JP6727926B2 - シート加工装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数種類の加工刃型から任意に選択された加工刃型を、着脱自在に備えている、シート加工装置に、関する。
従来、シート加工装置においては、加工の種類を変更する場合には、特許文献1に示されるように、加工モジュールを交換することが行われていた。しかし、そのようなシート加工装置では、加工モジュールを保管するための大きなスペースを必要とする、という問題があった。
特開2003−175492号公報
そこで、加工モジュールではなく、加工モジュール内の加工部を構成する加工刃型のみを、交換することとした、シート加工装置が、提案されている。なお、加工刃型は、2つの刃部が接離することによって、2つの刃部の間に位置するシートを、加工するようになっている。しかし、加工刃型のみを交換すると、交換する毎に、2つの刃部の間の距離を加工刃型の種類に応じた最適な距離(すなわち当該加工刃型に固有の所定加工を実行できる距離)に調整する必要があり、面倒である、という問題があった。
本発明は、加工刃型のみを交換する際の面倒な調整を不要にできる、シート加工装置を、提供することを目的としている。
本発明は、複数種類の加工刃型から任意に選択された加工刃型を、着脱自在に備えている、シート加工装置であって、複数種類の前記加工刃型は、2つの刃部が接離することによって、2つの前記刃部の間に位置するシートを、加工するようになっており、前記加工刃型が装着されると、装着された前記加工刃型に関する情報を、取得する、情報取得部と、取得された情報に基づいて、装着された前記加工刃型が当該加工刃型に固有の所定加工を実行できるように前記加工刃型を調整する、調整部と、を有している、ことを特徴としている。
本発明によれば、加工刃型が装着されると、装着された加工刃型に関する情報を、取得し、取得された情報に基づいて、装着された加工刃型が当該加工刃型に固有の所定加工を実行できるように加工刃型を調整するので、加工刃型のみを交換する際の面倒な調整を不要にできる。
第1実施形態のシート加工装置の断面側面略図である。 図1のシート加工装置の部分略図である。 第3加工装置部の側面図である。 図3のIV矢視図である。 図3のV矢視図である。 図3のVI矢視図である。 図4において天板を取り外した状態を示す図である。 図7のVIII−VIII断面図である。 図7及び図8のIX−IX断面図である。 図8の一部拡大図である。 下刃部を下刃台へ装着する作業を示す図である。 図11に続く作業を示す図である。 加工刃型が取付部に装着された状態を示す断面拡大図である。 エンボス加工を行う加工刃型の加工刃の断面図である。 加工刃の下方斜視図である。 エンボス加工で形成された凸部を示す図である。 切り抜き加工を行う加工刃型の加工刃の断面図である。 加工刃の下方斜視図である。 切り抜き加工で形成された切り抜きを示す図である。 第1実施形態のシート加工装置の制御部のブロック図である。 第2実施形態のシート加工装置の制御部のブロック図である。 第3実施形態のシート加工装置の制御部のブロック図である。 第4実施形態のシート加工装置の制御部のブロック図である。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態のシート加工装置について、説明する。
[全体構成]
図1は、本実施形態のシート加工装置の断面側面略図である。シート加工装置1は、装置本体10の両端に、給紙トレイを有する給紙部11と、排紙トレイを有する排紙部12と、を備えている。給紙部11から排紙部12へは、多数個の対のローラ2からなる搬送手段によって搬送経路20が構成されている。搬送手段は、シート100を、給紙部11から排紙部12へ向けて、矢印X方向に、搬送するようになっている。矢印Xが示す搬送方向において、給紙部11側を「上流側」と称し、排紙部12側を「下流側」と称する。そして、搬送経路20上には、給紙部11側から、搬送補正部、情報読取部、及びリジェクト部等(いずれも図示せず)を、経て、第1加工装置部3A、第2加工装置部3B、及び第3加工装置部3C等が設けられている。これらは全て装置本体10に支持されている。
第1加工装置部3Aは、例えば、シート100の両縁を切り離すための搬送方向Xに沿った裁断加工を行う。第2加工装置部3Bは、例えば、シート100を分割するための搬送方向Xに沿った裁断加工を行う。第3加工装置部3Cは、例えば、シート100の所定位置に、エンボス加工を行う。なお、各加工装置部の加工内容は、これらに限るものではない。また、加工装置部の数は、加工の数に応じて定まり、3個に限らない。
また、シート加工装置1は、装置全体の作動を制御する制御部4を装置本体10内に備えている。制御部4は、操作パネル(図示せず)に接続されており、CPUを有している。更に、シート加工装置1は、用紙の加工によって発生する切屑を収容するためのゴミ箱101を装置本体10内の底部に有している。
シート加工装置1は、装置本体10に対して着脱自在な加工装置部を少なくとも1個有している。本実施形態では、第3加工装置部3Cが、図2に示されるように、装置本体10の受容部110に対して着脱自在である。
そして、更に、本実施形態では、第3加工装置部3Cにおいて、加工部を構成する加工刃型5が交換可能となっている。すなわち、第3加工装置部3Cにおいては、複数種類の加工刃型5から任意に選択された加工刃型5を、装置部本体30に着脱自在に装着できるようになっている。なお、加工刃型5は、上刃部51と下刃部52とが接離することによって、2つの刃部51、52の間に位置するシートを、加工するようになっている。
[加工装置部]
(全体構成)
第3加工装置部3Cについて、説明する。図3は、第3加工装置部3Cの側面図である。図4は、図3のIV矢視図である。図5は、図3のV矢視図である。図6は、図3のVI矢視図である。第3加工装置部3Cにおいては、天板31と、天板31の両端部から垂下された右側板32及び左側板33と、両側板32、33の下端部を連結した底フレーム34と、によって外枠体300が構成されている。天板31の上面には、第3加工装置部3Cを受容部110内に設置する際に把持する取手35が、2個設けられている。また、天板31の幅方向の両端には、摘まみネジ36が1個ずつ設けられている。なお、幅方向とは、搬送方向Xに対して直交した方向である。そして、第3加工装置部3Cは、受容部110内に設置した際に、装置本体10の受容部110の両壁の上部に固定されているブロック(図示せず)に対して、摘まみネジ36によって、着脱自在に固定できるようになっている。
(加工刃型の装着部)
図7は、図4において天板31の一部を取り外した状態を示す図である。図8は、図7のVIII−VIII断面図である。図9は、図7及び図8のIX−IX断面図である。第3加工装置部3Cは、上下方向の中央部に、加工刃型5を装着するための取付部6を有している。取付部6は、上刃部51が装着される上刃台61と、下刃部52が装着される下刃台62と、を有している。上刃台61及び下刃台62は、共に、平板である。下刃台62は、図8に示されるように、底フレーム34に、ボルト631、632を介して、上下動不能に且つ水平に、固定されている。上刃台61は、可動部材64の下端に水平に固定されている。可動部材64は、移動機構7を介して、上下に移動可能となっている。
(移動機構)
移動機構7は、本発明の可動刃部移動機構である。移動機構7は、図5に示されるように、回転軸71の両端部にそれぞれ移動作動部70を、有している。移動作動部70は、図5〜図8に示されるように、回転軸71に設けられたウォームギヤ72と、ウォームギヤ72に噛合したウォームホイール73と、ウォームホイール73の回転軸74に設けられたギヤ75と、ギヤ75に噛合したギヤ76と、ギヤ76の回転軸77に設けられたカム78と、カム78に外嵌したベアリング79と、を備えている。カム78は、回転軸77に対して偏心している。カム78及びベアリング79は、図8の一部拡大図である図10に示されるように、可動部材64の切欠き部641内に位置しており、ベアリング79が、切欠き部641の底面642に当接するとともに蓋板643にも当接している。蓋板643は、カム78を覆って可動部材64に固定されている。すなわち、カム78は、回転軸71が回転すると、ウォームギヤ72、ウォームホイール73、回転軸74、ギヤ75、ギヤ76、及び回転軸77を介して、切欠き部641内で、底面642と蓋板643とで挟まれた状態で、回転するようになっている。これにより、移動機構7は、カム78を回転させることによって、可動部材64、ひいては上刃台61を、上下に移動させるようになっている。
(加工刃型の装着方法)
まず、図11に示されるように、下刃部52を、位置合わせ用孔521が下刃台62の位置合わせ用突起621に嵌まるように、下刃台62上に載せる。そして、下刃部52を、図12に示されるように、金具622、623によって下刃台62へ押付ながら、ボルト固定する。なお、下刃台62の側面には、多数のボルト穴625が設けられているので、種々の長さ寸法の下刃部52を容易に取り付けることができる。
上刃部51を上刃台61へ装着する方法は、図11及び図12の場合とは上下が逆転するだけの差異である。
(加工刃型)
図13は、加工刃型5が取付部6に装着された状態を示す断面拡大図である。図13において、上刃部51は、上刃台61の下面に、金具612、613によって、固定されており、下刃部52は、下刃台62の上面に、金具622、623によって、固定されている。加工刃型5としては、例えば、エンボス加工又は切り抜き加工を行うものを、使用できるが、これらに限るものではない。
(a)エンボス加工
図14は、エンボス加工を行う加工刃型5の加工刃50の断面図である。図15は、加工刃50の下方斜視図である。加工刃50は、作動刃501と受部502とからなっている。受部502は、矩形状の所定面積を有する凸部からなっており、作動刃501は、受部502の4辺に沿った突部からなっている。この加工刃50によれば、図16に示されるように、シート材100の所定領域に凸部101を形成できる。
(b)切り抜き加工
図17は、切り抜き加工を行う加工刃型5の加工刃50の断面図である。図18は、加工刃50の下方斜視図である。加工刃50は、作動刃510と受部517とからなっている。作動刃510は、矩形の4辺を構成する突出刃511、512、513、514からなっており、対向する2辺の突出刃512、514に切欠き部515、516を有している。受部517は、平面部からなっており、図18では図示が省略されている。この加工刃50によれば、図19に示されるように、シート材100の所定領域に切り抜き102を形成できる。
[情報取得部]
シート加工装置1は、取付部6に装着された加工刃型5に関する情報を、取得する、情報取得部(図示せず)を、備えている。本実施形態では、情報取得部は、取付部6に装着された加工刃型5の種類情報を取得する、種類取得部を、有している。種類取得部は、具体的には、例えば、センサー(図示せず)によって加工刃型5の種類を検知したり、又は、加工刃型5の種類を操作パネルから入力したりすることによって、加工刃型5の種類情報を取得できる。
[制御部]
制御部4は、シート加工装置1の全体の作動を制御するが、特に、加工刃型5を取付部6に装着した際に特別な制御を行うようになっている。すなわち、制御部4は、図20に示されるように、取得された情報に基づいて、装着された加工刃型5が当該加工刃型5に固有の所定加工を実行できるように加工刃型5を調整する、調整部41を、有している。本実施形態では、調整部41は、取得された種類情報に基づいて、移動機構7(可動刃部移動機構)を制御して上刃部51を移動させることによって、上刃部51と下刃部52との間の距離を調整する、可動刃部距離調整部411を、有している。
[作用効果]
本実施形態のシート加工装置1においては、複数種類の加工刃型5から、第3加工装置部3Cで実施したい所定加工のための加工刃型5を、選択し、第3加工装置部3Cの取付部6に装着し、第3加工装置部3Cを受容部110内に収容して、装置の作動をオンすると、種類取得部が作動して、装着された加工刃型5の種類情報が取得される。そして、可動刃部距離調整部411が作動する。これにより、取得された種類情報に基づいて、移動機構7が制御されて上刃部51が移動し、その結果、上刃部51と下刃部52との間の距離が調整される。この調整によって設定された距離は、装着された加工刃型5が当該加工刃型5に固有の所定加工を実行できる距離である。すなわち、上刃部51と下刃部52との間の距離が、可動刃部距離調整部411による調整によって設定された距離となるように、上刃部51を移動させる移動機構7が作動して、シート100に所定の加工が行われる。このように、本実施形態のシート加工装置1によれば、任意に選択して装着した加工刃型5の、上刃部51と下刃部52との間の距離を、自動で、すなわち、面倒な作業を行うことなく、当該加工刃型5の種類に応じた最適な距離(すなわち当該加工刃型5に固有の所定加工を実行できる距離)に、調整できる。したがって、加工刃型5の交換を容易に行うことができる。
そして、本実施形態のシート加工装置1によれば、シート100に対して、第1加工装置部3A及び第2加工装置部3Bによって加工を実行した後に、第3加工装置部3Cによって、装着された加工刃型5に固有の所定加工を実行できる。
<第2実施形態>
本実施形態は、第1実施形態に比して、次の点が異なるのみである。
(a)本実施形態では、第1実施形態と同じ移動機構7(可動刃部移動機構)が、上刃部51に接離作動を実行させる可動刃部接離機構として機能する。
(b)情報取得部が、装着された加工刃型5の、種類情報及び消耗情報を取得する、種類消耗取得部を、有している。なお、種類消耗取得部において、種類情報は、第1実施形態の種類取得部と同様の手段で取得でき、消耗情報は、加工刃型5が取付部6に装着された際に、加工刃型5に予め設けられている記憶手段から、取得できる。この記憶手段には、装着された加工刃型5が過去に行った加工の回数が記憶されている。
(c)調整部41が、図21に示されるように、取得された種類情報及び消耗情報に基づいて、可動刃部接離機構を制御して上刃部51の接離作動を所定条件に設定する、第1可動刃部接離調整部412を、有している。なお、前記所定条件は、装着された加工刃型5の一加工作動における、接離作動の回数N、接近状態での停止時間T、両刃部51、52間の距離D、及び上刃部51の接近速度V、の少なくとも1つに、関するものである。
[作用効果]
本実施形態のシート加工装置1においては、複数種類の加工刃型5から、第3加工装置部3Cで実施したい所定加工のための加工刃型5を、選択し、第3加工装置部3Cの取付部6に装着し、第3加工装置部3Cを受容部110内に収容して、装置の作動をオンすると、種類消耗取得部が作動して、装着された加工刃型5の種類情報及び消耗情報が取得される。そして、第1可動刃部接離調整部412が作動する。これにより、取得された種類情報及び消耗情報に基づいて、移動機構7(可動刃部接離機構)が制御されて上刃部51が接離作動する。このとき、上刃部51の接離作動は、所定条件に設定される。その所定条件は、接離作動の回数N、接近状態での停止時間T、両刃部51、52間の距離D、及び上刃部51の接近速度V、の少なくとも1つに、関するものである。
例えば、所定条件としては、上刃部51が、エンボス加工を行う加工刃50であり、且つ、ある程度消耗している場合には、上刃部51が新品である場合に比して、「回数Nを増す」、「停止時間Tを増す」、「距離Dを短縮する」、及び「接近速度Vを減らす」、の少なくとも1つを、採用する。
したがって、本実施形態のシート加工装置1によれば、装着した加工刃型5が消耗したものである場合でも、第1実施形態と同様に、加工刃型5の交換を容易に行うことができ、更には、当該加工刃型5の種類に応じた固有の所定加工を最適に実行することができる。
<第3実施形態>
本実施形態は、第1実施形態に比して、次の点が異なるのみである。
(a)本実施形態では、第1実施形態と同じ移動機構7が、上刃部51に接離作動を実行させる可動刃部接離機構として機能する。
(b)情報取得部が、装着された加工刃型5の種類情報、及び、加工されるシートの材質及び厚さに関するシート情報、を取得する、種類シート取得部を、有している。なお、種類シート取得部において、種類情報は、第1実施形態の種類取得部と同様の手段で取得でき、シート情報は、センサー(図示せず)によって検知したり、又は、操作パネルから入力したりすることによって、取得できる。
(c)調整部41が、図22に示されるように、取得された種類情報及びシート情報に基づいて、移動機構7(可動刃部接離機構)を制御して上刃部51の接離作動を所定条件に設定する、第2可動刃部接離調整部413を、有している。なお、所定条件は、装着された加工刃型5の一加工作動における、接離作動の回数N、接近状態での停止時間T、両刃部51、52間の距離D、及び上刃部51の接近速度V、の少なくとも1つに、関するものである。
[作用効果]
本実施形態のシート加工装置1においては、複数種類の加工刃型5から、第3加工装置部3Cで実施したい所定加工のための加工刃型5を、選択し、第3加工装置部3Cの取付部6に装着し、第3加工装置部3Cを受容部110内に収容して、装置の作動をオンすると、種類シート取得部が作動して、装着された加工刃型5の種類情報、及び、加工されるシートの材質及び厚さに関するシート情報が、取得される。そして、第2可動刃部接離調整部413が作動する。これにより、取得された種類情報及びシート情報に基づいて、移動機構7(可動刃部接離機構)が制御されて上刃部51が接離作動する。このとき、上刃部51の接離作動は、所定条件に設定される。その所定条件は、接離作動の回数N、接近状態での停止時間T、両刃部51、52間の距離D、及び上刃部51の接近速度V、の少なくとも1つに、関するものである。
例えば、所定条件としては、上刃部51が切り抜き加工を行う加工刃50であり、且つ、加工されるシートが硬度h1の材質からなり且つ厚さt1を有している場合には、加工されるシートが硬度h2(<h1)の材質からなり且つ厚さt2(<t1)を有する場合に比して、「回数Nを増す」、「停止時間Tを増す」、「距離Dを短縮する」、及び「接近速度Vを減らす」、の少なくとも1つを、採用する。
したがって、本実施形態のシート加工装置1によれば、第1実施形態と同様に、加工刃型5の交換を容易に行うことができ、更には、加工されるシートが特殊な材質及び厚さを有している場合でも、当該加工刃型5の種類に応じた固有の所定加工を最適に実行することができる。
<第4実施形態>
本実施形態は、第1実施形態に比して、次の点が異なるのみである。
(a)本実施形態では、第1実施形態と同じ移動機構7が、上刃部51に接離作動を実行させる可動刃部接離機構として機能する。
(b)情報取得部が、装着された加工刃型5の、種類情報及び周囲環境情報を、取得する、種類環境取得部を、有している。なお、種類環境取得部において、種類情報は、第1実施形態の種類取得部と同様の手段で取得でき、周囲環境情報は、温度センサー、湿度センサー等の、センサー(図示せず)によって、取得できる。
(c)調整部41が、図23に示されるように、取得された種類情報及び周囲環境情報に基づいて、移動機構7(可動刃部接離機構)を制御して上刃部51の接離作動を所定条件に設定する、第3可動刃部接離調整部414を、有している。なお、所定条件は、装着された加工刃型5の一加工作動における、接離作動の回数N、接近状態での停止時間T、両刃部51、52間の距離D、及び上刃部51の接近速度V、の少なくとも1つに、関するものである。
[作用効果]
本実施形態のシート加工装置1においては、複数種類の加工刃型5から、第3加工装置部3Cで実施したい所定加工のための加工刃型5を、選択し、第3加工装置部3Cの取付部6に装着し、第3加工装置部3Cを受容部110内に収容して、装置の作動をオンすると、種類環境取得部が作動して、装着された加工刃型5の種類情報、及び、周囲環境情報が、取得される。そして、第3可動刃部接離調整部414が作動する。これにより、取得された種類情報及び周囲環境情報に基づいて、移動機構7(可動刃部接離機構)が制御されて上刃部51が接離作動する。このとき、上刃部51の接離作動は、所定条件に設定される。その所定条件は、接離作動の回数N、接近状態での停止時間T、両刃部51、52間の距離D、及び上刃部51の接近速度V、の少なくとも1つに、関するものである。
例えば、所定条件としては、上刃部51がエンボス加工を行う加工刃50であり、且つ、周囲の湿度がm1である場合には、周囲の湿度がm2(>m1)である場合に比して、「回数Nを増す」、「停止時間Tを増す」、「距離Dを短縮する」、及び「接近速度Vを減らす」、の少なくとも1つを、採用する。
したがって、本実施形態のシート加工装置1によれば、第1実施形態と同様に、加工刃型5の交換を容易に行うことができ、更には、周囲環境が変化した場合でも、当該加工刃型5の種類に応じた固有の所定加工を最適に実行することができる。
<別の実施形態>
(1)上刃部51に代えて下刃部52が可動刃として構成されてもよい。
(2)上刃部51及び下刃部52の両者が可動刃として構成されてもよい。
(3)上刃部51及び下刃部52の内の、一方の刃部が、加工の際に接離作動する作動刃として構成され、他方の刃部が、静止刃として構成されてもよい。静止刃は、加工の際には静止しているが、作動刃に対して近接離間する方向における作動刃を受ける位置を、移動することによって、調整できる。
(4)情報取得部は、装着された加工刃型5の「種類情報」に加えて、第2実施形態の「消耗情報」、第3実施形態の「シート情報」、及び第4実施形態の「周囲環境情報」の内の、2つ以上を、任意に組み合わせて取得するように、構成されてもよい。
本発明のシート加工装置は、加工刃型のみを交換する際の面倒な調整を不要にできるので、産業上の利用価値が大である。
1 シート加工装置 41 調整部 411 可動刃部距離調整部
412 第1可動刃部接離調整部 413 第2可動刃部接離調整部
5 加工刃型 51 可動刃部 52 固定刃部 7 移動機構

Claims (3)

  1. 複数種類の加工刃型から任意に選択された加工刃型を、着脱自在に備えている、シート加工装置であって、
    複数種類の前記加工刃型は、2つの刃部が接離することによって、2つの前記刃部の間に位置するシートを、加工するようになっており、
    前記加工刃型が装着されると、装着された前記加工刃型に関する情報を、取得する、情報取得部と、
    取得された情報に基づいて、装着された前記加工刃型が当該加工刃型に固有の所定加工を実行できるように前記加工刃型を調整する、調整部と、
    を有しており、
    装着された前記加工刃型は、少なくとも一方の刃部が可動刃部であり、
    前記可動刃部に接離作動を実行させる、可動刃部接離機構を、更に有しており、
    前記情報取得部は、装着された前記加工刃型の、種類情報及び消耗情報を取得する、種類消耗取得部を、有しており、
    前記調整部は、取得された前記種類情報及び前記消耗情報に基づいて、前記可動刃部接離機構を制御して前記可動刃部の接離作動を所定条件に設定する、第1可動刃部接離調整部を、有しており、前記所定条件は、前記加工刃型の一加工作動における、接離作動の回数、接近状態での停止時間、及び可動刃部の接近速度、の少なくとも1つに、関するものである、
    ことを特徴とするシート加工装置。
  2. 複数種類の加工刃型から任意に選択された加工刃型を、着脱自在に備えている、シート加工装置であって、
    複数種類の前記加工刃型は、2つの刃部が接離することによって、2つの前記刃部の間に位置するシートを、加工するようになっており、
    前記加工刃型が装着されると、装着された前記加工刃型に関する情報を、取得する、情報取得部と、
    取得された情報に基づいて、装着された前記加工刃型が当該加工刃型に固有の所定加工を実行できるように前記加工刃型を調整する、調整部と、
    を有しており、
    装着された前記加工刃型は、少なくとも一方の刃部が可動刃部であり、
    前記可動刃部に接離作動を実行させる、可動刃部接離機構を、更に有しており、
    前記情報取得部は、装着された前記加工刃型の種類情報及び加工されるシートの材質及び厚さに関するシート情報を取得する、種類シート取得部を、有しており、
    前記調整部は、取得された前記種類情報及び前記シート情報に基づいて、前記可動刃部接離機構を制御して前記可動刃部の接離作動を所定条件に設定する、第2可動刃部接離調整部を、有しており、前記所定条件は、前記加工刃型の一加工作動における、接離作動の回数及び接近状態での停止時間、の少なくとも1つに、関するものである、
    ことを特徴とするシート加工装置。
  3. 複数種類の加工刃型から任意に選択された加工刃型を、着脱自在に備えている、シート加工装置であって、
    複数種類の前記加工刃型は、2つの刃部が接離することによって、2つの前記刃部の間に位置するシートを、加工するようになっており、
    前記加工刃型が装着されると、装着された前記加工刃型に関する情報を、取得する、情報取得部と、
    取得された情報に基づいて、装着された前記加工刃型が当該加工刃型に固有の所定加工を実行できるように前記加工刃型を調整する、調整部と、
    を有しており、
    装着された前記加工刃型は、少なくとも一方の刃部が可動刃部であり、
    前記可動刃部に接離作動を実行させる、可動刃部接離機構を、更に有しており、
    前記情報取得部は、装着された前記加工刃型の、種類情報及び周囲環境情報を、取得する、種類環境取得部を、有しており、
    前記調整部は、取得された前記種類情報及び前記周囲環境情報に基づいて、前記可動刃部接離機構を制御して前記可動刃部の接離作動を所定条件に設定する、第3可動刃部接離調整部を、有しており、前記所定条件は、前記加工刃型の一加工作動における、接離作動の回数、接近状態での停止時間、及び可動刃部の接近速度、の少なくとも1つに、関するものである、
    ことを特徴とするシート加工装置。
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