JP6695019B2 - バックライト装置および液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本開示は、液晶テレビや液晶モニタ装置などの液晶表示装置に使用される直下型のLEDバックライト装置に関する。
一般的にLEDバックライト装置は、平面型の液晶表示パネルの背面側に、面光源としてのバックライト装置を配置した構成を成しており、このバックライトの発光方式としてエッジ方式とダイレクト方式(直下型)の2種類がある。
エッジ方式とは、バックライト装置のエッジ部にLED(発光ダイオード)を配置し、導光板を介して前面に出光する方式のバックライト装置である。またダイレクト方式とは、液晶表示パネルのすぐ背面にLEDを配置し、そのまま前面に出光する方式のバックライト装置である。ダイレクト方式のバックライト装置については、例えば特許文献1に開示されている。
エッジ方式とダイレクト方式を比べた場合、エッジ方式の方が薄型のLEDバックライト装置の作成には向いているがコストが高くなり、ダイレクト方式の方が厚いLEDバックライト装置にはなるがコストが安くなるといった特徴がある。
特開2011−90977号公報
本開示は、輝度むらを低減し、輝度の均一化を図る直下型のLEDバックライト装置および液晶表示装置を提供する。
本開示におけるバックライト装置は、縦横に配置された複数のLEDと、複数のLEDを搭載した基板と、複数のLEDの内、上下最外周及び左右最外周に配置されたLEDから出射される光の内、外周部側に出射される光に対して一定量の光を透過させない光ブロック部材と、を備える。
本開示のバックライト装置は、光ブロック部材により、反射シートを介して液晶パネルへ向かうLEDの光量を減少させて、液晶パネル上で光の重なる部分の光量を調整し、スポットムラの発生を抑制する。
従来技術に係る直下型のバックライト装置を備えた液晶表示装置の断面を示す模式図 本開示が解決する外周部のスポットムラを示す液晶表示装置の概略図 スポットムラの発生原理を示すバックライト装置のエッジ部の断面を示す模式図 従来技術(黒印刷反射シート)に係るバックライト装置のエッジ部の断面を示す模式図 従来技術(穴加工反射シート)に係るバックライト装置のエッジ部の断面を示す模式図 実施の形態1に係るバックライト装置の外観図 実施の形態1のバックライト装置の分解斜視図 実施の形態1のバックライト装置のエッジ部の拡大図 本開示で定義する「最外周のLED」を示すLED配置図 実施の形態1のバックライト装置の構成1に係るエッジ部の断面を示す模式図 実施の形態1のバックライト装置の構成2に係るエッジ部の断面を示す模式図 実施の形態1のバックライト装置の構成3に係るエッジ部の断面を示す模式図 実施の形態1のバックライト装置の構成4に係るエッジ部の断面を示す模式図 実施の形態1のバックライト装置の構成5に係るエッジ部の断面を示す模式図 バックライト装置の構成4、5に係る反射シートの概略図 実施の形態1のバックライト装置の構成6に係るエッジ部の断面を示す模式図 バックライト装置の構成6に係る反射シートの概略図
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
以下に実施の形態を説明する前に、[1.直下型バックライト装置の構成]、[2.コストを重視した設計手法と第1、第2のスポットムラとの関係]、[3.第2のスポットムラに対する従来の対策1]、[4.第2のスポットムラに対する従来の対策2]を説明することで、本開示の特徴を明確にする。
[1.直下型バックライト装置の構成]
新興国のテレビ市場では、コスト重視の比較的安価なテレビ(TV)の普及が急速に進んでいる。新興国向けのテレビに対して、コスト競争力を持たせるため、より安価なLEDバックライト装置の開発が求められる。特に前述の通り、コスト観点からTV等の液晶表示装置のLEDバックライト装置としてはダイレクト方式である直下型が採用されることが多く、この直下型のバックライト装置を備えるテレビが新興国市場に幅広く普及し始めている。
図1は一般的な直下型のバックライト装置111を備えた液晶表示装置10の概略図である。液晶表示装置10は、液晶パネル106、キャビネット108及びバックライト装置111を備える。バックライト装置111は、背面フレーム101、LED100が装着されたLED基板102、LED用穴113を有する反射シート103、拡散板104、光学シート105及び支持フレーム107を備える。
背面フレーム101は、LED基板102の背面に位置し、LED基板102を支持する。LED基板102は、背面フレーム101上に両面テープやビス等で固定される。LED基板102の上には、LED100がLED用穴113から露出すように、反射シート103が取り付けられている。反射シート103は、液晶パネル106の端部まで光を届かせ、かつ前面側に光を出光させる目的で、LED基板102のエッジ近傍では傾斜をつけて曲げられている傾斜部123を有する。
拡散板104は、LED100から一定距離離れた位置に取り付けられ、LED100の光を拡散する効果を担っている。拡散板104の上に光学シート105が取り付けられる。光学シート105は、光の拡散を目的とした拡散シートや、輝度向上を目的としたプリズムシート、マイクロレンズシート、反射偏光シートなどにより構成される。光学シート105の枚数や構成は、液晶表示装置のバックライトの目標スペックに対して様々な構成が考えられ、本開示はこのシートの構成について限定するものではない。
また、光学シート105の固定と液晶パネル106の固定を目的として支持フレーム107が取り付けられる。支持フレーム107としては樹脂の成形物が広く使われているが、シリコンゴム等で代用する場合もあり様々である。また、液晶パネル106と支持フレーム107のさらに外側にはキャビネット108が取り付けられる。キャビネット108の材料としては金属部品と樹脂部品の両方が考えられる。またキャビネット108はテレビの最前面の外装キャビネットと共用されるケースが多く、外観部品として塗装されたり加飾される。
以上が一般的な直下型のバックライト装置111を備えた液晶表示装置10の概略構成である。この他にもビスや両面テープ、クッション、静電対策用の導電テープなど細かい部品が多くあるが、本開示に直接関係がないため説明は省略する。
[2.コストを重視した設計手法と第1、第2のスポットムラとの関係]
前述のとおり、直下型のバックライト装置はコストダウンできることをメリットとしており、特にLEDの個数がコストに与える影響が大きい。即ち、LEDの個数を減らすことはコストダウンに大きく寄与するため、この直下型のバックライト装置における1つの技術ポイントである。
一般的にLEDの個数と密接に関係しているのがLEDバックライト装置の厚みである。直下型のバックライト装置において、LEDの個数を減らすということはLED100の配列ピッチ(LEDピッチ)が広くなることを意味しており、LEDピッチが広くなった場合、LEDのスポットムラ(白黒の明暗)が発生しやすくなる。
また、LEDピッチと光学構成を固定した場合、このスポットムラはLEDバックライト装置の厚みが薄いほど(LED100から拡散板104までの距離が近いほど)、発生しやすくなる。LED100から拡散板104までの距離を、一般的に「光学厚み」という。つまり、LEDバックライト装置の光学厚みを保ちながら、いかにLED100の個数を減らしスポットムラを抑制することが技術ポイントになっている。
またスポットムラについてもいくつか種類があり、液晶パネル106の全体に現れ、単純にLEDピッチと光学厚みの関係から発生するスポットムラ(第1のスポットムラ)と、液晶パネル106の外周部(エッジ部)に現れ、LEDピッチ、光学厚み、LED100から反射シート103の傾斜部123までの距離および傾斜部123の角度の関係によって発生するスポットムラ(第2のスポットムラ)が代表的である。
また、一般的に、第2のスポットムラの方が現れやすく、一定ピッチでLEDを配置しても画面の真ん中部分はスポットムラがないが、エッジ部でスポットムラが発生することが多い。図2は、本開示が解決する外周部のスポットムラを示す液晶表示装置10の正面図である。図2に示すように、液晶パネル106の有効表示領域202内のエッジ部に半円状の第2のスポットムラ203が発生しやすい。このスポットムラ203は、周りよりも比較的明るい領域である。特に、この第2のスポットムラ203は全面白画像を表示した状態で顕著である。
図3を用いてエッジ部の第2のスポットムラ203の発生原理について説明する。図3は、直下型の一般的なバックライト装置111のエッジ部近傍の断面を示す模式図である。図3に示すように、LED100はLEDパッケージ305と2次レンズ306で構成されている。LEDパッケージ305から出光した光は2次レンズ306で拡散され放射される。その2次レンズ306から放射された光の内、間接光301は、反射シート103の傾斜部123の方向(バックライト装置111の外周部側)に向かう光である。間接光301は、一度、反射シート103の傾斜部123で反射され反射光302となって直上の液晶パネル106のエリア303へ向かう。エリア303に対しては、反射光302とともに、2次レンズ306から、直接、液晶パネル106に向かう直接光304が照射される。そして、エリア303では、反射光302と直接光304が重なることにより、スポット状に明るい部分が発生し、これがスポットムラの原因となる。
この第2のスポットムラを解決するために従来技術として、反射シート103の傾斜部123に、黒印刷を行う技術や、穴を開ける技術がある。以下にこの2種類の従来技術について説明する。
[3.第2のスポットムラに対する従来の対策1]
まず反射シートに黒印刷を行う技術について図4を用いて説明する。この技術は、図4に示すように、反射シート103の傾斜部123の一部に黒印刷401を設けることにより、傾斜部123で反射しエリア303に向かう反射光402の量を減らすものである。これにより、エリア303で重なる光の量が減り、第2のスポットムラの発生が抑制される。しかしながら、この技術には主に2つのデメリットがある。1つは、反射シート103に黒印刷401を行う必要があるので、そのための製造費用が掛かってしまうという点である。もう1つは、黒印刷401に黒や黒に近い反射率の低い色を使うので、その部分で光が吸収されて光の損失が発生し、これによりTVの外周部で輝度が落ちてしまうという点である。特に後者の輝度低下については、TVの画像品質にとって大きな課題であり、その対策手段としてLEDの追加やLEDの投入電力の部分制御が必要になり、課題の解決は容易ではない。
[4.第2のスポットムラに対する従来の対策2]
次に反射シート103に穴を開ける技術について図5を用いて説明する。この技術は、図5に示すように、反射シート103の傾斜部123の一部に反射調整穴501を形成して、そこで間接光301の反射を減らすものである。これにより、エリア303に向かう反射光502が減り、スポットムラの発生が抑制される。しかし、この技術についても前述の対策1と原理が同じであり、反射調整穴501に間接光301の一部が吸収されるため、光の損失が発生し、従来の対策1と同じTVの外周部で輝度が落ちてしまうという課題が発生する。
また、この技術は反射シート103の傾斜部123に反射調整穴501を開けるため、背面から光がもれたり、埃や小型の虫が侵入したりするなどの課題が追加で発生する。特に、埃や虫の進入という課題については、それらが一度バックライト装置の中に入ると分解しない限り取り出せない上、画面内に映りこんでしまうため、深刻な課題に直結する。ただし、従来の対策1の黒印刷401の場合とは異なり、反射シート103にLED用穴113を開けるときに同時に反射調整穴501を開けることができるので、多くの場合でコストアップにはならない。
以上のように、従来の対策1,2で説明した従来技術で第2のスポットムラを解決しようとすると、副作用として次の3つの課題が発生する。即ち、第1に光の損失によるTVの外周部の輝度低下、第2に反射シートのコストアップ、第3に埃や小型の虫の侵入による画像品質の低下、という課題が生じる。
本開示は、これら3つの課題を解決するものであり、以下に実施の形態を通じて説明する。
(実施の形態1)
以下、図6〜17を用いて、実施の形態1を説明する。
[5−1.構成]
まず、実施の形態1によるバックライト装置の構成について図面を参照しながら説明する。図6は実施の形態1によるバックライト装置601を備える液晶表示装置60の外観図、図7はバックライト装置601を備える液晶表示装置60の分解斜視図である。
図6に示すように、液晶表示装置60は、液晶パネル106、キャビネット108およびバックライト装置601を備える。図7に示すように、バックライト装置601は、支持フレーム107、光学シート105、拡散板104、反射シート103、LED基板102及び背面フレーム101を備える。
キャビネット108は、TVの前面側の最外層の額縁部分である。一般的にTVでは樹脂性のものが多いが、金属の場合もある。液晶パネル106は、ガラスを2枚張り合わせた中に液晶を封止したものである。
支持フレーム107は、液晶パネル106を支持し、その下側にある光学シート105と拡散板104を抑える役目を同時に行う部品である。光学シート105は、TVの目標画質にしたがって選定されるもので多種多様な組み合わせが存在する。代表的なものには拡散シート、プリズムシート、反射偏光シート、マイクロレンズフィルムなどがあり、これらの組み合わせで輝度や視野角の調整を行なう。拡散板104は、樹脂製であり、中に反射ビーズが入れられて拡散機能を持っているものや、ボイドを入れられて拡散機能を持っているものなどがある。
図7に示すように、反射シート103は、矩形状の平面部133と、平面部133の4辺から液晶パネル106の方向に傾斜して形成された傾斜部123とを構成している。反射シート103の平面部133には、反射シート103からLED100を露出させるLED用穴113が形成されている。反射シート103は、一般的に白色で反射率が90%以上のものが使われることが多い。
LED基板102上にはLEDパッケージ305と2次レンズ306が実装されている。背面フレーム101は、樹脂製のものと金属製のものがある。一般的に樹脂製のものを使うとLEDの放熱特性が悪くなるため、金属製のものが使われることが多い。以上、本実施の形態について各部品の構成と材料の説明を行ったが、本開示はこれらを限定するものではない。
図8はバックライト装置601のエッジ部の拡大図である。図8を用いて本開示のバックライト装置601の構成上の特徴について説明する。LED100の2次レンズ306が反射シート103の平面部133に形成されたLED用穴113から露出している。LED100の傾斜部123側に光ブロック部材802が設けられている。光ブロック部材802は、矩形状を有し、反射シート103の平面部133から形成されている。光ブロック部材802は、LED100から傾斜部123に向かう間接光301を減らす。光ブロック部材802は少なくとも最外周のLED100の近傍に設けられている。
ここで「最外周のLED」について図9を参照しながら説明する。図9はTVを正面から見た場合のLED100の配列例である。LED100の個数や配列の仕方はTVによって異なるため、本開示はこれの位置や数を限定するものではない。図9に示す黒丸が最外周のLED(外側LED901)を表し、白丸がそれ以外のLED(内側LED902)を示す。図9に示すように、エッジ側からLED側を見た時、最初に見えるLED100が本開示でいう最外周のLEDに相当する。したがって、図9(b)に示すような千鳥配列になったLED配置では、少し内側にあるLED100も最外周のLEDに相当する。
また、第2のスポットムラはLED100から反射シート103の傾斜部123までの距離が近くなればなるほど顕著になる傾向がある。したがって、この距離の設計値に依存して、例えば、液晶表示装置の上下のエッジ部では第2のスポットムラが発生して、左右のエッジ部では第2のスポットムラが発生しない場合もある。その場合は上下の最外周のLED100に対してのみ、図8に示す光ブロック部材802を設ければ、スポットムラを抑制する効果が得られる。つまり、特にLED100からエッジ部までの距離が短く、第2のスポットムラの発生が顕著であるところに光ブロック部材802を配置すれば良い。
[5−1−1.光ブロック部材の構成1および動作]
光ブロック部材802を配置した時の、光の経路と第2のスポットムラの抑制原理について図10を参照しながら説明する。図10は光ブロック部材の構成1を説明するためのバックライト装置601のエッジ部の断面を示す模式図である。
構成1は、図10に示すように、外側LED901の傾斜部123側に光ブロック部材802を配置する。光ブロック部材802により、反射シート103の傾斜部123に向かう間接光301が減少し、エリア303に向かう反射光302の量を減らすことが出来る。光ブロック部材802の大きさや形状については、2次レンズ306のサイズと同程度もしくはより小さいものが好ましい。しかし、この大きさや形状については、バックライト装置601の光学厚みと外側LED901からエッジ部までの距離、LED100の配列ピッチに応じて設定することができ、本開示はこの大きさを限定するものではない。
また、光ブロック部材802の色としては、多種のものが考えられるが、白色や銀色、または鏡面のような反射率の高いものが望ましい。また白褐色のような反射もしながら一部透過するものも望ましい。黒色等の光を吸収する色にした場合、光の損失が起こるため、エッジ部の輝度低下に繋がる。
また、光ブロック部材802の材料としては、LED100の近傍に配置されるため耐熱性のあるものが好ましい。熱が加わることで変色したり、変形したりするものは好適ではない。
また、構成1の光ブロック部材802は反射シート103の平面部133に設けられている。平面部133は平らな面になっているため、光ブロック部材802の取り付けが容易であるため好適である。
[5−1−2.光ブロック部材の構成2および動作]
図11は、光ブロック部材の構成2を示説明するためのバックライト装置601のエッジ部の断面を示す模式図である。図11では、光ブロック部材812が外側LED901の2次レンズ306の傾斜部123側の表面に設けられている。光ブロック部材812の材料としては反射シールなどが考えられる。反射シール等を光ブロック部材812として2次レンズ306に貼り付けることで傾斜部123に向かう間接光301が減少し、エリア303に向かう反射光302の量を減らすことが出来、ひいては第2のスポットムラの発生を抑制する。
また、光ブロック部材812は、2次レンズ306上もしくは2次レンズ306の内部に設けられてもよい。例えば、光ブロック部材812の構成としては2次レンズ306の表面に着色したり表面を荒らしたりして透過率を下げるなどの手段も考えられる。しかし、一般的にコストの観点からバックライト装置に使う全てのLEDに対して2次レンズ306を共通化することが好ましいので、後者よりも前者の方が好適である。
光ブロック部材812についても、図10に示した構成1の光ブロック部材802と同じく、白色もしくは銀色の光を反射する色のもので、かつ耐熱性に優れたものが好ましい。光ブロック部材812は、シールや加工で作成するので、材料費としては比較的安価に実現可能である。
[5−1−3.光ブロック部材の構成3および動作]
図12は、光ブロック部材の構成3を説明するためのバックライト装置601のエッジ部の断面を示す模式図である。構成3では、光ブロック部材822が外側LED901の傾斜部123側のLED基板102に取り付けられており、反射シート103に設けられた穴を通して液晶パネル106側へ突起している。
光ブロック部材822の材料としては樹脂性でLED基板102にクランプできるタイプのものや、ダミーチップ(導通がなく、LED基板102の電気特性に関係しないもの)などがよい。構成3の光ブロック部材822は、LEDパッケージ305や、2次レンズ306を実装する時に同時にLED基板102に取り付けることができるので、加工費としては比較的安価に実現可能である。
[5−1−4.光ブロック部材の構成4および動作]
図13は、光ブロック部材の構成4を説明するためのバックライト装置601のエッジ部の断面を示す模式図である。図13では、光ブロック部材832が反射シート103の一部を折り曲げて作られている。外側LED901の傾斜部123側に位置する反射シート103の一部が液晶パネル106側に折り曲げられていることにより、光ブロック部材832が形成される。反射シート103の折り曲げ位置には破線カットをいれるなどして、折り曲げやすくすると作業性が改善し好適である。
[5−1−5.光ブロック部材の構成5および動作]
図14は、光ブロック部材の構成5を説明するためのバックライト装置601のエッジ部の断面を示す模式図である。図14に示すように、構成5の光ブロック部材842は外側LED901の傾斜部123側に、外側LED901に覆い被さるように形成されている。構成4で示した光ブロック部材832とは、光ブロック部材842の折り曲げ角度が異なっている。即ち、光ブロック部材842は、LED用穴113から露出する外側LED901に押し上げられて、外側LED901の外面に沿って折り曲げられる。
こうすることで、一度、光ブロック部材842で反射した光は再度、外側LED901の2次レンズ306の中へ戻される。一般的にLED基板102の表面は白色系であるため、2次レンズ306の中へ戻った光は、LED基板102の表面で反射され、再度、2次レンズ306を通して拡散されながら放出される。これにより、第2のスポットムラがより発生しにくいという効果が得られる。
図15は、光ブロック部材の構成4、5に係る反射シート103の切り出し図である。図15に示すように、反射シート103には外側LED901及び内側LED902を露出させるためのLED用穴113が形成されている。このうち外側LED901を露出させるためのLED用穴113の傾斜部123側には、光ブロック部材832、842の部分が形成されている。即ち、光ブロック部材832、842の部分を反射シート103に残してLED用穴113が設けられる。
この場合、LED用穴113を作成する穴あけ工程で同時に光ブロック部材832の形状を作ることができるため、光ブロック部材832を設けるための追加の材料費、加工費が不要となり、コスト面で有利である。また、反射シート103は折り曲げて使われるため、折り曲げ部143に破線カットを入れる工程を有することが一般的である。そのため、かかる工程で、光ブロック部材832の折り曲げ部153にも破線カットを入れることが可能である。
なお、構成4に示す光ブロック部材832は、折り曲げ工程において、図15に示す折り曲げ部153で予め折り曲げられた後、LED基板102に装着されるが、構成5に示す光ブロック部材842は、かかる折り曲げ工程を必要としない。構成5に示す光ブロック部材842は、反射シート103がLED基板102に装着されるとき、LED用穴113に挿入される外側LED901に押し上げられ、折り曲げ部153で自然と折り曲げられる。
[5−1−6.光ブロック部材の構成6および動作]
次に、図16、図17を参照しながら、構成6について説明する。図16は、光ブロック部材の構成6を説明するためのバックライト装置601のエッジ部の断面を示す模式図である。図16に示すように、構成6の光ブロック部材862は、図14に示す構成5の光ブロック部材842と同様に、外側LED901に覆い被さるように形成されている。但し、光ブロック部材862の折り曲げ部153は、光ブロック部材842の折り曲げ部153よりも外側LED901の傾斜部123側の端部から離れた位置に形成されている。そのため、光ブロック部材862の傾斜は、図14に示す光ブロック部材842の傾斜よりも緩やかである。
図17は、光ブロック部材の構成6に係る反射シートの概略図である。図17に示すように、光ブロック部材862の折り曲げ部153は外側LED901のLED用穴113の端部から傾斜部123側に所定の距離Lだけ離れた位置に形成されている。
図17に示すように、2次レンズ306には反射シート103を固定するためのツメ376が複数個所設けられている。このツメ376によって、反射シート103が2次レンズ306とLED基板102との間でしっかり固定され、反射シート103が浮き上がることを防止出来る。もし、図15に示すように、LED近傍に光ブロック部材832を反射シート103で構成する場合、予め光ブロック部材832を折り曲げる折り曲げ工程が必要になる。これは、折り曲げ部153に折り曲げ用の破線を付けていたとしても、LED用穴113の一部を光ブロック部材842が塞いでいる状態で、無理やりツメ376に反射シート103を取り付けようとすると、反射シート103が浮き上がる原因になったり、反射シート103の取り付けが困難になったりするからである。
また、図14に示す構成5のように、2次レンズ306に覆いかぶさるような角度の折り曲げを、実際の量産工程で作業者が作ることは容易ではなく、ある程度の熟練と工数が必要となる。これらの課題を、図16、図17に示す光ブロック部材862は解決するものである。
光ブロック部材862の折り曲げ部153をLED用穴113から遠ざけることで、反射シート103をLED100にはめた時、自然に折れ曲がり、かつ図16に示すように、自然に2次レンズ306に覆いかぶさるような構造を作る事が出来る。また、反射シート103をツメ376にはめ込んだ後の浮き上がりを助長するする力も少なくなる。
つまり、反射シート103の取り付け時に作業者が光ブロック部材862を折り曲げる工程は必要ではなく、かつ安定して2次レンズ306に覆いかぶさる構造を作る事が出来るため、従来工程と同じ作業でこの光ブロック部材862を備えるバックライト装置601を作成することが可能である。
以上のような構造にすることで、従来の反射シート加工工程のなかで同時に光ブロック部材862を作ることが可能である点で本開示は好適である。また反射シート103を用いて形成される構成4〜6に示す光ブロック部材832、842、862は、一般的に反射シートは白色もしくは銀色のため、特別な着色をする必要がなく、別部品としての材料費が不要であり、コスト面で有利である。
[5−2.効果等]
以上のように、本開示のバックライト装置601は、縦横に配置された複数のLED100と、複数のLED100を搭載したLED基板102と、複数のLED100の内、最外周に配置された外側LED901から出射される光の内、外周部側に出射される光に対して一定量の光を透過させない光ブロック部材802、812、822、832、842、862と、を備える。これにより、反射シート103の傾斜部123へ向かう間接光301の光量が減るため、液晶パネル106上で光の重なる部分の光量が減少し、エッジ部の輝度低下を招くことなく第2のスポットムラが解消される。
また、光ブロック部材を白色または銀色のような反射率の高いもので作ることにより、反射された光は吸収される事がないため、光の損失も発生しない。
さらに、光ブロック部材を、LED100の光を反射させる反射シート103の一部を用いて作ることで、新たな部材が不要になる。さらに、反射調整穴501のような特殊な穴を反射シート103に開ける必要がないため埃や小型の虫の侵入も発生しない。
以上のように本開示の光ブロック部材を用いることで、図4、図5に示す従来技術で起こっていた副作用の発生を起こさずして、第2のスポットムラを消すことができる。そのため、コストアップやエッジ部の輝度低下がなく、第2のスポットムラを解消することができ、より安価で高品質な液晶TVを製造することが可能である。形態によって効果の差はあるものの、ほぼ全ての直下型LEDバックライト装置へ展開が可能である。
また今後、フリップチップの普及に伴いLEDの個数がさらに少なくなる技術傾向があるため、本開示の展開は加速すると考えられる。
本開示は、画面の直下にLEDを縦横に敷き詰める直下型LEDバックライトおよび液晶テレビや液晶モニタ装置などの液晶表示装置に適用可能である。
10、60 液晶表示装置
100 LED
101 背面フレーム
102 LED基板
103 反射シート
104 拡散板
105 光学シート
106 液晶パネル
107 支持フレーム
108 キャビネット
111、601 バックライト装置
113 LED用穴
123 傾斜部
133 平面部
143、153 折り曲げ部
202 有効表示領域
203 スポットムラ
301 間接光
302、402、502 反射光
303 エリア
304 直接光
305 LEDパッケージ
306 2次レンズ
376 ツメ
401 黒印刷
501 反射調整穴
802、812、822、832、842、862 光ブロック部材
901 外側LED
902 内側LED
L 所定の距離

Claims (6)

  1. 縦横に配置された複数のLEDと、
    第1の面に前記複数のLEDを搭載した基板と、
    前記複数のLEDを配置する穴を有し、前記穴から前記LEDの一部が露出するように前記基板の前記第1の面を裏面が覆い、表面が前記露出した前記複数のLEDから出射される光を前記反射シートの表面側へ反射する反射シートと、を備え、
    前記複数のLEDの内、上下最外周及び左右最外周に配置されたLEDから出射される光の内、外周部側に出射される光に対して一定量の光を透過させない、前記反射シートの前記裏面であって前記穴の周縁部分である、光ブロック部分と
    を備え
    前記反射シートは、前記複数のLEDを配置する穴を有する平面部の上下左右のの4辺から前記平面部の表面側に傾斜して形成された傾斜部を有する、バックライト装置。
  2. 前記複数のLEDは夫々2次レンズを備える、請求項1記載のバックライト装置。
  3. 前記光ブロック部分の色は、白色または銀色である、請求項1記載のバックライト装置。
  4. 前記光ブロック部分は、前記2次レンズに覆いかぶさるように形成されている、請求項2記載のバックライト装置。
  5. 請求項1記載のバックライト装置と、液晶表示パネルとを備えた、液晶表示装置。
  6. 前記光ブロック部分を、前記上下最外周及び左右最外周に配置されたLEDにそれぞれ別個として備える、請求項1記載のバックライト装置。
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