又は二酸化炭素などを含んでよい。固体は、相転移材料を含んでよい。実施例によっては、例えば、第1の流体は空気を含んでよく、固体は氷を含んでよい。本システムの実施例によっては、第2の流体は、凝固点抑制剤と相転移材料との組み合わせの少なくとも一部を含む。
本システムの実施例によっては、タンクは更に、固体の少なくとも一部を、タンクの下部の中を通るように動かした後、固体のその少なくとも一部を凝固点抑制剤と組み合わせるように構成されてよい。第2の流体は、場合によっては、凝固点抑制剤と相転移材料との組み合わせから取得されてよい。
熱を復熱する装置が提供される。本装置は、第1の流体が固体の少なくとも周囲又は中を通って固体と熱を交換するように、固体を保持するように構成されたタンクに第1の流体を導入する手段、及び/又は、第2の流体を利用して、加熱された流体を冷却する手段であって、固体と第2の流体との間で熱が復熱される、手段を含んでよい。
上述の内容は、後述する詳細説明がよりよく理解されるように、本開示による実施例の特徴及び技術的利点をやや大まかに概説したものである。以下では、更なる特徴及び利点についても説明する。開示された概念例及び具体例は、本開示の同じ目的を達成する為の構造修正又は別の構造設計のベースとして容易に利用可能である。そのような等価な構造は、添付の特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱するものではない。以下の説明を添付図面と併せて精査することにより、構成及び動作方法の両方に関して、本明細書に開示の概念に固有であると考えられる特徴が、関連する利点とともに、よりよく理解されるであろう。各図面は、特許請求の範囲の限界を定義するものとしてではなく、例示及び説明のみを目的として与えられている。
以下の図面を参照することにより、様々な実施例の性質及び利点についての更なる理解が得られるであろう。複数の添付図面において、類似の構成要素又は特徴は同じ参照ラベルを有してよい。更に、その参照ラベルの後にダッシュと、類似の構成要素同士を区別する第2のラベルとを付けることにより、同じタイプのそれぞれ異なる構成要素同士が区別されてよい。明細書中で第1の参照ラベルだけが使用される場合、その説明は、第2の参照ラベルに無関係に、同じ第1の参照ラベルを有する類似の構成要素のいずれにも当てはまる。
様々な実施形態による、復熱用のシステムを示す図である。 様々な実施形態による、復熱用のシステムを示す図である。 様々な実施形態による、復熱用のシステムを示す図である。 様々な実施形態による、復熱用のシステムの切欠図を示す図である。 様々な実施形態による、復熱用のシステムの切欠図を示す図である。 様々な実施形態による、復熱用のシステムの切欠図を示す図である。 様々な実施形態による、復熱用のシステムを示す図である。 様々な実施形態による、復熱用のシステムの切欠図を示す図である。 様々な実施形態による、復熱用のシステムの切欠図を示す図である。 様々な実施形態による、復熱用のシステムを示す図である。 様々な実施形態による、復熱用のシステムを示す図である。 様々な実施形態による、復熱用のシステムを示す図である。 様々な実施形態による、復熱の方法を示す図である。 様々な実施形態による、復熱の方法を示す図である。 様々な実施形態による、復熱の方法を示す図である。
本明細書は、実施例を提供するものであり、本開示の範囲、利用可能性、又は構成を限定することを意図されていない。むしろ、以下の記述は、本開示の実施形態を実施できるようにする説明を当業者に提供するものである。各要素の機能及び配置は、様々に変更されてよい。
従って、様々な実施形態において、様々な手順又は構成要素が適宜省略、置換、又は追加されてよい。例えば、本方法は、記載された順序と異なる順序で実施されてよいこと、並びに、様々な段階が追加、省略、又は結合されてよいことを理解されたい。又、特定の実施形態に関して記載された態様及び要素が、他の様々な実施形態において組み合わされてよい。同様に当然のことながら、以下のシステム、方法、及び装置は、単独で、又は集合体として、より大きなシステムの構成要素であってよく、それらの適用より他の手順が優先されてもよく、そうでなくとも、それらの適用が他の手順によって変更されてもよい。
熱を復熱する為のツール及び手法が提供される。固体と流体との間で熱を復熱することが可能である。例えば、冷たい流体から温かい固体充填層へと熱を復熱することが可能である。本方法、システム、及び/又は装置は、2つ以上の熱伝達過程を用いて動作することが可能であり、これらの過程は、例えば、不活性中間流体によって熱的に結合されてよい。場合によっては不活性中間流体を使用することにより、熱交換器の固体側での直接接触熱伝達過程を同時に可能にしながら、2つの反応材料の間で熱を伝達することが可能であってよい。この2つの反応材料は、固体材料と別の流体材料とを含んでよく、別の流体材料は、場合によっては、第2の流体と称されてよい。
場合によっては、本方法、システム、及び/又は装置により、反応材料のうちの1つ以上が固体であることを可能にしながら、反応材料同士を熱的に結合させることが可能であってよい。この動作は、従来の間接熱交換器では不十分な場合がある。場合によっては、不活性流体を使用することにより、機器サイズを小さくすることができ、且つ、システムの固体側での熱伝達をよくすることができる。本方法、システム、及び/又は装置により、2つの材料の一方又は両方がランダム充填層内の固体であって、従来の熱交換器では熱的に接触することが容易でない場合に、それら2つの材料の間で熱を伝達することが可能であってよい。
実施例によっては、不活性流体によって結合可能な複数の熱交換器(例えば、2つの熱交換態様)が利用されてよい。熱は、まず、システムの、固体である側で開始されてよい。熱は、例えば、不活性流体を循環させることによって、この固体から抽出されてよい。この流体は、特に、固体と反応する可能性がないように選択されてよい。熱は、第2の熱交換器によって不活性流体から抽出されてよく、例えば、液体、気体、又は第2の固体であってよい第2の材料に移されてよい。
不要な材料間反応を発生させることなく、より高度の熱伝達を達成しうる流体(例えば、不活性流体)を使用することに加えて、本方法、システム、及び/又は装置は、固体材料が重力によって装置及び/又はシステム内を動き、他の形態の伝達を全く伴わないように設計されてよい。これは、場合によっては、垂直方向に向けられた熱交換器面又は注入器を通して達成可能であり、固体は落下可能にされてよく、不活性流体は重力と反対の方向に流れてよい。
垂直方向中心の設計を用いることは、場合によっては、タンクの最上部からつるされる流体注入器の形態をとってよく、垂直方向注入器がタンクの側面に組み込まれてよく、且つ/又は、垂直方向の熱交換器面が、例えば、タンクに直接組み込まれてよいが、他の設計が用いられてもよい。
ここで図1Aを参照すると、様々な実施形態による、熱を復熱するシステム100−aが与えられている。システム100−aは、固体101を保持するように構成されたタンク102を含んでよい。システム100−aは、流体導入器112を含んでよく、流体導入器112は、第1の流体105が固体101の少なくとも周囲又は中を通って固体101と熱を交換するように、固体101を保持するように構成されたタンク102の少なくとも一部分に第1の流体105を導入することを促進するように構成されてよい。システム100−aは、熱交換器104を含んでよく、熱交換器104は、加熱された第1の流体105が熱交換器104を通過する際に冷却されることが可能であるように、タンク102と結合するように構成されてよい。熱交換器104は、第2の流体103と熱的に結合するように構成されてもよく、固体101と第2の流体103との間で熱が復熱されてよい。
少なくとも、第1の流体105が固体101の少なくとも周囲又は中を通るとき、又は通った後に、固体101の少なくとも一部がタンク102の下部の中を通って動くように、流体導入器112がタンク102と結合するように構成されてよい。流体導入器112は更に、固体101のその少なくとも一部が、重力を利用して、タンク102の下部の中を通って動くように、構成されてよい。場合によっては、流体導入器112は、1つ以上の垂直方向注入器を含んでよい。システム100−aは、第1の流体105がタンク102の少なくとも一部分の中を動くことを促進する為に、少なくとも、流体導入器112と結合されたポンプ、コンプレッサ、又はブロワを含んでよい。
場合によっては、熱交換器104は、第1の流体105に対して浮力を発生させるように、タンク102に対して配置されてよい。流体導入器112は、場合によっては、固体101を熱交換器104から分離するように構成された1つ以上の間仕切りを含んでよい。
場合によっては、第1の流体105は、不活性流体を含んでよい。不活性流体は、少なくとも不活性液体又は不活性気体を含んでよい。不活性流体は、場合によっては、少なくとも、水、合成油、天然油、空気、窒素、アルゴン、及び/又は二酸化炭素などを含んでよい。
場合によっては、固体101は、相転移材料を含んでよい。例えば、固体101は、氷を相転移材料として含んでよい。固体101は、全体が固体であるか、一部が固体であってよい。固体101は、場合によっては、貯蔵材料と見なされてもよい。貯蔵材料という用語は、何かを貯蔵していることが可能な材料を包含してよく、例えば、何かを加熱するポテンシャル、又は何かを冷却するポテンシャルを貯蔵していることが可能な材料を包含してよい。固体101は、限定ではなく、水、有機材料、イオン液体、無機材料、又はDMSOの全体又は一部が固体である形態であってよい。実施例によっては、第1の流体105は空気を含んでよく、固体101は氷を含んでよい。第2の流体103は、凝固点抑制剤と相転移材料との組み合わせの少なくとも一部を含んでよく、第2の流体103は、例えば、水、アルコール、溶媒和塩、揮発性有機化合物、イオン液体、アミン、CO、無機液体、DMSO、及び/又は混和性材料の混合物などを含んでよい。実施例によっては、タンク102は更に、固体101の少なくとも一部を、タンク102の下部の中を通るように動かした後、固体101のその少なくとも一部を凝固点抑制剤と組み合わせて第2の流体103を生成するように構成されてよい。固体101のその少なくとも一部を凝固点抑制剤と組み合わせることにより、固体101を融解させることが可能である。固体101を、タンク102の下部の中を通るように動かすことは、限定ではないが、固体101をタンク102の下部の中へ動かすこと、又は、固体101をタンク102の下部から出すことを含んでよい。場合によっては、固体101は、融解してから、タンク102の下部から出てよい。タンク102の下部は、タンク102の、固体101を収容できる部分に第1の流体105が導入され始めることが可能な点より下のタンク部分を含んでよい。実施例によっては、タンク102の下部は、少なくとも、タンク102の底から1パーセント、底から5パーセント、又は底から10パーセントなどであってよい。場合によっては、タンク102の下部は、少なくとも、タンク102の下半分、又は下から4分の1の部分などであってよい。
システム100−aの態様は、第1の流体105が固体101の少なくとも周囲又は中を通って固体101と熱を交換するように、固体101を保持するように構成されたタンク102に第1の流体105を導入する手段を提供することが可能である。例えば、流体導入器112がこの手段を提供してよい。システム100−aは、加熱された第1の流体105を、第2の流体103を利用して冷却する手段を提供することが可能であり、固体101と第2の流体103との間で熱が復熱される。例えば、熱交換器104がこの手段を提供してよい。
図1Bは、様々な実施形態による、熱を復熱するシステム100−bを示す。システム100−bは、図1Aのシステム100−aの一例であってよい。システム100−bはタンク102−aを含んでよく、タンク102−aは、固体充填層101−aを保持する役割であってよい。タンク102−aから、流体105−aを介して熱106が抽出されてよく、流体105−aは、例えば、循環する不活性流体であってよい。流体105−aは、第1の流体と称されてよい。熱106は、熱交換器104−aによって抽出されてよく、それにより、流体105−aは連続的に循環することが可能である。この熱的接続により、固体と流体との熱交換器が形成されてよく、そこでは、温かい固体107が、システム100−b及び/又はタンク102−aに入り、冷えた固体108として出てよい(且つ/又は、結果として、冷えた固体108になってよい)。冷たい流体109が、システム100−b及び/又は熱交換器104−aに入り、温まった流体110として出てよい。冷たい流体109は、場合によっては、第2の流体(例えば、図1Aの第2の流体103)と称されてよい。
あくまで例であるが、空気を第1の流体として、且つ、氷を固体として使用できるシステムでは、タンクに入る固体の温度は0℃前後であってよく、タンクに入る第1の流体の温度は−30℃であってよい。熱的相互作用が行われた後、第1の流体は−10℃前後でタンクを出てよく、固体は−20℃前後でタンクを出てよい。他の温度及び範囲が用いられてもよい。
場合によっては、タンク102−a内の固体101−aは、可動部品なしで、重力によって流れてよい。これが可能になりうるのは、例えば、固体101−aが、ある設定されたレートでタンク102−aの底部から除去されることが可能であるか、タンク102−aの底部での化学的又は熱的過程において消費されて、その過程の生成物として除去されることが可能である為である。
場合によっては、流体105−aは、固体101−aと相互作用しない任意の流体であってよい。この流体は、一般に、不活性流体を含んでよい。例えば、不活性流体は、液体(例えば、水、合成油、天然油)、又は他の材料、又は気体(例えば、空気、窒素、アルゴン、二酸化炭素)などを含んでよいが、これらはあくまで例である。一例では、不活性流体105−aは空気を含んでよく、固体101−aは氷を含んでよい。
場合によっては、冷えた固体108は、凝固点抑制剤と組み合わされてよく(117)、これによって、冷たい流体109が生成されてよく、その後、熱交換器104−aに対して利用されてよい。凝固点抑制剤は、タンク102aの1つ以上の入口ポートから加えられてよい。凝固点抑制剤と固体とを組み合わせることは、固体の上、又は周囲、又は中を通る凝固点抑制剤の流れを引き起こすことによって達成可能であり、これは、例えば、タンク102−aの異なる面又は向かい合う面に1つ以上の入口と1つ以上の出口とを配置すること、及び/又は、流路を強制的に作り出すタンク形状を導入することにより、達成可能である。組み合わせることは又、場合によっては、機械式で達成可能である。固体108のその少なくとも一部を凝固点抑制剤と組み合わせることにより、固体108を融解させることが可能である。場合によっては、この混合は、タンク102−aの底部内で行われてよいが、場合によっては、この混合は、冷えた固体108がタンク102−aの底部から離れてから行われてよい。両方の場合とも、冷えた固体108の少なくとも一部がタンク102−aの下部の中を通って動く場合であると見なされてよい。凝固点抑制剤は、固体の凝固点を化学的に抑えることが可能な純粋材料または混合材料であってよい。このような材料は、水、アンモニア、塩、無塩可溶固体、有機液体、無機液体、混和性材料の混合物、及び/又は、混和性材料の、界面活性剤によって安定化された混合物などを含んでよく、これらに限定されない。
図2のシステム200は、様々な実施形態による、熱を復熱するシステムの一例を示す。システム200は、図1Aのシステム100−a及び/又は図1Bのシステム100−bの一例であってよい。システム200では、流体105−bが、タンク102−b内の固体101−bの中を通って流れてよい。流体105−bは、第1の流体と称されてよい。流体105−bは、場合によっては、不活性流体を含んでよい。この流れは、例えば、ポンプ、コンプレッサ、又はブロワ181によって流体105−b内に引き起こされてよく、タンク102−bの外部にあってよい熱交換器104−bの中を通って流れてよい。流体105−bは、ヘッダシステム114の中を通って流れてよく、ヘッダシステム114は、垂直方向注入器112−aを使用することでタンク102−b内の固体101−bが身動きが取れなくなることがないように設計されてよく、垂直方向注入器112−aは、場合によっては、単独で、又はヘッダシステム114との組み合わせで、流体導入器と見なされてよい。流体105−bは、タンク102−bの底部又は下部113の近くに注入されてよく、固体充填層101−bの中を通って流れて、固体101−bと熱を交換してよい。固体101−bは、タンクから離れてよく(参照符号108−aを参照)、或いは、タンク102−bの底部に向かって動いてよく、固体101−bの温度は、注入された流体105−bの温度に近くなってよい。タンク102−bから出る流体105−bは、最上部から取り出されてよく、固体101−bがタンク102−bに入った際の固体101−bの温度に近い温度であってよい。流体105−aが外部熱交換器104−b内で冷却されてよい場合、外部熱交換器104−bは、第2の液体を、冷たい温度109−aから温まった温度110−aまで温めることが可能である。
場合によっては、冷たい温度109−aの第2の流体は、タンク102−aから出るか、タンク102−bの底部の中へ動く、固体101−bの少なくとも一部を、凝固点抑制剤と組み合わせること(117−a)により、生成されてよく、両例とも、固体101−bの少なくとも一部を、タンク102−bの下部の中を通るように動かすことであると見なされてよい。タンク102−bは、第2の流体をタンク102−bから運び出すことが可能な1つ以上の出口を含んでよい。構成によっては、固体101−bのその少なくとも一部が、凝固点抑制剤と組み合わされて、熱交換器104−bに対して使用される第2の流体が形成されるように、固体101−bのその少なくとも一部が、その1つ以上の出口を通ってタンク102−bから出てよい。固体101−bのその少なくとも一部を凝固点抑制剤と組み合わせることにより、固体101−bを融解させることが可能である。場合によっては、固体101−bのその少なくとも一部が凝固点抑制剤と組み合わされて、タンク102−bの底部で第2の流体が生成されたときに、第2の流体をタンク102−bから熱交換器104−bへ運ぶ為に、その1つ以上の出口ポートが利用されてよい。第2の流体を熱交換器104−bへ運ぶことを支援する為に、ブロワ、コンプレッサ、又はポンプ191が利用されてよい。場合によっては、出口は、タンクの底面を貫通する開口を含んでよい。
次に図3Aを参照すると、システム300−aは、様々な実施形態による、復熱用のタンク構成を提供する。システム300−aは、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、及び/又は図2のシステム200の態様を与えるものであってよい。この例では、タンク及び流体導入器が設けられており、これらは、タンク102−c内で所望の高さに達してから第1の流体105−cを注入することが可能な垂直方向注入器112−bを有する、吊り下げられたマニホールド114−a(これもヘッダと見なされてよい)を利用してよい。例えば、より効率的な逆流熱交換を達成する為には、タンク内に第1の流体を低く注入することが望ましいであろう。この例では4本の垂直方向注入器112−bが示されているが、他の実施形態では、これより多いか少ない注入器が含まれてもよい。このマニホールド114−aは、不活性流体入口ポート116及び/又は出口ポート115が組み込まれたタンク102−cの内部に設置されてよい。垂直方向注入器112−bは、場合によっては、単独で、又は吊り下げられたマニホールド114−aとの組み合わせで、流体導入器と見なされてよい。
次に図3Bを参照すると、システム300−bは、様々な実施形態による復熱を提供する。システム300−bは、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図2のシステム200、及び/又は図3Aのシステム300−aの態様を与えるものであってよい。システム300−bは、図3Aにも示されているタンク及び流体導入器の構成を利用してよく、その構成では、タンク及び流体導入器が設けられており、これらは、タンク102−c内で所望の高さに達してから第1の流体105−cを注入することが可能な垂直方向注入器112−bを有する、吊り下げられたマニホールド114−a(これもヘッダと見なされてよい)を利用してよい。例えば、より効率的な逆流熱交換を達成する為には、タンク内に第1の流体を低く注入することが望ましいであろう。この例では、図3Aのシステム300−aについても上述されたように、4本の垂直方向注入器112−bが示されているが、他の実施形態では、これより多いか少ない注入器が含まれてもよい。このマニホールド114−aは、不活性流体入口ポート116及び/又は出口ポート115が組み込まれたタンク102−cの内部に設置されてよい。垂直方向注入器112−bは、場合によっては、単独で、又は吊り下げられたマニホールド114−aとの組み合わせで、流体導入器と見なされてよい。
更に、システム300−bは、1つ以上の出口ポート151を含んでよく、出口ポート151は、第2の流体の一部をタンク102−cの底部から出すために利用されてよい。更に、システム300−bは、1つ以上の入口ポート171を含んでよく、入口ポート171は、凝固点抑制剤をタンク102−cの底部に注入することを促進する為に利用されてよい。凝固点抑制剤を1つ以上の入口ポート171に送達することを促進する為に、1つ以上のパイプ172が使用されてよい。凝固点抑制剤と固体とを、例えば機械式混合又は流体混合により、組み合わせることにより、融解が引き起こされ、第2の流体が生成されてよい。第2の流体を熱交換器104−fへ運ぶことを支援する為に、ブロワ、コンプレッサ、又はポンプ191−a(この例ではポンプとして示されている)が利用されてよい。この例では、熱交換器104−fは直交流熱交換器であってよいが、他のタイプの熱交換器が利用されてもよい。第1の流体を、熱交換器104−fを通るように運ぶことを支援する為に、ポンプ、コンプレッサ、又はブロワ181−a(この例ではブロワとして示されている)が利用されてよく、熱交換器104−fでは、第1の流体が冷却されてよく、同時に、第2の流体が加熱されてよい。ブロワ181−aは、場合によっては、第1の流体がタンク102−cの中を通って動くことを促進することも支援してよい。その後、第1の流体を、入力ポート116から導入することにより、タンク102−c内を再循環させてよい。
図4は、様々な実施形態による、復熱用のタンク構成を含む別のシステム400を示す。システム400は、例えば、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、及び/又は図2のシステム200の態様の一例を与えるものであってよい。システム400は、1つ以上の垂直方向注入器112−cを含んでよく、垂直方向注入器112−cは、マニホールド114−bによってフィードされてよく、タンク102−dの注入高さ126まで下りてきてよい。これらの形体は、タンク102−dと一体化されてよい。タンク102−dは又、流体入口ポート116−a及び/又は出口ポート115−aがタンク102−dと一体化されていてもよい。垂直方向注入器112−cは、場合によっては、単独で、又は吊り下げられたマニホールド114−bとの組み合わせで、流体導入器と見なされてよい。
図5は、様々な実施形態による、復熱用の別のシステム500を示す。システム500は、例えば、図1Aのシステム100−a、及び/又は図1Bのシステム100−bの態様の一例を与えるものであってよい。この例では、第1の流体105−dは、タンク102−e内の固体101−cの周囲及び/又は中を自然に流れてよい。流体105−dは、不活性流体を含んでよい。流体の流れは、熱交換器104−c内で発生した浮力によって、流体105−d内に引き起こされてよく、熱交換器104−cは、タンク102−eと一体化されていてよく、熱交換器104−cは、場合によっては、自然対流要素128を含んでよい。冷たい流体109−b(これは第2の流体と称されてよい)が、上方に流れることによって第1の流体105−dを冷却してよく、温まった流体110−bとして、高くなった温度で出てよい。場合によっては、冷たい流体109−bは、タンク102−cから出るか、タンク102−cの底部の中へ動く、固体101−cの少なくとも一部を、凝固点抑制剤と組み合わせるか混合すること(117−b)により、生成されてよく、両例とも、固体101−cの少なくとも一部を、タンク102−eの下部の中を通るように動かすことであると見なされてよい。固体101−cのその少なくとも一部を凝固点抑制剤と混合すること(117−b)の結果として、固体101−cが融解することが可能であり、その結果として、第2の流体、例えば、冷たい流体109−bが生成されてよい。第2の流体109−bを、熱交換器104−cの中を通して運ぶことを支援する為に、ブロワ、コンプレッサ、又はポンプ191−bが利用されてよい。
システム500が垂直方向を向いていることで、固体101−cが温まった温度で入り(107)冷えた温度で出る(108−b)充填層における流体105−dの流れ113−aが引き起こされることが可能である。タンク102−eの2つのセクションは、間仕切り127によって分離されてよく、これにより、両方の浮揚過程を混ぜることなく実施することが可能であってよい。間仕切り127は、場合によっては、単独で、又は自然対流要素128との組み合わせで、流体導入器と見なされてよい。
図6Aのシステム600−aは、様々な実施形態による、復熱用の別のシステムを示す。システム600−aは、例えば、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、及び/又は図5のシステム500の態様を与えるものであってよい。システム600−aは、タンク102−fを含んでよく、タンク102−fは、一体化された流体入口ポート161及び/又は出口ポート151−aを含んでよい。内部間仕切り127−aが、充填された固体と自然対流要素128−aとを分離してよい。自然対流要素128−aは、図6Aに示されるような波形又はジグザグ型などの、表面積を増やす構成であってよいが、表面積を増やす為の他の構成が利用されてもよい。自然対流要素128−aは、要素128−aのタンク側にある第2の流体と、要素128−aの間仕切り側にある第1の流体(例えば、場合によっては、不活性流体)とを分離することが可能であり、これによって、その流体同士は、タンク102−fの実質的な長さ、例えば、タンク102−fの全長にわたって、熱だけを交換することが可能である。実際には、システム600−aは、第1の流体からタンク102−fにかけて、半径方向に複数の層として構成されてよく、これらの層は、第1の流体、自然対流要素128−a、第2の流体、及びタンク壁(又は、図6Bに示されている面131)を含んでよい。自然対流要素128−a及び間仕切り127−aは、場合によっては、単独で、又は組み合わせで、流体導入器と見なされてよい。切り離して図示すると、図6Bに示されるシステム600−bにおいて、自然対流要素128−aは、表面積を増やされて、間仕切り127−aとタンク壁との間に嵌まり込むことが可能な薄い壁と見なされてよい。第1の流体が抽出可能なように、ヘッダ130がタンク102−fと一体化されていてよい。間仕切り127−aの穴又は開口131により、第1の流体(例えば、場合によっては、不活性流体)が自然循環することが可能であってよい。タンク102−fは、一体化された流体入口ポート161及び/又は出口ポート151−aを含んでよく、これにより、第2の流体が、タンクの外側部分を通って流れて、自然対流要素128−aの中を通る第1の流体と熱を交換することが可能であってよい。場合によっては、入口ポート161と出口ポート151−aとの間の第2の流体を引き出すことを支援する為に、ブロワ、コンプレッサ、又はポンプ(図示せず)が利用されてよい。ヘッダ130、間仕切り127−a、及び/又は対流要素128−aは、場合によっては、単独で、又は組み合わせで、流体導入器と見なされてよい。システム600−bは、例えば、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図5のシステム500、及び/又は図6Aのシステム600−aの態様の一例を与えるものであってよい。
次に図7を参照すると、様々な実施形態による、復熱用として構成されたシステム700が与えられている。システム700は、例えば、図1Aのシステム100−a及び/又は図1Bのシステム100−bに関して説明された態様を大まかに含むものであってよい。システム700は、図2のシステム200、図3Aのシステム300−a、図3Bのシステム300−b、図4のシステム400、図5のシステム500、図6Aのシステム600−a、及び/又は図6Bのシステム600−bの態様を利用するものであってよい。
システム700は、多段階サイクル710を含んでよく、これは、例えば、装置145をブーストすることに使用されてよい。幾つかの実施例では、貯蔵材料や凝固点抑制剤などの材料が利用されてよい。貯蔵材料は、冷却されると全体又は一部が液体である状態から一部又は全体が固体である状態に相転移することが可能な材料を含んでよい。貯蔵材料は、水、有機液体、イオン液体、無機液体、又はDMSOなどを含んでよく、これらに限定されない。場合によっては、貯蔵材料という用語は、何かを貯蔵していることが可能な材料を包含してよく、例えば、何かを加熱するポテンシャル、又は何かを冷却するポテンシャルを貯蔵していることが可能な材料を包含してよい。凝固点抑制剤は、貯蔵材料の凝固点を化学的に抑えることが可能な純粋材料または混合材料であってよい。凝固点抑制剤は、水、アンモニア、塩、無塩可溶固体、有機液体、無機液体、混和性材料の混合物、及び/又は、混和性材料の、界面活性剤によって安定化された混合物などを含んでよく、これらに限定されない。装置145は、冷却装置、発電機(例えば、熱機関ベースの発電機、燃料電池ベースの発電機、及び/又は光起電力ベースの発電機)、及び/又は熱機関などであってよく、これらに限定されない。場合によっては、熱144が多段階サイクル710に持ち込まれてよく、同時に、熱141が多段階サイクル710から、例えば環境中に、排出されてよい。場合によっては、装置145をブーストすることは、熱146を吸収することを含む。
これらの材料は多段階サイクル710内で使用されてよく、これにより、電気を所定の時間にわたって貯蔵し、その後、(例えば、熱機関やPVパネルのような)熱電気変換システムの性能をブーストする為にその電気を使用することが可能であってよい。実施形態によっては、サイクルの段階数がこれより多いか少なくてもよい。それらの段階は、様々な順序で実施されてよい。実施形態によっては、サイクルを完結させなくてよい1つ以上の段階が利用されてよい。様々な実施形態による、多段階サイクルの一例は、以下のことを含んでよい。貯蔵材料は、相転移が起こるように、冷却機によって十分冷却されてよい。凝固点抑制剤は、混合物の凝固点を下げるために、一部又は全体が固体である材料に加えられてよい。混合直後は、エントロピー駆動された、貯蔵材料の融解に起因して、混合物の温度が下がる可能性がある。システムから熱144を吸収してシステムをブーストする為に、固体貯蔵材料と凝固点抑制剤との混合物が、装置145と熱的に接触する状態に置かれてよく、装置145は、例えば、冷却装置、発電機(例えば、熱機関ベースの発電機、燃料電池ベースの発電機、及び/又は光起電力ベースの発電機)、及び/又は熱機関であり、これによって、装置145の変換効率をブーストすることが可能である。この吸収によって、元の物質を融解させることが可能である。システムを元の状態にリセットする為に、元の物質が凝固点抑制剤から分離されてよく、これには、例えば、熱的、光学的、且つ/又は圧力的に駆動する分離手法が用いられてよい。この分離過程は、単独で存在してよく、或いは、発電機内の並行する熱的過程に「便乗」してもよい。
多段階サイクルを利用できる例は、複数のプロセス設備の動作の組み合わせ次第であってよい。サイクルの各段階において、同じ結果が得られる多数の選択肢があってよい。例えば、段階138において、多重効用蒸留システムが、逆浸透システム又はナノろ過システムと同じ結果(分離された純粋貯蔵材料と凝固点抑制剤)をもたらしてよい。本明細書では、各段階における可能なプロセス設備の例が与えられている場合があるが、他の可能なプロセス設備が利用されてもよい。
段階142においては、ヒートポンプ、周囲空気、周囲水、又は多段階圧縮過程により、貯蔵材料を冷却してよい。段階111においては、様々な混合タンク/インラインミキサが使用されてよい。場合によっては、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図2のシステム200、図3Aのシステム300−a、図3Bのシステム300−b、図4のシステム400、図5のシステム500、図6Aのシステム600−a、及び/又は図6Bのシステム600−bのタンク及び関連する構成要素が、この段階において利用されてよい。例えば、固体を収容するタンクに第1の流体105−eを導入する為に流体導入器が利用されてよく、この固体は、全体又は一部が凝固した貯蔵材料の一例であってよい。この第1の流体105−eは、熱交換器104−dによって冷却されてよく、熱交換器104−dには、サイクルの他の箇所において生成可能な第2の流体109−cが供給されてよい。第1の流体105−eとタンク内の固体との間で熱が交換されてよく、これによって、サイクルの一段階からの、無駄になっていたであろうエネルギが、有用な形態で固体内で復熱されて、全体のエネルギ効率が高められる。
段階133において、貯蔵材料と凝固点抑制剤との混合物が装置145を強化且つ/又はブーストしてよく、装置145は、冷却機、冷凍機、熱機関、燃料電池、光起電力パネル、及び/又は熱電子機器などであってよく、これらに限定されない。例えば、熱交換器104−dが、段階133と段階111とを結合してよい。段階133の副産物であってよく、復熱されなければ無駄になるであろう冷たい流体109−cが、熱交換器104−dの中を通って流れて、流体105−eを冷却してよく、温まった流体110−cとして、高くなった温度で出てよく、この流体(109−c/110−c)は、場合によっては、第2の流体と称されてよい。第2の流体は、段階133の副産物として、組み合わされた凝固点抑制剤及び貯蔵材料の少なくとも一部を含んでよく、第2の流体は、水、アルコール、溶媒和塩、揮発性有機化合物、イオン液体、アミン、CO、無機液体、DMSO、及び/又は混和性材料の混合物などを含んでよく、これらに限定されない。第2の流体は、貯蔵材料が融解した結果であってよい。流体105−eは、場合によっては、段階111に関して説明された第1の流体の一例であってよい。冷却された流体105−eを、段階111に通して再循環させてよい。
段階111及び段階133の態様は、図1A、図1B、図2、及び/又は図5にも大まかに示されているであろう内部サイクル復熱を表していてよく、サイクルの内部の熱的接続を表していてよい。
段階138においては、貯蔵材料と凝固点抑制剤との混合物が多様な方法で分離されてよく、そのような方法は、特に、逆浸透、ナノろ過、光学的に駆動される析出、化学反応による析出、溶解度変化による析出、界面活性剤吸収、イオン交換、活性炭吸収、フラッシュ分離、蒸溜、多重効用蒸留、蒸気圧縮蒸留、蒸発、膜蒸留、ガス透過膜分離、液液抽出、ガスストリッピング、分別蒸留、凍結蒸留などであってよく、これらに限定されない。これらのシステムは、スタンドアロンであってよく、或いは、強化される発電機の動作に直接組み込まれてよい。
例えば、多様な発電システムに時間遅延強化を与える為に、様々な実施形態による多段階サイクルが使用されてよい。そのようなシステムは、限定ではなく、熱機関、燃料電池、光起電力システム、熱電子システムなどであってよく、それらの技術タイプに限定されない。これに対し、多段階サイクルは、あらゆる発電機に適用可能であり、周囲温度より低温である熱シンクの存在によって強化されることが可能である。冷却装置及び/又は凍結装置の冷却及び/又は凍結の機能を実現する為に、様々な実施形態による多段階サイクルが使用されてよい。
例えば、多段階サイクルと発電機との間の熱的インタフェースは、貯蔵材料、凝固点抑制剤、及び/又は使用される発電機のタイプに応じて、様々な形態であってよい。このインタフェースは、直接式又は間接式の熱交換器を介する直接の熱的結合ほどのシンプルさであってよく、或いは、より複雑な接続であってよい。例えば、貯蔵材料又は凝固点抑制剤は、発電機において伝熱流体又は作動流体としても使用される材料であってよい。貯蔵材料又は凝固点抑制剤は、発電機のターボ機構との相互作用を密接に行ってよく、貯蔵材料と凝固点抑制剤との分離は、発電機の動作の正常な結果であってよい。
装置145のエネルギ源は、本明細書に記載の多段階サイクルから独立していてよい。エネルギ源は、工業プロセスからの廃熱、別のエネルギ発生器からの廃熱、未使用エネルギ源又は廃エネルギ源からの化学燃料、又は太陽エネルギ源などであってよく、これらに限定されない。
次に図8A及び図8Bを参照すると、様々な実施形態による、復熱用のシステム800が与えられている。システム800は、例えば、図7のシステム700の一例であってよい。システム800は、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図2のシステム200、図3Aのシステム300−a、図3Bのシステム300−b、図4のシステム400、図5のシステム500、図6Aのシステム600−a、及び/又は図6Bのシステム600−bの態様を利用するものであってよい。図8Aは、放電フェーズ及び/又はブーストフェーズにあるシステム800を示すものであってよい。図8Bは、充電フェーズにあるシステム800を示すものであってよい。システム800は、別の形態の貯蔵材料、凝固点抑制剤、装置、エネルギ源、及び/又は、凝固点抑制剤と貯蔵材料とを分離する方法を利用してよい。一例は、貯蔵材料として水、凝固点抑制剤としてイオン性物質、装置として凍結機、エネルギ源として電気、及び/又は、凝固点抑制剤と貯蔵材料とを分離するものとして疎水性ガス透過膜を利用してよい。この例では、例えば、貯蔵材料として水を使用してよく、凝固点抑制剤としてイオン性物質を使用してよい。4段階サイクルは、凍結機の出力をブーストすることにより、例えば、電気の購入を回避できる。システム800は、特定の貯蔵材料、凝固点抑制剤、装置、エネルギ源、及び/又は、凝固点抑制剤と貯蔵材料とを分離する技法を利用するように説明されているが、これは明確化が目的であると考えられてよく、実施形態によっては、例えば、図7のシステム700に関して説明されたもののような、他の貯蔵材料、凝固点抑制剤、装置、エネルギ源、及び/又は分離技法が利用されてよい。
段階142−aでは、アイスハーベスタ129によって水を凍結させてよい。凍結した水は、場合によっては、所定の時間にわたって、最小限の融解で、氷タンク102−hに貯蔵されてよい。実施例によっては、水は純水であってよい。凍結した水は、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図2のシステム200、図3Aのシステム300−a、図3Bのシステム300−b、図4のシステム400、図5のシステム500、図6Aのシステム600−a、図6Bのシステム600−b、及び/又は図7のシステム700に関して参照された固体の一例であってよい。氷タンク102−hは、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図2のシステム200、図3Aのシステム300−a、図3Bのシステム300−b、図4のシステム400、図5のシステム500、図6Aのシステム600−a、図6Bのシステム600−b、及び/又は図7のシステム700のタンク102の一例であってよい。場合によっては、凍結した水は、全体又は一部が固体であってよい。
段階111−aでは、流体導入器112−cを利用して、第1の流体が氷タンク102−hに導入されてよい。第1の流体は、大まかには不活性流体を含んでよく、不活性流体は、水、合成油、天然油、空気、窒素、アルゴン、及び/又は二酸化炭素などを含んでよく、これらに限定されない。流体導入器112−cは、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図2のシステム200、図3Aのシステム300−a、図3Bのシステム300−b、図4のシステム400、図5のシステム500、図6Aのシステム600−a、図6Bのシステム600−b、及び/又は図7のシステム700に関して説明された流体導入器の一例であってよい。一般に、第1の流体が氷又は固体の周囲又は中を通ることにより、氷と第1の流体との間で熱が交換されてよい。
場合によっては、氷タンク102−hにおいて、氷、又は他のタンク内の固体がイオン性物質と混合されることにより、その凝固点の抑制が行われてよい。氷は、凝固点抑制剤との平衡点に達するまでに、エントロピー的に融解する可能性がある。固体を低温に冷却する第1の流体が存在する場合、固体は混合の開始前に平衡点に近づく可能性がある為、このエントロピー的融解は最小限にとどまる可能性がある。このことは、システム効率を高めることにつながりうる。凝固点抑制剤の濃度は、段階138−aで示されるシステムによって能動的に管理されてよい。
場合によっては、第1の流体は、氷が凝固点抑制剤と混合される前に、氷の周囲又は中を通ってよい。場合によっては、氷及び凝固点抑制剤は、氷がタンク102−hの底部の中へ動くか、且つ/又は、底部の中を通って動いてから、混合されてよい。
段階133−aでは、例えば、電気を使わないように凍結機132の内部環境を冷却する為に、貯蔵材料と凝固点抑制剤との混合物が使用されてよい。
段階138−aでは、凍結機132の冷却後に、混合物の一部が再生式熱交換器137を通り抜けてよく、これにより、再生式熱交換器137が周囲温度まで加熱されることが可能である。その後、混合物は加熱器135に入れられてよく、加熱器135では、混合物が分離温度まで加熱されてよい。その後、混合物は疎水性ガス透過膜136に通されてよく、疎水性ガス透過膜136では、水蒸気が抽出されてよく、塩水が濃縮されてよい。水蒸気は、凝結して、水タンク139に貯蔵されてよい。再生器137、加熱器135、及び/又は膜136は、分離機の1つ以上の態様の実施例であってよい。
システム800では、例えば、熱交換器104−eが段階133−aと段階111−aとを結合してよい。熱交換器104−eは、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図2のシステム200、図3Bのシステム300−b、図5のシステム500、図6Aのシステム600−a、図6Bのシステム600−b、及び/又は図7のシステム700の熱交換器104の実施例であってよい。冷たい流体109−dは、再生式熱交換器137の前で流れから分離されてよく、その代わりに、熱交換器104−eを通り抜けて流体105−fを冷却してよく、温まった流体110−dとして、高くなった温度で出てよく、温まった流体110−dは、その後、加熱器135に流れてよく、この流体が、場合によっては、第2の流体と称されてよい。流体105−fは、段階111−aに関して説明された第1の流体の一例であってよい。場合によっては、流体105−fを、冷却した後に、タンク102−h、及びタンク内に収容された固体の中を通して再循環させてよい。冷たい流体109−dは、貯蔵材料と凝固点抑制剤との混合物から得られてよい。
当業者であれば理解されるように、システム800と同様である他のシステムが、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図2のシステム200、図3Aのシステム300−a、図3Bのシステム300−b、図4のシステム400、図5のシステム500、図6Aのシステム600−a、図6Bのシステム600−b、及び/又は図7のシステム700を利用して構築されてよい。
図9Aは、様々な実施形態による復熱の方法900のフロー図を示す。方法900は、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図2のシステム200、図3Aのシステム300−a、図3Bのシステム300−b、図4のシステム400、図5のシステム500、図6Aのシステム600−a、図6Bのシステム600−b、図7のシステム700、及び/又は、図8A及び図8Bのシステム800において示されたようなシステムを利用して実施されてよい。
ブロック905では、固体を収容しているタンクの少なくとも一部分に第1の流体を導入してよい。ブロック910では、第1の流体が、タンク内に収容されている固体の少なくとも周囲又は中を通る際に、固体と第1の流体との間で熱を交換させてよい。ブロック915では、固体を収容しているタンクのその少なくとも一部分から、加熱された第1の流体を抽出してよい。ブロック920では、第2の流体と熱的に結合されている熱交換器に対して、加熱された第1の流体を通過させてよい。加熱された第1の流体は、熱交換器を通過する際に冷却されてよく、固体と第2の流体との間で熱が復熱される。
方法900は、実施例によっては、熱交換器を通過した後の冷却された第1の流体を、タンクに通して再循環させるステップを含んでよい。方法900は、第1の流体が固体の少なくとも周囲又は中を通った後に、固体の少なくとも一部を、タンクの下部の中を通るように動かすステップを含んでよい。固体のその少なくとも一部を、タンクの下部の中を通るように動かすステップは、重力を利用してよい。方法900は、実施例によっては、固体のその少なくとも一部を、タンクの下部の中を通るように動かした後に、固体の少なくとも一部を凝固点抑制剤と組み合わせるステップを含んでよく、固体の少なくとも一部を凝固点抑制剤と組み合わせるステップによって第2の流体が生成されてよく、これは、例えば、固体の融解を通して行われてよい。
方法900の実施例によっては、固体を収容しているタンクに第1の流体を導入するステップは、1つ以上の、垂直方向を向いた注入器を利用することを含んでよい。方法900は更に、場合によっては、少なくともポンプ、コンプレッサ、又はブロワを利用して、少なくとも、導入するステップ、又は抽出するステップを促進することを含んでよい。
方法900の実施例によっては、固体を収容しているタンクに第1の流体を導入するステップは、熱交換器を利用して、第1の流体に対する浮力を発生させることを含んでよい。方法900は更に、タンク内で1つ以上の間仕切りを利用して、固体を熱交換器から分離することを含んでよい。
方法900の実施例によっては、第1の流体は不活性流体を含んでよい。不活性流体は、少なくとも不活性液体又は不活性気体を含んでよい。不活性流体は、場合によっては、少なくとも、水、合成油、天然油、空気、窒素、アルゴン、及び/又は二酸化炭素などを含んでよい。一例では、不活性流体は空気を含んでよく、固体は氷を含んでよい。
方法900の実施例によっては、固体は相転移材料を含んでよい。第2の流体は、凝固点抑制剤と相転移材料との組み合わせの少なくとも一部を含んでよい。
図9Bは、様々な実施形態による復熱の方法900−aのフロー図を示す。方法900−aは、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図2のシステム200、図3Aのシステム300−a、図3Bのシステム300−b、図4のシステム400、図5のシステム500、図6Aのシステム600−a、図6Bのシステム600−b、図7のシステム700、及び/又は、図8A及び図8Bのシステム800において示されたようなシステムを利用して実施されてよい。
ブロック905−aでは、氷を収容しているタンクの少なくとも一部分に空気又は別の不活性流体を導入してよい。ブロック910−aでは、空気が、タンク内に収容されている氷の少なくとも周囲又は中を通る際に、氷と空気との間で熱を交換させてよい。ブロック915−aでは、氷を収容しているタンクのその少なくとも一部分から、加熱された空気を抽出してよい。ブロック920−aでは、第2の流体と熱的に結合されている熱交換器に対して、加熱された空気を通過させてよい。加熱された空気は、熱交換器を通過する際に冷却されてよく、氷と第2の流体との間で熱が復熱されてよい。ブロック925では、熱交換器を通過した後の冷却された空気を、タンクに通して再循環させてよい。
図9Cは、様々な実施形態による復熱の方法900−bのフロー図を示す。方法900−bは、図1Aのシステム100−a、図1Bのシステム100−b、図2のシステム200、図3Aのシステム300−a、図3Bのシステム300−b、図4のシステム400、図5のシステム500、図6Aのシステム600−a、図6Bのシステム600−b、図7のシステム700、及び/又は、図8A及び図8Bのシステム800において示されたようなシステムを利用して実施されてよい。
ブロック905−bでは、氷を収容しているタンクの少なくとも一部分に空気又は別の不活性流体を導入してよい。ブロック910−bでは、空気が、タンク内に収容されている氷の少なくとも周囲又は中を通る際に、氷と空気との間で熱を交換させてよい。ブロック915−aでは、氷を収容しているタンクのその少なくとも一部分から、加熱された空気を抽出してよい。ブロック930では、氷の少なくとも一部を凝固点抑制剤と組み合わせてよく、これは、場合によっては、タンクの下部において行われてよい。ブロック935では、組み合わされた氷及び凝固点抑制剤の一部を、第2の流体として、タンクから抽出してよい。ブロック940では、第2の流体を熱交換器の中に通してよい。ブロック920−bでは、第2の流体と熱的に結合されている熱交換器に対して、タンクからの加熱された空気を通過させてよい。加熱された空気は、熱交換器を通過する際に冷却されてよく、氷と第2の流体との間で熱が復熱されてよい。ブロック925−aでは、熱交換器を通過した後の冷却された空気を、氷を収容しているタンクに通して再循環させてよい。
これらの実施形態は、材料及びプロセス設備の組み合わせ及び置換を完全には取り込まなくてもよい。そうしなくても、それらの実施形態は、本方法、装置、及び/又はシステムの適用範囲を示すことが可能である。様々な実施形態で利用される段階の数が、説明された実施形態における段階の数より多くても少なくてもよい。異なる実施形態同士で、互いの態様を利用し合ってもよい。これらの実施形態のそれぞれにおいて、熱機関は、例えば、燃料電池、又は他の、非常に冷たい材料の存在によって強化されるシステムに置き換えられてよい。ブースト手法は、一般に、熱力学の様々なシステム及び/又は装置とともに利用されてよい。更に、各実施形態は、エネルギ源の大きな配列によって動作する、熱機関の大きな配列とともに動作可能である。
上述された方法、システム、及び装置は、単なる例として意図されていることに注意されたい。様々な実施形態が、様々な手順や構成要素を適宜省略、置換、又は追加してよいことは、強調されるべきである。例えば、当然のことながら、代替実施形態では、本方法は、説明された順序と異なる順序で実施されてよく、様々な段階が追加、省略、又は結合されてよい。又、特定の実施形態に関して説明された特徴が、他の様々な実施形態において組み合わされてよい。実施形態の様々な態様及び要素が、同様に組み合わされてよい。また、技術は進歩するものである為、要素の多くは本質的に例示的であって、本発明の範囲を限定するものとして解釈されてはならないことも強調されるべきである。
本明細書では、実施形態の入念な理解が得られるように、具体的な詳細が示されている。しかしながら、当業者であれば理解されるように、実施形態は、それらの具体的詳細がなくても実施可能である。例えば、実施形態が曖昧にならないように、周知の回路、プロセス、アルゴリズム、構造、及び手法については、不要な詳細を示していない。
又、実施形態は、フロー図又はブロック図として、又は複数の段階として描くことが可能な過程として記述されてよいことにも注意されたい。各図は動作を順次過程として示す場合があるが、動作の多くは、並行して実施されても同時に実施されてもよい。更に、動作の順序は並べ替えも可能である。図面に含まれない更なる段階を有する過程があってよい。
幾つかの実施形態を説明してきたが、当業者であれば理解されるように、本発明の趣旨から逸脱しない限り、様々な修正形態、代替構造、及び等価物が用いられてよい。例えば、上述の各要素は、単に、より大きなシステムの構成要素であってよく、他の規則が、本発明の適用より優先されるか、他の形で本発明の適用を修正することがあってよい。又、上述の各要素が考慮される前、考慮される間、又は考慮された後に、幾つかの段階が開始されてよい。従って、上述の説明は、本発明の範囲を限定するように解釈されるべきではない。

Claims (25)

  1. 熱を復熱する方法であって、
    固体を収容しているタンクの少なくとも一部分に第1の流体を導入するステップと、
    前記第1の流体が、前記タンク内に収容されている前記固体の少なくとも周囲又は中を通る際に、前記固体と前記第1の流体との間で熱を交換させることにより加熱された第1の流体を生成するステップと、
    前記固体を収容している前記タンクの前記少なくとも一部分から、前記加熱された第1の流体を抽出するステップと、
    前記第1の流体が前記固体の少なくとも周囲又は中を通った後に、前記固体の少なくとも一部を、前記タンクの下部の中を通るように動かすステップと、
    前記固体の前記少なくとも一部を、前記タンクの前記下部の中を通るように動かした後に、前記固体の前記少なくとも一部を凝固点抑制剤と組み合わせて、第2の流体を生成するステップと、
    前記第2の流体への熱的な熱伝達のための熱交換器の中を、前記加熱された第1の流体を通過させるステップであって、前記加熱された第1の流体は、前記熱交換器を通過する際に冷却される、前記通過させるステップと、
    を含む方法。
  2. 前記熱交換器を通過した後の前記冷却された第1の流体を、前記タンクに通して再循環させるステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記固体の前記少なくとも一部を、前記タンクの前記下部の中を通るように動かす前記ステップは、重力を利用する、請求項に記載の方法。
  4. 前記固体を収容している前記タンクに前記第1の流体を導入する前記ステップは、1つ以上の、垂直方向を向いた注入器を利用することを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 少なくともポンプ、コンプレッサ、又はブロワを利用して、少なくとも、前記導入するステップ、又は前記抽出するステップを促進することを更に含む、請求項に記載の方法。
  6. 前記固体を収容している前記タンクに前記第1の流体を導入する前記ステップは、前記熱交換器を利用して、前記第1の流体に対する浮力を発生させることを含む、請求項1に記載の方法。
  7. 前記タンク内で1つ以上の間仕切りを利用して、前記固体を前記熱交換器から分離することを更に含む、請求項に記載の方法。
  8. 前記第1の流体は不活性流体を含む、請求項1に記載の方法。
  9. 前記不活性流体は空気を含み、前記固体は氷を含む、請求項に記載の方法。
  10. 前記固体は相転移材料を含む、請求項1に記載の方法。
  11. 前記第2の流体は、凝固点抑制剤と相転移材料との組み合わせの少なくとも一部を含む、請求項10に記載の方法。
  12. 熱を復熱するシステムであって、
    固体を保持するように構成されたタンクと、
    第1の流体が前記固体の少なくとも周囲又は中を通って前記固体と熱を交換することにより加熱された第1の流体を生成するように、前記固体を保持するように構成された前記タンクの少なくとも一部分に前記第1の流体を導入することを促進するように構成された流体導入器と、
    前記固体を収容している前記タンクから、前記加熱された第1の流体を抽出するための手段と、
    熱交換器であって、
    前記加熱された第1の流体が、前記熱交換器の中を通過する際に冷却されるように、前記タンクと結合するように、且つ、
    2の流体へ熱を熱的に伝達するように構成された前記熱交換器と、を備え
    前記流体導入器は、少なくとも、前記第1の流体が前記固体の少なくとも周囲又は中を通るとき、又は通った後に、前記固体の少なくとも一部が前記タンクの下部の中を通って動くように、前記タンクと結合するように構成されており、
    前記タンクは更に、前記固体の前記少なくとも一部を、前記タンクの前記下部の中を通るように動かした後に、前記固体の前記少なくとも一部を凝固点抑制剤と組み合わせて、前記第2の流体を生成するように構成されている、
    システム。
  13. 前記流体導入器は更に、前記固体の前記少なくとも一部が、重力を利用して、前記タンクの前記下部の中を通って動くように、構成されている、請求項12に記載のシステム。
  14. 前記流体導入器は、1つ以上の垂直方向注入器を備える、請求項13に記載のシステム。
  15. 前記第1の流体が前記タンクの少なくとも一部分の中を動くことを促進する為に、少なくとも、前記流体導入器と結合されたポンプ、コンプレッサ、又はブロワを更に備える、請求項14に記載のシステム。
  16. 熱交換器は、前記第1の流体に対して浮力を発生させるように、前記タンクに対して配置される、請求項12に記載のシステム。
  17. 前記流体導入器は、前記固体を前記熱交換器から分離するように構成された1つ以上の間仕切りを備える、請求項16に記載のシステム。
  18. 前記第1の流体は不活性流体を含む、請求項12に記載のシステム。
  19. 前記不活性流体は空気を含み、前記固体は氷を含む、請求項18に記載のシステム。
  20. 前記固体は相転移材料を含む、請求項12に記載のシステム。
  21. 前記第2の流体は、凝固点抑制剤と相転移材料との組み合わせの少なくとも一部を含む、請求項20に記載のシステム。
  22. 製氷機を用いて水から前記固体を形成するステップを更に含む、請求項1に記載の方法。
  23. 前記第2の流体への熱的な熱伝達のための熱交換器の中を、前記加熱された第1の流体を通過させるステップは、前記水から形成された前記固体と、前記水から形成された前記固体の前記少なくとも一部と凝固点抑制剤との組み合わせから形成された前記第2の流体との間で、熱が復熱される結果をもたらす、請求項22に記載の方法。
  24. 水から前記固体を形成する製氷機を更に備える、請求項12に記載のシステム。
  25. 前記熱交換器は、前記第2の流体へ熱を熱的に伝達することにより、前記水から形成された前記固体と、前記水から形成された前記固体の前記少なくとも一部と前記凝固点抑制剤との組み合わせから形成された前記第2の流体との間で、熱が復熱される結果をもたらすように構成されている、請求項24に記載のシステム。
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