JP6734064B2 - 床構造体及び床構造体の施工方法 - Google Patents

床構造体及び床構造体の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、乾式で施工されるテラス等の床構造体及び床構造体の施工方法に関する。
従来、屋外において、地面より高い位置に床面が設けられたウッドデッキやテラス等が知られている。例えば、特許文献1には、住宅の庭先等に設置されるデッキが開示されている。特許文献1のデッキは、地面に設置された複数の基礎台上に束柱及び大引が固定され、大引の上に複数の長尺なデッキ材を固定して床面が形成されている。つまり、特許文献1のデッキは、乾式工法で施工されたものである。以下、特許文献1のデッキのように、柱と、大引とで構成された架台上に床が形成されるデッキを架台デッキと記載する。
この他、地面にコンクリート等を用いて土台を立設し、土台にモルタルを塗り、タイル等を貼り付けて施工された湿式工法のテラスがある。
特開2013−72195号公報
ここで、意匠のバリエーションの観点から、タイルで床面が形成されたテラスへのニーズがある。しかし、従来の架台デッキでは、長尺な平板材からなる床材を用いている。従来の架台デッキの床材は、木材、樹脂製の成形材の他、特許文献1のデッキのように、木粉を混入した樹脂からなる押出成形材など長尺な床材が使用されている。一方、タイルは、面積が大きいものを製造することが難しく、木材や押出成形材等のようにデッキの床面を構成する長尺物を製造することが難しい。そのため、床面がタイルで形成されたテラスを施工する場合は、上記湿式工法が採用されている。
湿式工法のテラスは、コンクリート土台施工時やタイル等の貼り付け後等に養生期間が必要であり、施工期間が長い。また、タイル等が固定されるまではタイルの位置ずれが生じ得るため、養生期間中はテラス上を使用できない。また、モルタルの上にタイルを貼る作業は、タイル面のレベル調整等、専門的施工技術が必要である。さらに、湿式工法のテラスを建物の近傍に設置した場合、気候によっては、湿気やテラスが蓄熱した熱が住環境に影響を与える場合がある。
ここで、特許文献1のようなデッキにおいて、押出成形材からなるデッキ材に代えてタイルを用いて床面を形成することは、タイルの特性を考慮すると難しい。具体的には、特許文献1のデッキのように幕板をデッキ材に取り付けているが、タイルは薄く割れやすいため、タイルに幕板を取り付けるのは難しい。そのため、特許文献1のデッキのような幕板を採用できない。さらに、デッキの束柱の部分も幕板で覆う場合に、床部の側面を覆う幕板と束柱を覆う幕板とは、構造、外観等が似ているが異なる部品を用いていたため、施工現場での判別が難しく、施工に手間が掛るという課題があった。
上記事情を踏まえ、本発明は、架台上に設けられる床部がタイルで形成された床構造体であって、施工期間が短く、容易に施工可能な床構造体及び床構造体の施工方法を提供することを目的とする。
本発明に係る床構造体は、地面に配設された基台と、前記基台に立設された複数の柱と、アルミニウム形材からなり、前記複数の柱に架設された複数の大引と、アルミニウム形材からなり、前記複数の大引に架設された複数の根太と、前記大引及び前記根太の上に複数のタイルが敷設された床部と、を備え、前記大引の上面と前記根太の上面とが面一に配設されており、前記タイルは、前記大引の上面及び前記根太の上面に固定されており、建物に最も近い位置に設けられる前記大引または前記根太には、前記大引または前記根太の上端から建物側に延びて前記タイルの一部を支持するタイル支持部材が設けられ、前記タイル支持部材は、鉛直壁が前記大引または前記根太の側面に当接されて固定され、水平部が前記大引または前記根太の上端から建物側に延びるように配設され、前記タイル支持部材は、前記水平部で前記タイルの一部を支持可能に構成されていることを特徴とする。
この発明によれば、床部がタイルで形成され、施工期間が短く、施工が容易な床構造体を提供できる。さらに、床部と地面との間に空隙が形成されるので、タイルで床部が形成された床構造体を建物に接近した位置に設置した場合に、外部環境に起因する建物への影響を抑えられる。また、色柄が異なるタイルを所望の位置に配置することにより、さまざまなデザインの床面が形成可能であり、意匠性に優れた床構造体を提供できる。また、大引の上面と根太の上面とが面一に配設されるので、大引及び根太の上面にタイルを固定する作業が容易に行える。さらに、上面の高さが等しい大引及び根太の上面にタイルを固定するので、複数のタイルからなる床部の床面のレベル調整を容易に行える。床構造体を建物に近接配置する場合に、建物の近傍に設けられるタイルを安定して支持することができる。その結果、建物側に床部を支持するための部材を設ける必要がない。したがって、建物への影響を抑えた床構造体を提供できる。また、床構造体を撤去した後に、建物に部材の打設跡が残ることがない。
本発明に係る床構造体において、前記根太は、前記タイルの寸法と等しいピッチで配置されていてもよい。
この発明によれば、タイルの寸法と等しいピッチで根太が配置されているため、隣り合う大引の間に架設された複数の根太にタイルを配置できる。したがって、製造可能な寸法に制約があるタイルで床部を形成する場合でも、柱及び大引の本数を増やすことなく床部を形成できる。また、柱と大引の本数を抑えることにより、柱の高さの調整等、施工現場で時間を要する作業が大幅に増加することを防ぎ、施工性に優れた床構造体を提供できる。
本発明に係る床構造体において、前記床部の外縁には、幕板が配設され、前記幕板の上部には、前記タイルの端部が収容されるタイル収容部を備えていてもよい。
この発明によれば、床部の端部を幕板のタイル収容部に収めることができ、床部の縁端部に配置されたタイルの端部を保護できる。また、タイルの製造時に生じる寸法誤差に起因して床部の縁端部が揃わない場合でも、床部の縁端部をタイル収容部内に収めることにより、外観を損ねることがなく、意匠性に優れた床構造体を提供できる。
発明に係る床構造体は、前記タイル間に平板状の補助目地が設けられていてもよい。
本発明に係る床構造体の施工方法は、地面に基台を配設する工程と、前記基台に複数の柱を立設する工程と、前記複数の柱にアルミニウム形材からなる複数の大引を架設する工程と、前記複数の大引にアルミニウム形材からなる複数の根太を架設し、前記大引の上面と前記根太の上面とが面一となるように配設する工程と、建物に最も近い位置に設けられる前記大引または前記根太の側面にタイル支持部材の鉛直壁を当接させて固定し、前記タイル支持部材の水平部が前記大引または前記根太の上端から建物側に延びるように前記タイル支持部材を配設する工程と、前記大引の上面及び前記根太の上面に複数のタイルを敷設し、前記タイルの一部を前記タイル支持部材の水平面に敷設し、前記タイルを固定する工程と、を有することを特徴とする。
この発明によれば、従来湿式工法で施工されていた床面がタイルからなるテラスを乾式工法により施工できる。その結果、床構造体の施工期間が短く、且つ施工が容易となる。
本発明によれば、架台上に設けられる床部がタイルで形成された床構造体であって、施工期間が短く、容易に施工可能な床構造体及び床構造体の施工方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る床構造体の設置例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る床構造体の平面図である。 本発明の一実施形態に係る床構造体の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る床構造体の縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る床構造体の端部を根太が延びる方向から見た縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る床構造体の幕板の取付構造を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る床構造体の端部を大引が延びる方向から見た縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る床構造体の幕板の取付構造を示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係る床構造体の床部を示す部分断面図である。 本発明の一実施形態の変形例の床構造体の端部を根太が延びる方向から見た縦断面図である。 本発明の一実施形態の変形例の床構造体の端部を大引が延びる方向から見た縦断面図である。
本発明の一実施形態に係る床構造体について説明する。図1は本実施形態に係る床構造体1の設置例を示す斜視図である。図2は、床構造体1の床面の一部を破断して示した平面図である。図3は、図2のIII−III方向における縦断面図である。図4は、図2のIV−IV方向における縦断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る床構造体1は、建物100の近傍に配置されたり、庭に設けられて使用されるものである。床構造体1は、基台2と、束柱(柱)3と、大引4と、根太5と、床部6と、幕板7とを備える。束柱3、大引4、根太5、補助根太55、及び幕板7は、いずれもアルミニウム形材からなる。
床構造体1は、基台2と、束柱(柱)3と、大引4と、根太5とを複数配設して地面に組み立てられた架台上にタイルからなる床部を設けて構成される。基台2は、地面に複数配置され、埋設または固定されて配設されている。束柱3は、基台2に立設されている。大引4は、複数の束柱3に架設されている。根太5は、複数の大引4に架設されている。
図3及び図4に示すように、大引4は、中空を有する略角柱形状の長尺部材である。大引4の上部は束柱3の幅と略等しい幅を有し、下部は両側面から水平方向に突出する段部41,41が形成されている。大引4には、下面から鉛直方向に突出する一対の係止部42,42が束柱3の寸法に合わせて離間して形成されている。
大引4の鉛直方向の側面には、後述する幕板7を固定するためのネジ孔45(図8参照)が形成されている。
図5は、床構造体1の端部を根太5が延びる方向から見た縦断面図である。図6は図5における幕板7の分解斜視図である。図5及び図6に示すように、根太5は、中空を有する略角柱形状の長尺部材である。根太5の下部には大引4との固定部51と、後述する幕板との係止部52とを備える。固定部51は、根太5の側面の下端から水平方向に延びて形成されている。係止部52は、固定部51が形成された側面とは反対側の側面から水平方向に延びて形成されている。
根太5の鉛直方向の側面には、後述する幕板7を固定する幕板固定部54(図6参照)が形成されている。
隣り合う根太5,5同士の中間部に、補助根太55が根太5と平行に設けられている。補助根太55は、根太5と長さが等しく、幅が根太5より小さい長尺部材である。図3に示すように、補助根太55の下部にも、根太5と同様に補助根太固定部56を備える。
根太5は、大引4の段部41上に根太5が載置され、大引4の長手方向に直交する方向に配置され、端部が大引4の側面に当接した状態で大引4に固定されている。補助根太55も同様に大引4に固定されている。大引4の上面と根太5の上面とは面一に配設されている。補助根太55も大引4及び根太5の上面と面一に配設されている。
床構造体1が建物100に隣接して設けられる場合、建物100に最も近い位置に設けられる大引4または根太5には、タイル支持部材8が設けられる。タイル支持部材8は、断面形状がL字状の長尺な板部材である。タイル支持部材8は、鉛直壁81が大引4の側面に当接されて固定され、水平部82が大引4の上端から建物100側に延びるように配設される。タイル支持部材8は、水平部82でタイル61の一部を支持可能に構成されている。建物100に最も近い位置に設けられる根太5にも、タイル支持部材8の鉛直壁81が根太5に固定され、水平部82が根太5の上端から建物100側に延びるように配設される。
床部6は、大引4及び根太5の上に複数のタイル61が敷設されて形成されている。タイル61は、例えば60cm角の正方形のタイルである。
図1に示すように、幕板7は、床部6の外縁を覆うように配設されている。図5に示すように、幕板7は、幕板本体71と幕板取付部材72とを備える。幕板本体71は、長尺な平板状部材である。幕板本体71は、鉛直方向に延びる平板状の側壁711と、溝部712と、タイル収容部713と、照明収容溝714とを備える。
溝部712は、側壁711の高さ方向の中央部が裏面側に向かって突出するように形成されている。溝部712の底部には厚さ方向に貫通するネジ孔715が形成されている。溝部712の開口部近傍には、上下に一対の係止部717,717を備える。
タイル収容部713は、側壁711の上端部から水平方向に延びるように形成されている。タイル収容部713の下面には、下方に延びる位置決めガイド716を備えている。
照明収容溝714は、側壁711の下部に設けられた溝であり、下側に開口し、長手方向に延設している。照明収容溝714は、LED等の小型照明10を配設可能に構成されている。
図5に示すように、幕板取付部材72は、大引4と幕板本体71との間に配設される部材である。幕板取付部材72は、架台側固定部721と、幕板本体固定部722と、タイル載置部723とを有する。架台側固定部721は鉛直方向に延びる壁である。幕板本体固定部722は、長手方向に直交する断面が矩形であり架台側固定部721の下端から幕板本体71側に水平方向に突出して形成されている。幕板本体固定部722の鉛直方向に延びる壁部722aの下端には大引用位置決め部(高さ位置決め部)722bを備える。大引用位置決め部722bは、幕板本体固定部722の下面722cよりも下方に突出している。壁部722aには、厚さ方向に貫通するネジ孔が形成されている。
タイル載置部723は、架台側固定部721の上端から幕板本体71側に水平方向に延び、タイル載置部723の突出端723aの近傍から鉛直方向上側に延びる係止壁724を備える。図5に示すように、架台側固定部721に対する係止壁724の水平方向の突出量は、幕板本体固定部722よりも大きい。
タイル載置部723の上面から大引用位置決め部722bの下端までの長さ(高さ)は、大引4の上面から段部41の上面までの長さ(高さ)と等しい。タイル載置部723の上面から幕板本体固定部722の下面722cまでの長さは、根太5の上面から係止部52までの長さと等しく、幕板本体固定部722の下面722cは、根太用位置決め部(高さ位置決め部)として機能する。
根太5は、大引4の段部41に載置して固定部51で固定されるので、大引4の上面から段部41上面までの長さに比べて、根太5の上面から固定部51及び係止部52までの長さは、固定部51及び係止部52の厚さ分が短くなる。しかし、タイル載置部723は、タイル61が載せられるため、大引4及び根太5の上面と面一である必要がある。そこで、大引用位置決め部722bと根太用位置決め部(下面)722cとにより、幕板取付部材72の大引4または根太5との高さ方向の位置が位置決めされる。幕板取付部材72は、大引4の段部41に大引用位置決め部722bを当接させて架台側固定部721を大引4に固定すると、タイル載置部723の上面が大引4の上面と面一になる。幕板本体固定部722の下面722cを根太5の係止部52に当接させて架台側固定部721を根太5に固定すると、タイル載置部723の上面が根太5の上面と面一になる。この構成により、大引4及び根太5に取り付ける幕板を共通部品にすることができる。
溝部712の底部の裏面を幕板本体固定部722の壁部722aに当接させることにより、幕板本体71は、大引4及び根太5に対して位置決めできる。
幕板7は、さらに、蓋73を備える。蓋73は、幕板本体71の溝部712を覆う部材である。蓋73は、裏面に突出する一対の係止爪731、731を有し、係止爪731、731が溝部712内に挿入されて係止部717,717と係合するように構成されている。
次に、床構造体1の施工方法を示す。
まず、地面に基台2を配設する。基台2は、床構造体1の隅部(入隅部及び出隅部)に配設する。隣り合う隅部間の長さが長い場合は、その隅部同士の中間部にも基台2を配設する。地面に基台2を設ける際、複数の基台2同士の高さレベルを揃える調整を行う。次に、各基台2にそれぞれ束柱3を立設し、束柱固定金具31(図3及び図4参照)を介して基台2に束柱3をネジ90で固定する。
次に、各束柱3に複数の大引4を架設する。図2に示すように、大引4の長手方向が建物100の壁面に対して平行に延びるように配置し、図4及び図5に示すように、束柱3の上方から大引4の一対の係止部42,42を束柱3に外嵌させて、各束柱3に大引4を架設する。係止部42と束柱3とをネジ91,91で固定する。このとき、束柱3の側面と大引4の側面(段部41よりも上側の側面)とは同一鉛直面上に配置される。
また、図1に示すように、床部6の一部に開口66を形成し、植栽や花壇等を設けてもよい。このように床部6に開口66を設ける場合、図2に示すように、開口66の入隅部67にも基台2及び束柱3を設ける。開口66においても、後述する幕板7の取付方法により床部6の側面を幕板7で覆う。
次に、各大引4に複数の根太5を架設する。図2に示すように、根太5を大引4と直交する方向に配置し、図3から図5に示すように、大引4の段部41に根太5の長手方向の両端部を載置する。根太5の固定部51と段部41の上面とをネジ92で固定する。このとき、大引4の長手方向の端部に設けられる根太5の側面と、束柱3の側面と、大引4の長手方向の端部とは同一鉛直面上に配置される。
このとき、根太5は、タイル61の寸法と等しいピッチで配置される。本実施形態では、床材として60cm角の正方形のタイル61を用いるので、図3に示すように、隣り合う根太5の中心軸間のピッチPは、タイル61の寸法と略等しく設定される。
なお、建物100の壁面に最も近い大引40(図2参照)の鉛直方向の一側面には、予めタイル支持部材8を固定している。タイル支持部材8は、タイル支持部材8の水平部82と大引40の上面とが面一となるように大引40に固定する。
次に、各大引4に複数の補助根太55を配設する。隣り合う根太5の間に、根太5と平行に補助根太55を配置し、大引4の段部41に補助根太55の長手方向の両端部を載置する。補助根太固定部56と段部41の上面とをネジ93で固定する。
次に、幕板取付部材72を大引4の長手方向及び短手方向に配設する。図7は、床構造体1の端部を大引4が延びる方向から見た縦断面図である。図8は図6における幕板7の分解斜視図である。図7及び図8に示すように、幕板7は、床部6の側面のうち、建物100の外壁に近接配置されない面に設ける。床部6の側面のうち、大引4に直交する側面64(図1参照)も大引4に平行な側面65(図1参照)も同一形状の幕板7を用いる。本実施形態では、床部6の側面のうち、大引4に直交する側面64に幕板7を取り付ける場合は、図5及び図6に示すように、幕板7は根太5を介して大引4に取り付けられる。床部6の側面のうち、大引4に平行な側面65に幕板7を取り付ける場合は、図7及び図8に示すように、幕板7は大引4に取り付ける。
床部6の側面のうち、大引4に直交する側面64に幕板7を配設する場合、図5及び図6に示すように、根太5の側面に幕板取付部材72を固定する。このとき、幕板本体固定部722の根太用位置決め部(下面)722cを根太5の係止部52に載せ、架台側固定部721を根太5の側面に当接させることにより、幕板取付部材72を根太5に対して位置決めできる。係止部52の水平方向への突出量は、幕板本体固定部722の水平方向の突出量より短いので、幕板取付部材72を根太5の側面に当接させた状態では大引用位置決め部722bは係止部52と干渉しない。この状態で、ネジ94,94を用いて幕板取付部材72を根太5に固定する。図5に示すように、幕板取付部材72が根太5に固定された状態では、根太5の上面とタイル載置部723の上面とは面一となる。
床部6の大引4に平行な側面65に幕板7を配設する場合、図7及び図8に示すように、大引4の長手方向の側面に幕板取付部材72を固定する。このとき、幕板本体固定部722の大引用位置決め部722bを大引4の段部41に当接させた状態で段部41に載せ、架台側固定部721を大引4の側面に当接させることにより、幕板取付部材72を大引4に対して位置決めできる。この状態で、ネジ95,95を用いて幕板取付部材72を大引4に固定する。図5に示すように、幕板取付部材72が大引4に固定された状態では、大引4の上面とタイル載置部723の上面とは面一となる。
次に、大引4及び根太5の上に複数のタイル61を敷設して固定し、床部6を形成する。建物100に近い位置から順にタイル61を敷設する。タイル61の両端部が隣り合う根太5,5上に載置され、目地材62でタイル61が根太5,5に固定される。床部6の縁部では根太5,5に加えて大引4の上面にも目地材62でタイル61が固定される。また、タイル61の中央部は補助根太55により支持されている。
複数のタイル61を順次敷設して固定し、床部を形成する。ここで、大引4に根太5及び補助根太55が固定されると、大引4の上面と、根太5の上面及び補助根太55の上面とが面一となる。そのため、タイル61の載置面が面一になり、タイル61で形成された床面のレベルを容易に均一にできる。
なお、タイル61を目地材62で固定する際、図9に示すように、タイル61の側面同士の間に、例えば、アルミニウム製の平板からなる補助目地63を設けても良い。補助目地63を設けることにより、タイル61の製造上の寸法誤差に起因するタイル61の端面のラインのずれを目立ち難くすることができる。
次に、幕板取付部材72に幕板本体71を取り付ける。幕板本体71の取付方法は、床部6の大引4に直交する側面64と大引4に平行な側面65とで同様である。幕板取付部材72の斜め上方から幕板本体71を幕板取付部材72側に近付けて配置する。タイル収容部713がタイル61の端部と幕板取付部材72の係止壁724とを覆い、且つ、溝部712の底部の裏面を幕板本体固定部722の壁部722aに当接させることにより、幕板本体71は、大引4に対して位置決めできる。この状態で、溝部712の底部と幕板本体固定部722の壁部722aとをネジ95で止めて、幕板本体71を幕板取付部材72に固定する。
幕板7は、床部6の設計上の端部位置よりも少し外側に位置決めガイド716が位置するように構成されている。そのため、図5及び図7に示すように、幕板本体71が幕板取付部材72に取り付けられた状態で、位置決めガイド716とタイル61の端部との間には隙間Sが形成される。タイル61の製造上の寸法誤差により、床部6の縁端部において各タイル61の端部が揃わない可能性がある。しかし、幕板7の位置決めガイド716は、床部6の設計上の端部位置よりも少し外側に配置されるので、タイル61に製造上の寸法誤差が生じている場合でも、確実にタイル61の側面を幕板7で覆うことができる。また、床部6の縁端部がタイル収容部713で覆われるので、各タイル61の端部が揃わない場合でも、床部6の外観に影響しない。
次に、蓋73の係止爪731、731を溝部712内に挿入し、溝部712の係止部717,717に係止させることにより、溝部712を蓋73で塞ぐと、床部6の側面に幕板7が取り付けられる。床部6の側面のうち、建物100の外壁に近接配置されない面の全てに幕板7を取り付けると床構造体1の施工が終了する。
本実施形態によれば、床部6がタイル61で形成された、施工期間が短く、施工が容易な床構造体1を提供できる。さらに、床部6と地面との間に空隙が形成されるので、タイル61で床部6が形成された床構造体1を建物100に接近した位置に設置した場合に、外部環境に起因する建物100への影響を抑えられる。また、色柄が異なるタイル61を所望の位置に配置することにより、さまざまなデザインの床面が形成可能であり、意匠性に優れた床構造体1を提供できる。
本実施形態に係る床構造体1によれば、タイル61の寸法と等しいピッチで根太5が配置されているため、隣り合う大引4の間に架設された複数の根太5にタイル61を配置できる。したがって、製造可能な寸法に制約があるタイル61で床部6を形成する場合でも、束柱3及び大引4の本数を増やすことなく床部6を形成できる。また、束柱3と大引4の本数を抑えることができるので、地面に複数の基台2を設ける際に基台2の高さレベルを揃える作業等、施工現場で時間を要する作業が大幅に増加することを防ぎ、施工性に優れた床構造体1を提供できる。
本実施形態に係る床構造体1によれば、大引4の上面と根太5の上面とが面一に配設されるので、大引4及び根太5の上面にタイル61を固定する作業が容易に行える。さらに、高さが等しい大引4及び根太5の上面にタイル61を固定するので、複数のタイル61からなる床部6の床面のレベル調整を容易に行える。
本実施形態に係る床構造体1は、床部6の縁端部を幕板7のタイル収容部713に収めることができ、床部6の縁端部に配置されたタイル61の端部を保護できる。また、タイル61の製造時に生じる寸法誤差に起因して床部6の縁端部が揃わない場合でも、床部6の縁端部をタイル収容部713内に収めることにより、外観を損ねることがなく、意匠性に優れた床構造体1を提供できる。
本実施形態に係る床構造体1によれば、床構造体1を建物100に近接配置する場合に、建物100の近傍に設けられるタイル61を安定して支持することができる。その結果、建物100側にタイルを支持するための部材を設ける必要がないため、建物100への影響を抑えた床構造体1を提供できる。また、床構造体1を撤去した後に、建物100に部材の打設跡が残ることがない。
本実施形態に係る床構造体1の施工方法によれば、従来湿式工法で施工されていた床面がタイルからなるテラスを乾式工法により施工できる。その結果、床構造体1の施工期間が短く、且つ施工が容易となる。
本実施形態に係る床構造体1によれば、床部6における大引4と平行な側面及び根太の長手方向に沿う側面に同一形状の部材により幕板7を取り付けられる。したがって、幕板7の部品の種類を減らすことができ、且つ、類似部品を低減できるので、部品の取り付け間違いや御発注を防ぐことができる。
本実施形態の床構造体1によれば、束柱3、大引4、根太5、補助根太55、及び幕板7がアルミニウム形材からなるので、軽量且つ耐久性に優れた床構造体1を提供できる。
本実施形態に係る床構造体1は、床面と地面との間に空洞が形成されるので、建物の近傍に設置する場合に、湿気や熱気が溜まり難く、住環境に影響を与え難い。
本実施形態によれば、大引用位置決め部722b及び根太用位置決め部722cにより、タイル載置部723の高さが大引4及び根太5の上面と面一となるように幕板取付部材72の高さを容易に位置決めできる。また、同じ形状の幕板7を、大引4の長手方向と短手方向との両方に配設可能であり、幕板7の部品を共通化できる。
本実施形態では、大引4は、隣合う束柱3の上部に載置され、束柱3の上端に一対の係止部42が外嵌されてネジで固定される例を示したが、大引の束柱3への取り付け構造にはこれに限定されない。
本実施形態では、タイル61を敷設後に、幕板取付部材72を配設する例を示したが、幕板取付部材72は、タイル61の敷設前に大引4または根太5に取り付けてもよい。
本実施形態では、幕板取付部材72に大引用位置決め部722bのみを設け、下面722cを根太用位置決め部とする例を示したが、高さ位置決め部の構成はこれに限定されず、根太用位置決め部は下面722cとは別に設けてもよい。例えば、下面722cのうち、根太5の鉛直方向に延びる壁部に当接する端部側に段差を設けて、根太用位置決め部としてもよい。
次に、本実施形態に係る床構造体1の変形例を示す。本実施形態では、床部6の側面に幕板7を配設する例を示したが、床部6の側面の幕板7(上側幕板)の下方において、束柱3の側面に、下側幕板70を配設してもよい。図10及び図11は、実施形態の変形例の床構造体1Aを示す図である。図10は、大引4の長手方向に直交する方向における床構造体1Aの端部を示す縦断面図である。図11は、大引4の長手方向における床構造体1Aの端部を示す縦断面図である。以降の説明において、すでに説明したものと共通する構成等については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
図10及び図11に示すように、下側幕板70は、床部6の側面の幕板7と同一の部材を用いて構成され、幕板本体71、幕板取付部材72及び蓋73の取り付け構造も同様である。幕板7を下側幕板70として取り付ける場合、幕板取付部材72の架台側固定部721を束柱3の側面に取り付ける。幕板取付部材72に対する幕板本体71の取り付け方法及び幕板本体71への蓋73の取付方法は幕板7と同様である。
下側幕板70は、上側の幕板7との間に隙間を設けて配設される。束柱3と大引4の側面及び束柱3と端部に設けられる根太5の側面とは同一鉛直面上に配設されているので、同一の部材を用いた下側幕板70の側壁711と、幕板7の側壁711とを面一に配置することができる。また、変形例の床構造体1Aでは、下側幕板70の照明収容溝714に小型照明10が配設されている。
本変形例によれば、下側幕板70を設けることにより、束柱3や床部6の下方の地面を隠すことができ、意匠性を高めることができる。また、下側幕板70を幕板7と同じ部材を用い、且つ、同様の手順で取り付けることができるので、施工が容易に行える。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、上述の各実施形態及び各変形例において示した構成要素は適宜に組み合わせて構成することが可能である。
1、1A 床構造体
2 基台
3 束柱(柱)
4 大引
5 根太
6 床部
7 幕板
8 タイル支持部材
61 タイル
713 タイル収容部

Claims (5)

  1. 地面に配設された基台と、
    前記基台に立設された複数の柱と、
    アルミニウム形材からなり、前記複数の柱に架設された複数の大引と、
    アルミニウム形材からなり、前記複数の大引に架設された複数の根太と、
    前記大引及び前記根太の上に複数のタイルが敷設された床部と、
    を備え、
    前記大引の上面と前記根太の上面とが面一に配設されており、
    前記タイルは、前記大引の上面及び前記根太の上面に固定されており、
    建物に最も近い位置に設けられる前記大引または前記根太には、前記大引または前記根太の上端から建物側に延びて前記タイルの一部を支持するタイル支持部材が設けられ、
    前記タイル支持部材は、鉛直壁が前記大引または前記根太の側面に当接されて固定され、水平部が前記大引または前記根太の上端から建物側に延びるように配設され、
    前記タイル支持部材は、前記水平部で前記タイルの一部を支持可能に構成されていることを特徴とする床構造体。
  2. 前記根太は、前記タイルの寸法と等しいピッチで配置されている
    請求項1に記載の床構造体。
  3. 前記床部の外縁には、幕板が配設され、
    前記幕板の上部には、前記タイルの端部が収容されるタイル収容部を備えている
    請求項1または請求項2に記載の床構造体。
  4. 前記タイル間に平板状の補助目地が設けられている
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載の床構造体。
  5. 地面に基台を配設する工程と、
    前記基台に複数の柱を立設する工程と、
    前記複数の柱にアルミニウム形材からなる複数の大引を架設する工程と、
    前記複数の大引にアルミニウム形材からなる複数の根太を架設し、前記大引の上面と前記根太の上面とが面一となるように配設する工程と、
    建物に最も近い位置に設けられる前記大引または前記根太の側面にタイル支持部材の鉛直壁を当接させて固定し、前記タイル支持部材の水平部が前記大引または前記根太の上端から建物側に延びるように前記タイル支持部材を配設する工程と、
    前記大引の上面及び前記根太の上面に複数のタイルを敷設し、前記タイルの一部を前記タイル支持部材の水平面に敷設し、前記タイルを固定する工程と、
    を有することを特徴とする床構造体の施工方法。
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