JP6712390B2 - 椅子 - Google Patents

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Description

本実施の形態は、椅子に関する。
椅子は、用途に応じて、利便性、すわり心地、外観などの種々の観点で改良が重ねられてきている。
近年では、介護や支援などをされる利用者に適した椅子が益々増えつつあり、改良が進んできている。
例えば、浴室で使用する椅子として、肘掛が回動可能に取付けられていて、更に、収納時には折り畳みできる椅子が提案されている(特許文献1参照)。また、福祉施設で利用される椅子として、介護、支援を目的として利用者の足腰の筋力不足を補えるように、着座するときと起立するときでは、利用者の動きに応じて座面が移動する起立補助機能を備えた椅子が提案されている(特許文献2参照)。
特開2015-217004号公報 特開2007-29284号公報
ところで、施設のフロアなどで、介護や支援をされる利用者が横移乗しやすく、しかも、横移乗後に利用者が椅子座面から誤って横方向に移動することを防止した椅子であれば、介護する上でより好ましい。
本実施の形態は、利用者が横移乗しやすく、しかも移乗後に利用者が椅子座面から誤って横方向に移動することを防止した椅子を提供する。
本実施の形態の一態様によれば、肘掛と、前記肘掛を回動可能に保持する保持機構と、前記肘掛のロック設定、ロック解除の切り替えを行うロック機構とを備える椅子が提供される。
本実施の形態は、利用者が横移乗しやすく、しかも移乗後に利用者が椅子座面から誤って横方向に移動することを防止した椅子を提供することができる。
(a)は第1実施形態に係る椅子の平面図、(b)は(a)の矢視G−Gの側面断面図。 (a)は第1実施形態に係る椅子の側面図、(b)は第1実施形態に係る椅子の斜視図であり、何れも肘掛を上げた状態の図。 (a)は第1実施形態に係る椅子の側面図、(b)は第1実施形態に係る椅子の斜視図であり、何れも肘掛を肘掛使用位置にした状態の図。 第1実施形態に係る椅子で、肘掛のロック機構を説明する部分拡大断面図(ロック設定状態)。 第1実施形態に係る椅子で、肘掛のロック機構を説明する部分拡大断面図(ロック解除状態)。 (a)は第2実施形態に係る椅子の平面図、(b)は(a)の矢視J−Jの側面断面図。 第2実施形態に係る椅子の部分断面図。 第2実施形態に係る椅子で、保持機構およびロック機構を説明する部分側面断面図(ロック設定状態)。 第2実施形態に係る椅子で、保持機構およびロック機構を説明する部分側面断面図(ロック解除状態)。 (a)は第3実施形態に係る椅子の平面図、(b)は(a)の矢視K−Kの側面断面図。 (a)は第3実施形態に係る椅子の側面図、(b)は第3実施形態に係る椅子の斜視図であり、何れも肘掛を上げた状態の図。 (a)は第3実施形態に係る椅子の側面図、(b)は第3実施形態に係る椅子の斜視図であり、何れも肘掛を肘掛使用位置にした状態の図。 第3実施形態に係る椅子で、肘掛のロック機構を説明する部分拡大断面図。
次に、図面を参照して、実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。
また、以下に示す実施の形態は、技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この実施の形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
また、肘掛のロック設定、ロック解錠の構成は椅子の両側(両サイド)で対称(左右で対称)であるので、片側に関して詳細に説明し、もう片側に関しての詳細な説明は省略する。
また、本明細書では、説明を簡潔にするために、介護や支援などをされる利用者のことを、単に利用者と適宜に記載する。
[第1実施形態]
(椅子の全体構成)
図1〜図5を参照して、第1実施形態に係る椅子10の全体構成を説明する。図1で(a)は第1実施形態に係る椅子の平面図、(b)は(a)の矢視G−Gの側面断面図である。図2で(a)は第1実施形態に係る椅子の側面図、(b)は第1実施形態に係る椅子の斜視図であり、何れも肘掛を上げた状態の図である。図3で(a)は第1実施形態に係る椅子の側面図、(b)は第1実施形態に係る椅子の斜視図であり、何れも肘掛を肘掛使用位置にした状態の図である。図4は、第1実施形態に係る椅子で、肘掛のロック機構を説明する椅子背面側から見た部分拡大断面図(ロック設定状態)である。図5は、第1実施形態に係る椅子で、肘掛のロック機構を説明する椅子背面側から見た部分拡大断面図(ロック解除状態)である。
椅子10は、座部12と、背もたれ14と、座部12や背もたれ14を支えるフレーム材Fとを備える。また椅子10は、肘掛22と、肘掛22を回動可能に保持する保持機構H1と、肘掛22のロック設定、ロック解除の切り替えを行うロック機構R1と、を両サイドに備える。
第1実施形態では、椅子10は4本脚の椅子で、椅子10のフレーム材Fが木製であり、座部12および背もたれ14が吸湿性の素材(例えば布)を有する。
肘掛22は、肘を載せる(肘を掛ける)肘載せ部23と、肘載せ部23の裏面側にねじ止め等で固定されるとともに、保持機構H1の回動軸24に取付けられている肘掛回動部26と、を備える。肘掛回動部26は、後述のロック部材36が挿通可能な規制用の孔部28hを有する内側部材28(図4、図5参照)と、内側部材28を覆う外側部材30(図4、図5参照)とを備える。
保持機構H1は、上記の回動軸24と、回動軸24を回動可能に支える支持部材34とを備える。支持部材34は、背もたれ14を支える後方フレーム材FBに沿ってフレーム材側方に固定されている。
(ロック機構)
ロック機構R1は、支持部材34の内側に配置され、内側部材28の孔部28hに挿通可能な棒状のロック部材36と、ロック部材36を椅子10の側方に向けて、すなわち孔部28h側に向けて付勢するロック部材用圧縮コイルバネ38と、ロック部材36を孔部28hに対して進退動可能なように支持する筒状の案内部材40と、肘掛22の外側に配置されたロック解除用の操作部M1と、を備える。
ロック部材36は、外周に沿って膨らみ案内部材40の内壁で案内されストッパとしての機能も有する外周凸部36pを備えており、ロック部材用圧縮コイルバネ38の先端側(孔部28h側)が外周凸部36pに当接している。そして、案内部材40は、ロック部材用圧縮コイルバネ38の後端側に当接して支える張出し部40pを備えている。張出し部40pの中央部にはロック部材挿通用の開口40mが形成されており、ロック部材36がこの開口40mを進退動可能に挿通している。
操作部M1は、肘掛22の外側(外側面側)に配置されたロック解除用の押しボタン44と、押しボタン44をボタン内側から付勢するボタン用圧縮コイルバネ48と、押しボタン44の移動を案内するとともにストッパとしての機能も有するボタン案内部50と、を備える。
押しボタン44は、ボタン基端側で外周側から張り出す鍔部44pと、中央部内側から棒状に延び出して孔部28hを挿通可能なロック部材当接部44bと、を備える。
ボタン用圧縮コイルバネ48には、ロック部材当接部44bが挿通しており、ボタン用圧縮コイルバネ48は、孔部28h側では内側部材28の孔部28hの周囲部に当接し、孔部28hとは反対側では押しボタン44の裏面側、すなわち押しボタン中央部44mの内壁側に当接して押しボタン44を椅子側部外方へ付勢している。
ボタン案内部50は、肘掛回動部26の外側部材30を構成しており、椅子側部外方へ短円筒状に延び出す筒部50tと、筒部50tの先端側で筒部内側に張り出すボタンストッパ部50sとを備える。ボタンストッパ部50sの内径は鍔部44pの外径よりも小さい。従って、押しボタン44が押圧されていないときには、押しボタン44の鍔部44pがボタンストッパ部50sに内側から当接して押しボタン44の椅子側部外方への移動が規制され、また、押しボタン中央部44mが筒部50tからやや外方へ出た状態となる。
第1実施形態に係る椅子10は、このような構成のロック機構R1を備えており、肘掛22が肘掛使用位置P(略水平な位置であり、肘を掛けることができる位置)に位置しているときにはロック設定されており、押しボタン44が押されることでロック解除になる。そして、ロック解除された肘掛22が回動移動して肘掛使用位置Pに戻ったときにロック設定される。なお、押しボタン44は比較的強い力で押圧される必要があるようにボタン用圧縮コイルバネ48のバネ定数が設定されている。
詳細に説明すると、図4に示すように、ロック設定されている状態では、ロック部材36が孔部28hを挿通しており、ロック部材36はロック部材用圧縮コイルバネ38により椅子側部外方D1へ付勢されている。
図5に示すように、介護者が押しボタン44を押すと、押しボタン44のロック部材当接部44bがロック部材36を椅子側部内方D2へ押圧し、孔部28hからロック部材36が退避を開始する。そして、押しボタン44の鍔部44pが内側部材28に当接するまで押しボタン44を押し込むと、ロック部材36は内側部材28の孔部28hから完全に退避して肘掛回動部26の回動規制が解除、すなわちロック解除された状態になる。
そして、肘掛22を回動させて肘掛22を上げ、福祉施設で介護や支援をされる利用者が横移乗容易な状態にする(図2参照)。なお、このとき、孔部28hの位置がロック部材36の先端部の位置とは異なっており、また、ロック部材36の頭部が内側部材28の内壁に当接して進出できない状態になので、肘掛22の回動可能な状態が維持される。
そして、利用者の横移乗が終了後、介護者は肘掛22を下げる方向に回動させて肘掛使用位置Pにまで戻す。この結果、ロック部材36の先端部に孔部28hが位置して、ロック部材36がロック部材用圧縮コイルバネ38からの付勢力によって孔部28hに挿入する。そして、外周凸部36pが内側部材28の内壁に当接して移動が停止し(図4参照)、ロック設定された状態になる。このロック設定された状態では、移乗後の利用者、すなわち椅子10に着座していて介護や支援をされる利用者にとって、押しボタン44を押してロック解除にすることは容易ではない。
従って、介護や支援をされる利用者が横移乗しやすく、しかも移乗後に利用者が椅子座面から誤って横方向に移動することを防止した椅子10が実現される。また、移乗後に利用者が肘掛22を通常どおりに使用することができるので、利用者にとって快適であり、しかも介護者が介護支援をし易い。
また、押しボタン44は肘掛22の内側(着座者側)ではなく外側に配置されており、着座している利用者が押しボタン44を押すことは難しいので、安全性が更に高まっている。
また、ロック解除されて上げられた肘掛22を肘掛使用位置Pにまで戻すと、肘掛22はロック設定される。従って、利用者の横移乗後に介護者などが肘掛22を肘掛使用位置Pにまで戻すことで、肘掛22を確実にロック設定することができる。
また、椅子10のフレーム材Fが木製であり、座部12および背もたれ14が吸湿性の素材(例えば布)を有する。従って、外観が良好で高級感のある椅子にすることができ、福祉施設において娯楽室などの共有スペースに設置して利用するのに最適な椅子にすることが可能となる。
なお、押しボタン44を押し込んでロック部材36が内側部材28の孔部28hから完全に退避したときに、戻り規制機構(図示せず)によってロック部材36の戻り移動が規制され、肘掛22が肘掛使用位置Pにまで戻されたときに戻り規制機構の規制が解除されてロック部材36が孔部28hに挿入する構成にしてもよい。これにより、介護者が押しボタン44の押圧と肘掛22の回動移動とを同時に行わなくても良いので、介護者の負担が低減される。
また、肘載せ部23の幅を増大させることで肘載せ部23を側方に張り出させ、押しボタン44の上側を覆ってもよい。これにより、利用者が着座状態で押しボタン44を誤って押すことを更に防止することができる。
[第2実施形態]
図6で(a)は第2実施形態に係る椅子の平面図、(b)は(a)の矢視J−Jの側面断面図である。図7は、第2実施形態に係る椅子の部分断面図である。図8は、第2実施形態に係る椅子で、保持機構およびロック機構を説明する部分側面断面図(ロック設定状態)である。図9は、第2実施形態に係る椅子で、保持機構およびロック機構を説明する部分側面断面図(ロック解除状態)である。
第2実施形態に係る椅子60は、第1実施形態に比べ、ロック機構の構成が主に異なる。第2実施形態に係る椅子は、肘掛62と、肘掛62を回動可能に保持する保持機構H2と、肘掛62のロック設定、ロック解除の切り替えを行うロック機構R2と、を両サイドに備える。
保持機構H2は、第1実施形態の回動軸24と同様の回動軸と、この回動軸を回動可能に支える支持部材63とを備える。この回動軸には肘掛62を構成する肘掛回動部61が回動可能に取付けられている。
ロック機構R2の操作部M2は、肘掛62の裏面後部側にロック解除用の押上部64を備える。そして、肘掛62が肘掛使用位置Pに位置するときに押上部64が押し上げられるとロック解除になる構成にされている。
この押上部64は、保持機構H2の回動軸(第1実施形態と同様のもの)に平行に配置され、細円柱状の連結部材66と、連結部材66に上方から差し込まれて回動不能に連結している2本の押圧部材68と、連結部材66に回動不能に連結されて椅子後方に延び出している操作部材70(第2実施形態では平板状の操作部材)とを備える。肘掛62には、押圧部材68が差し込まれて肘掛使用位置で下方から押圧されることで押圧部材68が上方に移動できる空間S(図8参照)が形成されている。
また、操作部M2は、押圧部材68を肘掛使用位置における肘掛62の下方(肘掛62の裏面側)へ押し出す方向へ付勢する押圧部材用圧縮コイルバネ72を備える。そして、押圧部材68には、押圧方向への移動が規制されるストッパ73が空間S内で取付けられている。
そして、後方フレーム材FBに沿って配置された支持部材63は、連結部材66の外周が当接して肘掛62の回動移動を規制する凹部76を備える。
第2実施形態では、ロック設定されている状態(図8参照)では、押圧部材用圧縮コイルバネ72の付勢力によって押圧部材68が連結部材66を下方に押し付けており、連結部材66の移動が凹部76によって規制されている。
ロック設定の状態で介護者が操作部材70を上方へ押し上げると、図9に示すように、押上部64が上昇し、連結部材66が凹部76から上方へ移動する。この結果、ロック解除となり、肘掛62を回動させて上げることができる。
肘掛62を上げた状態にして利用者の横移乗が終了後、介護者は肘掛62を肘掛使用位置にまで戻す。この結果、連結部材66の凹部76に対して回動移動が規制されてロック設定された状態になる(図8参照)。
このロック設定された状態では、移乗後の利用者、すなわち椅子60に着座していて介護や支援をされる利用者にとって、操作部材70を押し上げてロック解除にすることは容易ではない。
従って、介護や支援をされる利用者が横移乗しやすく、しかも移乗後に利用者が椅子座面から誤って横方向に移動することを防止した椅子が実現される。
また、操作部材70は肘掛62の内側(着座者側)ではなく肘掛62の裏面後部側に配置されており、着座している利用者が操作部材70を上げることは難しいので、安全性が更に高まっている。
また、ロック解除されて上げられた肘掛62を肘掛使用位置Pにまで戻すと、肘掛62はロック設定される。従って、利用者の横移乗後に介護者などが肘掛62を肘掛使用位置Pにまで戻すことで、肘掛62を確実にロック設定することができる。
[第3実施形態]
図10で(a)は第3実施形態に係る椅子の平面図、(b)は(a)の矢視K−Kの側面断面図である。図11で(a)は第3実施形態に係る椅子の側面図、(b)は第3実施形態に係る椅子の斜視図であり、何れも肘掛を上げた状態の図である。図12で(a)は第3実施形態に係る椅子の側面図、(b)は第3実施形態に係る椅子の斜視図であり、何れも肘掛を肘掛使用位置にした状態の図である。図13は、第3実施形態に係る椅子で、肘掛のロック機構を説明する椅子背面側から見た部分拡大断面図である。
第3実施形態に係る椅子80は、第1実施形態に比べ、ロック機構の構成が主に異なっており、ロック部材を押してロック解除するのではなく、ロック部材を引き出すことでロック解除する構成になっている。以下、第3実施形態では、説明を簡明にするために、ロック部材など、第1実施形態と同様または類似する構成要素で向きが第1実施形態とは異なるものには同じ符号を付して説明する。
第3実施形態に係る椅子80は、肘掛82と、肘掛82を回動可能に保持する保持機構H3と、肘掛82のロック設定、ロック解除の切り替えを行うロック機構R3と、を両サイドに備える。
保持機構H3は、上記の回動軸84と、回動軸84を回動可能に支える支持部材85とを備える。支持部材85は、孔部28hを有する規制部材88を備え、孔部28hの内側にはロック部材36の頭部が進入できるように空洞部を有している。
(ロック機構)
ロック機構R3は、支持部材85の外側に配置されて孔部28hに挿通可能なロック部材36と、ロック部材36を孔部28hに向けて付勢するロック部材用圧縮コイルバネ38と、ロック部材36を孔部28hに対して進退動可能なように支持する筒状の案内部材40とを備える。案内部材40は基端側に張出し部40pを備えており、張出し部40pは、ロック部材用圧縮コイルバネ38の後端側に当接して支えている。
また、ロック部材挿通用の開口40mからロック部材36の基端側が開口40mを挿通している。そして、ロック部材36の基端側の端部にはロック解除用のツマミ90が、ロック解除するための操作部M3として取付けられている。そして、肘掛82が肘掛使用位置Pに位置するときにツマミ90が引出し方向D3(椅子側部外方)へ引き出されるとロック解除となる構成になっている。
第3実施形態に係る椅子80では、このような構成のロック機構R3を備えており、肘掛82が肘掛使用位置Pの位置しているときにはロック設定されており、ツマミ90が引き出されることでロック解除となる。そして、ロック解除された肘掛82が回動移動して肘掛使用位置Pに戻ったときには、第1実施形態と同様、ロック部材36の先端側に孔部28hが位置し、ロック部材36が孔部28hに進入してロック設定される。
このロック設定された状態では、移乗後の利用者、すなわち椅子80に着座していて介護や支援をされる利用者にとって、ツマミ90を引き出してロック解除にすることは容易ではない。
従って、介護や支援をされる利用者が横移乗しやすく、しかも移乗後に利用者が椅子座面から誤って横方向に移動することを防止した椅子80が実現される。
また、ツマミ90は肘掛82の内側(着座者側)ではなく外側に配置されており、着座している利用者がツマミ90を引き出すことは難しいので、安全性が更に高まっている。
[その他の実施の形態]
上記のように、実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面は例示的なものであり、これに限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。このように、本実施の形態はここでは記載していない様々な実施の形態などを含む。
本実施の形態の椅子は、老人施設、リハビリ施設、一般家庭、などで幅広く利用することが可能である。
10 椅子
12 座部
14 背もたれ
22 肘掛
44 押しボタン
60 椅子
62 肘掛
64 押上部
80 椅子
82 肘掛
F フレーム材
FB 後方フレーム材
H1 保持機構
H2 保持機構
H3 保持機構
M1 操作部
M2 操作部
M3 操作部
P 肘掛使用位置
R1 ロック機構
R2 ロック機構
R3 ロック機構

Claims (6)

  1. 肘掛と、
    前記肘掛を回動可能に保持する保持機構と、
    前記肘掛のロック設定、ロック解除の切り替えを行うロック機構と、を備え、
    前記ロック機構は、前記肘掛の外側にロック解除用の操作部と、
    前記保持機構に取り付けられる棒状のロック部材と、前記ロック部材を前記肘掛の側方に付勢する弾性部材とを有しており、
    前記肘掛が肘掛使用位置にあるときは、前記ロック部材が、前記肘掛の孔部に挿通することによりロック設定され、
    前記操作部から棒状に延出したロック部材当接部が前記ロック部材を前記孔部から退避させることでロック解除すると共に、
    前記肘掛が肘掛使用位置ではないときは、前記ロック部材が、前記孔部を有する部材の内壁に当接する椅子。
  2. 前記操作部は、前記孔部と反対の方向に対して付勢される弾性部材をさらに有する請求項1に記載の椅子。
  3. 前記ロック機構は、ロック解除された前記肘掛が回動移動して前記肘掛使用位置に戻ったときにロック設定する請求項1または請求項2に記載の椅子。
  4. 前記操作部は、前記肘掛の外側にロック解除用の押しボタンを備え、
    前記肘掛が前記肘掛使用位置に位置するときに前記押しボタンが押されることでロック解除になる請求項1から請求項3の何れか1項に記載の椅子。
  5. 前記肘掛、前記保持機構、および前記ロック機構を両サイドに備える請求項1から請求項4の何れか1項に記載の椅子。
  6. 吸湿性の素材を有する座部と、
    吸湿性の素材を有する背もたれと、
    木製のフレーム材と
    を備える請求項1から請求項5の何れか1項に記載の椅子。
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