JP6727538B2 - 吐水装置 - Google Patents

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Description

本発明は、気泡混入水を吐出することが可能な吐水装置に関する。
従来から、吐水に気泡を混入させて、気泡混入水を吐出する吐水装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1における吐水装置は、水を給水源から流入させる流入口と、気泡混入水を単一のまとまった水流として吐出する整流吐水口と、整流吐水口の外周に配置され気泡混入水をシャワー状に吐出するシャワー吐水口とを備えている。また、この吐水装置は、流入口から整流吐水口に至る整流流路と、流入口からシャワー吐水口に至るシャワー流路とを備えている。
このような従来の吐水装置においては、オリフィスとして機能する流入口から整流流路又はシャワー流路へ水が噴射されることにより、内部の空間に負圧を発生させ、この負圧により整流流路又はシャワー流路に空気を導入する。そして、導入された空気が流入口から整流流路又はシャワー流路へ流入する水流に巻き込まれて小さな泡沫状にされ、水に混入される。このとき、流入口から整流流路又はシャワー流路へ噴射される水の流速を速くするほど、内部の空間に発生する負圧が高まり、より多くの空気が導入される。その結果、整流流路又はシャワー流路へ流入する水流に混入される空気の量が増加する。
特開2015−194038号公報
しかしながら、上述した従来の吐水装置において、気泡混入水を吐出する場合は吐水に気泡を混入するため、気泡混入水を吐出しない場合と比べて流入口から整流流路又はシャワー流路へ噴射される水の流速を速めなければならない。そのため、流入口から噴射された速い流速のままシャワー吐水口へ水が流れると、整流吐水口の外周に環状に複数配置されるシャワー吐水口について例えば周方向の位置等の配置位置により流速ムラが発生してしまい、シャワー吐水口からの吐水が不安定となってしまう。その結果、シャワー吐水口から例えばボウル部等の被吐水部に吐水されたときに、水跳ねが発生してしまうといった懸念がある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、シャワー吐水口から気泡混入水を吐出する場合でも、シャワー吐水による被吐水部の水跳ねを抑制することができる吐水装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る吐水装置によれば、一時的に貯留される水と空気との気液界面に水を突入させることで気泡混入水を生成し吐出する吐水装置であって、水が流入する流入口と、周縁部に配置され、気泡混入水をシャワー状に吐出するシャワー吐水口と、流入口とシャワー吐水口とを連通するシャワー流路と、を備え、流入口は、シャワー流路よりも流路が絞られ、シャワー流路には、シャワー流路の上流から流れてくる水の流れを遮る遮蔽部を設けることにより、前記遮蔽部を迂回する偏向流路が形成されており、記遮蔽部は、シャワー流路を形成している壁面から突出した壁であり、遮蔽部が突出した先端に向かって先細りするように、遮蔽部のシャワー吐水口に対面する壁面がテーパ状に形成されている。
この構成によれば、シャワー流路には、シャワー流路の上流から流れてくる水の流れを遮る遮蔽部を設けるにより遮蔽部を迂回する偏向流路が形成されている。これにより、シャワー流路内を流れる水の速度を減速させ、周縁部に配置されるシャワー吐水口における流速ムラを抑制することができる。そのため、シャワー吐水口から気泡混入水を吐出する場合でも、シャワー吐水による被吐水部の水跳ねを抑制することができる。
また、この構成によれば、遮蔽部は、シャワー流路を形成している壁面から突出した壁であるので、簡便な構造でシャワー流路内を流れる水の速度を減速させることができる。そのため、構造をシンプルにしつつ、シャワー吐水口から気泡混入水を吐出する場合でも、シャワー吐水による被吐水部の水跳ねを抑制することができる。
また、本発明の一態様に係る吐水装置において、好ましくは、シャワー流路を有する散水部材をさらに備え、シャワー流路は、下流端がシャワー吐水口に接続されるとともに散水部材の全周にわたって形成される下流側シャワー流路と、流入口と下流側シャワー流路とを連通する直線状の複数の上流側シャワー流路と、を有し、遮蔽部が下流側シャワー流路において散水部材の全周にわたって形成されている。
この構成によれば、遮蔽部が散水部材の全周にわたって形成されているので、複数の上流側シャワー流路から放出されて遮蔽部に衝突したとき、散水部材の周方向にも水が流れる。これにより、複数の上流側シャワー流路から放出された水が互いに衝突しあい、水の流速をさらに減速させることができる。そのため、シャワー吐水口から気泡混入水を吐出する場合でも、シャワー吐水による被吐水部の水跳ねをより抑制することができる。
また、本発明の一態様に係る吐水装置において、好ましくは、偏向流路の流路断面積は、流入口の流路断面積と同一以上である。
この構成によれば、偏向流路の流路断面積は、流入口の流路断面積と同一もしくは流入口の流路断面積よりも大きいので、吐水装置の内圧が高まることなく、偏向流路の水の流れをスムーズにすることができる。これにより、シャワー流路を流れる水の速度を減速させつつ、シャワー流路を流れる水の流れをスムーズにすることができる。そのため、シャワー吐水口からの吐水をより安定させることができる。
また、本発明の一態様に係る吐水装置において、好ましくは、遮蔽部の裏側には、シャワー吐水口に連通し、遮蔽部を迂回した水が流れ込む空間が形成されている。
この構成によれば、遮蔽部の裏側には、遮蔽部を迂回した水が流れ込む空間が形成されているので、遮蔽部を迂回した水は、この空間に流れ込んだ後にシャワー吐水口へ流入する。これにより、遮蔽部を通過した水の流速が減速されるので、遮蔽部からシャワー吐水口へ向かって流れる水は、より均一にシャワー吐水口に流入する。そのため、シャワー吐水口から気泡混入水を吐出する場合でも、シャワー吐水による被吐水部の水跳ねをより抑制することができる。
また、本発明の一態様に係る吐水装置において、好ましくは、遮蔽部は、遮蔽部に衝突する水の流れ方向に対して垂直な衝突面を有する。
この構成によれば、遮蔽部は、遮蔽部に衝突する水の流れに対して垂直な衝突面を有しているので、遮蔽部がシャワー流路の流れに対して内周側から外周側にかけて下るテーパ状に形成されている場合と比べて、より流速を減速させることができる。また、遮蔽部がシャワー流路の流れ方向に対して内周側から外周側にかけて上るすり鉢状に形成されている場合と比べて、吐水装置内の内圧が高まることを抑制しつつ、遮蔽部を成形するための型を簡便にすることができる。そのため、シャワー流路内の流速を減速させるとともに、吐水装置内の内圧が必要以上に高まってしまうことを抑制しつつ、生産性を向上させることができる。
本発明によれば、シャワー吐水口から気泡混入水を吐出する吐水装置において、シャワー吐水による被吐水部の水跳ねを抑制することができる。
本発明の一実施形態に係る吐水装置が取付けられた洗面化粧台の斜視図である。 本発明の一実施形態に係る吐水装置の側面断面図である。 本発明の一実施形態に係る吐水装置の側面断面図である。 図3の領域Aの拡大図である。 本発明の一実施形態に係る散水部材の概略斜視断面図である。 本発明の一実施形態に係るシャワー吐水と整流吐水の切り替えを示す説明図である。 本発明の一実施形態に係る吐水装置における水の流れを模式的に表した説明図である。 図7の領域Bの拡大図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
<吐水装置の構成>
まず、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態に係る吐水装置について説明する。なお、以下においては、図中に示す方向を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る吐水装置が取付けられた洗面化粧台の斜視図である。図2は、本発明の一実施形態に係る吐水装置の側面断面図である。図3は、本発明の一実施形態に係る吐水装置の拡大断面図である。図4は、図3の領域Aの拡大図である。図5は、本発明の一実施形態に係る散水部材の概略斜視断面図である。
図1及び図2に示すように、本実施形態における吐水装置1は、洗面化粧台2の後方壁面4に取り付けられている。吐水装置1が取り付けられている後方壁面4には、吐水装置1の吐止水や吐水装置1から吐水される水の温度等を制御するハンドル6が設けられている。また、吐水装置1の下方には、吐水装置1からの吐水を受けるボウル部8(被吐水部)が設けられている。
吐水装置1は、後方壁面4から前方側に向かって延びるスパウト本体部10と、スパウト本体部10の先端に取り付けられている吐水部20とを有するスパウト9を備えている。スパウト9は、後方壁面4から前方に向かって延出している。また、スパウト9は、後方壁面4に対して、後方壁面4から前方に向かって引出し可能に構成されている。このスパウト9には、後述する可撓性ホース16が接続されている。
吐水部20には、水をまとまった水流として吐出する整流吐水口30と、水をシャワー状に吐出するシャワー吐水口40とが設けられている。この整流吐水口30からの吐水(整流吐水)及びシャワー吐水口40からの吐水(シャワー吐水)は、いずれも外部から吸入され泡沫状にされた空気が混入することにより生成された気泡混入水を吐出するものである。
さらに、詳しくは後述するが、吐水装置1は、スパウト本体部10に対して、整流吐水口30の中心軸である軸Cの周方向に吐水部20を所定角度回転させることにより、整流吐水口30からの吐水(整流吐水)と、シャワー吐水口40からの吐水(シャワー吐水)とを切り替えることができる。
スパウト本体部10は、外装である第一外ケース12と、第一外ケース12の内部に設けられ、図示しない給水源からの水を吐水部20へ導く導水部14とを有している。導水部14の上流端には、図示しない給水源に接続する可撓性ホース16が接続されている。この可撓性ホース16は後方壁面4から所定長さ引き出すことが可能であり、スパウト9(スパウト本体部10及び吐水部20)とともに引き出される。そのため、例えば使用者は、スパウト9(スパウト本体部10及び吐水部20)が引き出された状態で吐水装置1を使用することができる。
また、導水部14の下流端部には、給水源からの水を吐水部20の流路へ流入させる流入口18が設けられている。この流入口18はいわゆる絞り流路であり、流入口18の流路断面積は、導水部14の下流端部における流路断面積よりも小さく形成されている。加えて、流入口18は、後述するシャワー流路42よりも流路断面積が小さく形成されている。本実施形態においては、流入口18は、軸Cの周方向に沿って略等間隔に6つ設けられている。吐水部20を軸Cを中心にスパウト本体10に対して相対的に回転させると、シャワー吐水の状態と整流吐水の状態とが切り替わる。シャワー吐水の状態においては、流入口18が後述する上流側シャワー流路42aの上流側開口に対面する位置関係となり、流入口18とシャワー流路42とが連通する。整流吐水の状態においては、流入口18が整流流路32に連通する不図示の整流連通路の上流側開口に対面する位置関係となり、流入口18と整流流路32とが連通する。
吐水部20は、外装である第二外ケース22と、第二外ケース22の内部に設けられる散水部材24と、第二外ケース22と散水部材24との間に設けられる円筒状の筒部材26とを有している。また、吐水部20は、固定ネジ27によって、スパウト本体部10に対して回転可能に軸支されている。
具体的には、図3に示すように、スパウト本体部10の先端中央には円筒状の突起10aが設けられており、突起10aの先端中央には軸Cに沿う方向に延びる固定ネジ27を固定するための固定穴10bが設けられている。この突起10aの外周側面には、突起10aの先端寄りの部位を基端寄りの部位に比べて縮径させる段部10cが設けられている。一方、吐水部20(散水部材24)の中央には、スパウト本体部10の突起10aが挿入される挿通孔20aが設けられており、挿通孔20aは反対側の面まで貫通している。この挿通孔20aの内周側面には、スパウト本体部10から遠い部位をスパウト本体部10に近い部位に比べて縮径させる段部20bが設けられている。突起10aの先端寄りの部位に設けられる縮径部は、挿通孔20aのスパウト本体部10から遠い部位に設けられる縮径部に比べて、軸Cに沿う方向の長さが長く形成されている。そして、スパウト本体部10の突起10aが吐水部20の挿通孔20aに挿入された状態において、スパウト本体部10の段部10cと吐水部20の段部20bとが係合している。また、固定ネジ27は、挿通孔20aのスパウト本体部10から遠い側の開口から挿入され、挿通孔20aを挿通して固定穴10bに対してネジ止めされている。固定ネジ27のネジ頭部分とスパウト本体部10との間には、突起10aの先端寄りの部位の外径よりも大径の円筒状の介設部材28が挟着固定されている。このため、挿通孔20aのスパウト本体部10から遠い部位に設けられる縮径部は、突起10aの先端寄りの部位に設けられる縮径部と円筒状の介設部材28との間に遊嵌された状態となり、筒部材26がスパウト本体部10に対して軸Cを中心に回転可能となる。すなわち、吐水部20は、スパウト本体部10に対して軸Cを中心に回転可能に軸支されている。
図3〜図5に示すように、散水部材24は、全体として略円筒状の外形を有しており、散水部材24には筒部材26が外嵌されており、散水部材24の外周は筒部材26に覆われている。この散水部材24の外周面は、筒部材26の内周面に接するように設けられており、散水部材24の外周面と筒部材26内周面との間には、シール部材29が適宜設けられている。また、散水部材24と流入口18との間には、隙間Tが形成されている。詳細には、隙間Tは、散水部材24においてシャワー流路42が開口する上端面と、流入口18の下流側の開口端面との間の隙間である。
吐水部20の下流端部であって散水部材24の中央部分には、整流吐水口30が形成されており、この整流吐水口30の上流側には、整流網30aが設けられている。本実施形態では、整流吐水口30は、散水部材24の本体部分の下端中央の開口部にネジ係合により取り付けられた皿状(有底筒状)の部材の底面部を貫通する多数の孔部として設けられている。整流網30aは、格子状を成し、多数の微細な孔が形成されている。そのため、整流吐水口30から吐出される水が整流網30aの孔を経ることで整流吐水の乱れが抑制され、整流吐水の流れはボウル部8等に対する飛散が抑制された穏やかな流れとなる。また、整流網30aにより、整流吐水口30に流入する水に流路抵抗を与えることで、後述する整流流路32を流れる水を一時的に貯留し、貯水された水と空気との気液界面を形成する。
なお、ここでの散水部材24の中央部分とは、散水部材24の周縁部を除いた軸C周りの部分である。
また、整流吐水口30の上流であって散水部材24の中央部分には、整流流路32が形成されている。整流流路32は、流入口18と整流吐水口30とを連通し、流入口18から吐水された水を整流吐水口30に向かって導く流路である。
散水部材24には、整流吐水口30の外周に沿って周縁部に配置されるシャワー吐水口40が形成されている。シャワー吐水口40は複数の微小の孔からなり、軸Cの周方向に沿って略等間隔に複数の微小の孔が形成され、さらにその外周側にも軸Cの周方向に沿って略等間隔に複数の微小の孔が形成されている。このシャワー吐水口40においても、シャワー吐水口40に流入する水に流路抵抗を与えることで、後述するシャワー流路42を流れる水を一時的に貯留し、貯水された水と空気との気液界面を形成する。
また、散水部材24において、シャワー吐水口40の上流であって整流流路32の外周側には、シャワー流路42が形成されている。言い換えると、散水部材24は、シャワー流路42を有している。このシャワー流路42は、流入口18とシャワー吐水口40とを連通している。
ここで、シャワー流路42は、上流側シャワー流路42aと、上流側シャワー流路42aの下流に形成される下流側シャワー流路42bとを有している。上流側シャワー流路42aは、流入口18と下流側シャワー流路42bとを連通する軸Cに沿う方向において直線状に形成された複数の流路である。また、下流側シャワー流路42bは、下流端がシャワー吐水口40に接続されるとともに、散水部材24の全周にわたって形成される流路である。
具体的には、上流側シャワー流路42aは、散水部材24の上部にて、散水部材24の周方向に等間隔に複数設けられた円筒部24aの内側に形成された流路である。つまり、散水部材24の円筒部24aは、軸Cに沿う方向において直線状に形成されている。上流側シャワー流路42aと整流流路32とは、この円筒部24aの周壁によって隔てられている。本実施形態において、上流側シャワー流路42aを形成している円筒部24aは、軸Cの周方向に沿って略等間隔に6つ設けられている。この円筒部24aは、流入口18と同じ数だけ形成されている。
また、下流側シャワー流路42bは、散水部材24の下部にて、散水部材24の周方向にドーナツ型に貫通して、散水部材24の外周面と筒部材26の内周面とによって形成された流路である。
シャワー流路42には、シャワー流路42の上流から流れてくる水の流れを遮る遮蔽部24bが設けられている。遮蔽部24bは、シャワー流路42を形成している壁面、つまり、散水部材24の外周の壁面から突出した壁である。詳しくは、遮蔽部24bは、下流側シャワー流路42bを形成している散水部材24の下部において、散水部材24の外周面から軸Cの外周方向(径方向外側)に向かって突出するように形成されている。また、この遮蔽部24bは、下流側シャワー流路42bにおいて、散水部材24の全周にわたって形成されている。つまり、遮蔽部24bは、鍔状の形状を有する。さらに、遮蔽部24bの外周端部は、上流側シャワー流路42aの出口開口の外周端部よりも外周側になるように形成されている。つまり、軸Cの軸方向視において、軸Cの軸方向に沿う直線状の上流側シャワー流路42aは、遮蔽部24bの内周側に位置する。したがって、上流側シャワー流路42aから下流側シャワー流路42bへ流れてきた水は、遮蔽部24bに衝突する。
また、遮蔽部24bは、遮蔽部24bに衝突する水の流れ方向に対して垂直な衝突面24cを有している。具体的には、衝突面24cは、上流側シャワー流路42aから下流側シャワー流路42bへ流れてきた水が衝突する遮蔽部24bの上面である。より詳しくは、遮蔽部24bの上面は、上流側シャワー流路42aを流れる水の流れ方向(軸Cの方向)に対して垂直な平面に形成されている。さらに、遮蔽部24bの裏側の面である裏面24d(遮蔽部24bの上面と反対側の面)は、シャワー流路42の上流から下流に向かってテ―パ状に形成されている。つまり、遮蔽部24bの裏面24dは、軸Cを中心として散水部材24の上側から下側にかけて徐々に縮径する円錐面の一部形状を有する。また、遮蔽部24bは、衝突面24cと裏面24dとの間に、略円筒面である外周面を有する。
また、遮蔽部24bの裏側(裏面24d側)には、シャワー吐水口40に連通し、遮蔽部24bを迂回した水が流れ込む流入空間Sが形成されている。この流入空間Sは、遮蔽部24bとシャワー吐水口40との間に形成されている空間であり、散水部材24の全周にわたって形成されている。流入空間Sは、遮蔽部24bが径方向外側に向けて突出することで相対的に凹部となった外周溝状の部分により形成された空間である。流入空間Sには、内側および外側の二重の円周に沿うように形成されたシャワー吐水口40のうち、内側の円周に沿うシャワー吐水口40の上流側が臨んで開口している。つまり、内側の円周に沿うシャワー吐水口40は、遮蔽部24bの外周縁よりも内周側に位置する。
このように、下流側シャワー流路42bにおいて遮蔽部24bが設けられていることで、下流側シャワー流路42bにはこの遮蔽部24bを迂回する偏向流路44が形成されている。そのため、上流側シャワー流路42aから下流側シャワー流路42bに流れ込んだ水は、遮蔽部24bを迂回する偏向流路44を通ってシャワー吐水口40へ流入する。また、この偏向流路44の流路断面積は、全ての流入口18の流路断面積と同一以上に形成される。
<整流吐水とシャワー吐水の切り替え>
つぎに、図6を参照して、本発明の一実施形態に係る吐水装置における整流吐水とシャワー吐水の切り替えについて説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係るシャワー吐水と整流吐水の切り替えを示す説明図である。なお、図6は、図2のVI−VI線に沿って見た断面図であり、破線で示すのは散水部材24である。
図6に示すように、吐水装置1は、スパウト本体部10に対して、整流吐水口30の中心軸である軸Cの周方向に吐水部20を所定角度回転させることにより、整流吐水口30からの吐水(整流吐水)と、シャワー吐水口40からの吐水(シャワー吐水)とを切り替えることができる。ここで、図6(a)に示す状態が、流入口18からシャワー流路42に水を流し、シャワー吐水口40から気泡混入水を吐出する状態(以下、「シャワー状態」という)であり、図6(b)に示す状態が、流入口18から整流流路32に水を流し、整流吐水口30から気泡混入水を吐出する状態(以下、「整流状態」という)である。
シャワー状態において、流入口18は散水部材24の円筒部24aの開口と一致する位置に配置される。つまり、シャワー状態において、流入口18は上流側シャワー流路42aの入口部分と一致する位置に配置される。
このシャワー状態から、スパウト本体部10に対して整流吐水口30の中心軸である軸Cの周方向に吐水部20を所定角度回転させると整流状態となる。つまり、流入口18に対して散水部材24を回転させると、流入口18の位置が円筒部24aの開口同士の間の整流流路32に配置されて、整流状態となる。
なお、シャワー状態から整流状態に切り替えるときに吐水部20を回転させた方向と逆方向に回転させると、整流状態からシャワー状態へと切り替えられる。
このように、流入口18に対して散水部材24を回転させて、流入口18の位置に対して散水部材24の円筒部24aの位置を変えることによって、整流状態とシャワー状態が切り替えられる。
<動作及び作用>
つぎに、図7及び図8を参照して、本発明の一実施形態に係る吐水装置の動作及び作用について説明する。
図7は、本発明の一実施形態に係る吐水装置における水の流れを模式的に表した説明図である。図8は、図7の領域Bの拡大図である。
まず、使用者等によってハンドル6が操作されて可撓性ホースの上流に設けられている開閉弁(図示せず)が開かれると、可撓性ホース内の流路を通って導水部14へ図示しない給水源からの水が流入する。そして、導水部14を流れる水は、流入口18へ導かれて、流入口18から吐水部20内の流路(整流流路32、又は、シャワー流路42)へ水が流れる。
図7及び図8に示すように、シャワー状態においては、流入口18からシャワー流路42へ水が流れる。流入口18は流路が絞られているので、流入口18から吐水された水は、比較的速い流速でシャワー流路42へ流入する。
このとき、整流吐水口30は空気導入口として機能し、整流流路32は空気流路として機能する。すなわち、流入口18からシャワー流路42に向かって水が噴出されることにより、整流流路32には負圧が生じ、整流吐水口30から整流流路32、隙間Tを介して空気がシャワー流路42に向かって流入する。空気は、整流流路32から隙間Tを通ってシャワー流路42に流入し、流入口18からシャワー流路42に向かって流れる水の流れに巻き込まれて泡沫状にされる。
なお、整流状態においては、シャワー吐水口40が空気導入口として機能し、シャワー流路42が空気流路として機能する。
シャワー流路42においては、シャワー吐水口40の流路抵抗により、一時的に水が滞留することにより、気液界面が形成される。この気液界面に水が突入し、これにより泡沫状にされた空気が混入することにより、気泡混入水が生成される。気泡混入水は、シャワー吐水口40を通過して外部に吐出される。
ここで、流入口18からシャワー流路42へ水が噴出されると、直線状に形成された上流側シャワー流路42aを通って下流側シャワー流路42bへ水が流れる。そして、下流側シャワー流路42bを流れる水は、偏向流路44によって上流側シャワー流路42aから下流側シャワー流路42bへ流入したときの水の流れ方向が偏向されて、シャワー吐水口40へ流れる。
具体的には、上流側シャワー流路42aを直線状に流れて下流側シャワー流路42bに流れた水は、遮蔽部24bの上面に衝突するように流れて、遮蔽部24bを迂回するように散水部材24の外周方向や周方向に流れる。これにより、偏向流路44が形成されていない場合(遮蔽部24bが形成されていない場合)に比べて、シャワー流路42を流れる水の速度が減速される。
ここで、偏向流路44が形成されていない場合(遮蔽部24bが形成されていない場合)、上流側シャワー流路42aを直線状に流れて下流側シャワー流路42bに流れた水は、そのまま直接的にシャワー吐水口40に向かって流れる(図8の破線矢印参照)。つまり、上流側シャワー流路42aにおける流速を略保ったまま、下流側シャワー流路42bからシャワー吐水口40へ流入する。このため、散水部材24の周方向に対して流速ムラが発生してしまう。なお、図8において、偏向流路44が形成されていない場合の断面形状の一例を、点線Yで示している。
さらに、本実施形態では、シャワー吐水口40が軸Cの周方向において等間隔に複数形成され、さらにその外周にも複数のシャワー吐水口40が形成されている。これにより、内周側に形成されたシャワー吐水口40と、外周側に形成されたシャワー吐水口40とにおいても、下流側シャワー流路42bから流入する水の流速にムラが発生してしまう。そのため、シャワー吐水口40からの吐水がより不安定になってしまう。
本発明の一実施形態に係る吐水装置1によれば、シャワー流路42の上流から流れてくる水の流れを遮る遮蔽部24bを設けることにより、シャワー流路42には遮蔽部24bを迂回する偏向流路が形成されている。これにより、シャワー流路42内を流れる水の速度を減速させ、整流吐水口30の外周に配置されるシャワー吐水口40における流速ムラを抑制することができる。そのため、シャワー吐水口40から気泡混入水を吐出する場合でも、シャワー吐水による被吐水部(例えば、ボウル部8等)の水跳ねを抑制することができる。
また、遮蔽部24bは、シャワー流路42を形成している壁面から突出した壁であるので、簡便な構造でシャワー流路42内を流れる水の速度を減速させることができる。そのため、構造をシンプルにしつつ、シャワー吐水口40から気泡混入水を吐出する場合でも、シャワー吐水による被吐水部(例えば、ボウル部8等)の水跳ねを抑制することができる。
さらに、遮蔽部24bが散水部材24の全周にわたって鍔状に形成されているので、複数の上流側シャワー流路42aから放出されて遮蔽部24bに衝突したとき、散水部材24の周方向にも水が流れる。これにより、複数の上流側シャワー流路42aから放出された水が互いに衝突しあい、水の流速をさらに減速させることができる。
また、偏向流路44の流路断面積は、流入口18の流路断面積と同一もしくは流入口18の流路断面積よりも大きいので、吐水装置1の内圧が高まることなく、偏向流路44の水の流れをスムーズにすることができる。これにより、シャワー流路42を流れる水の速度を減速させつつ、シャワー流路42を流れる水の流れをスムーズにすることができる。そのため、シャワー吐水口40からの吐水をより安定させることができる。
さらに、遮蔽部24bの裏側(裏面24d側)には、流入空間Sが形成されているので、遮蔽部24bを迂回して流れてきた水は、この流入空間Sに流れ込んだ後、シャワー吐水口40へ流れる。また、このとき、流入空間Sに接している遮蔽部24bの裏面24dがシャワー流路42の上流から下流に向かってテ―パ状に形成されているので、遮蔽部24bを迂回して流れてきた水は、流入空間Sへスムーズに流れる。
このように、遮蔽部24bの裏側(裏面24d側)には、遮蔽部24bを迂回した水が流れ込む流入空間Sが形成されているので、遮蔽部24bを迂回した水は、流入空間Sに流れ込んだ後にシャワー吐水口40へ流入する。これにより、遮蔽部24bを通過した水の流速が減速されるので、遮蔽部24bからシャワー吐水口40へ向かって流れる水は、より均一にシャワー吐水口40に流入する。そのため、シャワー吐水口40から気泡混入水を吐出する場合でも、シャワー吐水による被吐水部(例えば、ボウル部8等)の水跳ねをより抑制することができる。
また、流路空間Sは散水部材24の内側に向かって凹むように形成されているので、吐水部20の外径を大きくすることなく、遮蔽部24bを通過した水の流速を減速させることができる。そのため、吐水装置1をコンパクト化しつつ、シャワー吐水による被吐水部(例えば、ボウル部8等)の水跳ねを抑制することができる。
また、衝突面24cは、遮蔽部24bに衝突する水の流れ(上流側シャワー流路42aを流れる水の流れ)に対して垂直に形成されているので、衝突面24cが上流側シャワー流路42aを流れる水の流れに対して内周側から外周側にかけて下るテーパ状に形成されている場合と比べて、より流速を減速させることができる。また、衝突面24cが上流側シャワー流路42aの流れに対して内周側から外周側にかけて上るすり鉢状に形成されている場合と比べて、吐水装置1内の内圧が高まることを抑制しつつ、遮蔽部24bを成形するための型を簡便にすることができる。そのため、シャワー流路42内の流速を減速させるとともに、吐水装置1内の内圧が必要以上に高まってしまうことを抑制しつつ、生産性を向上させることができる。
<変形例>
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。
例えば、整流状態とシャワー状態の切り替えにおいて、流入口18に対して散水部材24が回転することによって切り替えられる構成を説明したが、散水部材24に対して流入口18が回転することによって、整流状態とシャワー状態が切り替えられるように構成されてもよい。
また、散水部材24と筒部材26は別体である構成を説明したが、散水部材24と筒部材26は一体的に形成されていてもよい。
前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 吐水装置
2 洗面化粧台
4 後方壁面
6 ハンドル
8 ボウル部
9 スパウト
10 スパウト本体部
10a 突起
10b 固定穴
10c 段部
12 第一外ケース
14 導水部
16 可撓性ホース
18 流入口
20 吐水部
20a 挿通孔
20b 段部
22 第二外ケース
24 散水部材
24a 円筒部
24b 遮蔽部
24c 衝突面
24d 裏面
26 筒部材
27 固定ネジ
28 介設部材
29 シール部材
30 整流吐水口
30a 整流網
32 整流流路
40 シャワー吐水口
42 シャワー流路
42a 上流側シャワー流路
42b 下流側シャワー流路
44 偏向流路
C 軸
S 流入空間
T 隙間
Y 点線

Claims (5)

  1. 一時的に貯留される水と空気との気液界面に水を突入させることで気泡混入水を生成し吐出する吐水装置であって、
    水が流入する流入口と、
    周縁部に配置され、気泡混入水をシャワー状に吐出するシャワー吐水口と、
    前記流入口と前記シャワー吐水口とを連通するシャワー流路と、を備え、
    前記流入口は、前記シャワー流路よりも流路が絞られ、
    前記シャワー流路には、シャワー流路の上流から流れてくる水の流れを遮る遮蔽部を設けることにより、前記遮蔽部を迂回する偏向流路が形成されており、
    前記遮蔽部は、前記シャワー流路を形成している壁面から突出した壁であり、前記遮蔽部が突出した先端に向かって先細りするように、前記遮蔽部の前記シャワー吐水口に対面する壁面がテーパ状に形成されている
    吐水装置。
  2. 前記シャワー流路を有する散水部材をさらに備え、
    前記シャワー流路は、下流端が前記シャワー吐水口に接続されるとともに前記散水部材の全周にわたって形成される下流側シャワー流路と、前記流入口と前記下流側シャワー流路とを連通する直線状の複数の上流側シャワー流路と、を有し、
    前記遮蔽部が前記下流側シャワー流路において前記散水部材の全周にわたって形成されている
    請求項に記載の吐水装置。
  3. 前記偏向流路の流路断面積は、前記流入口の流路断面積と同一以上である
    請求項に記載の吐水装置。
  4. 前記遮蔽部の裏側には、前記シャワー吐水口に連通し、前記遮蔽部を迂回した水が流れ込む空間が形成されている
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の吐水装置。
  5. 前記遮蔽部は、前記遮蔽部に衝突する水の流れ方向に対して垂直な衝突面を有する
    請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の吐水装置。
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