JP6725988B2 - 厚み測定装置および厚み測定方法 - Google Patents

厚み測定装置および厚み測定方法 Download PDF

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Description

本発明は、厚み測定装置および厚み測定方法に関し、特に、反射光を用いて試料の厚みを測定する厚み測定装置および厚み測定方法に関する。
近年、光を用いて距離を計測する変位計測装置が開発されている。たとえば、特開2009−270939号公報(特許文献1)には、以下のような構成が開示されている。すなわち、光学式変位計は、計測用の検出光として広帯域光を生成する広帯域光源装置と、上記検出光を集光し、測定対象物に向けて出射する出射側端面が平面の集光レンズと、上記集光レンズに入射された上記測定対象物による反射光及び上記出射側端面による反射光を分光し、波長分布の特性曲線の周波数を求めて上記測定対象物及び上記出射側端面間の距離を算出する分光装置とを備え、上記集光レンズは、上記出射側端面から遠ざかるに従って照射スポットが広くなる上記検出光を出射するレンズである。
また、特開2014−115242号公報(特許文献2)には、以下のような構成が開示されている。すなわち、変位計測装置は、拡散したスペクトルを有する光を出射する点状光源と、前記光に軸上色収差を生じさせるとともに、当該軸上色収差を生じさせた光を計測対象物に集光させる光学素子と、前記光学素子で集光した光のうち、前記計測対象物において合焦する光を通過する開口と、前記開口を通過した光のスペクトルを求めて、前記スペクトルのピーク波長に基づいて、前記光学素子と前記計測対象物との間の距離を求める計測部とを備え、前記計測部は、前記計測対象物の分光反射特性を求め、前記求められた分光反射特性を用いて、当該分光反射特性が距離の計測にもたらす誤差を軽減するようにして前記距離を求める。
また、特開2010−121977号公報(特許文献3)には、以下のような構成が開示されている。すなわち、光学式変位計は、検出光を生成する検出光生成手段と、上記検出光の一部を反射し、検出光の他の一部を検査対象物側に透過させる基準面と、上記基準面による反射光及び上記検査対象物による反射光からなる干渉光を分光する分光手段と、分光後の上記干渉光を受光し、干渉光の波数に関する光強度分布を生成する光強度分布生成手段と、上記波数に関する光強度分布を波数に対する光強度の空間周波数に関する光強度分布に変換し、上記空間周波数に関する光強度分布の極大点を抽出することを一定の時間間隔で繰返す光強度極大点抽出手段と、上記波数に関する光強度分布の上記極大点の空間周波数に対応する周波数成分の位相を決定する位相決定手段と、上記位相に基づいて、上記検査対象物の変位量を判定する変位量判定手段とを備え、上記位相決定手段が、上記周波数成分の相対位相を360度の範囲内で判定する相対位相判定手段と、上記相対位相判定手段による判定結果及び過去の判定結果に基づいて上記相対位相をつなぎ合わせ、絶対位相を求める絶対位相算出手段と、リセット指示に基づいて、上記絶対位相の基準点を更新する位相基準更新手段とを有し、上記変位量判定手段が、上記絶対位相に基づいて変位量を判定する。
特開2009−270939号公報 特開2014−115242号公報 特開2010−121977号公報
特許文献1〜3に記載の技術を用いて試料の厚みを測定する場合、たとえば、接地された試料までの距離の測定結果、および接地面までの距離の測定結果から当該試料の厚みを測定する方法が考えられる。
しかしながら、試料の表面に凹凸があったり、試料に歪または反りがあったりする場合、試料の接地面側の表面と接地面との間に隙間が生じてしまう。このような場合、試料の厚みを正確に測定することが困難になることがある。
この発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、試料の厚みを正確に測定することが可能な厚み測定装置および厚み測定方法を提供することである。
(1)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる厚み測定装置は、第1の参照面を有する第1の透過部材と、前記第1の透過部材と対向して設けられ、第2の参照面を有する第2の透過部材と、光源からの光を前記第1の参照面を介して前記第1の透過部材および前記第2の透過部材の間に位置する試料へ照射するための第1の投光部と、前記第1の参照面からの反射光を受光し、かつ前記試料からの反射光を前記第1の参照面を介して受光するための第1の受光部と、光源からの光を前記第2の参照面を介して前記試料へ照射するための第2の投光部と、前記第2の参照面からの反射光を受光し、かつ前記試料からの反射光を前記第2の参照面を介して受光するための第2の受光部と、前記第1の受光部によって受光された反射光、および前記第2の受光部によって受光された反射光を分光するための分光部とを備える。
このように、試料の両側へ各参照面を介して光を照射し、試料の両側の表面からの反射光を、対応の参照面からの反射光とそれぞれ干渉させて分光する構成により、試料の表面に凹凸があったり、試料に歪または反りがあったりする場合においても、分光結果に基づいて試料の両側の表面と対応の参照面との間の距離をそれぞれ算出することができる。そして、たとえば、算出した各距離、および各参照面間の距離から試料の厚みを正確に算出することができる。したがって、試料の厚みを正確に測定することができる。
(2)好ましくは、前記分光部は、1つの分光器を含み、前記厚み測定装置は、さらに、前記第1の受光部によって受光された光、および前記第2の受光部によって受光された光を前記分光器へ導くための光学系を備える。
このような光学系を用いる構成により、高価な分光器の個数を最小にすることができるので、厚み測定装置の製造コストを低減することができる。
(3)好ましくは、前記第1の投光部から前記第1の参照面を介して前記試料へ照射される光の光線束の軸と、前記第2の投光部から前記第2の参照面を介して前記試料へ照射される光の光線束の軸と、前記第1の受光部が受光する前記第1の参照面からの反射光の光線束の軸および前記試料からの反射光の光線束の軸と、前記第2の受光部が受光する前記第2の参照面からの反射光の光線束の軸および前記試料からの反射光の光線束の軸とが互いに沿っている。
このような構成により、各参照面がたとえば非平行に配置されたり、試料が参照面に対して非平行に設けられたりしている場合においても、試料の厚みを正確に測定することができる。
(4)好ましくは、前記分光部は、1つの分光器を含み、前記厚み測定装置は、さらに、前記第1の受光部によって受光された光、および前記第2の受光部によって受光された光を前記分光器へ導くための光学系を備え、前記試料から前記第1の参照面、前記第1の受光部および前記光学系を経由して前記分光器まで伝搬する反射光の経路の光学的距離と前記試料から前記第2の参照面、前記第2の受光部および前記光学系を経由して前記分光器まで伝搬する反射光の経路の光学的距離とが同じになるように設定されている。
このような構成により、試料の両側の表面においてそれぞれ反射された光が分光器に到達するまでに要する時間をほぼ同じにすることができるので、各表面においてほぼ同じタイミングで反射された反射光を分光器に分光させることができる。これにより、試料が動いているような場合においても、簡易な構成で、試料の厚みを正確に測定することができる。
(5)好ましくは、前記厚み測定装置は、さらに、前記分光部による分光結果に基づいて、前記第1の参照面と前記試料との間の距離である第1距離、および前記第2の参照面と前記試料との間の距離である第2距離を算出する演算部を備え、前記演算部は、前記第1の参照面と前記第2の参照面との間の距離から前記第1距離および前記第2距離を差し引くことにより前記試料の厚みを算出する。
このように、試料の外部の空間についての測定結果である各距離から試料の厚みを算出する構成により、試料が不透明な物質であっても当該試料の厚みを算出することができる。また、試料の屈折率等の物性値を認識することなく当該試料の厚みを容易に算出することができる。
(6)上記課題を解決するために、この発明のある局面に係わる厚み測定方法は、第1の参照面を有する第1の透過部材と、前記第1の透過部材と対向して設けられ、第2の参照面を有する第2の透過部材と、光源からの光を前記第1の参照面を介して前記第1の透過部材および前記第2の透過部材の間に位置する試料へ照射するための第1の投光部と、前記第1の参照面からの反射光を受光し、かつ前記試料からの反射光を前記第1の参照面を介して受光するための第1の受光部と、光源からの光を前記第2の参照面を介して前記試料へ照射するための第2の投光部と、前記第2の参照面からの反射光を受光し、かつ前記試料からの反射光を前記第2の参照面を介して受光するための第2の受光部と、前記第1の受光部によって受光された反射光、および前記第2の受光部によって受光された反射光を分光する分光部とを備える厚み測定装置を用いる厚み測定方法であって、前記分光部による分光結果に基づいて、前記第1の参照面と前記試料との間の距離である第1距離、および前記第2の参照面と前記試料との間の距離である第2距離を算出するステップと、前記第1の参照面と前記第2の参照面との間の距離である面間距離から前記第1距離および前記第2距離を差し引くことにより前記試料の厚みを算出するステップとを含む。
このように、試料の両側へ各参照面を介して光を照射し、試料の両側の表面からの反射光を、対応の参照面からの反射光とそれぞれ干渉させて分光する構成により、試料の表面に凹凸があったり、試料に歪または反りがあったりする場合においても、分光結果に基づいて試料の両側の表面と対応の参照面との間の距離をそれぞれ算出することができる。そして、算出した各距離、および各参照面間の距離から試料の厚みを正確に算出することができる。したがって、試料の厚みを正確に測定することができる。また、試料の外部の空間についての測定結果である各距離から試料の厚みを算出することにより、試料が不透明な物質であっても当該試料の厚みを算出することができる。また、試料の屈折率等の物性値を認識することなく当該試料の厚みを容易に算出することができる。
(7)好ましくは、前記試料が設けられていない状態において、光源からの光が前記第1の投光部から前記第1の参照面を介して前記第2の参照面へ照射され、前記第1の参照面からの反射光が前記第1の受光部によって受光され、かつ前記第2の参照面からの反射光が前記第1の参照面を介して前記第1の受光部によって受光され、前記厚み測定方法は、さらに、前記試料が設けられていない状態において前記第1の受光部によって受光された反射光の前記分光部による分光結果に基づいて前記面間距離を算出するステップを含む。
このような構成により、第1距離および第2距離の算出方法と同じ方法を用いて面間距離を算出することができるので、第1距離および第2距離の算出精度と同程度の高い算出精度で面間距離を算出することができる。これにより、たとえば、精度の劣る他の方法を用いて面間距離を算出する場合と比べて、試料の厚さをより正確に算出することができる。
本発明によれば、試料の厚みを正確に測定することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置におけるプローブ周辺の拡大図を示す図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置におけるファイバジャンクションの機能を説明するための図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置における演算部において生成されるパワースペクトルの一例を示す図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置における演算部において生成されるパワースペクトルの一例を示す図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置を用いた測定方法の手順の一例を定めたフローチャートである。 図7は、プローブの比較例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。また、以下に記載する実施の形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
図1は、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置の構成を示す図である。図2は、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置におけるプローブ周辺の拡大図を示す図である。
図1および図2を参照して、厚み測定装置101は、プローブ1,2と、分光部3と、光源4と、光学系5と、演算部6とを備える。プローブ1は、レンズ系51と、透過基板(第1の透過部材)61とを含む。レンズ系51は、レンズ55と、レンズ(第1の投光部および第1の受光部)57とを含む。透過基板61は、表面(第1の参照面)65と、表面67とを有する。プローブ2は、レンズ系52と、透過基板(第2の透過部材)62とを含む。レンズ系52は、レンズ56と、レンズ(第2の投光部および第2の受光部)58とを含む。透過基板62は、表面(第2の参照面)66と、表面68とを有する。分光部3は、分光器41と、データ生成部42とを含む。光学系5は、光ファイバ31,32,33,34と、ファイバジャンクション35とを含む。
厚み測定装置101における光源4は、たとえばバンド幅の広い光を出力するレーザである。なお、光源4は、LED(Light‐Emitting Diode)または白熱電球等であってもよい。
光学系5は、たとえば、光源4によって出力された光をプローブ1,2へ導く。より詳細には、光学系5における光ファイバ34は、光源4と光学的に結合する入力端において光源4からの光を受け、受けた光をファイバジャンクション35へ伝送する。
図3は、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置におけるファイバジャンクションの機能を説明するための図である。
図3を参照して、ファイバジャンクション35は、光ファイバ34から受ける光を光ファイバ31,32に分配する。
再び図1および図2を参照して、光ファイバ31は、ファイバジャンクション35によって分配された光源4からの光をプローブ1におけるレンズ系51へ伝送する。また、光ファイバ32は、ファイバジャンクション35によって分配された光源4からの光をプローブ2におけるレンズ系52へ伝送する。
厚み測定装置101では、たとえば、レンズ57から表面65を介して試料151へ照射される光の投光光線束71の軸と、レンズ58から表面66を介して試料151へ照射される光の投光光線束72の軸と、レンズ57が受光する表面65からの反射光の反射光線束73の軸および試料151からの反射光の反射光線束75の軸と、レンズ58が受光する表面66からの反射光の反射光線束74の軸および試料151からの反射光の反射光線束76の軸とが互いに沿っている。ここで、光線束の軸は、光線束が平行光線束である場合、当該平行光線束に含まれる光線に沿った軸であり、また、光線束が発散光線束または収束光線束である場合、当該発散光線束または収束光線束に含まれる光線に沿う側面を有する円錐の対称軸である。
より詳細には、レンズ系51において、レンズ55,57は、たとえば円筒形の凸レンズであり、光軸が互いに沿うように設けられている。ここで、レンズ55,57の光軸に沿う仮想的な軸を参照軸70と定義する。
レンズ57は、第1の投光部として、光源4からの光を、表面65を介して透過基板61および透過基板62の間に位置する試料151へ照射する。
試料151は、図示しないステージに配置され、表面65および66に平行な面に沿って透過基板61および透過基板62の間を移動することが可能である。ここでは、透過基板61および透過基板62の間において、試料151の一部が位置する。なお、透過基板61および透過基板62の間に試料151の全部が位置してもよい。
レンズ55は、自己と光学的に結合した光ファイバ31の端面77と対向し、端面77からの光の光線束のうち、レンズ55の光軸を軸とする光線束である投光光線束71を受光して発散光線束から平行光線束に変換する。したがって、投光光線束71の軸は、参照軸70に沿っている。
レンズ57は、レンズ55および透過基板61の間に設けられ、レンズ55からの投光光線束71を収束光線束に変換することにより、光源4からの光を、表面65と対向する面である試料151の表面81付近に表面65を介して集光する。
透過基板61および透過基板62は、対向して設けられている。具体的には、透過基板61および透過基板62は、正対して設けられている。より詳細には、透過基板61および透過基板62は、第1の参照面である表面65および第2の参照面である表面66が正対するように設けられる。
なお、透過基板61および透過基板62は、表面65および表面66が正対するように設けられる構成に限らず、対向して設けられればよい。
透過基板61および透過基板62は、たとえば平行平面基板であり、光源4が出力する光の周波数帯域において透明または半透明である。より詳細には、透過基板61における表面65および表面67は、たとえば、平面であり、かつ互いに平行である。透過基板61は、表面65の法線が参照軸70に沿い、かつ表面65および表面67がそれぞれ試料151の表面81およびレンズ57と対向するように設けられている。
また、透過基板62における表面66および表面68は、たとえば、平面であり、かつ互いに平行である。透過基板62は、表面66の法線が参照軸70に沿い、かつ表面66および表面68がそれぞれ試料151の表面82およびレンズ58と対向するように設けられている。
なお、表面65および表面67は、互いに非平行であってもよい。また、表面66および表面68は、互いに非平行であってもよい。また、厚み測定装置101は、透過基板61および透過基板62の代わりに、板状以外の形状を有する透過部材を備える構成であってもよい。
レンズ系51におけるレンズ57は、第1の受光部として、透過基板61における表面65からの反射光を受光し、かつ試料151からの反射光を、表面65を介して受光する。
より詳細には、表面65は、透過基板61と空気層との界面であるため、レンズ57から受ける光を反射する。また、試料151における表面81は、試料151と空気層との界面であるため、透過基板61を介してレンズ57から受ける光を反射する。
レンズ57は、試料151によって反射された光の光線束のうち、レンズ57の光軸を軸とする光線束である反射光線束75を、表面65を介して受光して発散光線束から平行光線束に変換する。したがって、反射光線束75の軸は、参照軸70に沿っている。
また、レンズ57は、表面65によって反射された光の光線束のうち、レンズ57の光軸を軸とする光線束である反射光線束73を受光して発散光線束から平行光線束に変換する。したがって、反射光線束73の軸は、参照軸70に沿っている。この例では、表面65と表面81との間の距離がレンズ57と表面81との間の距離と比べて短いため、反射光線束73は、レンズ57によって平行光線束に変換されると近似している。
レンズ55は、レンズ57からの反射光線束75を収束光線束に変換することにより、表面65を経由した試料151からの反射光を光ファイバ31の端面77に集光するとともに、レンズ57からの反射光線束73を収束光線束に変換することにより、表面65からの反射光を端面77に集光する。
一方、レンズ系52において、レンズ56,58は、たとえば円筒形の凸レンズであり、各光軸が参照軸70に沿うように設けられている。
レンズ58は、第2の投光部として、光源4からの光を、表面66を介して試料151へ照射する。
より詳細には、レンズ56は、自己と光学的に結合した光ファイバ32の端面78と対向し、端面78からの光の光線束のうち、レンズ56の光軸を軸とする光線束である投光光線束72を受光して発散光線束から平行光線束に変換する。したがって、投光光線束72の軸は、参照軸70に沿っている。
レンズ58は、レンズ56および透過基板62の間に設けられ、レンズ56からの投光光線束72を収束光線束に変換することにより、光源4からの光を、表面66と対向する面である試料151の表面82付近に表面66を介して集光する。
レンズ系52におけるレンズ58は、第2の受光部として、透過基板62における表面66からの反射光を受光し、かつ試料151からの反射光を、表面66を介して受光する。
より詳細には、表面66は、透過基板62と空気層との界面であるため、レンズ58から受ける光を反射する。また、試料151における表面82は、試料151と空気層との界面であるため、透過基板62を介してレンズ58から受ける光を反射する。
レンズ58は、試料151によって反射された光の光線束のうち、レンズ58の光軸を軸とする光線束である反射光線束76を、表面66を介して受光して発散光線束から平行光線束に変換する。したがって、反射光線束76の軸は、参照軸70に沿っている。
また、レンズ58は、表面66によって反射された光の光線束のうち、レンズ58の光軸を軸とする光線束である反射光線束74を受光して発散光線束から平行光線束に変換する。したがって、反射光線束74の軸は、参照軸70に沿っている。この例では、表面66と表面82との間の距離がレンズ58と表面82との間の距離と比べて短いため、反射光線束74は、レンズ58によって平行光線束に変換されると近似している。
レンズ56は、レンズ58からの反射光線束76を収束光線束に変換することにより、表面66を経由した試料151からの反射光を光ファイバ32の端面78に集光するとともに、レンズ58からの反射光線束74を収束光線束に変換することにより、表面66からの反射光を端面78に集光する。
光学系5は、たとえば、レンズ57によって受光された光、およびレンズ58によって受光された光を分光部3における分光器41へ導く。
より詳細には、光学系5における光ファイバ31は、レンズ55から受ける反射光をファイバジャンクション35へ伝送する。光ファイバ32は、レンズ56から受ける反射光をファイバジャンクション35へ伝送する。
再び図3を参照して、ファイバジャンクション35は、光ファイバ31,32から受ける反射光を結合部36において混合し、混合後の反射光を光ファイバ33へ出力する。
再び図1を参照して、光ファイバ33は、ファイバジャンクション35によって混合された各反射光を分光部3における分光器41へ伝送する。
たとえば、厚み測定装置101では、試料151から表面65、レンズ57および光学系5を経由して分光器41まで伝搬する反射光の経路の光学的距離と試料151から表面66、レンズ58および光学系5を経由して分光器41まで伝搬する反射光の経路の光学的距離とが同じになるように設定されている。
言い換えると、厚み測定装置101では、試料151から表面65、レンズ57および光学系5を経由して分光器41まで伝搬する反射光の経路の光学的距離と試料151から表面66、レンズ58および光学系5を経由して分光器41まで伝搬する反射光の経路の光学的距離とが略同じである。
より詳細には、厚み測定装置101では、表面65と表面81との間の距離、および表面66と表面82との間の距離が略同じ場合において、以下のように、プローブ1,2の大きさおよび光ファイバ31,32の長さが設定されている。
すなわち、光が表面81から表面65、レンズ57,55および光ファイバ31を介してファイバジャンクション35における結合部36(図3参照)まで伝搬するために要する時間と、光が表面82から表面66、レンズ58,56および光ファイバ32を介してファイバジャンクション35における結合部36まで伝搬するために要する時間とが略同じになるように、プローブ1,2の大きさおよび光ファイバ31,32の長さが設定されている。
この例では、表面65と光ファイバ31の端面77との間の距離、および表面66と光ファイバ32の端面78との間の距離が略同じになるように設定され、かつ、光ファイバ31の端面77からファイバジャンクション35における結合部36までの長さ、および光ファイバ32の端面78から結合部36までの長さが略同じになるように設定されている。
分光部3は、レンズ57によって受光された反射光、およびレンズ58によって受光された反射光を分光する。
より詳細には、分光部3における分光器41では、回折格子および1次元イメージセンサが設けられており、光ファイバ33によって伝送された各反射光は、回折格子によって回折されて1次元イメージセンサに照射される。
1次元イメージセンサは、回折格子により回折された各反射光を光電変換することにより、各反射光の波長ごとの強度に応じた電荷を蓄積する。
データ生成部42は、1次元イメージセンサにおいて所定のゲート時間蓄積された波長ごとの電荷を取得することにより、波長ごとの強度を示す信号を生成し、生成した信号をたとえばRS232Cの通信規格またはイーサネット(登録商標)の通信規格に従って演算部6へ出力する。
演算部6は、データ生成部42から信号を受けると、受けた信号の示す波長ごとの強度を波長ごとの反射率に変換する。
より詳細には、演算部6は、たとえば、分光器41に光が入らないようにした状態においてデータ生成部42から受けた信号の示す波長ごとの強度を、ダークスペクトルデータとして保持している。
また、演算部6は、たとえば、試料151の代わりにアルミ板等の参照物が透過基板61および透過基板62の間に設けられている状態においてデータ生成部42から受けた信号の示す波長ごとの強度に対して、ダークスペクトルデータに含まれる波長ごとの強度をそれぞれ差し引いた波長ごとの強度を、参照スペクトルデータとして保持している。
演算部6は、試料151が透過基板61および透過基板62の間に設けられている状態においてデータ生成部42から受けた信号の示す波長ごとの強度に対して、ダークスペクトルデータに含まれる波長ごとの強度をそれぞれ差し引いた後、参照スペクトルデータに含まれる波長ごとの強度でそれぞれ除することにより、波長ごとの反射率を含む反射スペクトルデータを生成する。
図4は、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置における演算部において生成されるパワースペクトルの一例を示す図である。なお、図4において、縦軸はパワースペクトル強度を示し、横軸は厚さを示す。
図2および図4を参照して、演算部6は、たとえば、分光部3による分光結果に基づいて、表面65と試料151との間の距離であるd1、および表面66と試料151との間の距離であるd2を算出する。
より詳細には、演算部6は、生成した反射スペクトルデータをフーリエ変換することにより空間周波数ごとのパワースペクトル強度を示すパワースペクトルを算出する。そして、演算部6は、空間周波数を厚さに換算することにより、図4に示すパワースペクトルを生成する。
演算部6は、表面81からの反射光および表面65からの反射光の干渉に基づくピークP1の位置から距離d1を算出する。また、演算部6は、表面82からの反射光および表面66からの反射光の干渉に基づくピークP2の位置から距離d2を算出する。この例では、演算部6は、距離d1およびd2をそれぞれ168.3マイクロメートルおよび625.4マイクロメートルと算出する。
図5は、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置における演算部において生成されるパワースペクトルの一例を示す図である。なお、図5において、縦軸はパワースペクトル強度を示し、横軸は厚さを示す。
図2および図5を参照して、演算部6は、たとえば、表面65と表面66との間の距離である面間距離daから距離d1およびd2を差し引くことにより試料151の厚みを算出する。
たとえば、面間距離daは、以下の方法により求められる。すなわち、透過基板61および透過基板62の間に試料151が設けられていない状態では、光源4からの光がレンズ57から表面65を介して表面66へ照射され、表面65からの反射光がレンズ57によって受光され、表面66からの反射光が表面65を介してレンズ57によって受光され、光源4からの光がレンズ58から表面66を介して表面65へ照射され、表面66からの反射光がレンズ58によって受光され、かつ表面65からの反射光が表面66を介してレンズ58によって受光される。
このような状態において、演算部6は、データ生成部42から受ける信号の示す波長ごとの強度をフーリエ変換することにより空間周波数ごとのパワースペクトル強度すなわちパワースペクトルを算出する。そして、演算部6は、空間周波数を厚さに換算することにより、図5に示すパワースペクトルを生成する。
演算部6は、たとえば、上述の状態において、表面65からレンズ57への反射光、および表面65を経由した表面66からレンズ57への反射光の干渉、ならびに表面66からレンズ58への反射光、および表面66を経由した表面65からレンズ58への反射光の干渉に基づくピークPaの位置から面間距離daを算出する。この例では、演算部6は、面間距離daを2800.0マイクロメートルと算出する。したがって、演算部6は、(2800.0−168.3−625.4)を演算することにより、試料151の厚さとして2006.3マイクロメートルを算出する。
なお、厚み測定装置101では、演算部6が、上述の方法により面間距離daを算出する構成であるとしたが、これに限定するものではない。演算部6が、他の方法たとえば機械的に測定する方法により得られた面間距離daを予め保持する構成であってもよい。この場合、演算部6は、保持する面間距離daを用いて試料151の厚みを算出する。
[測定方法]
図6は、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置を用いた測定方法の手順の一例を定めたフローチャートである。
図6を参照して、まず、厚み測定装置101は、試料151が設けられていない状態において、レンズ57によって受光された反射光、およびレンズ58によって受光された反射光の分光部3による分光結果を取得する。具体的には、厚み測定装置101は、図5に示すパワースペクトルを取得する(ステップS102)。
次に、厚み測定装置101は、取得した分光結果に基づいて面間距離daを算出する。具体的には、厚み測定装置101は、図5に示すパワースペクトルにおけるピークPaの位置から面間距離daを算出する(ステップS104)。
次に、測定者は、試料151を透過基板61および透過基板62の間に設置する(ステップS106)。
次に、厚み測定装置101は、試料151の設けられた状態において、分光部3による分光結果、具体的には図4に示すパワースペクトルを取得する(ステップS108)。
次に、厚み測定装置101は、試料151の設けられた状態において、分光部3による分光結果に基づいて距離d1およびd2を算出する。具体的には、厚み測定装置101は、図4に示すパワースペクトルにおけるピークP1およびP2の位置から距離d1およびd2をそれぞれ算出する(ステップS110)。
次に、厚み測定装置101は、面間距離daから距離d1およびd2を差し引くことにより試料151の厚みを算出する(ステップS112)。
なお、上記ステップS102〜S104とステップS106〜S110との順番は、上記に限らず、順番を入れ替えてもよい。
また、厚み測定装置101は、上記ステップS102,S104において、面間距離daを算出するとしたが、これに限定するものではない。厚み測定装置101は、前述のように面間距離daを予め保持している場合、面間距離daを算出しなくてもよい。
また、厚み測定装置101は、上記ステップS102において、レンズ57,58の両方から光が照射される場合において、レンズ57によって受光された反射光、およびレンズ58によって受光された反射光の分光部3による分光結果を取得したが、これに限定するものではない。厚み測定装置101は、上記ステップS102において、レンズ57およびレンズ58のいずれか一方から光が照射される場合において、対応のレンズによって受光された反射光による分光結果を取得してもよい。
また、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置では、分光部3は、1つの分光器41を含む構成であるとしたが、これに限定するものではない。分光部3は、2つの分光器41を含む構成であってもよい。この場合、2つの分光器41は、レンズ57によって受光された反射光、およびレンズ58によって受光された反射光をそれぞれ分光する。演算部6は、当該2つの分光器41の各分光結果に基づいて、距離d1およびd2を算出する。
また、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置は、1つの光源4を備える構成であるとしたが、これに限定するものではない。厚み測定装置101は、2つの光源4を備える構成であってもよい。この場合、レンズ57は、一方の光源4からの光を、表面65を介して試料151へ照射する。レンズ58は、他方の光源4からの光を、表面66を介して試料151へ照射する。
また、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置では、第1の投光部および第1の受光部が一体であるとしたが、これに限定するものではない。厚み測定装置101において、第1の投光部および第1の受光部が、別個に設けられてもよい。
具体的には、厚み測定装置101は、第1の投光部として機能するレンズ57と、第1の受光部として機能する他のレンズとを備える構成であってもよいし、第1の受光部として機能するレンズ57と、第1の投光部として機能する他のレンズとを備える構成であってもよい。
すなわち、レンズ57から表面65を介して試料151へ照射される光の投光光線束71の軸と、レンズ58から表面66を介して試料151へ照射される光の投光光線束72の軸と、レンズ57が受光する表面65からの反射光の反射光線束73の軸および試料151からの反射光の反射光線束75の軸と、レンズ58が受光する表面66からの反射光の反射光線束74の軸および試料151からの反射光の反射光線束76の軸とが互いに沿っていなくてもよい。
また、厚み測定装置101は、図1に示す透過基板61とレンズ57との間にハーフミラーを設けることより、第1の投光部として機能するレンズ57と、ハーフミラーによって反射された反射光を受光する第1の受光部として機能する他のレンズとを備える構成であってもよいし、光源4からの光をハーフミラーおよび表面65を介して試料151へ照射する第1の投光部として機能する他のレンズと、第1の受光部として機能するレンズ57とを備える構成であってもよい。これらの構成では、投光光線束71および反射光線束73,75の軸が、表面65および表面81において互いに沿うようにすることが可能である。
同様に、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置では、第2の投光部および第2の受光部が一体であるとしたが、これに限定するものではない。厚み測定装置101において、第2の投光部および第2の受光部が、別個に設けられてもよい。
具体的には、厚み測定装置101は、第2の投光部として機能するレンズ58と、第2の受光部として機能する他のレンズとを備える構成であってもよいし、第2の受光部として機能するレンズ58と、第2の投光部として機能する他のレンズとを備える構成であってもよい。
また、厚み測定装置101は、図1に示す透過基板62とレンズ58との間にハーフミラーを設けることより、第2の投光部として機能するレンズ58と、ハーフミラーによって反射された反射光を受光する第2の受光部として機能する他のレンズとを備える構成であってもよいし、光源4からの光をハーフミラーおよび表面66を介して試料151へ照射する第2の投光部として機能する他のレンズと、第2の受光部として機能するレンズ58とを備える構成であってもよい。これらの構成では、投光光線束72および反射光線束74,76の軸が、表面66および表面82において互いに沿うようにすることが可能である。
また、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置では、透過基板61の試料151と対向する面である表面65を第1の参照面として用いる構成であるとしたが、これに限定するものではない。厚み測定装置101では、透過基板61の試料151と反対側の面である表面67を第1の参照面として用いる構成であってもよい。
また、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置では、透過基板62の試料151と対向する面である表面66を第2の参照面として用いる構成であるとしたが、これに限定するものではない。厚み測定装置101では、透過基板62の試料151と反対側の面である表面68を第2の参照面として用いる構成であってもよい。
また、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置は、光源4、光学系5および演算部6を備える構成であるとしたが、これに限定するものではない。光源4、光学系5および演算部6の少なくともいずれか1つが厚み測定装置101の外部に設けられる構成であってもよい。
また、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置では、分光部3は、データ生成部42を含む構成であるとしたが、これに限定するものではない。データ生成部42が厚み測定装置101の外部に設けられる構成であってもよい。
ところで、特許文献1〜3に記載の技術を用いて試料の厚みを測定する場合、たとえば、接地された試料までの距離の測定結果、および接地面までの距離の測定結果から当該試料の厚みを測定する方法が考えられる。
しかしながら、試料の表面に凹凸があったり、試料に歪または反りがあったりする場合、試料の接地面側の表面と接地面との間に隙間が生じてしまう。このような場合、試料の厚みを正確に測定することが困難になることがある。
図7は、プローブの比較例を示す図である。図7を参照して、たとえば、プローブ91によって投光および受光された光を用いて、ステージ92に接地された試料93の厚さを測定する場合、参照面である表面94およびステージ92における接地面の間の距離dgから、表面94および試料93の間の距離dsを差し引いた距離dwを試料93の厚みとして測定してしまう。図7に示すように試料93の表面には凹凸があるため、正しい試料93の厚みがdであるにもかかわらずdwを試料93の厚みとして算出してしまう。
これに対して、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置では、透過基板61は、表面65を有する。透過基板62は、透過基板61と対向して設けられ、表面66を有する。レンズ57は、光源4からの光を、表面65を介して透過基板61および透過基板62の間に位置する試料151へ照射する。レンズ57は、表面65からの反射光を受光し、かつ試料151からの反射光を、表面65を介して受光する。レンズ58は、光源4からの光を、表面66を介して試料151へ照射する。レンズ58は、表面66からの反射光を受光し、かつ試料151からの反射光を、表面66を介して受光する。そして、分光部3は、レンズ57によって受光された反射光、およびレンズ58によって受光された反射光を分光する。
このように、試料151の両側へ表面65,66を介して光を照射し、試料151の両側の表面81,82からの反射光を、表面65,66からの反射光とそれぞれ干渉させて分光する構成により、試料151の表面81,82に凹凸があったり、試料151に歪または反りがあったりする場合においても、分光結果に基づいて試料151の両側の表面81,82と表面65,66との間の距離d1,d2をそれぞれ算出することができる。そして、たとえば、算出した距離d1,d2、および表面65,66間の面間距離daから試料151の厚みを正確に算出することができる。したがって、試料の厚みを正確に測定することができる。
また、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置では、分光部3は、1つの分光器41を含む。そして、光学系5は、レンズ57によって受光された光、およびレンズ58によって受光された光を分光器41へ導く。
このような光学系5を用いる構成により、高価な分光器41の個数を最小にすることができるので、厚み測定装置101の製造コストを低減することができる。
また、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置では、レンズ57から表面65を介して試料151へ照射される光の投光光線束71の軸と、レンズ58から表面66を介して試料151へ照射される光の投光光線束72の軸と、レンズ57が受光する表面65からの反射光の反射光線束73の軸および試料151からの反射光の反射光線束75の軸と、レンズ58が受光する表面66からの反射光の反射光線束74の軸および試料151からの反射光の反射光線束76の軸とが互いに沿っている。
このような構成により、表面65,66がたとえば非平行に配置されたり、試料151が表面65,66に対して非平行に設けられたりしている場合においても、試料の厚みを正確に測定することができる。
たとえば、図2に示すように、試料151が参照軸70に沿って速度vで表面65に近づく方向へ移動する場合、以下の問題が生ずることがある。すなわち、表面81からの反射光が分光器41へ到達するまでに要する時間T1、および表面82からの反射光が分光器41へ到達するまでに要する時間T2の差である(T1−T2)がΔTである場合、試料151は、時間ΔTの間にv×ΔTの距離だけ表面65に近づく。したがって、演算部6は、表面82からの反射光および表面66からの反射光に基づいて距離d2を算出する一方、表面81からの反射光および表面65からの反射光に基づいて距離(d1+v×ΔT)を算出してしまう。すなわち、厚み測定装置101では、試料151の厚みを正確に算出することが困難となってしまう。
また、たとえば、レンズ57によって受光された反射光を分光する第1の分光器、およびレンズ58によって受光された反射光を分光する第2の分光器を準備し、第1の分光器が反射光を分光するタイミングを、第2の分光器が反射光を分光するタイミングに対してΔTだけ遅らせることにより、試料151の厚みを正確に算出する方法が考えられる。しかしながら、各分光器の分光タイミングの制御が複雑になるため、好ましくない。
これに対して、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置では、分光部3は、1つの分光器41を含む。光学系5は、レンズ57によって受光された光、およびレンズ58によって受光された光を分光器41へ導く。そして、試料151から表面65、レンズ57および光学系5を経由して分光器41まで伝搬する反射光の経路の光学的距離と試料151から表面66、レンズ58および光学系5を経由して分光器41まで伝搬する反射光の経路の光学的距離とが同じになるように設定されている。
このような構成により、試料151の両側の表面81,82においてそれぞれ反射された光が分光器41に到達するまでに要する時間をほぼ同じにすることができるので、表面81,82においてほぼ同じタイミングで反射された反射光を分光器41に分光させることができる。これにより、試料151が動いているような場合においても、簡易な構成で、試料151の厚みを正確に測定することができる。
また、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置では、演算部6は、分光部3による分光結果に基づいて、表面65と試料151との間の距離であるd1、および表面66と試料151との間の距離であるd2を算出する。そして、演算部6は、表面65と表面66との間の面間距離daから距離d1およびd2を差し引くことにより試料151の厚みを算出する。
このように、試料151の外部の空間についての測定結果である各距離から試料151の厚みを算出する構成により、試料151が不透明な物質であっても試料151の厚みを算出することができる。また、試料151の屈折率等の物性値を認識することなく試料151の厚みを容易に算出することができる。
また、本発明の実施の形態に係る厚み測定方法は、厚み測定装置101を用いる厚み測定方法であって、分光部3による分光結果に基づいて、表面65と試料151との間の距離d1、および表面66と試料151との間の距離d2を算出するステップと、表面65と表面66との間の面間距離daから距離d1およびd2を差し引くことにより試料151の厚みを算出するステップとを含む。
このように、試料151の両側へ表面65,66を介して光を照射し、試料151の両側の表面81,82からの反射光を、表面65,66からの反射光とそれぞれ干渉させて分光する構成により、試料151の表面81,82に凹凸があったり、試料151に歪または反りがあったりする場合においても、分光結果に基づいて試料151の両側の表面81,82と表面65,66との間の距離d1,d2をそれぞれ算出することができる。そして、算出した距離d1,d2、および表面65,66間の面間距離daから試料151の厚みを正確に算出することができる。したがって、試料の厚みを正確に測定することができる。また、試料151の外部の空間についての測定結果である各距離から試料151の厚みを算出することにより、試料151が不透明な物質であっても試料151の厚みを算出することができる。また、試料151の屈折率等の物性値を認識することなく試料151の厚みを容易に算出することができる。
また、本発明の実施の形態に係る厚み測定装置では、試料151が設けられていない状態において、光源4からの光がレンズ57から表面65を介して表面66へ照射され、表面65からの反射光がレンズ57によって受光され、かつ表面66からの反射光が表面65を介してレンズ57によって受光される。そして、本発明の実施の形態に係る厚み測定方法は、さらに、試料151が設けられていない状態においてレンズ57によって受光された反射光の分光部3による分光結果に基づいて面間距離daを算出するステップを含む。
このような構成により、距離d1およびd2の算出方法と同じ方法を用いて面間距離daを算出することができるので、距離d1およびd2の算出精度と同程度の高い算出精度で面間距離daを算出することができる。これにより、たとえば、精度の劣る他の方法を用いて面間距離daを算出する場合と比べて、試料151の厚さをより正確に算出することができる。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,2 プローブ
3 分光部
4 光源
5 光学系
6 演算部
31,32,33,34 光ファイバ
35 ファイバジャンクション
36 結合部
41 分光器
42 データ生成部
51,52 レンズ系
55,56,57,58 レンズ
61,62 透過基板
65,66,67,68 表面
70 参照軸
71,72 投光光線束
73,74,75,76 反射光線束
77,78 端面
81,82 表面
91 プローブ
92 ステージ
93 試料
94 表面
101 厚み測定装置
151 試料

Claims (7)

  1. 第1の参照面を有する第1の透過部材と、
    前記第1の透過部材と対向して設けられ、第2の参照面を有する第2の透過部材と、
    光源からの光を前記第1の参照面を介して前記第1の透過部材および前記第2の透過部材の間に位置する試料へ照射するための第1の投光部と、
    前記第1の参照面からの反射光を受光し、かつ前記試料からの反射光を前記第1の参照面を介して受光するための第1の受光部と、
    光源からの光を前記第2の参照面を介して前記試料へ照射するための第2の投光部と、
    前記第2の参照面からの反射光を受光し、かつ前記試料からの反射光を前記第2の参照面を介して受光するための第2の受光部と、
    前記第1の受光部によって受光された反射光、および前記第2の受光部によって受光された反射光を分光するための分光部とを備え、
    前記第1の投光部は、光源からの光を、前記試料の表面であって前記第1の参照面に対向する表面付近に集光するためのレンズを含み、
    前記第2の投光部は、光源からの光を、前記試料の表面であって前記第2の参照面に対向する表面付近に集光するためのレンズを含み、
    前記分光部による分光結果に基づいて、前記第1の参照面と前記試料との間の距離である第1距離、および前記第2の参照面と前記試料との間の距離である第2距離が算出され、
    前記第1の参照面と前記第2の参照面との間の距離から前記第1距離および前記第2距離を差し引くことにより前記試料の厚みが算出される、厚み測定装置。
  2. 前記分光部は、1つの分光器を含み、
    前記厚み測定装置は、さらに、
    前記第1の受光部によって受光された光、および前記第2の受光部によって受光された光を前記分光器へ導くための光学系を備える、請求項1に記載の厚み測定装置。
  3. 厚み測定装置であって、
    第1の参照面を有する第1の透過部材と、
    前記第1の透過部材と対向して設けられ、第2の参照面を有する第2の透過部材と、
    光源からの光を前記第1の参照面を介して前記第1の透過部材および前記第2の透過部材の間に位置する試料へ照射するための第1の投光部と、
    前記第1の参照面からの反射光を受光し、かつ前記試料からの反射光を前記第1の参照面を介して受光するための第1の受光部と、
    光源からの光を前記第2の参照面を介して前記試料へ照射するための第2の投光部と、
    前記第2の参照面からの反射光を受光し、かつ前記試料からの反射光を前記第2の参照面を介して受光するための第2の受光部と、
    前記第1の受光部によって受光された反射光、および前記第2の受光部によって受光された反射光を分光するための分光部とを備え、
    前記分光部は、1つの分光器を含み、
    前記厚み測定装置は、さらに、
    前記第1の受光部によって受光された光、および前記第2の受光部によって受光された光を混合して1本の光ファイバを介して前記分光器へ導くための光学系を備え、
    前記分光部による分光結果に基づいて、前記第1の参照面と前記試料との間の距離である第1距離、および前記第2の参照面と前記試料との間の距離である第2距離が算出され、
    前記第1の参照面と前記第2の参照面との間の距離から前記第1距離および前記第2距離を差し引くことにより前記試料の厚みが算出される、厚み測定装置。
  4. 前記第1の投光部から前記第1の参照面を介して前記試料へ照射される光の光線束の軸と、前記第2の投光部から前記第2の参照面を介して前記試料へ照射される光の光線束の軸と、前記第1の受光部が受光する前記第1の参照面からの反射光の光線束の軸および前記試料からの反射光の光線束の軸と、前記第2の受光部が受光する前記第2の参照面からの反射光の光線束の軸および前記試料からの反射光の光線束の軸とが互いに沿っている、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の厚み測定装置。
  5. 第1の参照面を有する第1の透過部材と、
    前記第1の透過部材と対向して設けられ、第2の参照面を有する第2の透過部材と、
    光源からの光を前記第1の参照面を介して前記第1の透過部材および前記第2の透過部材の間に位置する試料へ照射するための第1の投光部と、
    前記第1の参照面からの反射光を受光し、かつ前記試料からの反射光を前記第1の参照面を介して受光するための第1の受光部と、
    光源からの光を前記第2の参照面を介して前記試料へ照射するための第2の投光部と、
    前記第2の参照面からの反射光を受光し、かつ前記試料からの反射光を前記第2の参照面を介して受光するための第2の受光部と、
    前記第1の受光部によって受光された反射光、および前記第2の受光部によって受光された反射光を分光する分光部とを備える厚み測定装置を用いる厚み測定方法であって、
    前記分光部による分光結果に基づいて、前記第1の参照面と前記試料との間の距離である第1距離、および前記第2の参照面と前記試料との間の距離である第2距離を算出するステップと、
    前記第1の参照面と前記第2の参照面との間の距離である面間距離から前記第1距離および前記第2距離を差し引くことにより前記試料の厚みを算出するステップとを含み、
    前記第1距離および前記第2距離を算出するステップにおいては、前記第1の受光部によって受光された、前記第1の投光部におけるレンズによって前記試料の表面であって前記第1の参照面に対向する表面付近に集光された光の前記試料からの反射光、および前記第2の受光部によって受光された、前記第2の投光部におけるレンズによって前記試料の表面であって前記第2の参照面に対向する表面付近に集光された光の前記試料からの反射光を含む光を分光した結果に基づいて、前記第1距離および前記第2距離を算出する、厚み測定方法。
  6. 第1の参照面を有する第1の透過部材と、
    前記第1の透過部材と対向して設けられ、第2の参照面を有する第2の透過部材と、
    光源からの光を前記第1の参照面を介して前記第1の透過部材および前記第2の透過部材の間に位置する試料へ照射するための第1の投光部と、
    前記第1の参照面からの反射光を受光し、かつ前記試料からの反射光を前記第1の参照面を介して受光するための第1の受光部と、
    光源からの光を前記第2の参照面を介して前記試料へ照射するための第2の投光部と、
    前記第2の参照面からの反射光を受光し、かつ前記試料からの反射光を前記第2の参照面を介して受光するための第2の受光部と、
    前記第1の受光部によって受光された反射光、および前記第2の受光部によって受光された反射光を分光する分光部とを備える厚み測定装置を用いる厚み測定方法であって、
    前記分光部による分光結果に基づいて、前記第1の参照面と前記試料との間の距離である第1距離、および前記第2の参照面と前記試料との間の距離である第2距離を算出するステップと、
    前記第1の参照面と前記第2の参照面との間の距離である面間距離から前記第1距離および前記第2距離を差し引くことにより前記試料の厚みを算出するステップとを含み、
    前記第1距離および前記第2距離を算出するステップにおいては、前記第1の受光部によって受光された反射光、および前記第2の受光部によって受光された反射光を混合して1本の光ファイバを介して前記分光部における1つの分光器へ伝送された各前記反射光の分光結果に基づいて、前記第1距離および前記第2距離を算出する、厚み測定方法。
  7. 前記試料が設けられていない状態において、光源からの光が前記第1の投光部から前記第1の参照面を介して前記第2の参照面へ照射され、前記第1の参照面からの反射光が前記第1の受光部によって受光され、かつ前記第2の参照面からの反射光が前記第1の参照面を介して前記第1の受光部によって受光され、
    前記厚み測定方法は、さらに、
    前記試料が設けられていない状態において前記第1の受光部によって受光された反射光の前記分光部による分光結果に基づいて前記面間距離を算出するステップを含む、請求項または請求項に記載の厚み測定方法。
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