JP6717072B2 - 情報処理装置、画像形成システム及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、画像形成システム及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、画像形成システム及びプログラムに関し、例えば直列接続された複数の画像形成装置で同じ色味の画像を形成する技術に係る。
2台の画像形成装置を直列的に接続して構成されるタンデム方式の画像形成システム(以下、単に「画像形成システム」と記す)が知られている。この画像形成システムでは、上流側の画像形成装置により用紙の表面に画像を形成し、下流側の画像形成装置により用紙の裏面に画像を形成することができる。用紙の表面及び裏面に画像を形成する処理を、それぞれの画像形成装置で分担して行うことにより、1台の画像形成装置で用紙の両面に画像を形成する場合と比較して、生産性を向上させることができる(例えば、特許文献1を参照)。
タンデム方式の画像形成システムにおいては、上流側の画像形成装置と下流側の画像形成装置との装置間差による色味の差異が、用紙に形成された画像の品質に影響する課題がある。例えば見開きの左右ページでは、左右ページの画像の色味の違いがわかりやすい。以下、画像形成システムにより画像が形成された用紙を「印刷物」という。
特許文献1には、複数のデバイス(プリンタ)の色再現領域の情報から、複数のデバイスの共通色再現領域の情報を生成する、色再現情報の生成装置が開示されている。この特許文献1に開示された技術によれば、一つの共通色再現領域の情報(共通プロファイル)によって、入力された色データは複数のプリンタの全ての色再現領域が重なる共通色再現領域内にマッピングされる。そして、共通色再現領域内にマッピングされた色データは、プリンタ毎に持つデスティネーション側プロファイルによりデスティネーション側デバイス用の色データに変換される。
特開2004−48815号公報
特許文献1に記載された発明において、共通色再現領域の情報を生成するために、複数のプリンタで使用できる色再現領域の情報を入力データとして共通色再現領域を算出する。この入力データについては、プリンタごとに色調整作業としてキャリブレーションパッチを印刷した後に測色し、算出する必要があり、プリンタ間の色味の差異を無くすためには頻繁に色調整作業を実施する必要がある。このような色調整作業を各プリンタで頻繁に実施すると、タンデム方式の画像形成システムの生産性が低下する。
上記の状況から、直列に接続された複数の画像形成装置の生産性を低下させることなく、複数の画像形成装置間の色味の差異をなくすことが要望されていた。
本発明の一態様の情報処理装置は、用紙に第1の画像を形成する第1の画像形成部において使用可能な、1以上の第1の色変換プロファイルに関する情報の一覧である第1のプロファイル情報一覧と、第1の画像形成部と直列に接続された、該用紙に第2の画像を形成する第2の画像形成部において使用可能な、1以上の第2の色変換プロファイルに関する情報の一覧である第2のプロファイル情報一覧とを比較する比較処理部を備える。この比較処理部は、第1の色変換プロファイルに関する情報と第2の色変換プロファイルに関する情報の内容がもっとも近い、第1の色変換プロファイルと第2の色変換プロファイルの組み合わせを選択する。また、比較処理部により選択された第1の色変換プロファイルを示す情報を第1の画像形成部に通知し、選択された第2の色変換プロファイルを示す情報を第2の画像形成部に通知する出力部と、を備える。
また、本発明の一態様の画像形成システムは、第1の画像形成部と、第2の画像形成部と、上記比較処理部と、上記出力部とを備える。
本発明の少なくとも一態様によれば、直列に接続された複数の画像形成部ごとに色調整を行う必要がなくなり、生産性を低下させることなく、複数の画像形成部間の色味の差異をなくすことができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の第1の実施形態に係る直列接続された2つの画像形成装置を備える画像形成システムの一例を示す全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る直列接続された2つの画像形成装置の概略構成例を示す模式図である。 本発明の第1の実施形態に係る直列接続された2つの画像形成装置の機能構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る親機及び子機のプリンタプロファイル情報一覧の一例を示す図である。 クライアント端末(PC)のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る直列接続された画像形成装置による色合わせ動作を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る親機及び子機のプリンタプロファイルの組み合わせの一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る直列接続された2つの画像形成装置の内部構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るプリンタコントローラのハードウェア構成例を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係るプリンタコントローラによる直列接続された画像形成装置の色合わせ動作を示すシーケンス図である。
以下、本発明を実施するための形態の例について、添付図面を参照しながら説明する。なお、各図において実質的に同一の機能又は構成を有する構成要素については、同一の符号を付して重複する説明を省略する。
<1.第1の実施形態>
[画像形成システムの全体構成]
図1は、第1の実施形態に係る直列接続された2つの画像形成装置を備える画像形成システムの一例を示す全体構成図である。
画像形成システム1は、2台の画像形成装置2,3を直列的に接続して構成されるタンデム方式の画像形成システムである。最初に用紙搬送方向の上流側に配置された画像形成装置2により用紙の表面に画像を形成し、次に画像形成装置3により該用紙の裏面に画像を形成する。本明細書では、最初に用紙に画像を形成する画像形成装置2を親機、次いで該用紙に画像を形成する画像形成装置3を子機とする。
大容量給紙トレイを備える給紙装置4から画像形成装置2へ用紙が供給され、画像形成装置2,3により順次画像が形成される。画像形成装置3から排出された用紙は、後処理装置5へ搬送された後、排紙トレイに排出される。後処理装置5は、ソート部、ステイプル部、パンチ部、折り部等の各種後処理部を有し、搬送された用紙に各種後処理を施す。
画像形成装置2には操作表示部10が設けられているが、画像形成装置3にも操作表示部10を設けてもよい。なお、画像形成システム1において、給紙装置4と後処理装置5は必須ではない。例えば画像形成装置2の内部に給紙トレイを設け、給紙トレイから用紙を供給するようにしてもよい。また、2台の画像形成装置2,3の間に、用紙の搬送路を有する中継装置が配置されてもよい。
画像形成装置2と画像形成装置3は、理想的には同じ若しくは極類似した色再現領域を持つもの(例えば同一機種)であるが、何らかの理由により色味に差異が生じることがある。本実施形態は、複数の画像形成装置(特にタンデム方式の画像形成システムに用いられるものが好適である)の色味の差異をなくす、若しくは減少させるものである。
[画像形成装置の概略構成]
図2は、第1の実施形態に係る直列接続された2つの画像形成装置2,3の概略構成例を示す模式図である。画像形成装置2,3は同様の構成であり、ここでは画像形成装置2について説明する。
画像形成装置2は、静電気を用いて画像の形成を行う電子写真方式を採用しており、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナー画像を重ね合わせるタンデム形式のカラー画像形成装置である。この画像形成装置2は、搬送路21と、画像形成部30と、操作表示部10とを備える。搬送路21は、複数のローラ(搬送ローラ)が設けられており、給紙された用紙を下流側へ搬送する。
画像形成部30(第1の画像形成部)は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー画像を形成するために、4つの画像形成ユニット31Y,31M,31C,31Kを備えている。画像形成ユニット31Y,31M,31C,31Kを区別しない場合には、画像形成ユニット31と称することがある。各画像形成ユニット31は、不図示の帯電部、LED書き込みユニット(レーザ光源)、現像部、感光体ドラムを有している。また、画像形成装置2は、画像形成ユニット31Y,31M,31C,31Kの感光体ドラムに形成された画像が転写される中間転写ベルト34、2次転写部35、及び2次転写部35の用紙搬送方向の下流側に定着部36を備える。
定着部36の用紙搬送方向の下流側で、搬送路21が伸長して排出口に接続されている。また、搬送路21には、定着部36の下流側で分岐して、2次転写部35の上流側の搬送路21に合流する反転搬送路23が接続されている。反転搬送路23には、用紙を反転させる反転部22が設けられている。反転部22は、定着部36から搬送された用紙を反転し、反転搬送路23を通して2次転写部35の上流側で搬送路21に合流させる。また、反転部22は、反転した用紙を定着部36の下流側の搬送路21に戻してそのまま排紙することもできる。
画像形成装置2の上部には、操作表示部10が設置されている。操作表示部10は、例えば画像形成処理等の印刷ジョブの開始を指示する操作部としての機能を備えている。操作表示部10は、タッチパネル等からなる操作部11と、液晶パネル等からなる表示部12を有する。表示部12は、ユーザーによる操作内容および設定情報等の表示が可能になっている。なお、操作部11をマウスやタブレットなどで構成し、表示部12とは別体で構成することも可能である。
画像形成装置2は、画像形成モードにおいて、各色の画像形成ユニット31が備える感光体ドラムを帯電させると共に原稿画像に合わせて感光体ドラムの表面を露光し、感光体ドラムに静電潜像を形成する。そして、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各々に対応する感光体ドラムの静電潜像に対し現像部を用いてトナーを付着させ、各色のトナー画像を形成する。次に、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの感光体ドラムに形成されたトナー画像を、回転駆動する中間転写ベルトの表面に順次、1次転写する。
次に、2次転写部35(2次転写ローラ)により、中間転写ベルト34上に1次転写された各色のトナー画像を、給紙装置4から供給された用紙に2次転写する。中間転写ベルト34上の各色のトナー画像が用紙に2次転写されることにより、カラー画像が形成される。画像形成装置2は、カラーのトナー画像が形成された用紙を定着部36へ排出する。
定着部36は、画像形成装置2から供給される、カラーのトナー画像が形成された用紙に定着処理を行う装置である。定着部36は、搬送された用紙を加圧及び加熱して、転写されたトナー画像を用紙に定着させる。定着部36は、例えば、定着部材である定着上ローラ及び定着下ローラで構成されている。定着上ローラ及び定着下ローラは、互いに圧接した状態で配置されており、定着上ローラと定着下ローラとの圧接部として定着ニップ部が形成される。
定着上ローラの内部には、加熱部が設けられている。この加熱部からの輻射熱により定着上ローラの外周部にあるローラ部が温められる。用紙は、2次転写部35によりトナー画像が転写された面(定着対象面)が定着上ローラと向き合うように定着ニップ部に搬送される。定着ニップ部を通過する用紙には、定着上ローラと定着下ローラとによる加圧と、定着上ローラのローラ部の熱による加熱が行われる。定着部36により定着処理が行われた用紙は、反転部22により用紙の裏表が反転された後、画像形成装置3に搬送される。
定着部36の用紙搬送方向の下流側には、読取部37が設けられている。読取部37は、搬送路21の上方に設けられており、搬送されてくる用紙の上面を読み取る。読取部37には、例えば複数の光電変換素子を用紙搬送方向と垂直な方向(主走査方向)に沿って直線状に配列したラインセンサが用いられる。ラインセンサとしては、例えばCCD型のイメージセンサやCMOS型(MOS型を含む)のイメージセンサを利用できる。
また、画像形成装置2内には、温度計38と湿度計39が設けられている。温度計38は機内の温度を計測し、湿度計39は機内の湿度を計測し、それぞれ計測結果を制御部40へ送信する。
画像形成装置3は、画像形成装置2から搬送された裏表が反転された用紙に画像形成部30(第2の画像形成部)により画像を形成し、その用紙を搬送路21により後処理装置5へ搬送する。後処理装置5は、搬送された用紙に後処理を施し、排紙トレイに排出する。
[画像形成装置の機能構成]
図3は、第1の実施形態に係る直列接続された2つの画像形成装置2,3の機能構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、画像形成装置2,3、給紙装置4、及び後処理装置5は、ネットワークN1を介して相互に通信可能に接続している。ネットワークN1は、LAN(Local Area Network)等の通信回線である。ネットワークN1は、広域ネットワークであるネットワークN2と接続している。ネットワークN2は、インターネット等の通信回線である。ネットワークN2に接続されたクライアント端末6は、例えばPC(Personal Computer)であり、ネットワークN2、不図示のルーター、及びネットワークN1を介して、画像形成装置2,3と相互に通信可能に接続されている。画像形成装置2,3の内部構成(機能)はほぼ同様であり、以下では画像形成装置2を中心にその内部構成を説明する。
画像形成装置2は、制御部40、主記憶装置45、補助記憶装置46及びネットワーク処理部47を備え、バスを介して相互に通信可能に接続されている。また、制御部40は、バス及び不図示のインターフェースを介して、操作表示部10、及び画像形成部30と接続している。また、制御部40は、読取部37、温度計38、及び湿度計39とバスを介して接続している。
制御部40は、画像形成装置2の動作を統括的に制御するものであり、例えば、ユーザーからの指示に基づいて印刷ジョブ等を選択したり実行したりする。制御部40には、例えばCPU(Central Processing Unit)が用いられる。または制御部40として、MPU(Micro-Processing Unit)が用いられてもよい。
主記憶装置45は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等のメモリであって、各処理に必要なプログラム、データを記憶する。
補助記憶装置46は、制御部40が印刷ジョブ等の選択や実行を行ったりするために必要なプログラムや入力データ等を記録する大容量の記憶装置である。例えば補助記憶装置46には、HDD(Hard Disk Drive)が用いられる。補助記憶装置46には、後述する図7に示すような、色再現領域を示す1以上のプリンタプロファイルp1(第1の色変換プロファイル)が格納されている。図7の例では、画像形成装置2の画像形成部30が使用可能なプリンタプロファイルp1として、5個のプリンタプロファイル(プリンタプロファイルp1−1〜p1−5)が記憶されている。画像形成装置2又は画像形成装置3のうち少なくとも一方に、複数のプリンタプロファイルが登録されていれば、本発明を適用可能である。
プリンタプロファイルは、デスティネーションプロファイルとも呼ばれる。プリンタプロファイル(デスティネーションプロファイル)は、ソースプロファイルとともに、デバイスプロファイルを構成するものである。「デバイスプロファイル」は、機種独立な値(XYZ値やL*a*b*値等)に、機種に依存したデバイス値(CMYK値やRGB値等)を対応付けたものである。「ソースプロファイル」は、デバイス値から機種独立値へ変換するLUT(ルックアップテーブル)である。「プリンタプロファイル」は、機種独立値からデバイス値へ変換するLUTである。色変換プロファイルは、LUTの代わりに、幾何学的モデルで色再現領域を表すデータ構造を用いてもよい。デバイス値は、特色に対するデバイス値であってもよい。
なお、第1の色変換プロファイルとして、プリンタプロファイルを用いて説明するが、第1の色変換プロファイルをデバイスリンクプロファイルに適用してもよい。「デバイスリンクプロファイル」は、上記2つのLUTを一つにまとめたものであり、入力のデバイス値(例えばYMCK値(Y,M,C,K))と出力のデバイス値(例えばYMCK値(Y,M,C,K)´)を関連付けたLUTである。
また、補助記憶装置46には、図3に示すようにプリンタプロファイルp1に関する情報の一覧であるプリンタプロファイル情報一覧a1(図3ではプロファイル情報一覧と表記)が格納されている。プリンタプロファイルp1に関する情報は、プリンタプロファイルp1の属性情報である。プリンタプロファイルp1の属性情報の一例を図4に示している。
同様に、子機である画像形成装置3の補助記憶装置46には、画像形成装置3の画像形成部30が使用可能な1以上のプリンタプロファイルp2(第2の色変換プロファイル)が格納されている。図7の例では、プリンタプロファイルp2として、5個のプリンタプロファイル(プリンタプロファイルp2−1〜p2−5)が記憶されている。
また、画像形成装置3の補助記憶装置46には、図3に示すようにプリンタプロファイルp2に関する情報の一覧であるプリンタプロファイル情報一覧a2(図3ではプロファイル情報一覧と表記)が格納されている。プリンタプロファイルp2に関する情報は、プリンタプロファイルp2の属性情報である。プリンタプロファイルp2の属性情報の一例を図4に示している。
ネットワーク処理部47(出力部の一例)は、給紙装置4や画像形成装置3等の他の装置との間でネットワークN1を介してデータ送受信の処理を行う。
(制御部の構成)
さらに制御部40について説明する。制御部40は、比較処理部41、プロファイル設定部42、色変換処理部43、及びRIP処理部44を備える。制御部40の各部の機能は、制御部40が補助記憶装置46又は主記憶装置45のROMから読み出したプログラムを実行することで実現される。制御部40は、色合わせモードにおいて、画像形成システム1を構成する画像形成装置2,3の色合わせを行う。
比較処理部41は、比較処理部41は、まず画像形成装置2において使用可能な1以上のプリンタプロファイルp1のプリンタプロファイル情報一覧a1と、画像形成装置3において使用可能な1以上のプリンタプロファイルp2のプリンタプロファイル情報一覧a2とを比較する。そして、比較処理部41は、比較結果を元に、プリンタプロファイルp1とプリンタプロファイルp2の組み合わせを選択する。組み合わせ選択の条件は、一例としてプリンタプロファイルp1に関する情報の内容と、プリンタプロファイルp2に関する情報の内容とが近いことである。この比較処理部41において選択されたプリンタプロファイルp2を示す情報(いずれのプリンタプロファイルp2が選択されたかということ)は、ネットワーク処理部47により画像形成装置3へ送信される。
[プリンタプロファイルに関する情報の一覧(プリンタプロファイル情報一覧)]
ここで、画像形成装置2,3のプリンタプロファイル情報一覧について説明する。
図4は、第1の実施形態に係る親機及び子機のプリンタプロファイル情報一覧の一例を示す図である。
親機(画像形成装置2)のプリンタプロファイル情報一覧a1及び子機(画像形成装置3)のプリンタプロファイル情報一覧a2はそれぞれ、フィールドとして「番号」、「作成日時」、「作成条件」、及び「パッチ出力結果」を有する。
「番号」はプリンタプロファイルの通し番号である。「作成日時」はプリンタプロファイルが作成された日時である。「作成条件」はプリンタプロファイルが作成されたときの条件であり、この例では画像形成装置2,3内部に設けた温度計38の温度及び湿度計39の湿度である。
さらに「パッチ出力結果」は、プリンタプロファイルに基づき同じカラーパッチデータから形成されたカラーパッチ画像を読取部37で読み取って得られた読取りデータ(例えばRGB値などの測色結果)である。パッチ出力結果は、読取部37で読み取った読取りデータそのものでもよいし、あるいは読取りデータの特徴を示す情報(例えば色味の特徴)、読取りデータから抽出した所定の特徴量でもよい。例えばパッチ出力結果として、読取りデータが、入力のカラーパッチデータからどの程度ずれているかを示す情報でもよい。この場合、親機の色味のずれの傾向と子機の色味のずれの傾向を比較し、その一致度をみる。あるいは、パッチ出力結果として、読取りデータのRGB値(もしくはYMCK値)のすべてに着目してもよいし、特定の色に着目してもよい。また、パッチ出力結果のフィールドには、読取りデータや特徴量等のリンク先を示す情報(補助記憶装置46の記憶領域)を登録してもよい。この場合、比較処理部41は、リンク先からパッチ出力結果を読み出して比較処理を行う。
なお、図4に示したプリンタプロファイル情報一覧a1,a2は一例であって、少なくとも作成日時、作成条件、及び補助記憶装置46に登録されたプリンタプロファイルに基づき形成されたカラーパッチ画像の測色結果のうち1つを含むものであればよい。勿論、図4に例示していない属性条件をプリンタプロファイル情報一覧に含めてもよい。
図3の説明に戻る。プロファイル設定部42は、比較処理部41で選択されたプリンタプロファイルp1を、画像形成装置2の画像形成部30で使用するプリンタプロファイルに設定する。主記憶装置45は、プロファイル設定部42により設定されたプリンタプロファイルp1のデータを補助記憶装置46から読み出して保持する。
色変換処理部43は、プロファイル設定部42で設定された(主記憶装置45に保持された)プリンタプロファイルp1を用いて、受信した原稿画像データ(印刷ジョブの出力データ)の色変換を行う。例えば色変換処理部43は、入力された原稿画像データに対し、まずソースプロファイルによる色変換(例えばYMCK値→L*a*b*値)を行い、その後、プリンタプロファイルp1による色変換(例えばL*a*b*値→YMCK値)を行う。
RIP処理部44は、色変換処理部43で色変換された原稿画像データに対しラスタライズ処理(RIP:Raster Image Processor)を施して画像形成用データに変換し、画像形成部30へ出力する。画像形成用データは、例えばタグビットプレーン、イエロー用のYプレーン、マゼンタ用のMプレーン、シアン用のCプレーン、ブラック用のKプレーンを含む。これらのタグビットプレーン、Yプレーン、Mプレーン、Cプレーン、Kプレーンは、印刷ジョブに含まれた出力設定とともに、対応する画像形成ユニット31Y,31M,31C,31Kに出力される。
一方、画像形成装置3のプロファイル設定部42では、画像形成装置2の比較処理部41で選択されたプリンタプロファイルp2を、画像形成装置3の画像形成部30で使用するプリンタプロファイルに設定する。そして、画像形成装置3の色変換処理部43は、プリンタプロファイルp2を用いて原稿画像データの色変換を行い、RIP処理部44は、色変換後の原稿画像データにラスタライズ処理を行って画像形成部30へ出力する。
なお、本実施形態は、プロファイル設定部42で設定されたプリンタプロファイルp1(p2)のデータを、補助記憶装置46から主記憶装置45に読み出す構成であるが、他の構成としてもよい。例えば主記憶装置45に複数のプリンタプロファイルp1(p2)を保持しておき、色変換処理部43は、プロファイル設定部42での設定に応じて該当するプリンタプロファイルp1(p2)のデータを読み出して色変換を行う。
[クライアント端末(PC)のハードウェア構成]
図5は、クライアント端末6(PC)のハードウェア構成例を示すブロック図である。
PC6は、制御部50、操作部55、表示部56より構成される。また、制御部50は、CPU51、メモリ52、HDD53、通信I/F(Interface)54を備える。
CPU51は、制御部50内の各部を制御しており、例えば、ユーザーからの指示に基づいて入力データを生成したり、出力設定を行ったりする。
メモリ52は、ROM、RAM等であって、各処理に必要なプログラム、データを記憶する。
HDD53は、CPU51が入力データを生成したり、出力設定を行ったりするために必要なプログラムや入力データ等を記録する。
通信I/F54は、画像形成装置2との間でネットワークN2を介してデータ送受信の処理を行う。
CPU51には、操作部55、表示部56が接続される。
操作部55は、キーボードやマウス等によって構成される。ユーザーは、表示部56に表示された画面を見ながら、操作部55を操作して画像形成装置2に印刷指示や出力設定を行うことができる。
表示部56は、ディスプレイモニター等によって構成されており、出力設定画面等を表示する。
操作部55と表示部56は別々に構成されるが、操作部55と表示部56は一体化したタッチパネルディスプレイとして構成されていてもよい。
[直列接続の画像形成装置による色合わせ動作]
次に、直列接続された画像形成装置2,3による色合わせ動作を説明する。
図6は、直列接続された画像形成装置2,3の色合わせ動作を示すシーケンス図である。画像形成装置2,3の制御部40が補助記憶装置46又は主記憶装置45のROMから読み出したプログラムを実行することで実現される。
まず、画像形成装置2(親機)の制御部40(図3)は、色合わせモードを検知したかどうかを判定する(S1)。ここで色合わせモードを検知した場合(S1のYES)、制御部40はステップS2に進み、色合わせモードを検知しなかった場合には(S1のNO)、制御部40はステップS1の判定処理を継続する。
次に、画像形成装置2の比較処理部41は、プリンタプロファイル情報一覧a2を画像形成装置3(子機)に要求し(S2)、画像形成装置3の制御部40は、要求を受けてプリンタプロファイル情報一覧a2を画像形成装置2へ送信する(S3)。
なお、色合わせモードへの移行は、ユーザーが不図示の設定画面から選択することで実施してもよいし、ユーザーが特別な操作をすることなく画像形成装置の電源を投入時に実施してもよい。また、子機から親機へのプリンタプロファイル情報一覧の送信は、色合わせモード時に限らず、プリンタプロファイルの登録時、あるいはジョブ受信時もしくはジョブ実行時などに実行されてもよい。
次に、画像形成装置2の比較処理部41は、画像形成装置3からプリンタプロファイル情報一覧a2を受信すると、自装置の補助記憶装置46に登録されているプリンタプロファイル情報一覧a1及びプリンタプロファイル情報一覧a2を、主記憶装置45上で集約する(図4)(S4)。
次に、画像形成装置2の比較処理部41は、画像形成装置2のプリンタプロファイル情報一覧a1と画像形成装置3のプリンタプロファイル情報一覧a2とを比較する(S5)。そして、比較処理部41は、比較結果を元に、プリンタプロファイル情報一覧a1,a2の情報の内容が近い、プリンタプロファイルp1,p2の組み合わせを選択する(S6)。
次に、画像形成装置2の比較処理部41は、選択した画像形成装置3のプリンタプロファイルp2を示す情報を、ネットワーク処理部47により画像形成装置3に通知する(S7)。
次に、画像形成装置2のプロファイル設定部42は、選択した画像形成装置3のプリンタプロファイルp1を、画像形成装置2で使用するプリンタプロファイルに設定する(S8)。
一方、画像形成装置3のプロファイル設定部42は、画像形成装置2から通知された画像形成装置3のプリンタプロファイルp2を、画像形成装置3で使用するプリンタプロファイルに設定する(S9)。
そしてステップS8及びS9の処理が完了後、図6の一連の色合わせ処理を終了する。
[プリンタプロファイルの組み合わせ]
図7は、第1の実施形態に係る親機及び子機のプリンタプロファイルの組み合わせの一例を示す図である。
図7の例は、図4のプリンタプロファイル情報一覧の例と対応しており、画像形成装置2(親機)のプリンタプロファイルp1としてプリンタプロファイルp1−1〜p1−5が登録されている。また、画像形成装置3(子機)のプリンタプロファイルp2としてプリンタプロファイルp2−1〜p2−5が登録されている。例えば組み合わせ選択の基準が、双方のプリンタプロファイルの作成日時がもっとも近い組み合わせのうち直近である場合には、プリンタプロファイルp1としてプリンタプロファイルp1−4が選択され、プリンタプロファイルp2としてプリンタプロファイルp2−5が選択される。
このように、作成日時の近いプリンタプロファイルp1,p2の組み合わせを選択することにより、直列に接続された画像形成装置2,3の色再現領域をほぼ同じものとすることができる。それゆえ、画像形成装置2,3の色味の差異をなくす、若しくは小さくすることができる。
なお、図4のように作成日時がもっとも近い組み合わせが複数存在する場合には、もっとも直近の組み合わせを選択するとよい。このようにすることで、各画像形成装置2,3は、直近の画像形成装置2,3の状態や環境等が反映されたプリンタプロファイルを用いて、画像形成を行うことができる。他の組み合わせ選択の基準においても、基準を満たすプロファイルの組み合わせは直近であるほど望ましい。
また、組み合わせ選択の基準を、画像形成装置2,3の双方のプリンタプロファイルの作成条件がもっとも近い組み合わせとしてもよい。または、組み合わせ選択の基準を、パッチ出力結果(カラーパッチ画像の測色結果)がもっとも近い組み合わせとしてもよい。このように、作成条件又はパッチ出力結果を用いた場合でも、作成日時の場合と同様に、直列に接続された画像形成装置2,3の色再現領域をほぼ同じものとすることができる。
さらには、組み合わせ選択の基準として、上記の組み合わせ選択の基準を複数用いてもよい。複数の組み合わせ選択の基準を用いた場合には、プリンタプロファイルp1,p2の色再現領域(言い換えると出力画像の色味)の一致度が上がる。
また、画像形成装置2の制御部40は、親機のプリンタプロファイルと子機のプリンタプロファイルの組み合わせCを、操作表示部10又はクライアント端末6に表示するように制御してもよい。このようにすることで、ユーザーは親機のプリンタプロファイルp1と子機のプリンタプロファイルp2の組み合わせCを確認できる。
あるいは、親機のプリンタプロファイルと子機のプリンタプロファイルの組み合わせCに加えて、親機に登録されているプリンタプロファイルp1の一覧と子機に登録されているプリンタプロファイルp2の一覧を選択してもよい。このようにすることで、ユーザーは、複数あるプリンタプロファイルp1,p2からどのような組み合わせが選択されたかを把握できる。
上述した第1の実施形態によれば、タンデム方式の画像形成システム1を構成する複数の画像形成装置2,3(画像形成部)ごとに色調整を行う必要がなくなり、生産性を低下させることなく、複数の画像形成装置2,3間の色味の差異をなくすことができる。
また、従来技術では、各画像形成装置への入力データは、共通色再現領域にマッピングされるが、本実施形態によれば、各画像形成装置2,3の色再現領域を有効に利用し、各画像形成装置2,3の色再現能力を最大限に発揮することができる。
<2.第2の実施形態>
第2の実施形態は、直列接続された画像形成装置と通信可能なプリンタコントローラを有し、プリンタコントローラが双方のプリンタプロファイル情報一覧を比較し、プリンタプロファイルの組み合わせを選択する例である。
[画像形成システムの全体構成、画像形成装置の概略構成]
図8は、本発明の第2の実施形態に係る画像形成システムの全体構成及び2つの画像形成装置の内部構成例を示すブロック図である。
図8に示すように、画像形成システム1Aは、直列に接続された画像形成装置2,3、給紙装置4、後処理装置5に加えて、プリンタコントローラ7を備える。プリンタコントローラ7は、ネットワークN1を介して、画像形成装置2,3、給紙装置4、及び後処理装置5と通信可能に接続されている。画像形成装置2(親機)が受信した印刷ジョブを画像形成装置(子機)に転送する構成とした場合には、プリンタコントローラ7は、少なくとも画像形成装置2と通信可能であればよい。
図8の画像形成装置2,3の制御部40Aは、図3の制御部40に対応するものであるが、比較処理部41を備えていない。本実施形態では、比較処理部41をプリンタコントローラ7に設けている。
[プリンタコントローラのハードウェア構成]
図9は、プリンタコントローラ7のハードウェア構成例を示すブロック図である。
プリンタコントローラ7は、制御部60、HDD63、通信I/F64、及びプリンタI/F65を備える。制御部60は、CPU61及びメモリ62を備える。
制御部60のCPU61は、クライアント端末6から入力された原稿画像データの画像処理や画像形成装置2,3の制御を行う。
制御部60のメモリ62は、ROM、RAM等のメモリであり、各処理に必要なデータを一時的に記憶する。
HDD63は、CPU61が、画像処理や画像形成装置2,3の制御を行ったりするためのプログラム等を記録する。また、HDD63は、画像形成装置2,3の補助記憶装置46から読み出したプリンタプロファイル情報一覧a1と、プリンタプロファイル情報一覧a2を格納する。
通信I/F64(出力部の一例)は、ネットワークN2を介してクライアント端末(PC)6との間でデータ送受信の処理を行う。
プリンタI/F65は、ネットワークN1を介して画像形成装置2との間でデータ送受信の処理を行う。
CPU61について更に説明する。CPU61は、比較処理部41の機能を有する。CPU61の比較処理部41の機能は、CPU61がHDD63から読み出したプログラムを実行することで実現される。なお、プリンタコントローラ7のCPU61が、色変換処理、ラスタライズ処理(RIP処理)等を行い、ラスタライズ処理後の画像形成用データを画像形成装置2,3に送信するようにしてもよい。
[プリンタコントローラによる直列接続された画像形成装置の色合わせ動作]
図10は、プリンタコントローラ7による直列接続された画像形成装置2,3の色合わせ動作を示すシーケンス図である。プリンタコントローラ7のCPU61がHDD63から読み出したプログラムを実行することで実現される。
まず、プリンタコントローラ7のCPU61は、色合わせモードを検知したかどうかを判定する(S11)。このステップS11の判定処理は、図6のステップS1の判定処理に対応する。ここで色合わせモードを検知した場合(S11のYES)、CPU61はステップS12に進み、色合わせモードを検知しなかった場合には(S11のNO)、制御部40はステップS11の判定処理を継続する。
次に、プリンタコントローラ7の比較処理部41は、HDD63に格納されている画像形成装置2のプリンタプロファイル情報一覧a1及び画像形成装置3のプリンタプロファイル情報一覧a2を、メモリ62に読み出す(S12)。
なお、ステップS12の処理は、予めプリンタコントローラ7のHDD63に、プリンタプロファイル情報一覧a1,a2を格納していることを前提に説明したが、この例に限らない。例えば、プリンタコントローラ7が色合わせを行う際に随時、画像形成装置2,3からプリンタプロファイル情報一覧a1,a2を取得するようにしてもよい。
次に、プリンタコントローラ7の比較処理部41は、プリンタプロファイル情報一覧a1とプリンタプロファイル情報一覧a2を比較し(S13)、比較結果に基づいてプリンタプロファイルp1,p2の組み合わせを選択する(S14)。このステップS13,S14の処理は、図6のステップS5,S6の処理に対応する。
次に、プリンタコントローラ7の比較処理部41は、選択した画像形成装置2(親機)のプリンタプロファイルp1を示す情報を、ネットワーク処理部47により画像形成装置2に通知する(S15)。同様に比較処理部41は、選択した画像形成装置3(子機)のプリンタプロファイルp2を示す情報を、ネットワーク処理部47により画像形成装置3に通知する(S16)。
次に、画像形成装置2のプロファイル設定部42は、プリンタコントローラ7から通知された画像形成装置2のプリンタプロファイルp1を、画像形成装置2で使用するプリンタプロファイルに設定する(S17)。同様に画像形成装置3のプロファイル設定部42は、プリンタコントローラ7から通知された画像形成装置3のプリンタプロファイルp2を、画像形成装置3で使用するプリンタプロファイルに設定する(S18)。
そしてステップS17及びS18の処理が完了後、図10の一連の色合わせ処理を終了する。
上述の第2の実施形態によれば、画像形成装置2と画像形成装置3の間でプリンタプロファイル情報一覧a1,a2をやり取りする処理が発生せず、プリンタコントローラ7において比較及び組み合わせ選択の処理が完結するため、色合わせ処理が簡素である。
<3.その他>
なお、上述した第1及び第2の実施形態では、画像形成装置2(親機)がプリンタプロファイルp1,p2の組み合わせを選択したが、画像形成装置3(子機)がそれらの組み合わせを選択し、選択結果を画像形成装置2に通知するようにしてもよい。
また、上述した第1及び第2の実施形態では、2台の画像形成装置2,3のプリンタプロファイルp1,p2の組み合わせを選択したが、直列に接続された3台以上の画像形成装置についてプリンタプロファイルの組み合わせを選択する構成としてもよい。
また、図2に示した温度計38及び湿度計39は、画像形成装置2,3の内部に設けられているが、画像形成装置2,3の外部に設けられていてもよい。
また。上述した画像形成システム1は、給紙装置4から一枚ずつ用紙を画像形成装置2,3へ給紙する形態に限らない。例えば本発明を、タンデム方式の画像形成システムとして、画像形成装置2,3へ連続紙(例えばロール紙)を供給し、画像形成装置2,3の各々が連続紙の表面に画像を形成するロール印刷装置に適用することも可能である。この場合、画像形成装置2,3によって連続紙の同一面に形成される画像の色味の差異が目立ちにくくなる。
さらに、本発明は上述した各実施形態例に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて、その他種々の応用例、変形例を取り得ることは勿論である。
例えば、上述した実施形態例は本発明を分かりやすく説明するために装置及びシステムの構成を詳細且つ具体的に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態例の構成の一部を他の実施形態例の構成に置き換えることは可能である。また、ある実施形態例の構成に他の実施形態例の構成を加えることも可能である。また、各実施形態例の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリやハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、又はICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
また、本明細書において、時系列的な処理を記述する処理ステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)をも含むものである。
1…画像形成システム、 2,3…画像形成装置、 4…給紙装置、 5…後処理装置、 6…クライアント端末(PC)、 7…プリンタコントローラ、 10…操作表示部、 30…画像形成部、 37…読取部、 38…温度計、 39…湿度計、 40,40A…制御部、 41…比較処理部、 42…プロファイル設定部、 43…色変換処理部、 44…RIP処理部、 45…主記憶装置、 46…補助記憶装置、 47…ネットワーク処理部、 60…制御部、 61…CPU、 a1,a2…プリンタプロファイル情報一覧、 p1,p2…プリンタプロファイル

Claims (10)

  1. 用紙に第1の画像を形成する第1の画像形成部において使用可能な、1以上の第1の色変換プロファイルに関する情報の一覧である第1のプロファイル情報一覧と、前記第1の画像形成部と直列に接続された、前記用紙に第2の画像を形成する第2の画像形成部において使用可能な、1以上の第2の色変換プロファイルに関する情報の一覧である第2のプロファイル情報一覧とを比較し、前記第1の色変換プロファイルに関する情報と前記第2の色変換プロファイルに関する情報の内容がもっとも近い、前記第1の色変換プロファイルと前記第2の色変換プロファイルの組み合わせを選択する比較処理部と、
    前記比較処理部により選択された前記第1の色変換プロファイルを示す情報を前記第1の画像形成部に通知し、選択された前記第2の色変換プロファイルを示す情報を前記第2の画像形成部に通知する出力部と、を備える
    情報処理装置。
  2. 前記第1の色変換プロファイル及び前記第2の色変換プロファイルに関する情報は、色変換プロファイルの属性情報である
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記色変換プロファイルの属性情報は、少なくとも該色変換プロファイルの作成日時、該色変換プロファイルの作成条件、及び該色変換プロファイルに基づき形成されたカラーパッチ画像の測色結果のうち1つを含む
    請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記比較処理部は、前記第1の色変換プロファイルと前記第2の色変換プロファイルの組み合わせとして、双方の前記作成日時がもっとも近いものの中から直近のものを選択する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記比較処理部は、前記第1の色変換プロファイルと前記第2の色変換プロファイルの組み合わせとして、双方の前記作成条件がもっとも近いものを選択する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記比較処理部は、前記第1の色変換プロファイルと前記第2の色変換プロファイルの組み合わせとして、双方の色変換プロファイルに基づき形成された前記カラーパッチ画像の測色結果がもっとも近いものを選択する
    請求項3に記載の情報処理装置。
  7. 前記第1のプロファイル情報一覧と前記第2のプロファイル情報一覧とを記憶する記憶部、を更に備え、
    前記比較処理部は、前記記憶部から前記第1のプロファイル情報一覧と前記第2のプロファイル情報一覧を読み出して比較する
    請求項2乃至6のいずれかに記載の情報処理装置。
  8. 前記比較処理部は、選択した前記第1の色変換プロファイルと前記第2の色変換プロファイルの組み合わせを示す情報を表示部に表示するよう制御する
    請求項1乃至7のいずれかに記載の情報処理装置。
  9. 用紙に第1の画像を形成する第1の画像形成部と、
    前記第1の画像形成部と直列に接続された、前記用紙に第2の画像を形成する第2の画像形成部と、
    前記第1の画像形成部において使用可能な、1以上の第1の色変換プロファイルに関す
    る情報の一覧である第1のプロファイル情報一覧と、前記第2の画像形成部において使用可能な、1以上の第2の色変換プロファイルに関する情報の一覧である第2のプロファイル情報一覧とを比較し、前記第1の色変換プロファイルに関する情報と前記第2の色変換プロファイルに関する情報の内容がもっとも近い前記第1の色変換プロファイルと前記第2の色変換プロファイルの組み合わせを選択する比較処理部と、
    前記比較処理部により選択された前記第1の色変換プロファイルを示す情報を前記第1の画像形成部に通知し、選択された前記第2の色変換プロファイルを示す情報を前記第2の画像形成部に通知する出力部と、を備える
    画像形成システム。
  10. 用紙に第1の画像を形成する第1の画像形成部において使用可能な、1以上の第1の色変換プロファイルに関する情報の一覧である第1のプロファイル情報一覧と、前記第1の画像形成部と直列に接続された、前記用紙に第2の画像を形成する第2の画像形成部において使用可能な、1以上の第2の色変換プロファイルに関する情報の一覧である第2のプロファイル情報一覧とを比較する手順と、
    前記第1の色変換プロファイルに関する情報と前記第2の色変換プロファイルに関する情報の内容がもっとも近い前記第1の色変換プロファイルと前記第2の色変換プロファイルの組み合わせを選択する手順と、
    選択された前記第1の色変換プロファイルを示す情報を前記第1の画像形成部に通知し、選択された前記第2の色変換プロファイルを示す情報を前記第2の画像形成部に通知する手順と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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