JP6729263B2 - 走査型プローブ顕微鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、試料の表面に沿ってカンチレバーを走査させる走査型プローブ顕微鏡に関するものである。
例えば光てこ方式の走査型プローブ顕微鏡では、カンチレバーを試料の表面に沿って走査させ、カンチレバーの撓みを検出することにより、試料表面の凹凸画像を得ることができるようになっている(例えば、下記特許文献1参照)。この種の走査型プローブ顕微鏡には、カンチレバーに向けて光を照射する発光部と、カンチレバーからの反射光を受光する受光部とが備えられている。
試料表面を観察する際には、カンチレバーを試料表面に近付けるアプローチ動作が行われる。一般的なアプローチ動作では、カンチレバーが所定の速度で試料表面に近付けられ、試料表面に接触したときにカンチレバーが撓むことにより、カンチレバーからの反射光の角度が変化する。その結果、受光部において受光するカンチレバーからの反射光の位置が変化するため、その変化に基づいてカンチレバーが試料表面に接触したことを検出することができる。
試料表面に対するカンチレバーの接触を検出した場合には、カンチレバーの移動を停止させた後、試料をカンチレバーから一旦離間させる。その後、カンチレバーをゆっくりと試料表面に再度近付け、適切な位置でカンチレバーを停止させる。このようにしてカンチレバーのアプローチ動作が行われた後、試料表面に沿ってカンチレバーが走査される。
しかしながら、上記のような従来のアプローチ動作は、計測用のカンチレバーを用いて行われるため、カンチレバーを高速で試料表面に近付けた場合には、試料表面に対する接触時にカンチレバーが折れてしまうおそれがある。観察に要する時間を短縮するためには、アプローチ動作をできるだけ短時間で行うことが好ましいが、カンチレバーを高速で試料表面に近付けた場合には、試料表面に対する接触時にカンチレバーがさらに折れやすくなる。そのため、アプローチ動作を行う際のカンチレバーの移動速度には上限があった。
特許文献1に開示されている走査型プローブ顕微鏡では、計測用のカンチレバーとは別にZ距離制御用のカンチレバーが設けられ、これらのカンチレバーが一体的に形成されたカンチレバー部が構成されている。このようなカンチレバー部が試料表面に対して高速で近付けられ、Z距離制御用のカンチレバーが試料表面に接触したことが検出されると、カンチレバー部の移動速度が低速に切り替えられ、計測用のカンチレバーが試料表面に近付けられる。
特開2000−206026号公報
しかしながら、上記のような従来の走査型プローブ顕微鏡では、計測用のカンチレバーとZ距離制御用のカンチレバーが一体的に形成されていることに起因して、計測に悪影響が生じるおそれがある。
具体的には、計測用のカンチレバーが試料表面に沿って走査される際に、Z距離制御用のカンチレバーも一緒に移動するため、計測用のカンチレバーに向けて照射した光の一部が、Z距離制御用のカンチレバーにも入射するおそれがある。この場合、計測用のカンチレバーからの反射光だけでなく、Z距離制御用のカンチレバーからの反射光も受光部で受光されることとなり、試料の計測の精度が低下するという問題がある。
また、カンチレバーを振動させながら試料表面に沿って走査させるような観察モードでは、計測用のカンチレバーと一緒にZ距離制御用のカンチレバーも振動することになるため、カンチレバーの共振周波数を一定にすることが困難となる。そのため、計測に使用可能な観察モードが限られてしまうという問題もある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、計測用カンチレバーが試料表面に接触して折れるのを防止しつつ短時間でアプローチ動作を行うことができ、かつ、試料の計測の精度が低下するのを防止することができる走査型プローブ顕微鏡を提供することを目的とする。また、本発明は、より多くの観察モードで試料の計測を行うことができる走査型プローブ顕微鏡を提供することを目的とする。すなわち、本発明に係る走査型プローブ顕微鏡は、上記特許文献1にあるような一体型のカンチレバーとは測定用途が異なるということである。
本発明に係る走査型プローブ顕微鏡は、計測用カンチレバーと、接触検出用カンチレバーと、変位機構と、逃がし機構と、少なくとも1つの発光部と、少なくとも1つの受光部と、制御部とを備える。前記計測用カンチレバーは、試料の表面に沿って走査される。前記接触検出用カンチレバーは、前記計測用カンチレバーよりも撓みやすく、試料に対する接触を検出するためのものである。前記変位機構は、試料に対する前記計測用カンチレバー及び前記接触検出用カンチレバーの相対位置を変化させる。前記逃がし機構は、試料に接触した前記接触検出用カンチレバーを試料から退避させる。前記発光部は、前記計測用カンチレバー及び前記接触検出用カンチレバーに向けて光を照射する。前記受光部は、前記計測用カンチレバー及び前記接触検出用カンチレバーからの反射光を受光する。前記制御部は、前記変位機構により前記計測用カンチレバー及び前記接触検出用カンチレバーを第1の速度で試料に近付けて、前記計測用カンチレバーよりも先に試料に接触する前記接触検出用カンチレバーの試料に対する接触を前記受光部における受光強度に基づいて検出し、その検出結果に基づいて前記逃がし機構により前記接触検出用カンチレバーを前記計測用カンチレバーよりも試料から離間する位置まで退避させた後、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で前記変位機構により前記計測用カンチレバーを試料に近付ける。
このような構成によれば、計測用カンチレバーよりも撓みやすい接触検出用カンチレバーが、計測用カンチレバーよりも先に試料に接触するため、アプローチ動作時に高速でアプローチしても計測用カンチレバーが試料表面に接触して折れるのを防止することができる。また、接触検出用カンチレバーが試料に接触するまでは、計測用カンチレバー及び接触検出用カンチレバーが比較的速い第1の速度で試料に近付けられ、その後に比較的遅い第2の速度で計測用カンチレバーが試料に近付けられるため、短時間でアプローチ動作を行うことができる。
さらに、接触検出用カンチレバーは、試料に接触した後、計測用カンチレバーよりも試料から離間する位置まで退避されるため、接触検出用カンチレバーが計測に悪影響を与えるのを防止することができる。これにより、計測用カンチレバーが試料表面に沿って走査される際に、接触検出用カンチレバーからの反射光が受光部で受光されるのを防止することができるため、試料の計測の精度が低下するのを防止することができる。また、計測用カンチレバーを振動させながら試料表面に沿って走査させるなどの観察モードを行うことができるため、より多くの観察モードで試料の計測を行うことができる。
前記発光部は、前記計測用カンチレバー及び前記接触検出用カンチレバーの両方に向けて光を照射する1つの共用発光部からなるものであってもよい。この場合、前記走査型プローブ顕微鏡は、前記共用発光部からの光の光路を切り替えることにより、その光を前記計測用カンチレバー又は前記接触検出用カンチレバーに対して選択的に照射させる光路切替機構をさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、試料に対する接触検出用カンチレバーの接触を検出する際には、接触検出用カンチレバーにのみ光を照射して、接触検出用カンチレバーからの反射光を受光部で受光することができる。また、試料の表面に沿って計測用カンチレバーを走査させる際には、計測用カンチレバーにのみ光を照射して、計測用カンチレバーからの反射光を受光部で受光することができる。これにより、計測用カンチレバーが試料表面に沿って走査される際に、接触検出用カンチレバーからの反射光が受光部で受光されるのを確実に防止することができるため、試料の計測の精度が低下するのを効果的に防止することができる。
前記受光部は、前記計測用カンチレバー及び前記接触検出用カンチレバーの両方からの反射光を受光する共用受光部からなるものであってもよい。
このような構成によれば、試料に対する接触検出用カンチレバーの接触を検出する際と、試料の表面に沿って計測用カンチレバーを走査させる際とで、同一の共用受光部により反射光が受光される。これにより、安価な構成で試料の計測を行うことができる。
前記受光部は、2軸方向に配列された複数の受光面により前記計測用カンチレバーからの反射光を受光する計測用受光部と、1軸方向に配列された複数の受光面により前記接触検出用カンチレバーからの反射光を受光する接触検出用受光部とを含んでいてもよい。
このような構成によれば、試料に対する接触検出用カンチレバーの接触を検出する際には、接触検出用受光部により反射光が受光され、試料の表面に沿って計測用カンチレバーを走査させる際には、計測用受光部により反射光が受光される。接触検出用受光部は、1軸方向に配列された複数の受光面により接触検出用カンチレバーからの反射光を受光するため、安価な構成で試料に対する接触検出用カンチレバーの接触を確実に検出することができる。また、計測用受光部は、2軸方向に配列された複数の受光面により計測用カンチレバーからの反射光を受光するため、試料の表面に沿って走査される計測用カンチレバーの撓みを精度よく検出して試料の計測を行うことができる。
前記制御部は、前記接触検出用カンチレバーが試料に接触した後、当該接触検出用カンチレバーを試料の表面に沿って走査させ、その後に前記逃がし機構により前記接触検出用カンチレバーを前記計測用カンチレバーよりも試料から離間する位置まで退避させてもよい。
このような構成によれば、接触検出用カンチレバーを試料の表面に沿って走査させることにより、試料表面の凹凸を大まかに計測した後、計測用カンチレバーを試料の表面に沿って走査させることにより、試料表面の凹凸を詳細に計測することができる。これにより、計測用カンチレバーのみを用いて試料表面の凹凸を計測する観察モードとは異なる観察モードを設けることができるため、より多くの観察モードで試料の計測を行うことができる。
本発明によれば、計測用カンチレバーよりも撓みやすい接触検出用カンチレバーが、比較的速い第1の速度で試料に近付けられて、計測用カンチレバーよりも先に試料に接触するため、計測用カンチレバーが試料表面に接触して折れるのを防止しつつ短時間でアプローチ動作を行うことができる。また、接触検出用カンチレバーは、試料に接触した後、計測用カンチレバーよりも試料から離間する位置まで退避されるため、試料の計測の精度が低下するのを防止することができるとともに、計測用カンチレバーを振動させながら試料表面に沿って走査させる観察モードなど、より多くの観察モードで試料の計測を行うことができる。
本発明の一実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡の構成例を示した概略図である。 アプローチ動作を行う際の第1カンチレバー及び第2カンチレバーの動きを説明するための図であり、第2カンチレバーが試料の表面に接触した状態を示している。 アプローチ動作を行う際の第1カンチレバー及び第2カンチレバーの動きを説明するための図であり、第2カンチレバーが試料から退避した状態を示している。 第1受光部の構成について説明するための概略図である。 第2受光部の構成について説明するための概略図である。 図1の走査型プローブ顕微鏡の電気的構成を示したブロック図である。 アプローチ動作時及び走査時における制御部の処理の一例を示したフローチャートである。 アプローチ動作時及び走査時における制御部の処理の変形例を示したフローチャートである。 アプローチ動作時及び走査時における制御部の処理の変形例を示したフローチャートである。 別実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡の構成例を示した概略図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡の構成例を示した概略図である。この走査型プローブ顕微鏡(SPM)は、例えば第1カンチレバー(計測用カンチレバー)1、第2カンチレバー(接触検出用カンチレバー)2、発光部3及び受光部4などを備え、試料Sの表面に沿って第1カンチレバー1を走査させることにより、試料Sの表面の凹凸画像を得るためのものである。受光部4は、第1受光部(計測用受光部)41と第2受光部(接触検出用受光部)42とからなる。
第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2は、それぞれ片持ち支持されたカンチレバーからなり、自由端側の先端部が試料Sの表面に接触する。第2カンチレバー2は、第1カンチレバー1よりも撓みやすく形成されている。具体的には、第2カンチレバー2を第1カンチレバー1よりも細長く形成したり、第1カンチレバー1よりも撓みやすい材料で形成したりすることにより、第2カンチレバー2を第1カンチレバー1よりも撓みやすくすることができる。第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2は、それぞれ複数種類の中から選択して着脱できるような構成となっていてもよい。
発光部3は、例えば半導体レーザなどのレーザ光源を備えており、第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2に向けて光を照射する。発光部3から照射された光は、ミラー51で反射し、第1カンチレバー1に入射する。発光部3とミラー51との間の光路上には、ミラー61を挿入可能となっている。ミラー61を光路上に挿入した状態では、発光部3から照射された光がミラー61で反射し、第2カンチレバー2に入射する。
このように、本実施形態では、発光部3が、第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2の両方に向けて光を照射する1つの共用発光部を構成している。また、ミラー61は、発光部3からの光を切り替える光路切替機構の一部を構成している。発光部3とミラー51との間の光路に対してミラー61を挿入又は退避させることにより、発光部3からの光を第1カンチレバー1又は第2カンチレバー2に対して選択的に照射させることができる。
第1カンチレバー1には、反射面11が備えられており、当該反射面11における反射光が、ミラー52で反射して第1受光部41により受光される。第1カンチレバー1における反射面11とは反対側の面には、探針12が設けられている。この探針12を試料Sの表面に沿って走査させることにより、第1受光部41における受光強度に基づいて、試料Sの表面の凹凸画像を得ることができる。
第2カンチレバー2には、反射面21が備えられており、当該反射面21における反射光が、ミラー62で反射して第2受光部42で受光される。第2カンチレバー2における反射面21とは反対側の面には、探針22が設けられている。この探針22を試料Sの表面に接触させることにより、第2受光部42における受光強度に基づいて、試料Sに対する第2カンチレバー2の接触を検出することができる。
試料Sの表面を観察する際には、第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2を試料Sの表面に近付けるアプローチ動作が行われる。このアプローチ動作の際には、第1カンチレバー1よりも先に第2カンチレバー2が試料Sの表面に接触する。第2カンチレバー2には、当該第2カンチレバー2が試料Sの表面に接触したときに、試料Sから退避させて離間させるための逃がし機構7が取り付けられている。
図2及び図3は、アプローチ動作を行う際の第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2の動きを説明するための図である。図2は、第2カンチレバー2が試料Sの表面に接触した状態を示しており、図3は、第2カンチレバー2が試料Sから退避した状態を示している。
アプローチ動作を行う際には、まず、発光部3とミラー51との間の光路にミラー61を挿入させ、発光部3からの光をミラー61で反射させて、第2カンチレバー2に照射させる。このとき、第2カンチレバー2に照射される光は、反射面21で反射した後、ミラー62で反射して第2受光部42で受光される。この状態で、第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2を所定の速度(第1の速度)で相対的に試料Sに近付ける。これにより、図2に示すように、第1カンチレバー1よりも先に第2カンチレバー2が試料Sの表面に接触する。
第2カンチレバー2が試料Sの表面に接触すると、第2カンチレバー2が撓むことにより、反射面21からの反射光の角度が変化し、第2受光部42における反射面21からの反射光の受光位置が変化する。第2受光部42は、複数の受光面を備えており、これらの受光面における受光強度の変化に基づいて、第2カンチレバー2の撓みによる受光位置の変化を検出し、その結果、試料Sの表面に対する第2カンチレバー2の接触を検出することができる。
試料Sの表面に対する第2カンチレバー2の接触を検出した場合には、図3に示すように、逃がし機構7により第2カンチレバー2が試料Sの表面から離間する位置まで退避される。この状態では、第2カンチレバー2が第1カンチレバー1よりも試料Sから離間した状態となる。逃がし機構7は、例えば圧電素子(図示せず)を含む構成であり、当該圧電素子に印加する電圧を制御することにより、第2カンチレバー2を変位させることができる。この例では、第2カンチレバー2を平行移動させるような構成が示されているが、このような構成に限らず、第2カンチレバー2を回転させるなどの他の態様で試料Sの表面から退避させてもよい。
その後、発光部3とミラー51との間の光路からミラー61を退避させ、発光部3からの光をミラー51で反射させて、第1カンチレバー1に照射させる。このとき、第1カンチレバー1に照射される光は、反射面11で反射した後、ミラー52で反射して第1受光部41で受光される。この状態で、第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2を所定の速度(第2の速度)で相対的に試料Sに近付ける。これにより、図3に示すように、第1カンチレバー1が試料Sの表面に接触又は近接し、アプローチ動作が終了する。
アプローチ動作が終了した後は、試料Sの表面に沿って第1カンチレバー1が走査される。試料Sは、ステージ10上に水平に載置されている。ステージ10は、例えば圧電素子(図示せず)を含む構成であり、当該圧電素子に印加する電圧を制御することにより、ステージ10を変形させて、ステージ10上の試料Sの位置を変化させることができる。これにより、試料Sの表面に沿って第1カンチレバー1を相対的に走査させることができる。
上述したアプローチ動作時の第2の速度は、第1の速度よりも遅い速度である。すなわち、第2カンチレバー2が試料Sに接触するまでは、第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2が比較的速い第1の速度で試料Sに近付けられ、その後に比較的遅い第2の速度で第1カンチレバー1が試料Sに近付けられるため、短時間でアプローチ動作を行うことができる。このように比較的速い第1の速度で第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2を試料Sに近付ける場合であっても、第1カンチレバー1よりも撓みやすい第2カンチレバー2が、第1カンチレバー1よりも先に試料Sに接触するため、アプローチ動作時に高速でアプローチしても第1カンチレバー1が試料Sの表面に接触して折れるのを防止することができる。
さらに、第2カンチレバー2は、試料Sに接触した後、第1カンチレバー1よりも試料Sから離間する位置まで退避されるため、第2カンチレバー2が計測に悪影響を与えるのを防止することができる。これにより、第1カンチレバー1が試料Sの表面に沿って走査される際に、第2カンチレバー2からの反射光が第1受光部41で受光されるのを防止することができるため、試料Sの計測の精度が低下するのを防止することができる。
また、第1カンチレバー1を振動させながら試料Sの表面に沿って走査させるなどの観察モードを行うことができるため、より多くの観察モードで試料Sの計測を行うことができる。具体的には、観察モードとしては、第1カンチレバー1の振幅に基づいて試料Sの計測を行うモード(AMモード)や、第1カンチレバー1の周波数に基づいて試料Sの計測を行うモード(FMモード)などが例示できる。AMモードには、例えば試料Sの表面に第1カンチレバー1を接触させるコンタクトモードや、第1カンチレバー1を振動させ、振幅が一定になるように第1カンチレバー1と試料Sの表面との距離を変化させるダイナミックモードなどが含まれる。FMモードでは、第1カンチレバー1を振動させ、共振周波数が一定になるように第1カンチレバー1と試料Sの表面との距離を変化させる。
上記のダイナミックモードやFMモードでは、第1カンチレバー1を振動させる必要があるため、第1カンチレバー1と第2カンチレバー2とが一体的に保持された構成では実行することが困難である。本実施形態では、第1カンチレバー1と第2カンチレバー2とが個別に保持されており、第1カンチレバー1のみを振動させることが可能となっている。そのため、第1カンチレバー1を振動させながら試料Sの表面に沿って走査させるダイナミックモードやFMモードなどの観察モードを行うことができ、より多くの観察モードで試料Sの計測を行うことができる。
また、本実施形態では、ミラー61を用いて光路を切り替えることにより、試料Sに対する第2カンチレバー2の接触を検出する際には、第2カンチレバー2にのみ光を照射して、第2カンチレバー2からの反射光を第2受光部42で受光することができる。また、試料Sの表面に沿って第1カンチレバー1を走査させる際には、第1カンチレバー1にのみ光を照射して、第1カンチレバー1からの反射光を第1受光部41で受光することができる。これにより、コンタクトモードで第1カンチレバー1が試料Sの表面に沿って走査される際に、第2カンチレバー2からの反射光が第2受光部42で受光されるのを確実に防止することができるため、試料Sの計測の精度が低下するのを効果的に防止することができる。
図4Aは、第1受光部41の構成について説明するための概略図である。第1受光部41は、例えば4つの受光面411,412,413,414を備えている。これらの4つの受光面411,412,413,414は、中心点Cを中心にしてマトリクス状に対称配置されている。
具体的には、受光面411及び受光面412は、第1の軸方向D1に配列されている。受光面413及び受光面414も同様に、第1の軸方向D1に配列されている。また、受光面411及び受光面414は、第2の軸方向D2に配列されている。受光面412及び受光面413も同様に、第2の軸方向D2に配列されている。このように、4つの受光面411,412,413,414は、直交する2軸方向D1,D2に配列されている。
試料Sの計測時には、第1カンチレバー1の反射面11からの反射光L1の中心が、例えば図4Aに示すように、4つの受光面411,412,413,414の中心点Cに位置している。この状態で試料Sの表面に沿って第1カンチレバー1が走査されると、試料Sの表面形状に応じて第1カンチレバー1が撓み、図4Aに破線で示すように、反射光L1の中心が中心点Cからずれる。
このような中心点Cに対する反射光L1のずれは、各受光面411,412,413,414における受光強度の変化に基づいて検出することができる。そして、中心点Cに対する反射光L1のずれが生じないようにフィードバック制御を行い、反射光L1の中心が常に中心点Cに位置するように制御を行うことにより、その制御信号に基づいて試料Sの表面の凹凸画像を得ることができる。
図4Bは、第2受光部42の構成について説明するための概略図である。第2受光部42は、1軸方向Dに配列された複数(例えば10個)の受光面421を備えており、そのうちの所定数(例えば3個)の受光面421により第2カンチレバー2の反射面21からの反射光を受光することができる。
アプローチ動作の際には、第2カンチレバー2が試料Sに近付けられ、試料Sの表面に接触することにより、例えば図4Bに実線で示す位置から破線で示す位置に反射光L2が移動する。このとき、各受光面421における受光強度の比に基づいて、反射光L2の位置(第2カンチレバー2の撓み量)を判定することができる。
そして、反射光L2の移動を検出した場合には、第2カンチレバー2が試料Sの表面に接触したと判断して、逃がし機構7により第2カンチレバー2を試料Sの表面から退避させる。
このように、本実施形態では、第2受光部42が、1軸方向Dに配列された複数の受光面421により第2カンチレバー2からの反射光L2を受光するため、安価な構成で試料Sに対する第2カンチレバー2の接触を確実に検出することができる。また、第1受光部41は、2軸方向D1,D2に配列された複数の受光面411,412,413,414により第1カンチレバー1からの反射光L1を受光するため、試料Sの表面に沿って走査される第1カンチレバー1の撓みを精度よく検出して試料Sの計測を行うことができる。
図5は、図1の走査型プローブ顕微鏡の電気的構成を示したブロック図である。この走査型プローブ顕微鏡には、上述した発光部3、受光部4及び逃がし機構7の他に、光路切替機構6、変位機構8及び制御部9などが備えられている。
制御部9は、例えばCPU(Central Processing Unit)を含む構成であり、CPUがプログラムを実行することにより各部の動作を制御することができる。制御部9は、発光部3を制御して光を照射するとともに、受光部4から検出信号が入力される。制御部9は、受光部4(第2受光部42)からの入力信号に基づいて、上述の通り逃がし機構7の動作を制御する。
光路切替機構6は、発光部3からの光を切り替えることにより、その光を第1カンチレバー1又は第2カンチレバー2に対して選択的に照射させる。光路切替機構6には、上述したミラー61の他、発光部3とミラー51との間の光路に対してミラー61を挿入又は退避させるための機構(図示せず)などが含まれる。
変位機構8は、試料Sに対する第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2の相対位置を変化させる。すなわち、変位機構8は、第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2を一体的に変位させて試料Sとの間の距離を変化させてもよいし、試料Sを変位させて第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2との間の距離を変化させてもよい。変位機構8は、例えばステッピングモータ(図示せず)を備えている。このような変位機構8は、ステージ10と比較して高速で長距離の移動が可能であるという長所がある一方で、移動の分解能が大きいため、従来のようにアプローチ動作で計測用のカンチレバーを最初に試料表面に接触させる場合には、数ステップでカンチレバーが試料表面に接触して折れてしまうほどの移動距離になってしまうという短所がある。そのため、従来の構成では、計測用のカンチレバーを試料表面に近付ける速度に上限があり、アプローチ動作に時間がかかっていた。
図6は、アプローチ動作時及び走査時における制御部9の処理の一例を示したフローチャートである。アプローチ動作時には、まず、変位機構8により第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2が第1の速度で変位され、試料Sに近付けられる(ステップS101)。このとき、光路切替機構6によりミラー61は光路上に挿入されており、発光部3からの光はミラー61で反射して第2カンチレバー2の反射面21に照射され、当該反射面21からの反射光がミラー62を介して第2受光部42に入射している。
そして、第2受光部42における受光強度に基づいて、試料Sに対する第2カンチレバー2の接触が検出されると(ステップS102でYes)、変位機構8の動作が停止された後(ステップS103)、逃がし機構7により第2カンチレバー2が第1カンチレバー1よりも試料Sから離間する位置まで退避される(ステップS104)。このとき、光路切替機構6によりミラー61が光路上から退避されることにより光路が切り替えられ(ステップS105)、発光部3からの光はミラー51で反射して第1カンチレバー1の反射面11に照射され、当該反射面11からの反射光がミラー52を介して第1受光部41に入射する状態となる。
その後、変位機構8により第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2が第2の速度で変位され、再び試料Sに近付けられる(ステップS106)。上述の通り、第2の速度は、第1の速度よりも遅い速度である。そして、第1受光部41における受光強度に基づいて、試料Sに対する第1カンチレバー1の接触が検出されると(ステップS107でYes)、変位機構8の動作が停止された後(ステップS108)、ステージ10上の試料Sの位置を変化させることにより第1カンチレバー1の位置が計測に適した位置に調整される(ステップS109)。上記の計測に適した位置は、観察モードに応じて異なる位置となる。
このようにして第1カンチレバー1のアプローチ動作が終了すると、設定されている観察モードで試料Sの計測が行われる。すなわち、第1カンチレバー1が試料Sの表面に沿って走査されることにより(ステップS110)、試料Sの表面の凹凸画像のデータが取得される。
図7A及び図7Bは、アプローチ動作時及び走査時における制御部9の処理の変形例を示したフローチャートである。この例では、第1カンチレバー1だけでなく、第2カンチレバー2も用いて試料Sの走査が行われるようになっている点が、図6の例とは異なっている。
アプローチ動作時には、まず、変位機構8により第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2が第1の速度で変位され、試料Sに近付けられる(ステップS201)。このとき、光路切替機構6によりミラー61は光路上に挿入されており、発光部3からの光はミラー61で反射して第2カンチレバー2の反射面21に照射され、当該反射面21からの反射光がミラー62を介して第2受光部42に入射している。
そして、第2受光部42における受光強度に基づいて、試料Sに対する第2カンチレバー2の接触が検出されると(ステップS202でYes)、変位機構8の動作が停止された後(ステップS203)、第2カンチレバー2が試料Sの表面から一旦離間される(ステップS204)。その後、変位機構8により第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2が第2の速度で変位され、再び試料Sに近付けられる(ステップS205)。上述の通り、第2の速度は、第1の速度よりも遅い速度である。第2受光部42における受光強度に基づいて、試料Sに対する第2カンチレバー2の接触が検出されると(ステップS206でYes)、変位機構8の動作が停止された後(ステップS207)、ステージ10上の試料Sの位置を変化させることにより第2カンチレバー2の位置が計測に適した位置に調整される(ステップS208)。この状態で、第2カンチレバー2が試料Sの表面に沿って走査されることにより(ステップS209)、試料Sの表面のプレスキャンが行われる。プレスキャンでは、その後に第1カンチレバー1を用いて行われる本スキャンに先立って、例えば試料Sの表面に大きな凹凸がないかどうかを計測することができる。
プレスキャンが終了すると、逃がし機構7により第2カンチレバー2が第1カンチレバー1よりも試料Sから離間する位置まで退避される(ステップS210)。このとき、光路切替機構6によりミラー61が光路上から退避されることにより光路が切り替えられ(ステップS211)、発光部3からの光はミラー51で反射して第1カンチレバー1の反射面11に照射され、当該反射面11からの反射光がミラー52を介して第1受光部41に入射する状態となる。
その後、変位機構8により第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2が第2の速度で変位され、再び試料Sに近付けられる(ステップS212)。そして、第1受光部41における受光強度に基づいて、試料Sに対する第1カンチレバー1の接触が検出されると(ステップS213でYes)、変位機構8の動作が停止された後(ステップS214)、ステージ10上の試料Sの位置を変化させることにより第1カンチレバー1の位置が計測に適した位置に調整される(ステップS215)。上記の計測に適した位置は、観察モードに応じて異なる位置となる。
このようにして第1カンチレバー1のアプローチ動作が終了すると、設定されている観察モードで試料Sの計測が行われる。すなわち、第1カンチレバー1が試料Sの表面に沿って走査されることにより(ステップS216)、試料Sの表面の凹凸画像のデータが取得される。
この図7A及び図7Bの例では、第2カンチレバー2を試料Sの表面に沿って走査させることにより、試料Sの表面の凹凸を大まかに計測した後、第1カンチレバー1を試料Sの表面に沿って走査させることにより、試料Sの表面の凹凸を詳細に計測することができる。これにより、第1カンチレバー1のみを用いて試料Sの表面の凹凸を計測する観察モードとは異なる観察モードを設けることができるため、より多くの観察モードで試料Sの計測を行うことができる。
図8は、別実施形態に係る走査型プローブ顕微鏡の構成例を示した概略図である。上記実施形態では、受光部4が、第1受光部41及び第2受光部42により構成される場合について説明した。これに対して、本実施形態では、受光部4が、第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2の両方からの反射光を受光する共用受光部からなる。この点を除く他の構成については上記実施形態と同様であるため、同様の構成については、図に同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態では、ミラー62が、ミラー52と受光部4との間の光路上に挿入可能となっている。図8に実線で示すように、発光部3からの光が第1カンチレバー1に照射されているときには、ミラー62が光路上から退避されることにより、第1カンチレバー1からの反射光がミラー52で反射して受光部4により受光される。一方、図8に破線で示すように、発光部3からの光が第2カンチレバー2に照射されているときには、ミラー62が光路上に挿入されることにより、第2カンチレバー2からの反射光がミラー62で反射して受光部4により受光される。第1カンチレバー1からの反射光、及び、第2カンチレバー2からの反射光は、受光部4に対して同軸上に入射するようになっている。受光部4は、例えば図4Aに示すように、4つの受光面411,412,413,414を備えている。ただし、ミラー62を設けずに、第2カンチレバー2からの反射光が受光部(図示せず)に直接入射するような構成であってもよい。
本実施形態では、試料Sに対する第2カンチレバー2の接触を検出する際と、試料Sの表面に沿って第1カンチレバー1を走査させる際とで、同一の受光部4により反射光が受光される。これにより、安価な構成で試料の計測を行うことができる。
以上の実施形態では、発光部3からの光が、第1カンチレバー1及び第2カンチレバー2の両方に照射されるような構成について説明した。しかし、このような構成に限らず、第1カンチレバー1に光を照射する第1発光部と、第2カンチレバー2に光を照射する第2発光部とが個別に設けられた構成であってもよい。
1 第1カンチレバー
2 第2カンチレバー
3 発光部
4 受光部
6 光路切替機構
7 逃がし機構
8 変位機構
9 制御部
10 ステージ
11 反射面
12 探針
21 反射面
22 探針
41 第1受光部
42 第2受光部

Claims (5)

  1. 試料の表面に沿って走査される計測用カンチレバーと、
    前記計測用カンチレバーよりも撓みやすく、試料に対する接触を検出するための接触検出用カンチレバーと、
    試料に対する前記計測用カンチレバー及び前記接触検出用カンチレバーの相対位置を変化させる変位機構と、
    試料に接触した前記接触検出用カンチレバーを試料から退避させる逃がし機構と、
    前記計測用カンチレバー及び前記接触検出用カンチレバーに向けて光を照射する少なくとも1つの発光部と、
    前記計測用カンチレバー及び前記接触検出用カンチレバーからの反射光を受光する少なくとも1つの受光部と、
    前記変位機構により前記計測用カンチレバー及び前記接触検出用カンチレバーを第1の速度で試料に近付けて、前記計測用カンチレバーよりも先に試料に接触する前記接触検出用カンチレバーの試料に対する接触を前記受光部における受光強度に基づいて検出し、その検出結果に基づいて前記逃がし機構により前記接触検出用カンチレバーを前記計測用カンチレバーよりも試料から離間する位置まで退避させた後、前記第1の速度よりも遅い第2の速度で前記変位機構により前記計測用カンチレバーを試料に近付ける制御部とを備えることを特徴とする走査型プローブ顕微鏡。
  2. 前記発光部は、前記計測用カンチレバー及び前記接触検出用カンチレバーの両方に向けて光を照射する1つの共用発光部からなり、
    前記共用発光部からの光の光路を切り替えることにより、その光を前記計測用カンチレバー又は前記接触検出用カンチレバーに対して選択的に照射させる光路切替機構をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  3. 前記受光部は、前記計測用カンチレバー及び前記接触検出用カンチレバーの両方からの反射光を受光する共用受光部からなることを特徴とする請求項1又は2に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  4. 前記受光部は、2軸方向に配列された複数の受光面により前記計測用カンチレバーからの反射光を受光する計測用受光部と、1軸方向に配列された複数の受光面により前記接触検出用カンチレバーからの反射光を受光する接触検出用受光部とを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の走査型プローブ顕微鏡。
  5. 前記制御部は、前記接触検出用カンチレバーが試料に接触した後、当該接触検出用カンチレバーを試料の表面に沿って走査させ、その後に前記逃がし機構により前記接触検出用カンチレバーを前記計測用カンチレバーよりも試料から離間する位置まで退避させることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の走査型プローブ顕微鏡。
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