JP6708980B2 - 画像処理システム、画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム - Google Patents

画像処理システム、画像処理装置、画像処理方法、および画像処理プログラム Download PDF

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Description

本開示は、画像処理技術に関し、特に、人物の動作を判別することが可能な画像処理技術に関する。
画像から人物の動作を判別するための画像処理技術がある。この画像処理技術は、たとえば、高齢者等の介護を要する被介護者の動作を見守る画像処理装置に応用されている。
このような画像処理装置に関し、特開2012−71004号公報(特許文献1)は、患者ごとの容態に対応した看護者への通知を行なうことが可能な安全看護システムを開示している。特開2001−307257号公報(特許文献2)は、介護者が被介護者の異常や介護の必要な状況の報知を受けた場合に、その深刻さ、緊急性、危険性等の程度を知ることができる介護支援システムを開示している。
特開2012−71004号公報 特開2001−307257号公報
ところで、被介護者に転倒等の危険な動作が生じた場合に、そのことを介護者に報知するだけでなく、被介護者に危険動作が生じたときの画像(映像)を記録することが望まれている。このとき、危険動作の記録が実行される感度(以下、「記録レベル」ともいう。)は、危険動作の報知が実行される感度(以下、「報知レベル」ともいう。)と異なることが求められている。たとえば、被介護者が躓いた等、転倒まではしていない動作が報知されると、介護者の負担が増えてしまう。このような負担を減らすためには、それほど危険ではない動作の報知を抑えることが重要である。一方で、転倒等の原因となる危険個所を特定するためには、被介護者が躓いた等、転倒まではしていない動作であっても漏れなく記録することが重要である。
特許文献1に開示される安全看護システムは、患者ごとの容態に応じて、複数種類の所定動作と複数の警報レベルとの対応関係を設定する。当該安全看護システムは、患者の所定動作を検出した場合に、検出された所定動作に対応付けられている警報レベルで、患者が所定動作を行なったことを報知する。すなわち、当該安全看護システムは、動作の種類別の警報レベルを設定するものであり、同一の動作について異なる警報レベルを設定するものではない。また、当該安全看護システムは、患者の所定動作の記録を行なうものでもない。
特許文献2に開示される介護支援システムは、被介護者の所定の行動の検知レベルを設定するステップと、検知レベルに基づいて被介護者の所定の行動を検知し、介護者に報知するステップと備える。介護者は被介護者の特性に応じた報知方法を選択することができる。当該介護支援システムは、被介護者の所定動作の記録を行なうものではない。
本開示は上述のような問題点を解決するためになされたものであって、ある局面における目的は、同一の動作に対する報知と記録とのそれぞれを用途に合わせて実現できる画像処理システムを提供することである。他の局面における目的は、同一の動作に対する報知と記録とのそれぞれを用途に合わせて実現できる画像処理装置を提供することである。さらに他の局面における目的は、同一の動作に対する報知と記録とのそれぞれを用途に合わせて実現できる画像処理方法を提供することである。さらに他の局面における目的は、同一の動作に対する報知と記録とのそれぞれを用途に合わせて実現できる画像処理プログラムを提供することである。
ある局面に従うと、監視対象の人物である被介護者における特定の動作を検出する画像処理システムは、被介護者の動作を示す動作データを取得するための取得部と、動作データを用いて、被介護者の動きの度合いを示す評価値を算出するための算出部と、評価値が第1判定条件を満たした場合に、動作データを記録するための記録部と、評価値が第1判定条件とは異なる第2判定条件を満たした場合に、特定の動作を検出したことを報知するための報知部とを備える。特定の動作は、転倒、転落、ベッド上で暴れている動作の少なくともいずれかである。
好ましくは、記録部は、評価値を第1閾値と比較することで第1判定条件が満たされたか否かを判定する。報知部は、評価値を第1閾値とは異なる第2閾値と比較することで第2判定条件が満たされたか否かを判定する。
好ましくは、第1判定条件における評価値に対する判定条件数と、第2判定条件における評価値に対する判定条件数とは異なる。
好ましくは、第2判定条件における評価値に対する判定条件数は、第1判定条件における評価値に対する判定条件数よりも多い。
好ましくは、第2判定条件は、第1判定条件よりも満たされにくい条件である。
他の局面に従うと、監視対象の人物における特定の動作を検出する画像処理システムは、人物の動作を示す動作データを取得するための取得部と、動作データを用いて、人物の動きの度合いを示す第1評価値を算出するための第1算出部と、第1評価値を用いて、人物の動きの度合いを示す第2評価値を算出するための第2算出部と、第1評価値および第2評価値の一方が第1判定条件を満たした場合に、動作データを記録するための記録部と、第1評価値および第2評価値の他方が第2判定条件を満たした場合に、特定の動作を検出したことを報知するための報知部とを備える。
さらに他の局面に従うと、監視対象の人物である被介護者における特定の動作を検出する画像処理装置は、被介護者の動作を示す動作データを取得するための取得部と、動作データを用いて、被介護者の動きの度合いを示す評価値を算出するための算出部と、評価値が第1判定条件を満たした場合に、動作データを記録するための記録部と、評価値が第1判定条件とは異なる第2判定条件を満たした場合に、特定の動作を検出したことを報知するための報知部とを備える。特定の動作は、転倒、転落、ベッド上で暴れている動作の少なくともいずれかである。
さらに他の局面に従うと、監視対象の人物である被介護者における特定の動作を検出する画像処理方法は、被介護者の動作を示す動作データを取得するステップと、動作データを用いて、被介護者の動きの度合いを示す評価値を算出するステップと、評価値が第1判定条件を満たした場合に、動作データを記録するステップと、評価値が第1判定条件とは異なる第2判定条件を満たした場合に、特定の動作を検出したことを報知するステップとを備える。特定の動作は、転倒、転落、ベッド上で暴れている動作の少なくともいずれかである。
さらに他の局面に従うと、監視対象の人物である被介護者における特定の動作を検出する画像処理プログラムは、コンピュータに、被介護者の動作を示す動作データを取得するステップと、動作データを用いて、被介護者の動きの度合いを示す評価値を算出するステップと、評価値が第1判定条件を満たした場合に、動作データを記録するステップと、評価値が第1判定条件とは異なる第2判定条件を満たした場合に、特定の動作を検出したことを報知するステップとを実行させる。特定の動作は、転倒、転落、ベッド上で暴れている動作の少なくともいずれかである。
ある局面において、同一の動作に対する報知と記録とのそれぞれを用途に合わせて実現できる。
本発明の上記および他の目的、特徴、局面および利点は、添付の図面と関連して理解される本発明に関する次の詳細な説明から明らかとなるであろう。
第1の実施の形態に従う画像処理システムの構成の一例を示す図である。 第1の実施の形態に従う画像処理システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 被介護者が立ち上がってから転倒するまでの様子を表わす画像を示す図である。 第1の実施の形態に従う画像処理システムが実行する処理の一部を表わすフローチャートである。 第1の実施の形態に従う画像処理システムの主要なハードウェア構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態に従う画像処理システムの機能構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施の形態に従う画像処理システムが実行する処理の一部を表わすフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明に従う各実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらについての詳細な説明は繰り返さない。なお、以下で説明される各実施の形態および各変形例は、適宜選択的に組み合わされてもよい。
<第1の実施の形態>
[画像処理システム300の構成]
図1を参照して、画像処理システム300の構成について説明する。図1は、画像処理システム300の構成の一例を示す図である。
画像処理システム300は、たとえば、監視対象の人物である被介護者10を見守るために用いられる。図1に示されるように、画像処理システム300は、カメラ50と、画像処理装置100と、携帯端末200とを含む。カメラ50および画像処理装置100は、ネットワークを介して互いに接続されている。画像処理装置100および携帯端末200は、ネットワークを介して互いに接続されている。
カメラ50は、たとえば、医療施設、介護施設、宅内等に設置される。図1には、カメラ50が被介護者10およびベッド20を天井から撮影している様子が示されている。カメラ50は、天井に取り付けられてもよいし、側壁に取り付けられてもよい。画像処理装置100は、カメラ50から得られた時系列の画像(映像)に基づいて被介護者10の動作を判別する。一例として、画像処理装置100が判別可能な被介護者10の動作は、転倒、ベッド20からの転落、起床、および入床の少なくとも1つを含む。
画像処理装置100は、報知対象の動作を検出すると、当該動作が写っている画像(映像)を記録するとともに、当該動作の種類を示す情報を携帯端末200に送信する。動作の記録においては、転倒等が生じやすい危険個所が特定され得るように、躓く動作等であっても漏れなく記録することが重要である。一方で、動作の報知においては、報知が頻繁に行われると介護者の負担が増加する。たとえば、被介護者が躓いた等、被介護者が転倒していない場合には、そのことが介護者に報知されることで介護者の負担が増加する。そのため、被介護者の対象動作が記録される感度(すなわち、記録レベル)と、被介護者の対象動作が報知される感度(すなわち、報知レベル)とは、異なる方が好ましい。
そこで、本実施の形態に従う画像処理システム300には、記録レベルと報知レベルとが個別に設定される。これにより、画像処理システム300は、同一の動作についての記録と報知とのそれぞれを用途に合わせて実現できる。
携帯端末200は、報知対象の動作の種類を示す情報を画像処理装置100から受信すると、当該情報を介護者11に報知する。報知方法の一例として、携帯端末200は、動作の種類を示す情報をメッセージとして表示したり、音声として出力したりする。これにより、画像処理装置100が被介護者10の転倒等の動作を検出した場合に、介護者11は、被介護者10の元に素早く駆け付けることができる。
なお、図1には、画像処理システム300が1つのカメラ50を備えている例が示されているが、画像処理システム300は、複数のカメラ50を備えてもよい。また、図1には、画像処理システム300が1つの画像処理装置100を備えている例が示されているが、画像処理システム300は、複数の画像処理装置100を備えてもよい。さらに、図1には、カメラ50と画像処理装置100とが別個の装置として構成されているが、カメラ50と画像処理装置100とは一体的に構成されてもよい。さらに、図1には、画像処理システム300が複数の携帯端末200を備えている例が示されているが、画像処理システム300は、1つの携帯端末200で構成されてもよい。
[画像処理システム300の処理]
図2を参照して、画像処理システム300が実行する処理について説明する。図2は、画像処理システム300の機能構成の一例を示すブロック図である。図2に示されるように、画像処理システム300は、取得部52と、検出部110と、記録部120と、報知部122とを備える。検出部110は、算出部112と、記録判定部114と、報知判定部116とを含む。以下では、これらの構成について順に説明する。
(取得部52)
取得部52は、被介護者の動作を示す動作データを取得する。取得部52は、たとえば、ネットワークカメラである。取得部52は、監視対象の人物を撮影して得られる画像を動作データとして取得する。画像は、静止画像であってもよいし、動画像であってもよい。取得部52は、過去数秒分の画像を保持し、検出部110に順次出力する。
なお、取得部52は、被介護者の動作量の時間的な変化を示す動作データを取得することが可能な装置であれば、カメラに限定されない。たとえば、取得部52は、ベッドの下に配置された感圧マット、TOF(Time Of Flight)形式の距離画像センサ、加速度センサ、マイクロ波センサ等であってもよい。感圧マットは、圧力値を動作データとして出力する。距離画像センサは、距離画像を動作データとして出力する。加速度センサは、加速度を動作データとして出力する。マイクロ波センサは、被介護者までの距離を動作データとして出力する。取得部52は、1つのセンサで構成される必要はなく、複数のセンサで構成されてもよい。
(算出部112)
算出部112は、動作データを用いて、被介護者の動きの度合いを示す評価値を算出する。評価値は、一次元の値で示されてもよいし、複数次元の値で示されてもよい。一例として、算出部112は、時系列の画像間でのオプティカルフローを算出し、オプティカルフローの最大値や、オプティカルフローの発生範囲の大きさを評価値とする。オプティカルフローとは、被介護者の動きをベクトルで表したものである。オプティカルフローを用いた評価値の算出方法の詳細については後述する。算出部112は、記録判定部114および報知判定部116に算出した評価値を出力する。
なお、評価値は、他の方法で算出されてもよい。ある局面において、算出部112は、時系列の画像を差分して差分画像を生成する。算出部112は、差分画像内において所定値以上の画素値を有する範囲の大きさを算出し、当該範囲の大きさを評価値とする。他の局面において、算出部112は、頭、腕、脚等の人体の部位の位置を画像内で特定した上で、各部位の位置から被介護者の姿勢を推定する。算出部112は、推定した姿勢と、被介護者の所定動作との類似度を評価値として算出する。
(記録判定部114)
記録判定部114は、算出部112によって算出された評価値に基づいて、動作判定処理に用いられた画像を記録するか否かを判定する。記録判定部114の詳細については後述する。記録判定部114は、画像を記録すると判定した場合に、画像を記録するための命令を記録部120に出力する。
(報知判定部116)
報知判定部116は、算出部112によって算出された評価値に基づいて、被介護者の所定動作(以下、「対象動作」ともいう。)が検出されたか否かを判定する。報知判定部116の詳細については後述する。報知判定部116は、対象動作が検出されたと判定した場合に、当該対象動作が検出されたことを報知するための命令を報知部122に出力する。
(記録部120)
記録部120は、記録判定部114から記録命令を受けた場合に、記録対象の動作が写っている過去一定時間の画像を取得部52から取得し、当該画像を記録する。
ある局面において、記録部120は、ネットワークを介してネットワークカメラと接続されているサーバーとして構成される。当該サーバーは、記録判定部114から記録命令を受け付けたことに基づいてネットワークカメラと通信するとともに、対象動作が検出される数秒前から対象動作が検出されるまでの画像を取得し、当該画像を記憶する。
他の局面において、記録部120は、ネットワークカメラと直接接続されているHDD(Hard Disk Drive)として構成される。HDDは、記録判定部114から記録命令を受け付けたことに基づいて、対象動作が検出される数秒前から対象動作が検出されるまでの画像を記憶する。記録部120は、一定時間ごとにHDDに記録された画像をサーバーに送信する。
なお、画像の記録方法は、上述の例に限定されない。画像の記録方法は、どのような動作データを基に対象動作が検出されたかを介護者が確認できれば任意である。
(報知部122)
報知部122は、報知判定部116から報知命令を受けた場合に、対象動作が検出されたことを介護者に報知する。報知部122は、たとえば、介護者の携帯端末にアプリケーションとして組み込まれる。当該アプリケーションは、対象動作を介護者に報知するためのものであり、介護者の携帯端末に予めインストールされている。当該アプリケーションは、報知判定部116から報知命令を受けた場合に、自身に設定されている手段(たとえば、通知音やバイブレータ等)で対象動作が検出されたことを報知するとともに、携帯端末の画面上に検出結果を表示する。
なお、報知方法は、上述の方法に限定されない。介護者の対象動作が検出されたことを認識できる方法であれば、報知方法は任意である。たとえば、報知部122は、アラーム音を発するスピーカとして構成されてもよいし、被介護者の動作を点灯で報知するランプとして構成されてもよい。
[具体例]
図3を参照して、図2に示される算出部112、記録判定部114、および報知判定部116についてさらに詳細に説明する。図3は、被介護者10が立ち上がってから転倒するまでの様子を表わす画像32A〜32Cを示す図である。より具体的には、画像32Aには、被介護者10がベッド20に座っている様子が示されている。画像32Bには、被介護者10がベッド20から立ち上がろうとしている様子が示されている。画像32Cには、被介護者10が転倒している様子が示されている。
算出部112は、時間的に連続する画像32A,32Bからオプティカルフローを算出する。オプティカルフローは、画像中の物体の動きをベクトルで表したものである。画像32Bには、時間的に連続する画像32A,32Bから算出されたオプティカルフロー33ABが示されている。画像32Cには、時間的に連続する画像32B,32Cから算出されたオプティカルフロー33BCが示されている。
被介護者が転倒した場合には、通常時(歩行時等)と比べて速い動作が生じる。そのため、オプティカルフロー33BCは、オプティカルフロー33ABよりも大きくなる。また、被介護者は、転倒時には、直立に近い状態から床に転んだ状態になるため、通常時と比べてより広範囲にオプティカルフローが発生する。そのため、オプティカルフロー33BCの発生範囲は、オプティカルフロー33ABの発生範囲よりも大きくなる。記録判定部114および報知判定部116は、被介護者10の転倒時と通常時とのオプティカルフローの違いに着目して、被介護者の転倒を検出する。
なお、以下では、検出対象の動作として被介護者10の転倒を例に挙げて説明を行なうが、検出対象の動作は、転倒に限定されない。他にも、検出対象の動作は、就寝中にベッド20から転落する動作、痛み等の理由によりベッド20上で暴れている動作、被介護者10に危険が生じているその他の動作を含む。
(具体例1−1)
算出部112は、時系列の画像からオプティカルフローを算出し、当該オプティカルフローに基づいて被介護者が転倒した可能性を示す評価値を算出する。一例として、当該評価値は、オプティカルフローの最大値や、オプティカルフローの発生範囲の大きさを含む。オプティカルフローの最大値は、被介護者の動きの大きさを表わす。オプティカルフローの発生範囲の大きさは、画像内で被介護者に動きが発生している範囲を表わす。
以下では、動画像のi番目の画像(フレーム)におけるオプティカルフローの最大値を最大値Viともいい、動画像のi番目の画像(フレーム)でのオプティカルフローの発生範囲の大きさを発生範囲Siともいう。
記録判定部114は、評価値が第1判定条件(以下、「記録条件」ともいう。)を満たした場合に、被介護者が転倒していると判定し、動作データを記録する。一例として、記録判定部114は、以下の式(1)に示されるように、評価値を閾値Thaと比較することで記録条件が満たされたか否かを判定する。より具体的には、最大値Viが閾値Thaよりも大きくなった場合に、記録条件が満たされる。
Vi>Tha・・・(1)
報知判定部116は、評価値が第2判定条件(以下、「報知条件」ともいう。)を満たした場合に、被介護者が転倒していると判定し、被介護者の転倒を検出したことを報知する。一例として、報知判定部116は、以下の式(2)に示されるように、オプティカルフローの最大値Viを閾値Thbと比較することで報知条件が満たされたか否かを判定する。より具体的には、最大値Viが閾値Thbよりも大きくなった場合に、報知条件が満たされる。
Vi>Thb・・・(2)
(具体例1−2)
具体例1−1では、被介護者の転倒を検出するための指標としてオプティカルフローの最大値Viを用いる例を説明した。これに対して、具体例1−2では、当該指標としてオプティカルフローの発生範囲Siを用いる例を説明する。
記録判定部114は、発生範囲Siを閾値Thpと比較することで記録条件が満たされたか否かを判定する。具体例1−2においては、以下の式(3)に示されるように、発生範囲Siが閾値Thpよりも大きくなった場合に、記録条件が満たされる。
Si>Thp・・・(3)
報知判定部116は、発生範囲Siを閾値Thqと比較することで報知条件が満たされたか否かを判定する。具体例1−2においては、以下の式(4)に示されるように、発生範囲Siが閾値Thqよりも大きくなった場合に、報知条件が満たされる。
Si>Thq・・・(4)
(具体例1−1,1−2の効果)
このように、同一の評価値に対して異なる判定条件が設定されることで、被介護者の対象動作が記録される記録レベルと、被介護者の対象動作が報知される報知レベルとを異ならせることが可能になる。
好ましくは、報知条件は、記録条件よりも満たされにくい条件である。一例として、画像処理システム300は、上記閾値Thb(式(2)参照)を上記閾値Tha(式(1)参照)よりも大きく設定することで、報知条件を記録条件よりも厳しくする。あるいは、画像処理システム300は、上記閾値Thq(式(4)参照)を上記閾値Thp(式(3)参照)よりも大きく設定することで、報知条件を記録条件よりも厳しくする。
これにより、画像処理システム300は、被介護者が躓いた等、転倒まではしていない動作を記録できるとともに、被介護者の元に駆け付けることが必要な動作のみを介護者に報知できる。その結果、画像処理システム300は、転倒等が生じやすい危険個所を特定するための情報を漏らさずに記録でき、さらには、介護者の負担を減らすことができる。
(具体例2−1)
具体例1−1,1−2では、画像処理システム300は、同一の評価値を異なる閾値で比較することにより、記録レベルおよび報知レベルを異ならせていた。これに対して、具体例2−1では、画像処理システム300は、判定条件数を異ならせることで、記録レベルおよび報知レベルを異ならせる。すなわち、具体例2−1においては、記録条件における評価値に対する判定条件数と、報知条件における評価値に対する判定条件数とは互いに異なる。
より具体的には、記録判定部114は、オプティカルフローの最大値Viを閾値Thvと比較することで、記録条件が満たされたか否かを判定する。たとえば、以下の式(5)に示されるように、最大値Viが閾値Thvよりも大きくなった場合に、記録条件が満たされる。
Vi>Thv・・・(5)
報知判定部116は、以下の式(6),(7)に示されるように、オプティカルフローの最大値Viを閾値Thvと比較することと、オプティカルフローの発生範囲Siを閾値Thsと比較することとで、報知条件が満たされたか否かを判定する。より具体的には、以下の式(6),(7)に示されるように、最大値Viが閾値Thvよりも大きくなり、かつ、発生範囲Siが閾値Thsよりも大きくなった場合に、報知条件が満たされる。
Vi>Thv・・・(6)
Si>Ths・・・(7)
このように、画像処理システム300は、判定条件数を異ならせることで、被介護者の対象動作が記録される記録レベルと、被介護者の対象動作が報知される報知レベルとを異ならせることが可能になる。
(具体例2−2)
記録条件における判定条件数と報知条件における判定条件数とは、具体例2−1の例に限定されない。これらの判定条件数は、任意である。以下では、具体例2−2として、これらの判定条件数が異なる他の例について説明する。
記録判定部114は、オプティカルフローの最大値Viを閾値Thvと比較することで、記録条件が満たされたか否かを判定する。より具体的には、以下の式(8)に示されるように、最大値Viが閾値Thvよりも大きくなった場合に、記録条件が満たされる。
Vi>Thv・・・(8)
報知判定部116は、過去Nフレームにおけるオプティカルフローの最大値Viを閾値Thvと比較することで、報知条件が満たされたか否かを判定する。一例として、以下の式(9)に示されるように、過去Nフレームにおける最大値Viの全てが閾値Thvを超えた場合に、報知条件が満たされる。
Figure 0006708980
(具体例2−1,2−2の効果)
このように、画像処理システム300は、記録条件における判定条件数と報知条件における判定条件数とを異ならせることで、被介護者の対象動作が記録される記録レベルと、被介護者の対象動作が報知される報知レベルとを異ならせることが可能になる。
好ましくは、報知条件における評価値に対する判定条件数は、記録条件における評価値に対する判定条件数よりも多くなるように設定される。これにより、報知条件は、記録条件よりも満たされにくくなる。その結果、画像処理システム300は、被介護者が躓いた等、転倒まではしていない動作を記録できるとともに、被介護者の元に駆け付けることが必要な動作のみを介護者に報知できる。
[画像処理システム300の制御構造]
図4を参照して、画像処理システム300の制御構造について説明する。図4は、画像処理システム300が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。図4に示される各処理は、画像処理装置100のCPU(Central Processing Unit)102(図5参照)や、携帯端末200のCPU202(図5参照)が本実施の形態に従う画像処理プログラムを実行することにより実現される。以下では、CPU102が図4に示される各処理を実行する例について説明するが、各処理は、CPU202によって実行されてもよい。あるいは、CPU102,202は、協働して各処理を実行してもよい。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子その他のハードウェアによって実行されてもよい。
ステップS10において、CPU102は、取得部52(図2参照)から動作データを取得する。一例として、取得部52はカメラ50(図1参照)であり、動作データは画像である。
ステップS12において、CPU102は、上述の算出部112(図2参照)として、動作データを用いて、人物の動きの度合いを示す評価値を算出する。一例として、当該評価値は、時系列の画像から算出されるオプティカルフローの最大値、当該オプティカルフローが発生している範囲等を含む。
ステップS20において、CPU102は、上述の記録判定部114(図2参照)として、算出された評価値が記録条件を満たしたか否かを判定する。たとえば、CPU102は、評価値が閾値を超えた場合に、記録条件が満たされたと判定する。CPU102は、評価値が記録条件を満たしたと判定した場合(ステップS20においてYES)、制御をステップS22に切り替える。そうでない場合には(ステップS20においてNO)、CPU102は、制御をステップS30に切り替える。
ステップS22において、CPU102は、上述の記録部120(図2参照)として、動作データを記録する。記録される動作データは、たとえば、対象動作が検出される数秒前から対象動作が検出されるまでの画像である。
ステップS30において、CPU102は、上述の報知判定部116(図2参照)として、算出された評価値が報知条件を満たしたか否かを判定する。たとえば、CPU102は、評価値が閾値を超えた場合に、報知条件が満たされたと判定する。CPU102は、評価値が報知条件を満たしたと判定した場合(ステップS30においてYES)、制御をステップS32に切り替える。そうでない場合には(ステップS30においてNO)、CPU102は、本実施の形態に従う画像処理を終了する。
ステップS32において、CPU102は、上述の報知部122(図2参照)として、被介護者の対象動作が検出されたことを介護者に報知する。
[画像処理システム300のハードウェア構成]
図5を参照して、画像処理システム300のハードウェア構成の一例について説明する。図5は、画像処理システム300の主要なハードウェア構成を示すブロック図である。図5に示されるように、画像処理システム300は、画像処理装置100と、携帯端末200とを含む。画像処理装置100および携帯端末200は、ネットワークを介して互いに接続されている。以下では、画像処理装置100のハードウェア構成と、携帯端末200のハードウェア構成とについて順に説明する。
(画像処理装置100のハードウェア構成)
図5に示されるように、画像処理装置100は、ROM(Read Only Memory)101と、CPU102と、RAM(Random Access Memory)103と、ネットワークI/F(インタフェース)104と、カメラI/F105と、記憶装置106とを含む。
ROM101は、オペレーティングシステム、本実施の形態に従う画像処理プログラム107等を格納する。CPU102は、オペレーティングシステムや画像処理プログラム107等の各種プログラムを実行することで、画像処理装置100の動作を制御する。RAM103は、ワーキングメモリとして機能し、画像処理プログラム107の実行に必要な各種データを一時的に格納する。
ネットワークI/F104には、アンテナやNIC(Network Interface Card)等の通信機器が接続される。画像処理装置100は、当該通信機器を介して、他の通信端末との間でデータを送受信する。他の通信端末は、たとえば、携帯端末200、その他の端末等を含む。画像処理装置100は、ネットワークを介して画像処理プログラム107をダウンロードできるように構成されてもよい。
カメラI/F105は、カメラ50を有線または無線で画像処理装置100と接続するためのインタフェースである。画像処理装置100は、カメラI/F105を介してカメラ50から画像を取得する。カメラ50は、たとえば、ネットワークカメラまたは被写体を撮影することが可能なその他の撮像装置である。カメラ50は、画像処理装置100と一体的に構成されてもよいし、図5に示されるように、画像処理装置100と別個に構成されてもよい。
記憶装置106は、たとえば、ハードディスクや外付けの記憶装置等の記憶媒体である。一例として、記憶装置106は、本実施の形態に従う各種の処理を実現するための画像処理プログラム107、被介護者の検出対象の動作が写っている画像等を格納する。
なお、画像処理プログラム107は、単体のプログラムとしてではなく、任意のプログラムの一部に組み込まれて提供されてもよい。この場合、任意のプログラムと協働して本実施の形態に従う処理が実現される。このような一部のモジュールを含まないプログラムであっても、本実施の形態に従う画像処理装置100の趣旨を逸脱するものではない。さらに、本実施の形態に従う画像処理プログラム107によって提供される機能の一部または全部は、専用のハードウェアによって実現されてもよい。さらに、少なくとも1つのサーバーが本実施の形態に従う処理を実現する、所謂クラウドサービスのような形態で画像処理装置100が構成されてもよい。
(携帯端末200のハードウェア構成)
引き続き図5を参照して、携帯端末200のハードウェア構成について説明する。携帯端末200は、たとえば、スマートフォン、タブレット端末、被介護者が携帯することが可能なその他の端末である。図5に示されるように、携帯端末200は、ROM201と、CPU202と、RAM203と、ネットワークI/F204と、ディスプレイ205と、記憶装置206とを含む。
ROM201は、オペレーティングシステム、携帯端末200で実行される制御プログラム等を格納する。CPU202は、オペレーティングシステムや携帯端末200の制御プログラム等の各種プログラムを実行することで、携帯端末200の動作を制御する。RAM203は、ワーキングメモリとして機能し、プログラムの実行に必要な各種データを一時的に格納する。
ネットワークI/F204には、アンテナやNIC(Network Interface Card)等の通信機器が接続される。携帯端末200は、当該通信機器を介して、他の通信端末との間でデータを送受信する。他の通信端末は、たとえば、画像処理装置100、その他の端末等を含む。
ディスプレイ205は、たとえば、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、またはその他の表示機器等である。ディスプレイ205は、タッチパネルとして構成されてもよい。ディスプレイ205は、被介護者の報知対象の動作が検出された場合に、当該動作が検出されたこと表示する。ディスプレイ205は、報知方法として、たとえば、被介護者の動作の種類をメッセージとして表示したり、警告を促す画像を表示したりする。
記憶装置206は、たとえば、eMMC(Embedded MultiMediaCard)等の記憶媒体を含む。eMMCは、NANDフラッシュメモリと、制御回路とを含む。記憶装置206は、本実施の形態に従う各種の処理を実現するためのプログラム等を格納する。
[小括]
以上のようにして、本実施の形態に従う画像処理システム300は、被介護者の動きを示す同一の評価値に対して、異なる判定条件(すなわち、記録条件および報知条件)が設定される。これにより、画像処理システム300は、被介護者の対象動作が記録される記録レベルと、被介護者の対象動作が報知される報知レベルとを異ならせることができる。その結果、被介護者は、記録レベルと報知レベルとを用途に合わせて変えることができる。
また、対象動作を記録するか否かを判定する記録判定と、対象動作を報知するか否かを判定する報知判定とで同一の評価値が用いられることで、記録判定処理と報知判定処理との実装が簡素化され得る。これにより、画像処理システム300のコストを下げることができる。
さらに、報知条件は、記録条件よりも満たされにくい条件である。そのため、画像処理システム300は、被介護者が躓いた等、転倒まではしていない動作を記録できるとともに、被介護者の元に駆け付けることが必要な動作のみを介護者に報知できる。これにより、画像処理システム300は、転倒等が生じやすい危険個所を特定するための情報を漏らさずに記録でき、さらには、介護者の負担を減らすことができる。
<第2の実施の形態>
[概要]
第1の実施の形態に従う画像処理システム300は、被介護者の動きの度合いを示す同一の評価値に対して異なる判定条件(すなわち、記録条件および報知条件)を設定することで、対象動作の記録レベルと対象動作の報知レベルとを異ならせていた。これに対して、第2の実施の形態に従う画像処理システム300は、被介護者の動きの度合いを示す評価値から新たな評価値を記録用評価値または報知用評価値として算出する。画像処理システム300は、そのままの評価値と新たな評価値とを基準にすることで記録レベルおよび報知レベルを異ならせる。
[機能構成]
図6を参照して、第2の実施の形態に従う画像処理システム300の処理について説明する。図6は、第2の実施の形態に従う画像処理システム300の機能構成の一例を示すブロック図である。図6に示されるように、画像処理システム300は、取得部52と、検出部110と、記録部120と、報知部122とを備える。検出部110は、第1算出部112Aと、第2算出部112Bと、記録判定部114Aと、報知判定部116Aとを含む。取得部52、記録部120、および報知部122については、図2において説明した通りであるので、それらの機能構成の説明については繰り返さない。
第1算出部112Aは、取得部52から動作データを取得し、当該動作データを用いて、被介護者の動きの度合いを示す第1評価値(以下、「記録用評価値」ともいう。)を算出する。記録用評価値の詳細については後述する。第1算出部112Aは、第2算出部112Bおよび記録判定部114Aに記録用評価値を出力する。
第2算出部112Bは、記録用評価値を用いて、被介護者の動きの度合いを示す第2評価値(以下、「報知用評価値」ともいう。)を算出する。報知用評価値の詳細については後述する。第2算出部112Bは、報知判定部116Aに報知用評価値を出力する。
記録判定部114Aは、記録用評価値に基づいて、動作判定処理に用いられた画像を記録するか否かを判定する。記録判定部114Aの詳細については後述する。記録判定部114Aは、画像を記録すると判定した場合に、画像を記録するための命令を記録部120に出力する。
報知判定部116Aは、報知用評価値に基づいて、被介護者の特定の動作が検出されたか否かを判定する。報知判定部116Aの詳細については後述する。報知判定部116Aは、特定の動作が検出されたと判定した場合に、当該特定の動作が検出されたことを報知するための命令を報知部122に出力する。
なお、図6では、報知用評価値が記録用評価値から算出される例について説明を行なったが、記録用評価値が報知用評価値から算出されてもよい。すなわち、記録用評価値および報知用評価値の少なくとも一方から新たな評価値が算出されてもよい。
[具体例]
以下では、図6に示される第1算出部112A、第2算出部112B、記録判定部114A、および報知判定部116Aについてさらに詳細に説明する。
(具体例3−1)
具体例3−1では、画像処理システム300は、記録用評価値と報知用評価値とを算出し、記録用評価値および報知用評価値を基準にすることで、報知対象の動作に対する記録レベルおよび報知レベルを異ならせる。
より具体的には、第1算出部112Aは、動作データを用いて、被介護者の動きの度合いを示す記録用評価値を算出する。一例として、第1算出部112Aは、時系列の画像から算出されるオプティカルフローの発生範囲Siを記録用評価値とする。
第2算出部112Bは、算出された記録用評価値を用いて報知用評価値を算出する。第2算出部112Bは、過去Nフレームにおけるオプティカルフローの発生範囲Siの平均値を報知用評価値として算出する。
記録判定部114Aは、記録用評価値が記録条件を満たしたか否かを判定し、当該記録条件が満たされた場合に、被介護者の動作判定に用いられた動作データを記録する。一例として、記録判定部114Aは、発生範囲Siを閾値Thsと比較することで、記録条件が満たされたか否かを判定する。たとえば、以下の式(10)に示されるように、発生範囲Siが閾値Thsよりも大きくなった場合に、記録条件が満たされる。
Si>Ths・・・(10)
報知判定部116Aは、記録用評価値である発生範囲Siを用いて報知用評価値を算出する。一例として、以下の式(11)に示されるように、報知判定部116Aは、過去Nフレームにおける発生範囲Siの平均値を報知用評価値として算出する。報知判定部116Aは、報知用評価値を閾値Thsと比較することで、報知条件が満たされたか否かを判定する。たとえば、以下の式(12)に示されるように、報知用評価値が閾値Thsを超えた場合に、報知条件が満たされる。
Figure 0006708980
Figure 0006708980
(具体例3−2)
記録用評価値および報知用評価値に基づいて、報知対象の動作に対する記録レベルおよび報知レベルを異ならせる他の具体例について説明する。
記録判定部114Aは、オプティカルフローの発生範囲Siを閾値Thsと比較することで、記録条件が満たされたか否かを判定する。より具体的には、以下の式(13)に示されるように、発生範囲Siが閾値Thsよりも大きくなった場合に、記録条件が満たされる。
Si>Ths・・・(13)
報知判定部116Aは、以下の式(14)に示されるように、記録用評価値である発生範囲Siと、オプティカルフローの最大値Viとを掛け合わせた結果を報知用評価値Pとして算出する。その後、報知判定部116Aは、報知用評価値Pを閾値Thpと比較することで、報知条件が満たされたか否かを判定する。一例として、以下の式(15)に示されるように、報知用評価値Pが閾値Thpよりも大きくなった場合に、報知条件が満たされる。
P=Si・Vi・・・(14)
P>Thp・・・(15)
[画像処理システム300の制御構造]
図7を参照して、第2の実施の形態に従う画像処理システム300の制御構造について説明する。図7は、第2の実施の形態に従う画像処理システム300が実行する処理の一部を表わすフローチャートである。図7に示される各処理は、画像処理装置100のCPU102(図5参照)や、携帯端末200のCPU202(図5参照)が本実施の形態に従う画像処理プログラムを実行することにより実現される。以下では、CPU102が図7に示される各処理を実行する例について説明するが、各処理は、CPU202によって実行されてもよい。あるいは、CPU102,202は、協働して各処理を実行してもよい。他の局面において、処理の一部または全部が、回路素子その他のハードウェアによって実行されてもよい。
ステップS10において、CPU102は、取得部52(図6参照)から動作データを取得する。一例として、取得部52はカメラ50(図1参照)であり、動作データは画像である。
ステップS12Aにおいて、CPU102は、上述の第1算出部112A(図6参照)として、動作データを用いて、人物の動きの度合いを示す記録用評価値を算出する。一例として、記録用評価値は、オプティカルフローの最大値、オプティカルフローが発生している範囲等を含む。
ステップS12Bにおいて、CPU102は、上述の第2算出部112B(図6参照)として、記録用評価値を用いて、人物の動きの度合いを示す報知用評価値を算出する。一例として、報知用評価値は、オプティカルフローの最大値と、オプティカルフローの発生範囲の大きさとを掛け合わせた結果等を含む。
ステップS20Aにおいて、CPU102は、上述の記録判定部114A(図6参照)として、記録用評価値が記録条件を満たしたか否かを判定する。たとえば、CPU102は、記録用評価値が所定閾値を超えた場合に、記録条件が満たされたと判定する。CPU102は、記録用評価値が記録条件を満たしたと判定した場合(ステップS20AにおいてYES)、制御をステップS22に切り替える。そうでない場合には(ステップS20AにおいてNO)、CPU102は、制御をステップS30Aに切り替える。
ステップS22において、CPU102は、上述の記録部120(図6参照)として、動作データを記録する。記録される動作データは、たとえば、対象動作が検出される数秒前から対象動作が検出されるまでの画像である。
ステップS30Aにおいて、CPU102は、上述の報知判定部116A(図6参照)として、報知用評価値が報知条件を満たしたか否かを判定する。たとえば、CPU102は、報知用評価値が所定閾値を超えた場合に、報知条件が満たされたと判定する。CPU102は、報知用評価値が報知条件を満たしたと判定した場合(ステップS30AにおいてYES)、制御をステップS32に切り替える。そうでない場合には(ステップS30AにおいてNO)、CPU102は、本実施の形態に従う画像処理を終了する。
ステップS32において、CPU102は、上述の報知部122(図6参照)として、対象動作が検出されたことを介護者に報知する。
[小括]
以上のようにして、本実施の形態に従う画像処理システム300は、被介護者の動きの度合いを示す評価値と、当該評価値から算出された新たな評価値とを基準にすることで、被介護者の対象動作に対する記録レベルおよび報知レベルを異ならせる。これにより、画像処理システム300は、被介護者の対象動作が記録される記録レベルと、被介護者の対象動作が報知される報知レベルとを用途に応じて異ならせることが可能になる。
好ましくは、記録用評価値と報知用評価値とを同じ判定条件で判定する。すなわち、記録条件と報知条件とは同じである。たとえば、上記式(10),(12)に示されるように、画像処理システム300は、記録用評価値と報知用評価値とを共通の閾値Thsで比較することにより、記録用評価値と報知用評価値とを同じ判定条件で判定する。これにより、画像処理システム300は、記録条件と報知条件との設定を簡素化することが可能になる。
<第3の実施の形態>
上述では、取得部52(図2参照)がネットワークカメラとして構成されている例について説明を行なったが、取得部52は、複数のセンサで構成されてもよい。たとえば、取得部52は、ネットワークカメラと感圧センサとで構成される。第3の実施の形態に従う画像処理システム300は、ネットワークカメラによって出力される動画像に基づいて算出される評価値と、感圧センサによって出力される圧力分布に基づいて算出される評価値とを併用して、記録判定および報知判定を行なう。以下では、これらの評価値を併用した場合の具体例について説明する。
[具体例]
(具体例4−1)
第1算出部112A(図6参照)は、ネットワークカメラによって出力される動画像から被介護者の動きの度合いを示す評価値を算出する。記録判定部114A(図6参照)は、当該評価値が記録条件を満たした場合に、被介護者に対象動作が生じていると判定する。この場合、記録部120(図6参照)は、動作判定処理に用いられた動画像を記憶する。
第2算出部112B(図6参照)は、感圧センサによって出力される圧力分布から被介護者の動きの度合いを示す評価値を算出する。一例として、当該評価値は、圧力分布における圧力の最大値や、所定値以上の圧力値が生じている部分の範囲の大きさを含む。報知判定部116A(図6参照)は、当該評価値が報知条件を満たした場合に、被介護者に対象動作が生じていると判定する。たとえば、報知判定部116Aは、当該評価値が所定閾値を超えた場合に、報知条件が満たされたと判定する。この場合、報知部122(図6参照)は、被介護者の対象動作が検出されたことを介護者に報知する。
(具体例4−2)
記録判定部114Aは、動画像から算出される評価値と、圧力分布から算出される評価値とのいずれか一方が所定閾値を超えた場合に、被介護者に対象動作が生じていると判定する。この場合、記録部120は、動作判定処理に用いられた動画像を記憶する。
報知判定部116Aは、動画像から算出される評価値と、圧力分布から算出される評価値との両方が所定閾値を超えた場合に、被介護者に対象動作が生じていると判定する。この場合、報知部122は、被介護者の対象動作が検出されたことを介護者に報知する。
(具体例4−3)
記録判定部114Aは、動画像から算出される評価値と、圧力分布から算出される評価値とを用いて、被介護者の動作の未検出が少なくなるように機械学習した識別器を用いて、記録判定を行なう。
報知判定部116Aは、動画像から算出される評価値と、圧力分布から算出される評価値とを用いて、被介護者の動作の誤検出が少なくなるように機械学習した識別器を用いて、報知判定を行なう。
[小括]
以上のようにして、本実施の形態に従う画像処理システム300は、画像だけでなく、感圧センサからの圧力分布を用いて、記録判定および報知判定を行なう。これにより、画像処理システム300は、被介護者の動作をより正確に判定することができる。
今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
10 被介護者、11 介護者、20 ベッド、32A〜32C 画像、33AB,33BC オプティカルフロー、50 カメラ、52 取得部、100 画像処理装置、101,201 ROM、102,202 CPU、103,203 RAM、104,204 ネットワークI/F、105 カメラI/F、106,206 記憶装置、107 画像処理プログラム、110 検出部、112 算出部、112A 第1算出部、112B 第2算出部、114,114A 記録判定部、116,116A 報知判定部、120 記録部、122 報知部、200 携帯端末、205 ディスプレイ、300 画像処理システム。

Claims (9)

  1. 監視対象の人物である被介護者における特定の動作を検出する画像処理システムであって、
    前記被介護者の動作を示す動作データを取得するための取得部と、
    前記動作データを用いて、前記被介護者の動きの度合いを示す評価値を算出するための算出部と、
    前記評価値が第1判定条件を満たした場合に、前記動作データを記録するための記録部と、
    前記評価値が前記第1判定条件とは異なる第2判定条件を満たした場合に、前記特定の動作を検出したことを報知するための報知部とを備え
    前記特定の動作は、転倒、転落、ベッド上で暴れている動作の少なくともいずれかである、画像処理システム。
  2. 前記記録部は、前記評価値を第1閾値と比較することで前記第1判定条件が満たされたか否かを判定し、
    前記報知部は、前記評価値を前記第1閾値とは異なる第2閾値と比較することで前記第2判定条件が満たされたか否かを判定する、請求項1に記載の画像処理システム。
  3. 前記第1判定条件における前記評価値に対する判定条件数と、前記第2判定条件における前記評価値に対する判定条件数とは異なる、請求項1または2に記載の画像処理システム。
  4. 前記第2判定条件における前記評価値に対する判定条件数は、前記第1判定条件における前記評価値に対する判定条件数よりも多い、請求項3に記載の画像処理システム。
  5. 前記第2判定条件は、前記第1判定条件よりも満たされにくい条件である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理システム。
  6. 監視対象の人物における特定の動作を検出する画像処理システムであって、
    前記人物の動作を示す動作データを取得するための取得部と、
    前記動作データを用いて、前記人物の動きの度合いを示す第1評価値を算出するための第1算出部と、
    前記第1評価値を用いて、前記人物の動きの度合いを示す第2評価値を算出するための第2算出部と、
    前記第1評価値および前記第2評価値の一方が第1判定条件を満たした場合に、前記動作データを記録するための記録部と、
    前記第1評価値および前記第2評価値の他方が第2判定条件を満たした場合に、前記特定の動作を検出したことを報知するための報知部とを備える、画像処理システム。
  7. 監視対象の人物である被介護者における特定の動作を検出する画像処理装置であって、
    前記被介護者の動作を示す動作データを取得するための取得部と、
    前記動作データを用いて、前記被介護者の動きの度合いを示す評価値を算出するための算出部と、
    前記評価値が第1判定条件を満たした場合に、前記動作データを記録するための記録部と、
    前記評価値が前記第1判定条件とは異なる第2判定条件を満たした場合に、前記特定の動作を検出したことを報知するための報知部とを備え
    前記特定の動作は、転倒、転落、ベッド上で暴れている動作の少なくともいずれかである、画像処理装置。
  8. 監視対象の人物である被介護者における特定の動作を検出する画像処理方法であって、
    前記被介護者の動作を示す動作データを取得するステップと、
    前記動作データを用いて、前記被介護者の動きの度合いを示す評価値を算出するステップと、
    前記評価値が第1判定条件を満たした場合に、前記動作データを記録するステップと、
    前記評価値が前記第1判定条件とは異なる第2判定条件を満たした場合に、前記特定の動作を検出したことを報知するステップとを備え
    前記特定の動作は、転倒、転落、ベッド上で暴れている動作の少なくともいずれかである、画像処理方法。
  9. 監視対象の人物である被介護者における特定の動作を検出する画像処理プログラムであって、
    前記画像処理プログラムは、コンピュータに、
    前記被介護者の動作を示す動作データを取得するステップと、
    前記動作データを用いて、前記被介護者の動きの度合いを示す評価値を算出するステップと、
    前記評価値が第1判定条件を満たした場合に、前記動作データを記録するステップと、
    前記評価値が前記第1判定条件とは異なる第2判定条件を満たした場合に、前記特定の動作を検出したことを報知するステップとを実行させ
    前記特定の動作は、転倒、転落、ベッド上で暴れている動作の少なくともいずれかである、画像処理プログラム。
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