本発明の実施形態の種々の態様を各請求項に提示する。
一つ以上の実施形態は、視覚メディアアイテムを受信し、視覚メディアアイテムの少なくとも1人の意図される閲覧者の身元を判断し、視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現を識別し、身元に少なくとも部分的に基づいて、オブジェクトの関連性を判断し、少なくともオブジェクトの視覚的表現を視覚的に強調することによって視覚メディアアイテムとは異なるように、変更された視覚メディアアイテムを生成する装置、コンピュータ読み取り可能な媒体、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体、コンピュータプログラム製品および方法を提供することができる。
一つ以上の実施形態は、視覚メディアアイテムを受信する手段、視覚メディアアイテムの少なくとも1人の意図される閲覧者の身元を判断する手段、視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現を識別する手段、身元に少なくとも部分的に基づいて、オブジェクトの関連性を判断する手段、及び、少なくともオブジェクトの視覚的表現を視覚的に強調することによって視覚メディアアイテムとは異なるように、変更された視覚メディアアイテムを生成する手段を有する装置、コンピュータ読み取り可能な媒体、コンピュータプログラム製品、及び非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体を提供することができる。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚的強調の相違は、視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現よりも大きく強調された変更された視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、変更された視覚メディアアイテムの生成は、オブジェクトの視覚的表現に対する視覚的効果の度合に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚的効果は、オフジェクトの視覚的表現の強調に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚的効果の大きさは、上記関連性に少なくとも部分的に基づくものである。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚的効果の大きさは、上記関連性の大きさに少なくとも部分的に基づくものである。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚的効果の大きさは、増加する明るさ効果に基づくものである。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚的効果は、シャープにする視覚的効果に関連する。
一つ以上の例示的実施形態は、変更された視覚メディアアイテムを生成し、該生成は、オブジェクトの視覚的表現を含めることができない視覚メディアアイテムの少なくとも一部に対する視覚的効果の度合に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚的効果は、領域を強調しないことに関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、領域は、視覚メディアアイテムの背景に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、背景は、オブジェクトの視覚的表現に関連しない、視覚メディアアイテムの一部に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、領域は「、別のオブジェクトの視覚的表現に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、変更された視覚メディアアイテムの生成は、オブジェクトの視覚的表現を含む少なくとも一部の視覚メディアアイテムに対する視覚的効果の度合の排除に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚的効果の大きさは、上記関連性に少なくとも部分的に基づくものである。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚的効果の大きさは、上記関連性の大きさに少なくとも部分的に基づくものである。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚的効果は、低減した照明視覚効果に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚的効果は、鈍化した視覚的効果に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚メディアアイテムは、過焦点視覚コンテンツに関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚メディアアイテムは、マルチフレーム高ダイナミックレンジ処理された画像に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚メディアアイテムは、マルチフレーム強化被写体深度画像に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚メディアアイテムは、カメラモジュールから受信される。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚メディアアイテムは、視覚コンテンツを含むメディアアイテムに関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚メディアアイテムは、画像又は動画のうちの少なくとも1つを含む。
少なくとも一つの例示的実施形態において、画像は、マルチフレーム画像または単一フレーム画像のうちの少なくとも1つに関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚メディアアイテムは、別個の装置から受け取る。
少なくとも一つの例示的実施形態において、画像は、少なくとも一つのメモリから受信される。
少なくとも一つの例示的実施形態において、身元は、意図される閲覧者の少なくとも1つの特性を指定する情報に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、身元は、意図される閲覧者に関連する名前、意図される閲覧者を指定する識別コード、意図される閲覧者に関連する連絡先情報に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、連絡先情報は、メッセージ用アドレス、電話番号、又は、URL(ユニフォーム・リソース・ロケータ)に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、身元は、ソーシャル・ネットワーキング・アカウントの指定に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、意図される閲覧者は、視覚メディアアイテムを適するように変更する人に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚メディアアイテムの意図される閲覧者の身元の判断は、装置のユーザが意図される閲覧者であるという推定と、装置のユーザに関連する身元情報の検索に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、身元情報の検索は、メモリの検索に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、身元は、視覚メディアアイテムが受信されたときに有効なユーザアカウントに対応する身元に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、オブジェクトの視覚的表現の判断は、少なくとも一つの関心検出モジュールの領域の利用を含む。
少なくとも一つの例示的実施形態において、オブジェクトの視覚的表現の判断は、少なくとも一つのオブジェクト分析モジュールの利用を含む。
少なくとも一つの例示的実施形態において、オブジェクトの視覚的表現の判断は、画像のセグメント化及び画像認識としてオブジェクトの画像認識を含む。
少なくとも一つの例示的実施形態において、オブジェクトは人に関連し、オブジェクトの視覚的表現の判断は顔認識に関連する。
一つ以上の例示的実施形態は、さらに、視覚メディアアイテムに関連する少なくとも1つの環境要因を示す情報を判断し、オブジェクトの識別又はオブジェクトの関連性の判断のうちの少なくとも1つが、環境要因に少なくとも部分的に基づくものである。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚メディアアイテムに関連する環境要因を示す情報の判断は、視覚メディアアイテムに関連するメタデータの検索を含む。
少なくとも一つの例示的実施形態において、視覚メディアアイテムに関連する環境要因を示す情報の判断は、環境要因を示すセンサ情報の受信を含む。
少なくとも一つの例示的実施形態において、環境要因は地理的位置に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、環境要因は方向に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、オブジェクトの視覚的表現の識別は、環境要因に少なくとも部分的に基づくものである。
一つ以上の例示的実施形態は、さらに、オブジェクトが環境要因に関連した少なくとも一つの関心の特徴に相当することを判断し、オブジェクトの視覚的表現の識別は、オブジェクトが環境要因に関連した少なくとも一つの関心の特徴に相当するとの判断に少なくとも部分的に基づくものである。
少なくとも一つの例示的実施形態において、関心の特徴は、ストリート、建物又はランドマークに関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、オブジェクトの関連性の判断は、身元とオブジェクトとの関係を示す情報に対するオブジェクトの相関性に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、上記関連性は、身元とオブジェクトとの関係の存在を示す値に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、身元とオブジェクトとの関係の存在を示す値は、身元とオブジェクトとの関係が存在しないことを示す値よりも大きい値に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、オブジェクトの関連性の判断は、身元とオブジェクトとの関係を示す情報に対するオブジェクトの相関性の欠如に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、上記関連性は、身元とオブジェクトとの関係が存在しないことを示す値に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、身元とオブジェクトとの関係が存在しないことを示す値は、身元とオブジェクトとの関係の存在を示す値よりも小さい値に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、オブジェクトは人に関連し、関係を示す情報は、身元と人との間の社会的関係を示す情報に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、社会的関係を示す情報は、連絡先情報に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、連絡先情報は、ソーシャル・ネットワーキング・アカウントに対応する連絡先情報に関連し、社会的関係は、ソーシャルネットワークとしての連絡先情報と身元との関係に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、身元は装置のユーザに関連し、連絡先情報は、装置と関連した連絡先一覧に含まれる連絡先情報に関連する。
一つ以上の例示的実施形態は、さらに、身元とオブジェクトの関係を示す情報を受信する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、関係を示す情報は、少なくとも一つの外部装置から受信される。
少なくとも一つの例示的実施形態において、外部装置は、ソーシャル・ネットワーキング・サーバに関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、外部装置は、身元に関連した情報を提供するサーバに関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、関係を示す情報は、身元に関連したプロフィール情報に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、プロフィール情報は、1つ以上のオブジェクトに関する好みを示す情報に関連する。
一つ以上の例示的実施形態は、さらに、装置に関連した少なくとも一つの環境要因を判断し、身元は装置のユーザに関連し、関係を示す情報は環境要因に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、関係を示す情報は、身元に関連する履歴情報に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、関係を示す情報は、身元に関連する趣味情報に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、関係を示す情報は、身元に関連する年齢情報に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、関係を示す情報は、身元に関連する性別情報に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、関係を示す情報は、身元に関連する業界情報に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、関連性の判断は、視覚メディアにおけるオブジェクトの役割の判断を含む。
少なくとも一つの例示的実施形態において、オブジェクトの役割は、視覚メディアに対するオブジェクトの重要性レベルに関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、オブジェクトの役割の判断は、少なくともオブジェクトの視覚的表現のサイズ、又は、オブジェクトの視覚的表現の位置の一方に、少なくとも部分的に基づくものである。
少なくとも一つの例示的実施形態において、中心位置は、中心ではない位置よりも高い関連性を示す。
少なくとも一つの例示的実施形態において、オブジェクトのより大きな視覚的表現は、オブジェクトのより小さな視覚的表現よりも高い関連性を示す。
一つ以上の例示的実施形態は、さらに、変更された視覚メディアアイテムを受信者に送り、意図された視聴者が該受信者である。
一つ以上の例示的実施形態は、さらに、視覚メディアアイテムを受信者に送る。
少なくとも一つの例示的実施形態において、身元の判断は、身元を指定した入力を示す情報の受信を含む。
一つ以上の例示的実施形態は、さらに、変更された視覚メディアアイテムを表示させる。
少なくとも一つの例示的実施形態において、入力は、身元に関連したインタフェースアイテムの選択に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、インタフェースアイテムは、少なくとも身元に関連した連絡先インタフェースアイテム又は身元に関連した画像の一方に関連する。
一つ以上の例示的実施形態は、さらに、視覚メディアアイテムを表示させ、入力は、身元の視覚的表現に相当する視覚メディアアイテムの一部を選択することに関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、選択は、表示された視覚メディアアイテムの位置に相当する位置に、インタフェースアイテムをドラッグすることを示すドラッグ入力に関連する。
少なくとも一つの例示的実施形態において、オブジェクトの視覚的表現を示す入力についての受信なしで、オブジェクトの視覚的表現の識別がされる。
一つ以上の例示的実施形態は、さらに、別のオブジェクトの視覚的表現を識別し、当該別のオブジェクトの別の関連性の識別は、身元に少なくとも部分的に基づくものである。
少なくとも一つの例示的実施形態において、当該別の連性は、上記関連性より大きく、視覚的強調の相違は、変更された視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現に関連し、変更された視覚メディアアイテムは、視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現よりも小さく強調されている。
少なくとも一つの例示的実施形態において、少なくとも、変更された視覚メディアアイテムは、視覚メディアアイテムに含まれる別のオブジェクトの視覚的表現と同様に強調された、別のオブジェクトの視覚的表現を視覚的に強調することによって、視覚メディアアイテムとは異ならないように生成される。
少なくとも一つの例示的実施形態において、少なくとも、視覚メディアアイテムに含まれる別のオブジェクトの視覚的表現よりも強く強調された別のオブジェクトの視覚的表現を、視覚的に強調することによって、変更された視覚メディアアイテムが視覚メディアアイテムと異なるように、変更された視覚メディアアイテムが生成される。
ここで、本発明の実施形態についての更に完全な理解のために、添付図面に関する次の説明について言及する。
本発明の実施形態とその潜在的な利点は、図1〜10を参照することによって理解される。
ここで、添付図面を参照して、一部の実施形態を以下に詳細に説明し、一部であるがすべてではない実施形態を示す。本発明の種々の実施形態は多くの異なる形態により具体化することができ、本明細書に示されている実施形態に限定するものと解釈すべきではなく、本開示が適用可能な法的要件を満たすように、これらの実施形態が提供される。同一の参照符号は、全体を通して同一の要素を指す。本明細書に用いられる「データ」、「コンテンツ」、「情報」という用語及び類似する用語は、本発明の実施形態に従って送信、受信及び/又は記憶することが可能なデータを指すように、区別なく用いることができる。したがって、かかる用語の使用は、本発明の実施形態の趣旨及び範囲を限定するものと解釈すべきではない。
さらに、本明細書に用いられる「回路」という用語は、(a)ハードウェアのみの回路実装(例えば、アナログ回路及び/又はデジタル回路により実装);(b)本明細書に記載の1つ以上の機能を装置に実行させるようにともに作動する1つ以上のコンピュータ可読メモリに記憶されたソフトウェア及び/又はファームウェア命令を含む、回路とコンピュータプログラム製品との組合せ;並びに、(c)ソフトウェア又はファームウェアが物理的に存在しない場合であっても作動するのにソフトウェア又はファームウェアを必要とする、回路、例えばマイクロプロセッサ又はマイクロプロセッサの一部を指す。「回路」のこのような定義は、特許請求の範囲を含む本明細書のこの用語のすべての使用に該当する。更なる例として、本明細書に用いられる「回路」という用語には、1つ以上のプロセッサ及び/又はその一部を備え、ソフトウェア及び/又はファームウェアに付属する実装も含まれる。別の例として、本明細書に用いられる「回路」という用語には、例えば、携帯電話若しくはサーバの同様の集積回路、セルラーネットワーク装置、他のネットワーク装置、及び/又は他の計算装置のためのベースバンド集積回路又はアプリケーションプロセッサ集積回路も含まれる。
本明細書に定義される「非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer-readable medium)」とは、物理媒体(例えば、揮発性又は不揮発性記憶装置)を指し、電磁信号を指す「一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer-readable medium)」とは区別することができる。
図1は、本発明の少なくとも1つの例示的実施形態に係る装置、例えば電子機器10を示すブロック図である。ただし、図示され以下に説明される電子機器は本発明の実施形態から利益を得ることができる電子機器の例示にすぎず、このため、本発明の範囲を限定するものと解釈すべきではないことを理解する必要がある。電子機器10を図示し、例示を目的として以下に説明するが、他の種類の電子機器を本発明の実施形態に容易に用いることができる。電子機器10は、携帯情報端末(PDA)、ページャ、モバイルコンピュータ、デスクトップコンピュータ、テレビ、ゲーム装置、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、メディアプレーヤ、カメラ、ビデオレコーダ、携帯電話、全地球測位システム(GPS)装置、自動車、キオスク、電子テーブル、及び/又はいずれかの他の種類の電子システムであり得る。
さらに、少なくとも1つの例示的実施形態の装置は完全な電子機器である必要はなく、他の例示的実施形態における電子機器の構成要素又は構成要素群であってもよい。例えば、装置は、集積回路、集積回路一式、及び/又は同種のものであってもよい。
さらに、装置は、移動性を提供するという目的にかかわらず、容易に実施形態を用いることができる。この点で、実施形態がモバイルアプリケーションに関して説明されていても、実施形態は、モバイル通信産業とモバイル通信業界の外部の両方において、種々の他の用途に関連して利用できることを理解する必要がある。例えば、装置は、大画面テレビ、キオスク、自動車及び/又は同種のものなどの持ち運びができない装置の少なくとも一部に関連していてもよい。
少なくとも1つの例示的実施形態において、電子機器10は、プロセッサ11とメモリ12とを備える。プロセッサ11は、いずれかの種類のプロセッサ、制御装置、内蔵制御装置、プロセッサコア、及び/又は同種のものであってもよい。少なくとも1つの例示的実施形態において、プロセッサ11は、装置に1つ以上の動作を実行させるコンピュータ・プログラム・コードを用いる。メモリ12は、揮発性メモリ、例えば、データを一時的に記憶するキャッシュ領域を含む揮発性ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び/又は他のメモリ、例えば、内蔵されているか及び/又は取り外し可能な不揮発性メモリを含み得る。不揮発性メモリは、EEPROM、フラッシュメモリ、及び/又は同種のものを含み得る。メモリ12は、多くの情報の及びデータのうちのいずれかを記憶することができる。情報及びデータは、電子機器10の1つ以上の機能、例えば本明細書に説明されている機能を実行するように、電子機器10によって用いられることができる。少なくとも1つの例示的実施形態において、メモリ12には、コンピュータ・プログラム・コードが含まれ、メモリ及びコンピュータ・プログラム・コードは、プロセッサとともに作動して、本明細書に説明されている1つ以上の動作を装置に実行させるように構成される。
電子機器10は、通信装置15を更に備え得る。少なくとも1つの例示的実施形態において、通信装置15は、アンテナ(又は複数のアンテナ)、有線コネクタ、及び/又は送信機及び/又は受信機と動作可能に通信する同種のものを含む。少なくとも1つの例示的実施形態において、プロセッサ11は、送信機に信号を提供し、及び/又は受信機から信号を受信する。信号は、通信インタフェース規格、ユーザ音声、受信データ、ユーザ作成データ、及び/又は同種のものに応じて信号情報を含み得る。通信装置15は、1つ以上の、エアインタフェース規格、通信プロトコル、変調方式及びアクセス方式によって作動することができる。例示として、電子通信装置15は、第2世代(2G)無線通信プロトコルIS‐136(時分割多元接続(TDMA))、移動通信グローバルシステム(GSM)、及びIS‐95(符号分割多元接続(CDMA))、第3世代(3G)無線通信プロトコル、例えば、ユニバーサル・モバイル・テレコミュニケーション・システム(UMTS)、CDMA2000、広帯域CDMA(WCDMA)及び時分割同期CDMA(TD‐SCDMA)、及び/又は第4世代(4G)無線通信プロトコル、無線ネットワークプロトコル、例えば802.11、短距離無線プロトコル、例えばBluetooth(登録商標)、及び/又は同種のものに応じて作動してもよい。通信装置15は、有線プロトコル、例えば、Ethernet(登録商標)、デジタル加入者線(DSL)、非同期転送モード(ATM)、及び/又は同種のものに応じて作動することができる。プロセッサ11は、音声、映像、通信、誘導、論理機能、及び/又は同種のものを実行する手段、並びに、例えば本明細書に説明されている1つ以上の機能を含む本発明の形態を実施する手段、例えば回路を含み得る。例えば、プロセッサ11は、例えば本明細書に説明されている1つ以上の機能を含む種々の機能を実行する手段、例えば、デジタル信号処理装置、マイクロプロセッサ装置、種々のアナログデジタル変換器、デジタルアナログ変換器、処理回路及び他のサポート回路を含んでいてもよい。これらの装置間でそれぞれの性能に応じて、装置は、電子機器10の制御及び信号処理機能を実行することができる。したがって、プロセッサ11は、変調及び送信前にメッセージ及びデータを符号化しインタリーブする機能を備え得る。プロセッサ1は内部音声コーダを更に備え、内部データモデムを備え得る。さらに、プロセッサ11は、1つ以上のソフトウェアプログラムを作動させる機能を備え、このソフトウェアプログラムはメモリに記憶され、とりわけ、例えば本明細書に説明されている1つ以上の機能を含む少なくとも1つの実施形態をプロセッサ11に実行させ得る。例えば、プロセッサ11は、接続プログラム、例えば従来型のインターネットブラウザを作動させてもよい。接続プログラムによって、電子機器10は、例えば転送制御プロトコル(TCP)、インターネットプロトコル(IP)、ユーザ・データグラム・プロトコル(UDP)、インターネット・メッセージ・アクセス・プロトコル(IMAP)、ポストオフィスプロトコル(POP)、簡易メール転送プロトコル(SMTP)、無線アプリケーションプロトコル(WAP)、ハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)、及び/又は同種のものにより、インターネットコンテンツ、例えば位置依存コンテンツ及び/又は他のウェブページコンテンツを送受信することができる。
電子機器10は、出力を提供し及び/又は入力を受信するユーザインタフェースを備え得る。電子機器10は、出力装置14を備え得る。出力装置14は、音声出力装置、例えば、リンガー、イヤホン、スピーカ、及び/又は同種のものを含み得る。出力装置14は、触覚出力装置、例えば、振動変換器、電子的に変形可能な面、電子的に変形可能な構造、及び/又は同種のものを含み得る。出力装置14は、視覚出力装置、例えば、ディスプレイ、照明、及び/又は同種のものを含み得る。少なくとも1つの例示的実施形態において、装置は情報を表示し、この表示は、装置が備えるディスプレイ上の情報の表示、ディスプレイを備える別の装置への情報の送信、及び/又は同種のものを含み得る。電子機器は、入力装置13を備え得る。入力装置13は、光センサ、近接センサ、マイクロホン、タッチセンサ、力センサ、ボタン、キーパッド、モーションセンサ、磁界センサ、カメラ、及び/又は同種のものを含み得る。タッチセンサ及びディスプレイは、タッチディスプレイであることが特徴であり得る。タッチディスプレイを備える実施形態において、タッチディスプレイは、単一の接触点、複数の接触点、及び/又は同種のものから入力を受信するように構成され得る。かかる実施形態において、タッチディスプレイ及び/又はプロセッサは、位置、動き、速度、接触面積、及び/又は同種のものに少なくとも部分的に基づいて入力を判断することができる。少なくとも1つの例示的実施形態において、装置は、入力の指示を受信する。装置は、センサ、ドライバ、別の装置、及び/又は同種のものからの指示を受信することができる。入力を示す情報は、入力を示す情報、入力の発生を示す入力の態様を示す情報、及び/又は同種のものを伝達する情報に関連し得る。電子機器10には、抵抗性、容量性、赤外線、歪みゲージ、表面波、光学像形成、分散信号技術、音響パルス認識、又は他の技術のうちのいずれかによって接触認識でき、そして、位置、及び接触に関連する他のパラメータを示す信号を提供できるように構成されたものを含む、種々のタッチディスプレイのうちのいずれかが含まれ得る。さらに、タッチディスプレイは、選択物(例えば、指、スタイラス、ペン、鉛筆又は他のポインティングデバイス)とタッチディスプレイとの間の実際の物理的接触と定義することができるタッチイベントの形態で、入力の指示を受信するように構成することができる。または、タッチイベントは、物理的接触がタッチディスプレイによってなされていなくても、選択物をタッチディスプレイに近接させ、表示されたオブジェクト上にとどまらせるか、又は所定の距離内でオブジェクトに接近させるように定義することができる。このため、タッチ入力は、例えばタッチディスプレイへの選択物の接近による、実際の物理的接触を伴うタッチイベント、及び物理的接触を伴わないがタッチディスプレイによって検出されるタッチイベントを含む、タッチディスプレイによって検出される入力を含み得る。タッチディスプレイは、タッチ入力に関してタッチスクリーンに加えられる力に関連する情報を受信することができる。例えば、タッチスクリーンは、強い圧力のタッチ入力と軽い圧力のタッチ入力とを区別してもよい。少なくとも1つの例示的実施形態において、ディスプレイは、二次元情報、三次元情報、及び/又は同種のものを表示することができる。
キーパッドを含む実施形態において、キーパッドは、電子機器10を作動させる、数値(例えば、0〜9)キー、記号キー(例えば、#、*)、アルファベットキー、及び/又は同種のものを含み得る。例えば、キーパッドは、従来型のQWERTYキーパッド構造を含んでいてもよい。また、キーパッドは、関連機能を有する種々のソフトキーを含んでいてもよい。さらに又はあるいは、電子機器10は、ジョイスティック又は他のユーザ入力インタフェースなどのインタフェース装置を備え得る。
入力装置13は、メディア取込み要素を備え得る。メディア取込み要素は、記憶、表示又は送信するための画像、映像及び/又は音声を取り込むいずれかの手段であり得る。例えば、メディア取込み要素がカメラモジュールである少なくとも1つの例示的実施形態において、カメラモジュールは、取り込まれた画像からデジタル画像ファイルを形成することができるデジタルカメラを含んでいてもよい。このため、カメラモジュールは、ハードウェア、例えばレンズ又は他の光学部品、及び/又は取り込まれた画像からデジタル画像ファイルを作成するのに必要なソフトウェアを備え得る。または、カメラモジュールは、画像を閲覧するためのハードウェアのみを備え得るが、電子機器10のメモリ装置は、取り込まれた画像からデジタル画像ファイルを作成するソフトウェアの形態で、プロセッサ11による実行の命令を記憶する。少なくとも1つの例示的実施形態において、カメラモジュールは、画像データを処理する際にプロセッサ11を支援する、コプロセッサなどの処理要素と、画像データを圧縮及び/又は解凍するエンコーダ及び/又はデコーダと、を更に備え得る。エンコーダ及び/又はデコーダは、標準方式、例えば、ジョイント・フォトグラフィック・エキスパート・グループ(JPEG)標準方式に従って、符号化及び/又は復号化することができる。
図2A〜2Bは、少なくとも1つの例示的実施形態に係る装置の通信を示す図である。図2A〜2Bの例は例示にすぎず、特許請求の範囲を限定しない。例えば、装置の数は変更してもよく、通信パスは変更してもよく、通信チャネルを変更するなどしてもよい。
電子機器が豊富になってきているのに伴い、複数の電子機器を共同で利用するというユーザの要求が増加している。例えば、ユーザは、複数の電子機器を有していてもよい。かかる例において、ユーザは、ある電子機器から別の電子機器に情報を共有し、追加の電子機器によってアクセスされる別の電子機器に情報を記憶することを要求するなどしてもよい。例えば、ユーザは装置に記憶されたコンテンツを有し、別の装置へコンテンツのコピーを送信することを要求してもよい。かかる例において、他の装置はユーザの装置又は別のユーザの装置であってもよく、他の装置はサーバであってもよい。
少なくとも1つの例示的実施形態において、装置は、通信チャネルを介して別の装置と通信することができる。少なくとも1つの例示的実施形態において、通信チャネルは、少なくとも部分的に、ある装置と別の装置との間の通信資源の割当てに関連する。例えば、通信チャネルは、周波数指定、チャネル指定、サブチャネル指定、フレームの指定、及び/又は同種のものに関連していてもよい。装置は、複数の通信チャネルを有し得る。例えば、装置は、1つ以上の通信ネットワークを用いて、1つ以上の他の装置との1つ以上の通信チャネルを有するなどしていてもよい。明確にする目的上、通信チャネルは、通信チャネルに関与する装置の用語により言及されてもよい。例えば、装置に関連する通信チャネルは装置通信チャネルと称し、別の装置に関連する通信チャネルは別の装置通信チャネルと称し、通信ネットワークに関連する通信チャネルは通信ネットワーク通信チャネルと称するなどしてもよい。図2Aの例において、装置202は、通信チャネルを介して装置204と通信する。例えば、装置202は装置204へ情報を送信してもよく、装置204から情報を得るなどしてもよい。例えば、装置202は、装置204へメッセージを送信してもよい。
一部の状況において、装置202と装置204は、互いに直接通信することができる。他の状況において、装置202と装置204は、例えば通信ネットワークを介して、間接的に通信することができる。少なくとも1つの例示的実施形態において、通信ネットワークは、ある装置と別の装置との間の通信を提供する1つ以上の装置に関連する。例えば、通信ネットワークは、複数の通信装置を含んでいてもよい。通信装置は、通信ネットワークにおける通信の促進に関連するいずれかの装置であり得る。例えば、通信装置は、通信ネットワークのアクセスポイント、例えば、無線アクセスポイント、セルラー基地局、Bluetooth(登録商標)アクセスポイント、及び/又は同種のものに関連していてもよい。別の例において、通信ネットワーク装置は、通信ネットワーク内の通信に利用される装置、例えば、ハブ、ルータ、スイッチ、及び/又は同種のものに関連していてもよい。少なくとも1つの例示的実施形態において、装置は、通信ネットワークの通信装置との通信チャネルを介して、通信ネットワークと通信することができる。少なくとも1つの例示的実施形態において、通信装置との通信チャネルを有していない装置は、通信装置と通信することができない。一部の状況において、ある装置と別の装置は、同じ通信装置を経由し通信ネットワークを介して通信することができる。例えば、装置は、セルラーネットワークを介して別の装置と通信してもよく、ある装置と別の装置は、セルラーネットワークの同じ基地局と通信する。かかる例において、ある装置と他の装置は、基地局が及ぶ領域内にあってもよい。
一部の状況において、装置は、複数の他の装置と通信することができる。例えば、装置は、ユーザの別の装置と通信し、そしてサーバと通信してもよい。例えば、装置は、他の装置と通信するように影響を及ぼし得る、サーバから情報を受信してもよい。例えば、装置は、他の装置と通信するサーバからの情報、例えば他の装置と共有するデータを受信してもよい。別の例において、装置は、他の装置との通信に関連する情報、例えば、連絡先情報、アドレス情報、他の装置に関連するユーザの情報、及び/又は同種のものを受信してもよい。例えば、サーバは、他のユーザの連絡先情報を含むソーシャル・ネットワーキング・サーバに関連していてもよい。かかる例において、装置は、サーバから、他のユーザに関連する連絡先情報を示す情報を受信してもよい。装置は、他の装置に情報を送信するために、他のユーザに送信する情報を判断するなどのために、かかる連絡先情報を利用することができる。
図2Bの例において、装置222は、装置224及び装置226と通信する。装置226はサーバであり、装置224は特定のユーザの装置であり得る。装置222のユーザは、特定のユーザと情報を共有することを要求してもよい。かかる例において、装置222は、装置226から、装置224との通信に関連する情報を受信してもよい。このように、装置222は、装置226から受信した情報を介して、装置224と通信することができる。
図3A〜3Cは、少なくとも1つの例示的実施形態に係る視覚メディアアイテムを示す図である。図3A〜3Cの例は例示にすぎず、特許請求の範囲を限定しない。例えば、視覚的表現は変更してもよく、オブジェクトの数は変更してもよく、視覚メディアアイテムの釣り合いは変更するなどしてもよい。
装置の表示性能が向上してきているのに伴い、ユーザは、視覚素材を閲覧するために、かかる装置にますます依存するようになってきている。例えば、多くのユーザが、自分の電子機器上で画像及び映像を閲覧するのに膨大な時間を費やしている。視覚コンテンツのかかる利用がますます一般的になってきているのに伴い、ユーザがかかる機器を介して他のユーザと体験を共有することもますます一般的になってきている。例えば、ユーザは、友達が最近の出来事を見ることができるように、友達に画像を送信してもよい。このように、視覚コミュニケーションは、次第に、多くのユーザによる通信の適切な手段となってきている。
しかしながら、一部の状況において、ユーザは、ユーザと共有された視覚コンテンツに自分の好みに合わせた関心を有し得る。例えば、2人の異なるユーザは、異なる理由により、同じ画像を楽しんでもよい。かかる例において、ユーザのうちの1人は、画像が示している風景の画像を鑑賞してもよく、他のユーザは、画像に表されている人の画像を鑑賞してもよい。一部の状況において、画像を閲覧しているユーザの特定の関心に十分に合わせて視覚コンテンツを調整することによって、視覚コンテンツを閲覧しているユーザの体験を向上させることが望ましいと考えられる。例えば、画像の背景を楽しむユーザは、背景を重視するか又は画像に表されている人を重視しない画像のバージョンを鑑賞してもよい。同様に、同じ画像の人を楽しむユーザは、人の描写を重視するか又は背景を重視しない画像のバージョンを鑑賞してもよい。このように、画像のかかる調整は、画像の内容を自動的に調整しユーザの要求に十分に合わせることによって、かかるユーザに良好なユーザ体験を提供することができる。かかる調整は、ユーザが視覚コンテンツにおいて鑑賞できるもの、かかるユーザがかかる画像において鑑賞できないものなどについての推論を考慮した情報に少なくとも部分的に基づき得る。
装置がユーザに提供することができる多くの異なる種類のメディアアイテムが存在する。例えば、装置は、視覚メディアアイテム、可聴メディアアイテム、触覚メディアアイテム、及び/又は同種のものを提供してもよい。少なくとも1つの例示的実施形態において、メディアアイテムはデータの収集に関連し、このデータの収集が提供されると、装置は、ユーザの感覚を介してデータによって表される情報をユーザに体験させるように、データによって表されるメディアをユーザに伝達することができる。例えば、視覚メディアアイテムは、ユーザが見ることができるグラフィック画像を提供する視覚アイテムであってもよい。例えば、視覚メディアアイテムは、映像、画像、及び/又は同種のものであってもよい。簡潔にするため、映像は、互いに連続して提供される画像集合の面から説明することができる。したがって、本明細書の画像の説明は、映像内に表されている画像にも該当し得る。
装置は、1つ以上のソースから視覚メディアアイテムを受信することができる。例えば、装置は、カメラモジュールから、メモリから、別の装置、及び/
又は同種のものから、視覚メディアアイテムを受信してもよい。例えば、装置はカメラモジュールを備えていてもよく、視覚メディアアイテムはカメラモジュールから受信されてもよい。例えば、視覚メディアアイテムは、装置によって取り込まれた画像、装置によって取り込まれた映像、及び/又は同種のものであってもよい。別の例において、装置は、別の装置、例えば、サーバ、別のユーザの装置、及び/又は同種のものから、視覚メディアアイテムを受信してもよい。例えば、視覚メディアアイテムはサーバからダウンロードされてもよく、メッセージにより受信されてもよく、リポジトリ内で共有されるなどしてもよい。更に別の例において、装置は、メモリに記憶された視覚メディアアイテムを有していてもよく、メモリから視覚メディアアイテムを検索することによって、視覚メディアアイテムを受信してもよい。
多くの状況において、視覚メディアアイテムは、過焦点視覚コンテンツ(hyperfocal visual content)を含む。少なくとも1つの例示的実施形態において、過焦点視覚コンテンツは、視覚コンテンツの表現オブジェクトの深度の差が、焦点から外れているオブジェクトと相関しない視覚コンテンツに関連する。例えば、関連する小さな開口部を有するカメラセンサは、関連する大きな開口部を有するカメラセンサによって取り込まれたものよりも大きい過焦点品質を有する画像を取り込んでもよい。このように、単一フレーム画像に基づく視覚メディアアイテムは、過焦点視覚コンテンツを含み得る。別の例において、視覚メディアアイテムは、マルチフレーム画像化に関連する情報を含んでいてもよい。少なくとも1つの例示的実施形態において、マルチフレーム画像化は、種々の特性を有する複数の画像からの画像の作成に基づく視覚メディアアイテムに関連する。マルチフレーム画像化は、視覚的品質を向上させるために、1つの出力画像に複数の入力画像を組み合わせる用途を指し得る。マルチフレーム画像化は、マルチフレーム高ダイナミックレンジ(HDR)画像化、マルチフレーム強化被写体深度(EDOF)画像化、及び/又は同種のものを含み得る。少なくとも1つの例示的実施形態において、HDRは、複数の画像が、種々の露光時間、利得などによって取り込まれ、目に見える大きな細部を有する単一の画像を得るためにともに統合される処理である。少なくとも1つの例示的実施形態において、EDOFは、異なる焦点の複数の画像が、種々の深度のオブジェクトに焦点が合っている画像を得るために組み合わせられる処理である。
このように、視覚メディアアイテムは、同様の鮮明度、同様の強調度、及び/又は同種のものを有する視覚メディアアイテムにおいて表される種々のオブジェクトの視覚コンテンツを含み得る。
ただし、前述したように、視覚メディアアイテムの意図される閲覧者に少なくとも部分的に基づいて、視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの表現を変更することが望ましいと考えられる。少なくとも1つの例示的実施形態において、意図される閲覧者は、視覚メディアアイテムを適するように変更する人に関連する。例えば、装置は、視覚メディアアイテムの意図される閲覧者の身元を判断し、意図される閲覧者の身元に少なくとも部分的に基づいて、視覚メディアアイテムを変更してもよい。少なくとも1つの例示的実施形態において、身元は、意図される閲覧者の少なくとも1つの特性を指定する情報に関連する。例えば、身元は、意図される閲覧者に対応する名前、意図される閲覧者を指定する識別コード、意図される閲覧者に関連する連絡先情報、及び同種のものに関連していてもよい。少なくとも1つの例示的実施形態において、連絡先情報は、メッセージ用アドレス、電話番号、URL(ユニフォーム・リソース・ロケータ)、及び/又は同種のものに関連する。
一部の状況において、ユーザは、視覚メディアアイテムを閲覧するとき、自分の装置が自動的に視覚メディアアイテムを変更することを要求できる。例えば、ユーザは元の形態での視覚メディアアイテムの閲覧を回避することを要求してもよいが、ユーザに関心を持たせる視覚メディアアイテムによって表されるオブジェクトを強調する視覚メディアアイテムの変更されたバージョンを閲覧することを要求してもよい。かかる例において、装置は、意図される閲覧者の身元が装置のユーザであると判断してもよい。例えば、視覚メディアアイテムの意図される閲覧者の身元の判断は、装置のユーザの推定に少なくとも部分的に基づいていてもよい。このように、身元は、視覚メディアアイテムが提供され、閲覧され、受信されるなどしたときに有効なユーザアカウントに関連する身元に関連し得る。かかる例において、装置は、装置のユーザに関連する身元情報を検索し、変更された視覚メディアアイテム、検索された身元情報に少なくとも部分的に基づいていてもよい。例えば、装置は、メモリから、リポジトリから、外部装置、例えばサーバから、及び/又は同種のものから、身元情報を検索してもよい。意図される閲覧者の判断を変更できることを理解する必要がある。例えば、装置は、代替的に又はこれに加えて、図7、図8に関して説明したものと同様の意図される閲覧者、及び/又は同種のものを判断してもよい。
視覚メディアアイテムのオブジェクトの表現を変更できるように、装置は、視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの1つ以上の視覚的表現を識別することができる。例えば、装置は、オブジェクトの強調を変更するか否かを判断するために、視覚メディアアイテムによって表されているオブジェクトを識別してもよい。視覚メディアアイテムのオブジェクトの視覚的表現を識別する多くの既存の方法が存在し、視覚メディアアイテムのオブジェクトの視覚的表現を識別する多くの将来的な方法が存在する可能性があり、そして、かかる解決策が必ずしも特許請求の範囲を限定しないことを理解する必要がある。
少なくとも1つの例示的実施形態において、装置は、視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現を識別する。オブジェクトの視覚的表現は、オブジェクトを示す視覚的情報を含む視覚メディアアイテムの領域に関連し得る。一部の状況において、識別された視覚的表現は、オブジェクトと視覚コンテンツの他の部分との間に、描写に対応する正確な境界を有し得る。ただし、一部の状況において、オブジェクトの視覚的表現は、正確な描写よりも正確でないことが望ましいと考えられる。例えば、オブジェクトの視覚的表現の判断の粒度を低減することによって、かかる判断のために割り当てられた装置資源の量を低減することが望ましいと考えられる。このように、オブジェクトの識別された視覚的表現は、オブジェクトの視覚的表現の大部分であるがオブジェクトの視覚的表現の全体より少ないものを含み得る領域に関連し得る。同様に、領域には、オブジェクトに対応することができない情報、例えば、背景情報、別のオブジェクト、及び/又は同種のものの視覚的表現の少なくとも一部が含まれ得る。少なくとも1つの例示的実施形態において、オブジェクトの視覚的表現の識別は、オブジェクトの識別、及び識別されたオブジェクトに対応する視覚メディアアイテムの部分の識別を含む。例えば、視覚的表現の識別は、視覚メディアアイテムの特定領域が特定の身元、分類、定義、及び/又は同種のものを有するオブジェクトの視覚的表現を含むという判断を含んでいてもよい。
少なくとも1つの例示的実施形態において、装置は、オブジェクトの視覚的表現を判断する関心検出モジュールの領域を利用する。少なくとも1つの例示的実施形態において、装置は、オブジェクトの視覚的表現を判断するオブジェクト分析モジュールを利用する。例えば、関心検出の領域及び/又はオブジェクト分析モジュールは、画像又は映像フレームの内容を分析し、その中のオブジェクト、例えば、人、動物、乗り物、建物、小物などを認識することができる。かかる検出及び/又は分析は、例えば、画像のセグメント化、分析及び画像認識方法によって実行してもよい。例えば、装置は顔検出を利用し、画像中の顔を検出及び認識してもよい。別の例において、装置は顔認識を利用して、画像中の1人以上の人の身元を判断してもよい。
一部の状況において、ユーザによるオブジェクトの視覚的表現の判断を支援することが望ましいと考えられる。例えば、ユーザは、オブジェクトに関連する視覚的表現の一部を示す入力を提供してもよい。かかる例において、ユーザは、視覚メディアアイテムのオブジェクトの存在を判断する際に利用するために、装置の視覚メディアアイテムの領域を特定してもよい。別の例において、ユーザは、視覚的表現から判断されたオブジェクトを特定する入力を提供してもよい。かかる例において、装置は、視覚メディアアイテムの特定の領域がオブジェクトの視覚的表現を含むと判断してもよく、ユーザは、オブジェクトの特定、例えば、オブジェクトの身元の一覧からのオブジェクト特定の選択を支援する入力を実行してもよい。一部の状況において、かかるユーザ入力は、オブジェクトの判断された視覚的表現の補正に関連し得る。例えば、かかる入力は、オブジェクトに関連する領域、オブジェクトの身元、及び/又は同種のものを補正してもよい。
少なくとも1つの例示的実施形態において、装置は、オブジェクトの視覚的表現を示す入力についてのオブジェクト不存在受信の視覚的表現を識別する。例えば、装置は、ユーザからの支援によりオブジェクト不存在の視覚的表現を自動的に識別してもよい。かかる例において、ユーザは、オブジェクト識別用の入力性能に対するユーザの注意をそらさずにかかる識別が行われるよう要求してもよい。
前述したように、意図される閲覧者の身元に少なくとも部分的に基づいて、オブジェクトの視覚的表現を変更することが望ましいと考えられる。オブジェクトの視覚的表現の変更は、オブジェクトと意図される閲覧者との関連性に少なくとも部分的に基づき得る。例えば、装置は、視覚メディアアイテムが、識別された人の顔の視覚的表現を含むと判断してもよい。かかる例において、識別された人の視覚的表現の変更は、識別された人と意図される閲覧者との関連性に少なくとも部分的に基づいていてもよい。例えば、装置は、家族の視覚的表現と知らない人の視覚的表現とを異なるように処理してもよい。
少なくとも1つの例示的実施形態において、装置は、視覚メディアアイテムの意図される閲覧者の身元に少なくとも部分的に基づいて、オブジェクトの関連性を判断する。関連性は、意図される閲覧者の身元とオブジェクトとの関係の存在を示す値に関連し得る。例えば、身元とオブジェクトとの関係の存在を示す値は、意図される閲覧者の身元とオブジェクトとの関係が存在しないことを示す値よりも大きい値に関連し、意図される閲覧者の身元とオブジェクトとの関係が存在しないことを示す値は、意図される閲覧者の身元とオブジェクトとの関係の存在を示す値よりも小さい値に関連していてもよい。ただし、一部の実施形態において、かかる値の極性は異なり得る。少なくとも1つの例示的実施形態において、オブジェクトの関連性の判断は、意図される閲覧者の身元とオブジェクトとの関係を示す情報に対する、オブジェクトとの相関性の欠如に関連する。このように、関連性は、身元とオブジェクトとの関係が存在しないことを示す値にも関連し得る。
少なくとも1つの例示的実施形態において、オブジェクトの関連性の判断は、意図される閲覧者の身元とオブジェクトとの関係を示す情報と、オブジェクトとの相関性を含む。意図される閲覧者の身元とオブジェクトとの関係を示す多くの情報源が存在し得る。例えば、人と意図される閲覧者との関係を示す情報は、人であるオブジェクトに関連する連絡先情報に関連していてもよい。かかる例において、人と意図される閲覧者との関係を示す情報は、意図される閲覧者の連絡先一覧における連絡先情報の欠如、連絡先情報の存在、及び/又は同種のものに関連していてもよい。かかる連絡先一覧は、電話帳、外部リポジトリ、ソーシャルネットワーキングの連絡先一覧、及び/又は同種のものに関連し得る。
少なくとも1つの例示的実施形態において、関係を示す情報は、意図される閲覧者の身元に関連する履歴情報に関連する。履歴情報は、関係の有無を示し得る過去の出来事に関連していてもよい。
例えば、関係を示す情報は、ショートメッセージ、電子メール、ソーシャルネットワーキング通信、検索クエリ、及び/又は同種のものからの、ユーザの最近の行動に関連するキーワード、関心、コメントなどに関していてもよい。かかる例において、意図される閲覧者が最近赤ん坊について通信している場合、装置は、赤ん坊の視覚的表現が、意図される閲覧者に関連していると判断してもよい。別の例において、関係を示す情報は、意図される閲覧者が過去に訪れた場所に関連していてもよい。例えば、ユーザが過去にヘルシンキ大聖堂を訪れている場合、装置は、ユーザとヘルシンキ大聖堂との関係を示す情報として、ヘルシンキ大聖堂への訪問を示す情報を利用してもよい。更に別の例において、関係を示す情報は、意図される閲覧者の行動、及び/又は過去に経験した画像中のオブジェクトとの相互作用に関連していてもよい。例えば、ユーザが、特定の種類のオブジェクト(例えば、花など)を含む画像を閲覧するのに常に長い時間を費やす場合、システムは、このオブジェクトの種類がユーザに関連すると判断してもよい。同様に、意図される閲覧者が、視覚的表現の特定の人の画像を最近閲覧している場合、視覚メディアアイテムのその特定の人は、意図される閲覧者に関連し得る。更に別の例において、関係を示す情報は、ウェブブラウザの履歴に関連していてもよい。かかる例において、意図される閲覧者が、特定の種類のオブジェクト、例えば、オートバイ、自転車、列車などを含むウェブページを閲覧することが多い場合、これらの種類のオブジェクトの視覚的表現は、意図される閲覧者に関連すると判断されてもよい。
少なくとも1つの例示的実施形態において、関係を示す情報は、意図される閲覧者の身元に関連した趣味情報に関連する。例えば、意図される閲覧者が野鳥観察者である場合、鳥の視覚的表現はユーザに関連していてもよい。同様に、ユーザが特定のスポーツのファンである場合、そのスポーツに関連するオブジェクトの視覚的表現はユーザに関連し得る。
少なくとも1つの例示的実施形態において、関係を示す情報は、意図される閲覧者の身元の属性に対応する人口統計情報に関連する。例えば、関係を示す情報は、意図される閲覧者に適用され得る人口統計に基づく人口統計オブジェクト関連情報に関連していてもよい。例えば、関係を示す情報は、特定の人口統計に適合する人の関心のオブジェクトと統計的に関連するオブジェクトの識別に関連していてもよい。
少なくとも1つの例示的実施形態において、関係を示す情報は、意図される閲覧者の身元に関連した年齢情報に関連する。例えば、関係を示す情報は、意図される閲覧者の年齢に関連する人口統計情報に関連していてもよい。かかる例において、意図される閲覧者が若い場合、人口統計学的に若いユーザに好まれるオブジェクトは、意図される閲覧者に関連していてもよい。例えば、玩具の視覚的表現は、子どもに関連していてもよい。
少なくとも1つの例示的実施形態において、関係を示す情報は、意図される閲覧者の身元に関連した性別情報に関する。例えば、関係を示す情報は、意図される閲覧者の性別に関連する人口統計情報に関連していてもよい。かかる例において、意図される閲覧者が男性である場合、男性閲覧者が概して関心を持つオブジェクトの視覚的表現は、意図される閲覧者に関連していてもよい。例えば、車、道具、発動機付き乗り物などの視覚的表現は、男性閲覧者に関連していてもよい。
少なくとも1つの例示的実施形態において、関係を示す情報は、意図される閲覧者の身元に関連した業界情報に関連する。業界情報は、意図される閲覧者の職業、例えば、意図される閲覧者が勤務する企業、意図される閲覧者が勤務する現場、及び/又は同種のものに関連し得る。例えば、同じ企業/同じ現場/同じ分野の研究室に勤務する同僚の視覚的表現は、意図される閲覧者に関連していてもよい。同様に、意図される閲覧者が勤務する企業の潜在的な取引相手は、意図される閲覧者に関連していてもよい。
一部の状況において、オブジェクトと意図される閲覧者との関連性を判断するとき、視覚メディアアイテムのオブジェクトの役割を考慮することが望ましいと考えられる。例えば、画像において重要な役割を果たすオブジェクトは、視覚メディアアイテムにはそれほど重要でない役割を果たすオブジェクトよりも、意図される閲覧者に関連していてもよい。少なくとも1つの例示的実施形態において、関連性の判断は、視覚メディアのオブジェクトの役割の判断を含む。オブジェクトの役割は、視覚メディアに対するオブジェクトの重要性レベルに関連し得る。少なくとも1つの例示的実施形態において、オブジェクトの役割の判断は、オブジェクトの視覚的表現のサイズ、オブジェクトの視覚的表現の位置、及び/又は同種のものに少なくとも部分的に基づく。例えば、中心位置は、中心ではない位置よりも高い関連性を示してもよい。別の例において、オブジェクトの大きな視覚的表現は、オブジェクトの小さな視覚的表現よりも高い関連性を示してもよい。例えば、大きなサイズであり画像の中央に位置する人の視覚的表現は、小さなサイズであり画像の周辺に位置する人の視覚的表現よりも、画像において重要な役割を示してもよい。このように、意図される閲覧者に人が知られていない可能性がある場合であっても、人は、画像中の人の視覚的表現の役割に少なくとも部分的に基づいて関連し得る。したがって、装置は、セグメント化及び認識されたオブジェクトと、種々の画像レイアウトとを比較することができる。さらに、種々の画像レイアウトは、オブジェクトの説明、オブジェクトの相対的重要性に関する情報、及び/又は同種のものに関連し得る。装置は、類似性に少なくとも部分的に基づいて、比較レイアウト集合から、画像の1つ以上のレイアウトを識別することができる。さらに、装置は、関心のオブジェクトの類似性に少なくとも部分的に基づいて、参照レイアウト中のオブジェクトを識別することができる。そして、オブジェクトの関連性は、識別された画像のレイアウトの1つ以上の対応するオブジェクトの関連性に基づいて判断することができる。装置はかかる比較を利用し、オブジェクトの視覚的表現の関連性を増加させ及び/又は減少させることができる。このように、オブジェクトの視覚的表現の役割の判断は、オブジェクトの関連性を判断するときに、意図される閲覧者とオブジェクトの視覚的表現との関係と併用することができる。
前述したように、オブジェクトの視覚的表現と視覚メディアオブジェクトの意図される閲覧者との関連性に少なくとも部分的に基づいて、視覚メディアアイテムを変更することが望ましいと考えられる。一部の状況において、オブジェクトと意図される閲覧者との関連性を反映するために、オブジェクトの視覚的表現の強調を変更することが望ましいと考えられる。このように、変更された視覚メディアアイテムは、少なくともオブジェクトの視覚的表現を視覚的に強調することによって、変更されていない視覚メディアアイテムとは異なり得る。例えば、視覚的強調の相違は、視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現よりも大きく強調された、変更された視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現に関連していてもよい。かかる強調は、オブジェクトの視覚的表現の変更、及び/又はオブジェクトの視覚的表現以外の視覚メディアアイテムの一部の変更に関連し得る。
少なくとも1つの例示的実施形態において、変更された視覚メディアアイテムの生成は、オブジェクトの視覚的表現を含めることができない視覚メディアアイテムの少なくとも一部に対する視覚的効果の度合に関連する。例えば、視覚的効果は、領域を強調しないことに関連する。領域は、視覚メディアアイテムの背景に関連し得る。少なくとも1つの例示的実施形態において、背景は、オブジェクトの視覚的表現に関連せず、他の識別されたオブジェクト及び/又は同種のものに関連しない、視覚メディアアイテムの一部に関連する。領域が、別のオブジェクトの視覚的表現に関連し得る。例えば、オブジェクトの視覚的表現の強調は、オブジェクトの視覚的表現を強調させる変更、又はオブジェクトの視覚的表現周囲の領域を強調させなくする変更に関連していてもよい。例えば、背景の前方にあるオブジェクトの視覚的表現の画像は、オブジェクトの視覚的表現を変更して強調させ、背景を変更して強調させなくするなどして、オブジェクトを大きく強調するように変更してもよい。このように、変更された視覚メディアアイテムの生成は、オブジェクトの視覚的表現を含む少なくとも一部の視覚メディアアイテムに対する視覚的効果の度合の排除に関連し得る。かかる視覚的効果は、オブジェクトの視覚的表現において実行されなかったとしても、オブジェクトの視覚的表現の強調を変更させ得る。
少なくとも1つの例示的実施形態において、強調に対する視覚メディアアイテムの一部の変更は、視覚メディアアイテムの一部に対する少なくとも一部の視覚的効果の適用に関連する。視覚的効果は、オブジェクトの視覚的表現の強調レベルに関連し得る。
少なくとも1つの例示的実施形態において、オブジェクトの視覚的表現の鮮鋭度レベルは強調を示す。例えば、大きく強調されたオブジェクトは、強調されていないオブジェクトよりもシャープな視覚的表現を有していてもよい。同様に、強調されていないオブジェクトは、大きく強調されたオブジェクトよりもぼやけた視覚的表現を有していてもよい。ユーザは、一般的な写真撮影の慣習によって、このような強調に精通し得る。例えば、写真の主な対象は焦点が合っていることが多いが、写真の重要ではない要素には焦点が合っていなくてもよい。このように、ユーザは、オブジェクトのぼやけた視覚的表現の強調が存在しないこととの関連に精通し得る。少なくとも1つの例示的実施形態において、オブジェクトの視覚的表現の強調を変更するのにボケ効果を利用することができる。少なくとも1つの例示的実施形態において、ボケ効果は、視覚的表現に関連したぼけ量が変化する視覚的表現の変更に関連する。このように、ボケ効果は、画像が特定のオブジェクトと焦点が合っているか否かについての知覚を変更することができる。例えば、ボケ効果の増加は焦点の欠如、したがって少ない強調を示してもよい。同様に、ボケ効果の減少は焦点、したがって大きな強調を示してもよい。例えば、ボケ効果は、オブジェクトが焦点から外れていると見せるように、焦点が合っているオブジェクトの視覚的表現に適用されてもよい。
少なくとも1つの例示的実施形態において、オブジェクトの視覚的表現の強調を変更するのに明るさ効果を利用することができる。明るさ効果は、光源の導入、例えば、輝き効果、明るさレベルの変更、及び/又は同種のものに関連し得る。例えば、明るさの減少は、オブジェクトを強調しないことを示し、明るさの増加はオブジェクトの強調を示してもよい。
更に別の例示的実施形態において、オブジェクトの視覚的表現の強調を変更するのに色関連効果を利用することができる。例えば、強調したいオブジェクトは色を用いて表してもよく、強調したくないオブジェクトは白黒で表してもよい。別の例において、強調すべきオブジェクトに目立つ色を適用してもよく、強調すべきでないオブジェクトには目立たない色を適用してもよい。更に別の例において、強調すべきオブジェクト及び強調すべきでないオブジェクト又は領域に異なるフィルタリングを適用してもよい。考えられるフィルタリング操作の例としては、ローパスフィルタリング、ハイパスフィルタリング、バンドパスフィルタリング、エントロピーフィルタリング、及び/又は同種のものが挙げられる。更に別の例示的実施形態において、ノイズの追加又は低減を用いて、オブジェクトを強調しないか又は強調することができる。例えば、強調すべき画像中の領域又はオブジェクトにノイズを適用してもよい。
少なくとも1つの例示的実施形態において、オブジェクトの視覚的表現の強調を変更するのに除去効果を利用することができる。除去効果は、オブジェクトの削除、オブジェクトの交換、及び/又は同種のものに関連し得る。
少なくとも1つの例示的実施形態において、オブジェクトの強調及び/又は非強調に関連する1つ以上の効果は、1つ以上の変更指示に基づき得る。少なくとも1つの例示的実施形態において、変更指示は、強調させ及び/又は強調させないように適用される少なくとも1つの効果を指示する、設定、コマンド、及び/又は同種のものである。変更指示は、オブジェクトの強調/非強調に関連して適用する、スタイル、色、色深度などに関連し得る。変更指示は、あらかじめ定め、ユーザにより決定するなどすることができる。例えば、ユーザは、変更指示を変更してもよい。かかる例において、装置は、ユーザに変更指示を変更させ、変更指示を設定させるなどすることができるインタフェースを提供してもよい。例えば、装置は、メディアアイテムの表示とともに、かかるユーザインタフェースを提供してもよい。このように、写真をプレビューするとき、ユーザは、受信者のためにオブジェクトを強調及び/又は強調しない方法を選択することができる。変更指示は、別の装置、例えばメディアアイテムを受信する装置とは別の装置から受信することができる。少なくとも1つの例示的実施形態において、特定のメディアアイテムに1つ以上の変更指示を適用することができる。例えば、ユーザは、選択されたメディアアイテムに変更指示を適用することを選択してもよい。かかる例において、ユーザは、メディアアイテムへの変更指示を表すインタフェースアイテムをドラッグし、メディアアイテムの変更を変更指示に従って実行させるように変更してもよい。少なくとも1つの例示的実施形態において、特定メディアアイテムに関する利用についての変更指示のユーザ選択によって、装置は、後で変更されるメディアアイテムに関する変更指示を利用することができる。
一部の状況において、オブジェクトの視覚的表現の変更量は、オブジェクトと意図される閲覧者との関連性の大きさに基づくことが望ましいと考えられる。少なくとも1つの例示的実施形態において、視覚的効果の大きさは、関連性に少なくとも部分的に基づく。例えば、視覚的効果の大きさは、関連性の大きさに少なくとも部分的に基づいていてもよい。例えば、ぼけの程度は、オブジェクトと意図される閲覧者との関連性の程度によって異なることが望ましいと考えられる。かかる例において、意図される閲覧者とは無関係であり得るオブジェクトの視覚的表現にわずかな程度のぼけを適用してもよく、更に無関係であり得るオブジェクトの視覚的表現に大きな程度のぼけを適用してもよい。
例えば、関連性は、社会的距離によって判断されてもよい。少なくとも1つの例示的実施形態において、社会的距離は、人の間の社会的な近さの定量、例えば人の間の社会的なつながりの集計に関連する。人の家族は、社会的距離の第1の(fist)カテゴリーに属し得る。その人自身の連絡先は、家族に次いで最も重要であり得る社会的距離の第2のカテゴリーに属し得る。連絡先(contacts of contacts)は、社会的距離の第3のカテゴリーなどに属し得る。かかる例において、(必要に応じて)家族の視覚的表現のぼけ効果は、人の連絡先のぼけ効果よりも少なくてもよい。
図3Aは、少なくとも1つの例示的実施形態に係る視覚メディアアイテムを示す図である。図3Aの例は単一の画像を示しているが、図3Aの例は、単一の画像、複数の画像、映像、及び/又は同種のものに関連し得る。図3Aの視覚メディアアイテムは、男性の視覚的表現302Aと、少女の視覚的表現304Aと、男性が持っている魚の視覚的表現306Aと、画像のシーンに含まれている木の視覚的表現308Aと、を含むことを理解することができる。視覚的表現302A、304A、306A及び308Aはそれぞれ焦点が合っていることを理解することができる。このように、図3Aの視覚メディアアイテムは、過焦点視覚コンテンツを含み得る。
図3Bは、少なくとも1つの例示的実施形態に係る視覚メディアアイテムを示す図である。図3Bは、図3Aの視覚メディアアイテムの変更されたバージョンを表している。図3Bの例において、視覚的表現302Bは視覚的表現302Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現304Bは視覚的表現304Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現306Bは視覚的表現306Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現308Bは視覚的表現308Aに少なくとも部分的に基づく。視覚的表現302B、304B及び306Bは、視覚的表現308Bに対するボケ効果の適用によって図3Bに強調されていることを理解することができる。このように、閲覧者は、視覚的表現302B、304B及び306Bの強調を知覚することができる。
図3Cは、少なくとも1つの例示的実施形態に係る視覚メディアアイテムを示す図である。図3Cは、図3Aの視覚メディアアイテムの変更されたバージョンを表している。図3Cの例において、視覚的表現302Cは視覚的表現302Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現304Cは視覚的表現304Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現306Cは視覚的表現306Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現308Cは視覚的表現308Aに少なくとも部分的に基づく。視覚的表現302C及び306Cは、視覚的表現304C及び視覚的表現308Cに対するボケ効果の適用によって図3Cに強調されていることを理解することができる。このように、閲覧者は、視覚的表現302C及び306Cの強調を知覚することができる。
変更された視覚的表現、例えば図3B及び3Cに示されているものを装置が生成することができる、考えられるシナリオの明確化を支援するために、例示的なシナリオを説明する。ただし、かかるシナリオは、かかる変更が望ましいと考えられる状況を明確にするものにすぎず、必ずしも、いかなる方法によっても特許請求の範囲を限定するものではないことを理解する必要がある。例示的なシナリオにおいて、装置のユーザであるジョンは、視覚的表現302Aによって画像に表されている友達のマイクと魚釣りをしている間に、図3Aの画像を取り込んだ。画像は、視覚的表現306Aによって表されている魚を持っているマイクを示しており、マイクはちょうど魚を捕まえたところであり、視覚的表現304Aによって表されている、ジョンの娘サリーは、マイクと魚を見ている。視覚的表現308Aによって表されている木は、画像の背景に存在していた木にすぎない。図3Aの画像は、特定の視覚的表現の特定の強調が知覚できないように、視覚的表現のそれぞれの焦点によってジョンの装置が取り込んだ画像であり得る。
この例示的なシナリオにおいて、画像の視覚的表現は、画像を閲覧する人によって異なる重要性を有していてもよい。例えば、ジョンは、ジョンの友達マイクとジョンの娘サリーの画像の描写を楽しんでもよい。ジョンの要求に応じて画像が視覚的表現を強調するように、図3Aの画像を変更することが望ましいと考えられる。例えば、装置は、ジョンが閲覧するために、変更されたバージョンの画像を作成してもよい。ただし、マイクは、ちょうど捕まえた魚を持っている自身の画像の描写を楽しむことができる。マイクの要求に応じて画像が視覚的表現を強調するように、図3Aの画像を変更することが望ましいと考えられる。例えば、装置は、マイクが閲覧するために、変更されたバージョンの画像を作成してもよい。
図3Bは、ジョンのために図3Aの画像から装置が作成できる画像を示し得る。装置は、ジョンを、画像の意図される閲覧者と識別することができる。例えば、装置はジョンの装置であってもよく、装置は、ジョンが画像の閲覧者であるという推定に少なくとも部分的に基づいて、画像を作成してもよい。装置は、画像中の魚の中心的役割に少なくとも部分的に基づいて、視覚的表現306Aが関連性を有すると判断することができる。例えば、装置は、画像中の魚の役割が重要であり得ると判断してもよく、魚の視覚的表現を強調する必要があると判断してもよい。装置は、マイクを、視覚的表現302Aによって表されているオブジェクトと識別することができる。装置は、マイクがジョンの友達であることを示す情報を利用して、マイクの視覚的表現を強調する必要があると判断することができる。装置は、サリーを、視覚的表現304Aによって表されているオブジェクトと識別することができる。装置は、サリーがジョンの娘であることを示す情報を利用して、サリーの視覚的表現を強調する必要があると判断することができる。このように、装置は、マイク、サリー及び魚の視覚的表現が強調されるように、図3Aの画像を変更することを判断できる。装置は、図3Aの画像中の他のオブジェクト、例えば視覚的表現306Aの木に対するボケ効果の適用によってマイク、サリー及び魚の視覚的表現を強調させるように、図3Aの画像を変更して図3Bの画像を作成することができる。このように、図3Bの画像は、ジョンの身元と、ジョンとマイクとの関係及びジョンとサリーとの関係を示す情報との相関性に少なくとも部分的に基づいて装置が作成した画像であり得る。
図3Cは、マイクのために図3Aの画像から装置が作成できる画像を示し得る。装置は、マイクを、画像の意図される閲覧者と識別することができる。例えば、装置はジョンの装置であってもよく、ジョンはマイクに画像のコピーを送信してもよく、装置は、マイクを画像の受信者であると識別することに少なくとも部分的に基づいて、画像を作成してもよい。装置は、画像中の魚の中心的役割に少なくとも部分的に基づいて、視覚的表現306Aが関連性を有すると判断することができる。例えば、装置は、画像中の魚の役割が重要であり得ると判断してもよく、魚の視覚的表現を強調する必要があると判断してもよい。装置は、マイクを、視覚的表現302Aによって表されているオブジェクトと識別することができる。装置は、オブジェクトと意図される閲覧者との相関性に少なくとも部分的に基づいて、マイクの視覚的表現を強調する必要があると判断することができる。装置は、サリーを、視覚的表現304Aによって表されているオブジェクトと識別することができる。装置は、サリーがマイクと適切な関係を有することを示す情報を見つけることができず、装置は、サリーの視覚的表現を強調する必要がないと判断することができる。このように、装置は、マイク及び魚の視覚的表現が強調されるように、図3Aの画像を変更することを判断できる。装置は、図3Aの画像中の他のオブジェクト、例えばサリー及び視覚的表現306Aの木に対するボケ効果の適用によってマイク及び魚の視覚的表現を強調させるように、図3Aの画像を変更して図3Cの画像を作成することができる。このように、図3Cの画像は、マイクの身元と、ジョンとマイクとの関係を示す情報との相関性、及び、マイクの身元と、サリーとマイクとの関係が存在しない情報との相関性に少なくとも部分的に基づいて装置が作成した画像であり得る。
図4A〜4Cは、少なくとも1つの例示的実施形態に係る視覚メディアアイテムを示す図である。図4A〜4Cの例は例示にすぎず、特許請求の範囲を限定しない。例えば、視覚的表現は変更してもよく、オブジェクトの数は変更してもよく、視覚メディアアイテムの釣り合いは変更するなどしてもよい。
意図される閲覧者とオブジェクトとの関係を装置が判断しているとき、装置は、オブジェクトが人である場合に、多様な情報の集合を利用してかかる関係を評価することができる。例えば、装置は、人に対する意図される閲覧者に関する関係に関して利用可能な情報に基づいて、意図される閲覧者と人との関係を示す情報を利用するなどしてもよい。
一部の状況において、装置は、意図される閲覧者と視覚メディアアイテムのオブジェクト表現との関係を示す情報を含み得る。例えば、装置は、連絡先一覧、プロフィール、通信履歴、及び/又は同種のものを備えていてもよい。このように、意図される閲覧者の身元が装置のユーザに関連する場合、連絡先情報は、装置に関連した連絡先一覧に含まれる連絡先情報に関連し得る。かかる例において、意図される閲覧者の装置に関する連絡先情報の存在は、ユーザと連絡先情報が示す人との関係を示した情報であってもよい。
一部の状況において、装置は、別の装置から(form)情報を受信して視覚メディアアイテムの変更を支援することが望ましい場合がある。装置は図2Bの装置222と類似していてもよく、別の装置は図2Bの装置226と類似していてもよい。例えば、外部装置は、意図される閲覧者の身元に関連する情報、意図される閲覧者と画像のオブジェクトとの関係を示す情報、及び/又は同種のものを備えていてもよい。例えば、別の装置は、意図される閲覧者のソーシャル・ネットワーキング・アカウントに関連する情報を備えたソーシャル・ネットワーキング・サーバであってもよい。かかる例において、装置は、意図される閲覧者と視覚メディアアイテムに表されている1つ以上のオブジェクトとの関係の有無を示すソーシャル・ネットワーキング・サーバから情報を受信してもよい。別の装置のかかる利用は、ソーシャルネットワーキングのやりとりによって、意図される閲覧者が確立でき、視覚メディアアイテムの変更目的の関係の判断が、意図される閲覧者の先のやりとりから利益を得ることができるデータを利用することが望ましいと考えられ、少なくともそれを目的とする。別の例において、別の装置は、企業のリポジトリ、例えば組織のデータベースであってもよい。このように、装置は、企業のリポジトリを利用して、意図される閲覧者と視覚メディアアイテムに表すことができる1人以上の人との有効な関係を判断することができる。
少なくとも1つの例示的実施形態において、閲覧者の身元は、ソーシャル・ネットワーキング・アカウントの指定に関連する。ソーシャル・ネットワーキング・アカウントの指定は、意図される閲覧のソーシャル・ネットワーキング・アカウントと特定のソーシャル・ネットワーキング・アカウントを識別する、スクリーンネーム、ユーザ名、アカウント識別子、及び/又は同種のものであり得る。かかる例において、装置は、身元と人との間の社会的関係を示す情報を受信してもよい。例えば、社会的関係を示す情報は、ソーシャル・ネットワーキング・アカウントに関連する連絡先情報に関連する。かかる情報は、ソーシャル・ネットワーキング・サーバから受信することができる。
一部の状況において、意図される閲覧者と1つ以上のオブジェクトとの関係を明示する、意図される閲覧者に関連する情報が存在し得る。例えば、意図される閲覧者の身元に関連するプロフィール情報が存在していてもよい。かかる例において、プロフィール情報は、1つ以上のオブジェクトに関連する好みを示す情報に関連する。例えば、プロフィール情報は、意図される閲覧者が特定のスポーツを好きなことを示してもよい。かかる情報は、そのスポーツに関連し得るオブジェクトの関連性を判断するのに利用することができる。同様に、かかる情報は、プロフィール情報、例えば、同僚、好きな有名人、及び/又は同種のものに関連し得る特定の人を識別するのに利用することができる。
図4Aは、少なくとも1つの例示的実施形態に係る視覚メディアアイテムを示す図である。図4Aの視覚メディアアイテムは、人の視覚的表現402A、人の視覚的表現404A、人の視覚的表現406A、人の視覚的表現408A、人の視覚的表現410A、人の視覚的表現412A、人の視覚的表現414A、及び人の視覚的表現416Aを含むことを理解することができる。視覚的表現402A、404A、406A、408A、410A、412A、414A及び416Aはそれぞれ焦点が合っていることを理解することができる。このように、図4Aの視覚メディアアイテムは、過焦点視覚コンテンツを含み得る。
図4Bは、少なくとも1つの例示的実施形態に係る視覚メディアアイテムを示す図である。図4Bは、図4Aの視覚メディアアイテムの変更されたバージョンを表している。図4Bの例において、視覚的表現402Bは視覚的表現402Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現404Bは視覚的表現404Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現406Bは視覚的表現406Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現408Bは視覚的表現408Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現410Bは視覚的表現410Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現412Bは視覚的表現412Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現414Bは視覚的表現414Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現416Bは視覚的表現416Aに少なくとも部分的に基づく。視覚的表現404B、408B、414B及び416Bは、視覚的表現402B、406B、410B及び412Bに対するボケ効果の適用によって、図4B中で強調されていることを理解することができる。このように、閲覧者は、視覚的表現404B、408B、414B及び416Bの強調を知覚することができる。
図4Cは、少なくとも1つの例示的実施形態に係る視覚メディアアイテムを示す図である。図4Cは、図4Aの視覚メディアアイテムの変更されたバージョンを表している。図4Cの例において、視覚的表現402Cは視覚的表現402Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現404Cは視覚的表現404Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現406Cは視覚的表現406Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現408Cは視覚的表現408Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現410Cは視覚的表現410Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現412Cは視覚的表現412Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現414Cは視覚的表現414Aに少なくとも部分的に基づき、視覚的表現416Cは視覚的表現416Aに少なくとも部分的に基づく。視覚的表現402C、404C、408C及び410Cは、視覚的表現406C、412C、414C及び416Cに対するボケ効果の適用によって、図4C中で強調されていることを理解することができる。このように、閲覧者は、視覚的表現402C、404C、408C及び410Cの強調を知覚することができる。
変更された視覚的表現、例えば図4B及び4Cに示されているものを装置が生成することができる、考えられるシナリオの明確化を支援するために、例示的なシナリオを説明する。ただし、かかるシナリオは、かかる変更が望ましいと考えられる状況を明確にするものにすぎず、必ずしも、いかなる方法によっても特許請求の範囲を限定するものではないことを理解する必要がある。図4Aの画像は、イベント、例えばパーティーにおける人々のグループの画像であり得る。画像は、例えばウェブサイト上で、複数の閲覧者に利用可能である。種々の閲覧者が装置上で画像を閲覧するとき、装置は画像を変更して、閲覧者と人との関係に少なくとも部分的に基づいて、種々の人を強調することができる。これらの例は、閲覧者のジム氏及びビル氏に関連する。かかる例において、ジムとビルとの関係を示す情報が存在していてもよいし、又は、ジムとビルとの関係を示す情報が存在していなくてもよい。
例えば、ジムは図4Aの画像を受信することができ、ジムの装置は図4Aの画像を変更して、ジムと画像に表されている人との関係を示す情報に少なくとも部分的に基づいて、図4Bの画像を作成してもよい。例えば、ジムの装置は、ジムと画像に表されている人との社会的関係を示す情報を利用してもよい。このように、ジムは、視覚的表現402A、406A、410A及び412Aの人と社会的関係を持つことができず、その結果、装置は、視覚的表現402B、406B、410B及び412B中のこれらの人々を強調しないように図4Bの画像を作成する。このように、装置は、視覚的表現404B、408B、414B及び416Bを図4Bの画像中で強調させることができる。ソーシャルネットワーキング情報によって示されるように、強調された表現は、ジムが社会的関係を持つ人を表すことができる。この例において、視覚的表現404B、408B、414B及び416Bによって表されている人は、ジムの友達、同僚、及び/又は同種のものに関連していてもよい。
別の例において、ビルは図4Aの画像を受信することができ、ビルの装置は、図4Aの画像を変更して、ビルと画像に表されている人との関係を示す情報に少なくとも部分的に基づいて、図4Cの画像を作成してもよい。例えば、ビルの装置は、ビルと画像に表されている人との社会的関係を示す情報を利用してもよい。このように、ビルは、視覚的表現406A、412A、414A及び416Aの人と社会的関係を持つことができず、その結果、装置は、視覚的表現406C、412C、414C及び416C中のこれらの人々を強調しないように図4Cの画像を作成する。このように、装置は、視覚的表現402C、404C、408C及び410Cを図4Cの画像中で強調させることができる。ソーシャルネットワーキング情報によって示されるように、強調された表現は、ビルが社会的関係を持つ人を表すことができる。この例において、視覚的表現402C、404C、408C及び410Cによって表されている人は、ビルの友達、同僚、及び/又は同種のものに関連していてもよい。
図5は、少なくとも1つの例示的実施形態に係る視覚メディアアイテムの変更に関連する動作を示す流れ図である。少なくとも1つの例示的実施形態において、図5の動作に対応する一連の動作が存在する。装置、例えば図1の電子機器10又はその一部は、前述した一連の動作を利用することができる。装置は、かかる動作の性能のために、例えば図1のプロセッサ11を含む手段を備え得る。例示的実施形態において、装置、例えば図1の電子機器10は、メモリ(例えば、図1のメモリ12)であって、プロセッサ(例えば、図1のプロセッサ11)とともに作動し装置に図5の一連の動作を実行させるように構成されたコンピュータコードを備えるメモリを有することによって、変形される。
ブロック502において、装置は、視覚メディアアイテムを受信する。前述の受信及び視覚メディアアイテムは、図2A〜2B、図3A〜3Cに関して説明したもの、及び/又は同種のものと同様であり得る。
ブロック504において、装置は、視覚メディアアイテムの少なくとも1人の意図される閲覧者の身元を判断する。前述の判断、身元及び意図される閲覧者は、図3A〜3C、図4A〜4C、図6、図7に関して説明したもの、及び/又は同種のものと同様であり得る。
ブロック506において、装置は、視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現を識別する。前述の識別、視覚的表現及びオブジェクトは、図3A〜3C、図4A〜4Cに関して説明したもの、及び/又は同種のものと同様であり得る。
ブロック508において、装置は、意図される閲覧者の身元に少なくとも部分的に基づいて、オブジェクトの関連性を判断する。前述の判断及び関連性は、図3A〜3C、図4A〜4Cに関して説明したもの、及び/又は同種のものと同様であり得る。
ブロック510において、装置は、少なくともオブジェクトの視覚的表現を視覚的に強調することによって視覚メディアアイテムとは異なるように、変更された視覚メディアアイテムを生成する。前述の生成、変更された視覚メディアアイテム、相違及び視覚的強調は、図3A〜3C、図4A〜4Cに関して説明したもの、及び/又は同種のものと同様であり得る。
図6は、少なくとも1つの例示的実施形態に係る視覚メディアアイテムの変更に関連する動作を示す流れ図である。少なくとも1つの例示的実施形態において、図6の動作に対応する一連の動作が存在する。装置、例えば図1の電子機器10又はその一部は、前述した一連の動作を利用することができる。装置は、かかる動作の性能のために、例えば図1のプロセッサ11を含む手段を備え得る。例示的実施形態において、装置、例えば図1の電子機器10は、メモリ(例えば、図1のメモリ12)であって、プロセッサ(例えば、図1のプロセッサ11)とともに作動し装置に図6の一連の動作を実行させるように構成されたコンピュータコードを備えるメモリを有することによって、変形される。
一部の状況において、オブジェクトと意図される閲覧者との関連性は、動的であることが望ましいと考えられる。例えば、関連性は、閲覧時のユーザのコンテキストに少なくとも部分的に基づくことが望ましいと考えられる。装置は、動作、又は意図される閲覧者及び/又は装置の最新の状況を示す環境要因に少なくとも部分的に基づいて、関連性を判断することが望ましいと考えられる。例えば、ユーザの最新及び/又は最近の行動に関連するオブジェクトは、関連すると判断されてもよい。かかる例において、ユーザが走っている/走っていた場合、スポーツ用品、スポーツ活動、スポーツ仲間、及び/又は同種のものに関連する視覚オブジェクトは、関連すると判断されてもよい。別の例において、ユーザの最新及び/又は最近の環境に関連するオブジェクトは、関連すると判断されてもよい。例えば、ユーザがギター店を訪れていた場合、ギターに関連するオブジェクトは、関連すると判断されてもよい。
少なくとも1つの例示的実施形態において、装置は、視覚メディアアイテムに関連する少なくとも1つの環境要因を示す情報を判断する。環境要因は、意図される閲覧者の状況、視覚メディアアイテムの状況、及び/又は同種のものに関連し得る。例えば、装置は、視覚アイテムに関連するメタデータを検索することによって、視覚メディアアイテムに関連する環境要因を示す情報を判断してもよい。かかるメタデータは、視覚メディアアイテムとともに記憶することができる。視覚メディアアイテムが記録されるなどすると、視覚メディアアイテムが記録された場所を示すことができる。装置は、オブジェクトの識別、関連性の判断、及び/又は同種のもののために、かかるメタデータ情報とユーザの環境要因とを比較することができる。
一部の状況において、装置は、センサから受信した情報に少なくとも部分的に基づいて、環境要因を判断することができる。例えば、意図される閲覧者は、装置のユーザであってもよい。かかる例において、装置は、ユーザとオブジェクトとの関係を示す情報として、環境要因を用いてもよい。センサは、図1に関して説明したものと同様であり得る。例えば、装置は、加速度計情報、光センサ情報、全地球測位システム情報、セルラーネットワーク識別子情報、無線ローカルエリアネットワーク情報、磁力計情報、ジャイロスコープ情報、マイクロホン情報、カメラ情報、及び/又は同種のものに少なくとも部分的に基づいて、環境要因を判断してもよい。装置は、かかる情報を利用して、動作、場所、及び/又は同種のものを判断することができる。例えば、装置は、意図される閲覧者が歩いている、走っている、車中にいる、特定の地理的位置にいることなどを環境要因が示すと判断してもよい。
少なくとも1つの例示的実施形態において、視覚メディアアイテムに関連する環境要因を示す情報の判断は、環境要因を示すセンサ情報の受信を含む。環境要因は、地理的位置、方向、及び/又は同種のものに関連し得る。少なくとも1つの例示的実施形態において、オブジェクトの視覚的表現の識別は、環境要因に少なくとも部分的に基づく。少なくとも1つの例示的実施形態において、オブジェクトの関連性の判断は、環境要因に少なくとも部分的に基づく。
少なくとも1つの例示的実施形態において、装置は、環境要因と関連する関心の少なくとも1つの特徴にオブジェクトが対応すると判断する。関心の特徴は、ストリート、建物若しくはランドマーク、及び/又は同種のものであり得る。例えば、地図情報は、1つ以上の地理的位置に関連する1つ以上の関心の特徴を示す情報を含んでいてもよい。装置は、装置の地理的位置と関心の特徴との関係を判断することができる。一部の状況において、装置は、装置の方向に少なくとも部分的に基づいて、装置の地理的位置と関心の特徴との関係を判断することができる。例えば、装置は、関心の特徴の知覚を考慮した方向に対向する位置にあってもよい。少なくとも1つの例示的実施形態において、オブジェクトの視覚的表現の識別は、環境要因に関連する関心の特徴の少なくとも1つにオブジェクトが対応するという判断に少なくとも部分的に基づく。
ブロック602において、装置は、図5のブロック502に関して説明したものと同様に、視覚メディアアイテムを受信する。ブロック604において、装置は、図5のブロック504に関して説明したものと同様に、視覚メディアアイテムの少なくとも1人の意図される閲覧者の身元を判断する。
ブロック606において、装置は、視覚メディアアイテムに関連する少なくとも1つの環境要因を示す情報を判断する。
ブロック608において、装置は、環境要因に少なくとも部分的に基づいて、視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現を識別する。前述の識別、視覚的表現及びオブジェクトは、図3A〜3C、図4A〜4Cに関して説明したもの、及び/又は同種のものと同様であり得る。
ブロック610において、装置は、意図される閲覧者の身元及び環境要因に少なくとも部分的に基づいて、オブジェクトの関連性を判断する。前述の判断及び関連性は、図3A〜3C、図4A〜4Cに関して説明したもの、及び/又は同種のものと同様であり得る。
ブロック612において、装置は、図5のブロック510に関して説明したものと同様に、少なくともオブジェクトの視覚的表現を視覚的に強調することによって視覚メディアアイテムとは異なるように、変更された視覚メディアアイテムを生成する。
図7は、少なくとも1つの例示的実施形態に係る視覚メディアアイテムの変更に関連する動作を示す流れ図である。少なくとも1つの例示的実施形態において、図7の動作に対応する一連の動作が存在する。装置、例えば図1の電子機器10又はその一部は、前述した一連の動作を利用することができる。装置は、かかる動作の性能のために、例えば図1のプロセッサ11を含む手段を備え得る。例示的実施形態において、装置、例えば図1の電子機器10は、メモリ(例えば、図1のメモリ12)であって、プロセッサ(例えば、図1のプロセッサ11)とともに作動し装置に図7の一連の動作を実行させるように構成されたコンピュータコードを備えるメモリを有することによって、変形される。
前述したように、情報は、図2A〜2Bに関して説明したものと同様に、ユーザの装置から別のユーザの別の装置に交換することができる。かかる状況において、装置は、別の装置のユーザに視覚メディアアイテムを送信することができる。かかる状況において、別の装置のユーザは、自分にとって重要なオブジェクトを強調するように、視覚メディアアイテムを調整することを要求できる。例えば、図3A〜3Cに関して示されている例に関連して、ジョン氏は、マイク氏に視覚メディアアイテムを送信してもよい。ただし、マイクは、図3Aの視覚メディアアイテム又は図3Bの視覚メディアアイテムの代わりに、図3Cの視覚メディアアイテムを閲覧することを要求できる。かかる例において、マイクの装置は、図3Aの視覚メディアアイテムを受信し、図3Cの視覚メディアアイテムを自動的に生成することが望ましいと考えられる。別の例において、ジョンの装置は、図3Cの視覚メディアアイテムを生成しこれをマイクの装置に送信することが望ましいと考えられる。例えば、マイクの装置は、図3Aの視覚メディアアイテムから図3Cの視覚メディアアイテムを生成することができなくてもよい。ただし、一部の状況において、変更されていない視覚メディアアイテムを受信者に送信することが望ましいと考えられる。例えば、受信者は、変更されていない視覚メディアアイテムに種々の変更を行うことを要求してもよく、変更された視覚メディアアイテムと変更されていない視覚メディアアイテムとを比較するなどすることを要求してもよい。
少なくとも1つの例示的実施形態において、装置は、視覚メディアアイテムの意図される閲覧者は、視覚メディアアイテムの受信者であると判断する。例えば、装置は、受信者の身元に少なくとも部分的に基づいて、意図される閲覧の身元を判断してもよい。
ブロック702において、装置は、図5のブロック502に関して説明したものと同様に、視覚メディアアイテムを受信する。
ブロック704において、装置は、視覚メディアアイテムの少なくとも1人の受信者の身元を判断する。例えば、装置は、視覚メディアアイテムの指定受信者を評価し、受信者が視覚メディアアイテムの意図される閲覧者であると判断してもよい。前述の判断、身元及び意図される閲覧者は、図3A〜3C、図4A〜4C、図6、図7に関して説明したもの、及び/又は同種のものと同様であり得る。
ブロック706において、装置は、図5のブロック506に関して説明したものと同様に、視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現を識別する。
ブロック708において、装置は、受信者の身元に少なくとも部分的に基づいて、オブジェクトの関連性を判断する。前述の判断及び関連性は、図3A〜3C、図4A〜4Cに関して説明したもの、及び/又は同種のものと同様であり得る。
ブロック710において、装置は、図5のブロック510に関して説明したものと同様に、少なくともオブジェクトの視覚的表現を視覚的に強調することによって視覚メディアアイテムとは異なるように、変更された視覚メディアアイテムを生成する。
ブロック712において、装置は、変更された視覚メディアアイテムを受信者に送信する。送信は、図2A〜2Bに関して説明したものと同様であり得る。
図8は、少なくとも1つの例示的実施形態に係る視覚メディアアイテムの変更に関連する動作を示す流れ図である。少なくとも1つの例示的実施形態において、図8の動作に対応する一連の動作が存在する。装置、例えば図1の電子機器10又はその一部は、前述した一連の動作を利用することができる。装置は、かかる動作の性能のために、例えば図1のプロセッサ11を含む手段を備え得る。例示的実施形態において、装置、例えば図1の電子機器10は、メモリ(例えば、図1のメモリ12)であって、プロセッサ(例えば、図1のプロセッサ11)とともに作動し装置に図8の一連の動作を実行させるように構成されたコンピュータコードを備えるメモリを有することによって、変形される。
一部の状況において、装置のユーザは、意図される閲覧者が閲覧する視覚メディアアイテムを閲覧することが望ましいと考えられる。例えば、図3A〜3Cの例に関連して、ジョンはマイクが見る変更を確認するように、図3Cの視覚メディアアイテムを閲覧することを要求してもよい。したがって、装置は、視覚メディアアイテムの意図される閲覧者をユーザにより指定できることが望ましいと考えられる。このように、ユーザは、1人以上の意図される閲覧者による指定に少なくとも部分的に基づいて、1つ以上の変更された視覚メディアアイテムを装置に生成させることができる。
ブロック802において、装置は、図5のブロック502に関して説明したものと同様に、視覚メディアアイテムを受信する。
ブロック804において、装置は、視覚メディアアイテムの意図される閲覧者の身元を指定した入力を示す情報を受信する。少なくとも1つの例示的実施形態において、入力は、身元に関連したインタフェースアイテムの選択に関連する。インタフェースアイテムは、特定の身元又は身元群の指定を考慮する選択可能なインタフェース要素であり得る。例えば、インタフェースアイテムは、意図される閲覧に関連する連絡先インタフェースアイテムであってもよい。少なくとも1つの例示的実施形態において、連絡先インタフェースアイテムは、連絡先情報にアクセスするのに選択できるインタフェースアイテムである。別の例において、インタフェースアイテムは、意図される閲覧者の画像であってもよい。かかる例において、意図される閲覧者の画像は、視覚メディアアイテムに含まれていてもよい。例えば、入力は、ユーザの接触を伴っていてもよく、視覚メディアアイテムの人の表現を維持し、視覚メディアアイテムの意図される閲覧者を識別してもよい。このように、入力は、身元の視覚メディアアイテムに対応する視覚メディアアイテムの一部の選択に関連し得る。別の例において、入力は、ユーザが、視覚メディアアイテム上で、例えば連絡先記録から人の画像をドラッグすることを伴っていてもよい。このように、選択は、表示された視覚メディアアイテムの位置に対応する位置に、インタフェースアイテムをドラッグすることを示すドラッグ入力に関連し得る。別の例において、入力は、ユーザが、本のページをめくるかのように、画像を隅から裏返すことを伴っていてもよい。かかる例において、装置は、種々の意図される閲覧者に対して種々の強調表現により、連続した画像を提供してもよい。
ブロック806において、装置は、図5のブロック506に関して説明したものと同様に、視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現を識別する。ブロック808において、装置は、図5のブロック508に関して説明したものと同様に、意図される閲覧者の身元に少なくとも部分的に基づいて、オブジェクトの関連性を判断する。ブロック810において、装置は、少なくともオブジェクトの視覚的表現を視覚的に強調することによって視覚メディアアイテムとは異なるように、変更された視覚メディアアイテムを生成する。
ブロック812において、装置は、変更された視覚メディアアイテムを表示する。この表示は、変更された視覚メディアアイテムの表示、表示される視覚メディアアイテムを示す情報の別の装置への送信、及び/又は同種のものを含み得る。
図9は、少なくとも1つの例示的実施形態に係る視覚メディアアイテムの変更に関連する動作を示す流れ図である。少なくとも1つの例示的実施形態において、図9の動作に対応する一連の動作が存在する。装置、例えば図1の電子機器10又はその一部は、前述した一連の動作を利用することができる。装置は、かかる動作の性能のために、例えば図1のプロセッサ11を含む手段を備え得る。例示的実施形態において、装置、例えば図1の電子機器10は、メモリ(例えば、図1のメモリ12)であって、プロセッサ(例えば、図1のプロセッサ11)とともに作動し装置に図9の一連の動作を実行させるように構成されたコンピュータコードを備えるメモリを有することによって、変形される。
少なくとも1つの例示的実施形態において、装置は、視覚メディアアイテムのオブジェクトの複数の視覚的表現を識別することができる。例えば、装置は、図3Aの視覚メディアアイテムの視覚的表現302A、304A、306A及び308Aを識別してもよい。かかる例において、装置は、種々のオブジェクトの別の関連性を判断してもよい。一部の状況において、インタフェース要素が強調されると、異なるインタフェース要素が強調され得ない。例えば、図3Cの視覚メディアアイテムは、視覚的表現304C及び308Cのオブジェクトを強調しないことによって、視覚的表現302C及び306Cのオブジェクトを強調する。前述したように、特定の視覚的表現の強調量は、異なるインタフェース要素の関連性によって異なり得る。例えば、オブジェクトの表現の強調は、視覚的表現のオブジェクトの関連性と別のオブジェクトの関連性との比較に少なくとも部分的に基づいていてもよい。一部の状況において、別のオブジェクトよりも高い関連性を有するオブジェクトは、変更されていない視覚メディアアイテムに表されているものよりも大きく強調されるように変更された、関連する視覚的表現を有し得る。例えば、図3Bの変更された視覚メディアアイテムにおいて、視覚的表現302Bのオブジェクトの関連性は、視覚的表現308Bのオブジェクトの関連性よりも大きくてもよい。(図3Aの変更されていない視覚メディアアイテムに表されているように)視覚的表現308Aの強調から視覚的表現308Bを強調しないことによって、(図3Aの変更されていない視覚メディアアイテムに表されているように)視覚的表現302Bが視覚的表現302Aよりも大きく強調されることを理解することができる。このように、視覚的表現308Bを強調しないことにより、視覚的表現302Bが視覚的表現302Aと類似しているか又はこれと同じであるなどであっても、視覚的表現302Bは大きく強調される。
ブロック902において、装置は、図5のブロック502に関して説明したものと同様に、視覚メディアアイテムを受信する。ブロック904において、装置は、図5のブロック504に関して説明したものと同様に、視覚メディアアイテムの意図される閲覧者の少なくとも1人の身元を判断する。ブロック906において、装置は、図5のブロック506に関して説明したものと同様に、視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現を識別する。ブロック908において、装置は、図5のブロック508に関して説明したものと同様に、意図される閲覧者の身元に少なくとも部分的に基づいて、オブジェクトの関連性を判断する。ブロック910において、装置は、視覚メディアアイテムに含まれる別のオブジェクトの視覚的表現を識別する。前述の識別、視覚的表現及び別のオブジェクトは、図3A〜3C、図4A〜4Cに関して説明したもの、及び/又は同種のものと同様であり得る。
ブロック912において、装置は、意図される閲覧者の身元に少なくとも部分的に基づいて、オブジェクトの関連性よりも別のオブジェクトの関連性が大きいと判断する。前述の判断及び関連性は、図3A〜3C、図4A〜4Cに関して説明したもの、及び/又は同種のものと同様であり得る。
ブロック914において、装置は、変更された視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現が、視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現よりも少なく強調されるように、変更された視覚メディアアイテムを生成する。前述の生成、変更された視覚メディアアイテム、相違及び視覚的強調は、図3A〜3C、図4A〜4Cに関して説明したもの、及び/又は同種のものと同様であり得る。
図10は、少なくとも1つの例示的実施形態に係る視覚メディアアイテムの変更に関連する動作を示す流れ図である。少なくとも1つの例示的実施形態において、図10の動作に対応する一連の動作が存在する。装置、例えば図1の電子機器10又はその一部は、前述した一連の動作を利用することができる。装置は、かかる動作の性能のために、例えば図1のプロセッサ11を含む手段を備え得る。例示的実施形態において、装置、例えば図1の電子機器10は、メモリ(例えば、図1のメモリ12)であって、プロセッサ(例えば、図1のプロセッサ11)とともに作動し装置に図10の一連の動作を実行させるように構成されたコンピュータコードを備えるメモリを有することによって、変形される。
ブロック1002において、装置は、図5のブロック502に関して説明したものと同様に、視覚メディアアイテムを受信する。ブロック1004において、装置は、図5のブロック504に関して説明したものと同様に、視覚メディアアイテムの意図される閲覧者の少なくとも1人の身元を判断する。ブロック1006において、装置は、図5のブロック506に関して説明したものと同様に、視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現を識別する。ブロック1008において、装置は、図5のブロック508に関して説明したものと同様に、意図される閲覧者の身元に少なくとも部分的に基づいて、オブジェクトの関連性を判断する。ブロック1010において、装置は、図9のブロック910に関して説明したものと同様に、視覚メディアアイテムに含まれる別のオブジェクトの視覚的表現を識別する。ブロック1012において、装置は、図9のブロック912に関して説明したものと同様に、意図される閲覧者の身元に少なくとも部分的に基づいて、オブジェクトの関連性よりも別のオブジェクトの関連性が大きいと判断する。
ブロック1014において、装置は、変更された視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現が、視覚メディアアイテムに含まれるオブジェクトの視覚的表現よりも少なく強調されるように、そして、変更された視覚メディアアイテムに含まれる別のオブジェクトの視覚的表現が、視覚メディアアイテムに含まれる別のオブジェクトの視覚的表現よりも大きく強調されるように、変更された視覚メディアアイテムを生成する。前述の生成、変更された視覚メディアアイテム、相違及び視覚的強調は、図3A〜3C、図4A〜4Cに関して説明したもの、及び/又は同種のものと同様であり得る。例えば、装置は、別のオブジェクトを強調するようにオブジェクトの視覚的表現にボケ効果を適用してもよく、別のオブジェクトを強調するように別のオブジェクトの視覚的表現に明るさ効果を適用してもよい。
本発明の実施形態は、ソフトウェア、ハードウェア、アプリケーションロジック、又はソフトウェアとハードウェアとアプリケーションロジックとの組合せにより実施することができる。ソフトウェア、アプリケーションロジック、及び/又はハードウェアは、装置、別の装置又は複数の別の装置に存在し得る。必要に応じて、ソフトウェア、アプリケーションロジック、及び/又はハードウェアの一部は装置に存在し、ソフトウェア、アプリケーションロジック、及び/又はハードウェアの一部は別の装置に存在し、ソフトウェア、アプリケーションロジック、及び/又はハードウェアの一部は複数の別の装置に存在し得る。例示的実施形態において、アプリケーションロジック、ソフトウェア又は命令セットは、種々の従来型コンピュータ可読媒体のうちのいずれか1つに維持される。必要に応じて、本明細書に論じられている種々の機能は、異なる順序で及び/又は互いに同時に実行することができる。例えば、図5のブロック504は、ブロック506の後に実行されてもよい。さらに、必要に応じて、上述した機能のうちの1つ以上は任意であってもよいし、又は組み合わせてもよい。例えば、図5のブロック506は任意であってもよいし、又はブロック508と組み合わせてもよい。
本発明の種々の態様が独立請求項に記載されているが、本発明の他の態様は、説明されている実施形態及び/又は従属請求項の特徴と独立請求項の特徴との他の組合せを含み、この組合せは単独ではなく、特許請求の範囲に明記されている。
また、本発明の上述した例示的実施形態が説明されているが、これらの説明を限定的な意味とみなすべきでないことにも留意する必要がある。添付の特許請求の範囲に規定されている本発明の範囲から逸脱することなく、行うことができる変形及び変更が存在する。