JP6724178B2 - データ通信方法および関連装置 - Google Patents

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Description

発明は、データ通信技術の分野に関し、特に、データ通信方法および関連装置に関する。
通信に関する技術の発達により、IEEE802.11標準に基づく無線の構内ネットワーク(WLAN)技術が広く適用されている。現在、WLANの様々な主流標準(802.11nおよび802.11acなど)では、チャネルの遅延拡散がもたらす符号間干渉を排除するために、ガードインターバル(GI)が導入されている。端末がアクセス装置と通信するプロセスでは、端末は、符号間干渉を最大限に排除するために、適切なガードインターバル長を選択する必要がある。802.11ac標準で使用されるGI長は、0.8usである。アクセス装置と端末との間のデータ通信のプロセスにおいて、APおよびSTAは、0.8usのプリアンブルGI長、0.8usのデータGI長を使用する。
IEEEは、2013年5月に次世代のWLAN標準、すなわち高効率WLAN(HEW)を公式に提案したが、HEW標準は802.11axと称される。HEWの標準化作業では、GI長に関して、3.2us、2.4、1.6us、1.2us、0.8us、0.4usなどのGI長を含む、より多くの選択肢を提供することが提案されている。複数の選択可能なGI長を備えるHEWソリューションでは、現在、HEWにおける端末とアクセス装置との間のデータ通信のためのGI長を設定する方法がない。
本発明の実施形態は、アクセス装置が複数のデータガードインターバル長をサポートする場合に、アクセス装置と端末との間のデータ通信を実装することができるデータ通信方法および関連装置を提供する。
本発明の第1の態様は、データ通信方法を提供し、方法は、アクセス装置によってビーコンフレームを構築するステップであって、ビーコンフレームが新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドが、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表す、ステップと、
端末が、端末がサポートしているデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長をビーコンフレームから選択し、かつ利用可能なガードインターバル長を使用することによってアクセス装置とデータ通信を行えるように、アクセス装置がビーコンフレームをブロードキャストするステップと、
を含む。
第1の態様に基づいて、第1の実現可能な実装方法において、ビーコンフレームは少なくとも1つの要素を含み、少なくとも1つの要素の特定の要素は、新たに追加されたフィールドを運び、特定の要素は、既存の要素または新たに追加された要素である。
第1の態様の第1の実現可能な実装方法に基づいて、第2の実現可能な実装方法において、新たに追加されたフィールドは、各プリセットされた帯域幅に対応する指示指標値を含み、指示指標値は、プリセットされた帯域幅内でアクセス装置がサポートするすべてのデータガードインターバル長のうちの最小データガードインターバル長を表す、または
新たに追加されたフィールドは、各プリセットされたデータガードインターバル長の指示ビットを含み、指示ビットは、アクセス装置がプリセットされたデータガードインターバル長をサポートするかどうかを示すために使用される、または
新たに追加されたフィールドは、各プリセットされた帯域幅内の各プリセットされたデータガードインターバル長の指示ビットを含み、指示ビットは、アクセス装置がプリセットされた帯域幅内のプリセットされたデータガードインターバル長をサポートするかどうかを示すために使用される。
第1の態様に基づいて、第3の実現可能な実装方法において、アクセス装置によってビーコンフレームを構築するステップの後、方法は、
アクセス装置によって、ビーコンフレームを第1の標準プロトコルデータユニットおよび第2の標準プロトコルデータユニットに別々にカプセル化するステップ
をさらに含み、
アクセス装置によって、ビーコンフレームをブロードキャストするステップは、
第1の標準プロトコルデータユニットにカプセル化されたビーコンフレームと、第2の標準プロトコルデータユニットにカプセル化されたビーコンフレームとを、アクセス装置によってブロードキャストするステップ
を含む。
第1の態様の第3の実現可能な実装方法に基づいて、第4の実現可能な実装方法において
、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長は、第1の標準においてアクセス装置がサポートするデータガードインターバル長と、第2の標準においてアクセス装置がサポートするデータガードインターバル長とを含み、アクセス装置によって、ビーコンフレームを第1の標準プロトコルデータユニットおよび第2の標準プロトコルデータユニットに別々にカプセル化するステップは、
アクセス装置によって、第1の標準においてアクセス装置がサポートするデータガードインターバル長における最大データガードインターバル長を取得して、最大データガードインターバル長を、第1の代替データガードインターバル長として決定するステップと、
アクセス装置によって、第2の標準においてアクセス装置がサポートするデータガードインターバル長における最大データガードインターバル長を取得して、最大データガードインターバル長を、第2の代替データガードインターバル長として決定するステップと、
第1の代替データガードインターバル長および第2の代替データガードインターバル長によって、アクセス装置によって、ビーコンフレームを第1の標準プロトコルデータユニットおよび第2の標準プロトコルデータユニットに別々にカプセル化するステップと、
を含む。
第1の態様の第4の実現可能な実装方法に基づいて、第5の実現可能な実装方法において、第1の標準プロトコルデータユニットは、プリアンブルおよびベアラデータを含み、ベアラデータはビーコンフレームを含み、プリアンブルのガードインターバル長およびベアラデータのガードインターバル長は、第1の代替データガードインターバル長である。
第1の態様の第4の実現可能な実装方法に基づいて、第6の実現可能な実装方法において、第2の標準プロトコルデータユニットは、レガシープリアンブル、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブル、およびベアラデータを含み、レガシープリアンブルのガードインターバル長、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブルのガードインターバル長、ベアラデータのガードインターバル長はそれぞれ、第2の代替データガードインターバル長である、または、
第2の標準プロトコルデータユニットは、レガシープリアンブル、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブル、およびベアラデータを含み、レガシープリアンブルのガードインターバル長は、第1の代替データガードインターバル長であり、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブルのガードインターバル長およびベアラデータのガードインターバル長は、第2の代替データガードインターバル長である、または、
第2の標準プロトコルデータユニットは、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブルおよびベアラデータを含み、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブルのガードインターバル長およびベアラデータのガードインターバル長は、ともに第2の代替データガードインターバル長である。
第1の態様の第4の実現可能な実装方法に基づいて、第7の実現可能な実装方法において、第1の標準プロトコルデータユニットにカプセル化されたビーコンフレームおよび第2の標準プロトコルデータユニットにカプセル化されたビーコンフレームを、アクセス装置がブロードキャストするステップの前に、方法は、
第2の標準プロトコルデータユニットの送信時刻を示すために使用される演算フィールドを、アクセス装置が第1の標準プロトコルデータユニットに追加するステップを
さらに含み、
第1の標準プロトコルデータユニットにカプセル化されたビーコンフレームおよび第2の標準プロトコルデータユニットにカプセル化されたビーコンフレームを、アクセス装置がブロードキャストするステップは、
演算フィールドを含む第1の標準プロトコルデータユニットを、アクセス装置がプリセットされた期間にブロードキャストするステップと、
演算フィールドが示す送信時刻に、アクセス装置が第2の標準プロトコルデータユニッ
トをブロードキャストするステップと、
を含む。
本発明の第2の態様は、データ通信方法を提供し、方法は、アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームを端末が取得するステップであって、ビーコンフレームが新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドが、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表す、ステップと、
端末が、端末がサポートするデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長を、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長から選択するステップと、
端末が、利用可能なガードインターバル長を使用することによってアクセス装置とデータ通信を行うステップと、
を含む。
第2の態様に基づいて、第1の実現可能な実装方法において、ビーコンフレームは、第1の標準プロトコルデータユニットおよび第2の標準プロトコルデータユニットにカプセル化され、アクセス装置は、プリセットされた期間に第1の標準プロトコルデータユニットを送信し、第1の標準プロトコルデータユニットは、第2の標準プロトコルデータユニットの送信時刻を示すために使用される演算フィールドを含む。
第2の態様の第1の実現可能な実装方法に基づいて、第2の実現可能な実装方法において、アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームを端末が取得するステップは、
アクセス装置がブロードキャストした第1の標準プロトコルデータユニットを端末が取得し、第1の標準プロトコルデータユニットからビーコンフレームを解析するステップ、または、
アクセス装置がブロードキャストした第2の標準プロトコルデータユニットを端末が取得し、第2の標準プロトコルデータユニットからビーコンフレームを解析するステップ、または、
アクセス装置がブロードキャストした第1の標準プロトコルデータユニットを端末が取得し、第1の標準プロトコルデータユニット内の演算フィールドから第2の標準プロトコルデータユニットの送信時刻を決定し、送信時刻によって第2の標準プロトコルデータユニットを取得し、第2の標準プロトコルデータユニットからビーコンフレームを解析するステップ、
を含む。
本発明の第3の態様は、アクセス装置を提供し、アクセス装置は、ビーコンフレームを構築するように構成された構築モジュールであって、ビーコンフレームが新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドが、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表す、構築モジュールと、
ビーコンフレームをブロードキャストし、かつ端末とデータ通信を行うように構成されたトランシーバモジュールと、
を含む。
第3の態様によると、第1の実現可能な実装方法において、ビーコンフレームは少なくとも1つの要素を含み、少なくとも1つの要素の特定の要素は、新たに追加されたフィールドを運び、特定の要素は、既存の要素または新たに追加された要素である。
第3の態様の第1の実現可能な実装方法に基づいて、第2の実現可能な実装方法において、新たに追加されたフィールドは、各プリセットされた帯域幅に対応する指示指標値を含み、指示指標値は、プリセットされた帯域幅内でアクセス装置がサポートするすべてのデ
ータガードインターバル長のうちの最小データガードインターバル長を表す、または、
新たに追加されたフィールドは、各プリセットされたデータガードインターバル長の指示ビットを含み、指示ビットは、アクセス装置がプリセットされたデータガードインターバル長をサポートするかどうかを示すために使用される、または、
新たに追加されたフィールドは、各プリセットされた帯域幅内の各プリセットされたデータガードインターバル長の指示ビットを含み、指示ビットは、アクセス装置がプリセットされた帯域幅内のプリセットされたデータガードインターバル長をサポートするかどうかを示すために使用される。
第3の態様に基づいて、第3の実現可能な実装方法において、アクセス装置は、ビーコンフレームを第1の標準プロトコルデータユニットおよび第2の標準プロトコルデータユニットに別々にカプセル化するように構成されたカプセル化モジュールをさらに含み、
トランシーバモジュールは、第1の標準プロトコルデータユニットにカプセル化されたビーコンフレームと、第2の標準プロトコルデータユニットにカプセル化されたビーコンフレームとをブロードキャストするように具体的に構成されている。
第3の態様の第3の実現可能な実装方法に基づいて、第4の実現可能な実装方法において、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長は、第1の標準においてアクセス装置がサポートするデータガードインターバル長と、第2の標準においてアクセス装置がサポートするデータガードインターバル長とを含み、カプセル化モジュールは、
第1の標準においてアクセス装置がサポートするデータガードインターバル長における最大データガードインターバル長を取得して、最大データガードインターバル長を、第1の代替データガードインターバル長として決定するように構成された第1の取得ユニットと、
第2の標準においてアクセス装置がサポートするデータガードインターバル長における最大データガードインターバル長を取得して、最大データガードインターバル長を、第2の代替データガードインターバル長として決定するように構成された第2の取得ユニットと、
第1の代替データガードインターバル長および第2の代替データガードインターバル長によって、ビーコンフレームを第1の標準プロトコルデータユニットおよび第2の標準プロトコルデータユニットに別々にカプセル化するように構成されたカプセル化ユニットと、
を含む。
第3の態様の第4の実現可能な実装方法に基づいて、第5の実現可能な実装方法において、第1の標準プロトコルデータユニットは、プリアンブルおよびベアラデータを含み、ベアラデータはビーコンフレームを含み、プリアンブルのガードインターバル長およびベアラデータのガードインターバル長は、第1の代替データガードインターバル長である。
第3の態様の第4の実現可能な実装方法に基づいて、第6の実現可能な実装方法において、第2の標準プロトコルデータユニットは、レガシープリアンブル、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブル、およびベアラデータを含み、レガシープリアンブルのガードインターバル長、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブルのガードインターバル長、ベアラデータのガードインターバル長はそれぞれ、第2の代替データガードインターバル長である、または、
第2の標準プロトコルデータユニットは、レガシープリアンブル、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブル、およびベアラデータを含み、レガシープリアンブルのガードインターバル長は、第1の代替データガードインターバル長であり、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブルのガードインターバル長およびベアラデータのガードインターバル長は、第2の代替データガードインターバル長である、または、
第2の標準プロトコルデータユニットは、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブルおよびベアラデータを含み、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブルのガードインターバル長およびベアラデータのガードインターバル長は、ともに第2の代替データガードインターバル長である。
第3の態様の第4の実現可能な実装方法に基づいて、第7の実現可能な実装方法において、アクセス装置は、
第2の標準プロトコルデータユニットの送信時刻を示すために使用される演算フィールドを、第1の標準プロトコルデータユニットに追加するように構成された処理モジュール
をさらに含み、
トランシーバモジュールは、演算フィールドを含む第1の標準プロトコルデータユニットを、プリセットされた期間にブロードキャストするように具体的に構成され、
トランシーバモジュールは、演算フィールドが示す送信時刻に第2の標準プロトコルデータユニットをブロードキャストするようにさらに構成される。
本発明の第4の態様は、端末を提供し、端末は、
アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームを取得するように構成されたトランシーバモジュールであって、ここでビーコンフレームが新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドが、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表すトランシーバモジュールと、
アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長から、端末がサポートするデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長を選択するように構成された選択モジュールと、
を含み、
トランシーバモジュールは、利用可能なガードインターバル長を使用することによってアクセス装置とデータ通信を行うようにさらに構成されている。
第4の態様に基づいて、第1の実現可能な実装方法において、ビーコンフレームは、第1の標準プロトコルデータユニットおよび第2の標準プロトコルデータユニットにカプセル化され、アクセス装置は、プリセットされた期間に第1の標準プロトコルデータユニットを送信し、第1の標準プロトコルデータユニットは、第2の標準プロトコルデータユニットの送信時刻を示すために使用される演算フィールドを含む。
第4の態様の第1の実現可能な実装方法に基づいて、第2の実現可能な実装方法において、トランシーバモジュールは、アクセス装置がブロードキャストした第1の標準プロトコルデータユニットを取得し、第1の標準プロトコルデータユニットからビーコンフレームを解析するように具体的に構成される、または、
トランシーバモジュールは、アクセス装置がブロードキャストした第2の標準プロトコルデータユニットを取得し、第2の標準プロトコルデータユニットからビーコンフレームを解析するように具体的に構成される、または、
トランシーバモジュールは、アクセス装置がブロードキャストした第1の標準プロトコルデータユニットを取得し、第1の標準プロトコルデータユニット内の演算フィールドから第2の標準プロトコルデータユニットの送信時刻を決定し、送信時刻によって第2の標準プロトコルデータユニットを取得し、第2の標準プロトコルデータユニットからビーコンフレームを解析するように具体的に構成される。
本発明の実施形態では、アクセス装置はビーコンフレームを構築し、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表し、アクセス装置は、構築したビーコンフレームをブロードキャストし、端末は、アクセス装置がブロードキャストしたビー
コンフレームから、端末がサポートするデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長を選択し、利用可能なガードインターバル長を使用することによってアクセス装置と通信する。この実装方法において、複数のデータガードインターバル長を提案する標準では、アクセス装置と端末との間のデータ通信を正常に実行するために、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を、ビーコンフレームの新たに追加されたフィールドにカプセル化してもよい。
本発明の実施形態における技術的解決策をより明確に説明するために、以下において、実施形態を説明するために必要な添付図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明における添付図面は、本発明の一部の実施形態を示しているにすぎず、当業者は創造的な労力を費やすことなく、これらの添付図面から他の図面を得ることができる。
本発明によるデータ通信方法の適用シナリオを示す図である。 本発明によるデータ通信方法の概略的なフローチャートである。 本発明による別のデータ通信方法の概略的なフローチャートである。 本発明によるさらに別のデータ通信方法の概略的なフローチャートである。 本発明によるさらに別のデータ通信方法の概略的なフローチャートである。 本発明による新たに追加された要素の概略的な構成図である。 本発明による別の新たに追加された要素の概略的な構成図である。 HEW標準においてAPがサポートするデータGI長の表である。 HEW標準においてAPがサポートするデータGI長の別の表である。 本発明による指示指標値対応表である。 本発明による新たに追加されたフィールドの概略的な構成図である。 本発明による新たに追加されたフィールドを説明するための表である。 本発明による別の新たに追加されたフィールドの概略的な構成図である。 本発明による新たに追加されたフィールドを説明するための別の表である。 HEW標準においてAPがサポートするデータGI長のさらに別の表である。 本発明によるさらに別の新たに追加されたフィールドの概略的な構成図である。 本発明による新たに追加されたフィールドを説明するためのさらに別の表である。 本発明による新たに追加されたフィールドを説明するためのさらに別の表である。 802.11ac標準におけるPPDU1のカプセル化フォーマットである。 本発明によるPPDU2のカプセル化フォーマットである。 本発明によるPPDU2内の各フィールドについて説明するための表である。 本発明によるPPDU2の別のカプセル化フォーマットである。 本発明によるPPDU2内の各フィールドを説明するための別の表である。 本発明によるさらに別のPPDU2のカプセル化フォーマットである。 本発明によるPPDU2内の各フィールドを説明するためのさらに別の表である。 本発明によるPPDU1およびPPDU2のブロードキャスト方法を示す図である。 本発明によるPPDU1およびPPDU2の別のブロードキャスト方法を示す図である。 本発明によるアクセス装置の概略的な構成図である。 本発明によるカプセル化モジュールの概略的な構成図である。 本発明による端末の概略的な構成図である。 本発明による別のアクセス装置の概略的な構成図である。 本発明の別の端末の概略的な構成図である。
以下に、本発明の実施形態における技術的解決策を、本発明の実施形態における添付図面を参照しながら、明確に説明する。明らかに、記載した実施形態は、本発明の実施形態の一部にすぎず、すべてではない。本発明の実施形態に基づいて、創造的な労力を費やすことなく当業者によって得られた他のすべての実施形態は、本発明の保護範囲内に入るものとする。
アクセス装置は、無線アクセスポイント、ホットスポットなどとも称されるアクセスポイント(AP)であってもよい。APは、モバイルユーザが有線ネットワークに入る際に経由するアクセスポイントであり、APは、主に家庭またはビルおよび公園内に配置され、典型的なカバレッジ半径は数十〜数百メートルであるが、もちろん屋外に展開してもよい。APは、有線ネットワークおよび無線ネットワークを接続するブリッジに相当する。APの主な機能は、すべての無線ネットワーククライアントを接続し、無線ネットワークをイーサネット(登録商標)に接続することである。現在、APが主に使用している標準は、IEEE(電気電子技術者協会)802.11ファミリである。具体的には、APは、WiFiチップを有する端末装置またはネットワーク装置であってもよい。任意選択的に、APは、802.11ax標準をサポートする装置であってもよく、さらに任意選択的に、APは、802.11ac、802.11n、802.11g、802.11b、および802.11aなどの複数のWLAN(無線ローカルエリアネットワーク)をサポートする装置であってもよい。
端末は、無線通信チップ、無線センサ、または無線通信端末であってもよい。例えば、端末は、ワイヤレス・フィディリティー(WiFi)通信機能をサポートする携帯電話、WiFi通信機能をサポートするタブレットコンピュータ、WiFi通信機能をサポートするセットトップボックス、WiFi通信機能をサポートするコンピュータであってもよい。任意選択的に、端末は、802.11ax標準をサポートしてもよく、さらに任意選択的に、端末は、802.11ac、802.11n、802.11g、802.11b、および802.11aなどの複数のWLAN標準をサポートしてもよい。
従来技術、例えば802.11ac標準では、APとSTAとの間のデータ通信のプロセスで使用されるデータGI長は、0.8usである。HEW標準は、データGI長に関して、0.4us、0.8us、1.2us、1.6us、2.4us、3.2usなどのデータGI長を含む、より多くの選択肢を提案している。したがって、従来技術の固定データGI長は、新しいHEW標準では、APとSTAとの間のデータ通信に適合できない。図1に示すように、APがHEW標準のSTA2およびSTA3と、802.11ac標準のSTA1とをサポートし、かつAPとSTAとの間で0.8usのデータGI長が使用される場合、STA1およびSTA2が0.8usのカバレッジエリア内に入るので、STA1およびSTA2はAPとデータ通信を行うことができる。しかしながら、STA3はカバレッジエリアの0.8usを超えてしまので、APとデータ通信を行うことができない。
本発明の実施形態は、図1の適用シナリオに適用してもよい。APは、すべてのSTAにビーコンフレームをブロードキャストし、ここでビーコンフレームは、新たに追加されたフィールドを運び、新たに追加されたフィールドは、APがサポートする複数のデータGI長を表すために使用されるが、それは、APがブロードキャストしたビーコンフレームを受信する際に、端末が、APがサポートする複数のデータGI長を解析し、かつ端末がサポートするデータGI長と一致するデータGI長を、端末とAPとの間のデータ通信に使用されるデータGI長として選択するためである。したがって、本発明の実施形態では、HEW標準で提案されている複数のデータGI長である場合に、APとSTAとの間のデータ通信を正常に実行することができる。
図2を参照すると、図2は、本発明の一実施形態によるデータ通信方法である。図2に示すように、本実施形態のデータ通信方法は、ステップS100〜S101を含む。
S100.アクセス装置はビーコンフレームを構築し、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表す。
特定の実施形態では、標準化グループによって現在研究されている新世代標準ソリューションHEWがサポートするデータGI長は{0.4us、0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}であり、アクセス装置は、無線アクセスポイント(AP)である。本発明では、APがデータGI長情報をよりよく示すために、新たに追加されるフィールドは「HE対応GI」フィールドと称してビーコンフレームに追加され、新たに追加されたフィールドは、APがサポートする複数のGI長を表すために使用される。「HE対応GI」は、APとSTAとの間で、APおよびSTAそれぞれがサポートするデータGI長を交換するために使用される。以下において、「HE対応GI」フィールドの位置および「HE対応GI」フィールドのフォーマットのような態様において、個別に詳細な説明を提供する。
「HE対応GI」フィールドは、ビーコンフレーム内の任意の位置に配置することができる。例えば、フィールドは、ビーコンフレームの既存の要素に配置されてもよいし、ビーコンフレーム内に作成された新たに追加された要素に配置されてもよい。さらに、フィールドは、ビーコンフレームを運ぶ物理層のプレゼンテーションプロトコルデータユニット(PPDU)フレームのSIGフィールドに配置されてもよい。以下において、「HE対応GI」フィールドを配置するために、新たに追加された要素を作成する場合を考慮する。新たに作成された要素は、HE能力要素と称する。この場合、「HE対応GI」フィールドは、以下のように配置されてもよい。
第1の選択的な実装方法では、「HE対応GI」フィールドは「HE能力」要素に直接配置され、「HE能力」情報要素は、WLANソリューションをサポートするAPの選択的な能力を記述するために使用されるフィールドを含む。「HE対応GI」フィールドは、例えば、「HE能力」要素に配置され、図6に示すような方法で配置されてもよい。
第2の選択的な実装方法では、「HE対応GI」フィールドは、「HE能力」要素のフィールドに配置される。図7に示すように、「HE能力」要素は「HE能力情報」フィールドを含み、このフィールドは、APの能力情報を示すために使用される。「HE対応GI」フィールドは、上記の「HE能力情報」フィールドに配置されてもよい。
本発明では、新たに追加されたフィールド、すなわち「HE対応GI」フィールドは、APがサポートするデータGI長を示し、新世代標準HEWソリューションでは、APがサポートする帯域幅は、20MHz、40MHz、80MHz、または160MHzであってもよい。図8に示すように、様々な帯域幅に複数のGI長がある。APがサポートするデータGI長は、N(N=1、2、3、...、32)×0.4usの長さである。「HE対応GI」フィールドは、複数の方法で表現可能である。以下において、説明のための例としていくつかの表現方法を別々に使用しているが、本明細書が特定の表現方法に限定されないことに留意されたい。
第1の選択的な実装方法では、新たに追加されたフィールドは、各プリセットされた帯域幅に対応する指示指標値を含んでおり、指示指標値は、プリセットされた帯域幅内でアクセス装置がサポートするすべてのデータガードインターバル長における最小データガードインターバル長を表し、プリセットされた帯域幅は、20MHz、40MHz、80MHz、および160MHzを含んでいてもよい。説明を容易にするために、特定の表現方法は、図8の表に示す様々な帯域幅がサポートするすべてのデータGI長からM個のデータGI長を、APがサポートするGI長としてランダムに選択することであってもよく、これを図9に示す。Nは通し番号であり、Nの値は{1、2、...、M}であり、mは指示ビットのビット量を表し、Nは指示ビットの値と1対1に対応する。6つのデータGI長を選択すると仮定すると、M=6、N={1、2
、...、6}、m=3となり、Nと指示ビットとの関係は、図9に示す通りとなる。説明を簡単にするために、APが一部のデータGI長をサポートしないと仮定すると、「−」は、対応する帯域幅内のAPがそのGI長をサポートしていないことを示す。
APがサポートする最小データGI長をmin_GIとすると、min_GIに対応する指標値はNであり、様々な帯域幅はそれぞれ1つのmin_GIに対応する。様々な帯域幅でAPがサポートし、図9によって取得されたmin_GI、およびmin_GIと通し番号と指示ビットとの関係を、図10に示す。
「HE対応GI」フィールドに含まれる指示指標値は、様々な帯域幅における「HE対応GI」フィールドが示すmin_GIに対応する指標値を参照する。様々な帯域幅における「HE対応GI」フィールドによって示されるmin_GIに対応する指標値は、各帯域幅においてAPがサポートし、かつ「HE対応GI」とフィールドによって運ばれるmin_GIに対応する通し番号を参照する。例えば、20MHzの帯域幅でサポートされているデータGI長は、{0.8us、1.2us、1.6us、2.0us、2.4us、2.8us、3.2us}である。20MHzの帯域幅でサポートされるmin_GIが0.8usであるとすると、20MHzの通し番号の指示指標値は2である。40MHz、80MHz、および160MHzを処理するために、20MHzの処理を参照する。具体的には、ビーコンフレームにおける「HE対応GI」フィールドの指示指標値は、2進符号化された形式、すなわち指示ビットの形式で表され、特定の表現形式を図11に示すが、ここで「HE対応GI」フィールドは、各プリセット帯域幅の指示指標値を含み、指示指標値GI_Idxは、ビット情報で表される。特定のビット情報表現を、図12に示す。
第2の選択的な実装方法では、新たに追加されたフィールドは、各プリセットされたデータガードインターバル長の指示ビットを含み、指示ビットは、アクセス装置がプリセットデータガードインターバル長をサポートするかどうかを示すために使用される。この実装方法では、帯域幅の影響は考慮されておらず、M個のデータGI長が、図8に示すデータGI長からプリセットデータGI長として選択される。例えば、プリセットデータGI長は{0.4us、0.8us、1.2us、1.6us、2.0us、2.4us、2.8us、3.2us}である。
「HE対応GI」フィールドは、APがプリセットデータGI長をサポートするかどうかを示すために指示ビットを使用する。「HE対応GI」フィールドは、すべてのプリセットデータGI長における各データGI長を示すために単一ビットの指示ビットを使用してもよく、各ビット情報ビットは、1つのデータGI長を示す。「HE対応GI」フィールドの表現方法を図13に示すが、1つのビットは1つのデータGI長を示す。特定のビット情報指示を、図14に示す。
第3の選択的な実施方法では、新たに追加されたフィールドは、各プリセットされた帯域幅内の各プリセットされたデータガードインターバル長の指示ビットを含み、指示ビットは、アクセス装置がプリセットされた帯域幅内のプリセットデータガードインターバル長をサポートするかどうかを示すために使用される。この実施形態では、図15に示すように、M個のデータGI長が、図8に示すすべてのデータGI長からランダムに選択され、APがサポートするデータGI長として様々な帯域幅においてサポートされるが、ここでM=5である。「HE対応GI」フィールドが、各帯域幅でサポートされるデータGI長を示すことは、APがサポートするデータGI長を示すために「HE対応GI」フィールドが単一ビットの指示ビットを使用することを指す、すなわち、各ビットは様々な帯域幅でサポートされるデータGI長を別個に示しており、「HE対応GI」フィールドの表現形式を図16に示す。特定のビット情報を、図17Aおよび図17Bに示す。
S101.端末が、端末がサポートしているデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長をビーコンフレームから選択し、利用可能なガードインターバル長を使用することによってアクセス装置とデータ通信を行えるように、アクセス装置は
、ビーコンフレームをブロードキャストする。
特定の実施形態では、アクセス装置は、構築されたビーコンフレームをブロードキャストし、特定のブロードキャスト方法は、ビーコンフレームをブロードキャストのためのPPDUフォーマットにカプセル化してもよい。複数のPPDUフォーマットのカプセル化方法があってもよい。例えば、ビーコンフレームは、既存の標準の802.11acによってPPDU1にカプセル化されてもよいし、新世代標準HEWをサポートする端末がPPDU2を識別し解析することができるように、新世代標準HEWによって別のカプセル化方式を作成してビーコンフレームをPPDU2にカプセル化してもよいが、特定の作成方法については、図3の説明を参照されたい。
802.11ac標準をサポートする端末STA1と、新世代標準HEWをサポートする端末STA2とがブロードキャスト範囲内に共存する場合、アクセス装置APは、STA1およびSTA2の両方がネットワークにアクセスできるように、カプセル化されたPPDU1およびPPDU2をブロードキャストする必要がある。PPDU1のブロードキャスト方法は、既存の標準によってプリセットされた特定の期間に、PPDU1をブロードキャストすることであってもよい。PPDU2をブロードキャストするために、PPDU1に演算フィールドを追加してもよいが、演算フィールドは、演算フィールドが示す時刻にPPDU2をブロードキャストするように、PPDU2のブロードキャスト時刻を示してもよい。
APがブロードキャストしたビーコンフレームを受信し、PPDU1フォーマットにカプセル化した後、STA1は、既存の802.11ac標準によってネットワークにアクセスする。PPDU1および/またはPPDU2を検出した後、STA2は、ビーコンフレームを解析し、ビーコンフレームの各能力要素を解析し、能力要素の「HE対応GI」フィールドを解析してAPがサポートするデータGI長を取得する。STA2は、STA2がサポートするデータGI長によって、APとの通信に使用される利用可能なデータGI長を取得するが、利用可能なデータGI長は、STA2がサポートするデータGI長と一致し、かつAPがサポートするデータGI長にあるデータGI長を参照する。例えば、STA2がサポートするデータGI長は{0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}であり、APがサポートするデータGI長は{0.4us、0.8us、1.6us、2.0us、2.4us、3.2us}である。APおよびSTA2の両方がサポートしているデータGI長は{0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}であり、この場合、{0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}が利用可能なデータGI長である。続いて、STA2は、選択可能なデータGI長を使用することによってAPとデータ通信を行うが、具体的には、STA2は、利用可能なGI長からチャネル条件によってデータGI長を選択して、APとデータ通信を行ってもよい。
本発明のこの実施形態では、アクセス装置はビーコンフレームを構築し、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表し、アクセス装置は、構築したビーコンフレームをブロードキャストし、端末は、端末がサポートするデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長を、アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームから選択し、利用可能なガードインターバル長を使用することによってアクセス装置と通信する。この実施形態において、複数のデータガードインターバル長を提案する標準では、アクセス装置と端末との間のデータ通信を正常に実行するために、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を、ビーコンフレームの新たに追加されたフィールドにカプセル化してもよい。
図3を参照すると、図3は、本発明の実施形態による別のデータ通信方法である。図3に示すように、本実施形態のデータ通信方法は、ステップS200〜S202を含む。
S200.アクセス装置はビーコンフレームを構築し、ビーコンフレームは新たに追加され
たフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表す。
S201.アクセス装置は、ビーコンフレームを、第1の標準プロトコルデータユニットと第2の標準プロトコルデータユニットとに別々にカプセル化する。
特定の実施形態では、第1の標準をサポートするSTAと、第2の標準をサポートするSTAとがネットワーク上に共存する場合を検討する。例えば、STA1が第1の標準をサポートし、STA2が第2の標準をサポートする。上記の第1の標準または第2の標準は異なるWIFIソリューションであって、802.11acなどの既存のWIFI標準のソリューションであってもよいし、標準化グループによって現在研究されている新世代標準ソリューションHEWであってもよいし、別の同様のWIFIソリューションであってもよい。
ビーコンフレームをPPDUフォーマットにカプセル化する際、アクセス装置APは、ビーコンフレームを、第1の標準プロトコルデータユニットPPDU1および第2の標準プロトコルデータユニットPPDU2の2つのPPDUフォーマットにカプセル化する必要があり、PPDU1は第1の標準によるカプセル化によって得られ、PPDU2は第2の標準によるカプセル化によって得られる。以下において、特定のカプセル化方法について詳細に説明するが、具体的には、ステップS20〜S22を含む。
S20.アクセス装置は、第1の標準においてアクセス装置がサポートするデータガードインターバル長から最大データガードインターバル長を取得し、最大データガードインターバル長を第1の代替データガードインターバル長として決定する。
特定の実施形態では、APは、第1の標準および第2の標準における1組のデータGI長を別個にサポートする。第1の代替データGI長は、第1の標準においてAPがサポートする1組のGIにおける最大データGI長を参照する。例えば、第1の標準のAPがサポートするデータGI長を{0.4us、0.8us}とすると、第1の代替データGI長は、0.8usのデータGI長を参照する。
S21.アクセス装置は、第2の標準においてアクセス装置がサポートするデータガードインターバル長から最大データガードインターバル長を取得し、最大データガードインターバル長を第2の代替データガードインターバル長として決定する。
特定の実施形態では、APは、第2の標準の1組のデータGI長もサポートし、第2の代替データガードインターバル長は、第2の標準においてAPがサポートする1組のGIの最大データGI長を参照する。例えば、第2の標準においてAPがサポートする1組のデータGI長を{0.4us、0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}とすると、第2の代替データGI長は、3.2usのデータ長を参照する。
ネットワーク内で様々な標準をサポートするSTAがさらに多種多様である場合、すなわち複数のタイプのSTAが存在する場合、様々なタイプのSTAは様々な標準をサポートするが、様々な標準をサポートするSTA間で互換性が存在してもよいことに留意すべきである。しかしながら、STAには下位互換性の代わりに上位互換性しかない。例えば、HEWをサポートするSTAは、802.11ac標準をサポートするSTAと互換性があるが、802.11ac標準をサポートするSTAは、HEWをサポートするSTAと互換性がない。例えば、複数のタイプのSTAがネットワーク上に存在する場合、ネットワーク内の多様なSTAがサポートする様々な標準の数は3、4、またはそれ以上であり、代替データGI長がそれに対応して決定されてもよく、この場合、代替データGI長の数は、対応して3、4、またはそれ以上である。説明を簡単にするために、ネットワークに存在する2つのSTAが第1の標準(802.11ac標準ソリューショ
ンなど)および第2の標準(現在のHEW標準ソリューションなど)をそれぞれサポートしているとして、以下において本発明の内容を説明するが、代替データGI長はGI1、GI2とする。
S22.アクセス装置は、第1の代替データガードインターバル長および第2の代替データガードインターバル長によって、ビーコンフレームを、第1の標準プロトコルデータユニットおよび第2の標準プロトコルデータユニットに別々にカプセル化する。
特定の実施形態では、アクセス装置は、第1の代替データガードインターバル長GI1および第2の代替データガードインターバル長GI2によって、ビーコンフレームを、第1の標準プロトコルデータユニットPPDU1および第2の標準プロトコルデータユニットPPDU2にカプセル化するが、構築されたPPDU1およびPPDU2は、それぞれの標準におけるPPDUフォーマットに準拠する必要がある。以下において、PPDU1およびPPDU2のフォーマットについて別々に説明する。
図18に示すように、任意選択的に、PPDU1フォーマットはプリアンブルおよびベアラデータを含み、ベアラデータはビーコンフレームを含み、PPDU1フォーマットにおけるプリアンブルGI長およびデータGI長は、それぞれGI1である。APがPPDU1を送信する目的は、第1の標準をサポートするSTA1をネットワーク検出可能にすることである。第1の標準は、802.11ac標準であってもよい。
任意選択的に、第2の標準はHEW標準であってもよい。HEW標準を参照すると、PPDU2フォーマットは複数の設計方法を有するが、これに限定されない。以下に、3つの選択的なPPDU2フォーマットの設計を示す。
図19に示すように、第1の選択的な実装方法では、PPDU2は、レガシープリアンブル、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブル、およびベアラデータを含み、L−STF、L−LTFおよびL−SIGの組み合わせをレガシープリアンブルと称し、HE−SIG、HE−STF、および別の可能なフィールドの組み合わせをHEWプリアンブルと称する。レガシープリアンブルのGI長、HEWプリアンブルのGI長、およびベアラデータのGI長は、それぞれGI2である。APがPPDU2を送信する目的は、第2の標準をサポートするSTA2をネットワーク検出可能にすることである。なお、STA2は、PPDU1を検出してPPDU1を処理することもできる。図19のすべてのフィールドの説明を、図20に示す。
図21に示すように、第2の選択的な実装方法では、PPDU2フォーマットは、レガシープリアンブル、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブル、およびベアラデータを含み、レガシープリアンブルのGI長はGI1であり、HEWプリアンブルのGI長およびベアラデータのGI長は、それぞれGI2である。APがPPDU2を送信する目的は、第2の標準をサポートするSTA2をネットワーク検出可能にすることである。図20から得られる、第1の選択的な実装方法におけるPPDU2フォーマットのレガシープリアンブルの長さは、80usである。図22から得られる、第2の選択的な実装方法におけるPPDU2フォーマットのレガシープリアンブルの長さは、20usである。残りのフィールドの長さが同じである場合、第2の選択的な実施方法では、送信オーバヘッドは60us削減される。図21のすべてのフィールドの説明を、図22に示す。
第3の選択的な実装方法では、PPDU2フォーマットは図23に示され、PPDU2は、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブルおよびベアラデータを含む。図23のすべてのフィールドの説明を、図24に示す。HEWプリアンブルのGI長およびベアラデータのGI長はそれぞれGI2であり、APがPPDU2を送信する目的は、第2の標準をサポートするSTA2をネットワーク検出可能にすることである。第1の選択的な実装方法におけるPPDUフォーマット
と比較すると、第3の選択的な実装方法におけるPPDUフォーマットは、レガシープリアンブルを除去する。したがって、残りのフィールドの長さが同じである場合、第1の選択的な実装方法におけるPPDUフォーマットと比較すると、送信オーバヘッドは80us削減される。
S202.アクセス装置は、第1の標準プロトコルデータユニットにカプセル化されたビーコンフレームと、第2の標準プロトコルデータユニットにカプセル化されたビーコンフレームとをブロードキャストする。
特定の実施形態では、アクセス装置は、PPDU1にカプセル化されたビーコンフレームとPPDU2にカプセル化されたビーコンフレームとをブロードキャストするが、特定のブロードキャスト方法は、プリセットされた期間にPPDU1をブロードキャストし、特定のブロードキャスト時刻にPPDU2をブロードキャストすることであってもよい。ただし、PPDU2の送信時刻を示す演算フィールドを、PPDU1に追加する必要がある。
本発明のこの実施形態では、アクセス装置はビーコンフレームを構築し、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表し、アクセス装置は、構築したビーコンフレームをブロードキャストし、端末は、端末がサポートするデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長を、アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームから選択し、利用可能なガードインターバル長を使用することによってアクセス装置と通信する。この実施形態において、複数のデータガードインターバル長を提案する標準では、アクセス装置と端末との間のデータ通信を正常に実行するために、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を、ビーコンフレームの新たに追加されたフィールドにカプセル化してもよい。
図4を参照すると、図4は、本発明の実施形態による別のデータ通信方法である。図4に示すように、本実施形態のデータ通信方法は、ステップS300〜S304を含む。
S300.アクセス装置はビーコンフレームを構築し、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表す。
S301.アクセス装置は、ビーコンフレームを、第1の標準プロトコルデータユニットと第2の標準プロトコルデータユニットとに別々にカプセル化する。
S302.アクセス装置は、第2の標準プロトコルデータユニットの送信時刻を示すために使用される演算フィールドを、第1の標準プロトコルデータユニットに追加する。
特定の実施形態では、APは、構築されたPPDU1およびPPDU2を送信する。PPDU1が802.11ac標準によって構築されているとすると、802.11ac標準で規定されているPPDU1の送信期間はT1であり、APによるPPDU2の送信時刻は、ランダムに指定されてもよく、APは、例えば交互にPPDU1およびPPDU2を送信する。表示のためにPPDU1に演算フィールドを追加してもよく、表示のためにPPDU2に演算フィールドを追加してもよい。演算フィールドは、PPDU2の送信時刻を示すために使用される。演算フィールドは、複数の表示方法でPPDU2の送信時刻を示してもよいが、以下には2つの方法しか記載していない。
第1の選択的な実装方法では、HE演算フィールドは、次のm*T(例えば、m=2/3)期間がPPDU2を有するかどうかを示すために1ビットのみを使用するが、ここで、TはPPDU1をブロードキャストするプリセット期間である。すなわち、HE演算フィールドの値が1である
場合、次のm*T期間がPPDU2を有することを示し、HE演算フィールドの値が0である場合、次のm*T期間がPPDU2を有さないことを示す。図25に示すように、左から第1のPPDU1のHE演算フィールドの値が1であるので、次のm*T期間がPPDU2を有することを示し、第2のPPDU1のHE演算フィールドの値が0であるので、次のm*T期間はPPDU2を有さない。
第2の選択的な実装方法では、HE演算フィールドは、xビットとして示される2つ以上のビットを有する。HE演算フィールドは、次の(n+m*T)(例えば、m=2/3であり、nはxビットによって示される自然数)期間がPPDU2を有するかどうかを示すために使用されてもよい。すなわち、HE演算フィールドの値がnである場合、次の(n+m*T)期間がPPDU2を有することを示す。図26に示すように、左から第1のPPDU1のHE演算フィールドの値が1であるので、次のm*T期間がPPDU2を有することを示し、第2のPPDU1のHE演算フィールドの値が2であるので、次の2つのm*T期間はPPDU2を有する。
S303.アクセス装置は、演算フィールドを含む第1の標準プロトコルデータユニットを、プリセット期間にブロードキャストする。
特定の実施形態では、アクセス装置は、特定のプリセットされた期間に、演算フィールドを含むPPDU1をブロードキャストする。PPDU1は、802.11ac標準によってカプセル化されてもよく、したがって、PPDU1は、802.11ac標準においてプリセットされた期間によってブロードキャストされてもよい。
S304.アクセス装置は、演算フィールドが示す送信時刻に、第2の標準プロトコルデータユニットをブロードキャストする。
特定の実施形態では、図25または図26に示すように、アクセス装置は、演算フィールドが示す送信時刻に、PPDU2をブロードキャストする。PPDU1を受信すると、端末は、演算フィールドによってPPPDU2の送信時刻を知ってもよく、知った送信時刻にPPDU2を受信してもよい。
本発明のこの実施形態では、アクセス装置はビーコンフレームを構築し、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表し、アクセス装置は、構築したビーコンフレームをブロードキャストし、端末は、端末がサポートするデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長を、アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームから選択し、利用可能なガードインターバル長を使用することによってアクセス装置と通信する。この実施形態において、複数のデータガードインターバル長を提案する標準では、アクセス装置と端末との間のデータ通信を正常に実行するために、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を、ビーコンフレームの新たに追加されたフィールドにカプセル化してもよい。
図5を参照すると、図5は、本発明の実施形態による別のデータ通信方法である。図5に示すように、本実施形態のデータ通信方法は、ステップS400〜S402を含む。
S400.端末は、アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームを取得するが、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表す。
特定の実施形態では、端末STAは、アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームを取得するが、ビーコンフレームはビーコンフレームであってもよく、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装
置がサポートする複数のデータGI長を表す。STAの処理手順は、上記のアクセス装置APの処理手順に対応する。AP側は、ビーコンフレームを第1の標準プロトコルデータユニットPPDU1および第2の標準プロトコルデータユニットPPDU2にカプセル化するが、第1の標準は802.11ac標準であってもよく、第2の標準はHEW標準であってもよい。この実施形態では、第1の標準をサポートするSTA1および第2の標準をサポートするSTA2がネットワーク上に存在する場合、STA1は、PPDU1のみにおいて通常の検出処理を行うことができる。検出処理方法については、ここでは詳述していないが802.11ac標準ソリューションを参照されたい。ここで説明するSTA処理手順は、上記のSTA2の処理手順を参照する。
APは、プリセットされた期間にPPDU1を送信するが、PPDU1は、PPDU2の送信時刻を示すために使用される演算フィールドを含み、演算フィールドは、PPDU2の送信時刻を示す。具体的には、APがブロードキャストするビーコンフレームを取得するためにSTAが使用する方法には、3つの選択的な実装方法がある。
第1の選択的な実装方法では、APがブロードキャストしたPPDU1をSTAが取得すると、STAはPPDU1を処理し、かつPPDU1からビーコンフレームを解析すると同時に、その後のSTAとAPとの間のデータ通信におけるプリアンブル長を、PPDU1のプリアンブルによって決定する。例えば、PPDU1のプリアンブルがGI1である場合、STAは、その後のデータ通信におけるプリアンブルをGI1に設定する。
第2の選択的な実装方法では、APがブロードキャストしたPPDU2をSTAが取得すると、STAはPPDU2を処理し、かつPPDU2からビーコンフレームを解析すると同時に、その後のSTAとAPとの間のデータ通信におけるプリアンブル長を、PPDU2のプリアンブルによって決定する。例えば、PPDU2のプリアンブルがGI2である場合、STAは、その後のデータ通信におけるプリアンブルをGI2に設定する。
第3の選択的な実装方法では、STAがPPDU1を受信すると、STAは、「HE演算」フィールドを解析することによって、PPDU1から次のPPDU2の送信時刻を取得する。例えば、「HE演算」がビットを使用して、次の期間がPPDU2を有するかどうかを示すとすると、「HE演算」フィールドが0を示す場合、STAが次の期間にPPDU2を検出する必要があることを示す、または「HE演算」フィールドが1を示す場合、STAが次の期間にPPDU2を検出する必要がないことを示す。STAは、検出されたPPDU2からビーコンフレームを解析する。さらに、STAは、STAとAPとの間のその後のデータ通信におけるプリアンブル長を、PPDU2のプリアンブルによって決定する。例えば、PPDU2のプリアンブルがGI2である場合、STAは、その後のデータ通信におけるプリアンブルをGI2に設定する。
S401.端末は、端末がサポートするデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長を、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長から選択する。
特定の実施形態では、端末STAは、ビーコンフレームを取得した後、ビーコンフレームを解析する。特定の分析方法は、STAがビーコンフレームのすべての能力要素を検出し、「HE対応GI」フィールドを解析することによってAPがサポートするデータGI長を取得することと、STAが、STAがサポートするデータGI長と、APがサポートする取得したデータGI長とに基づいて、利用可能なGI長を設定することと、であってもよい。例えば、「HE対応GI」フィールドに関する情報が示すデータGI長が{0.8us、1.6us、2.4us}であるとすると、APがサポートするデータGI長は{0.8us、1.6us、2.4us}である。STA自体がサポートするGI長は、{0.4us、0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}である。APおよびSTA2の両方がサポートするデータGI長は{0.8us、1.6us}であり、この場合、{0.8us、1.6us}が利用可能なデータGI長である。その後のSTAとAPとの間の通信では、チャネル状態
に応じて、利用可能なデータGI長からデータGI長を選択してPPDUを構築する。
S402.端末は、利用可能なガードインターバル長を使用することによってアクセス装置とデータ通信を行う。
特定の実施形態では、利用可能なデータGI長を取得した後、STAは、利用可能なデータGI長を使用することによってAPとデータ通信を行ってもよい。具体的には、その後のSTAとAPとの間の通信では、チャネル状態に応じて、利用可能なデータGI長からデータGI長を選択してPPDUを構築する。
さらに、STAは、利用可能なデータGI長によってアソシエーション要求フレームを生成し、アソシエーション要求フレームをAPに送信する。APは、アソシエーション要求フレームを受信した後、アソシエーション要求フレームを分析し、STAがネットワークへのアクセスを許可されている場合には、アソシエーション応答フレームをSTAに返す。STAは、アソシエーション応答フレームを受信した後、アソシエーション応答フレームを分析する。この場合、STAはAPとのアソシエーションを確立し、その後、APおよびSTAはデータ送信のためのデータ通信を行ってもよい。
本発明のこの実施形態では、アクセス装置はビーコンフレームを構築し、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表し、アクセス装置は、構築したビーコンフレームをブロードキャストし、端末は、端末がサポートするデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長を、アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームから選択し、利用可能なガードインターバル長を使用することによってアクセス装置と通信する。この実施形態において、複数のデータガードインターバル長を提案する標準では、アクセス装置と端末との間のデータ通信を正常に実行するために、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を、ビーコンフレームの新たに追加されたフィールドにカプセル化してもよい。
図27を参照すると、図27は、本発明によるアクセス装置の概略的な構造図である。図27に示すように、本実施形態によるアクセス装置は、構築モジュール100と、カプセル化モジュール101と、処理モジュール102と、トランシーバモジュール103とを備える。
構築モジュール100は、ビーコンフレームを構築するように構成されるが、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表す。
特定の実施形態では、標準化グループによって現在研究されている新世代標準ソリューションHEWがサポートするデータGI長は{0.4us、0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}であり、アクセス装置は、無線アクセスポイント(AP)である。本発明では、APがデータGI長情報をよりよく示すために、構築モジュール100は、新たに追加されるフィールドを「HE対応GI」フィールドと称してビーコンフレームに追加し、新たに追加されたフィールドは、APがサポートする複数のGI長を表すために使用される。「HE対応GI」フィールドは、APとSTAとの間で、APおよびSTAそれぞれがサポートするデータGI長を交換するために使用される。以下において、「HE対応GI」フィールドの位置および「HE対応GI」フィールドのフォーマットのような態様において、個別に詳細な説明を提供する。
「HE対応GI」フィールドは、ビーコンフレーム内の任意の位置に配置することができる。例えば、フィールドは、ビーコンフレームの既存の要素に配置されてもよいし、ビーコンフレーム内に作成された新たに追加された要素に配置されてもよい。さらに、フィール
ドは、ビーコンフレームを運ぶ物理層のプレゼンテーションプロトコルデータユニット(PPDU)フレームのSIGフィールドに配置されてもよい。以下において、「HE対応GI」フィールドを配置するために、新たに追加された要素を作成する場合を考慮する。新たに作成された要素は、HE能力要素と称する。この場合、「HE対応GI」フィールドは、以下のように配置されてもよい。
第1の選択的な実装方法では、「HE対応GI」フィールドは「HE能力」要素に直接配置され、「HE能力」情報要素は、WLANソリューションをサポートするAPの選択的な能力を記述するために使用されるフィールドを含む。「HE対応GI」フィールドは、例えば、「HE能力」要素に配置され、図6に示すような方法で配置されてもよい。
第2の選択的な実装方法では、「HE対応GI」フィールドは、「HE能力」要素のフィールドに配置される。図7に示すように、「HE能力」要素は「HE能力情報」フィールドを含み、このフィールドは、APの能力情報を示すために使用される。「HE対応GI」フィールドは、上記の「HE能力情報」フィールドに配置されてもよい。
本発明では、新たに追加されたフィールド、すなわち「HE対応GI」フィールドは、APがサポートするデータGI長を示し、新世代標準HEWソリューションでは、APがサポートする帯域幅は、20MHz、40MHz、80MHz、または160MHzであってもよい。図8に示すように、様々な帯域幅に複数のGI長がある。APがサポートするデータGI長は、N(N=1、2、3、...、32)×0.4usの長さである。「HE対応GI」フィールドは、複数の方法で表現可能である。以下において、説明のための例としていくつかの表現方法を別々に使用しているが、本明細書が特定の表現方法に限定されないことに留意されたい。
第1の選択的な実装方法では、新たに追加されたフィールドは、各プリセットされた帯域幅に対応する指示指標値を含んでおり、指示指標値は、プリセットされた帯域幅内でアクセス装置がサポートするすべてのデータガードインターバル長における最小データガードインターバル長を表し、プリセットされた帯域幅は、20MHz、40MHz、80MHz、および160MHzを含んでいてもよい。説明を容易にするために、特定の表現方法は、図8の表に示す様々な帯域幅がサポートするすべてのデータGI長からM個のデータGI長を、APがサポートするGI長としてランダムに選択することであってもよく、これを図9に示す。Nは通し番号であり、Nの値は{1、2、...、M}であり、mは指示ビットのビット量を表し、Nは指示ビットの値と1対1に対応する。6つのデータGI長を選択すると仮定すると、M=6、N={1、2、...、6}、m=3となり、Nと指示ビットとの関係は、図9に示す通りとなる。説明を簡単にするために、APが一部のデータGI長をサポートしないと仮定すると、「−」は、対応する帯域幅内のAPがそのGI長をサポートしていないことを示す。
APがサポートする最小データGI長をmin_GIとすると、min_GIに対応する指標値はNであり、様々な帯域幅はそれぞれ1つのmin_GIに対応する。様々な帯域幅でAPがサポートし、図9によって取得されたmin_GI、およびmin_GIと通し番号と指示ビットとの関係を、図10に示す。
「HE対応GI」フィールドに含まれる指示指標値は、様々な帯域幅における「HE対応GI」フィールドが示すmin_GIに対応する指標値を参照する。様々な帯域幅における「HE対応GI」フィールドが示すmin_GIに対応する指標値は、各帯域幅においてサポートされ、かつ「HE対応GI」フィールドによって運ばれるmin_GIに対応する通し番号を参照する。例えば、20MHzの帯域幅でサポートされているデータGI長は、{0.8us、1.2us、1.6us、2.0us、2.4us、2.8us、3.2us}である。20MHzの帯域幅でサポートされるmin_GIが0.8usであるとすると、20MHzの通し番号の指示指標値は2である。40MHz、80MHz、および160MHzを処理するために、20MHzの処理を参照する。具体的には、ビーコンフレームにおける「
HE対応GI」フィールドの指示指標値は、2進符号化された形式、すなわち指示ビットの形式で表され、特定の表現形式を図11に示すが、ここで「HE対応GI」フィールドは、各プリセット帯域幅の指示指標値を含み、指示指標値GI_Idxは、ビット情報で表される。特定のビット情報表現を、図12に示す。
第2の選択的な実装方法では、新たに追加されたフィールドは、各プリセットされたデータガードインターバル長の指示ビットを含み、指示ビットは、アクセス装置がプリセットデータガードインターバル長をサポートするかどうかを示すために使用される。この実装方法では、帯域幅の影響は考慮されておらず、M個のデータGI長が、図8に示すデータGI長からプリセットデータGI長として選択される。例えば、プリセットデータGI長は{0.4us、0.8us、1.2us、1.6us、2.0us、2.4us、2.8us、3.2us}である。
「HE対応GI」フィールドは、APがプリセットデータGI長をサポートするかどうかを示すために指示ビットを使用する。「HE対応GI」フィールドは、すべてのプリセットデータGI長における各データGI長を示すために単一ビットの指示ビットを使用してもよく、各ビット情報ビットは、1つのデータGI長を示す。「HE対応GI」フィールドの表現方法を図13に示すが、1つのビットは1つのデータGI長を示す。特定のビット情報指示を、図14に示す。
第3の選択的な実施方法では、新たに追加されたフィールドは、各プリセットされた帯域幅内の各プリセットされたデータガードインターバル長の指示ビットを含み、指示ビットは、アクセス装置がプリセットされた帯域幅内のプリセットデータガードインターバル長をサポートするかどうかを示すために使用される。この実施形態では、図15に示すように、M個のデータGI長が、図8に示すすべてのデータGI長からランダムに選択され、APがサポートするデータGI長として様々な帯域幅においてサポートされるが、ここでM=5である。「HE対応GI」フィールドが、各帯域幅でサポートされるデータGI長を示すことは、APがサポートするデータGI長を示すために「HE対応GI」フィールドが単一ビットの指示ビットを使用することを指す、すなわち、各ビットは様々な帯域幅でサポートされるデータGI長を別個に示しており、「HE対応GI」フィールドの表現形式を図16に示す。特定のビット情報を、図17Aおよび図17Bに示す。
トランシーバモジュール103は、ビーコンフレームをブロードキャストし、かつ端末とデータ通信を行うように構成される。
特定の実施形態では、アクセス装置のトランシーバモジュール103は、構築されたビーコンフレームをブロードキャストし、特定のブロードキャスト方法は、ビーコンフレームをブロードキャストのためのPPDUフォーマットにカプセル化することであってもよい。複数のPPDUフォーマットのカプセル化方法があってもよい。例えば、ビーコンフレームは、既存の標準の802.11acによってPPDU1にカプセル化されてもよいし、新世代標準HEWをサポートする端末がPPDU2を識別し解析することができるように、新世代標準HEWによって別のカプセル化方式を作成してビーコンフレームをPPDU2にカプセル化してもよいが、特定の作成方法については、後続の実施形態の説明を参照されたい。
802.11ac標準をサポートする端末STA1と、新世代標準HEWをサポートする端末STA2とがブロードキャスト範囲内に共存する場合、アクセス装置APは、STA1およびSTA2の両方がネットワークにアクセスできるように、カプセル化されたPPDU1およびPPDU2をブロードキャストする必要がある。PPDU1のブロードキャスト方法は、既存の標準によってプリセットされた特定の期間に、PPDU1をブロードキャストすることであってもよい。PPDU2をブロードキャストするために、PPDU1に演算フィールドを追加してもよいが、演算フィールドは、演算フィールドが示す時刻にPPDU2をブロードキャストするように、PPDU2のブロードキャスト時刻を示してもよい。
APがブロードキャストしたビーコンフレームを受信し、PPDU1フォーマットにカプセル化した後、STA1は、既存の802.11ac標準によってネットワークにアクセスする。PPDU1および/またはPPDU2を検出した後、STA2は、ビーコンフレームを解析し、ビーコンフレームの各能力要素を解析し、能力要素の「HE対応GI」フィールドを解析してAPがサポートするデータGI長を取得する。STA2は、STA2がサポートするデータGI長によって、APとの通信に使用される利用可能なデータGI長を取得するが、利用可能なデータGI長は、STA2がサポートするデータGI長と一致し、かつAPがサポートするデータGI長にあるデータGI長を参照する。例えば、STA2がサポートするデータGI長は{0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}であり、APがサポートするデータGI長は{0.4us、0.8us、1.6us、2.0us、2.4us、3.2us}である。APおよびSTA2の両方がサポートしているデータGI長は{0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}であり、この場合、{0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}が利用可能なデータGI長である。続いて、STA2は、選択可能なデータGI長を使用することによってAPとデータ通信を行うが、具体的には、STA2は、利用可能なGI長からチャネル条件によってデータGI長を選択して、APとデータ通信を行ってもよい。
任意選択的に、アクセス装置は、カプセル化モジュール101をさらに含んでいてもよい。
カプセル化モジュール101は、ビーコンフレームを、第1の標準プロトコルデータユニットと第2の標準プロトコルデータユニットとに別々にカプセル化するように構成される。
特定の実施形態では、第1の標準をサポートするSTAと、第2の標準をサポートするSTAとがネットワーク上に共存する場合を検討する。例えば、STA1が第1の標準をサポートし、STA2が第2の標準をサポートする。上記の第1の標準または第2の標準は異なるWIFIソリューションであって、802.11acなどの既存のWIFI標準ソリューションであってもよいし、標準化グループによって現在検討されている新世代標準ソリューションHEWであってもよいし、別の同様のWIFIソリューションであってもよい。
ビーコンフレームをPPDUフォーマットにカプセル化する際、アクセス装置APのカプセル化モジュール101は、ビーコンフレームを、第1の標準プロトコルデータユニットPPDU1および第2の標準プロトコルデータユニットPPDU2の2つのPPDUフォーマットにカプセル化する必要があり、PPDU1は第1の標準によるカプセル化によって得られ、PPDU2は第2の標準によるカプセル化によって得られる。特定のカプセル化方法については、図28の説明を参照されたい。
トランシーバモジュール103は、第1の標準プロトコルデータユニットにカプセル化されたビーコンフレームと、第2の標準プロトコルデータユニットにカプセル化されたビーコンフレームとをブロードキャストするように具体的に構成される。
特定の実施形態では、アクセス装置のトランシーバモジュール103は、PPDU1にカプセル化されたビーコンフレームとPPDU2にカプセル化されたビーコンフレームとをブロードキャストするが、特定のブロードキャスト方法は、プリセットされた期間にPPDU1をブロードキャストし、特定のブロードキャスト時刻にPPDU2をブロードキャストすることであってもよい。ただし、PPDU2の送信時刻を示す演算フィールドを、PPDU1に追加する必要がある。
任意選択的に、アクセス装置は、処理モジュール102をさらに含むことができる。
処理モジュール102は、第2の標準プロトコルデータユニットの送信時刻を示すために使
用される演算フィールドを、第1の標準プロトコルデータユニットに追加するように構成される。
特定の実施形態では、APは、構築されたPPDU1およびPPDU2を送信する。PPDU1が802.11ac標準によって構築されているとすると、802.11ac標準で規定されているPPDU1の送信期間はT1であり、APによるPPDU2の送信時刻は、ランダムに指定されてもよく、APは、例えば交互にPPDU1およびPPDU2を送信する。処理モジュール102は、表示のために演算フィールドをPPDU1に追加してもよく、表示のために演算フィールドをPPDU2に追加してもよい。演算フィールドは、PPDU2の送信時刻を示すために使用される。演算フィールドは、複数の表示方法でPPDU2の送信時刻を示してもよいが、以下には2つの方法しか記載していない。
第1の選択的な実装方法では、HE演算フィールドは、次のm*T(例えば、m=2/3)期間がPPDU2を有するかどうかを示すために1ビットのみを使用するが、ここで、TはPPDU1をブロードキャストするプリセット期間である。すなわち、HE演算フィールドの値が1である場合、次のm*T期間がPPDU2を有することを示し、HE演算フィールドの値が0である場合、次のm*T期間がPPDU2を有さないことを示す。図25に示すように、左から第1のPPDU1のHE演算フィールドの値が1であるので、次のm*T期間がPPDU2を有することを示し、第2のPPDU1のHE演算フィールドの値が0であるので、次のm*T期間はPPDU2を有さない。
第2の選択的な実装方法では、HE演算フィールドは、xビットとして示される2つ以上のビットを有する。HE演算フィールドは、次の(n+m*T)(例えば、m=2/3であり、nはxビットによって示される自然数)期間がPPDU2を有するかどうかを示すために使用されてもよい。すなわち、HE演算フィールドの値がnである場合、次の(n+m*T)期間がPPDU2を有することを示す。図26に示すように、左から第1のPPDU1のHE演算フィールドの値が1であるので、次のm*T期間がPPDU2を有することを示し、第2のPPDU1のHE演算フィールドの値が2であるので、次の2つのm*T期間はPPDU2を有する。
トランシーバモジュール103は、演算フィールドを含む第1の標準プロトコルデータユニットをプリセットされた期間にブロードキャストするように具体的に構成される。
特定の実施形態では、アクセス装置のトランシーバモジュール103は、特定のプリセットされた期間に、演算フィールドを含むPPDU1をブロードキャストする。PPDU1は、802.11ac標準によってカプセル化されてもよく、したがって、PPDU1は、802.11ac標準においてプリセットされた期間によってブロードキャストされてもよい。
トランシーバモジュール103は、演算フィールドが示す送信時刻に、第2の標準プロトコルデータユニットをブロードキャストするようにさらに構成される。
特定の実施形態では、図25または図26に示すように、アクセス装置のトランシーバモジュール103は、演算フィールドが示す送信時刻に、PPDU2をブロードキャストする。PPDU1を受信すると、端末は、演算フィールドによってPPPDU2の送信時刻を知ってもよく、知った送信時刻にPPDU2を受信してもよい。
本発明のこの実施形態では、アクセス装置はビーコンフレームを構築し、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表し、アクセス装置は、構築したビーコンフレームをブロードキャストし、端末は、端末がサポートするデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長を、アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームから選択し、利用可能なガードインターバル長を使用すること
によってアクセス装置と通信する。この実施形態において、複数のデータガードインターバル長を提案する標準では、アクセス装置と端末との間のデータ通信を正常に実行するために、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を、ビーコンフレームの新たに追加されたフィールドにカプセル化してもよい。
図28を参照すると、図28は、本発明によるカプセル化モジュールの概略的な構造図である。図28に示すように、本実施形態のカプセル化モジュールは、第1の取得ユニット1030と、第2の取得ユニット1031と、カプセル化ユニット1032とを含んでいる。
第1の取得ユニット1030は、第1の標準のアクセス装置がサポートするデータガードインターバル長における最大データガードインターバル長を取得し、最大データガードインターバル長を第1の代替データガードインターバル長として決定するように構成される。
特定の実施形態では、APは、第1の標準および第2の標準における1組のデータGI長を別個にサポートする。第1の代替データGI長は、第1の標準においてAPがサポートする1組のGIにおける最大データGI長を参照する。例えば、第1の標準のAPがサポートするデータGI長を{0.4us、0.8us}とすると、第1の代替データGI長は、0.8usのデータGI長を参照する。
第2の取得ユニット1031は、第2の標準のアクセス装置がサポートするデータガードインターバル長における最大データガードインターバル長を取得し、最大データガードインターバル長を第2の代替データガードインターバル長として決定するように構成される。
特定の実施形態では、APは、第2の標準の1組のデータGI長もサポートし、第2の代替データガードインターバル長は、第2の標準においてAPがサポートする1組のGIの最大データGI長を参照する。例えば、第2の標準においてAPがサポートする1組のデータGI長を{0.4us、0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}とすると、第2の代替データGI長は、3.2usのデータ長を参照する。
ネットワーク内で様々な標準をサポートするSTAがさらに多種多様である場合、すなわち複数のタイプのSTAが存在する場合、様々なタイプのSTAは様々な標準をサポートするが、様々な標準をサポートするSTA間で互換性が存在してもよいことに留意すべきである。しかしながら、STAには下位互換性の代わりに上位互換性しかない。例えば、HEWをサポートするSTAは、802.11ac標準をサポートするSTAと互換性があるが、802.11ac標準をサポートするSTAは、HEWをサポートするSTAと互換性がない。例えば、複数のタイプのSTAがネットワーク上に存在する場合、ネットワーク内の多様なSTAがサポートする様々な標準の数は3、4、またはそれ以上であり、代替データGI長がそれに対応して決定されてもよく、この場合、代替データGI長の数は、対応して3、4、またはそれ以上である。説明を簡単にするために、ネットワークに存在する2つのSTAが第1の標準(802.11ac標準ソリューションなど)および第2の標準(現在のHEW標準ソリューションなど)をそれぞれサポートしているとして、以下において本発明の内容を説明するが、代替データGI長はGI1、GI2とする。
カプセル化ユニット1032は、第1の代替データガードインターバル長および第2の代替データガードインターバル長によって、ビーコンフレームを、第1の標準プロトコルデータユニットおよび第2の標準プロトコルデータユニットに別々にカプセル化するように構成される。
特定の実施形態では、アクセス装置のカプセル化ユニット1032は、第1の代替データガードインターバル長GI1および第2の代替データガードインターバル長GI2によって、ビー
コンフレームを、第1の標準プロトコルデータユニットPPDU1および第2の標準プロトコルデータユニットPPDU2にカプセル化するが、構築されたPPDU1およびPPDU2は、それぞれの標準におけるPPDUフォーマットに準拠する必要がある。以下において、PPDU1およびPPDU2のフォーマットについて別々に説明する。
図18に示すように、任意選択的に、PPDU1フォーマットはプリアンブルおよびベアラデータを含み、ベアラデータはビーコンフレームを含み、PPDU1フォーマットにおけるプリアンブルGI長およびデータGI長は、それぞれGI1である。APがPPDU1を送信する目的は、第1の標準をサポートするSTA1をネットワーク検出可能にすることである。第1の標準は、802.11ac標準であってもよい。
任意選択的に、第2の標準はHEW標準であってもよい。HEW標準を参照すると、PPDU2フォーマットは複数の設計方法を有するが、これに限定されない。以下に、3つの選択的なPPDU2フォーマットの設計を示す。
図19に示すように、第1の選択的な実装方法では、PPDU2は、レガシープリアンブル、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブル、およびベアラデータを含み、L−STF、L−LTFおよびL−SIGの組み合わせをレガシープリアンブルと称し、HE−SIG、HE−STF、および別の可能なフィールドの組み合わせをHEWプリアンブルと称する。レガシープリアンブルのGI長、HEWプリアンブルのGI長、およびベアラデータのGI長は、それぞれGI2である。APがPPDU2を送信する目的は、第2の標準をサポートするSTA2をネットワーク検出可能にすることである。なお、STA2は、PPDU1を検出してPPDU1を処理することもできる。図19のすべてのフィールドの説明を、図20に示す。
図21に示すように、第2の選択的な実装方法では、PPDU2フォーマットは、レガシープリアンブル、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブル、およびベアラデータを含み、レガシープリアンブルのGI長はGI1であり、HEWプリアンブルのGI長およびベアラデータのGI長は、それぞれGI2である。APがPPDU2を送信する目的は、第2の標準をサポートするSTA2をネットワーク検出可能にすることである。図20から得られる、第1の選択的な実装方法におけるPPDU2フォーマットのレガシープリアンブルの長さは、80usである。図22から得られる、第2の選択的な実装方法におけるPPDU2フォーマットのレガシープリアンブルの長さは、20usである。残りのフィールドの長さが同じである場合、第2の選択的な実施方法では、送信オーバヘッドは60us削減される。図21のすべてのフィールドの説明を、図22に示す。
第3の選択的な実装方法では、PPDU2フォーマットは図23に示され、PPDU2は、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブルおよびベアラデータを含む。図23のすべてのフィールドの説明を、図24に示す。HEWプリアンブルのGI長およびベアラデータのGI長はそれぞれGI2であり、APがPPDU2を送信する目的は、第2の標準をサポートするSTA2をネットワーク検出可能にすることである。第1の選択的な実装方法におけるPPDUフォーマットと比較すると、第3の選択的な実装方法におけるPPDUフォーマットは、レガシープリアンブルを除去する。したがって、残りのフィールドの長さが同じである場合、第1の選択的な実装方法におけるPPDUフォーマットと比較すると、送信オーバヘッドは80us削減される。
本発明のこの実施形態では、アクセス装置はビーコンフレームを構築し、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表し、アクセス装置は、構築したビーコンフレームをブロードキャストし、端末は、端末がサポートするデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長を、アクセス装置がブロードキャ
ストしたビーコンフレームから選択し、利用可能なガードインターバル長を使用することによってアクセス装置と通信する。この実施形態において、複数のデータガードインターバル長を提案する標準では、アクセス装置と端末との間のデータ通信を正常に実行するために、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を、ビーコンフレームの新たに追加されたフィールドにカプセル化してもよい。
図29を参照すると、図29は、本発明の実施形態による端末の概略的な構成図である。図29に示すように、本発明のこの実施形態における端末は、トランシーバモジュール200と選択モジュール201とを含む。
トランシーバモジュール200は、アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームを取得するように構成されるが、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表す。
特定の実施形態では、端末STAのトランシーバモジュール200は、アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームを取得するが、ビーコンフレームはビーコンフレームであってもよく、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータGI長を表す。STAの処理手順は、上記のアクセス装置APの処理手順に対応する。AP側は、ビーコンフレームを第1の標準プロトコルデータユニットPPDU1および第2の標準プロトコルデータユニットPPDU2にカプセル化するが、第1の標準は802.11ac標準であってもよく、第2の標準はHEW標準であってもよい。この実施形態では、第1の標準をサポートするSTA1および第2の標準をサポートするSTA2がネットワーク上に存在する場合、STA1は、PPDU1のみにおいて通常の検出処理を行うことができる。検出処理方法については、ここでは詳述していないが802.11ac標準ソリューションを参照されたい。ここで説明するSTA処理手順は、上記のSTA2の処理手順を参照する。
APは、プリセットされた期間にPPDU1を送信するが、PPDU1は、PPDU2の送信時刻を示すために使用される演算フィールドを含み、演算フィールドは、PPDU2の送信時刻を示す。具体的には、APがブロードキャストするビーコンフレームを取得するためにSTAが使用する方法には、3つの選択的な実装方法がある。
任意選択的に、トランシーバモジュール200は、アクセス装置がブロードキャストした第1の標準プロトコルデータユニットを取得し、かつ第1の標準プロトコルデータユニットからビーコンフレームを解析するように具体的に構成される。
第1の選択的な実装方法では、APがブロードキャストしたPPDU1をSTAが取得すると、STAはPPDU1を処理し、かつPPDU1からビーコンフレームを解析すると同時に、その後のSTAとAPとの間のデータ通信におけるプリアンブル長を、PPDU1のプリアンブルによって決定する。例えば、PPDU1のプリアンブルがGI1である場合、STAは、その後のデータ通信におけるプリアンブルをGI1に設定する。
任意選択的に、トランシーバモジュール200は、アクセス装置がブロードキャストした第2の標準プロトコルデータユニットを取得し、かつ第2の標準プロトコルデータユニットからビーコンフレームを解析するように具体的に構成される。
第2の選択的な実装方法では、APがブロードキャストしたPPDU2をSTAが取得すると、STAはPPDU2を処理し、かつPPDU2からビーコンフレームを解析すると同時に、その後のSTAとAPとの間のデータ通信におけるプリアンブル長を、PPDU2のプリアンブルによって決定する
。例えば、PPDU2のプリアンブルがGI2である場合、STAは、その後のデータ通信におけるプリアンブルをGI2に設定する。
任意選択的に、トランシーバモジュール200は、アクセス装置がブロードキャストした第1の標準プロトコルデータユニットを取得し、第1の標準プロトコルデータユニット内の演算フィールドから第2の標準プロトコルデータユニットの送信時刻を決定し、送信時刻によって第2の標準プロトコルデータユニットを取得し、第2の標準プロトコルデータユニットからビーコンフレームを解析するように具体的に構成される。
第3の選択的な実装方法では、STAがPPDU1を受信すると、STAは、「HE演算」フィールドを解析することによって、PPDU1から次のPPDU2の送信時刻を取得する。例えば、「HE演算」がビットを使用して、次の期間がPPDU2を有するかどうかを示すとすると、「HE演算」フィールドが0を示す場合、STAが次の期間にPPDU2を検出する必要があることを示す、または「HE演算」フィールドが1を示す場合、STAが次の期間にPPDU2を検出する必要がないことを示す。STAは、検出されたPPDU2からビーコンフレームを解析する。さらに、STAは、STAとAPとの間のその後のデータ通信におけるプリアンブル長を、PPDU2のプリアンブルによって決定する。例えば、PPDU2のプリアンブルがGI2である場合、STAは、その後のデータ通信におけるプリアンブルをGI2に設定する。
選択モジュール201は、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長から、端末がサポートするデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長を選択するように構成される。
特定の実施形態では、端末STAは、ビーコンフレームを取得した後、ビーコンフレームを解析する。特定の分析方法は、STAがビーコンフレームのすべての能力要素を検出し、「HE対応GI」フィールドを解析することによってAPがサポートするデータGI長を取得することと、STAの選択モジュール201が、STAがサポートするデータGI長と、APがサポートする取得したデータGI長とに基づいて、利用可能なGI長を設定することと、であってもよい。例えば、「HE対応GI」フィールドに関する情報によって示されるデータGI長が{0.8us、1.6us、2.4us}であるとすると、APがサポートするデータGI長は{0.8us、1.6us、2.4us}である。STA自体がサポートするGI長は、{0.4us、0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}である。APおよびSTA2の両方がサポートするデータGI長は{0.8us、1.6us}であり、この場合、{0.8us、1.6us}が利用可能なデータGI長である。その後のSTAとAPとの間の通信では、チャネル状態に応じて、利用可能なデータGI長からデータGI長を選択してPPDUを構築する。
トランシーバモジュール200は、利用可能なガードインターバル長を使用して、アクセス装置とデータ通信を行うようにさらに構成される。
特定の実施形態では、STAが利用可能なデータGI長を取得した後、トランシーバモジュール200は、利用可能なデータGI長を使用することによってAPとデータ通信を行ってもよい。具体的には、その後のSTAとAPとの間の通信では、チャネル状態に応じて、利用可能なデータGI長からデータGI長を選択してPPDUを構築する。
さらに、STAは、利用可能なデータGI長によってアソシエーション要求フレームを生成し、アソシエーション要求フレームをAPに送信する。APは、アソシエーション要求フレームを受信した後、アソシエーション要求フレームを分析し、STAがネットワークへのアクセスを許可されている場合には、アソシエーション応答フレームをSTAに返す。STAは、アソシエーション応答フレームを受信した後、アソシエーション応答フレームを分析する。この場合、STAはAPとのアソシエーションを確立し、その後、APおよびSTAはデータ送信の
ためのデータ通信を行ってもよい。
本発明のこの実施形態では、アクセス装置はビーコンフレームを構築し、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表し、アクセス装置は、構築したビーコンフレームをブロードキャストし、端末は、端末がサポートするデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長を、アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームから選択し、利用可能なガードインターバル長を使用することによってアクセス装置と通信する。この実施形態において、複数のデータガードインターバル長を提案する標準では、アクセス装置と端末との間のデータ通信を正常に実行するために、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を、ビーコンフレームの新たに追加されたフィールドにカプセル化してもよい。
図30を参照すると、図30は、本発明による別のアクセス装置の概略的な構成図である。図30のアクセス装置30は、上記の方法の実施形態におけるすべてのステップおよび方法を実装するように構成されてもよい。図30の実施形態では、アクセス装置30は、プロセッサ300、トランシーバ301、メモリ302、アンテナ303、およびバス304を含む。プロセッサ300は、アクセス装置30の動作を制御しているが、信号を処理するように構成することもできる。メモリ302は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでいてもよく、プロセッサ300のための命令およびデータを提供する。トランシーバ301は、アンテナ303に連結されてもよい。アクセス装置30のすべての構成要素は、バスシステム304を使用することによってともに連結されるが、バスシステム304は、データバスに加えて、電源バス、制御バス、およびステータス信号バスをさらに含む。しかしながら、説明を分かり易くするために、図には様々なバスをバスシステム304として示している。アクセス装置30は、図1に示すAPであってもよい。以下において、すべての構成要素について詳述する。
プロセッサは、ビーコンフレームを構築するように構成されるが、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表す。
トランシーバは、ビーコンフレームをブロードキャストし、かつ端末とデータ通信を行うように構成される。
任意選択的に、標準化グループによって現在研究されている新世代標準ソリューションHEWがサポートするデータGI長は{0.4us、0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}であり、アクセス装置は、無線アクセスポイント(AP)である。本発明では、APがデータGI長情報をよりよく示すために、新たに追加されるフィールドは「HE対応GI」フィールドと称してビーコンフレームに追加され、新たに追加されたフィールドは、APがサポートする複数のGI長を表すために使用される。「HE対応GI」フィールドは、APとSTAとの間で、APおよびSTAそれぞれがサポートするデータGI長を交換するために使用される。以下において、「HE対応GI」フィールドの位置および「HE対応GI」フィールドのフォーマットのような態様において、個別に詳細な説明を提供する。
「HE対応GI」フィールドは、ビーコンフレーム内の任意の位置に配置することができる。例えば、フィールドは、ビーコンフレームの既存の要素に配置されてもよいし、ビーコンフレーム内に作成された新たに追加された要素に配置されてもよい。さらに、フィールドは、ビーコンフレームを運ぶ物理層のプレゼンテーションプロトコルデータユニット(PPDU)フレームのSIGフィールドに配置されてもよい。以下において、「HE対応GI」フィールドを配置するために、新たに追加された要素を作成する場合を考慮する。新たに作成された要素は、HE能力要素と称する。この場合、「HE対応GI」フィールドは、以下のよう
に配置されてもよい。
第1の選択的な実装方法では、「HE対応GI」フィールドは「HE能力」要素に直接配置され、「HE能力」情報要素は、WLANソリューションをサポートするAPの選択的な能力を記述するために使用されるフィールドを含む。「HE対応GI」フィールドは、例えば、「HE能力」要素に配置され、図6に示すような方法で配置されてもよい。
第2の選択的な実装方法では、「HE対応GI」フィールドは、「HE能力」要素のフィールドに配置される。図7に示すように、「HE能力」要素は「HE能力情報」フィールドを含み、このフィールドは、APの能力情報を示すために使用される。「HE対応GI」フィールドは、上記の「HE能力情報」フィールドに配置されてもよい。
本発明では、新たに追加されたフィールド、すなわち「HE対応GI」フィールドは、APがサポートするデータGI長を示し、新世代標準HEWソリューションでは、APがサポートする帯域幅は、20MHz、40MHz、80MHz、または160MHzであってもよい。図8に示すように、様々な帯域幅に複数のGI長がある。APがサポートするデータGI長は、N(N=1、2、3、...、32)×0.4usの長さである。「HE対応GI」フィールドは、複数の方法で表現可能である。以下において、説明のための例としていくつかの表現方法を別々に使用しているが、本明細書が特定の表現方法に限定されないことに留意されたい。
第1の選択的な実装方法では、新たに追加されたフィールドは、各プリセットされた帯域幅に対応する指示指標値を含んでおり、指示指標値は、プリセットされた帯域幅内でアクセス装置がサポートするすべてのデータガードインターバル長における最小データガードインターバル長を表し、プリセットされた帯域幅は、20MHz、40MHz、80MHz、および160MHzを含んでいてもよい。説明を容易にするために、特定の表現方法は、図8の表に示す様々な帯域幅がサポートするすべてのデータGI長からM個のデータGI長を、APがサポートするGI長としてランダムに選択することであってもよく、これを図9に示す。Nは通し番号であり、Nの値は{1、2、...、M}であり、mは指示ビットのビット量を表し、Nは指示ビットの値と1対1に対応する。6つのデータGI長を選択すると仮定すると、M=6、N={1、2、...、6}、m=3となり、Nと指示ビットとの関係は、図9に示す通りとなる。説明を簡単にするために、APが一部のデータGI長をサポートしないと仮定すると、「−」は、対応する帯域幅内のAPがそのGI長をサポートしていないことを示す。
APがサポートする最小データGI長をmin_GIとすると、min_GIに対応する指標値はNであり、様々な帯域幅はそれぞれ1つのmin_GIに対応する。様々な帯域幅でAPがサポートし、図9によって取得されたmin_GI、およびmin_GIと通し番号と指示ビットとの関係を、図10に示す。
「HE対応GI」フィールドに含まれる指示指標値は、様々な帯域幅における「HE対応GI」フィールドが示すmin_GIに対応する指標値を参照する。様々な帯域幅における「HE対応GI」フィールドが示すmin_GIに対応する指標値は、各帯域幅においてサポートされ、かつ「HE対応GI」フィールドによって運ばれるmin_GIに対応する通し番号を参照する。例えば、20MHzの帯域幅でサポートされているデータGI長は、{0.8us、1.2us、1.6us、2.0us、2.4us、2.8us、3.2us}である。20MHzの帯域幅でサポートされるmin_GIが0.8usであるとすると、20MHzの通し番号の指示指標値は2である。40MHz、80MHz、および160MHzを処理するために、20MHzの処理を参照する。具体的には、ビーコンフレームにおける「HE対応GI」フィールドの指示指標値は、2進符号化された形式、すなわち指示ビットの形式で表され、特定の表現形式を図11に示すが、ここで「HE対応GI」フィールドは、各プリセット帯域幅の指示指標値を含み、指示指標値GI_Idxは、ビット情報で表される。特定のビット情報表現を、図12に示す。
第2の選択的な実装方法では、新たに追加されたフィールドは、各プリセットされたデータガードインターバル長の指示ビットを含み、指示ビットは、アクセス装置がプリセットデータガードインターバル長をサポートするかどうかを示すために使用される。この実装方法では、帯域幅の影響は考慮されておらず、M個のデータGI長が、図8に示すデータGI長からプリセットデータGI長として選択される。例えば、プリセットデータGI長は{0.4us、0.8us、1.2us、1.6us、2.0us、2.4us、2.8us、3.2us}である。
「HE対応GI」フィールドは、APがプリセットデータGI長をサポートするかどうかを示すために指示ビットを使用する。「HE対応GI」フィールドは、すべてのプリセットデータGI長における各データGI長を示すために単一ビットの指示ビットを使用してもよく、各ビット情報ビットは、1つのデータGI長を示す。「HE対応GI」フィールドの表現方法を図13に示すが、1つのビットは1つのデータGI長を示す。特定のビット情報指示を、図14に示す。
第3の選択的な実施方法では、新たに追加されたフィールドは、各プリセットされた帯域幅内の各プリセットされたデータガードインターバル長の指示ビットを含み、指示ビットは、アクセス装置がプリセットされた帯域幅内のプリセットデータガードインターバル長をサポートするかどうかを示すために使用される。この実施形態では、図15に示すように、M個のデータGI長が、図8に示すすべてのデータGI長からランダムに選択され、APがサポートするデータGI長として様々な帯域幅においてサポートされるが、ここでM=5である。「HE対応GI」フィールドが、各帯域幅でサポートされるデータGI長を示すことは、APがサポートするデータGI長を示すために「HE対応GI」フィールドが単一ビットの指示ビットを使用することを指す、すなわち、各ビットは様々な帯域幅でサポートされるデータGI長を別個に示しており、「HE対応GI」フィールドの表現形式を図16に示す。特定のビット情報を、図17Aおよび図17Bに示す。
任意選択的に、アクセス装置は、構築されたビーコンフレームをブロードキャストし、特定のブロードキャスト方法は、ビーコンフレームをブロードキャストのためのPPDUフォーマットにカプセル化することであってもよい。複数のPPDUフォーマットのカプセル化方法があってもよい。例えば、ビーコンフレームは、既存の標準の802.11acによってPPDU1にカプセル化されてもよいし、新世代標準HEWをサポートする端末がPPDU2を識別し解析することができるように、新世代標準HEWによって別のカプセル化方式を作成してビーコンフレームをPPDU2にカプセル化してもよいが、特定の作成方法については、図3の説明を参照されたい。
802.11ac標準をサポートする端末STA1と、新世代標準HEWをサポートする端末STA2とがブロードキャスト範囲内に共存する場合、アクセス装置APは、STA1およびSTA2の両方がネットワークにアクセスできるように、カプセル化されたPPDU1およびPPDU2をブロードキャストする必要がある。PPDU1のブロードキャスト方法は、既存の標準によってプリセットされた特定の期間に、PPDU1をブロードキャストすることであってもよい。PPDU2をブロードキャストするために、PPDU1に演算フィールドを追加してもよいが、演算フィールドは、演算フィールドが示す時刻にPPDU2をブロードキャストするように、PPDU2のブロードキャスト時刻を示してもよい。
APがブロードキャストしたビーコンフレームを受信し、PPDU1フォーマットにカプセル化した後、STA1は、既存の802.11ac標準によってネットワークにアクセスする。PPDU1および/またはPPDU2を検出した後、STA2は、ビーコンフレームを解析し、ビーコンフレームの各能力要素を解析し、能力要素の「HE対応GI」フィールドを解析してAPがサポートするデータGI長を取得する。STA2は、STA2がサポートするデータGI長によって、APとの通信に使用される利用可能なデータGI長を取得するが、利用可能なデータGI長は、STA2がサポ
ートするデータGI長と一致し、かつAPがサポートするデータGI長にあるデータGI長を参照する。例えば、STA2がサポートするデータGI長は{0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}であり、APがサポートするデータGI長は{0.4us、0.8us、1.6us、2.0us、2.4us、3.2us}である。APおよびSTA2の両方がサポートしているデータGI長は{0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}であり、この場合、{0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}が利用可能なデータGI長である。続いて、STA2は、選択可能なデータGI長を使用することによってAPとデータ通信を行うが、具体的には、STA2は、利用可能なGI長からチャネル条件によってデータGI長を選択して、APとデータ通信を行ってもよい。
プロセッサは、ビーコンフレームを、第1の標準プロトコルデータユニットと第2の標準プロトコルデータユニットとにカプセル化するようにさらに構成される。
トランシーバは、第1の標準プロトコルデータユニットにカプセル化されたビーコンフレームと、第2の標準プロトコルデータユニットにカプセル化されたビーコンフレームとをブロードキャストするようにさらに構成される。
任意選択的に、第1の標準をサポートするSTAと、第2の標準をサポートするSTAとがネットワーク上に共存する場合を検討する。例えば、STA1が第1の標準をサポートし、STA2が第2の標準をサポートする。上記の第1の標準または第2の標準は異なるWIFIソリューションであって、802.11acなどの既存のWIFI標準ソリューションであってもよいし、標準化グループによって現在検討されている新世代標準ソリューションHEWであってもよいし、別の同様のWIFIソリューションであってもよい。
ビーコンフレームをPPDUフォーマットにカプセル化する際、アクセス装置APは、ビーコンフレームを、第1の標準プロトコルデータユニットPPDU1および第2の標準プロトコルデータユニットPPDU2の2つのPPDUフォーマットにカプセル化する必要があり、PPDU1は第1の標準によるカプセル化によって得られ、PPDU2は第2の標準によるカプセル化によって得られる。
任意選択的に、アクセス装置は、PPDU1にカプセル化されたビーコンフレームとPPDU2にカプセル化されたビーコンフレームとをブロードキャストするが、特定のブロードキャスト方法は、プリセットされた期間にPPDU1をブロードキャストし、特定のブロードキャスト時刻にPPDU2をブロードキャストすることであってもよい。ただし、PPDU2の送信時刻を示す演算フィールドを、PPDU1に追加する必要がある。
プロセッサは、第1の標準のアクセス装置がサポートするデータガードインターバル長で最大のデータガードインターバル長を取得し、かつ最大のデータガードインターバル長を第1の代替データガードインターバル長として決定するようにさらに構成される。
プロセッサは、第2の標準のアクセス装置がサポートするデータガードインターバル長で最大のデータガードインターバル長を取得し、かつ最大のデータガードインターバル長を第2の代替データガードインターバル長として決定するようにさらに構成される。
プロセッサは、第1の代替データガードインターバル長および第2の代替データガードインターバル長によって、ビーコンフレームを、第1の標準プロトコルデータユニットおよび第2の標準プロトコルデータユニットに別々にカプセル化するようにさらに構成される。
任意選択的に、APは、第1の標準および第2の標準における1組のデータGI長を別個にサポートする。第1の代替データGI長は、第1の標準においてAPがサポートする1組のGIにお
ける最大データGI長を参照する。例えば、第1の標準のAPがサポートするデータGI長を{0.4us、0.8us}とすると、第1の代替データGI長は、0.8usのデータGI長を参照する。
任意選択的に、APは、第2の標準の1組のデータGI長もサポートし、第2の代替データガードインターバル長は、第2の標準のAPがサポートする1組のGIの最大のデータGI長を参照する。例えば、第2の標準においてAPがサポートする1組のデータGI長を{0.4us、0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}とすると、第2の代替データGI長は、3.2usのデータ長を参照する。
ネットワーク内で様々な標準をサポートするSTAがさらに多種多様である場合、すなわち複数のタイプのSTAが存在する場合、様々なタイプのSTAは様々な標準をサポートするが、様々な標準をサポートするSTA間で互換性が存在してもよいことに留意すべきである。しかしながら、STAには下位互換性の代わりに上位互換性しかない。例えば、HEWをサポートするSTAは、802.11ac標準をサポートするSTAと互換性があるが、802.11ac標準をサポートするSTAは、HEWをサポートするSTAと互換性がない。例えば、複数のタイプのSTAがネットワーク上に存在する場合、ネットワーク内の多様なSTAがサポートする様々な標準の数は3、4、またはそれ以上であり、代替データGI長がそれに対応して決定されてもよく、この場合、代替データGI長の数は、対応して3、4、またはそれ以上である。説明を簡単にするために、ネットワークに存在する2つのSTAが第1の標準(802.11ac標準ソリューションなど)および第2の標準(現在のHEW標準ソリューションなど)をそれぞれサポートしているとして、以下において本発明の内容を説明するが、代替データGI長はGI1、GI2とする。
任意選択的に、アクセス装置は、第1の代替データガードインターバル長GI1および第2の代替データガードインターバル長GI2によって、ビーコンフレームを、第1の標準プロトコルデータユニットPPDU1および第2の標準プロトコルデータユニットPPDU2にカプセル化するが、構築されたPPDU1およびPPDU2は、それぞれの標準におけるPPDUフォーマットに準拠する必要がある。以下において、PPDU1およびPPDU2のフォーマットについて別々に説明する。
図18に示すように、任意選択的に、PPDU1フォーマットはプリアンブルおよびベアラデータを含み、ベアラデータはビーコンフレームを含み、PPDU1フォーマットにおけるプリアンブルGI長およびデータGI長は、それぞれGI1である。APがPPDU1を送信する目的は、第1の標準をサポートするSTA1をネットワーク検出可能にすることである。第1の標準は、802.11ac標準であってもよい。
任意選択的に、第2の標準はHEW標準であってもよい。HEW標準を参照すると、PPDU2フォーマットは複数の設計方法を有するが、これに限定されない。以下に、3つの選択的なPPDU2フォーマットの設計を示す。
図19に示すように、第1の選択的な実装方法では、PPDU2は、レガシープリアンブル、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブル、およびベアラデータを含み、L−STF、L−LTFおよびL−SIGの組み合わせをレガシープリアンブルと称し、HE−SIG、HE−STF、および別の可能なフィールドの組み合わせをHEWプリアンブルと称する。レガシープリアンブルのGI長、HEWプリアンブルのGI長、およびベアラデータのGI長は、それぞれGI2である。APがPPDU2を送信する目的は、第2の標準をサポートするSTA2をネットワーク検出可能にすることである。なお、STA2は、PPDU1を検出してPPDU1を処理することもできる。図19のすべてのフィールドの説明を、図20に示す。
図21に示すように、第2の選択的な実装方法では、PPDU2フォーマットは、レガシープリ
アンブル、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブル、およびベアラデータを含み、レガシープリアンブルのGI長はGI1であり、HEWプリアンブルのGI長およびベアラデータのGI長は、それぞれGI2である。APがPPDU2を送信する目的は、第2の標準をサポートするSTA2をネットワーク検出可能にすることである。図20から得られる、第1の選択的な実装方法におけるPPDU2フォーマットのレガシープリアンブルの長さは、80usである。図22から得られる、第2の選択的な実装方法におけるPPDU2フォーマットのレガシープリアンブルの長さは、20usである。残りのフィールドの長さが同じである場合、第2の選択的な実施方法では、送信オーバヘッドは60us削減される。図21のすべてのフィールドの説明を、図22に示す。
第3の選択的な実装方法では、PPDU2フォーマットは図23に示され、PPDU2は、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブルおよびベアラデータを含む。図23のすべてのフィールドの説明を、図24に示す。HEWプリアンブルのGI長およびベアラデータのGI長はそれぞれGI2であり、APがPPDU2を送信する目的は、第2の標準をサポートするSTA2をネットワーク検出可能にすることである。第1の選択的な実装方法におけるPPDUフォーマットと比較すると、第3の選択的な実装方法におけるPPDUフォーマットは、レガシープリアンブルを除去する。したがって、残りのフィールドの長さが同じである場合、第1の選択的な実装方法におけるPPDUフォーマットと比較すると、送信オーバヘッドは80us削減される。
プロセッサは、第2の標準プロトコルデータユニットの送信時刻を示すために使用される演算フィールドを、第1の標準プロトコルデータユニットに追加するようにさらに構成される。
トランシーバは、演算フィールドを含む第1の標準プロトコルデータユニットをプリセットされた期間にブロードキャストするようにさらに構成される。
トランシーバは、演算フィールドが示す送信時刻に、第2の標準プロトコルデータユニットをブロードキャストするようにさらに構成される。
任意選択的に、APは、構築されたPPDU1およびPPDU2を送信する。PPDU1が802.11ac標準によって構築されているとすると、802.11ac標準で規定されているPPDU1の送信期間はT1であり、APによるPPDU2の送信時刻は、ランダムに指定されてもよく、APは、例えば交互にPPDU1およびPPDU2を送信する。表示のためにPPDU1に演算フィールドを追加してもよく、表示のためにPPDU2に演算フィールドを追加してもよい。演算フィールドは、PPDU2の送信時刻を示すために使用される。演算フィールドは、複数の表示方法でPPDU2の送信時刻を示してもよいが、以下には2つの方法しか記載していない。
第1の選択的な実装方法では、HE演算フィールドは、次のm*T(例えば、m=2/3)期間がPPDU2を有するかどうかを示すために1ビットのみを使用するが、ここで、TはPPDU1をブロードキャストするプリセット期間である。すなわち、HE演算フィールドの値が1である場合、次のm*T期間がPPDU2を有することを示し、HE演算フィールドの値が0である場合、次のm*T期間がPPDU2を有さないことを示す。図25に示すように、左から第1のPPDU1のHE演算フィールドの値が1であるので、次のm*T期間がPPDU2を有することを示し、第2のPPDU1のHE演算フィールドの値が0であるので、次のm*T期間はPPDU2を有さない。
第2の選択的な実装方法では、HE演算フィールドは、xビットとして示される2つ以上のビットを有する。HE演算フィールドは、次の(n+m*T)(例えば、m=2/3であり、nはxビットによって示される自然数)期間がPPDU2を有するかどうかを示すために使用されてもよい。すなわち、HE演算フィールドの値がnである場合、次の(n+m*T)期間がPPDU2
を有することを示す。図26に示すように、左から第1のPPDU1のHE演算フィールドの値が1であるので、次のm*T期間がPPDU2を有することを示し、第2のPPDU1のHE演算フィールドの値が2であるので、次の2つのm*T期間はPPDU2を有する。
任意選択的に、アクセス装置は、特定のプリセットされた期間に、演算フィールドを含むPPDU1をブロードキャストする。PPDU1は、802.11ac標準によってカプセル化されてもよく、したがって、PPDU1は、802.11ac標準においてプリセットされた期間によってブロードキャストされてもよい。
任意選択的に、図25または図26に示すように、アクセス装置は、演算フィールドが示す送信時刻に、PPDU2をブロードキャストする。PPDU1を受信すると、端末は、演算フィールドによってPPPDU2の送信時刻を知ってもよく、知った送信時刻にPPDU2を受信してもよい。
本発明のこの実施形態では、アクセス装置はビーコンフレームを構築し、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表し、アクセス装置は、構築したビーコンフレームをブロードキャストし、端末は、端末がサポートするデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長を、アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームから選択し、利用可能なガードインターバル長を使用することによってアクセス装置と通信する。この実施形態において、複数のデータガードインターバル長を提案する標準では、アクセス装置と端末との間のデータ通信を正常に実行するために、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を、ビーコンフレームの新たに追加されたフィールドにカプセル化してもよい。
図31を参照すると、図31は、本発明による別の端末の概略的な構成図である。図31の端末40は、上記の方法の実施形態におけるすべてのステップおよび方法を実装するように構成されてもよい。図31の実施形態では、端末40は、プロセッサ400、トランシーバ401、メモリ402、アンテナ403、およびバス404を含む。プロセッサ400は、端末40の動作を制御しているが、信号を処理するように構成することもできる。メモリ402は、読み出し専用メモリおよびランダムアクセスメモリを含んでいてもよく、プロセッサ400のための命令およびデータを提供する。トランシーバ401は、アンテナ403に連結されてもよい。端末40内の構成要素は、バスシステム404を使用することによってともに連結されるが、バスシステム404は、データバスに加えて、電源供給バス、制御バス、およびステータス信号バスをさらに含む。しかしながら、説明を分かり易くするために、図には様々なバスをバスシステム404として示している。例えば、端末40は、図1に示すSTA1、STA2、およびSTA3であってもよい。以下において、端末40のすべての構成要素について詳述する。
トランシーバは、アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームを取得するように構成されるが、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表す。
プロセッサは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長から、端末がサポートするデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長を選択するように構成される。
トランシーバは、利用可能なガードインターバル長を使用することによってアクセス装置とデータ通信を行うように構成される。
任意選択的に、端末STAは、アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームを取得するが、ビーコンフレームはビーコンフレームであってもよく、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータGI長を表す。STAの処理手順は、上記のアクセス装置APの処理手順に対応する。AP側は、ビーコンフレームを第1の標準プロトコルデータユニットPPDU1および第2の標準プロトコルデータユニットPPDU2にカプセル化するが、第1の標準は802.11ac標準であってもよく、第2の標準はHEW標準であってもよい。この実施形態では、第1の標準をサポートするSTA1および第2の標準をサポートするSTA2がネットワーク上に存在する場合、STA1は、PPDU1のみにおいて通常の検出処理を行うことができる。検出処理方法については、ここでは詳述していないが802.11ac標準ソリューションを参照されたい。ここで説明するSTA処理手順は、上記のSTA2の処理手順を参照する。
APは、プリセットされた期間にPPDU1を送信するが、PPDU1は、PPDU2の送信時刻を示すために使用される演算フィールドを含み、演算フィールドは、PPDU2の送信時刻を示す。具体的には、APがブロードキャストするビーコンフレームを取得するためにSTAが使用する方法には、3つの選択的な実装方法がある。
第1の選択的な実装方法では、APがブロードキャストしたPPDU1をSTAが取得すると、STAはPPDU1を処理し、かつPPDU1からビーコンフレームを解析すると同時に、その後のSTAとAPとの間のデータ通信におけるプリアンブル長を、PPDU1のプリアンブルによって決定する。例えば、PPDU1のプリアンブルがGI1である場合、STAは、その後のデータ通信におけるプリアンブルをGI1に設定する。
第2の選択的な実装方法では、APがブロードキャストしたPPDU2をSTAが取得すると、STAはPPDU2を処理し、かつPPDU2からビーコンフレームを解析すると同時に、その後のSTAとAPとの間のデータ通信におけるプリアンブル長を、PPDU2のプリアンブルによって決定する。例えば、PPDU2のプリアンブルがGI2である場合、STAは、その後のデータ通信におけるプリアンブルをGI2に設定する。
第3の選択的な実装方法では、STAがPPDU1を受信すると、STAは、「HE演算」フィールドを解析することによって、PPDU1から次のPPDU2の送信時刻を取得する。例えば、「HE演算」がビットを使用して、次の期間がPPDU2を有するかどうかを示すとすると、「HE演算」フィールドが0を示す場合、STAが次の期間にPPDU2を検出する必要があることを示す、または「HE演算」フィールドが1を示す場合、STAが次の期間にPPDU2を検出する必要がないことを示す。STAは、検出されたPPDU2からビーコンフレームを解析する。さらに、STAは、STAとAPとの間のその後のデータ通信におけるプリアンブル長を、PPDU2のプリアンブルによって決定する。例えば、PPDU2のプリアンブルがGI2である場合、STAは、その後のデータ通信におけるプリアンブルをGI2に設定する。
任意選択的に、端末STAは、ビーコンフレームを取得した後、ビーコンフレームを解析する。特定の分析方法は、STAがビーコンフレームのすべての能力要素を検出し、「HE対応GI」フィールドを解析することによってAPがサポートするデータGI長を取得することと、STAが、STAがサポートするデータGI長と、APがサポートする取得したデータGI長とに基づいて、利用可能なGI長を設定することと、であってもよい。例えば、「HE対応GI」フィールドに関する情報が示すデータGI長が{0.8us、1.6us、2.4us}であるとすると、APがサポートするデータGI長は{0.8us、1.6us、2.4us}である。STA自体がサポートするGI長は、{0.4us、0.8us、1.6us、2.4us、3.2us}である。APおよびSTA2の両方がサポートするデータGI長は{0.8us、1.6us}であり、この場合、{0.8us、1.6us}が利用可能なデータGI長である。その後のSTAとAPとの間の通信では、チャネル状態に応じて、利用可能なデータGI長からデータGI長を選択してPPDUを構築する。
任意選択的に、利用可能なデータGI長を取得した後、STAは、利用可能なデータGI長を使用することによってAPとデータ通信を行ってもよい。具体的には、その後のSTAとAPとの間の通信では、チャネル状態に応じて、利用可能なデータGI長からデータGI長を選択してPPDUを構築する。
さらに、STAは、利用可能なデータGI長によってアソシエーション要求フレームを生成し、アソシエーション要求フレームをAPに送信する。APは、アソシエーション要求フレームを受信した後、アソシエーション要求フレームを分析し、STAがネットワークへのアクセスを許可されている場合には、アソシエーション応答フレームをSTAに返す。STAは、アソシエーション応答フレームを受信した後、アソシエーション応答フレームを分析する。この場合、STAはAPとのアソシエーションを確立し、その後、APおよびSTAはデータ送信のためのデータ通信を行ってもよい。
トランシーバは、アクセス装置がブロードキャストした第1の標準プロトコルデータユニットを取得し、第1の標準プロトコルデータユニットからビーコンフレームを解析するようにさらに構成されるか、トランシーバは、アクセス装置がブロードキャストした第2の標準プロトコルデータユニットを取得し、第2の標準プロトコルデータユニットからビーコンフレームを解析するようにさらに構成されるか、トランシーバは、アクセス装置がブロードキャストした第1の標準プロトコルデータユニットを取得し、第1の標準プロトコルデータユニット内の演算フィールドから第2の標準プロトコルデータユニットの送信時刻を決定し、送信時刻によって第2の標準プロトコルデータユニットを取得し、第2の標準プロトコルデータユニットからビーコンフレームを解析するようにさらに構成される。
本発明のこの実施形態では、アクセス装置はビーコンフレームを構築し、ビーコンフレームは新たに追加されたフィールドを含み、新たに追加されたフィールドは、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を表し、アクセス装置は、構築したビーコンフレームをブロードキャストし、端末は、端末がサポートするデータガードインターバル長と一致する利用可能なガードインターバル長を、アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームから選択し、利用可能なガードインターバル長を使用することによってアクセス装置と通信する。この実施形態において、複数のデータガードインターバル長を提案する標準では、アクセス装置と端末との間のデータ通信を正常に実行するために、アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長を、ビーコンフレームの新たに追加されたフィールドにカプセル化してもよい。
当業者であれば、実施形態の方法のプロセスのすべてまたは一部を、関連するハードウェアに指示するコンピュータプログラムによって実施できることを理解してもよい。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよい。プログラムが実行されると、実施形態の方法のプロセスが実行される。上記記憶媒体としては、磁気ディスク、光ディスク、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)等が挙げられる。
上記で開示したものは、本発明の例示的な実施形態にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。したがって、本発明の特許請求の範囲に基づいてなされた同等の変形は、本発明の範囲内に含まれるものとする。
30 アクセス装置
40 端末
100 構築モジュール
101 カプセル化モジュール
102 処理モジュール
103 トランシーバモジュール
200 トランシーバモジュール
201 選択モジュール
300 プロセッサ
301 トランシーバ
302 メモリ
303 アンテナ
304 バス、バスシステム
400 プロセッサ
401 トランシーバ
402 メモリ
403 アンテナ
404 バス、バスシステム
1030 第1の取得ユニット
1031 第2の取得ユニット
1032 カプセル化ユニット

Claims (28)

  1. データ通信方法であって、
    アクセス装置によってビーコンフレームを構築するステップであって、前記ビーコンフレームが、高効率(HE)キャパシティ要素を具備し、前記HEキャパシティ要素がフィールドを含み、前記フィールドが、複数のガードインターバル長のそれぞれが前記アクセス装置によりサポートされるかどうかを示す、ステップと、
    前記アクセス装置が前記ビーコンフレームをブロードキャストするステップと、
    前記アクセス装置及び端末によりサポートされる利用可能なガードインターバル長を使用して端末とのデータ通信を実行するステップと、
    を含む、データ通信方法。
  2. 前記フィールドは、複数のインジケータビットを具備し、前記複数のインジケータビットの内の1つのインジケータビットは、前記アクセス装置が前記複数のガードインターバル長の内の1つのガードインターバル長をサポートするかどうかを示すためにしようされる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記1つのインジケータビットの値が1であることは、前記アクセス装置が前記1つのガードインターバル長をサポートすることを示し、前記1つのインジケータビットの値が0であることは、前記アクセス装置が前記1つのガードインターバル長をサポートしないことを示す、請求項2に記載の方法。
  4. アクセス装置によってビーコンフレームを構築する前記ステップの後、
    前記アクセス装置によって、前記ビーコンフレームを第1の標準プロトコルデータユニットまたは第2の標準プロトコルデータユニットにカプセル化するステップ
    をさらに含み、
    前記アクセス装置が前記ビーコンフレームを前記ブロードキャストする前記ステップが、
    前記第1の標準プロトコルデータユニットにカプセル化された前記ビーコンフレームまたは前記第2の標準プロトコルデータユニットにカプセル化された前記ビーコンフレームを、前記アクセス装置がブロードキャストするステップ
    を含む、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記第2の標準プロトコルデータユニットが、レガシープリアンブル、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブル、およびベアラデータを含み、前記ベアラデータは、前記ビーコンフレームを含み、
    前記ベアラデータのガードインターバル長が、前記第2の標準の前記アクセス装置によりサポートされている第2の代替ガードインターバル長である、請求項4に記載の方法。
  6. 前記第2の代替ガードインターバル長は、前記第2の標準の前記アクセス装置によりサポートされている最大ガードインターバル長である、請求項5に記載の方法。
  7. 前記第2の代替ガードインターバル長は、3.2μsである、請求項6に記載の方法。
  8. 前記第1の標準プロトコルデータユニットが、プリアンブルおよびベアラデータを含み、前記ベアラデータが、前記ビーコンフレームを含み、
    前記プリアンブルのガードインターバル長および前記ベアラデータのガードインターバル長が、前記第1の標準の前記アクセス装置によりサポートされている第1の代替ガードインターバル長である、請求項4又は5に記載の方法。
  9. 前記第1の代替ガードインターバル長は、前記第1の標準の前記アクセス装置によりサポートされている最大ガードインターバル長である、請求項8に記載の方法。
  10. 前記第1の代替ガードインターバル長は、0.8μsである、請求項9に記載の方法。
  11. アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームを端末が取得するステップであって、前記ビーコンフレームが、高効率(HE)キャパシティ要素を具備し、前記HEキャパシティ要素が、フィールドを含み、前記フィールドが、複数のガードインターバル長のそれぞれが前記アクセス装置によりサポートされるかどうかを示す、ステップと、
    前記端末によりサポートされているとともに前記アクセス装置によりサポートされている、利用可能なガードインターバル長を前記端末により選択するステップと、
    前記端末が、前記利用可能なガードインターバル長を使用することによって前記アクセス装置とデータ通信を実行するステップと、
    を含む、データ通信方法。
  12. 前記フィールドは、複数のインジケータビットを具備し、前記複数のインジケータビットの内の1つのインジケータビットは、前記アクセス装置が前記複数のガードインターバル長のうちの1つのガードインターバル長をサポートするかどうかを示すために使用される、請求項11に記載の方法。
  13. 前記1つのインジケータビットの値が1であることは、前記アクセス装置が前記1つのガードインターバル長をサポートすることを示し、前記1つのインジケータビットの値が0であることは、前記アクセス装置が前記1つのガードインターバル長をサポートしないことを示す、請求項12に記載の方法。
  14. アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームを端末が取得する前記ステップが、
    前記アクセス装置がブロードキャストした第1の標準プロトコルデータユニットを前記端末が取得し、前記第1の標準プロトコルデータユニットから前記ビーコンフレームを解析するステップ、または、
    前記アクセス装置がブロードキャストした第2の標準プロトコルデータユニットを前記端末が取得し、前記第2の標準プロトコルデータユニットから前記ビーコンフレームを解析するステップ
    含む、請求項11から13のいずれか一項に記載の方法。
  15. アクセス装置であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに結合された、前記プロセッサによる実行のためのプログラム命令を格納している非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体であって、前記プログラム命令は、前記プロセッサに、
    ビーコンフレームの構築することであって、前記ビーコンフレームが、高効率(HE)キャパシティ要素を具備し、前記HEキャパシティ要素が、フィールドを含み、前記フィールドが、複数のガードインターバル長のそれぞれが前記アクセス装置によりサポートされるかどうかを示す、構築すること、
    を命令する、非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体と、
    前記ビーコンフレームをブロードキャストし、端末とのデータ通信を実行するように構成されたトランシーバと、
    を含む、アクセス装置。
  16. 前記フィールドは、複数のインジケータビットを具備し、前記複数のインジケータビットの内の1つのインジケータビットは、前記アクセス装置が前記複数のガードインターバル長のうちの1つのガードインターバル長をサポートするかどうかを示すために使用される、請求項15に記載のアクセス装置。
  17. 前記1つのインジケータビットの値が1であることは、前記アクセス装置が前記1つのガードインターバル長をサポートすることを示し、前記1つのインジケータビットの値が0であることは、前記アクセス装置が前記1つのガードインターバル長をサポートしないことを示す、請求項16に記載のアクセス装置。
  18. 前記プロセッサが、前記ビーコンフレームを第1の標準プロトコルデータユニットまたは第2の標準プロトコルデータユニットにカプセル化し
    前記トランシーバが、前記第1の標準プロトコルデータユニットにカプセル化された前記ビーコンフレームまたは前記第2の標準プロトコルデータユニットにカプセル化された前記ビーコンフレームをブロードキャストするようにさらに構成されている、請求項15から17のいずれか一項に記載のアクセス装置。
  19. 前記第2の標準プロトコルデータユニットが、レガシープリアンブル、高効率無線ローカルエリアネットワークプリアンブル、およびベアラデータを含み、前記ベアラデータは、前記ビーコンフレームを含み、
    前記ベアラデータのガードインターバル長が、前記第2の標準の前記アクセス装置によりサポートされている第2の代替ガードインターバル長である、
    請求項18に記載のアクセス装置。
  20. 前記第2の代替ガードインターバル長は、前記第2の標準の前記アクセス装置によりサポートされている最大ガードインターバル長である、請求項19に記載のアクセス装置。
  21. 前記第2の代替ガードインターバル長は、3.2μsである、請求項20に記載のアクセス装置。
  22. 前記第1の標準プロトコルデータユニットが、プリアンブルおよびベアラデータを含み、前記ベアラデータが、前記ビーコンフレームを含み、
    前記プリアンブルのガードインターバル長および前記ベアラデータのガードインターバル長が、前記第1の標準の前記アクセス装置によりサポートされている第1の代替ガードインターバル長である、請求項18又は19に記載のアクセス装置。
  23. 前記第1の代替ガードインターバル長は、前記第1の標準の前記アクセス装置によりサポートされている最大ガードインターバル長である、請求項22に記載のアクセス装置。
  24. 前記第1の代替ガードインターバル長は、0.8μsである、請求項23に記載のアクセス装置。
  25. 端末であって、
    プロセッサと、
    前記プロセッサに結合された、前記プロセッサによる実行のためのプログラム命令を格納している非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体であって、前記プログラム命令は、前記プロセッサに、
    アクセス装置がサポートする複数のデータガードインターバル長から、前記端末がサポートするとともにアクセス装置がサポートする利用可能なガードインターバル長を選択すること、
    を命令する、非一時的コンピュータ読取可能記憶媒体と、
    前記アクセス装置がブロードキャストしたビーコンフレームを取得するように構成されるトランシーバであって、前記ビーコンフレームが、高効率(HE)キャパシティ要素を具備し、前記HEキャパシティ要素が、フィールドを含み、前記フィールドが、複数のガードインターバル長のそれぞれが前記アクセス装置によりサポートされるかどうかを示す、トランシーバと、
    を含み、
    前記トランシーバは、前記利用可能なガードインターバル長を使用することによって前記アクセス装置とデータ通信を行うようにさらに構成されている、
    端末。
  26. 前記フィールドは、複数のインジケータビットを具備し、前記複数のインジケータビットの内の1つのインジケータビットは、前記アクセス装置が前記複数のガードインターバル長のうちの1つのガードインターバル長をサポートするかどうかを示すために使用される、請求項25に記載の端末。
  27. 前記1つのインジケータビットの値が1であることは、前記アクセス装置が前記1つのガードインターバル長をサポートすることを示し、前記1つのインジケータビットの値が0であることは、前記アクセス装置が前記1つのガードインターバル長をサポートしないことを示す、請求項26に記載の端末。
  28. 前記トランシーバが、前記アクセス装置がブロードキャストした第1の標準プロトコルデータユニットを取得し、前記第1の標準プロトコルデータユニットから前記ビーコンフレームを解析するように構成される、または、
    前記トランシーバが、前記アクセス装置がブロードキャストした第2の標準プロトコルデータユニットを取得し、前記第2の標準プロトコルデータユニットから前記ビーコンフレームを解析するように構成される、請求項26または27に記載の端末。
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