JP6716898B2 - フレキシブル包装体 - Google Patents

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Description

本発明は、フレキシブル包装体に関する。
液体、粘体、粉体、固体等の内容物を包装するための包装体として、フィルムを重ね合わせてその周縁部をシールして形成したフレキシブル包装体が知られている。
フレキシブル包装体は、例えば、2枚の側面フィルムの間に2つ折りにした底フィルムを折り目側から挿入し、互いに接するフィルム間の周縁部をシールすることによって製造される。このようなフレキシブル包装体では、底フィルムを広げて2枚の側面フィルムを底部において筒形状とすることにより、自立させることが可能である。
このようなフレキシブル包装体の再封可能な機構の一例として、スパウトおよびスパウトと螺合するキャップを有する口栓を開口部に設けたもの(日本クロージャー社、商品名ユニロック)が知られている。このような口栓部材は金型で射出成型して製造され、所定の設備を用いて、フレキシブル包装体本体に取り付けられてシールされ、樹脂量が多いため、設備面、時間面、材料面で製造コストが高い。また、ネジによる開閉のため、両手による操作が必要で、とくに軟包装体の場合、開閉のためのトルクをかけにくく扱いにくい。構造が複雑であり部分欠損、緩み、オーバーラン等のトラブルが多い。
他の例として、包装体外面にスナップ機構を粘着剤で貼り付け、開口部近傍を折り曲げスナップ留めすることで、折り曲げた状態を維持することで再封するもの(エコリーン社、商品名スナップクイック)が知られている。このような機構では、折り曲げのため、封止位置の近傍でフィルムどうしが面接触しにくく十分な密閉が困難である。また、包装体内部の折り返された部分に残留していた内容物が外部に浸出し、包装体が汚れるおそれがある。また、折り曲げおよびスナップの留め外しの作業が煩雑である。また、再封、開封を繰り返すと粘着剤の粘着力が弱まりスナップ機構が剥離する場合がある。
このように、従来のフレキシブル包装体では好適な再封機構が十分に検討されていなかった。
それ故に、本発明の目的は、簡単な構造で十分な密封性が得られ操作容易な再封機構を有するフレキシブル包装体を低コストで提供することである。
本発明の一局面は、少なくとも第1の側面フィルムおよび第2の側面フィルムとを含む複数のフィルムを含み、フィルムのそれぞれの周縁部がシールされたシール部と、シール部に囲まれた部分が収納部となるフレキシブル包装体であって、収納部の端部の第1の側面フィルムと第2の側面フィルムとが対向する部分に設けられた開口予定部と、収納部を開口予定部を含む部分と他の部分とに区画する線を覆う位置に、フレキシブル包装体の外側からフレキシブル包装体を挟まず、一方の側面に取り付けられ、かつ、V字形状の部材の2つの端部が重ね合わされた錐体側面形状の状態で2つの端部どうしが係止されてなる再封パーツとを含み、再封パーツは、中央部が第1の側面フィルムおよび第2の側面フィルム側に突出する形態と、その反対側に突出する形態との間で、凹凸反転変形が可能であり、かつ、各形態においてその形態を維持するよう弾性によって付勢されている、フレキシブル包装体である。
本発明によれば、簡単な構造で十分な密封性が得られ操作容易な再封機構を有するフレキシブル包装体を提供することができる。
本発明の一実施形態に係るフレキシブル包装体の平面図 本発明の一実施形態に係る再封パーツおよびその製造方法を示す図 本発明の一実施形態に係る再封パーツのフレキシブル包装体への取り付け方法を示す図 本発明の一実施形態に係るフレキシブル包装体の再封および開封の様子を示す図
(実施形態)
図1に本実施形態に係るフレキシブル包装体100の平面図を示す。フレキシブル包装体100は、第1の側面フィルム101と、第2の側面フィルム102と、これらの間に所定の挿入長さで、2つ折りの状態で折り目側から挿入された底フィルム103とを重ね合わせて形成される。これらのフィルムの互いに接するフィルム間の周縁部を、内容物を注入するための箇所を除く周縁部をシールし内容物を充填後、上記箇所をシールして密閉することで内容物を収納した収納部105が形成される。なお、内容物は、液体、粘体、粉体、固体等であり特に限定されない。
各フィルムの材質は、例えば樹脂またはアルミニウムを含み一定の剛性を有する積層体を用いることができる。積層体の一例として、ポリエチレンテレフタレート、アルミニウム、ナイロン、ポリエチレンを含む積層体を挙げることができる。
また、フレキシブル包装体100には、内容物の注出のために開口が予定される注出部104が設けられている。注出部104は、一例として、図1に示すように、注出しやすいように、ノズル形状を有し、側端上部に形成される。注出部104の先端を切り取ることによって、開口が形成されフレキシブル包装体100が開封される。切り取りやすいように、外縁部にきっかけとなるノッチを設けたり、切り取り線に沿ってハーフカットを設けたりしてもよい。
注出部104には、再封パーツ106が取り付けられている。再封パーツ106は、開口される位置の近傍に取り付けられ、収納部105を、開口される位置を含む部分と、それ以外の部分とに区画する線上にフレキシブル包装体100の外面から取り付けられている。
図2を参照して、再封パーツ106の詳細を説明する。再封パーツ106は、図2の(a)に示す側面図のように凹凸反転変形が可能であり、中央部がフレキシブル包装体100側に突出する形態と、反対側に突出する形態との少なくとも2つの形態をとりうる。再封パーツ106は、各形態においてその形態を維持する弾性を有し、これらの形態間で変形させるには、一定の力を加えることが必要である。再封パーツ106の材質は、例えば弾性を有するプラスチック、金属、紙等を用いることができる。再封パーツ106は、後述するように、フレキシブル包装体100本体への取り付けのための突起107を有する。再封パーツ106は、例えば、図2の(b)に示すようなV字形状の部材を、図2の(c)に示すように、2つの端部を重ね合わせ、すり鉢のような錐体側面形状にして、端部どうしを係止することによって製造することができる。あるいは、このような変形固定ではなく、図2の(d)に示すように、樹脂成型によって、予め錐体側面形状に成型して製造することもできる。
再封パーツ106は、一例として、両端に突起107を有する。突起107は、再封パーツ106全体と一体的に形成される。突起107間の距離は、平坦な状態における直線距離(すり鉢形状において再封パーツ106に沿って測定した距離)Dよりも、すり鉢形状における直線距離D’のほうが小さくなる。
図3を参照して、再封パーツ106の取り付け方法の一例について説明する。再封パーツはフレキシブル包装体100の本体端部のシールされた部分に設けられた孔108に、突起107が孔108に係合することにより、包装体本体に取り付けられる。図3の(a)に示すように、孔108は、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102とが平坦な状態において、上述の距離Dだけ隔てて設けられる。図3の(b)は、(a)のA−B線に沿った模式断面図である。図3の(b)に示すように、孔108に突起107を差し込み、図3の(c)に示す拡大断面図のように、突起107の先端に熱や超音波を用いた加締め処理を行って再封パーツ106の固定を行う。
図3の(d)に示すように、固定後の孔108間の距離は、再封パーツ106が取り付けられたことによって、第1の側面フィルム101および第2の側面フィルム102とがたわみ、上述の距離D’となる。
図4に示す断面図を参照して、注出部104を開封した後の、再封止および注出の様子を説明する。図4の(a)に示すように、再封パーツ106が、第1の側面フィルム101、第2の側面フィルム102側に凸となる形態をとっている状態では、これらのフィルムが同じ方向に押圧される。突起107間と孔108間の距離とが、再封パーツ106の表面に沿って同じ距離Dであることにより、これらのフィルムは開口部近傍において遊びがなく互いに離間しないように面接触しており、再封止状態となる。再封パーツ106を変形し、第1の側面フィルム101、第2の側面フィルム102の反対側に凸となる形態に反転させた状態では、図4の(b)または(c)に示すように、これらのフィルムへの押圧が解除され、開口部近傍が互いに離間するか、内容物が通過する際に離間可能な状態となり再封止が解除される。また、この状態では、再封パーツ106は、注出される内容物の重量に対して、開口部近傍の弧状の断面形状を部分的に維持して注出を安定化する機能を有する。注出後、再封パーツ106を再度反転させて図4の(a)に示す状態に戻すことにより、再封止状態とすることができる。
本実施形態においては、再封パーツは、片手による簡単な操作によって変形可能であるため、開口部近傍への押圧付加及び解除を速やかに行うことができ、容易に包装体の再封止とその解除を行うことができる。
また、再封パーツは、開口部近傍のフィルムを一定の面積にわたって押圧するため、確実に再封することができる。
また、再封パーツは、1パーツで形成されるため、材料、金型、時間、取り付け等の製造コストを抑制することができる。
また、再封パーツは、内容物に介在しないため、内容物充填時の殺菌工程における制約となることがなく、充填後の初期密封工程においても、パーツ嵌合漏れ、溶着漏れ、シールエッジの裂傷等の再封パーツ由来のトラブルを回避することができる。
また、再封パーツは、その突起と包装体本体の孔との係合によって包装体本体に取り付けられるため、再封、開封を繰り返しても、粘着剤等で接着する場合に比べ、離脱しにくい。
また、再封止時に注出部を折り曲げる必要がないため、内容物が浸出せず、外面が汚れにくい。
また、再封パーツは、初期密封や初開封には関与しないため、タンパーエビデンスのための機能を付与する必要がなく設計が容易である。
また、再封パーツは、分離が容易であるため、材質によって分別が必要な場合であっても、使用後の分別を容易に行うことができる。
なお、本実施形態を適宜変形して実施してもよい。再封パーツは、複数の部材を組み合わせて製造してもよい。また、開口部を再封できるよう、その近傍をフィルム材のほぼ全幅にわたって覆うことができれば、形状、大きさは限定されず、平面形状も楕円形や矩形や円形等、多様に実施可能である。また、再封パーツは、フレキシブル包装体本体の第1の側面フィルムおよび第2の側面フィルムの両面に設けてもよい。また、再封パーツは、フレキシブル包装体本体に粘着剤や両面テープを用いて接着してもよいし、ヒートシールによって溶着してもよい。
本発明は、フレキシブル包装体等に有用である。
100 フレキシブル包装体
101 第1の側面フィルム
102 第2の側面フィルム
103 底フィルム
104 注出部
105 収納部
106 再封パーツ
107 突起
108 孔

Claims (3)

  1. 少なくとも第1の側面フィルムおよび第2の側面フィルムとを含む複数のフィルムを含み、前記フィルムのそれぞれの周縁部がシールされたシール部と、前記シール部に囲まれた部分が収納部となるフレキシブル包装体であって、
    前記収納部の端部の前記第1の側面フィルムと前記第2の側面フィルムとが対向する部分に設けられた開口予定部と、
    前記収納部を前記開口予定部を含む部分と他の部分とに区画する線を覆う位置に、前記フレキシブル包装体の外側から前記フレキシブル包装体を挟まず、一方の側面に取り付けられ、かつ、V字形状の部材の2つの端部が重ね合わされた錐体側面形状の状態で前記2つの端部どうしが係止されてなる再封パーツとを含み、
    前記再封パーツは、中央部が前記第1の側面フィルムおよび前記第2の側面フィルム側に突出する形態と、その反対側に突出する形態との間で、凹凸反転変形が可能であり、かつ、前記各形態においてその形態を維持するよう弾性によって付勢されている、フレキシブル包装体。
  2. 前記再封パーツは係止用突起を有し、前記係止用突起は、前記シール部に設けられた係止孔に係合している、請求項1に記載のフレキシブル包装体。
  3. 前記係止用突起および前記係止孔は2つずつ設けられ、前記再封パーツを平坦な状態にしたときの前記係止用突起間の距離と、前記フレキシブル包装体を平坦な状態にしたときの前記係止孔間の距離が等しい、請求項2に記載のフレキシブル包装体。
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