JP6712566B2 - 放射性薬剤投与装置及び放射性薬剤投与装置用の配管装置 - Google Patents

放射性薬剤投与装置及び放射性薬剤投与装置用の配管装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6712566B2
JP6712566B2 JP2017068122A JP2017068122A JP6712566B2 JP 6712566 B2 JP6712566 B2 JP 6712566B2 JP 2017068122 A JP2017068122 A JP 2017068122A JP 2017068122 A JP2017068122 A JP 2017068122A JP 6712566 B2 JP6712566 B2 JP 6712566B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
drug
radiopharmaceutical
syringe
transport
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017068122A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018166933A (ja
Inventor
広明 中村
広明 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Heavy Industries Ltd filed Critical Sumitomo Heavy Industries Ltd
Priority to JP2017068122A priority Critical patent/JP6712566B2/ja
Publication of JP2018166933A publication Critical patent/JP2018166933A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6712566B2 publication Critical patent/JP6712566B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Description

本発明は、放射性薬剤投与装置及び放射性薬剤投与装置用の配管装置に関する。
従来、この分野の技術として下記特許文献1に記載の放射性薬剤投与装置が知られている。この装置では、輸送液を搬送するための輸送ラインが、輸送液シリンジと翼付針とを接続している。この輸送ラインに対して、放射性薬剤を供給するための薬剤ラインが合流している。所望の放射能量の放射性薬剤が、薬剤シリンジから薬剤ラインを通じて輸送ラインに送り込まれた後、輸送液と一緒に輸送液シリンジで押し出されることにより、輸送ライン及び翼付針を通じて患者に放射性薬剤が投与される。ここで、薬剤ラインには逆止弁が設けられており、輸送ラインから薬剤シリンジ側への逆流が防止されている。
特開2013-144065号公報
上記のように、放射性薬剤投与装置では、所望の放射能量の放射性薬剤を投与するようになっている。しかしながら、薬剤ライン上の逆止弁から輸送ラインと薬剤ラインとの合流点までを繋ぐ部分には、投与時に送り出された放射性薬剤の一部が残留することになる。この部分に残留した放射性薬剤は、投与時に輸送液と混合されるので放射能量にバラつきがある。そして、次回の投与時には、上記のような放射能量が不確定である放射性薬剤が、投与すべき放射性薬剤の一部として輸送ライン上に送り込まれることになる。その結果、投与される放射能量にもバラつきが生じてしまう。
このような課題に鑑み、本発明は、投与される放射性薬剤の放射能量を正確にすることができる放射性薬剤投与装置及び放射性薬剤投与装置用の配管装置を提供することを目的とする。
本発明の放射性薬剤投与装置は、放射性薬剤を輸送するための輸送液を吸入及び排出可能な輸送液シリンジと、放射性薬剤の投与先に接続可能な投与部に対して輸送液シリンジを接続する輸送ラインと、放射性薬剤を吸入及び排出可能な薬剤シリンジと、薬剤シリンジと輸送ラインとを接続する薬剤ラインと、薬剤ラインと輸送ラインとの接続部に設けられた逆止弁と、を備え、逆止弁の弁体のうち流体出口が形成された先端部が、輸送ラインの内部に進入している。
また、弁体は、先端部において流体出口が一方向に細長く延在するように形成されたダックビルバルブであり、流体出口の延在方向が輸送ラインにおける輸送液の流動方向に略平行であるようにしてもよい。
また、薬剤ラインを形成する管体には、弁体を、弁体の先端部の延在方向に支持する弁体支持部が設けられているようにしてもよい。
本発明の放射性薬剤投与装置用の配管装置は、放射性薬剤を輸送するための輸送液を吸入及び排出可能な輸送液シリンジと、放射性薬剤の投与先に接続可能な投与部に対して輸送液シリンジを接続する輸送ラインと、放射性薬剤を吸入及び排出可能な薬剤シリンジと、薬剤シリンジと輸送ラインとを接続する薬剤ラインと、薬剤ラインと輸送ラインとの接続部に設けられた逆止弁と、を備え、逆止弁の弁体のうち流体出口が形成された先端部が、輸送ラインの内部に進入している。
本発明によれば、投与される放射性薬剤の放射能量を正確にすることができる放射性薬剤投与装置及び放射性薬剤投与装置用の配管装置を提供することができる。
放射性薬剤投与装置の一実施形態を模式的に示す図である。 図1の放射性薬剤投与装置の合流部近傍を拡大して示す断面図である。 (a)は弁体を正面から見た断面図であり、(b)は弁体を側面から見た断面図である。 従来の放射性薬剤投与装置の合流部近傍を拡大して示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に示される放射性薬剤投与装置1(以下、単に「装置1」という)は、PET(ポジトロン断層撮影法)検査を受ける被験者(投与先)に対して放射性薬剤Rを投与する装置である。装置1は、放射性薬剤Rを収容する薬剤バイアル3と、薬剤バイアル3から放射性薬剤Rを吸入すると共に吸入した放射性薬剤Rを排出する薬剤シリンジ5と、を備えている。また、装置1は、生理食塩水(輸送液)Qを収容する生食パック7と、生食パック7から生理食塩水Qを吸入すると共に吸入した生理食塩水Qを排出する生食シリンジ9(輸送液シリンジ)と、を備えている。
装置1は、生食パック7と生食シリンジ9とを接続する生食吸入ライン13と、生食シリンジ9と翼付針11(投与部)とを接続する輸送ライン15を備えている。生食吸入ライン13と輸送ライン15とは、生食シリンジ9の出入口近傍で一部重複してもよい。生食吸入ライン13には、生食パック7に刺入される採取針13aが含まれる。また、装置1は、薬剤バイアル3と薬剤シリンジ5とを接続する薬剤吸入ライン17と、薬剤シリンジ5と輸送ライン15とを接続する薬剤ライン19を備えている。薬剤ライン19は、生食シリンジ9と翼付針11との間の合流部21において輸送ライン15に合流している。薬剤吸入ライン17と薬剤ライン19とは、薬剤シリンジ5の出入口近傍で一部重複してもよい。薬剤吸入ライン17には、薬剤バイアル3に刺入される採取針17aが含まれる。
また、装置1は、合流部21と翼付針11との間の分岐部23において輸送ライン15から分岐した廃液ライン27を備えている。廃液ライン27の終端は廃液ボトル10に接続されている。また、廃液ライン27の途中には廃液バッファ28も設けられている。以下、輸送ライン15のうち、生食シリンジ9から合流部21までの部分を輸送ライン上流部15a、合流部21から分岐部23までの部分を輸送ライン中流部15b、分岐部23から翼付針11までの部分を輸送ライン下流部15cと呼ぶ。
装置1は、4つの逆止弁V13,V15,V17,V19を備えている。逆止弁V13は生食吸入ライン13上に設けられている。逆止弁V13は、生食吸入ライン13における生理食塩水Qの流動を、生食パック7から生食シリンジ9に向かう方向の一方向に制限し、逆流を禁止する。逆止弁V15は輸送ライン上流部15a上に設けられている。逆止弁V15は、輸送ライン上流部15aにおける生理食塩水Qの流動を、生食シリンジ9から翼付針11に向かう方向の一方向に制限し、逆流を禁止する。逆止弁V17は薬剤吸入ライン17上に設けられている。逆止弁V17は、薬剤吸入ライン17における放射性薬剤Rの流動を、薬剤バイアル3から薬剤シリンジ5に向かう方向の一方向に制限し、逆流を禁止する。逆止弁V19は合流部21に設けられている。逆止弁V19は、薬剤ライン19から輸送ライン15への放射性薬剤Rの流動を許容し、輸送ライン15から薬剤ライン19への生理食塩水Qの逆流を禁止する。逆止弁V13,V15,V17,V19の構造としては、例えば、ダックビルバルブ構造が採用されてもよい。
薬剤シリンジ5の周囲には、当該薬剤シリンジ5に吸入された放射性薬剤Rの放射能量を測定する測定ユニット31が設けられている。また、輸送ライン下流部15c上には開閉可能なピンチバルブ33が設けられており、廃液ライン27上には開閉可能なピンチバルブ35が設けられている。また、輸送ライン下流部15c上には放射性薬剤Rの通過を検出する通過センサ37が設けられている。輸送ライン下流部15c上において、翼付針11の直ぐ上流の位置には、フィルタ39が設けられている。また、装置1は、放射性薬剤Rからの放射線を遮蔽すべく、薬剤バイアル3を収納する遮蔽室43と、薬剤シリンジ5を収納する遮蔽室45と、廃液ボトル10を収納する遮蔽室47とを備えている。
また、装置1は、薬剤シリンジ5及び生食シリンジ9のピストンを駆動し、薬剤シリンジ5及び生食シリンジ9による液体の吸入及び排出を制御する制御部41を備えている。制御部41は、更に、ピンチバルブ33,35の開閉動作を制御する。
なお、各ライン(生食吸入ライン13,輸送ライン15、薬剤吸入ライン17、薬剤ライン19等)は、例えば、滅菌されたエクステンションチューブ等の管体によって形成されている。また、上記各ラインの接続部や分岐部には、例えば、T字管等の官材が適宜挿入されている。
続いて、装置1の動作について説明する。装置1は、制御部41による制御下で薬剤シリンジ5、生食シリンジ9、ピンチバルブ33,35等が駆動されることにより、以下のように動作する。輸送ライン15に生理食塩水Qが充填された状態を初期状態とする。この初期状態から、翼付針11が被験者に刺入される。その後、薬剤シリンジ5のピストンが引下げられると、薬剤バイアル3の放射性薬剤Rが、薬剤吸入ライン17を通じて薬剤シリンジ5に吸入される。
その後、ピンチバルブ33が閉じピンチバルブ35が開いた状態で、薬剤シリンジ5のピストンが押上げられる。これにより、薬剤ライン19及び逆止弁V19を通じて、薬剤シリンジ5から輸送ライン15に対して放射性薬剤Rが押込まれる。このとき、輸送ライン15の余剰の生理食塩水Qは、廃液ライン27を通じて廃液ボトル10に排出される。この動作により、輸送ライン15上にあった生理食塩水Qの一部が、放射性薬剤Rに置換される。なお、置換された放射性薬剤Rは、例えば、輸送ライン中流部15b内に収容される。ここでは、放射性薬剤Rの放射能量が測定ユニット31により測定されるので、当該放射能量に応じて被験者に投与すべき放射性薬剤Rの量が算出され、この投与すべき量の放射性薬剤Rが、輸送ライン15に押込まれる。
その後、生食シリンジ9のピストンが引下げられると、生食パック7の生理食塩水Qが、生食吸入ライン13を通じて生食シリンジ9に吸入される。その後、ピンチバルブ33が開きピンチバルブ35が閉じた状態で、生食シリンジ9のピストンが押上げられる。これにより、輸送ライン15内にあった放射性薬剤Rは、生食シリンジ9からの圧力により、翼付針11を通じて生理食塩水Qと一緒に被験者の体内に投与される。
続いて、図2を参照しながら、合流部21近傍の構造について説明する。図2に示されるように、合流部近傍の各流路は、逆止弁V15,V17,V19を含む硬質の流路ユニット51によって形成されている。流路ユニット51は、輸送ライン15の一部及び薬剤ライン19の一部を内腔として形成する流路ブロック53(管体)と、薬剤ライン19の他の一部及び薬剤吸入ライン17の一部を内腔として形成する流路ブロック55とを有している。逆止弁V15の弁体65、逆止弁V17の弁体67、及び逆止弁V19の弁体69は、ダックビルバルブである。流路ブロック53に対して弁体65,69がそれぞれ所定の位置に保持され固定されている。また、流路ブロック55に対して弁体67が所定の位置に保持され固定されている。
以下では、このような流路ユニット51のうち、本実施形態の放射性薬剤投与装置1の特徴として、逆止弁V19の構造について説明する。なお、逆止弁V15、V17も、逆止弁V19と同様の構造であってもよい。
図3にも示されるように、逆止弁V19の弁体69はダックビルバルブであり、弁体69は、円筒形状の胴部71と、胴部71の上端中央から上方に突出した先端部73とを備えている。先端部73は、胴部71から上方に延びる2枚の板片73a,73aと、板片73a,73a同士の間隙として形成される薄型の流路75とを有している。胴部71の中空部71aと流路75とが連通しており、先端部73の上端面に流路75の流体出口77が形成されている。流体出口77は胴部71の径方向に細長く延在している。この構造により、弁体69の中空部71aから入る流体は、流路75を押し広げながら上向きに通過して、流体出口77から排出される。逆に、流体出口77側から流体が入ろうとする場合には、当該流体の圧力によって板片73a,73aが外側から押され、流路75が圧迫されて閉じるので、流体の逆流が禁止される。
上記のような弁体69の先端部73が輸送ライン15の内部に進入するように、弁体69が設置されている。すなわち、弁体69の先端部73は、輸送ライン15を形成する円柱内壁面から径方向内側に突出するように位置している。そして、先端部73の前端面上に位置する流体出口77は、輸送ライン15の流路断面の中央近傍に位置している。
また、図2に示されるように、輸送ライン15における生理食塩水Qの流動方向(図2における左右方向)に対して流体出口77の延在方向が平行になるような向きで、弁体69が設置されている。なお、輸送ライン15における生理食塩水Qの流動方向と流体出口77の延在方向とを、完全な平行にすることは必須ではなく、略平行であってもよい。このような弁体69の設置態様により、輸送ライン15における生理食塩水Qの流動方向から見た先端部73の面積を可能な限り小さくし、生理食塩水Qの流動に対する先端部73の抵抗が小さく抑えられる。
弁体69は、流路ブロック53の凹部に下方から嵌め込まれることで、上記のように先端部73を輸送ライン15内に突出させた状態で位置決めされる。更に上記の凹部には、弁体69の下方に弁体押さえ具81が嵌め込まれることで、弁体69は流路ブロック53と弁体押さえ具81とによって挟まれて固定される。弁体押さえ具81の中空部は薬剤ライン19の一部をなしており、弁体押さえ具81の先端部81aは上方に突出する円筒状をなしている。そして、この先端部81aは、弁体69の中空部71aに対して下方から挿入され嵌合されている。先端部81aの上端面81bは、中空部71aを仕切る上壁面71bに突き当てられてもよい。
弁体押さえ具81の先端部81aは、弁体69の先端部73の延在方向(上下方向)に弁体69を支持する弁体支持部として機能している。このような中空部71aに嵌込まれた先端部81aが存在することにより、輸送ライン15側から作用する弁体69への荷重が軽減される。すなわち、輸送ライン15の圧力が高くなり、下方向の圧力が輸送ライン15から弁体69に作用した場合に、当該圧力に起因する荷重が先端部81aによっても負担されるので、上記荷重によって弁体69が座屈することが回避される。なお、輸送ライン15の圧力が高くなる状態は、例えば、生食シリンジ9からの圧力で翼付針11に向けて放射性薬剤Rが押出されるときなどに現れる。
図1に示されるように、上述のような装置1の組立ての際には、筐体2内に、薬剤バイアル3と、生食パック7と、廃液ボトル10とが設置されると共に、配管装置91が組み付けられる。そして、配管装置91が備える配管によって、薬剤バイアル3、生食パック7、及び廃液ボトル10等が適宜接続されて、前述のように被験者に放射性薬剤Rを投与するための回路が形成される。
配管装置91には、次に列挙する構成要素が含まれる。
薬剤吸入ライン17のうち採取針17aを除く部分
薬剤ライン19
生食吸入ライン13
輸送ライン上流部15a
輸送ライン中流部15b
輸送ライン下流部15cのうち分岐部23とフィルタ39とを接続する部分
廃液ライン27のうち分岐部23と廃液バッファ28とを接続する部分
薬剤シリンジ5
生食シリンジ9
配管装置91は、上述の各構成要素を形成するためのエクステンションチューブやシリンジ等が事前に一体的に接続されることで構成されている。そして、配管装置91は、消耗品として適宜交換される。
続いて、本実施形態の装置1による作用効果について、従来の放射性薬剤投与装置と比較しながら説明する。図4は、従来の放射性薬剤投与装置における薬剤ライン19の近傍を示す図である。図4に示されるように、従来の装置では、薬剤ライン19上の逆止弁V19が、薬剤シリンジ5と合流部21との間の位置に設けられている。以下、薬剤ライン19のうち、薬剤シリンジ5から逆止弁V19までの部分を薬剤ライン上流部19aと呼び、逆止弁V19から合流部21までの部分を薬剤ライン下流部19bと呼ぶ。
図4に示す構造によれば、薬剤シリンジ5から輸送ライン15に対して放射性薬剤Rが押込まれる動作(以下「薬剤押込み動作」)の完了後には、輸送ライン中流部15bから薬剤ライン下流部19bに亘って連続するように放射性薬剤Rが存在する。この状態から、輸送ライン15内にある放射性薬剤R及び生理食塩水Qが、生食シリンジ9からの圧力により翼付針11に向けて輸送され被験者に投与される動作(以下「投与動作」)が行われる。ここで、投与動作の完了後には、図4中のハッチングで示されるように、薬剤ライン下流部19b内に放射性薬剤Rが残留した状態となる。そして、この残留した放射性薬剤R(以下「残留薬剤R1」)は、輸送ライン15から完全には絶縁されていないので、投与動作中において生理食塩水Qが混合され希釈されている。その結果、次回の投与における薬剤押込み動作では、投与される放射性薬剤Rの一部として、放射能濃度が不確定な残留薬剤R1が輸送ラインに押込まれることになる。そうすると、被験者に投与される放射性薬剤Rの放射能量にもバラつきが生じてしまう。
これに対して、本実施形態の装置1では、図1及び図2に示されるように、逆止弁V19が合流部21に設けられており、逆止弁V19の弁体69の先端部73が輸送ライン15内に進入している。従って、薬剤押込み動作では、被験者に投与すべき放射性薬剤Rがすべて輸送ライン15に押込まれ、投与動作においては押込まれた放射性薬剤Rがすべて被験者に投与される。その結果、従来の装置のような残留薬剤R1が発生することが避けられ、投与される放射性薬剤の放射能量を正確にすることができる。
本発明は、上述した実施形態を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した様々な形態で実施することができる。また、上述した実施形態に記載されている技術的事項を利用して、実施例の変形例を構成することも可能である。各実施形態の構成を適宜組み合わせて使用してもよい。
1…放射性薬剤投与装置、5…薬剤シリンジ、9…生食シリンジ(輸送液シリンジ)、11…翼付針(投与部)、15…輸送ライン、19…薬剤ライン、21…合流部(接続部)、53…流路ブロック(管体)、69…弁体(ダックビルバルブ)、73…先端部、77…流体出口、81a…先端部(弁体支持部)、91…配管装置、Q…生理食塩水(輸送液)、R…放射性薬剤、V19…逆止弁。

Claims (4)

  1. 放射性薬剤を輸送するための輸送液を吸入及び排出可能な輸送液シリンジと、
    前記放射性薬剤の投与先に接続可能な投与部に対して前記輸送液シリンジを接続する輸送ラインと、
    前記放射性薬剤を吸入及び排出可能な薬剤シリンジと、
    前記薬剤シリンジと前記輸送ラインとを接続する薬剤ラインと、
    前記薬剤ラインと前記輸送ラインとの接続部に設けられた逆止弁と、を備え、
    前記逆止弁の弁体のうち流体出口が形成された先端部が、前記輸送ラインの内部に進入している、放射性薬剤投与装置。
  2. 前記弁体は、前記先端部において前記流体出口が一方向に細長く延在するように形成されたダックビルバルブであり、
    前記流体出口の延在方向が前記輸送ラインにおける前記輸送液の流動方向に略平行である、請求項1に記載の放射性薬剤投与装置。
  3. 前記薬剤ラインを形成する管体には、
    前記弁体を、前記弁体の前記先端部の延在方向に支持する弁体支持部が設けられている、請求項1又は2に記載の放射性薬剤投与装置。
  4. 放射性薬剤を輸送するための輸送液を吸入及び排出可能な輸送液シリンジと、
    前記放射性薬剤の投与先に接続可能な投与部に対して前記輸送液シリンジを接続する輸送ラインと、
    前記放射性薬剤を吸入及び排出可能な薬剤シリンジと、
    前記薬剤シリンジと前記輸送ラインとを接続する薬剤ラインと、
    前記薬剤ラインと前記輸送ラインとの接続部に設けられた逆止弁と、を備え、
    前記逆止弁の弁体のうち流体出口が形成された先端部が、前記輸送ラインの内部に進入している、放射性薬剤投与装置用の配管装置。
JP2017068122A 2017-03-30 2017-03-30 放射性薬剤投与装置及び放射性薬剤投与装置用の配管装置 Active JP6712566B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017068122A JP6712566B2 (ja) 2017-03-30 2017-03-30 放射性薬剤投与装置及び放射性薬剤投与装置用の配管装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017068122A JP6712566B2 (ja) 2017-03-30 2017-03-30 放射性薬剤投与装置及び放射性薬剤投与装置用の配管装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018166933A JP2018166933A (ja) 2018-11-01
JP6712566B2 true JP6712566B2 (ja) 2020-06-24

Family

ID=64019808

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017068122A Active JP6712566B2 (ja) 2017-03-30 2017-03-30 放射性薬剤投与装置及び放射性薬剤投与装置用の配管装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6712566B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115137912B (zh) * 2022-09-01 2022-11-01 南京致远医疗科技有限公司 一种pet-ct放射性药物自动输注装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5336023B2 (ja) * 1973-07-16 1978-09-30
US6471674B1 (en) * 2000-04-21 2002-10-29 Medrad, Inc. Fluid delivery systems, injector systems and methods of fluid delivery
JP4034528B2 (ja) * 2001-04-17 2008-01-16 住友重機械工業株式会社 放射性液体の分注・投与装置
JP5052186B2 (ja) * 2007-04-02 2012-10-17 株式会社ユニバーサル技研 放射性薬剤自動投与装置およびこの装置を用いて放射性薬剤を投与する方法
JP2013144065A (ja) * 2012-01-16 2013-07-25 Sumitomo Heavy Ind Ltd 放射性薬液投与装置の不良検出方法および放射性薬液投与装置
US9259527B2 (en) * 2012-10-17 2016-02-16 Bayer Healthcare Llc Fluid delivery system with high and low pressure hand manifold

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018166933A (ja) 2018-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6325480B2 (ja) 流体注入ボーラスを患者に送達するための装置及び方法並びに有害流体を取り扱うための装置及び方法
US8852071B2 (en) Method and device for accurate dispensing of radioactivity
JP2011522623A5 (ja)
JP2008540039A (ja) マルチステージ注射器、およびこれを使用する方法
JP2008253356A (ja) 放射性薬剤自動投与装置およびこの装置を用いて放射性薬剤を投与する方法
JPWO2005123161A1 (ja) 薬液注入システム
JP2013144065A (ja) 放射性薬液投与装置の不良検出方法および放射性薬液投与装置
JP6712566B2 (ja) 放射性薬剤投与装置及び放射性薬剤投与装置用の配管装置
US20230105084A1 (en) Infusion system for short-lived radiopharmaceuticals
CN105073157B (zh) 无阀药物输注***
JP7490031B2 (ja) 放射性薬剤投与装置
JP4772750B2 (ja) 放射性薬液投与装置及び放射性薬液投与方法
JP6564600B2 (ja) 薬液注入装置
JP7054368B2 (ja) 放射性薬剤投与システム
JP6025191B2 (ja) 放射性薬剤投与装置
JP2022150397A (ja) 放射性薬剤投与装置、及び投入放射能量演算システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190617

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200325

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200512

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6712566

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150