JP6727392B2 - 電磁弁 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば電制エアバイパスバルブに用いられるような、電磁弁に関するものである。
例えば特許文献1に記載の電磁弁では、弁軸部に形成された環状凹部にて弁体が保持されている。このように、電磁弁において、プランジャの軸周りに形成された環状溝を用いて弁体を保持する構造が従来知られている。
プランジャの軸周りに形成された環状溝を用いて弁体を保持する構造の場合、弁体に対してプランジャが振れることなく固定されていることが望ましい。このため、例えば、弁体をプランジャの軸周りに形成された環状溝の側面に押し付けるスプリングが、追加で設けられることがあった。
特開2014−190470号公報
しかしながら、上記のようなスプリングは、プランジャを弁体に対して固定するためだけに設けられる部材である。このように、従来は、プランジャを弁体に対して固定するのであれば、その固定のためだけの部材をわざわざ設ける必要があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、プランジャを弁体に対して固定するためだけの部材を設けなくても、プランジャを弁体に対して固定できる電磁弁を得ることを目的とする。
この発明に係る電磁弁は、コア側に向かう磁気吸引力及び当該磁気吸引力とは反対方向に向かう付勢力を受けて軸方向に沿って移動するプランジャと、コア側に配置された第1弁体及び突出側に配置された第2弁体を有し、プランジャの軸周りに形成された環状溝に第1弁体及び第2弁体が層状に挟まった弁体とを備え、第1弁体及び第2弁体のうちの少なくとも一方の弁体は、他方の弁体から離れる方向に反った、環状溝に挟まって弾性変形により環状溝の側面に押し付く弓状部を有し、第2弁体は、突出側の先端に弾性体を有することを特徴とするものである。
この発明によれば、第1弁体及び第2弁体のうちの少なくとも一方の弁体が、他方の弁体から離れる方向に反った、環状溝に挟まって弾性変形により環状溝の側面に押し付く弓状部を有するので、プランジャを弁体に対して固定するためだけの部材を設けなくても、プランジャを弁体に対して固定することができる。
さらに、第2弁体は、突出側の先端に弾性体を有するので、シール性が向上する。
この発明の実施の形態1に係る電磁弁の断面図である。 図2A及び図2Bは、この発明の実施の形態1に係る電磁弁の使用例を示す図である。 図3Aは、この発明の実施の形態1に係る電磁弁の開弁状態を示す断面図であり、図3Bは、この発明の実施の形態1に係る電磁弁の閉弁状態を示す断面図である。 図1中の部分Aを拡大した断面図である。 弁体の構成部材である第1弁体及び第2弁体を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1に係る電磁弁の理解を助けるための参考例を示す断面図である。 図7Aは、参考例である電磁弁が有する弁体を抜き出した断面図であり、図7Bは、この発明の実施の形態1に係る電磁弁が有する弁体を抜き出した断面図である。 第2弁体の変形例を示す断面図である。 図8に示す第2弁体を製作する際の様子を示す断面図である。 弁体の変形例を示す断面図である。
以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための形態について、添付の図面に従って説明する。
実施の形態1.
図1に、この発明の実施の形態1に係る電磁弁1の断面図を示す。
電磁弁1では、略円筒形状のケース2の内側に、コイルASSY3が保持されている。コイルASSY3は、ボビン31とコイル32とターミナル33と外装樹脂34とを有し、ボビン31にコイル32が巻き付けられている。また、コイル32は、ターミナル33と電気的に接続している。外装樹脂34は、ボビン31とコイル32とターミナル33とを一体的に保持する。
コイルASSY3の紙面における上方側には、コイル32への通電により励磁されるコア4が挿入されている。コイルASSY3とコア4との間には、Oリング5aが挟まれている。
コイルASSY3の紙面における下方側には、コア4と共に磁気回路を構成するプレート6が挿入されている。コイルASSY3とプレート6との間には、Oリング5bが挟まれている。
プレート6の内側には、コア4の磁気吸引力、及び、後述のスプリング10による付勢力を受けて自身の軸方向に沿って移動するプランジャ71が設けられている。プランジャ71とプレート6との間には、プレート6に固定された略円筒形状のパイプ8が設けられている。パイプ8は、コイル32への通電時にプランジャ71がプレート6側へ引きつけられるのを抑えるために設けられ、非磁性体で構成される。
プランジャ71は、紙面における下方側の先端部にワッシャ72が固定されており、プランジャ71の軸周りには、環状溝9が形成されている。
環状溝9には、弁体73が挟まっている。プランジャ71とワッシャ72と弁体73とは、バルブASSY7を構成しており、互いに固定されて一体的に移動する。弁体73には、スプリング10の一端が固定されている。また、スプリング10の他端は、パイプ8に固定されている。スプリング10は、プランジャ71と弁体73とを、紙面における下方側へ付勢する。弁体73によって、電磁弁1の外部側空間S1と、電磁弁1の内部側空間S2とが区画される。
ケース2とプレート6との間には、ホルダ11が挟まれている。弁体73の周囲にはシールリング12が設けられ、シールリング12が弁体73の外周面に環状に接触している。
ケース2には、電磁弁1を他の部品に取り付けるためのブラケット13が固定されている。Oリング14は、当該他の部品に電磁弁1を取り付けた際に、両者の間での気密性を確保するものである。
上記のような電磁弁1の組立例について説明する。
まず、溶接等によりブラケット13がケース2に固定される。次いで、シールリング12、ホルダ11、プレート6、Oリング5b、コイルASSY3、Oリング5a、コア4の順にケース2の内部に各部材が取り付けられる。そして、ケース2の紙面における上部がコーキングされる。
なお、コイルASSY3は、ボビン31にコイル32が巻き付けられた後、コイル32とターミナル33とがヒュージングにより接続され、更に外装樹脂34による覆いがされて作られる。外装樹脂34は、電源と接続するコネクタ形状を有する。
ケース2のコーキング後、パイプ8、スプリング10、バルブASSY7の順に更に各部材が取り付けられる。
なお、バルブASSY7は、弁体73、ワッシャ72の順にこれら2部材がプランジャ71に取り付けられた後、プランジャ71の先端にハイスピンかしめ等の加工が施されて、変形した当該先端によってワッシャ72及び弁体73が抜け落ちるのを防ぐ。ワッシャ72が取り付けられた状態で、プランジャ71は、環状溝9を有することになる。
次いで、ケース2にOリング14が取り付けられて、電磁弁1の組立が完成となる。
電磁弁1は、例えば、車載ターボチャージャ用の電制エアバイパスバルブとして使用される。この使用例を、図2A及び図2Bに示す。
図2Aは、アクセルONの時の状態を示している。この状態では、スロットルバルブ100が開いており、ターボチャージャ101で圧縮された空気がエンジンへ運ばれる。このとき、電制エアバイパスバルブである電磁弁1は、閉弁状態にある。
図2Bは、アクセルOFFの時の状態を示している。この状態では、スロットルバルブ100が閉じており、エンジン吸気側の配管内にターボチャージャ101で圧縮された空気が溜まる。圧縮された空気が溜まり続けると、ターボチャージャ101の破損、配管の破損等の可能性がある。このため、電制エアバイパスバルブである電磁弁1は開弁状態となって、ターボチャージャ101の上流へ圧縮された空気を逃がす。
なお、エンジン排気側には、ウェイストゲートバルブ102が設けられている。
図3A及び図3Bを用いて、電磁弁1の開弁動作及び閉弁動作について説明する。
ターミナル33を介したコイル32への通電によりコア4が励磁され、コア4は、コア4側に向かう磁気吸引力を生じる。この磁気吸引力によってプランジャ71ひいては弁体73がコア4側に引き付けられ、弁座15から弁体73が離れる。このようにして、電磁弁1は、図3Aに示すような開弁状態となる。
弁体73には、スプリング10によって、磁気吸引力とは反対方向に向かう付勢力が掛けられている。このため、コイル32への通電が止められると、当該付勢力によって弁体73ひいてはプランジャ71が紙面における下方側に移動し、弁体73が弁座15に接触する。このようにして、電磁弁1は、図3Bに示すような閉弁状態となる。
図3A及び図3Bに示すように、プランジャ71及び弁体73は、コア4から離れてケース2から突出する動作を行う。コア4から離れる方向である紙面における下方側は、突出側と言える。
ここで、図4に、図1中の部分Aを拡大した断面図を示す。なお、スプリング10は不図示とした。また、図5は、弁体73の2つの構成部材を示す斜視図である。
弁体73は、コア4側に配置された第1弁体73aと、突出側に配置された第2弁体73bとを有する。第1弁体73aと第2弁体73bとが、環状溝9に層状に挟まっている。
第1弁体73aは、略有底円筒形状であり、底面の中心に、プランジャ71を挿入するための孔74を有する。第1弁体73aの底面からは、コア4側に向かって側面が伸びている。第1弁体73aの底面には、孔74の周りに更に孔75が4つ形成されている。また、第1弁体73aの底面には、第2弁体73bに向けられた凹部76が2つ形成されている。
第2弁体73bは、略有底円筒形状であり、底面の中心に、プランジャ71を挿入するための孔77を有する。第2弁体73bの底面の縁からは、孔77に向かって、つまり、図4に示すように環状溝9の底面91に向かって、4つの弓状片78が伸びている。隣り合う2つの弓状片78の間はそれぞれ、孔77と連続した孔79となっている。第2弁体73bの底面からは、突出側に向かって側面が伸びている。また、第2弁体73bの底面には、第1弁体73aに向けられた凸部80が2つ形成されている。
プランジャ71に第1弁体73a及び第2弁体73bを取り付けた状態で、4つの弓状片78は、第1弁体73aから離れる方向に反っている。このときの4つの弓状片78の反り具合を、図4に破線で示す。この状態からワッシャ72を取り付けて固定すると、4つの弓状片78は、第1弁体73aに近づくように弾性変形して、その反発力で環状溝9の側面92に押し付く。このときの4つの弓状片78の反り具合を、図4に実線で示す。
4つの弓状片78が環状溝9の側面92に押し付くことで、環状溝9の部分においてプランジャ71ががたつくことが抑えられ、プランジャ71を第1弁体73a及び第2弁体73bに対して固定することができる。
第1弁体73a及び第2弁体73bは、その全体が樹脂製又は金属製である。金属製の場合、4つの弓状片78は、板ばねのように機能する。なお、第1弁体73a及び第2弁体73bは、4つの弓状片78の部分が弾性体、それ以外の部分が樹脂製又は金属製となるように、部分的な樹脂製又は金属製であってもよい。4つの弓状片78の部分が弾性体となることで、弾性変形させやすくなる。弾性体としては例えばゴムが考えられるが、ゴム以外のものであってもよい。
第1弁体73aが有する凹部76、及び、第2弁体73bが有する凸部80は、第1弁体73aと第2弁体73bとの位置決めとして機能する。図5に示す例では、凹部76に凸部80が嵌まり込んだとき、4つの孔75と4つの孔79が対向する。これにより、図1で示した外部側空間S1と内部側空間S2とが連通する。
外部側空間S1から4つの孔75と4つの孔79を介して内部側空間S2に流れ込む流体の圧力により、シールリング12は弁体73に押し付いて、シールとして機能する。
図6は、この発明の実施の形態1に係る電磁弁1の理解を助けるための参考例を示す断面図である。図6において図1と同一又は相当の部分については、同一の符号を付し、その説明を省略又は簡略化する。
参考例である電磁弁200は、環状溝9を用いてプランジャ71に取り付けられた弁体201を有する。弁体201は、一端がプランジャ71に固定され、他端が弁体201に固定されたスプリング202によって、環状溝9の側面92に押し付けられている。つまり、電磁弁200は、内部側空間S2にスプリング10とスプリング202という2つのスプリングを有する。電磁弁200において、仮にスプリング202が無い場合、加振時にプランジャ71は環状溝9の部分においてがたついて、軸方向又は当該軸方向に直交する方向に振れてしまう。すると、環状溝9周辺のプランジャ71、弁体201及びワッシャ72で摩耗が促進され、これらの部材が電磁弁200から脱落することにもつながる。このように、電磁弁200では、スプリング202を設けることでプランジャ71を弁体201に対して固定しているが、スプリング202は、その固定のためだけに設けられる部材である。
参考例である電磁弁200に対し、実施の形態1に係る電磁弁1では、プランジャ71を弁体73に対して固定させるための機能を、4つの弓状片78を有する弁体73が兼ね備えている。このため、実施の形態1に係る電磁弁1では、参考例である電磁弁200が有するようなスプリング202は不要となり、コスト削減につながる。
また、図7Aは、参考例である電磁弁200が有する弁体201を抜き出した断面図である。弁体201は、バランス構造を実現するためにアンダーカットのある形状となっており、金型を用いた成形時、無理抜きが行われることになる。バランス構造は、シールリング12と弁体201とが接触して生じるシール面積と、弁体201と弁座15が接触して生じるシール面積とを、同等の面積にする構造である。図7Aに示すように、弁体201は、金型B〜Dを用いて成形可能である。図7Aには、金型間の境界を破線で示している。この場合、金型Cを抜くときに、無理抜きとなる。
なお、無理抜きを避けるために、金型Cを横割りの金型とすることも考えられる。横割りの場合、金型Cは半筒状に2つの部品に分割された金型となる。しかしながら、このような横割りの場合、金型同士の合わせ面であるパーティングラインは、シールリング12と弁体201との接触部に交差することになる。このため、シールリング12と弁体201間のシール性が悪化する。
図7Bは、実施の形態1に係る電磁弁1が有する第1弁体73a及び第2弁体73bを抜き出した断面図である。
第1弁体73aは、金型E,Fを用いて成形可能である。また、第2弁体73bは、金型G,Hを用いて成形可能である。図7Bには、金型間の境界を破線で示している。図7Bに示すように、金型E〜Hを用いた第1弁体73a及び第2弁体73bの成形時、無理抜きは発生しない。また、金型E,Fは、上下割りの金型である。上下割りは、金型が並ぶ方向が、横割りの場合に対して直交する。同様に、金型G,Hも上下割りの金型である。上下割りの場合、金型E,F同士の合わせ面であるパーティングライン及び金型G,H同士の合わせ面であるパーティングラインを、シールリング12と弁体201との接触部に現れない位置に形成することが可能である。
図7Aに示すように、弁体201は3つの金型B〜Dで成形される。一方、図7Bに示すように、第1弁体73aは2つの金型E,Fで成形される。このように、成形時に用いる金型の数が減ることで、成形品としての第1弁体73aの寸法精度が向上する。2つの金型G,Hを用いて成形される第2弁体73bについても、同様である。また、無理抜きが無くなることで、そのぶん金型E〜Hに掛かる負荷は小さくなり、金型E〜Hの寿命を延ばすことができる。
図8は、第2弁体73bの変形例を示す断面図である。図8に示す第2弁体73bは、突出側の先端に、鍔部81及び弾性体82を有する。弾性体82は、例えばゴムであり、焼き付けにより設けられている。なお、ゴム以外のものを用いて、弾性体82としてもよい。鍔部81を有する第2弁体73bは、図8に示す破線L1又はL2を金型間の境界とした上下割りの金型を用いて成形可能である。その際、鍔部81に環状溝83が形成された状態で、第2弁体73bは成形される。
図9は、ゴムを焼き付けて弾性体82とする際の様子を示す断面図である。鍔部81を金型I,Jで挟んで固定し、環状溝83にゴムを注入することができる。一方、図7Aで示した参考例の弁体201では、鍔部81に相当する出っ張りを形成することは、無理抜きとなることを考えると難しい。
第2弁体73bにおいて、突出側の先端に弾性体82を有することにより、弁座15とのシール性が向上する。
なお図8では、第2弁体73bの一部に弾性体82を設けたが、第2弁体73bを全体的にゴムで製作してもよい。このようにしても、弁座15とのシール性が向上する。
また、上記では、第2弁体73bが弓状片78を4つ有するとした。しかしながら、弓状片の個数は、任意であってよい。また、各弓状片78を分離する孔79を設けず、孔77の周りで全ての弓状片78がつながって一体となった弓状部としてもよい。この場合も、当該弓状部の断面は、図4に示すような断面形状とする。つまり図5では、弓状部が4つの弓状片78を有する構成の場合を一例として示した。なお、弓状部は、弓状片として分離している方が弾性変形させやすいという利点がある。各弓状片78を分離する孔79を設けず、孔77の周りで全ての弓状片78がつながって一体となった弓状部とする場合は、当該弓状部の適宜の箇所に孔を設け、第1弁体73aの孔75と協働して図1に示す外部側空間S1と内部側空間S2とが連通するようにする。
また、上記では、突出側に配置された第2弁体73bが、弓状部として弓状片78を有するとした。しかしながら、コア4側に配置された第1弁体73aが、弓状部として弓状片78を有するようにしてもよい。この場合の断面図を、図10に示す。また、第1弁体73a及び第2弁体73bの双方が、弓状部を有するようにしてもよい。要は、第1弁体73a及び第2弁体73bのうちの少なくとも一方の弁体が、弓状部を有するようにすればよい。
以上のように、この実施の形態1に係る電磁弁1によれば、弁体73は、弓状片78を有することで、プランジャ71を弁体73に対して固定させるための機能を兼ね備えている。したがって、プランジャ71を弁体73に対して固定するためだけの部材、例えば参考例で示したスプリング202を設けなくても、プランジャ71を弁体73に対して固定することができる。これにより、コスト削減につながる。
また、無理抜きがなくなり、成形時の寸法精度の向上、及び、金型の長寿命化等が可能となる。また、図8及び図9で示したようなゴムの焼き付けが可能な形状に、突出側に配置される第2弁体73bを成形することができる。
また、弓状部は、他方の弁体から離れる方向に反りながら環状溝9の底面91に向かって伸びる、複数の弓状片78を有することとした。このように弓状片78とすると、弾性変形させやすくなる。
また、第2弁体73bは、突出側の先端に弾性体82を有することとした。これにより、弁座15とのシール性が向上する。
また、第1弁体73a及び第2弁体73bのうちの弓状部の部分は、弾性体であることとした。このように弓状部の部分を弾性体とすると、弾性変形させやすくなる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
以上のように、この発明に係る電磁弁は、プランジャを弁体に対して固定する機能を弁体が兼ね備えることにより、プランジャを弁体に対して固定するためだけの部材を設ける必要の無い電磁弁として、例えば車載ターボチャージャ用の電制エアバイパスバルブで用いるのに適している。
1 電磁弁、2 ケース、3 コイルASSY、4 コア、5a,5b Oリング、6 プレート、7 バルブASSY、8 パイプ、9 環状溝、10 スプリング、11 ホルダ、12 シールリング、13 ブラケット、14 Oリング、15 弁座、31 ボビン、32 コイル、33 ターミナル、34 外装樹脂、71 プランジャ、72 ワッシャ、73 弁体、73a 第1弁体、73b 第2弁体、74 孔、75 孔、76 凹部、77 孔、78 弓状片、79 孔、80 凸部、81 鍔部、82 弾性体、83 環状溝、91 底面、92 側面、100 スロットルバルブ、101 ターボチャージャ、102 ウェイストゲートバルブ、200 電磁弁、201 弁体、202 スプリング。

Claims (4)

  1. コア側に向かう磁気吸引力及び当該磁気吸引力とは反対方向に向かう付勢力を受けて軸方向に沿って移動するプランジャと、
    コア側に配置された第1弁体及び突出側に配置された第2弁体を有し、前記プランジャの軸周りに形成された環状溝に前記第1弁体及び前記第2弁体が層状に挟まった弁体とを備え、
    前記第1弁体及び前記第2弁体のうちの少なくとも一方の弁体は、他方の弁体から離れる方向に反った、前記環状溝に挟まって弾性変形により前記環状溝の側面に押し付く弓状部を有し、
    前記第2弁体は、突出側の先端に弾性体を有することを特徴とする電磁弁。
  2. 前記弾性体は、ゴムであることを特徴とする請求項記載の電磁弁。
  3. コア側に向かう磁気吸引力及び当該磁気吸引力とは反対方向に向かう付勢力を受けて軸方向に沿って移動するプランジャと、
    コア側に配置された第1弁体及び突出側に配置された第2弁体を有し、前記プランジャの軸周りに形成された環状溝に前記第1弁体及び前記第2弁体が層状に挟まった弁体とを備え、
    前記第1弁体及び前記第2弁体のうちの少なくとも一方の弁体は、他方の弁体から離れる方向に反った、前記環状溝に挟まって弾性変形により前記環状溝の側面に押し付く弓状部を有し、
    前記第1弁体及び前記第2弁体のうちの前記弓状部の部分はゴムであることを特徴とする電磁弁。
  4. 前記弓状部は、他方の弁体から離れる方向に反りながら前記環状溝の底面に向かって伸びる、複数の弓状片を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の電磁弁。
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