JP6699612B2 - ディスクブレーキ装置用シム - Google Patents

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Description

本発明は、ディスクブレーキ装置用シムに関する。
ディスクブレーキ装置には、パッドとピストンの間に、内シムと外シムが配置されているものがある。説明において、ロータの周方向をロータ周方向とし、ロータの径方向をロータ径方向とする。内シムと外シムは、パッドのキャリパ(ピストン)に対するロータ周方向の移動を許容することで、パッドの偏磨耗やブレーキ鳴きを抑制している。このようなディスクブレーキ装置は、例えば特開2006−200560号公報に記載されている。この構成によれば、内シムの爪部と外シムの爪部を重ねることで、外シムの脱落が防止されている。
特開2006−200560号公報
ディスクブレーキ装置では、ピストンがパッドを押圧する際に、パッドに対してロータ径方向に押圧力が生じることがあり、この場合、シムがロータ径方向内側に力を受け、シムとともにパッドがロータ径方向内側にずれるおそれがある。これにより、ブレーキ鳴きが発生するおそれがある。シムの脱落を防止する上記ディスクブレーキ装置では、このようなパッドのロータ径方向内側へのずれ防止については考察されていない。また、このディスクブレーキ装置では、外シムの脱落を防止する構成により、ロータ径方向に大型化してしまう。
本発明は、このような事情に鑑みて為されたものであり、外シムのパッドからの脱落を防止でき、外シムのパッドに対するロータ径方向への移動を許容し、且つロータ径方向への大型化を抑制することができるディスクブレーキ装置用シムを提供することを目的とする。
本発明のディスクブレーキ装置用シムは、パッドと前記パッドをロータに向けて押圧する押圧部材との間において前記パッドに取り付けられるパッド側シムと、前記パッド側シムと前記押圧部材との間において前記パッド側シムに重ねて前記パッドに取り付けられる押圧部材側シムと、を備えるディスクブレーキ装置用シムであって、前記パッドは、摩擦部材と、前記摩擦部材を支持する裏板と、を備え、前記ロータの径方向をロータ径方向とし、前記ロータの周方向をロータ周方向とし、前記ロータの軸方向をロータ軸方向とすると、前記押圧部材側シムは、前記パッドに対して前記ロータ周方向及び前記ロータ径方向に相対移動可能に係合し、前記パッド側シムは、前記裏板と前記押圧部材側シムとの間に配置される第一本体部と、前記第一本体部から前記ロータ側に傾斜して突出する突出部と、を備え、前記押圧部材側シムは、前記パッド側シムと前記押圧部材との間に配置される第二本体部と、前記第二本体部から前記突出部を跨ぐように湾曲して突出した湾曲部と、前記湾曲部から前記裏板に向けて延設された係止部と、を備え、前記突出部の先端は、前記突出部の前記ロータ周方向の位置における前記裏板の前記ロータ径方向外側の端面よりも前記ロータ径方向外側に位置し、且つ前記係止部よりも前記押圧部材側に位置し、前記パッド側シム及び前記押圧部材側シムは、前記係止部と前記突出部とが当接することにより、前記押圧部材側シムの前記パッドに対する前記ロータ軸方向への移動が規制されるように構成され、前記係止部は、前記裏板に設けられた第一凹部内に配置され、前記押圧部材側シムは、前記ロータ周方向中央よりも前記ロータ周方向一方側において、前記第二本体部のロータ径方向内側の部位から前記ロータ側に突出して前記裏板に設けられた第二凹部に配置される第一爪部と、前記第二本体部に設けられ前記裏板に設けられた第一凸部が挿入される第一貫通孔と、を備え、前記ロータ周方向中央よりも前記ロータ周方向他方側において、前記第二本体部のロータ径方向内側の部位から前記ロータ側に突出して前記裏板に設けられた第三凹部に配置される第二爪部と、前記第二本体部に設けられ前記裏板に設けられた第二凸部が挿入される第二貫通孔と、を備え、前記裏板及び前記押圧部材側シムは、前記押圧部材側シムに前記ロータ周方向一方側に加わるトルクを、前記第一凹部、前記第二凹部、及び前記第一凸部で受け、前記押圧部材側シムに前記ロータ周方向他方側に加わるトルクを、前記第一凹部、前記第三凹部、及び前記第二凸部で受けるように構成されている
本発明によれば、湾曲部のたわみ(変形)により押圧部材側シム(外シム)のパッドに対するロータ径方向の相対移動が許容され、且つ湾曲部と突出部との当接により押圧部材側シムのパッドからの脱落が防止される。そして、突出部がロータ径方向外側に膨らまずに係止部と当接可能な位置まで突出していることで、突出部を跨ぐ湾曲部のロータ径方向外側への膨らみ量を、最小限に抑えることができ、当該膨らみ量を従来の構成(特許文献1参照)よりも小さくすることができる。つまり、本発明によれば、ロータ径方向への大型化を抑制することができる。
本実施形態のディスクブレーキ装置を示す構成図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 本実施形態のパッドの配置状態を示す概念図である。 本実施形態の内シムを示す構成図である。 本実施形態のディスクブレーキ装置用シムを示す断面図である。 本実施形態の爪部を示す構成図である。 本実施形態の爪部を示す構成図である。 本実施形態の外シムを示す構成図である。 本実施形態の爪部を示す構成図である。 本実施形態のディスクブレーキ装置用シムと従来構成を示す構成図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、説明に用いる各図は概念図であり、各部の形状は必ずしも厳密なものではない場合がある。また、説明において、ロータ(ディスクロータ)Rの軸方向を「ロータ軸方向」と称し、ロータRの径方向を「ロータ径方向」と称し、ロータRの周方向を「ロータ周方向」と称する。また、ロータRが前進回転する際のロータRの回入側(リーディング側)を「ロータ回入側」と称し、ロータRが前進回転する際のロータRの回出側(トレーリング側)を「ロータ回出側」と称する。また、説明において、「インナ側」とは車体側(車体中央部に近い側)を意味し、「アウタ側」は車体とは反対側(車体中央部から遠い側)を意味している。
本実施形態のディスクブレーキ装置1は、浮動型ディスクブレーキ装置であって、図1〜図4に示すように、マウント2と、キャリパ3と、スライドピン4と、ピンブーツ5と、一対のパッド(ブレーキパッド)6と、内シム(「パッド側シム」に相当する)7と、外シム(「押圧部材側シム」に相当する)8と、ピストン(「押圧部材」に相当する)10と、を有している。内シム7及び外シム8は、ディスクブレーキ装置用シム100を構成している。
マウント2は、車体側の部材に取り付けられた金属部材(トルクメンバ)である。マウント2には、ロータRをロータ軸方向に跨ぐ一対の跨ぎ部21が設けられている。各跨ぎ部21には、ロータ軸方向に延出するピンガイド孔21aが形成されている。ピンガイド孔21aには、スライドピン4がロータ軸方向にスライド可能に挿通されており、スライドピン4を介してキャリパ3がマウント2に対して相対移動可能に取付けられている。
キャリパ3は、金属部材(例えばアルミ製部材)であって、図1に示すように、ロータRをロータ軸方向に跨ぐキャリパ本体部31と、一対のアーム部32と、を有している。一対のアーム部32は、キャリパ本体部31のインナ側部位31aからマウント2の跨ぎ部21にロータ軸方向に対向するように延出している。キャリパ本体部31のインナ側部位31aには、図2に示すように、ピストン10が挿入されるシリンダ部31bが形成されている。キャリパ本体部31のアウタ側部位(「押圧部材」に相当する)31cは、一対の爪形状に形成されている。ピストン10及びアウタ側部位31cは、パッド6をロータRに向けて押圧する部材である。つまり、ディスクブレーキ装置1は、押圧部材として、インナ側にピストン10を備え、アウタ側にアウタ側部位31cを備えている。
スライドピン4は、各アーム部32に取り付けられるボルト状の金属部材(いわゆるスライドピンボルト)である。スライドピン4は、ロータ回入側のアーム部32とロータ回出側のアーム部32のそれぞれに固定されている。ピンブーツ5は、各スライドピン4に対して設けられており、スライドピン4のうちマウント2の跨ぎ部21とキャリパ3のアーム部32との間で露出した部位を被覆するためのブーツ部材である。
一対のパッド6は、マウント2にロータ軸方向に移動可能に装着されている。一対のパッド6は、キャリパ3の内側でロータRを介してロータ軸方向に対向して配置されている。各パッド6は、ロータRに摺接されることで制動力を生ずる摩擦部材61と、摩擦部材61の裏面を支持する裏板62と、を有している。シリンダ部31b内の液圧を増圧させることで、ピストン10及びインナ側のパッド6がロータR側に押圧されるとともにシリンダ部31bがロータRから離れる側に押圧される。そして、スライドピン4でのスライドによりキャリパ3がマウント2に対して相対的に移動し、アウタ側のパッド6がロータRに近づき、一対の摩擦部材61がロータRを挟み込む。これにより、ロータRに対して制動力が発生する。
裏板62には、図3及び図4に示すように、ロータ周方向一端部からロータ周方向一方側に突出した凸部621と、ロータ周方向他端部からロータ周方向他方側に突出した凸部622と、が設けられている。また、マウント2のトルク受け部位20には、凸部621を支持する凹部201と、凸部622を支持する凹部202が設けられている。
ここで、パッド6のマウント2への配置状態について、インナ側のパッド6を例に説明する。図4に示すように、凸部621と凹部201の間には、凸部621をロータ径方向外側に付勢する付勢部材91が配置されている。同様に、凸部622と凹部202の間には、凸部622をロータ径方向外側に付勢する付勢部材92が配置されている。付勢部材91、92は、例えば板バネである。パッド6は、ロータ径方向外側に付勢された状態でマウント2に配置されている。アウタ側のパッド6についても同様である。なお、ロータ回入側の凹部201(202)には、ロータ回入側の凸部621をロータ回出側に付勢する付勢部材、又はロータ回出側の凸部622をロータ回入側に付勢する付勢部材が配置されても良い。また、インナ側の部材の説明におけるピストン10(押圧部材)を、アウタ側部位31c(押圧部材)に置き換えてアウタ側の部材の説明に変換することも可能である。
このようにディスクブレーキ装置1は、車体側の部材に取付けられるマウント2と、マウント2に移動可能に取付けられる一対のパッド6と、一対のパッド6の一つをロータRに向けて押圧するピストン10を内装し且つ他の一つのパッド6をロータRに向けて押圧するためにマウント2に移動可能に取付けられるキャリパ3と、を有し、キャリパ3及びマウント2にスライドピン4とピンガイド孔21aを対応させて設け、スライドピン4をピンガイド孔21aに挿入してマウント2がキャリパ3をロータ軸方向にスライド自在に支持するように構成されている。
ディスクブレーキ装置用シム100は両方のパッド6に取り付けられているが、同様の構成であるためインナ側の構成について説明する。内シム7は、パッド6とパッド6をロータRに向けて押圧するピストン10との間において、パッド6に取り付けられる金属製のシム部材である。図5及び図6に示すように、内シム7は、裏板62と外シム8との間に配置される平板状の第一本体部71と、第一本体部71からロータR側に傾斜して突出した突出部72と、第一本体部71を裏板62に取り付けるための複数の爪部73、74、75、76と、を備えている。
第一本体部71は、裏板62のピストン10側の端面62bと外シム8とに挟まれた平面状の部位である。第一本体部71のうち突出部72及び爪部73〜76に接続する部位(以下「延伸部位」と称する)71aは、長方形状に形成されている。また、第一本体部71のロータ周方向両端部には、それぞれ貫通孔71bが形成されている。各貫通孔71bには、裏板62に設けられたロータ軸方向に円柱状に突出する凸部62dが挿入されている。
突出部72は、図6に示すように、第一本体部71から裏板62の端面62aのロータ径方向外側に向けて突出した部位である。突出部72は、内シム7において、ロータ径方向外側で且つロータ周方向中央に位置している。裏板62には突出部72に対応する位置に凹部(「第一凹部」に相当する)623が形成されており、突出部72の先端72aは、端面62aの一部を構成する凹部623の底面よりもロータ径方向外側に位置し、且つ後述する係止部83よりもピストン10側(アウタ側ではアウタ側部位31c側)に位置している。凹部623の底面(62a)は、突出部72のロータ周方向の位置における裏板62のロータ径方向外側の端面(62a)に相当する。換言すると、凹部623の底面は、端面62aのうち突出部72の配置位置に対応する面である。先端72aは、突出部72のロータ径方向外側の端部を構成している。本実施形態では、先端72aが、凹部623の底面上、すなわち凹部623の底面のロータ径方向外側に位置している。
突出部72は、第一本体部71に対してロータR側に傾斜(屈曲)した平板状の部位である。突出部72は、平板状であって湾曲していない。第一本体部71(延伸部位71a)と突出部72とが為す角(傾斜角)θは、90°より大きく180°未満となる(90°<θ<180°)。突出部72と突出部72に接続された延伸部位71aとが、1つの爪を構成している。突出部72は、内シム7における長方形状の部位を折り曲げることで形成することができる。このように、突出部72は、対応する端面62a(すなわち凹部623の底面)よりもロータ径方向外側に先端72aが位置するように屈曲している。
裏板62には、端面62aと端面62bとを接続する部位として傾斜面62cが形成されている。つまり、裏板62の突出部72に対応する部位(対面する部位ともいえる)には、第一本体部71に対面するロータ軸方向一方側の端面62bとロータ径方向外側の端面62aとを接続する傾斜面62cが設けられている。傾斜面62cは、端面62bに対してロータR側に傾斜している。傾斜面62cは、裏板62の面取りにより形成することができ、面取り部ともいえる。
突出部72は、傾斜面62cに沿うように形成されている。本実施形態の突出部72は、傾斜面62cの端面62bに対する傾斜角と、突出部72の第一本体部71に対する傾斜角とが等しくなるように形成されている。換言すると、突出部72は、傾斜面62cと平行になるように形成されている。裏板62の端面62aと傾斜面62cとは、裏板62の外周面を構成している。突出部72の先端72aは、少なくとも裏板62の外周面上に位置している。
各爪部73、74は、第一本体部71のうちロータ径方向外側に位置する延伸部位71aに接続されている。図7に示すように、爪部73は、ロータ周方向中央よりロータ周方向一方側に位置し、対応する延伸部位71aからロータR側に突出している。爪部73は、裏板62の外周面に設けられた凹部624に配置されている。爪部74は、ロータ周方向中央よりロータ周方向他方側に位置し、爪部73同様、対応する延伸部位71aからロータR側に突出している。爪部74は、裏板62の外周面に設けられた凹部625に配置されている。
各爪部75、76は、第一本体部71のうちロータ径方向内側に位置する延伸部位71aに接続されている。図8に示すように、爪部75は、ロータ周方向中央よりロータ周方向一方側に位置し、対応する延伸部位71aからロータR側に湾曲して突出している。爪部75は、裏板62のロータ径方向内側の端部に設けられた凹部626に配置され、裏板62をロータ径方向外側に付勢している。爪部76は、ロータ周方向中央よりロータ周方向他方側に位置し、爪部75同様、対応する延伸部位71aからロータR側に湾曲して突出している。爪部76は、裏板62のロータ径方向内側の端部に設けられた凹部627に配置され、裏板62をロータ径方向外側に付勢している。爪部73〜76と爪部73〜76に対応する延伸部位71aとが、それぞれ1つの爪を構成している。内シム7は、爪部73〜76により、裏板62に対してロータ径方向及びロータ周方向に係合し、ロータ径方向の付勢力により裏板62に固定されている。
外シム8は、内シム7とピストン10との間において、内シム7に重ねてパッド6に取り付けられる金属製のシム部材である。図9に示すように、外シム8は、内シム7とピストン10との間に配置される板状の第二本体部81と、第二本体部81から突出部72を跨ぐように湾曲して吐出した湾曲部82と、湾曲部82から裏板62の端面62aに向けて延設された係止部83と、爪部84、85と、を備えている。
第二本体部81は、内シム7とピストン10に挟まれた平面状の部位である。第二本体部81のうち湾曲部82及び爪部84、85に接続する部位(以下「延伸部位」と称する)81aは、長方形状に形成されている。また、第二本体部81のロータ周方向両端部には、それぞれ貫通孔81bが形成されている。各貫通孔81bには、裏板62の凸部62dが挿入されている。
湾曲部82は、図6に示すように、突出部72のロータ径方向外側の面を覆うように(ロータ径方向外側から見て重なるように)、第二本体部81(延伸部位81a)からロータR側に湾曲している。つまり、湾曲部82は、突出部72のロータ径方向外側の空間を通るように湾曲している。湾曲部82は、ロータ径方向外側に凸となる凸弧状に形成されている。本実施形態において、湾曲部82のうち接線方向がロータ軸方向となる部位、すなわち湾曲部82のうち最もロータ径方向外側に位置する部位(以下「頂点部位」と称する)82aは、突出部72の先端72aのロータ径方向外側に位置している。
係止部83は、湾曲部82の先端から裏板62の端面62a(凹部623の底面)に向けて突出する部位である。係止部83は、ロータ径方向内側に凸となる凸弧状に形成されており、端面62aに当接している。つまり、係止部83の一部は、突出部72の先端72aよりもロータ径方向内側に位置している。換言すると、係止部83と端面62aとの離間距離の最小値(ここでは0)は、突出部72の先端72aと端面62aとの離間距離よりも小さい。また、係止部83は、突出部72の先端72aよりもロータR側に位置している。これにより、外シム8がロータ軸方向一方側(ロータRから離れる方向)に移動した際、係止部83と突出部72とが当接し、当該移動が規制される。つまり、外シム8が裏板62から脱落する側に移動すると、係止部83が突出部72にひっかかり(係合し)、外シム8を係止させる。このように、外シム8と内シム7は、係止部83と突出部72とが当接することにより、外シム8のパッド6に対するロータ軸方向への移動が規制されるように構成されている。
各爪部84、85は、第二本体部81のうちロータ径方向内側に位置する延伸部位81aに接続されている。図10に示すように、爪部84は、ロータ周方向中央よりロータ周方向一方側に位置し、対応する延伸部位81aからロータR側に湾曲して突出している。爪部84は、内シム7の爪部75のロータ径方向内側に位置し、爪部75を跨ぐように湾曲している。爪部84は、裏板62の凹部626に配置され、少なくとも一部が爪部75に当接している。爪部85は、ロータ周方向中央よりロータ周方向他方側に位置し、爪部84同様、対応する延伸部位81aからロータR側に湾曲して突出している。爪部85は、内シム7の爪部76のロータ径方向内側に位置し、爪部76を跨ぐように湾曲している。爪部85は、裏板62の凹部627に配置され、少なくとも一部が爪部76に当接している。湾曲部82及び係止部83とそれに対応する延伸部位81aとは1つの爪を構成し、爪部84、85とそれらに対応する延伸部位81aとはそれぞれ1つの爪を構成している。
本実施形態の外シム8及び裏板62は、外シム8をロータ周方向一方側(図9の左側)に押圧するトルクを、係止部83と凹部623、爪部84と凹部626、及びロータ周方向一方側の貫通孔81bと凸部62dの3つの部位Z1で受けるように構成されている。つまり、3つの部位Z1のそれぞれにおいて、ロータ軸方向一方側のクリアランスが調整されている。反対に、外シム8及び裏板62は、外シム8をロータ周方向他方側(図の右側)に押圧するトルクを、係止部83と凹部623、爪部85と凹部627、及びロータ周方向他方側の貫通孔81bと凸部62dの3つの部位Z2で受けるように構成されている。つまり、3つの部位Z2のそれぞれにおいて、ロータ軸方向他方側のクリアランスが調整されている。
このように、外シム8は、ロータ周方向中央よりもロータ周方向一方側において、第二本体部81のロータ径方向内側の部位からロータR側に突出して裏板62に設けられた凹部626(「第二凹部」に相当する)に配置される爪部84(「第一爪部」に相当する)と、第二本体部81に設けられ裏板62に設けられた凸部62d(「第一凸部」に相当する)が挿入される貫通孔81b(「第一貫通孔」に相当する)と、を備え、ロータ周方向中央よりもロータ周方向他方側において、第二本体部81のロータ径方向内側の部位からロータR側に突出して裏板62に設けられた凹部627(「第三凹部」に相当する)に配置される爪部85(「第二爪部」に相当する)と、第二本体部81に設けられ裏板62に設けられた凸部62d(「第二凸部」に相当する)が挿入される貫通孔81b(「第二貫通孔」に相当する)と、を備えている。そして、裏板62及び外シム8は、外シム8にロータ周方向一方側に加わるトルクを、凹部623、凹部626、及びロータ周方向一方側の凸部62dで受け、外シム8にロータ周方向他方側に加わるトルクを、凹部623、凹部627、及びロータ周方向他方側の凸部62dで受けるように構成されている。
外シム8の各爪とそれに対応する凹部との間に、外シム8の裏板62に対するロータ周方向への相対移動を許容する上記クリアランスが形成されている。また、外シム8の裏板62に対するロータ径方向への相対移動は、湾曲部82及び爪部84、85の変形により許容される。このように外シム8は、湾曲部82、係止部83、爪部84、85、及び貫通孔81bにより、裏板62に対してロータ径方向及びロータ周方向に相対移動可能に係合している。また、爪部84、85が爪部75、76を跨ぎ、湾曲部82及び係止部83が突出部72を跨いでいるため、外シム8は内シム7に対してロータ軸方向に係合している。
本実施形態によれば、係止部83及び突出部72により、外シム8のパッド6からの脱落が防止される。また、湾曲部82のたわみ(変形)により外シム8のパッド6に対するロータ径方向への相対移動が可能となる。そして、突出部72が、ロータ径方向外側に膨れることなく、且つ外シム8のロータ軸方向への移動に対して係止部83と係合する位置まで突出しているため、突出部72を跨ぐ湾曲部82のロータ径方向外側への膨らみ量を最小限に抑えることができる。本実施形態によれば、図11に示すように、従来の構成よりも外シム8のロータ径方向の幅を小さくすることができる。つまり、本実施形態によれば、外シム8のロータ径方向への大型化を抑制することができる。
突出部72の先端72aと湾曲部82とのロータ径方向の離間距離(クリアランス)は、外シム8の内シム7に対するロータ径方向内側への相対移動許容量に相当する。湾曲部82のロータ径方向外側への膨らみ量(張り出し量)を抑制しつつ所望の離間距離を確保するためには、湾曲部82の頂点部位82aが、突出部72の先端72aのロータ径方向外側に位置することが好ましい。この観点においても、突出部72がロータR側に傾斜していることで、湾曲部82の頂点部位82aの位置をよりロータR側にすることができ、湾曲の度合を緩やかにでき、曲げ加工を容易にし、膨らみ量を抑えることができる。
また、裏板62が傾斜面62cを有しているため、傾斜面62cがないものと比べて、突出部72の基端部位の位置をロータ径方向内側に設定することができる。これにより、突出部72のロータ径方向外側への突出量を抑えることができ、外シム8の小型化に有利となる。さらに、本実施形態のように、突出部72が傾斜面62cに沿うように形成されることで、外シム8の効率的な小型化が可能となる。このように、本実施形態によれば、外シム8の脱落防止機能及び相対移動機能を維持したまま、外シム8のロータ径方向における小型化が可能となる。
また、本実施形態によれば、外シム8が受けるトルクを3つの部位Z1、Z2で受けるように構成されているため、力が分散されて、耐久性を向上させることができる。また、ロータ周方向一方側に向けて加わるトルクを受ける3つの部位Z1と、ロータ周方向他方側に向けて加わるトルクを受ける3つの部位Z2とは、係止部83と凹部623を共通の部位として、他の2つの部位は互いに異なっている。これにより、異なる2つの部位については、ロータ周方向両側のうち何れか一方のクリアランスのみを精度良く設定すれば良く、成形性や製造コストの面で有利となる。
特に、本実施形態のように、パッド6がロータ径方向外側に付勢された状態で配置対象部材(ここではマウント2)に配置される構成において、ピストン10の押圧時に外シム8にロータ径方向内側への力が加わった場合、外シム8の内シム7に対するロータ径方向内側への相対移動を許容することで、パッド6のロータ径方向内側へのずれを抑制することができる。インナ側のパッド6がピストン10に押圧され、アウタ側のパッド6がアウタ側部位31cに押圧される際、キャリパ3に傾きが生じた場合にアウタ側のパッド6がアウタ側部位31cからロータ径方向に押圧されることがあるが、この場合も上記のとおり本実施形態は有効に機能する。つまり、ディスクブレーキ装置用シム100は、アウタ側に用いられても、インナ側同様の作用効果が発揮される。
(その他)
本発明は、上記実施形態に限られない。例えば、突出部72、湾曲部82、及び係止部83は、さらに内シム7及び外シム8のロータ径方向内側にも設けられても良い。また、係止部83は、初期状態(セット状態)で裏板62の端面62aから離間するように形成されても良い。また、本発明は、対向型キャリパのディスクブレーキ装置にも適用できる。また、突出部72の先端72aからさらにロータR側(ロータ軸方向)に傾斜して突出する部位を設けても良い。ただし、曲げ(傾斜)は、加工精度などの観点から、延伸部位71aと突出部72の間の一か所であることが好ましい。また、突出部72と傾斜面62cとが当接するように形成されても良い。また、裏板62は、傾斜面62cに代えて、階段状の段差面を設けても良い。これによっても、突出部72の配置スペースが確保できる。ただし、傾斜面62cは、加工しやすく、さらに元々形成されている面取り部分を利用できるため、有利である。なお、特に図4、図5、及び図9に表された裏板62は概念図であり、実際の寸法を表示するものではない。また、図9では、内シム7の一部を省略して表している。
1…ディスクブレーキ装置、10…ピストン(押圧部材)、100…ディスクブレーキ装置用シム、31c…アウタ側部位(押圧部材)、6…パッド、61…摩擦部材、62…裏板、623、626、627…凹部(第一凹部、第二凹部、第三凹部)、62a…端面、62c…傾斜面、62d…凸部(第一凸部、第二凸部)、7…内シム(パッド側シム)、71…第一本体部、72…突出部、72a…先端、8…外シム(押圧部材側シム)、81…第二本体部、81b…貫通孔(第一貫通孔、第二貫通孔)、82…湾曲部、82a…頂点部位、83…係止部、84、85…爪部(第一爪部、第二爪部)、R…ロータ。

Claims (2)

  1. パッドと前記パッドをロータに向けて押圧する押圧部材との間において前記パッドに取り付けられるパッド側シムと、前記パッド側シムと前記押圧部材との間において前記パッド側シムに重ねて前記パッドに取り付けられる押圧部材側シムと、を備えるディスクブレーキ装置用シムであって、
    前記パッドは、摩擦部材と、前記摩擦部材を支持する裏板と、を備え、
    前記ロータの径方向をロータ径方向とし、前記ロータの周方向をロータ周方向とし、前記ロータの軸方向をロータ軸方向とすると、
    前記押圧部材側シムは、前記パッドに対して前記ロータ周方向及び前記ロータ径方向に相対移動可能に係合し、
    前記パッド側シムは、前記裏板と前記押圧部材側シムとの間に配置される第一本体部と、前記第一本体部から前記ロータ側に傾斜して突出する突出部と、を備え、
    前記押圧部材側シムは、前記パッド側シムと前記押圧部材との間に配置される第二本体部と、前記第二本体部から前記突出部を跨ぐように湾曲して突出した湾曲部と、前記湾曲部から前記裏板に向けて延設された係止部と、を備え、
    前記突出部の先端は、前記突出部の前記ロータ周方向の位置における前記裏板の前記ロータ径方向外側の端面よりも前記ロータ径方向外側に位置し、且つ前記係止部よりも前記押圧部材側に位置し、
    前記パッド側シム及び前記押圧部材側シムは、前記係止部と前記突出部とが当接することにより、前記押圧部材側シムの前記パッドに対する前記ロータ軸方向への移動が規制されるように構成され
    前記係止部は、前記裏板に設けられた第一凹部内に配置され、
    前記押圧部材側シムは、
    前記ロータ周方向中央よりも前記ロータ周方向一方側において、前記第二本体部のロータ径方向内側の部位から前記ロータ側に突出して前記裏板に設けられた第二凹部に配置される第一爪部と、前記第二本体部に設けられ前記裏板に設けられた第一凸部が挿入される第一貫通孔と、を備え、
    前記ロータ周方向中央よりも前記ロータ周方向他方側において、前記第二本体部のロータ径方向内側の部位から前記ロータ側に突出して前記裏板に設けられた第三凹部に配置される第二爪部と、前記第二本体部に設けられ前記裏板に設けられた第二凸部が挿入される第二貫通孔と、を備え、
    前記裏板及び前記押圧部材側シムは、前記押圧部材側シムに前記ロータ周方向一方側に加わるトルクを、前記第一凹部、前記第二凹部、及び前記第一凸部で受け、前記押圧部材側シムに前記ロータ周方向他方側に加わるトルクを、前記第一凹部、前記第三凹部、及び前記第二凸部で受けるように構成されているディスクブレーキ装置用シム。
  2. 前記裏板の前記突出部に対応する部位には、前記第一本体部に対面する前記ロータ軸方向一方側の端面と前記ロータ径方向外側の端面とを接続する傾斜面が設けられ、
    前記傾斜面は、前記ロータ軸方向一方側の端面に対して前記ロータ側に傾斜し、
    前記突出部は、前記傾斜面に沿うように形成されている請求項1に記載のディスクブレーキ装置用シム。
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