JP6695920B2 - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
情報機器は、ユーザが取得した情報を保護するために、通例、個人認証機能を有する。個人認証機能を開始するために、ユーザは、電源ボタン等の押下により情報機器を起動させる。その後、情報機器はOS(Operating System、オペレーティングシステム)の機能が開始されるときログイン処理を実行する。ログイン処理では、情報機器は、使用しようとするユーザが正規のユーザであるか否かを判定する。ログイン処理において、情報機器は、例えば、ユーザの顔の画像を撮像し、顔認証処理を行ってユーザが所定の正規のユーザであるか否かを判定する。顔認証処理を適用することでパスワード等の認証情報の操作入力を必要としなくなる。正規のユーザであると判定した後、情報機器がユーザにより利用可能となる。つまり、情報機器は、ユーザからの操作に応じて各種の機能を発揮できる状態となる。
特開2007−336245号公報
しかしながら、上記の情報機器が利用可能となるまでに、機器の起動と、顔認証処理という2つのステップが必要となる。顔認証処理により情報機器を起動するには、カメラや認証エンジンに電源を供給する必要がある。ユーザが情報機器を使用していないにも関わらず電力が消費されるので、充電を行わずに動作可能とする持続時間(バッテリライフ)が短くなってしまう。
上記情報処理装置が、前記切替制御部は、前記第1検出部が検出した第1検出信号の出力先を、前記認証処理部と前記本体部のいずれか一方に切り替え可能な切替部を有し、前記切替制御部は、前記認証処理部によって前記本体部が起動されると、前記出力先を前記認証処理部から前記本体部に切り替えてもよい。
前記第1検出部から前記認証処理部と前記本体部のそれぞれに前記第1検出信号を伝送する信号線と、電源からの電力を供給可能な電力線とが統合されていてもよい。
前記切替制御部は、前記本体部から動作終了が通知されるとき前記出力先を前記認証処理部としてもよい。
前記第2検出部と前記切替制御部の消費電力の総和は、前記第1検出部と前記認証処理部の消費電力の総和よりも小さくてもよい。
前記第1検出部、前記切替制御部、前記第2検出部、前記認証処理部及び前記本体部には共通の電源から電力が供給されてもよい。
前記第1検出部は、画像を撮影する撮影部であり、前記ユーザ認証は、顔画像認証であってもよい。
前記第2検出部は、人体の接近を静電容量方式で検知したとき前記第2検出信号を発信するセンサ、又は筐体の開閉動作を検出し、閉状態からの開動作を検出したとき前記第2検出信号を発信するセンサであってもよい。
本発明の第2態様に係る情報処理方法は、第1検出部から受信する第1検出信号に基づいてユーザ認証を行う認証処理部を備える情報処理装置の方法であって、第2検出部から受信する第2検出信号に基づいて人物の接近を検出するとき、前記第1検出部と前記認証処理部を起動させる第1ステップと、前記認証処理部が前記ユーザ認証に成功するとき、本体部を起動させる第2ステップと、を有し、前記情報処理装置は、前記第1検出部が検出した第1検出信号の出力先を、前記認証処理部と前記本体部のいずれか一方に切り替え可能な切替部を有し、前記第2ステップにおいて前記本体部が起動されると、前記出力先を前記認証処理部から前記本体部に切り替える
本発明の上記態様によれば、ユーザは操作を行わずに情報処理装置の本体部を起動できるとともに認証に係る消費電力を低減することができる。
本実施形態に係る情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係る起動制御の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る顔認証ICの構成例を示すブロック図である。 本実施形態に係る顔認証ICの動作モードの例を示す状態遷移図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、本実施形態に係る情報処理装置1の概要について説明する。
図1は、本実施形態に係る情報処理装置1の構成例を示すブロック図である。
情報処理装置1は、起動制御部10と、近接センサ20(Proximity Sensor)と、本体部30と、電源PSと、を含んで構成される。情報処理装置1は、例えば、PC(Personal Computer,パーソナルコンピュータ)、タブレット端末装置、多機能携帯電話機、ワークステーション、などのいずれの形態で実現されてもよい。
情報処理装置1には、カメラ40が着脱可能に接続可能とする。起動制御部10、近接センサ20、本体部30及びカメラ40間は、各種の信号が入出力できるようにバスで接続されている。また、近接センサ20とカメラ40の一方又は両方は、情報処理装置1のその他の部分と着脱可能であってもよい。
起動制御部10、近接センサ20、本体部30及びカメラ40は、共通の筐体(図示せず)に格納又は設置され、共通の電源PSから直接又は間接的に電力の供給を受ける。
起動制御部10は、EC(Embedded Controller,組み込みコントローラ)12と、スイッチ14と、顔認証IC(Integrated Circuit,集積回路)16と、を含んで構成される。
EC12、顔認証IC16及び本体部30は、それぞれ独立に処理を実行するハードウェア資源を含んで構成される。
EC12は、近接センサ20から入力される検出信号に基づいて人物が自装置から所定範囲の領域内に接近しているか否かを判定する。以下の説明では、カメラ40、近接センサ20から入力される検出信号を、それぞれ「第1検出信号」、「第2検出信号」と呼んで両者を区別する。また、人物の接近を検出する手法については後述する。
EC12は、人物の接近を検出するとき、顔認証IC16とカメラ40の起動を指示するための第1制御信号を生成し、生成した第1制御信号をスイッチ14に出力する。
EC12は、人物の接近を検出しないとき、第1制御信号の生成、出力を行わない。EC12は、後述するように、本体部30から起動を示す動作状態情報が入力されるとき、顔認証IC16の動作停止を指示するための第2制御信号を生成し、生成した第2制御信号をスイッチ14に出力する。
EC12は、本体部30から動作終了もしくはスリープを示す動作状態情報が入力されるとき顔認証IC16の動作再開を指示するための第3制御信号を生成し、生成した第3制御信号をスイッチ14に出力してもよい。
EC12は、本体部30が動作していない状態であって、人物の接近を検出していない期間が所定時間以上継続するとき、顔認証IC16とカメラ40の動作終了を指示するための第4制御信号を生成し、生成した第4制御信号をスイッチ14に出力してもよい。
なお、EC12には、電源PSから動作に要する電力が常時供給される。近接センサ20には、EC12を介して電源PSから電力が常時供給される。
スイッチ14は、EC12から第1制御信号が入力されるとき、顔認証IC16とカメラ40を起動させる。このとき、スイッチ14は、電源PSから顔認証IC16とカメラ40のそれぞれに動作に要する電力の供給を開始する。
スイッチ14は、EC12から第2制御信号が入力されるとき、顔認証IC16の動作を停止させる。このとき、スイッチ14は、電源PSから顔認証IC16への電力の供給を停止し、カメラ40への電力の供給を継続する。
スイッチ14は、EC12から第3制御信号が入力されるとき、顔認証IC16の動作を再開させる。このとき、スイッチ14は、電源PSから顔認証IC16への電力の供給を再開し、カメラ40への電力の供給を継続する。
スイッチ14は、EC12から第4制御信号が入力されるとき、顔認証IC16とカメラ40の動作を停止させる。このとき、スイッチ14は、電源PSから顔認証IC16とカメラ40への電力の供給を停止する。
顔認証IC16は、カメラ40から入力される第1検出信号に対して顔認証処理を実行する。顔認証処理は、第1検出信号として取得される画像信号が表す顔画像の人物が予め登録された正規のユーザであるか否かを判定する処理である。顔認証処理として、公知の画像認識処理が適用可能である。顔認証処理は、顔検出処理と顔照合処理とを含む。顔検出処理は、画像信号から顔が表されている領域である顔領域を定める処理である。顔照合処理は、顔領域から顔の特徴を表す複数の顔特徴点(例えば、口、目、鼻、など)の位置を求め、顔領域の位置と大きさがそれぞれ所定の位置と大きさとなるように正規化し、正規化した顔特徴点の分布を画像特徴量として定める過程と、定めた画像特徴量と所定の人物の顔画像に係る画像特徴量と照合し、照合に成功した画像特徴量に係る人物を特定する過程を有する。顔認証IC16には、予めユーザ毎の認証情報を設定しておく。認証情報には、そのユーザの顔画像の画像特徴量が含まれる。認証情報には、さらにそのユーザを示すユーザ情報を対応付けて記憶される。ユーザ情報は、例えば、ユーザ名、ユーザID(Identifier)、など情報処理装置1のユーザを特定できる情報であればよい。顔認証IC16は、設定されたいずれかのユーザの認証情報との照合に成功するときユーザ認証に成功したと判定することができる。また、顔認証IC16は、顔画像が示す人物が、照合に成功した認証情報に係るユーザであると判定することができる。顔認証IC16は、ユーザ認証に成功するとき、本体部30に起動指示を示す起動指示信号を出力する。顔認証IC16は、設定されたいずれかのユーザの認証情報との照合に失敗するとき、本体部30への起動指示信号を出力しない。
本体部30が起動した後、顔認証IC16には、本体部30から通常稼働状態を示す動作状態通知が入力される。動作状態通知において、例えば、ACPI(Advanced Configuration and Power Interface)で定められたスリーピングモードが用いられてもよい。例えば、停止状態、スリープ状態、通常稼働状態は、それぞれACPIで定められたスリーピングモードのS5、S3、S0に相当する。
通常稼働状態を示す動作状態通知が入力されるとき、顔認証IC16は、照合に成功したユーザの認証情報と対応付けられたユーザ情報を本体部30に出力する。本体部30は、顔認証IC16から入力されるユーザ情報に従ってログイン処理を行う。なお、本体部30の動作状態が通常稼働状態である場合(スリープ状態から通常稼働状態に復帰した場合も含む)は、顔認証IC16は、本体部30に起動指示信号を出力せずに、本体部30にユーザ情報を出力してログイン処理を行わせる。
近接センサ20は、その周囲への人物の接近もしくは接近による環境の状態を検出するセンサである。近接センサ20は、人物の接近もしくはその接近による環境の状態を示す第2検出信号をEC12に出力する。近接センサ20として、例えば、情報処理装置1の筐体内に設けられ、人体の接近を静電容量方式で検知するセンサが利用可能である。その他、赤外線、超音波、可視光などに基づいて検知するセンサも近接センサ20として利用可能である。但し、消費電力の観点から、これらのセンサよりも静電容量方式のセンサの方が好ましい。情報処理装置1の筐体(図示せず)が、開閉可能な構成を備える場合には、近接センサ20として、リッドセンサが利用可能である。情報処理装置1の筐体は、例えば、ディスプレイを格納する第1カバー(蓋部,図示せず)と、それ以外の部材を格納する第2カバー(基盤部,図示せず)とを備え、第1カバーと第2カバーが互いに閉じた閉状態と、両者が開放された開放状態とを外力に応じて自在に変化できる構成を有していてもよい。
より具体的には、第1カバーと第2カバーのそれぞれの一辺に沿ってヒンジ機構(図示せず)が結合される。ヒンジ機構により、第1カバーと第2カバーのそれぞれの一辺に平行な軸の周りに、第1カバーが第2カバーに対して相対的に回動可能となる。言い換えれば、閉状態において第1カバーと第2カバーのそれぞれの対辺が互いに接触もしくは近接して向い合い、開放状態において第1カバーと第2カバーのそれぞれの対辺が互いに離間する。開放状態において、第1カバーと第2カバーとの間でなす開き角は、典型的には100°〜140°となる。開放状態では、情報処理装置1は、その機能をフルに提供するのに対し、閉状態では、情報処理装置1は動作しない。閉状態では、情報処理装置1は、所定の限られた機能(例えば、音声の入出力、等)のみを提供し、その他の機能を提供しなくてもよい。また、第1カバーには、その視野をディスプレイからの画像が表示される方向に向くようにカメラ40が設置もされてもよい。かかる構成を有する情報処理装置1として、例えば、ノートブック型PC(クラムシェル型PCとも呼ばれる)、折り畳み型携帯電話機などがある。リッドセンサは、例えば、磁気センサ等であり、第1カバーと第2カバーとの開閉動作や開閉状態を検出する。リッドセンサとして磁気センサを用いる場合、例えば、一方のカバーに永久磁石、もう一方のカバーに磁気センサを設けておく。リッドセンサは、検出した磁力の強弱に基づいて開閉動作を検知する。リッドセンサは、例えば、所定の強度以上の強度を保っていた磁力の強度が急激に低下するとき、閉状態からの開動作を検知することができる。リッドセンサは、閉状態からの開動作を検知した場合に、その周囲への人物の接近を示す第2検出信号をEC12に出力する。
本体部30は、情報処理装置1の本体を構成するホストデバイスである。本体部30は、電源スイッチ32と、CPU(Central Processing Unit)34と、メモリ36と、を含んで構成される。
電源スイッチ32は、顔認証IC16から起動指示信号が入力されるとき、電源PSからCPU34とメモリ36への電力の供給を開始する。
CPU34は、電力の供給が開始されるとき起動処理を開始する。CPU34は、起動処理において、メモリ36に記憶されたOSを読み出し、読み出したOSに記述された命令で指示される処理を実行する。なお、以下の説明では、プログラムに記述された命令で指示される処理を実行することを、「プログラムを実行」すると呼ぶ。CPU34は、起動処理が完了した後、動作状態として通常稼働状態を示す動作状態通知をEC12と顔認証IC16に出力する。
CPU34は、顔認証IC16から入力されるユーザ情報を用いてログイン処理を行う。ログイン処理が完了した後、CPU34は、ユーザからの操作を受け付け、情報処理装置1としての各種の機能を制御する。
CPU34は、動作状態が通常稼働状態であって、ユーザからの操作により動作終了(シャットダウン)が指示されるとき、動作終了を示す動作状態通知をEC12と顔認証IC16に出力し、動作終了処理を実行する。動作終了処理の完了により、OSの実行が停止する。
電源スイッチ32は、CPU34において動作終了処理が終了した後、電源PSからCPU34とメモリ36のそれぞれへの電力の供給を停止する。本体部30としての動作状態は、停止状態となる。
なお、電源スイッチ32は、近接センサ20として採用されているリッドセンサから入力される第1検出信号に基づいてCPU34の起動を制御してもよい。電源スイッチ32は、CPU34とメモリ36に電力を供給しているときにリッドセンサから閉状態を示す第2検出信号が入力されるとき、電源PSからCPU34への電力の供給を停止する。このとき、メモリ36への電力の供給を停止しなくてもよい。これにより、本体部30としての動作状態は、スリープ状態となる。電源スイッチ32は、CPU34に電力を供給していないが、メモリ36に電力を供給しているときにリッドセンサから開放状態を示す第2検出信号が入力されるとき、電源PSからCPU34への電力の供給を再開する。これにより、本体部30としての動作状態は、通常動作状態となる。
なお、本体部30は、さらにPCH(Platform Controller Hub、プラットフォーム・コントローラ・ハブ)を備えてもよい。PCHは、本体部30の各部と起動制御部10の各部や近接センサ20と接続し、相互間で各種の信号を入出力可能とする。
カメラ40は、スイッチ14を介して電源PSから電力が供給されるとき所定の視野内の被写体を撮像する。従って、ユーザが近接しているとき、その視野内の被写体としてユーザの顔を少なくともその一部に表される画像が撮像される。カメラ40は、撮像した画像を示す画像信号を第1検出信号として顔認証IC16に出力する。
カメラ40は、電源PSから電力が供給されないとき、撮像と画像信号の出力を行わない。カメラ40は、例えば、CCD(Charge−Coupled Device、電荷結合素子)、CMOS(Complementary Metal−Oxide−Semiconductor、相補型金属酸化物半導体)などの固体撮像素子を備えるディジタルカメラである。
(起動制御)
次に、本実施形態に係る情報処理装置1が実行する起動制御について説明する。
図2は、本実施形態に係る起動制御の一例を示すフローチャートである。
(ステップS102)EC12は、近接センサ20から入力される第2検出信号に基づいて情報処理装置1への人物の接近の有無を判定する。その後、ステップS104の処理に進む。
(ステップS104)EC12は、人物の接近を検出するとき、スイッチ14に電源PSから顔認証IC16とカメラ40を起動させる。スイッチ14には、電源PSから顔認証IC16とカメラ40への電力の供給を開始させる。その後、ステップS106の処理に進む。
(ステップS106)顔認証IC16は、カメラ40から入力される第1検出信号について顔認証処理を行い、第1検出信号から導出される画像特徴量と予め設定(登録)されたユーザの認証情報と照合する。その後、ステップS108の処理に進む。
(ステップS108)顔認証IC16は、ユーザの認証に成功するとき、顔認証IC16は、本体部30を起動させる。その後、ステップS110の処理に進む。
(ステップS110)本体部30の起動処理が終了し、本体部30の動作状態が通常稼働状態になるとき、顔認証IC16は、認証したユーザのユーザ情報を本体部30に出力する。本体部30は、顔認証IC16から入力されるユーザ情報に基づいてログイン処理を行う。その後、図2に示す処理を終了する。
従って、情報処理装置1ではカメラ40を常時動作させずに済むため、常時動作させる場合よりも消費電力を低減することができる。また、ユーザが情報処理装置1に接近すると、カメラ40と顔認証IC16が起動し、顔認証IC16における顔認証処理、顔認証処理の成功後の本体部30の起動、本体部30のログイン処理まで、一連の動作が実行される。従って、ユーザは情報処理装置1に接近すれば特段の操作を必要とせずに、本体部30を利用できるようになる。
なお、カメラ40は、情報処理装置1と着脱可能とする信号線を介して接続されることがある。かかる信号線として、高速にデータを転送することができるUSB(Universal Serial Bus)が用いられることがある。従来のPCでは、USBを介して、OS環境で動作する本体部に接続されるので、OS環境下でなければカメラの機能が発揮されなかった。そこで、本実施形態では、本体部30においてOSが起動していない状態でも、カメラ40がOSに依存せずに機能させる。他方、OSが起動している状態では、従来のPCと同様に、カメラ40はUSBを介して本体部30に接続され、その機能を発揮することが望ましい。そこで、本実施形態に係る情報処理装置1は、次に説明する構成を有することで、カメラ40がOSに依存せずに機能する第1モード(スタンドアローンモード)と、OS環境下で機能する第2モード(バイパスモード)とを切り替えられるようにする。
(顔認証ICの構成例)
次に、本実施形態に係る顔認証IC16の構成例について説明する。
図3は、本実施形態に係る顔認証IC16の構成例を示すブロック図である。
図3に示す例では、顔認証IC16は、顔認証エンジン162と、ROM(Read only Memory)164と、さらにスイッチ14と、を含んで構成される。但し、図3では、電源PSと近接センサ20の図示が省略されている。
顔認証IC16は、USBの入出力インタフェース(図示せず)を備え、本体部30とカメラ40のそれぞれに1組のUSBを介して接続可能としている。USBは、例えば、USB2.0、USB3.0、などの規格に準拠したシリアルバスである。1組のUSBは、カメラ40からの第1検出信号を伝送するための2チャネルの差動信号線USB+、USB−と、電力線(図示せず)を含んで統合してなる。
顔認証IC16は、さらにカメラ40に電力を供給するための電力線を介して接続可能としている。顔認証IC16は、入出力インタフェースとして制御ピン(図示せず)をさらに備え、EC12と導線を介して接続されている。
なお、図3に示す例では、USBとは別個にカメラ40に接続する電力線が設けられる場合を示すが、これには限られない。別個の電力線を省略して、1組のUSBを構成する電力線を用いて電源PSからの電力がカメラ40に供給されてもよい。
スイッチ14は、電源スイッチ142と、2個の切替器144−1、144−2とを含んで構成される。ここで、図4を参照して動作モードの遷移状態について説明する。スイッチ14は、EC12から第1制御信号が入力されるとき、顔認証IC16の動作を開始させ動作モードを第1モードに定める。第1制御信号が入力されるときは、人物が情報処理装置1から所定範囲内の領域に接近するときに相当する。スイッチ14は、EC12から第2制御信号が入力されるとき、顔認証IC16の動作モードを第1モードから第2モードに移行する。第2制御信号が入力されるときは、本体部30が起動状態に移行もしくはスリープ状態から起動状態に復帰するときに相当する。スイッチ14は、EC12から第3制御信号が入力されるとき、顔認証IC16の動作モードを第2モードから第1モードに移行する。第3制御信号が入力されるときは、本体部30の動作状態が動作終了もしくはスリープ状態に移行するときに相当する。スイッチ14は、EC12から第4制御信号が入力されるとき、顔認証IC16の動作を停止させる。第4制御信号が入力されるときは、本体部30が動作せず、人物の接近を検出していない期間が所定の継続時間以上継続するときに相当する。
電源スイッチ142は、EC12から第1制御信号が入力されるとき、カメラ40と顔認証エンジン162に電源PSからの電力の供給を開始する。電源スイッチ142は、EC12から第2制御信号が入力されるとき、顔認証エンジン162への電力の供給を停止し、カメラ40への電力の供給を継続してもよい。顔認証エンジン162において電力が消費されないので、顔認証IC16における消費電力が低減する(低電力モード)。電源スイッチ142は、EC12から第3制御信号が入力されるとき、顔認証エンジン162への電力の供給を再開し、カメラ40への電力の供給を継続する。電源スイッチ142は、EC12から第4制御信号が入力されるとき、顔認証エンジン162とカメラ40への電力の供給を停止する。
切替器144−1、144−2は、EC12から第1制御信号が入力されるとき、カメラ40からの第1検出信号の出力先を顔認証エンジン162に定める。切替器144−1、144−2は、EC12から第2制御信号が入力されるとき、第1検出信号の出力先を本体部30に定める。切替器144−1、144−2は、EC12から第3制御信号が入力されるとき、第1検出信号の出力先を顔認証エンジン162に定める。切替器144−1、144−2は、EC12から第4制御信号が入力されるとき、第1検出信号の出力先を顔認証エンジン162に維持したままでもよい。
顔認証エンジン162は、電源スイッチ142を介して電源PSからの電力が供給されるとき、カメラ40から入力される第2検出信号に対して上記の顔認証処理を実行する回路である。顔認証エンジン162は、顔認証処理において、ROM164に記憶されたユーザ毎の認証情報を参照する。顔認証エンジン162は、本体部30から入力される動作状態通知を参照して本体部30の動作状態を特定する。顔認証エンジン162は、本体部30の動作状態が停止状態であるときに、ユーザ認証に成功するとき、本体部30に起動指示信号を出力する。顔認証エンジン162は、本体部30の動作状態が停止状態であるときに、ユーザ認証に成功するとき、本体部30に起動指示信号を出力する。その後、本体部30の動作状態が通常稼働状態になるとき、顔認証エンジン162は、照合に成功したユーザの認証情報と対応付けられたユーザ情報を本体部30に出力する。出力されたユーザ情報は、ログイン処理に用いられる。本体部30の動作状態が通常稼働状態である場合は、顔認証エンジン162は、本体部30に起動指示信号を出力せずに、本体部30にユーザ情報を出力して本体部30にログイン処理を行わせる。
ROM164には、予めユーザ毎の認証情報とユーザ情報とを対応付けて記憶しておく。なお、本体部30のCPU34は、通常稼働状態であるとき、所定のユーザ設定用アプリケーションプログラム(以下、「アプリ」と呼ぶ)で指示されるユーザ情報設定処理を行ってもよい。CPU34は、ユーザ情報設定処理において、カメラ40から入力される第2検出信号からユーザの顔画像の画像特徴量を取得する。また、CPU34は、ユーザの操作に応じて、もしくは所定の文字列生成処理を実行して、そのユーザのユーザ情報を生成する。CPU34は、そのユーザについて取得した画像特徴量とユーザ情報とを対応付けてROM164に記憶する。
従って、顔認証IC16は、その構成により、本体部30のOS環境とは独立に、カメラ40から入力される第1検出信号に対して顔認証処理を行うことができる。そのため、情報処理装置1が停止状態であっても、顔認証処理により起動処理を開始することができる。また、本体部30の動作状態に応じて、顔認証IC16において顔認証処理を実行する第1モードと、顔認証処理を実行せずに本体部30に第1検出信号を提供する第2モードを切り替えることができる。第2モードにおいて、顔認証エンジン162には電力が供給されないので、消費電力が低減する。
なお、顔認証IC16には、ROM164に代えて、その他の不揮発性の記憶媒体、例えば、フラッシュメモリ、NVRAM(Non−volatile Random Access Memory)が採用されてもよい。
スイッチ14からカメラ40への電力の供給においてUSBが備える電力線が用いられてもよい。その場合には、USBとは別個の電力線が省略されてもよい。
また、スイッチ14は、顔認証IC16の他の部分、即ち、顔認証エンジン162とROM164と接続可能であれば、図1に示すように顔認証IC16と別個のハードウェアとして構成されてもよい。
以上に説明したように、本実施形態に係る情報処理装置1は、本体部(例えば、本体部30)と、第1検出部(例えば、カメラ40)が検出した第1検出信号に基づいてユーザ認証を行う認証処理部(例えば、顔認証IC16)を備える。また、情報処理装置1は、第2検出部(例えば、近接センサ20)が検出した第2検出信号に基づいて人物の接近を検出するとき、第1検出部と認証処理部を起動させる切替制御部(例えば、EC12)と、を備える。認証処理部は、ユーザ認証に成功するとき、本体部を起動させる。
この構成によれば、人物の接近に応じて第1検出部と認証処理部が起動されるので、第1検出部と認証処理部を常に動作させずに済む。そのため、第1検出部と認証処理部を常に動作させるよりも消費電力を低減することができる。また、ユーザ認証に成功して本体部が起動するので、ユーザは特段の操作を行わずに本体部を起動して、情報処理装置1の機能を利用できるようになる。言い換えれば、情報処理装置1の機能を利用するために、正規のユーザであれば、その情報処理装置1に接近するという1つのステップが行われれば足りる。
また、情報処理装置1は、第1検出部が検出した第1検出信号の出力先を、認証処理部と本体部のいずれか一方に切り替え可能とする切替部(例えば、スイッチ14)を備える。切替制御部は、本体部から起動が通知されるとき第1検出信号の出力先を本体部とする。
この構成によれば、本体部の起動により、本体部が第1検出信号を利用できる状態に切り替え可能となる。
また、情報処理装置1において、第1検出部から認証処理部と本体部のそれぞれは、第1検出信号を伝送する信号線と、電源からの電力を供給可能とする電力線と、が統合されている線路(例えば、USB)で接続される。
この構成によれば、認証処理部への第1検出信号の切り替えと電力の供給とを一元的に制御することができる。また、部品点数の増加が抑えられ、配線が簡略になる。そのため、より経済的な実現に寄与する。
また、情報処理装置1において、切替制御部は、本体部から動作終了が通知されるとき第1検出部からの第1検出信号の出力先を認証処理部とする。
この構成によれば、本体部の動作終了により、認証処理部が第1検出信号を利用できる状態に切り替え可能となる。
また、情報処理装置1において、第2検出部と切替制御部の消費電力の総和は、第1検出部と認証処理部の消費電力の総和よりも小さい。
この構成によれば、より消費電力が少ない第2検出部と切替制御部を常に動作させ、第1検出部と認証処理部を常に動作させずに、ユーザの接近時に動作させることで、ユーザ認証機能を損なわずに、電力消費量を低減することができる。
また、情報処理装置1において、第1検出部、切替制御部、第2検出部、認証処理部及び本体部には共通の電源から電力が供給される。
この構成によれば、情報処理装置1を構成する各部への電力の供給を一元的に制御することができる。
また、情報処理装置1において、第1検出部は、画像を撮影する撮影部(例えば、カメラ40)であり、ユーザ認証は、顔画像認証である。
この構成によれば、情報処理装置1に接近する人物の顔画像について顔画像認証を行い、その人物が正規のユーザであると判定されるとき、情報処理装置1を利用可能となる。
また、情報処理装置1において、第2検出部は、筐体の開閉状態を検出するセンサであり、切替制御部は、筐体が開放されているとき人物の接近を推定する。
この構成によれば、情報処理装置1を用いようとする人物が筐体を閉じた状態から開放することによりユーザ認証を開始することができる。そのため、その人物は特段の操作を行わずにユーザ認証により正規のユーザであると判定されるとき、情報処理装置1を利用可能となる。
この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成は上述の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。上述の実施形態において説明した各構成は、矛盾が生じない限り組み合わせることができ、構成の一部が省略されてもよい。
(人物の接近の検出例)
例えば、上記の実施形態では、近接センサ20が情報処理装置1の筐体の開閉状態を検出するリッドセンサを含んで構成される場合を例にしたが、これには限られない。近接センサ20は、人物の接近に伴って生じうる他の事象を検出するセンサを含んでもよい。
近接センサ20は、例えば、3軸の加速度センサを含んで構成されてもよい。加速度センサは、自部に加えられた各感度軸方向の加速度を検出し、検出した加速度を示す加速度信号を第2検出信号としてEC12に出力する。例えば、加速度センサは、上述の第1カバーに設置されてもよい。この加速度センサは、ユーザの操作によって第1カバーを第2カバーに対して開放又は閉じる際に生じる第1カバーの加速度を検出する。また、加速度センサは、ユーザの操作により情報処理装置1に接触する際、又は運搬によって生じる加速度を検出してもよい。EC12は、加速度センサから入力される第1検出信号が示す各感度軸方向の加速度から重力方向の重力加速度を差し引き、各感度軸方向の加速度を算出する。EC12は、算出した各感度軸方向の加速度の二乗和の平方根、つまり加速度の絶対値と所定の加速度の閾値とを比較する。EC12は、算出した加速度の絶対値が所定の加速度の閾値よりも大きいとき人物の接近を検出したと判定し、第1制御信号をスイッチ14に出力する。EC12は、第2検出信号が示す加速度が、所定の加速度以下であるとき人物の接近を検出していないと判定し、第1制御信号を出力しない。
なお、EC12は、加速度の絶対値を算出することに代え、第1カバーの向きを示す方向パラメータを算出してもよい。EC12は、方向パラメータとして、例えば、3つの軸方向それぞれ加速度のうち、少なくとも2つの軸方向間の加速度の比を所定時間毎に算出する。EC12には、第1カバーが開放されている状態で方向パラメータとしてとりうる範囲を予め設定しておく。EC12は、算出した方向パラメータが設定された範囲内であるとき人物の接近を検出したと判定し、第1制御信号をスイッチ14に出力する。EC12は、算出した方向パラメータが設定された範囲外であるとき人物の接近を検出していないと判定し、第1制御信号を出力しない。
また、近接センサ20は、例えば、赤外線センサを含んで構成されてもよい。赤外線センサは、自部に近接もしくは接触した人物の体温に対応した波長の赤外線を検出し、検出した赤外線の強度を示す第2検出信号をEC12に出力する。EC12は、赤外線センサから入力される第2検出信号が示す強度が、所定の強度よりも大きいとき人物の接近を検出したと判定し、第1制御信号をスイッチ14に出力する。EC12は、第1検出信号が示す強度が、所定の強度以下であるとき人物の接近を検出していないと判定し、第1制御信号を出力しない。
なお、近接センサ20は、例えば、タッチセンサを含んで構成されてもよい。タッチセンサは、自部への接触の有無を検出し、接触の有無を示す第2検出信号をEC12に出力する。タッチセンサは、自部に加えられた圧力を検出する圧力センサでもよいし、自部への接触に応じた静電容量の変化を検出する静電容量センサでもよい。タッチセンサは、例えば、上述の第1カバーが第2カバーに対して閉じた閉状態を固定し、外力が加わることで閉状態を解除する固定具(ラッチ)の表面に装着される。EC12は、タッチセンサから入力される第2検出信号がタッチセンサへの接触を示すとき人物の接近を検出したと判定し、第1制御信号をスイッチ14に出力する。EC12は、第2検出信号が非接触を示すとき人物の接近を検出していないと判定し、第1制御信号を出力しない。
また、カメラ40と顔認証IC16の起動を制御する切替制御部の例として、EC12とスイッチ14を備える場合を例にしたが、これには限られない。切替制御部は、EC12に限られず、1個又は複数のICで構成されてもよいし、電子部品を含まずに機械部品を含んで構成されてもよい。情報処理装置1は、例えば、電源PSとカメラ40の間、電源PSと顔認証IC16との間のそれぞれに機械式スイッチを備えてもよい。各1個の機械式スイッチは、それぞれ導体からなる1組の接点を備える。1組の接点は、上述のヒンジ機構に設置されてもよい。第1カバーの第2カバーに対する相対的な向きの変化に応じて、一方の接点と他方の接点に対して相対的に回動可能とする。そして、第1カバーが第2カバーに対して開放状態であるとき、各1組の接点が互いに電気的に接触して、電源PSからカメラ40、電源PSから顔認証IC16のそれぞれに電力が供給される。つまり、各1組の接点は、その位置関係により互いに電気的に接触することで、情報処理装置1を使用しようとする人物の接近を検出するとともに、電力が電源PSから供給されることでカメラ40ならびに顔認証IC16が起動させる。第1カバーが第2カバーに対して閉状態であるとき、各1組の接点がその位置関係により電気的に絶縁して、電源PSからカメラ40ならびに顔認証IC16への電力が停止する。
(ユーザ認証の例)
また、上記の実施形態では、ユーザ認証処理を行う認証処理部として、カメラ40が撮影した画像について顔認証処理を行う顔認証IC16を備える場合を例にしたが、これには限られない。情報処理装置1は、人物の生体的特徴を示す第1検出信号についてユーザ認証処理を行う認証処理部を備えていればよい。認証処理部には、ユーザ毎に認証情報とユーザ情報とを対応付けて記憶させておき、認証情報の照合に成功するとき、本体部30に起動指示信号を出力し、本体部30の動作状態が通常稼働状態であるとき、本体部30にユーザ情報を出力してログイン処理を行わせればよい。
情報処理装置1は、例えば、認証処理部として顔認証IC16に代えて虹彩認識処理を行う認証ICを備える。虹彩認識処理は、カメラ40からの画像信号に表される虹彩の画像が示す人物が、予め登録された正規のユーザであることを特定する処理である。虹彩認識処理は、画像信号から虹彩を表す領域を特定する過程、特定した領域から虹彩の特徴を示す画像特徴量を算出する過程、及び算出した画像特徴量が所定の人物の虹彩の画像に係る画像特徴量と照合し、照合に成功した画像特徴量に係る人物を特定する過程を有する。認証ICに予め設定しておくユーザ毎の認証情報として、そのユーザの虹彩の画像の画像特徴量を含めておけばよい。
情報処理装置1は、認証処理部として静脈認識処理を行う認証ICを備えてもよい。静脈認識処理は、カメラ40からの画像信号に表される手の静脈の画像が示す人物が、予め登録された正規のユーザであることを特定する処理である。静脈認識処理は、画像信号から静脈を表す領域を特定する過程、特定した領域から静脈の形状を示す画像特徴量を算出する過程、及び算出した画像特徴量が所定の人物の静脈の画像に係る画像特徴量と照合し、照合に成功した画像特徴量に係る人物を特定する過程を有する。認証ICに予め設定しておくユーザ毎の認証情報として、そのユーザの静脈の画像の画像特徴量を含めておけばよい。
情報処理装置1は、認証処理部として、指紋認証処理を行う認証ICを備え、カメラ40に代えて指紋の画像を検出する指紋センサを備えてもよい。指紋認識処理は、指紋センサからの第1検出信号として指紋検出信号が示す指紋に係る人物が、予め登録された正規のユーザであることを特定する処理である。虹彩認識処理は、指紋検出信号から指紋を表す領域を特定する過程、特定した領域から指紋の特徴を示す画像特徴量を算出する過程、及び算出した画像特徴量を所定の人物の指紋に係る画像特徴量と照合し、照合に成功した画像特徴量に係る人物を特定する過程を有する。認証ICに予め設定しておくユーザ毎の認証情報として、そのユーザの指紋の画像特徴量を含めておけばよい。
情報処理装置1は、認証処理部として、話者認識処理を行う認証ICを備え、カメラ40に代えて周囲の音を収音するマイクロホンを備えてもよい。話者認識処理は、マイクロホンからの第1検出信号として音響信号が示す発話に係る人物が、予め登録された正規のユーザであることを特定する処理である。話者認識処理は、音響信号から発話区間を特定する過程、特定した発話区間から話者の声質を示す音響特徴量を算出する過程、及び算出した音響特徴量が所定の人物の発話に係る音響特徴量と照合し、照合に成功した音響特徴量に係る人物を特定する過程を有する。認証ICに予め設定しておくユーザ毎の認証情報として、そのユーザの発話の音響特徴量を含めておけばよい。
1…情報処理装置、10…起動制御部、12…EC、14…スイッチ、16…顔認証IC、20…近接センサ、30…本体部、32…電源スイッチ、34…CPU、36…メモリ、40…カメラ、142…電源スイッチ、144(144−1、144−2)…切替器、162…顔認証エンジン、164…ROM

Claims (8)

  1. 本体部と、
    第1検出部から受信する第1検出信号に基づいてユーザ認証を行う認証処理部と、
    第2検出部から受信する第2検出信号に基づいて人物の接近を検出するとき、前記第1検出部と前記認証処理部を起動させる切替制御部と、
    を備え、
    前記認証処理部は、前記ユーザ認証に成功するとき、前記本体部を起動させ
    前記切替制御部は、前記第1検出部が検出した第1検出信号の出力先を、前記認証処理部と前記本体部のいずれか一方に切り替え可能な切替部を有し、
    前記切替制御部は、前記認証処理部によって前記本体部が起動されると、前記出力先を前記認証処理部から前記本体部に切り替える
    情報処理装置。
  2. 前記第1検出部から前記認証処理部と前記本体部のそれぞれには、前記第1検出信号を伝送する信号線と電源からの電力を供給可能な電力線とが統合されてなる線路で接続される
    請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記切替制御部は、
    前記本体部から動作終了が通知されるとき前記出力先を前記認証処理部とする
    請求項または請求項に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2検出部と前記切替制御部の消費電力の総和は、前記第1検出部と前記認証処理部の消費電力の総和よりも小さい
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記第1検出部、前記切替制御部、前記第2検出部、前記認証処理部及び前記本体部には共通の電源から電力が供給される
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記第1検出部は、画像を撮影する撮影部であり、
    前記ユーザ認証は、顔画像認証である
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記第2検出部は、人体の接近を静電容量方式で検知したとき前記第2検出信号を発信するセンサ、又は筐体の開閉動作を検出し、閉状態からの開動作を検出したとき前記第2検出信号を発信するセンサである、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. 第1検出部から受信する第1検出信号に基づいてユーザ認証を行う認証処理部を備える情報処理装置の方法であって、
    第2検出部から受信する第2検出信号に基づいて人物の接近を検出するとき、前記第1検出部と前記認証処理部を起動させる第1ステップと、
    前記認証処理部が前記ユーザ認証に成功するとき、本体部を起動させる第2ステップと、
    を有し、
    前記情報処理装置は、前記第1検出部が検出した第1検出信号の出力先を、前記認証処理部と前記本体部のいずれか一方に切り替え可能な切替部を有し、
    前記第2ステップにおいて前記本体部が起動されると、前記出力先を前記認証処理部から前記本体部に切り替える
    情報処理方法。
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