JP6728171B2 - 統合された機能を伴う膜カートリッジ - Google Patents

統合された機能を伴う膜カートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP6728171B2
JP6728171B2 JP2017529665A JP2017529665A JP6728171B2 JP 6728171 B2 JP6728171 B2 JP 6728171B2 JP 2017529665 A JP2017529665 A JP 2017529665A JP 2017529665 A JP2017529665 A JP 2017529665A JP 6728171 B2 JP6728171 B2 JP 6728171B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compartment
support
membrane
fluid
assembly
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017529665A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017537782A (ja
Inventor
ウィリー・ドワイン
バルト・モーレンベルグス
Original Assignee
フェート・エンフェー (フラームス・インステリング・フーア・テクノロジシュ・オンダーゾエク・エンフェー)
フェート・エンフェー (フラームス・インステリング・フーア・テクノロジシュ・オンダーゾエク・エンフェー)
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by フェート・エンフェー (フラームス・インステリング・フーア・テクノロジシュ・オンダーゾエク・エンフェー), フェート・エンフェー (フラームス・インステリング・フーア・テクノロジシュ・オンダーゾエク・エンフェー) filed Critical フェート・エンフェー (フラームス・インステリング・フーア・テクノロジシュ・オンダーゾエク・エンフェー)
Publication of JP2017537782A publication Critical patent/JP2017537782A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6728171B2 publication Critical patent/JP6728171B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D63/00Apparatus in general for separation processes using semi-permeable membranes
    • B01D63/08Flat membrane modules
    • B01D63/081Manufacturing thereof
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D63/00Apparatus in general for separation processes using semi-permeable membranes
    • B01D63/08Flat membrane modules
    • B01D63/082Flat membrane modules comprising a stack of flat membranes
    • B01D63/0821Membrane plate arrangements for submerged operation
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D63/00Apparatus in general for separation processes using semi-permeable membranes
    • B01D63/08Flat membrane modules
    • B01D63/082Flat membrane modules comprising a stack of flat membranes
    • B01D63/0822Plate-and-frame devices
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D67/00Processes specially adapted for manufacturing semi-permeable membranes for separation processes or apparatus
    • B01D67/0002Organic membrane manufacture
    • B01D67/0009Organic membrane manufacture by phase separation, sol-gel transition, evaporation or solvent quenching
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F3/00Biological treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F3/02Aerobic processes
    • C02F3/12Activated sludge processes
    • C02F3/1236Particular type of activated sludge installations
    • C02F3/1268Membrane bioreactor systems
    • C02F3/1273Submerged membrane bioreactors
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F3/00Biological treatment of water, waste water, or sewage
    • C02F3/02Aerobic processes
    • C02F3/12Activated sludge processes
    • C02F3/1278Provisions for mixing or aeration of the mixed liquor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2313/00Details relating to membrane modules or apparatus
    • B01D2313/10Specific supply elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2313/00Details relating to membrane modules or apparatus
    • B01D2313/10Specific supply elements
    • B01D2313/105Supply manifolds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2313/00Details relating to membrane modules or apparatus
    • B01D2313/12Specific discharge elements
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2313/00Details relating to membrane modules or apparatus
    • B01D2313/14Specific spacers
    • B01D2313/146Specific spacers on the permeate side
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2315/00Details relating to the membrane module operation
    • B01D2315/06Submerged-type; Immersion type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2321/00Details relating to membrane cleaning, regeneration, sterilization or to the prevention of fouling
    • B01D2321/18Use of gases
    • B01D2321/185Aeration
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C02TREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02FTREATMENT OF WATER, WASTE WATER, SEWAGE, OR SLUDGE
    • C02F2203/00Apparatus and plants for the biological treatment of water, waste water or sewage
    • C02F2203/006Apparatus and plants for the biological treatment of water, waste water or sewage details of construction, e.g. specially adapted seals, modules, connections

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Microbiology (AREA)
  • Hydrology & Water Resources (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

本発明は、カートリッジへの半浸透性膜の取り付けのための支持体を備え、支持体が統合された浸透回収の通路を備えるカートリッジに関する。
上記の種類の膜カートリッジは、例えば、国際公開第2013/113928号、国際公開第2006/091157号、欧州特許第0662341号、および欧州特許第1366804号から知られている。これらのカートリッジは、剛体で平面状の支持構造と、支持構造の少なくとも一方の側に設けられ、典型的には両側に設けられ、通常は有機半浸透性膜から作られる1つまたは複数の濾過層とを備えている。支持構造は、典型的には、膜の層が設けられる相対する外部表面同士の間において、構造内に形成された統合された浸透回収の通路を備える。統合された浸透回収の通路は、排出浸透(例えば、濾過)のためのカートリッジの出口ポートに接続される。
膜カートリッジは、例えば、数多くのカートリッジが積み重ねられる濾過モジュールで使用される。典型的には、廃水浄化および生物反応器においてなど、濾過モジュールは廃水に完全に沈められる。気泡発生が、膜に沿っての廃水の上向きの流れを作り出すために、濾過カートリッジのスタックの下に設けられる。気泡は膜表面を擦る効果もあり、それによって膜に付着しようとする固形物を除去する。上記の種類の濾過モジュールは、例えば、国際公開第03/037489号および欧州特許第0662341号に記載されている。
気泡発生は、濾過モジュールが正しく機能するために非常に重要なものであることが、分かっている。モジュール内の各々のカートリッジが最適に機能できるように、気泡発生が各々のカートリッジのすべての膜表面に沿ってできるだけ均一に適用されることが、確保されるべきである。曝気が濾過装置の運転コストの大部分になることは、さらに留意されるものである。
また、より大きな生物反応器および濾過装置を構築しようとする傾向があり、これらの大きなシステムでは、利用可能な体積の最適な使用を行うことが鍵である。そのため、1ユニット体積当たりの膜(濾過)表面積をできるだけ大きくしようとする傾向がある。この点において、濾過カートリッジのスタックの下で用いられる通気装置は、濾過のために使用することができないかなりの大きな体積を占めてしまう。
国際公開第2013/113928号 国際公開第2006/091157号 欧州特許第0662341号 欧州特許第1366804号 国際公開第03/037489号 欧州特許第1543945号 国際公開第2015/140355号 国際公開第2006/015461号
上記の窮状に応じることができる膜カートリッジおよび/またはモジュールのより適切な設計を提供することが、本発明の目的である。先行技術のシステムと比較して同様の性能またはさらに向上された性能を持つ、よりコンパクトなシステムを提供することが、本発明の目的である。より小さい運転コストを有するシステムを提供することが、本発明の目的である。
そのため、本発明の態様によれば、添付の請求項に記されているように、流体を処理するための組立体、つまり、カートリッジ組立体が、提供される。
本発明のさらなる態様によれば、添付の請求項に記されているように、上記の組立体のスタックを備える、流体を処理するためのモジュールが、提供される。本発明のなおもさらなる態様によれば、添付の請求項に記されているように、上記のモジュールを少なくとも1つ備えるバイオマス反応器が、提供される。
本発明の態様による組立体は半浸透性膜のための支持体を備え、支持体は、第1の平面状の表面と、反対の第2の表面とを有する。少なくとも1つの第1の流体区画室が、第1の表面と第2の表面との間に介在され、第1の表面から第2の表面まで有利に延びる。第1の区画室と別々の第2の流体区画室が、第1の表面から第2の表面まで延びるためになど、第1の表面と第2の表面との間に介在されてもよく、または、第2の区画室が支持体と有利に鉛直方向で並べられているような方法で支持体の縁に取り付けられる、もしくは、取り付け可能である。組立体は、少なくとも1つの第1の流体区画室と流体連通している第1のダクトと、第2の流体区画室と流体連通している第2のダクトとを備える。第1および第2のダクトと第1および第2の流体区画室との両方は、組立体の内部で、流体不浸透性の分離壁を通じてなど、互いから流体密封で封止される。別の言い方をすれば、第2のダクトは、少なくとも1つの第1の区画室から流体密封で封止され、第1のダクトは、組立体の内部で少なくとも1つの第2の区画室から流体密封で封止される。
本発明による組立体は、膜のおそらくは剛体である支持体の内部に統合される、または、その支持体に取り付けられる別々の流体区画室を備える。これらの別々の流体区画室は、別々のダクトによって与えられ、別々の区画室を異なる機能のために有利に使用させることができる。支持体の内部でのこれらの機能の統合、または、支持体と並べられたこれらの機能の統合は、スタックの密度を最適にし、スタックを通じたカートリッジ同士の間の動作の均一性を向上する。これは、カートリッジおよびモジュールの動作性能を向上できる、ならびに/または、動作および/もしくは設置のコストを低減できる。
各々が別々のダクトによって与えられる支持体内部での別々の区画室の提供は、全体の新たな範囲の適用を追加的に可能にする。そのため、支持体の別々の区画室を通じて周囲流体へと化学物質を投与するための、本発明の態様による組立体および/またはモジュールの使用が、記載されている。投与は、支持体の他の区画室を通じた浸透抽出に加えて実行され得る。化学物質は抗スケール剤であり得る。支持体の別々の区画室を通じた、阻害化合物などの化合物の選択的な除去のための、本発明の態様による組立体および/またはモジュールの使用が、記載されている。除去は、支持体の他の区画室を通じて浸透抽出に加えて実行され得る。選択的な除去は、液体−液体の抽出によって実施され得る。選択的に除去された化合物は、パーベーパレーションを通したエタノールなど、供給流れの反応生成物であり得る。支持体の別々の区画室は、支持体の異なる領域に異なる膜を提供することを通じてなど、供給流れから異なる化合物(例えば、異なる反応生成物)を選択的に除去するように各々構成され得る。
膜パネルも記載されている。膜パネルは、有利に剛体の支持体と、第1の半浸透性膜とを備える。支持体は、第1の半浸透性膜の後面支持のために配置され、第1の半浸透性膜との境界面を形成する第1の平面状の表面と、平面状とでき、第2の半浸透性膜が取り付けられ得る第2の表面とを備える。第1の表面と第2の表面とは互いと反対に配置される。膜パネルは、第1の表面と第2の表面との間に介在される複数の区画室を備え、区画室は流体を搬送するために配置される。膜パネルは、第1の表面から延び、区画室のうちの少なくとも1つおよび第1の半浸透性膜と流体連通している複数の第1の流体通路を備え、区画室のうちの少なくとも1つは、区画室の第1のセットを形成する。第1の半浸透性膜は、第1の表面における膜領域を覆って延び、第1の流体通路を覆う。膜パネルは、第1のセットと別々の区画室の第2のセットのうちの1つまたは複数と、第1の表面との間で延びる第2の流体通路を備え、第2のセットの1つまたは複数の区画室と流体連通している。第2の流体通路は、膜領域と別々である第1の表面の第2の領域に位置付けられる。第2の領域は、膜によって覆うことがなくてもよく、第1の半浸透性膜の1つの縁に沿って有利に延び、膜領域の下に有利に位置付けられる。第1のセットの区画室と第2のセットの区画室とは、互いから流体密封で封止される。膜パネルは、本発明の態様による組立体で有利に使用される。
ここで、本発明の態様が、同じ参照符号が同じ特徴を示した例示である添付の図面を参照して、より詳細に記載される。
本発明による濾過カートリッジの前からの平面図である。 膜が部分的に切り取られている状態での、図1のカートリッジの、膜パネルを一緒に形成する支持体および膜層の斜視図である。 図2の支持体の部分的な断面図である。 膜が除去されており、多岐管および支持体の内部部品を露出するために部分的に切り取られている状態の、図1のカートリッジの右手端の斜視図である。 図4の分解詳細図である。 本発明によるカートリッジで使用するための多岐管の斜視断面図である。 図6Aの多岐管の斜視図である。 本発明の別の実施形態による支持体および膜の部分的な断面図である。 本発明の別の実施形態で使用される図7の支持体の部分的な断面図である。 図1の濾過カートリッジのスタックとスタック多岐管とを備える濾過モジュールの斜視図である。 図9のモジュールの分解された部分図である。 本発明の別の実施形態による支持体および取り付けられた第2の区画室の部分的な断面図である。 本明細書に記載している比較の実験を実施するために使用された実験の設定を表している図である。 膜生物反応器試験設定における濾過および曝気のために使用されるとき、本発明の態様によるカートリッジ(#1で指示されている)の動作性能の実験結果のグラフである。グラフは、一点鎖線によって分離された2つの連続した実験の結果を示しており、全体の流れ(破線、右の目盛)の進行と、膜間圧力(TMP、実線、左の目盛)とが、時間に対して明示されている。 膜生物反応器試験設定における濾過および曝気のために使用されるとき、本発明の態様によるカートリッジ(#2で指示されている)の動作性能の実験結果のグラフである。グラフは、一点鎖線によって分離された2つの連続した実験の結果を示しており、全体の流れ(破線、右の目盛)の進行と、膜間圧力(TMP、実線、左の目盛)とが、時間に対して明示されている。 膜生物反応器試験設定における濾過および曝気のために使用されるとき、本発明の態様によるカートリッジ(#3で指示されている)の動作性能の実験結果のグラフである。グラフは、一点鎖線によって分離された2つの連続した実験の結果を示しており、全体の流れ(破線、右の目盛)の進行と、膜間圧力(TMP、実線、左の目盛)とが、時間に対して明示されている。
膜カートリッジは、(i)1つまたは複数の流体搬送区画室が支持体と統合されている半浸透性膜のための平面状の後面支持体と、(ii)流体を区画室から排出するための、および/または、流体を区画室へと供給するための、区画室と流体連通して配置されている1つまたは複数の流体ポートと、任意選択で(iii)支持体の一方の側または相対する側に取り付けられる半浸透性膜とを備える組立体を指す。流体分配多岐管が流体ポートと流体区画室との間に提供され得る。したがって、記載を通じて、カートリッジの概念は、半浸透性膜の存在を暗示してもしなくてもよい。したがって、膜カートリッジは、中間組立体製品(膜層がまったくない)と最終製品との両方に言及し得ることになる。
流体区画室は、カートリッジ組立体の流体ポートのうちの1つまたは複数と流体連通している中空の容積または室に言及している。流体区画室は、支持体の内部に統合して配置され得る(例えば、図7および図8に関連して示されることになる)、または、有利に支持体と並べられて、支持体に取り付けられ得る(図11に関連して示されることになる)。
モジュールは、膜カートリッジのスタックに言及している。モジュールにおける膜カートリッジはすべて、それらの支持体に取り付けられる半浸透性膜層を有する。
ここでの記載で使用されているような繋ぎ部は、相対して配置されて離間されると共に有利に平行な支持体の2つの壁の間で、連続した平坦な狭い剛体の接続部を形成する支持体の統合部品または別部品に言及している。
ここでの記載で言及されているような膜は、1つまたは複数の化合物を選択的に通して移送させることができ、そのため、1つまたは複数の化合物を、液体または気体であり得る供給から分離することができる構造を有する、固体で連続的な、有利に多孔性の材料の層またはシートである半浸透性膜に言及している。したがって、膜は、1つまたは複数の化合物のための定められた浸透性を特徴とする。透過選択性は、限定されることはないが、膜の特徴的な孔の大きさ(例えば、ミクロ多孔性またはナノ多孔性の濾過膜)などのすべての種類の分離機構によって、特定の電荷の種類の特徴的な誘引(例えば、イオン交換膜)、選択吸着、または溶液拡散特性によって、決定され得る。
ここでの記載で言及されているような膜は、ミクロ濾過、限外濾過、ナノ濾過、逆浸透、正浸透、圧力遅延浸透、膜生物反応器、パーベーパレーション、膜蒸留、支持された液体膜、パートラクション、膜吸収体、酵素反応器、膜接触器、(逆)電気透析、またはガス分離による化合物の分離のために有利に構成される。膜は、イオン交換膜として構成され得る。
ここでの記載で言及されているような膜は、ポリマ溶液を相分離過程に曝すことで有利に得られる膜である。転相としても言及される相分離は、ポリマと溶媒との間の偏析が誘起される良く知られている過程である。偏析の結果として、ポリマは析出し、それによって所望の構造を持つ膜格子(孔の大きさ、孔の構造など)を形成する。さらなる過程ステップが、溶媒を完全に除去するために(例えば、洗浄)、および、最終的な孔構造を得るために(例えば、孔形成剤を除去すること)、実行されてもよい。偏析は、いくつかの技術に基づいて誘起され得る。1つの可能性は、偏析がポリマ溶液の境界面における温度変化によって誘起される熱相分離(TIPS)である。別の可能性は、ポリマ溶液において化学反応を誘起し、偏析を引き起こすことである。これは、反応誘起相分離(RIPS)と言及される。しかしながら、大部分の場合において、偏析は相拡散によって誘起される。ポリマ溶液は、ポリマの非溶媒であるがポリマ溶液の溶媒と混和性である液体(液体誘起相分離またはLIPS)または気体(蒸気誘起相分離またはVIPSと称される蒸気)である別の相と、接触される。液体または蒸気は、ポリマ溶液を通じて拡散し、ポリマ溶液の組成における局所的な変化を引き起こし、偏析を誘起する。結果として、ポリマは溶液から析出する。LIPSは浸漬析出としても言及される。あらゆる相分離過程が、本明細書で記載しているような膜を準備するために適用され得ることに留意することは、都合がよい。
膜は、有利に熱可塑性高分子化合物を含む、または、熱可塑性高分子化合物から成り、熱可塑性高分子化合物は、以後において、第1の高分子化合物と称される。第1の高分子化合物は、例えば、膜形成溶液において最も大量に存在する高分子化合物といった、膜形成溶液を準備するために使用される主たる高分子化合物または主要な高分子化合物である。第1の高分子化合物は、ポリスルホン(PSU)、ポリエーテルスルホン(PESU)、それらのグラフト変性、またはポリマのうちのいずれか1つの共重合体であり得る。第1の高分子化合物は、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)、ポリ塩化ビニリデン(PVDC)、それらのグラフト変性、またはポリマのうちのいずれか1つの共重合体であり得る。第1の高分子化合物は、ポリ塩化ビニル(PVC)、塩素化ポリ塩化ビニル(CPVC)、それらのグラフト変性、またはポリマのうちのいずれか1つの共重合体であり得る。第1の高分子化合物は、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)など、ポリアリールエーテルケトン(PAEK)族のポリマ、スルホン化ポリエーテルエーテルケトン(PEEK−WC)など、これらのポリマのいずれかのグラフト変性、または、これらのポリマのうちのいずれか1つの共重合体であり得る。第1の高分子化合物は、ポリクロロトリフルオロエチレン(PCTFE)、ポリエーテルイミド(PEI)、ポリイミド(PI)、ポリアミドイミド(PAI)、ポリアクリロニトリル(PAN)、具体的には熱可塑性ポリウレタンであるポリウレタン(PUR)、これらのポリマのいずれかのグラフト変性、または、これらのポリマのうちのいずれか1つの共重合体であり得る。第1の高分子化合物は、ポリフェニレンサルファイド(PPS)、酢酸セルロース(CA)、三酢酸セルロース(CTA)、これらのポリマのいずれかのグラフト変性、または、これらのポリマのうちのいずれかの共重合体であり得る。先に指し示したような共重合体は、ポリ塩化ビニル、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネート(PC)、シアノアクリレート、三酢酸セルロース、ポリフェニレンサルファイド、ポリスチレン(PS)、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ酢酸ビニル(PVAc)、ならびに、ポリカプロラクタム(ナイロン6)およびナイロン6,6などのポリアミドのいずれか1つと、指し示したポリマとの適切な共重合体であり得る。第1の高分子化合物は、上記の列記したポリマのうちの2つ以上の適切な混合物であってもよい。
(乾燥した)(最終的な)膜における第1の高分子化合物の量は、重量で少なくとも5%で、重量で少なくとも50%までであり得る。第1の高分子化合物は、おそらくは親水性の充填材料が任意選択で分散される膜の母材または格子を形成する有機結合剤であり得る。充填材料は、有機であってよく、有利に、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、カルボキシメチルセルロース(CMC)、ポリビニルピロリドン(PVP)、架橋ポリビニルピロリドン(PVPP)、ポリビニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリエチレンオキサイド(PEO)、ポリエチレングリコール(PEG)、およびグリセロールの1つまたは組み合わせである。このような充填材料は、孔形成剤として提供でき、漂白溶液(例えば、PVPについて)における洗浄によってなどで、後処理ステップにおいて除去できる。最終的な膜の層に残る他の充填材料は、限定されることはないが、モノエタノールアミン(MEA)、ジエタノールアミン(DEA)、ポリエチレンイミン(PEI)、アミノプロピル−トリメトキシシラン、およびポリエチレンイミン−トリメトキシシランの1つまたは組み合わせなど、アミンであり得る。充填材料は、限定されることはないが、ポリアミド(PA)、ポリウレタン(PUR)、ポリビニルアミン(PVAm)、およびメラミンの1つまたは組み合わせなど、ポリマを含むアミドまたはアミンであり得る。充填材料は、おそらくはPt、Ru、またはRhの支持体、BaSO、BaTiO、ペロブスカイト酸化物粉末材料、ゼオライト、有機金属構造体(MOF)、および炭化ケイ素における、TiO、HfO、Al、ZrO、Zr(PO、Y、SiO、炭素の1つまたは組み合わせなど、無機であってもよい。充填材料の官能性変異体(アミノ化、スルホン化、アクリル化など)が使用されてもよい。上記の有機および無機の材料の組み合わせが、充填材料と同様に使用されてもよい。
本発明の態様は、膜カートリッジの製造につながる組立体、具体的には、いわゆる平坦なシートの膜カートリッジに関連される。本発明による組立体は、組立体に、したがって、単一のカートリッジに、複数の機能を統合する。1つのこのような機能は、知られている浸透回収および浸透抽出であり得る。追加の機能は気泡発生である。別の追加の機能は、同じカートリッジ内での第2の異なる浸透の回収および抽出であり得る。なおも別の追加の機能はガス拡散であり得る。これらの機能および他の機能は、カートリッジの大きさを大幅に増加させることなく組立体およびカートリッジに統合でき、したがって、よりコンパクトなモジュールをもたらす。このような追加の機能は、スタックを通じた動作条件のより均一な制御を得ることも可能にし、そのため、スタック内の各々の単一のカートリッジの動作が向上され得、向上された性能をもたらす。
本発明の態様による膜カートリッジが図1に示されている。カートリッジ10は2つの異なる機能を統合している。第1の機能は、半浸透性膜11を通じて引き出される浸透の回収および抽出である。浸透は、さらに説明されることになるように、膜11のための支持構造12内部で回収される。そのように回収された浸透は、当技術分野で知られているように、出口ポート131および141を通じて抽出される。カートリッジ10の第2の機能は気泡発生である。このために、支持体12には、その下方縁において、カートリッジから、カートリッジ10を包囲する流体へと空気を拡散するための孔15が設けられている。孔15は、浸透抽出ポート131、141に隣接して設けられた空気入口ポート132、142と流体連通している。支持体12の両側において支持体12に取り付けられた多岐管13、14は、浸透を支持体12の内部から出口ポート131、141へと搬送するために、および、空気を入口ポート132、142から孔15へと搬送するために、配置されている。
図2および図3を参照すると、有利に平坦または平面状であり、パネルまたは板として有利に形成される支持体12が、支持体の前面を形成する第1の表面121を備えている。第1の表面121と有利に平行に延びる第2の表面122が、反対側に設けられており、支持体12の後面を形成している。支持体12、延いては第1の表面121および第2の表面122は、上縁120と下縁127との間、および、左の側縁128と右の側縁129との間で延びており、それらの縁によって画定されている。第1の表面121は支持体の外側壁1210または層の外側表面であり、第2の表面122は反対の外側壁1220または層の外側表面であり、相対する外側壁1210および1220は、有利に互いと平行である。膜11は第1の表面121に設けられている。図3では、任意選択で、同じ膜11が第2の表面122にも設けられ得ることが見られ得る。代替で、異なる膜(第1の表面にある膜と異なる)が第2の表面122に設けられてもよい。外側壁は、膜11のための後面支持を提供する。
第1の表面121および第2の表面122(つまり、相対する外側壁)は、外側壁および表面121、122を互いと有利に固定する離間部材123によって、離間されている。各々の離間部材123は、外側壁1210と1220との間に繋ぎ部を有利に形成している。繋ぎ部は、表面121(および122)における線に沿って連続的に有利に延びている。有利に、離間部材123は、図2に示しているように、一方の側縁128から反対の側縁129まで連続的に延びている。他の適切な離間部材は、柱、塊、プリーツのシート、波形のシートなどとして形作られてもよい。
外側壁1210および1220と繋ぎ部材123とを伴う支持体12は、有利に剛体である。支持体12は、少なくとも150MPa、有利に少なくとも250MPa、有利に少なくとも350MPa、有利に少なくとも500MPa、有利に少なくとも700MPa、有利に少なくとも900MPaの曲げ弾性率を有し得る。曲げ弾性率は、5000MPa以下、有利に50GPa以下、有利に100GPa以下であり得る。
曲げ弾性率の指示した値は、ISO規格178に基づき、試料の厚さが外側表面に対して垂直な方向での支持構造の全厚にわたり、試料の長さが外側表面の平面と平行な軸に沿ってすべて配向され、最も大きい曲げ抵抗を持っている状態で、長さ80mmおよび幅10mmである試料に基づいて、決定され得る。テストベンチは、ISO178による全長Lが70mmとなるように構成されるべきであり、5mm/minの速度で使用されるべきである。
本発明の重要な態様は、支持体12に少なくとも2つの別々の流体区画室が設けられることである。2つの別々の区画室は、第1の表面121と第2の表面122との間に有利に介在される。有利に、離間部材123のうちの1つまたは複数は、流体区画室のための分離壁を形成する。図2および図3を参照すると、離間部材123は、第1の表面121と第2の表面122との間に複数(少なくとも2つ)の流体区画室124、125を提供するために、それら自体において離間されている。このような構造は、例えば、多層の板またはパネルによって得ることができる。上記の種類の支持構造は、押し出しによって、積層によって、成型もしくは鋳造によって、付加製造によって、または、任意の他の利用可能な技術によって、作られ得る。支持体12の適切な構造は、例えば、Makrolon(登録商標)multi UV sheets(Bayer、Germany)など、二重または多層のポリカーボネートシートである。他の適切な例は、欧州特許第1543945号に記載されているPOLISNAKE(登録商標)ポリカーボネートパネル(Politec Polimeri Tecnici SA、Switzerland)、および、ポリプロピレンKIBO X−panelおよびKIBO M−panel(KIBO Kunststoffe GmbH、Germany)である。二重で並べられたリブ付きシートへの2つのシートの積層によって作られた三層積層、または、二層積層(2つの積層されたリブ付きシート)など、積層されたパネルが同様に適切であり得る。
第1のセットの流体区画室124が、膜11を通じて引き出される浸透を回収するために配置され得る。このために、図2を参照すると、第1および第2の表面は、第1および第2の表面における選択的な場所における浸透のために、浸透可能に作られる。第1および第2の表面の浸透性は、例えば、外側壁1210、1220を通じた穿孔など、貫通孔126を提供することによって得られ得る。外側壁1210、1220が高密度または不浸透性の材料層(浸透に対して不浸透性)から、貫通孔126がこの材料層を貫いて提供されている状態で適切に作られ得ることを留意することは、都合がよい。
貫通孔の寸法は特に制限されず、適切な寸法は用途に依存する。貫通孔は、2mm以下の大きさ、有利に1.5mm以下の大きさ、有利に1.2mm以下の大きさ、有利に1.0mm以下の大きさを、有利に有する。孔が大き過ぎる場合、滑らかな被覆が問題となり得る。貫通孔は、少なくとも5μmの大きさ、有利に少なくとも10μmの大きさ、有利に少なくとも25μmの大きさ、有利に少なくとも50μmの大きさ、有利に少なくとも100μmの大きさを有し得る。
貫通孔は、支持体の外側表面122が、少なくとも2%、有利に少なくとも5%、有利に少なくとも10%、有利に少なくとも15%、有利に少なくとも20%、有利に少なくとも25%、有利に少なくとも30%、有利に少なくとも35%の開領域(貫通孔による気孔率)を有利に呈するようなものであり得る。開領域は、有利に最大70%であり、有利に最大60%であり、有利に最大55%であり、有利に最大50%である。開領域は、外側表面の単位当たりの全体領域(貫通孔を含む)当たりの貫通孔の領域を、百分率の値で表したものに言及している。外側表面の全体領域を定めるとき、膜層が流体密封で封止される膜要素の任意の縁領域は、無視される。開領域は、有利に、一方において、支持体外側層を貫く十分な流れを提供するために小さ過ぎるべきではないが、他方において、支持構造の剛性を妥協しないために大き過ぎるべきでもない。開領域の補完(つまり、100%−開領域)が、結合に利用可能である領域である膜と支持体との間の界面に言及することに留意することは、都合がよい。したがって、この点においても、開領域は大き過ぎるべきではない。
貫通孔の断面形状に制限はなく、つまり、貫通孔は、円形、正方形、多角形、星形、スリット形、または任意の他の適切な形状の孔であり得る。
第1のセットの流体区画室124は、貫通孔126が設けられている第1の表面121および第2の表面122の領域の下で適切に延びている。論理的には、これは、膜11によって覆われる領域に対応しており、膜領域として言及される。
図3に示しているように、膜11は、国際公開第2013/113928号に記載されているような機械的な固定位置を作り出す貫通孔126において延びている栓111を形成できる。追加または代替で、膜11は、国際公開第2015/140355号 24.09.2015に記載されているものなどの溶媒結合によって、溶接によって、または、任意の他の適切な結合技術によって、第1または第2の表面に取り付けられてもよい。
第2の流体区画室125が、支持体12における膜領域の下に位置付けられ得る。図1〜図3の例では、流体区画室125は、空気を孔15へと搬送するために外側壁1210および1220を貫いて配置される孔15と流体連通している。空気は、例えばカートリッジ10が沈められる廃水において、気泡151を形成するために、孔15を通じて外部へと放出される。気泡151は膜11に沿って上昇する。そのようにすることで、気泡は、膜11に沿う廃水の上向きの流れを引き起こす。また、気泡151は、膜表面の空気の擦れを提供し、膜の表面に付着する固形粒子を除去する。孔15が外側壁1210および1220を貫いて設けられるため、孔15が第1(および第2)の表面121(および122)に対して垂直に配向される軸152を有することは、理解されるものである。
支持体12への/での第2の流体区画室125の統合は、気泡発生がカートリッジの各々の膜表面に、および、外挿によって、スタックの各々の膜表面に、均一に提供されることを確保する。また、第2の区画室125と孔15とは、カートリッジ10において直接的に通気装置を統合することを可能にし、これは、よりコンパクトな構成をもたらす。
有利に、貫通孔15は、第1の表面における各々の泡が出てくる孔15が第1の表面121に沿って上昇し、気泡が第2の表面122へと移動するのを防止することと、その逆の場合も防止することとを確保するために、支持体の下縁127の上方に距離dで配置されている。これは、例えばカートリッジ10が正しく鉛直方向位置にない場合、起こり得る。支持体12の下縁127と孔15の中心との間の距離dは、有利に少なくとも5mm、有利に少なくとも10mm、有利に少なくとも15mmである。
貫通孔15が、第2の流体区画室125の底1250における廃水の停滞帯域を回避するために、底1250にできるだけ近くに有利に配置されることが、図3でも見ることができる。有利に、孔15は、第2の流体区画室の高さの下半分に配置される。有利に、孔15は、第2の流体区画室の高さの最下の3分の1内に配置される。
所望により、2つ以上の第2の流体区画室125が設けられ得ることに留意することは、都合がよい。
一方の外側表面121から反対の外側表面122までの支持パネル12の全厚は、有利に100mm以下であり、有利に50mm以下であり、有利に25mm以下であり、有利に20mm以下であり、有利に15mm以下であり、有利に10mm以下であり、有利に6mm以下である。全厚は、少なくとも200μmとでき、おそらくは少なくとも500μmとでき、おそらくは少なくとも1mmとでき、おそらくは少なくとも1.2mmとでき、おそらくは少なくとも1.5mmとできる。
有利に、支持体12に取り付けられる1つまたは複数の多岐管は、第1の流体区画室124からの浸透の排出を提供する。支持体に取り付けられた同じ1つまたは複数の多岐管、または、別々の1つまたは複数の多岐管が、第2の流体区画室125への空気の供給を提供できる。図4を参照すると、多岐管13が支持体12の右の側縁129に取り付けられている。多岐管13は、側縁129と平行で、したがって互いと平行に延びる2つの別々のダクトを有利に備える。第1のダクト133は、第1のセットの流体区画室124と流体連通している浸透回収器ダクトである。回収器ダクト133は、第1のセットの流体区画室124で回収された浸透を出口ポート131へと排出する。第2のダクト134は、第2の流体区画室125に空気を供給するために第2の流体区画室125と流体連通している空気供給ダクトである。空気は、入口ポート132を通じて空気供給ダクト134へと外部から送り込まれる。回収器ダクト133と空気供給ダクト134とは、分離壁135によって互いから流体密封で封止されている。
支持体12への多岐管13の正しい組み立てを確保するために、1つまたは複数の指示特徴部が支持体12および/または多岐管13に設けられてもよい。指示特徴部は、例えば、図5に示しているように、支持体12の対応する切取部1209と協働する多岐管13における指示ボス136によって、形成され得る。代替で、切取部1209はなしとされてもよく、指示ボスは、図6A〜図6Bに示したように、封止多岐管壁137によって置き換えられてもよい。多岐管壁137は、支持体12の側縁129において支持体12をぴったりと受け入れるために配置されているスリットを形成する閉じた周囲を有している。
支持体12と多岐管13との間の封止は、既知の技術に従って提供され得る。例として、図5を参照すると、エラストマの封止環体51が、周囲の廃水から多岐管13の浸透回収器ダクト133を封止するために、側縁129と平行な第1の表面121および第2の表面122に設けられ得る。封止環体51は、例えば、支持体12におけるオーバーモールドによって形成され得る。接着、嵌合などによってなど、代替の封止技術が、多岐管を支持体に取り付けるために使用されてもよい。この点において、多岐管が、たとえ必要条件ではないとしても、封止環体51などの適切な封止によって、支持体から取り外し可能であり得ることに留意することは、都合がよい。代替で、多岐管13またはその一部分は、支持体へのオーバーモールドによってなど、側縁129へと直接的に射出成形されてもよい。
有利に、図6Aに示しているように、空気供給ダクト134の端に設けられた吐出口138が、第2の流体区画室125との嵌合のために配置されている。吐出口138は、例えば、空気供給ダクト134と第2の流体区画室125との間の移行部を封止し、それによって空気回路を浸透回路から封止するための錐状の外側表面を有してもよい。
利点として、多岐管13と支持体12との間の封止が膜領域の外側に設けられる。膜が支持体と多岐管との間の封止に含まれないため、多岐管と支持体とは、有利に取り外し可能とされてもよい。したがって、膜領域、つまり、膜層で覆われる領域は、支持体の1つまたは複数の縁120、127、128、129から有利に離間されている。
多岐管13は、支持体のすべての別々の流体区画室124および125を与えるダクトを有利に備え、原則として、追加の多岐管14が、支持体の反対の側縁128に必要とされないことになる。しかしながら、多岐管13と同一とできる第2の多岐管14が、追加の利点を提供するために、支持体12の反対の側縁128に取り付けられてもよい。第一に、両側に多岐管を有することで、流体の流れを増加することを許容でき、これはさらに、カートリッジの大きさを増大することを許容できる。第二に、両側に同一の多岐管を有することは、完全に対称的なカートリッジを得ることを許容し、スタックの組み立てを容易にする。代替で、例えば多岐管13といった1つの多岐管に、空気供給ダクトなしで、浸透回収ダクトだけを設けることが可能であり、支持体12の反対側に、空気供給ダクトを備える別の多岐管を設けることが可能である。任意の他の組み合わせの配置が可能である。
利点として、多岐管13は、膜支持体12より若干厚く作られてもよく、それによって、カートリッジはスタックの密度の悪影響を与えることなく積み重ねられ得る。
上記から、図1の濾過カートリッジが、支持体の左手の側縁128から右手の側縁129へと水平方向に延びる内部離間部材(図1には示していない)を有する支持体12を備えることが、明らかとなる。膜11は、支持体の前面および後面(表面121および122)に設けられている。膜11の領域は膜領域を定めている。つまり、膜11と少なくとも部分的に重なり合う支持体12の流体区画室は、浸透回収区画室124として用いられ得る(および、概して用いられることになる)。膜11の領域は、上縁110と、下縁117と、右手の側縁119と、左手の側縁118との間で有利に延びている。少なくとも側縁119、118は、おそらく上縁110および下縁117と共に、支持体12への多岐管13、14の組み立て/取り付けを容易にするために、支持体12の対応する縁129、128、120、127から有利に離間されている。膜の縁は多岐管13、14からも離間され得る。
膜の縁110、117、118、119において、支持体表面121は高密度であり、浸透のための浸透性を示していないことにりゅういすることは、都合がよい。別の言い方をすれば、膜11の領域は、貫通孔126が拡がる領域に完全に重なり合うべきである。支持体表面121と膜11との間の適切な封止は、例えば、支持体への膜層の溶媒結合、溶接、または接着といった、結合などにより、膜の縁において提供されるべきである。
図1のカートリッジ10は、供給において鉛直方向の配置のために構成されており、そのため、多岐管のダクトは鉛直方向に延び、曝気の孔15は、支持体の下縁127に隣接して配置された水平方向の配列を形成している。有利に、多岐管13、14の入口/出口のポート131、132および141、142は上部に設けられており、支持体12の上縁120から鉛直方向に有利に突出している。
図1のカートリッジを、図の平面において90度回転することが代替で可能であることを留意することは、都合がよい。このような場合、多岐管13は上部に配置され、一方、多岐管14はカートリッジの下部に配置される。このような場合、曝気の孔15が、区画室125の代わりに、多岐管14の空気ダクトに設けられる。したがって、区画室125は、空気を多岐管13の入口ポート132から多岐管14の空気ダクトおよび孔15まで搬送するために使用され、ポート141および142が排除されることが分かる。これは、支持体の一方の縁から反対の縁まで延びる連続的な離間部材123の提供を通じて可能とされる。このようなカートリッジは、本発明の態様によって同じく検討され、同じ利点を提供する。
統合された曝気/気泡発生システムの提供は、本発明によって可能とさせられる唯一の追加の統合された機能ではない。別々の流体区画室が、気泡発生に追加または代替で、他の目的のために使用されてもよい。例として、図7を参照すると、支持体72が、別々の膜11、71によって定められた複数の別々の膜領域を有している。膜11、71は、第1の表面121および第2の表面122の別々の領域を覆っている。これらの領域は、さらに離間されている。膜11は、第1のセットの流体区画室124と流体連通している。膜71は、第3のセットの流体区画室724と流体連通している。膜11および71は同一の膜であってもよく、その場合、流体区画室124および724は、多岐管の同じ浸透回収器ダクト133に流体接続され得る。
代替で、膜11および71は異なってもよく、例えば、それらの膜は、供給流れから異なる化合物を分離するために配置されてもよく、その場合、多岐管は、区画室124および724のための別々の浸透回収器ダクトを有してもよく、異なる浸透を別々に抽出することを可能にする。例として、膜11は、供給流れからの液体抽出のための親水性の半浸透性膜とできる。膜71は、供給流れからのガス抽出のための、または、供給流れにおけるガス注入のためのガス拡散層として作用する疎水性の半浸透性膜とできる。ガス拡散層は、例えば、液体抽出膜層11の近くで供給流れにガスを溶解させるために用いられ得る。溶解されたガスは、例えば、浸透抽出にとって有益である多くの化学反応を誘起または増進できる。代替で、抗スケール剤などの化学物質が、気体または液体のいずれかの形態で、膜71を通じた区画室724からの注入によって、周囲の液体に投与されてもよい。なおも追加の代替において、膜71および区画室724は、例えば液体/液体の抽出によって、おそらくは阻害する化合物の選択的な除去のために用いられ得る。なおも代替の実施形態では、膜11および71は、異なる反応生成物に向けての選択性を各々有し、したがって、供給流れから異なる反応生成物を別々に除去するために使用されてもよい。
なおも追加の流体区画室725が、区画室124と724との間などに設けられてもよい。流体区画室725は、例えば、支持体72を通じて冷却流体または加熱流体を循環するために使用されてもよい。これは、カートリッジが沈められる供給流れの温度、または、浸透の温度を制御することが望ましいとき、使用され得る。これは、具体的には、例えば曝気の区画室125が提供されないときといった、気泡発生が起こらないとき、適している。このために、他の流体区画室124および724、およびおそらくは125から封止される流体区画室725は、一方または両方のいずれかの多岐管13および14において別々のダクトに流体接続され得る。
支持体の内部容積を別々の区画室に分割する繋ぎ部材を形成する離間部材123の形状は、追加的な利点を有する。図8を参照すると、一部の区画室825は、それらを貫いて補強棒を挿入するために使用され得る。他の区画室824は、第1の表面121に対して垂直に配置される離間棒81によって交差させられるため、犠牲にされ得る。離間棒81は、カートリッジを離間されたスタックで維持する。区画室824は、浸透回収器ダクト133への供給の漏れを防止するために固体材料で充填または封止され得る。
濾過カートリッジ10は、あるカートリッジの第1の表面121と、連続するカートリッジの第2の表面122とを向き合う関係で互いから離間して配置することで、積み重ねられ得る。そのため、スタック100は、図9において示されているように得られる。スタック100における連続するカートリッジの多岐管は、互いから離間されても離間されなくてもよい。連続する多岐管同士の間の間隔は、統合された空気拡散器(孔15)が連続するカートリッジ10の相対する膜11の間に上向きの流体の流れを引き起こすことになるため、必要とされない。これは、多岐管が、膜層同士の間の空間を定めるためにカートリッジの支持体より適切に厚くされ得るため、有利であり得る(スタックの相対する膜層の間の空間は、このような場合には、一方における多岐管と、他方における支持体に膜層を加えたものとの間の厚さの差に対応する)。
スタック回収および分配多岐管101は、濾過モジュールを形成するために、スタック100の両側において入口および出口のポート131、132、141、142に連結され得る。スタック多岐管は図10においてより明確に見られる。スタック多岐管は、対応する多岐管13の別々のダクトのための別々の室を備えている。スタック多岐管101は、多岐管13の出口ポート131に接続されるように構成された入口ポート102を有する浸透回収および排出室104を備え得る。浸透回収室には、出口ポート103がさらに設けられている。スタック多岐管101は、流体非浸透性壁(図示していない)によって室104から分離されており、入口ポート105と、多岐管13の入口ポート132に接続されるように構成される出口ポート106とを有する空気分配室107を備え得る。同じスタック多岐管が、多岐管14のポート141、142への接続のために提供されてもよい。
有利に、浸透回収室104の出口ポート103は、浸透回路のガス抜きを確保するために、浸透回収室104の上部領域に配置される。このようなガスは、浸透液体に元々溶解されていた空気または二酸化炭素から形成され得る。
有利に、スタック多岐管101および多岐管13は、一体鋳造として統合して形成されてもよい(図示していない)。したがって、スタック100のカートリッジ10のすべての多岐管13は、単一体または一体鋳造の多岐管によって置き換えられる。一体鋳造の多岐管は、カートリッジの支持体の別々の流体区画室のための別々の流体ダクトまたは流体室を有し得る。一体鋳造の多岐管は、1つのカートリッジが失陥したときに容易に交換できるように、カートリッジ(支持体)の各々の取り外し可能な接続のための接続器を有利に備える。このような一体鋳造の多岐管であれば、カートリッジは、反対の側において、個別の多岐管14を備えても備えなくてもよい。多岐管14は、同じく一体鋳造の多岐管によって交換され得る。浸透排出ポート131および141によって与えられる流れの抑制(多岐管およびカートリッジの厚さの制限に起因する)は、一体鋳造の多岐管では回避され、そのため、これはカートリッジから排出される浸透の流量を増加させることができ、および/または、それらの流れ抑制に起因する過剰な圧力損失を回避させることができる。このような一体鋳造の多岐管は、例えば、最初に膜パネルを積み重ね、パネルのスタックの側縁に多岐管をオーバーモールドすることによって、膜パネル11−12のスタックに射出成形され得る。
上記の例において、カートリッジは、膜層が前面と後面との両方に設けられているとして説明されているが、これは必要条件ではないことに留意することは、都合がよい。本発明によるカートリッジは、支持体の一方の表面(例えば、前面)だけに取り付けられる膜層で作用できる。
膜層11、71などが、多岐管13、14を支持体12に取り付ける前、または、取り付けた後のいずれかで、支持体に形成され得ることに留意することも、都合がよい。
上記において、剛体の多層のパネルを支持体として備えている例示的なカートリッジが説明されている。このような支持体は、前述したような利点を提供できるが、請求項において広範に述べられているような本発明の態様は、このような支持体だけに限定されない。支持体は、国際公開第2006/015461号に記載されているように、外側織物層に被覆された膜層を伴うスペーサ織物であり得る。このような場合、浸透回収区画室は、膜領域全体にわたっておそらく延びる1つの単一の区画室として形成される。
さらに、例えば気泡発生のための第2の流体区画室は、支持体の外側表面同士の間に完全に介在される必要はなく、例えば管として、支持体に外部で取り付けられてもよい。このような構成は図11に示されており、第2の区画室125が外側表面121と122との間に統合して介在されていない点において先の例の支持体12と異なる支持体92を備えている。代わりに、支持体92および管925が鉛直方向の線に沿って並べられるように、管925が支持体92の下に取り付けられている。このために、管925の(鉛直方向の)正中面926が、支持体92の(鉛直方向の)正中面920と一致している(同一平面上である)。管925は、第1の区画室124と別々の第2の区画室として有利に作用し、先の例のように、別々のダクト134(図11に示されていない)によって供給されてもよい。第2の区画室925は、支持体92の厚さより大きいまたは小さい厚さ(例えば、直径)を有してもよい。
曝気の孔95は、管925の壁を通じて形成される。これらの孔95は、正中面926とゼロではない角度にある中心線の軸951を有し得る。軸951は、正中面926に対して傾斜して(0度でもなく90度でもない)、または、正中面926に対して垂直に、配向され得る。
実験
沈められた膜生物反応器(MBR:membrane bioreactor)の用途での本発明の態様の効果を実証するために実験を実施した。3つの異なるカートリッジ(#1〜#3で番号が付けられている)が使用され、各々、PVDF膜層が二重で並べて設けられた。各々の側における膜領域は、約15cmの幅で高さが25cmであり、全体の有効膜(濾過)領域は0.07m/カートリッジであった。すべてのPVDF膜層は、0.08μmの表面の孔の大きさと、1500l/hmbarの清浄水の浸透性とを有した。
カートリッジ#1〜#2は、図2〜図3に示しているように、多層の剛体の支持パネルを基にして作られた。多層のポリカーボネートパネルであるMakrolon(登録商標) multi UV 2/4−6(Bayer、Germany)を、膜支持体材料として使用した。この材料の参照コードにおける「2」は、その2つの外側壁に言及しており、「4」は、4mmのその全体の厚さに言及しており、「6」は、6mmの肋材距離に言及している。このパネルは高速微小孔開けによって穿孔された。カートリッジ#1の支持体の壁には、31.6%の膜層の下の開領域(気孔率)を得るために、0.8mmの直径の孔が開けられた。カートリッジ#2の支持体の壁では、孔は1.5mmの直径を有し、開領域は20.5%であった。PVDF膜層は、国際公開第2013/113928号に記載されているように、穿孔された壁に直接的に被覆された。
統合された個別の曝気を試験するために、曝気区画室125には、膜領域の下縁の下に2つの通路が設けられた。曝気区画室には、各々の側において15mmの離間距離で、0.5mmの直径の12個の孔が設けられた。
第3のカートリッジ(#3)は、PVDF膜層が二重で並べられて被覆されている支持体として、織った種類のポリエステルスペーサ織物を有した。全体の結果的な厚さ(膜層を含む)は4mmであった。PVDF膜を含むパネルは、2つのポリエステルフレームの間で構成され(国際公開第2006/015461号に従って)、曝気管925がフレームの下に取り付けられた。この管は、各々の側において15mmの離間距離で、0.5mmの直径の12個の孔も含んでいる。
これらの3つのカートリッジは、Vito、Belgiumにおいて、実験室規模のMBRユニットにおいて並列にして試験された。図12は、実験のために使用されたMBRユニットの抽出タンク90を概略的に表している。抽出タンクは、各々のカートリッジがそれ自体の抽出/逆洗ポンプ、浸透容器、流量計、および圧力トランスデューサを有するため、異なる条件下においても完全に等しい濾過条件下においても、複数の(6個までの)濾過カートリッジ10を同じスラッジで同時に動作させることができる。タンク90は、容器の底に中央曝気管91も備えている。これは、正確に中間において、カートリッジの底の下20cmに、3つのカートリッジの平面と平行に配置された単一の穿孔されたプラスチック管である。管91は、8mmの内径と10mmの外径とを有し、1mmの直径を持つ100個の孔の配列を25cmの長さにわたって含んだ。タンク90は、中央曝気管91との動作、および、個別の曝気区画室125、925との動作を独立して可能にし、例えば、中央曝気管91は遮断され得る、または、区画室125、925は遮断され得る。
MBR抽出タンク90には、3つのカートリッジ#1〜#3が、5mmのカートリッジ間の間隔で設けられた。タンク90に含まれるスラッジの体積は80リットルであった。廃棄されたばかりの自治体の廃水(COD: 400〜600ppm)が400リットルの容器(図示していない)へと最初に回収され、そこで廃水は、すでに供給タンクにある生物学的成長およびCOD分解を回避するために、4℃まで冷却される。カートリッジから抽出された浸透の50%は、抽出タンク90へと再利用された。MBRの抽出タンク90における液体高さは、3つのカートリッジによって抽出された浸透の非再利用の体積を補完する新たな廃水の混合物を400リットルの容器から供給することで、一定に保たれた。MBRユニットは、硝化の結果としての酸性化を補完するためのpH制御ユニットを有している。希釈されたKOH溶液(1モル)が、pHを約7まで再び持って行くために使用された。カートリッジの浸透のCODは常に10mg/lから20mg/lの間であり、97%の平均COD除去をもたらす。
第1の実験−個別の曝気
第1の実験では、3つのカートリッジが個別の曝気に対して試験された。カートリッジ#1〜#3は、タンク90におけるスラッジに完全に沈められた。各々のカートリッジの曝気区画室125、925を通じて、0.7Nm/hの空気流れが吹かれる一方、中心管91は使用されなかった(遮断された)。3つの濾過カートリッジのための濾過条件は試験の間に同一であり、次の通りであった。
・カートリッジあたりの全体濾過流れ:50l/hm
・カートリッジあたりの正味濾過流れ:40l/hm
・カートリッジあたりの逆洗流れ:150l/hm(全体濾過流れの3倍)
・濾過サイクル時間:5分間
・濾過時間:4.5分間
・逆洗時間:10秒間
・緩和時間:20秒間
・カートリッジあたりの連続曝気流れ:0.7Nmair/hour
・試験中のスラッジ濃度:10g/l
・試験中のpH変化:6.8から7.2の間
・温度:14〜15℃
濾過サイクル時間は、濾過時間、逆洗時間、および緩和時間の合計である。4.5分間の濾過動作の後、逆洗動作が、指示された逆洗流れにおいて10秒間開始された。逆洗の後、逆洗の間に除去されたケーキ層を、気泡を上昇させることでカートリッジからスラッジの塊へと移送させるために、緩和が20秒間適用された。
第1の実験は、50l/hmの全体流れにおいて0.1barより小さい安定した膜貫通圧力(TMP:transmembrane pressure)で3.5週間行われ、個別のカートリッジの曝気の信頼性を示している。時間の関数としてのTMPおよび全体流れの進行は、カートリッジ#1〜#3についてそれぞれ図13〜図15のグラフで示されている。
第2の実験−全体的な曝気
第2の比較の実験では、管91を通る中央(共通)の曝気が試験された。上記の3.5週間の個別の曝気の直後に、曝気区画室125、925を通る空気流れが停止され、第1の実験において区画室125、925を通る空気流量の合計(2.1Nm/h)に等しい空気流れが、中央曝気管91を通じて吹かれた。この実験は、図13〜図15において「全体的な曝気」として参照される。第1の実験と同じ濾過サイクルが用いられ、50l/hmの同じ全体流れが各々のカートリッジについて維持された。第2の実験における濾過条件は、第1の実験の濾過条件と同一である。
この第2の実験では、50l/hmの全体流れを維持するために必要とされるTMPが、すべての3つのカートリッジについて素早く増加したことが観察された。TMPは、カートリッジ#1については60分後に、カートリッジ#2については120分後に、カートリッジ#3については55分後に、0.5barへと増加した。カートリッジ動作は、TMPが0.5barに到達したとき、このような高い値はもはや経済的ではないため、停止された。
2つの曝気のモードの間の明確な違いが、図13〜図15のグラフに示されている。各々のグラフにおける一点鎖線の左手側において、第1の実験の結果が明示されており(「個別の曝気」)、一方、第2の実験の結果が右手側において明示されている(「全体的な曝気」)。
第1の実験と第2の実験との間の比較は、全体的な曝気の下で、個別の曝気で可能である大きな浸透流れが持ちこたえられ得ないことを示している。全体的な曝気の下でカートリッジを動作させるために、中央管を通じて吹かれる空気流量が増加される必要がある(つまり、このモードの動作は、より大きな特定の曝気要求(SAD)を必要とし、これは動作コストを増加させる)、または、浸透流れが低減されなければならない(出力を低減する)のいずれかである。そのため、本発明において提案されているように、別々の流体区画室をカートリッジに統合することと、それを膜層の個別の曝気について使用することとは、MBR性能を大幅に増加させることができるということが示される。
10 カートリッジ、濾過カートリッジ
11 半浸透性膜、膜
12 支持構造、支持体、支持パネル、膜支持体
13、14 多岐管
15 孔
51 封止環体
71 膜
72 支持体
81 離間棒
90 抽出タンク、タンク
91 中央曝気管、管、中心管
92 支持体
95 孔
100 スタック
101 スタック回収および分配多岐管、スタック多岐管
102 入口ポート
103 出口ポート
104 浸透回収および排出室、浸透回収室
105 入口ポート
106 出口ポート
107 空気分配室
110 上縁
111 栓
117 下縁
118 左手の側縁
119 右手の側縁
120 上縁
121 第1の表面、外側表面、支持体表面
122 第2の表面、外側表面
123 離間部材、繋ぎ部材
124 第1の流体区画室、浸透回収区画室
125 第2の流体区画室
126 貫通孔
127 下縁
128 左の側縁、一方の側縁
129 右の側縁、反対の側縁
131 出口ポート、浸透抽出ポート
132 入口ポート、空気入口ポート
133 第1のダクト、浸透回収器ダクト、回収器ダクト
134 第2のダクト、空気供給ダクト
135 分離壁
136 指示ボス
137 封止多岐管壁、多岐管壁
138 吐出口
141 出口ポート、浸透抽出ポート
142 空気入口ポート
151 気泡
724 流体区画室
725 流体区画室
824 区画室
825 区画室
920 正中面
925 曝気管
926 正中面
951 中心線の軸
1209 切取部
1210、1220 外側壁
1250 底
d 距離

Claims (27)

  1. 流体を処理するための組立体であって、
    第1の半浸透性膜(11、71)の後面支持のために配置されている第1の平面状表面(121)と、第2の表面(122)とを有し、前記第1の表面と前記第2の表面とが互いと反対に配置される、支持体(12、72)と、
    前記第1の表面と前記第2の表面との間に介在され、流体を搬送するために配置される少なくとも1つの第1の区画室(124)と、
    前記第1の表面(121)から延び、前記少なくとも1つの第1の区画室(124)と流体連通している複数の第1の流体通路(126)と、
    前記第1の表面(121)に取り付けられ、前記第1の流体通路(126)を包囲する前記第1の表面の膜領域を覆う第1の半浸透性膜(11、71)であって、前記少なくとも1つの第1の区画室(124)は、前記第1の流体通路(126)を通って前記第1の半浸透性膜と流体連通している、第1の半浸透性膜(11、71)と、
    前記支持体(12、72)に取り付けられる、または、取り付け可能であり、前記少なくとも1つの第1の区画室(124)と流体連通しているように構成される第1のダクト(133)と、
    流体を搬送するために配置され、前記少なくとも1つの第1の区画室と別々である少なくとも1つの第2の区画室(125、725、925)であって、前記第2の区画室(125、724)は、前記第1および第2の表面(121、122)のうちの少なくとも一方の外部側と流体連通している開口(15、95)を備える壁(1210、1220)によって画定される、少なくとも1つの第2の区画室(125、725、925)と、
    前記支持体(12、72)に取り付けられる、または、取り付け可能であり、前記第2の区画室(125、724、725、925)と流体連通しているように構成される第2のダクト(134)と
    を備え、
    前記第2の区画室は、前記第1の表面と前記第2の表面との間に介在され、
    前記第2のダクト(134)は、前記少なくとも1つの第1の区画室から流体密封で封止され、前記第1のダクト(133)は、前記少なくとも1つの第2の区画室から流体密封で封止される、組立体。
  2. 前記第1のダクト(133)と前記第2のダクト(134)とは互いと平行である、請求項1に記載の組立体。
  3. 前記支持体は第1の縁(127)を備え、前記第2のダクト(134)は、前記支持体の第2の縁(128、129)と平行に延びる、請求項1または2に記載の組立体。
  4. 前記第2の縁(128、129)は前記支持体(12)の鉛直方向の縁である、請求項3に記載の組立体。
  5. 前記第2の縁(128、129)は前記第1の縁(127)に対して垂直である、請求項3または4に記載の組立体。
  6. 前記少なくとも1つの第1の区画室(124)と前記少なくとも1つの第2の区画室(125)とは互いと平行に延びる、請求項1から5のいずれか一項に記載の組立体。
  7. 前記少なくとも1つの第1の区画室(124)は、前記支持体の第1の縁(127)と平行に延びる、請求項1から6のいずれか一項に記載の組立体。
  8. 前記第1のダクト(133)と前記第2のダクト(134)とは、互いと平行であり、前記支持体の第2の縁(128、129)と平行に延び、前記第2の縁は前記第1の縁(127)に対して垂直である、請求項7に記載の組立体。
  9. 前記支持体(12、72)は、前記第1の表面(121)と前記第2の表面(122)との間で延びる少なくとも1つの流体密封繋ぎ部材(123)を備え、前記流体密封繋ぎ部材は、前記少なくとも1つの第1の区画室(124)と前記少なくとも1つの第2の区画室(125)との間に分離壁を形成する、請求項1から8のいずれか一項に記載の組立体。
  10. 前記支持体(12、72)は、相対する側縁(128、129)同士の間で延び、前記第1のダクト(133)および前記第2のダクト(134)の各々は、前記相対する側縁(129)のうちの少なくとも1つに沿って延び、前記第1のダクト(133)は、前記ダクトに沿って配置されるスリット(137)を備え、前記スリットは、前記支持体の前記相対する側縁(128、129)の一方を封止して受け入れる、請求項1から9のいずれか一項に記載の組立体。
  11. 前記第1の流体通路(126)は前記第1の表面(121)の前記膜領域に位置付けられ、前記第1のダクト(133)および前記第2のダクト(134)は、平行であり、前記第1の表面(121)に対して垂直な視界から見られるとき、前記膜領域に隣接して配置される、請求項1から10のいずれか一項に記載の組立体。
  12. 記支持体(12、72)は、剛体であり、相対する側縁(128、129)同士の間で延び、前記第1および第2の表面(121、122)の間に介在される複数の繋ぎ部材(123)を備え、前記繋ぎ部材は、前記相対する側縁(128、129)同士の間で延び、前記繋ぎ部材は、前記第1の区画室(124)と前記第2の区画室(125、725)とを互いから流体密封に別々にする、請求項1から11のいずれか一項に記載の組立体。
  13. 前記開口(15)は、前記開口の平面に対して垂直である開口軸を有する、請求項1から12のいずれか一項に記載の組立体。
  14. 前記開口軸は、前記第1の表面(121)と非平行に配向される、請求項13に記載の組立体。
  15. 前記開口軸は、前記第1の表面(121)に対して実質的に垂直である、請求項13に記載の組立体。
  16. 前記第2の区画室を画定する前記壁(1210、1220)は、前記第1の表面と平行な部分を備える、請求項1から15のいずれか一項に記載の組立体。
  17. 前記開口は水平線に沿って位置決めされる、請求項1から16のいずれか一項に記載の組立体。
  18. 前記第2の区画室(125、725)は、前記第1の表面と前記第2の表面との間に介在され、前記第1の流体通路(126)は前記第1の表面(121)の前記膜領域に位置付けられ、前記開口(15)は、前記第2の区画室(125)と前記第1の表面(121)との間で延び、前記開口は、前記膜領域と別々の前記第1の表面(121)の第2の領域に位置付けられる、請求項1から17のいずれか一項に記載の組立体。
  19. 前記第2の領域は前記膜領域の下に位置付けられる、請求項18に記載の組立体。
  20. 前記第2の表面は平面状であり、前記組立体は、前記第2の表面(122)から延び、前記少なくとも1つの第1の区画室(124)と流体連通している複数の第2の流体通路(126)を備える、請求項1から19のいずれか一項に記載の組立体。
  21. 前記第1の半浸透性膜(11)は、前記第1の表面(121)の少なくとも1つの縁(120、127、128、129)から離間される、請求項1から20のいずれか一項に記載の組立体。
  22. 前記第2の表面(122)に取り付けられる第2の半浸透性膜(11、71)を備え、前記第2の表面は平面状であり、前記組立体は、前記第2の表面(122)から延び、前記少なくとも1つの第1の区画室(124)と流体連通している複数の第2の流体通路(126)を備え、前記第1の区画室(124)は、前記第2の流体通路(126)を通って前記第2の半浸透性膜と流体連通している、請求項21に記載の組立体。
  23. 前記第1の半浸透性膜(11)と異なる浸透特性を有する第3の半浸透性膜(71)を備え、前記第3の半浸透性膜は、前記膜領域と別々の領域において前記第1の表面(121)に取り付けられ、前記第3の半浸透性膜は前記第2の区画室(724)と流体連通している、請求項1から22のいずれか一項に記載の組立体。
  24. スタック(100)に配置される、請求項1から21のいずれか一項に記載の組立体(10)を複数と、前記第1のダクト(133)と流体連通している回収器(104)と、前記第2のダクト(134)と流体連通している分配多岐管(107)とを備える、流体を処理するためのモジュール。
  25. 前記分配多岐管(107)はガスを搬送するように構成され、前記組立体(10)は、前記第2の区画室(125、724)と、および、前記組立体を取り囲む周囲環境と流体連通している開口(15)を備える、請求項24に記載のモジュール。
  26. 前記組立体の前記第1のダクトが統合される単一体の多岐管を備える、請求項24または25に記載のモジュール。
  27. 請求項24から26のいずれか一項のモジュールを備えるバイオマス反応器。
JP2017529665A 2014-12-05 2015-12-04 統合された機能を伴う膜カートリッジ Active JP6728171B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP14196471.8 2014-12-05
EP14196471 2014-12-05
PCT/EP2015/078648 WO2016087638A1 (en) 2014-12-05 2015-12-04 Membrane cartridge with integrated functions

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017537782A JP2017537782A (ja) 2017-12-21
JP6728171B2 true JP6728171B2 (ja) 2020-07-22

Family

ID=52003653

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017529665A Active JP6728171B2 (ja) 2014-12-05 2015-12-04 統合された機能を伴う膜カートリッジ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US10300437B2 (ja)
EP (1) EP3227005B1 (ja)
JP (1) JP6728171B2 (ja)
CN (1) CN106999859B (ja)
ES (1) ES2723976T3 (ja)
TR (1) TR201906552T4 (ja)
WO (1) WO2016087638A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA3026597A1 (en) * 2016-06-08 2017-12-14 Vito Nv (Vlaamse Instelling Voor Technologisch Onderzoek Nv) Membrane support made with preformed sheets
US10690569B2 (en) * 2016-09-30 2020-06-23 Council Of Scientific & Industrial Research Device for collecting water sample to concentrate diversified bacteria from different water depth
RU2626645C1 (ru) * 2016-10-14 2017-07-31 Публичное акционерное общество "Нефтяная компания "Роснефть" Способ извлечения компонентов из природных и технологических газовых смесей пертракцией на нанопористых мембранах
CN107994244B (zh) * 2016-10-21 2020-12-01 中国科学院大连化学物理研究所 一种多层复合型质子交换膜的制备及膜和应用
US10485137B2 (en) 2017-03-01 2019-11-19 Microsoft Technology Licensing, Llc Cooling device for fluid submersion of electronics
US10188017B2 (en) * 2017-05-31 2019-01-22 Microsoft Technology Licensing, Llc Server cooling fluid inlet and pickup placement in submerged cooling enclosures
WO2019233607A1 (en) * 2018-06-08 2019-12-12 Evcon Gmbh Modular flow system with internal strut members
WO2023135153A1 (en) 2022-01-11 2023-07-20 Blue Foot Membranes Nv Method for operating a water filtration module and module

Family Cites Families (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW255835B (en) 1994-01-07 1995-09-01 Kubota Kk Filtration membrane module
JP3219579B2 (ja) * 1994-01-07 2001-10-15 株式会社クボタ 膜モジュール
JPH10263371A (ja) 1997-03-28 1998-10-06 Yuasa Corp 浸漬型濾過膜エレメント
JP3606735B2 (ja) 1998-04-21 2005-01-05 株式会社クボタ 活性汚泥用膜カートリッジの再生方法及びその装置
JP3815645B2 (ja) * 1999-02-16 2006-08-30 株式会社日立プラントテクノロジー 浸漬型平膜分離装置およびその制御方法
DE10151833A1 (de) 2001-10-24 2003-05-08 3A Abwasser Abfall Filtrationsmodul
EP1466658A1 (de) * 2003-04-11 2004-10-13 UTISOL Technologies AG Belüftungsvorrichtung und Belüftungsverfahren für Membranfilter
KR100569681B1 (ko) * 2003-11-17 2006-04-10 주식회사 코오롱 침지형 중공사막 모듈
US7279215B2 (en) 2003-12-03 2007-10-09 3M Innovative Properties Company Membrane modules and integrated membrane cassettes
ITMI20032533A1 (it) 2003-12-19 2005-06-20 Politec Polimeri Tecnici Sa Pannello alveolare estruso ad elevata resistenza meccanica
EP1625885A1 (en) 2004-08-11 2006-02-15 Vlaamse Instelling Voor Technologisch Onderzoek (Vito) Integrated permeate channel membrane
JP3807423B2 (ja) * 2004-08-12 2006-08-09 栗田工業株式会社 浸漬型膜分離装置
JP2008531269A (ja) 2005-02-28 2008-08-14 アルファ ラヴァル コーポレイト アクチボラゲット 透過液スペーサモジュール
KR100958785B1 (ko) 2007-10-30 2010-05-18 코오롱건설주식회사 중공사막 모듈 및 그것이 장착된 여과 장치
US8241495B2 (en) * 2009-08-28 2012-08-14 Dow Global Technologies Llc Filtration module including membrane sheet with capillary channels
CN202036925U (zh) * 2011-03-24 2011-11-16 景德镇陶瓷学院 一种管式蜂窝陶瓷过滤膜组件
KR20140064853A (ko) 2011-08-10 2014-05-28 오아시스 워터, 인크. 열 및 질량 전달을 위한 판 및 프레임 및 나선형으로 감긴 멤브레인 모듈
CN202356030U (zh) * 2011-11-14 2012-08-01 江苏蓝天沛尔膜业有限公司 平板膜元件用支撑板及平板膜元件和平板膜组件
US9919273B2 (en) 2012-02-03 2018-03-20 Vito Nv (Vlaamse Instelling Voor Technologisch Onderzoek Nv) Backwashable filtration element
WO2015140355A1 (en) 2014-03-21 2015-09-24 Vito Nv (Vlaamse Instelling Voor Technologisch Onderzoek Nv) Supported filtration membranes and methods of manufacturing

Also Published As

Publication number Publication date
EP3227005B1 (en) 2019-02-06
US10300437B2 (en) 2019-05-28
EP3227005A1 (en) 2017-10-11
US20170320019A1 (en) 2017-11-09
WO2016087638A1 (en) 2016-06-09
TR201906552T4 (tr) 2019-06-21
ES2723976T3 (es) 2019-09-04
CN106999859A (zh) 2017-08-01
CN106999859B (zh) 2020-05-19
JP2017537782A (ja) 2017-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6728171B2 (ja) 統合された機能を伴う膜カートリッジ
AU2005270675B2 (en) Integrated permeate channel membrane
US20190358594A1 (en) Membrane modules
CN109562329B (zh) 用预制片材制成的膜支撑体
CN107530631B (zh) 包含定位在独立的压力容器中的螺旋卷绕生物反应器和膜模块的过滤总成
CN107531526B (zh) 包含螺旋卷绕生物反应器和超滤膜模块的过滤总成
JP2009213984A (ja) 濾過用分離膜モジュール及び該分離膜モジュールを用いた濾過装置
JP2017047417A (ja) 分離膜モジュール、分離膜エレメントおよびテレスコープ防止板
JPH0999222A (ja) 中空糸膜モジュールユニット及び濾過装置
CN109477059B (zh) 生物质膜接触器
JP3247428U (ja) ろ過ユニット
WO2021193785A1 (ja) 分離膜エレメントおよび分離膜モジュール
JP2009090223A (ja) ろ過膜エレメントの製造方法、ろ過膜エレメントおよび膜ろ過モジュール
JP4020510B2 (ja) タンク式濾過装置
JP2024092137A (ja) 分離膜カセット
JP2002273177A (ja) ろ過膜エレメントおよび造水方法
JP2003190746A (ja) 膜エレメントおよび造水方法

Legal Events

Date Code Title Description
A529 Written submission of copy of amendment under article 34 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A529

Effective date: 20170602

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191007

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191220

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200601

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200701

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6728171

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250