JP6704287B2 - レンズ鏡筒 - Google Patents
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Description
また、本発明では、第2当接部は、1個の第2当接面によって構成されているため、第2当接部が複数の第2当接面によって構成されている場合と比較して、第2レンズ保持体の構成を簡素化することが可能になる。
また、本発明では、光軸方向における第5当接面の位置は、複数のレンズの設計基準値に基づいて設定され、光軸方向における第3当接面の位置および第4当接面の位置は、複数のレンズの、設計基準値に対する公差の累積値に基づいて設定され、光軸方向における第6当接面の位置および第7当接面の位置は、複数のレンズの、設計基準値に対する公差の二乗平均値に基づいて設定されている。そのため、レンズ鏡筒において光学系の像面湾曲を補正する必要がある場合でも、第6当接面および第7当接面と、第2当接面とを用いて、大半のレンズ鏡筒の、光学系の像面湾曲を補正することが可能になる。たとえば、8割程度のレンズ鏡筒の、光学系の像面湾曲を補正することが可能になる。また、全てのレンズが最大許容値で製作されるとともに最大許容値で製作された複数のレンズが第1レンズ保持体および第2レンズ保持体に取り付けられたとしても、また、全てのレンズが最小許容値で製作されるとともに最小許容値で製作された複数のレンズが第1レンズ保持体および第2レンズ保持体に取り付けられたとしても、第3当接面および第4当接面と、第2当接面とを用いて、光学系の像面湾曲を補正することが可能になる。
図1は、本発明の実施の形態にかかるレンズ鏡筒1の断面図である。図2は、図1に示すレンズ保持体3の斜視図である。図3は、図1に示すレンズ保持体4の斜視図である。図4、図5は、図1のE部の構成を説明するための断面図である。
以上説明したように、本形態では、光軸方向において互いにずれている当接面4b〜4fがレンズ保持体4に形成され、レンズ保持体3に当接面3fが形成されている。そのため、本形態では、当接面4b〜4fと当接面3fとを用いて、光軸方向におけるレンズ保持体3とレンズ保持体4との相対位置を調整して、レンズ鏡筒1の光学系の像面湾曲を補正することが可能になる。したがって、本形態では、レンズ鏡筒1の光学系の像面湾曲を補正するために光軸方向におけるレンズ保持体3とレンズ保持体4との間にワッシャを配置する必要がなく、このワッシャが不要になる。その結果、本形態では、レンズ鏡筒1の部品の管理が容易になるとともにレンズ鏡筒1の組立作業を簡素化することが可能になる。すなわち、本形態では、レンズ鏡筒1の光学系の像面湾曲を補正することが可能であっても、レンズ鏡筒1の部品の管理が容易になるとともにレンズ鏡筒1の組立作業を簡素化することが可能になる。
上述した形態では、レンズ保持体4の当接部4gは、5個の当接面4b〜4fによって構成されているが、当接部4gは、3個の当接面4c〜4eによって構成されても良い。この場合であっても、当接面4c、4eと当接面3fとを用いて、大半のレンズ鏡筒1の、光学系の像面湾曲を補正することが可能になる。また、当接部4gは、2個の当接面によって構成されても良いし、6個以上の当接面によって構成されても良い。
2 レンズ
3 レンズ保持体(第2レンズ保持体)
3f 当接面(第2当接面)
3g 当接部(第2当接部)
3j 挿通穴
3k 突起部(第2位置決め部)
4 レンズ保持体(第1レンズ保持体)
4b 当接面(第1当接面、第4当接面)
4c 当接面(第1当接面、第7当接面)
4d 当接面(第1当接面、第5当接面)
4e 当接面(第1当接面、第6当接面)
4f 当接面(第1当接面、第3当接面)
4g 当接部(第1当接部)
4j ネジ穴
4k 凹部(第1位置決め部)
4p 目印
5 ネジ
5a 軸部
Z1 被写体側
Z2 反被写体側
Claims (6)
- 複数のレンズを保持する第1レンズ保持体と第2レンズ保持体とを備え、
前記第1レンズ保持体には、前記レンズの光軸方向において前記第2レンズ保持体に対する前記第1レンズ保持体の位置を決めるための平面状の第1当接面が前記光軸方向に直交するように形成され、
前記第2レンズ保持体には、前記光軸方向に直交するとともに前記第1当接面に当接可能な第2当接面が形成され、
前記レンズの周方向に配列されるとともに前記光軸方向の位置がずれている階段状の5個の前記第1当接面からなる第1当接部を前記第1レンズ保持体が備え、前記第1当接部を構成する5個の前記第1当接面のうちのいずれか1つに当接する1個の前記第2当接面からなる第2当接部を前記第2レンズ保持体が備え、
前記光軸方向の一方側を被写体側とし、前記光軸方向の他方側を反被写体側とするとともに、5個の前記第1当接面の中で最も被写体側に配置される前記第1当接面を第3当接面とし、5個の前記第1当接面の中で最も反被写体側に配置される前記第1当接面を第4当接面とし、5個の前記第1当接面の中で前記光軸方向において真ん中に配置される前記第1当接面を第5当接面とし、5個の前記第1当接面の中で前記光軸方向において前記第3当接面と前記第5当接面との間に配置される前記第1当接面を第6当接面とし、5個の前記第1当接面の中で前記光軸方向において前記第4当接面と前記第5当接面との間に配置される前記第1当接面を第7当接面とすると、
前記光軸方向における前記第5当接面の位置は、複数の前記レンズの設計基準値に基づいて設定され、
前記光軸方向における前記第3当接面の位置および前記第4当接面の位置は、複数の前記レンズの、前記設計基準値に対する公差の累積値に基づいて設定され、
前記光軸方向における前記第6当接面の位置および前記第7当接面の位置は、複数の前記レンズの、前記設計基準値に対する公差の二乗平均値に基づいて設定されていることを特徴とするレンズ鏡筒。 - 前記第1当接部および前記第2当接部は、前記レンズの周方向において3箇所に形成されていることを特徴とする請求項1記載のレンズ鏡筒。
- 前記第1レンズ保持体と前記第2レンズ保持体とを固定するためのネジを備え、
前記第1レンズ保持体には、前記ネジの軸部に形成されるオネジが係合可能なメネジが内周側に形成されるネジ穴が形成され、
前記第2レンズ保持体には、前記軸部が挿通される挿通穴が形成され、
前記ネジ穴は、前記光軸方向から見たときに、環状に形成される前記第1当接面に囲まれ、
前記挿通穴は、前記光軸方向から見たときに、環状に形成される前記第2当接面に囲まれていることを特徴とする請求項1または2記載のレンズ鏡筒。 - 前記第1レンズ保持体と前記第2レンズ保持体とを固定するためのネジを備え、
前記第1レンズ保持体は、被写体側に配置され、
前記第2レンズ保持体は、反被写体側に配置されていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のレンズ鏡筒。 - 前記第1レンズ保持体および前記第2レンズ保持体のいずれか一方には、前記レンズの周方向において前記第2レンズ保持体に対する前記第1レンズ保持体の位置を決めるための5個の第1位置決め部が形成され、
前記第1レンズ保持体および前記第2レンズ保持体のいずれか他方には、5個の前記第1位置決め部のうちのいずれか1つに係合して前記レンズの周方向における前記第1レンズ保持体と前記第2レンズ保持体との相対位置を決める第2位置決め部が形成され、
前記第1当接部を構成する5個の前記第1当接面のうちのいずれか1つと前記第2当接面とが当接しているときに、5個の前記第1位置決め部のうちのいずれか1つと前記第2位置決め部とが係合していることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のレンズ鏡筒。 - 前記第1レンズ保持体および前記第2レンズ保持体の少なくともいずれか一方には、前記第2レンズ保持体に対する前記第1レンズ保持体の、前記レンズの周方向における位置を確認するための目印が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のレンズ鏡筒。
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Family Applications (1)
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