JP6732928B2 - システム情報伝送方法及び基地局とシステム情報受信方法及びユーザ機器 - Google Patents

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Description

本発明は無線通信システムに関し、システム情報を伝送/受信する方法及び装置に関する。
無線通信システムが音声やデータなどのような種々の通信サービスを提供するために広範囲に展開されている。一般に、無線通信システムは、可用システムリソース(帯域幅、伝送パワーなど)を共有してマルチユーザとの通信を支援できる多重接続(multiple access)システムである。多重接続システムの例には、CDMA(code division multiple access)システム、FDMA(frequency division multiple access)システム、TDMA(time division multiple access)システム、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)システム、SC−FDMA(single carrier frequency division multiple access)システム、MC−FDMA(multi carrier frequency division multiple access)システムなどがある。
機器間(Machine−to−Machine;M2M)通信と、高いデータ送信量を要求するスマートフォン、タブレットPCなどの様々な装置及び技術が出現及び普及されている。これに伴い、セルラーネットワークにおいて処理が要求されるデータ量も急増している。このように急増しているデータ処理要求量を満たすために、より多い周波数帯域を効率的に使用するための搬送波集成(carrier aggregation)技術、認知無線(cognitive radio)技術などと、限定された周波数内で送信されるデータ容量を高めるための多重アンテナ技術、多重基地局協調技術などが発展している。
一方、ユーザ機器(user equipment;UE)がその周辺で接続(access)可能なノード(node)の密度が高くなる方向に通信環境が進化している。ノードとは、一つ以上のアンテナを具備してUEと無線信号を送信/受信できる固定の地点(point)をいう。高い密度のノードを有する通信システムは、ノード同士の協調によってさらに高い性能の通信サービスをUEに提供することができる。
より多くの通信装置がより大きい通信容量を要求することにより、レガシー無線接続技術(radio access technology、RAT)に比べて向上したモバイル広帯域通信に対する必要性が台頭しつつある。また、複数の装置と客体(object)とを相互接続していつどこでも様々なサービスを提供するための大規模機械タイプ通信(massive machine type communication、mMTC)は、次世代通信において考慮すべき主要争点の一つである。また、信頼度及び待機時間に敏感なサービス/UEを考慮して設計される通信システムに関する議論が進行中である。次世代(next generation)無線接続技術の導入は、向上したモバイル広帯域通信(eMBB)、mMTC、超高信頼性及び低待機時間通信(ultra−reliable and low latency communicationl、URLLC)などを考慮して論議されている。
新しい無線通信技術の導入により、基地局が所定リソース領域でサービスを提供すべきUEの個数が増加するだけでなく、上記基地局がサービスを提供するUEと送信/受信するデータ及び制御情報の量も増加している。基地局がUEとの通信に利用可能な無線リソースの量は有限であるため、有限の無線リソースを用いて基地局がデータ及び/又は制御情報をUEから/に効率的に受信/送信するための新しい方案が望まれる。
また新しい無線接続技術を支援するシステムにおいて無線通信信号を効果的に伝送/受信する方法が要求されている。
本発明が遂げようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に限定されず、言及していない別の技術的課題は、以下の発明の詳細な説明から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に明確に理解され得るだろう。
基地局のセルが連結されるコアネットワークは一つに特定されない。例えば、セルはEPCに連結されることも、次世代コアネットワークに連結されることも、或いはEPC及び次世代コアネットワークの両方に連結されることもできる。上記基地局は、上記セル上において、上記セルが連結されたコアネットワークに関するコアネットワーク情報を伝送することができる。ユーザ機器はコアネットワーク情報に基づいて上記セル上にキャンプするか否かを決定する。
本発明の一態様においては、基地局がシステム情報を伝送する方法が提供される。この方法は、セルに関連したコアネットワーク情報を含むシステム情報を上記セル上で伝送することを含む。上記コアネットワーク情報は、上記セルが連結されたコアネットワークがEPC(Evolved Packet Core)であるか、次世代コアネットワーク(NCN)であるか、或いはEPC及びNCNであるかを表す。
本発明の他の態様においては、システム情報を伝送する基地局が提供される。上記基地局は無線周波数(radio frequency、RF)ユニット、及びRFユニットを制御するように構成されたプロセッサを含む。上記プロセッサは、セルに関連したコアネットワーク情報を含むシステム情報をセル上で伝送するように上記RFユニットを制御する。上記コアネットワーク情報は、上記セルが連結されたコアネットワークがEPC(Evolved Packet Core)であるか、次世代コアネットワーク(NCN)であるか、或いはEPC及びNCNであるかを表す。
本発明の更なる態様おいては、ユーザ機器が基地局からシステム情報を受信する方法が提供される。この方法は、セル探索を行い、探索されたセル上でシステム情報を受信し、システム情報に含まれたコアネットワーク情報に基づいて上記ユーザ機器が上記セルが連結されたコアネットワークを支援すると、上記探索されたセル上にキャンプし、支援しないと、他のセルを探索することを含む。上記コアネットワーク情報は、上記セルが連結されたコアネットワークがEPC(Evolved Packet Core)であるか、次世代コアネットワーク(NCN)であるか、或いはEPC及びNCNであるかを表す。
本発明の更なる態様おいては、基地局からシステム情報を受信するユーザ機器が提供される。上記ユーザ機器は、無線周波数(radio frequency、RF)ユニット、及び上記RFユニットを制御するプロセッサを含む。上記プロセッサは、セル探索を行い、探索されたセル上でシステム情報を受信するように上記RFユニットを制御し、上記システム情報に含まれたコアネットワーク情報に基づいて上記ユーザ機器が上記セルが連結されたコアネットワークを支援すると、上記探索されたセル上にキャンプし、支援しないと、他のセルを探索する。上記コアネットワーク情報は、上記セルが連結されたコアネットワークがEPC(Evolved Packet Core)であるか、次世代コアネットワーク(NCN)であるか、或いはEPC及びNCNであるかを表す。
本発明の各態様において、上記基地局はE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)の基地局或いは次世代無線接続ネットワーク(NG RAN)の基地局である。
本発明の各態様において、上記基地局は上記セルが連結されたコアネットワークを支援するユーザ機器と無線リソース制御(radio resource control、RRC)連結を確立し、上記セル上で上記ユーザ機器から上りリンクデータを受信し、上記上りリンクデータを上記セルが連結されたコアネットワークに伝達する。
本発明の各態様において、上記ユーザ機器が上記探索されたセルに連結されたコアネットワークを支援し、上記ユーザ機器が伝送する上りリンクデータがある場合、上記ユーザ機器は上記基地局と無線リソース制御(radio resource control、RRC)連結を確立;及び上記探索されたセル上で上記上りリンクデータを伝送することを含む。
本発明の各態様において、上記システム情報は上記セルのための非接続層(non−access stratum、NAS)プロトコル情報を含む。上記NASプロトコル情報はEPC基盤NASであるか、或いは次世代NASであるかを表す。
上記の課題解決方法は本発明の実施例の一部に過ぎず、本願発明の技術的特徴が反映された様々な実施例が、当該技術の分野における通常の知識を有する者によって、以下に詳述する本発明の詳細な説明に基づいて導出され理解されるであろう。
本発明によれば、無線通信信号を効率的に送信/受信することができる。これによって、無線通信システムの全体処理量(throughput)を高めることができる。
本発明によれば、既存のシステムとの交換性を維持しつつ、新しいシステムの無線通信信号を伝送/受信することができる。
本発明による効果は、以上で言及した効果に限定されず、言及していない別の効果は、以下の発明の詳細な説明から、本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者に明確に理解され得るだろう。
本発明に関する理解を助けるために詳細な説明の一部として含まれる添付の図面は、本発明に係る実施例を提供し、詳細な説明と共に本発明の技術的思想を説明する。
EPC(Evolved Packet Core)を含むEPS(Evolved Packet System)の概略的な構造を示す図である。 一般的なE−UTRANとEPCのアーキテクチャを示す例示図である。 制御平面における無線インターフェースプロトコルの構造を示す例示図である。 ユーザ平面における無線インターフェースプロトコルの構造を示す例示図である。 ユーザ平面及び制御平面のためのLTEプロトコルスタックを例示する図である。 任意接続(random access)過程を説明するためのフローチャートである。 無線リソース制御(RRC)層における連結過程を示す図である。 GSMからLTEまでのネットワークソルーションを示す図である。 E−UTRANアーキテクチャと次世代無線接続ネットワーク(next generation access network、NG RAN)アーキテクチャを各々例示する図である。 次世代システムの導入に伴って発生し得る無線接続ネットワークとコアネットワークの間の連結シナリオを例示する図である。 E−UTRANとNCNの連結をプロトコル観点から例示する図である。 EPCとNG RANの連結をプロトコル観点から例示する図である。 基地局が次世代UE(next generation UE、NG UE)にLTEと次の無線(next radio、NR)を同時に使用してデータ伝送サービスを提供する方法を例示する図である。 本発明の提案に適用されるノード装置の構成を示す図である。
本発明で使われる用語は、本発明における機能を考慮すると共に、可能な限り現在広く使われている一般的な用語を選択したが、これは、当該分野に従事する技術者の意図又は判例、新しい技術の出現などによって変更されてもよい。また、特定の場合には出願人が任意に選定した用語もあり、この場合は、該当する発明の説明部分においてその意味を詳しく記載するものとする。従って、本発明で使われる用語は単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本発明の全般に亘る内容に基づいて定義されるべきである。
以下の実施例は本発明の構成要素と特徴を所定の形態で結合したものである。各構成要素又は特徴は、別の明示的な言及がない限り、選択的なものとして考慮することができる。各構成要素又は特徴は他の構成要素や特徴と結合しない形態で実施されてもよく、一部の構成要素及び/又は特徴を結合して本発明の実施例を構成してもよい。本発明の実施例において説明される動作の順序は変更されてもよい。ある実施例の一部の構成や特徴は別の実施例に含まれてもよく、別の実施例の対応する構成又は特徴に取り替わってもよい。
図面に関する説明において、本発明の要旨を曖昧にさせるような手順又は段階などは記述を省略し、当業者のレベルで理解し得るような手順又は段階も記述を省略した。
明細書全体を通じて、ある部分がある構成要素を“含む(comprising又はincluding)”とされているとき、これは、特別な記載がない限り、他の構成要素を除外するのではなく、他の構成要素をさらに含み得るということを意味する。また、明細書に記載された“…部”、“…器”、“モジュール”などの用語は、少なくとも一つの機能や動作を処理する単位を意味し、これは、ハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェア及びソフトウェアの結合によって具現することができる。また、“ある(a又はan)”、“一つ(one)”、“その(the)”及び類似関連語は、本発明を記述する文脈において(特に、以下の請求項の文脈において)本明細書に別に指示されたり文脈によって明らかに反駁されない限り、単数及び複数の双方を含む意味で使うことができる。
本発明の実施例は、無線接続システムであるIEEE 802.xxシステム、3GPPシステム、3GPP LTEシステム及び3GPP2システムの少なくとも一つに開示された標準文書によって裏付けることができる。即ち、本発明の実施例において説明していない自明な段階又は部分は、上記文書を参照して説明することができる。
また、本文書に開示されている全ての用語は、上記標準文書によって説明されることができる。例えば、本明細書は3GPP TS 36.211、3GPP TS 36.213、3GPP TS 36.321、3GPP TS 36.322、3GPP TS 36.323、3GPP TS 36.331、3GPP TS 23.401、3GPP TS 24.301、3GPP TS 23.228、3GPP TS 29.228、3GPP TS 23.218、3GPP TS 22.011、3GPP TS 36.413、3GPP TR 23.799の標準文書のうちいずれか一つによって裏付ける(incorporate by reference)ことができる。
以下、本発明に係る好適な実施の形態を、添付の図面を参照して詳しく説明する。添付の図面と共に以下に開示される詳細な説明は、本発明の例示的な実施の形態を説明しようとするもので、本発明が実施され得る唯一の実施の形態を表そうとするものではない。
また、本発明の実施例で使われる特定用語は本発明の理解を助けるために提供されたものであり、このような特定用語の使用は、本発明の技術的思想から逸脱しない範囲で別の形態に変更されてもよい。
まず、本明細書で使われる用語は次のように定義される。
− IMS(IP Multimedia Subsystem又はIP Multimedia Core Network Subsystem):IP上で音声又は他のマルチメディアサービスを配達するための標準化を提供するための構造的(architectural)フレームワーク(framework)。
− UMTS(Universal Mobile Telecommunications System):3GPPによって開発された、GSM(Global System for Mobile Communication)ベースの3世代(Generation)移動通信技術。
− UTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network):ワイドバンドコード分割多重接続(wideband code division multiple access、W−CDMA)無線接続技術を支援するUMTS無線接続ネットワーク。UEとコアネットワークの間に位置するネットワークアーキテクチャをいう。一般に、既存GSM無線接続ネットワークを拡張させた形態であって、3Gネットワークと称される。
− EPS(Evolved Packet System):IP(Internet Protocol)ベースのPS(packet switched)基幹(core)ネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)とLTE/UTRANなどのアクセスネットワークとで構成されたネットワークシステム。UMTSが進化した形態のネットワークである。
− E−UTRAN(Evolved UTRAN):3GPP LTE物理層標準の一部であって、3GPP LTEの無線インターフェースであるE−UTRA無線インターフェースのために定義されたネットワークアーキテクチャ。
− NodeB:GERAN/UTRANの基地局。屋外に設置し、カバレッジはマクロセル(macro cell)規模である。
− eNodeB/eNB:E−UTRANの基地局。屋外に設置し、カバレッジはマクロセル(macro cell)規模である。
− UE(User Equipment):ユーザ機器。UEは、端末(terminal)、ME(Mobile Equipment)、MS(Mobile Station)などと呼ぶこともできる。また、UEは、ノートパソコン、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、スマートフォン、マルチメディア機器などのように携帯可能な機器であってもよく、PC(Personal Computer)、車両搭載装置のように携帯不可能な機器であってもよい。MTC関連内容においてUE又は端末という用語は、MTCデバイスを指すことができる。
− HNB(Home NodeB):UMTSネットワークの基地局であり、屋内に設置し、カバレッジはマイクロセル(micro cell)規模である。
− HeNB(Home eNodeB):EPSネットワークの基地局であり、屋内に設置し、カバレッジはマイクロセル規模である。
− MME(Mobility Management Entity):移動性管理(Mobility Management;MM)、セッション管理(Session Management;SM)機能を有するEPSネットワークのネットワークノード。
− PDN−GW(Packet Data Network−Gateway)/PGW/P−GW:UE IPアドレス割り当て、パケットスクリーニング(screening)及びフィルタリング、課金データ集合(charging data collection)機能などを有するEPSネットワークのネットワークノード。
− SGW(Serving Gateway)/S−GW:移動性アンカー(mobility anchor)、パケットルーティング(routing)、休止(idle)モードパケットバッファリング、MMEがUEをページングするようにトリガーする機能などを有するEPSネットワークのネットワークノード。
− PCRF(Policy and Charging Rule Function):サービスフロー別に差別化したQoS及び課金政策を動的(dynamic)に適用するための政策決定(Policy decision)を行うEPSネットワークのネットワークノード。
− OMA DM(Open Mobile Alliance Device Management):携帯電話、PDA、携帯用コンピュータなどのようなモバイルデバイスの管理のためにデザインされたプロトコルであり、デバイス設定(configuration)、ファームウェアアップグレード(firmware upgrade)、誤り報告(Error Report)などの機能を有する。
− OAM(Operation Administration and Maintenance):ネットワーク欠陥表示、性能情報、及びデータ診断機能を提供するネットワーク管理機能群。
− NAS(Non−Access Stratum):UEとMMEとの間の制御平面(control plane)の上位端(stratum)。LTE/UMTSプロトコルスタックにおいてUEと基幹(core)ネットワークとの間のシグナリング、トラフィックメッセージを交換するための機能的な層であり、UEの移動性を支援し、UEとPDN GWとの間のIP連結を確立(establish)及び維持するセッション管理手順及びIPアドレス管理などを支援する。
− EMM(EPS Mobility Management):NAS層のサブ層であり、UEがネットワークアタッチ(attach)されているか又はディタッチ(detach)されているかによって、EMMは、“EMM−Registered”状態又は“EMM−Deregistered”状態を有することができる。
− ECM(EMM Connection Management)連結(connection):UEとMMEとの間に確立(establish)された、NASメッセージの交換(exchange)のためのシグナリング連結(connection)。ECM連結は、UEとeNB間のRRC連結と上記eNBとMME間のS1シグナリング連結で構成された論理(logical)連結である。ECM連結が確立(establish)/終結(terminate)すると、上記RRC及びS1シグナリング連結も同様に確立/終結する。確立されたECM連結は、UEにとってはeNBと確立されたRRC連結を有することを意味し、MMEにとっては上記eNBと確立されたS1シグナリング連結を有することを意味する。NASシグナリング連結、即ち、ECM連結が確立されているか否かによって、ECMは“ECM−Connected”状態又は“ECM−Idle”状態を有することができる。
− AS(Access−Stratum):UEと無線(或いは接続)ネットワークとの間のプロトコルスタックを含み、データ及びネットワーク制御信号の送信などを担当する。
− NAS設定(configuration)MO(Management Object):NAS機能(Functionality)に関連したパラメータ(parameters)をUEに設定する過程で使われるMO(Management object)。
− PDN(Packet Data Network):特定サービスを支援するサーバー(例えば、MMS(Multimedia Messaging Service)サーバー、WAP(Wireless Application Protocol)サーバーなど)が位置しているネットワーク。
− PDN連結:一つのIPアドレス(一つのIPv4アドレス及び/又は一つのIPv6プレフィックス)で表現される、UEとPDNとの間の論理的な連結。
− APN(Access Point Name):PDNを示したり区分する文字列。要求したサービスやネットワークに接続するためには特定P−GWを経るが、このP−GWを見つけ得るようにネットワーク内であらかじめ定義した名前(文字列)を意味する。(例えば、internet.mnc012.mcc345.gprs)
− RAN(Radio Access Network):3GPPネットワークにおいてNodeB、eNodeB、及びそれらを制御するRNC(Radio Network Controller)を含む単位。UE同士の間に存在し、基幹ネットワークへの連結を提供する。
− HLR(Home Location Register)/HSS(Home Subscriber Server):3GPPネットワークの加入者情報を有するデータベース。HSSは、設定記憶(configuration storage)、識別子管理(identity management)、ユーザ状態記憶などの機能を有することができる。
− PLMN(Public Land Mobile Network):個人に移動通信サービスを提供する目的で構成されたネットワーク。オペレータ別に区分して構成することができる。
− ANDSF(Access Network Discovery and Selection Function):一つのネットワークエンティティ(entity)であり、事業者単位でUEが使用可能な接続(access)を発見して選択するようにする政策(Policy)を提供。
− EPC経路(又は、インフラストラクチャデータ経路(infrastructure data path)):EPCを介したユーザ平面コミュニケーション経路
− E−RAB(E−UTRAN Radio Access Bearer):S1ベアラと該当のデータ無線ベアラとの連結(concatenation)をいう。E−RABが存在すると、該E−RABとNASのEPSベアラとの間に一対一マッピングがある。
− GTP(GPRS Tunneling Protocol):GSM、UMTS及びLTEネットワーク内で一般パケット無線サービス(general packet radio service;GPRS)を運ぶために用いられるIP−ベース通信プロトコルのグループ。3GPPアーキテクチャ内には、GTP及びプロキシモバイルIPv6ベースインタフェースが様々なインタフェースポイント上に特定(specify)されている。GTPは、いくつかのプロトコル(例えば、GTP−C、GTP−U及びGTP’)に分解(decompose)することができる。GTP−Cは、ゲートウェイGPRS支援ノード(GGSN)とサービングGPRS支援ノード(SGSN)との間のシグナリングのためにGPRS基幹(core)ネットワーク内で用いられる。GTP−Cは、上記SGSNがユーザのためにセッションを活性化(activate)(例えば、PDNコンテクスト活性化(activation))すること、同一セッションを非活性化(deactivate)すること、サービスパラメータの品質(quality)を調整(adjust)すること、又は他のSGSNから動作したばかりの加入者(subscriber)のためのセッションを更新すること、を許容する。GTP−Uは上記GPRS基幹ネットワーク内でそして無線接続ネットワークと基幹ネットワークとの間でユーザデータを運ぶために用いられる。図1は、EPC(Evolved Packet Core)を含むEPS(Evolved Packet System)の概略的な構造を示す図である。
− 無線リソースとしてのセル(cell):3GPP LTE/LTE−Aシステムは、無線リソースを管理するためにセル(cell)の概念を使用するが、無線リソースと関連付けたセルは地理的領域のセルとは区分される。無線リソースと関連付けた“セル”は、下りリンクリソース(DL resources)と上りリンクリソース(UL resources)との組合せ、即ち、DL搬送波とUL搬送波の組合せと定義される。セルは、DLリソース単独、又はDLリソースとULリソースとの組合せで設定する(configure)ことができる。搬送波集約が支援される場合、DLリソースの搬送波周波数(carrier frequency)とULリソースの搬送波周波数(carrier frequency)間のリンケージ(linkage)をシステム情報によって示すことができる。ここで、搬送波周波数とは、各セル或いは搬送波の中心周波数(center frequency)を意味する。特に、1次周波数(primary frequency)上で動作するセルを1次セル(primary cell、Pcell)と呼び、2次周波数(Secondary frequency)上で動作するセルを2次セル(secondary cell、Scell)と呼ぶ。Scellとは、RRC(Radio Resource Control)連結確立(connection establishment)の後に設定可能であり、追加の無線リソースを提供のために利用できるセルを意味する。UEの性能(capabilities)によって、ScellがPcellと共に、上記UEのためのサービングセルのセット(set)を形成することができる。RRC_CONNECTED状態にあるが、搬送波集約が設定されていないか、又は搬送波集約を支援しないUEの場合、Pcellのみで設定されたサービングセルが1つのみ存在する。一方、地理的領域の“セル”は、ノードが搬送波を用いてサービスを提供できるカバレッジ(coverage)と理解することができ、無線リソースの“セル”は、上記搬送波によって設定(configure)される周波数範囲である帯域幅(bandwidth、BW)に関連する。ノードが有効な信号を伝送できる範囲である下りリンクカバレッジと、UEから有効な信号を受信できる範囲である上りリンクカバレッジは、当該信号を運ぶ搬送波に依存するので、ノードのカバレッジは、上記ノードが用いる無線リソースの“セル”のカバレッジと関連することもある。従って、“セル”という用語は、時にはノードによるサービスのカバレッジを、時には無線リソースを、時には上記無線リソースを用いた信号が有効な強度で到達できる範囲を意味することに用いることができる。時間分割デュープレックス(time division duplex;TDD)システムの場合、ULリソースの周波数とDLリソースの周波数が同じであることができる。
図1は、EPC(Evolved Packet Core)を含むEPS(Evolved Packet System)の概略的な構造を示す図である。
EPCは、3GPP技術の性能を向上するためのSAE(System Architecture Evolution)の肝心な要素である。SAEは、種々のネットワーク間の移動性を支援するネットワーク構造を決定する研究課題に該当する。SAEは、例えば、IPベースで様々な無線接続技術を支援し、より向上したデータ送信キャパビリティを提供するなどの最適化したパケット−ベースシステムを提供することを目指す。
具体的に、EPCは、3GPP LTEシステムのためのIP移動通信システムの基幹ネットワーク(Core Network)であり、パケット−ベース実時間及び非実時間サービスを支援することができる。既存の移動通信システム(即ち、2世代又は3世代移動通信システム)では、音声のためのCS(Circuit−Switched)及びデータのためのPS(Packet−Switched)の2つの区別されるサブ−ドメインによって基幹ネットワークの機能が具現された。しかし、3世代移動通信システムの進化である3GPP LTEシステムでは、CS及びPSのサブ−ドメインが一つのIPドメインに単一化された。即ち、3GPP LTEシステムでは、IPキャパビリティ(capability)を有するUEとUEとの連結を、IPベースの基地局(例えば、eNodeB(evolved Node B))、EPC、アプリケーションドメイン(例えば、IMS(IP Multimedia Subsystem))によって構成することができる。即ち、EPCは端−対−端(end−to−end)IPサービス具現に必須な構造である。
EPCは様々な構成要素を含むことができ、図1ではその一部に該当する、SGW(Serving Gateway)、PDN GW(Packet Data Network Gateway)、MME(Mobility Management Entity)、SGSN(Serving GPRS(General Packet Radio Service) Supporting Node)、ePDG(enhanced Packet Data Gateway)を示す。
SGW(又はS−GW)は無線接続ネットワーク(RAN)と基幹ネットワークとの間の境界点として動作し、eNBとPDN GWとの間のデータ経路を維持する機能を有する要素である。また、UEがeNBによってサービング(serving)される領域にわたって移動する場合、SGWはローカル移動性アンカーポイント(anchor point)の役割を担う。即ち、E−UTRAN(3GPPリリース−8以降に定義されるEvolved−UMTS(Universal Mobile Telecommunications System) Terrestrial Radio Access Network)における移動性のために、SGWを介してパケットをルーティングすることができる。また、SGWは、他の3GPPネットワーク(3GPPリリース−8以前に定義されるRAN、例えば、UTRAN又はGERAN(GSM(Global System for Mobile Communication)/EDGE(Enhanced Data rates for Global Evolution)Radio Access Network)との移動性のためのアンカーポイントとして機能してもよい。
PDN GW(又はP−GW)は、パケットデータネットワークに向かうデータインタフェースの終了点(termination point)に該当する。PDN GWは、政策執行特徴(policy enforcement features)、パケットフィルタリング(packet filtering)、課金支援(charging support)などを支援することができる。また、3GPPネットワークと非−3GPPネットワーク(例えば、I−WLAN(Interworking Wireless Local Area Network)のような信頼できないネットワーク、CDMA(Code Division Multiple Access)ネットワークやWiMaxのような信頼できるネットワーク)との移動性管理のためのアンカーポイントの役目を担うことができる。
図1のネットワーク構造の例示では、SGWとPDN GWが別個のゲートウェイで構成されることを示しているが、2つのゲートウェイが単一ゲートウェイ構成オプション(Single Gateway Configuration Option)によって具現されてもよい。
MMEは、UEのネットワーク連結に対するアクセス、ネットワークリソースの割り当て、トラッキング(tracking)、ページング(paging)、ローミング(roaming)及びハンドオーバーなどを支援するためのシグナリング及び制御機能を有する要素である。MMEは、加入者及びセッション管理に関連した制御平面(control plane)機能を制御する。MMEは多数のeNBを管理し、他の2G/3Gネットワークに対するハンドオーバーのための従来のゲートウェイの選択のためのシグナリングを行う。また、MMEは、保安手順(Security Procedures)、端末−対−ネットワークセッションハンドリング(Terminal−to−network Session Handling)、休止端末位置決定管理(Idle Terminal Location Management)などの機能を有する。
SGSNは、別の3GPPネットワーク(例えば、GPRSネットワーク)に対するユーザの移動性管理及び認証(authentication)のような全てのパケットデータをハンドリングする。
ePDGは、信頼できない非−3GPPネットワーク(例えば、I−WLAN、WiFiホットスポット(hotspot)など)に対する保安ノードとしての役割を担う。
図1を参照して説明したように、IP能力(capability)を有するUEは、3GPPアクセスはもとより、非−3GPPアクセスベースでもEPC内の様々な要素を経由して、事業者(即ち、運営者(operator))が提供するIPサービスネットワーク(例えば、IMS)にアクセスすることができる。
また、図1は、様々な参照ポイント(reference point)(例えば、S1−U、S1−MMEなど)を示している。3GPPシステムでは、E−UTRAN及びEPCにおける個別の機能エンティティ(functional entity)に存在する2個の機能を連結する概念的なリンクを参照ポイントと定義する。次の表1に、図1に示した参照ポイントを整理する。表1の例示の他に、ネットワーク構造によって様々な参照ポイントが存在してもよい。
図1に示す参照ポイントのうち、S2a及びS2bは非−3GPPインターフェースに該当する。S2aは、信頼できる非−3GPPアクセス及びPDN GW間の関連制御及び移動性支援を、ユーザ平面に提供する参照ポイントである。S2bは、ePDG及びPDN GW間の関連制御及び移動性支援を、ユーザ平面に提供する参照ポイントである。
図2は、一般的なE−UTRANとEPCのアーキテクチャを示す例示図である。
同図に示すように、eNBはRRC(Radio Resource Control)連結が活性化されている間に、ゲートウェイへのルーティング、ページングメッセージのスケジューリング及び送信、放送チャネル(BCH)のスケジューリング及び送信、アップリンク及びダウンリンクにおけるリソースをUEに動的割り当て、eNBの測定のための設定及び提供、無線ベアラ制御、無線許可制御(radio admission control)、そして連結移動性制御などのための機能を有することができる。EPC内ではページング発生、LTE_IDLE状態管理、ユーザ平面の暗号化、SAEベアラ制御、NASシグナリングの暗号化及び完全性保護機能を有することができる。
図3は、UEとeNBとの間の制御平面における無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の構造を示す例示図であり、図4は、UEとeNBとの間のユーザ平面における無線インターフェースプロトコルの構造を示す例示図である。
上記無線インターフェースプロトコルは3GPP無線接続ネットワーク規格に基づく。上記無線インターフェースプロトコルは、水平的に、物理層(Physical Layer)、データリンク層(Data Link Layer)及びネットワーク層(Network Layer)からなり、垂直的には、データ情報送信のためのユーザ平面(User Plane)と制御信号(Signaling)伝達のための制御平面(Control Plane)とに区分される。
それらのプロトコル層は、通信システムにおいて広く知られた開放型システム間相互接続(Open System Interconnection;OSI)基準モデルにおける下位3層に基づいてL1(第1層)、L2(第2層)、L3(第3層)に区分することができる。
以下では、図3に示した制御平面の無線プロトコルと、図4に示すユーザ平面における無線プロトコルの各層について説明する。
第1層である物理層は、物理チャネル(Physical Channel)を用いて情報伝送サービス(Information Transfer Service)を提供する。上記物理層は上位にある媒体接続制御(Medium Access Control)層とは伝送チャネル(Transport Channel)を介して連結されており、上記伝送チャネルを介して媒体接続制御層と物理層との間のデータが伝達される。そして、異なる物理層の間、即ち、送信側の物理層と受信側の物理層との間には物理チャネルを介してデータが伝達される。
物理チャネル(Physical Channel)は、時間軸上にある複数のサブフレームと周波数軸上にある複数の副搬送波(subcarrier)とで構成される。ここで、一つのサブフレーム(subframe)は時間軸上で複数のOFDMシンボル(symbol)と複数の副搬送波とで構成される。一つのサブフレームは複数のリソースブロック(Resource Block)で構成され、一つのリソースブロックは複数のOFDMシンボル(Symbol)と複数の副搬送波とで構成される。データが送信される単位時間であるTTI(Transmission Time Interval)は、1個のサブフレームに該当する1msである。
上記送信側と受信側の物理層に存在する物理チャネルは、3GPP LTEによれば、データチャネルであるPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)及びPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)と、制御チャネルであるPDCCH(Physical Downlink Control Channel)、PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)、PHICH(Physical Hybrid−ARQ Indicator Channel)及びPUCCH(Physical Uplink Control Channel)などに区別される。
第2層には様々な層が存在する。まず、第2層の媒体接続制御(Medium Access Control;MAC)層は、様々な論理チャネル(Logical Channel)を様々な伝送チャネルにマップさせる役割を担い、且つ複数の論理チャネルを一つの伝送チャネルにマップさせる論理チャネル多重化(Multiplexing)の役割を担う。MAC層は上位層であるRLC層とは論理チャネル(Logical Channel)で連結されており、論理チャネルは、送信される情報の種類によって、概ね、制御平面(Control Plane)の情報を送信する制御チャネル(Control Channel)とユーザ平面(User Plane)の情報を送信するトラフィックチャネル(Traffic Channel)とに区別される。
第2層における無線リンク制御(Radio Link Control;RLC)層は、上位層から受信したデータを分割(Segmentation)及び連結(Concatenation)して、下位層が無線区間でデータを送信するのに適するようにデータサイズを調節する役割を担う。
第2層におけるパケットデータ収束(Packet Data Convergence Protocol;PDCP)層は、IPv4やIPv6のようなIPパケット送信時に、帯域幅の小さい無線区間で効率的に送信するために、相対的にサイズが大きいと共に不要な制御情報を含んでいるIPパケットヘッダーサイズを減らすヘッダー圧縮(Header Compression)機能を有する。また、LTEシステムでは、PDCP層が保安(Security)機能も担うが、これは、第3者のデータ傍受を防止する暗号化(Ciphering)及び第3者のデータ操作を防止する完全性保護(Integrity protection)で構成される。
第3層の最上部に位置している無線リソース制御(Radio Resource Control;以下、RRCと略す。)層は、制御平面においてのみ定義され、無線ベアラ(Radio Bearer;RBと略す。)の設定(Configuration)、再設定(Re−configuration)及び解除(Release)に関連して論理チャネル、伝送チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。このとき、RBは、UEとE−UTRANとの間のデータ伝達のために第2層によって提供されるサービスを意味する。
UEのRRC層と無線ネットワークのRRC層との間にRRC連結(RRC connection)が確立された(established)場合、UEはRRC連結モード(Connected Mode)にあり、そうでない場合、RRC休止モード(Idle Mode)にある。
以下、UEのRRC状態(RRC state)及びRRC連結方法について説明する。RRC状態とは、UEのRRCがE−UTRANのRRCと論理的連結(logical connection)となっているか否かを指し、連結されている場合はRRC_CONNECTED状態(state)、連結されていない場合はRRC_IDLE状態と呼ぶ。RRC_CONNECTED状態のUEはRRC連結が存在するので、E−UTRANは当該UEの存在をセル単位で把握でき、これによってUEを効果的に制御することができる。一方、RRC_IDLE状態のUEの場合、E−UTRANが当該UEの存在を把握できず、セルよりも大きい地域単位であるTA(Tracking Area)単位で基幹ネットワークが管理する。即ち、RRC_IDLE状態のUEは、セルに比べて大きい地域単位で当該UEの存在有無だけが把握され、音声やデータのような通常の移動通信サービスを受けるためには、当該UEがRRC_CONNECTED状態に遷移する必要がある。各TAはTAI(Tracking Area Identity)によって区別される。UEは、セルで放送(broadcasting)される情報であるTAC(Tracking Area Code)を用いてTAIを構成することができる。
ユーザがUEの電源を最初につけたとき、まず、UEは適切なセルを探索して当該セルでRRC連結を結び、基幹ネットワークにUEの情報を登録する。その後、UEはRRC_IDLE状態にとどまる。RRC_IDLE状態にとどまっているUEは必要によってセルを(再)選択し、システム情報(System Information)やページング情報を調べる。これをセルにキャンプオン(camp on)するという。RRC_IDLE状態にとどまっていたUEはRRC連結を確立する必要がある時に初めてRRC連結手順(RRC connection procedure)によってE−UTRANのRRCとRRC連結を確立し、RRC_CONNECTED状態に遷移する。RRC_IDLE状態にとどまっているUEがRRC連結を確立する必要がある場合は様々であり、例えば、ユーザの通話試み、データ送信試み、或いはE−UTRANからページングメッセージを受信した場合にそれに対する応答メッセージ送信などを挙げることができる。
セル上にキャンプすることについてより詳しく説明する。UEは、電源がついたり新しくセルに接続しようとする場合、当該セルとの時間及び周波数同期を取り、当該セルの物理層セル識別子(physical layer cell identity)を検出(detect)するなどのセル探索(initial cell search)過程(procedure)を行う。そのために、UEはeNBから下りリンク(downlink、DL)同期信号を受信してeNBとDL同期を取り、セル識別子(identity、ID)などの情報を取得することができる。UEがスイッチオンされると、PLMNはNASによって選択される。選択されたPLMNに対して、関連する(associated)RATがセットされる。NASは、利用可能であれば、アクセス層(access stratum、AS)がセル選択/セル再選択に使用するのに相当する(equivalent)PLMNのリストを提供する。セル選択において(with the cell selection)、UEは、選択されたPLMNの適切な(suitable)セルを探索し、利用可能なサービスが提供されるセルを選択し、さらにセルの制御チャネルに周波数を合わせる。このような選択(choosing)を“セル上にキャンプする(camping on the cell)”と称する。UEがセル再選択基準(criteria)に基づいてより適切なセルを見つけた場合、そのセルを再選択してキャンプする。新しいセルがUEが登録(register)した少なくとも1つのトラッキングエリアに属していないとすれば、位置登録(location registration)が行なわれる。休止モードにおいてセル上にキャンプする目的は以下の5つがある。
a)UEをして、PLMNからシステム情報を受信できるようにする。
b)登録時、UEがRRC接続を確立しようとすれば、上記UEは、上記UEがキャンプオンされたセルの制御チャネル上でネットワークに初期アクセスすることにより行うことができる。
c)PLMNが登録されたUEに対する呼び出しを受信した場合は、上記PLMNはUEがキャンプされたトラッキングエリアのセットを(ほとんどの場合)分かる。それから、上記PLMNはトラッキングエリアのこのセットにおける全てのセルの制御チャネルに上記UEに対する“ページング”メッセージを送信することができる。それからUEは、登録されたトラッキングエリアの1つのセルの制御チャネルに周波数を合わせるので、UEはそのページングメッセージを受信し、その制御チャネルに対して応答することができる。
d)UEをして、UEがETWS(Earthquake and Tsunami Warning System)及びCMAS(Commercial Mobile Alert System)通知を受信できるようにする。
e)UEをして、MBMSサービスを受信できるようにする。
セル上にキャンプすると、UEはセル再選択基準に基づいてより適切なセルを規則的に探索する。より適切なセルを見つけた場合、そのセルを選択する。セルの変更(change)はRATの変更を意味(imply)する。一般(normal)サービスの場合、UEは適切なセルにキャンプし、次を進行できるようにそのセルの制御チャネルに周波数を合わせる。
>PLMNからシステム情報を受信;及び
>>上記PLMNから登録(registration)エリア情報、例えば、追跡エリア情報を受信;及び
>>他のAS及びNAS情報を受信;及び
>登録されると:
>>上記PLMNからページング及び通知(notification)メッセージを受信;及び
>>連結モードへの転換(transfer)を開始。
本発明において、“禁止されたセル(barred cell)”とは、UEがキャンプオンすることが許容されないセルを意味し、“セルにキャンプオンした(camped on a cell)”とは、UEがセル選択/再選択プロセスを完了して、セルを選択(choose)したことを意味する。セルにキャンプオンすると、UEは該当セル上においてシステム情報及び(ほとんどの場合)ページング情報を監視する。“任意のセルにキャンプオンした(camped on any cell)”とは、UEが休止モードにあり、セル選択/再選択プロセスを完了して、PLMN識別子に関係なくセルを選択したことを意味する。またUEがキャンプオンしたセルをサービングセルと呼ぶ。
上記RRC層の上位に位置するNAS(Non−Access Stratum)層は、セッション管理(Session Management)と移動性管理(Mobility Management)などの機能を有する。
次に、図3に示したNAS層について詳しく説明する。
NAS層に属するESM(Evolved Session Management)は、デフォルトベアラ(default bearer)管理、専用ベアラ(dedicated bearer)管理のような機能を果たし、UEがネットワークからPSサービスを利用するための制御を担当する。デフォルトベアラリソースは、特定PDN(Packet Data Network)に最初接続時に、ネットワークに接続される際にネットワークから割り当てられるという特徴を有する。このとき、ネットワークは、UEがデータサービスを用い得るようにUEにとって使用可能なIPアドレスを割り当て、またデフォルトベアラのQoSを割り当てる。LTEでは、大きく、データ送信/受信のための特定帯域幅を保障するGBR(Guaranteed bit rate)QoS特性を有するベアラと、帯域幅の保障無しでベストエフォートQoS(Best effort QoS)特性を有するNon−GBRベアラの2種類を支援する。デフォルトベアラの場合、Non−GBRベアラが割り当てられる。専用ベアラの場合には、GBR又はNon−GBRのQoS特性を有するベアラが割り当てられる。
ネットワークでUEに割り当てたベアラをEPS(evolved packet service)ベアラと呼び、EPSベアラを割り当てる際に、ネットワークは一つのIDを割り当てる。これをEPSベアラIDと呼ぶ。一つのEPSベアラはMBR(maximum bit rate)又は/及びGBR(guaranteed bit rate)のQoS特性を有する。
図5は、ユーザ平面及び制御平面のためのLTEプロトコルスタックを例示する図である。図5(a)は、ユーザ平面プロトコルスタックをUE−eNB−SGW−PGW−PDNにわたって例示しており、図5(b)は、制御平面プロトコルスタックをUE−eNB−MME−SGW−PGWにわたって例示している。プロトコルスタックのキー(key)層の機能(function)を簡略に説明すると次のとおりである。
図5(a)を参照すると、GTP−Uプロトコルは、S1−U/S5/X2インターフェース上でユーザIPパケットをフォワードするために用いられる。GTPトンネルがLTEハンドオーバー中にデータフォワーディングのために確立されると、終端マーカーパケット(End Marker Packet)が最後のパケットとして上記GTPトンネル上で伝達(transfer)される。
図5(b)を参照すると、S1APプロトコルはS1−MMEインターフェースに適用される。S1APプロトコルは、S1インターフェース管理、E−RAB管理、NASシグナリング伝達及びUEコンテクスト管理のような機能を支援する。S1APプロトコルは、E−RABをセットアップするために初期UEコンテクストをeNBに伝達し、その後、上記UEコンテクストの修正或いは解除を管理する。S11/S5インターフェースにはGTP−Cプロトコルが適用される。GTP−CプロトコルはGTPトンネルの生成、修正(modification)及び終了(termination)のための制御情報の交換(exchange)を支援する。GTP−CプロトコルはLTEハンドオーバーの場合にデータフォワーディングトンネルを生成する。
図3及び図4に例示されたプロトコルスタック及びインターフェースに関する説明は、図5における同一のプロトコルスタック及びインターフェースにもそのまま適用することができる。
図6は、3GPP LTEにおいて任意接続手順を示すフローチャートである。
任意接続手順は、UEが基地局とUL同期を取るか、又はUEにUL無線リソースを割り当てるために行われる。
UEはルートインデックス(root index)とPRACH(physical random access channel)設定インデックス(configuration index)をeNBから受信する。セルごとにZC(Zadoff−Chu)シーケンスによって定義される64個の候補(candidate)任意接続(random access;RA)プリアンブルがあり、ルートインデックスは、UEが64個の候補任意接続プリアンブルを生成するための論理的インデックスである。
任意接続プリアンブルの送信は、セルごとに特定の時間及び周波数リソースに限定される。PRACH設定インデックスは、任意接続プリアンブルの送信が可能な特定サブフレームとプリアンブルフォーマットを示す。
任意接続手順、特に、競合−ベース任意接続手順は、次の3段階を含む。次の段階1、2、3で送信されるメッセージはそれぞれ、msg1、msg2、msg4とも呼ばれる。
>1.UEは任意に選択された任意接続プリアンブルをeNBに送信する。UEは64個の候補任意接続プリアンブルから一つを選択する。そして、PRACH設定インデックスによって該当のサブフレームを選択する。UEは、選択された任意接続プリアンブルを選択されたサブフレームで送信する。
>2.上記任意接続プリアンブルを受信したeNBは、任意接続応答(random access response;RAR)をUEに送る。任意接続応答は2段階で検出される。まず、UEはRA−RNTI(random access−RNTI)でマスクされたPDCCHを検出する。UEは、検出されたPDCCHが示すPDSCH上でMAC(Medium Access Control)PDU(Protocol Data Unit)内の任意接続応答を受信する。RARは、UL同期化のためのタイミングオフセット情報を示すタイミングアドバンス(timing advance;TA)情報、ULリソース割り当て情報(ULグラント情報)、臨時UE識別子(例えば、temporary cell−RNTI;TC−RNTI)などを含む。
>3.UEは、RAR内のリソース割り当て情報(即ち、スケジューリング情報)及びTA値によってUL送信を行うことができる。RARに対応するUL送信にはHARQが適用される。従って、UEはUL送信を行った後、上記UL送信に対応する受信応答情報(例えば、PHICH)を受信することができる。
図7は、無線リソース制御(RRC)層における連結手順を示す図である。
図7に示すように、RRC連結が確立されたか否かによってRRC状態が表されている。RRC状態とは、UEのRRC層のエンティティ(entity)がeNBのRRC層のエンティティと論理的連結(logical connection)がされているか否かをいい、連結されている場合はRRC連結状態(connected state)といい、連結されていない状態をRRC休止状態(idle state)という。
上記連結状態(Connected state)のUEは、RRC連結(connection)が存在するので、E−UTRANは当該UEの存在をセル単位で把握でき、UEを効果的に制御することができる。一方、休止モード(idle state)のUEはeNBによって把握されず、セルよりも大きい地域単位であるトラッキング地域(Tracking Area)単位で基幹ネットワークが管理する。上記トラッキング地域(Tracking Area)はセルの集合単位である。即ち、休止モード(idle state)UEは大きい地域単位で存在の有無のみが把握され、音声やデータのような通常の移動通信サービスを受けるためにはUEは連結状態(connected state)に遷移する必要がある。
ユーザがUEの電源を最初につけた時、上記UEはまず、適切なセルを探索した後、当該セルで休止モード(idle state)にとどまる。上記休止モード(idle state)にとどまっていたUEはRRC連結を確立する必要がある時に初めてRRC連結手順(RRC connection procedure)によってeNBのRRC層とRRC連結を確立し、RRC連結状態(connected state)に遷移する。
上記休止モード(Idle state)にとどまっているUEがRRC連結を確立する必要がある場合は様々であり、例えば、ユーザの通話試み、上りデータ送信、或いはEUTRANからページングメッセージを受信した場合にそれに対する応答メッセージ送信などを挙げることができる。
休止モード(idle state)のUEが上記eNBとRRC連結を確立するためには、上述したように、RRC連結手順(RRC connection procedure)を行う必要がある。RRC連結手順は、大きく、UEがeNBにRRC連結要求(RRC connection request)メッセージを送信する過程、eNBがUEにRRC連結セットアップ(RRC connection setup)メッセージを送信する過程、そしてUEがeNBにRRC連結セットアップ完了(RRC connection setup complete)メッセージを送信する過程を含む。このような過程について図7を参照してより詳しく説明すると、次のとおりである。
>1.休止モード(Idle state)のUEは通話試み、データ送信試み、又はeNBのページングに対する応答などの理由でRRC連結を確立しようとする場合、まず、上記UEはRRC連結要求(RRC connection request)メッセージをeNBに送信する。
>2.上記UEからRRC連結要求メッセージを受信すれば、上記eNBは無線リソースが十分である場合には上記UEのRRC連結要求を受諾し、応答メッセージであるRRC連結セットアップ(RRC connection setup)メッセージを上記UEに送信する。
>3.上記UEが上記RRC連結セットアップメッセージを受信すれば、上記eNBにRRC連結セットアップ完了(RRC connection setup complete)メッセージを送信する。
新しいトラフィックが発生して、休止状態にあるUEがトラフィック送信/受信が可能な活性化状態に遷移するためにサービス要求手順を行う。UEがネットワークに登録はされているが、トラフィック非活性化によりS1連結が解除され、無線リソースが割り当てられていない状態で、即ちUEがEMM登録状態(EMM−Registered)にあるが、ECM休止状態(ECM−Idle)にあるとき、UEの送信するトラフィックが発生したりネットワークからUEに送信するトラフィックが発生したりすれば、上記UEは上記ネットワークにサービスを要求し、そのサービス要求手順を成功的に終えると、ECM連結状態(ECM−Connected)に遷移し、制御平面においてECM連結(RRC連結+S1シグナリング連結)を、ユーザ平面においてE−RAB(DRB及びS1ベアラ)を設定して、トラフィックを送信/受信する。ネットワークがECM休止状態(ECM−Idle)にあるUEにトラフィックを送信しようと場合、まず上記UEに送信するトラフィックがあることをページングメッセージで知らせ、上記UEがサービス要求をできるようにする。
一方、伝送するトラフィックが発生したUEは、図7の段階1)〜3)を含む任意接続手順に従ってRRC連結要求をeNBに伝送する。eNBがUEのRRC連結要求を受諾する場合、UEにRRC連結セットアップメッセージを伝送し、上記RRC連結セットアップメッセージを受信したUEは、RRC連結セットアップ完了(complete)メッセージにサービス要求を付けてeNBに伝送する。UEトリガーサービス要求手順に関する詳しい事項は、3GPP TS 23.401文書のセクション5.3.4.1を参考できる。
図8はGSMからLTEまでのネットワークソルーションを示す図である
GSMは実施間回線交換方式(circuit switched manner)(図8の点線)で実施間サービスを運搬(carry)するために開発されたものであって、非常に低いデータレートで回線交換モデム連結(circuit switched modem connection)を通じることだけが可能なデータサービスを提供する。IP基盤のパケット交換ソルーション(IP based packet switched solution)(図8の破線)に向かう第1の段階は、同じ無線インターフェース及び接続方法である時間分割多重接続(time division multiple access、TDMA)を使用してGSMからCPRSに進化(evolution)することである。
UMTS(Universal Mobile Terrestrial System)において、より高いデータレートを達成するために、新しい接続技術であるWCDMA(Wideband Code Divison Multiple Access)が開発された。UMTSの接続ネットワークは、実施間サービスのための回線交換連結(circuit switched connection)とデータコムサービスのためのパケット交換連結(packet switched connection)(図8の実線)を模倣する(emulate)。このために、UNTRANに連結されるUMTSコア内に回線交換(circuit switched、CS)を担当する部分とパケット交換(circuit switched)を担当する部分が区分される。UMTSにおいて、IP住所はデータコムサービスが確立(establish)されるときにUEに割り当てられ、上記サービスが解除されるときに解除される。入る(incoming)データコムサービスはページングのための回線交換コア(circuit switched core)に相変わらず依存する。
EPSは純粋にIP基盤である。実施間サービスとデータコムサービスがIPプロトコルにより運搬(carry)される。IP住所はモバイルがスイッチオンされるときに割り当てられ、スイッチオフされるときに解除される。
新しい接続ソルーションであるLTEは、OFDMA(Orthogonal Frequency Division Multiple Access)を基盤とし、(64 QAMまでの)高次変調及び下りリンクにおいて(4*4までの)空間多重化(spatial multiplexing)に結合して高いデータレートを達成できる。輸送(transport)チャネル上において最も高い理路上(theoretical)のピークレートは、上りリンクでは75Mbpsであり、下りリンクでは空間多重化を使用すれば300Mbpsになる。
このように無線通信技術はTDMA/WCDMAを基盤にしてLTEまで開発されてきたが、ユーザ及び事業者の要求と期待は持続的に増加している。また他の無線接続技術が継続して開発されているので、今後競争力を有するためには新たな技術進化が要求される。ビット当たりの費用減少、サービス可用性増大、融通性のある周波数バンドの使用、単純構造と開放型インターフェース、UEの適切なパワー消耗などが要求される。これにより、現在のLTE及びEPCに基盤したEPSシステムに備えて、さらに向上した移動通信サービスを提供するための標準化作業が進行されている。以下では、次世代移動通信システムのコアネットワークを次世代コアネットワーク(next core network;NCN)と称し、無線接続ネットワーク及びこれに関連する無線接続技術を次の無線(next radio;NR)と称する。また次世代無線接続ネットワークをNG RAN、N−RAN、新しいRAN或いは次のRANと称する。本発明においては、NCNはNext Genコア、NGコアネットワーク(core network、CN)、5G CN或いはN−CHと称することもある。またE−UTRANの基地局をeNBと称し、NextGenの基地局をgNBと称する。以下、LTEという表現は、無線接続技術(E−UTRA)又は無線接続ネットワーク(E−UTRAN)と同等の意味で使用されることもある。以下、LTEセルを支援するとは、LTE AS層プロトコルを支援するという意味であり、LTEセルを探索できることを意味する。NRセルを支援するとは、新しいRAT、即ち、新しいAS層プロトコルを支援するという意味であり、NRセルを探索できることを意味する。EPCを支援するとは、LTE NASプロトコルを支援するという意味であり、NCNを支援するとは、NextGenのNASプロトコルを支援するという意味である。
図9はE−UTRANアーキテクチャと次世代無線接続ネットワーク(next generation access network、NG RAN)アーキテクチャを各々例示する図である。
図9(a)を参照すると、E−UTRANは、UEにE−UTRANユーザ平面(PDCP/RLC/MAC/PHY)及び制御平面(RRC)ノードプロトコル終端(temination)を提供する複数のeNBで構成される。複数のeNBはX2インターフェースを介して相互連結(interconnect)される。また複数のeNBはS1インターフェースを介してEPC(Evolved Packet Core)に、より具体的にはS1−MMEインターフェースを介してMMEに、そしてS1−Uインターフェースによりサービングゲートウェー(serving gateway、S−GW)に連結される。上記S1インターフェースは複数のMME/S−GWと複数のeNBの間の多対多(many−to−many)関係を支援する。
図9(b)を参照すると、gNBが相互連結を許容するインターフェースはXnインターフェースと称する。NG−Cは新しいRANと5G CNの間のNG2参照ポイント上で使用される制御平面インターフェースである。新しいRANは、UEにNRユーザ平面及び制御平面のプロトコル終端を提供する複数のgNBで構成される。
次世代移動通信システムは、以下の2つのネットワーク構成を支援すると予想される。
−(主に新規の)移動通信事業者がNR及びNCNのみを用いてネットワークを構成。
−(主に既存の)移動通信事業者がEPC及びLTEに基づくネットワークを使用しながら、さらにNR及びNCNを用いたネットワークを設置。
現在EPC及びLTEネットワークを設置して事業を進行している移動通信事業者の立場では、一挙に全ての装備をNR/NCN基盤の装備に交替することが以下の理由で容易ではない。
−新規のネットワーク設置に莫大な費用が必要。
−既存のLTE基盤のサービス加入者が同時にNR基盤のUEに交替するとは期待できない。
−既存のネットワーク装備を一挙に撤去できない。
−一挙にネットワークを交替する場合、ネットワークの安定化及びテストを行うことができない。
従って、EPC及びLTEネットワークを有する事業者は、漸進的に自分のネットワークをLTE基盤からNR基盤にアップグレードするか、或いは持続的にLTEネットワークとNRネットワークを同時に運営することを望む。又はEPCを優先的に5G CNに変更しながら、LTEセルをEPCと5G CNに連結して使用することもできる。
またLTE技術は既に大部分の地域をカバーしているが、NRに比べて伝送速度が遅い。反面、NRは部分的に地域をカバーしているが、LTEに比べて伝送速度が速い。
従って、NR/NCNの導入初期に新規のUEに安定的にサービスを提供し、最適な通信サービスを提供する方法が必要である。
図10は次世代システムの導入に伴って発生し得る無線接続ネットワークとコアネットワークの間の連結シナリオを例示する図である。図10において、R−14 E−UTRANは3GPPリリース−14までを支援するE−UTRANを示し、R−15 E−UTRANは3GPPリリース15までを支援するE−UTRANを示し、R−15 N−RANは次世代システムの無線接続ネットワークを示す。
EPCとE−UTRANを用いて、4G基盤の通信において5G基盤の通信サービスをさらに提供しようとするサービス事業者には、以下のシナリオがあり得る。
−シナリオ1:まずgNBを追加して、このgNBをEPCに連結する。
−シナリオ2: まず5G CN(即ち、NCN)を追加して、eNBを5G CNに連結する。
図8から分かるように、従来には3Gセルで接続を試みたUEのメッセージは何時も3G UMTSコアネットワークに伝送され、4G LTEセルで接続を試みたUEのメッセージは何時もEPCに伝送された。UMTSコア内のCSとPSは、同世代のNASプロトコルを使用し、CSとPSは両方とも3GPP TS 24.008のNASメッセージと3GPP TS 25.331のRRCメッセージが使用される。言い換えれば、従来はセルは上記セルに適用された無線接続技術と同世代のコアネットワークに連結される。このような従来のネットワーク接続様相をEPCとNG CNに適用すれば、LTEセルで接続を試みたUEのメッセージは何時もEPCに、NRセルで接続を試みたUEのメッセージは何時もNG CNに伝送される。例えば、UEがLTEセルにLTE RRC技術規格に従って伝送した信号は、上記LTE RRC技術規格と同世代のEPC NAS技術規格に従うコアネットワークであるEPCに伝達され、5Gセルに5G RRC技術規格に従って伝送した信号は、上記5G RRC技術規格と同世代のNAS技術規格に従うコアネットワークに伝達される。しかし、上記シナリオ1では、NRセルで接続を試みたUEのメッセージが5G CNに連結される。また上記シナリオ2では、LTEセルで接続したUEのメッセージがEPCに連結される
既存の通信システムは、RANまたは無線接続技術(radio access technology、RAT)に関連したコアネットワーク技術が1:1関係を有した。例えば、無線区間(radio interface)がUTRANであると、UEは何時も上記UTRANの後にUMTSコアがあると見なした。同様に無線区間がLTEであると、UEは後に連結されたコアはEPCであると見なした。しかし、上述したような様々なシナリオが登場することになり、UEはそれ以上、このような仮定をできなくなった。即ち、UEが現在自分が選択したセルでLTEを使用しても、上記LTEセルに連結されたコアは、EPCであることがあり、5G CNであることもありうる。同様にUEが現在自分が選択したセルでNRを使用しても、上記NRセルに連結されたコアは、EPCであることがあり、5G CNであることもありうる。
本発明は、NR、NCN、EPC、LTEの様々な組み合わせの可能性に備えて、最適なプロトコル構造、最適なインターフェース構造又は最適な機能配置に対する方法を提示する。
本発明においては、NRセルが自分がEPCに接続しているか、NCNに接続しているか、或いはEPC及びNCNの両方に接続しているかの情報(以下、コアネットワーク情報)を伝送することを提案する。言い換えれば、eNBは、自分が使用するセル上で自分がどのコアネットワークに連結されているかを示すコアネットワーク情報を伝送する。UEは、自分がキャンプオンしたセルで支援するASプロトコル及びNASプロトコルと、自分が現在支援するASプロトコル及びNASプロトコルとが一致する場合、データを伝送することができる。そうではないと、他のセルを探索する。例えば、セルからコアネットワーク情報を受信したUEは、該当NRセルがEPCを支援するか、NCNを支援するか、或いは両方を支援するかを得ることができる。上記コアネットワーク情報から各々のUEは自分が該当NRセルに留まることができるか否かを判断できる。
例えば、NRを支援し、NCNを支援し、EPCを支援しないUEの場合、該当NRセルがNCNを支援しないという通知がくると、上記UEは上記NRセル上にキャンプできない。キャンプはできるとしても、実際にデータの伝送が必要な時には他のセルに移動しなければならない。NRは支援し、EPCのみ支援する場合は、該当NRセルがEPCを支援するという通知がくると、上記UEは上記NRセル上にキャンプする。また実際にデータの伝送が必要な時には、任意接続手順などによりNRセルに接続を試みることができる。又はUEは、セル上で受信したコアネットワーク情報に基づいて自分が上記セルに接続を試みる時にどの手順(procedure)又はプロトコルを使用すればいいのかを判断できる。例えば、あるUEがEPC NAS及びNG NASの両方を支援する場合、また現在上記UEがキャンプオンしたセルからNG NASを支援するという情報を受信した場合、上記UEは伝送する(上りリンク)データが発生して上記セル上に接続を試みる時、上記NG NASに一致する手順を行う。
本発明においては、LTEセルは自分がEPCに接続されているか、NCNに接続されているか、或いはEPC/NCNの両方に接続されているかの情報(以下、コアネットワーク情報)を伝送することを提案する。言い換えれば、gNBは、自分が使用するセル上で自分がどのコアネットワークに連結されているかを示すコアネットワーク情報を伝送する。LTEセルからセル上でコアネットワーク情報を受信したUEは、上記LTEセルがEPCを支援するか、NCNを支援するか、或いは両方を支援するかを把握することができる。各々のUEはコアネットワーク情報から自分が該当セルに留まることができるか否かを判断できる。例えば、LTEを支援し、EPCは支援せず、NCNのみを支援するUEを考慮すると、もし該当セルがNCNを支援しないという通知がくると、上記UEは上記セルにキャンプできない。キャンプはできるとしても、実際にデータの伝送が必要な時には他のセルに移動しなければならない。もし上記UEが発見したあるセルがNCNを支援するという通知がくると、UEは上記セル上にキャンプすることができ、必要であれば、データ伝送/受信を行うことができる。
例えば、LTEを支援し、EPCのみを支援するUEの場合、もし上記UEがキャンプを考慮しているセルがEPCを支援するという通知がくると、上記UEは上記セル上にキャンプする。また実際にデータの伝送が必要な時には、上記セルで接続を試みることができる。又はUEはコアネットワーク情報から自分が該当セルで接続を試みる時にどの手順又はプロトコルを使用すればいいのかを判断できる。例えば、あるUEがNAS(即ち、EPC NAS)及びNG NASの両方を支援する場合、また現在セルがNG NASを支援するという情報を受信した場合、上記UEは伝送する(上りリンク)データが発生して接続を試みる時、上記NG NASに一致する手順(procedure)を行う。UEのRRC層は、該当LTEセルから上記LTEセルが支援するコアネットワークの種類(例えば、EPC又はNextGenコア)の情報、又は使用すべきNASプロトコル(EPC基盤NAS又はNextGen基盤NAS)に関する情報がSIBなどを通じて伝達され、これらに関する情報を上記UEのNASに伝達する。これにより、UEのNASプロトコはEPCに該当するNAS手順を進行するか、或いはNextGenコアに該当するNAS手順を進行するかを決定して、それに従って動作する。
以上の動作はNRセル上にキャンプしたUEにも同様に適用できる。
セルに連関するコアネットワーク情報及び/又はNASプロトコル情報は、上記セル上においてシステム情報に含まれて伝送される。
図11はE−UTRANとNCNの連結をプロトコル観点から例示する図であり、図12はEPCとNG RANの連結をプロトコル観点から例示する図である。図11及び図12において、R−15 LTE UEは、3GPPリリース−15(R−15)に従ってLTEセル上にキャンプできるUEを示し、R−15 NR U2は、3GPP R−15に従ってNRセル上にキャンプできるUEを示す。ここで、R−15は例示に過ぎず、NR或いはNCNを支援するLTE/NRセル上にキャンプできるUEに本発明を適用できる。
LTE/EPCの場合、UEのNAS層が伝送するデータがある場合、RRCに確立原因(establishment cause)、コールタイプ(call type)などの情報を提供する。従って、LTE基盤のNASエンティティがNR基盤のRRCに接続する場合、NR基盤のRRCはLTE基盤のNASが提供する確立原因或いはコールタイプ情報を解釈して、これらをNR基盤のRRCの値又は手順に変換することができる。この変換情報はネットワークによって各々のUE毎に設定される。
LTE/EPCの場合、UEのNAS層が伝送するデータがある場合、RRCに確立原因(establishment cause)、コールタイプ(call type)などの情報を提供する。従って、LTE基盤のNASエンティティがNR基盤のRRCに接続する場合、上記NTE基盤のNASは上記NR基盤のRRCが理解可能な値又は上記NR基盤RRCが行う手順に合わせて確立原因或いはコールタイプの情報を変換して提供する。この変換情報はネットワークによって各々のUE毎に設定される。
図11及び図12において、S1はeNBとMMEの間の従来のプロトコルを示し、S1+はgNBとMMEの間のプロトコルを示す。即ち、S1+はS1に基づいて一部修正が適用された基地局とMMEの間のプロトコルである。NS1はN−RANとN−CNの間のプロトコルを示し、NS1+はeNBとN−CNの間にも使用できるようにNS1を変形して制作したプロトコルを示す。
図11及び図12において、α、β、γ、δ及びεは各々、LTE/EPCプロトコルの組み合わせにおいて、新しいプロトコルの組み合わせに適応(adapt)する時に必要な情報或いは手順の変更を意味する。例えば、上述したように、4G LTE/EPCにおけるコールタイプ情報を5Gにおけるコールタイプに変更/変換することがα、β、γ、δ或いはεになる。特にαはR−14対比R−15においてLTE/EPCに関連して追加される部分を、βはR−14対比R−15においてNCNに関連して追加される部分を、γはR−15においてNR NAS規格においてLTE ASを支援するために追加される部分を、δはR−15 NR AS規格においてEPC NASを支援するために追加される部分を、またεはR−14 EPC NAS規格においてNR ASを支援するために追加される部分を示す。
図13は基地局が次世代UE(next generation UE、NG UE)にLTEと次の無線(next radio;NR)を同時に使用してデータ伝送サービスを提供する方法を例示する図である。
NAS(即ち、LTE NAS)、RRC(即ち、LTE RRC)、NG NAS及びNG RRCが設定されたUEが、休止モードでLTEのセル上にキャンプする。その後、上記UEが伝送するデータが発生した場合、LTEの手順に従ってRRC連結を行う。LTEのRRC連結モード(connected mode)に進入すると、上記UEのLTE RRCエンティティは上記UEのNG RRCエンティティに連結モードに進入したことを知らせる。この場合、上記NG RRCエンティティは自分もRRC連結モードに進入したと見なす。上記UEのLTE RRC連結が解除されると、上記UEのLTE RRCエンティティは上記NG RRCエンティティにRRC連結が解除されたことを知らせる。LTEのECM連結モード(connected mode)に進入すると、上記UEのLTE NASエンティティ、即ち、EPC NASエンティティは上記UEのNG NASエンティティに連結モードに進入したことを知らせる。その後、上記NG NASエンティティは自分もECM連結モードに進入したと見なして動作することができる。その後、上記NG NASエンティティが伝送するメッセージ(例えば、シグナリングデータ)が発生する場合、上記メッセージはLTE NASエンティティ、即ち、EPC NASエンティティを通じてMMEに伝達される。必要であれば、上記MMEは上記受信されたメッセージをさらにNCNのCクラウドに伝送する。参考として、Uクラウドはコアネットワークにおいてユーザ平面、即ち、ユーザデータのみを処理し、Cクラウドはコアネットワークにおいて制御平面のみを処理する。4G LTE/EPCに比喩すると、CクラウドはMMEと類似する役割を担当し、UクラウドはS−GW/P−GWと類似する役割を担当する。
逆の手順も同様に行われる。例えば、Cクライドが上記UEに伝送するメッセージがある場合、上記メッセージはまずMMEに伝達され、その後、上記MMEが上記データを上記UEのNASエンティティに伝送する。その後、上記UEのNASが上記UEのNG NASエンティティに上記データを伝達することができる。EPSのNAS層メッセージは、上記NAS層メッセージがEPSのエンティティのためのメッセージであるか、或いはN−CNに属するエンティティのためのメッセージであるかの情報を上記NAS層メッセージのヘッダーに含む。NASエンティティは上記情報に基づいて、受信されたあるメッセージについて、自分が該当メッセージを処理するか、それともNG NASエンティティに伝達するかを決定する。あるUEがECM及び/又はRRC連結モードに進入すると、それに関する情報がNR/NCNに属したネットワークノード又はプロトコルエンティティに伝達されることができる。例えば、あるUEがLTE RRC連結モードに進入すると、上記UEを管理するeNBはNRの接続ネットワーク(NG AN)ノード(例えば、gNB)に上記UEがRRC連結モードに進入したことを知らせることができる。この手順において、eNB又はMMEは上記UEがNRを支援するという情報を得ることができる。例えば、HSS(Home Subscriber Server)などに貯蔵された情報又はUEのNASがMMEに伝送した情報を用いることができる。eNBは上記UEにどのベアラー又はどのQoSのサービスを提供するかについての情報をMMEから得る。例えば、eNBはMMEから上記UEについて以下のような追加情報を得て、これらに応じて選択的に動作することができる。上記UEにNRを用いてサービスを提供してもいいかについての情報、及び/又はどのベアラーに対してNRを用いてもいいのかについての情報。上記MMEはNCNのCクラウドのノードとの情報交換を通じて上記情報を得ることができる。又は上記UEはLTEセル上で休止モードにあったりキャンプしたりすることではなく、NRセル上にキャンプすることができる。
図14は、本発明の提案に適用されるノード装置の構成を示す図である。
提案する実施例に係るUE装置100は、送受信装置110、プロセッサ120及びメモリ130を備えることができる。送受信装置110は、無線周波数(radio frequency;RF)ユニットと呼ぶこともできる。送受信装置110は、外部装置に各種の信号、データ及び情報を送信し、外部装置から各種の信号、データ及び情報を受信するように構成することができる。または、送受信装置110は送信部及び受信部に分離して具現されてもよい。UE装置100は外部装置と有線及び/又は無線で接続されてもよい。プロセッサ120は、UE装置100の動作全般を制御することができ、UE装置100が外部装置と送受信する情報などを演算処理する機能を有するように構成することができる。また、プロセッサ120は、本発明で提案するUE動作を行うように構成されてもよい。プロセッサ120は、本発明の提案によってデータ或いはメッセージを送信するように送受信装置110を制御することができる。メモリ130は、演算処理された情報などを所定時間記憶することができ、バッファ(図示せず)などの構成要素に取り替えてもよい。
図14を参照すると、提案する実施例に係るネットワークノード装置200は、送受信装置210、プロセッサ220及びメモリ230を備えることができる。送受信装置210は、無線周波数(radio frequency;RF)ユニットと呼ぶこともできる。送受信装置210は、外部装置に各種の信号、データ及び情報を送信し、外部装置から各種の信号、データ及び情報を受信するように構成することができる。ネットワークノード装置200は外部装置と有線及び/又は無線で接続されてもよい。送受信装置210は送信部及び受信部に分離して具現されてもよい。プロセッサ220は、ネットワークノード装置200の動作全般を制御でき、ネットワークノード装置200が外部装置と送受信する情報などを演算処理する機能を有するように構成することができる。また、プロセッサ220は、本発明で提案するネットワークノード動作を行うように構成されてもよい。プロセッサ220は、本発明の提案によってデータ或いはメッセージをUE或いは他のネットワークノードに送信するように送受信装置110を制御することができる。メモリ230は、演算処理された情報などを所定時間記憶することができ、バッファ(図示せず)などの構成要素に取り替えてもよい。
また、上記のようなUE装置100及びネットワーク装置200の具体的な構成は、前述した本発明の様々な実施例で説明した事項が独立して適用されたり又は2つ以上の実施例が同時に適用されるように具現することができ、重複する内容は、明確性のために説明を省く。
上述した本発明の実施例は様々な手段によって具現することができる。例えば、本発明の実施例は、ハードウェア、ファームウェア(firmware)、ソフトウェア、又はそれらの結合などによって具現することができる。
ハードウェアによる具現の場合、本発明の実施例による方法は、1つ又はそれ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(Digital Signal Processor)、DSPD(Digital Signal Processing Device)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサなどによって具現することができる。
ファームウェアやソフトウェアによる具現の場合、本発明の実施例による方法は、以上で説明した機能又は動作を実行する装置、手順又は関数などの形態として具現することができる。ソフトウェアコードはメモリユニットに記憶され、プロセッサによって駆動することができる。上記メモリユニットは、上記プロセッサの内部又は外部に設けられ、既に公知である様々な手段によって上記プロセッサとデータを交換することができる。
上述のように開示された本発明の好適な実施の形態に関する詳細な説明は、当業者が本発明を具現し実施できるように提供された。上記では本発明の好適な実施の形態を参照して説明したが、当該技術の分野における熟練した当業者は、添付する特許請求の範囲に記載された本発明の思想及び領域から逸脱しない範囲内で本発明を様々に修正及び変更させることができるということが理解されるだろう。従って、本発明は、ここに示した実施の形態に制限しようとするものではなく、ここに開示した原理及び新規な特徴と一致する最広の範囲を与えようとするものである。
上述したような通信方法は、3GPPシステムの他に、IEEE 802.16x、802.11xシステムを含む様々な無線通信システムにも適用可能である。さらに、提案した方法は、超高周波帯域を利用するmmWave通信システムにも適用可能である。

Claims (8)

  1. ユーザ機器が基地局からシステム情報を受信する方法であって、
    セル探索を行い、
    前記セル探索に基づいて探索されたセル上で前記システム情報を受信し、
    前記探索されたセルはEPC(Evolved Packet Core)と連結されたLTE(long term evolution)であり、
    前記システム情報は、前記探索されたセルが次世代コアネットワーク(NCN)に連結されるか否かに関するコアネットワーク情報を含
    前記探索されたセルが前記NCNに連結されることを知らせる前記コアネットワーク情報に基づいて
    前記EPCと前記NCNの中のコアネットワークタイプを選択し、
    前記コアネットワークタイプに従って前記探索されたセルへのアクセス試みを実行することをさらに含み
    前記コアネットワークタイプは前記ユーザ機器の非接続層(non−access stratum:NAS)により選択される、システム情報受信方法。
  2. 前記基地局はE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)の基地局である、請求項に記載のシステム情報受信方法。
  3. 前記探索されたセルに連結されたコアネットワークタイプを支援し、伝送する上りリンクデータを有する前記ユーザ機器に基づいて、前記基地局と無線リソース制御(radio resource control、RRC)連結を確立し、
    前記探索されたセル上で前記上りリンクデータを伝送することをさらに含む、請求項1又は2に記載のシステム情報受信方法。
  4. 前記コアネットワーク情報が前記ユーザ機器のRRC(radio resource control)から前記ユーザ機器の非接続層(non−access stratum:NAS)へ送られる、請求項1〜3のいずれか一項に記載のシステム情報受信方法。
  5. 基地局からシステム情報を受信するユーザ機器であって、
    送受信装置と、
    前記送受信装置を制御するプロセッサを含み、
    前記プロセッサは、セル探索を行い、
    前記セル探索に基づいて探索されたセル上で前記システム情報を前記送受信装置を介して受信し、
    前記探索されたセルはEPC(Evolved Packet Core)と連結されたLTE(long term evolution)であり、
    前記システム情報は、前記探索されたセルが次世代コアネットワーク(NCN)に連結されるか否かに関するコアネットワーク情報を含
    前記探索されたセルが前記NCNに連結されることを知らせる前記コアネットワーク情報に基づいて、
    前記EPCと前記NCNの中のコアネットワークタイプを選択し、
    前記コアネットワークタイプに従って前記探索されたセルへのアクセス試みを実行し、
    前記コアネットワークタイプは前記ユーザ機器の非接続層(non−access stratum:NAS)により選択される、ユーザ機器。
  6. 前記基地局はE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)の基地局である、請求項に記載のユーザ機器。
  7. 前記プロセッサは、さらに、
    前記探索されたセルに連結されたコアネットワークタイプを支援し、伝送する上りリンクデータを有する前記ユーザ機器に基づいて、前記基地局と無線リソース制御(radio resource control、RRC)連結を確立し、
    前記探索されたセル上で前記上りリンクデータを前記送受信装置を介して伝送する、請求項5又は6に記載のユーザ機器。
  8. 前記コアネットワーク情報が前記ユーザ機器のRRC(radio resource control)から前記ユーザ機器の非接続層(non−access stratum:NAS)へ送られる、請求項5〜7のいずれか一項に記載のユーザ機器。
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