JP6701846B2 - 管理装置、バックアップシステム、バックアップ管理方法、プログラム - Google Patents
管理装置、バックアップシステム、バックアップ管理方法、プログラム Download PDFInfo
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Description
図1は同実施形態によるバックアップシステムの構成図である。
バックアップシステム1は、管理装置10、運用装置20、ストレージサーバ30が通信ネットワークにより接続されている。当該通信ネットワークはEthernet(登録商標)などの通信ネットワークであってよい。管理装置10、運用装置20、ストレージサーバ30はコンピュータであり、コンピュータの基本的な機能を少なくとも有している。バックアップシステム1において運用装置20は1つ以上接続されている。図1には運用装置20が2つ接続されている場合の例を示している。
図2で示すように、管理装置10はCPU(Central Processing Unit)101、IF(Interface)102、拡張通信部103、ROM(Read Only Memory)104、RAM(Random Access Memory)105、HDD(Hard Disk Drive)106などの構成を備えたコンピュータである。
図2において符号のカッコ内には運用装置である場合の符号を示している。運用装置20は、管理装置10と同様に、CPU(Central Processing Unit)201、IF(Interface)202、拡張通信部203、ROM(Read Only Memory)204、RAM(Random Access Memory)205、HDD(Hard Disk Drive)206などの構成を備えたコンピュータである。
図3で示すように、ストレージサーバ30は、CPU301、ROM302、RAM303、拡張通信部304、第一記憶装置305、第二記憶装置306、第三記憶装置307、第四記憶装置308などを備えたコンピュータである。図3で示すストレージサーバ30は4つの記憶装置を備えていることを示しているが、複数の記憶装置を備えていればよく、4つ以上の記憶装置を備えていてよい。ストレージサーバ30は一つのサーバ装置であることを示しているが、ストレージサーバ30の代わりにストレージサーバ30を複数有するストレージシステムが、ストレージサーバ30の代わりにバックアップシステム1に含まれて当該バックアップシステムが構成されていてもよい。
管理装置10はバックアップ管理プログラムを記憶している。管理装置10のCPUはユーザ操作に基づいてバックアップ管理プログラムを実行する。管理装置10はバックアップ管理プログラムの実行により、図2で示すように、制御部11、監視部12、バックアップ管理部13、切替指示部14の各機能を発揮する。
監視部12は、運用装置20が処理に利用するデータのバックアップのタイミングを検出する。
バックアップ管理部13は、バックアップのタイミングを検出した場合に、運用装置20が処理に利用するデータの格納されたストレージサーバ30内の記憶装置から、ストレージサーバ30内の他の記憶装置へそのデータをコピーする。
切替指示部14は、バックアップシステム1を構成する装置とその装置がアクセスできるストレージサーバ30内の記憶装置との関係を切り替える処理などを行う。
または管理装置10におけるバックアップタイミングの検出は、例えば、監視部12が、運用装置20の処理するデータを記憶する記憶装置へのデータアクセスが所定時間以上ない場合にその記憶装置に記録されている情報のバックアップのタイミングであると検出する。
図5で示すようにバックアップシステムを構成する各装置や、ストレージサーバ30を構成する各記憶装置には、GID(Group Identification)が割り当てられる。当該GIDの割り当ては管理装置10の切替指示部14が行う。切替指示部14は、ユーザの設定に基づいて管理装置10にGID=1を割り当てる。切替指示部14はまた運用装置20それぞれにGID=2、GID=3を割り当てる。なおGID=2の割り当てられた運用装置に20−2の符号を付して説明する。またGID=3の割り当てられた運用装置に20−3の符号を付して説明する。運用装置を纏めて説明する場合には符号20を用いて説明する。本実施形態において切替指示部14は、初期状態においては、第一記憶装置305にGID=2を、第二記憶装置306にGID=3を割り当てる。
以降の説明において、第一記憶装置305、第二記憶装置306、第三記憶装置307、第四記憶装置308を総称する場合、記憶装置300と呼ぶこととする。
管理装置10の監視部12は運用装置20を監視する(ステップS101)。例えば監視部12は予めROM302等に記憶する運用装置20のスケジュール情報を取得する。監視部12はスケジュール情報に基づいて、各運用装置20が非運用時間であるかどうかを判定する(ステップS102)。例えば運用装置20の0時〜5時までが非運用時間であるとスケジュール情報に記録されている場合には、監視部12は0時から5時までの間、運用装置20は非運用状態であると判定する(ステップS103)。監視部12は現在時刻が0時から5時以外の時刻である場合、運用装置20のGIDに一致するGIDの割り当てられた記憶装置をストレージサーバ30から特定する。監視部12はその特定した記憶装置へのデータアクセスが所定時間発生していないかを判定する(ステップS104)。データアクセスの発生の有無の情報は、例えばストレージサーバ30のCPU301が、第一記憶装置305、第二記憶装置306、第三記憶装置307、第四記憶装置308へのアクセス種別やアクセス時刻とGIDとの関係を、拡張通信部304を介して管理装置10へ通知することにより管理装置10が記憶してよい。監視部12はストレージサーバ30から取得した1つ目のGIDに対応する各記憶装置に対するアクセス種別やアクセス時刻を読み取って、当該GIDが示す記憶装置300へのデータアクセスが所定時間発生していないかを判定する。監視部12は特定した記憶装置へのデータアクセスが所定時間発生していないと判定した場合には、その記憶装置とGIDが一致する運用装置20は非運用状態であると判定する(ステップS105)。一方で監視部12は特定した記憶装置へのデータアクセスが所定時間内に発生している場合には、その記憶装置とGIDが一致する運用装置20は運用状態であると判定する(ステップS106)。
図8はGIDの変更処理の概要を示す図である。
非運用状態の運用装置20を検出した場合、バックアップ管理部13が以下の処理を行う。バックアップ管理部13は、非運用状態の運用装置20のGIDを監視部12から取得する。バックアップ管理部13はその非運用状態の運用装置20のGIDと同じGIDが設定された記憶装置のGIDと管理装置のGIDとを切替指示部14に通知し、当該記憶装置のGIDを管理装置のGIDに変更するよう要求する(ステップS201)。切替指示部14は非運用状態の運用装置20のGIDと、管理装置10のGIDとをストレージサーバ30に通知する。これによりバックアップ管理部13は、非運用状態の運用装置20のGIDと同じGIDの設定された記憶装置のGIDを、管理装置10のGIDに変更するよう要求する。GIDの変更の要求を受けたストレージサーバ30は、非運用状態の運用装置20と同じGIDの設定された記憶装置のGIDを、管理装置10のGIDに変更する。拡張通信部304は当該GIDへの変更対象となった記憶装置の装置識別情報とGIDとの関係を記憶する。これにより例えば、運用装置20−2が非運用状態であった場合には、GID=2の第一記憶装置305のGIDが、GID=1へと変更される。これにより管理装置10のGIDと第一記憶装置記憶装置のGIDとが共にGID=1と設定される。管理装置10は、GID=1の第一記憶装置305のデータを扱えるようになる。
監視部12はストレージサーバ30内の各記憶装置の記憶状態を監視する。監視部12は拡張通信部103を介してストレージサーバ30にストレージサーバ30の記憶状態の情報の送信を要求する。ストレージサーバ30は、第一記憶装置305、第二記憶装置306、第三記憶装置307、第四記憶装置308の記憶状態を常に記憶してよい。ストレージサーバ30は第一記憶装置305、第二記憶装置306、第三記憶装置307、第四記憶装置308の各記憶状態を管理装置10へ送信する。記憶状態が示す情報には、記憶装置300それぞれのGID、OS(Operating System)領域の有無、OS種別、データ記憶量、データ記憶可能領域量などの情報が含まれてよい。監視部12は一定時間おきに記憶状態の情報をストレージサーバ30へ要求する。ストレージサーバ30は要求を取得する度に、自サーバで更新した各記憶装置300の記憶状態の情報を管理装置10へ送信する。監視部12は状態情報をROM104などに記憶しておく。
またバックアップ管理部13は、上述のステップS304においてOS種別が一致しないと判定した場合には、GIDが割り当てられていない他のバックアップ先候補の記憶装置が存在するかを判定する(ステップS309)。
またバックアップ管理部13は、上述のステップS305においてバックアップ領域が確保できないと判定した場合、GIDが割り当てられていない他のバックアップ先候補の記憶装置が存在するかを判定する(ステップS309)。
バックアップ管理部13は、GIDが割り当てられていない他のバックアップ先候補の記憶装置が存在しないと判定した場合には、バックアップ元の記憶装置をバックアップ対象から除外する(ステップS310)。
バックアップ管理部13は、次の非運用状態の運用装置20が存在するかを判定し(ステップS311)、存在する場合にはその記憶装置300についてのバックアップ先の記憶装置を決定するためにステップS301からの処理を繰り返す。
バックアップ管理部13は、ステップS309においてGIDが割り当てられていない他のバックアップ先候補の記憶装置があると判定した場合には、その記憶装置をバックアップ先候補としてステップS302からの処理を繰り返す。
また運用装置20の内部のバックアップ先にバックアップ処理を行う必要が無いため、運用装置20それぞれにバックアップ制御をさせなくてよく、これにより運用装置20が多い場合のバックアップ制御のための運用装置20に対する設定などの管理者の労力を軽減することができる。
図10で示すように、管理装置10は、少なくとも拡張通信部103と、拡張通信部103を介して運用装置20を監視しバックアップのタイミングを検出する監視部12と、運用装置20のバックアップのタイミングを検出した場合に当該運用装置20が利用するデータを記憶するストレージサーバ30内の記憶装置からストレージサーバ30に設けられた他の記憶装置へ当該データをコピーするバックアップ管理部13とを備える。
10・・・管理装置
20・・・運用装置
30・・・ストレージサーバ
101、201、301・・・CPU
102、202・・・IF
103、203、304・・・拡張通信部
104、204、302・・・ROM
105、205、303・・・RAM
106、206・・・HDD
Claims (8)
- コンピュータ装置の内部のデバイス間のデータ転送プロトコルを通信ネットワークプロトコルに変換して装置間で通信を行う拡張通信部を備えた1つまたは複数の運用装置と、
前記拡張通信部を備え前記運用装置が処理するデータを記憶する記憶装置を複数備えるストレージサーバと、を管理する管理装置が、
前記拡張通信部と、
前記拡張通信部を介して前記運用装置を監視しバックアップのタイミングを検出する監視部と、
前記運用装置のバックアップのタイミングを検出した場合に、当該運用装置が利用するデータを記憶する前記ストレージサーバ内のバックアップ元の記憶装置から、前記ストレージサーバに設けられたバックアップ先の他の記憶装置へ当該データをコピーするバックアップ管理部と、
を備え、
バックアップ管理部は、
前記バックアップ元の記憶装置の記憶するオペレーティングシステムと、前記バックアップ先の記憶装置のオペレーティングシステムとを比較して、一致する場合には、前記バックアップ先の記憶装置に、前記バックアップ元の記憶装置の前記オペレーティングシステムを含むデータを全てコピーする
管理装置。 - 前記監視部は、予め記録されている前記運用装置の運用時間と非運用時間とに基づいて、前記非運用時間である場合にその運用装置が処理するデータを記憶する記憶装置がバックアップのタイミングであることを検出する
請求項1に記載の管理装置。 - 前記監視部は、前記運用装置が処理するデータを記憶する記憶装置へのデータアクセスが所定時間以上ない場合にその記憶装置がバックアップのタイミングであることを検出する
請求項1に記載の管理装置。 - バックアップ管理部は、
前記バックアップ元の記憶装置の記憶するオペレーティングシステムと、前記バックアップ先の記憶装置のオペレーティングシステムとを比較して、一致しない場合には、前記バックアップ先の記憶装置に、前記バックアップ元の記憶装置の前記オペレーティングシステムを除くデータをコピーする
請求項1から請求項3の何れか一項に記載の管理装置。 - 前記運用装置に設けられた請求項1から請求項4の何れか一項に記載の管理装置。
- コンピュータ装置の内部のデバイス間のデータ転送プロトコルを通信ネットワークプロトコルに変換して装置間で通信を行う拡張通信部を備えた1つまたは複数の運用装置と、
前記拡張通信部を備え前記運用装置が処理するデータを記憶する記憶装置を複数備えるストレージサーバと、
前記運用装置と前記ストレージサーバを管理する管理装置と、を備え、
前記管理装置が、
前記拡張通信部と、
前記拡張通信部を介して前記運用装置を監視しバックアップのタイミングを検出する監視部と、
前記運用装置のバックアップのタイミングを検出した場合に、当該運用装置が利用するデータを記憶する前記ストレージサーバ内のバックアップ元の記憶装置から、前記ストレージサーバに設けられたバックアップ先の他の記憶装置へ当該データをコピーするバックアップ管理部と、
を備え、
バックアップ管理部は、
前記バックアップ元の記憶装置の記憶するオペレーティングシステムと、前記バックアップ先の記憶装置のオペレーティングシステムとを比較して、一致する場合には、前記バックアップ先の記憶装置に、前記バックアップ元の記憶装置の前記オペレーティングシステムを含むデータを全てコピーする
バックアップシステム。 - コンピュータ装置の内部のデバイス間のデータ転送プロトコルを通信ネットワークプロトコルに変換して装置間で通信を行う拡張通信部を備えた1つまたは複数の運用装置と、
前記拡張通信部を備え前記運用装置が処理するデータを記憶する記憶装置を複数備えるストレージサーバと、を管理し、
前記拡張通信部を備えた管理装置が、
前記拡張通信部を介して前記運用装置を監視しバックアップのタイミングを検出し、
前記運用装置のバックアップのタイミングを検出した場合に、当該運用装置が利用するデータを記憶する前記ストレージサーバ内のバックアップ元の記憶装置から、前記ストレージサーバに設けられたバックアップ先の他の記憶装置へ当該データをコピーする処理において、前記バックアップ元の記憶装置の記憶するオペレーティングシステムと、前記バックアップ先の記憶装置のオペレーティングシステムとを比較して、一致する場合には、前記バックアップ先の記憶装置に、前記バックアップ元の記憶装置の前記オペレーティングシステムを含むデータを全てコピーする
バックアップ管理方法。 - コンピュータ装置の内部のデバイス間のデータ転送プロトコルを通信ネットワークプロトコルに変換して装置間で通信を行う拡張通信部を備えた1つまたは複数の運用装置と、
前記拡張通信部を備え前記運用装置が処理するデータを記憶する記憶装置を複数備えるストレージサーバと、を管理し、前記拡張通信部を備えた管理装置のコンピュータを、
前記拡張通信部を介して前記運用装置を監視しバックアップのタイミングを検出する監視手段、
前記運用装置のバックアップのタイミングを検出した場合に、当該運用装置が利用するデータを記憶する前記ストレージサーバ内のバックアップ元の記憶装置から、前記ストレージサーバに設けられたバックアップ先の他の記憶装置へ当該データをコピーするバックアップ管理の処理において、前記バックアップ元の記憶装置の記憶するオペレーティングシステムと、前記バックアップ先の記憶装置のオペレーティングシステムとを比較して、一致する場合には、前記バックアップ先の記憶装置に、前記バックアップ元の記憶装置の前記オペレーティングシステムを含むデータを全てコピーするバックアップ管理手段、
として機能させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016053257A JP6701846B2 (ja) | 2016-03-17 | 2016-03-17 | 管理装置、バックアップシステム、バックアップ管理方法、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP2017167869A JP2017167869A (ja) | 2017-09-21 |
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JP2016053257A Active JP6701846B2 (ja) | 2016-03-17 | 2016-03-17 | 管理装置、バックアップシステム、バックアップ管理方法、プログラム |
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2016
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