JP6730129B2 - 略地図出力装置、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、略地図を生成し、出力する略地図出力装置等に関するものである。
従来、ユーザ端末装置に簡易地図を表示するときに、その簡易地図上でのユーザ端末装置の現在位置を示す表示も合わせて行う表示制御装置があった(特許文献1参照)。つまり、略地図の表示の際に、現在位置を示す表示を付加する程度の略地図の情報付加技術は存在した。
特開2008−281349号公報
しかしながら、従来技術においては、略地図が存在していない状況で、略地図を生成する生成技術は存在しなかった。特に、従来技術においては、閲覧対象の検索または閲覧対象の操作を行ったユーザの意図を汲んで、略地図を生成できなかった。
本第一の開示の略地図出力装置は、閲覧対象を検索するためのキーワードである1以上の操作情報、または1以上の閲覧対象への操作の操作情報のうちの2以上の操作情報を受け付ける操作受付部と、1以上の操作情報に含まれるオブジェクト情報である1以上の注目オブジェクト情報を取得する、または2以上の操作情報を用いて、閲覧対象から2以上の注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得部と、地球上のオブジェクトのオブジェクト情報とオブジェクトの位置を示す位置情報とを有するオブジェクト総合情報を有する地図情報から、2以上の各注目オブジェクト情報と対になる位置情報を取得する位置取得部と、2以上の各注目オブジェクトの位置情報に従った位置関係に応じて、2以上の注目オブジェクト情報を配置した略地図を取得する略地図取得部と、略地図を出力する略地図出力部とを具備する略地図出力装置である。
かかる構成により、閲覧対象の検索または閲覧対象の操作を行うことにより、容易に所望の略地図を生成できる。
また、本第二の開示の略地図出力装置は、第一の開示に対して、地図情報を出力する地図出力部をさらに具備し、閲覧対象は、地図情報を含む略地図出力装置である。
かかる構成により、地図情報の操作を行うことにより、容易に所望の略地図を生成できる。
また、本第三の開示の略地図出力装置は、第二の開示に対して、地図情報に対する2以上の地図操作操作列のパターンである地図操作チャンクが格納されるチャンク格納部をさらに具備し、注目オブジェクト取得部は、操作受付部が受け付けた2以上の操作情報がマッチする地図操作チャンクを検出する操作チャンク検出手段と、操作チャンク検出手段が地図操作チャンクを検出した場合に、出力されている地図情報が有するオブジェクト情報のうち、予め決められた条件を満たす注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得手段とを具備する略地図出力装置である。
かかる構成により、地図情報の操作を行うことにより、容易に所望の略地図を生成できる。
また、本第四の開示の略地図出力装置は、第一の開示に対して、ストリートビューを出力するストリートビュー出力部をさらに具備し、閲覧対象は、ストリートビューを含む略地図出力装置である。
かかる構成により、ストリートビューの操作を行うことにより、容易に所望の略地図を生成できる。
また、本第五の開示の略地図出力装置は、第四の開示に対して、ストリートビューに対する2以上のストリートビュー操作操作列のパターンであるストリートビュー操作チャンクが格納されるチャンク格納部をさらに具備し、注目オブジェクト取得部は、操作受付部が受け付けた2以上の操作情報がマッチするストリートビュー操作チャンクを検出する操作チャンク検出手段と、操作チャンク検出手段がストリートビュー操作チャンクを検出した場合に、出力されているストリートビューに対応する地図情報が有するオブジェクト情報のうち、予め決められた条件を満たす注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得手段とを具備する略地図出力装置である。
かかる構成により、ストリートビューの操作を行うことにより、容易に所望の略地図を生成できる。
また、本第六の開示の略地図出力装置は、第一の開示に対して、地図情報を出力する地図出力部と、ストリートビューを出力するストリートビュー出力部をさらに具備し、閲覧対象は、地図情報およびストリートビューを含む略地図出力装置である。
かかる構成により、地図情報およびストリートビューの操作を行うことにより、容易に所望の略地図を生成できる。
また、本第七の開示の略地図出力装置は、第六の開示に対して、地図情報に対する地図操作およびストリートビューに対するストリートビュー操作操作列のパターンであるマップ・ストリートビュー切替操作チャンクが格納されるチャンク格納部とをさらに具備し、注目オブジェクト取得部は、操作受付部が受け付けた2以上の操作情報がマッチするマップ・ストリートビュー切替操作チャンクを検出する操作チャンク検出手段と、操作チャンク検出手段がマップ・ストリートビュー切替操作チャンクを検出した場合に、出力された地図情報または出力されたストリートビューに対応する地図情報が有するオブジェクト情報のうち、予め決められた条件を満たす注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得手段とを具備する略地図出力装置である。
かかる構成により、地図情報およびストリートビューの操作を行うことにより、容易に所望の略地図を生成できる。
また、本第八の開示の略地図出力装置は、第一の開示に対して、閲覧対象は、ウェブページを含む略地図出力装置である。
かかる構成により、ウェブページの検索により、容易に所望の略地図を生成できる。
また、本第九の開示の略地図出力装置は、第七の開示に対して、注目オブジェクト取得部は、ウェブページを出力するためのキーワードに含まれるオブジェクト情報、およびウェブページに含まれるオブジェクト情報を取得する略地図出力装置である。
かかる構成により、ウェブページの検索のために入力したキーワード、およびウェブページ内の情報を用いて、容易に所望の略地図を生成できる。
また、本第十の開示の略地図出力装置は、第一から第九いずれか1つの開示に対して、注目オブジェクト取得部は、閲覧対象を用いて、オブジェクト情報を取得するオブジェクト取得手段と、閲覧対象への操作の操作情報を用いて、オブジェクト取得手段が取得した各オブジェクト情報が示すオブジェクトへの関心度を取得する関心度取得手段と、関心度取得手段が取得した関心度が予め決められた条件を満たすほど大きいオブジェクトの注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得手段とを具備する略地図出力装置である。
かかる構成により、オブジェクトへの関心度を取得し、当該関心度を用いて適切に注目オブジェクトを決定できる。
また、本第十一の開示の略地図出力装置は、第一から第十いずれか1つの開示に対して、オブジェクト総合情報は、オブジェクトの種類を示す種類情報を有し、交通手段を識別する交通手段識別子と種類情報との組である交通手段判断情報が格納される交通手段格納部と、注目オブジェクト情報に対応する、前記オブジェクトの種類を示す種類情報と対になる交通手段識別子を取得する交通手段取得部と、交通手段取得部が取得した交通手段識別子で識別される交通手段に関連する交通手段関連情報を出力する交通手段関連出力部とをさらに具備する略地図出力装置である。
かかる構成により、ユーザが利用したい交通機関を決定できる。
また、本第十二の開示の略地図出力装置は、第一から第十一いずれか1つの開示に対して、注目オブジェクト取得部が取得した注目オブジェクト情報に対応するストリートビューを構成する画像を取得する、または注目オブジェクト取得部が取得した注目オブジェクト情報をキーとして画像検索を行い、画像を取得する画像取得部と、画像を、略地図に対応付けて出力する画像出力部とを具備する略地図出力装置である。
かかる構成により、画像を含む略地図を出力できる。
また、本第十三の開示の略地図出力装置は、第十の開示に対して、略地図に含まれる注目オブジェクト情報に対応する関心度を出力する関心度出力部をさらに具備する略地図出
力装置である。
かかる構成により、注目オブジェクト情報に対する関心度を明示した略地図を出力できる。
また、本第十四の開示の略地図出力装置は、閲覧対象を検索するためのキーワードである操作情報、または閲覧対象への操作の操作情報のうちの2以上の操作情報を受け付ける操作受付部と、操作情報に含まれるオブジェクト情報である注目オブジェクト情報を取得する、または2以上の操作情報を用いて、閲覧対象から注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得部と、地球上のオブジェクトのオブジェクト情報と当該オブジェクトの位置を示す位置情報とを有するオブジェクト総合情報を有する地図情報から、注目オブジェクト情報と対になる位置情報を取得する位置取得部と、注目オブジェクト情報を配置した略地図を取得する略地図取得部と、略地図を出力する略地図出力部とを具備する略地図出力装置である。
かかる構成により、閲覧対象の検索または閲覧対象の操作を行うことにより、容易に所望の略地図を生成できる。
本発明による略地図出力装置によれば、閲覧対象の検索または閲覧対象の操作を行うことにより、容易に所望の略地図を生成できる。
実施の形態1における略地図出力装置Aのブロック図 同略地図出力装置Aの動作について説明するフローチャート 同略地図生成処理について説明するフローチャート 同注目オブジェクト取得処理について説明するフローチャート 同略地図構成処理について説明するフローチャート 同交通手段関連情報取得処理について説明するフローチャート 同略地図出力装置Aの動作の概要を示す図 同略地図の例を示す図 同地図操作チャンク管理表を示す図 同ストリートビュー操作チャンク管理表を示す図 同マップ・ストリートビュー切替操作チャンク管理表を示す図 同ストリートビュー上での操作例を示す図 同ストリートビュー上での操作例を示す図 同交通手段判断情報管理表を示す図 実施の形態2における略地図出力装置Bのブロック図 同略地図出力装置Bの動作について説明するフローチャート 同略地図生成処理について説明するフローチャート 同オブジェクト情報管理表を示す図 上記実施の形態におけるコンピュータシステムの概観図 同コンピュータシステムのブロック図
以下、略地図出力装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態1)
本実施の形態において、閲覧対象を出力するための操作の操作情報、または閲覧対象への操作の操作情報のうちの1種類以上のユーザの操作の操作情報を取得し、当該操作情報を用いて、1以上の注目オブジェクト情報を取得し、当該1以上の注目オブジェクト情報を含む略地図を生成し、出力する略地図出力装置について説明する。なお、ここで、閲覧対象は、ユーザに情報を提供する対象であり、その種類や内容は問わない。閲覧対象は、通常、略地図は除く。また、閲覧対象は、例えば、地理インターフェイス、ウェブページなどである。地理インターフェイスとは、地理的なインターフェイスであり、例えば、後述する地図出力部が出力した地図情報、後述するストリートビュー出力部が出力したストリートビューなどである。閲覧対象への操作は、略地図を作成するための操作は除く。略地図を作成するための操作とは、略地図を構成する線を引いたり、略地図を構成する地名の文字列を入力したりする操作である。閲覧対象への操作は、例えば、閲覧対象の表示を変更するための操作である。
また、本実施の形態において、操作情報からオブジェクトに対する関心度を取得し、関心度を用いて、出力する注目オブジェクト情報を決定する略地図出力装置について説明する。関心度とは、オブジェクトに対する関心の度合いを示す情報である。注目オブジェクト情報については、後述する。
また、本実施の形態において、1以上のオブジェクト情報の種類情報から交通手段を決定し、後述する交通手段関連情報を取得し、出力する略地図出力装置について説明する。
また、本実施の形態において、ストリートビューから取得した画像または画像検索により取得した画像を含む略地図を出力する略地図出力装置について説明する。
さらに、本実施の形態において、関心度を略地図上に出力する略地図出力装置について説明する。
なお、本実施の形態における略地図出力装置は、例えば、いわゆるスマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等の端末でも良いし、いわゆるサーバ装置でも良い。サーバ装置は、いわゆるクラウドサーバ等も含み、その種類は問わない。
図1は、本実施の形態における略地図出力装置Aのブロック図である。略地図出力装置Aは、格納部1、受付部2、処理部3、および出力部4を備える。
格納部1は、地図情報格納部111、チャンク格納部112、および交通手段格納部113を備える。
受付部2は、操作受付部21を備える。
処理部3は、注目オブジェクト取得部31、位置取得部32、略地図取得部33、交通手段取得部34、および画像取得部35を備える。
注目オブジェクト取得部31は、操作チャンク検出手段311、オブジェクト取得手段312、関心度取得手段313、および注目オブジェクト取得手段314を備える。
出力部4は、地図出力部41、ストリートビュー出力部42、交通手段関連出力部43、画像出力部44、関心度出力部45、および略地図出力部46を備える。
格納部1は、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、地図情報、チャンク情報、交通手段識別子、略地図を構成する図柄等である。なお、略地図を構成する図柄は、後述する種類情報に対応付けて格納されている。
地図情報格納部111は、地図情報が格納され得る。地図情報は、1以上のオブジェクト総合情報を有する。オブジェクト総合情報は、オブジェクト情報と位置情報とを有する。オブジェクト総合情報は、オブジェクトの種類を示す種類情報を有しても良い。オブジェクト情報とは、地球上のオブジェクトの情報である。オブジェクト情報は、通常、オブジェクトの名称である。位置情報とは、オブジェクトの位置を示す情報である。種類情報は、例えば、バス停、鉄道駅、観光地、タクシー乗り場、レンタカー屋、駐車場などである。オブジェクトとは、例えば、地点、道路、領域等である。地点とは、通常、地名を示す地点である。当該地点は、例えば、駅、バス停、タクシー乗り場、駐車場、港、空港、店(百貨店、銭湯、自販機、市場、コンビニ、ショッピングモール等)、ビル、ホテル、家、交通物(信号、標識など)、寺、神社、公園、商店街、公共的建造物(ミュージアム、郵便局、銀行、タワー、図書館、警察署、交番、役所)、工場、レジャー施設(遊園地)、学校、病院、歩道橋、橋、教会、道路(高速道路、国道)、観光名所、公園、その他の建造物などある。地点の種類は問わない。また、領域とは、ここでは、例えば、山、川、池、海、湖などである。地図情報は、通常、測量に基づいて作成されたいわゆる測量地図や、実測地図などの情報である。地図情報は、略地図を含まない。また、地図情報は、地図を示す情報であり、通常、地図の画像を含む。画像は、例えば、ラスタデータや、ベクタデータ、カーナビゲーションで用いられるKIWIフォーマットのものなどである。なお、地図情報のデータ構造は問わないことは言うまでもない。なお、地図情報は、外部のサーバ装置に存在していても良い。かかる場合、略地図出力装置Aは、地図情報格納部111を具備しない。
チャンク格納部112は、1以上のチャンクが格納される。チャンクとは、ここでは、意味のある操作の集合である。チャンクは、閲覧対象への操作列のパターンで表現され得る。また、操作列をチャンクと言っても良い。操作列は、2以上の操作の列である。チャンクには、例えば、地図操作チャンク、ストリートビュー操作チャンク、またはマップ・ストリートビュー切替操作チャンクがある。地図操作チャンクとは、地図情報に対する操作列である。地図操作チャンクは、例えば、地図情報に対する操作列のパターンで表現される。地図情報(地図と言っても良い)への操作を地図操作と言っても良い。ストリートビュー操作チャンクは、ストリートビューに対する操作列である。ストリートビュー操作チャンクは、ストリートビューに対する操作列のパターンで表現される。ストリートビューに対する操作をストリートビュー操作と言っても良い。マップ・ストリートビュー切替操作チャンクは、地図情報に対する1以上の操作およびストリートビューに対する1以上の操作である操作列である。マップ・ストリートビュー切替操作チャンクは、地図情報に対する1以上の操作およびストリートビューに対する1以上の操作である操作列のパターンで表現される。
交通手段格納部113は、1以上の交通手段判断情報が格納される。交通手段判断情報は、交通手段を判断するための情報である。交通手段判断情報は、例えば、交通手段を識別する交通手段識別子と1以上の種類情報との組である。交通手段識別子は、例えば、バス、電車、車、タクシー、徒歩などである。また、種類情報は、オブジェクトの種類を示す情報である。また、交通手段判断情報が有する1以上の種類情報は、例えば、1以上のバス停および1以上の観光地である。交通手段判断情報が有する1以上の種類情報は、例えば、「1以上の鉄道駅および1以上の観光地」である。交通手段判断情報が有する1以上の種類情報は、「1以上のタクシー乗り場および1以上の観光地」である。交通手段判断情報が有する1以上の種類情報は、「1以上のレンタカー屋および1以上の観光地」である。交通手段判断情報が有する1以上の種類情報は、「1以上の駐車場および1以上の観光地」である。交通手段判断情報が有する1以上の種類情報は、「1以上の観光地」のみであっても良い。
受付部2は、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等とは、例えば、1以上の操作情報、閲覧対象の出力指示、略地図出力指示等である。閲覧対象の出力指示とは、例えば、地図情報の出力の指示、またはストリートビューの出力の指示である。略地図出力指示とは、略地図の出力の指示である。指示や情報等の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。受付部2は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。また、受付部2は、外部の装置(例えば、図示しない端末装置)から、指示や情報等を受信しても良い。ここでの受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
操作受付部21は、操作情報を受け付ける。操作受付部21は、1以上の閲覧対象への操作の操作情報のうちの1種類以上の2以上の操作情報を受け付ける。操作受付部21は、1以上の閲覧対象を検索するためのキーワードである1以上の操作情報を受け付けても良い。また、操作受付部21は、閲覧対象の出力指示も受け付けても良い。なお、操作情報の受け付けとは、ユーザの操作を受け付けて、当該操作に対応する情報である操作情報を取得することでも良い。
また、操作は、例えば、地図情報に対する操作である地図操作、ストリートビューに対する操作であるストリートビュー操作である。
地図操作には、例えば、操作対象の縮尺を変更するズームイン操作[i]、ズームアウト操作[o]、オブジェクトの表示範囲を変更するための移動操作[m]、任意のオブジェクト等を画面中央に移動させてくるセンタリング操作[c]、地図上に地名やその名前が注記されているオブジェクトをセンタリングする操作である注記指定操作[s]がある。また、ストリートビュー操作には、例えば、ズームイン操作[I]、ズームアウト操作[O]、移動操作[M]、周囲確認操作[P]と高低確認操作[T]がある。ここで、周囲確認操作[P]とはストリートビュー上において左右に画面を移動させる操作である。また、高低確認操作[T]とはストリートビュー上において画面を上下移動させる操作である。なお、ストリートビュー上におけるセンタリング操作はP操作とT操作が代替しているので、P操作・T操作はセンタリングも含む。
処理部3は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、注目オブジェクト取得部31、位置取得部32、略地図取得部33、交通手段取得部34、画像取得部35等が行う処理である。
注目オブジェクト取得部31は、2以上の操作情報を用いて、閲覧対象から2以上の注目オブジェクト情報を取得する。注目オブジェクト取得部31は、1以上の操作情報に含まれるオブジェクト情報である1以上の注目オブジェクト情報を取得しても良い。
注目オブジェクト取得部31は、例えば、操作チャンク検出手段311と注目オブジェクト取得手段314とを具備し、当該2つの手段により、2以上の操作情報を用いて、閲覧対象から2以上の注目オブジェクト情報を取得しても良い。
また、注目オブジェクト取得部31は、例えば、操作チャンク検出手段311、オブジェクト取得手段312、関心度取得手段313、注目オブジェクト取得手段314を具備し、当該4つの手段により、2以上の操作情報を用いて、閲覧対象から2以上の注目オブジェクト情報を取得しても良い。
操作チャンク検出手段311は、操作受付部21が受け付けた2以上の操作情報がマッチするチャンクをチャンク格納部112から検出する。操作チャンク検出手段311は、操作受付部21が受け付けた2以上の操作情報のパターンが、チャンク格納部112に格納されている各チャンクに合致するか否かを判断し、合致するチャンクを検出する。なお、チャンクの検出とは、チャンクを識別する識別子を取得することでも良いし、チャンクと対になる情報をチャンク格納部112から取得すること等でも良い。また、操作チャンク検出手段311が2以上の操作情報がマッチするチャンクを検出しようとするトリガーが問わない。操作チャンク検出手段311は、操作が受け付けられる毎に、2以上の操作情報がマッチするチャンクを検出しようとしても良いし、略地図出力指示を受け付けた場合に、2以上の操作情報がマッチするチャンクを検出しようとしても良い。
操作チャンク検出手段311は、操作受付部21が受け付けた2以上の操作情報がマッチする地図操作チャンクを検出しても良い。
操作チャンク検出手段311は、操作受付部21が受け付けた2以上の操作情報がマッチするストリートビュー操作チャンクを検出しても良い。
操作チャンク検出手段311は、操作受付部21が受け付けた2以上の操作情報がマッチするマップ・ストリートビュー切替操作チャンクを検出しても良い。
オブジェクト取得手段312は、1以上の閲覧対象を用いて、1以上のオブジェクト情報を取得する。オブジェクト取得手段312は、例えば、1以上の各閲覧対象であり、出力されている範囲の閲覧対象の中から、1以上のオブジェクト情報を取得する。ここで、オブジェクト取得手段312は、出力されている範囲の閲覧対象の中のすべてのオブジェクト情報を取得しても良い。
また、オブジェクト取得手段312は、例えば、1以上の各閲覧対象であり、出力されている範囲の閲覧対象の中から、予め決められた条件を満たす1以上のオブジェクト情報を取得する。ここで、予め決められた条件とは、出力されている範囲に関する範囲条件、出力されている時間に関する時間条件等がある。範囲条件は、例えば、出力されている閲覧対象の中心から閾値の範囲内であること、出力されている閲覧対象すべて、出力されている閲覧対象の中心から、角度情報が示す角度の+−閾値内(例えば、+−30度以内)の扇形状の範囲に存在すること等である。時間条件は、例えば、出力されている時間が閾値以上または閾値より長い閲覧対象の中の1以上のオブジェクト情報であることである。また、予め決められた条件は、範囲条件と時間条件を含む2種類以上の条件のAND条件でも良い。なお、閲覧対象は、例えば、地図情報やストリートビューやウェブページ等である。また、閲覧対象は、操作可能な操作対象であることは好適である。また、オブジェクト取得手段312が取得したすべてのオブジェクト情報が注目オブジェクト情報でも良い。
関心度取得手段313は、1以上の閲覧対象への操作の1以上の操作情報を用いて、オブジェクト取得手段312が取得した1以上の各オブジェクト情報が示すオブジェクトへの関心度を取得する。1以上の操作情報を用いることは、操作の結果を用いることも含む。また、1以上の操作情報を用いることは、操作しないことを用いることも含む。関心度取得手段313は、例えば、操作の結果、出力された閲覧対象に含まれる1以上の各オブジェクト情報の関心度を、出力された閲覧対象の中心に近いほど高い値に設定する。また、関心度取得手段313は、例えば、閲覧対象が出力されている時間が長いほど関心度を高い値に設定する。また、関心度取得手段313は、例えば、閲覧対象が出力されている時間が閾値以上または閾値より長い場合、当該閲覧対象の中で出力されている範囲の1以上の各オブジェクト情報の関心度を、「関心あり」と設定する。なお、かかる場合、関心度は、「関心あり」または「関心なし」のいずれかである。また、関心度取得手段313は、例えば、操作の結果、出力された閲覧対象に含まれる1以上の各オブジェクト情報の関心度を、出力された閲覧対象の中心に近いほど、かつ出力されている時間が長いほど高い値に設定する。
関心度取得手段313は、画面(閲覧対象)の滞留時間、表示画面(閲覧対象)の領域、角度情報、経度緯度情報を用いて、オブジェクトの関心度を取得することは好適である。角度情報とは、ストリートビューのカメラの角度の情報である。経度緯度情報とは、位置情報の一例であり、地点の経度と緯度の情報を有する。例えば、画面の滞留が5秒未満であれば関心度が低く,画面の滞留が5秒以上であればユーザはその画面に関する何かしらのオブジェクトに関心を持っているものと考える。そして、関心度取得手段313は、例えば、オブジェクトが表示されている画面の滞留時間またはオブジェクトをセンタリングした回数に応じて、関心度を決定する。かかる場合、関心度取得手段313は、通常、滞留時間が長いほど、センタリングした回数が多いほど関心度を高く設定する。
また、関心度取得手段313は、合致したチャンクに対応付いている関心度を、格納部1から取得しても良い。
注目オブジェクト取得手段314は、操作チャンク検出手段311が地図操作チャンクを検出した場合に、出力されている地図情報が有する1以上のオブジェクト情報のうち、予め決められた条件を満たす1以上の注目オブジェクト情報を取得する。予め決められた条件を満たす注目オブジェクト情報とは、例えば、出力されている地図上の範囲内であり、中心に最も近い位置情報に対応する一のオブジェクト情報である。また、予め決められた条件を満たす注目オブジェクト情報とは、例えば、出力されている地図上の範囲内であり、中心から閾値以内の位置情報に対応する1以上のオブジェクト情報である。
注目オブジェクト取得手段314は、操作チャンク検出手段311がストリートビュー操作チャンクを検出した場合に、出力されているストリートビューに写っているオブジェクトの1以上のオブジェクト情報を取得する。注目オブジェクト取得手段314は、操作チャンク検出手段311がストリートビュー操作チャンクを検出した場合に、例えば、出力されているストリートビューに対応する地図情報が有する1以上のオブジェクト情報のうち、予め決められた条件を満たす1以上の注目オブジェクト情報を取得する。ストリートビューに対応する地図情報とは、通常、ストリートビューから取得される位置情報の位置を含む領域の地図情報である。
注目オブジェクト取得手段314は、関心度取得手段313が取得した関心度が予め決められた条件を満たすほど大きい1以上のオブジェクトの1以上の注目オブジェクト情報を取得する。
位置取得部32は、2以上の各注目オブジェクト情報と対になる位置情報を、地図情報から取得する。位置取得部32は、オブジェクト情報をキーとして、外部の装置から位置情報を取得しても良い。つまり、地図情報は、外部のサーバ装置に存在しても良い。なお、位置情報とは、例えば、(経度,緯度)、地図上の座標などである。
略地図取得部33は、2以上の各注目オブジェクトの位置情報に従った位置関係に応じて、2以上の注目オブジェクト情報を配置した略地図を取得する。ここで、位置関係とは、例えば、方角、距離、略地図上の上下左右などである。例えば、位置関係とは、2つの注目オブジェクトの相対的な位置を示す情報である。つまり、略地図取得部33は、2以上の各注目オブジェクトの位置情報から、2以上の各注目オブジェクトの、略地図内での座標位置を決定し、当該座標位置に従って、2以上の各注目オブジェクト情報を、略地図内に配置する。
略地図取得部33は、例えば、2以上の注目オブジェクトを結ぶ道路情報を地図情報から取得する。道路情報は、例えば、両端の位置情報、道路名、道路の種類を含む。略地図取得部33は、例えば、2以上の注目オブジェクトを含む領域内の道路のうち、予め決められた条件を満たす道路情報を地図情報から取得する。予め決められた条件を満たす道路情報とは、例えば、道路情報が有する道路の種類が予め決められた条件を満たす(例えば、「国道」)道路情報である。また、予め決められた条件を満たす道路情報とは、例えば、幅が閾値以上の道路の道路情報である。略地図取得部33は、例えば、2以上の注目オブジェクトを含む領域内の道路のうち、予め決められた条件を満たす地点情報を地図情報から取得する。予め決められた条件を満たす地点情報とは、例えば、地点情報が有する有名度が閾値以上である地点情報、地点情報が有する地点の種類が予め決められた情報(例えば、駅、バス停、コンビニ等)である地点情報等である。そして、略地図取得部33は、取得した情報を用いて、略地図を構成する。
交通手段取得部34は、注目オブジェクト取得部31が取得した1以上の注目オブジェクト情報に対応する1以上の種類情報と対になる交通手段識別子を取得する。交通手段取得部34は、通常、交通手段格納部113から交通手段識別子を取得する。交通手段取得部34は、注目オブジェクト取得部31が取得した1以上の注目オブジェクト情報に対応する1以上の種類情報を取得する。そして、交通手段取得部34は、当該1以上の種類情報に合致する交通手段判断情報を検知し、当該交通手段判断情報に含まれる交通手段識別子を取得する。ここで、交通手段取得部34は、2以上の交通手段識別子を取得しても良い。
画像取得部35は、注目オブジェクト取得部31が取得した注目オブジェクト情報に対応するストリートビューを構成する画像を取得する。画像取得部35は、注目オブジェクト取得部31が取得した注目オブジェクト情報をキーとして画像検索を行い、画像を取得する。なお、画像検索は、例えば、Webにおける画像検索でも良いし、画像データベース等に対する検索でも良い。画像取得部35は、2以上の各注目オブジェクト情報に対応する画像を取得しても良い。
出力部4は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、地図情報、ストリートビュー、交通手段関連情報、画像、関心度、略地図等である。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
地図出力部41は、地図情報を出力する。ここで、地図情報は、略地図出力装置Aの地図情報でも良いし、外部の装置に格納されている地図情報でも良い。通常、地図出力部41は、地図情報の出力指示の受け付けに対応して、地図情報を出力する。地図出力部41は、公知技術である。
ストリートビュー出力部42は、ストリートビューを出力する。通常、ストリートビュー出力部42は、ストリートビューの出力指示の受け付けに対応して、ストリートビューを出力する。ストリートビュー出力部42は、公知技術である。
交通手段関連出力部43は、交通手段取得部34が取得した交通手段識別子で識別される交通手段に関連する交通手段関連情報を出力する。ここで、交通手段関連情報は、例えば、格納部1に格納されている。交通手段関連情報は、例えば、交通手段識別子、交通機関を示す図柄である。また、交通手段関連情報は、例えば、オブジェクト情報(駅またはバス停)の時刻表などである。時刻表は、例えば、オブジェクト情報をキーとしたウェブ検索により取得される。
画像出力部44は、画像を、略地図に対応付けて出力する。出力される画像は、画像取得部35が取得した1以上の画像である。ここで、画像出力部44は、注目オブジェクト情報に対応する位置情報が示す位置を特定する態様で画像を出力することは好適である。
関心度出力部45は、略地図に含まれる注目オブジェクト情報に対応する関心度を出力する。ここで、関心度出力部45は、関心度を図的に出力することは好適である。
略地図出力部46は、略地図取得部33が取得した略地図を出力する。略地図出力部46は、交通手段関連情報、画像、関心度のうちの1以上の情報を有する略地図を出力しても良い。つまり、交通手段関連出力部43が出力する交通手段関連情報、画像出力部44が出力する画像、関心度出力部45が出力する関心度は、略地図出力部46が出力する略地図内に配置されても良いし、略地図の外に配置されても良い。
格納部1、地図情報格納部111、チャンク格納部112、および交通手段格納部113は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。格納部1等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部1等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部1等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部1等で記憶されるようになってもよい。
処理部3、注目オブジェクト取得部31、位置取得部32、略地図取得部33、交通手段取得部34、画像取得部35、操作チャンク検出手段311、オブジェクト取得手段312、関心度取得手段313、および注目オブジェクト取得手段314は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部3等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部4、地図出力部41、ストリートビュー出力部42、交通手段関連出力部43、画像出力部44、関心度出力部45、および略地図出力部46は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力部4等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、略地図出力装置Aの動作について、図2のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS201)受付部2は、指示を受け付けたか否かを判断する。指示を受け付けた場合はステップS202に行き、指示を受け付けない場合はステップS203に行く。なお、指示とは、例えば、地図情報またはストリートビューの出力指示である。
(ステップS202)処理部3または出力部4は、指示に応じた処理を行い、ステップS201に戻る。かかる処理は、例えば、地図情報またはストリートビューを出力する指示である。
(ステップS203)操作受付部21は、閲覧対象に対する操作を受け付けたか否かを判断する。操作を受け付けた場合はステップS204に行き、操作を受け付けない場合はステップS207に行く。
(ステップS204)操作受付部21は、ステップS203で受け付けた操作に対応する操作情報を取得する。また、処理部3は、その他の情報を取得する。ここでのその他の情報とは、例えば、操作を行われる前の画面(地図情報またはストリートビューの画面)の滞留時間、角度情報、経緯度情報等のうちの1以上の情報である。角度情報とは、ストリートビューのカメラの角度を特定する情報である。経緯度情報とは、操作を行われた後または操作を行われる前の画面(地図情報またはストリートビューの画面)を代表する1以上の位置情報である。代表する1以上の位置情報は、例えば、画面の中心の位置情報、画面内のオブジェクト情報に対応する1以上の位置情報、画面の範囲を示す2以上の位置情報(例えば、左上の位置情報と右下の位置情報)である。なお、本ステップでは、操作情報等が取得されるが、操作情報等とは、操作情報を含み、0または1以上のその他の情報を含む。また、ストリートビューから角度情報や経緯度情報を取得する処理、地図情報から経緯度情報を取得する処理等は公知技術である。
(ステップS205)処理部3は、取得した操作情報に応じて、出力変更された閲覧対象を取得する。出力部4は、変更された閲覧対象を出力する。本ステップで、例えば、地図情報に対して、ズームイン[i]が入力された場合、当該地図情報をズームインした(縮尺を大きくした)地図情報を出力する。
(ステップS206)処理部3は、ステップS204で取得した操作情報等を、格納部1に少なくとも一時蓄積し、ステップS201に戻る。
(ステップS207)受付部2は、略地図出力指示を受け付けたか否かを判断する。略地図出力指示を受け付けた場合はステップS208に行き、略地図出力指示を受け付けない場合はステップS201に戻る。
(ステップS208)処理部3は、略地図の生成処理を行う。略地図生成処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS209)処理部3は、ステップS208で略地図が生成されたか否かを判断する。略地図が生成された場合はステップS210に行き、略地図が生成されなかった場合はステップS211に行く。
(ステップS210)出力部4は、ステップS208で生成された略地図を出力する。ステップS201に戻る。なお、本ステップで、例えば、交通手段関連情報、画像、関心度を含む略地図が出力された。しかし、略地図と、交通手段関連情報、画像、関心度等とが別々に出力されても良い。
(ステップS211)出力部4は、略地図が生成されなかった旨のエラーの出力を行う。ステップS201に戻る。
なお、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS208の略地図生成処理について、図3のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS301)注目オブジェクト取得部31は、カウンタiに1を代入し、カウンタjに2を代入する。
(ステップS302)注目オブジェクト取得部31は、i番目からj番目までの操作情報列を格納部1から取得する。
(ステップS303)注目オブジェクト取得部31は、ステップS302で、i番目からj番目までの操作情報列が取得できたか否かを判断する。取得できた場合はステップS304に行き、取得できなかった場合はステップS311に行く。
(ステップS304)操作チャンク検出手段311は、カウンタkに1を代入する。
(ステップS305)操作チャンク検出手段311は、k番目のチャンクがチャンク格納部112に存在するか否かを判断する。k番目のチャンクが存在すれば、ステップ306に行き、存在しなければ、ステップ310に行く。
(ステップS306)操作チャンク検出手段311は、i番目からj番目までの操作情報列が、k番目のチャンクのパターンに合致するか否かを判断する。合致する場合はステップS307に行き、合致しない場合はステップS309に行く。
(ステップS307)注目オブジェクト取得部31は、k番目のチャンクに対応する注目オブジェクト情報を取得する。注目オブジェクト取得処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS308)注目オブジェクト取得部31は、カウンタiにj+1を代入し、jにj+2を代入する。ステップS302に戻る。
(ステップS309)注目オブジェクト取得部31は、カウンタkにk+1を代入する。ステップS305に戻る。
(ステップS310)注目オブジェクト取得部31は、カウンタiにj+1を代入する。ステップS302に戻る。
(ステップS311)略地図取得部33は、2以上の注目オブジェクトが存在するか否かを判断する。存在する場合はステップS312に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS312)略地図取得部33等は、略地図を構成する。上位処理にリターンする。略地図構成処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
なお、図3のフローチャートにおいて、i番目からj番目までの操作情報列がすべてのチャンクに合致するか否かを判断し、合致する1または2以上の各チャンクに対応する注目オブジェクトを取得しても良い。
次に、ステップS307の注目オブジェクト取得処理について、図4のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS401)オブジェクト取得手段312は、出力されている閲覧対象の中の1以上のオブジェクトのオブジェクト情報を取得する。なお、オブジェクト取得手段312は、例えば、出力されている地図情報の中の1以上のオブジェクト情報を取得する。また、オブジェクト取得手段312は、例えば、出力されているストリートビューの経度緯度情報、角度情報等を用いて、地図情報内での領域を特定し、当該領域の地図情報内の1以上のオブジェクト情報を取得する。
(ステップS402)注目オブジェクト取得部31は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS403)注目オブジェクト取得部31は、ステップS401で取得したオブジェクト情報のうち、i番目のオブジェクト情報が存在するか否かを判断する。存在する場合はステップS404に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS404)関心度取得手段313は、オブジェクト情報に対する関心度を取得するための元になる関心度元情報を取得する。関心度元情報とは、例えば、オブジェクト情報と対になる位置情報、出力中の閲覧対象の中心の位置情報、角度情報、オブジェクト情報を含む閲覧対象の閲覧時間等である。また、関心度取得手段313は、例えば、オブジェクト情報の位置情報が示す位置から中心の位置情報が示す位置までの距離を取得する。なお、かかる距離も関心度元情報である、と考えても良い。
(ステップS405)関心度取得手段313は、1以上の関心度元情報を用いて、関心度を取得する。関心度取得手段313は、例えば、上記の閲覧時間、および距離を用いて、関心度を取得する。なお、例えば、格納部1に、閲覧時間、および距離をパラメータとする関心度の算出関数が管理されており、かかる関数を用いて関心度を算出する。また、関心度の算出関数は、閲覧時間をパラメータとする増加関数であり、距離をパラメータとする減少関数である。また、格納部1に、閲覧時間の幅の情報と関心度との組が2組以上格納されており、関心度取得手段313は、取得した閲覧時間に対応する関心度を格納部1から取得する。
(ステップS406)注目オブジェクト取得手段314は、関心度を用いて、i番目のオブジェクト情報が注目オブジェクト情報であるか否かを判断する。注目オブジェクト情報である場合はステップS407に行き、注目オブジェクト情報でない場合はステップS408に行く。なお、注目オブジェクト取得手段314は、例えば、関心度が閾値以上のオブジェクト情報を注目オブジェクト情報であると判断する。
(ステップS407)注目オブジェクト取得手段314は、i番目のオブジェクト情報に対して、注目オブジェクトであることを示すフラグを付与する。
(ステップS408)注目オブジェクト取得部31は、カウンタiを1,インクリメントする。ステップS403に戻る。
なお、図4のフローチャートにおいて、関心度取得手段313は、距離が最小(中心に最も近い)のオブジェクト情報に対してのみ、関心度(例えば、「1」)を付与しても良い。
また、図4のフローチャートにおいて、注目オブジェクト取得部31は、すべてのオブジェクト情報に対する関心度を取得してから、注目オブジェクト情報を決定しても良い。
さらに、図4のフローチャートにおいて、注目オブジェクト取得部31は、関心度を用いずに、注目オブジェクト情報を決定しても良い。例えば、注目オブジェクト取得部31は、予め決められた条件を満たす一のオブジェクト情報を注目オブジェクト情報であると判断する。
次に、ステップS312の略地図構成処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS501)処理部3は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS502)処理部3は、i番目の注目オブジェクト情報が存在するか否かを判断する。存在する場合はステップS503に行き、存在しない場合はステップS507に行く。
(ステップS503)位置取得部32は、i番目の注目オブジェクト情報と対になる位置情報を、対応するオブジェクト総合情報から取得する。
(ステップS504)画像取得部35は、i番目の注目オブジェクト情報に対応する画像を取得する。
(ステップS505)交通手段取得部34は、i番目の注目オブジェクト情報に対応する種類情報を、対応するオブジェクト総合情報から取得する。
(ステップS506)処理部3は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS502に戻る。
(ステップS507)略地図取得部33は、2以上の各注目オブジェクト情報と対になる2以上の位置情報を用いて、2以上の注目オブジェクト情報のすべてが入る範囲を決定する。略地図取得部33は、例えば、2以上の位置情報から、最も西よりの緯度(x1)と最も東よりの緯度(x2)、最も北よりの経度(y1)と最も南よりの経度(y2)を取得し、(x1,y1)(x2,y2)を取得する。つまり、ここで、決定される範囲は、例えば、(x1,y1)(x2,y2)により特定される矩形の範囲である。
(ステップS508)交通手段取得部34は、2以上の注目オブジェクト情報の種類情報を用いて、交通手段関連情報を取得する。交通手段関連情報取得処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS509)略地図取得部33は、ステップS507で決定した範囲の中で、予め決められた条件に合致する1以上のオブジェクト情報を、地図情報から取得する。なお、ここで、オブジェクト情報を取得しない場合もある。また、予め決められた条件は、例えば、「注目オブジェクト情報の上の1以上の道路情報であること」、「オブジェクト情報の種類情報が予め決められた情報(例えば、川、国道、駅、バス停など)であること」、「ステップS507で決定した範囲のうち、中心から閾値以内の距離に存在すること」などである。なお、ここで取得されたオブジェクト情報は、生成される略地図上に出力される出力オブジェクト情報である。また、注目オブジェクト情報も出力オブジェクト情報である。
(ステップS510)略地図取得部33は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS511)略地図取得部33は、i番目の出力オブジェクト情報が存在するか否かを判断する。存在する場合はステップS512に行き、存在しない場合はステップS516に行く。
(ステップS512)略地図取得部33は、i番目の出力オブジェクト情報の1以上の各位置情報を、略地図内の座標値に変換する。
(ステップS513)略地図取得部33等は、i番目の出力オブジェクト情報の図柄等を取得する。図柄等とは、例えば、図柄、画像、オブジェクト情報(オブジェクトの名称)である。また、略地図取得部33は、i番目の出力オブジェクト情報の種類情報に対応する図柄を格納部1から取得する。また、画像取得部35は、出力オブジェクト情報をキーとして画像検索し、1以上の画像を取得する。
(ステップS514)略地図取得部33は、図柄等を配置する。略地図取得部33は、例えば、ステップS512で取得した座標値が示す位置に、図柄を配置する。また、略地図取得部33は、例えば、図柄の近接した位置に、オブジェクトの名称を配置する。また、略地図取得部33は、例えば、図柄の近接した位置または図柄に対応付けて、画像を配置する。
(ステップS515)略地図取得部33は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS511に戻る。
(ステップS516)略地図取得部33は、交通手段取得部34が取得した交通手段関連情報を略地図上に配置する。上位処理にリターンする。なお、交通手段関連情報の配置領域は予め決められていても良いし、交通手段関連情報の元になったオブジェクト情報と対になる位置情報を用いて、配置されても良い。
次に、ステップS508の交通手段関連情報取得処理について、図6のフローチャートを用いて説明する。
(ステップS601)交通手段取得部34は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS602)交通手段取得部34は、i番目の交通手段判断情報が交通手段格納部113に存在するか否かを判断する。存在する場合はステップS603に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
(ステップS603)交通手段取得部34は、ステップS505で取得された2以上の種類情報がi番目の交通手段判断情報に合致するか否かを判断する。合致する場合はステップS604に行き、合致しない場合はステップS606に行く。
(ステップS604)交通手段取得部34は、i番目の交通手段判断情報に対応する交通手段識別子を交通手段格納部113から取得する。
(ステップS605)交通手段取得部34は、1以上の注目オブジェクト情報に対応付けて、ステップS604で取得した交通手段識別子を蓄積する。なお、この1以上の注目オブジェクト情報は、i番目の交通手段判断情報に合致する元になったオブジェクト情報である。また、交通手段取得部34は、注目オブジェクト情報に対応付けずに、ステップS604で取得した交通手段識別子を蓄積しても良い。
(ステップS606)交通手段取得部34は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS602に戻る。
以下、本実施の形態における略地図出力装置Aの具体的な動作について説明する。まず、略地図出力装置Aの動作の概要を、図7を用いて説明する。
略地図出力装置Aは、出力されている地図情報(以下、適宜、地図という)701と出力されているストリートビュー702である地理インターフェイスを、ユーザが操作した場合に、当該操作の列の情報である操作列情報を解析し(703)、チャンクの判定を行い(704)、ユーザの意図を抽出し(705)、その意図に合った個人化された略地図を自動生成する(706)。そして、略地図出力装置Aは、例えば、図8に示すような略地図を得る。
また、本具体例において、地図上の操作は上述した5種類、ストリートビュー上の操作は上述した5種類であり、意味のある操作の切れ目としての操作列(操作チャンク)を検出し、各々の操作の組み合わせとオブジェクトへの関心の有無やその関心度によって生成する略地図を決定するものとする。また、操作以外の意図推定尺度として、当該画面の滞留時間、表示画面領域、経度緯度情報を用いる、とする。
今、略地図出力装置Aのチャンク格納部112には、図9に示す地図操作チャンク管理表、図10に示すストリートビュー操作チャンク管理表、図11に示すマップ・ストリートビュー切替操作チャンク管理表が格納されている。3つの管理表は、「チャンク名」「ユーザ操作」「オブジェクト取得方法」「関心度」の属性値を有する。「チャンク名」はチャンクの名称である。「ユーザ操作」はチャンクに合致するための操作列のパターンである。「ユーザ操作」はチャンクである、と言っても良い。「オブジェクト取得方法」は、オブジェクトの取得方法に関する情報である。「オブジェクト取得方法」は、ここでは、オブジェクトの取得方法を識別する取得方法識別子である。また、取得方法識別子は、プログラム名、関数名、メソッド名等でも良い。「関心度」は、オブジェクト取得方法を用いて取得したオブジェクト情報に対して付与する関心度である。また、図9−図11の「ユーザ操作」において、「」は0回以上の繰り返し、「」は1回以上の繰り返しを意味する。
図9の地図操作チャンク管理表における「局所表示チャンク」とは、表示範囲を限定し、ある地点を近傍から確認しようとする操作である。m操作およびs操作およびc操作によって関心のある地点に近づき、i操作により詳細な確認を行うときの操作列である。ある地点を近傍から確認するということは、その地点に関心があると考えられるので、局所表示された対象物は関心があると考えられる。この際、取得方法識別子は、「最近傍オブジェクト取得(c)」である。取得方法識別子が「最近傍オブジェクト取得(c)」である場合、注目オブジェクト取得部31は、c操作時の中心点の最近傍オブジェクトを注目オブジェクトとして取得することである。
図9の「注記指定チャンク」とは、地名やオブジェクト名など、地図上に記されている注記をユーザがセンタリングする操作である。通常の場合、地図におけるセンタリングは地点に関心があると考えられるが、注記文字が付与されていることにより、その地点ではなく注記文字が付与された対象に関心があると考えられる。この操作はi操作により詳細な確認を行った後m操作が0回以上行われ、s操作が行われるときの操作列である。この際、取得方法識別子は、「最近傍オブジェクト取得(s)」である。取得方法識別子が「最近傍オブジェクト取得(s)」である場合、注目オブジェクト取得部31は、s操作時の中心点の最近傍オブジェクト付与されている地名や名前を注目オブジェクトとして取得する。
図9の「移動チャンク」とは、ユーザが地図の表示範囲を移動させる操作である。ユーザが今見ている地点における近傍を見るために移動操作を行う。この操作はユーザが広範囲に地点を見るために行われる操作であるため移動開始地点と移動終了地点の周辺にユーザの関心があると考えられる。この操作はm操作を行い、m操作およびc操作が0回以上行われるときの操作列である。この操作で生成する略地図の縮尺を考慮する。移動チャンクだけは注目オブジェクトを取る操作列ではない、とする。
図9の「広域探索チャンク」とは、ユーザが今見ている地点の周辺を見るために、o操作を行った後0回以上のm操作が行われ、s操作およびc操作をすることでユーザが関心を持った地点を決定する操作である。この際、取得方法識別子は、「最近傍オブジェクト取得(sc)」である。取得方法識別子が「最近傍オブジェクト取得(sc)」である場合、注目オブジェクト取得部31は、s操作およびc操作によりセンタリングされた地点の最近傍オブジェクトを注目オブジェクトとして取得する。
図9の「絞込チャンク」とは、ユーザが今表示している地点にi操作をし、新たに表示された詳細な地図の中からユーザの関心がある地点を0回以上のm操作の後c操作をすることで、関心のある対象の範囲を絞り込んでいく操作である。この際、取得方法識別子は、「最近傍オブジェクト取得(c)」である。取得方法識別子が「最近傍オブジェクト取得(c)」である場合、注目オブジェクト取得部31は、c操作時の中心点の最近傍オブジェクトを注目オブジェクトとして取得する。
図10のストリートビュー操作チャンク管理表における「移動チャンクとは、ある地点から別の地点へ現在地を変更しようとする操作である。M操作によりこの操作は行われる。移動チャンクだけは注目オブジェクトを取る操作列ではない。
図10の「周囲確認チャンク」とは、ある地点の周囲を確認する操作である。P操作およびT操作により画面を動かすことで周囲の確認を行う。この操作をすることでユーザはその地点の周囲のオブジェクトの配置関係に関心があると考えられる。この際、取得方法識別子は、「オブジェクト(PT)」である。取得方法識別子が「オブジェクト(P|T)」である場合、注目オブジェクト取得部31は、PまたはT操作時のオブジェクトを注目オブジェクトとして取得する。
図10の「地点確認チャンク」とは、ある地点に注目し,その地点を詳細に確認する操作である。この操作は、0回以上P操作およびT操作の後、I操作をすることで近傍の確認を行う操作である。P操作およびT操作の後のI操作によりユーザはI操作をしたオブジェクトに関心があると考えられる。この際、取得方法識別子は、「オブジェクト(I)」である。取得方法識別子が「オブジェクト(I)」である場合、注目オブジェクト取得部31は、I操作時のオブジェクトを注目オブジェクトとして取得する。
図10の「高低確認チャンク」とは、ある地点のオブジェクトに注目し、高低を確認しようとする操作である。本操作は、0回以上のP操作およびT操作の後、T操作を行い、画面を上下に動かすことで高低確認を行う操作である。T操作を受けたオブジェクトにユーザの関心があると考えられる。この際、取得方法識別子は、「オブジェクト(T)」である。取得方法識別子が「オブジェクト(T)」である場合、注目オブジェクト取得部31は、T操作時のオブジェクトを注目オブジェクトとして取得する。
図11のマップ・ストリートビュー切替操作チャンク管理表における「絶対的地点確認チャンク」とは、マップからストリートビューへ切り替える際に行われる操作列であり、地図上のオブジェクトに関心を持ったユーザがそのオブジェクトをストリートビューで再度見ようとする操作である。地図操作チャンクにおける局所表示チャンクの後、ストリートビューに切り替えて0回以上のM操作の後、ストリートビュー操作チャンクである地点確認チャンクを行う際の操作チャンクである。この操作チャンクを行ったユーザは、そのオブジェクトに大きな関心があると考えられる。この際、取得方法識別子は、「オブジェクト(I)」である。取得方法識別子が「オブジェクト(I)」である場合、注目オブジェクト取得部31は、I操作時のオブジェクトを注目オブジェクトとして取得する。
図11の「相対的地点確認チャンク」とは、ストリートビューから地図へ切り替える際に行われる操作列であり、ストリートビュー上のオブジェクトに関心を持ったユーザが、そのオブジェクトの位置と、そのオブジェクトと周囲のオブジェクトの位置関係を知るための操作である。ストリートビュー上において0回以上のM操作の後、ストリートビュー操作チャンクである地点確認チャンクが行われることによって表示された最後の画面から地図に切り替え、0回以上のi操作とs操作およびc操作が行われるときの操作チャンクである。この操作チャンクを行ったユーザは、注目オブジェクトの位置関係に関心があると考えられるため位置関係を強調する略地図を生成するべきと考えられる。この際、取得方法識別子は、「全オブジェクト(sc)」である。取得方法識別子が「全オブジェクト(sc)」である場合、注目オブジェクト取得部31は、sc操作時の、出力されている全ての地図上のオブジェクトを注目オブジェクトとして取得する。
図11の「複数地点確認チャンク」とは、ストリートビューから地図へ切り替え、さらにストリートビューに切り替える際に行われる操作列であり、複数の地点を地図上とストリートビューの両方から確認しようとする操作である。ストリートビュー操作チャンクである地点確認チャンクで関心物を確認し、地図に切り替えo操作をすることで縮尺を広げm 操作の後、0回以上のm操作およびs操作およびc操作で別の関心物を見つける。その後、地図操作チャンクにおける絞り込みチャンクを行うことで別の関心物に注目していき、ストリートビューに切り替え、0回以上のM操作の後、P操作およびT操作が行われるときの操作チャンクである。この操作チャンクを行ったユーザは複数の地点にかなりの関心があると考えられるため、それらのオブジェクトを略地図上に反映するべきである。この際、取得方法識別子は、「オブジェクト(I),最近傍オブジェクト取得(c)」である。取得方法識別子が「オブジェクト(I),最近傍オブジェクト取得(c)」である場合、注目オブジェクト取得部31は、I操作時のオブジェクトを注目オブジェクトとして取得し、かつc操作時の最近傍オブジェクトを注目オブジェクトとして取得する。
次に、上記のチャンク管理表を用いずに、注目オブジェクト取得部31が、ストリートビューにおける注目オブジェクト情報を取得する方法の例について述べる。なお、ここでの注目オブジェクト情報の取得はストリートビュー上においてI操作を含む他の操作が行われなかった時の検出方法である。特定のオブジェクトに対してI操作が行われたときは、注目オブジェクト取得部31は、そのオブジェクトが注目オブジェクトであると判断し、当該オブジェクト情報を注目オブジェクト情報として取得する。つまり、注目オブジェクト取得部31は、I操作が行われたときの位置情報を取得し、当該位置情報に対応するオブジェクト情報を、注目オブジェクト情報として取得する。
また、ストリートビュー上で関心を持ったオブジェクトを見つけたユーザは次に画面に変更を加える際にも大方別の視点から同一オブジェクトを見ると考えられる。このとき角度情報は変化するが、経度緯度情報の変化は少ないと考えられる。すなわち、初めにAというオブジェクトを見た際に、注目オブジェクト取得部31は、角度情報、経度緯度情報を取得する。そして、注目オブジェクト取得部31が、Aを近傍地点において他の視点から見た画面の角度情報は初回と違っているが、経度緯度情報の変化は少ないということを検知した場合、注目オブジェクト取得部31は、各々の画面の滞留時間を取得する。そして、各々の画面の滞留時間が閾値以上の場合、注目オブジェクト取得部31は、Aを注目オブジェクトと決定し、Aの注目オブジェクト情報を取得する。例えば、図12に示すように、ストリートビュー上で壁が黒い店(ワッフル屋)に関心を持ったユーザはストリートビュー上で様々な視点からワッフル屋を見ると考えられる。その際、ストリートビュー上におけるワッフル屋への視点としての角度情報は各々、閾値以上の差異があるが、ワッフル屋に注目しているのでワッフル屋の近傍に滞留する点で経度緯度情報(位置情報と言っても良い)に閾値以上の変化はない。なお、図12における地図上の矢印は視点としての角度情報の違いはあるが経度緯度情報に閾値以上の変化はないことを示している。
また、図13は、ストリートビュー操作チャンクにおける、地点確認操作チャンクを表した図である。ユーザは、例えば、ストリートビューで移動していた(1301)ところに建仁寺が見つかった、とする。そして、ユーザは、建仁寺に方向転換をする操作を行った(1302)、とする。次に、ユーザは、ストリートビューをズームインして(1303)、建仁寺を確認し、その後ズームアウトして(1304)、他の動作に移った、とする。この操作はストリートビュー操作チャンクにおける地点確認操作に合致しており、注目オブジェクト取得部31は、オブジェクト情報「建仁寺」を取得する。つまり、注目オブジェクト取得部31は、ストリートビューから取得できる位置情報を用いて、地図情報を検索し、オブジェクト情報「建仁寺」を取得する。そして、注目オブジェクト取得部31は、滞留時間「8秒」を取得した、とする。そして、注目オブジェクト取得部31は、滞留時間「8秒」は閾値(例えば、5秒)以上であるので、オブジェクト情報「建仁寺」は注目オブジェクト情報である、と決定した、とする。
また、今、交通手段格納部113は、図14に示す交通手段判断情報管理表を格納している、とする。交通手段判断情報管理表は、1以上の交通手段判断情報を有する。交通手段判断情報は、「交通手段識別子」「種類情報条件」を有する。種類情報条件は、1以上の種類情報を含む情報であり、交通手段識別子を取得するための条件である。種類情報条件「バス停&観光地」は、取得した2以上の種類情報の中に、1以上のバス停および1以上の観光地を含むことを示す。種類情報条件「鉄道駅&観光地」は、取得した2以上の種類情報の中に、1以上の鉄道駅および1以上の観光地を含むことを示す。種類情報条件「(タクシー乗り場orレンタカー屋or駐車場)&観光地」は、取得した2以上の種類情報の中に、タクシー乗り場またはレンタカー屋または駐車場を含み、かつ観光地を含むことを示す。種類情報条件「観光地」は、取得した種類情報の中に、1以上の観光地を含むことを示す。
かかる状況において、ユーザが地理インターフェイスに対する操作を行った、とする。そして、かかる操作は、「祇園四条駅→八坂神社→東大路通にある店→清水寺→清水五条駅」に関心を示すような操作であった、とする。
次に、操作受付部21は、かかるユーザ操作から、2以上の操作情報列を取得する。そして、注目オブジェクト取得部31は、上述した処理により、オブジェクト情報「祇園四条駅」「八坂神社」「東大路通にある店」「清水寺」「清水五条駅」を取得した、とする。かかる場合、「ユーザは,祇園四条駅で電車を降りて八坂神社に向かった後、東大路通を歩いて清水寺へ行きたい」という意図を持っていると略地図出力装置Aが決定し、略地図取得部33は、その意図を表した略地図(図8)を生成する。図8において、赤い丸(801、802)はその地点のオブジェクトに関心を持ったことを表し、その大小は関心度の違いを表している。略地図取得部33は、関心を持った場所(注目オブジェクト情報)のストリートビューの画像を赤丸から吹き出しで示し、重要と考えられる観光地である八坂神社と清水寺はその写真で表す。
なお、画像取得部35は、注目オブジェクト情報が出力されているストリートビューから実画像データを取得する。また、画像取得部35は、略地図の範囲の予め決められた条件を満たす各オブジェクト情報(ここでは、八坂神社と清水寺)をキーとして、Webで画像検索を行い、最上位の1件を取得する。
また、略地図取得部33は、注目オブジェクト情報に沿った道路の道路情報(ここでは、東大路通)、予め決められた条件を満たすオブジェクト情報(ここでは、四条通、国道1号線、鴨川)を取得する。
また、交通手段取得部34は、「祇園四条駅」「清水五条駅」に対応する種類情報「鉄道駅」と注目オブジェクト情報に対応する種類情報「観光地」とを用いて、図14に示す交通手段判断情報管理表を参照し、交通手段識別子「電車」を取得した、とする。
次に、略地図取得部33は、「電車」に対応する図柄803、および「祇園四条駅」「清水五条駅」を略地図に配置する。なお、略地図取得部33は、「祇園四条駅」「清水五条駅」の位置情報を座標値に変換し、当該座標値に対応する位置に「祇園四条駅」「清水五条駅」を配置する。また、「祇園四条駅」「清水五条駅」の間に、「電車」に対応する図柄(線路の図柄)を配置する。なお、「電車」に対応する図柄803は、格納部1に格納されている。以上により、略地図取得部33は、略地図を構成できた。
次に、略地図出力部46は、図8に示す略地図を出力する。
以上、本実施の形態によれば、閲覧対象の操作を行うことにより、容易に所望の略地図を生成できる。
また、本実施の形態によれば、交通手段関連情報、注目オブジェクト情報等の画像、関心度なども含む略地図を生成できる。
なお、本実施の形態における略地図出力装置Aを実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、1以上の閲覧対象を検索するためのキーワードである1以上の操作情報、または1以上の閲覧対象への操作の操作情報のうちの1種類以上の2以上の操作情報を受け付ける操作受付部と、前記1以上の操作情報に含まれるオブジェクト情報である1以上の注目オブジェクト情報を取得する、または前記2以上の操作情報を用いて、前記閲覧対象から2以上の注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得部と、地球上のオブジェクトの情報であるオブジェクト情報と当該オブジェクトの位置を示す位置情報とを有する1以上のオブジェクト総合情報を有する地図情報から、前記2以上の各注目オブジェクト情報と対になる位置情報を、前記地図情報から取得する位置取得部と、前記2以上の各注目オブジェクトの位置情報に従った位置関係に応じて、前記2以上の注目オブジェクト情報を配置した略地図を取得する略地図取得部と、前記略地図を出力する略地図出力部として、機能させるためのプログラムである。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記地図情報を出力する地図出力部としてさらに機能させ、前記1以上の閲覧対象は、前記地図情報を含むプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、前記地図情報に対する2以上の地図操作である操作列のパターンである1以上の地図操作チャンクが格納されるチャンク格納部を具備し、前記注目オブジェクト取得部は、前記操作受付部が受け付けた2以上の操作情報がマッチする地図操作チャンクを検出する操作チャンク検出手段と、前記操作チャンク検出手段が前記地図操作チャンクを検出した場合に、出力されている地図情報が有する1以上のオブジェクト情報のうち、予め決められた条件を満たす1以上の注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得手段とを具備するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、ストリートビューを出力するストリートビュー出力部としてさらに機能させ、前記1以上の閲覧対象は、前記ストリートビューを含むものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、前記ストリートビューに対する2以上のストリートビュー操作である操作列のパターンである1以上のストリートビュー操作チャンクが格納されるチャンク格納部を具備し、前記注目オブジェクト取得部は、前記操作受付部が受け付けた2以上の操作情報がマッチするストリートビュー操作チャンクを検出する操作チャンク検出手段と、前記操作チャンク検出手段が前記ストリートビュー操作チャンクを検出した場合に、出力されているストリートビューに対応する地図情報が有する1以上のオブジェクト情報のうち、予め決められた条件を満たす1以上の注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得手段とを具備するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータを、前記地図情報を出力する地図出力部と、ストリートビューを出力するストリートビュー出力部としてさらに機能させ、前記1以上の閲覧対象は、前記地図情報および前記ストリートビューを含むものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
また、上記プログラムにおいて、コンピュータがアクセス可能な記録媒体は、前記地図情報に対する1以上の地図操作および前記ストリートビューに対する1以上のストリートビュー操作である操作列のパターンである1以上のマップ・ストリートビュー切替操作チャンクが格納されるチャンク格納部を具備し、前記注目オブジェクト取得部は、前記操作受付部が受け付けた2以上の操作情報がマッチするマップ・ストリートビュー切替操作チャンクを検出する操作チャンク検出手段と、前記操作チャンク検出手段が前記マップ・ストリートビュー切替操作チャンクを検出した場合に、出力された地図情報または出力されたストリートビューに対応する地図情報が有する1以上のオブジェクト情報のうち、予め決められた条件を満たす1以上の注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得手段とを具備するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
(実施の形態2)
本実施の形態において、閲覧対象を出力するための操作の操作情報、または閲覧対象への操作の操作情報のうちの1種類以上のユーザの操作の操作情報を取得し、当該操作情報を用いて、1以上の注目オブジェクト情報を取得し、当該1以上の注目オブジェクト情報を含む略地図を生成し、出力する略地図出力装置について説明する。
ここでの閲覧対象はウェブページである。また、ここでの略地図出力装置は、検索キーワード、または/およびウェブページ内のオブジェクト情報を用いて、略地図を生成し、出力する。
図15は、本実施の形態における略地図出力装置Bのブロック図である。
略地図出力装置Bは、格納部5、受付部6、処理部7、および出力部8を備える。格納部5は、地図情報格納部111を備える。受付部6は、および操作受付部61を備える。
処理部7は、ウェブページ検索部71、注目オブジェクト情報取得部72、位置取得部32、略地図取得部73、交通手段取得部34、および画像取得部35を備える。
注目オブジェクト情報取得部72は、オブジェクト取得手段721、関心度取得手段722、および注目オブジェクト取得手段723を備える。
出力部8は、ウェブページ出力部81、交通手段関連出力部43、画像出力部44、関心度出力部45、および略地図出力部46を備える。
格納部5は、各種の情報を格納し得る。各種の情報とは、例えば、地図情報である。
受付部6は、指示や情報等を受け付ける。指示や情報等とは、例えば、1以上の操作情報、ウェブページのアンカーに対する指示である。指示や情報等の入力手段は、テンキーやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。受付部2は、テンキーやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。また、受付部2は、外部の装置(例えば、図示しない端末装置)から、指示や情報等を受信しても良い。ここでの受け付けとは、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力デバイスから入力された情報の受け付け、有線もしくは無線の通信回線を介して送信された情報の受信、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体から読み出された情報の受け付けなどを含む概念である。
操作受付部61は、1以上の閲覧対象を検索するためのキーワードである1以上の操作情報を受け付ける。また、操作受付部61は、1以上の閲覧対象への操作の操作情報のうちの1種類以上の2以上の操作情報を受け付けても良い。操作受付部61は、閲覧対象の出力指示も受け付けても良い。ここで、閲覧対象とは、例えば、ウェブページである。操作受付部61は、検索指示や出力されているウェブページの中のアンカーへの指示を受け付けても良い。また、検索指示は、1以上のキーワードを有する。
処理部7は、各種の処理を行う。各種の処理とは、例えば、ウェブページ検索部71、注目オブジェクト情報取得部72、位置取得部32、略地図取得部73、交通手段取得部34、画像取得部35が行う処理である。
ウェブページ検索部71は、操作受付部61が受け付けた1以上のキーワードを用いて、ウェブ検索を行い、ウェブページを取得する。
注目オブジェクト情報取得部72は、1以上の注目オブジェクト情報を取得する。注目オブジェクト情報取得部72は、例えば、操作受付部61が受け付けた1以上のキーワードを注目オブジェクト情報として取得する。また、注目オブジェクト情報取得部72は、例えば、操作受付部61が受け付けた1以上のキーワードのうち、地図情報が有するオブジェクト情報であるキーワードを、注目オブジェクト情報として取得する。なお、かかる地図情報は、略地図出力装置Bが有しても良いし、外部の装置の地図情報でも良い。また、注目オブジェクト情報取得部72は、例えば、出力されたウェブページ内のオブジェクト情報(例えば、地名など)を注目オブジェクト情報として取得する。また、注目オブジェクト情報取得部72は、出力されたウェブページ内の名詞であり、地図情報が有するオブジェクト情報を、注目オブジェクト情報として取得する。また、注目オブジェクト情報取得部72は、例えば、指示されたアンカーに含まれるオブジェクト情報を注目オブジェクト情報として取得しても良い。
オブジェクト取得手段721は、1以上の閲覧対象を用いて、1以上のオブジェクト情報を取得する。オブジェクト取得手段721は、例えば、1以上のウェブページであり、出力されているウェブページの中から、1以上のオブジェクト情報を取得する。
関心度取得手段722は、1以上の閲覧対象への操作の1以上の操作情報を用いて、オブジェクト取得手段721が取得した1以上の各オブジェクト情報が示すオブジェクトへの関心度を取得する。1以上の操作情報とは、例えば、入力されたキーワード、アンカーへの指示等である。
注目オブジェクト取得手段723は、関心度取得手段722が取得した関心度が予め決められた条件を満たすほど大きい1以上のオブジェクトの1以上の注目オブジェクト情報を取得する。なお、注目オブジェクト取得手段723は、関心度を用いずに、オブジェクト取得手段721が取得した1以上のオブジェクト情報から、注目オブジェクト情報を取得しても良い。
略地図取得部73は、2以上の各注目オブジェクトの位置情報に従った位置関係に応じて、2以上の注目オブジェクト情報を配置した略地図を取得する。略地図取得部73の処理は、略地図取得部33の処理と同じ、またはその一部の処理でも良い。
略地図取得部73は、例えば、2以上の注目オブジェクトを結ぶ道路情報を地図情報から取得する。例えば、2以上の注目オブジェクトを含む領域内の道路のうち、予め決められた条件を満たす道路情報を地図情報から取得する。例えば、2以上の注目オブジェクトを含む領域内の道路のうち、予め決められた条件を満たす地点情報を地図情報から取得する。そして、取得した情報を用いて、略地図を構成する。
位置関係とは、例えば、方角、距離、略地図上の上下左右などである。位置関係とは、例えば、2つの注目オブジェクトの相対的な位置を示す情報である。
出力部8は、各種の情報を出力する。各種の情報とは、例えば、ウェブページ、交通手段関連情報、画像、関心度、略地図等である。ここで、出力とは、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
ウェブページ出力部81は、ウェブページ検索部71が取得したウェブページを出力する。
格納部5は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。格納部5に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部5で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部5で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部5で記憶されるようになってもよい。
処理部7、ウェブページ検索部71、注目オブジェクト情報取得部72、略地図取得部73、オブジェクト取得手段721、関心度取得手段722、注目オブジェクト取得手段723は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理部7の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
出力部8、ウェブページ出力部81は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。出力部8は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
次に、略地図出力装置Bの動作について、図16のフローチャートを用いて説明する。図16のフローチャートにおいて、図2のフローチャートと同一のステップについて説明を省略する。
(ステップS1601)操作受付部61は、検索指示を受け付けたか否かを判断する。検索指示を受け付けた場合はステップS1602に行き、検索指示を受け付けない場合はステップS1605に行く。
(ステップS1602)処理部7は、ステップS1601で受け付けられた検索指示が有する1以上のキーワードを、格納部5に、少なくとも一時蓄積する。
(ステップS1603)ウェブページ検索部71は、検索指示が有する1以上のキーワードを用いて、ウェブ検索を行う。なお、ウェブ検索を行うことは、例えば、検索エンジンに1以上のキーワードを渡し、当該検索エンジンを動作させることを言う。なお、略地図出力装置Bは、検索エンジンを有さず、外部の検索エンジンを使用しても良い。
(ステップS1604)出力部8は、ステップS1603における検索結果を出力する。ステップS1601に戻る。
(ステップS1605)操作受付部61は、オブジェクト情報を蓄積するためのトリガーを受け付けたか否かを判断する。当該トリガーを受け付けた場合はステップS1606に行き、トリガーを受け付けない場合はステップS207に行く。なお、当該トリガーは、例えば、出力されているウェブページの中のアンカーへの指示を受け付けこと、他のウェブページを出力する指示を受け付けたこと、ウェブページウィンドウを閉じる指示を受け付けたこと、予め決められた指示(例えば、予め決められたボタンの押下、略地図出力指示)を受け付けたこと等である。
(ステップS1606)オブジェクト取得手段721は、現ページ(出力されているウェブページ)から、1以上のオブジェクト情報を取得する。オブジェクト取得手段721は、例えば、現ページから1以上の名詞または名詞句または自立語を取得し、当該用語のうち、地図情報に含まれる1以上のオブジェクト情報を取得する。なお、ここで、オブジェクト取得手段721は、オブジェクト情報を取得できない場合もあり得る。
(ステップS1607)関心度取得手段722は、現ページの滞留時間を取得する。なお、滞留時間は、ここでは、例えば、現ページが出力されている時間である。また、図示しない時計を用いて、関心度取得手段722は、時間をカウントアップしている、またはウェブページが出力されてから未出力となるまでの時間を取得するとする。
(ステップS1608)注目オブジェクト情報取得部72は、ステップS1606で取得した1以上のオブジェクト情報とステップS1607で取得した滞留時間とを対応付けて、格納部5に一時蓄積する。
(ステップS1609)注目オブジェクト情報取得部72は、指示されたアンカーに含まれるオブジェクト情報を取得する。ここでのオブジェクト情報は、例えば、アンカーを構成する文字列の中の名詞または名詞句または自立語であり、地図情報に含まれる1以上のオブジェクト情報である。
(ステップS1610)注目オブジェクト情報取得部72は、ステップS1609でオブジェクト情報を取得できたか否かを判断する。取得できた場合はステップS1611に行き、取得できなかった場合はステップS1612に行く。
(ステップS1611)注目オブジェクト情報取得部72は、ステップS1609で取得した1以上の各オブジェクト情報に対して、フラグを付与する。なお、このフラグは、オブジェクト情報が指示されたことを示す情報である。また、このフラグは、オブジェクト情報が指示されたアンカーに含まれていたことを示す情報である。
(ステップS1612)処理部7等は、アンカーへの指示に対応する処理を行い、ステップS1601に戻る。なお、指示に対応する処理とは、通常、アンカーに対応するウェブページの出力である。
(ステップS1613)略地図取得部73等は、略地図を生成する。略地図生成処理について、図17のフローチャートを用いて説明する。
なお、図16のフローチャートにおいて、アンカーが指示されなければ、ステップS1609〜S1611の処理は行わない。
また、図16のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、ステップS1613の略地図生成処理について、図17のフローチャートを用いて説明する。図16のフローチャートにおいて、図3のフローチャートと同一のステップについて説明を省略する。
(ステップS1701)処理部7は、カウンタiに1を代入する。
(ステップS1702)処理部7は、i番目のオブジェクト情報が存在するか否かを判断する。存在する場合はステップS1703に行き、存在しない場合はステップS311に行く。
(ステップS1703)注目オブジェクト取得手段723は、i番目のオブジェクト情報が注目オブジェクト情報であるか否かを判断する。注目オブジェクト情報である場合はステップS1704に行き、注目オブジェクト情報でない場合はステップS1705に行く。なお、注目オブジェクト取得手段723は、例えば、関心度が閾値以上のオブジェクト情報を注目オブジェクト情報であると判断する。また、注目オブジェクト取得手段723は、例えば、検索指示に含まれていたキーワードであるオブジェクト情報を注目オブジェクト情報であると判断する。また、注目オブジェクト取得手段723は、例えば、指示されたアンカーに含まれていたオブジェクト情報を注目オブジェクト情報であると判断する。
(ステップS1704)注目オブジェクト取得手段723は、i番目のオブジェクト情報に対して、注目オブジェクトであることを示すフラグを付与する。
(ステップS1705)処理部7は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS1702に戻る。
以下、本実施の形態における略地図出力装置Bの具体的な動作について説明する。
今、ユーザは、3つのキーワード「八坂神社,清水寺,徒歩」を用いて、ウェブページの検索指示を入力した、とする。すると、操作受付部61は、当該検索指示を受け付ける。
次に、処理部7は、検索指示が有するキーワードであり、オブジェクト情報である「八坂神社」「清水寺」を、格納部5に一時蓄積する。
次に、ウェブページ検索部71は、キーワード「八坂神社,清水寺,徒歩」を用いてウェブ検索を行う。そして、出力部8は検索結果を出力する。
次に、ユーザは、出力された検索結果のうちの、アンカーの文字列「清水寺〜知恩院散策コース」に対して指示を入力した、とする。
次に、オブジェクト取得手段721は、現ページから、オブジェクト情報「八坂神社」「清水寺」「知恩院」「高台寺」「祇園」を取得した、とする。
次に、関心度取得手段722は、検索結果のページの滞留時間「3秒」を取得した、とする。
次に、注目オブジェクト情報取得部72は、取得したオブジェクト情報「八坂神社」「清水寺」「知恩院」「高台寺」「祇園」と滞留時間「3秒」とを対応付けて、格納部5に一時蓄積する。
次に、注目オブジェクト情報取得部72は、指示されたアンカーに含まれるオブジェクト情報「清水寺」「知恩院」を取得する。次に、注目オブジェクト情報取得部72は、オブジェクト情報「清水寺」「知恩院」に対して、フラグを付与する。
次に、処理部7は、アンカーへの指示に対応して、アンカー「清水寺〜知恩院散策コース」にリンクされているウェブページを取得する。そして、出力部8は、当該ウェブページを出力する。
次に、ユーザは出力されたウェブページをじっくり読んだあと、略地図出力指示を入力した、とする。なお、ここで、略地図出力指示は、オブジェクト情報蓄積トリガーである、とする。
次に、オブジェクト取得手段721は、現ページから、1以上の用語(名詞または名詞句)を取得し、当該用語のうち、地図情報に含まれるオブジェクト情報「清水寺」「三年坂」「東大路通」「安井金比羅宮」を取得した、する。
次に、関心度取得手段722は、現ページの滞留時間「80秒」を取得する。
次に、注目オブジェクト情報取得部72は、取得したオブジェクト情報「清水寺」「三年坂」「東大路通」「安井金比羅宮」と滞留時間「80秒」とを対応付けて、格納部5に一時蓄積する。
以上の処理により、図18のオブジェクト情報管理表が格納部5に格納される。オブジェクト情報管理表は、「オブジェクト情報」「滞留時間」「フラグ」を有するレコードを1以上有する。
次に、注目オブジェクト取得手段723は、図18のオブジェクト情報管理表に格納されている9つのオブジェクト情報、および検索指示に含まれていたオブジェクト情報「八坂神社」「清水寺」が注目オブジェクト情報である、と判断する。ここで、注目オブジェクト取得手段723は、滞留時間が閾値以上(ここでは、「5秒以上」)である、またはフラグ「1」が付されている、または検索指示に含まれていたキーワードの中のオブジェクト情報である場合に、当該オブジェクト情報を注目オブジェクト情報として決定することとする。つまり、注目オブジェクト取得手段723は、「八坂神社」「清水寺」「知恩院」「三年坂」「東大路通」「安井金比羅宮」の6つのオブジェクト情報を注目オブジェクト情報として決定する。
次に、略地図取得部73は、少なくとも上記の6つのオブジェクト情報を含む略地図を構成する。なお、実施の形態1等で説明したように、以下のように、略地図が構成されることは好適である。つまり、画像取得部35は、6つの注目オブジェクト情報の画像を取得する。また、位置取得部32は、6つの注目オブジェクト情報と対になる位置情報を取得し、略地図取得部33は、2以上の注目オブジェクト情報のすべてが入る範囲を決定する。そして、交通手段取得部34は、6つの注目オブジェクト情報の種類情報を用いて、交通手段関連情報「徒歩」を取得する。さらに、略地図取得部33は、決定した範囲の中で、予め決められた条件に合致する1以上のオブジェクト情報を、地図情報から取得する。そして、略地図取得部33は、出力される各オブジェクト情報の各位置情報を、略地図内の座標値に変換する。次に、略地図取得部33は、各出力オブジェクト情報の図柄、オブジェクトの名称を取得し、略地図上に配置し、最終的な略地図を構成する。次に、出力部4は、当該略地図を出力する。
以上、本実施の形態によれば、ウェブページの検索により、容易に所望の略地図を生成できる。
また、本実施の形態によれば、ウェブページの検索のために入力したキーワード、およびウェブページ内の情報を用いて、容易に所望の略地図を生成できる。
また、本実施の形態によれば、オブジェクトへの関心度を取得し、当該関心度を用いて適切に注目オブジェクトを決定できる。また、注目オブジェクト情報に対する関心度を明示した略地図を出力できる。
また、本実施の形態によれば、交通手段関連情報、注目オブジェクト情報等の画像、関心度なども含む略地図を生成できる。
さらに、本実施の形態における略地図出力装置Bを実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、1以上の閲覧対象を検索するためのキーワードである1以上の操作情報、または1以上の閲覧対象への操作の操作情報のうちの1種類以上の2以上の操作情報を受け付ける操作受付部と、前記1以上の操作情報に含まれるオブジェクト情報である1以上の注目オブジェクト情報を取得する、または前記2以上の操作情報を用いて、前記閲覧対象から2以上の注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得部と、地球上のオブジェクトの情報であるオブジェクト情報と当該オブジェクトの位置を示す位置情報とを有する1以上のオブジェクト総合情報を有する地図情報から、前記2以上の各注目オブジェクト情報と対になる位置情報を取得する位置取得部と、前記2以上の各注目オブジェクトの位置情報に従った位置関係に応じて、前記2以上の注目オブジェクト情報を配置した略地図を取得する略地図取得部と、前記略地図を出力する略地図出力部として、機能させるためのプログラムである。
また、上記プログラムにおいて、前記注目オブジェクト取得部は、前記1以上のウェブページを出力するための1以上のキーワードに含まれる1以上のオブジェクト情報、および前記1以上のウェブページに含まれる1以上のオブジェクト情報を取得するものとして、コンピュータを機能させるプログラムであることは好適である。
上記実施の形態1、実施の形態2において、略地図出力装置は、通常、2以上の注目オブジェクト情報を用いて、略地図を生成した。しかし、略地図出力装置は、1つの注目オブジェクト情報のみを用いて、略地図を生成しても良い。つまり、略地図取得部33は、1つの注目オブジェクト情報を配置した略地図を取得しても良い。
かかる場合、略地図取得部33は、例えば、以下のように動作する。まず、略地図取得部33は、1つの注目オブジェクト情報に対応する位置情報を取得し、当該位置情報を予め決められた位置(例えば、略地図の中心)に配置し、予め決められた範囲(例えば、東西南北1kmの矩形の範囲)の地図情報を決定し、予め決められた属性値(例えば、種類情報)を有する1以上のオブジェクト情報(例えば、国道、県道、寺院、駅など)を取得する。そして、略地図取得部33は、当該取得した1以上のオブジェクト情報の位置情報を取得する。次に、略地図取得部33は、注目オブジェクト情報の位置情報と1以上の各オブジェクト情報の位置情報とを用いて、1以上の各オブジェクト情報を略地図上に配置し、略地図を生成する。
また、上記の動作において、略地図取得部33は、動的に略地図の範囲を決定しても良い。つまり、上記の動作において、予め決められた範囲に代えて、動的に変更される範囲でも良い。例えば、略地図取得部33は、注目オブジェクト情報に対応する種類情報により略地図の範囲を決定しても良い。かかる場合、略地図取得部33は、注目オブジェクト情報の種類情報が「駅」の場合は広い範囲(例えば、10km四方の範囲)、注目オブジェクト情報の種類情報が「公園」の場合はより狭い範囲(例えば、1km四方の範囲)と決定し、当該範囲の略地図を生成しても良い。また、例えば、略地図取得部33は、取得された交通手段識別子により略地図の範囲を決定しても良い。かかる場合、略地図取得部33は、交通手段識別子が「電車」の場合は「徒歩」の場合より広い範囲の略地図を生成しても良い。
上記の場合、略地図出力装置は、以下のような装置である。つまり、略地図出力装置は、1以上の閲覧対象を検索するためのキーワードである1以上の操作情報、または1以上の閲覧対象への操作の操作情報のうちの1種類以上の2以上の操作情報を受け付ける操作受付部と、前記1以上の操作情報に含まれるオブジェクト情報である注目オブジェクト情報を取得する、または前記2以上の操作情報を用いて、前記閲覧対象から注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得部と、地球上のオブジェクトの情報であるオブジェクト情報と当該オブジェクトの位置を示す位置情報とを有する1以上のオブジェクト総合情報を有する地図情報から、前記注目オブジェクト情報と対になる位置情報を取得する位置取得部と、前記注目オブジェクト情報を配置した略地図を取得する略地図取得部と、前記略地図を出力する略地図出力部とを具備する略地図出力装置である。
また、図19は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の略地図出力装置等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図19は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図20は、コンピュータシステム300のブロック図である。
図19において、コンピュータシステム300は、CD−ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304と、スキャナ305とを含む。
図20において、コンピュータ301は、CD−ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、MPU3013、CD−ROMドライブ3012に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の略地図出力装置等の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM3101に記憶されて、CD−ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD−ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の略地図出力装置等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかる略地図出力装置は、閲覧対象の検索または閲覧対象の操作を行うことにより、容易に所望の略地図を生成できるという効果を有し、観光者用の観光支援装置等として有用である。
1、5 格納部
2、6 受付部
3、7 処理部
4、8 出力部
21、61 操作受付部
31 注目オブジェクト取得部
32 位置取得部
33、73 略地図取得部
34 交通手段取得部
35 画像取得部
41 地図出力部
42 ストリートビュー出力部
43 交通手段関連出力
4 画像出力部
45 関心度出力部
46 略地図出力部
71 ウェブページ検索部
72 注目オブジェクト情報取得部
81 ウェブページ出力部
111 地図情報格納
12 チャンク格納部
113 交通手段格納部
311 操作チャンク検出手段
312、721 オブジェクト取得手段
313、722 関心度取得手段
314、723 注目オブジェクト取得手段

Claims (11)

  1. ウェブページを検索するためのキーワードを受け付ける操作受付部と、
    前記キーワードに含まれる注目オブジェクトを示す注目オブジェクト情報、および前記ウェブページに含まれる注目オブジェクトを示す注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト情報取得部と、
    地球上のオブジェクトを示すオブジェクト情報と地球上のオブジェクトの位置を示す位置情報とを有するオブジェクト総合情報を有する地図情報から、2以上の各注目オブジェクト情報と対になる位置情報を取得する位置取得部と、
    前記2以上の各注目オブジェクトの位置情報に従った位置関係に応じて、前記2以上の各注目オブジェクト情報を配置した略地図を取得する略地図取得部と、
    前記略地図を出力する略地図出力部と、を具備する略地図出力装置。
  2. 覧対象への操作を示す操作情報のうち2以上の前記操作情報を受け付ける操作受付部と、
    以上の前記操作情報を用いて、前記閲覧対象から2以上の注目オブジェクトそれぞれを示す2以上の各注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得部と、
    地球上のオブジェクトを示すオブジェクト情報と地球上のオブジェクトの位置を示す位置情報とを有するオブジェクト総合情報を有する地図情報から、前記2以上の各注目オブジェクト情報と対になる位置情報を取得する位置取得部と、
    前記2以上の注目オブジェクトそれぞれの位置情報に従った位置関係に応じて、前記2以上の各注目オブジェクト情報を配置した略地図を取得する略地図取得部と、
    前記略地図を出力する略地図出力部と、を具備し、
    前記注目オブジェクト取得部は、
    前記閲覧対象を用いてオブジェクト情報を取得するオブジェクト取得手段と、
    記操作情報を用いて、前記オブジェクト取得手段が取得したオブジェクト情報それぞれが示すオブジェクトへの関心度を取得する関心度取得手段と、
    前記関心度取得手段が取得した前記関心度が予め決められた条件を満たすほど大きいオブジェクトのオブジェクト情報を、前記2以上の各注目オブジェクト情報として取得する注目オブジェクト取得手段と、を有する略地図出力装置。
  3. 閲覧対象を検索するためのキーワードである操作情報、または閲覧対象への操作を示す操作情報のうちの2以上の操作情報を受け付ける操作受付部と、
    記操作情報に含まれる注目オブジェクトおよび前記閲覧対象に含まれる注目オブジェクトにおける2以上の注目オブジェクトそれぞれを示す2以上の各注目オブジェクト情報を取得する、または2以上の前記操作情報を用いて前記閲覧対象から2以上の注目オブジェクトそれぞれを示す2以上の各注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得部と、
    地球上のオブジェクトを示すオブジェクト情報と地球上のオブジェクトの位置を示す位置情報とを有するオブジェクト総合情報を有する地図情報から、前記2以上の各注目オブジェクト情報と対になる位置情報を取得する位置取得部と、
    前記2以上の注目オブジェクトそれぞれの位置情報に従った位置関係に応じて、前記2以上の各注目オブジェクト情報を配置した略地図を取得する略地図取得部と、
    前記略地図を出力する略地図出力部と、を具備し、
    前記オブジェクト総合情報は、前記オブジェクトの種類を示す種類情報を有し、
    交通手段を識別する交通手段識別子と種類情報との組である交通手段判断情報が格納される交通手段格納部と、
    前記2以上の各注目オブジェクト情報に対応する、前記オブジェクトの種類を示す種類情報と対になる前記交通手段識別子を取得する交通手段取得部と、
    前記交通手段取得部が取得した前記交通手段識別子で識別される前記交通手段に関連する交通手段関連情報を出力する交通手段関連出力部と、をさらに具備する略地図出力装置。
  4. 前記地図情報を出力する地図出力部と、前記地図情報に対する2以上の地図操作を示す操作列のパターンである地図操作チャンクが格納されるチャンク格納部と、をさらに具備し、
    前記閲覧対象は、前記地図情報を含み、
    前記操作受付部は、前記閲覧対象への操作を示す前記操作情報のうち、2以上の前記操作情報を受け付けるものであり、
    前記注目オブジェクト取得部は、
    記操作受付部が受け付けた2以上の前記操作情報がマッチする前記地図操作チャンクを検出する操作チャンク検出手段と、
    記操作チャンク検出手段が前記地図操作チャンクを検出した場合に、出力されている前記地図情報が有するオブジェクト情報のうち、予め決められた条件を満たす前記2以上の各注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得手段と、を具備する請求項2または請求項3に記載の略地図出力装置。
  5. ストリートビューを出力するストリートビュー出力部と、前記ストリートビューに対する2以上のストリートビュー操作を示す操作列のパターンであるストリートビュー操作チャンクが格納されるチャンク格納部と、をさらに具備し、
    前記閲覧対象は、前記ストリートビューを含み、
    前記操作受付部は、前記閲覧対象への操作を示す前記操作情報のうち、2以上の前記操作情報を受け付けるものであり、
    前記注目オブジェクト取得部は、
    記操作受付部が受け付けた2以上の前記操作情報がマッチする前記ストリートビュー操作チャンクを検出する操作チャンク検出手段と、
    記操作チャンク検出手段が前記ストリートビュー操作チャンクを検出した場合に、出力されている前記ストリートビューに対応する前記地図情報が有するオブジェクト情報のうち、予め決められた条件を満たす前記2以上の各注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得手段と、を具備する請求項2または請求項3に記載の略地図出力装置。
  6. 前記略地図に含まれる前記2以上の各注目オブジェクト情報に対応する前記関心度を出力する関心度出力部をさらに具備する請求項2記載の略地図出力装置。
  7. 前記2以上の各注目オブジェクト情報に対応するストリートビューを構成する画像を取得する、または前記2以上の各注目オブジェクト情報をキーとして画像検索を行って画像を取得する画像取得部と、
    前記画像を、前記略地図に対応付けて出力する画像出力部と、を具備する請求項1から請求項6いずれか一項に記載の略地図出力装置。
  8. コンピュータを、
    ウェブページを検索するためのキーワードを受け付ける操作受付部と、
    前記キーワードに含まれる注目オブジェクトを示す注目オブジェクト情報、および前記ウェブページに含まれる注目オブジェクトを示す注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト情報取得部と、
    地球上のオブジェクトを示すオブジェクト情報と地球上のオブジェクトの位置を示す位置情報とを有するオブジェクト総合情報を有する地図情報から、2以上の各注目オブジェクト情報と対になる位置情報を取得する位置取得部と、
    前記2以上の各注目オブジェクトの位置情報に従った位置関係に応じて、前記2以上の各注目オブジェクト情報を配置した略地図を取得する略地図取得部と、
    前記略地図を出力する略地図出力部として、機能させるためのプログラム。
  9. コンピュータを、
    覧対象への操作を示す操作情報のうち2以上の前記操作情報を受け付ける操作受付部と、
    以上の前記操作情報を用いて、前記閲覧対象から2以上の注目オブジェクトそれぞれを示す2以上の各注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得部と、
    地球上のオブジェクトを示すオブジェクト情報と地球上のオブジェクトの位置を示す位置情報とを有するオブジェクト総合情報を有する地図情報から、前記2以上の各注目オブジェクト情報と対になる位置情報を取得する位置取得部と、
    前記2以上の注目オブジェクトそれぞれの位置情報に従った位置関係に応じて、前記2以上の各注目オブジェクト情報を配置した略地図を取得する略地図取得部と、
    前記略地図を出力する略地図出力部として、機能させ、
    前記注目オブジェクト取得部は、
    前記閲覧対象を用いてオブジェクト情報を取得するオブジェクト取得手段と、
    前記操作情報を用いて、前記オブジェクト取得手段が取得したオブジェクト情報それぞれが示すオブジェクトへの関心度を取得する関心度取得手段と、
    前記関心度取得手段が取得した前記関心度が予め決められた条件を満たすほど大きいオブジェクトのオブジェクト情報を、前記2以上の各注目オブジェクト情報として取得する注目オブジェクト取得手段と、を有するものとして、機能させるためのプログラム。
  10. 交通手段を識別する交通手段識別子と種類情報との組である交通手段判断情報が格納される交通手段格納部にアクセス可能なコンピュータを、
    閲覧対象を検索するためのキーワードである操作情報、または閲覧対象への操作を示す操作情報のうちの2以上の操作情報を受け付ける操作受付部と、
    記操作情報に含まれる注目オブジェクトおよび前記閲覧対象に含まれる注目オブジェクトにおける2以上の注目オブジェクトそれぞれを示す2以上の各注目オブジェクト情報を取得する、または2以上の前記操作情報を用いて前記閲覧対象から2以上の注目オブジェクトそれぞれを示す2以上の各注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得部と、
    地球上のオブジェクトを示すオブジェクト情報と地球上のオブジェクトの位置を示す位置情報とを有するオブジェクト総合情報を有する地図情報から、前記2以上の各注目オブジェクト情報と対になる位置情報を取得する位置取得部と、
    前記2以上の注目オブジェクトそれぞれの位置情報に従った位置関係に応じて、前記2以上の各注目オブジェクト情報を配置した略地図を取得する略地図取得部と、
    前記略地図を出力する略地図出力部として、機能させ、
    前記オブジェクト総合情報は、前記オブジェクトの種類を示す種類情報を有し、
    前記コンピュータを、
    前記2以上の各注目オブジェクト情報に対応する、前記オブジェクトの種類を示す種類情報と対になる前記交通手段識別子を取得する交通手段取得部と、
    前記交通手段取得部が取得した前記交通手段識別子で識別される前記交通手段に関連する交通手段関連情報を出力する交通手段関連出力部としてさらに機能させるためのプログラム。
  11. コンピュータを、
    閲覧対象を検索するためのキーワードである操作情報、または閲覧対象への操作を示す操作情報のうちの2以上の操作情報を受け付ける操作受付部と、
    記操作情報に含まれる注目オブジェクトおよび前記閲覧対象に含まれる注目オブジェクトにおける2以上の注目オブジェクトそれぞれを示す2以上の各注目オブジェクト情報を取得する、または2以上の前記操作情報を用いて前記閲覧対象から2以上の注目オブジェクトそれぞれを示す2以上の各注目オブジェクト情報を取得する注目オブジェクト取得部と、
    地球上のオブジェクトを示すオブジェクト情報と地球上のオブジェクトの位置を示す位置情報とを有するオブジェクト総合情報を有する地図情報から、前記2以上の各注目オブジェクト情報と対になる位置情報を取得する位置取得部と、
    前記2以上の注目オブジェクトそれぞれの位置情報に従った位置関係に応じて、前記2以上の各注目オブジェクト情報を配置した略地図を取得する略地図取得部と、
    前記略地図を出力する略地図出力部として、機能させ、
    前記略地図取得部は、2以上の注目オブジェクトのすべてが入る範囲の中で、予め決められた条件に合致するオブジェクト情報を、前記地図情報から取得し、当該オブジェクト情報をも配置した略地図を生成する、ものとして機能させるためのプログラム。
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