JP6699968B2 - 電話機、および電話機の制御方法 - Google Patents

電話機、および電話機の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、出力される音声の音量を変更可能な電話機に関する。
下記の特許文献1に示すように、複数の音声出力デバイス(例えば、レシーバおよびスピーカ)を有する電話機において、通話音声の音量の変更操作を行ったときに、いずれの音声出力デバイスから出力される音声の音量を変更したのかを示す技術が従来技術として知られている。
また近年、親機の受話器を、親機と無線通信可能な子機に置き換えた電話機が知られている。これにより、電話機のユーザは、親機と子機との無線通信が可能な範囲内であれば、通話状態を維持しながら自由に移動することができる。そのため、このような電話機では、通話音声の音量の変更操作を行ったとき、音量の変更対象となる音声出力デバイスを示す表示は子機のみで行われる。
特開2003−115900号公報(2003年4月18日公開)
しかしながら、ユーザは通話時に子機に設けられたレシーバを自身の耳に接触させて使用することが多いため、このような電話機で音量の変更操作を行ったとき、その結果を確認するためには、一旦子機を耳から離す必要があり、不便であった。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、親機と、親機の受話器として機能する子機とを含む電話機において、複数の音声出力部のうち、どの音声出力部から出力される音声の音量が変更されたのかを、ユーザに容易に認識させることができる電話機を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電話機は、親機と、該親機と無線通信することによって、該親機の受話器として機能する子機とを含む電話機であって、上記親機、上記子機、および通話相手が使用する電話機のうち、少なくとも1つに設けられた複数の音声出力部のいずれかの音量が変更されたとき、上記音量が変更された上記音声出力部を示す音声出力部情報と、変更後の音量を示す変更後音量情報とを上記親機の表示部に表示させる音量変更表示部を備える。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る電話機の制御方法は、親機と、該親機と無線通信することによって、該親機の受話器として機能する子機とを含む電話機の制御方法であって、上記親機、上記子機、および通話相手が使用する電話機のうち、少なくとも1つに設けられた複数の音声出力部のいずれかの音量が変更されたとき、上記音量が変更された上記音声出力部を示す音声出力部情報と、変更後の音量を示す変更後音量情報とを上記親機の表示部に表示させる音量変更表示ステップを含む。
本発明の一態様によれば、親機と、親機の受話器として機能する子機とを含む電話機において、複数の音声出力部のうち、どの音声出力部から出力される音声の音量が変更されたのかを、ユーザに容易に認識させることができるという効果を奏する。
本発明に係る電話機の親機の要部構成の一例を示すブロック図である。 本発明に係る電話機の受話子機の要部構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す電話機の親機、および図2に示す受話子機の外観を示す図である。 図1に示す電話機の親機における画面遷移図であって、本発明の実施形態1の概要を示す画面遷移図である。 図1に示す電話機の受話子機に記憶されている、音量テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 図1に示す電話機の親機と、図2に示す受話子機との情報のやり取り、および処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 実施形態1に係る電話機が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図1に示す電話機の親機と、図2に示す受話子機との情報のやり取り、および処理の流れの別の例を示すシーケンス図である。 図1に示す電話機の親機表示部に表示される画面の別の例を示す図である。 図1に示す電話機の親機における画面遷移図であって、本発明の実施形態2の概要を示す画面遷移図である。 実施形態2に係る電話機の親機に記憶されている、受話音量テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 実施形態2に係る電話機が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 音量レベルのバリエーションを示す図である。 図1に示す電話機の親機における画面遷移図であって、実施形態4の概要を示す画面遷移図である。 図15から続く画面遷移図であって、実施形態4の概要を示す画面遷移図である。 実施形態4に係る電話機が実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
〔実施形態1〕
以下、本発明の実施形態1について、図1から図9に基づいて詳細に説明する。
(本発明の外観)
まず、本実施形態に係る電話機100の外観構成について、図3に基づいて説明する。図3は、電話機100の外観を示す図である。また、図3の(a)は、親機1に受話子機2が載置されている様子を示す図であり、図3の(b)は、親機1から受話子機2を取り外した様子を示す図である。
図示のように、電話機100は、親機1および受話子機2(子機)を含み、親機1は、親機操作部12(第2の音量変更操作部)、親機表示部13(親機の表示部)、およびスピーカ16を備えている。また、親機1は、図示してはいないがマイク17を備えている。受話子機2は、ユーザが音声を電話機100に入力したり、電話機100が出力する音声を聴取したりするためのものである。すなわち受話子機2は、電話機100の受話器としての機能を備えたものである。また、本実施形態に係る受話子機2は、上述した機能を実現するためのレシーバ25(ハンドセット用音声出力部)、スピーカ26(ハンズフリー用音声出力部)、およびマイク27の他に、子機操作部22(第1の音量変更操作部)および子機表示部23(子機の表示部)を備えている。なお、これらの詳細については後述する。受話子機2は親機1と無線通信することにより、親機が受信した音声信号を取得し、レシーバ25またはスピーカ26から音声を出力する。
親機操作部12は、電話機100を操作するためのものであり、例えば、ハードウェアキーで構成される。具体的には、親機操作部12は、通話相手の電話番号を入力するためのテンキー、並びに、シャープ(#)キーおよびアスタリスク(*)キーを含むキー群B0を含む。また、親機操作部12は、電話機100が有する機能(換言すれば、電話機100が実行する処理)が対応付けられているボタンB1〜B5を含む。
なお、本実施形態に係る電話機100は、ボタンB5に、レシーバ25またはスピーカ26から出力される通話相手の音声(以下、通話音声)の音量を調整する機能を対応付けている(例えば、図3において左端のボタンB5に音量を大きくする機能を対応付け、該ボタンの右隣のボタンB5に音量を小さくする機能を対応付けている)。ただし、上述したボタンと音量調整機能との対応付けは一例であり、該機能が対応付けられるボタンはボタンB5に限定されない。また以降、ボタンB5を音量調整キーと称する場合がある。なお、その他のボタンに対応付けられた機能については後述する。
親機表示部13は、画像やメッセージを表示するものである。例えば、親機表示部13は、着番号、通話時間、および、ユーザが音量上キーまたは音量下キーを押下した場合、変更後の音量を示す画像を表示するが、この例に限定されるものではない。親機表示部13としては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)や、有機EL(electroluminescence)ディスプレイなどを適用することが可能である。
スピーカ16は、電話機100を用いた通話の音声を出力可能な音声出力デバイスであって、ユーザが受話子機2を使用せずに、出力される音声(通話音声)を聞くことを想定した音声出力デバイスである。また、マイク17は、電話機100の周囲で発せられた音声を取得する音声入力デバイスである。
子機操作部22は、親機操作部12と同様に、電話機100を操作するためのものであり、例えばハードウェアキーで構成される。具体的には、子機操作部22は、上述したキー群B0相当するテンキー、シャープ(#)キーおよびアスタリスク(*)キーの他、電話機100が有する機能が対応付けられた複数のボタンを含む。例えば、十字形状のボタンb1には、通話音声の音量を調整する機能が対応付けられている。具体的には、図3に示すボタンb1の上側部分に音量を大きくする機能が、下側部分に音量を小さくする機能が対応付けられている。すなわち、本実施形態に係る電話機100のユーザは子機操作部22に含まれるボタンb1を操作することによっても、通話音声の音量を調整することができる。なお以降、ボタンb1を音量調整キーと称する場合がある。
子機表示部23は、親機表示部13と同様に、画像やメッセージを表示するものである。例えば、親機表示部13は、着番号、通話時間、および、ユーザが音量上キーまたは音量下キーを押下した場合、変更後の音量を示す画像を表示するが、この例に限定されるものではない。親機表示部13としては、例えば、LCD(Liquid Crystal Display;液晶ディスプレイ)や、有機EL(electroluminescence)ディスプレイなどを適用することが可能である。
レシーバ25は、電話機100を用いた通話の音声を出力可能な音声出力デバイスであって、ユーザが自身の耳を受話子機2(レシーバ25)に近接させた状態で、出力される音声(通話音声)を聞くことを想定した音声出力デバイスである。スピーカ26は、電話機100を用いた通話の音声を出力可能な音声出力デバイスであって、ユーザが自身の耳を受話子機2(レシーバ25)から離した状態で、出力される音声(通話音声)を聞くことを想定した音声出力デバイスである。また、マイク27は、受話子機2の周囲で発せられた音声を取得する音声入力デバイスである。
すなわち本実施形態に係る電話機100は、レシーバ25から通話音声を出力するモード(以下、EPモード)と、スピーカ26から通話音声を出力するモード(以下、SPモード)とを有し、ユーザ操作によってこれら2つのモードを切り替え可能な構成である。本実施形態に係る電話機100では、これら2つのモードの切り替え機能は、ボタンb2に対応付けられている。ユーザは、EPモード時にボタンb2を押下することで、電話機100のモードをSPモードに変更することができる。また、SPモード時にボタンb2を押下することで、電話機100のモードをEPモードに変更することができる。なお以降、ボタンb2を音声出力モード切替キーと称する場合がある。
また、電話機100は、上記EPモードおよびSPモードの他に、スピーカ16から通話音声を出力するモード(以下、親機SPモード)を有している。本実施形態に係る電話機100では、該モードを有効にする機能はボタンB4に対応付けられている。ユーザは、着呼時または通話時にボタンB4を押下することで、通話音声を出力する音声出力デバイスをスピーカ16とすることができる。例えば着呼時にボタンB4を押下すれば、受話子機2を持ち上げる(オフフックとする)ことなく、相手との通話を開始することができる。
(本発明の概要)
次に、本発明の概要について図4を参照して説明する。図4は、本発明の概要を示す画面遷移図である。
図4の(a)は、EPモードでの通話中に、親機表示部13に表示される画面を示す図である。図示のように、該画面には、通話中を示すテキスト「通話中」と、通話相手の電話番号と、通話時間とが表示されているが、通話中に親機表示部13に表示される画面はこの例に限定されない。
EPモードでの通話中、すなわち図4の(a)に示す画面が表示された状態で、電話機100のユーザが音量調整キーを押下する(音量変更操作を行う)と、押下されたボタンに従ってレシーバ25から出力される通話音声の音量が大きく、または小さくなる。電話機100は、この処理とともに、音量の変更を示す画面(以下、音量変更画面)を親機表示部13に表示させる。図4の(b)は該画面を示す図である。
図4の(b)に示すように、EPモードでの音量変更画面は、「受話音量」と記載されたテキスト31(音声出力部情報)と、変更後の音量を示す音量レベル32(変更後音量情報)とを含む。図4の(b)に示す音量レベル32は、レシーバ25から出力される通話音声の音量を示す画像である。また、本実施形態に係る電話機100は、親機表示部13にテキスト31を表示させることにより、レシーバ25から出力される通話音声の音量を変更したことをユーザに認識させることができる。
一方、EPモードでの通話中、すなわち図4の(a)に示す画面が表示された状態で、電話機100のユーザが音声出力モード切換キーを押下すると、SPモードに切り替わり、通話音声がスピーカ26から出力される。電話機100は、この処理とともに、親機表示部13に電話機100の現在の音声出力モードがSPモードであることを示すピクト33を表示させる(図4の(c)参照)。
SPモードでの通話中、すなわち図4の(c)に示す画面が表示された状態で、電話機100のユーザが音量調整キーを押下すると、押下されたボタンに従って、スピーカ26から出力される通話音声の音量が大きく、または小さくなる。電話機100は、この処理とともに、図4の(d)に示す音量変更画面を親機表示部13に表示させる。
図4の(d)に示すように、SPモードでの音量変更画面は、「スピーカ音量」と記載されたテキスト34と、変更後の音量を示す音量レベル32と、ピクト33とを含む。図4の(d)に示す音量レベル32は、スピーカ26から出力される通話音声の音量を示す画像である。また、本実施形態に係る電話機100は、親機表示部13にテキスト34を表示させることにより、スピーカ26から出力される通話音声の音量を変更したことをユーザに認識させることができる。
なお、図4の(d)において、ピクト33を表示させることは必須ではない。ピクト33が表示されない構成であっても、SPモードにおける音量変更画面には、「スピーカ音量」と記載されたテキスト34が表示されるため、ユーザは変更された音量がスピーカ26から出力される通話音声の音量であることを認識することができる。
以上のように、本発明に係る電話機100は、通話音声の音量を変更させる操作を受け付けたとき、現在の音量出力モードに応じたテキスト(音声出力部情報)を親機表示部13に表示させる。換言すれば、電話機100は、通話音声の音量を変更させる操作を受け付けたとき、音量の変更対象となる音声出力デバイスが、レシーバ25であるか、またはスピーカ26であるかを特定し、特定された音声出力デバイスをユーザが認識可能なテキストを親機表示部13に表示させる。これにより、ユーザは、いずれの音声出力デバイスから出力される通話音声の音量が変更されたのかを認識することができる。
なお、図4に示す各画面は、子機表示部23にも表示されてもよい。また、子機表示部23に表示される画面は、図4に示す各画面と同内容の画面であれば、図4に示す画面と異なっていてもよい。ただし音量変更画面は、少なくとも、音声を出力している音声出力デバイスを特定する情報(テキスト)と、変更後の音量を示す情報(音量レベル)とを含む。
また、図示の音量レベル32において、白抜きの四角形で示した部分(すなわち、現在の音量レベルより大きい音量レベルを示す部分)については、本実施形態の音量レベルが5段階であることを示すためのものである。そのため、音量レベル32は、音量レベルが最大でない場合に、白抜きの四角形が表示されるものに限定されない。すなわち、音量レベル32は、音量レベルが最大でない場合に、白抜きの四角形が表示されない構成であってもよい。
(親機1の要部構成)
次に、親機1の要部構成について、図1に基づいて説明する。図1は、親機1の要部構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、親機1は、親機1の各部を統括して制御する親機制御部10、交換機3および電話回線網(不図示)との間で音声信号をやり取りする送受信部11、親機1にて使用する各種データを記憶する親機記憶部14、受話子機2との間で各種信号をやり取りする親機通信部15、並びに、上述した親機操作部12、親機表示部13、スピーカ16およびマイク17を備えている。なお、親機操作部12、親機表示部13、スピーカ16およびマイク17については、既に説明しているためここでの説明を省略する。
そして、親機制御部10は、通信制御部101、変更部102、表示制御部103(第1の音量変更表示部)、および音声入出力制御部104を含んでいる。また、親機記憶部14は、現行モード141、スピーカ音量テーブル142、子機音量レベル143、および表示データ144を少なくとも記憶している。
なお図1では、図面を見やすくすることを目的として、受話子機2から取得した情報の流れを破線の矢印で示している。
通信制御部101は、親機1と受話子機2との通信、および親機1と交換機3との通信を制御する。通信制御部101は、音声信号通信部111および処理信号通信部112(操作通知部、通知受信部、信号通信部)を含んでいる。
音声信号通信部111は、交換機3から音声信号を受信すると、現行モード141を読み出し、電話機100の現在の音声出力モードを確認する。現行モード141は、現在の音声出力モードを示す情報であり、例えば、各音声出力モード(すなわちEPモード、SPモード、親機SPモード)を示す情報のいずれかに、有効な音声出力モードを示すフラグを対応付けた情報である。音声信号通信部111は、現在の音声出力モードがEPモードまたはSPモードである場合、受信した音声信号を、親機通信部15を介して受話子機2に送信する。これにより、受話子機2は該音声信号に基づく通話音声を出力することができる。一方、音声信号通信部111は、現在の音声出力モードが親機SPモードである場合、受信した音声信号を、音声入出力制御部104に出力する。これにより、スピーカ16から該音声信号に基づく通話音声が出力される。また、音声信号通信部111は、受話子機2から受信した音声信号、および、音声入出力制御部104から取得した音声信号を、親機通信部15を介して取得し、送受信部11を介して交換機3に送信する。これにより、親機1は電話機100のユーザが発した音声に基づく音声信号を、通話相手の電話機に送信することができる。
処理信号通信部112は、親機1が生成した各種信号(以下、処理信号)を、親機通信部15を介して受話子機2に送信する。該処理信号の具体例としては、音声出力モードの切り替え操作に応じて生成された、切り替え後の音声出力モードを示す通知(以下、モード通知)、通話音声の音量の変更操作に応じて生成された、該変更操作の内容(音量を大きくするキーと、音量を小さくするキーとのいずれが押下されたか)を示す通知(以下、キー押下通知)と、受話子機2から受信したキー押下通知に従って、通話音声の音量を示す情報を更新したことを受話子機2に通知するためのACK(acknowledge)通知などが挙げられるが、この例に限定されるものではない。なお、処理信号通信部112は、上述した3つの処理信号を、変更部102から取得する。また、処理信号通信部112は、受話子機2が生成した各種処理信号を、親機通信部15を介して、受話子機2から受信する。該処理信号の具体例としては、上述したモード通知、キー押下通知、およびACK通知が挙げられるが、この例に限定されるものではない。なお、モード通知には、現在の音声出力モードにおける音声出力の音量を示す音量レベルが含まれている。処理信号通信部112は、モード通知を受信すると、該通知を変更部102に出力するとともに、音量レベルを親機記憶部14に記憶する(図示の子機音量レベル143)。換言すれば、子機音量レベル143は、電話機100の音声出力モードをEPモードまたはSPモードに変更した時点での、レシーバ25またはスピーカ26から出力される音声の音量を示す情報である。一方、処理信号通信部112は、キー押下通知およびACK通知を受信すると、該通知を変更部102に出力する。なお、子機音量レベル143は、親機表示部13への音量変更画面の表示において、変更後の音量レベルを特定するために使用する情報である。換言すれば、子機音量レベル143は、受話子機2から出力される通話音声の音量レベルを変更するために使用される情報ではない。
また、処理信号通信部112は、モード通知を親機通信部15またはモード変更部121から取得したとき、該通知を音声信号通信部111に出力してもよい。これにより、音声信号通信部111は、音声信号を受信する度に現行モード141を確認せずとも、音声信号を受話子機2に送信するか、または音声入出力制御部104に出力するかを決定することができる。
変更部102は、親機操作部12が受け付けたユーザ操作を示す操作信号、または、受話子機2から受信した処理信号に基づき、電話機100の音声出力モード、または、通話音声の音量を示す情報を更新する。変更部102は、モード変更部121、モード特定部122、および音量変更部123を含んでいる。変更部102は、親機操作部12から音量調整キーが押下されたことを示す操作信号を取得すると、キー押下通知を処理信号通信部112に出力するとともに、いずれの音量調整キーが押下されたかを示す情報(キー押下情報)を一時的に保持しておく。
モード変更部121は、親機操作部12から取得した操作信号、または、処理信号通信部112から取得した処理信号(換言すれば、受話子機2から取得した処理信号)に基づき、電話機100の音声出力モードを切り替える。具体的には、モード変更部121は、親機操作部12または処理信号通信部112から音声出力モード切替キーが押下された(出力先変更操作が行われた)ことを示す信号を取得すると、現行モード141を読み出し、音声出力モードを切り替える。換言すれば、モード変更部121は、現行モード141においてフラグが対応付けられている音声出力モードを示す情報を切り替える。そして、モード変更部121は、操作信号に基づいて音声出力モードを変更した場合、有効となった音声出力モードを示すモード通知を処理信号通信部112および表示制御部103に出力する。一方、処理信号に基づいて音声出力モードを変更した場合、有効となった音声出力モードを示すモード通知を表示制御部103のみに出力する。
モード特定部122は、処理信号通信部112からキー押下通知またはACK通知を取得したとき、現在の音声出力モードを特定する。換言すれば、モード特定部122は、音量の変更対象となる音声出力デバイスを特定する。具体的には、モード特定部122は、処理信号通信部112からキー押下通知またはACK通知を取得すると、現行モード141を読み出し、現在の音声出力モードを特定する。そして、モード特定部122は、特定した音声出力モードを示すモード通知(EPモード、SPモード、または親機SPモードを示すモード通知)を音量変更部123に出力する。なお、モード特定部122は、キー押下通知を取得している場合、モード通知とともにキー押下通知を音量変更部123に出力する。
音量変更部123は、親機操作部12から取得した操作信号、または、処理信号通信部112から取得した(換言すれば、受話子機2から取得した)キー押下通知またはACK通知に基づき、通話音声の現在の音量レベルを変更する。具体的には、音量変更部123は、モード特定部122から取得したモード通知がEPモードまたはSPモードを示す通知である場合、子機音量レベル143を読み出す。一方、該モード通知が親機SPモードを示す通知である場合、スピーカ音量テーブル142を読み出す。なお、スピーカ音量テーブル142の具体的なデータ構造については後述する。そして、音量変更部123は、読み出した子機音量レベル143またはスピーカ音量テーブル142が示す、通話音声の現在の音量レベルを、モード特定部122から取得したキー押下通知、または、変更部102が保持しているキー押下情報に基づいて更新する。すなわち、キー押下通知またはキー押下情報が、音量を大きくするキーが押下されたことを示している場合、音量レベルを1段階上げる。一方、キー押下通知またはキー押下情報が、音量を小さくするキーが押下されたことを示している場合、音量レベルを1段階下げる。そして、音量変更部123は、子機音量レベル143およびスピーカ音量テーブル142のうち、いずれを更新したかを示す通知(以下、更新通知)と、モード特定部122から取得したモード通知とを表示制御部103に出力する。また、音量変更部123は、キー押下通知の取得に応じて音量レベルを変更した場合、ACK通知を生成して処理信号通信部112に出力する。これにより、ACK通知が受話子機2に送信される。なお、音量変更部123の処理の詳細については、後述する音量変更部223と同様であるため、ここでの説明を省略する。
表示制御部103は、親機表示部13に表示される画面を制御する。具体的には、表示制御部103は、音量変更部123から更新通知およびモード通知を取得すると、該更新通知に従ってスピーカ音量テーブル142または子機音量レベル143を読み出す。そして、読み出した情報から現在の(換言すれば、変更後の)音量レベルを特定する。そして、表示制御部103は、モード通知から親機表示部13に表示させるテキスト(図4に示すテキスト31またはテキスト34)を特定し、表示データ144から特定したテキストを読み出す。具体的には、モード通知がEPモードを示している場合、表示制御部103はテキスト31を読み出す。一方、モード通知がSPモードまたは親機SPモードを示している場合、表示制御部103はテキスト34を読み出す。また、表示データ144から、特定した音量レベルに応じた音量レベル32(図4参照)を読み出す。そして、表示制御部103は、読み出したテキストおよび音量レベル32から表示画面を生成し、親機表示部13に表示させる。なお、表示データ144は、親機表示部13に表示させる画面を生成するためのテキスト、画像などである。
また、表示制御部103は、モード変更部121からモード通知を取得すると、該モード通知が示す音声出力モードに従って、ピクト33(図4参照)を表示または非表示とする。具体的には、モード通知が示すモードがEPモードである場合、ピクト33を非表示とする。一方、モード通知が示すモードがSPモードまたは親機SPモードである場合、ピクト33を親機表示部13に表示させる。
(受話子機2の要部構成)
次に、電話機100の受話子機2の要部構成について、図2に基づいて説明する。図2は、受話子機2の要部構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、受話子機2は、受話子機2の各部を統括して制御する子機制御部20、電話機100の親機との間で各種信号をやり取りする子機通信部21、受話子機2にて使用する各種データを記憶する子機記憶部24、並びに、上述した子機操作部22、子機表示部23、レシーバ25、スピーカ26、およびマイク27を備えている。
そして、子機制御部20は、通信制御部201、変更部202、表示制御部203(第2の音量変更表示部)、および音声入出力制御部204を含んでいる。また、子機記憶部24は、現行モード241、スピーカ音量テーブル242、受話音量テーブル243、および表示データ244を少なくとも記憶している。なお、現行モード241は、上述した現行モード141と同様であるため、ここでの説明を省略する。
なお図2では、図面を見やすくすることを目的として、親機1から取得した情報の流れを破線の矢印で示している。
通信制御部201は、受話子機2と親機1との通信を制御する。通信制御部201は、音声信号通信部211および処理信号通信部212を含んでいる。
音声信号通信部211は、子機通信部21を介して、親機1から取得した音声信号を音声入出力制御部204に出力する。これにより、受話子機2は該音声信号に基づく通話音声を出力することができる。また、音声信号通信部211は、音声入出力制御部204から取得した音声信号を、子機通信部21を介して親機1に送信する。これにより、親機1は電話機100のユーザが発した音声に基づく音声信号を、通話相手の電話機に送信することができる。
処理信号通信部212は、受話子機2が生成した各種処理信号を、子機通信部21を介して親機1に送信する。該処理信号の具体例としては、上述したモード通知、キー押下通知、およびACK通知が挙げられるが、この例に限定されるものではない。なお、処理信号通信部212は、上述した3つの処理信号を、変更部202から取得する。また、処理信号通信部212は、親機1が生成した各種処理信号を、子機通信部21を介して、親機1から受信する。該処理信号の具体例としては、キー押下通知、およびACK通知が挙げられるが、この例に限定されるものではない。処理信号通信部212は、キー押下通知およびACK通知を受信すると、該通知を変更部202に出力する。
変更部202は、子機操作部22が受け付けたユーザ操作を示す操作信号、または、親機1から受信した処理信号に基づき、電話機100の音声出力モード、または、通話音声の音量を示す情報を更新する。変更部202は、モード変更部221、モード特定部222、および音量変更部223(第1の音量変更部、第2の音量変更部)を含んでいる。変更部102は、子機操作部22から音量調整キーが押下されたことを示す操作信号を取得すると、キー押下通知を処理信号通信部212に出力するとともに、いずれの音量調整キーが押下されたかを示す情報(キー押下情報)を一時的に保持しておく。
モード変更部221は、子機操作部22から取得した操作信号に基づき、電話機100の音声出力モードを切り替える。具体的には、モード変更部221は、子機操作部22から音声出力モード切替キーが押下されたことを示す信号を取得すると、現行モード241を読み出し、音声出力モードを切り替える。そして、モード変更部221は、操作信号に基づいて音声出力モードを変更した場合、有効となった音声出力モードを示すモード通知を処理信号通信部212および表示制御部203に出力する。
モード通知が処理信号通信部212に出力されることにより、親機1にモード通知が送信されることとなる。これにより、親機1は、受話子機2対する操作(音声出力モード切替キーの押下)で音声出力モードが変更された場合であっても、現在の音声出力モードを把握することができる。
モード特定部222は、処理信号通信部212からキー押下通知またはACK通知を取得したとき、現在の音声出力モードを特定する。換言すれば、モード特定部222は、音量の変更対象となる音声出力デバイスを特定する。具体的には、モード特定部222は、処理信号通信部112からキー押下通知またはACK通知を取得すると、現行モード241を読み出し、現在の音声出力モードを特定する。そして、モード特定部222は、特定した音声出力モードを示すモード通知(EPモードまたはSPモードを示すモード通知)を音量変更部223に出力する。なお、モード特定部222は、キー押下通知を取得している場合、モード通知とともにキー押下通知を音量変更部223に出力する。
音量変更部223は、子機操作部22から取得した操作信号、または、処理信号通信部212から取得した(換言すれば、親機1から取得した)キー押下通知またはACK通知に基づき、通話音声の現在の音量レベルを変更する。具体的には、音量変更部223は、モード特定部222から取得したモード通知がEPモードを示す通知である場合、受話音量テーブル243を読み出す。また、取得したモード通知がSPモードを示す通知である場合、スピーカ音量テーブル242を読み出す。
ここで、スピーカ音量テーブル242および受話音量テーブル243の詳細について、図5に基づいて説明する。図5の(a)はスピーカ音量テーブル242のデータ構造の一例を示す図であり、図5の(b)は受話音量テーブル243のデータ構造の一例を示す図である。なお、図5の(a)および(b)に示すテーブルは一例であり、スピーカ音量テーブル242および受話音量テーブル243はこの例に限定されるものではない。
図5の(a)および(b)に示すように、スピーカ音量テーブル242および受話音量テーブル243は、音量のレベルを示す数値に、実際の音量値が対応付けられており、現在の音量のレベルを示す数値にはさらに、その旨を示すフラグが対応付けられている。例えば、図示の例では現在のスピーカ音量レベルは「3」であり、現在の受話音量レベルは「2」である。なお、音量のレベル数(図示の例では5段階)、各音量のレベルに対応付けられた音量値は図示の例に限定されるものではない。また、上述したスピーカ音量テーブル142のデータ構造は、スピーカ音量テーブル242と同様である。ただし、スピーカ音量テーブル142の音量のレベル数(図示の例では5段階)、各音量のレベルに対応付けられた音量値は、スピーカ音量テーブル142と同じでなくてもよい。
音量変更部223は、音量テーブルを読み出した場合、読み出した音量テーブルにおいて、フラグが対応付けられた音量レベルを特定する。そして、モード特定部122から取得したキー押下通知、または、変更部102が保持しているキー押下情報に基づいて、フラグが対応付けられた音量レベルを変更する。例えば、現在の音声出力モードがEPモードであり、現在の受話音量レベルが図5の(b)に示すように「2」である場合において、キー押下通知またはキー押下情報が音量を大きくすることを示している場合、音量変更部123は、受話音量レベル「2」に対応付けられたフラグを、受話音量レベル「3」に新たに対応付ける(図示の例では、「○」が受話音量レベル「3」のレコードに移動する)。
そして、音量変更部223は、スピーカ音量テーブル242、および受話音量テーブル243のうち、いずれを更新したかを示す更新通知を表示制御部203に出力する。また、音量変更部223は、キー押下通知の取得に応じて音量レベルを変更した場合、ACK通知を生成して処理信号通信部212に出力する。これにより、ACK通知が親機1に送信される。
表示制御部203は、子機表示部23に表示される画面を制御する。具体的には、表示制御部203は、音量変更部223から更新通知を取得すると、該更新通知に従ってスピーカ音量テーブル242、または受話音量テーブル243を読み出す。そして、読み出した情報から現在の(換言すれば、変更後の)音量レベルを特定する。そして、表示制御部203は、更新通知から子機表示部23に表示させるテキスト(図4に示すテキスト31またはテキスト34)を特定し、表示データ244から特定したテキストを読み出す。具体的には、更新通知が受話音量テーブル243を更新したことを示している場合、現在の音声出力モードはEPモードであるので、表示制御部203はテキスト31を読み出す。一方、更新通知がスピーカ音量テーブル242を更新したことを示している場合、現在の音声出力モードはSPモードであるので、表示制御部203はテキスト34を読み出す。また、表示データ244から、特定した音量レベルに応じた音量レベル32(図4参照)を読み出す。そして、表示制御部203は、読み出したテキストおよび音量レベル32から表示画面を生成し、子機表示部23に表示させる。
また、表示制御部203は、モード変更部221からモード通知を取得すると、該モード通知が示す音声出力モードに従って、ピクト33(図4参照)を表示または非表示とする。具体的には、モード通知が示すモードがEPモードである場合、ピクト33を非表示とする。一方、モード通知が示すモードがSPモードである場合、ピクト33を子機表示部23に表示させる。
音声入出力制御部204は、受話子機2からの音声出力および受話子機2への音声入力を制御する。具体的には、音声入出力制御部204は、音声信号通信部211から音声信号を取得すると、該音声信号を音声データに変換する。そして、現行モード241を読み出し、現在の音声出力モードを特定する。そして、特定した音声出力モードに応じた音量テーブルを読み出す。具体的には、現在の音声出力モードがEPモードであると特定した場合、受話音量テーブル243を読み出す。一方、現在の音声出力モードがSPモードであると特定した場合、スピーカ音量テーブル242を読み出す。
そして、音声入出力制御部204は、読み出した音量テーブルから現在の音量レベルを特定し、特定した音量レベルに対応付けられている音量値で、音声データに基づく音声を出力させる。このとき、現在の音声出力モードがEPモードである場合、該音声をレシーバ25から出力させる。一方、現在の音声出力モードがSPモードである場合、該音声をスピーカ26から出力させる。
また、音声入出力制御部204は、マイク27から取得した音声データを音声信号に変換し、音声信号通信部211に出力する。
なお、音声入出力制御部204は、変更部202から、現行モード241、スピーカ音量テーブル242、および受話音量テーブル243が更新されるたびに、現在の音声出力モードおよび現在の音声レベルを示す通知を取得する構成であってもよい。これにより、音声入出力制御部204は、音声信号を取得する度に現在の音声出力モードおよび現在の音声レベルを確認せずとも、現在の音声出力モードおよび現在の音声レベルを認識することができる。
(親機1と受話子機2との情報のやり取り)
次に、親機1と受話子機2との情報のやり取りについて、図6に基づいて説明する。図6は、親機1と、受話子機2との情報のやり取り、および処理の流れの一例を示すシーケンス図である。本シーケンス図では、通話音声を出力する音声出力デバイスを、レシーバ25からスピーカ26に変更する場合の流れを示す。
まず、着呼時にユーザが受話子機を取る(オフフックする)と、通話が開始する。この場合、受話子機2(具体的には、変更部202)は、EPモードを示すモード通知と、受話音量テーブル243から特定可能である、レシーバ25から出力される現在の通話音声の音量レベルを示す情報(以下、単に「受話音量レベル」と称する)とを処理信号通信部212に出力する。また、モード変更部221は、現行モード241をEPモードとする。
処理信号通信部212は、取得したモード通知および受話音量レベルを、子機通信部21を介して親機1に送信する。これにより、親機1は、受話子機2の音声出力モードがEPモードであること、および、通話開始時点での受話音量レベルを認識することができる。親機1の処理信号通信部112は、受信した受話音量レベルを、子機音量レベル143として親機記憶部14に記憶する。また、モード変更部121は、受信したモード通知に従って、現行モード141をEPモードとする。
続いて、親機1の音量調整キーのうち、音量を上げるキーが押下されたとする。このとき、親機1の変更部102は、取得した操作信号に基づいて音量を上げるキーが押下されたことを示すキー押下通知を生成し、処理信号通信部112に出力する。処理信号通信部112は、取得したキー押下通知を、親機通信部15を介して受話子機2に送信する。
受話子機2の処理信号通信部212は、受信したキー押下通知をモード特定部222に出力する。モード特定部222は、現在の音声出力モードをEPモードと特定し、EPモードを示すモード通知、および、受信したキー押下通知を音量変更部223に出力する。音量変更部223は、取得したモード通知に応じたテーブル(この例では受話音量テーブル243)を読み出し、取得したキー押下通知が示す操作内容に従って、音量レベルを変更する(この例の場合、音量レベルを1段階上げる)。そして、更新通知を表示制御部203に出力するとともに、ACK通知を処理信号通信部212に出力する。
続いて、表示制御部203は、取得した更新通知に基づいて、音声出力モードがEPモードであること、および、変更後の音量レベルを特定し、音量変更画面を生成して子機表示部23に表示させる。また、処理信号通信部212は、取得したACK通知を親機1に送信する。
ACK通知を受信した親機1の処理信号通信部112は、該ACK通知をモード特定部122に出力する。モード特定部122は、現在の音声出力モードをEPモードと特定し、EPモードを示すモード通知、および、受信したACK通知を音量変更部123に出力する。音量変更部123は、子機音量レベル143を読み出し、変更部102が保持していたキー押下情報が示す操作内容に従って、音量変更画面の表示のために、音量レベルを変更する(この例の場合、音量レベルを1段階上げる)。そして、更新通知および取得したモード通知を表示制御部103に出力する。
続いて、表示制御部103は、取得したモード通知に基づいて、音声出力モードがEPモードであることを特定する。また、表示制御部103は、取得した更新通知に基づいて、変更後の音量レベルを特定する。表示制御部103は、特定したこれらの情報を用いて音量変更画面を生成して親機表示部13に表示させる。
以上により、親機1と受話子機2との両方において、EPモードにおける音量レベル(レシーバ25から出力される通話音声の音量レベル)が1段階大きくなったことが認識され、EPモードにおける音量レベルが1段階大きくなったことを示す音量変更画面が表示される。
続いて、受話子機2の音声出力モード切替キーが押下されたとする。このとき、受話子機2のモード変更部221は、現行モードをEPモードからSPモードへ変更する。これにより、通話音声の出力先がスピーカ26に変更される。また、モード変更部221は、SPモードを示すモード通知を表示制御部203および処理信号通信部212に出力する。さらに、変更部202が、スピーカ音量テーブル242から特定可能である、スピーカ26から出力される現在の通話音声の音量レベルを示す情報(以下、単に「スピーカ音量レベル」と称する)を処理信号通信部212に出力する。表示制御部203は、取得したモード通知に応じて、スピーカピクト(図4に示すピクト33)を子機表示部23に表示させる。
処理信号通信部212は、取得したモード通知およびスピーカ音量レベルを、子機通信部21を介して親機1に出力する。親機1の処理信号通信部112は、子機音量レベル143を受信したスピーカ音量レベルに更新する。また、モード変更部121は、受信したモード通知に従って、現行モード141をSPモードに変更するとともに、受信したモード通知を表示制御部103に出力する。表示制御部103は、取得したモード通知に応じて、スピーカピクト(図4に示すピクト33)を子機表示部23に表示させる。
続いて、受話子機2の音量調整キーのうち、音量を下げるキーが押下されたとする。このとき、受話子機2の変更部202は、取得した操作信号に基づいて音量を下げるキーが押下されたことを示すキー押下通知を生成し、処理信号通信部212に出力する。処理信号通信部212は、取得したキー押下通知を、子機通信部21を介して親機1に送信する。
親機1の処理信号通信部112は、受信したキー押下通知をモード特定部122に出力する。モード特定部122は、現在の音声出力モードをSPモードと特定し、SPモードを示すモード通知、および、受信したキー押下通知を音量変更部123に出力する。音量変更部123は、子機音量レベル143を読み出し、取得したキー押下通知が示す操作内容に従って、音量変更画面の表示のために、音量レベルを変更する(この例の場合、音量レベルを1段階下げる)。そして、更新通知および取得したモード通知を表示制御部103に出力するとともに、ACK通知を処理信号通信部112に出力する。
続いて、表示制御部103は、取得したモード通知に基づいて、音声出力モードがSPモードであることを特定する。また、表示制御部103は、取得した更新通知に基づいて、変更後の音量レベルを特定する。表示制御部103は、特定したこれらの情報を用いて音量変更画面を生成して親機表示部13に表示させる。また、処理信号通信部112は、取得したACK通知を受話子機2に送信する。
ACK通知を受信した受話子機2の処理信号通信部212は、該ACK通知をモード特定部222に出力する。モード特定部222は、現在の音声出力モードをSPモードと特定し、SPモードを示すモード通知、および、受信したACK通知を音量変更部223に出力する。音量変更部223は、モード通知に従ってスピーカ音量テーブル242を読み出し、変更部202が保持していたキー押下情報が示す操作内容に従って、音量レベルを変更する(この例の場合、音量レベルを1段階下げる)。そして、更新通知を表示制御部203に出力する。
続いて、表示制御部203は、取得した更新通知に基づいて、音声出力モードがEPモードであること、および、変更後の音量レベルを特定し、音量変更画面を生成して子機表示部23に表示させる。
以上により、親機1と受話子機2との両方において、SPモードにおける音量レベル(スピーカ26から出力される通話音声の音量レベル)が1段階小さくなったことが認識され、SPモードにおける音量レベルが1段階小さくなったことを示す音量変更画面が表示される。
(電話機100が実行する処理の流れ)
次に、電話機100が実行する音量調整画面表示処理の流れについて、図7に基づいて説明する。図7は、音量調整画面表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図7は、図6で示したように、ユーザがオフフックをしたことにより、受話子機2を用いて通話を行なう場合の、親機1の処理の流れを示している。受話子機2を用いずに通話を行なう例(換言すれば、親機SPモードで通話を行なう例)については後述する。
まず、親機1の処理信号通信部112は、受話子機2からのモード通知および音量レベルを示す情報の受信を待機している(ステップS1、以下「ステップ」を省略)。モード通知および音量レベルを示す情報を受信すると(S1でYES)、処理信号通信部112は、受信した音量レベルを子機音量レベル143として親機記憶部14に記憶し、処理信号通信部112からモード通知を取得したモード変更部121は通知されたモードを記憶する(S2)。具体的には、モード変更部121は、取得したモード通知に従って、現行モード141が示す音声出力モードを変更する。一方、モード通知および音量レベルを受信しない場合(S1でNO)、音量調整画面表示処理はS2を省略してS3に進む。
また、変更部102(具体的には、モード特定部122)は、親機操作部12の音量調整キーが押下されたことを示す操作信号、または、受話子機2から送信されたキー押下通知のいずれかを待機する状態となっている(S3、S5)。なお、音量調整キーが押下されたことを示す操作信号を取得した場合(S3でYES)、変更部102は操作信号に応じたキー押下情報を一時的に保持するとともに、キー押下通知を処理信号通信部112に出力する。処理信号通信部112は、取得したキー押下通知を受話子機2に送信する(S4)。そして、処理信号通信部112は、受話子機2でキー押下通知に従って音量レベルの変更が行われたことを示すACK通知の受信を待機する状態となる。ACK通知を受信すると、処理信号通信部112は、該ACK通知を変更部102に出力する。なお、処理信号通信部112が受話子機2からキー押下通知を受信し、該通知を変更部102が取得した場合(S5でYES)、S4の処理は省略される。また、音量変更キーの押下を受け付けていない場合(S3でNO)で、受話子機2からキー押下通知を受信していない場合(S5でNO)、音量調整画面表示処理はS1に戻る。
続いて、変更部102のモード特定部122は、現行モード141を読み出し、現在の音声出力モードを特定する。そして特定したモード通知を音量変更部123に出力する。なお、キー押下通知を受信している場合、モード特定部122は、モード通知とともにキー押下通知を音量変更部123に出力する。音量変更部123は、子機音量レベル143を読み出し、取得したキー押下通知、または変更部102が保持しているキー押下情報に応じて子機音量レベル143が示す音量レベルを変更する(S6)。なお、上述したように、この音量レベルの変更は、音量変更画面の表示のための変更であり、受話子機2から出力される通話音声の音量を変更するための変更ではない。そして、音量変更部123は、子機音量レベル143を更新したことを示す更新通知と、取得したモード通知とを表示制御部103に出力する。
表示制御部103は、取得したモード通知がEPモードを示すか、またはSPモードを示すかを判定する(S7)。モード通知がEPモードを示すと判定した場合(S7でEP)、表示制御部103は受話音量の音量レベルを示す画面を親機表示部13に表示させる(S8、音量変更表示ステップ)。具体的には、子機音量レベル143から変更後の(現在の)音量レベルを特定し、該音量レベルを示す音量レベル32を表示データ144から読み出す。また、変更した音量レベルが、レシーバ25から出力される通話音声の音量レベルであることを示すテキスト31を読み出す。そして、図4の(b)に示す、テキスト31および音量レベル32を含む画面を親機表示部13に表示させる。
一方、モード通知がSPモードを示すと判定した場合(S7でSP)、表示制御部103はスピーカ音量の音量レベルを示す画面を親機表示部13に表示させる(S9、音量変更表示ステップ)。具体的には、子機音量レベル143から変更後の(現在の)音量レベルを特定し、該音量レベルを示す音量レベル32を表示データ144から読み出す。また、変更した音量レベルが、スピーカ26から出力される通話音声の音量レベルであることを示すテキスト34を読み出す。そして、図4の(d)に示す、テキスト34および音量レベル32を含む画面を親機表示部13に表示させる。
なお、表示制御部103は、S8およびS9で親機表示部13に表示させた画面(音量変更画面)を、所定時間経過後に、通話中であることを示す画面(図4の(a)および(b)参照)に変更する。そして、電話機100は、上述したS1〜S9までの処理を、通話終了(S10でYES)となるまで繰り返す。
(親機SPモードを含めた動作)
続いて、親機SPモードを含めた電話機100の動作について、図8および図9に基づいて説明する。図8は、親機SPモードを含む、親機1と、受話子機2との情報のやり取り、および処理の流れの一例を示すシーケンス図である。また、図9は、音量変更画面の別の例を示す図である。
まず、親機SPモードを含む、親機1と受話子機2との情報のやり取りについて、図8に基づいて説明する。なお、図8の「オフフック(通話開始)」から「音声出力モード切替キー押下」までについては、図6と同様であるため、ここでの説明を省略する。
親機1において、音声出力モード切替キー(換言すれば、親機SPモードを有効にするボタンB4)が押下されたとき、親機1のモード変更部121は、現行モードをEPモードから親機SPモードへ変更する。これにより、音声信号通信部111は、音声信号の出力先を親機通信部15から音声入出力制御部104に変更し、以降の通話音声がスピーカ16から出力されるようになる。また、モード変更部121は、親機SPモードを示すモード通知を表示制御部103に出力する。表示制御部103は、取得したモード通知に応じて、スピーカピクト(図4に示すピクト33)を親機表示部13に表示させる。
続いて、図示のように、親機操作部12の音量調整キーのうち、音量を下げるキーが押下されたとする。このとき、親機1のモード特定部122は、現在の音声出力モードを親機SPモードと特定し、親機SPモードを示すモード通知を音量変更部123に出力する。音量変更部123は、スピーカ音量テーブル142を読み出し、変更部102が保持していたキー押下情報が示す操作内容に従って、音量レベルを変更する(この例の場合、音量レベルを1段階下げる)。そして、更新通知を表示制御部103に出力する。
続いて、表示制御部103は、取得した更新通知に基づいて、音声出力モードが親機SPモードであること、および、変更後の音量レベルを特定し、音量変更画面を生成して親機表示部13に表示させる。
以上により、親機1において、親機SPモードにおける音量レベルが1段階小さくなったことを示す音量変更画面が表示される。
なお、図示してはいないが、着呼時にオフフックに代えて、ボタンB4を押下することにより通話を開始した場合の処理について説明する。この場合、親機1(具体的には、変更部102)は、親機SPモードを示すモード通知と、スピーカ音量テーブル142から特定可能である、スピーカ音量レベルとを処理信号通信部112に出力する。また、モード変更部121は、現行モード141を親機SPモードとする。
なお、上述した実施形態1では、SPモードにおける音量変更画面と、親機SPモードにおける音量変更画面とは、同じテキスト34、すなわち「スピーカ音量レベル」というテキストを含むものとして説明した。しかしながら、これらのモードにおける音量変更画面は上述した例に限定されない。具体的には、SPモードにおける音量変更画面と、親機SPモードにおける音量変更画面とは、それぞれ異なるテキストを含むものであってもよい。該テキストは、SPモードと親機SPモードとを区別することができる者であれば特に限定されないが、例えば、図9に示すものであってもよい。
すなわち、図9の(a)に示すように、SPモードにおける音量変更画面は、「子機スピーカ音量」というテキスト34aを含むものであってもよい。また、図9の(b)に示すように、親機SPモードにおける音量変更画面は、「親機スピーカ音量」というテキスト34bを含むものであってもよい。これにより、ユーザは音量変更画面を見るだけで、音量レベルが変更された音声出力デバイスが、スピーカ16であるのか、またはスピーカ26であるのかを認識することができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図1、および図10〜図13に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(本実施形態の概要)
まず、本実施形態に係る電話機100が実行する処理の概要について、図10に基づいて説明する。図10は、電話機100が実行する処理の概要を示す画面遷移図である。
本実施形態に係る電話機100は、所定の音量値の範囲(第2の数値範囲)の最小値がEPモードの所定の音量値の範囲(第1の数値範囲)の最小値より大きく、最大値が、EPモードの所定の音量値の範囲(第1の数値範囲)の最大値より大きいモードである音量大モード(第2の音量変更モード)を有する。すなわち、電話機100において音量大モードが有効である場合、音量レベルが同じであっても、EPモードより大きい音量で音声が出力される。また、電話機100の親機操作部12および子機操作部22は、EPモードにおいて音量大モードの有効と無効とを切替える音量大キーを含む。例えば、音量大キーは図3に示すボタンB2およびb3であるが、この例に限定されるものではない。
EPモードでの通話中、すなわち図10の(a)に示す画面が表示された状態で、電話機100のユーザが音量大キーを押下すると、音量大モードが有効となり、レシーバ25から出力される通話音声の音量が大きくなる。電話機100は、この処理とともに、親機表示部13に音量大モードが有効であることを示すピクト35を表示させる(図10の(b)参照)。一方、音量大モードが有効である状態で電話機100のユーザが音量大キーを押下すると、音量大モードが無効となり、図10の(a)に示す画面が再度表示される。換言すれば、電話機100のユーザは音量大キーを押下することにより、音量大モードと、通常音量モード(第1の音量変更モード)とを切り替えることができる。
音量大モードを有効とした状態での通話中、すなわち図7の(b)に示す画面が表示された状態で、電話機100のユーザが音量調整キーを押下すると、押下されたボタンに従って、レシーバ25から出力される通話音声の音量が大きく、または小さくなる。なお、この音量の調整は、音量大モードにおける音量値の範囲内(数値範囲内)で行われる。電話機100は、この処理とともに、図7の(d)に示す音量変更画面を親機表示部13に表示させる。
図7の(d)に示すように、音量大モードでの音量変更画面は、「受話音量」と記載されたテキスト31と、変更後の音量を示す音量レベル32aと、ピクト35とを含む。図7の(d)に示す音量レベル32aは、図7の(c)に示す音量レベル32、すなわち、EPモードにおいて音量大モードが無効である場合の音量変更画面の音量レベル32と異なり、音量レベルを示す四角形の高さが高くなっている。このように、音量大モードが有効である場合に、無効である場合の音量レベル32と異なる態様の画像を表示させることで、音量大モードの音量値の範囲で音量を変更したことをユーザに認識させることができる。
なお、図7の(d)において、ピクト35を表示させることは必須ではない。ピクト35が表示されない構成であっても、音量大モードにおける音量変更画面には、音量大モードが無効である場合の音量レベル32と異なる態様の音量レベル32aが表示されるため、ユーザは変更された音量が音量大モードにおける通話音声の音量であることを認識することができる。
また、図10に示す各画面は、子機表示部23にも表示されてもよい。また、子機表示部23に表示される画面は、図10に示す各画面と同内容の画面であれば、図10に示す画面と異なっていてもよい。ただし音量変更画面は、少なくとも、音声を出力している音声出力デバイスを特定する情報(テキスト)と、変更後の音量を示す情報(音量レベル)とを含む。
(本実施形態特有の要部構成)
次に、本実施形態特有の要部構成について図1に基づいて説明する。まず、本実施形態に係るモード変更部121は、音量大モードを有効または無効にする操作信号を取得すると、現行モード141を読み出し、現在の音声出力モードがEPモードであるか否かを判定する。そして、EPモードである場合、音量大モードを示すフラグを有効または無効にする。すなわち、本実施形態に係る現行モード141は、EPモードを示す情報に、音量大モードを示すフラグがさらに対応付けられている。これは、現行モード241についても同様である。そして、音量大モードを有効または無効としたことを示すモード通知を、処理信号通信部112および表示制御部103に出力する。なお、モード変更部121は、現在の音声出力モードがSPモードまたは親機SPモードである場合、処理を終了する。すなわち、本実施形態に係る電話機100は、音声出力モードがSPモードまたは親機SPモードである場合、音量大モードを有効にしない(換言すれば、SPモードおよび親機SPモードには、音量大モードが存在しない)。
また、本実施形態に係るモード変更部121は、音量大モードを有効または無効にする処理信号を取得する(すなわち、受話子機2から受信した、音量大モードを示すモード通知、または、通常のEPモードを示すモード通知を取得する)と、現行モード141を読み出し、音量大モードを示すフラグを有効または無効にし、取得したモード通知を表示制御部103に出力する。そして、音量大モードを有効または無効としたことを示すACK通知を生成し、処理信号通信部112に出力する。
本実施形態に係る処理信号通信部112は、音量大モードを有効または無効としたことを示すモード通知またはACKを取得すると、該モード通知またはACK通知を、親機通信部15を介して受話子機2に送信する。また、処理信号通信部112は、受話子機2から音量大モードを有効または無効としたことを示すACK通知とともに、音量大モードにおける現在の受話音量レベルを示す情報を受信すると、該情報を子機音量レベル143として親機記憶部14に記憶する。
本実施形態に係る表示制御部103は、モード変更部121から、音量大モードを有効または無効にするモード通知を取得すると、該モード通知に従って、ピクト35(図10参照)を表示または非表示とする。具体的には、モード通知が音量大モードを無効とする通知である場合、ピクト35を非表示とする。一方、モード通知が音量大モードを有効とする通知である場合、ピクト35を親機表示部13に表示させる。なお、表示制御部103による音量変更画面の表示処理は、音量大モードが有効である場合に、音量レベル32が音量レベル32aに置き換わる他は、実施形態1で説明した処理と同様であるため、ここでの説明を省略する。また、本実施形態に係る表示制御部203の処理についても、モード通知の出力元がモード変更部221に変わる他は、上述した表示制御部103と同様である。
本実施形態に係るモード変更部221は、音量大モードを有効または無効にする操作信号を取得すると、現行モード241を読み出し、現在の音声出力モードがEPモードであるか否かを判定する。そして、EPモードである場合、音量大モードを示すフラグを有効または無効にする。そして、音量大モードを有効または無効としたことを示すモード通知を、処理信号通信部112および表示制御部103に出力する。なお、モード変更部121は、現在の音声出力モードがSPモードである場合、処理を終了する。
また、本実施形態に係るモード変更部221は、音量大モードを有効または無効にする処理信号を取得する(すなわち、親機1から受信した、音量大モードを示すモード通知、または、通常のEPモードを示すモード通知を取得する)と、現行モード241を読み出し、音量大モードを示すフラグを有効または無効にし、取得したモード通知を表示制御部203に出力する。そして、音量大モードを有効または無効としたことを示すACK通知を生成し、処理信号通信部212に出力する。
本実施形態に係る変更部202は、音量大モードを有効または無効にする操作信号または処理信号を取得すると、受話音量テーブル243から対応する受話音量テーブルを読み出す。すなわち、操作信号または処理信号が、音量大モードを有効とするものである場合、音量大モードに対応する受話音量テーブルを読み出す。一方、操作信号または処理信号が、音量大モードを無効とするものである場合、通常のEPモードに対応する受話音量テーブルを読み出す。そして、読み出した受話音量テーブル243から、現在の受話音量レベルを特定し、処理信号通信部212に出力する。
ここで、本実施形態に係る受話音量テーブル243の詳細について、図11に基づいて説明する。図11は、本実施形態に係る受話音量テーブル243のデータ構造の一例を示す図である。図示のように、本実施形態に係る受話音量テーブル243は、2つのテーブルを含む。図11の(a)に示すテーブルは、音量大モードが無効である場合の受話音量テーブル243aであり、図11の(b)に示すテーブルは、音量大モードが有効である場合の受話音量テーブル243bである。なお、受話音量テーブル243aは、実施形態1にて説明した受話音量テーブル243(図5の(b)参照)と同様であるため、ここでの説明を省略する。
受話音量テーブル243bは、そのデータ構造は受話音量テーブル243aと同様である。ただし、受話音量テーブル243bでは、各受話音量レベルに対応付けられている音量値が、受話音量テーブル243aにおいて、同じ受話音量レベルに対応付けられている音量値より大きい(図示の例では、全ての音量レベルにおいて、10dB大きいが、この例に限定されるものではない)。例えば、受話音量テーブル243aにおいて、受話音量レベル「3」に対応付けられている音量値は「54」である。一方、受話音量テーブル243bにおいて、受話音量レベル「3」に対応付けられている音量値は「64」であり、受話音量テーブル243aにおいて受話音量レベル「3」に対応付けられている音量値より大きい。換言すれば、受話音量テーブル243bは、音量値の範囲の最小値が、受話音量テーブル243aの音量値の範囲の最小値より大きく、音量値の範囲の最大値が、受話音量テーブル243aの音量値の範囲の最大値より大きくなっている。これにより、本実施形態に係る電話機100(具体的には、受話子機2の音声入出力制御部204)は、音量大モードが有効である場合、音量大モードが無効である場合に比べて大きい音量で、レシーバ25から通話音声を出力させることができる。
本実施形態に係る音量変更部223は、音量大モードが無効である場合において、受話音量テーブル243aにおける音量レベルを変更すると、受話音量テーブル243b(すなわち、音量大モード時に使用する受話音量テーブル)における音量レベルも、同様に変更する。一方、音量変更部223は、音量大モードが有効である場合において、受話音量テーブル243bにおける音量レベルを変更すると、受話音量テーブル243a(すなわち、音量大モードが無効である場合に使用する受話音量テーブル)における音量レベルも同様に変更する。
つまり、受話音量テーブル243aおよび受話音量テーブル243bは、常に同じ音量レベルのレコードにおいて、現在の音量レベルを示すフラグである「○」が対応付けられている。上述したように、受話音量テーブル243bにおいて、ある音量レベルに対応付けられている実際の音量値は、受話音量テーブル243aにおいて同じ音量レベルに対応付けられている音量値より大きい。そのため、上記のように、いずれかの受話音量テーブル243において音量レベルを変更したとき、もう一方の受話音量テーブルでも同様に音量レベルを変更することで、音量大モードを有効にしたとき、実際に出力される通話音声の音量が必ず大きくなる。また、音量大モードを無効にしたとき、実際に出力される通話音声の音量が必ず小さくなる。
本実施形態に係る処理信号通信部212は、音量大モードを有効または無効としたことを示すモード通知またはACK通知、および、現在の音量レベルを示す情報を取得すると、該通知および情報を、子機通信部21を介して親機1に送信する。これにより、親機1は、レシーバ25から出力される、現在の通話音声の音量レベルを認識することができる。
(電話機100が実行する処理の流れ)
次に、本実施形態に係る電話機100が実行する音量調整画面表示処理について、図12に基づいて説明する。図12は、音量調整画面表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。なお、図12に示すS11〜S17、およびS21〜S22はそれぞれ、実施形態1で説明したS1〜S7、およびS9〜S10(図7参照)と同様であるため、ここでの説明を省略する。
表示制御部103が、モード通知がEPモードを示すと判定した場合(S17でEP)、表示制御部103はさらに、モード通知を参照して、音量大モードが有効であるか否かを判定する(S18)。音量大モードが有効であると判定した場合(S18でYES)、表示制御部103は受話音量(音量大モード有効)の音量レベルを示す画面を親機表示部13に表示させる(S20)。具体的には、子機音量レベル143から変更後の(現在の)音量レベルを特定し、該音量レベルを示す音量レベル32aを表示データ144から読み出す。また、変更した音量レベルが、レシーバ25から出力される通話音声の音量レベルであることを示すテキスト31を読み出す。そして、図10の(d)に示す、テキスト31および音量レベル32aを含む画面を親機表示部13に表示させる。
一方、音量大モードが無効であると判定した場合(S18でNO)、表示制御部103は受話音量(音量大モード無効)の音量レベルを示す画面を親機表示部13に表示させる(S19)。具体的には、子機音量レベル143から変更後の(現在の)音量レベルを特定し、該音量レベルを示す音量レベル32を表示データ144から読み出す。また、変更した音量レベルが、レシーバ25から出力される通話音声の音量レベルであることを示すテキスト31を読み出す。そして、図10の(c)に示す、テキスト31および音量レベル32を含む画面を親機表示部13に表示させる。
〔実施形態3〕
(実施形態2の変形例)
次に、本実施形態の変形例について、図13に基づいて説明する。図13は、音量レベルのバリエーションを示す図である。
本実施形態に係る電話機100の親機表示部13に表示される音量レベルは、図13の(a)に示す音量レベル32bであってもよい。この例の場合に、電話機100において音量大モードが有効であるときの音量レベルは、図13の(b)に示すように、各レベルを示す図形の高さが高くなっている音量レベル32cとなる。なお、図13の(a)に示す音量レベル32bは、実施形態1にて音量レベル32に代えて使用されてもよい。
また、本実施形態に係る電話機100の親機表示部13に表示される音量レベルは、図13の(c)および(d)に示す音量レベル32dであってもよい。すなわち、表示制御部103は、音量大モードが無効である場合、図13の(c)に示すように、音量レベル32dの「小」側の5つの四角形のみを用いて音量レベルをユーザに示す。一方、表示制御部103は、音量大モードが有効である場合、図13の(d)に示すように、音量レベル32dの「大」側の5つの四角形のみを用いて音量レベルをユーザに示す。
なお、図13で示す音量レベル32b〜32dは一例であり、音量大モードが有効または無効である場合の音量レベルは、異なる態様の画像であればよく、図示の例に限定されない。また、図13に示す各画面は、子機表示部23に表示されてもよい。
また、上述したように、本実施形態に係る電話機100は、EPモードにおいてのみ音量大モードの有効および無効の切り替えが可能であり、SPモードおよび親機SPモードにおいては音量大モードを有効とすることができない構成となっている。これは、SPモードおよび親機SPモードにおいて音量大モードを有効とすると、ハウリングによって通話音声が聞き難いものとなってしまうおそれがあるためである。ただし、本実施形態に係る電話機100はこの構成に限定されず、SPモードおよび親機SPモードにおいても音量大モードの有効および無効を切り替えることができる構成であってもよい。なお、この例の場合、電話機100は、通話音声のハウリングを抑える構成を備えることが好ましい。
〔実施形態4〕
本発明のさらに別の実施形態について、図1、図14〜図16に基づいて説明すれば、以下のとおりである。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(本実施形態の概要)
まず、本実施形態に係る電話機100が実行する処理の概要について、図1、図14および図15に基づいて説明する。図14および図15は、電話機100が実行する処理の概要を示す画面遷移図である。
本実施形態に係る電話機100は、図1に示す通話相手の電話機4(以下、電話機4)の音声出力部41から出力される通話音声(以下、相手側通話音声)の音量を調整するモード(以下、相手受話音量変更モード)を有し、該モードが有効であるとき、相手側通話音声の音量を調整することができる。
具体的には、図14の(a)に示す画面が表示された状態(すなわち、電話機100を用いた通話を行なっている状態)において、相手受話音量変更モードを開始するためのユーザ操作を受け付けると、電話機100は相手受話音量変更モードを開始する。なお、本実施形態において、該ユーザ操作は、相手受話音量変更キーの押下であるが、相手受話音量変更モードを開始するユーザ操作はこの例に限定されない。また例えば、相手受話音量変更キーは図3に示すボタンB3およびb4であるが、この例に限定されるものではない。
相手受話音量変更キーが押下されたことにより、相手受話音量変更モードが開始されると、親機表示部13には図14の(b)に示す画面が表示される。該画面は、相手側通話音声の音量を大きくする場合の操作と、小さくする場合の操作とを示すテキストが表示された、いわゆるガイダンス画面である。ユーザは、このガイダンス画面を提示されることにより、相手側通話音声の音量の調整方法を認識することができる。
なお、図示の例では、相手側通話音声の音量を大きくする場合、テンキーを「1」、「2」の順番で押下し、相手側通話音声の音量を小さくする場合、テンキーを「1」、「3」の順番で押下することが示されている。しかしながら、相手側通話音声の音量を調整するための操作はこの例に限定されない。
ユーザが図14の(b)に示すガイダンス画面のとおりの操作を行うと、親機表示部13には、図14の(c)または図14の(d)に示す画面が表示される。該画面は、相手側通話音声の音量を調整する処理を実行するか否かをユーザに確認するテキストが表示された、いわゆる変更確認画面である。この変更確認画面を表示させることにより、ユーザが誤って相手側通話音声を大きくしたり、または小さくしたりしてしまうことを防ぐことができる。図示の変更確認画面は、相手側通話音声の音量の変更を了承する了承操作と、相手側通話音声の音量の変更を拒否する拒否操作とを示すテキストが表示されている。なお、図示の例では、了承操作がテンキーの「1」の押下であり、拒否操作がテンキーの「2」の押下であるが、了承操作および拒否操作はこの例に限定されるものではない。
電話機100は、ユーザの了承操作を受け付けると、DTMF(Dual Tone Multi Frequency)信号(音量変更信号)で相手側通話音声の音量を変更するための情報を電話機4(相手電話機)に送信する。すなわち電話機100は、ユーザの了承操作を受け付けると、相手受話音量変更モードにおいて、テンキーの「1」および「2」がこの順番で押下されたことを示す情報、または、テンキーの「1」および「3」がこの順番で押下されたことを示す情報を電話機4に送信する。これにより、電話機4がDTMF信号を受信すると、DTMF信号に含まれる情報に従って、相手側通話音声の音量が大きく、または小さくなる。
DTMF信号を電話機4に送信すると、電話機100は、図15の(a)に示すように、その旨を示す画面を親機表示部13に表示させる。一方、通話相手の電話機は、相手側通話音声の音量を変更すると、変更後の相手側通話音声の音量を示す情報を含むDTMF信号(変更後音量信号)を電話機100へ送信する。該情報は、変更後の相手側通話音声の音量を示すものであれば特に限定されないが、例えば、変更後の相手側通話音声の音量が、5段階中の「3」である場合、「3」、「5」という情報である。
電話機100は、電話機4から送信されたDTMF信号を受信すると、図15の(b)に示すように、変更後の相手側通話音声の音量を示す音量変更画面を親機表示部13に表示させる。該画面は、「通話相手音量」と記載されたテキスト36と、変更後の音量を示す音量レベル32とを含む。このように、本実施形態に係る電話機100は、親機表示部13にテキスト36を表示させることにより、電話機4の音声出力部41から出力される通話音声の音量を変更したことをユーザに認識させることができる。
なお、図15の(a)に示す画面を親機表示部13に表示させることは必須ではない。すなわち、本実施形態に係る電話機100は、DTMF信号を受信するまでは、図14の(c)または(d)に示す変更確認画面を親機表示部13に表示させておき、DTMF信号を受信したしたとき、図15の(b)に示す音量変更画面を親機表示部13に表示させてもよい。
また、図14および図15に示す各画面は、子機表示部23にも表示されてもよい。また、子機表示部23に表示される画面は、図14および図15に示す各画面と同内容の画面であれば、図14および図15に示す画面と異なっていてもよい。ただし音量変更画面は、少なくとも、音声を出力している音声出力デバイスを特定する情報(テキスト)と、変更後の音量を示す情報(音量レベル)とを含む。
(本実施形態特有の要部構成)
次に、本実施形態特有の要部構成について図1に基づいて説明する。まず、本実施形態に係る変更部102は、相手受話音量変更モードを有効にする操作信号または処理信号を取得した場合、相手受話音量変更モードを開始する。また、変更部102は、相手受話音量変更モードを有効または無効にする操作信号または処理信号や、相手受話音量変更モードが有効である場合に、相手側通話音声の音量を調整したり、該調整を了承または拒否したりする操作信号または処理信号を取得すると、表示制御部103にその旨を通知する。また、変更部102は、相手受話音量変更モードを有効または無効にする操作信号、および、相手受話音量変更モードが有効である場合に、相手側通話音声の音量を調整したり、該調整を了承または拒否したりする操作信号を取得した場合、処理信号通信部112にもその旨を通知する。
なお、本実施形態に係る変更部202も同様の処理を行う。すなわち、本実施形態に係る変更部202は、相手受話音量変更モードを有効または無効にする操作信号または処理信号や、相手受話音量変更モードが有効である場合に、相手側通話音声の音量を調整したり、音量の調整を了承または拒否したりする操作信号または処理信号を取得すると、表示制御部203にその旨を通知する。また、変更部202は、相手受話音量変更モードを有効または無効にする操作信号、および、相手受話音量変更モードが有効である場合に、相手側通話音声の音量を調整したり、該調整を了承または拒否したりする操作信号を取得した場合、処理信号通信部212にもその旨を通知する。
本実施形態に係る表示制御部103は、変更部102から取得した通知に従って、親機表示部13に表示される表示画面を変更する。具体的には、表示制御部103は、相手受話音量変更モードを有効にする旨の通知を取得すると、表示データ144から該通知に対応するテキストを読み出し、該テキストを含む表示画面(ガイダンス画面)を生成して親機表示部13に表示させる(図14の(b)参照)。
また、表示制御部103は、ガイダンス画面を親機表示部13に表示させている状態で、相手側通話音声の音量を調整する(音量を大きくする、または小さくする)旨の通知を取得すると、表示データ144から該通知に対応するテキストを読み出し、該テキストを含む表示画面(変更確認画面)を生成して親機表示部13に表示させる(図14の(c)および(d)参照)。
また、表示制御部103は、処理信号通信部112から、DTMF信号を送信したことを示す通知を取得すると、表示データ144から該通知に対応するテキストを読み出し、該テキストを含む表示画面を生成して親機表示部13に表示させる(図15の(a)参照)
また、表示制御部103は、処理信号通信部112から、変更後の相手側通話音声の音量を示す情報を取得すると、表示データ144からテキスト36を読み出すとともに、取得した情報が示す音量に合致する音量レベル32を読み出す。そして、読み出したテキスト36および音量レベル32から変更後の相手側通話音声の音量を示す音量変更画面を生成し、親機表示部13に表示させる(図15の(b)参照)。
なお、本実施形態に係る表示制御部203も同様の処理を行う。すなわち、本実施形態に係る表示制御部203は、変更部102から取得した通知に従って、表示データ244から該通知に対応するテキストを読み出し、上述したガイダンス画面や変更確認画面を生成して、子機表示部23に表示させる。また、表示制御部203は、処理信号通信部212から取得した情報に従って、表示データ244からテキスト36、および、該情報が示す音量に合致する音量レベル32を読み出し、上述した音量変更画面を生成して、子機表示部23に表示させる。
本実施形態に係る処理信号通信部112は、変更部102から取得した通知が、相手受話音量変更モードを有効あるいは無効にする操作信号、または、相手受話音量変更モードが有効である場合に、相手側通話音声の音量を調整する操作信号を取得した旨を示す通知である場合、親機通信部15を介して、該通知を受話子機2に送信する。
また、本実施形態に係る処理信号通信部112は、変更部102から取得した通知が、相手側通話音声の音量の調整を了承する操作信号を取得した旨を示す通知である場合、または、該通知を受話子機2から受信した場合、送受信部11を介して、相手側通話音声の音量を変更するための情報を含むDTMF信号を交換機3に送信する。これにより、該DTMF信号が交換機3を介して電話機4に送信され、電話機4において、相手側通話音声の音量が調整される。処理信号通信部112は、DTMF信号を送信すると、その旨を示す通知を表示制御部103に出力する。
また、本実施形態に係る処理信号通信部112は、送受信部11から、電話機4から送信されたDTMF信号を取得した場合、該DTMF信号に含まれる、変更後の相手側通話音声の音量を示す情報を表示制御部103に出力するとともに、親機通信部15を介して、受話子機2に送信する。
また、本実施形態に係る処理信号通信部212は、変更部202から取得した通知を、子機通信部21を介して親機1に送信する。また、処理信号通信部212は、変更後の相手側通話音声の音量を示す情報を受信した場合、該情報を表示制御部203に出力する。
(電話機100が実行する処理の流れ)
次に、電話機100が実行する音量調整画面表示処理の流れについて、図16に基づいて説明する。図16は、音量調整画面表示処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、変更部102は、相手受話音量変更モードの開始操作が行われたことに基づく、該操作を示す操作信号または処理信号を待機する状態となっている(S31)。これらの信号を取得した場合(S31でYES)、変更部102は、相手受話音量変更モードを開始し、これらの信号を取得した旨を表示制御部103に通知する。そして、表示制御部103は、変更部102からの通知を受けると、ガイダンス画面(図14の(b)参照)を親機表示部13に表示させる(S32)。
続いて、変更部102は、表示制御部103に通知を出力すると、相手受話音量、すなわち、相手側通話音声の音量の変更操作が行われたことに基づく、該操作を示す操作信号または処理信号を待機する状態となっている(S33)。これらの信号を取得した場合(S33でYES)、変更部102は、これらの信号を取得した旨を表示制御部103に通知する。そして、表示制御部103は、変更部102からの通知を受けると、変更内容に応じた変更確認画面(図14の(c)および(d)参照)を親機表示部13に表示させる(S34)。
続いて、変更部102は、表示制御部103に通知を出力すると、変更の了承操作、または拒否操作に基づく、操作信号または処理信号を待機する状態となっている(S35およびS40)。変更の了承操作に基づく信号を取得した場合(S35でYES)、変更部102は処理信号通信部112にその旨を通知する。そして、処理信号通信部112は、変更内容に応じたDTMF信号を電話機4へ送信し(S36)、表示制御部103にその旨を通知する。表示制御部103は、該通知を受けて、DTMF信号を送信したことを示す画面を表示する(S37)。
続いて、処理信号通信部112は、電話機4からのDTMF信号を待機する状態となる(S38)。DTMF信号を受信すると(S38でYES)、処理信号通信部112は、該信号に含まれる、変更後の相手側通話音声の音量を示す情報を表示制御部103に出力する。表示制御部103は、電話機4から出力される通話音声の音量レベル(通話相手音量の音量レベル)を示す画面を親機表示部13に表示させる(S39)。なお、表示制御部103は、S39で親機表示部13に表示させた画面(音量変更画面)を、所定時間経過後に、通話中であることを示す画面(図14の(a)参照)に変更する。
一方、変更の拒否操作に基づく信号を取得した場合(S40でYES)、音量調整画面表示処理は終了する。具体的には、変更部102は、該信号を取得すると、相手受話音量変更モードを終了する。そして、該信号を取得した旨を表示制御部103に通知する。表示制御部103は、変更部102からの通知に従って、通話中であることを示す画面(図14の(a)参照)を親機表示部13に表示させる。
〔実施形態5〕
(実施形態4の変形例)
上述した実施形態4では、電話機100は、親機表示部13にガイダンス画面が表示された状態で該画面に示された操作を受け付けた場合、変更確認画面を親機表示部13に表示する構成であった。しかしながら、本実施形態に係る電話機100において、変更確認画面を表示することは必須ではない。すなわち、電話機100は、親機表示部13にガイダンス画面が表示された状態で該画面に示された操作を受け付けた場合、変更確認画面を表示することなく、相手側通話音声の音量を変更するための情報を含むDTMF信号を電話機4に送信する構成であってもよい。
また、実施形態4にて説明した、通話相手の電話機4の音声出力部41から出力される通話音声の音量を変更する構成の適用例は、親機と無線通信し、親機の受話器として機能する受話子機2を備える電話機100に限定されない。具体的には、電話機本体とコードで接続された受話器を備える電話機に適用してもよい。
〔実施形態6〕
(各実施形態に共通の変形例)
上述した各実施形態では、音量調整キーが押下された場合、親機1は受話子機2に、音量を大きくするキーと、音量を小さくするキーとのいずれが押下されたかを示すキー押下通知を送信する構成であった。また、受話子機2も同様に、キー押下通知を親機1に送信する構成であった。しかしながら、親機1と受話子機2との間で、音量調整キーが押下された場合に送受信される情報はキー押下通知に限定されない。例えば、音量調整キーが押下された場合に、該キーの押下に基づく変更後の音量レベルを特定し、特定した音量レベルを示す情報を送受信する構成であってもよい。
また、各実施形態に係る電話機100は、キー押下通知を送信してから所定時間が経過してもACK通知を受信しなかった場合、音量レベルの変更ができなかったことを示す画面を親機表示部13や子機表示部23に表示させてもよいし、音量レベルの変更ができなかったことを示す音声を、スピーカ16やスピーカ26から出力させてもよい。
このような構成にすることにより、音量レベルの変更ができなかった場合に、親機1に記憶されている音量レベルと、受話子機2に記憶されている音量レベルとが一致しないという状況を防ぐことができる。
また、上述した各実施形態に係る電話機100では、受話子機2が、親機1との通信圏外に移動したとき、音量調整キーが押下されても、音量レベルの変更を行わない構成であることが好ましい。具体的には、音量変更部123および音量変更部223は、音量調整キーが押下されたことを示す操作信号を取得したとき、通信制御部101に、親機1と受話子機2とが通信可能であるか否かを判定させる。そして、通信不可能であると判定された場合、音量レベルの変更を行わず、処理を終了する。これにより、親機1に記憶されている音量テーブルの音量レベルと、受話子機2に記憶されている音量テーブルの音量レベル(すなわち、実際に出力される通話音声の音量レベル)とが一致しないという状況を防ぐことができる。
なお、通信不可能であると判定された場合、音量変更部123および音量変更部223はそれぞれ、表示制御部103および表示制御部203にその旨を通知し、音量レベルの変更ができなかったことを示す画面を親機表示部13や子機表示部23に表示させてもよい。また、音量変更部223は、通信不可能である旨を音声入出力制御部104や音声入出力制御部204に出力し、音量レベルの変更ができなかったことを示す音声を、スピーカ16やスピーカ26から出力させてもよい。
また、上述した各実施形態では、親機SPモードでは親機1と受話子機2との情報のやり取りを行わない構成を説明したが、本発明の電話機100はこの例に限定されない。例えば、親機SPモードにおいて、モード通知、キー押下通知、およびACK通知を親機1と受話子機2との間で送受信することにより、受話子機2において親機SPモードにおける音量変更画面を表示させてもよい。
〔実施形態7〕
(ソフトウェアによる実現例)
親機1および受話子機2の制御ブロック(特に親機制御部10および子機制御部20に含まれる各部)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、親機1および受話子機2は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る電話機(電話機100)は、親機(親機1)と、該親機と無線通信することによって、該親機の受話器として機能する子機(受話子機2)とを含む電話機であって、上記親機、上記子機、および通話相手が使用する電話機(電話機4)のうち、少なくとも1つに設けられた複数の音声出力部(スピーカ16、レシーバ25、スピーカ26、音声出力部41)のいずれかの音量が変更されたとき、上記音量が変更された上記音声出力部を示す音声出力部情報と、変更後の音量を示す変更後音量情報とを上記親機の表示部(親機表示部13)に表示させる音量変更表示部(表示制御部103)を備える。
上記の構成によれば、変更後の音量を示す変更後音量情報に加えて、音量の変更対象となる音量変更部を示す音声出力部情報を親機の表示部に表示させる。これにより、ユーザは、どの音声出力部から出力される音声の音量が変更されたのかを、親機の表示部の表示を見るだけで容易に認識することができる。なお、音声出力部情報としては、音声出力部の名称を示すテキストが一例として挙げられる。
本発明の態様2に係る電話機は、上記態様1において、上記複数の音声出力部は、上記子機に設けられたハンドセット用音声出力部(レシーバ25)、および、上記子機に設けられたハンズフリー用音声出力部(スピーカ26)を含んでもよい。
上記の構成によれば、音声出力部には子機に設けられたハンドセット用音声出力部と、ハンズフリー用音声出力部とが含まれるので、通話相手の音声の音量を変更したとき、ハンドセット用音声出力部またはハンズフリー用音声出力部のいずれかを示す音声出力部情報が表示される。これにより、ハンドセット通話とハンズフリー通話とが可能な電話機において、ユーザは、いずれの音声出力部から出力される通話相手の音声の音量が変更されたのかを、表示部の表示を見るだけで容易に認識することができる。なお、ハンドセット用音声出力部の一例としては、子機に設けられたレシーバが挙げられる。また、ハンズフリー用音声出力部の一例としては、子機に設けられたスピーカが挙げられる。
本発明の態様3に係る電話機は、上記態様2において、上記子機は、音量を変更する音量変更操作を受け付ける第1の音量変更操作部(子機操作部22)と、上記第1の音量変更操作部が受け付けた音量変更操作の内容に従って、上記ハンドセット用音声出力部または上記ハンズフリー用音声出力部から出力される音声の音量を変更する第1の音量変更部(音量変更部223)と、をさらに備え、上記音量変更表示部は、上記第1の音量変更部によって変更された後の音量を示す上記変更後音量情報を上記親機の表示部に表示させてもよい。
上記の構成によれば、子機において受け付けた音量変更操作によって、子機から出力される音声の音量を変更し、その変更内容を親機の表示部に表示させる。これにより、ユーザは子機への音量変更操作による音量の変更結果を、親機の表示部で確認することができる。
本発明の態様4に係る電話機は、上記態様2または3において、上記親機は、音量を変更する音量変更操作を受け付ける第2の音量変更操作部(親機操作部12)と、上記第2の音量変更操作部が受け付けた音量変更操作の内容を上記子機に通知する操作通知部(処理信号通信部112)と、をさらに備え、上記子機は、上記操作通知部から通知された音量変更操作の内容に従って、上記ハンドセット用音声出力部または上記ハンズフリー用音声出力部から出力される音声の音量を変更する第2の音量変更部(音量変更部223)をさらに備え、上記音量変更表示部は、上記第2の音量変更部によって変更された後の音量を示す上記変更後音量情報を上記親機の表示部に表示させてもよい。
上記の構成によれば、親機において受け付けた音量変更操作によって、子機から出力される音声の音量を変更し、その変更内容を親機の表示部に表示させる。これにより、ユーザは親機への音量変更操作によって、子機から出力される音声の音量を変更することができる。
本発明の態様5に係る電話機は、上記態様2から4のいずれかにおいて、上記子機に設けられた上記音声出力部を変更する出力先変更操作を、上記子機が受け付けたとき、変更後の上記音声出力部が、上記ハンドセット用音声出力部であるか、または上記ハンズフリー用音声出力部であるかを示す通知を、上記親機が上記子機から受信する通知受信部(処理信号通信部112)をさらに備え、上記音量変更表示部は、上記通知に応じた上記音声出力部情報を表示させてもよい。
上記の構成によれば、上記親機が上記子機から受信した、変更後の音声出力部が、ハンドセット用音声出力部であるか、またはハンズフリー用音声出力部であるかを示す通知に応じて、音声出力部情報を表示するので、子機にて通話相手の音声を出力している音声出力部を、正しく認識して、音声出力部情報を表示させることができる。
本発明の態様6に係る電話機は、上記態様1から5のいずれかにおいて、所定の第1の数値範囲内で音量が変更される第1の音量変更モードと、最小値が上記第1の数値範囲の最小値より大きく、最大値が上記第1の数値範囲の最大値より大きい所定の第2の数値範囲内で音量が変更される第2の音量変更モードとの間で、上記電話機のモードを切り替えるモード変更部(モード変更部121)をさらに備え、上記音量変更表示部は、上記モードが上記第1の音量変更モードであるか、または上記第2の音量変更モードであるかに応じた態様で、上記変更後音量情報を表示させてもよい。
上記の構成によれば、電話機のモードが第1の音量変更モードと、第2の音量変更モードとのいずれであるかに応じた態様で、変更後音量情報を表示させるので、電話機のユーザは、自身が行った音量の変更が、第1の音量変更モードにおける第1の数値範囲内での音量変更であるか、または、第2の音量変更モードにおける第2の数値範囲内での音量変更であるかを、変更後音量情報を見るだけで容易に認識することができる。
本発明の態様7に係る電話機は、上記態様1から6のいずれかにおいて、上記通話相手が使用する電話機である相手電話機の音声出力部の音量を変更するための音量変更信号を該相手電話機に送信する信号通信部(処理信号通信部112)をさらに備えてもよい。
上記の構成によれば、相手電話機の音声出力部の音量を変更するための音量変更信号を通話相手の電話機に送信するので、通話相手の電話機の音声出力部から出力される、電話機のユーザの音声の音量を、電話機への変更操作で変更することができる。
本発明の態様8に係る電話機は、上記態様7において、上記信号通信部は、上記音量変更信号に従って変更された、上記相手電話機の音声出力部の変更後の音量を示す変更後音量信号を受信し、上記音量変更表示部は、上記変更後音量信号に応じた上記変更後音量情報を表示させてもよい。
上記の構成によれば、相手電話機の音声出力部の変更後の音量を示す変更後音量信号を受信し、該信号に応じた変更後音量情報を表示させるので、電話機のユーザは、変更後音量情報を見るだけで相手電話機の音量が変更されたことを認識することができる。
本発明の態様9に係る電話機の制御方法は、親機と、該親機と無線通信することによって、該親機の受話器として機能する子機とを含む電話機の制御方法であって、上記親機、上記子機、および通話相手が使用する電話機のうち、少なくとも1つに設けられた複数の音声出力部のいずれかの音量が変更されたとき、上記音量が変更された上記音声出力部を示す音声出力部情報と、変更後の音量を示す変更後音量情報とを上記親機の表示部に表示させる音量変更表示ステップ(ステップS6、S8)を含む。上記の構成によれば、本態様に係る電話機の制御方法は、態様1に係る電話機と同様の作用効果を奏する。
本発明の各態様に係る電話機は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記電話機が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記電話機をコンピュータにて実現させる電話機の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 親機
2 受話子機(子機)
4 電話機(通話相手の電話機)
12 親機操作部(第2の音量変更操作部)
13 親機表示部(親機の表示部)
22 子機操作部(第1の音量変更操作部)
25 レシーバ(音声出力部)
26 スピーカ(音声出力部)
41 音声出力部
100 電話機
103 表示制御部(音量変更表示部)
112 処理信号通信部(操作通知部、通知受信部、信号通信部)
121 モード変更部
223 音量変更部(第1の音量変更部、第2の音量変更部)
S6 音量変更表示ステップ
S8 音量変更表示ステップ

Claims (9)

  1. 親機と、該親機と無線通信することによって、該親機の受話器として機能する子機とを含む電話機であって、
    上記親機、上記子機、および通話相手が使用する電話機のうち、少なくとも1つに設けられた複数の音声出力部のいずれかの音量が変更されたとき、上記音量が変更された上記音声出力部を示す音声出力部情報と、変更後の音量を示す変更後音量情報とを上記親機の表示部に表示させる音量変更表示部を備え、
    上記複数の音声出力部は、上記子機に設けられたハンドセット用音声出力部、および、上記子機に設けられたハンズフリー用音声出力部を含み、
    上記子機は、
    音量を変更する音量変更操作を受け付ける第1の音量変更操作部と、
    上記第1の音量変更操作部が受け付けた音量変更操作の内容に従って、上記ハンドセット用音声出力部または上記ハンズフリー用音声出力部から出力される音声の音量を変更する第1の音量変更部と、をさらに備え、
    上記音量変更表示部は、上記第1の音量変更部によって変更された後の音量を示す上記変更後音量情報を上記親機の表示部に表示させることを特徴とする電話機。
  2. 親機と、該親機と無線通信することによって、該親機の受話器として機能する子機とを含む電話機であって、
    上記親機、上記子機、および通話相手が使用する電話機のうち、少なくとも1つに設けられた複数の音声出力部のいずれかの音量が変更されたとき、上記音量が変更された上記音声出力部を示す音声出力部情報と、変更後の音量を示す変更後音量情報とを上記親機の表示部に表示させる音量変更表示部を備え、
    上記複数の音声出力部は、上記子機に設けられたハンドセット用音声出力部、および、上記子機に設けられたハンズフリー用音声出力部を含み、
    上記子機に設けられた上記音声出力部を変更する出力先変更操作を、上記子機が受け付けたとき、変更後の上記音声出力部が、上記ハンドセット用音声出力部であるか、または上記ハンズフリー用音声出力部であるかを示す通知を、上記親機が上記子機から受信する通知受信部をさらに備え、
    上記音量変更表示部は、上記通知に応じた上記音声出力部情報を表示させることを特徴とする電話機。
  3. 親機と、該親機と無線通信することによって、該親機の受話器として機能する子機とを含む電話機であって、
    上記親機、上記子機、および通話相手が使用する電話機のうち、少なくとも1つに設けられた複数の音声出力部のいずれかの音量が変更されたとき、上記音量が変更された上記音声出力部を示す音声出力部情報と、変更後の音量を示す変更後音量情報とを上記親機の表示部に表示させる音量変更表示部と、
    所定の第1の数値範囲内で音量が変更される第1の音量変更モードと、最小値が上記第1の数値範囲の最小値より大きく、最大値が上記第1の数値範囲の最大値より大きい所定の第2の数値範囲内で音量が変更される第2の音量変更モードとの間で、上記電話機のモードを切り替えるモード変更部と、を備え、
    上記音量変更表示部は、上記モードが上記第1の音量変更モードであるか、または上記第2の音量変更モードであるかに応じた態様で、上記変更後音量情報を表示させることを特徴とする電話機。
  4. 上記親機は、
    音量を変更する音量変更操作を受け付ける第2の音量変更操作部と、
    上記第2の音量変更操作部が受け付けた音量変更操作の内容を上記子機に通知する操作通知部と、をさらに備え、
    上記子機は、上記操作通知部から通知された音量変更操作の内容に従って、上記ハンドセット用音声出力部または上記ハンズフリー用音声出力部から出力される音声の音量を変更する第2の音量変更部をさらに備え、
    上記音量変更表示部は、上記第2の音量変更部によって変更された後の音量を示す上記変更後音量情報を上記親機の表示部に表示させることを特徴とする請求項1または2に記載の電話機。
  5. 上記通話相手が使用する電話機である相手電話機の音声出力部の音量を変更するための音量変更信号を該相手電話機に送信する信号通信部をさらに備えることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の電話機。
  6. 上記信号通信部は、上記音量変更信号に従って変更された、上記相手電話機の音声出力部の変更後の音量を示す変更後音量信号を受信し、
    上記音量変更表示部は、上記変更後音量信号に応じた上記変更後音量情報を表示させることを特徴とする請求項に記載の電話機。
  7. 親機と、該親機と無線通信することによって、該親機の受話器として機能する子機とを含む電話機の制御方法であって、
    上記親機、上記子機、および通話相手が使用する電話機のうち、少なくとも1つに設けられた複数の音声出力部のいずれかの音量が変更されたとき、上記音量が変更された上記音声出力部を示す音声出力部情報と、変更後の音量を示す変更後音量情報とを上記親機の表示部に表示させる音量変更表示ステップを含み、
    上記複数の音声出力部は、上記子機に設けられたハンドセット用音声出力部、および、上記子機に設けられたハンズフリー用音声出力部を含み、
    上記子機は、
    音量を変更する音量変更操作を受け付けるステップと、
    受け付けた音量変更操作の内容に従って、上記ハンドセット用音声出力部または上記ハンズフリー用音声出力部から出力される音声の音量を変更するステップと、をさらに含み、
    上記音量を変更するステップでは、変更された後の音量を示す上記変更後音量情報を上記親機の表示部に表示させることを特徴とする電話機の制御方法。
  8. 親機と、該親機と無線通信することによって、該親機の受話器として機能する子機とを含む電話機の制御方法であって、
    上記親機、上記子機、および通話相手が使用する電話機のうち、少なくとも1つに設けられた複数の音声出力部のいずれかの音量が変更されたとき、上記音量が変更された上記音声出力部を示す音声出力部情報と、変更後の音量を示す変更後音量情報とを上記親機の表示部に表示させる音量変更表示ステップを含み、
    上記複数の音声出力部は、上記子機に設けられたハンドセット用音声出力部、および、上記子機に設けられたハンズフリー用音声出力部を含み、
    上記子機に設けられた上記音声出力部を変更する出力先変更操作を、上記子機が受け付けたとき、変更後の上記音声出力部が、上記ハンドセット用音声出力部であるか、または上記ハンズフリー用音声出力部であるかを示す通知を、上記親機が上記子機から受信するステップをさらに含み、
    上記音量変更表示ステップでは、上記通知に応じた上記音声出力部情報を表示させることを特徴とする電話機の制御方法。
  9. 親機と、該親機と無線通信することによって、該親機の受話器として機能する子機とを含む電話機の制御方法であって、
    上記親機、上記子機、および通話相手が使用する電話機のうち、少なくとも1つに設けられた複数の音声出力部のいずれかの音量が変更されたとき、上記音量が変更された上記音声出力部を示す音声出力部情報と、変更後の音量を示す変更後音量情報とを上記親機の表示部に表示させる音量変更表示ステップと、
    所定の第1の数値範囲内で音量が変更される第1の音量変更モードと、最小値が上記第1の数値範囲の最小値より大きく、最大値が上記第1の数値範囲の最大値より大きい所定の第2の数値範囲内で音量が変更される第2の音量変更モードとの間で、上記電話機のモードを切り替えるステップとを含み、
    上記音量変更表示ステップでは、上記モードが上記第1の音量変更モードであるか、または上記第2の音量変更モードであるかに応じた態様で、上記変更後音量情報を表示させることを特徴とする電話機の制御方法。
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