JP6711354B2 - サーバ装置、通信装置、方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

サーバ装置、通信装置、方法及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本開示は、サーバ装置、通信装置、方法及びコンピュータプログラムに関する。
近年の無線通信環境は、データトラフィックの急増を原因として、周波数リソースの枯渇化という問題に直面している。そこで、特定の事業者に利用許可が与えられた、一次利用される周波数帯(スペクトラム)の利用状況に応じて、その周波数帯を二次的な通信サービスに利用できるようにするための議論が進められている。例えば、米国のデジタルTV放送の周波数帯に含まれる未使用のチャネル(TVホワイトスペース)を無線通信に開放するための標準規格がIEEE802.22ワーキンググループにおいて提案されている(下記非特許文献1参照)。また、TVホワイトスペースを通じたデータ伝送に関する技術の実用化も検討されている(下記非特許文献2参照)。
そして、TVホワイトスペースを通じたデータ伝送についての技術も提案されている。例えば下記特許文献1には、ホワイトスペースの中から使おうとする周波数チャンネルの情報をスペクトルセンシングにて取得する手続に関する技術が開示されている。
特表2012−509608号公報
「IEEE802.22 WG on WRANs」、[online]、[2015年5月1日検索]、インターネット<URL:http://www.ieee802.org/22/> 「Implementing TV White Spaces」、[2015年5月1日検索]、インターネット<URL:http://stakeholders.ofcom.org.uk/consultations/white-space-coexistence/statement>
一次利用される周波数帯を利用した二次的な通信サービスによるデータ伝送が普及すると、二次的な通信サービスによるデータ伝送によって、一次利用される周波数帯を使用したサービスを利用するユーザに影響が出る可能性が高くなる。ユーザによっては、一次利用される周波数帯を使用したサービスに影響が出ても構わないと考えるユーザもいれば、影響が出ては困ると考えるユーザもいることが想定される。従って、信号の衝突を許容しつつ干渉が生じた際に別のサービスに迂回させるような仕組みが有効であると考えられる。
そこで本開示では、周波数帯の二次利用に際して、信号の衝突を許容しつつ干渉が生じた際に別のサービスに効率的に迂回させることが可能な、新規かつ改良されたサーバ装置、通信装置、方法及びコンピュータプログラムを提案する。
本開示によれば、第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得する取得部と、前記取得部が取得した情報を用いて、前記受信装置の統計情報を生成する制御部と、を備える、サーバ装置が提供される。
また本開示によれば、第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信させる制御部と、使用可能な周波数帯及び出力強度の情報をサーバ装置から取得する取得部と、を備え、前記制御部は、前記取得部が取得した情報に基づいて決定した、使用する周波数帯及び該周波数帯の出力強度の情報を前記サーバ装置へ登録する、通信装置が提供される。
また本開示によれば、第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得することと、取得された情報を用いて、前記通信装置の与干渉領域内にある前記受信装置の統計情報を生成することと、を含む、方法が提供される。
また本開示によれば、第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信させることと、使用可能な周波数帯及び出力強度の情報をサーバ装置から取得することと、取得された情報に基づいて決定した、使用する周波数帯及び該周波数帯の出力強度の情報を前記サーバ装置へ登録することと、を含む、方法が提供される。
また本開示によれば、コンピュータに、第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得することと、取得された情報を用いて、前記通信装置の与干渉領域内にある前記受信装置の統計情報を生成することと、を実行させる、コンピュータプログラムが提供される。
また本開示によれば、コンピュータに、第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信させることと、使用可能な周波数帯及び出力強度の情報をサーバ装置から取得することと、取得された情報に基づいて決定した、使用する周波数帯及び該周波数帯の出力強度の情報を前記サーバ装置へ登録することと、を実行させる、コンピュータプログラムが提供される。
以上説明したように本開示によれば、周波数帯の二次利用に際して、信号の衝突を許容しつつ干渉が生じた際に別のサービスに迂回させることが可能な、新規かつ改良されたサーバ装置、通信装置、方法及びコンピュータプログラムを提供することができる。
なお、上記の効果は必ずしも限定的なものではなく、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書に示されたいずれかの効果、または本明細書から把握され得る他の効果が奏されてもよい。
DTVの周波数帯域を無線通信にも使用する際のシステムの例を示す説明図である。 放送局が使用する周波数帯と、複数の周波数帯を束ねて無線通信を行うWSDが使用する周波数帯との例を示す説明図である。 WSDによる周波数帯fでのコンテンツの送信と、周波数帯fとfとを束ねた無線通信と、の例を示す説明図である。 電波塔10が、周波数帯fでデジタルTV放送を行っている場合の例である。 本開示の実施の形態に係る通信システムの構成例を示す説明図である。 本開示の実施の形態に係る通信システムの構成例を示す説明図である。 WSDによる放送コンテンツの再送信の変形例について示す説明図である。 本開示の一実施形態に係るWSD100の機能構成例を示すブロック図である。 本開示の一実施形態に係るDTV受信機200の機能構成例を示すブロック図である。 本開示の一実施形態に係る管理サーバ300の機能構成例を示すブロック図である。 管理サーバ300が管理する情報の例を示す説明図である。 管理サーバ300が管理する情報の例を示す説明図である。 管理サーバ300が管理する情報の例を示す説明図である。 管理サーバ300が生成する視覚的な情報の例である。 管理サーバ300が管理する情報の例を示す説明図である。 管理サーバ300が生成するユーザインタフェースの例を示す説明図である。 管理サーバ300が生成するユーザインタフェースの例を示す説明図である。 管理サーバ300が生成するユーザインタフェースの例を示す説明図である。 本開示の実施の形態に係る通信システムの動作例を示す流れ図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.本開示の一実施形態
1.1.背景
1.2.構成例
1.3.動作例
2.まとめ
<1.本開示の一実施形態>
[1.1.背景]
本開示の実施の形態について詳細に説明する前に、本開示の実施の形態の背景について説明する。
上述したように、近年の無線通信環境は、データトラフィックの急増を原因として、周波数リソースの枯渇化という問題に直面している。そこで、特定の事業者に利用許可が与えられた、一次利用される周波数帯(スペクトラム)の利用状況に応じて、その周波数帯を二次的な通信サービスに利用できるようにするための議論が進められている。例えば、米国のデジタルTV放送の周波数帯に含まれる未使用のチャネル(TVホワイトスペース)を無線通信に開放するための標準規格がIEEE802.22ワーキンググループにおいて提案されている。
以下の説明では、特定の事業者に利用許可が与えられた周波数帯を利用するサービスがデジタルTV放送(DTV)である場合を説明する。なお特定の事業者に利用許可が与えられた周波数帯を利用するサービスは、デジタルテレビ放送の他に、ワイヤレスマイク、レーダ(軍用、艦載、気象等)、固定衛星サービス、テレメトリ、地球探査衛星等が含まれうる。
図1は、DTVの周波数帯域を無線通信にも使用する際のシステムの例を示す説明図である。図1は、電波塔10が、周波数帯f、f、fでデジタルTV放送を行っている場合の例である。
図1には、周波数帯fの放送を受信するDTV受信機200aと、周波数帯fの放送を受信するDTV受信機200bとが、DTVのサービスエリア11の内側に位置している様子が示されている。また図1には、周波数帯fを使用して無線通信を行うWSD(White Space Devices)100aがDTVのサービスエリア11の外側に位置し、電波塔10からのDTV放送で使用されていない周波数帯である周波数帯fを使用して無線通信を行うWSD100bがDTVのサービスエリア11の内側に位置している様子も示されている。符号101aは、WSD100aの通信可能エリアを示しており、符号101bは、WSD100bの通信可能エリアを示している。
DTVのサービスエリア11(dBS)は、電波塔10からの距離が例えば数十km程度の範囲であり、WSD100aの通信可能エリア101a(d)は、WSD100aからの距離が例えば100m程度の範囲である。もちろんDTVのサービスエリア11やWSD100aの通信可能エリア101aの範囲は係る例に限定されるものではない。
テレビジョン放送のために活用されていないTVホワイトスペースを二次的に利用する装置であるWSD100aは、DTVのサービスエリア11の外に位置し、かつ、DTVのサービスエリア11の内に位置して周波数帯fの放送を受信するDTV受信機200aへの干渉電力Iが十分小さくなるような送信電力であれば、DTVの周波数帯fを用いて通信を行っても、DTVのサービスエリア11の内に位置して周波数帯fの放送を受信するDTV受信機200aに影響を与えることは無い。
また、DTVのサービスエリア11の内に位置していても、デジタルTV放送で使用されていない周波数帯fを使用して無線通信を行うWSD100bは、DTV受信機200aへの干渉電力Iが十分小さくなるような送信電力で無線通信を行えば、周波数帯fの放送を受信するDTV受信機200aに影響を与えることは無い。
また、DTVのサービスエリア11の境界付近、ビル陰、山陰などのようなDTVの受信レベルが弱い難視聴エリアでは、放送局がリピータ送信局を設置して、受信レベルの補強をしている。しかしながら、放送局はその経営資源の費用対効果を考慮し、すべての難視聴エリアを救うようにリピータ送信局を設置するとは限らない。従って、ある程度DTV受信画質が悪くても、また弱電界であっても、DTV受信機で表示する画像が視聴者にとって不満の無いレベルであれば、放送局はリピータ送信局を配置しない。
従来、WSDの送信電力を適切に制御するために、DTVのサービスエリア、DTV受信機、及び許容干渉レベルなどの情報を提供する地理位置データベース(GLDB:Geo−Location Database)を配備することが提案されている。通常、周波数帯域の利用許可は国(又は地域)ごとに与えられるため、GLDBもまた国(又は地域)ごとに配備されうる。
しかし、GLDBの計算は万全では無い。なぜなら、伝搬損失は地形や障害物の配置によって異なるからである。従って、GLDBは厳密な計算を行うことが出来ず、DTV受信機によるDTVの受信の保護は、GLDBを設けるだけでは十分ではない。そのため、上記のような弱電界エリアではマージンが無くなり、DTV受信機に所定の干渉波が到達して許容レベル(許容信号対干渉波比)を超えると、DTV受信機で表示する画像が乱れることとなる。
また、WSDに複数の周波数帯を束ねて無線通信を行わせたい場合に、電波塔10が使用する周波数帯によっては、複数の周波数帯を束ねることができないケースがある。図2は、電波塔10が使用する周波数帯と、複数の周波数帯を束ねて無線通信を行うWSDが使用する周波数帯との例を示す説明図である。図2に示したように、電波塔10が、周波数帯f、f、fでDTV放送を行っていると、WSDは複数の周波数帯を束ねることができない。
このような場合では、例えば、WSDは電波塔10から周波数帯fで放送されるコンテンツを、空いている周波数帯fを使用して送信し、周波数帯fとfとを束ねて無線通信を行う。図3は、WSDによる周波数帯fでのコンテンツの送信と、周波数帯fとfとを束ねた無線通信と、の例を示す説明図である。WSDが図3に示したように周波数帯を利用することが出来れば、周波数帯の効果的な利用が可能になる。
図4は、電波塔10が、周波数帯fでデジタルTV放送を行っている場合の例である。図4には、周波数帯fの放送を受信するDTV受信機200aと、周波数帯fの放送を受信するDTV受信機200bとが、DTVのサービスエリア11の内側に位置している様子が示されている。また図4には、周波数帯fを使用して無線通信を行うWSD100aがDTVのサービスエリア11の外側に位置している様子も示されている。符号101aは、WSD100aの通信可能エリアを示しており、符号102aは、WSD100aの無線通信により干渉を与える可能性のあるエリアを示している。
図4のように、DTVのサービスエリア11の境界付近のような弱電界エリアの比較的近く(例えばサービスエリア11の境界から数km離れた場所)でWSD100aが無線通信を行うと、干渉波によって、ある確率でDTV受信機200aのS/I(許容信号対干渉波比)が許容レベルを超える問題がある。すなわち、厳密に、すべてのDTV受信機を救えるようにWSDの送信電力を決めることは現実的ではない。もしそのような送信電力を決めようとすると数10dB程度のマージンが必要となり、またチャンネル(周波数帯)にも限りがあるために、現実的な運用ができなくなるからである。
そのため、図4のような事態をある程度の確率で発生することを許容するのが一般的に認知されつつある。図4のような事態を許容することで、空きチャンネル(周波数帯)が少なくても、マージンをあまり多くとらずに使用可能なTVホワイトスペースチャンネルを確保することができて、TVホワイトスペースを使用した通信の市場規模を確保できるようになる。
またDTV受信機で受信した画像の乱れは一定の確率で起こるが、定常的に画像の乱れが発生することは稀であり、視聴者も瞬時のことであれば画像の乱れを許容することが多いと考えられる。従って、WSDによる干渉とDTV受信機での画像の乱れの双方について現実的な確率を設定してWSDの送信電力を決めることが望ましい。
しかし、画像の乱れが無い画像の番組を視聴したいと考える視聴者もいることは当然考えられる。そのような視聴者のためにはリピータ送信局のような代替となる放送局が必要となる。特に、特定の地域では山陰やビル陰になってDTVの信号強度が予想よりも弱い場合があり、全ての地域で一律に同じ計算方法で送信電力を計算するとDTV受信機で受信した画像が乱れることが多かったり、またはWSDの送信可能電力が著しく小さくなって現実的に運用できない事態となってしまったりする場所も発生しうる。
そこで本件開示者は、上述した背景に鑑み、一次利用される周波数帯を使用したサービスが、その周波数帯を二次的な通信に使用した際に、干渉によって一時的に影響が出ても構わないユーザと、一時的であっても影響が出ては困るユーザとの双方に対して適切なサービスの提供を行える技術について鋭意検討を行った。その結果、本件開示者は、一次利用される周波数帯を使用したサービスの提供側と利用側との双方から情報を得て、上記双方のユーザに対して適切なサービスの提供を行える技術を考案するに至った。
以上、本開示の実施の形態の背景について説明した。
[1.2.構成例]
まず、図4のようにWSD100a及びDTV受信機200aが配置されている場合にDTV受信機200aによる周波数帯fの放送の受信時の干渉を解決するためのシステム構成例を示す。
図5は、本開示の実施の形態に係る通信システムの構成例を示す説明図である。DTVのサービスエリア11の外側に位置しているWSD100aが周波数帯fを用いて無線通信を行うことで干渉波が生じて、DTV受信機200aでの周波数帯fを用いたDTV放送の受信に影響が出る場合を考える。DTV受信機200aの視聴者が、DTV放送の受信に影響が出ては困ると考えた場合、DTV受信機200aは何らかの方法でDTV放送のコンテンツを受信する必要がある。
そこでこの場合では、WSD100bが、空いている周波数帯fを用いて、周波数帯fを用いたDTV放送のコンテンツを再送信する。DTV受信機200aは、WSD100bから周波数帯fを用いて送信されるコンテンツを受信することで、WSD100aが周波数帯fを用いて無線通信を行っても、画像の乱れが無いコンテンツの表示が可能になる。
なお、WSD100bは、周波数帯f、fとは異なる周波数帯fでTVホワイトスペースサービス、すなわち周波数帯fでの無線通信を行っても良い。また周波数帯fを用いて、周波数帯fを用いたDTV放送のコンテンツを再送信していれば、WSD100bは、周波数帯fでTVホワイトスペースサービス、すなわち周波数帯fでの無線通信を行っても良い。
ここで、WSD100bは、周波数帯fでTVホワイトスペースサービス、すなわち周波数帯fでの無線通信を行う場合、DTV受信機200aは、予めどの周波数帯でDTV放送のコンテンツを受信すれば良いかを知っておく必要がある。
図6は、本開示の実施の形態に係る通信システムの構成例を示す説明図である。DTVのサービスエリア11の内側に位置しているWSD100bが周波数帯fを用いて無線通信を行うことで干渉波が生じて、DTV受信機200aでの周波数帯fを用いたDTV放送の受信に影響が出る場合を考える。図6には、WSD100bから周波数帯fを用いて送信される電波を受信して、WSD100bとの間で無線通信を行うWSD100cが示されている。
また図6には、管理サーバ300が示されている。管理サーバ300は、電波塔10から放送されるコンテンツに関する情報や、WSDやDTV受信機の情報を管理する。管理サーバ300が管理する情報については後に詳述するが、管理サーバ300は、WSDやDTV受信機の設置場所に関する情報、DTV受信機による視聴状況、WSDの通信能力に関する情報などを管理する。
WSD100bは、電波塔10から放送される周波数帯fを用いたDTV放送のコンテンツを、電波塔10から直接受信しても良く、DTVのサービスエリア11の内側に位置している別のWSD100aから受信しても良い。そしてWSD100bは、周波数帯fを用いて電波塔10から放送されるDTV放送のコンテンツを周波数帯fで再送信する。
この際、DTV受信機200aは、予め、DTV放送のコンテンツをどの周波数帯で受信すべきかを管理サーバ300から取得する。例えば、周波数帯fを用いて電波塔10から放送されるDTV放送のコンテンツを、WSD100bが周波数帯fで再送信することを管理サーバ300から取得することで、DTV受信機200aは、電波塔10から放送されるDTV放送のコンテンツを周波数帯fで受信すれば、干渉の影響を受けずにDTV放送のコンテンツを表示できる。
図7は、WSDによる放送コンテンツの再送信の変形例について示す説明図である。図7には、DTVのサービスエリア11の内側に位置するWSD100a、DTVのサービスエリア11の境界付近に位置するWSD100b、WSD100c、及びDTVのサービスエリア11の外側に位置するWSD100dが示されている。また図7には、DTVのサービスエリア11の外側に位置するDTV受信機200b、200c、200dが示されている。
図7では、WSD100bが周波数帯fで、WSD100cが周波数帯fで、WSD100dが周波数帯fで、それぞれ放送コンテンツを再送信する例が示されている。なお図7において、符号101a、101b、101c、101dは、それぞれWSD100a、WSD100b、WSD100c、WSD100dの通信可能エリアを示している。WSDの通信可能エリアは、無指向性であってもよく、符号101cで示すように指向性があってもよい。
以上、本開示の実施の形態に係る通信システムの構成例を説明した。続いて、本開示の実施の形態に係る通信システムを構成する各装置の機能構成例を説明する。
図8は、本開示の一実施形態に係るWSD100の機能構成例を示すブロック図である。図8に示したように、本開示の一実施形態に係るWSD100は、アンテナ部110と、無線通信部120と、ネットワーク通信部130と、記憶部140と、処理部150と、を備える。
(アンテナ部110)
アンテナ部110は、無線通信部120により出力される信号を電波として空間に放射する。また、アンテナ部110は、空間の電波を信号に変換し、当該信号を無線通信部120へ出力する。本実施形態では、アンテナ部110は、指向性アンテナであってもよく、無指向性アンテナであってもよい。
(無線通信部120)
無線通信部120は、信号を送受信する。例えば、無線通信部120は、端末装置へのダウンリンク信号を送信し、端末装置からのアップリンク信号を受信する。
(ネットワーク通信部130)
ネットワーク通信部130は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部130は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他のWSD及び基地局を含む。一例として、上記他のノードは、管理サーバ300を含む。
(記憶部140)
記憶部140は、WSD100の動作のためのプログラム及びデータを一時的にまたは恒久的に記憶する。
(処理部150)
処理部150は、WSD100の様々な機能を提供する。処理部150は、情報取得部151及び制御部153を含む。なお、処理部150は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部150は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
(情報取得部151)
情報取得部151は、WSD100の動作のための情報やプログラム、また、他のノードから受信した情報を取得する。情報取得部151は、WSD100の動作のための情報やプログラムを記憶部140から取得しうる。本実施形態では、情報取得部151は、電波塔10から放送されるDTV放送のコンテンツを取得する。情報取得部151が取得したDTV放送のコンテンツは、電波塔10からの放送の際の周波数帯とは別の周波数帯でネットワーク通信部130から再送信されうる。また情報取得部151は、サーバ装置300で生成された情報を取得する。情報取得部151が取得する、サーバ装置300で生成された情報の例については後述するが、情報取得部151は、例えば、使用可能な周波数帯及び当該周波数帯で許可された出力強度の情報をサーバ装置300から取得する。
(制御部153)
制御部153は、WSD100の動作を制御する。本実施形態では、制御部153は、例えば、情報取得部151が取得したDTV放送のコンテンツを、電波塔10からの放送の際の周波数帯とは別の周波数帯でネットワーク通信部130から再送信する処理を実行する。なお、WSD100は、周波数帯によらずにDTV放送のフォーマットと同一のフォーマットで再送信してもよく、DTV放送と同じ周波数帯で再送信する場合はDTV放送フォーマットと同一のフォーマットで、DTV放送と異なる周波数帯で再送信する場合は異なる無線方式のフォーマットでそれぞれ再送信してもよく、周波数帯によらずにDTV放送のフォーマットとは異なる無線方式のフォーマットで再送信してもよい。
また制御部153は、WSD100の情報を管理サーバ300に送る処理を実行する。管理サーバ300に送られるWSD100の情報については後に詳述するが、管理サーバ300に送られるWSD100の情報には、例えば、WSD100の位置、WSD100が無線通信で使用する周波数帯などが含まれうる。
また制御部153は、管理サーバ300で管理されている情報を取得し、その取得した情報に基づいて、情報取得部151が取得したDTV放送のコンテンツを、電波塔10からの放送の際の周波数帯とは別の周波数帯でネットワーク通信部130から再送信するかどうかを決定する。また制御部153は、管理サーバ300で管理されている情報を取得し、その取得した情報に基づいて、無線通信で使用する周波数帯及びその周波数帯での通信強度を決定する。そして制御部153は、管理サーバ300から取得した情報に基づいて決定した周波数帯や通信強度の情報を、管理サーバ300へ送る処理を実行する。
図9は、本開示の一実施形態に係るDTV受信機200の機能構成例を示すブロック図である。図9に示したように、本開示の一実施形態に係るDTV受信機200は、放送受信部210と、ネットワーク通信部220と、表示部230と、記憶部240と、処理部250と、を備える。
(放送受信部210)
放送受信部210は、電波塔10から送信されるDTV放送のコンテンツを受信する。また放送受信部210は、WSD100から再送信されるDTV放送のコンテンツを受信する。放送受信部210が受信したDTV放送のコンテンツは、処理部250において復号され、表示部230に表示される。
(ネットワーク通信部220)
ネットワーク通信部220は、情報を送受信する。例えば、ネットワーク通信部220は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、他のWSD及び基地局を含む。一例として、上記他のノードは、管理サーバ300を含む。なおネットワーク通信部220は、有線通信を行っても良く、図示しないアンテナを介した無線通信を行っても良い。
(表示部230)
表示部230は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどであり、放送受信部210が受信したDTV放送のコンテンツを表示する。
(記憶部240)
記憶部240は、DTV受信機200の動作のためのプログラム及びデータを一時的にまたは恒久的に記憶する。
(処理部250)
処理部250は、DTV受信機200の様々な機能を提供する。処理部250は、情報取得部251及び制御部253を含む。なお、処理部250は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部250は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
(情報取得部251)
情報取得部251は、DTV受信機200の動作のための情報やプログラム、また、他のノードから受信した情報を取得する。情報取得部251は、DTV受信機200の動作のための情報やプログラムを記憶部240から取得しうる。本実施形態では、情報取得部251は、電波塔10やWSD100から送信されるDTV放送のコンテンツを取得する。情報取得部251が取得したDTV放送のコンテンツは、制御部253において復号され、表示部230で表示されうる。
(制御部253)
制御部253は、DTV受信機200の動作を制御する。本実施形態では、制御部253は、例えば、情報取得部251が取得したDTV放送のコンテンツを復号し、表示部230に表示させる処理を実行する。また制御部253は、DTV受信機200の情報を管理サーバ300に送る処理を実行する。管理サーバ300に送られるDTV受信機200の情報については後に詳述するが、管理サーバ300に送られるDTV受信機200の情報には、例えば、DTV受信機200の位置、DTV受信機200の視聴者数、DTV受信機200が受信しているDTV放送の周波数帯などが含まれうる。
図10は、本開示の一実施形態に係る管理サーバ300の機能構成例を示すブロック図である。図10に示したように、本開示の一実施形態に係る管理サーバ300は、通信部310と、記憶部320と、処理部330と、を備える。
(通信部310)
通信部310は、情報を送受信する。例えば、通信部310は、他のノードへの情報を送信し、他のノードからの情報を受信する。例えば、上記他のノードは、コアネットワーク及び基地局を含む。一例として、上記他のノードは、WSD100やDTV受信機200を含む。通信部310は、WSD100やDTV受信機200から送信される情報を受信したり、WSD100やDTV受信機200へ情報を送信したりする。
(記憶部320)
記憶部320は、管理サーバ300の動作のためのプログラム及びデータを一時的にまたは恒久的に記憶する。本実施形態では、記憶部320は、WSD100やDTV受信機200から取得した情報を記憶する。
(処理部330)
処理部330は、管理サーバ300の様々な機能を提供する。処理部330は、情報取得部331及び制御部333を含む。なお、処理部330は、これらの構成要素以外の他の構成要素をさらに含み得る。即ち、処理部330は、これらの構成要素の動作以外の動作も行い得る。
(情報取得部331)
情報取得部331は、管理サーバ300の動作のための情報や、他のノードから受信した情報を取得する。情報取得部331は、管理サーバ300の動作のための情報やプログラムを記憶部320から取得しうる。また情報取得部331は、WSD100やDTV受信機200から送信され、通信部310が受信した情報を取得する。
(制御部333)
制御部333は、管理サーバ300の動作を制御する。制御部333は、情報取得部331が取得した情報に基づいて動作しうる。また制御部333は、WSD100やDTV受信機200から送信され、情報取得部331が取得した情報に基づいて、WSD100やDTV受信機200を管理するための情報を生成する。
ここで、管理サーバ300が管理する情報の例を説明する。図11は、管理サーバ300が管理する情報の例を示す説明図である。図11に示したのは、WSD100を使用してTVホワイトスペースサービスを提供する利用者のサービスレベルの情報の例である。
本実施形態では、WSD100によるTVホワイトスペースサービス、すなわちTVホワイトスペースを使用した無線通信を利用したいユーザが申し込むサービスのことを「プレミアムサービス」と称する。また1次サービスの提供者側が1次サービスを優先するかどうかを設定したフラグのことを「1次優先フラグ」と称する。本実施形態では、1次サービスの提供者は電波塔10であり、1次サービスは電波塔10によって周波数帯fで放送されるDTV放送である。1次優先フラグはコンテンツごとに放送局が設定しうる。
図11には、ユーザがプレミアムサービスを申し込んでいなければ、周波数帯fでのTVホワイトスペースサービスは行わないことが示されている。一方、図11には、ユーザがプレミアムサービスを申し込んでいれば、周波数帯fでのTVホワイトスペースサービスは行うが、電波塔10が周波数帯fで放送するDTV放送のコンテンツをDTV受信機200に優先して受信させたい場合は、周波数帯fでのTVホワイトスペースサービスは行わないことが示されている。なお、プレミアムサービスを優先する設定になっている場合は、1次優先フラグがYの場合であっても周波数帯fでのTVホワイトスペースサービスが行われる。
図12は、管理サーバ300が管理する情報の例を示す説明図である。図12に示したのは、DTV受信機200に関する情報が格納されるテーブルの例である。
「DTV」列は、DTV受信機200を一意に識別するための情報が格納される列である。「DTV」列には、例えばIDやシリアル番号などが格納される。
「Loc」列は、DTV受信機200の位置に関する情報が格納される列である。「Loc」列には、例えば詳細な緯度及び経度の情報が格納されても良く、DTV受信機200のユーザが入力した住所が格納されても良い。従ってDTV受信機200には、例えばGPS(Global Positioning System)、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、BDS(BeiDou Navigation Satellite System)、iBeacon等の現在位置を取得するセンサが設けられても良い。またDTV受信機200に上述したセンサが設けられていなくても、ユーザがそのようなセンサを用いて取得した位置情報をDTV受信機200の位置情報として管理サーバ300に登録してもよい。
「Priority」列は、図11の1次優先フラグとも対応し、そのDTV受信機200が電波塔10から放送されるDTV放送のコンテンツを優先して受信したいかどうかについての情報が格納される列である。「Priority」列が「Y」であるDTV受信機200は、電波塔10から放送されるDTV放送のコンテンツを優先して受信し、「N」であるDTV受信機200は、電波塔10から放送されるDTV放送のコンテンツの受信に影響があっても構わないことを意味している。
「Watch」列は、DTV受信機200が映像を出力しているかどうかについての情報が格納される列である。なお「Watch」列には、DTV受信機200が映像を出力していれば「Y」が格納されるようにしてもよく、DTV受信機200が映像を出力しており、かつ、その映像を誰かが見ていれば「Y」が格納されるようにしてもよい。従ってDTV受信機200は、視聴者の存在を検知するセンサが設けられてもよい。
「Weight」列は、それぞれのDTV受信機200に対する重みについての情報が格納される列である。重みは、DTV受信機200のユーザが決定しても良く、DTV受信機200が出力する映像を見ているユーザの数に応じて決定されても良く、DTV受信機200の性能、例えば画面サイズに応じて決定されてもよい。
「F」列は、それぞれのDTV受信機200が受信するDTV放送の周波数帯についての情報が格納される列である。
図13は、管理サーバ300が管理する情報の例を示す説明図である。図13に示したのは、WSD100に関する情報が格納されるテーブルの例である。
「WS」列は、WSD100を識別するための情報が格納される列である。「WS」列には、例えばIDやシリアル番号などが格納される。
「Loc」列は、WSD100の位置に関する情報が格納される列である。「Loc」列には、例えば詳細な緯度及び経度の情報が格納されても良く、WSD100のオペレータが入力した住所が格納されても良い。従ってWSD100には、例えばGPS、GLONASS、BDS、iBeacon等の現在位置を取得するセンサが設けられても良い。またWSD100に上述したセンサが設けられていなくても、WSD100のオペレータがそのようなセンサを用いて取得した位置情報をWSD100の位置情報として管理サーバ300に登録してもよい。
「Freq」列は、WSD100がTVホワイトスペースサービスを行う周波数帯の情報が格納される列である。1つのWSD100は、複数の周波数帯でTVホワイトスペースサービスを行うことができる。従って、図13に示したテーブルは「WS」列と「Freq」列とで一意になるように設定される。
「Pow」列は、WSD100がTVホワイトスペースサービスを行う際の出力の情報が格納される列である。
「SrvR」列は、WSD100がTVホワイトスペースサービスを行う際のサービスレンジ(通信可能範囲)の情報が格納される列である。「Int.R」列は、WSD100がTVホワイトスペースサービスを行う際に干渉を与える可能性がある干渉レンジの情報が格納される列である。管理サーバ300は、干渉レンジの情報を、サービスレンジから計算してもよい。管理サーバ300は、干渉レンジの情報を、サービスレンジから計算する場合は、地形の状況を考慮しても良い。「Srv」列は、現在のWSD100のサービスの状態の情報が格納される列である。「Srv」列には、電波塔10から送信されるDTV放送のサービスエリア11の内か外かの情報や、TVホワイトスペースサービスを行っているか、またはDTV放送のコンテンツの再送信を行っているかの情報が格納され利。
管理サーバ300は、図12や図13に示したような情報を管理することで、様々な情報をWSD100のオペレータやDTV受信機200のユーザに提供することが出来る。例えば管理サーバ300は、図12や図13に示したような情報を用いて、WSD100やDTV受信機200の位置、WSD100による通信可能範囲や干渉レンジを視覚的に現した情報を生成することが出来る。すなわち、換言すれば、管理サーバ300は、WSD100の与干渉領域内にあるDTV受信機200の統計情報を管理して、その統計情報に基づいた視覚的な情報を生成することが出来る。また管理サーバ300は、図12や図13に示したような情報を管理することで、DTV放送の管理者に対して
図14は、管理サーバ300が生成する視覚的な情報の例であり、電波塔10、WSD100やDTV受信機200の位置、WSD100による通信可能範囲や干渉レンジを視覚的に現した情報の例である。符号101aは、WSD100aの通信可能エリアを示しており、符号102aは、WSD100aの無線通信により干渉を与える可能性のあるエリアを示している。また符号102aは、WSD100bの通信可能エリアを示している。さらに図14では、WSD100aは周波数帯fで無線通信を行い、WSD100bは周波数帯fで無線通信を行い、電波塔10は周波数帯fでDTV放送を行っていることが示されている。図14に示したような視覚的な情報は、例えば制御部333が生成する。管理サーバ300は、図14に示したような視覚的な情報を生成することで、WSD100のオペレータやDTV受信機200のユーザに、各装置の現在の位置関係などを分かりやすく提示できる。
図15は、管理サーバ300が管理する情報の例を示す説明図である。図15に示したのは、管理サーバ300が管理する、WSD100の与干渉エリア内にあるDTV受信機200の情報の例である。
図15には、周波数帯fでの与干渉エリア内にあるDTV受信機200の台数が1台であり、周波数帯fでの与干渉エリア外にあるDTV受信機200の台数が1台であることが示されている。与干渉エリア内にあるDTV受信機200の台数には、重みが設定されても良く、その重みは図12に示したテーブルの「Weight」列の値が参照されうる。
同様に、図15には、周波数帯fでの与干渉エリア内にあるDTV受信機200の台数が0台であり、周波数帯fでの与干渉エリア外にあるDTV受信機200の台数が1台であることが示されている。
この図15に示した情報は、例えばホワイトスペースサービスを提供する事業者側が、それぞれの周波数帯において、ホワイトスペースサービスを行うか、DTV放送のコンテンツの再送信を行うかの判断に用いられうる。
管理サーバ300は、電波塔10のDTV放送の管理者や、ホワイトスペースサービスの事業者、WSD100のユーザに対して情報を登録させるためのユーザインタフェースを生成して提示しても良い。ユーザインタフェースの生成は、例えば制御部333が実行しても良い。
図16は、管理サーバ300が生成するユーザインタフェースの例を示す説明図であり、電波塔10のDTV放送の管理者に向けて生成する、DTV放送の受信優先度を当該管理者に設定させるためのユーザインタフェースの例を示す説明図である。図16は、特定の日時(図16の例では、4月1日の18時)から放送されるDTV放送のコンテンツを、特定のエリアで優先して視聴させるかどうかを、電波塔10のDTV放送の管理者に設定させるユーザインタフェースの例である。電波塔10のDTV放送の管理者に、図16に示したユーザインタフェースで設定させることで、管理サーバ300は、当該日時から放送されるDTV放送のコンテンツを、特定のエリアで優先して視聴させるかどうかの情報を管理することが出来る。
図17は、管理サーバ300が生成するユーザインタフェースの例を示す説明図であり、管理サーバ300がホワイトスペースサービスの事業者に向けて生成するユーザインタフェースの例を示す説明図である。図17に示したのは、ある周波数帯(図17に示した例では、周波数帯f)を、ホワイトスペースサービスに用いるか、またはDTV放送のコンテンツの再送信に用いるかを、ホワイトスペースサービスの事業者に設定させるユーザインタフェースの例である。ホワイトスペースサービスの事業者が図17に示したようなユーザインタフェースを操作することで、管理サーバ300は、ある周波数帯を、ホワイトスペースサービスに用いるか、またはDTV放送のコンテンツの再送信に用いるかの情報を取得することが出来る。
図18は、管理サーバ300が生成するユーザインタフェースの例を示す説明図であり、管理サーバ300がWSD100のユーザに向けて生成するユーザインタフェースの例を示す説明図である。図18に示したのは、プレミアムサービスを申し込んでいるユーザには、ホワイトスペースサービスを優先するか、またはDTV放送のコンテンツの再送信を優先するかをWSD100のユーザに設定させるユーザインタフェースの例である。WSD100のユーザが図18に示したようなユーザインタフェースを操作することで、管理サーバ300は、プレミアムサービスを申し込んでいるユーザには、ホワイトスペースサービスを優先するか、またはDTV放送のコンテンツの再送信を優先するかの情報を取得することが出来る。
管理サーバ300は、図16から図18に示したようなユーザインタフェースを生成して、電波塔10のDTV放送の管理者や、ホワイトスペースサービスの事業者、WSD100のユーザに情報を登録させることで、図11に示したような情報を管理することができる。
以上、本開示の実施の形態に係る通信システムを構成する各装置の機能構成例を説明した。続いて、本開示の実施の形態に係る通信システムの動作例について説明する。
[1.3.動作例]
WSD100及び管理サーバ300は、上述した構成を有することで、例えば事前に情報のやり取りを行って、WSD100のオペレータに、WSD100がどの周波数帯でどのサービスを実行するかを決定させることができる。図19は、本開示の実施の形態に係る通信システムの動作例を示す流れ図である。図19に示したのは、WSD100がサービスを開始する際に、管理サーバ300との間で情報の授受を行って、WSD100がどの周波数帯でどのサービスを実行するかを決定する場合の動作例である。以下、図19を用いて本開示の実施の形態に係る通信システムの動作例について説明する。
WSD100は、サービスの開始に際して、管理サーバ300へ現在の位置情報を送信する(ステップS101)。現在の位置情報の管理サーバ300への送信は、例えば制御部153がネットワーク通信部130を介して行う。現在の位置情報は、例えばGPSセンサなどの現在位置を取得するセンサによって取得された詳細な緯度及び経度の情報であっても良く、WSD100のオペレータが入力した住所であってもよい。
管理サーバ300は、WSD100の現在位置の情報を取得すると、そのWSD100が現在使用できる周波数帯fと、その周波数帯での許容最大送信電力pkmaxとを算出する(ステップS102)。ステップS102の算出処理は、例えば制御部333が実行する。管理サーバ300は、WSD100が現在使用できる周波数帯fと、その周波数帯での許容最大送信電力pkmaxとを、例えば図11に示したテーブルを参照して算出する。
管理サーバ300は、上記ステップS102で、WSD100が現在使用できる周波数帯fと、その周波数帯での許容最大送信電力pkmaxとを算出すると、その周波数帯fのリスト及び許容最大送信電力pkmaxのリストをWSD100に返信する(ステップS103)。ステップS103の返信処理は、例えば制御部333が通信部310を介して行う。
また管理サーバ300は、上記ステップS103の返信の後に(もちろん返信の前でも返信と同時でもよい)、WSD100の与干渉エリア内のDTV受信機200の台数の情報を送信する(ステップS104)。ステップS104の送信処理は、例えば制御部333が通信部310を介して行う。管理サーバ300は、WSD100の与干渉エリア内のDTV受信機200の台数の情報を、例えば図14に示したような情報を参照することで得ることができる。
WSD100は、管理サーバ300から、現在使用できる周波数帯fと、その周波数帯での許容最大送信電力pkmaxとの情報、及び、WSD100の与干渉エリア内のDTV受信機200の台数の情報を受信すると、サービスで使用する周波数帯fと、その周波数帯での許容最大送信電力pkmaxとを選択するとともに、提供するサービスの内容を選択する(ステップS105)。ステップS105の選択処理は、例えば制御部153が実行する。本実施形態では、WSD100が選択するサービスは、ホワイトスペースサービスか、DTV放送のコンテンツの再送信のいずれか、である。
WSD100は、ステップS105で、サービスで使用する周波数帯f、その周波数帯での許容最大送信電力pkmax、及び提供するサービスの内容を選択すると、その選択した周波数帯f、その周波数帯での許容最大送信電力pkmax、及び提供するサービスの内容を管理サーバ300に送信する(ステップS106)。ステップS106の送信処理は、例えば制御部153がネットワーク通信部130を介して行う。
管理サーバ300は、WSD100が選択した周波数帯f、その周波数帯での許容最大送信電力pkmax、及び提供するサービスの内容をWSD100から受信すると、その受信した情報を用いてレンジを計算する(ステップS107)。ステップS107の計算処理は、例えば制御部333が行う。
そしてWSD100は、上記ステップS105の選択処理で選択したサービスを開始し(ステップS108)、管理サーバ300は、上記ステップS107の計算処理で計算したレンジを、図13に示したようなWSD100の情報を管理する管理テーブルに反映させる(ステップS109)。
管理サーバ300は、図19に示した一連の動作を実行することで、WSD100に対して適切な周波数帯及び許容最大送信電力の情報を提供することができる。またWSD100は、図19に示した一連の動作を実行することで、他の装置に影響が出ない適切な周波数帯及び許容最大送信電力でサービスを開始することが出来る。
<2.まとめ>
以上説明したように本開示の実施形態に寄れば、WSD100及びDTV受信機200から情報を取得して、DTV受信機200の統計情報を生成する管理サーバ300が提供される。また本開示の実施形態に寄れば、生成した統計情報に基づいて、WSD100のオペレータに対してWSD100及びDTV受信機200の状況を提示するためのユーザインタフェースを提示する管理サーバ300が提供される。
WSD100のオペレータは、管理サーバ300から提供される情報に基づいて適切にDTV放送のコンテンツや無線通信を行う周波数帯を選択することで、DTV放送の視聴者とホワイトスペース利用者のどちらにとっても良好な電波利用環境を提供することができるようになる。特に、DTV放送の周波数帯(チャンネル)を複数束ねて使用するWSD100にとっては、信号を送信しうる場所的自由度や、周波数帯域幅の自由度が著しく向上する。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
例えばDTV受信機200は、周波数帯fでコンテンツを受信している際に画像が劣化したことを検出すると、管理サーバ300に、現在のDTV受信機200の場所に関する情報を送信して、近隣において他の周波数帯で同じコンテンツを送信しているWSD100があるかどうかを問い合わせてもよい。DTV受信機200は、管理サーバ300から最適な再配信チャンネルの情報を取得して、コンテンツを受信する周波数を切り替えてもよい。またDTV受信機200は、管理サーバ300から周波数帯fでコンテンツの再送信が行われているという情報を取得すると、周波数帯f、fを同時に受信することでダイバーシチ受信を行ってもよい。もちろんDTV受信機200は、周波数帯f、fの中から最適な周波数帯に切り替えて受信するようにしても良い。
また例えばDTV受信機200は、DTV放送を正常に受信できているかの受信状況を管理サーバ300に登録してもよい。DTV受信機200による受信状況の登録の結果、ある地域では周波数帯fで送信されるDTV放送のコンテンツをどのDTV受信機200も視聴していないことが分かれば、WSD100は別の周波数帯でのコンテンツの再送信を行わないようにしてもよい。
またWSD100が図2のように2チャンネルを束ねず、1つのチャンネルだけしか使わない場合でも、多くのWSDがサービスを行うとチャンネルが混んでくることが起こりえて、そうなるとWSD100は、DTV放送で用いられている周波数帯で無線通信を行うケースが起こりえる。そのようなケースでも、上述した実施の形態を適用することで、DTV放送の視聴者とホワイトスペースサービスの利用者のどちらにとっても良好な電波利用環境を提供することができる。
また、本明細書の処理における処理ステップは、必ずしもフローチャート又はシーケンス図に記載された順序に沿って時系列に実行されなくてよい。例えば、処理における処理ステップは、フローチャート又はシーケンス図として記載した順序と異なる順序で実行されても、並列的に実行されてもよい。
また、本明細書の装置(例えば、WSD、DTV受信機もしくは管理サーバ、又はそのモジュール)に備えられるプロセッサ(例えば、CPU、DSPなど)を上記装置として機能させるためのコンピュータプログラム(換言すると、上記プロセッサに上記装置の構成要素の動作を実行させるためのコンピュータプログラム)も作成可能である。また、当該コンピュータプログラムを記録した記録媒体も提供されてもよい。また、上記コンピュータプログラムを記憶するメモリと、上記コンピュータプログラムを実行可能な1つ以上のプロセッサとを備える装置(例えば、完成品、又は完成品のためのモジュール(部品、処理回路若しくはチップなど))も提供されてもよい。また、上記装置の1つ以上の構成要素(例えば、情報取得部及び/又は制御部など)の動作を含む方法も、本開示に係る技術に含まれる。
また、本明細書に記載された効果は、あくまで説明的または例示的なものであって限定的ではない。つまり、本開示に係る技術は、上記の効果とともに、または上記の効果に代えて、本明細書の記載から当業者には明らかな他の効果を奏しうる。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)
第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得する取得部と、
前記取得部が取得した情報を用いて、前記受信装置の統計情報を生成する制御部と、
を備える、サーバ装置。
(2)
前記制御部は、前記統計情報に基づいて、前記第1の通信サービスで提供されるデータを前記第1の周波数帯と異なる第2の周波数帯で前記通信装置から前記受信装置に送信させるための表示情報を生成する、前記(1)に記載のサーバ装置。
(3)
前記制御部は、前記統計情報に基づいて、前記第1の周波数帯でのデータの受信優先度を前記第1の通信サービスの提供者に決定させるための表示情報を生成する、前記(1)または(2)に記載のサーバ装置。
(4)
前記制御部は、前記統計情報に基づいて、前記通信装置が使用可能な周波数帯及び出力強度の情報を前記通信装置へ提供する、前記(1)〜(3)のいずれかに記載のサーバ装置。
(5)
前記取得部は、前記通信装置へ提供した情報に基づいて前記通信装置で指定された周波数帯及び該周波数帯の出力強度の情報を前記通信装置から取得する、前記(4)に記載のサーバ装置。
(6)
前記取得部は、前記第1の通信サービスで提供されるデータを優先して前記受信装置に受信させるための情報を前記第1の通信サービスの提供者から取得する、前記(1)〜(5)のいずれかに記載のサーバ装置。
(7)
前記取得部は、前記第2の通信サービスを使用して前記第1の周波数帯でデータを受信するための情報を前記第2の通信サービスの利用者から取得する、前記(1)〜(5)のいずれかに記載のサーバ装置。
(8)
前記取得部は、前記受信装置及び前記通信装置から少なくとも位置情報を取得する、前記(1)〜(7)のいずれかに記載のサーバ装置。
(9)
前記取得部は、前記受信装置から、前記第1の通信サービスで提供されるデータが正常に受信できているか否かの情報を取得する、前記(1)〜(8)のいずれかに記載のサーバ装置。
(10)
前記制御部は、前記受信装置及び前記通信装置の位置、前記第1の通信サービスの提供範囲及び前記通信装置の与干渉領域を表示させるための情報を生成する、前記(1)〜(9)のいずれかに記載のサーバ装置。
(11)
前記統計情報は、前記通信装置の与干渉領域内にある前記受信装置の統計情報である、前記(1)〜(10)のいずれかに記載のサーバ装置。
(12)
第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信させる制御部と、
使用可能な周波数帯及び出力強度の情報をサーバ装置から取得する取得部と、
を備え、
前記制御部は、前記取得部が取得した情報に基づいて決定した、使用する周波数帯及び該周波数帯の出力強度の情報を前記サーバ装置へ登録する、通信装置。
(13)
前記制御部は、前記サーバ装置に登録した情報に基づき、前記第1の周波数帯と異なる第2の周波数帯で前記第1の通信サービスで提供されるデータを送信させるかどうか決定する、前記(12)に記載の通信装置。
(14)
前記制御部は、前記第1の通信サービスのフォーマットと同一のフォーマットで前記第1の通信サービスで提供されるデータを前記第2の通信サービスで出力させる、前記(12)または(13)に記載の通信装置。
(15)
前記制御部は、前記第1の通信サービスのフォーマットと異なるフォーマットで前記第1の通信サービスで提供されるデータを前記第2の通信サービスで出力させる、前記(12)または(13)に記載の通信装置。
(16)
前記制御部は、前記第2の通信サービスで前記第1の周波数帯を使用する場合は、前記第1の通信サービスのフォーマットと同一のフォーマットで前記第1の通信サービスで提供されるデータを前記第2の通信サービスで出力させ、前記第2の通信サービスで前記第1の周波数帯とは異なる周波数帯を使用する場合は、前記第1の通信サービスのフォーマットと異なるフォーマットで前記第1の通信サービスで提供されるデータを前記第2の通信サービスで出力させる、前記(12)〜(15)のいずれかに記載の通信装置。
(17)
第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得することと、
取得された情報を用いて、前記通信装置の与干渉領域内にある前記受信装置の統計情報を生成することと、
を含む、方法。
(18)
第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信させることと、
使用可能な周波数帯及び出力強度の情報をサーバ装置から取得することと、
取得された情報に基づいて決定した、使用する周波数帯及び該周波数帯の出力強度の情報を前記サーバ装置へ登録することと、
を含む、方法。
(19)
コンピュータに、
第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得することと、
取得された情報を用いて、前記通信装置の与干渉領域内にある前記受信装置の統計情報を生成することと、
を実行させる、コンピュータプログラム。
(20)
コンピュータに、
第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信させることと、
使用可能な周波数帯及び出力強度の情報をサーバ装置から取得することと、
取得された情報に基づいて決定した、使用する周波数帯及び該周波数帯の出力強度の情報を前記サーバ装置へ登録することと、
を実行させる、コンピュータプログラム。
10 :放送局
11 :サービスエリア
100 :WSD
200 :DTV受信機
300 :管理サーバ

Claims (18)

  1. 第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した情報を用いて、前記受信装置の統計情報を生成する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記統計情報に基づいて、前記第1の通信サービスで提供されるデータを前記第1の周波数帯と異なる第2の周波数帯で前記通信装置から前記受信装置に送信させるための表示情報を生成する、サーバ装置。
  2. 第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した情報を用いて、前記受信装置の統計情報を生成する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記統計情報に基づいて、前記第1の周波数帯でのデータの受信優先度を前記第1の通信サービスの提供者に決定させるための表示情報を生成する、サーバ装置。
  3. 第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した情報を用いて、前記受信装置の統計情報を生成する制御部と、
    を備え、
    前記取得部は、前記第1の通信サービスで提供されるデータを優先して前記受信装置に受信させるための情報を前記第1の通信サービスの提供者から取得する、サーバ装置。
  4. 第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得する取得部と、
    前記取得部が取得した情報を用いて、前記受信装置の統計情報を生成する制御部と、
    を備え、
    前記取得部は、前記第2の通信サービスを使用して前記第1の周波数帯でデータを受信するための情報を前記第2の通信サービスの利用者から取得する、サーバ装置。
  5. 前記制御部は、前記統計情報に基づいて、前記通信装置が使用可能な周波数帯及び出力強度の情報を前記通信装置へ提供する、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のサーバ装置。
  6. 前記取得部は、前記通信装置へ提供した情報に基づいて前記通信装置で指定された周波数帯及び該周波数帯の出力強度の情報を前記通信装置から取得する、請求項に記載のサーバ装置。
  7. 前記取得部は、前記受信装置及び前記通信装置から少なくとも位置情報を取得する、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のサーバ装置。
  8. 前記取得部は、前記受信装置から、前記第1の通信サービスで提供されるデータが正常に受信できているか否かの情報を取得する、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のサーバ装置。
  9. 前記制御部は、前記受信装置及び前記通信装置の位置、前記第1の通信サービスの提供範囲及び前記通信装置の与干渉領域を表示させるための情報を生成する、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のサーバ装置。
  10. 前記統計情報は、前記通信装置の与干渉領域内にある前記受信装置の統計情報である、請求項1乃至請求項の何れか1項に記載のサーバ装置。
  11. サーバ装置が、第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得することと、
    前記サーバ装置が、取得た情報を用いて、前記通信装置の与干渉領域内にある前記受信装置の統計情報を生成することと、
    を含み、
    前記生成することでは、前記サーバ装置が、前記統計情報に基づいて、前記第1の通信サービスで提供されるデータを前記第1の周波数帯と異なる第2の周波数帯で前記通信装置から前記受信装置に送信させるための表示情報を生成する、方法。
  12. サーバ装置が、第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得することと、
    前記サーバ装置が、取得した情報を用いて、前記通信装置の与干渉領域内にある前記受信装置の統計情報を生成することと、
    を含み、
    前記生成することでは、前記サーバ装置が、前記統計情報に基づいて、前記第1の周波数帯でのデータの受信優先度を前記第1の通信サービスの提供者に決定させるための表示情報を生成する、方法。
  13. サーバ装置が、第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得することと、
    前記サーバ装置が、取得した情報を用いて、前記通信装置の与干渉領域内にある前記受信装置の統計情報を生成することと、
    を含み、
    前記取得することでは、前記サーバ装置が、前記第1の通信サービスで提供されるデータを優先して前記受信装置に受信させるための情報を前記第1の通信サービスの提供者から取得する、方法
  14. サーバ装置が、第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得することと、
    前記サーバ装置が、取得した情報を用いて、前記通信装置の与干渉領域内にある前記受信装置の統計情報を生成することと、
    を含み、
    前記取得することでは、前記サーバ装置が、前記第2の通信サービスを使用して前記第1の周波数帯でデータを受信するための情報を前記第2の通信サービスの利用者から取得する、方法。
  15. コンピュータに、
    前記コンピュータが、第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得することと、
    前記コンピュータが、取得た情報を用いて、前記通信装置の与干渉領域内にある前記受信装置の統計情報を生成することと、
    を実行させる、コンピュータプログラムであって、
    前記生成することでは、前記コンピュータが、前記統計情報に基づいて、前記第1の通信サービスで提供されるデータを前記第1の周波数帯と異なる第2の周波数帯で前記通信装置から前記受信装置に送信させるための表示情報を生成する、コンピュータプログラム
  16. コンピュータに、
    前記コンピュータが、第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得することと、
    前記コンピュータが、取得した情報を用いて、前記通信装置の与干渉領域内にある前記受信装置の統計情報を生成することと、
    を実行させる、コンピュータプログラムであって、
    前記生成することでは、前記コンピュータが、前記統計情報に基づいて、前記第1の周波数帯でのデータの受信優先度を前記第1の通信サービスの提供者に決定させるための表示情報を生成する、コンピュータプログラム。
  17. コンピュータに、
    前記コンピュータが、第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得することと、
    前記コンピュータが、取得した情報を用いて、前記通信装置の与干渉領域内にある前記受信装置の統計情報を生成することと、
    を実行させる、コンピュータプログラムであって、
    前記取得することでは、前記コンピュータが、前記第1の通信サービスで提供されるデータを優先して前記受信装置に受信させるための情報を前記第1の通信サービスの提供者から取得する、コンピュータプログラム。
  18. コンピュータに、
    前記コンピュータが、第1の通信サービスに割当てられた第1の周波数帯の電波を受信可能な受信装置及び前記第1の周波数帯を二次利用する第2の通信サービスのための無線信号を送受信可能な通信装置から情報を取得することと、
    前記コンピュータが、取得した情報を用いて、前記通信装置の与干渉領域内にある前記受信装置の統計情報を生成することと、
    を実行させる、コンピュータプログラムであって、
    前記取得することでは、前記コンピュータが、前記第2の通信サービスを使用して前記第1の周波数帯でデータを受信するための情報を前記第2の通信サービスの利用者から取得する、コンピュータプログラム。
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